JP6586301B2 - グラビア塗工装置 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態でのグラビア塗工装置(単に、塗工装置1ともいう)の全体構成を示す。この塗工装置1は、巻出機2、塗工ユニット3、乾燥機4、巻取機5などで構成されており、これら各装置2〜5が協働して作動することにより、長尺の基材Wがロールツーロール方式で連続して搬送され、搬送の過程で基材Wに塗液を塗布してその塗液を乾燥させる処理が行われる。
この塗工装置1では、リチウムイオン二次電池の電極材を構成するシート状の部材が、基材Wとされている。その基材Wの具体例としては、リチウムイオン二次電池の正極シートと負極シートとの間に配置されるセパレータフィルムが挙げられる。その場合、この塗工装置1では、そのセパレータフィルムの片面に塗液を塗布することにより、セパレータフィルムの表面に、厚みが数μm〜数10μmの難燃性の絶縁層を形成する処理が行われる。
これら難燃性の絶縁層を形成する塗液には、固体粒子が含まれている。具体的には、難燃剤として、無機酸化物であるアルミナ(酸化アルミニウム)の微粒子が多量に含まれている。アルミナは、非電導性、高硬度、高融点などの性質を有しており、その微粒子は研磨剤としても利用されているように、非常に高い硬度を有している。その硬度は純度にもよるが、少なくとも1000Hv以上であり、一般的には、1200〜1800HV程度である。また、その粒径は、0.1〜10μm程度(平均粒径)である。なお、固体粒子は、アルミナに限らず、酸化マグネシウム、シリカ、酸化チタン、酸化ジルコニウムなどの微粒子であってもよい。
図2及び図3に、塗工ユニット3の詳細を示す。塗工ユニット3は、上側ガイドロール11、下側ガイドロール12、グラビアロール20、塗液供給部30などで構成されている。
塗液供給部30は、貯留槽31、送液ポンプ32、送液配管33、返液配管34、チャンバー40などで構成されている。貯留槽31は、塗液を貯留する容器であり、チャンバー40よりも低位置に設置されている。貯留槽31は、送液配管33を介してチャンバー40と接続されている。送液配管33の途中に送液ポンプ32が設置されており、送液ポンプ32の吐出力により、貯留槽31からチャンバー40に塗液が供給される。
チャンバー40は、横長な構造物であり、グラビアロール20の横に沿って配置される。チャンバー40は、チャンバー本体41、ドクターブレード50、シールブレード43、サイドシール44、押付具45などで構成されている。チャンバー本体41は、グラビアロール20と同程度の長さを有し、アルミナを用いて形成されている。チャンバー本体41の側面の一方(グラビアロール20と対向する側面)には、横長な凹み(横長凹部41a)が形成されている。
ドクターブレード50は、後述するグラビアロール20の塗工領域21の表面を掻き取る帯板形状の部材であり、グラビアロール20の側部の上寄りに沿って配置されている。シールブレード43は、塗工領域21の表面との間の隙間を塞ぐ帯板形状の部材であり、ドクターブレード50と上下に対向するように、グラビアロール20の側部の下寄りに沿って配置されている。この塗工装置1では、ドクターブレード50及びシールブレード43は共用されており、ドクターブレード50及びシールブレード43、並びに上側支持部41b及び下側支持部41cの構造は、上下対称状になっている。
グラビアロール20は、横長な円柱形状を有し、耐摩耗性に優れたセラミックで形成されている。塗工性能等の観点から、グラビアロール20の直径は、40〜150mmが好ましく、特に60〜120mmが好ましい。グラビアロール20は、上側ガイドロール11と下側ガイドロール12との間の高さに位置し、基材Wの表面に接した状態で、これらと平行に配置されている。
具体的には、図4〜図8に示すように、グラビアロール20に接触するドクターブレード50の突出部52の先端部分(刃先部52a)を、塗液が含有する固体粒子(本実施形態ではアルミナ粒子)よりも硬度を低く、つまりは固体粒子と擦れ合った場合にドクターブレード50が削れ易くするとともに、刃先部52aから取付部51に至る突出部52の中間部分(刃基部52b)の剛性を刃先部52aより高く、つまりは突出部52に横荷重が加わっても刃先部52a以外は撓み難くなるようにした。そうすることで、良好な塗工性能を確保しながらドクターブレード50及びグラビアロール20の摩耗耐性を向上でき、特にグラビアロール20の摩耗耐性を著しく向上できるようになる。
図5に、第1変形例のドクターブレード50Aを示す。ドクターブレード50Aは、単一の部材で構成されている点で、実施形態のドクターブレード50と異なっている。すなわち、このドクターブレード50Aの場合、取付部51及び突出部52の全体が、固体粒子よりも硬度の低い合成樹脂等で形成されていて、刃先部52aよりも厚みを大きくすることによって刃基部52bが構成されている。
図6に、第2変形例のドクターブレード50Bを示す。ドクターブレード50Bは、メインブレード55が、第1変形例のドクターブレード50Aの形態を有している点で、実施形態のドクターブレード50と異なっている。すなわち、このドクターブレード50Bの場合、メインブレード55が、刃先部52aを構成する薄肉部71と、薄肉部71よりも厚みが厚く刃基部52bを構成する厚肉部72と、を有している。
図7に、第3変形例のドクターブレード50Cを示す。ドクターブレード50Cは、第1変形例のドクターブレード50Aと同様に単一の部材で構成されており、第1変形例のドクターブレード50Aと比べると刃先部52aの形状が異なっている。
図8に、第4変形例のドクターブレード50Dを示す。ドクターブレード50Dは、メインブレード55が、第3変形例のドクターブレード50Cの形態を有している点で第2変形例のメインブレード55と異なっている。
樹脂製のドクターブレードの刃先部の厚みの違いが、グラビアロールの摩耗に対してどのような影響を及ぼすかについて調査した。比較例(刃先部の厚みが1mm)、実施例1(刃先部の厚みが0.2mm)、実施例2(刃先部の厚みが0.35mm)の試験結果を次に示す。
3 塗工ユニット
20 グラビアロール
21 塗工領域
30 塗液供給部
40 チャンバー
41a 横長凹部
41b 上側支持部
41d 流入口
41e 流出口
45 押付具
46 液溜部
50,50A,50B,50C,50D ドクターブレード
51 取付部
52 突出部
52a 刃先部
52b 刃基部
55 メインブレード
56 サポートプレート
57 傾斜面
W 基材
Claims (10)
- 連続して搬送される基材に対して、固体粒子を含有する塗液を塗布するグラビア塗工装置であって、
前記塗液が付着する塗工領域を外周面に有し、前記基材の搬送に連動して回転するグラビアロールと、
周回する前記塗工領域に前記塗液を供給する塗液供給部と、
前記グラビアロールに沿って配置され、前記塗工領域の表面を掻き取るドクターブレードと、
を備え、
前記ドクターブレードは、
前記グラビアロールの近傍に配置されたブレード支持部に着脱可能に固定される取付部と、
前記ブレード支持部から前記グラビアロールに向かって突出し、前記塗工領域に接触する突出部と、
を有し、
前記突出部が、
前記突出部の先端部分を構成し、前記固体粒子よりも硬度の低い刃先部と、
前記刃先部から前記取付部に至る部分を構成し、当該刃先部よりも剛性の高い刃基部と、
を有しているグラビア塗工装置。 - 請求項1に記載のグラビア塗工装置において、
前記刃先部における最先端から5mm以内の部分の厚みが0.5mm以下であるグラビア塗工装置。 - 請求項2に記載のグラビア塗工装置において、
前記刃先部の最先端から少なくとも1mm以内の部分の厚みが一定であるグラビア塗工装置。 - 請求項2又は請求項3に記載のグラビア塗工装置において、
前記突出部は、前記塗工領域との接触部位における法線に対して傾斜して配置され、
未使用時の前記刃先部の先端に、前記接触部位の接線方向に拡がる傾斜面が形成されているグラビア塗工装置。 - 請求項4に記載のグラビア塗工装置において、
前記突出部が、前記塗工領域の周回方向に対して逆方向から前記グラビアロールに向かって突出しているグラビア塗工装置。 - 請求項1に記載のグラビア塗工装置において、
前記ドクターブレードは、
前記固体粒子よりも硬度の低いメインブレードと、
前記メインブレードに重ね合わせた状態で前記ブレード支持部に支持されるサポートプレートと、
を含む複数の部材からなり、
前記メインブレードと前記サポートプレートとが重なり合って前記刃基部が構成され、前記メインブレードの先端側が前記サポートプレートから突出して前記刃先部が構成されているグラビア塗工装置。 - 請求項1に記載のグラビア塗工装置において、
前記ドクターブレードは、前記固体粒子よりも硬度の低い単一の部材からなり、
前記刃先部よりも厚みを大きくすることによって前記刃基部が構成されているグラビア塗工装置。 - 請求項1に記載のグラビア塗工装置において、
前記固体粒子は、無機酸化物の粒子であり、
前記基材は、エンジニアリングプラスチックからなるグラビア塗工装置。 - 請求項8に記載のグラビア塗工装置において、
前記塗工領域の少なくとも表面部分が、セラミック又はDLCからなるグラビア塗工装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載のグラビア塗工装置において、
前記塗液供給部は、前記グラビアロールに沿って配置されて前記ドクターブレード及び前記ブレード支持部を含んで構成されるチャンバーを有し、
前記チャンバーと前記グラビアロールとの組み合わせにより、前記塗工領域に前記塗液を供給しながら貯留する密閉空間が形成されているグラビア塗工装置。
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