JP6599289B2 - 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法 - Google Patents

期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6599289B2
JP6599289B2 JP2016149026A JP2016149026A JP6599289B2 JP 6599289 B2 JP6599289 B2 JP 6599289B2 JP 2016149026 A JP2016149026 A JP 2016149026A JP 2016149026 A JP2016149026 A JP 2016149026A JP 6599289 B2 JP6599289 B2 JP 6599289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
document
period
estimation
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016149026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018018353A (ja
Inventor
亮博 小林
尚樹 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2016149026A priority Critical patent/JP6599289B2/ja
Priority to US15/658,764 priority patent/US20180033031A1/en
Publication of JP2018018353A publication Critical patent/JP2018018353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6599289B2 publication Critical patent/JP6599289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0201Market modelling; Market analysis; Collecting market data
    • G06Q30/0203Market surveys; Market polls
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0282Rating or review of business operators or products
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/01Social networking

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、通信ネットワーク・サービス上で取得される文書の解析技術に関する。
近年、膨大な数のユーザがSNS(Social Networking Service)を利用し、投稿者として、様々なトピックに関するコメントや意見等を投稿し、公表している。この膨大な数の投稿は、企業が提供する商品やサービスに対する評価、いわゆる口コミ情報であることも少なくない。
従って、今日、多くの企業が、このSNS上でのユーザの投稿を解析することで、自らの提供する商品やサービスに対するイメージ・評価に関する有用な情報を取得できないかどうかを盛んに検討している。
この点、SNS上で取得される情報を利用する手法は、ユーザに対してアンケートを実施する従来の手法と比較して、格段に低コストで且つ効率良く商品やサービスに関する情報を収集可能とするのである。
このようなSNS上の情報を利用する技術の具体例として、特許文献1には、SNSサイトサーバから得られる投稿者間の交流関係に関する情報を利用して、投稿者が、年齢や性別といった属性で分類されるグループのいずれに属するかを推定する技術が開示されている。
特開2013−196070号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来技術では、企業の提供する商品やサービスに対するユーザの評価、例えばブランドイメージを適切に推定することが非常に困難であった。
今日、自社のブランドに対して一般のユーザが抱くブランドイメージを定量化することは、マーケティング戦略上、非常に重要とされている。このブランドイメージの定量値としては、例えばNPS(Net Promotion Score)が公知である。しかしながら、従来、このNPSは、SNS上で取得される投稿を利用してではなく、結局のところコストをかけ、多数のユーザに対してアンケートを行うことによって算出されてきた。
このように、ブランドイメージの定量化についてSNS上の投稿を利用することができなかった理由の1つに、評価の時間差の問題がある。一般に、SNSではほぼリアルタイムで情報(投稿内容)が拡散するのに対し、ブランドイメージは、当該情報の発信時点からかけ離れた時点、多くの場合にはより遅れた時点において、一般のユーザに定着するものと考えられる。
従って、ブランドイメージを推定するのに、膨大なSNS上の投稿のうち、例えばどのような発信時期の且つどのような種別のものを収集して解析すべきかについて全く解決策が存在しなかったのである。
そこで、本発明は、ネットワーク上の文書を用いて、所定の評価対象についての所定の評価対象期間における評価を推定することが可能な装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する評価推定装置であって、
所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付ける文書集計手段と、
対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する評価推定手段と
を有する評価推定装置が提供される。
この本発明による評価推定装置は、一実施形態として、
当該文書情報について対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせた上で、シフトに用いたシフト量毎に、各単位期間に対応付けられている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関を算出する相関決定手段と、
当該シフト量毎に算出された相関の高さに基づいて、当該期間シフト量を決定する入力レコード決定手段と
を更に有することも好ましい。
また、本発明による評価推定装置の他の実施形態として、
文書集計手段は、予め設定された複数の文書区分の各々につき、単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連していて当該文書区分に属する文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付け、
評価推定手段は、対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしており各文書区分に属する文書に係る文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量及び文書区分を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書情報であって、決定された文書区分に属する文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する
ことも好ましい。
さらに、この「文書区分」を考慮する実施形態において、本評価推定装置は、
当該文書情報について対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせた上で、シフトに用いたシフト量毎及び当該文書区分毎に、各単位期間に対応付けられている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関を算出する相関決定手段と、
当該シフト量毎及び当該文書区分毎に算出された相関の高さに基づいて、評価推定手段に入力する文書情報に係る文書区分、及び当該文書情報の対応先となる単位期間に対し使用される期間シフト量を決定する入力レコード決定手段と
を更に有することも好ましい。
また、上記の相関決定手段を有する実施形態において、当該文書区分は、文書作成主体及び/又は評価に係る文書内容についての区分であり、
文書集計手段は、文書作成主体区分及び/又は評価に係る文書内容区分の情報と、文書情報としての単位期間毎に発生した発生文書数に係る情報とを対応付けた集計セットを生成し、
相関決定手段は、生成された集計セットにおける発生文書数の対応先の単位期間が、当該複数のシフト量の各々分だけシフトしている期間シフト集計セットを生成することも好ましい。
さらに、上記の「文書区分」を考慮する実施形態において、当該評価情報は、評価主体及び/又は評価内容に関する少なくとも1つの評価区分について取得されており、
相関決定手段は、当該評価対象の評価の前提となる当該評価区分の各々について取得された評価情報を用いて相関を算出し、
入力レコード決定手段は、当該評価対象の評価の前提となる当該評価区分の各々についての文書区分及び期間シフト量を決定することも好ましい。
また、この「評価区分」を考慮する実施形態において、入力レコード決定手段は、算出された相関の高い順に少なくとも1つの文書区分及び期間シフト量の組を決定し、
評価推定手段は、決定された当該少なくとも1つの文書区分及び期間シフト量の組の各々に属する文書情報の組を入力して評価を推定することも好ましい。
さらに、上記の相関決定手段を有する実施形態において、評価推定手段は、文書集計手段、相関決定手段及び入力レコード決定手段によって、又はこれらの3つの手段と同等の機能を有する手段によって決定された期間シフト量だけ、対応先の単位期間をシフトさせられている文書情報と、シフトさせられた結果の単位期間と同じ単位期間に対応付けられた評価情報とを用いて生成された推定モデルを使用して、評価対象の評価を推定することも好ましい。
本発明によれば、また、ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する装置に搭載されたコンピュータを機能させる評価推定プログラムであって、
所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付ける文書集計手段と、
対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する評価推定手段と
してコンピュータを機能させる評価推定プログラムが提供される。
本発明によれば、さらに、ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する装置における評価推定方法であって、
所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付けるステップと、
対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力するステップと
を有する評価推定方法が提供される。
本発明の評価推定装置、プログラム及び方法によれば、ネットワーク上の文書を用いて、所定の評価対象についての所定の評価対象期間における評価を推定することができる。
本発明による評価推定装置を含む評価推定システムの一実施形態を示す模式図である。 本発明による評価推定装置の一実施形態における機能構成を示す機能ブロック図である。 SNS集計セット及びSNS期間シフト集計セットの一実施形態を示す模式図である。 アンケート集計セット、相関算出部での相関算出処理、期間シフトモデル、及びSNS期間シフト補正済集計セットの一実施形態を示す模式図である。 評価推定エンジンにおける学習処理及び推定処理の一実施形態を説明するための模式図である。 本発明による評価推定装置の他の実施形態における機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明による評価推定方法の一実施例を説明するためのグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[評価推定システム]
図1は、本発明による評価推定装置を含む評価推定システムの一実施形態を示す模式図である。
図1によれば、多数のSNSのユーザが投稿者として端末を用い、携帯電話網といったアクセスネットワークやインターネットを介して、自ら作成した投稿をSNSサイトサーバ2へ送信している。ここで、投稿送信先のサーバは、SNSサイトサーバに限定されるものではなく、例えば、いわゆるコミュニケーションサイトサーバであってもよい。
SNSサイトサーバ2は、受信した投稿を、設定された所定のグループに属する又は不特定のユーザの端末に送信する。これにより、ユーザ間における投稿を通じてのコミュニケーション・サービスが実現する。
同じく図1に示した本実施形態の評価推定装置1は、インターネットを介してSNSサイトサーバ2と通信可能なように構成されている。具体的に、評価推定装置1は、SNSサイトサーバ2のサーバ種別に合わせて用意されたAPI(Application Programming Interface)を備え、サーバ2から、投稿者毎に、当該投稿者の属するグループ情報と、当該投稿者によって発信された投稿とを取得可能であってもよい。
なお、変更態様として、評価推定装置1は、投稿や投稿に関する情報を、SNSサイトサーバ2から取得するのではなく、予めそれらの情報を蓄積した内部の又は外部のデータベースから取得してもよい。
また、本実施形態では、評価推定装置1における評価推定に係る情報処理は、オペレータの操作する端末3による制御の下、実行される形となっている。当然に、評価推定装置1の制御は、他の公知の制御形態の下で実行されてもよい。いずれにしても、本実施形態において、評価推定装置1は、本発明による評価推定プログラムの搭載されたコンピュータとすることができる。
この本発明による評価推定装置1は、
(a)SNS投稿のような、ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、
(b)所定の評価対象(例えばある企業の提供する商品やサービス)に対する評価に関する、予め取得された評価情報(例えばアンケート結果に基づく評価値)と
に基づいて、この評価対象の評価を推定する機能を有する。
具体的に、評価推定装置1は、その特徴として、
(A)所定の単位期間(例えば所定時期を構成する各1週間)毎に、当該単位期間に発生しており評価対象に関連した文書(例えばSNS投稿)に係る文書情報(例えばSNS投稿件数)を、当該単位期間に対応付け、
(B1)対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている文書情報と、各単位期間について取得された評価情報との相関の高さ、例えば相関値(相関係数)の大きさに基づいて決定された「期間シフト量」を用い、
(B2)決定された「期間シフト量」だけシフトすることによって推定対象期間(例えば7月1日からの1週間)に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、この推定対象期間における評価対象の評価値を出力する。
評価推定装置1では、このように、文書情報(例えばSNS投稿件数)と、評価情報(例えばアンケート結果に基づく評価値)との間に存在する情報発生時間の「ずれ」を考慮し、相関に基づいて決定された「期間シフト量」を利用することによって、推定対象期間における評価対象の適切な評価値を提供することが可能となるのである。
ここで、好適な1つの実施形態として、上記(A)において、予め設定された複数の文書区分(例えば投稿者の属する属性グループ)の各々につき、単位期間毎に、当該文書区分に属する文書(例えばSNS投稿)に係る文書情報(例えばSNS投稿件数)を、当該単位期間に対応付けることも好ましい。
この実施形態の場合、上記(B1)では、対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしており各文書区分に属する文書に係る文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さ、例えば相関値に基づいて決定された「期間シフト量」及び「文書区分」を用い、次いで、上記(B2)では、決定された「期間シフト量」だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書情報であって、決定された「文書区分」に属する文書の文書情報を入力して、この推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力することになる。
例えば一具体例として、評価対象を「スマートフォンα」とし、評価対象期間を「7月第4週」とした場合、上記の相関によって決定された期間シフト量「3週間」及び文書区分「30代男性グループ」を用い、7月の第1(=4−1)週に対応付けられた、投稿者が30代男性であるSNS投稿件数xx件(文書情報)を入力することによって、「7月第4週」における「スマートフォンα」のブランドスコア(評価値)を出力することができるのである。
一般に、ある商品又はサービスに対するイメージ、さらには1つのブランドに対するイメージは、SNS上でのそのようなイメージについての投稿が出現した時点からかけ離れた時点、多くの場合にはより遅れた時点において、一般のユーザに定着するものと考えられる。例えば、ネガティブな内容の投稿は、ポジティブな内容の投稿と比較して、一般により短時間で拡散する。そのため、ネガティブな内容の投稿の影響を受けて形成される商品・サービス(ブランド)イメージの定着時点と、当該投稿の発信時点との時間差分(期間シフト量)は、比較的小さいと考えられる。すなわち、文書区分が「投稿内容の極性:ネガティブ」である場合、この時間シフト量はより小さい値となるのである。
また、文書情報として取り扱うSNS投稿件数に係る投稿の投稿者が、例えばアーリーアダプタ(初期採用者)に属する場合、すなわち文書区分が「アーリーアダプタ・グループ」である場合は、アーリーマジョリティ(前期追随者)である場合と比較して、商品・サービス(ブランド)イメージの定着時点の時間遅れ分(正の期間シフト量)はより大きくなる。これは、アーリーアダプタ層のSNSでの発言は、商品・サービス(ブランド)イメージが一般に定着する時点から見て、より初期に行われることによる。
従って、SNS投稿の情報を収集して、この投稿情報と、例えば1つのブランドイメージとの相関関係を単純に調査したとしても、評価推定の使用に堪え得る相関関係を見出すことは非常に困難である。
これに対し、本発明による評価推定装置によれば、このような文書情報(例えばSNS投稿件数)と評価情報(例えば商品・サービス(ブランド)イメージスコア)との間の発生時点の時間差を、両者の相関から決定された「期間シフト量」を用いることによって勘案し、実情に応じたより妥当な評価値の推定を行うことができるのである。
特に、文書情報の文書区分を考慮にいれる実施形態では、ユーザ属性や文書内容(例えば極性)による文書区分を設定し、この文書区分に合わせて決定された「期間シフト量」を用いるので、文書区分毎の期間シフトの実情に応じた、より適切な評価値を推定することが可能となるのである。例えば、SNSの投稿者の属するグループや投稿内容の極性に伴う影響遅延を考慮して、SNS投稿の情報に基づいたブランドイメージ評価値の推定を行うことができる。
[装置構成の一実施形態]
図2は、本発明による評価推定装置の一実施形態における機能構成を示す機能ブロック図である。
図2によれば、評価推定装置1は、通信インタフェース部101と、アンケート集計記憶部102と、投稿補正集計記憶部103と、評価値記憶部104と、ディスプレイ及びキーボード(DP・KB)105と、プロセッサ・メモリとを有する。ここで、プロセッサ・メモリは、評価推定装置1のコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、評価推定機能を実現させる。
さらに、このプロセッサ・メモリは、機能構成部として、投稿取得部111と、投稿集計部112と、相関決定部113と、入力レコード決定部114と、評価推定エンジン115と、アプリケーション121とを有する。ここで、図2における装置1の機能構成部間を矢印で接続して示した処理の流れは、本発明による評価推定方法の一実施形態としても理解される。
同じく図2において、投稿取得部111は、SNSサイトサーバ2から通信インタフェース部101を介し、ネットワーク上の文書としてのSNS投稿(投稿文)を取得する。ここで、取得されるSNS投稿には、発信(投稿)日時の情報と、投稿者の属性グループ情報(例えば投稿者の世代・年代や性別等)とが対応付けられていることも好ましい。ここで、装置1は、さらに、通信インタフェース部101を介して、例えば端末3(図1)又は外部の他のサーバから、一般のユーザに対して予め実施されたアンケート結果の情報を取得することも好ましい。
投稿集計部112は、予め設定された複数の文書区分(例えばSNS投稿者の年代別及び性別の区分)の各々につき、単位期間毎に、当該単位期間に発生しており評価対象(例えば「スマートフォンα」)に関連していてこの文書区分に属するSNS投稿に係る文書情報(例えばSNS投稿件数)を、当該単位期間に対応付ける。
ここで、評価対象に関連する投稿は、この評価対象の名称を文中に含むものとすることができる。または、この評価対象に関係する予め設定された少なくとも1つのキーワードのうちの所定数以上を文中に含むものとしてもよい。
また、文書区分は、
(a)文書作成主体(例えば投稿者)、及び
(b)評価に係る文書内容(例えば投稿内容)
の一方又は両方についての区分であり、(a)については例えば「30代男性」や「20代女性」といった区分を設定することができる。また、(b)については例えば「投稿内容の極性がポジティブ」や「投稿内容の極性がニュートラル」等の区分を設定可能である。
ちなみに、投稿内容の極性情報は、例えば、投稿文の形態素解析結果と極性単語辞書とを利用した公知の方法によって取得することができる。または、SNSサイトサーバ2から取得される投稿について外部で極性情報を決定し、その上で、当該極性情報が紐づけられた当該投稿を取得してもよい。なお、当然に、文書区分は、以上に説明したものに限定されるものではない。文書(投稿)を特徴付けることが可能であれば様々な事項を文書区分として採用することができる。
投稿集計部112は、一具体例として、後に図3(A)に示すように、投稿者属性区分の情報と、投稿内容の極性区分の情報と、文書情報としての単位期間毎に発生したSNS投稿件数(発言件数)とを対応付けたSNS集計セットを生成する。
アンケート集計記憶部102は、取得したアンケート結果の情報を取りまとめてアンケート集計セットを生成し記憶する。または、外部で生成されたアンケート集計セットを取得して記憶してもよい。アンケート集計セットは、その具体例を後に図4(A)に示すが、アンケート調査対象の属性、例えばアンケート回答者の年代及び性別毎に、集計に係る単位期間毎のブランドスコア(評価値)の集計値を対応付けて記録したテーブルとすることができる。
同じく図2によれば、相関決定部113は、(文書情報としての)SNS投稿件数について対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせた上で、シフトに用いたシフト量毎及び文書区分(年代・性別区分及び投稿内容極性区分)毎に、各単位期間に対応付けられているSNS投稿件数と、各単位期間について取得された(評価情報としての)評価値との相関を算出する。
具体的に、相関決定部113は、図2に示すように、期間シフト補正集計部113aと、相関算出部113bとを有することも好ましい。ここで、期間シフト補正集計部113aは、生成されたSNS集計セットにおける、SNS投稿件数の対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせたSNS期間シフト集計セットを生成する。SNS期間シフト集計セットの具体例は、後に図3(B)を用いて詳細に説明する。なお、生成されたSNS期間シフト集計セットは投稿補正集計記憶部103に蓄積されることも好ましい。
ちなみに、単位期間の設定については、例えばある月の第1週、第2週、・・・というように、連続する(重複しない)「1週間」の各々を単位期間として設定することができる。また、変更態様として、ある月曜日からの1週間、次の日の火曜日からの1週間、・・・というように、互いに重複期間を有しながら連続する「1週間」の各々を単位期間として設定することも可能である。
なお、このような重複期間を有する単位期間を設定した場合、例えば、「複数のシフト量」として−1週間、0週間、+1週間の3つが設定されていたときに、例えば、1つの単位期間:「火曜日からの1週間」は、それぞれのシフト量に対応して「前週の火曜日からの1週間」、「同じ火曜日からの1週間」及び「翌週の火曜日からの1週間」にシフトさせられる。これにより、1つのレコードから3つのレコードが生成されることになる。ここで、このような単位期間を設定した場合は、後に相関算出部113bでの相関算出処理を適切に行うため、アンケート集計セットの単位期間も対応する設定にすることが可能であることが好ましい。
また、設定される単位期間の時間的長さも当然に、1週間に限定されるものではない。例えば日、月、半年又は1年単位の期間を単位期間とすることもできる。
一方、相関算出部113bは、後に図4(A)を用いて詳細に説明するように、生成されたアンケート集計セットとSNS期間シフト集計セットとを用いて、シフト量毎及び文書区分(例えば年代・性別区分及び投稿内容極性区分)毎に、各単位期間に対応付けられているSNS投稿件数と、各単位期間について取得された評価値(ブランドスコア)との相関を算出する。
次いで、相関決定部113は、後に図4(B)に示すように、アンケート集計セットのレコード毎に、算出された相関値(相関係数)とその値の大きさの順位とを対応付けた「期間シフトモデル」を生成する。
入力レコード決定部114は、シフト量毎(例えば−1週間、0週間、+1週間及び+2週間の各々)及び文書区分(例えば年代・性別区分及び投稿内容極性区分)毎に算出された相関の高さ、例えば相関値(相関係数)に基づいて、この後、評価推定エンジン115に入力すべき
(a)文書情報に係る文書区分(例えば年代・性別区分及び極性区分)、並びに
(b)SNS投稿件数の対応先となる単位期間に対し使用される期間シフト量
を決定する。
入力レコード決定部114は、具体的に、相関決定部113で生成された「期間シフトモデル」に基づいて、後に図4(C)に示すように、SNS期間シフト補正済集計セットを生成し、算出された相関の高い順に少なくとも1つの文書区分(例えば年代・性別区分及び極性区分)並びに期間シフト量の組を決定してもよい。ここで、生成されたSNS期間シフト補正済集計セットは、投稿補正集計記憶部103に蓄積されることも好ましい。
図3は、SNS集計セット及びSNS期間シフト集計セットの一実施形態を示す模式図である。
図3(A)には、投稿集計部112によって生成されたSNS集計セットの具体例が示されている。このSNS集計セットでは、文書区分としての投稿者年代・性別区分及び極性区分(ポジ/ネガ)の各々に属する投稿群を1つのレコードとし、各レコードにSNS集計識別子(ID)jを付与している。また、SNS集計IDであるj毎に、単位期間としての1週間毎(X週、(X+1)週、(X+2)週、・・・、(X+m)週の各々)のSNS投稿件数(発言件数)を対応付けて記録している。
このSNS集計セットにおける集計IDjがiであるレコードjiは、例えば、
(1) j1=(20代, 男性, ポジ)
j2=(20代, 男性, ネガ)
・・・
と表記することができる。
一方、図3(B)には、期間シフト補正集計部113aによって生成されたSNS期間シフト集計セットの具体例が示されている。このSNS期間シフト集計セットでは、
(a)文書区分としての投稿者年代・性別区分及び極性区分(ポジ/ネガ)毎、及び
(b)シフトに用いられたシフト量ΔT毎に、
当該文書区分及び当該シフト量に属する投稿群を1つのレコードとし、各レコードにSNS集計IDであるj'を付与している。次いで、SNS集計IDであるj'毎に、単位期間としての1週間毎(X週、(X+1)週、(X+2)週、・・・、(X+m)週の各々)のSNS投稿件数(発言件数)を対応付けて記録している。
このSNS期間シフト集計セットにおける集計IDであるj'がiであるレコードj'iは、例えば、j'i=(ji, ΔT)であって、
(2) j'1-1=(20代, 男性, ポジ, −1)
j'1+0=(20代, 男性, ポジ, 0)
j'1+1=(20代, 男性, ポジ, +1)
・・・
と表記することができる。
図4は、アンケート集計セット、相関算出部113bでの相関算出処理、期間シフトモデル、及びSNS期間シフト補正済集計セットの一実施形態を示す模式図である。
図4(A)には、アンケート集計記憶部102に蓄積されたアンケート集計セットの具体例が示されている。このアンケート集計セットでは、回答者年代・性別区分の各々に属するアンケート回答者の回答結果、すなわちブランドスコア(評価値)の平均値を1つのレコードとし、各レコードにアンケート集計IDであるkを付与している。次いで、アンケート集計IDであるk毎に、単位期間としての1週間毎(X週、(X+1)週、(X+2)週、・・・、(X+m)週の各々)のブランドスコア(評価値)の集計値を対応付けて記録している。ここで、集計IDであるkがlであるレコードを、klとする。
ここで、アンケート集計セットの各レコード(各行)は、回答者年代・性別区分で特徴付けられているが、当然に、これに限定されるものではない。各レコードは、評価主体及び評価内容のいずれか一方又は両方に関する評価区分で特徴付けられていてもよい。また、レコードとして、ブランドスコア(評価値)以外の評価情報、例えばポジ、ネガ、ニュートラルの極性情報が採用されてもよい。
また、評価値においても、ブランドスコアとして例えば公知のNPS(Net Promotion Score)を採用することが可能であるが、これに限定されるものではなく、例えば、好感度を単純に1〜NのN段階で評価したN段階評価値を採用してもよい。
同じく図4(A)によれば、このアンケート集計セットと、投稿補正集計記憶部103に蓄積されたSNS期間シフト集計セット(図3(B))とを用いて、相関算出部113bが、集計されたブランドスコア(評価値)と、SNS投稿件数(発言件数)との相関関係を求める。
相関算出部113bは、具体的に、
(a)SNS期間シフト集計セットのレコードj'iと、
(b)アンケート集計セットのレコードkl
における全ての組合せについて相関を算出し、アンケート集計IDであるk毎に、相関値(相関係数)が最も大きいレコードj'iを含め相関値の大きい順に所定数のレコードj'iを決定する。
ここで、相関を算出するのは、
(a1)レコードj'iにおけるm(m=1, 2,・・・, M)番目の週(単位期間)でのSNS投稿件数x(m, i)と、
(b1)レコードklにおけるm(m=1, 2,・・・, M)番目の週(単位期間)でのブランドスコアy(m, l)と
の間でのmの総和についてとなる。
一般に、2つのデータ列{xm}及び{ym}(m=1, 2,・・・, M)の相関値(相関係数)rは次式で算出される。
(3)
r=(Σm=1 M(xm−xAV)・(ym−yAV))・(Σm=1 M(xm−xAV)2)-0.5・(Σm=1 M(ym−yAV)2)-0.5
ここで、xAV=Σm=1 M xm/mであり、yAV=Σm=1 M ym/mである。また、Σm=1 Mは、mについての総和(summation)である。
相関算出部113bは、上式(3)を適用して、SNS期間シフト集計セットのレコードj'iと、アンケート集計セットのレコードklとにおける全ての組合せについて相関値rr(i, l)を算出することができる。
次いで、1つのアンケート集計IDであるkについて、マップ関数Jを用い、
・算出された相関値rの絶対値が最も大きいレコードj'iをJ(1, k)、
・算出された相関値rの絶対値が2番目に大きいレコードj'iをJ(2, k)、
・・・
・算出された相関値rの絶対値がn番目に大きいレコードj'iをJ(n, k)
とする。このJ(n, k)は、まさに、期間シフトによる期間補正を実現する「期間シフトモデル」となっている。
すなわち、期間シフトモデルJ(n, k)は、全てのk(アンケート集計ID)について、相関の高くなるj(SNS集計ID)及びΔT(シフト量)の組合せと、相関値rとを対応付けて保存したものとなっている。例えば、期間シフトモデルJ(n, k)においては、具体例として、
(4) J(1, 1)=J(1, 30代, 男性)
=(j=5, +2, r)
=(20代, 女性, ポジ, +2, r(k=1,j=5,+2))
と展開される。これは、30代男性(k=1)のアンケートスコアに対し、SNS投稿件数が最も高い相関を示すのは、20代女性のポジティブな投稿(j=5)に対し、(期間)シフト量として+2だけ単位期間を遅らせて(すなわち2週間遅らせて)集計したレコードであることを示している。
図4(B)に、生成された期間シフトモデルJ(n, k)の具体例を示している。同図によれば、期間シフトモデルJ(n, k)では、k(アンケート集計ID)毎に、相関値順位nの数だけ、SNS期間シフト集計情報のレコードが保存されている。
次いで、入力レコード決定部114は、期間シフト補正器として機能し、生成された期間シフトモデルと、SNS期間シフト集計セット(図3(B))とに基づいて、図4(C)に示すSNS期間シフト補正済集計セットを生成する。
このSNS期間シフト補正済集計セットでは、具体的に、k(アンケート集計ID)毎に、評価値推定に適するSNS投稿件数レコードとして、算出された相関値rが高い順にN個が選択されて保存されている。ここで、期間シフト補正器としての入力レコード決定部114には、期間シフトモデルJ(n, k)が与えられるため、m(m=1, 2,・・・, M)番目の週(単位期間)でのSNS投稿件数は、x(m, J(n, k))となる。ここで、J(n, k)は、相関値順位n とk(アンケート集計ID)との組合せの数N*Kだけ存在するので、N*K通りのSNS投稿件数x(m, i)が生成されることになる。
以上、図3及び図4を用いて説明したように、本実施形態は、相関に基づいて決定される期間シフト量を考慮した「期間シフトモデルJ(n, k)」を生成することに特徴を有する。この期間シフトモデルJ(n, k)を採用することによって、例えば公知の回帰推定モデルを適用するにしても、所定の評価対象期間における、実情にあった適切な評価値(ブランドスコア)を推定することが可能となるのである。
図2に戻って、評価推定エンジン115は、推定モデル構築部115aと、評価推定部115bとを有する。このうち、推定モデル構築部115aは、
(a)入力レコード決定部114によって決定された決定された「期間シフト量」だけ、対応先の単位期間がシフトしており各文書区分(年代・性別区分及び極性区分)に属するSNS投稿に係る(文書情報としての)投稿件数と、
(b)シフトさせられた結果の単位期間と同じ単位期間に対応付けられた(評価情報としての)ブランドスコアと
を用いて評価推定モデルを生成する。
一方、評価推定部115bは、入力レコード決定部114によって決定された
(a)「期間シフト量」、及び
(b)「文書区分(年代・性別区分及び極性区分)」
を用い、決定された「期間シフト量」だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた(文書情報としての)SNS投稿件数であって、決定された「文書区分」に属するSNS投稿の投稿件数を、生成された評価推定モデルに入力して、この推定対象期間における評価対象(例えば「スマートフォンα」)の評価値(ブランドスコア)を出力する。
ちなみに、評価推定エンジン115で推定された評価値(ブランドスコア)は、評価値記憶部104に蓄積され、さらにアプリケーション121によって処理されて、例えばブランドイメージ推定結果に取りまとめられ、例えばキーボード105からの入力に応じて、ディスプレイ105に表示されることも好ましい。また、アプリケーション121は、ブランドスコアの変遷に適合した広告情報を生成又は選択する機能を有するものであってもよい。この場合、アプリケーション121は、所定の期間に入力された評価値(ブランドスコア)に応じた広告情報を出力して、例えば通信インタフェース部101を介して外部に送信してもよい。
図5は、評価推定エンジン115における学習処理及び推定処理の一実施形態を説明するための模式図である。
図5によれば、評価推定エンジン115の評価推定部115bは、
(a)決定された「期間シフト量」だけ単位期間をシフトさせられた、決定された「文書区分」のSNS投稿の投稿件数情報であって、対応するアンケート集計IDがkである投稿件数情報を、例えば投稿補正集計記憶部103に蓄積されたSNS期間シフト補正済集計セットから取り出し、
(b)取り出したSNS投稿の投稿件数情報を、推定モデル構築部115aで生成された「評価推定モデル」に入力して、推定対象期間におけるk(アンケート集計ID)に係るグループにおける評価対象(例えば「スマートフォンα」)の評価値(ブランドスコア)を、推定値として出力する。
ここで、「評価推定モデル」における回帰予測器としての最も単純な構成は、
(4) y=a*x+b
となる。ここで、yはブランドスコア(評価値)であり、xは(単位期間での)SNS投稿件数である。上式(4)のa及びbが評価推定モデルを決定することになる。なお、a及びbをモデルとして最適化する(学習する)ためには、目的変数yと説明変数xとのセットを多数用意する必要がある。
また、説明変数xとして、期間シフトしたデータを用い、次式
(5) y=a1*x(J(1, k))+a2*x(J(2, k))+a3*x(J(3, k))+・・・+b
を用いて評価推定を行うことも好ましい。ここで、x(J(n, k))は、「期間シフトモデルJ(n, k)」に対応するレコードのSNS投稿件数である。上式(5)におけるan*x(J(n, k))の項は、相関の高いN通りについて、すなわちn=1, 2, ・・・, NのN個まで設けることができる。式(5)では、a1、a2、a3、・・・及びbが評価推定モデルを構成することになる。
このように上式(5)の評価推定モデルを用いて、評価値(ブランドスコア)を推定する場合は、入力レコード決定部114において相関の高い順に決定された「文書区分(年代・性別区分及び極性区分)」及び「期間シフト量」の組を用い、決定された「文書区分」及び「期間シフト量」の組の各々に属する(文書情報としての)SNS投稿件数の組を、この評価推定モデルに入力することになる。
同じく図5によれば、評価推定エンジン115の推定モデル構築部115aは、
(a)例えばアンケート集計記憶部102に蓄積されたアンケート集計セットから取得されるブランドスコア(評価値)と、
(b)例えば投稿補正集計記憶部103に蓄積されたSNS期間シフト補正済集計セットから取得されるSNS投稿件数(文書情報)と
の多数の組を用い、評価推定モデルを構築する。例えば、上式(4)の場合は評価推定モデルを構成するa及びbを例えば最小二乗法によって決定してもよい。また、上式(5)の場合は、評価推定モデルを構成するa1、a2、a3、・・・及びbを同じく例えば最小二乗法によって決定することができる。
ここで、上式(4)のパラメータa及びbの最適値も、上式(5)のパラメータa1、a2、a3、・・・及びbの最適値も、k(アンケート集計ID)によって変化するため、これらのパラメータは、このk毎に決定されることが好ましい。
なお、評価推定モデルとして、上式(4)や上式(5)のような線形回帰モデルを用いるのではなく、NN(Neural Network)やSVR(Support Vector Regression)といった非線形の回帰モデルを用いることによって、評価推定の精度がさらに向上する。
例えば、SVRでは、次式の回帰直線
(6) f(x)=xTw+b
と、サンプルとの残差をrとした際のε許容誤差(ε-insensitive error)、すなわち、
(7) ξ(r)=0 (if |r|<ε)
=|r|−ε (otherwise)
を用い、サンプル(x1, y1), ・・・, (xN, yN)に対する、次式に示すような最適化問題、すなわち
(8) minw,bΣi=1 Nξ(yi−f(xi))+λ||w||2/2
を考え、回帰関係を決定する。ここで、λは正則化パラメータとなる。
なお、この上式(8)は、次式に示すような二次計画問題、すなわち
(9) minαi,α*i εΣi=1 N* i+αi)−Σi=1 Nyi* i−αi)
+1/2Σi=1 NΣj=1 N* i−αi)(α* j−αj)xixj
に置き換えられる。なお、αi及びα* iには、以下に示す制約、すなわち
(10) 0≦αi* i≦1/λ,且つΣi=1 N* i−αi)=0
を設けて計算を実行する。
このように、評価推定エンジン115の推定モデル構築部115aで生成される評価推定モデルは、上式(4)や上式(5)に対応するものに限定されるものではなく、種々の原理に基づく様々な形式の推定用モデルを採用することが可能である。
[装置構成の他の実施形態]
図6は、本発明による評価推定装置の他の実施形態における機能構成を示す機能ブロック図である。
図6によれば、
(a)インターネット上に設置された評価推定準備装置4と、
(b)この評価推定準備装置4と通信接続された、本発明の一実施形態としての端末5と
が設けられている。
評価推定準備装置4は、図2に示した評価推定装置1の機能構成部、インタフェース及び記憶部と同等の機能構成部、インタフェース及び記憶部を有している。変更態様として、評価推定準備装置4では、評価値の推定を行う評価推定部115b相当の手段が除外されていてもよい。
一方、本発明の一実施形態としての端末5は、図2に示した評価推定装置1と比較して、
(a)「期間シフトモデルJ(n, k)」を生成するための手段、すなわち相関決定部113及び投稿補正集計記憶部103(図2)相当の手段、及び
(b)「評価推定モデル」を生成するための手段、すなわち推定モデル構築部115a及びアンケート集計部102(図2)相当の手段
のいずれをも有していない。従って、評価推定装置1と比較すると、装置内で実行する情報処理量が格段に小さくて済む。言い換えれば、端末5は、携帯端末レベルのサイズ及び処理能力をもって、評価の推定を実現可能とするのである。
具体的に、端末5は、通信インタフェース部501と、投稿取得部111(図2)に相当する投稿取得部511と、投稿集計部112(図2)に相当する投稿集計部512と、入力レコード決定部114(図2)に相当する入力レコード決定部514と、評価推定部115a(図2)に相当する評価推定部115aと、推定モデル構築部115a(図2)相当の機能部を有さない評価推定エンジン515と、アプリケーション521と、ディスプレイ・キーボード505とを有している。
このように、端末5は「期間シフトモデルJ(n, k)」及び「評価推定モデル」を構築する手段を有さないのであるが、入力レコード決定部514及び評価推定エンジン515は、通信インタフェース部501を介して評価推定準備装置4から、それぞれ「期間シフトモデルJ(n, k)」及び「評価推定モデル」を取得することができる。これにより、端末5は、携帯端末レベルのサイズ及び処理能力にもかかわらず、評価値(ブランドスコア)の推定を実行可能とするのである。
[実施例]
図7は、本発明による評価推定方法の一実施例を説明するためのグラフである。
最初に、図7(A)のグラフは、SNSの1つであるTwitter(登録商標)におけるツイートであって、1つの評価対象に係るキーワードを含むツイートの集計数(投稿数、発言数)と、この評価対象に係るブランドイメージの定量値の1つであるNPS(Net Promotion Score)の平均値との推移を示している。ここで、グラフの縦軸は、ツイート集計数及びNPS平均値を0から1までの値に規格化した値の軸となっている。また、集計した単位期間は、2014〜2015年の間の各1月間であった。
図7(A)によれば、ツイート集計数と、NPS平均値との間の相関係数は0.38にとどまっている。従って、このグラフを用い、ツイート数からこの評価対象のNPSを推定することは非常に困難であることが理解される。これは、投稿者の属性も投稿内容(極性)も考慮せずにツイートを単純に集計したのでノイズが多いこと、さらにはツイート時期とブランドイメージ定着時期とのずれが全く考慮されていないことによると考えられる。
一方、図7(B)のグラフは、同じ評価対象及び集計単位期間について、本発明に係る「期間シフトモデル」を生成した上で決定された「期間シフト量」及び「文書区分」を適用したツイートの集計数(投稿数、発言数)と、NPSとの推移を示している。ここで、決定された「文書区分」には、ITについてポジティブな極性を有するツイート、という区分が含まれていた。
図7(B)によれば、ツイート集計数と、NPS平均値との間の相関係数は0.78に達し、両者は高い相関を有することが理解される。従って、このグラフを用い、適用した「(ITについてポジティブ極性を含む)文書区分」に属するツイートの期間シフト補正集計数から、この評価対象のNPSを適切に推定することが可能となる。
この図7(B)の実施例で分かるように、本発明によれば、例えば、様々なユーザ属性/極性のSNS投稿件数(発言件数)について、実際のブランドイメージとの間の発生時点のずれを学習することによって、例えばより早期に観測されるSNS投稿件数から、より後になって定着するブランドイメージを、いち早く予測することも可能となるのである。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、文書情報(例えばSNS投稿件数)と評価情報(例えば商品・サービス(ブランド)イメージスコア)との間の発生時点の時間差を、両者の相関から決定された「期間シフト量」を用いることによって勘案し、イメージ伝播の実情に適合したより妥当な評価値の推定を行うことができるのである。
特に、文書情報の「文書区分」を考慮にいれる実施形態では、ユーザ属性や文書内容(例えば極性)による文書区分を設定し、この文書区分に合わせて決定された「期間シフト量」を用いるので、「文書区分」毎の期間シフトの実情に応じたより適切な評価値を推定することが可能となる。
ちなみに、本発明によれば、マーケティングの分野において、例えば決定された「投稿者の属性や投稿内容の極性」に属しており決定された「期間シフト量」によって補正されたSNS投稿を分析することによって、ある時期における、特定の商品・サービスやブランドに対するイメージを的確に把握することができる。これにより、イメージを高めるための広告や、新たなバージョンの商品・サービスを、適切な時期に適切なターゲット層に向けて発信・提供することも可能となるのである。
以上に述べた本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲内での種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。以上に述べた説明はあくまで例示であって、何ら制約を意図するものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物によってのみ制約される。
1 評価推定装置
101 通信インタフェース部
102 アンケート集計記憶部
103 投稿補正集計記憶部
104 評価値記憶部
105 ディスプレイ及びキーボード(DP・KB)
111 投稿取得部
112 投稿集計部
113 相関決定部
113a 期間シフト補正集計部
113b 相関算出部
114 入力レコード決定部
115 評価推定エンジン
115a 推定モデル構築部
115b 評価推定部
121 アプリケーション
2 SNSサイトサーバ
3 端末
4 評価推定準備装置
5 端末(評価推定装置)

Claims (10)

  1. ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する評価推定装置であって、
    所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付ける文書集計手段と、
    対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する評価推定手段と
    を有することを特徴とする評価推定装置。
  2. 当該文書情報について対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせた上で、シフトに用いたシフト量毎に、各単位期間に対応付けられている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関を算出する相関決定手段と、
    当該シフト量毎に算出された相関の高さに基づいて、当該期間シフト量を決定する入力レコード決定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の評価推定装置。
  3. 前記文書集計手段は、予め設定された複数の文書区分の各々につき、単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連していて当該文書区分に属する文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付け、
    前記評価推定手段は、対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしており各文書区分に属する文書に係る文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量及び文書区分を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書情報であって、決定された文書区分に属する文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の評価推定装置。
  4. 当該文書情報について対応先の単位期間を複数のシフト量の各々分だけシフトさせた上で、シフトに用いたシフト量毎及び当該文書区分毎に、各単位期間に対応付けられている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関を算出する相関決定手段と、
    当該シフト量毎及び当該文書区分毎に算出された相関の高さに基づいて、前記評価推定手段に入力する文書情報に係る文書区分、及び当該文書情報の対応先となる単位期間に対し使用される期間シフト量を決定する入力レコード決定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項3に記載の評価推定装置。
  5. 当該文書区分は、文書作成主体及び/又は評価に係る文書内容についての区分であり、
    前記文書集計手段は、文書作成主体区分及び/又は評価に係る文書内容区分の情報と、文書情報としての単位期間毎に発生した発生文書数に係る情報とを対応付けた集計セットを生成し、
    前記相関決定手段は、生成された集計セットにおける発生文書数の対応先の単位期間が、当該複数のシフト量の各々分だけシフトしている期間シフト集計セットを生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の評価推定装置。
  6. 当該評価情報は、評価主体及び/又は評価内容に関する少なくとも1つの評価区分について取得されており、
    前記相関決定手段は、当該評価対象の評価の前提となる当該評価区分の各々について取得された評価情報を用いて相関を算出し、
    前記入力レコード決定手段は、当該評価対象の評価の前提となる当該評価区分の各々についての文書区分及び期間シフト量を決定する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の評価推定装置。
  7. 前記入力レコード決定手段は、算出された相関の高い順に少なくとも1つの文書区分及び期間シフト量の組を決定し、
    前記評価推定手段は、決定された当該少なくとも1つの文書区分及び期間シフト量の組の各々に属する文書情報の組を入力して評価を推定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の評価推定装置。
  8. 前記評価推定手段は、前記文書集計手段、前記相関決定手段及び前記入力レコード決定手段によって、又はこれらの3つの手段と同等の機能を有する手段によって決定された期間シフト量だけ、対応先の単位期間をシフトさせられている文書情報と、シフトさせられた結果の単位期間と同じ単位期間に対応付けられた評価情報とを用いて生成された推定モデルを使用して、当該評価対象の評価を推定することを特徴とする請求項2、4、5、6及び7のいずれか1項に記載の評価推定装置。
  9. ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する装置に搭載されたコンピュータを機能させる評価推定プログラムであって、
    所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付ける文書集計手段と、
    対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力する評価推定手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする評価推定プログラム。
  10. ネットワーク上の文書集合から取得される文書と、所定の評価対象に対する評価に係る予め取得された評価情報とに基づき、当該評価対象の評価を推定する装置における評価推定方法であって、
    所定の単位期間毎に、当該単位期間に発生しており当該評価対象に関連した文書に係る文書情報を、当該単位期間に対応付けるステップと、
    対応先の単位期間が複数のシフト量の各々分だけシフトしている当該文書情報と、各単位期間について取得された当該評価情報との相関の高さに基づいて決定された期間シフト量を用い、決定された期間シフト量だけシフトすることによって推定対象期間に相当することになる単位期間に対応付けられた文書の文書情報を入力して、当該推定対象期間における当該評価対象の評価値を出力するステップと
    を有することを特徴とする評価推定方法。
JP2016149026A 2016-07-28 2016-07-28 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法 Active JP6599289B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016149026A JP6599289B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法
US15/658,764 US20180033031A1 (en) 2016-07-28 2017-07-25 Evaluation estimation apparatus capable of estimating evaluation based on period shift correlation, method, and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016149026A JP6599289B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018018353A JP2018018353A (ja) 2018-02-01
JP6599289B2 true JP6599289B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=61010201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016149026A Active JP6599289B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180033031A1 (ja)
JP (1) JP6599289B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144771A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 Fringe81株式会社 投稿管理システム、投稿管理サーバ、及び投稿管理プログラム
US11823238B1 (en) * 2019-12-23 2023-11-21 Reputation.Com, Inc. Virality cause determination

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6029195A (en) * 1994-11-29 2000-02-22 Herz; Frederick S. M. System for customized electronic identification of desirable objects
US6665656B1 (en) * 1999-10-05 2003-12-16 Motorola, Inc. Method and apparatus for evaluating documents with correlating information
KR20050108406A (ko) * 2003-03-17 2005-11-16 가부시키가이샤 아이.피.비. 기업가치 평가장치 및 기업가치평가 프로그램
US20050060643A1 (en) * 2003-08-25 2005-03-17 Miavia, Inc. Document similarity detection and classification system
US8082288B1 (en) * 2008-10-17 2011-12-20 GO Interactive, Inc. Method and apparatus for determining notable content on web sites using collected comments
US20110173130A1 (en) * 2010-01-13 2011-07-14 Schaefer Iv William Benjamin Method and system for informing a user by utilizing time based reviews
JP5518027B2 (ja) * 2011-10-25 2014-06-11 クエリーアイ株式会社 情報解析システム
JP2014142876A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Sony Corp データ生成装置、コンテンツ再生装置、および記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018018353A (ja) 2018-02-01
US20180033031A1 (en) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9336281B2 (en) Systems and methods for identifying and analyzing internet users
US10936959B2 (en) Determining trustworthiness and compatibility of a person
Liu et al. Predicting movie box-office revenues by exploiting large-scale social media content
US9646263B2 (en) Identifying expanding hashtags in a message
KR101820893B1 (ko) 온라인 소셜 네트워크에서의 대규모 페이지 추천
Liscio et al. Axies: Identifying and evaluating context-specific values
US8583471B1 (en) Inferring household income for users of a social networking system
US10949753B2 (en) Causal modeling and attribution
KR102138570B1 (ko) 가치 모델에 기반한 pymk의 사용과 컨텐츠를 결정하는 방법 및 시스템
CN108805598B (zh) 相似度信息确定方法、服务器及计算机可读存储介质
US10937053B1 (en) Framework for evaluating targeting models
US20180068028A1 (en) Methods and systems for identifying same users across multiple social networks
US20160055320A1 (en) Method and system for measuring effectiveness of user treatment
KR20140059286A (ko) 소셜 네트워킹 시스템을 통해 전파되는 통신의 효과 인식
US20170364931A1 (en) Distributed model optimizer for content consumption
MX2014007025A (es) Metodo y sistema para medir y mejorar la eficiencia de campañas de medios sociales.
WO2020018812A1 (en) Artificial intelligence engine for generating semantic directions for websites for automated entity targeting to mapped identities
WO2014193700A1 (en) Social media pricing engine
WO2013033385A1 (en) System and method for generating a knowledge metric using qualitative internet data
Huang et al. The effect of online and offline word-of-mouth on new product diffusion
US11580482B1 (en) Content relevance in a social networking system using population-representative human rater pool
JP6599289B2 (ja) 期間シフト相関に基づいて評価を推定可能な装置、プログラム及び方法
US20160171228A1 (en) Method and apparatus for obfuscating user demographics
US10120945B2 (en) Content relevance in a social networking system using quality controlled human raters
US20150046217A1 (en) Computing Social Influenceability of Products and Social Influencers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6599289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150