JP6587413B2 - ブレーキペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車運転模擬装置に取り付けられるブレーキペダル装置に関する。
自動車の運転の教育、訓練および運転技術の研究等のために、自動車の運転を模擬する自動車運転模擬装置が知られている。自動運転模擬装置は、実際の自動車と同様の操作を行うと、表示装置に景観を表示する。運転者は、実際の自動車を運転している感覚にてハンドル等を操作して運転の訓練等を実施することができる。
自動車運転模擬装置には、ハンドルやアクセルペダルの他に、実際の自動車と同様のブレーキペダルを含むブレーキペダル装置が配置される。
特許文献1には、ドライバーがブレーキペダルを操作した時に受ける反力の調整を、パソコンにより制御可能なサーボモータを用いて行うことにより反力の調整が可能なブレーキ反力模擬装置が開示されている。
特許文献2には、アクセルのアームの端部に接触する第1の圧縮バネと、アームのある程度のストロークにより接触する第2の圧縮バネとをシャーシに収容し、ストロークの前半より後半の反力を大きくするアクセルペダル反力発生装置が開示されている。
特開平8−202254号公報 特開平8−263160号公報
自動車運転模擬装置のブレーキペダルには、踏み込んだときに反力を付与するスプリングが連結される。自動車のブレーキペダルの反力は、車種に応じて様々な大きさに設定されている。例えば、軽自動車ではブレーキペダルの反力は軽く設定されている。普通自動車のブレーキペダルの反力は、軽自動車のブレーキペダルの反力よりも大きく設定される。また、普通自動車の中でも、ブレーキペダルの反力は、製造者や車種に応じて個別に設定されている。例えば、外国の製造者の自動車におけるブレーキペダルの反力は日本の製造者の自動車におけるブレーキペダルの反力に比べて大きい傾向を有する。
自動車運転模擬装置は、実際の自動車に近い運転感覚にて操作を行えることが好ましい。ブレーキペダル装置においても同様に、ブレーキペダルの反力を実際の自動車のブレーキペダルの反力とほぼ同じにして、運転の訓練等を行うことが好ましい。また、1つの自動車運転模擬装置にて、複数の車種の模擬運転を行えることが好ましい。
ところが、従来のブレーキペダル装置では、ブレーキペダルの反力を変更する場合には、ブレーキペダルに取り付けられたスプリングを取り替えなければならなかった。または、上記の特開平8−202254号公報に開示されているブレーキ反力模擬装置のように、パソコンを用いてサーボモータの制御を行う等の複雑な構造の装置が必要であった。
本発明の第1のブレーキペダル装置は、自動車運転模擬装置に取り付けられるブレーキペダル装置であって、ベース部材と、ベース部材に揺動可能に支持されているブレーキペダルと、ブレーキペダルを付勢する弾性部材と、弾性部材をブレーキペダルに連結する連結手段とを備える。弾性部材は、ベース部材に回動可能に支持されており、連結手段は、弾性部材の回動角度を変化させて、複数の位置にて弾性部材をブレーキペダルに連結可能に形成されている。ブレーキペダルは、ベース部材に揺動可能に支持されている揺動部材と、揺動部材の先端に固定されている踏込み板とを含み、揺動部材には、複数の穴部が形成されており、連結手段は、揺動部材と、弾性部材の先端に配置され、穴部が形成された係合部材と、揺動部材の穴部および係合部材の穴部に挿通して、係合部材を揺動部材に連結する棒状部材とを含む。揺動部材の穴部は、弾性部材の回転軸を中心とした円弧線上に形成されている。
上記発明においては、上記弾性部材は、第1の弾性部材を構成し、ブレーキペダルを付勢する第2の弾性部材を更に備え、連結手段は、第2の弾性部材が最も伸びたブレーキペダルの位置にて、第1の弾性部材を回動してブレーキペダルに連結可能に形成されていることが好ましい。
本発明の第2のブレーキペダル装置は、自動車運転模擬装置に取り付けられるブレーキペダル装置であって、ベース部材と、ベース部材に揺動可能に支持されているブレーキペダルと、ブレーキペダルを付勢する第1の弾性部材および第2の弾性部材と、第1の弾性部材をブレーキペダルに連結する連結手段とを備える。第1の弾性部材は、ベース部材に回動可能に支持されており、連結手段は、第1の弾性部材の回動角度を変化させて、複数の位置にて第1の弾性部材をブレーキペダルに連結可能に形成されている。連結手段は、第2の弾性部材が最も伸びたブレーキペダルの位置にて、第1の弾性部材を回動してブレーキペダルに連結可能に形成されている
本発明によれば、ブレーキペダルの反力の調整が容易な自動車運転模擬装置のブレーキペダル装置を提供することができる。
実施の形態における自動車運転模擬装置の概略斜視図である。 実施の形態におけるブレーキペダル装置の斜視図である。 実施の形態におけるブレーキペダル装置の正面図である。 実施の形態におけるブレーキペダル装置のブレーキペダルに付勢力を付与する部分の拡大部分断面図である。 実施の形態におけるブレーキペダル装置の第1の側面図である。 実施の形態におけるブレーキペダル装置の第2の側面図である。
図1から図6を参照して、実施の形態における自動車運転模擬装置のブレーキペダル装置について説明する。
図1に、本実施の形態における自動車運転模擬装置を示す。自動車運転模擬装置1は、運転席2、ハンドル3、アクセルペダル5およびブレーキペダル11を備える。また、自動車運転模擬装置1は、運転者がフロントガラスを通して見える景観を表示する表示装置4と、表示装置4を制御する演算処理装置とを備える。表示装置4は、運転席の前側に配置される。演算処理装置は、例えばデジタルコンピュータにより構成される。演算処理装置には、道路や市街地などの景観の画像を含むデータベースが予め記憶されている。
運転者は、運転席2に座り、通常の自動車の運転と同様の操作を行う。運転者が運転席2の近傍に配置されたハンドル3、アクセルペダル5、およびブレーキペダル11等を操作すると、これらの操作量に応じた信号が演算処理装置に入力される。
演算処理装置は、例えば、アクセルペダル5の踏込み量、ブレーキペダル11の踏込み量、およびハンドル3の回転量等の操作量を検出する。演算処理装置は、これらの操作量に基づいて自動車の運動を計算する。そして、演算処理装置は、予め記憶された景観のデータベースを参照して、自動車の運動に対応する運転席からの景観の画像を算出する。そして、演算処理装置は、計算により得られた画像を表示装置4に表示する。自動車運転模擬装置1を用いることにより、運転者は、実際の車を運転している感覚にて運転の訓練等を行うことができる。
図2に、本実施の形態におけるブレーキペダル装置の斜視図を示す。図3に、本実施の形態におけるブレーキペダル装置の正面図を示す。図2および図3を参照して、ブレーキペダル装置10は、ブレーキペダル11を揺動可能に支持するベース部材16を含む。ベース部材16は、板状に形成されたベースプレート16aと、ベースプレート16aから立設するシャーシ16bとを含む。ブレーキペダル11は、ベース部材16に支持されている揺動部材としてのアーム12と、アーム12の先端に固定されている踏込み板13とを有する。本実施の形態のアーム12は、板状に形成されている。アーム12は、シャーシ16bに支持されている回転シャフト15の軸線を回転中心にして揺動する。
回転シャフト15にはポテンショメータ17が接続されている。ポテンショメータ17は、運転者がブレーキペダル11を踏込んだときの踏込み量を検出する。より具体的には、ポテンショメータ17は、回転シャフト15の回転角を検出するように形成されている。そして検出された回転角は、信号線18を通して演算処理装置に送出される。
図4に、本実施の形態におけるブレーキペダル装置のブレーキペダルを付勢する部分を拡大した部分断面図を示す。図2から図4を参照して、ブレーキペダル装置10は、ブレーキペダル11を付勢する第1の弾性部材としての第1のコイルスプリング22を含む。本実施の形態では、2個のコイルスプリング22が配置され、ブレーキペダル11のアーム12が付勢されている。
コイルスプリング22の内部には、シャフト27が挿通している。シャフト27は、筒状部材28を介して支持部材23に支持されている。支持部材23は、シャフト部23aを有する。支持部材23は、シャフト部23aにより固定部材25に支持されている。支持部材23は、シャフト部23aの軸線を回転中心として回動可能に形成されている。固定部材25は、ベースプレート16aに固定されている。支持部材23には筒状部材28が固定されている。筒状部材28は板状に形成されたつば部28aを有する。シャフト27は、筒状部材28の内面に摺動するように配置されている。この様に、シャフト27およびコイルスプリング22は、矢印92に示す様に、シャフト部23aの周りに回動可能に形成されている。
シャフト27の一方の端部には、つば状のストッパー部27aが形成されている。ストッパー部27aが支持部材23に当接することにより、シャフト27が筒状部材28から抜けることが阻止されている。ストッパー部27aが支持部材23に当接したときには、この配置において第1のコイルスプリング22が最も伸びた状態になる。
シャフト27の他方の端部には、アーム12と連結する第1の係合部材21が固定されている。コイルスプリング22は、第1の係合部材21と筒状部材28のつば部28aとの間に配置されている。第1の係合部材21は、コイルスプリング22の先端に配置されている。第1のコイルスプリング22は、伸縮可能に形成されている。第1のコイルスプリング22は、ブレーキペダル11が踏込まれた時に、矢印93に示すように、踏み込まれる力に対する反力をアーム12に提供する。第1の係合部材21には、穴部21aが形成されている。
ブレーキペダル装置は、第1のコイルスプリング22をブレーキペダル11のアーム12に連結する連結手段を備える。第1のコイルスプリング22は、第1の係合部材21を介してアーム12に連結されている。本実施の形態の連結手段は、複数の穴部12aを有するアーム12と、穴部21aを有する第1の係合部材21とを含む。また、連結手段は、係合部材21をアーム12に連結する棒状部材としてのボールロックピン26を含む。
アーム12の穴部12aと係合部材21の穴部21aとの位置を合せた状態で、矢印91に示すようにボールロックピン26を押し込むことにより、係合部材21をアーム12に連結することができる。
ボールロックピン26は、飛び出す方向に付勢されたボール部26aを先端部に有する。ボールロックピン26を穴部21aに押し込むことにより、ボール部26aが後退し、係合部材21の穴部21aとアーム12の穴部12aにボールロックピン26を挿通することとができる。ボールロックピン26が予め定められた深さまで挿入された時には、ボール部26aが貫通してボール部26aが突出した状態になる。このため、ボールロックピン26が抜けることを抑制できる。
また、ボールロックピン26を引き抜くときにも同様に、ボールロックピン26を引くことによりボール部26aが穴部21aに接触して後退する。このため、容易にボールロックピン26を引き抜くことができる。
前述のように、ブレーキペダル11が踏込まれた時には、アーム12が回転シャフト15の軸線を回転中心にして揺動する。この時に、第1の係合部材21は、ベースプレート16aに近づく向きに移動する。シャフト27は筒状部材28に沿って移動する。コイルスプリング22は第1の係合部材21とつば部28aとの間で縮む。そして、コイルスプリング22は、矢印93に示すようにブレーキペダル11に反力を付与する。
本実施の形態におけるブレーキペダル装置10は、ブレーキペダル11を付勢する第2の弾性部材として第2のコイルスプリング32を備える。本実施の形態の第2のコイルスプリング32は、第1のコイルスプリング22よりも上方に配置されている。ベースプレート16aには、固定部33が形成されている。固定部33には筒状部材38が固定されている。第2のシャフト37は、筒状部材38に支持されている。第2のシャフト37は、筒状部材38の内面に摺動する。第2のシャフト37には、つば状のストッパー部37aが形成されている。ストッパー部37aが固定部33に接触することにより、シャフト37の飛び出しが阻止される。
第2のシャフト37の端部には、第2の係合部材31が連結されている。コイルスプリング32は、第2の係合部材31と固定部33との間に配置されている。第2の係合部材31は、固定ピン34によりブレーキペダル11のアーム12に連結されている。このように、第2のコイルスプリング32も第2の係合部材31を介してアーム12に連結されている。
ブレーキペダル11が踏込まれた時には、第2の係合部材31は、ベースプレート16aに近づく向きに移動する。第2のシャフト37は筒状部材38に沿って移動する。第2のコイルスプリング32が縮むことにより、矢印94に示すように、ブレーキペダル11に反力を付与することができる。
また、第1のコイルスプリング22が配置されている領域の下方には、ストッパー部材45が配置されている。ストッパー部材45は、弾性を有する部材から形成されている。ストッパー部材45は、例えばゴムにて形成されている。ストッパー部材45は、ベース部材16のベースプレート16aに固定されている。ブレーキペダル11が強く踏込まれたときに、アーム12がストッパー部材45に当接して踏込みが阻止される。すなわち、アーム12がストッパー部材45に当接することにより、アーム12の揺動の限界が設定されている。
なお、本実施の形態の2個の第1のコイルスプリング22の合計の弾性力は、第2のコイルスプリング32の弾性力よりも小さくなるように形成されている。すなわち、2個のコイルスプリング22を1個のコイルスプリングと見做したときのばね定数kBは、第2のコイルスプリング32のばね定数kAよりも小さく形成されている。なお、第1のコイルスプリング22のばね定数および第2のコイルスプリング32のばね定数は、要求される反力に応じて設定することができる。
ところで、本実施の形態の第1のコイルスプリング22をブレーキペダル11に連結する連結手段は、第1のコイルスプリング22の回動角度を変えることにより、複数の位置にてコイルスプリング22をブレーキペダル11に連結可能に形成されている。すなわち、アーム12に対するコイルスプリング22の伸縮する方向の角度を変更して、係合部材21をアーム12に連結可能に形成されている。
図4を参照して、アーム12の複数の穴部12aは、コイルスプリング22の回転軸を中心にした円弧線99上に配置されている。すなわち、複数の穴部12aは、それぞれの穴部12aと支持部材23の回転軸との距離が一定になるように形成されている。そして、任意の穴部12aを選択して、係合部材21を連結することができる。
図5に、本実施の形態のブレーキペダル装置の第1の状態を説明する側面図を示す。図6に、本実施の形態のブレーキペダル装置の第2の状態を説明する側面図を示す。図5に示す第1の状態では、第1の係合部材21は、アーム12に形成された最も下側の穴部12aに連結されている。図6に示す第2の状態では、第1の係合部材21は、アーム12に形成された最も上側の穴部12aに連結されている。図5および図6では、実線にてブレーキペダルを踏み込む前の状態が示されており、破線にてブレーキペダルを踏込んだ時の状態が示されている。図5に示す第1の状態では、ブレーキペダル11に対する反力が最も大きくなる状態である。そして、図6に示す第2の状態では、ブレーキペダル11に対する反力が最も小さな状態である。
図5を参照して、ブレーキペダル11は、運転者により矢印95に示す向きに踏込まれる。ここで、第2のコイルスプリング32が発生する力TA、2個の第1のコイルスプリング22を1つのコイルスプリングと見做した時のばね定数kB、第1のコイルスプリング22の自由長からの変形量SBを定める。また、鉛直方向において、回転シャフト15の回転軸から踏込み板13の力が作用する点までの距離XCと、回転シャフト15の回転軸から第2のコイルスプリング32の付勢力がアーム12に作用する点までの距離XAと、回転シャフト15の回転軸から第1のコイルスプリング22の付勢力がアーム12に作用する点までの距離XBとを定める。これらの変数を用いると、ブレーキペダルに供給される反力Fは次の式(1)にて表される。
F=(TA・XA + kB・SB・XB・sinθ)/XC …(1)
ここで、角度θは、鉛直下向きに対する第1のコイルスプリング22が延びる方向(伸縮する方向)の角度である。角度θは、第1のコイルスプリング22が延びる方向に対するアーム12の延びる方向の角度αに対応する。
図5に示す第1の状態では、距離XBが大きいために、所定の踏込む深さに対する第1のコイルスプリング22の縮み量が大きくなる。また、支点としての回転シャフト15の回転軸から作用点としてのボールロックピン26が挿通されている位置までの距離XBが長いために反力は大きくなる。一方で、図6に示す第2の状態では、距離XBが小さくなるために、所定の踏込み深さに対する第1のコイルスプリング22の縮み量が小さくなる。また、支点としての回転シャフト15の回転軸から作用点としてのボールロックピン26が挿通されている位置までの距離XBが短いために反力は小さくなる。
換言すると、上記の式(1)を参照して、第1の係合部材21を連結する穴部12aの位置が上側になるほど角度θは大きくなる。矢印93に示す方向のコイルスプリング22の付勢力の水平方向の分力が踏込み方向の反力になる。このために、角度θが大きくなるほど反力が小さくなる。すなわち、角度θが大きくなるほど付勢力が分散されるために踏込み板13を踏込む力に対する反力は小さくなる。
このように、本実施の形態のブレーキペダル装置10では、係合部材21を介してコイルスプリング22を連結する穴部12aが下側であるほど、ブレーキペダル11に作用する反力を大きくすることができる。すなわち、係合部材21を連結する穴部12aが下側になるほどブレーキペダル11は重くなる。このように、アーム12の穴部12aの連結位置を変更すると、第1のコイルスプリング22の回動角度を変化させることができる。そして、ボールロックピン26の差し込む位置を変更することにより、容易にブレーキペダル11に作用する反力の大きさを変更することができる。
ところで、図4は、ボールロックピン26が抜かれている状態であり、第1の係合部材21とアーム12との連結が解除されている。第1のコイルスプリング22および第2のコイルスプリング32は、最も伸びた状態になっている。ストッパー部37aが固定部33に係止し、ストッパー部27aが支持部材23に係止している。
アーム12の穴部12aは、第2のコイルスプリング32が最も伸びたブレーキペダル11の位置において、第1のコイルスプリング22を回動してアーム12に連結可能に形成されている。また、第1のコイルスプリング22も最も伸びた状態にて、第1の係合部材21の穴部21aが、アーム12の穴部12aと重なる様に形成されている。このため、運転者は、ボールロックピン26を抜いた状態で、コイルスプリング22を回動することにより、穴部12a,21a同士の位置を容易に合わせることができる。
たとえば、第2の弾性部材としての第2のコイルスプリング32を配置していなければ、第1の係合部材21とアーム12との連結を解除すると、アーム12は鉛直下向きに垂れ下がるために、穴部12a,21a同士の位置合わせが難しくなる。このように、第2の弾性部材を配置することにより、容易に穴部12a,21a同士の位置合わせを行うことができる。なお、第2の弾性部材としての第2のコイルスプリング32は配置されていなくても構わない。
また、本実施の形態の連結手段は、複数の穴部12aが形成されたアーム12と、穴部21aが形成された第1の係合部材21と、アーム12の穴部12aおよび係合部材21の穴部21aに挿通して、係合部材21をアーム12に連結するボールロックピン26とを含む。この構成により、係合部材21とアーム12との連結および解除を容易に行うことができる。
特に、本実施の形態では、係合部材21をアーム12に連結する棒状部材としてボールロックピン26を採用している。ボールロックピン26を採用することにより、容易に、アーム12と係合部材21との連結および解除を行うことができる。なお、連結手段としては、第1のコイルスプリングの回動角度を変化させて、複数の位置にて第1のコイルスプリングをブレーキペダルに連結できる任意の構成を採用することができる。例えば、ボールロックピンの代わりにねじを用いて係合部材をアームに固定しても構わない。
ブレーキペダルを付勢する第1の弾性部材および第2の弾性部材としては、コイルスプリングに限られず、ブレーキペダルの踏込みに対する反力を供給する任意の部材を採用することができる。
上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される実施の形態の変更が含まれている。
1 自動車運転模擬装置
10 ブレーキペダル装置
11 ブレーキペダル
12 アーム
12a 穴部
16 ベース部材
16a ベースプレート
21 係合部材
21a 穴部
22 コイルスプリング
23a シャフト部
26 ボールロックピン
31 係合部材
32 コイルスプリング

Claims (3)

  1. 自動車運転模擬装置に取り付けられるブレーキペダル装置であって、
    ベース部材と、
    ベース部材に揺動可能に支持されているブレーキペダルと、
    ブレーキペダルを付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材をブレーキペダルに連結する連結手段とを備え、
    前記弾性部材は、ベース部材に回動可能に支持されており、
    連結手段は、前記弾性部材の回動角度を変化させて、複数の位置にて前記弾性部材をブレーキペダルに連結可能に形成されており、
    ブレーキペダルは、ベース部材に揺動可能に支持されている揺動部材と、前記揺動部材の先端に固定されている踏込み板とを含み、
    前記揺動部材には、複数の穴部が形成されており、
    連結手段は、前記揺動部材と、前記弾性部材の先端に配置され、穴部が形成された係合部材と、前記揺動部材の穴部および前記係合部材の穴部に挿通して、前記係合部材を前記揺動部材に連結する棒状部材とを含み、
    前記揺動部材の穴部は、前記弾性部材の回転軸を中心とした円弧線上に形成されている、ブレーキペダル装置。
  2. 前記弾性部材は、第1の弾性部材を構成し、
    ブレーキペダルを付勢する第2の弾性部材を更に備え、
    連結手段は、第2の弾性部材が最も伸びたブレーキペダルの位置にて、第1の弾性部材を回動してブレーキペダルに連結可能に形成されている、請求項1に記載のブレーキペダル装置。
  3. 自動車運転模擬装置に取り付けられるブレーキペダル装置であって、
    ベース部材と、
    ベース部材に揺動可能に支持されているブレーキペダルと、
    ブレーキペダルを付勢する第1の弾性部材および第2の弾性部材と、
    前記第1の弾性部材をブレーキペダルに連結する連結手段とを備え、
    前記第1の弾性部材は、ベース部材に回動可能に支持されており、
    連結手段は、前記第1の弾性部材の回動角度を変化させて、複数の位置にて前記第1の弾性部材をブレーキペダルに連結可能に形成されており、更に、前記第2の弾性部材が最も伸びたブレーキペダルの位置にて、前記第1の弾性部材を回動してブレーキペダルに連結可能に形成されている、ブレーキペダル装置。
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