JP6596206B2 - 物干し具、小物かけ具及び物体吊り下げ具 - Google Patents

物干し具、小物かけ具及び物体吊り下げ具 Download PDF

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Description

本発明は、物干し具や小物かけ具のような物体吊り下げ具に関する。また、本発明は、テープカッターに関する。
従来、竿や棒などを所定の高さに支持し、これら竿や棒に物体を吊り下げる物体吊り下げ具が知られている。このような物体吊り下げの一例として、物干し竿や小物かけ等が挙げられる。このような物体吊り下げ具では、洗濯物やタオル等の物体が直接竿にかけて吊り下げられるか、あるいはハンガー等を用いて吊り下げられる。
以下、主に物干し具を例にとって説明する。物干し具は、物体を吊り下げる必要上、例えば天井に固定されあるいは吊り下げられ、また、地面に戴置される支持台等によって所定の高さに支持される。
物干し具は通常安価で設置が容易であることから広く用いられている。特に、家庭においては庭やベランダ等に物干し台をおいて物干し具をこの物干し台により支持して用いることが多い。また、マンションのベランダや室内の天井に物干し具を固定しあるいは吊り下げて洗濯物などを干すこともある。
一方、洗濯物等、物干し具に吊り下げられた物体が風で落下することを防ぐために、物干し具にハンガーの先端を挿入するための孔部を複数設けることも知られている。この場合、吊り下げられる物体をハンガーにかけたうえで、ハンガーを物干し具の孔部に挿入する。従って、強い風がふいてもハンガー及び洗濯物等の物体が落下するおそれは非常に小さくなる。
物干し具は、ベランダ等の比較的狭いスペースに配置されることがある。物干し具を庭に配置する場合でも、クーラー室外機等の障害物等によって、人間が移動するスペースが制限され、物干し具において手が届かない部分が発生する場合もある。
以下、洗濯物を物干し具に干す場合を例にして説明する。ユーザの移動が制限されていて物干し具にユーザの手が届かない部分(例えば物干し具の中央から離れた部分や端部付近)がある場合、この部分は、実質的に洗濯物を吊り下げることができないデッドスペースとなってしまう。また、物干し具の手が届きにくい部分では、無理な体勢で洗濯物を干したり取り込んだりする必要があり、ユーザに負担がかかることになる。更に、老人や障がい者など、自由な移動が困難な人にとっては、できるだけ移動することなく洗濯物を吊り下げて取り込むことが必要となる。
更に、物干し具が部屋の窓の近くに有る場合、窓から手が届く範囲では、部屋から外にでずに室内から物干し具に洗濯物を干し、あるいは洗濯物の取り込みを行うことができる。しかしながら、窓から手が届く範囲は限られているため、室内から洗濯物を干す場合、上記のようなデッドスペースが発生する。また、窓から手を伸ばして洗濯物を干す場合、無理な体勢を強いることでユーザに負担がかかってしまう。
従って、ユーザの移動範囲に制限がある場合、物干し具の端付近に洗濯物を吊り下げることが困難な場合がある。
このような課題を解決するために、特許文献1には、物干し竿に2つの定滑車間にロープを横送り移動可能に設けた移動機構を設けることが記載されている。この技術においては、このロープに固定可能な専用のハンガーを用意し、この専用のハンガーを、洗濯物がかけられた状態でロープに固定する。そして、ハンガーをロープとともに横送りすることで、手が届きにくい物干し具の先端へとハンガーを物干し竿に沿って移動させる。これにより、物干し具全体に洗濯物を吊り下げることが可能となっている。
また、従来、セロハンテープやビニールテープ等の、ロール状に巻回されたテープをカットするために用いられるテープカッターが知られている。特に、テープの少なくとも一方側が粘着面とされた粘着テープをカットするためのテープカッターも知られている。
物品の所定の位置にテープを貼る場合、ユーザは、巻回されたテープの自由端を指で掴む。その後、所望の長さにテープを引き出してテープカッターでカットし、カットされたテープを所定の位置に貼り付ける。
従って、テープの自由端を掴むときには、ユーザの指がテープの粘着面に必ず接触する。その結果、テープの粘着面に指紋が残るおそれがある。テープに付着された粘着剤によりユーザの指が汚れたり、かぶれたりするおそれがある。更に、テープを直接指で掴んでいることから、テープを貼る位置を位置決めしづらく、また、指先は平坦ではないことからテープが曲がったり捩れたりするおそれもある。
なお、テープの粘着剤の材質も、ユーザの指に接触しても問題が生じない、毒性の低い材質を使用する必要がある。例えば工業用途において、接着力を高める等の目的に応じて、ある程度毒性を有する粘着剤を用いたテープが望まれる場合がある。しかし、従来技術においては、上述のようにユーザの指がテープの粘着剤と直に接触することから、毒性がない、又は非常に毒性が低い粘着剤しか使用が許されなかった。
このような課題を解決するために、特許文献2には、指にテープを接着させることなくテープを引き出すことが可能なテープカッターが開示されている。この従来技術においては、テープの粘着面が付着される剥離ローラと、圧着ローラ及び押さえローラとを用いている。圧着ローラ及び押さえローラは、剥離ローラとはテープを挟んで反対側に設けられ、これらのローラがテープを挟んで押さえた状態で回転することで、テープがローラの回転方向へと引き出される。従って、ユーザは直接指を触れることなくテープを引き出すことができる。
特開平6−154482号公報 特開平11−92016号公報
特許文献1に記載された方法では、物干し具にロープと定滑車を設ける必要があり、また、専用のハンガーを用意する必要があるのでコストが高くなる。更に、この方法では、ハンガーは通常の物干し具と同様に物干し具に懸けられた状態で移動する。従って、ハンガーと物干し具との摩擦により、ハンガーの移動が困難になる場合がある。従って、物干しに洗濯物等の物体を容易に吊り下げることは困難となるおそれがあった。
一方、特許文献2に記載されたテープカッターは、剥離ローラ、圧着ローラ及び押さえローラという3つのローラを有する複雑で高価な構成が必要となる。更に、剥離ローラにはテープの粘着面が付着するので、テープとの密着性が高い。その一方、圧着ローラ及び押さえローラは、粘着剤が塗布されていないほうのテープ表面に接するので、テープとの密着力及び摩擦力は小さい。従って、これらローラを回転させてもテープは剥離ローラに付着したままで剥離ローラに巻回され、ユーザがテープを引き出すことができないおそれもある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、物体を吊り下げやすい物干し具を提供することを目的とする。また、ユーザの移動が制限されていても、洗濯物等の物体を物干し具の端部に吊り下げることが可能な物干し具を提供することも目的とする。更に、本発明は、ユーザが手を触れることなくテープを引き出すことができるテープカッターを提供することも目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る物体吊り下げ具は、左端及び右端を備えて所定の保持手段で保持される長手状の第1物体吊り下げ部と、前記第1物体吊り下げ部に対して移動可能に設けられた第2物体吊り下げ部と、を有する。前記第2物体吊り下げ部は、物体が吊り下げられた状態で、前記第1物体吊り下げ部の長手方向の中央から前記左端に向かう方向又は前記右端に向かう方向に所定位置から移動可能に設けられている。
また、本発明によれば、第1の構成のテープカッターとして、テープがロール状に巻回されて形成されるテープロールに(好ましくは着脱自在に)設けられる保持具と、前記テープをカットする切断歯を備えたカッター部と、を有し、前記テープは、その両面のうち少なくとも一方の面が粘着面とされており、前記カッター部は、前記保持具に着脱自在に設けられ、前記保持具は、前記テープロールに沿って移動可能であり、前記切断歯は、前記カッター部が前記保持具に装着された状態で前記粘着面と接触して前記テープをカットし、かつ、前記テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが前記接触により前記切断歯に付着されるものであり、前記カッター部は、前記テープロールから延びているテープが前記切断歯に付着された状態で前記保持具から離脱可能である、テープカッターが得られる。
また、第2の構成のテープカッターとして、テープがロール状に巻回されて形成されるテープロールに着脱自在に設けられる第1保持具及び第2保持具と、それぞれ前記テープをカットする切断歯を備えた第1カッター部及び第2カッター部と、を有し、前記テープは、その両面のうち少なくとも一方の面が粘着面とされており、前記第1カッター部は、前記第1保持具に着脱自在に設けられ、前記第2カッター部は、前記第2保持具に着脱自在に設けられ、前記第1保持具及び第2保持具は、それぞれ前記テープロールに沿って移動可能であり、前記切断歯は、前記第1カッター部が前記第1保持具に装着された状態、又は前記第2カッター部が前記第2保持具に装着された状態で、前記粘着面と接触して前記テープをカットし、かつ、前記テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが前記接触により前記切断歯に付着されるものであり、前記第1カッター部は、前記テープロールから延びているテープがその切断歯に付着された状態で前記第1保持具から離脱可能であり、前記第2カッター部は、前記テープロールから延びているテープがその切断歯に付着された状態で前記第2保持具から離脱可能であり、前記第1カッター部は前記第2保持具に、前記第2カッター部は前記第1保持具に、それぞれ入れ替え可能である、第1の構成に記載のテープカッターも得られる。
また、第3の構成のテープカッターとして、前記テープロールから延びているテープが前記第1カッター部の切断歯に付着された状態で前記第1カッターが前記第1保持具から離脱しているときに、前記第2カッター部は前記第2保持具から前記第1保持具へと入れ替えられ、前記第2カッター部は、前記入れ替えられた状態で、前記テープロールから延びた前記テープをその切断歯により切断し、前記第1カッター部に付着した前記テープがテープを貼る対象物に貼られて前記第1カッター部から外された後に、前記第1カッター部が前記第2保持具へと装着可能となるように構成された、第2の構成に記載のテープカッターも得られる。
更に、第4の構成のテープカッターとして、前記第1保持具と前記第2保持具との少なくとも一方には、前記テープロールに取付けられた状態で他方を係合するための係合部が設けられている、第2の構成又は第3の構成に記載のテープカッターも得られる。 第5の構成のテープカッターとして、前記第1保持具と前記第2保持具との少なくとも一方には、前記テープロールに取付けられた状態で磁力により前記第1保持具及び第2保持具が互いに引き合うように、磁化された部位が設けられている、第2〜4のいずれかの構成に記載のテープカッターも得られる。 第6の構成のテープカッターとして、テープがロール状に巻回されて形成されるテープロールを回転可能に収容する本体部と、前記テープをカットする切断歯を備えて前記本体部に着脱自在に取付けられるカッター部と、を有し、前記テープは、その両面のうち少なくとも一方の面が粘着面とされており、前記切断歯は、前記カッター部が前記本体部に装着された状態で前記粘着面と接触して前記テープをカットし、かつ、前記テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが前記接触により前記切断歯に付着されるものであり、前記カッター部は、前記テープロールから延びている前記テープが前記切断歯に付着された状態で前記本体部から取り外し可能である、テープカッターも得られる。
第7の構成のテープカッターとして、テープがロール状に巻回されて形成されるテープロールを回転可能に収容する本体部と、前記テープをカットする第1切断歯を備えて前記本体部の第1位置に着脱自在に取付けられる第1カッター部と、前記テープをカットする第2切断歯を備えて前記本体部の第2位置に着脱自在に取付けられる第2カッター部と、を有し、前記テープは、その両面のうち少なくとも一方の面が粘着面とされており、前記第1切断歯は、前記第1カッター部が前記第1位置に装着された状態で前記粘着面と接触して前記テープをカットし、かつ、前記テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが前記接触により前記第1切断歯に付着されるものであり、前記第2切断歯は、前記第2カッター部が前記第2位置に装着された状態で前記粘着面と接触して前記テープをカットし、かつ、前記テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが前記接触により前記第2切断歯に付着されるものであり、前記第1カッター部は、前記テープロールから延びている前記テープが前記第1切断歯に付着された状態で前記第1位置から離脱可能であり、前記第2カッター部は、前記テープロールから延びている前記テープが前記第2切断歯に付着された状態で前記第2位置から離脱可能であり、前記第1カッター部は前記第2位置に、前記第2カッター部は前記第1位置に、それぞれ着脱自在に設けられ得る、テープカッターも得られる。
第8の構成のテープカッターとして、前記第1カッター部が前記テープロールから延びているテープがその切断歯に付着された状態で前記第1カッター部が前記第1位置から離脱したときに、前記第2カッター部は前記第2位置から前記第1位置へと入れ替えられ、前記第2カッター部は、前記入れ替えられた状態で、前記テープロールから延びた前記テープをその切断歯により切断し、前記第1カッター部に付着した前記テープがテープを貼る対象物に貼られて前記第1カッター部から外された後に、前記第1カッター部を前記第2位置へと装着可能となるように構成された、第7の構成に記載のテープカッターも得られる。 第9の構成のテープカッターとして、前記本体部と前記第1カッター部との少なくとも一方は、前記第1カッターが前記第1位置に取付けられた状態で磁力により互いに引き合うように磁化された部位が設けられている、第8の構成に記載のテープカッターも得られる。
本発明に係る物干し具によれば、長手状の第1物体吊り下げ部が所定位置に保持される一方で、第2物体吊り下げ部は、物体が吊り下げられた状態で、第1物体吊り下げ部の長手方向中央から左端に向かう方向又は右端に向かう方向に所定位置から移動可能に設けられている。
吊り下げられた物体は、第2物体吊り下げ部とともに第1物体吊り下げ部の左右いずれかの端部に移動して、移動後の位置で第2物体吊り下げ部から吊り下げられた状態になる。従って、ユーザは、第1物体吊り下げ部の端に移動することなく、所定の位置で吊り下げた物体を、第1物体吊り下げ部の端部に向かって移動させることができる。
従って、ユーザの移動範囲が制限されていても、洗濯物等の物体を容易に物体吊り下げ具の中心から離れた位置に吊り下げることが可能な物体吊り下げ具が得られる。
また、本発明に係るテープカッターによれば、カッター部が保持具に着脱自在に設けられ、また、保持具は、テープロールに沿って移動可能である。更に、カッター部に設けられた切断歯は、カッター部が保持具に装着された状態でテープの粘着面と接触してテープをカットする。テープの切断後には、前記テープロールから延びているテープが切断歯に付着されたままとなる。従って、ユーザは、テープが付着したカッター部を持って移動させることで、テープやテープの粘着面に手を触れることなくテープを移動させて任意の箇所に貼り付け、また、テープの切断を行うことができる。
本発明に係る物干し具の概略説明図。 物干し具の断面図。 (a)〜(e)は、洗濯物を吊り下げた状態での物干し具の概略説明図。 本発明に係る物干し具の概略説明図。 水平突起部を備えた支柱により支持された物干し具の概略説明図。 物干し具を長手の支持体に吊り下げて保持する形態の概略説明図。 第2物干し部及び第3物干し部を第1物干し部との間に空隙部が形成されるようにして設けた形態の概略説明図。 端部に近い孔部を小さくした物干し具の概略説明図。 円弧状の物干し具の平面図。 カバー付き物干し具の概略説明図。 テープカッターの正面図 (a)、(b)は、テープカッターがテープロールに設けられた状態の説明図。 (a)〜(f)は、保持具、カッター部及びテープロールの左側面図及び正面図。 (a)〜(c)は、2つのテープカッターを用いたテープの貼り方の説明図。 (a)〜(c)は、単一のテープカッターを用いたテープの貼り方の説明図。 保持具にローラ及びマジックテープを設けた実施形態の説明図。 (a)〜(c)は、本体部とカッター部とを備えたテープカッターの説明図 (a)、(b)は、本体部の構成要素の平面図。 (a)はカッター部の斜視図、(b)は、カッター部の各構成要素の平面図。 (a)、(b)は、2つのカッター部を用いてテープの貼り方の説明図。
[第1実施形態]
図1に、物体吊り下げ具として、洗濯物等を干すための物干し具を例にとって本発明の第1実施形態に係る物体吊り下げ具の概略説明図を示す。なお、この発明は物干し具に限定されるものではなく、任意の物体が吊り下げられて支持される任意の物体吊り下げ具に適用可能なものである。
この図において、物干し具100は、それぞれ長手状の第1物干し部101と、第1物干し部101に対して相対移動可能に設けられた第2物干し部102及び第3物干し部103を有する。
また、第2物干し部102及び第3物干し部103には、チェーン104、105がそれぞれ設けられている。第2物干し部102は第1物干し部101の右端に移動可能であり、ユーザは、第2物干し部102の一部を掴んで、第1物干し部101に沿って左右方向に自由に第2物干し部102を移動させることができる。
なお、ユーザは、右端に移動後の第2物干し部102の一部を掴んで第1物干し部101の中央に戻すこともできるが、第2物干し部102の左端に設けられたチェーン104を掴むことで、第2物干し部102を一層容易に移動させることができる。同様に、第3物干し部103も、チェーン105を設けたことで一層容易に移動させることができる。なお、チェーンに替えてスティックや紐等の、ユーザが掴むことができる物体を設けてもよい。
また、物干し具100の第1物干し部101は、その上端側が、支柱等の図示されない所定の保持具の下端側に係合して保持されている。なお、この明細書では、互いに固定されているか又は自由に移動可能であるかを問わずに一方の物体が他方の物体に、接続、結合、固定、嵌合等の何らかの係り合いを有することを「係合する」と記載する。また、保持具の上端側は、ベランダの天井に固定されている。このような構成により、物干し具100は、第1物干し部101を通じてベランダの天井部に吊り下げられて所定の高さに保持されている。
第1物干し部101には、その上端と下端との間の領域である中間部に、第1物干し部101の前面及び背面を貫通する複数の孔部110が設けられている。第2物干し部102及び第3物干し部103にも同様にその中間部に複数の孔部110が設けられている。
ハンガー106は、図1に示される第1物干し部101、第2物干し部102又は第3物干し部103の前面側から背面側へと、その先端をこれらの孔部110に挿入することでぶら下げることができる。従って、予め洗濯物がかけられたハンガー106の先端を孔部110に挿入するか、あるいは、先にハンガー106を孔部110に挿入した後に洗濯物をハンガーにかけることで、洗濯物を吊り下げることができる。なお、以下の図においては洗濯物を省略し、ハンガー106のみを示す。
図2に、第1物干し部101に第2物干し部102が係合された状態での断面図を示す。図2に示されるように、第1物干し部101の下部は空洞となっており、その下端側には、第1物干し部101の前面側から内部方向に延びる爪201Fと背面側から内部方向に延びる爪201Bが設けられている。これらの爪201F、201Bは、第2物干し部102及び第3物干し部103の上端側との係合部となるレール部210を構成する。このレール部210は、カーテンレールのように爪201F、201Bによって物体を支持してぶら下げることができるようになっている。
第2物干し部102の上端側には、第1物干し部101との係合部として、T字型の突起部Tが設けられている。この第2物干し部102の突起部Tが第1物干し部101の爪201F、201Bにより支持される。従って、第2物干し部102は、第1物干し部101の下端側からぶら下げられて左右自由にスライド移動あるいは摺動可能に結合されている。なお、第3物干し部103についても同様の構造となっている。この構造により、第2物干し部102及び第3物干し部103の上端側は、第1物干し部101の下端側に摺動可能に係合される。なお、第2物干し部及び第3物干し部103は、必ずしもその上端側の全部が第1物干し部の下端側に係合される必要はなく、洗濯物等の重量に耐えられる強度が得られる範囲でその一部が係合していればよい。
なお、第2物干し部102、第3物干し部103は、第1物干し部101に対して自由に相対移動できるものであればよく、図2に示した構造に限定されるものではない。第2物干し部102及び第3物干し部103を第1物干し部101に対して自由に移動させるために任意の構造を採用することができる。
図1に戻ると、この図には、物干し具100に洗濯物を吊り下げる時の物干し具100の状態が示される。
第1物干し部101の下端側には、第2物干し部102及び第3物干し部103がそれぞれ第1物干し部101に対して左右に相対移動可能に設けられている。また、これらの図において、第2物干し部102は右側に、第3物干し部103は左側にそれぞれ配置されている。
図1において、第2物干し部102の左端及び第3物干し部103の右端は第1物干し部101の中央で接触している。これにより、第2物干し部102の右端と第3物干し部103の左端との間の距離は最も短くなり、物干し具100が全体としてコンパクトになった状態を示している。
洗濯物等を吊り下げていないときには、図1のように物干し具100をコンパクトな状態にしておくことで、物干し具100が占有する空間を最小化することもできる。従って、例えば物干し具100が配置されたベランダで作業等を行う場合に物干し具100が邪魔になりにくくなる。
図3(a)に、洗濯物を吊り下げ始めるときの第2物干し部102、第3物干し部103の位置を示す。この状態では、第3物干し部103は第1物干し部101の左端に移動済みであり、第2物干し部102は所定位置、つまり、第1物干し部の長手方向における中央部近傍にある。
ユーザは、図3(a)の第1物干し具101の中央近傍で、第2物干し部102に洗濯物を吊り下げる。ここで、第2物干し部102は、第1物干し部101のすぐ下方にある。従って、この状態で第1物干し部101に洗濯物を吊り下げることは可能ではあるが、第1物干し部101に吊り下げた洗濯物が第2物干し部102自体や、第2物干し部に干した洗濯物やハンガーと干渉するおそれがある。また、洗濯物同士が重なって乾燥しにくくなるおそれもある。
従って、図3(b)に示されるように、ユーザは、第2物干し部102を上述した所定の位置から、第1物干し部101に対して右方向に相対移動させる。その結果、第2物干し部は、第1物干し部101の右端に寄せられる。
以上のように、ユーザは物干し具100の中央部近傍から移動していないのにもかかわらず、物干し具100の中央部で吊り下げた洗濯物は、物干し具100の端部で吊り下げられた状態となる。
これにより、第2物干し部102は、移動後において、その一部が第1物干し部101の右端部から突出する。なお、この実施形態では、図3(a)に示される初期状態においても第2物干し部が第1物干し部の端部から突出している。しかし、第2物干し部102が初期状態において第1物干し部101の端部から突出しない構成としてもよい。この場合、第2物干し部102は、移動後において、その一部が第1物干し部101の右端部から突出することが好ましい。
第2物干し部102が移動した後には、上述した所定の位置、つまり、第1物干し部101の中央部において、第2物干し部102と干渉することなく洗濯物等を吊り下げることができるスペースが形成される。物干し具100に第2物干し部102のみが設けられ、第3物干し部103が設けられていない場合は、この状態で、第1物干し部101に洗濯物を吊り下げる。その結果、移動可能な物干し部を持たない従来の物干し竿に比較して、洗濯物等を2倍吊り下げることができる。
この実施形態では、物干し具100には第2物干し部102だけでなく第3物干し部103も設けられている。従って、物干し具100にできるだけ多量の洗濯物を吊り下げるために、図3(b)の状態から、ユーザは、第3物干し部103を第1物干し部101の左端から右へと移動させ物干し具100の中央に配置する。図3(c)にその状態を示す。この図に示されるように、ユーザは、第2物干し部102のときと同様に、物干し具100の中央近傍で洗濯物を第3物干し部103に吊り下げることができる。
その後、ユーザは、図3(d)に示されるように、第3物干し部103を第1物干し部101に対して左方向に相対移動して第1物干し部101の左端に寄せる。その結果、第1物干し部101の下方に第2物干し部102と干渉しないスペースができる。この状態で、物干し具100の中央近傍で第1物干し部101に洗濯物を吊り下げることが可能である。この状態から第1物干し部101に洗濯物を吊り下げた状態を図3(e)に示す。
図3(e)では、物干し具100の中央に位置する第1物干し具100、右端に位置する第2物干し部102及び左端に位置する第3物干し部103のすべてに洗濯物がかけられている。また、上述したように、ユーザは、常に物干し具100の中央部付近で洗濯物を吊り下げることができる。また、洗濯物を取り込む場合には、この図では省略されているが、図1に記載されたチェーン104を引っ張るか、あるいは第2物干し部102を直接掴んで引っ張ることで、洗濯物を第2物干し部102とともに物干し具100の中央近傍に移動させることができる。第3物干し部103についても同様にして、洗濯物を物干し具100の中央近傍に移動させることができる。
従って、洗濯物を取り込む場合も、ユーザは常に物干し具100の中央近傍にいればよく、物干し具100の端に移動する必要はない。
なお、この実施形態では、第2物干し部102から洗濯物を吊り下げる例を示したが、第3物干し部103から洗濯物を吊り下げてもよい。この場合、第3物干し部103を最初に第1物干し部101の中央部に配置して洗濯物を吊り下げる。その後、第3物干し部103を左に移動して第2物干し部102を中央に移動して第2物干し部102に洗濯物を吊り下げる。最後に第2物干し部102を右に移動し、第1物干し部101に洗濯物を吊り下げる。
以上のように、この実施形態によれば、ユーザは、物干し具100の右端や左端に移動することなく洗濯物を物干し具100の中央、右端及び左端に吊り下げて取り込むことができる。また、第1物干し部101だけでなく、第2物干し部102及び第3物干し部103にも洗濯物を吊り下げることができる。従って、移動可能な物干し部を持たない物干し竿に比較して、ユーザが移動する必要なく3倍の量の洗濯物を吊り下げることができる。
更に、この実施形態では、第1物干し部101に対して相対移動可能である2つの物干し部(第2物干し部102、第3物干し部103)を設けた例を示した。しかし、この実施形態及び後述する他の実施形態のいずれにおいても、第2物干し部のみを単独で、あるいは3つ以上で複数設けるようにしてもよい。
第2物干し部を単独で設ける場合でも、第1実施形態と同様に、第2物干し部が第1物干し部101の中央に位置する状態で洗濯物を第2物干し部に吊り下げ、その後に第2物干し部を第1物干し部101の右端又は左端方向に移動させる。これにより、第2物干し部の移動前の位置である、第1物干し部101の中央には、第2物干し部と干渉することなく洗濯物等の物体を吊り下げるスペースが形成される。従って、ユーザが移動する必要なく2倍の量の洗濯物を吊り下げることができる。
また、この実施形態において、第2物干し部102を右端に移動した場合、第2物干し部102と第1物干し部101との係合部には、梃子の原理により大きな力がかかる。第3物干し部103についても同様である。従って、この実施形態では、物干し具100の強度を保つために、第1物干し部101に図示しないストッパを設け、第2物干し部102及び第3物干し部103がそれぞれ図3(b)においてS1、S2の位置から外側に移動しないようにした。これにより、物干し具100の強度が確保されている。
図4に、物干し具100をベランダの天井から吊り下げて固定した例を示す。この図に示されるように、物干し具100は、その第1物干し部101が支柱401、402を通じて図示しないベランダの天井に固定されている。また、ベランダへの出入り口403は、右側の窓が開いていて左側の窓が閉められている。
通常、ベランダへの出入り口の窓は引き戸になっていて、その右側又は左側のみが開放されて出入り可能になる。以下、ベランダの右の窓を開けた場合を例にとって説明する。
従来の物干し竿を用いて洗濯物を吊り下げる場合、出入り口の右側付近で物干し竿に洗濯物を吊り下げるのであれば、ユーザはベランダにでることなく、室内から手を伸ばして吊り下げることができる。例えば、従来の物干し竿を用いた場合でも、ユーザは、図4において開放された窓のすぐ後にあるハンガー106aは、室内から手を伸ばして取り込むことができる。
しかし、洗濯物が多く、物干し竿のベランダの窓が開いていないほうの出入り口近辺に洗濯物を吊り下げる必要がある場合は、ユーザは、靴を履いてベランダにでるか、あるいは出入り口の窓を右に移動して左側を開放する必要がある。更に、壁の向こう側に吊り下げた洗濯物は、ベランダにでてからでないと取り込むことができない。例えば、従来の物干し竿を用いた場合、図4に示されるハンガー106b、106cに示されるハンガーを取り込む場合、ユーザはベランダにでるために靴やサンダルを掃く必要があり、わずらわしい。
なお、ハンガー106b、106cがある程度出入り口の右側から近いところにある場合は、ユーザが室内から身を乗り出して洗濯物を吊り下げることもできる。しかし、この場合、ユーザは無理な姿勢をとる必要があり、思わぬ怪我をするおそれもある。洗濯物を取り込む場合だけでなく、洗濯物を吊り下げる場合も同様である。
一方、本実施形態に係る物干し具100を用いて洗濯物を吊り下げる場合、物干し具100のどの部分に洗濯物を吊り下げて干す場合でも、ユーザは物干し具100の中央近傍から移動する必要はない。
図4において、ハンガー106aについては、ユーザは室内から手を伸ばしてこれを取り込むことができる。一方、ハンガー106bについては、ユーザは、第2物干し部102の左端もしくはチェーン104を引っ張ることで、ハンガー106bを第2物干し部102ごと物干し具100の中央近傍に移動させることができる。ハンガー106cについても同様に、第3物干し部103とともにハンガー106cを物干し具100の中央近傍に移動させることができる。
なお、洗濯物を吊り下げるときも、図1、3を用いて説明した手順により、物干し具100の中央近傍でハンガー106a、ハンガー106b及びハンガー106cを用いて洗濯物を吊り下げることができる。
更に、物干し具100の右端あるいは左端をベランダの端を超えて空中に突き出して設置することもできる。この場合、ユーザは物干し具100の空中に突き出した部分に移動することはできない。しかし、第2物干し部102又は第3物干し部103を物干し具100の中央近傍に移動することで、洗濯物を物干し具100の空中に突き出した部分に吊り下げ、取り込むことができる。
また、建物の2階や3階など、そもそも外にでることができない場所でも、本実施形態係る物干し具100を建物の外壁等に固定することで、窓から手の届かない場所にも物干し具100に自由に洗濯物を吊り下げ、取り込むことができる。
この実施形態では第1物干し部101の下部に図2に示されるレール部210を設けた例を示した。しかし、このレール部210を第1物干し部101の上部に設け、第2物干し部102及び第3物干し部103の下端側が第1物干し部101の上端側と係合して移動するようにしてもよい。この場合、第2物干し部102を物干し具100の中央に配置して洗濯物を吊り下げる場合、第2物干し部102から吊り下げられた洗濯物が一時的に第1物干し部101と干渉するおそれもある。しかし、第2物干し部102を右に移動した後は、第2物干し部102から吊り下げられた洗濯物が第1物干し部101と干渉することはない。従って、第2物干し部102及び第3物干し部103の下端側が第1物干し部101の上端側と係合して移動する構成を採用することもできる。
この場合、図4における支柱401、402は、その下端側がベランダの床により支持され、その上端側が第1物干し部101の下端側に結合されることになる。また、ベランダに限らず、屋内や庭で物干し具100を用いる場合にも、支持台を床や地面に設置し、支持台の上端側を第1物干し部101の下端側に結合することで物干し具100を支持することができる。
更に、この実施形態では物干し具100を天井から支持したが、Γ型の支持体を床や地面に配置し、その支持体の“Γ”の上部水平部分にあたる箇所で第1物干し部101を支持するようにしてもよい。この場合、庭などの天井がない場所でも、物干し具100を、第1物干し部101の上端側で支持することができる。
このように、物干し具100の支持手法としては任意の手法を採用することができる。
更にまた、上記実施形態では、図2に示されるようにレール部210を第1物干し部101に単独で設けているが、レール部210を第1物干し部101の下端側(又は上端側)に、第1物干し部101の長手方向に沿って並列に複数設けてもよい。好ましくは、この係合部としてのレールは、第1物干し部の全長にわたって設けられる。
レール部210を二本設ける場合、第1物干し部101の下端側の前面側と背面側に、第1物干し部101の長手方向に沿った第1レール部及び第2レール部をそれぞれ設けることができる。従って、この場合には第2物干し部102及び第3物干し部103は、互いに干渉することなく独立して第1物干し部101に対して相対移動することができる。その結果、第2物干し部102を第1物干し部101の左端に移動することも、その逆に第3物干し部103を第1物干し部101の右端に移動することもできる。更に、第2物干し部102及び第3物干し部103を重ねた状態でともに第1物干し部101の中央に配置することもできる。この場合、物干し具100は図1に示される状態よりも一層コンパクトな状態となる。
なお、この実施形態及び後述する他の実施形態では、物干し具100を物干し竿として使用しているが、これに限らず、物干し具100を任意の物体を吊り下げるための物体吊り下げ具、例えば小物かけ具等として使うこともできる。この場合、物干し具100、第1物干し部101、第2物干し部102及び第3物干し部103を、それぞれ小物かけ具、第1小物かけ部、第2小物かけ部及び第3小物かけ部として用いることもできる。
また、物干し具100を任意の物体を吊り下げるための汎用物体吊り下げ具として使うこともできる。この場合、物干し具100、第1物干し部101、第2物干し部102及び第3物干し部103を、それぞれ物体吊り下げ具、第1物体吊り下げ部、第2物体吊り下げ部及び第3物体吊り下げ部として用いることもできる。
例えば物干し具100を小物かけ具として押し入れの中に配置して使用する場合、押し入れの扉を開けた正面に物干し具100を配置して自由に小物等をかけ、また小物を取りはずすことができる。また、第2物干し部102及び第3物干し部103の少なくとも一方を移動させて押し入れの開いていない扉の裏側に移動させることもできる。これにより、押し入れの空いてない扉の裏側でも自由に小物等をかけて取りはずすことができる。
この構成は、押し入れ前に家具等が配置されて、一方の扉が開けられない場合に特に有用である。
また、第1実施形態では、物干し具100をベランダの天井部に吊り下げて固定した例を示した。この例は、例えば新築マンション等において物干し具100を標準装備品としてベランダの天井に設置して販売する場合に適している。しかし、物干し具100は必ずしも天井に吊り下げる必要はない。物干し具100は、第2物干し具102及び第3物干し具103の移動を阻害しない限り、任意の手法で所定の高さに保持することができる。従って、物干し具100は、地面に配置した適切な物干し台等の保持具によって保持してもよい。また、この実施形態では、保持具は第1物干し部101の上端側と係合あるいは結合する例を示すが、以下に示す第2実施形態のように、第1物干し部の上端と下端との間の中間部で第1物干し部101を保持することもできる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、物干し具100を天井から支持して固定した例を示したが、この実施形態では、水平突起部を備えた支柱を有する物干し台と、物干し具100と、を組み合わせて物干し具100を地面や床から所定の高さに保持する構成を示す。
図5に、水平突起部を備えた支柱により支持された物干し具100の説明図を示す。この図に示されるように、物干し台500Rは、地面あるいは床に配置される台座503から垂直上方に延びた支柱501を有し、かつ、支柱501の上部には、水平に延びる突起部505が設けられている。同様に、物干し台500Lは、地面あるいは床に配置される台座504から垂直上方に延びた支柱502を有し、かつ、支柱502の上部には、水平に延びる突起部506が設けられている。なお、説明の簡略化のために、物干し具100において孔部110は省略している。
この実施形態における物干し具100においては、突起部505、506よりも大径の支持孔部510、511がそれぞれ第1物干し部101の中間部の右端側及び左端側に設けられている。使用時においては、物干し具100の支持孔部510、511にそれぞれ突起部505、506が挿入されて物干し具100が保持される。なお、物干し台500R、500Lに、物干し具100の落下防止部を設けても良い。例えば、突起部505、506の先端に、物干し具100の落下を防ぐように上方に延びる部分を設けることができる。この上方に延びる部分は、直線形状あるいは円弧等のような曲線形状等、落下を防止するための任意の形状とすることができる。
このような構成とすることで、物干し具100を簡易な手法で床や地面から所定の高さで保持することができる。特に、庭、室内、押し入れ等の、天井から物干し具100を吊り下げることが困難な場所においても、物干し具100を容易に所定の高さに保持することができる。
また、この実施形態では、孔部110とは別個に支持孔部510、511を設けるものとしたが、孔部110をそのまま支持孔部510、511として用いることもできる。
[第3実施形態]
この実施形態では、物干し具100を長手の支持体に吊り下げて保持する形態を説明する。なお、長手の支持体としては周知の物干し竿等の任意のものを用いることができる。以下、既存の物干し竿に物干し具100を設ける例を示す。
図6に、この実施形態の説明図を示す。第2実施形態と同様に、第1物干し部101には支持孔部510、511が設けられている。物干し竿601は、周知の物干し台等により所定の高さに保持されている。
物干し具100の第1物干し部101の右端部及び左端部には、支持孔部510、511が設けられている。支持孔部510にはS字フック602の下方端が挿入され、S字フック602の上端は物干し竿601に係合して吊り下げられている。同様に、支持孔部511には、S字フック603の下方端が挿入され、S字フック603の上端は物干し竿601に係合して吊り下げられている。
これら支持孔部510、511及びS字フック602、603により、物干し具100は物干し竿601に吊り下げられて所定の高さに保持される。なお、この実施形態ではS字フックを保持具として用いて物干し竿601から物干し具100を吊り下げて保持するものとしたが、任意の保持具を用いて物干し竿601によって物干し具100を保持することができる。
また、この実施形態では孔部110とは別個に支持孔部510、511を設けるものとしたが、孔部110をそのまま支持孔部510、511として用いることもできる。
[第4実施形態]
この実施形態では、実施形態1で用いた第2物干し部102及び第3物干し部103を、第1物干し部101との間に空隙部が形成されるように変形した例を示す。
図7にこの実施形態に係る物干し具700を示す。この図に示されるように、物干し具700は、第1物干し部101、第2物干し部712及び第3物干し部713を有する。第2物干し部712の上端側の左端部は、垂直方向上方に延びる突出部701となっている。この突出部701の上端側が第1物干し部101の下端側と係合し、第2物干し部102は第1物干し部101に対して左右方向に相対移動可能となっている。
同様に、第3物干し部713の上端側の右端部は、垂直上方に延びる突出部702となっている。この突出部702の上端側が第1物干し部101の下端側と係合し、第3物干し部713は第1物干し部101に対して左右方向に相対移動可能となっている。
第1実施形態と同様に、この実施形態においても、ユーザは、物干し具100の中央近傍で洗濯物の吊り下げ及び取り込みを行うことができる。加えて、この実施形態では、突出部701、702を設けたことで、第2物干し部712及び第3物干し部713の上方には、第1物干し部101との間にスペースが形成されている。
従って、孔部110を用いずとも、第2物干し部712の上部にハンガー106をかけて洗濯物を吊り下げることが可能である。更に、ハンガー106を用いずに、第2物干し部712の上部に直接洗濯物をかけて吊り下げることができる。第3物干し部713についても同様である。
なお、この実施形態では、突出部701は第2物干し部712の左右の端部のうち、物干し部101の中央に近いほうの端部である左端部に設けた。しかし、この突出部701は必ずしも左端部に設ける必要はない。突出部701は、第2物干し部712及び第3物干し部713が第1物干し部101に対して移動可能となるのであれば、第2物干し部712の任意の位置に設けることができる。
第3物干し部713についても同様である。
以上のことから、この実施形態においては、必ずしも孔部110を設ける必要はない。孔部110が設けられていない場合でも、第2物干し部712、第3物干し部713の上部に洗濯物をかけて吊り下げることができるからである。従って、この実施形態においては、孔部110が設けられているかいないかにかかわらず、物干し具100に洗濯物を吊り下げることができる。また、上述の各実施形態と同様に、物干し具100を任意の物体を吊り下げるための物体吊り下げ具として用いることができる。
また、他の実施形態では、第1物干し部、第2物干し部、第3物干し部に、それぞれ1つ以上の孔部110を設けることが好ましいが、この実施形態においては、孔部110を設けないようにしてもよい。上述のように、孔部110を設けずとも第2物干し部712あるいは第3物干し部713の上部にハンガー106をかけて洗濯物を吊り下げることが可能であるからである。
[第5実施形態]
この実施形態では、孔部110の大きさを変えた例を示す。
図3(b)、(d)に示されるように第2物干し部102が第1物干し部101の中央から最も離れた右側位置にある場合、吊り下げられた洗濯物の重量により、両者の係合部に大きな負荷あるいは回転モーメントがかかる。第3物干し部103についても同様である。
このように、第2物干し部102及び第3物干し部103を第1物干し部101の中央から遠い位置に移動した状態、つまり図3(b)、(d)に示される状態で、第1物干し部101の中央から遠い位置に配置される孔部110には、軽量の物体を吊り下げることが好ましい。
図8にこの実施形態における物干し具800の説明図を示す。なお、この図では、説明の簡素化のために、チェーン104、105等は省略している。この実施形態では、図8に示すように、第1物干し部は実施形態1における第1物干し部101と同じ構成となっている。しかし、図8に示される第2物干し部802及び第3物干し部803は、実施形態1における第2物干し部102及び第3物干し部103とは異なる構成となっている。
図8に示されるように、第2物干し部802及び第3物干し部803に設けられる孔部110には、孔部110a〜110hが含まれ、大きさが異なる孔部が含まれている。これは、ユーザに対して、軽い洗濯物を吊り下げることを視覚的に促すためである。
孔部110が大きい場合、ハンガーを吊り下げる際に細かい位置合わせは必要ないことなどから、静止状態で保持することが困難である重い物体も比較的容易に孔部110に吊り下げることが可能である。また、大きい孔部110には、それにあわせて大きい物体(従って、密度が一定であるとすると相対的に重い物体)が吊り下げ可能であるとの心理も働く。
一方、孔部110が小さい場合、ハンガーを吊り下げる際に細かい位置合わせが必要であることから、静止状態で保持することが困難である重い物体は小さい孔部110には吊り下げにくい。また、小さい孔部110には、それにあわせて小さい物体(従って、密度が一定であるとすると相対的に軽い物体)が吊り下げ可能であるとの心理も働く。
以上のことから、この実施形態では、物干し具800の中央部から遠い位置に配置された孔部110の大きさを、物干し具800の中央部に近い位置にある孔部110の大きさよりも小さくした。
図8に示されるように、第2物干し部802には、その物干し具800の中央に近い順に孔部110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g及び110hが設けられている。孔部110a、110b、110cは、いずれも図1及び図3(a)〜(e)に示される物干し具100の孔部110と同じ大きさである。これらの孔部110は、いずれも物干し具100の中央に比較的近く、比較的重い洗濯物を吊り下げてもよいからである。一方、孔部110d、110e、110f、110g及び110hについては、物干し具110の中央から遠ざかるに従って小さくなっている。なお、第3物干し部803についても同様である。
従って、この実施形態では、物干し具800の孔部110のうち少なくとも一部については、その中央部から遠ざかるにつれて孔部110が小さくなるようにしている。これにより、ユーザに対して、中央部から遠く小さい孔部110に軽量の洗濯物や物体を吊り下げることを促すことができ、物干し具100にかかる負荷や回転モーメントを小さくしている。特に、第1物干し部101と第2物干し部102又は第3物干し部103との接合部にかかる負荷や回転モーメントが小さくなっている。
なお、この実施形態では、一部の孔部110は同じ大きさとし、他の孔部110は中央部から遠ざかるにつれて小さくなるようにした。しかし、物干し具100の全ての孔部110について、中央部から遠ざかるにつれて、孔部110が小さくなるようにしてもよい。少なくとも、孔部110のうち1つは、物干し具100の中央部から遠い位置に設けられていて、この中央部に近い孔部110よりも小さくなるようにされていればよい。好ましくは、中央部から最も遠い位置にある孔部については、他の孔部よりも小さくする。
[第6実施形態]
この実施形態では、第1実施形態における第1物干し部101、第2物干し部102及び第3物干し部103をいずれも円の一部、つまり円弧状に変形されたものとし、かつその曲率半径をすべて同一の値とした。
この実施形態に係る円弧状の物干し具900の平面図を図9(a)、(b)に示す。
他の実施形態においては、第1物干し部901、第2物干し部902及び第3物干し部903はいずれも直線状としている。しかし、図9(a)、(b)に示される第1物干し部901、第2物干し部902及び第3物干し部903は、いずれも曲率半径が等しい円弧状であり、第1物干し部101に沿って、その左端方向又は右端方向に自由に移動可能とすることができる。
図9(a)では、第2物干し部902及び第3物干し具903が第1物干し部901の中央で接触している。これにより、第2物干し部902の右端と第3物干し部903の左端との間の距離は最も短くなり、物干し具900が全体としてコンパクトになった状態を示している。
一方、図9(b)では、第2物干し部902及び第3物干し具903は、それぞれ第1物干し部901右端及び左端に移動された状態となっている。これにより、物干し具900は、第2物干し部902及び第3物干し具903が引き出されて、洗濯物等を吊すことができる領域が最大と成っている。
また、第2物干し部902、第3物干し部903は、洗濯物等を吊すユーザからみて左右方向に移動するだけでなく、奥行き方向にも移動する。従って、この物干し具900は、第2物干し部102、第3物干し部103の先端がベランダ外に突出するようにベランダに設置することもできる。
この場合、物干し具900の一部がベランダ内で占有する空間を小さくすることができ、ベランダを広く使うことができる。
以上のように、本発明に係る物干し具100は、各実施形態に記載されるように様々な形態をとり得るが、その他の形態を取ることもできる。
例えば、各実施形態では、第1物干し部101の全長は、第2物干し部102の全長と第3物干し部103の全長との総和よりも短くした例を示している。しかし、第1物干し部の全長を上記総和より長くして、その上に布団やシーツ等の幅広の洗濯物等を干すことができるようにしてもよい。
この場合、第1物干し部の上端側に角が形成されないようカーブさせて曲線形状とすることで、タオルやシーツに折れ線がつかないようにすることが好ましい。
また、第2実施形態に示されるように、物干し具100は、第1物干し部の上部側以外の位置、例えば第1物干し部において孔部110が形成された中間部で保持具に取付けることで所定の高さに保持することが可能である。この場合、第1物干し部の上端側には支柱等が設けられることがない。従って、第1物干し部101の上端に、第1物干し部101に対して自由に相対移動できるカバー等を取付けることもできる。
図10にこの構成を示す。この図において、物干し具1000は、第1物干し部1031、第2物干し部1032及び第3物干し部1033を有する。第1物干し部1031の長手方向中央部には固定された第1カバー1001、第1物干し部1031の右端から突出する位置にまで移動可能に設けられた第2カバー1002及び第1物干し部1031の左端から突出する位置にまで移動可能に設けられた第3カバー1003が設けられている。これら第1カバー1001、第2カバー1002及び第3カバー1003は、いずれもその上面がドーム状の曲面として形成されている。
図10に示されるように、第1カバー1001に第2カバー1002及び第3カバー1003が接触した状態でも幅広の洗濯物等をかけることができる。
また、第2カバー1002及び第3カバー1003を、それぞれ第1物干し部1031の右側及び左側から突出する位置に移動させることで、物干し具100の全長は、その突出した長さだけ実質的に長くなる。
更に、第2物干し部1032の左下側にはリング1006を介してロッド1004が吊り下げられ、同様に、第3物干し部1033の右下側にはリング1007を介してロッド1005が吊り下げられている。図1に示したチェーン104、105と同様に、このロッド1004、1005を引っ張ることで、第2物干し部1032及び第3物干し部1033を容易に移動させることができる。
第1物干し部1031は、その右端側に設けられた支持孔と左端側に設けられた支持孔を、支持体1008及び支持体1009の突出部にそれぞれ挿入することで支持される。これにより、物干し具1000が所定の高さに保持される。
また、雨風をよけるための屋根を設けてもよい。この屋根は、例えばスケルトンタイプとすることもできる。
なお、各実施形態においては、第1物干し部、第2物干し部、及び第3物干し部は剛性を有するものとして説明した。しかし、例えば第1物干し部は剛性を有するものとして形成し、第2物干し部及び第3物干し部を、洗濯物や物体と吊り下げるに十分な強度を有してかつ柔軟性を有するものとすることもできる。この場合、第2物干し部及び第3物干し部において、第1物干し部と係合する部分は第1物干し部の形状にあわせて柔軟に変形することになる。従って、この場合でも、第2物干し部及び第3物干し部を、第1物干し部に沿って、その左端方向又は右端方向に自由に移動可能とすることができる。
また、各実施形態は必要に応じて任意に組み合わせることができる。例えば第1〜第5実施形態に示された実施形態を第6実施形態と組み合わせることもできる。
更に、本発明に係る物体吊り下げ具は、ユーザが移動することなく、あるいは移動範囲を抑えて、物体を物体吊り下げ具の端にまで吊り下げることができる。従って、老人や障がい者など、自由な移動が困難な人にとっても、できるだけ移動することなく洗濯物を吊り下げ、取り込むことができるという利点がある。
[第7実施形態]
次に、本発明の一実施形態にかかるテープカッターを、図面を参照して説明する。
図11は、この実施形態に係るテープカッター2000の正面図である。また、テープロール1300に2つのテープカッター2000A、2000Bを取付けた状態の説明図を図12(a)、(b)に示す。更に、保持具1100、カッター部1200及びテープロール1300の説明図を図13(a)〜(f)に示す。
図11に示されるように、テープカッター2000は、保持具1100と、切断歯1203を備えたカッター部1200と、から構成される。カッター部1200は、保持具1100に対して着脱自在であり、図11は、カッター部1200を保持具1100に装着した状態を示す。
図11に示されるように、保持具1100の内部には空洞部Cが形成されている。図12(a)、(b)に示されるように、保持具1100は、テープロール1300がこの空洞部Cを貫通するようにテープロールに取付けられる。その結果、保持具1100は、テープロールの周に沿ってテープロール上を移動する。なお、テープロール1300のテープ1301は、その両面の少なくとも一方が粘着面となっている。
テープを切断する場合、テープロール1300からテープを延ばし、図11に示されるカッター部1200の切断歯1203にテープの粘着面を付着させ、切断歯1203の表面と垂直な方向にテープを引っ張る。その結果、切断歯の先端においてテープが切断される。この際、切断歯の表面に残ったテープは、テープの粘着面の接着力によって切断歯の表面上に残る。
なお、この実施形態では、図12(a)に示されるように、2つのテープカッター2000A、2000Bがテープロール1300に取付けられる。この図に示されるように、テープカッター2000Aは、カッター部1200Aが保持具1100Aに取付けられた状態でテープロール1300に設けられている。また、テープロールから延びたテープは、その端部が切断歯1203の表面に付着している。この状態から何らかの物体にテープを貼る場合、図12(b)に示されるように、カッター部1200Aを保持具1100Aから離脱させる。
その後、カッター部1200Aを、テープを貼る対象となる物体の近傍へと移動させる。テープの端部は切断歯1203に付着しているので、この移動により、テープロールから延びるテープの端部もカッター部1200とともに移動することになる。
また、保持具1100A、1100B同士は、互いに着脱自在で、両者が分離して、あるいは一体となって動くことがそれぞれ可能とされている。例えば、保持具1100Aと1100Bとにそれぞれ凹部と凸部を設け、一方の凸部に一方の凹部をはめ込むことで両者を固定可能とできる。また、これら保持具1100A、1100Bを磁力により結合可能としてもよい。例えば、保持具1100A、1100Bの少なくとも一方に磁化された部位を設け、テープロール1300に両者が取付けられた状態で、磁力によりこれら保持具同士が互いに引き合い、両者がある程度近づくと互いに磁力で結合するようにしてもよい。なお、保持具同士だけでなく、保持具とカッター部等、任意の2つの部材同士を、上述の凹部と凸部や磁力等により着脱自在に係合させることができる。
図13(a)〜(f)に、保持具1100、カッター部1200及びテープロール1300の説明図を示す。
図13(a)は、保持具1100の左側面図、図13(b)は、保持具1100の正面図を示す。これらの図に示されるように、保持具1100は、左側面1101、底面1102、右側面1103を有する。また、右側面1103からは下蓋部1104が、左側面からは上蓋部1105がそれぞれ延びている。この実施形態では、保持具1100は可撓性を有し、上蓋部1105と下蓋部1104とが左右に開くことで、保持具1100の上部が開放される。このように保持具1100の上部を開放することで、テープロール1300を保持具1100の空洞部Cに挿入することができる。その後、左右に開いた上蓋部1105と下蓋部1104を、図13(b)に示される元の状態に戻すことで、保持具1100をテープロール1300に取付けることができる。なお、この実施形態は一例であり、保持具1100は、テープロール1300に対して、その周を移動可能に取付けることができるのであれば、どのような形態で取付けてもよい。
また、保持具1100下方には、右凸部1105Rと左凸部1105Lとが形成されている。
一方、図13(c)は、カッター部1200の左側面図、図13(d)は、カッター部1200の正面図を示す。これらの図に示されるように、カッター部1200は、左側面1201、右側面1202、切断歯1203を有する。左側面1201と右側面1202とは、切断歯1203に固定され、かつ、この切断歯1203を介して互いに対向する。左側面1201において右側面1202に対向する側の面には左凹部1204Lが設けられている。同様に、右側面1202において左側面1201に対向する側の面には、右凹部1204Rが設けられている。
また、図13(c)に示されるように、切断歯1203は、その根本部、即ちテープを切断する端部と反対側の端部は、その側面側からみたときに、左側面1201、右側面1202から突出するように配置されることが好ましい。これにより、テープ1301が切断歯1203に付着した状態で、テープ1301が切断歯1203の根本部とともにカッター部1200から突出する。従って、図14(a)、(b)に示されるように、テープ1301を接着するときに、テープが貼られる物体に直接テープを接触させることができ、テープ1301の位置決めがしやすくなる。
保持具1100とカッター部1200とは、互いに着脱可能に係合される。この実施形態においては、保持具1100の右凸部1105R及び左凸部1105Lにカッター部1200の右凹部1204R及び左凹部1204Lがそれぞれはまり合うことで、カッター部1200が保持具1100を挟み込む。これにより、カッター部1200は保持具1100に装着され、両者が固定される。なお、この実施形態は一例であり、保持具1100とカッター部1200とは任意の手法で着脱自在に取付けることができる。
なお、この実施形態は一例であり、種々の変更が可能である。例えば、1つの保持具1100に複数の凸部を設け、これに対応して1つのカッター部1200に複数の凹部を設けてもよい。
図13(e)はテープロール1300の左側面図、図13(f)はテープロール1300の正面図である。テープロールは、テープ1301がロール状に巻回されて形成されている。なお、テープ1301は、テープ芯の周囲に巻回されることもあるが、図面を簡略化するために、テープ芯は記載を省略している。
以下、テープロールから引き出したテープ1301を所望の物品や対象物に貼り付ける手法を説明する。なお、この実施例では、テープ1301を封筒に貼り付ける例を説明する。
図14(a)〜(c)に、この実施形態におけるテープ1301の貼り方の説明図を示す。
ユーザは、図12(a)に示される、カッター部1200A、1200Bがそれぞれ保持具1100A、1100Bに保持された状態で、カッター部1200Aを手に持つ。その後、ユーザは、手に持ったカッター部1200を保持具1100Aから離脱させる。これにより、カッター部1200は、図12(b)に示されるように、テープロール1300から延びるテープ1301の端部とともに保持具1100から離脱される。
従って、カッター部1200Aを封筒Fの近傍へと移動させと、テープロール1300から延びるテープ1301の端部も、切断歯1203Aとともに封筒Fの近傍に移動する。
その後に、ユーザは、図14(a)に示されるように、切断歯1203Aに付着しているテープ1301の粘着面の一部を封筒Fに貼り付ける。
その後、ユーザは、図14(b)に示されるように、所望の長さのテープ1301を封筒Fに貼り付けて、テープ1301を切断する。この際、カッター部1200Aはテープロール1300から離脱しているので、図14(b)に示されるように、テープロール1300には、カッター部1200B及びその切断歯1203Bのみが取付けられた状態となっている。この状態で、テープロール1300から延びるテープ1301を切断歯1203Bで切断することもできる。
しかしながら、カッター部1200Bとテープロール1300から延びるテープ1301との間には保持具1100Aが介在している。従って、場合によっては、保持具1100Aが邪魔になってカッター部1200Bにおけるテープ1301を切断しにくくなるおそれもある。従って、この実施形態では、カッター部1200Bを保持具1100Bから離脱させて、保持具1100Aに入れ替えて装着する。この際、図14(a)の状態で、ユーザの一方の手はカッター部1200Aを保持し、他方の手はテープロール1300を保持している。しかし、カッター部1200Aに付着しているテープ1301の一部を封筒Fに貼り付けた後は、テープ1301は封筒Fに固定される。従って、ユーザはカッター部1200Aを保持する必要はない。このことから、ユーザは両手を使ってテープロール1300の保持及びカッター部1200Bの入れ替えを行うことができる。
その結果、図14(b)に示されるように、ユーザは、切断歯1203Bによってテープ1301を容易に切断することができ、その後にテープ全体を封筒Fに貼り付けることができる。
なお、テープ1301の切断歯1203Aに付着した部分は、封筒Fにテープの少なくとも一部を貼り付けた後であれば、切断歯1203Bによるテープの切断前、切断後のいずれの時点においても切断歯1203Aから剥がして封筒Fに貼り付けることができる。
更に、図13(c)で説明したように、この実施形態では、切断歯1203は、その根本部が左側面1201、右側面1202から突出しているので、テープ1301を接着するときに、テープが貼られる物体に直接テープを接触させることができ、テープ1301の位置決めがしやすくなる。
このようにして、切断されたテープ1301全体を封筒Fに貼り付けた後には、カッター部1200Bは保持具1100Aに装着されており、保持具1100Bには何も装着されておらず、カッター部1200Aは、保持具1100Aから離脱した状態となっている。従って、ユーザは、カッター部1200Aを、開いている保持具1100Bに装着する。
また、テープ1301の切断歯1203Aから剥がされた部分は封筒Fに貼り付けられていない状態で残るので、ユーザは、この端部Eを封筒に押しつけて貼り付ける。
これにより、ユーザは、テープ1301の粘着面に手を触れることなくテープ1301を所望の長さに切断し、テープが貼り付けられる物体の所望の位置に容易にテープを貼り付けることができる。
なお、この実施形態では、2つのテープカッター2000A、2000Bをテープロール1300に取付けた例を示した。しかし、テープロールに単一のテープカッター2000のみを取付ける構成としてもよい。この場合のテープ1301を切断する状態を図15(a)〜(c)に示す。図15(a)に示されるように、テープ1301を封筒Fに貼り付けた状態ではテープロール1300にはテープ1301を切断するための切断歯はない。従って、ユーザは、カッター部1200をテープ1301から剥がして保持具1100に装着する。
その状態を図15(b)に示す。この図に示されるように、カッター部1200は保持具1100に装着され、その切断歯1203によりテープ1301を切断することができる。また、テープ1301の端部Eは、切断歯1203から剥がされた状態で封筒Fに貼り付けられていない状態で残るので、ユーザは、この端部Eを封筒に押しつけて貼り付ける。
以上説明したように、この実施形態では、ユーザは、テープ1301の粘着面に直接手を触れることなく、所望の長さにテープ1301を切断して所望の位置に貼り付けることができる。
また、変形例として、図13(b)に示される保持具1100に、ローラ及びマジックテープを設けることもできる。この例を図16に示す。図16において、保持具1120は、底面1102にベルトローラ1121が、下蓋部1104にはベルトローラ1122が設けられている。これらベルトローラ1121、1122は、空洞部Cにテープロール1300が配置されたときに、テープロール1300を上下から挟んでそれぞれ回転する。従って、テープロール1300をガタつかせることなく保持することができる。また、テープを使っていく内にテープロールの厚みが薄くなっていった場合でも、ベルトローラを弾性部材で形成することで、その弾性によりテープロールのガタつきを抑制することができる。
更に、この例では、図13(b)における上蓋部1105を凸型の変形上蓋部1125とし、ベルトローラ1122のを収容できる空間Sを形成するようにした。ベルトローラ1122は、その一部が下蓋部1104から突出するが、その突出部は空間Sに収容されるので、ベルトローラ1122による干渉を受けずに変形上蓋部1125を下蓋部1104に重ねることができる。また、下蓋部1104及び変形上蓋部1125には、それぞれマジックテープ1123、1124を設け、変形上蓋部1125と下蓋部1104とを固定するようにした。その他の構成は、図13(b)と同様であり、説明を省略する。
[第8実施形態]
本発明の一実施形態にかかるテープカッターを、図面を参照して説明する。
図17(a)〜(c)に、この実施形態に係る、本体部1510とカッター部1501〜1504とを備えたテープカッターの説明図、図18(a)、(b)に、本体部1510の構成要素の平面図、図19(a)に、カッター部1501の斜視図、図19(b)に、カッター部1501の構成要素の平面図を示す。
図17(a)において、テープカッター1500は、扇型(あるいは4分円形状)のカッター部1501、1502、1503及び1504と、本体部1510とにより構成される。これらカッター部1501〜1504は本体部1510に着脱自在に設けられ、これらカッター部1501〜1504が本体部1510に装着された状態で、テープカッター1500はほぼ正方形状となる。なお、図17(a)〜(c)においては、図面を見やすくするために、テープカッター1500の右側に位置する構成要素である、後述する本体部右側板1511、カッター部右側板1501R、1502R、1503R及び1504Rを省略している。また、特に断りのない限り、図面を見やすくするために、図17(a)〜(c)において、カッター部1501L〜1504Lは、すべて「L」を省略し、単にカッター部1501〜1504として記載している。
また、この実施形態では、ユーザがとがった角で怪我をすることを避けるために、カッター部1501〜1504において、正方形の角となる部分は丸めてある。
図18(a)、(b)に、本体部1510の構成要素の平面図を示す。図18(a)に示されるように、本体部1510は、左側板1511L、右側板1511R及び円筒形のテープホルダ1512により構成される。図18(b)には、左側板1511L、テープホルダ1512及び右側板1511Rを組み立てた状態の左側板1511Lを下にした状態での平面図を示す。左側板1511L、テープホルダ1512及び右側板1511Rは互いに着脱自在となっており、左側板1511L、右側板1511Rの一方を外した状態でテープロール1300をテープホルダ1512にはめ込み、その後に左側板1511L、テープホルダ1512又は右側板1511Rをテープホルダ1512装着することで、テープホルダ1512にテープロール1300が装着される。
図19(a)に、カッター部1501の斜視図を示す。また、図19(b)に、カッター部1501の構成要素である、カッター部左側板1501L、カッター部右側板1501R及び切断歯1531の平面図を示す。これらの図に示されるように、カッター部1501は、カッター部左側板1501L、カッター部右側板1501R及び切断歯1531により構成される。図示されるように、カッター部左側板1501Lとカッター部右側板1501Rとは、切断歯1531を介して固定されている。
なお、カッター部1502〜1504の構成は、カッター部1501と同様である。従って、カッター部1502は、カッター部左側板1502Lとカッター部右側板1502Rとが切断歯1532を介して固定されて形成される。カッター部1503は、カッター部左側板1503Lとカッター部右側板1503Rとが切断歯1533を介して固定されて形成される。カッター部1504は、カッター部左側板1504Lとカッター部右側板1504Rとが切断歯1534を介して固定されて形成される。
図17(a)に示されるように、カッター部1501は、任意の手法により、本体部1510に対してスライド可能に取付けられる。この実施形態では、本体部を磁石として、各カッター部1501〜1504を強磁性体で形成することで、カッター部1501を本体部1510に対してスライド可能に取付けることができる。このテープカッター1500において、テープホルダ1512にテープロール1300を回転可能に収容し、切断歯1531〜1534でテープ1531を切断することができる。テープ1531の切断の仕方等は第7実施形態と同様である。
図17(b)に、テープホルダ1512にテープロール1300を装着して切断部1531でテープ1301を切断し、更にカッター部1501を本体部1510から離脱させた状態を示す。このように、第7実施形態と同様に、第8実施形態においても、カッター部1501の切断歯1531にテープ1301の粘着面を付着させた状態で、カッター部1501を本体部1510から離脱させることができる。なお、他のカッター部1502〜1504についても同様である。
図17(c)に示されるように、第7実施形態と同様に、第8実施形態においても、テープ1301を容易に封筒等の接着対象となる物体に対して容易に接着させることが可能となる。
また、第7実施形態と同様に、この実施形態においても、図17(b)に示される初期状態ではテープ1301は切断歯1531に接着していたが、図17(c)に示される、テープ1301を切断した状態では、テープ1301は、切断歯1532に接着されている。
なお、第8実施形態では4つのカッター部1501〜1504を用いたが、カッター部を2つのみ設ける構成としてもよい。この構成を図20(a)、(b)に示す。図20(a)に示されるように、テープカッター1600は、2つのカッター部1601、1602を有し、初期状態ではテープ1301は、カッター部1601の切断歯1631に付着している。そして、図20(b)に示されるように、テープ1301をカットした後には、テープ1301は切断歯1632に付着される。なお、その他の構成は、第8実施形態と同様である。
なお、いずれの実施形態においても、ユーザが洗濯物等の物体を吊り下げ、また、ユーザがテープの切断及び貼り付けを行う例を示した。しかし、本発明にかかる物干し具やテープカッターは、人間が操作する場合に限られるものではなく、例えば機械により物体の吊り下げを行う場合や、機械によりテープの切断及び貼り付けを行う場合にも適用可能である。
100…物干し具、101…第1物干し部、102…第2物干し部、103…第3物干し部、104、105…チェーン、106…ハンガー、110…孔部、510、511…支持孔部、201B、201F…爪、210…レール部、401…支柱、1100、1100A、1100B…保持具、1121、1122…ベルトローラ、1123…マジックテープ、1125…変形上蓋部、1200、1200A、1200B…カッター部、1201…左側面、1202…右側面、1203…切断歯、1300…テープロール、1301…テープ、1500…テープカッター、1501〜1504…カッター部

Claims (11)

  1. 左端及び右端を備えて所定の保持手段で保持されて長手方向を有する第1物干し部と、
    前記第1物干し部に対して移動可能に設けられて物体を吊り下げるための複数の孔部を有する第2物干し部と、を有し、
    前記第2物干し部は、前記第1物干し部の長手方向中央から前記左端に向かう方向又は前記右端に向かう方向に、前記孔部に前記物体が吊り下げられた状態で前記第1物干し部と干渉することなく所定位置から移動可能に設けられており、
    前記第2物干し部が前記所定位置にあるときは、前記第1物干し部に前記物体が吊り下げられた場合にはその物体が前記所定位置にある前記第2物干し部と干渉し、
    前記第2物干し部が移動することで、前記第2物干し部と干渉することなく前記第1物干し部に前記物体を吊り下げるスペースが前記所定位置に形成される、
    物干し具。
  2. 前記第1物干し部には、前記物体を吊り下げるための複数の孔部が設けられている、
    請求項1に記載の物干し具。
  3. 前記所定位置は、前記第1物干し部の前記長手方向中央の近傍である、請求項1又は2に記載の物干し具。
  4. 前記第1物干し部は、その上端側で前記保持手段に保持され、
    前記第2物干し部の上端側の少なくとも一部は、前記第1物干し部の下端側に係合されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の物干し具。
  5. 前記第1物干し部には、前記第2物干し部がそれぞれ前記第1物干し部に対して移動可能に複数設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の物干し具。
  6. 前記第1物干し部の前記下端側には、前記第2物干し部との係合部が前記長手方向に沿って並列に複数設けられ、前記第2物干し部は、互いに干渉することなくそれぞれ前記第1物干し部に対して移動可能に前記係合部と係合する、請求項4又は5に記載の物干し具。
  7. 前記第2物干し部は長手状であり、その上端側の一部に前記第2物干し部の長手方向に対して垂直方向に延びる突出部を有し、前記突出部の上端側が前記第1物干し部の前記下端側と係合することで、前記第2物干し部は前記第1物干し部との間に空隙部が形成された状態で前記所定位置から移動可能とされている、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の物干し具。
  8. 前記複数の孔部には、第1の孔部と、前記第1の孔部よりも前記物干し具の中央部から遠い位置に設けられて前記第1の孔部よりも小さい第2の孔部と、が含まれる、請求項に記載の物干し具。
  9. 前記第2物干し部は、前記左端に向かう方向又は前記右端に向かう方向に所定位置から移動した後は、その一部が前記第1物干し部の端部から突出する、請求項1乃至のいずれかに記載の物干し具。
  10. 左端及び右端を備えて所定の保持手段で保持される長手状の第1小物かけ部と、
    前記第1小物かけ部に対して移動可能に設けられて物体を吊り下げるための複数の孔部を有する第2小物かけ部と、を有し、
    前記第2小物かけ部は、前記第1小物かけ部の長手方向中央から前記左端に向かう方向又は前記右端に向かう方向に、前記孔部に前記物体が吊り下げられた状態で前記第1小物かけ部と干渉することなく所定位置から移動可能に設けられており、
    前記第2小物かけ部が前記所定位置にあるときは、前記第1小物かけ部に前記物体が吊り下げられた場合にはその物体が前記所定位置にある前記第2小物かけ部と干渉し、
    前記第2小物かけ部が移動することで、前記第2小物かけ部と干渉することなく前記第1小物かけ部に前記物体を吊り下げるスペースが前記所定位置に形成される、
    小物かけ具。
  11. 左端及び右端を備えて所定の保持手段で保持され、かつ、物体を吊り下げることが可能である長手状の第1物体吊り下げ部と、
    前記第1物体吊り下げ部に対して移動可能に設けられて物体を吊り下げるための複数の孔部を有する第2物体吊り下げ部と、を有し、
    前記第2物体吊り下げ部は、前記第1物体吊り下げ部の長手方向中央から前記左端に向かう方向又は前記右端に向かう方向に、前記孔部に前記物体が吊り下げられた状態で前記第1物体吊り下げ部と干渉することなく所定位置から移動可能に設けられており、
    前記第2物体吊り下げ部が前記所定位置にあるときは、前記第1物体吊り下げ部に前記物体が吊り下げられた場合にはその物体が前記所定位置にある前記第2物体吊り下げ部と干渉し、
    前記第2物体吊り下げ部が移動することで、前記第2物体吊り下げ部と干渉することなく前記第1物体吊り下げ部に前記物体を吊り下げるスペースが前記所定位置に形成される、
    物体吊り下げ具。
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