JP6590476B2

JP6590476B2 - 画像表示装置

Info

Publication number: JP6590476B2
Application number: JP2014219764A
Authority: JP
Inventors: 楠田　輝也; 輝也楠田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2014-10-28
Filing date: 2014-10-28
Publication date: 2019-10-16
Anticipated expiration: 2034-10-28
Also published as: US20180167592A1; JP2016085417A; US9924145B2; US20160119600A1; US10447980B2

Description

本発明は、画像表示装置に関し、特に画質調整に関するものである。

画像表示装置の一例として、大画面で画像を観賞することができるプロジェクタが知られている。プロジェクタには、様々な画質設定項目があり、例えば画像の明るさやコントラスト、色の濃淡などをユーザの嗜好に合わせて調整することが可能になっている。また、それらの画質設定項目の調整パラメータの組み合わせが予めプリセットされた画質モードが複数用意され、ユーザが視聴する画像に合わせてその画質モードを適時変更することで、ユーザの嗜好に合わせた画質設定を行うことができるプロジェクタもある。

従来のプロジェクタにおいて、予め設定されている画質モードで処理された画像を一覧表示し、ユーザが比較しながら画質モードを選択する技術が知られている。（特許文献１）

特開２０１１−１３３７０号公報

しかしながら、上述の特許文献１に開示された従来技術では、予め設定された画質設定項目の調整パラメータの組み合わせである画質モードの中から選択するだけなので、必ずしもユーザの嗜好に合わせた画質設定にならない課題があった。一方、多くの画像表示装置で、メニュー画面から各画質設定項目に対して、一つ一つその調整パラメータを設定することも可能になっているが、画質設定項目が多岐に渡る場合もあり、調整パラメータの設定に多くの時間が必要になることがあった。

そこで、本発明の目的は、ユーザの嗜好に合わせた調整パラメータを容易に設定することが可能な画像表示装置を提供することである。

上記目的を達成するために、本発明は、複数の項目のそれぞれの調整パラメータに基づいて表示画像を調整する調整手段と、前記複数の項目のそれぞれにおいて互いに異なる複数の調整パラメータ候補を生成する制御手段と、前記複数の項目のそれぞれの前記複数の調整パラメータ候補に基づいて前記調整手段が調整した複数の調整画像を一覧表示する表示手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の項目のそれぞれの複数の調整パラメータ候補を生成し、前記表示手段に前記複数の調整画像を一覧表示させたあと、前記複数の調整画像のうちユーザに選択された調整画像に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの前記複数の調整パラメータ候補の設定範囲より狭い設定範囲の複数の調整パラメータ候補を生成し、前記表示手段に前記複数の調整画像を一覧表示させる第１の処理を行い、同一の前記調整画像が選択されなかった場合、前記第１の処理を繰り返し、同一の前記調整画像が選択された場合、前記選択された調整画像に設定した前記複数の項目のそれぞれの調整パラメータ候補を、画像表示の際、前記複数の項目のそれぞれの前記調整パラメータとして設定することを特徴とする。

本発明によれば、ユーザの嗜好に合わせた調整パラメータを容易に設定することが可能な画像表示装置を提供することができる。

本発明の実施形態におけるプロジェクタ装置の概略構成図第１の実施例の調整パラメータ設定のフローチャート動作モード選択の初期画面の一例調整パラメータを変更した画像データの一覧表示の一例設定する調整パラメータの一例第２の実施例の調整パラメータ設定のフローチャート第３の実施例の調整パラメータ設定のフローチャート調整項目の選択画面の一例

以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。

図１は、本実施形態におけるプロジェクタ装置の概略構成図である。投射部１０１、画像信号入力部１０２、画像信号処理部１０３、第１の記憶部１０４、第２の記憶部１０５、通信部１０６、記録媒体入力部１０７、ユーザ操作入力部１０８、制御部１０９、画像信号出力部１１０、とから構成されている。

画像信号入力部１０２は、制御部１０９からの制御信号に基づいて、画像信号処理部１０３、第１の記憶部１０４に外部からの入力画像信号を入力する。

画像信号処理部１０３は、制御部１０９からの制御信号に基づいて、画像信号に所望の画質処理、例えば、画像の明るさやコントラスト、色の濃淡、シャープネスなどの画質調整や、画像サイズの拡大、縮小を行う。

第１の記憶部１０４は、主に画像信号入力部１０２から入力される画像信号や、画像信号処理部１０３で処理された画像信号、通信部１０６、記録媒体入力部１０７からの表示画像などを記憶する。

第２の記憶部１０５は、電源がＯＦＦの時でも記憶内容が保持される不揮発性のメモリなどで、制御部１０９が実行するプログラムや、画像信号処理部１０３の各種処理の調整パラメータ、通信部１０６、記録媒体入力部１０７からの画像データなどを記憶する。

通信部１０６は、例えば、無線ＬＡＮ、有線ＬＡＮ、ＵＳＢなどの通信方式で、制御部１０９からの制御信号に基づいて外部機器と通信する。制御信号を受信し制御部１０９へ入力したり、画像データを受信し、制御部１０９、画像信号処理部１０３、第１の記憶部１０４、第２の記憶部１０５などへ入力したりすることができる。

記録媒体入力部１０７は、不揮発性メモリデバイスなどの記録媒体を接続し、制御部１０９からの制御信号に基づいて、記録媒体に記録されている画像データなどを、画像信号処理部１０３、第１の記憶部１０４、第２の記憶部１０５などへ入力する。

ユーザ操作入力部１０８は、例えば、リモートコントローラーやプロジェクタ本体に設けられた操作ボタンなどによりユーザ操作を入力し、制御部１０９へ出力する。

画像信号出力部１１０は、制御部１０９からの制御信号に基づいて、画像信号処理部１０３で処理された画像信号や、第１の記憶部１０４に記憶されている画像信号をパネル駆動部１１３へ供給する。

投射部１０１は、光源１１１、光源駆動部１１２、液晶パネル１１３、パネル駆動部１１４、投射レンズ１１５、レンズ駆動部１１６とから構成されている。

光源１１１は白色光を出力する光源であり、超高圧水銀ランプやキセノンランプなどが用いられる。光源駆動部１１２は制御部１０９からの制御信号により光源１１１への駆動電力を制御し、光源１１１の点灯、消灯などを行う。光源１１１からの白色光は不図示のダイクロイックミラーにより、白色光を緑（以下Ｇと記載）成分光と赤（以下Ｒと記載）成分光、青（以下Ｂと記載）成分光とに分離される。分離されたＧ、Ｒ、Ｂの各成分光は不図示の偏光ビームスプリッターを通り、液晶パネル１１３へ供給される。

パネル駆動部１１４は、制御部１０９からの制御信号と、画像信号出力部１１０から出力される画像信号に基づいて、液晶パネル１１３を駆動するための駆動信号を生成する。

Ｇ、Ｒ、Ｂの成分光は、成分光毎にある液晶パネル１１３により、液晶パネル駆動部１１４からの成分光毎の駆動信号に応じて偏光が制御される。その後、偏光ビームスプリッターに戻り、偏光状態により、投射光として不図示のＸプリズムへ供給される光と、光源方向へ戻る光とに分離される。

Ｘプリズムは、それぞれのＧ、Ｒ、Ｂ成分光を合成し投射レンズ１１５に供給する。

レンズ駆動部１１６は、制御部１０９からの制御信号に基づき投射レンズのフォーカス、ズーム倍率などを調整する。投射レンズ１１５は、供給された合成光を任意の倍率でスクリーン１１７へ投射し画像を表示する。

図２は本発明の第１の実施例における調整パラメータ設定の処理フローである。

ステップ２０１は、ユーザ操作入力部１０８から入力されるユーザ操作から、動作モードを選択するステップで、例えば、図３に示すように「簡単設定モード」、「通常設定モード」が選択可能なメニューを画面表示し、どのモードで調整を行うかを選択させる。

ここで、通常設定モードを選択した場合、終了ステップ２０８へ遷移し、メニュー表示を消去し終了する。この後、従来の設定メニューから各種設定を行うことができる。

簡単設定モードが選択された場合、ステップ２０２へ遷移する。ステップ２０２は調整画像データを生成するステップである。制御部１０９から画像信号処理部１０３に調整パラメータ候補を設定し、予め第２の記憶部１０５に記憶されているテストパターンなどの表示画像を画像信号処理部１０３へ送信する。その後、設定された調整パラメータ候補に従って調整画像を生成し、第１の記憶部１０４に記憶する。この後、調整パラメータ候補を変更し同様の処理を繰り返すことで、第１の記憶部１０４に調整パラメータ候補の異ならせた調整画像を複数生成することができる。

このステップが１回目の場合は、予め第２の記憶部１０５している調整パラメータ候補を、２回目以降の場合は、後述する生成した調整パラメータ候補を使用する。

予め記憶している調整パラメータ候補は、例えば、調整範囲が０〜４０の場合、調整パラメータ候補設定範囲は、調整範囲の中間値２０を中央値、調整範囲の中間値と最大値の中間値３０を最大値、調整範囲の中間値と最小値の中間値１０を最小値とする。

次にステップ２０３へ遷移する。ステップ２０３は、ステップ２０２で生成された複数の調整画像を一覧表示するステップである。制御部１０９は、第１の記憶部１０４に記憶されている複数の調整画像を順次、画像信号出力部１１０へ送信することで、図４に示すように調整パラメータ候補が異なる調整画像を一覧表示する。

次に、ステップ２０４へ遷移する。ステップ２０４は、ユーザが好みの調整画像を選択するステップである。図４に示すように一覧表示されている調整パラメータ候補が異なる調整画像の中から、ユーザの嗜好に合う調整画像を選択させる。ユーザは、一覧表示されている調整画像の中から好みの調整画像を、ユーザ操作入力部１０８より選択し入力する。

次に、ステップ２０５へ遷移する。ステップ２０５は、今回選択された調整画像の調整パラメータ候補が、過去に選択された調整画像の調整パラメータ候補と同一であるかを判定するステップである。後述の第１の記憶部１０４に記憶されている過去に選択された調整画像の調整パラメータ候補と、ステップ２０４で選択された調整画像に設定されている調整パラメータ候補を比較し、一致する場合、ステップ２０７へ、不一致の場合、ステップ２０６へ遷移する。

また、今回の調整画像の調整パラメータ候補の設定範囲が、調整範囲の分解能と同じ場合、それ以上調整パラメータ候補の設定範囲を細分化することができない。この場合は、今回選択された調整画像の調整パラメータ候補を、過去に選択されたものと一致するとし、ステップ２０７へ遷移する。

ステップ２０６は、調整パラメータ候補を生成するステップである。例えば、図５の１回目に図示している調整パラメータ候補の調整画像が表示されており、ユーザがＣを選択したとする。この場合、選択されたＣの調整パラメータ候補値１０と、その設定範囲±１０から、次に設定する調整パラメータ候補を生成する。本実施例の場合、選択されたＣの調整パラメータ候補１０を中央値とし、ユーザの嗜好が選択された調整パラメータ候補付近にあるので、１回目の設定範囲より狭い範囲、例えば１／２の±５を設定範囲として、調整パラメータ候補を生成している。同時に、選択された調整画像の調整パラメータ候補を第１の記憶部１０４に記憶する。

調整パラメータ候補生成後、再度、ステップ２０２へ戻り、生成した調整パラメータ候補で調整画像を生成し、一覧表示する。次に、ステップ２０４で、図５の２回目に図示しているように、ユーザがＡを選択したとする。この場合、ステップ２０５で、過去に選択された調整画像の調整パラメータ候補（１回目の１０）と、今回選択された調整画像の調整パラメータ候補１５は不一致となるので、再度ステップ２０６へ遷移する。ここで、前回と同様に、今回選択されたＡの調整パラメータ候補１５を中央値とし、２回目の設定範囲の１／２は±２．５となるが、本実施例において設定値は整数のため切り上げ、±３を設定範囲とし、調整パラメータ候補を生成する。

再度、調整パラメータ候補を生成したので、同様にステップ２０２へ戻り、生成した調整パラメータ候補で調整画像を生成し、一覧表示する。ステップ２０４で、図５の３回目に図示しているように、ユーザがＢを選択したとする。この場合、ステップ２０５で、第１の記憶部１０４に記憶している調整パラメータ候補と、今回選択された調整画像の調整パラメータ候補は一致するので、ステップ２０７へ遷移する。

ステップ２０７は、一致した調整パラメータ候補を、調整パラメータとして、第２の記憶部１０５に保存すると共に画像処理部１０３に設定し、通常の画像表示時の設定とする。

このように「一覧表示されている調整画像から、ユーザが好みの調整画像を選択する」ことで、ユーザの嗜好に合わせた調整パラメータを容易に設定することが可能となる。

調整パラメータ候補の初期値は、予め設定されている画質モードで設定している設定値を基準にしてもよい。

また、調整パラメータを調整する項目の組み合わせは実施例に限定されず、１つの項目又は１つ以上の項目を組み合わせることができ、その調整パラメータ候補の設定範囲は互いに異なっていてもよい。

さらに、一覧表示する調整画像は２つ以上であればよく、その場合、設定範囲は、例えば、調整範囲を一覧表示する調整画像＋１で等分し、最小値と最大値を除き、等分された値を設定範囲として調整パラメータ候補とすればよい。

なお、テストパターンなどの表示画像は、画像信号入力部１０２、通信部１０６、記録媒体入力部１０７から入力することもできる。

図６は本発明の第２の実施例における調整パラメータ設定の処理フローである。

図２の処理フローとの相違点は，ステップ２０１がステップ６０１、ステップ２０５がステップ６０５、ステップ２０７がステップ６０７に置換された点である。図２と同じステップ番号の説明は省略する。

ステップ６０１は、図２のステップ２０１の機能に加え、第１の記憶部１０４に記憶されている処理回数カウント数ｎを０にリセットする。

ステップ６０５は、ステップ２０２からステップ２０４、ステップ２０６の処理回数が規定回数繰り返されたかを判定するステップである。

処理回数カウント数ｎと、予め第２の記憶部１０５に記憶されている設定回数Ｎを比較し、一致している場合、ステップ６０７へ遷移する。不一致の場合、処理回数カウント数ｎを＋１とし、第１の記憶部１０４に記憶した後、ステップ２０６へ遷移する。

ステップ６０７は、最後に選択された調整画像の調整パラメータ候補を、調整パラメータとして、第２の記憶部１０５に保存すると共に画像処理部１０３に設定し、通常の画像表示時の設定とする。

このように「一覧表示されている調整画像から、ユーザが好みの調整画像を選択する」を繰り返す回数に上限を設定することで、処理の高速化を図りながら、大凡ユーザの嗜好に合わせた調整パラメータを設定することが可能となる。

設定回数Ｎは、予め第２の記憶部１０５に記憶していたが、ユーザ操作により設定させてもよい。

図７は本発明の第３の実施例における調整パラメータ設定の処理フローである。

図２の処理フローとの相違点は，ステップ２０１とステップ２０２の間に、ステップ７０９が追加された点である。図２と同じステップ番号の説明は省略する。

ステップ７０９は、ユーザ操作入力部１０８から入力されるユーザ操作から、調整パラメータを調整する項目を選択するステップで、例えば、図８に示すように調整可能な項目を一覧表示し、調整を行う項目をユーザに選択させる。

以降、選択された項目の調整パラメータ候補について、第１の実施例と同様の処理を行うことで、ユーザが調整したい調整パラメータを設定することができる。

このようにユーザが調整したい調整パラメータについて、「一覧表示されている調整画像から、ユーザが好みの調整画像を選択する」ことで、ユーザの嗜好に合わせた調整パラメータを容易に設定することが可能となる。

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

本発明は、画質設定を行う画像表示装置に有効である。

１０１投射部
１０２画像信号入力部
１０３画像信号処理部
１０４第１の記憶部
１０５第２の記憶部
１０６通信部
１０７記録媒体入力部
１０８ユーザ操作入力部
１０９制御部
１１０画像信号出力部
１１１光源
１１２光源駆動部
１１３液晶パネル
１１４パネル駆動部
１１５投射レンズ
１１６レンズ駆動部
１１７スクリーン

Claims

入力画像信号に基づいて画像を表示する画像表示装置であって、
複数の項目のそれぞれの調整パラメータに基づいて表示画像を調整する調整手段と、
前記複数の項目のそれぞれにおいて互いに異なる複数の調整パラメータ候補を生成する制御手段と、
前記複数の項目のそれぞれの前記複数の調整パラメータ候補に基づいて前記調整手段が調整した複数の調整画像を一覧表示する表示手段と、を備え、
前記制御手段は、前記複数の項目のそれぞれの複数の調整パラメータ候補を生成し、前記表示手段に前記複数の調整画像を一覧表示させたあと、
前記複数の調整画像のうちユーザに選択された調整画像に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの前記複数の調整パラメータ候補の設定範囲より狭い設定範囲の複数の調整パラメータ候補を生成し、前記表示手段に前記複数の調整画像を一覧表示させる第１の処理を行い、
同一の前記調整画像が選択されなかった場合、前記第１の処理を繰り返し、同一の前記調整画像が選択された場合、前記選択された調整画像に設定した前記複数の項目のそれぞれの調整パラメータ候補を、画像表示の際、前記複数の項目のそれぞれの前記調整パラメータとして設定することを特徴とする画像表示装置。
前記複数の項目のうち前記調整パラメータを調整する項目を選択できることを特徴とする請求項１に記載の画像表示装置。
記憶手段を備え、前記複数の項目のそれぞれの前記調整パラメータと前記複数の項目のそれぞれの前記調整パラメータ候補を記憶していることを特徴とする請求項１または２に記載の画像表示装置。
前記表示画像は、前記記憶手段に予め記憶していることを特徴とする請求項１から３の何れか一項に記載の画像表示装置。
前記表示画像は、外部から入力することを特徴とする請求項１から４の何れか一項に記載の画像表示装置。