JP6588464B2 - 視力矯正眼鏡及び前記眼鏡の装用者による自覚屈折の測定方法 - Google Patents

視力矯正眼鏡及び前記眼鏡の装用者による自覚屈折の測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、検眼の分野に関する。
本発明は、より詳しくは、視力矯正眼鏡、例えば試験用眼鏡、及びこれらの眼鏡を装用する個人の自覚屈折の測定方法に関する。
患者の視力測定に関しては、例えば、検眼枠又はレフラクタヘッド等のレフラクタにより、提供するべき視力矯正をシミュレートすることがすでに提案されている。
レフラクタヘッド内では、検眼レンズが複数のディスク上に設置され、これらが手動で又は電動式機構を使って回転させられる。しかし、当然のことながら、このような物体は、各ディスク上に設置されるレンズの数に関係する実質的なかさ及び重量を有する。
検眼眼鏡はこれよりかさばらない。実際には、これらが、その患者にとって適正な矯正力が見つかるまで、異なる矯正力を提供する検眼レンズを連続的に受けるようになされている。
しかしながら、この解決策は実用的ではなく、それは特に、検眼レンズを専用の箱に別に保管しなければならないからである。これにはさらに、レンズの交換が関わり、その結果、望ましくなく且つ不連続的な矯正力の推移がもたらされる。
これに関連して、本発明は、装用者の顔での支持手段と、支持手段上に、装用者の眼の少なくとも一方と対向して取り付けられる少なくとも1つの光学サブアセンブリとを含む視力矯正眼鏡において、光学サブアセンブリは、支持手段上に、光軸に沿って直列に取り付けられた3つの光学要素を含み、3つの光学要素は、光軸に沿った装用者の注視方向に関する乱視度数の第一の光学要素と、前記注視方向に関する乱視度数の第二の光学要素と、前記注視方向に関する可変球面度数の第三の光学要素とを含み、第一の光学要素と第二の光学要素とは、相互に独立して光軸の周囲の回転において調節可能であることを特徴とする、視力矯正眼鏡を提案する。
このようにして、眼鏡上で幅広い矯正力を得ることが可能となり、実際、提案されている3つの上記の光学要素の組合せによって、光学サブアセンブリにより生成される球面度数、乱視度数、及び円筒角度を変化させることが可能である。
説明する実施形態において、光軸は第一及び第二の光学要素の円筒軸に垂直であり、第一及び第二の光学要素は、装用者の前記注視方向に関していかなる球面度数も発生させない。
例えば、第一、第二、及び第三の光学要素の各々が、直径20mm以上のレンズとするようになされ、それによって、眼を容易に対向させて設置できるようにするために、十分な大きさの光学サブアセンブリを得ることが可能となる。
光学サブアセンブリは、例えば、第三の光学要素の球面度数と、光軸の周囲の第一の光学要素の位置と、光軸の周囲の回転における第二の光学要素の位置とを、設定値情報に応じて制御するように設計された電子カードを含む。
さらに、光学サブアセンブリが、傾斜計及び/又はテレメータを含むようになされていてもよく、電子カードは、したがって、設定値情報を、特に傾斜計及び/又はテレメータから受け取った傾斜情報の項目に応じて決定することができる。
電子カードが、ボタンが押された場合に第三の光学要素の球面度数を変更できるように、装用者により作動可能なボタンを使用することを想定できる。
さらに、受信モジュールが無線リンクを通じて設定値情報を受け取るように設計されるようになされてもよい。それゆえ、眼鏡の装用者にとって邪魔になるワイヤをなくすことができる。したがって、装用者は、視力矯正眼鏡の装用時に自然な姿勢をとることができる。
支持手段は、例えば鼻当てを含む。光学サブアセンブリはさらに、枠要素に、任意選択により水平軸に沿って調節可能な方法で取り付けることができる。
鼻当て自体は、枠要素に調節可能に取り付けることができる。
支持手段はさらに、調節可能な長さの少なくとも1つのツルを含むことができる。
眼鏡はまた、エネルギー(例えば電気)貯蔵システムを含むことができ、それによって、第三の光学要素の球面度数、及び/又は光軸の周囲の第一の光学要素の位置、及び/又は光軸の周囲の回転における第二の光学要素の位置とを調節するように設計された手段に(電気的に)エネルギーを供給でき、それによって装置は自律的となる。
本発明はまた、上で提案したような眼鏡を装用する個人の自覚屈折の測定方法であって、
− 傾斜計又はテレメータを使用することにより、視力の種類(近見視力、中間視力、又は遠見視力)を決定するステップと、
− 電子カードにより、決定された視力の種類に関連する設定値情報の少なくとも1つの項目を決定するステップと、
− 第三の光学要素の光学度数、第一の光学要素の位置、又は第二の光学要素の位置を、決定された設定値情報の項目に応じて調整するステップと
を含む、方法を提案する。視力の種類を決定するために、例えば、傾斜計を使って、又はテレメータを使って測定された観察距離(注視線に沿って注視される物体の距離)が利用され、観察距離の数値範囲は、各種の視力に関連付けられる。
このような方法はまた、
− ボタンが押されたことを検出するステップと、
− 制御カードから受け取ったデータに応じて光学度数を調整するステップと
を含むことができる。
添付の図面に関して、且つ非限定的な例として与えられる以下の説明は、本発明がどのようなものから構成され、どのように実施できるかをよく理解することを可能にする。
本発明の1つの実施例で使用される光学要素を概略的に示す。 本発明に関して使用可能な、ある例示的視力矯正装置の断面図を示す。 図2の視力矯正装置の、円筒レンズ側の破断図を示す。 図2の視力矯正装置の、可変球面レンズ側の破断図を示す。 図2の視力矯正装置を制御するための要素を概略的に示す。 図2〜4に示される種類の2つの視力矯正装置を使用した検眼眼鏡の側面図を示す。 図6の検眼眼鏡の端面図を示す。 図6及び7の検眼眼鏡の従来の使用例を示す。
図1は、本発明の教示による視力矯正眼鏡において、後述のように使用される、ある例示的な視力矯正装置の主要光学要素を概略的に示す。
これらの光学要素は、乱視度数C0の円筒面平凸レンズ2と、マイナスの乱視度数−C0の円筒面平凹レンズ4と、可変球面度数SVのレンズ6とを含む。
したがって、円筒面平凹レンズ4の乱視度数(ここでは、−C0)の絶対値(すなわち、モジュラス)、ここではC0は、円筒面平凸レンズ2の乱視度数(C0)の絶対値(C0)(すなわち、モジュラス)と等しい。
変形形態として、円筒面平凹レンズ4及び円筒面平凸レンズ2のそれぞれの乱視度数が、絶対値において(わずかに)異なるようになすこともできるが、これらは何れの場合も、これら2枚のレンズを組み合わせることにより生成される結果的な乱視度数が、これら2枚のレンズの少なくとも1つの相対位置において、無視できる程度の数値(例えば、絶対値において0.1ディオプトリ未満)であるようにされる。
3枚のレンズ2、4、6は同じ光軸X上に設置される。具体的には、3枚のレンズ2、4、6の各々は光軸X上に中心を置く、概して円筒形の外形を有する。ここで説明する例において、レンズ2、4、6はそれぞれの以下の直径(そのかさを定量化)を有する:25mm、25mm、20mm。
それゆえ、この視力矯正装置10は、患者の眼が可変球面度数レンズ6の側にある状態で使用し、直径がより大きいほうの乱視度数のレンズ2、4が、患者の眼に近いためにそれ自体が広く認識される可変球面度数レンズ6により画定される視野を限定しないようにすることが好ましいことがわかるであろう。
3枚のレンズ2、4、6の各々は、光軸Xに垂直な第一の平面と、第一の面と反対の、光学的にアクティブな第二の面を含み、
− レンズ2の光学的にアクティブな面は、凸円筒面の形状であり(この面を画定する円筒の軸Y1は光軸Xに垂直に位置する)、
− レンズ4の光学的にアクティブな面は、凹円筒面の形状であり(この面を画定する円筒の軸Y2は光軸Xに垂直に位置する)、
− 可変球面度数SVのレンズ6の光学的にアクティブな面は変形可能であり、それゆえ、凸球面(図1の破線で示される)、平面形状、又は凹球面(実線で示される)をとることができる。
可変球面度数SVのレンズ6は例えば、欧州特許第2 034 338号明細書の文献に記載されている種類のレンズである。このようなレンズは、透明な変形可能膜と平坦な可動透明壁により閉じられる空洞を含み、空洞には一定の体積の透明な液体が収容され、これが可動面によって、より大きく、又はより小さく抑制されて、膜が変形され、それゆえ、これは凹球面、又は平面、又は凸球面の何れかとなる。使用されるレンズにおいて、ナット/ボルトシステムで構成されるトランスミッションにより、回転運動から直線運動への変換が確実に行われる。ここで説明する例において、レンズ6の焦点距離は−40mm〜40mmの範囲で可変的であり、すなわち、その球面度数SVは−25D〜25D(Dはディオプタという輻輳測定単位であり、メートルで表される焦点距離の逆数である)で可変的である。
さらに、平面−円筒面レンズ2、4は、前述のように、それぞれ乱視度数−C0及びC0を有し、ここではC0=5Dである。
後でより詳しく説明するように、円筒面平凹レンズ4及び円筒面平凸レンズ2は、軸Xの周囲で回転可能(軸Xを中心とした回転)に取り付けられる。
円筒面平凸レンズ2の光学的にアクティブな面に形成された凸円筒面の軸Y1はそれゆえ、基準軸Y0(これは固定され、光軸Xに垂直)と可変的な角度α1をなしてもよい。
同様に、円筒面平凹レンズ4の光学的にアクティブな面に形成された凹円筒面の軸Y2は、基準軸Y0と可変的角度α2をなしてもよい。
様々な子午線での屈折度を計算することによって、上述の3つの光学要素2、4、6から形成される光学サブアセンブリの球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αについて、次式が得られる。
Figure 0006588464
式3内の項(−C/2)は、乱視度数を提供する2枚のレンズの結果によって生成される球面度数に対応することがわかるであろう。
後述のように、円筒面平凸レンズ2の回転位置と円筒面平凹レンズ4の回転位置を相互に独立して制御することにより、角度α1、α2の各々を独立して0°から360°まで変化させ、それゆえ、−2.C0〜2.C0(すなわち、ここでは−10D〜10D)で調節可能な乱視度数Cを得ることが可能であり、及び2枚のレンズを同時に制御することによって、0°〜360°で調節可能な何れの非点収差の角度も得られる。式3が示すように、2枚の円筒レンズの向きの結果として得られる球面度数は、可変的な球面度数のレンズを使用して補償される。
さらに、球面レンズ6の球面度数SVを変化させることによって、3枚のレンズ2、4、6から形成されるサブアセンブリの球面度数Sを調整することが可能である。
1つの想定可能な変形形態によれば、設定された乱視度数を提供するレンズは、同じ(プラス又はマイナスの)乱視度数C0を有することができ、2つの、任意選択により同一の、円筒面平凸レンズか、その代替案として、2枚の、任意選択により同一の、円筒面平凹レンズかの問題となりうる。
具体的には、この場合、これら2枚のレンズ及び可変的な球面度数を提供する1枚のレンズから形成されるサブアセンブリの球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αは、次式により表される。
Figure 0006588464
項C0−C/2は、乱視度数を提供する2枚のレンズの組合せによって誘導される球面度数に対応する。
したがって、この場合、乱視度数を提供するレンズを(相互に独立して)回転させ、可変球面度数を提供するレンズの球面度数を変化させることによって、球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αを、特に乱視度数Cがゼロとなるように調節することが可能となる。
上述の光学要素を使用する、ある例示的な視力矯正装置10が図2に示されている。
以下の記載では場合により、説明を明瞭にするために、「上側」又は「下側」等の用語が使用されるが、これらは図2、3及び4での向きを画定する。当然のことながら、この向きは必ずしも、上述の装置の可能な使用、特に図6〜8に示される使用に当てはまるとは限らない。
視力矯正装置10はケース12を含み、これは第一の部分14、第二の部分16、及び第三の部分18から形成され、これらは光軸Xに沿って連続して配置され、光軸Xに垂直な平面内で対となるように組み立てられる。
第一の歯車22は、ケース12の第一の部分14に光軸Xを中心として回転可能に取り付けられ、その中心において、この目的のために設けられた開口部内に円筒面平凸レンズ2を支持する。第一の歯車22及び円筒面平凸レンズ2は同軸であり、換言すれば、光軸Xに垂直な平面内の断面において、第一の歯車22の外周と円筒面平凸レンズ2の円周は、光軸Xを中心とする同心円を形成する。
同様に、第二の歯車24は、ケース12の第二の部分16に光軸Xを中心として回転可能に取り付けられ、その中心において、この目的のために設けられた開口部内に、円筒面平凹レンズ4を支持する。第二の歯車24及び円筒面平凹レンズ4は同軸であり、換言すれば、光軸Xに垂直な平面内の断面において、第二の歯車24の外周と円筒面平凹レンズ4の円周は、光軸Xを中心とする同心円を形成する。
第三の歯車27は、ケース12の第三の部分18に光軸Xを中心として回転可能に取り付けられる。第三の歯車27は、ケース26の円周上に設けられたリングに固定され、これは可変球面度数レンズ6を担持し、球面度数SVの制御を可能にする。可変球面度数のレンズ6のケース26は、ケース12の第三の部分18に取り付けられる。
図3から明確にわかるように、第一の歯車22は、第一のモータ42によって(光軸Xの周囲で)回転され、このモータの駆動軸は第一の歯車22と係合する第一のグラブねじ32を支持する。第一のモータ42は、例えばケース12の第一の部分14に取り付けられる。
第一の歯車22の現在位置は、第一の光学セル52によってモニタされる。
同様に、第二の歯車24は、第二のモータ44によって光軸Xの周囲で回転され、このモータの駆動軸は第二の歯車24と係合する第二のグラブねじ34を支持する。第二のモータ44は、例えばケース12の第二の部分16に取り付けられる。
第二の歯車24の現在位置は、第二の光学セル54によってモニタされる。
図4に示されるように、第三の歯車27自体は、第三のモータ46によって(X軸の周囲で)回転され、このモータの駆動軸には、第三の歯車27と係合する第三のグラブねじ36が取り付けられる。第三のモータ46は、例えばケース12の第三の部分18に取り付けられる。
第三の歯車27の現在位置は、第三の光学セル56によりモニタされる。
第一、第二、及び第三のモータ42、44、46は、例えばステップモータであり、その分解能は20ステップ/回転であり、ここでは8分の1ステップで設定される(以下、マイクロステップと呼ぶ)。変形形態として、これらのモータは16分の1ステップで設定できる。
ケース12の内部空間は(及び、さらには、第一、第二、及び第三の部分14、16、18の各々の内部空間も同様に)、モータ42、44、46を受けるための空間(図2、3、及び4におけるケース12の上側領域)と、光学要素2、4、6を受けるための空間(図2、3、及び4におけるケース12の下側領域)にさらに分割されてもよい。
モータ42、44、46を受けるための空間は、光学要素2、4、6を受けるための空間の方向に(図の下に向かって)開放し、反対の端(図の上に向かう)では、ケース12の上面19によって閉鎖される基本的に平行六面体の形状を有する(ケース12の上面19は、ケース12のそれぞれ第一、第二、及び第三の部分14、16、18の組立後の上面により形成される)。
モータ42、44、及び46の配置は、有利な点として、180°にわたる円形状を使用することができるような配置であり、前記円形状は、レンズの有効半径にできるだけ近い位置において、光軸に中心を置く。
光学要素2、4、6を受けるための空間は、モータを受けるための空間と異なり、第三の歯車27のそれと、その円周の半分において一致する円筒形の形状(ケース12の壁を境界とする)を有する。
換言すれば、ケース12(及び、したがってケース12の第一、第二、及び第三の部分14、16、18の各々)は、光学要素2、4、6を受けるための空間において円筒形状を有し、その直径(光軸Xに垂直)は、第三の歯車27のそれと略同じか、それより若干大きい。
歯車22、24、27のそれぞれの直径は、光学サブアセンブリの厚さにかかわらず、視野を保持するように選択される。
第一のモータ42及び第一のグラブねじ32は、ケース12内で、ケース12の上面に垂直な(したがって、特に光軸Xに垂直な)方向Zに延び、第一のモータ42がモータを受けるための空間内に格納され、第一のグラブねじ32が光学要素を受けるための空間内にあるようになっている。
第二のモータ44及び第二のグラブねじ34に関して、これらはケース12内で、同じ方向であるが、乱視度数レンズ2、4に関して第一のモータ42及び第一のグラブねじ34の反対側に延びる。第二のモータ44は、モータを受けるための空間内に格納され、第二のグラブねじ34は光学要素を受けるための空間内にある。
それゆえ、第一のグラブねじ32及び第二のグラブねじ34が、第一の歯車22及び第二の歯車24により形成されるアセンブリの両側にそれぞれ配置され、これら各種の部品(第一のグラブねじ32、第二のグラブねじ34、第一又は第二の歯車22、24)の(上記の軸X及びZに垂直な軸Yに沿った)横方向のかさは、第三の歯車27の直径より小さく、それによって第一及び第二のグラブねじ32、34が光学要素を受けるための空間内に収容され、それらを受けるための余分な空間が不要となることがわかるであろう。
さらに、第一及び第二のモータ42、44の各々の光軸Xに沿ったかさは、第一及び第二の歯車22、24の各々のそれより大きく、さらにはケース12の第一及び第二の部分14、16の各々のそれより大きい。しかしながら、これらの第一及び第二のモータ42、44は、上述のように、ケース12の(軸Zに関して)両側にそれぞれ設置されているため、これらは各々、光軸Xに沿って、ケース12の第一の部分14及び第二の部分16と一致して延びる空間を占有する。
例えば、第一及び第二のモータ42、44の各々の横方向のかさ(モータの外径)は6〜12mm、例えば10mmであり、第一及び第二の歯車22、24の各々の厚さ(軸Xに沿ったかさ)は1〜4mm、例えば2.5mmである。
第三のモータ46及び第三のグラブねじ36は、対照的に、モータを受けるための空間内の、X軸に沿ってケース12の第三の部分18と一致して延びる領域内に位置付けられる。それゆえ、第三のグラブねじ36は、第三の歯車27とその上側部分で係合し、それによって、ケース12に、上述のように第三の歯車27の下側部分においてケース12の形状に密接に追従させることができる。
上述の例において、図4に示されるように、第三のモータ46及び第三のグラブねじ36の軸は、ケース12の上面に関して(具体的には、上述の軸Yに関して)わずかに傾斜している。
例えば、第三の歯車27の厚さを0.3mm〜2mmとするようになされてもよい。
各種の要素のこのような配置によって、比較的薄いケースを得ることができ、典型的には、その厚さは15〜20mmである。
ケース12はまた、例えばモータを受けるための空間の上側領域において、制御要素50を含み、これはここでは共通のプリント回路板により支持される複数の集積回路で形成される。
さらに、電力を貯蔵するための装置、ここではバッテリ58(ただし、変形形態として、超コンデンサでもよい)が提供され、それによって装置は独立型となる。例えば、電力貯蔵装置58を再充電するための非接触要素が設けられてもよい。バッテリ58により、特に、モータ42、44、46及び制御要素50に電力を供給できる。
この点において、制御及び命令要素は、好ましくはその低い消費電力のために選択される。
このような制御要素50の主要要素と、その上記モータ42、44、46及び前述の光学セル52、54、56との接続が、図5に概略的に示されている。
制御要素50は受信モジュール60を含み、これは、ここでは無線リンクを通じて、設定値情報、すなわち、光学要素2、4、6から形成される光学サブアセンブリにより生成される矯正を定義する球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αについて使用者が希望する数値を示す情報を受け取るように設計される。
受信モジュール60は、例えば、使用者が制御する赤外線発光リモートコントローラからこの設定値情報を受信する赤外線受信モジュールである。変形形態として、この設定値情報を無線リンク、例えばローカルワイヤレスネットワークを介してパーソナルコンピュータから受け取るようになすことができ、使用者はこの場合、コンピュータ上での対話的な選択によって、視力矯正装置のための球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αの数値を選択できる。
受信モジュール60は、受け取った設定値情報S、C、αをコンピューティングマシン66(例えば、後述のように、コンピューティングマシンの機能を実行するようにコンピュータプログラムを実行するプロセッサからなる)に、具体的には、コンピューティングマシン66により制御される計算モジュール68に転送する。
計算モジュール68は、上で与えた式を使って、入力として受け取った設定値S、C、αを得るために必要な角度α1、α2の数値と球面度数SVの数値を計算する。平面−円筒面レンズ2及び4の乱視度数がそれぞれ−C0及びC0である場合、例えば次式が使用される。
Figure 0006588464
コンピューティングマシン66はまた、制御モジュール70を含み、これは入力として、計算モジュール68により計算された角度α1、α2、及び球面度数SVの数値を受け取り、制御信号をモータ42、44、46に送信して、モータ42、44、46の各々を相互に独立して制御し、所望の数値が得られるような歯車22、24、27のそれぞれの位置を得るが、すなわち、
− 制御モジュール70は第一のモータ42を制御して、第一の歯車22を光軸Xの周囲で、(第一の歯車22により支持される)円筒面平凸レンズ2の光学的にアクティブな円筒面の軸Y1が基準方向Y0と角度α1をなす位置まで回転させ、
− 制御モジュール70は第二のモータ44を制御して、第二の歯車24を光軸Xの周囲で、(第二の歯車24により支持される)円筒面平凹レンズ4の光学的にアクティブな円筒面の軸Y2が基準方向Y0と角度α2をなす位置まで回転させ、
− 制御モジュール70は第三のモータ46を制御して、第三の歯車27を光軸Xの周囲で、可変球面度数の制御リングが球面度数SVを計算モジュール68により計算された度数に設定する位置まで回転させる。
歯車22、24、27の各々の位置は、各瞬間に、それぞれ光学セル52、54、56により把握され、これらは各々、各々が関連付けられる歯車上で、関係する歯車の円周上の基準点(例えば、歯のない地点)に関して光学セルを通過した歯の数を測定する。
本明細書に記載の例において、第一のモータ42/第一のグラブねじ32/第一の歯車22のアセンブリは、第二のモータ44/第二のグラブねじ34/第二の歯車24のアセンブリと同じように、歯車22、24の1回転が関連付けられているモータ42、44の15040マイクロステップに対応するような歯数比を有する。分解能(1マイクロステップの歯車22、24の回転角度)はしたがって、角度α1及びα2について0.024°である。
第三のモータ46/第三のグラブねじ36/第三の歯車46のアセンブリ自体は、1回転あたり16640マイクロステップの歯数比を有する。可変球面度数を制御するリングは、−25Dから25Dまでの球面度数変化(すなわち、50Dの変化範囲)を得るために、120°の角度範囲(したがって、5547マイクロステップに対応する)で調節可能である。分解能(1マイクロステップあたりの球面度数SVの変化)はしたがって、0.009Dである。
当初の設定値α1、α2、SVから新たな設定値α’1、α’2、S’Vへと移行させている間に、第一、第二、及び第三のモータ42、44、46の各々が、任意選択で設定値変化のうちの1つの振幅(例えば、球面度数の変化の絶対値|S’V−SV|、ただし|x|はxの絶対値)に依存するある長さの時間T(秒)にわたり作動されるようになされてもよい。
これを行うために、コンピューティングマシン66は、例えば、角度α1から角度α’1に移行できるようにするモータ42のマイクロステップの数p1、角度α2から角度α’2に移行できるようにするモータ44のマイクロステップの数p2、及び球面度数SVから球面度数S’Vに移行できるようするモータ46のマイクロステップの数P3を決定する。すると、コンピューティングマシン66は、モータ42が毎秒p1/Tマイクロステップの速度で回転し、モータ44が毎秒p2/Tマイクロステップの速度で回転し、モータ46が毎秒P3/Tマイクロステップの速度で回転するように命令する。
制御要素50はまた、測定された気温に関する情報を供給する温度センサ62と、例えば加速度計の形態をとり、例えば垂直に関する視力矯正装置10の向きに関する情報を供給する傾斜計64とを含む。図6〜8に関して以下に説明する応用において、向きの情報の項目は、視力矯正装置の位置、及び、その結果、この視力矯正装置により何れの眼が矯正されるか、及び/又は使用者の注視が遠見、中間、又は近見の何れに関係しているかを判断するための、垂直に関する視力矯正装置の傾斜を決定するために使用できる。
コンピューティングマシン66は、温度センサ62により生成される温度情報の項目と、傾斜計64により生成される向き情報の項目を受け取り、これらの情報のうちの少なくとも1つを、モータ42、44、46に送るべき命令の決定に関して使用する。
ここに記載の例において、制御モジュール70は、温度情報の項目を使って、温度によるレンズ6の球面度数の変化(ここに記載の例では約0.06D/℃)を補償し、向き情報の項目を使って、視力矯正装置10の向きの変化が駆動システム(モータ、グラブねじ、歯車)に及ぼす可能性のある攪乱を補償する。
ここまで図2〜4に関して上で説明したケースとは異なり、図6及び7の以下の説明は、患者の視力を測定するための視力矯正装置(ここでは、検眼眼鏡)の用途に対応する方向(特に水平及び垂直方向)と相対位置(「下側」又は「上側」)を参照する。
図6及び7は、図1〜5に関して上述した種類の2つの視力矯正装置110、120を使った検眼眼鏡を、それぞれ側面図と端面図で示す。
2つの視力矯正装置110、120はここでは同一であるが、後でより詳しく説明するように、装用者の顔での支持手段に、装用者の矢状面に対応する正中垂直面Mに関して対称に配置されるように取り付けられる。
具体的には、装用者の右眼用の視力矯正装置110は、モータ112を受けるためのその空間(ここでは、平行六面体)が横に、光学要素114(すなわち、視力矯正装置110のアイピース111)を受けるためのその空間(ここでは、円筒形)の外側(すなわち、装用者から見て右側)に位置付けられるように配置される。
換言すれば、視力矯正装置110の軸Z1(これは、視力矯正装置110に関する図2〜4の軸Zに対応する)が正中面M(装用者の矢状面)に垂直であり、光学要素114(すなわち、アイピース111)を受けるための空間が、モータ112を受けるための空間と正中面Mとの間に位置付けられる。
同様に、装用者の左眼用の視力矯正装置120は、モータ122を受けるためのその空間(ここでは、平行六面体)が横に、光学要素124(すなわち、視力矯正装置120のアイピース121)を受けるためのその空間(ここでは、円筒形)の外側(すなわち、装用者から見て左側)に位置付けられるように配置される。
換言すれば、視力矯正装置120の軸Z2(これは、視力矯正装置120に関する図2〜4の軸Zに対応する)が正中面M(装用者の矢状面)に垂直であり、光学要素124(又はアイピース121)を受けるための空間が、モータ122を受けるための空間と正中面Mとの間に位置付けられる。
検眼眼鏡100は2つのツル130、140を含み、これらはそれぞれ、視力矯正装置110及び視力矯正装置120に、各々、関係する視力矯正装置110、120の横端面に、横固定具132、142によって取り付けられる。
各ツル130、140は、関係する視力矯正装置110、120とは反対の端に、湾曲部(装用者の耳を位置決めするため)を含む。各ツル130、140はさらに、適当な調節システム131(例えば、関係するツル130、140を形成する2つの半分の長さのツルを相互にスライドさせることができる)によって長さを調節でき、患者の眼と視力矯正装置110、120との間の距離を調整することができる。
各ツル130、140は対応する横固定具132、142に取り付けられ、例えばサムホイール133、143によって水平軸(上で定義した軸Z1、Z2に平行)の周囲で回転式に調節し、装用時前傾角を調整できる。
前述のように、横固定具132、142は、視力矯正装置110、120の側面端壁(図3及び4の参照番号19)に固定される(すなわち、横固定具132については、装用者の右眼用の視力矯正装置110の右、及び横固定具142については、装用者の左眼用の視力矯正装置120の左)。何れの側でも、モータ112、122を受けるための空間は横固定具132、142と光学要素114、124(すなわち、アイピース111、121)を受けるための空間との間に位置付けられる。
視力矯正装置110、120は何れも、枠要素を形成する横木150に、それぞれ正中面Mの両側に、第一のスライダ136及び第二のスライダ146によって取り付けられる。
第一及び第二のスライダ136、146の各々の位置は、横木150が延びる方向に沿って(例えば、この目的のために提供されるサムホイール137、147によって)並進式に調節可能であり、それによって、各視力矯正装置110、120の位置の正中面M(すなわち、装用者の矢状面)に垂直な水平方向に調節できる。それゆえ、視力矯正装置110、120のそれぞれの位置を、装用者の右側及び左側での半瞳孔距離に適合するように(相互に独立して)調整することが可能である。
鼻当て152(装用者の鼻の上部に載るように設計される)が横木150の中央に(すなわち、正中面Mの位置に)、鼻当て152及び横木150の相対位置の垂直方向への調整を可能にするために横木150に固定されたペグを受ける長円形の開口部を有する中央固定具154によって取り付けられる。この調節は、例えばこの目的のために設けられたサムホイール156によって行われる。
さらに、中央固定具154を横木150の水平延長軸の周囲で回転できるようになされていてもよく、それによって鼻当て152の位置を奥行方向に(すなわち、視力矯正装置110、120の光軸に沿って)調節できる。
ここで、上で説明した検眼眼鏡100の従来の使用例を、図8を参照しながら説明する。
検眼眼鏡100は、当技術分野の方法に則って患者の形態に合わせて上述のような各種の調節を行うことにより、患者の顔にセットされる。
これで、視力検査を開始することができる。
検眼士は、前述の無線リンクによって、右眼及び左眼に関する設定値(球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度αについての使用者が希望する数値を示す情報)を送信する。
したがって、検眼士は例えば、前述のように、それぞれ視力矯正装置110及び視力矯正装置120内に埋め込まれた受信モジュール60を介して設定値を表すデータを制御要素50に送信するように設計された赤外線リモートコントローラ200を使用する。前述のように、検眼士は、変形形態として、受信モジュール60(この変形形態では無線受信モジュール)と無線ローカルエリアネットワークを確立するように設計されたコンピュータ300を使用することができる。
また、設定値を表すデータが、患者の屈折異常の測定を実行した電子機器により送信されるようになされていてもよい。この場合、検眼眼鏡100は、屈折異常測定から得られた屈折度が正しいことを確認するために使用される。
例えば、前述のように、検眼士の電子機器(上述の例におけるリモートコントローラ、コンピュータ又は屈折異常測定装置)が両眼に関する設定値を表すデータを送信し、各視力矯正装置110、120に埋め込まれた制御要素50が、どの設定値が各々のためであるかを判断することが提案される。
したがって、ここでは、制御要素50が、加速度計64から受け取った向き情報に基づいて、関係する視力矯正装置110、120の向きは何れか、及びその結果、この視力矯正装置110、120が何れの眼に関連付けられるかを判断するようになされる。実際は、ここで説明する例において、視力矯正装置110、120は同一であり、前述のように、正中面Mに関して対称に取り付けられる。
変形形態として、制御要素50が検眼眼鏡100の対内で関係する視力矯正装置110、120の位置(右又は左)を示す情報の項目を保存するようになすことができる。
さらに、各眼と各パラメータ(球面度数S、乱視度数C、及び非点収差の角度α)に関して、いくつかの設定値を関係する視力矯正装置110、120に送信するようになされてもよく、各種の数値は、関係する装置の、垂直に関する各種の傾斜角度、又は関係する装置の、垂直に関する各種の傾斜角度範囲、又はその他、各種の視力(遠見視力、中間視力、近見視力)に関連付けられる。
視力矯正装置に関して、垂直に関する傾斜は(図6及び7のそれらのような視力矯正装置に関するかぎり)、図3及び4のY軸が垂直となす角度を意味するものとし、これは視力矯正装置の光軸Xの水平に関する傾斜に対応する。
装用者が、頭をまっすぐにして、遠くを注視する(遠見)状態で立ったとき、この角度はゼロ又は小さく(10°未満)、その一方で、近見では、この角度は従来、30°である。
視力矯正装置110、120(及び特にその制御要素50)があるパラメータについて各種の設定値(各種の傾斜値に関連する)を受信すると、それは、加速器64から受け取った向き情報によって、垂直に関する現在の傾斜を判断し、そのように判断された傾斜に関連付けられるパラメータの数値を使って(図5に関して上で説明したように)光学要素を制御する。
中間視力に関して、検眼士の電子機器(リモートコントローラ、コンピュータ)が、傾斜20°(従来、中間視に関係する)を含む傾斜範囲、例えば、15°〜25°の数値範囲に関する各種パラメータの具体的な数値を送信するようになされてもよい。変形形態として、制御要素50は、中間視力のための各種パラメータの数値を、遠見視力と近見視力に関して受け取った対応する数値に基づいて計算し、計算されたこの数値を、それが加速度計64から受け取った向き情報に基づいて現在の傾斜が上記の範囲内にあるか否かを判断するときに利用できる。
ある考えられる実施形態によれば、例えば、各視力矯正装置110、120において、(例えば超音波システム又は三角測量によって)注視方向に観察される物体の距離を測定するように設計されたテレメータが設けられてもよい。すると、制御要素50は観察された物体の距離に応じて球面度数を調整でき、例えば、物体が近い時には球面度数を高めて、視覚調整障害を補償する。
製品は、特に壊れやすい光学機器品目ではないが、その可搬性に関しては、2つの視力矯正装置110、120を非接触で再充電でき、及び/又は検眼器(focimeter)型の機器を使ってその校正を検証し、所望のレベルの結果が担保されるようにするために、ベースを提供することができる。
上記の説明から、これまでに説明した検眼眼鏡を、遠見視力、中間視力、又は近見視力の何れかを問わず、自覚屈折検査のために使用できることが理解できる。
これらの検眼眼鏡には、従来の検眼眼鏡と比べて、感度が非常に高い、矯正力を変えるために装用者の頭から眼鏡を外す必要がない、及び頭の傾斜に応じて変更可能な矯正力の数値を提供できるという利点を呈する。
また、このような眼鏡を、移動刺激を提供するスクリーンに基づく、状態が制御された視野で使用するようになされてもよく、この場合、視力矯正装置に取り付けられた加速度計によって、標的を追跡するために必要な患者の頭部の動きを記録できる。
したがって、標的により生じたであろう、理論上の運動に関する頭部の運動を差し引き、そこから眼球の本来の動きを推測することができる。
単眼屈折検査を実行するために、図示されていない遮蔽装置をアイピース111、121の一方の光学窓に載せることができる。代替案として、装置の自動化によって、単眼屈折検査を実行するためのこの左右分離を、所定の光学度数(例えば、約1ディオプトリの数値)を加えることによって、塞ぐべきほうの眼をぼやけさせることによって行うことができる。
他の考えうる用途によれば、上で提案された視力矯正眼鏡は、偽装試験で使用して、例えば、中間距離累進多焦点レンズの使用を実証するため等に、実際の使用条件下で将来の矯正力を再現することができる。
これに関して、さらに、視力矯正装置110、120の外面に、押すことによって矯正パラメータ(球面度数S、乱視度数C、又は非点収差の角度α)の数値の所定の変更が可能となるような別のボタンが設けられてもよい。
それゆえ、検眼眼鏡の装用者は、(例えば、ボタンを何度も押すことによって)、自分により適した調整を得ることができる。

Claims (17)

  1. 装用者の顔での支持手段(130、140、152)と、前記支持手段(130、140、152)上に、前記装用者の眼の少なくとも一方に対向して取り付けられる少なくとも1つの光学サブアセンブリ(110、120)とを含む視力矯正眼鏡において、
    前記光学サブアセンブリ(110、120)は、前記支持手段上に、光軸(X)に沿って直列に取り付けられた3つの光学要素を含み、前記3つの光学要素は、前記光軸(X)に沿った前記装用者の注視方向に関する乱視度数の第一の光学要素(2)と、前記注視方向に関する乱視度数の第二の光学要素(4)と、前記注視方向に関する可変球面度数の第三の光学要素(6)とを含み、前記第一の光学要素(2)と前記第二の光学要素(4)とは、相互に独立して前記光軸(X)の周囲の回転において調節可能であり、
    前記光学サブアセンブリ(110、120)は、モータ(46)によって前記光軸(X)の周囲で回転され且つ前記可変球面度数の制御を可能にするリングに固定された、歯車(27)を含む、視力矯正眼鏡。
  2. 前記光軸(X)は前記第一及び第二の光学要素の円筒軸に垂直である、請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記第一及び第二の光学要素は、前記装用者の前記注視方向に関していかなる球面度数も発生させない、請求項1又は2に記載の眼鏡。
  4. 前記第一、第二、及び第三の光学要素(2、4、6)の各々が、直径20mm以上のレンズである、請求項1〜3の何れか一項に記載の眼鏡。
  5. 前記光学サブアセンブリ(110、120)は、前記第三の光学要素(6)の前記球面度数と、前記光軸(X)の周囲の前記第一の光学要素(2)の位置と、前記光軸(X)の周囲の回転における前記第二の光学要素(4)の位置とを、設定値情報に応じて制御するように設計された電子カード(50)を含む、請求項1〜4の何れか一項に記載の眼鏡。
  6. 前記光学サブアセンブリが、傾斜計(64)を含み、前記電子カード(50)は、前記設定値情報を、前記傾斜計(64)から受け取った傾斜情報の項目に応じて決定するように設計される、請求項5に記載の眼鏡。
  7. 前記光学サブアセンブリが、テレメータを含み、前記電子カード(50)は、前記設定値情報を、前記テレメータから受け取った距離情報の項目に応じて決定するように設計される、請求項5に記載の眼鏡。
  8. 前記装用者により作動可能なボタンを含み、前記電子カードは、前記ボタンが押された場合に前記第三の光学要素の前記球面度数を変更するように設計される、請求項5〜7の何れか一項に記載の眼鏡。
  9. 無線リンクを通じて前記設定値情報を受け取るように設計された受信モジュールを含む、請求項5に記載の眼鏡。
  10. 前記支持手段が鼻当て(152)を含む、請求項1〜9の何れか一項に記載の眼鏡。
  11. 前記光学サブアセンブリ(110、120)が枠要素(150)に取り付けられる、請求項1〜10の何れか一項に記載の眼鏡。
  12. 前記光学サブアセンブリ(110、120)が、前記枠要素(150)の水平軸に沿って調節可能に取り付けられる、請求項11に記載の眼鏡。
  13. 請求項11又は12に記載の眼鏡であって、請求項11は請求項10に従属し、前記鼻当て(152)が前記枠要素(150)に調節可能に取り付けられる、眼鏡。
  14. 前記支持手段が調節可能な長さのツル(130、140)を含む、請求項1〜13の何れか一項に記載の眼鏡。
  15. エネルギー貯蔵システムを利用して、前記第三の光学要素(6)の前記球面度数と、前記光軸(X)の周囲の前記第一の光学要素(2)の前記位置と、前記光軸(X)の周囲の回転における前記第二の光学要素(4)の前記位置とを調節するように設計された手段にエネルギーを供給できる、請求項1〜14の何れか一項に記載の眼鏡。
  16. 請求項6又は7に記載の眼鏡を装用する個人の自覚屈折の測定方法であって、
    − 前記傾斜計又は前記テレメータを使用することにより、視力の種類を決定するステップと、
    − 前記電子カード(50)により、前記決定された視力の種類に関連する設定値情報の少なくとも1つの項目を決定するステップと、
    − 前記第三の光学要素(6)の前記光学度数、前記第一の光学要素(2)の前記位置、又は前記第二の光学要素(4)の前記位置を、前記決定された設定値情報の項目に応じて調整するステップと
    を含む、方法。
  17. 請求項8に記載の眼鏡を装用する個人の自覚屈折の測定方法であって、
    − 前記ボタンが押されたことを検出するステップと、
    − 前記制御カードから受け取った前記データに応じて光学度数を調整するステップと
    を含む、方法。
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