JP6587123B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、撮像装置に関する。
様々な分野においてデジタルカメラ(デジタルビデオカメラまたはデジタルスチルカメラ)が広く使用されている。よく知られているように、デジタルカメラには、CCD(Charge Coupled Device)型撮像素子、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型撮像素子などの撮像装置が用いられている。これらの撮像素子は、例えばフォトダイオードに代表される光電変換素子を有する。
フォトダイオードを用いた撮像装置のほか、アモルファスシリコンまたは有機材料などから形成された光電変換膜を用いた撮像装置も提案されている。例えば特許文献1は、光電変換膜を有する積層型の撮像装置を開示している。積層型の撮像装置では、増幅トランジスタおよび選択トランジスタなど、各画素から電気信号を読み出すためのトランジスタは、半導体基板に形成される。光電変換膜は、これらのトランジスタを覆うように形成された層間絶縁層上に配置される。光電変換膜は、層間絶縁層内に設けられた金属配線または金属層によって半導体基板上の回路に電気的に接続される。積層型の撮像装置では、信号電荷を生成する光電変換膜が半導体基板の上に位置する。そのため、積層型の構造は、信号検出のための各種トランジスタとフォトダイオードとが同一の半導体基板に形成された構造と比較して受光面積を確保しやすいという利点を有する。このような理由から、積層型の撮像装置は、高精細化に有利である。
その反面、積層型の撮像装置では、相関二重サンプリングを単純に適用することによっては、リセット時に発生するkTCノイズ(「リセットノイズ」とも呼ばれる)を除去することができない。これは、積層型の撮像装置では、光電変換膜と半導体基板上の回路との間に金属配線または金属層が介在するので、信号電荷をフローティングディフュージョンに完全に転送することが困難であるという理由による。特許文献1に開示される撮像装置では、画素内のリセットトランジスタのソースまたはドレインに信号読み出し回路の出力を負帰還させるフィードバックループを形成し、かつ、時間の経過に伴って電位が高くなる電圧をリセットトランジスタのゲートに供給することにより、kTCノイズをキャンセルしている。
国際公開第2014/083730号
撮像装置の分野においては、kTCノイズなどのノイズの低減が望まれている。
本願の限定的ではないある例示的な実施形態によれば、以下が提供される。
それぞれが、光電変換部、および、前記光電変換部によって生成された信号を検出する信号検出回路を含む複数の画素と、傾斜電圧を発生する電圧発生回路と、前記電圧発生回路に接続された第1切り替え回路と、ハイ電圧およびロー電圧のうちの一方が印加される第1電圧線と、前記第1切り替え回路を介して前記電圧発生回路に接続された第2電圧線と、前記第1電圧線および前記第2電圧線に電気的に接続された複数の第2切り替え回路と、それぞれが、前記複数の第2切り替え回路のうちの1つと、前記複数の画素のうち、前記1つに対応する1以上の画素とを接続する複数の第3電圧線とを備え、前記複数の第2切り替え回路の各々は、前記第1電圧線および前記第2電圧線のいずれか一方と、前記複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線との間の電気的な接続を選択的に確立し、前記第1切り替え回路は、前記第2電圧線に前記ハイ電圧または前記ロー電圧のうちの他方を印加するか、前記傾斜電圧を印加するかを切り替える、撮像装置。
本開示の実施形態によれば、ノイズの影響をより低減し得る撮像装置、または、より高速な信号の読み出しを実現し得る撮像装置の少なくともいずれかが提供される。
図1は、本開示の第1の実施形態による撮像装置の例示的な構成を示す図である。 図2は、単位画素セル10Aの回路構成の一例を示す図である。 図3は、信号の読み出し時における撮像装置100Aの動作を説明するための例示的なタイミングチャートである。 図4は、単位画素セルの回路構成の他の一例を示す図である。 図5は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す図である。 図6は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す図である。 図7は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す図である。 図8は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す図である。 図9は、本開示の第1の実施形態による撮像装置の他の例示的な構成を示す図である。 図10は、本開示の第2の実施形態による撮像装置の例示的な構成を示す図である。 図11は、本開示の第3の実施形態に係るカメラシステムの構成例を模式的に示す図である。
(発明者の知見)
本開示の実施形態の説明の前に、まず、本発明者の見出した知見を説明する。
撮像装置の画素の駆動および制御においては、一般に、大きさの異なる複数の電圧が用いられる。例えばCMOS型撮像素子では、ロー(LOW)電圧およびハイ(HIGH)電圧の一方が画素に選択的に供給されることにより、画素内のトランジスタのオンおよびオフが制御される。
撮像装置の画素の駆動および制御において、ロー電圧およびハイ電圧に加えて、これらとは異なる第3の電圧が画素の駆動および制御に用いられることがある。例えば、上述の特許文献1に開示される撮像装置では、リセットトランジスタのゲートに、リセットトランジスタがオンするハイレベルの電圧、リセットトランジスタがオフするローレベルの電圧、および、ローレベルからハイレベルに向かって時間的に変化する第3の電圧のいずれかが選択的に供給される。これらハイレベルの電圧、ローレベルの電圧および第3の電圧は、リセットトランジスタのゲートに接続された行信号線を介して、所望の画素に供給される。行信号線は、複数の画素が例えばマトリクス状に配列されることによって構成された画素アレイの行毎に設けられる。
行信号線にロー電圧、ハイ電圧および第3の電圧のいずれかを選択的に印加するには、例えば、ロー電圧が供給される第1の電圧線、ハイ電圧が供給される第2の電圧線、および、第3の電圧が供給される第3の電圧線を設け、行信号線にこれらのうちのいずれか1つを選択的に接続すればよい。例えば、第1の電圧線と行信号線との間、第2の電圧線と行信号線との間、第3の電圧線と行信号線との間のそれぞれにトランジスタなどのスイッチング素子を設けることによって、第1〜第3の電圧線のうちのいずれか1つを選択的に行信号線に接続することができる。
しかしながら、トランジスタは、制御端子と他の端子との間に寄生容量を有する。例えば、電界効果トランジスタ(FET)は、ゲートーソース間およびゲートードレイン間に寄生容量を有する。そのため、行信号線と第1の電圧線の間、および、行信号線と第2の電圧線との間のトランジスタがオフであっても、これらの寄生容量を介したカップリングにより、第1の電圧線上または第2の電圧線上のノイズ(例えば電源ノイズ)が第3の電圧に混入することがある。特に、特許文献1に開示されるように、時間的に変化する第3の電圧を用いてkTCノイズのキャンセルを実行するような構成では、容量カップリングによって第3の電圧にノイズが混入すると、十分なノイズキャンセリング効果が得られないおそれがある。このように、第3の電圧へのノイズの混入は、画質に悪影響を及ぼし得る。
上述したように、画素に第3の電圧を供給する行信号線は、画素アレイの各行に対応して設けられる。そのため、行信号線に第1の電圧線、第2の電圧線および第3の電圧のいずれか1つを選択的に接続するための切り替え回路も、画素アレイの行毎に設けられ得る。このような構成においては、ハイ電圧またはロー電圧の供給源と、複数の行信号線のうち、注目する行信号線との間に介在するトランジスタの数は、注目する行信号線毎に異なる。例えば、ハイ電圧の供給源と、注目する行信号線とが離れているほど、ハイ電圧の供給源とその行信号線との間に介在するトランジスタの数が増加する。
ハイ電圧の供給源(またはロー電圧の供給源)と行信号線との間に介在するトランジスタの数が増加するほど、容量カップリングによるノイズが積算されるので、第3の電圧へのノイズの混入が増大する。また、第2の電圧線(または第1の電圧線)、および、第3の電圧が供給される第3の電圧線は、典型的には、画素アレイの列方向に沿って延びている。そのため、ハイ電圧の供給源(またはロー電圧の供給源)と行信号線とが離れているほど、第2の電圧線(または第1の電圧線)と第3の電圧線との間の配線間カップリングも増大し、第3の電圧へのノイズの混入が増大する。
すなわち、ハイ電圧の供給源(またはロー電圧の供給源)から遠い位置にある行信号線との接続を有する画素ほど、第2の電圧線上(または第1の電圧線上)のノイズの影響をより強く受ける。そのため、画素アレイの行毎にノイズキャンセリングの効果が相違し、得られた画像にいわゆるシェーディングが発生する可能性がある。シェーディングは、画像の中心部と周辺部との間に色ムラおよび/または輝度ムラが生じる現象である。
本発明者は、上記に鑑みて検討を重ね、本開示の撮像装置を完成させた。
本開示の一態様の概要は、以下のとおりである。
[項目1]
それぞれが、光電変換部、および、光電変換部によって生成された信号を検出する信号検出回路を含む複数の画素と、
傾斜電圧を発生する電圧発生回路と、
電圧発生回路に接続された第1切り替え回路と、
ハイ電圧およびロー電圧のうちの一方が印加される第1電圧線と、
第1切り替え回路を介して電圧発生回路に接続された第2電圧線と、
第1電圧線および第2電圧線に電気的に接続された複数の第2切り替え回路と、
それぞれが、複数の第2切り替え回路のうちの1つと、複数の画素のうち、1つに対応する1以上の画素とを接続する複数の第3電圧線と
を備え、
複数の第2切り替え回路の各々は、第1電圧線および第2電圧線のいずれか一方と、複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線との間の電気的な接続を選択的に確立し、
第1切り替え回路は、第2電圧線にハイ電圧またはロー電圧のうちの他方を印加するか、傾斜電圧を印加するかを切り替える、撮像装置。
項目1の構成によれば、第3電圧線に印加される傾斜電圧へのノイズの混入を抑制し得る。
[項目2]
ハイ電圧またはロー電圧のうちの他方は、ハイ電圧である、項目1に記載の撮像装置。
項目2の構成によれば、ハイ電圧が印加される電圧線と、傾斜電圧が印加される電圧線とを共通の電圧線とできる。
[項目3]
光電変換部の信号を初期化するリセット回路をさらに備える、項目1または2に記載の撮像装置。
項目3の構成によれば、光電変換部の信号を初期化できる。
[項目4]
信号検出回路の出力を負帰還させるフィードバック回路をさらに備え、
リセット回路は、フィードバック回路のフィードバックループの一部を構成する、項目3に記載の撮像装置。
項目4の構成によれば、熱ノイズを抑制し得る。
[項目5]
リセット回路は、その入力端子または出力端子が光電変換部に接続された第1トランジスタを含み、
第1トランジスタの制御端子は、複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線に接続されている、項目4に記載の撮像装置。
項目5の構成によれば、傾斜電圧を用いて熱ノイズを抑制し得る。
[項目6]
信号検出回路の出力を負帰還させるフィードバック回路をさらに備え、
フィードバック回路は、フィードバック回路のフィードバックループの一部を構成する第1トランジスタであって、その制御端子が、複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線に接続された第1トランジスタを含み、
リセット回路は、その入力端子または出力端子が光電変換部に接続された第2トランジスタを含む、項目3に記載の撮像装置。
項目6の構成によれば、傾斜電圧を用いて熱ノイズを抑制し得る。また、リセットにおける基準電圧として任意の電圧を電荷蓄積ノードに印加することも可能である。
[項目7]
傾斜電圧は、ハイ電圧とロー電圧との間の範囲において概ね増大または概ね減少する電圧である、項目1から6のいずれかに記載の撮像装置。
項目7の構成によれば、フィードバックトランジスタ11毎のしきい値VTfのバラつきによらずにノイズキャンセルを実行し得る。
[項目8]
それぞれが、光電変換部、および、光電変換部によって生成された信号を検出する信号検出回路を含む複数の画素と、
傾斜電圧を発生する電圧発生回路と、
ロー電圧が印加される第1電圧線と、
ハイ電圧が印加される第2電圧線と、
電圧発生回路に接続された第3電圧線と、
第1電圧線、第2電圧線および第3電圧線に電気的に接続された複数の切り替え回路と、
それぞれが、複数の切り替え回路のうちの1つと、複数の画素のうち、1つに対応する1以上の画素とを接続する複数の第4電圧線と
を備え、
複数の切り替え回路の各々は、第1電圧線、第2電圧線および第3電圧線のいずれか1つと、複数の第4電圧線のうち、対応する第4電圧線との間の電気的な接続を選択的に確立する、撮像装置。
項目8の構成によれば、撮像装置における動作を高速化し得る。
[項目9]
複数の画素は、行列状に配列されており、
撮像装置は、複数の画素の各々に接続された垂直走査回路を有し、
第1電圧線および第2電圧線は、垂直走査回路内に配置されている、項目1から8のいずれかに記載の撮像装置。
項目9の構成によれば、第1電圧線および第2電圧線の少なくとも一方の線幅を第3電圧線よりも大きくし得るので、低抵抗の第1電圧線および/または第2電圧線を形成し得る。また、周辺回路の大型化を抑制し得る。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。本明細書において説明される種々の態様は、矛盾が生じない限り互いに組み合わせることが可能である。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。
(第1の実施形態)
図1は、本開示の第1の実施形態による撮像装置の例示的な構成を示す。図1に示す撮像装置100Aは、複数の単位画素セル10Aを含む画素アレイ90と、周辺回路とを有する。後述するように、単位画素セル10Aの各々は、光電変換部と、信号検出回路とを含む。
単位画素セル10Aは、二次元的または一次元的に配列されることにより、感光領域(画素領域)を形成する。図1に例示する構成では、単位画素セル10Aは、行方向および列方向に配列されている。本明細書において、行方向および列方向とは、行および列がそれぞれ延びる方向をいう。つまり、図1中、紙面における垂直方向が列方向であり、水平方向が行方向である。以下では、画素アレイ90に含まれる単位画素セル10Aのうちの1つを、行番号iおよび列番号jの組(i,j)で指し示すことがある。ここで、i=0,1,…,m−1であり、j=0,1,…,n−1である(mおよびnは、1以上の自然数)。例えば、図1において画素アレイ90の左下の角に位置する単位画素セル10Aは、座標(0,0)で表され、右上の角に位置する単位画素セル10Aは、座標(m−1,n−1)で表される。
撮像装置100Aの周辺回路は、単位画素セル10Aの各々との電気的接続を有する垂直走査回路(「行走査回路」とも呼ばれる)70Aと、電圧発生回路80とを含む。周辺回路は、負荷回路、カラム信号処理回路および水平信号読み出し回路などの他の要素を含み得る。
垂直走査回路70Aは、不図示の第1の電圧源から第1の電圧(例えば0Vまたは−1V程度のロー電圧)の供給を受ける第1端子T1と、不図示の第2の電圧源から第2の電圧(例えば4V程度のハイ電圧)の供給を受ける第2端子T2とを有する。すなわち、撮像装置100Aの動作時、垂直走査回路70Aには、第1の電圧源および第2の電圧源から、それぞれ、ロー電圧およびハイ電圧が供給される。
垂直走査回路70Aは、電圧発生回路80との接続を有する。電圧発生回路80は、撮像装置100Aの動作時、垂直走査回路70Aに傾斜電圧(ramp voltage)を供給する。電圧発生回路80は、傾斜電圧を出力可能であればよく、公知の種々の回路を適用し得る。電圧発生回路80は、例えば入力電圧を傾斜電圧に変換して出力するように構成されていてもよい。なお、本明細書における「傾斜電圧」は、時間の経過に伴って概ね増加または概ね減少する波形を有する電圧を意味する。本明細書における「傾斜電圧」は、直線状に増加または減少する電圧に限定されず、階段状の波形を有する電圧、振動を伴いながら増加または減少するような波形を有する電圧などを広く含む。また、本明細書における「波形」は、周期的または準周期的な変化を示す形状に限定されない。
図1に例示する構成において、垂直走査回路70Aは、行ドライバアレイ71Aa、電圧切り替え回路72A、制御回路78、第1電圧線L1および第2電圧線L2を含む。この例では、第1電圧線L1および第2電圧線L2は、それぞれ、第1の端子T1および電圧切り替え回路72Aに接続されている。この例では、撮像装置100Aの動作時、第1電圧線L1にはロー電圧が印加される。
図示するように、電圧切り替え回路72Aは、電圧発生回路80および第2端子T2に接続されている。つまり、撮像装置100Aの動作時、電圧切り替え回路72Aは、ハイ電圧および傾斜電圧の供給を受ける。電圧切り替え回路72Aは、第2電圧線L2に、ハイ電圧を印加するか、傾斜電圧を印加するかを切り替え可能に構成されている。この例では、電圧切り替え回路72Aは、電圧発生回路80と第2電圧線L2との間に接続されたCMOSスイッチ73cと、第2端子T2と第2電圧線L2との間に接続されたpMOSスイッチ73pとを有する。
電圧切り替え回路72AにおけるCMOSスイッチ73cおよびpMOSスイッチ73pは、相補的に動作する。すなわち、CMOSスイッチ73cがオンのとき、pMOSスイッチ73pはオフし、CMOSスイッチ73cがオフのとき、pMOSスイッチ73pはオンする。したがって、CMOSスイッチ73cがオンのとき、電圧発生回路80と第2電圧線L2との間の接続が確立され、電圧切り替え回路72Aを介して第2電圧線L2に傾斜電圧が供給される。CMOSスイッチ73cがオフのときは、pMOSスイッチ73pがオンすることにより、第2端子T2と第2電圧線L2との間の接続が確立され、第2電圧線L2にハイ電圧が供給される。CMOSスイッチ73cおよびpMOSスイッチ73pにおけるオンおよびオフは、例えば制御回路78から供給される制御信号Tpがハイレベルであるかローレベルであるかに応じて決定される。
行ドライバアレイ71Aaは、画素アレイ90における単位画素セル10Aの行数(例えば数千行)と同数の行ドライバ71Aiを含む。つまり、行ドライバ71Aiの各々は、画素アレイ90における単位画素セル10Aの各行に対応して設けられている。図示するように、行ドライバ71Aiの各々は、フィードバック制御線21iによって、第i行に属する1以上の単位画素セル10Aに接続されている。下付き文字のiは、行ドライバの各々を区別するためのインデックスである。例えば、行ドライバ71A0は、フィードバック制御線210によって、座標が(0,0)〜(0,n−1)のn個の単位画素セル10Aに接続されている。
この例では、行ドライバ71Aiの各々は、撮像装置100Aの動作時にハイ電圧または傾斜電圧が印加される第2電圧線L2と、撮像装置100Aの動作時にロー電圧が印加される第1電圧線L1とに接続されている。つまり、撮像装置100Aの動作時、行ドライバ71Aiの各々は、電圧切り替え回路72AにおけるCMOSスイッチ73cおよびpMOSスイッチ73pのオンまたはオフに応じて、ハイ電圧およびロー電圧の供給を受けるか、あるいは、傾斜電圧およびロー電圧の供給を受ける。
行ドライバ71Aiの各々は、対応するフィードバック制御線21iに印加される電圧を切り替え可能に構成されている。この例では、行ドライバ71Aiの各々は、電圧切り替え回路72Aとフィードバック制御線21iとの間に接続されたCMOSスイッチ74ciと、第1端子T1とフィードバック制御線21iとの間に接続されたnMOSスイッチ74niとを有する。例えば行ドライバ71A0に注目すると、図示するように、行ドライバ71A0は、CMOSスイッチ74c0およびnMOSスイッチ74n0を有する。
行ドライバ71Aiの各々におけるCMOSスイッチ74ciおよびnMOSスイッチ74niは、相補的に動作する。CMOSスイッチ74ciがオンのとき、第2電圧線L2とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立される。したがって、電圧切り替え回路72Aに供給されている制御信号Tpがハイレベルであるかローレベルであるかに応じて、フィードバック制御線21iにハイ電圧または傾斜電圧のいずれか一方が供給される。CMOSスイッチ74ciがオフのとき、nMOSスイッチ74niはオンであり、第1電圧線L1とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立されることにより、フィードバック制御線21iにロー電圧が供給される。CMOSスイッチ74ciおよびnMOSスイッチ74niにおけるオンおよびオフは、例えば制御回路78から供給される制御信号Rwiがハイレベルであるかローレベルであるかに応じて決定される。
以上に説明したように、この例では、ハイ電圧を供給する電圧線と、電圧が時間的に変化する傾斜電圧を供給する電圧線とを共通としている。また、図1に例示する構成では、電圧切り替え回路72Aを行ドライバアレイ71Aaの外部に配置し、行ドライバ71Aiにハイ電圧および傾斜電圧のいずれか一方を選択的に印加している。そのため、画素アレイ90の各行に対応して設けられた行ドライバ71Aiの各々に、ハイ電圧を供給する電圧線をフィードバック制御線21iに接続するか、傾斜電圧を供給する電圧線をフィードバック制御線21iに接続するかを切り替えるためのスイッチング素子を設ける必要がない。したがって、トランジスタを介した容量カップリングによる、傾斜電圧へのノイズの混入を抑制することが可能である。また、ハイ電圧を供給する電圧線と、傾斜電圧を供給する電圧線とを別個に設ける必要がないので、これらの間の配線間カップリングも低減される。例えば、行ドライバとその行ドライバに対応する1以上の単位画素セルとを結ぶ電圧線にハイ電圧を供給するか、傾斜電圧を供給するかを切り替える電圧切り替え回路を数千個の行ドライバの各々に配置した構成と比較して、トランジスタを介した容量カップリングおよび配線間カップリングをそれぞれ1/100程度および1/1000程度に低減し得る。
このように、本開示の第1の実施形態によれば、容量カップリングおよび配線間カップリングを低減し得るので、傾斜電圧へのノイズの混入を抑制することが可能である。傾斜電圧へのノイズの混入を抑制することにより、より効果的なノイズキャンセルを実行し得る。したがって、シェーディングの発生を抑制し得る。ノイズキャンセルの具体例は後述する。
さらに、本開示の第1の実施形態によれば、電圧線の本数および行ドライバの各々におけるスイッチング素子の個数を削減できるので、行ドライバの面積を縮小するという効果も得られる。また、電圧線の本数を削減できるので、配線の設計の自由度が向上する。すなわち、高精細化および高機能化に有利である。なお、行ドライバにハイ電圧を供給するか、傾斜電圧を供給するかを切り替える電圧切り替え回路を1箇所に集約したとしても、電圧切り替え回路を1箇所に集約したことに起因する電力の増加は、例えば20〜30μW程度に過ぎない。
図1に例示する構成では、撮像装置100Aの周辺回路は、1つの垂直走査回路70Aを含んでいる。しかしながら、周辺回路に2以上の垂直走査回路が含まれていてもよい。例えば、画素アレイの左右または上下に、垂直走査回路を1つずつ配置してもよい。
(単位画素セルの回路構成の例)
以下、画素アレイ90における単位画素セルの回路構成の具体例を説明する。
図2は、単位画素セル10Aの回路構成の一例を示す。図2は、画素アレイ90の第i行に含まれる単位画素セル10Aのうちの1つを取り出して模式的に示している。
図2に例示する構成において、単位画素セル10Aは、光電変換部20と、増幅トランジスタ14を含む信号検出回路SCとを有する。この例では、信号検出回路SCは、アドレストランジスタ16を含んでいる。増幅トランジスタ14およびアドレストランジスタ16は、典型的には、半導体基板に形成されたFETである。以下では、特に断りの無い限り、トランジスタとしてNチャンネルMOSを用いる例を説明する。なお、半導体基板は、その全体が半導体である基板に限定されない。半導体基板は、感光領域が形成される側の表面に半導体層が設けられた絶縁性基板などであってもよい。
光電変換部20は、感光領域に入射した光を用いて電気信号を生成する。光電変換部20は、例えば、フォトダイオード、または、有機材料もしくはアモルファスシリコンなどの無機材料から形成された光電変換膜を含む。以下では、光電変換部20が光電変換膜を含む積層型の構成を例にとって説明する。
光電変換部20は、増幅トランジスタ14が配置された基板(典型的には半導体基板)上に設けられる。光電変換部20は、画素電極20a、対向電極20cおよびこれらの電極間に配置された光電変換膜20bを有する。画素電極20aは、アルミニウム、銅などの金属、または、不純物がドープされることにより導電性が付与されたポリシリコンなどから形成される。典型的には、画素電極20aは、各単位画素セル10A毎に設けられる。例えば、互いに隣接する2つの単位画素セル10Aは、これらの間に空隙が設けられることにより、電気的に分離される。画素電極20aは、電荷蓄積ノード(「フローティングディフュージョンノード」とも呼ばれる)FDとの接続を有する。対向電極20cは、光電変換膜20bの受光面側に配置される電極であり、ITOなどの透明な導電性材料から形成される。撮像装置100Aの動作時、対向電極20cには、所定の電圧Vpが印加される。対向電極20cおよび光電変換膜20bは、典型的には、2以上の単位画素セル10Aにわたって形成される。
対向電極20cに電圧Vpを印加することにより、光電変換によって生じた正孔−電子対のうち、正孔および電子のいずれか一方を画素電極20aによって収集することができる。信号電荷として正孔を利用する場合、電圧Vpとして、例えば10V程度の電圧が対向電極20cに印加される。対向電極20cの電位を画素電極20aの電位よりも高くすることにより、電荷蓄積ノードFDに正孔を蓄積することができる。以下では、信号電荷として正孔を利用する例を説明する。もちろん、信号電荷として電子を利用してもよい。
なお、電圧Vpとして、単位画素セル10Aの各々に対して共通の電圧を供給してもよいし、例えば、いくつかの単位画素セル10Aからなる画素ブロック毎に、異なる電圧を供給しても構わない。画素ブロック毎に、異なる電圧を供給することにより、各画素の感度を可変とすることができる。
電荷蓄積ノードFDには、増幅トランジスタ14の制御端子(ここではゲート)が接続されている。増幅トランジスタ14の入力端子および出力端子の一方(ここではドレイン)は、電源配線24を介して電圧切り替え回路25に接続されている。電圧切り替え回路25は、第1の電圧源VS1に接続された第1のスイッチSW1および第2の電圧源VS2に接続された第2のスイッチSW2を含む。増幅トランジスタ14のドレインと第1の電圧源VS1とは、第1のスイッチSW1を介して直列に接続されている。また、増幅トランジスタ14のドレインと第2の電圧源VS2とは、第2のスイッチSW2を介して直列に接続されている。制御電圧V1およびV2を用いて第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2のそれぞれにおけるオン/オフを制御することにより、第1の電圧源VS1および第2の電圧源VS2のいずれか一方を増幅トランジスタ14のドレインに選択的に接続することができる。第1の電圧源VS1から供給される電圧は、例えば0V(接地)であり、第2の電圧源VS2から供給される電圧は、例えばVDD(電源電圧)である。電圧切り替え回路25は、複数の画素間で共有されてもよいし、画素毎に設けられてもよい。
増幅トランジスタ14の入力端子および出力端子の他方(ここではソース)は、アドレストランジスタ16を介して垂直信号線26および定電流源27に接続されている。垂直信号線26は、2以上の画素の間で共有されていてもよい。アドレストランジスタ16の制御端子(ここではゲート)には、アドレストランジスタ16のオンおよびオフを切り替えるためのアドレス信号SELが供給される。アドレス信号SELは、例えば垂直走査回路70Aから供給される。アドレス信号SELがハイレベルの場合、アドレストランジスタ16がオンし、アドレストランジスタ16、増幅トランジスタ14および定電流源27によってソースフォロアが形成される。これにより、電荷蓄積ノードFDに蓄積された電荷に応じた信号が垂直信号線26に出力される。アドレス信号SELがローレベルの場合、アドレストランジスタ16がオフし、増幅トランジスタ14と垂直信号線26とが電気的に分離される。図2に例示する構成では、増幅トランジスタ14および電圧切り替え回路25は、増幅器2を構成する。
図2に例示するように、撮像装置が、光電変換部20の信号を初期化するリセット回路RCを有していてもよい。図2に例示する構成では、リセット回路RCは、その入力端子または出力端子が光電変換部に接続されたリセットトランジスタ12を含んでいる。この例では、リセットトランジスタ12のソースおよびドレインの一方が電荷蓄積ノードFDに接続されている。リセットトランジスタ12のソースおよびドレインの他方には、不図示のリセット電圧線を介して、所定の電圧VR2が印加される。電圧VR2は、後述するリセット動作における基準電圧である。垂直走査回路70Aから電圧VR2が供給されてもよい。
リセットトランジスタ12の制御端子(ここではゲート)には、不図示のリセット制御線を介してリセット信号RSTが供給される。リセット信号RSTの電位がハイレベルの場合、リセットトランジスタ12がオンし、電荷蓄積ノードFDがリセットされる。
リセット回路RCは、単位画素セル10Aの各々に設けられてもよいし、2以上の単位画素セル10Aの間で共有されてもよい。本明細書における「リセット回路」は、電荷蓄積ノードFDに対する、リセットにおける基準電圧の印加/非印加を切り替えるスイッチング素子を含み、かつ、電荷蓄積ノードFDに接続された部分を意味する。「リセット回路」は、単位画素セル外の回路をその一部に含んでいてもよい。
図2に例示する構成において、撮像装置は、信号検出回路SCの出力を負帰還させるフィードバック回路FC1を有する。この例では、フィードバック回路FC1は、フィードバックトランジスタ11ならびに容量素子C1およびC2を有する帯域制御回路3をその一部に含んでいる。帯域制御回路3は、増幅器2の出力信号に帯域制限をかけて電荷蓄積ノードFDに出力する。すなわち、図2に例示する構成では、電荷蓄積ノードFDから読み出された信号は、増幅器2によって増幅され、帯域制御回路3によって帯域制限をかけられた後に電荷蓄積ノードFDに帰還される。
フィードバックトランジスタ11のソースおよびドレインの一方は、容量素子C1を介して光電変換部20に接続されている。容量素子C1は、比較的小さな容量値を有する。フィードバックトランジスタ11のソースおよびドレインの他方は、増幅トランジスタ14とアドレストランジスタ16との間のノードに接続されている。すなわち、この例では、フィードバックトランジスタ11は、フィードバック回路FC1におけるフィードバックループの一部を構成している。以下では、フィードバックトランジスタ11と容量素子C1との間のノードをリセットドレインノードRDと呼ぶことがある。なお、本明細書において、「容量素子(capacitor)」は、電極の間に絶縁膜などの誘電体が挟まれた構造を意味する。本明細書における「電極」は、金属から形成された電極に限定されず、ポリシリコン層などを広く含むように解釈される。本明細書における「電極」は、半導体基板の一部分であり得る。
フィードバックトランジスタ11の制御端子(ここではゲート)は、フィードバック制御線21iに接続されている。図1を参照して説明したように、フィードバック制御線21iは、画素アレイ90の第i行に対応して設けられた行ドライバ71Aiとの接続を有する。したがって、制御信号TpおよびRWiを用いることにより、フィードバック制御線21iを介してフィードバックトランジスタ11のゲートに印加される電圧を、ハイ電圧、ロー電圧および傾斜電圧の間で切り替えることができる。
フィードバックトランジスタ11の状態は、フィードバック制御線21iの電位によって決定される。フィードバック制御線21iにハイ電圧が印加されている時、フィードバックトランジスタ11は、オン状態である。フィードバックトランジスタ11がオン状態の時、電荷蓄積ノードFD、増幅トランジスタ14、フィードバックトランジスタ11および容量素子C1をその経路に含むフィードバックループが形成される。フィードバック制御線21iに印加されている電圧が低下すると、フィードバックトランジスタ11の抵抗が増加する。フィードバックトランジスタ11の抵抗が増加すると、フィードバックトランジスタ11の帯域が狭くなり、帰還する信号の周波数領域が狭くなる。フィードバックループが形成されている時(フィードバックトランジスタ11がオフではない時といってもよい)、フィードバックトランジスタ11が出力する信号は、容量素子C1と電荷蓄積ノードFDの寄生容量とによって形成される減衰回路で減衰される。容量素子C1の容量値をCc、電荷蓄積ノードFDの寄生容量の容量値をCfdとすると、減衰率Bは、B=Cc/(Cc+Cfd)と表される。フィードバック制御線21iに印加されている電圧が低下し、ロー電圧に達すると、フィードバックトランジスタ11はオフする。つまり、フィードバックループは形成されない。
図2に例示する構成において、リセットドレインノードRDには、容量素子C1よりも大きな容量値を有する容量素子C2が接続されている。容量素子C2とフィードバックトランジスタ11とからRCフィルタ回路が形成される。
容量素子C2の電極のうち、リセットドレインノードRDに接続されていない方の電極は、例えば不図示の感度調整線との接続を有する。感度調整線には、例えば垂直走査回路70Aから、基準電圧VR1(例えば0V)が供給される。なお、感度調整線の電位は、撮像装置の動作時において固定されている必要はない。例えばパルス電圧が感度調整線に供給されてもよい。感度調整線は、電荷蓄積ノードFDの電位の制御に利用可能である。
(撮像装置における動作)
次に、信号の読み出し時における撮像装置100Aの例示的な動作を説明する。
図3は、信号の読み出し時における撮像装置100Aの動作を説明するための例示的なタイミングチャートを示す。図3中、各グラフの横軸は、時間Tを示す。図3に示すグラフの縦軸は、上から順に、制御信号Tpの電圧レベル、第2信号線L2の電圧レベルVc、制御信号Rwiの電圧レベル、フィードバック制御線21iの電圧レベルVf、アドレス信号SELの電圧レベル、増幅トランジスタ14のドレインおよびソースのうち、電圧切り替え回路25に接続されている側(ここではドレイン)の電圧レベルVd、および、リセット信号RSTの電圧レベルをそれぞれ示す。グラフ中に示す電圧VTfは、フィードバックトランジスタ11のしきい値電圧である。
図3に示す例では、時刻t10において、制御信号Tpは、ローレベルである。したがって、第2電圧線L2には、ハイ電圧が印加されている。また、時刻t10において、制御信号Rwiもローレベルである。このとき、フィードバック制御線21iは、第1電圧線L1に接続された状態であり、フィードバックトランジスタ11のゲートには、ロー電圧が印加されている。
(リセット)
時刻t11において、アドレス信号SELの電位をローレベルにする。これにより、アドレストランジスタ16がオフし、増幅トランジスタ14と垂直信号線26とが電気的に分離される。また、制御信号Rwiをハイレベルにする。制御信号Rwiをハイレベルにすることにより、第1電圧線L1に代えて第2電圧線L2がフィードバック制御線21iに接続され、フィードバック制御線21iにハイ電圧が印加される。フィードバック制御線21iにハイ電圧が印加されることにより、フィードバックトランジスタ11がオン状態となり、単位画素セル10A内にフィードバックループが形成される(図2参照)。
このときの増幅率は、増幅器2の増幅率を(−A)とすれば、(−A×B)と表される(「×」は乗算を表す)。設計者は、回路システムに最適な値となるように増幅率を設計することができる。通常、Aは1よりも大きく、数10から数100程度の数値に設定され得る。また、このとき、電圧切り替え回路25の第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2をそれぞれオンおよびオフとし、増幅トランジスタ14に例えば0Vを印加する。
さらに、リセット信号RSTをハイレベルにする。これにより、リセットトランジスタ12がオンし、電荷蓄積ノードFDの電位が、リセットにおける基準電位VR2にリセットされる。
(第1のノイズ抑制期間)
次に、時刻t12において、リセット信号RSTをローレベルにし、リセットトランジスタ12をオフする。リセットトランジスタ12をオフすることに伴ってkTCノイズが生じる。しかしながら、リセットトランジスタ12のオフ時、単位画素セル10A内には、増幅率が(−A×B)のフィードバックループが形成されている。そのため、時刻t12から時刻t13の期間において、リセットトランジスタ12のオフ時に生じた電荷蓄積ノードFDのkTCノイズが、1/(1+A×B)倍に抑制される。このとき、フィードバックトランジスタ11の動作帯域が、広帯域である第1の帯域となるようにフィードバック制御線21iの電位が設定されていると、ノイズを高速に抑制することが可能である。第1の帯域は、ハイレベルの信号(ここではゲート電位)に対応した帯域を意味する。ここでは、フィードバック制御線21iの電位がハイレベルに設定されているので、ノイズの抑制が高速である。
(第2のノイズ抑制期間)
次に、時刻t13において、制御信号Tpをハイレベルにする。制御信号Tpをハイレベルにすることにより、第2電圧線L2に印加される電圧が、ハイ電圧から傾斜電圧に切り替えられる。このとき、制御信号Rwiがハイレベルのままであるので、フィードバック制御線21iに第2電圧線L2が接続された状態である。そのため、フィードバックトランジスタ11のゲートに傾斜電圧が印加される。この例では、時刻t13から時刻t14の間において概ね減少する傾斜電圧を用いており、フィードバックトランジスタ11のゲートに印加される電圧は、時刻t13から時刻t14の間にハイレベルからローレベルに向かって低下している。
フィードバックトランジスタ11のしきい値電圧VTfを跨ぐように、フィードバック制御線21iの電位をハイレベルからローレベルに向けて徐々に低下させると、フィードバックトランジスタ11は、オン状態からオフ状態に徐々に変化する。このように、時刻t13から時刻t14の間において、フィードバックトランジスタ11の動作帯域が、第1の帯域よりも狭い第2の帯域となるようにフィードバック制御線21iの電位を制御する。第2の帯域は、中間レベルの信号(ここではゲート電位)に対応した帯域を意味する。
十分にノイズを抑制するための時間(時刻t13から時刻t14までの時間)は長くなるが、第2の帯域を増幅トランジスタ14の動作帯域よりも十分に低い帯域とすることにより、ノイズ抑制効果を向上させることができる。ただし、第2の帯域が増幅トランジスタ14の動作帯域より高くてもノイズ抑制効果は得られるので、設計者は、時刻t13から時刻t14までの期間として許容できる時間に応じて第2の帯域を任意に設計すればよい。以下では、第2の帯域は、増幅トランジスタ14の動作帯域よりも十分に低い帯域であるとして説明する。第2の帯域が増幅トランジスタ14の動作帯域よりも低い状態においては、フィードバックトランジスタ11で発生する熱ノイズは、フィードバック回路FC1により、1/(1+A×B)1/2倍に抑制される。
時刻t14において、制御信号Rwiをローレベルにすることにより、第2電圧線L2に代えて、第1電圧線L1をフィードバック制御線21iに接続する。第1電圧線L1をフィードバック制御線21iに接続することにより、フィードバック制御線21iにロー電圧を印加する。つまり、第2の帯域が増幅トランジスタ14の動作帯域よりも低い状態で、時刻t14においてフィードバック制御線21iの電位をローレベルにし、フィードバックトランジスタ11をオフする。この例では、時刻t14において制御信号Tpもローレベルにしているので、第2電圧線L2の電圧が時刻t14においてハイ電圧に戻されている。
フィードバックトランジスタ11のオフ時、電荷蓄積ノードFDに残存するkTCノイズは、リセットトランジスタ12に起因したkTCノイズと、フィードバックトランジスタ11に起因したkTCノイズとの二乗和の平方根で表される。また、容量素子C2の容量値をCsとすると、帰還による抑制がない状態において発生するフィードバックトランジスタ11のkTCノイズは、帰還による抑制がない状態で発生するリセットトランジスタ12のkTCノイズの(Cfd/Cs)1/2倍である。この点を考慮すれば、帰還がある場合のkTCノイズは、帰還がない場合と比較して(1+(1+A×B)×(Cfd/(Cs×B2)))1/2/(1+A×B)倍に抑制される。
(露光/読み出し期間)
次に、時刻t15においてアドレス信号SELをハイレベルにして、アドレストランジスタ16をオンにする。また、電圧切り替え回路25の第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2をそれぞれオフおよびオンとし、増幅トランジスタ14のドレインに例えばVDDを印加する。この状態においては、増幅トランジスタ14と定電流源27とがソースフォロア回路を形成する。垂直信号線26の電位は、電荷蓄積ノードFDに蓄積された信号電荷に応じた電位となる。このソースフォロア回路の増幅率は、例えば1程度に設定される。
時刻t15における電荷蓄積ノードFDの電圧は、時刻t14から時刻t15までの期間に光電変換部20によって生成された電気信号に応じた分だけ、リセットにおける基準の電圧(電圧VR2)から変化している。電荷蓄積ノードFDの電圧は、増幅器2により増幅されて(この例では増幅率は1程度)、垂直信号線26に出力される(時刻t16)。
ランダムノイズは、光電変換部20で光電変換によって生成される電気信号が0である時の出力の揺らぎ、すなわち、kTCノイズを意味する。この例では、kTCノイズは、ノイズ抑制期間に(1+(1+A×B)×(Cfd/(Cs×B2)))1/2/(1+A×B)倍に抑制されている。さらに、露光/読み出し期間における増幅率は、1程度である。したがって、ランダムノイズが抑制された信号を垂直信号線26から読み出すことが可能である。その結果、ランダムノイズが抑制された良好な画像データを取得することができる。
この例では、電圧発生回路80が生成する傾斜電圧は、時刻t13〜時刻t14の間において概ね減少する電圧である。しかしながら、時刻t13〜時刻t14の間において概ね増大する電圧を傾斜電圧として用いてもよい。フィードバックトランジスタ11のしきい値VTfを跨ぐように変化する電圧であれば、本開示の実施形態における傾斜電圧として用い得る。なお、傾斜電圧は、ハイレベルのゲート電位からローレベルのゲート電位まで(あるいは、ローレベルのゲート電位からハイレベルのゲート電位まで)変化する電圧である必要はない。例えば、傾斜電圧は、ハイレベルよりも低い電圧V3と、電圧V3よりも低く、かつ、ローレベルよりも高い電圧V4との間で時間的に遷移する電圧であってもよい。電圧変化の範囲が狭いと、ノイズキャンセルに要する時間を短縮し得るので有益である。傾斜電圧における電圧変化の範囲内に各単位画素セル10Aのフィードバックトランジスタ11のしきい値VTfが収まっていれば、フィードバックトランジスタ11毎のしきい値VTfのバラつきによらずにノイズキャンセルを実行し得る。傾斜電圧における電圧変化の範囲は、例えば数百mVである。
以下、図4〜図8を参照しながら、単位画素セルの回路構成の他の具体例を説明する。
図4は、単位画素セルの回路構成の他の一例を示す。図4に示す単位画素セル10Bでは、リセットトランジスタ12が、容量素子C1と並列に接続されている。つまり、この例では、リセットトランジスタ12のソースおよびドレインのうちの一方が電荷蓄積ノードFDに接続されており、他方がリセットドレインノードに接続されている。
図4に例示する構成においては、リセットにおける基準電圧として増幅トランジスタ14の出力が利用される。そのため、電圧VR2を供給するための電源線を、例えば垂直走査回路70Aとリセットトランジスタ12のソースまたはドレインとの間に設ける必要がない。すなわち、単位画素セル10Bに接続される配線の本数を削減可能である。図4に例示する構成における、各トランジスタの動作タイミングは、単位画素セル10Aの場合と同様であり得る。
図5は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す。図5に示す単位画素セル10Cでは、リセットトランジスタ12のソースおよびドレインのうち、電荷蓄積ノードFDに接続されていない側が、フィードバックトランジスタ11のソースおよびドレインのうち、リセットドレインノードRDに接続されていない側に接続されている。このような構成によれば、リセットトランジスタ12をオフする前後における、電荷蓄積ノードFDの電圧の変化を縮小し得る。したがって、より高速なノイズ抑制が可能となる。図5に例示する構成における、各トランジスタの動作タイミングは、単位画素セル10Aの場合と同様であり得る。
図6は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す。図6に示す単位画素セル10Dは、上述の単位画素セル10A〜10Cと同様に、信号検出回路SCの出力を負帰還させるフィードバック回路FC2を有する。
フィードバック回路FC2は、帯域制御回路3Cをその一部に含む。帯域制御回路3Cは、フィードバックトランジスタ11を有する。図6に例示する構成において、フィードバックトランジスタ11の入力端子および出力端子のうちの一方(ここではソースおよびドレインのうちの一方)は、電荷蓄積ノードFDに接続されており、他方は、増幅トランジスタ14およびアドレストランジスタ16の間のノードに接続されている。
フィードバックトランジスタ11は、電荷蓄積ノードFDに対する、リセットにおける基準電圧の印加/非印加を切り替えるスイッチング素子として機能する。つまり、図6に例示する構成では、フィードバックトランジスタ11は、上述の単位画素セル10A〜10Cにおけるリセットトランジスタ12と同様の機能も有し、光電変換部20の信号を初期化するリセット回路RCの一部を形成する。つまり、この例では、リセット回路RCは、フィードバック回路FC2のフィードバックループの一部を構成している。図6に例示するような回路構成によれば、上述の単位画素セル10A〜10Cと比較して、単位画素セル内のトランジスタ数を低減できる。
図6に例示する構成における、フィードバックトランジスタ11の動作タイミングは、単位画素セル10Aの場合とほぼ同様であり得る。図6に例示する構成では、アドレストランジスタ16がオフの状態で、フィードバックトランジスタ11をオンにし、かつ、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2をそれぞれオンおよびオフとして増幅トランジスタ14に例えば0Vを印加することにより、電荷蓄積ノードFDがリセットされる(図3の時刻t11に相当)。リセットにおける基準電圧は、増幅トランジスタ14の出力である。このときのフィードバックトランジスタ11の動作帯域は、第1の帯域である。
図7は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す。図7に示す構成において、信号検出回路SCの出力を負帰還させるフィードバック回路FC3は、周辺回路に配置された反転増幅器18を含む。
図7に示す単位画素セル10Eでは、撮像装置の動作時、増幅トランジスタ14のドレインにVDDが印加される。増幅トランジスタ14のソースは、アドレストランジスタ16のドレインに接続されており、アドレストランジスタ16のソースは、出力信号線26に接続されている。出力信号線26は、2以上の単位画素セル10Eとの接続を有し得る。
反転増幅器18は、例えば二次元に配列された単位画素セル10Eの列毎に配置される。図示するように、反転増幅器18の負側の入力端子は、対応する出力信号線26に接続されている。反転増幅器18の正側の入力端子には、所定の電圧(例えば1Vまたは1V近傍の正電圧)Vrefが供給される。この電圧Vrefは、リセットにおける基準電圧として利用される。反転増幅器18の出力端子は、各列に対応して設けられたフィードバック線28を介して、その反転増幅器18の負側の入力端子との接続を有する1以上の単位画素セル10Eに接続されている。より詳細には、フィードバック線28に、フィードバックトランジスタ11のソースおよびドレインのうち、リセットドレインノードRDに接続されていない側が接続される。
この例では、フィードバックループの形成は、フィードバック線28を共有する単位画素セル10Eのうちの1つに対して実行される。すなわち、この例では、フィードバック線28を共有する単位画素セル10Eのうち、アドレストランジスタ16がオンされることによって選択された単位画素セル10Eに対してフィードバックループを形成し、ノイズキャンセルを実行する。反転増幅器18は、フィードバック回路FC3のフィードバックループの一部を構成する。反転増幅器18をフィードバックアンプと呼んでもよい。
図7に例示する構成における、アドレストランジスタ16を除く各トランジスタの動作タイミングは、単位画素セル10Aの場合と同様であり得る。フィードバックトランジスタ11のゲート電圧として傾斜電圧を用いることにより、トランジスタの急激なオン/オフを回避し、トランジスタのオン/オフに伴って発生するノイズを縮小することができる。フィードバック回路FC3の利得をAとすると、フィードバックループの形成により、kTCノイズを1/(1+A)の大きさまでキャンセルすることができる。このように、画素アレイ90の列毎にフィードバックループの形成を実行してもよい。
図8は、単位画素セルの回路構成のさらに他の一例を示す。図8に示す単位画素セル10Fでは、図5を参照して説明した単位画素セル10Cと同様に、リセットトランジスタ12のソースおよびドレインのうち、電荷蓄積ノードFDに接続されていない側が、フィードバックトランジスタ11のソースおよびドレインのうち、リセットドレインノードRDに接続されていない側に接続されている。図8に示す回路構成においても、図7に示す回路構成と同様に、フィードバックループの形成は、フィードバック線28を共有する単位画素セル10Fのうちの1つに対して実行される。
(第1の実施形態の変形例)
図9は、本開示の第1の実施形態による撮像装置の他の例示的な構成を示す。図9に示す撮像装置100Bと、図1を参照して説明した撮像装置100Aとの間の主な相違点は、撮像装置100Bが、垂直走査回路70Aに代えて垂直走査回路70Bを有する点である。
図9に示すように、垂直走査回路70Bは、複数の行ドライバ71Biから構成された行ドライバアレイ71Ba、電圧切り替え回路72B、制御回路78、第1電圧線L1および第2電圧線L2を含む。この例では、第1電圧線L1および第2電圧線L2は、それぞれ、第2端子T2および電圧切り替え回路72Bに接続されている。すなわち、この例では、撮像装置100Bの動作時、第1電圧線L1にはハイ電圧が印加される。
電圧切り替え回路72Bは、電圧発生回路80および第1端子T1に接続されている。電圧切り替え回路72Bは、第2電圧線L2に、ロー電圧を印加するか、傾斜電圧を印加するかを切り替え可能に構成されている。この例では、電圧切り替え回路72Bは、電圧発生回路80と第2電圧線L2との間に接続されたCMOSスイッチ75cと、第1端子T1と第2電圧線L2との間に接続されたnMOSスイッチ75nとを有する。CMOSスイッチ75cおよびnMOSスイッチ75nのそれぞれにおけるオンおよびオフは、制御信号Tpによって制御される。上述した電圧切り替え回路72A(図1参照)におけるCMOSスイッチ73cおよびpMOSスイッチ73pと同様に、電圧切り替え回路72BにおけるCMOSスイッチ75cおよびnMOSスイッチ75nは、相補的に動作する。すなわち、CMOSスイッチ75cがオンのとき、電圧発生回路80と第2電圧線L2との間の接続が確立され、電圧切り替え回路72Bを介して第2電圧線L2に傾斜電圧が供給される。CMOSスイッチ75cがオフのとき、nMOSスイッチ75nがオンすることにより、第1端子T1と第2電圧線L2との間の接続が確立され、第2電圧線L2にロー電圧が供給される。
この例では、第i行に属する1以上の単位画素セル10Gにフィードバック制御線21iによって接続された行ドライバ71Biの各々は、ハイ電圧を供給する第1電圧線L1と、ロー電圧または傾斜電圧を供給する第2電圧線L2とに接続されている。したがって、撮像装置100Bの動作時、行ドライバ71Biの各々は、電圧切り替え回路72BにおけるCMOSスイッチ75cおよびnMOSスイッチ75nのオンまたはオフに応じて、ハイ電圧および傾斜電圧の供給を受けるか、あるいは、ハイ電圧およびロー電圧の供給を受ける。
図9に例示する構成において、行ドライバ71Biの各々は、電圧切り替え回路72Bとフィードバック制御線21iとの間に接続されたCMOSスイッチ76ciと、第2端子T2とフィードバック制御線21iとの間に接続されたpMOSスイッチ76piとを有する。行ドライバ71Biの各々におけるCMOSスイッチ76ciおよびpMOSスイッチ76piは、制御信号Rwiに基づいて相補的に動作する。したがって、CMOSスイッチ76ciがオンのとき、第2電圧線L2とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立され、制御信号Tpがハイレベルであるかローレベルであるかに応じて、フィードバック制御線21iに傾斜電圧またはロー電圧のいずれか一方が供給される。CMOSスイッチ76ciがオフのとき、pMOSスイッチ76piがオンすることにより、第1電圧線L1とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立され、フィードバック制御線21iにハイ電圧が供給される。
このように、傾斜電圧を供給する電圧線と、ロー電圧を供給する電圧線とを共通として、共通化された電圧線(第2電圧線L2)を介して行ドライバ71Biに傾斜電圧およびロー電圧のいずれか一方を選択的に印加してもよい。このような構成によっても、ハイ電圧、ロー電圧、および、ノイズの混入が抑制された傾斜電圧のいずれか1つをフィードバック制御線21iに選択的に印加することが可能である。また、行ドライバ内のスイッチング素子を削減して、トランジスタを介した容量カップリングを低減することが可能である。
なお、この例では、撮像装置100Bにおける画素アレイ90Gは、複数の単位画素セル10Gから構成されている。単位画素セル10Gは、フィードバックトランジスタ11がPチャンネルMOSであること以外は、図2を参照して説明した構成と同様の構成を有する。フィードバックトランジスタ11としてPチャンネルMOSを用いれば、単位画素セル10Gに代えて、図4〜図8を参照してそれぞれ説明した単位画素セル10B〜10Fと同様の構成のいずれも適用し得る。
(第2の実施形態)
図10は、本開示の第2の実施形態による撮像装置の例示的な構成を示す。図10に示す撮像装置200と、図1を参照して説明した撮像装置100Aとの間の相違点は、撮像装置200が、垂直走査回路70Aに代えて垂直走査回路70Cを有する点である。
図10に示すように、垂直走査回路70Cは、複数の行ドライバ71Ciから構成された行ドライバアレイ71Ca、制御回路78、第1電圧線L1、第2電圧線L2および第3電圧線L3を含む。第1電圧線L1は、フィードバック制御線21iとの接続を有する行ドライバ71Ciと第1端子T1との間に接続されており、第2電圧線L2は、行ドライバ71Ciと第2端子T2との間に接続されている。図示するように、行ドライバ71Ciは、第3電圧線L3との接続を有する。この第3電圧線L3は、電圧発生回路80に接続されている。すなわち、撮像装置200の動作時、行ドライバ71Ciは、第1電圧線L1、第2電圧線L2および第3電圧線を介して、それぞれ、ロー電圧、ハイ電圧および傾斜電圧の供給を受ける。
行ドライバ71Ciの各々は、画素アレイ90の第i行に属する1以上の単位画素セル10Aに接続されたフィードバック制御線21iに、第1電圧線L1、第2電圧線L2および第3電圧線L3のいずれか1つを選択的に接続可能に構成されている。この例では、行ドライバ71Ciの各々は、第1端子T1とフィードバック制御線21iとの間に接続されたnMOSスイッチ78ni、第2端子T2とフィードバック制御線21iとの間に接続されたpMOSスイッチ78pi、および、電圧発生回路80とフィードバック制御線21iとの間に接続されたCMOSスイッチ78ciを有する。
nMOSスイッチ78ni、pMOSスイッチ78piおよびCMOSスイッチ78ciは、制御信号Rwiおよび制御信号Tpに基づいて動作し、フィードバック制御線21iと、第1電圧線L1、第2電圧線L2および第3電圧線L3のうちのいずれか1つとの間の電気的な接続を確立する。図10に例示する構成において、制御信号Rwiがローレベルのとき、nMOSスイッチ78ni、pMOSスイッチ78piおよびCMOSスイッチ78ciのうち、nMOSスイッチ78niのみがオンすることにより、第1電圧線L1とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立される。したがって、このとき、フィードバック制御線21iにはロー電圧が供給される。制御信号Rwiがハイレベルかつ制御信号Tpがローレベルのとき、pMOSスイッチ78piのみがオンし、第2電圧線L2とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立される。したがって、フィードバック制御線21iにハイ電圧が供給される。制御信号Rwiおよび制御信号Tpがともにハイレベルであれば、CMOSスイッチ78ciのみがオンすることにより、第3電圧線L3とフィードバック制御線21iとの間の接続が確立され、フィードバック制御線21iに傾斜電圧が供給される。
このように、行ドライバ71Ciにロー電圧を供給する第1電圧線L1と、行ドライバ71Ciにハイ電圧を供給する第2電圧線L2と、行ドライバ71Ciに傾斜電圧を供給する第3電圧線L3とを個別に設けてもよい。さらに、これらの電源線のうちの1つを行ドライバ71Ci内において選択的にフィードバック制御線21iに接続することにより、単位画素セル10Aに供給する電圧を切り替えてもよい。ロー電圧を供給する電圧線、ハイ電圧を供給する電圧線および傾斜電圧を供給する電圧線を個別に設けることにより、例えば、ロー電圧の供給を受ける行、ハイ電圧の供給を受ける行および傾斜電圧の供給を受ける行を画素アレイ90中に混在させ得る。したがって、画素アレイ90全体におけるノイズキャンセルのための期間を短縮することが可能である。第2の実施形態によれば、撮像装置の動作を高速化し得る。
なお、この例では、撮像装置200における画素アレイ90は、複数の単位画素セル10Aから構成されている。もちろん、単位画素セル10Aに代えて、図4〜図8を参照してそれぞれ説明した単位画素セル10B〜10Fのいずれを適用してもよい。
上述の各実施形態では、リセットトランジスタ12、増幅トランジスタ14およびアドレストランジスタ16の各々がNチャンネルMOSである例を説明した。しかしながら、本開示の実施形態におけるトランジスタは、NチャンネルMOSに限定されない。リセットトランジスタ12、増幅トランジスタ14およびアドレストランジスタ16は、PチャンネルMOSであってもよい。また、フィードバックトランジスタ11、リセットトランジスタ12、増幅トランジスタ14およびアドレストランジスタ16の全てがNチャンネルMOSまたはPチャンネルMOSのいずれかに統一されている必要はない。トランジスタとして、FETのほか、バイポーラトランジスタも用い得る。
上述の電圧切り替え回路72Aおよび72B、ならびに、行ドライバ71Ai、71Biおよび71Ciの構成は、図面を参照して説明した構成に限定されない。図に示す構成は、あくまでも例示であり、電圧の切り替えができれば、pMOSスイッチ、nMOSスイッチおよびCMOSスイッチの他の組み合わせを用いてもよい。あるいは、pMOSスイッチ、nMOSスイッチおよびCMOSスイッチ以外の他のスイッチング素子を適用してもよい。
(第3の実施形態)
図11は、本開示の第3の実施形態に係るカメラシステムの構成例を模式的に示す。図11に示すカメラシステム300は、レンズ光学系310と、図1を参照して説明した撮像装置100Aと、システムコントローラ330と、カメラ信号処理部320とを有する。
レンズ光学系310は、例えばオートフォーカス用レンズ、ズーム用レンズおよび絞りを含む。レンズ光学系310は、撮像装置100Aの撮像面に光を集光する。
システムコントローラ330は、カメラシステム300全体を制御する。システムコントローラ330は、例えばマイクロコンピュータによって実現され得る。
カメラ信号処理部320は、撮像装置100Aからの出力信号を処理する信号処理回路として機能する。カメラ信号処理部320は、例えばガンマ補正、色補間処理、空間補間処理、およびオートホワイトバランスなどの処理を行う。カメラ信号処理部320は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などによって実現され得る。
カメラシステム300における撮像装置100Aは、低ノイズの傾斜電圧を単位画素セルのフィードバックトランジスタ11に供給することが可能である。したがって、カメラシステム300では、ノイズの影響が低減されている。その結果、電荷を正確に読み出すことができ、良好な画像を取得できる。撮像装置100Aに代えて、図9を参照して説明した撮像装置100B、および、図10を参照して説明した撮像装置200のいずれを用いてもよい。
本開示の実施形態によれば、シェーディングの発生を抑制することが可能である。本開示による撮像装置は、デジタルスチルカメラ、医療用カメラ、監視用カメラ、車載用カメラ、デジタル一眼レフカメラ、デジタルミラーレス一眼カメラなど、様々なカメラシステムおよびセンサシステムに適用できる。
2 増幅器
3、3C 帯域制御回路
10A〜10G 単位画素セル
11 フィードバックトランジスタ
12 リセットトランジスタ
14 増幅トランジスタ
16 アドレストランジスタ
18 反転増幅器
20 光電変換部
20a 画素電極
20b 光電変換膜
20c 対向電極
21i フィードバック制御線
24 電源配線
25 電圧切り替え回路
26 垂直信号線
27 定電流源
28 フィードバック線
70A〜70C 垂直走査回路
71Aa、71Ba、71Ca 行ドライバアレイ
71Ai、71Bi、71Ci 行ドライバ
72A、72B 電圧切り替え回路
73c、75c CMOSスイッチ
73p pMOSスイッチ
74ci、76ci、78ci CMOSスイッチ
74ni、78ni nMOSスイッチ
75n nMOSスイッチ
76pi、78pi pMOSスイッチ
78 制御回路
80 電圧発生回路
90、90G 画素アレイ
100A、100B、200 撮像装置
300 カメラシステム
310 レンズ光学系
330 システムコントローラ
320 カメラ信号処理部
C1、C2 容量素子
FC1〜FC3 フィードバック回路
FD 電荷蓄積ノード
L1 第1電圧線
L2 第2電圧線
L3 第3電圧線
RC リセット回路
RD リセットドレインノード
SC 信号検出回路
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
T1 第1端子
T2 第2端子
VS1 第1の電圧源
VS2 第2の電圧源

Claims (7)

  1. それぞれが、光電変換部、および、前記光電変換部によって生成された信号を検出する信号検出回路を含む複数の画素と、
    傾斜電圧を発生する電圧発生回路と、
    前記電圧発生回路に接続された第1切り替え回路と、
    ハイ電圧およびロー電圧のうちの一方が印加される第1電圧線と、
    前記第1切り替え回路を介して前記電圧発生回路に接続された第2電圧線と、
    前記第1電圧線および前記第2電圧線に電気的に接続された複数の第2切り替え回路と、
    それぞれが、前記複数の第2切り替え回路のうちの1つと、前記複数の画素のうち、前記1つに対応する1以上の画素とを接続する複数の第3電圧線と
    を備え、
    前記複数の第2切り替え回路の各々は、前記第1電圧線および前記第2電圧線のいずれか一方と、前記複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線との間の電気的な接続を選択的に確立し、
    前記第1切り替え回路は、前記第2電圧線に前記ハイ電圧または前記ロー電圧のうちの他方を印加するか、前記傾斜電圧を印加するかを切り替える、撮像装置。
  2. 前記ハイ電圧または前記ロー電圧のうちの前記他方は、前記ハイ電圧である、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光電変換部の信号を初期化するリセット回路をさらに備える、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記信号検出回路の出力を負帰還させるフィードバック回路をさらに備え、
    前記リセット回路は、前記フィードバック回路のフィードバックループの一部を構成する、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記リセット回路は、その入力端子または出力端子が前記光電変換部に接続された第1トランジスタを含み、
    前記第1トランジスタの制御端子は、前記複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線に接続されている、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記信号検出回路の出力を負帰還させるフィードバック回路をさらに備え、
    前記フィードバック回路は、前記フィードバック回路のフィードバックループの一部を構成する第1トランジスタであって、その制御端子が、前記複数の第3電圧線のうち、対応する第3電圧線に接続された第1トランジスタを含み、
    前記リセット回路は、その入力端子または出力端子が前記光電変換部に接続された第2トランジスタを含む、請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記傾斜電圧は、前記ハイ電圧と前記ロー電圧との間の範囲において概ね増大または概ね減少する電圧である、請求項1から6のいずれかに記載の撮像装置。
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