JP6590440B2 - レーザハンドピース - Google Patents

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Description

本発明は、レーザハンドピースに関し、詳しくは、レーザー光を伝送効率よく、かつ、良好な操作性の基に治療部位に照射できるとともに、使い捨ても可能でありながら使用回数の増大を図ることも可能な簡略構成のファイバーチップを備えるレーザハンドピースに関するものである。
一般に、レーザハンドピースから治療部位に向けて照射されるレーザー光は、例えば治療部位である歯肉の切開、口腔内殺菌、凝血等用として多く用いられている。この種のレーザハンドピースとしては、レーザハンドピース自体の先端に光ファイバーを備えたファイバーチップを装着し、光ファイバーによりレーザハンドピースからのレーザー光を導光してその先端から治療部位に向けてレーザー光を照射するように構成したものが多く用いられている。
特許文献1には、レーザー光を放出するレーザプローブのレーザー光放出口にレーザチップを着脱自在に螺合するためのレーザチップ着脱工具であって、該レーザチップ着脱工具は、筒状のカバー部材と、該筒状カバー部材の一端側において、前記レーザチップのレーザー光放射針を挿入可能で、かつ、該レーザチップを回動不可に挿入可能なレーザチップ挿入口を有し、該挿入口より内方に、挿入された前記レーザー光放射針を保持する弾性部材を有する構成のレーザチップ着脱工具が開示されている(段落〔0002〕〜〔0006〕)。
この特許文献1の場合、段落〔0001〕、〔図4〕に開示されているようにレンズを介してレーザー光を伝達するので接触接合による端面焼損は生じ難いが、レーザー光を所望する方向に向けられないという問題を包含している。
また、特許文献1の場合、レーザー光とレーザチップの軸精度を上げることが難しく、光軸が一致しないと出力の伝達効率が低下するという問題を包含しているが、その解決策については何等解決策が講じられていない。
特許文献2には、一端にレーザー光源に接続される接続具を一体的に有し、他端にハンドピースを一体的に有する光ファイバーと、前記ハンドピースに着脱自在に接続されるレーザメスチップとを有し、該レーザメスチップが前記ハンドピースに装着された時に、前記ハンドピース側の光ファイバーの出光端面と前記レーザメスチップ側の光ファイバーの入光端面とが接触接合される構成のレーザプローブが開示されている。
この特許文献2のレーザプローブの場合、レーザメスチップの着脱自在によりオートクレーブ等による滅菌可能タイプであるが、ハンドピース側の光ファイバーの出光端面と、レーザメスチップ側の光ファイバーの入光端面とを接触接合する構造であり、レーザメスチップを回転させてレーザー光を所望の方向に向けようとすると、ファイバー端面が接触結合しているためファイバー端面が傷ついて出力の伝達効率が低下する問題が発生する。
特開2009−254512号公報 特開平7−289560号公報
本発明が解決しようとする問題点は、レーザー光源からのレーザー光を伝送効率よく、かつ、良好な操作性の基に治療部位に照射できるとともに、使い捨ても可能でありながら使用回数の増大を図ることも可能な簡略構成のファイバーチップを備えるレーザハンドピースが存在しない点である。
本発明は、レーザー光を出光するハンドピースの先端に着脱自在なファイバーチップを有するレーザハンドピースであって、前記ファイバーチップは、前記ハンドピースに一端側を螺合結合するとともに、前記ハンドピースから出光されるレーザー光を受光し外方に導光する光ファイバーの一端側を固着保持したコネクタ部と、前記コネクタ部の他端側に、前記光ファイバーの途中部分を貫通させた状態で回転可能に装着され、回転操作により前記光ファイバーの他端側を所望する方向に撓ませる曲がり形状のカニューレ部と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ファイバーチップを、ハンドピースに一端側を螺合結合するとともに、前記ハンドピースから出光されるレーザー光を受光し外方に導光する光ファイバーの一端側を固着保持したコネクタ部と、前記コネクタ部の他端側に、前記光ファイバーの途中部分を貫通させた状態で回転可能に装着され、回転操作により前記光ファイバーの他端側を所望する方向に撓ませる曲がり形状のカニューレ部と、を有する構成としたことにより、カニューレ部に対する簡略な回転操作によって、光ファイバーを回転させることなく撓ませつつ所望の部位に位置する治療部位にレーザー光を照射でき、光ファイバーの端面が擦れて傷付くこともなく、レーザー光の伝送効率も良好な簡略構成のファイバーチップを備えるレーザハンドピースを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、コネクタ部、カニューレ部ともに滅菌対応の仕様とし、さらに、光ファイバー保持筒をセラミック製とし、ハンドピース出光コネクタ受筒と嵌合構造としているので、レーザー光の軸精度を向上させてレーザー光の伝送効率をより高めつつ所望の方向へのレーザー光の伝送を可能とすることができるとともに、使い捨ても可能でありながら使用回数の増大が可能なファイバーチップを備えるレーザハンドピースを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明において、前記コネクタ部はポリカーボネート材により形成し、前記カニューレ部はポリエーテルイミド材により形成した構成としているので、請求項1又は2記載の発明の効果を奏するとともに、耐熱性、耐衝撃性に優れ、かつ、生体安全性に配慮した仕様のファイバーチップを備えるレーザハンドピースを提供することができる。
図1は本発明の実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップを示す概略斜視図である。 図2は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップの概略断面図である。 図3は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップのカニューレ部のみを示す概略斜視図である。 図4は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップのカニューレ部をコネクタ部に装着する状態を示す概略説明図である。 図5は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップの装着筒部に設けた可動爪体の外観形態を示す概略斜視図である。 図6は本実施例に係るレーザハンドピースと、ファイバーチップとの螺合状態を示す概略断面図である。 図7は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるファイバーチップのカニューレ部を図1に示す状態から180度回転した状態を示す概略斜視図である。
本発明は、レーザー光源として例えば半導体レーザ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等を使用したレーザー光を伝送効率よく、かつ、良好な操作性の基に治療部位に照射できるとともに、使い捨ても可能でありながら使用回数の増大を図ることも可能な簡略構成のファイバーチップを備えるレーザハンドピースを提供するという目的を、レーザー光を出光するハンドピースの先端に着脱自在なファイバーチップを有するレーザハンドピースであって、前記ファイバーチップは、前記ハンドピースに設けたレーザー光を出光するハンドピース出光コネクタ受筒に一端側を螺合結合するとともに、光ファイバーを固着保持するセラミック製の光ファイバー保持筒の一端側を前記ハンドピース出光コネクタ受筒に嵌合させる構造で内装し、前記光ファイバーの一端を前記ハンドピース出光コネクタ受筒のレーザー光出光端に臨ませ、前記光ファイバーの他端側を外方に突出させた滅菌可能な材質からなるコネクタ部と、前記コネクタ部の他端側に、前記光ファイバーの途中部分を貫通させた状態で着脱可能、かつ、回転可能に装着され、回転操作により前記光ファイバーの他端側を所望する方向に撓ませる曲がり形状で滅菌可能な材質からなるカニューレ部と、を有する構成により実現した。
以下に本発明の実施例に係るレーザハンドピースについて図面を参照して詳細に説明する。
本実施例に係るレーザハンドピース1は、図1乃至図6に示すように、レーザー光源からのレーザー光を出光するレーザハンドピース1自体の先端に着脱自在に、かつ、例えば石英ファイバ−からなる光ファイバ−23を支持するファイバーチップ21を備える構成としている。前記レーザー光源としては、例えば半導体レーザ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等を使用したレーザー光源を用いる。
前記レーザハンドピース1は、図6に示すように、略円筒状のハンドピースヘッド部2と、このハンドピースヘッド部2の内部に対して、その一端側より内部の位置から他端側の近くに至る範囲にわたる配置で、かつ、ハンドピースヘッド部2と同心配置に内装した略円筒状の光ファイバ支持体3と、前記ハンドピースヘッド部2の内部に対して、前記光ファイバ支持体3と同心配置で、かつ、前記光ファイバ支持体3よりも他端側に位置する配置で前記光ファイバ支持体3と直列かつ一定的に一部重合構造で連結した例えばステンレス製のハンドピース出光コネクタ受筒4と、前記光ファイバ支持体3の一端側の外周に内周部を固定連結し、外周部に設けたねじ部を前記ハンドピースヘッド部2の一端側内周部に螺合結合して前記光ファイバ支持体3、ハンドピース出光コネクタ受筒4を前記ハンドピースヘッド部2内に固定配置する固定連結用筒体5と、前記光ファイバ支持体3内で一端側から内方に寄った位置に設けた内部肉厚部3aに対しこの光ファイバ支持体3の長さ方向中心部に位置する配置で、かつ、長さ方向に一定寸法にわたって設けた受孔3bに嵌装され、図示しないレーザー光源からのレーザー光を導光する本体内光ファイバー7を装着した本体内光ファイバー保持筒6と、を具備している。尚、図6中、5aは、固定連結用筒体5と一体の円形突部である。前記ハンドピース出光コネクタ受筒4としては、上述したステンレス製に限定されるものではなく、高精度加工が可能な熱変形の少ない金属製のものを採用することができる。
前記本体内光ファイバー保持筒6、本体内光ファイバー7の各他端は、前記受孔3bの他端側の開口端面に合致させている。
前記ハンドピース出光コネクタ受筒4は、前記受孔3bの開口端の近傍位置からハンドピースヘッド部2の他端近傍位置にわたる範囲に設け、その他端側に詳細は後述するファイバーチップ21用の受筒部4aを形成している。
また、前記ハンドピース出光コネクタ受筒4内における前記受孔3bの開口端面からこのハンドピース出光コネクタ受筒4の他端側に寄った空間領域には、本体内光ファイバー7の他端から出光されるレーザー光を平行光とする第1レンズ8と、第1レンズ8からの平行光を焦点位置に集光する第2レンズ9とを所定の間隔で、かつ、外周部をハンドピース出光コネクタ受筒4に嵌め込む状態で配置している。
前記受筒部4aは、前記第2レンズ9の焦点位置に対応する領域に設けた光ファイバー保持筒受孔10と、この光ファイバー保持筒受孔10よりも他端側の内周部に設けた詳細は後述するファイバーチップ21螺合用の雌ネジ12とを具備している。また、前記光ファイバー保持筒受孔10よりも前記第2レンズ9側の空間領域を前記第2レンズ9からのレーザー光の集光領域11としている。
前記ハンドピース出光コネクタ受筒4の一端側と、前記光ファイバ支持体3に設けた受孔3bの開口端面との間には、本体内光ファイバー7の他端から出光されるレーザー光を第1レンズ8に導くための導光補助筒部13を設けている。
次に、前記ファイバーチップ21について、図1乃至図4を参照して詳述する。
前記ファイバーチップ21は、前記ハンドピースヘッド部2に設けたレーザー光を出光する前記ハンドピース出光コネクタ受筒4の雌ネジ12に一端側を螺合結合する滅菌可能な材料、例えばポリカーボネート材を成型し全体として略円筒状の形態としたコネクタ部22と、前記コネクタ部22の他端側に着脱可能に、かつ、回転可能に装着する構成とするとともに、滅菌可能な材料、例えばポリエーテルイミド(PEI)材を曲がりを有する略円筒状に成型し、前記光ファイバー23の長さ方向途中部分を貫通状態で支持するカニューレ(cannula)部41と、を有している。
前記光ファイバ−23の径サイズとしては、0.2mm、0.3mm、0.4mm等の例を挙げることができる。
前記コネクタ部22は、一端側の螺合用筒部24と、他端側の装着受筒部25とをこれらが連設する状態で一体成型したものであり、前記螺合用筒部24の一端側外周に設けた雄ネジ24bを前記雌ネジ12に螺合するように構成している。
また、前記螺合用筒部24の内部に、例えばセラミック製で円筒状に形成した光ファイバー保持筒27を備えている。
前記光ファイバー保持筒27は、光ファイバー23の一端側の所定寸法分を貫通孔27a内で接着剤を用いて固着保持している。
また、前記光ファイバー保持筒27の外周部を前記螺合用筒部24の内壁部に接着剤を用いて固着し、これにより、これにより光ファイバー23の一端側を光ファイバー保持筒27を介して回転不能に支持している。
そして、光ファイバー23の一端側の端面と光ファイバー保持筒24の一端側の端面とを合致させる構成とし、前記ファイバーチップ21を前記ハンドピースヘッド部2に螺合したとき、前記光ファイバー保持筒27の一端側を前記ハンドピース出光コネクタ受筒4の光ファイバー保持筒受孔10に嵌合させ、光ファイバー23の一端側を前記第2レンズ9と同心配置で対向させその焦点位置に臨ませるようになっている。
また、前記光ファイバー23の他端側をコネクタ部22の他端外方に所望の寸法分突出させている。
前記コネクタ部22の前記螺合用筒部24の外周部における前記雄ネジ24bの位置よりも他端側に寄った位置から、後述する装着受筒部25の外周部に至るように例えば2個の回転操作用突片24aを180度対称配置に突出形成している。
前記コネクタ部22の他端側には、前記螺合用筒部24の内径より大きい内径を有するカニューレ部41用の装着受筒部25を形成し、これらの境界部に段部26が生じる状態で前記螺合用筒部24の内部と装着受筒部25の内部とを連通させるとともに、前記装着受筒部25内をカニューレ部用受領域33として機能させるように構成している。
前記装着受筒部25には、前記段部26の隣りに位置して可動爪体28を設けている。この可動爪体28は、図5に示すように、前記装着受筒部25の外周の一部に周方向に沿った一定長の凹陥部29を形成するとともに、前記凹陥部29の両隅部から装着受筒部25の長さ方向、及び、前記段部26の近傍位置を占める周方向に沿って全体としてコ字状を呈する切り抜き部30aを設けて、四角形状を呈し、かつ、凹陥部29を支持部として前記装着受筒部25の径方向内外に弾性を持って可動可能な可動片30を形成している。また、前記可動片30の前記段部26側の端部には、後述するカニューレ部41の一端に設けた環状突部43の外周と係合する係合爪部31を形成している。
そして、前記係合爪部31と前記段部26の壁面との間に、前記環状突部43嵌合用の環状突部支持受部32を形成し、この環状突部支持受部32によりカニューレ部41を360度回転可能に支持するように構成している。
前記カニューレ部41は、図1乃至図3、及び、図6に示すように、例えばポリエーテルイミド製であり、内部を前記光ファイバー27が貫通し得るように先細の中空円筒状とするとともに、かつ、円弧状を呈する曲げ形状のカニューレ本体42と、このカニューレ本体42の一端部において径方向外側に突出する環状突部43と、この環状突部43から所定寸法他端側に寄った位置において径方向外側に突出する円形突片44と、を成型加工により一体に形成している。
前記環状突部43の外径は前記装着受筒部25の内径よりも僅かに大きく、また、前記円形突片44の外径は前記装着受筒部25の内径と略等しくなるように設定している。
上述した可動爪体28は、本実施例においては、装着受筒部25に対してその中心に関して180度対称配置に2箇所設けているが、可動爪体28の配置個数は2箇所に限らず、3箇所、4箇所等設けてもよく、特に限定するものではない。
図4は、前記カニューレ部41の前記装着受筒部25に対する装着状態を示すものである。
すなわち、前記コネクタ部22の装着受筒部25内に、光ファイバー27を貫通支持したカニューレ部41の一端側を押し込むと、カニューレ部41に設けた環状突部43が、コネクタ部22の装着受筒部25に設けた可動爪体28の係合爪部31を弾性を有する可動片30とともに一旦径方向外側に押し上げて通過する。
そして、前記環状突部43が前記環状突部支持受部32に嵌合し、同時に、係合爪部31はその弾性により径方向内側に戻り、前記環状突部43よりすぐ手前に位置するカニューレ本体42の外周部領域を押圧し、カニューレ本体42の装着受筒部25からの離脱を防止する。
また、この状態では、前記カニューレ部41に設けた前記円形突片44の外周が、前記装着受筒部25の他端側の内周部に当接する状態になる。
これにより、前記環状突部支持受部32内においてカニューレ部41の環状突部43を回転可能に支持し、かつ、前記円形突片44の外周を前記装着受筒部25の他端側の内周部に当接させるという安定支持状態の基に、回転操作によって、前記光ファイバー27を回転させることなく撓ませつつカニューレ部41を360度所望の方向に操作性よく回転させ、前記光ファイバー27を撓ませつつ所望の方向に位置する治療部位45に臨ませレーザー光照射による治療を実行することができる。
図7は、前記カニューレ部41を図1に示す状態から180度回転操作した状態を示すものである。
以上説明したように、本実施例のレーザハンドピース1によれば、特にレーザー光源からのレーザー光を伝送効率よく、かつ、カニューレ部41の良好な回転操作性の基に光ファイバー23を撓ませつつその他端を種々の位置に存在する治療部位45に臨ませて照射し、当該治療部位45の治療を速やかに実行することができる。
また、前記コネクタ部22はポリカーボネート製で耐熱性に優れ、生体安全性に配慮したものであり、前記カニューレ部41はポリエーテルイミド製で耐熱性、耐衝撃性に優れることから、これらは滅菌対応可能であるとともに、使い捨ても可能な仕様とすることができ、総合的に使い捨ても可能でありながら使用回数の増大を図ることも可能な簡略構成のファイバーチップ21を備えるレーザハンドピース1を提供することができる。
また、前記光ファイバー保持筒27をセラミック製とし、ステンレス製のハンドピース出光コネクタ受筒4と嵌合構造として嵌合精度を向上させているので、前記コネクタ部22、カニューレ部41が滅菌により熱変形しても光ファイバー23の光軸とハンドピースヘッド部2側のレーザー光の光軸とを高精度で合致させることができ、レーザー光の伝送効率を良好なものとしつつ光ファイバー23の撓みを利用してレーザー光の照射方向を所望の方向とすることを可能としている。
さらに、前記光ファイバー23と本体内光ファイバー7とは付き合わせ構造でないことから光ファイバー23の端面焼損や、端面の摺れを防止することもできる。
本実施例において、前記光ファイバー23は、その他端(先端)を直接治療部位45に接触させて使用することができる。
例えば、細い径サイズである径0.2mmの光ファイバー23を使用すれば、この光ファイバー23の先端の単位面積当たりのレーザー密度を上げることができる。
逆に、前記光ファイバ−23として、太い径サイズである径0.4mmのものを使用すれば、この光ファイバー23の先端の単位面積当たりのレーザー密度を下げることができる。
また、前記光ファイバー23に撓りをもたせて先端を治療部位45に接触させながら細く繊細な動きに対応した使用を行うことが可能となる。
例えば歯科治療においては歯牙の根管や、歯周ポケットの中へ前記光ファイバー23をフレキシブルに挿通して治療を行うことが可能となる。
さらに、前記光ファイバー23にコシをもたせて力を加えながらの使用を行うことも可能となる。
この場合、前記光ファイバー23にコシをもたせることで、歯肉や皮膚の切開力を増すことが可能となる。
本実施例のファイバーチップ21は、歯科治療における種々の用途に応じて使い分けての使用が可能となる。
本発明のレーザハンドピースの特にファイバーチップの構成は、先端に光ファイバーを備えたファイバーチップを装着し、光ファイバーによりレーザハンドピースからのレーザー光を治療部位に導光して治療を行うタイプの各種レーザハンドピースに広範に適用可能である。
1 レーザハンドピース
2 ハンドピースヘッド部
3 光ファイバ支持体
3a 内部肉厚部
3b 受孔
4 ハンドピース出光コネクタ受筒
4a 受筒部
5 固定連結用筒体
5a 円形突部
6 本体内光ファイバー保持筒
7 本体内光ファイバー
8 第1レンズ
9 第2レンズ
10 光ファイバー保持筒受孔
11 集光領域
12 雌ネジ
13 導光補助筒部
21 ファイバーチップ
22 コネクタ部
23 光ファイバー
24 螺合用筒部
24a 回転操作用突片
24b 雄ネジ
25 装着受筒部
26 段部
27 光ファイバー保持筒
27a 貫通孔
28 可動爪体
29 凹陥部
30 可動片
30a 切り抜き部
31 係合爪部
32 環状突部支持受部
33 カニューレ部用受領域
41 カニューレ部
42 カニューレ本体
43 環状突部
44 円形突片
45 治療部位

Claims (3)

  1. レーザー光を出光するハンドピースの先端に着脱自在なファイバーチップを有するレーザハンドピースであって、
    前記ファイバーチップは、
    前記ハンドピースに一端側を螺合結合するとともに、前記ハンドピースから出光されるレーザー光を受光し外方に導光する光ファイバーの一端側を固着保持したコネクタ部と、
    前記コネクタ部の他端側に、前記光ファイバーの途中部分を貫通させた状態で回転可能に装着され、回転操作により前記光ファイバーの他端側を所望する方向に撓ませる曲がり形状のカニューレ部と、
    を有することを特徴とするレーザハンドピース。
  2. レーザー光を出光するハンドピースの先端に着脱自在なファイバーチップを有するレーザハンドピースであって、
    前記ファイバーチップは、
    前記ハンドピースに設けたレーザー光を出光するハンドピース出光コネクタ受筒に一端側を螺合結合するとともに、光ファイバーを固着保持するセラミック製の光ファイバー保持筒の一端側を前記ハンドピース出光コネクタ受筒に嵌合させる構造で内装し、前記光ファイバーの一端を前記ハンドピース出光コネクタ受筒のレーザー光出光端に臨ませ、前記光ファイバーの他端側を外方に突出させた滅菌可能な材質からなるコネクタ部と、
    前記コネクタ部の他端側に、前記光ファイバーの途中部分を貫通させた状態で着脱可能、かつ、回転可能に装着され、回転操作により前記光ファイバーの他端側を所望する方向に撓ませる曲がり形状で滅菌可能な材質からなるカニューレ部と、
    を有することを特徴とするレーザハンドピース。
  3. 前記コネクタ部はポリカーボネート材により形成し、前記カニューレ部はポリエーテルイミド材により形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のレーザハンドピース。
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