JP6598258B2 - 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム - Google Patents

姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6598258B2
JP6598258B2 JP2017120627A JP2017120627A JP6598258B2 JP 6598258 B2 JP6598258 B2 JP 6598258B2 JP 2017120627 A JP2017120627 A JP 2017120627A JP 2017120627 A JP2017120627 A JP 2017120627A JP 6598258 B2 JP6598258 B2 JP 6598258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
angle information
user
character
part representing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017120627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019004932A (ja
Inventor
修 宇留野
Original Assignee
修 宇留野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 修 宇留野 filed Critical 修 宇留野
Priority to JP2017120627A priority Critical patent/JP6598258B2/ja
Publication of JP2019004932A publication Critical patent/JP2019004932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6598258B2 publication Critical patent/JP6598258B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、測定した装置の角度に基づいて、使用者に姿勢の改善を促すための姿勢監視装置に係るものである。
現在、スマートフォンやタブレット機器、モバイル電子機器等の携帯情報端末が、広く普及している。それに伴い、様々な問題が起きている。
スマートフォン等を操作している時の使用者の姿勢も、その問題の一つである。スマートフォン等を操作する際、多くの使用者は、スマートフォン等を把持する手及び上肢を、胸や腹の高さで保持している。それに伴い、使用者は、視線がスマートフォン等の画面に対し略垂直となるように、首を屈曲させる。この首を屈曲させた姿勢は、頸椎に大きな負担をかける姿勢である。この姿勢のまま長時間、スマートフォン等を操作することは、頸椎と繋がる肩や腕などの部位の、こり、しびれ等の異常の原因となり、あるいは頸椎椎間板ヘルニアや、正常であれば湾曲している頸椎が直線状となる所謂ストレートネック(またはスマホ首)の原因にもなる。
一方で、常時、首をまっすぐにし、頚椎への負担を少なくした体の状態(以下、正しい姿勢とする)を意識することは、大変困難なことでもある。スマートフォン等を使用し始める最初のうちは、正しい姿勢を意識できても、スマートフォン等で行うインターネットの閲覧や、電子書籍を読むこと、動画の鑑賞等の作業を行っているうちに、無意識に姿勢が悪くなっていってしまう。
姿勢を検出する為の技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、カメラ付きのテレビ装置の前で、所定のジェスチャを行うと、その姿勢について評価をし、その姿勢を改善するためのアドバイスを行う方法が記載されている。
特開2012−66026号公報
しかしながら、従来の技術では、カメラを設置したテレビ装置の前でしか、姿勢をチェックすることができなかった。また、使用者は、姿勢を改善するためにスマートフォン等を使用するのではなく、インターネットを閲覧したり、電子書籍を読んだり、動画を見る等、をするために使用するのである。そのため、スマートフォン等で前述のような作業を行っている間に、使用者に正しい姿勢を意識させることができなかった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、スマートフォン等で諸々の作業を行っている最中であっても、正しい姿勢を使用者に促すことができるようにするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、携帯情報端末である姿勢監視装置であって、
前記携帯情報端末が有するセンサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する角度取得手段と、
前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための通知手段と
前記角度情報に基づいて、画面に表示する図を制御するための表示制御手段と、を備え、
前記センサ装置は、ジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
前記表示制御手段は、前記角度情報を取得する都度、前記角度情報に基づいて、前記画面に表示する図を変化させ、
前記表示制御手段は、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾けることで、使用者の首の角度を表現することを特徴とする。
このような構成とすることで、姿勢監視装置は、使用者に正しい姿勢を促すことができる。使用者は、姿勢監視装置からの通知を受けることで、意識して正しい姿勢を取ろうとすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記姿勢監視装置が別のアプリケーションを表示中であっても、バックグラウンドで通知が可能であることを特徴とする。
このような構成とすることで、使用者が、姿勢監視装置を用いてインターネットの閲覧や、電子書籍を読むこと、動画の鑑賞等の作業を行っている間であっても、姿勢監視装置がバックグラウンドにて姿勢を監視して通知を行うことにより、正しい姿勢を意識することができる。
本発明の好ましい形態では、前記姿勢監視装置は、前記角度情報に基づいて、画面に表示する図を制御するための表示制御手段を有することを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記表示制御手段は、前記角度情報に基づいて、使用者の首の傾きを、画面に表示されている絵に表れる首の角度を変化させることによって、表現することを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記表示制御手段は、前記角度情報に基づいて、使用者の姿勢が頸椎に与えている負担を、前記角度情報を取得する都度、前記画面において視覚的に表現することを特徴とする。
さらに好ましくは、前記画面に表示される図は、キャラクターを有しており、前記キャラクターは、少なくとも頭部を表現する部品と、胴体を表現する部品と、で形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、使用者は、使用者自身の姿勢や頸椎への負担の程度を、視覚を通じて客観的に知ることができる。
本発明の好ましい形態では、前記姿勢監視装置は、前記通知範囲の2つの端点のうち、少なくとも鉛直状態を示す値により近い方の端点の値を、任意に変更できる数値設定手段を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、使用者は、通知を行う範囲を、自身の使い方や身体に合わせて変更することができ、無理なく姿勢監視を続けることができる。
本発明の好ましい形態では、前記角度取得手段は、前記角度情報が、前記通知範囲の2つの端点のうち、水平状態を示す値により近い方の端点の値に達しない状態で一定時間経過すると、自動的に処理を停止することを特徴とする。
このような構成とすることで、姿勢監視装置が机などの水平な台の上に載置されており、姿勢監視を行う必要がない時に、姿勢監視を終了させ、電池の消費を抑えることができる。
本発明の好ましい形態では、前記通知手段で用いる前記角度情報は、使用者が首を屈曲する時の、矢状面上の水平線と首とが成す角度、又は、矢状面上の鉛直線と首とが成す角度であることを特徴とする。
このような構成とすることで、使用者に、使用者自身の首の状態をわかりやすく伝えることができる。
本発明は、取得した角度に基づいて、使用者に姿勢の改善を促すための姿勢監視方法であって、
センサ装置を有する携帯情報端末が、前記センサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する処理と、
前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための処理と
前記角度情報に基づいて、画面に表示される図を変化させる処理と、を行い、
前記センサ装置はジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
前記画面に表示される図を変化させる処理は、前記角度情報を取得する都度行われ、
前記画面に表示される図を変化させる処理には、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾ける処理が含まれていることを特徴とする。
取得した角度に基づいて、使用者に姿勢の改善を促すための姿勢監視プログラムであって、
センサ装置を有する携帯情報端末を、前記センサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する角度取得手段と、
前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための通知手段と
前記角度情報に基づいて、画面に表示する図を制御するための表示制御手段と、として機能させ、
前記センサ装置はジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
前記表示制御手段は、前記角度情報を取得する都度、前記角度情報に基づいて、前記画面に表示する図を変化させ、
前記表示制御手段は、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾けることで、使用者の首の角度を表現することを特徴とする。
本発明によれば、インターネットの閲覧や、電子書籍を読むこと、動画の鑑賞等の作業を行っている使用者に対し、正しい姿勢を促すための、姿勢監視装置を提供することができる。
本発明に係る姿勢監視装置の機能ブロック図である。 本発明に係る使用者と携帯情報端末との位置関係について示す図である。 本発明に係る通知手段が使用する数値範囲の模式図である。 本発明に係る出力装置への表示例である。 本発明に係る通知処理を示すフローチャートである。 本発明に係る出力装置への表示処理を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る姿勢監視装置について説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
本実施形態では姿勢監視装置の構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、システム、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
図1は、本発明の実施形態に係る姿勢監視装置の、機能ブロック図である。姿勢監視装置1は、姿勢監視装置1本体の傾きの情報を測定するセンサ装置11と、センサ装置11が測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する角度取得手段12と、角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための通知手段16と、通知の為に姿勢監視装置1を振動させるバイブレーション17と、通知範囲を任意に変更する数値設定手段15と、角度取得手段12が取得した角度情報に基づき、出力装置14へ表示する図等を制御するための表示制御手段13と、を備える。
なお、本実施形態において、姿勢監視装置1は、演算装置(CPU)、主記憶装置(RAM)、補助記憶装置(HDDやSSDなど)、出力装置14(液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、電子ペーパなど)、入力装置(タッチパネルやボタンなど)、センサ装置11(加速度センサ、ジャイロセンサなど)、バイブレーション17、スピーカー、を備えるスマートフォン等の携帯情報端末を用いる。より具体的には、姿勢監視を行うための姿勢監視プログラムを、携帯情報端末の補助記憶装置上に記録しておき、必要に応じて当該プログラムを主記憶装置上に展開し、演算装置により処理を行う。
角度取得手段12は、センサ装置11で得た情報を用いて、角度情報を取得する。本実施形態のセンサ装置11は、姿勢監視装置1が備える加速度センサである。角度取得手段12は、センサ装置11であって、姿勢監視装置1の傾きを算出している。ただし、実施形態はこれに限るものではなく、センサ装置11として、ジャイロセンサなどの他のセンサを用いたり、それらを加速度センサと組み合わせて、角度情報を取得しても良い。
角度情報とは、使用者が首を屈曲する時の、矢状面上の角度に関する情報である。矢状面とは、人間の身体を左右に分ける正中に対し、平行な面のことである。この角度情報は、側面視における携帯情報端末の傾きと、使用者の首の傾きとが、おおよそ平行状態になることを利用して取得されるものである。
図2に示すように、使用者である人間の視線K3は、通常、前方真正面を向いている状態が自然である。さらにその視線K3は、矢状面上の顔の傾きに対し、ほぼ垂直状態にあると言える。矢状面上の顔の傾きは、首を屈曲させることで調整しているものであるから、首の傾きK1は矢状面上の顔の傾きと等しくなると言える。
また、スマートフォン等の携帯情報端末の画面(本実施形態における出力装置14)は、画面に対し垂直方向から見るのが、最も見やすい方向である。そのため、使用者は、把持した携帯情報端末の画面に対し視線K3を垂直となるように向け、且つ視線K3は矢状面上の首の傾きK1に対しほぼ垂直状態となるような姿勢をとる。これにより、携帯情報端末の側面視の傾きK2と、使用者の首の傾きK1は、平行とみなせる。
図2(a)は、頸椎への負担が最も少ない、正しい姿勢で、携帯情報端末の画面を見ている時の図である。図2(b)は、携帯情報端末を保持する手及び上肢が下がり、それに合わせて首が屈曲している時の図である。
なお、本実施形態では、矢状面上の水平線を基準とした首の傾きを角度情報として説明するが、実施形態をこれに限るものではない。例えば、矢状面上の鉛直線を基準とした首の傾きを角度情報として用いても良い。
通知手段16は、角度取得手段12が取得した角度情報と、あらかじめ設定された通知範囲と、を比較し使用者に通知を行う。本実施形態では、通知手段16は、バイブレーション17を動作させ、通知を行う。本実施形態では、通知に、姿勢監視装置1が備えたバイブレーション17を用いているが、実施形態をこれに限るものではない。バイブレーション17での通知に加え、又は替えてスピーカーからの音による通知や、出力装置14でのバナー通知等を用いても良い。
図3は、矢状面上にある水平線を表す水平軸と、矢状面上にある鉛直線を表す鉛直軸と、を設定し、角度情報と、通知範囲について模式的に表した図である。通知範囲の二つの端点のうち、水平状態を示す値により近い方の端点を、端点aとし、もう一方の鉛直状態を示す値により近い方の端点を、端点bとする。図中の角度Aは、端点aの値が表す角度を示しており、角度Bは、端点bの値が示す角度を表している。
なお、本実施形態では、水平状態を示す値を0、鉛直状態を示す値を90、と設定している。しかし、実施形態をこれに限るものではなく、任意に数値を設定して良い。
本実施形態では、通知手段16は、角度情報θに応じて、3種類の動作を行う。通知範囲内(図3におけるのA<θ<B)の場合、通知手段16は、使用者に対して通知を行う。鉛直側範囲内(B≦θ≦90)の場合、通知手段16は、使用者の姿勢が良い状態であると判断するため、通知は行わない。水平側範囲(0≦θ≦A)の場合、通知手段16は、姿勢監視装置1が机等の水平な台に載置されているものと判断するため、通知を行わない。さらに、角度情報θが、水平側範囲(0≦θ≦A)のまま一定時間経過すると、通知手段16は、姿勢の監視を終了したり、姿勢監視プログラムを終了させる。
また、角度情報θが本実施形態における90<θ<360であった場合の動作は、任意に設定してよい。
また、本実施形態では、通知範囲の両端点を通知範囲に含んでいないが、実施形態をこれに限るものではない。両端点を通知範囲に含めても良いし、一方の端点だけを通知範囲に含めても良い。
本実施形態では、鉛直側範囲の両端点を鉛直側範囲に含んでいるが、実施形態をこれに限るものではない。両端点を鉛直側範囲に含めなくても良いし、一方の端点だけを鉛直側範囲に含めても良い。
本実施形態では、水平側範囲の両端点を水平側範囲に含んでいるが、実施形態をこれに限るものではない。両端点を水平側範囲に含めなくても良いし、一方の端点だけを水平側範囲に含めても良い。
図4は、姿勢監視装置1の出力装置に表示される、表示画面W1の例を示したものである。図4(a)は、角度情報が84のときの表示画面W1である。図4(b)は、角度情報が58のときの表示画面W1である。図4(c)は、角度情報が43のときの表示画面W1である。
表示制御手段13は、角度取得手段12が取得した角度情報に基づき、出力装置14に出力する表示画面W1を制御する。表示画面W1は、数値設定部W2と、姿勢表現部W3と、負担表現部W4と、角度情報部W5と、を有している。
数値設定部W2は、通知範囲の変更の要求を受け付ける。使用者は、この数値設定部W2で、数値設定手段15への入力を行う。本実施形態では、通知範囲の2つの端点のうち、鉛直状態を示す値に近い方の端点(本実施形態における端点b)を変更できる。しかし、実施形態をこれに限るものではなく、通知範囲の両端点を変更できるようにしても良い。
姿勢表現部W3は、使用者の姿勢を視覚的に表現するものである。図4に示すように、本実施例では、携帯情報端末を持つ人間が描かれている。取得した角度情報に基づき、表示されている人間の、首の角度と、携帯情報端末を保持する手及び上肢の角度とが、変化するようになっている。さらに、表示されている人間の背面側の首の根元にある円は、角度情報に基づき、色を変化することで、頸椎への負担の程度を表現している。本実施形態では、人間の絵を用いているが、実施形態をこれに限るものではない。使用者の姿勢を絵によって視覚的に表現するものであればよく、例えば動物を模したキャラクターなどを用いても良い。
負担表現部W4は、使用者の現在の姿勢が、頸椎に与えている負担を表現するものである。本実施形態では、角度情報に基づき、半円形状のメーター中の針を動かすことで負担を表現している。ただし、実施形態をこれに限るものではなく、頸椎への負担を、グラフ等を用いて視覚的に表現しているものであれば良い。また、表示する単位と、単位の有無は、任意に設定してよい。
角度情報部W5は、角度情報を表示するものである。本実施形態では、角度情報を、首と水平面とが成す角度とし、表示部には度数法の数値で表示している。しかし、実施形態をこれに限るものではなく、例えば、首と鉛直面とが成す角度を角度情報としても良いし、度数法ではなく弧度法で表示しても良い。
本実施形態では、数値設定部W2と、姿勢表現部W3と、負担表現部W4と、角度情報部W5とを、表示画面W1に表示しているが、実施形態をこれに限るものではない。表示画面W1は、数値設定部W2、姿勢表現部W3、負担表現部W4、角度情報部W5のそれぞれの有無は、任意に設定できる。さらに、これらに加えて/替えて、他の情報を表現する部分を設けても良い。
本発明の好ましい形態では、角度取得手段12と通知手段16とは、バックグラウンドでも起動し、姿勢監視装置1が、別のアプリケーションを表示中であっても、角度情報が通知範囲内の値になった際には、使用者への通知が行われるように構成されている。そのため、姿勢監視装置1を用いて、インターネットの閲覧や、電子書籍を読むこと、動画の鑑賞等の作業を行っている間であっても、姿勢監視を続けることが可能である。
次いで、図5のフローチャートを用いて、姿勢監視装置1の、通知処理を説明する。
使用者により、姿勢監視装置1が起動され、姿勢監視が開始されると、まずステップS11にて、姿勢監視装置1の角度を測定する。ここでは、姿勢監視装置1が備えるセンサ装置11で、姿勢監視装置1の角度を測定する。
ステップS12では、ステップS11で測定した姿勢監視装置1の角度に基づき、角度情報θを取得する。
ステップS13では、使用者からの通知範囲の変更を指示する入力が、行われたかどうかを判断する。通知範囲を変更する指示の入力があった場合、ステップS17に進み、通知範囲の更新を行い、その後ステップS14に進む。通知範囲を変更する指示の入力がなかった場合、そのままステップS14に進む。
ステップS14では、ステップS12で取得した角度情報θが、通知範囲内にあるかどうかを判断する。角度情報θが通知範囲内にある場合、ステップS18に進み、使用者に通知を行うためのバイブレーション17を作動させる。そしてステップS11に戻る。角度情報θが通知範囲内にない場合、ステップS15に進む。
ステップS15では、ステップS12で取得した角度情報θが、鉛直側範囲内にあるかどうかを判断する。角度情報θが鉛直側範囲内にある場合、ステップS11に戻る。角度情報θが鉛直側範囲内にない場合、ステップS16へ進む。
ステップS16では、ステップS12で取得した角度情報θが、水平側範囲内にあるまま一定時間が経過したかどうかを判断する。一定時間が経過する前に姿勢監視装置1に動きがあった場合、ステップS11に戻る。姿勢監視装置1に動きがなく、角度情報θが水平側範囲にあるまま一定時間が経過した場合、姿勢監視を終了する。
なお、ステップS14からステップS16までの判断処理の順序は、一例である。これらは本実施形態における順番に限られず、順不同で実施して構わない。
次いで、図6のフローチャートを用いて、出力装置14への表示処理を説明する。
使用者により、姿勢監視装置1が起動され、姿勢監視が開始されると、まずステップS21にて、姿勢監視装置1の角度を測定する。ここでは、姿勢監視装置1が備えるセンサ装置11で、姿勢監視装置1の角度を測定する。
ステップS22で、ステップS21で測定した姿勢監視装置1の角度に基づき、角度情報θを取得する。
ステップS23で、ステップS22で取得した角度情報θに基づき、出力装置14へ表示する画像等の制御を行う。
ステップS24で、ステップS23で制御された画像等を、出力装置14に表示する。
ステップS25で、姿勢監視を終了するかどうかの判断を行う。使用者の指示、あるいは姿勢監視装置1の通知処理の判断(ステップS16)によって、姿勢監視を終了する指示があった場合は、姿勢監視を終了する。入力が無い場合は、ステップS21へ戻る。
使用者が、インターネットの閲覧や、電子書籍を読むこと、動画の鑑賞等の作業を行っている間であっても、通知を行うことで、使用者に正しい姿勢を意識させることができる姿勢監視装置を提供することができる。
1 姿勢監視装置
11 センサ装置
12 角度取得手段
13 表示制御手段
14 出力装置
15 数値設定手段
16 通知手段
17 バイブレーション
K1 使用者の首の傾き
K2 携帯情報端末の側面視の傾き
K3 使用者の視線
W1 表示画面
W2 数値設定部
W3 姿勢表現部
W4 負担表現部
W5 角度情報部

Claims (5)

  1. 携帯情報端末である姿勢監視装置であって、
    前記携帯情報端末が有するセンサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する角度取得手段と、
    前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための通知手段と、
    前記角度情報に基づいて、画面に表示する図を制御するための表示制御手段と、を備え、
    前記センサ装置は、ジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
    前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
    使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
    前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
    前記表示制御手段は、前記角度情報を取得する都度、前記角度情報に基づいて、前記画面に表示する図を変化させ、
    前記表示制御手段は、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾けることで、使用者の首の角度を表現することを特徴とする、姿勢監視装置。
  2. 前記キャラクターは、携帯情報端末を表現する部品と、前記キャラクターの腕を表現する部品と、を有し、
    前記携帯情報端末を表す部品は、前記キャラクターの頭部を表現する部品の傾きに平行となるよう前記キャラクターの腕を表現する部品に保持され、
    前記携帯情報端末を表す部品を保持する腕は、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの肩を中心に角度が変化することを特徴とする、請求項1に記載の姿勢監視装置。
  3. 前記姿勢監視装置は、前記通知範囲の2つの端点のうち、少なくとも鉛直状態を示す値により近い方の端点の値を、前記携帯情報端末の使用者が任意に変更できる数値設定手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の姿勢監視装置。
  4. 取得した角度に基づいて、使用者に姿勢の改善を促すための姿勢監視方法であって、
    センサ装置を有する携帯情報端末が、前記センサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する処理と、
    前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための処理と
    前記角度情報に基づいて、画面に表示される図を変化させる処理と、
    を行い、
    前記センサ装置はジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
    前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
    使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
    前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
    前記画面に表示される図を変化させる処理は、前記角度情報を取得する都度行われ、
    前記画面に表示される図を変化させる処理には、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾ける処理が含まれていることを特徴とする姿勢監視方法。
  5. 取得した角度に基づいて、使用者に姿勢の改善を促すための姿勢監視プログラムであって、
    センサ装置を有する携帯情報端末を、前記センサ装置により測定した情報に基づいて、使用者の首に関する角度情報を取得する角度取得手段と、
    前記角度情報が通知範囲内の場合、使用者に通知を行うための通知手段と
    前記角度情報に基づいて、画面に表示する図を制御するための表示制御手段と、として機能させ、
    前記センサ装置はジャイロセンサ又は/及び加速度センサを含み、
    前記画面に表示される図は、少なくとも頭部を表現する部品及び胴体を表現する部品で形成されているキャラクターと、
    使用者の首にかかっている荷重を示すグラフと、を有しており、
    前記角度情報は、前記携帯情報端末の角度に応じて変化し、
    前記表示制御手段は、前記角度情報を取得する都度、前記角度情報に基づいて、前記画面に表示する図を変化させ、
    前記表示制御手段は、前記角度情報に基づき、前記キャラクターの胴体を表現する部品を動かすことなく、首の付け根を中心に前記キャラクターの頭部を表現する部品を傾けることで、使用者の首の角度を表現することを特徴とする姿勢監視プログラム。
JP2017120627A 2017-06-20 2017-06-20 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム Active JP6598258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120627A JP6598258B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120627A JP6598258B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019004932A JP2019004932A (ja) 2019-01-17
JP6598258B2 true JP6598258B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=65026121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017120627A Active JP6598258B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6598258B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7055111B2 (ja) * 2019-02-19 2022-04-15 Kddi株式会社 ユーザの首曲げ状態を推定可能な携帯装置、プログラム及び方法
JP7233050B2 (ja) * 2019-04-10 2023-03-06 株式会社ジェイテクト 正姿勢誘導装置及び正姿勢誘導プログラム
JP6895498B2 (ja) * 2019-10-09 2021-06-30 東 由紀子 姿勢補助具
JP6925490B1 (ja) * 2020-08-18 2021-08-25 Kddi株式会社 情報端末、情報端末制御プログラム及び情報端末制御方法
US20220319045A1 (en) * 2021-04-01 2022-10-06 MohammadSado Lulu System For Posture Detection Using The Camera Of A Hand-Held Device

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4441301B2 (ja) * 2004-03-25 2010-03-31 日本電信電話株式会社 活動情報収集装置及び活動情報収集装置の制御方法
JP2006087627A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 眼科用治療安全システム
JP2007151965A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Toshiba Corp 医用画像処理装置、医用画像処理プログラム、及び医用画像処理方法
US8140369B2 (en) * 2008-08-21 2012-03-20 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. System and method for optimizing manufacturing workforce
JP5494409B2 (ja) * 2010-10-21 2014-05-14 トヨタ自動車株式会社 歩行能力測定装置
WO2013010040A1 (en) * 2011-07-13 2013-01-17 Zero2One System and method of biomechanical posture detection and feedback
KR101868597B1 (ko) * 2011-09-20 2018-06-19 삼성전자 주식회사 올바른 기기사용자세 유도 장치 및 방법
JP2014090841A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Sony Corp 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム
JP2015160049A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社東芝 超音波診断装置及び超音波診断装置の利用者姿勢の評価報知方法
GB201417721D0 (en) * 2014-10-07 2014-11-19 Shenzhen Xiao Luo Ji Technology Ltd Apparatus and a method for detecting the posture of the anatomy of a person
US9406211B2 (en) * 2014-11-19 2016-08-02 Medical Wearable Solutions Ltd. Wearable posture regulation system and method to regulate posture
KR101713300B1 (ko) * 2015-10-19 2017-03-07 (주)나무 목 자세 측정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019004932A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6598258B2 (ja) 姿勢監視装置、姿勢監視方法及び姿勢監視プログラム
EP3231354B1 (en) Smart belt
US20110001762A1 (en) Method for adjusting displayed frame, electronic device, and computer readable medium thereof
WO2015053188A1 (ja) 表示装置及び画像変形方法
US20140146075A1 (en) Electronic Apparatus and Display Control Method
WO2014029229A1 (zh) 一种显示控制方法、装置及终端
JP6536881B2 (ja) 表示装置及び情報表示方法、情報表示プログラム
JP2005018229A (ja) 文書閲覧端末、文書表示制御方法及び文書表示制御プログラム
KR101219990B1 (ko) 손 재활을 위한 휴대형 작업치료용 장치 및 방법, 이를 위한 스마트폰용 앱을 포함하는 장치
CN110651304B (zh) 信息处理装置、信息处理方法以及程序
JP7009835B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP7000683B2 (ja) 情報処理システム及びプログラム
JP7055111B2 (ja) ユーザの首曲げ状態を推定可能な携帯装置、プログラム及び方法
JP7077540B2 (ja) 端末装置、表示システム、及び端末装置の制御方法
JP2013228490A (ja) 表示装置、その制御方法及びプログラム
US10203753B2 (en) Video immersion inducing apparatus and video immersion inducing method using the apparatus
KR20190079330A (ko) 디지털 멀미 저감 방법, 이를 수행하는 이동 단말 및 어플리케이션
CN103927011B (zh) 实现用户姿态检测的操作***运行装置和应用程序模块
JP6655751B1 (ja) 映像表示制御装置、方法およびプログラム
WO2016136127A1 (ja) 表示装置、表示方法およびプログラム
JP2000308092A (ja) 立体視眼鏡装置
JP2007122105A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
TWI423082B (zh) 觸控螢幕裝置及其圖像顯示方法
JP6344006B2 (ja) 携帯情報機器、携帯情報機器におけるオブジェクトの報知方法、及び携帯情報機器のプログラム
WO2013042530A1 (ja) 表示装置、表示制御方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6598258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250