JP6585431B2 - 入力装置、統合入力システム、入力装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

入力装置、統合入力システム、入力装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

開示の実施形態は、入力装置、統合入力システム、入力装置の制御方法およびプログラムに関する。
従来、ユーザに触覚を与えることで入力を受け付けたことを知らせる入力装置が知られている。かかる入力装置では、例えばユーザによる押圧力に応じて振動を発生させることで、ユーザに対して入力を受け付けたことを知らせている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−235614号公報
しかしながら、従来の入力装置では、接触位置におけるユーザの押圧力に応じて振動を発生させているに過ぎず、例えばユーザが操作面に対して接触位置を移動させる操作を行った場合に、どのように触覚をフィードバックするか考慮されていなかった。このように、従来の入力装置では、ユーザの操作性を向上させるうえで更なる改善の余地がある。
また、例えば多様な機器が搭載され、これら機器や各機器の有するモード等をユーザが制御対象とする必要のある車載システム等においては、これら多様な制御対象をより操作性高くユーザに操作させたいというニーズがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、多様な制御対象を操作性高く操作することができる入力装置、統合入力システム、入力装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る入力装置は、一つの操作面と、選択部と、検出部と、少なくとも一つの振動素子と、設定部と、振動制御部とを備える。前記選択部は、操作面を用いた制御対象をユーザの挙動に基づいて選択する。前記検出部は、前記操作面に対する前記ユーザの所定の接触操作を検出する。前記振動素子は、前記操作面を振動させる。前記設定部は、前記検出部によって前記接触操作が検出された場合の該接触操作に対応する前記振動素子の振動状態を、前記選択部によって選択された前記制御対象に応じて設定する。前記振動制御部は、前記検出部によって前記接触操作が検出された場合に、前記設定部によって設定された前記振動状態となるように前記振動素子を制御する。また、前記接触操作は、前記操作面への接触を含む数個の平易なジェスチャ操作であって、前記設定部は、前記ジェスチャ操作のそれぞれに対応する前記振動状態の組み合わせが前記制御対象によって異なるように規定された組み合わせ情報に基づき、前記選択部によって選択された前記制御対象へ向けて前記ジェスチャ操作のそれぞれが行われた場合における前記振動状態を設定する。
実施形態の一態様によれば、多様な制御対象を操作性高く操作することができる。
図1Aは、実施形態に係る入力装置の制御方法の概要を示す図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係る入力装置の制御方法の概要を示す図(その2)である。 図1Cは、実施形態に係る入力装置の制御方法の概要を示す図(その3)である。 図2は、実施形態に係る統合入力システムのブロック図である。 図3Aは、触覚のフィードバックの具体例を示す図(その1)である。 図3Bは、触覚のフィードバックの具体例を示す図(その2)である。 図3Cは、触覚のフィードバックの具体例を示す図(その3)である。 図3Dは、触覚のフィードバックの具体例を示す図(その4)である。 図4Aは、ジェスチャ操作の具体例を示す図(その1)である。 図4Bは、ジェスチャ操作の具体例を示す図(その2)である。 図4Cは、ジェスチャ操作の具体例を示す図(その3)である。 図5Aは、組み合わせ情報の具体例を示す図である。 図5Bは、振動状態情報の具体例を示す図である。 図6は、実施形態に係る入力装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る統合入力システムの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する入力装置、統合入力システム、入力装置の制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、本実施形態に係る入力装置10の制御方法の概要について図1A〜図1Cを用いて説明した後に、入力装置10およびこれを含む統合入力システム1について、図2〜図7を用いて説明することとする。なお、本実施形態では、統合入力システム1が車載用のシステムとして構成される例を挙げる。
まず、本実施形態に係る入力装置10の制御方法の概要について、図1A〜図1Cを用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係る入力装置10の制御方法の概要を示す図(その1)〜(その3)である。
図1Aに示すように、統合入力システム1は、入力装置10を備える。入力装置10は、操作面Pを有する。操作面Pは、例えば静電容量方式の情報入力機能を有するタッチパッドを用いて構成され、ユーザDの制御対象となる各種機器60(図2にて後述)を制御するための接触操作をユーザDから受け付ける。
入力装置10は、かかる操作面Pが、例えば運転席のシフトレバー近傍の、運転中のユーザDから届く位置に配置されるように設けられる。
より具体的に、入力装置10は、図1Bの(a)に示すように、操作面Pを振動させる振動素子13aを少なくとも一つ備える。なお、ここでは、振動素子13aを二つ備えた例を図示している。
振動素子13aは、例えば圧電素子であり、操作面Pを高周波振動させることができる。例えばユーザDの指U1が操作面Pを押下した状態で振動素子13aを振動させると、指U1と操作面Pとの間の摩擦力を変化させることができる。
かかる状態で指U1を動かすと、変化した摩擦力に応じた触覚を指U1にフィードバックすることができる。また、振動素子13aの振動状態を変化させることで、指U1と操作面Pとの間の摩擦力の大きさを変化させることができ、指U1にフィードバックする触覚を変化させることができる。
例えば、図1Bの(a)および(b)に示すように、X軸方向に沿って指U1を左右にスライドさせる場合に、区間D1において摩擦力をその他の区間よりも大きくなるように変化させることによって、ユーザDに対し、操作面Pに例えばボタンB1があるような触覚をフィードバックすることができる。なお、かかる触覚の態様はあくまで一例であって、その他の具体的な例については、図3A〜図3Dを用いて後述する。
また、図1Aに示すように、統合入力システム1は、マイク20と、撮像部30とを備える。マイク20および撮像部30は、例えばステアリングコラムの上部に配置される。マイク20は、ユーザDが発話する音声を集音し、入力する。撮像部30は、運転席に着座したユーザDの例えば顔画像を撮像する。
また、統合入力システム1は、表示部40(図2にて後述)として、例えばセンターディスプレイ41と、HUD(ヘッドアップディスプレイ)42とを備える。
センターディスプレイ41は、例えば各種機器60の一つとして搭載されるAV一体型のナビ装置の表示部として用いられ、ナビモードやオーディオモードといった選択中のモードごとにおける各種情報出力を行う。HUD42は、運転中のユーザDの視野内において、例えば車速やエンジンの回転数といった運転状況に関する各種情報出力を行う。
また、統合入力システム1は、その他の各種機器60の一つとして、エアコン61を備える。また、統合入力システム1は、スピーカ70を備える。
このように多様な機器を搭載するシステムにおいては、ユーザDの制御対象となる各種機器60やその各モードへ向けた操作態様もまた多様となりがちである。このため、これら多様な制御対象を操作性高く操作できることが、ユーザDに対する利便性の向上や安全性の確保の観点から望まれていた。
そこで、本実施形態に係る統合入力システム1では、基本的に1つの操作面Pにおける接触操作によって、多様な各種機器60やその各モード等を集中的に操作可能とするようにした。また、このとき、操作面Pに対しては、ユーザDの所望する制御対象となる各種機器60およびその各モードに応じた異なる触覚をフィードバックすることとした。
なお、異なる制御対象の選択については、操作面Pにおける接触操作以外の手法、例えば音声入力操作等を複合的に組み合わせることができる。
これにより、例えば制御対象をユーザDが視認することなく、ブラインドタッチ操作のみで制御することも可能になる。具体的には、図1Cに示すように、ユーザDは、制御対象としたい各種機器60やその各モードを例えば発話する。図1Cに示す例では、ユーザDは「オーディオ!」と発話したものとする。
かかる場合、本実施形態では、入力装置10が、かかるユーザDの発話内容をマイク20を介して入力して受け付け、操作面Pによる制御対象がカーナビゲーションのオーディオモードとなるように選択する(図中のステップS1参照)。
そして、入力装置10は、選択された制御対象であるオーディオモードに応じた振動素子13aの振動状態の設定を行う(図中のステップS2参照)。これにより、入力装置10には、オーディオモードにおいてユーザDの指U1により操作面Pへの接触操作が行われた場合の、オーディオモードに固有の振動素子13aの振動状態が設定される。
そして、かかる設定状態において、入力装置10は、ユーザDによる操作面Pへの接触操作を検出したならば、ステップS2において設定された振動状態となるように振動素子13aを制御することによって、制御対象であるオーディオモードに応じた触覚をフィードバックする(図中のステップS3参照)。
これにより、一つの操作面Pによって多様な制御対象を操作することが可能となる。なお、ここで、接触操作は、平易な数個のジェスチャ操作であって、そのそれぞれに対応する振動状態の組み合わせが制御対象によって異なるように設定される。
すなわち、本実施形態では、異なる制御対象の間で共通に用いることができる平易なジェスチャ操作のセットによって制御対象をそれぞれ操作できるが、制御対象が異なれば、その各ジェスチャ操作にはそれぞれ異なる触覚がフィードバックされるようにした。
これにより、ユーザDは、数個の平易なジェスチャ操作を覚えるだけで、多様な制御対象を同様のブラインドタッチ操作で操作することが可能となる。すなわち、操作性高く多様な制御対象を操作することができる。
なお、制御対象ごとの各ジェスチャ操作の組み合わせの具体例については、図5Aおよび図5Bを用いて後述する。また、制御対象の選択手法は、ユーザDの挙動に基づくものであればよく、上述した音声入力によるものに限られない。この点については、図2を用いた説明で補足することとする。
このように、本実施形態では、ユーザDの挙動に基づいて制御対象を選択し、選択された制御対象に応じた振動状態を設定し、ユーザDによる操作面Pへの接触操作が検出されたならば、設定された振動状態となるように振動素子13aを制御することによって、制御対象に応じた触覚をフィードバックすることとした。したがって、本実施形態によれば、多様な制御対象を操作性高く操作することができる。
なお、ここでは、入力装置10の操作面Pが例えばタッチパッドである場合について説明したが、これに限られない。例えばセンターディスプレイ41と一体になったタッチパネルなどであってもよい。以下、上述した制御方法によって制御される入力装置10を含む統合入力システム1についてさらに具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る統合入力システム1のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、統合入力システム1は、入力装置10と、マイク20と、撮像部30と、表示部40と、表示制御部50と、各種機器60と、スピーカ70と、記憶部80とを備える。
マイク20は、ユーザDの発話する音声を集音し、入力装置10へ入力する。撮像部30は、例えば赤外線LEDと赤外線カメラとを含んで構成され、赤外線LEDによってユーザDを照らしつつ赤外線カメラによってユーザDの例えば顔画像を撮像し、入力装置10へ入力する。
表示部40は、例えば上述したセンターディスプレイ41やHUD42等であって、表示制御部50が出力する視覚情報としての画像をユーザDへ提示する。
表示制御部50は、例えば入力装置10がユーザDから受け付けた操作内容に基づき、表示部40に表示させる画像を生成し、表示部40へ出力する。また、表示制御部50は、表示部40を制御して、ユーザDに画像を提示させる。
各種機器60は、例えば上述したナビ装置やエアコン61等であって、入力装置10を介したユーザDの制御対象である。スピーカ70は、例えば入力装置10がユーザDから受け付けた操作内容に基づき、聴覚情報としての音声をユーザDへ提示する。
記憶部80は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、レジスタといった記憶デバイスであって、組み合わせ情報80aと、振動状態情報80bとを記憶する。
入力装置10は、既に述べたように例えばタッチパッドやタッチパネル等を含む情報入力デバイスであって、ユーザDからの入力操作を受け付け、その操作内容に応じた信号を表示制御部50や各種機器60、スピーカ70へ出力する。
入力装置10は、操作部11と、制御部12と、振動部13とを備える。まず、操作部11と振動部13について説明する。操作部11は、例えば上述のタッチパッドやタッチパネル等の平板状のセンサであり、ユーザDによる入力操作を受け付ける操作面P(例えば図1A参照)を備える。ユーザDが操作面Pに対し接触動作を行うと、操作部11はユーザDの接触操作に応じたセンサ値を制御部12へ出力する。
振動部13は、少なくとも一つの振動素子13a(例えば図1Bの(a)参照)を備える。振動素子13aは、例えば圧電素子(ピエゾ素子)等の圧電アクチュエータであって、制御部12から与えられた電圧信号に応じて伸縮することで操作部11を振動させる。振動素子13aは、例えば操作部11の端部など、ユーザDが視認できない位置に、操作部11と接するように配置される。
なお、既に図1Bの(a)に示した例では、振動素子13aは、操作面Pの左右外側の領域であって、操作面Pと対向する面に配置される場合を示したが、かかる配置は一例であり、これに限られるものではない。
例えば一つの振動素子13aのみで操作面Pを振動させてもよい。このように、振動素子13aの個数や配置は任意であるが、操作面Pの全体を均一に振動させるような個数および配置とすることが好ましい。また、振動素子13aは圧電素子に限られず、例えば操作面Pを超音波周波数帯で振動させることが可能な素子であればよい。
つづいて制御部12について説明する。図2に示すように、制御部12は、音声受付部12aと、視線検出部12bと、選択部12cと、設定部12dと、検出部12eと、振動制御部12fと、操作処理部12gとを備える。
制御部12は、入力装置10の各部を制御する。音声受付部12aは、マイク20から入力される音声を受け付けて音声内容を解析し、解析結果を選択部12cへ渡す。
視線検出部12bは、撮像部30によって撮像された顔画像中の、例えば眼球上に生じる赤外照明反射像(角膜反射)と瞳孔との位置関係によりユーザDの視線方向を検出し、検出結果を選択部12cへ渡す。
選択部12cは、音声受付部12aの解析結果を受け取った場合、かかる解析結果に基づいてユーザDの所望する制御対象を選択する。また、選択部12cは、視線検出部12bの検出結果を受け取った場合、かかる検出結果に基づいてユーザDの所望する制御対象を選択する。
すなわち、選択部12cは、ユーザDの注視している方向から制御対象を選択することができる。また、選択部12cは、選択した制御対象を設定部12dへ通知する。
設定部12dは、ユーザDの接触操作が検出された場合のこの接触操作に対応する振動素子13aの振動状態を、選択部12cによって選択された制御対象に応じて設定する。
具体的に、設定部12dは、上述のジェスチャ操作のそれぞれに対応する振動素子13aの振動状態の組み合わせが制御対象によって異なるように規定された組み合わせ情報80aに基づき、選択部12cによって選択された制御対象へ向けてジェスチャ操作のそれぞれが行われた場合における各制御対象に固有の振動素子13aの振動状態を設定する。組み合わせ情報80aの一例については図5Aを用いて後述する。
また、設定部12dは、設定された設定内容を振動状態情報80bとして記憶部80へ記憶させる。例えば、振動状態情報80bは、振動素子13aの制御値を含む情報である。振動状態情報80bの一例については図5Bを用いて後述する。
検出部12eは、操作部11が出力するセンサ値に基づき、操作面Pに対するユーザDの所定のジェスチャ操作を検出し、検出結果を振動制御部12fおよび操作処理部12gへ渡す。
振動制御部12fは、検出部12eによってジェスチャ操作が検出された場合に、設定部12dによって設定された振動状態となるように、振動状態情報80bに基づいて振動部13の振動素子13aを制御する。振動制御部12fの振動素子13aの制御による触覚のフィードバックの具体例については図3A〜図3Dを用いて後述する。
操作処理部12gは、検出部12eによって検出されたジェスチャ操作に対応する操作内容を、表示制御部50に視覚的に表示部40へフィードバックさせる。また、操作処理部12gは、かかるジェスチャ操作に対応する操作内容を各種機器60へ反映させる処理を行う。
また、操作処理部12gは、かかるジェスチャ操作に対応する例えばガイダンス音声をスピーカ70から出力させる。すなわち、ユーザDへ操作面Pから触覚をフィードバックする場合に、このようにスピーカ70からのガイダンス音声を併用することによって、ユーザDの例えばブラインドタッチ操作を聴覚的に支援し、操作性を高めることができる。
次に、制御対象ごとの触覚のフィードバックの具体例について、図3A〜図3Dを用いて説明する。図3A〜図3Dは、触覚のフィードバックの具体例を示す図(その1)〜(その4)である。
まず図3Aおよび図3Bでは、制御対象がオーディオモードにおけるボリュームUP/DOWNの機能である場合について説明する。したがって、ユーザDが、例えば「ボリューム」といった発話を行い、制御対象として選択済みであるものとする。
かかる場合、図3Aに示すように、例えば入力装置10の操作面Pには、ボリューム調整ダイヤルに見立てた触覚のフィードバックが可能となるように、振動素子13aの振動状態が設定される。
具体的には、かかる場合、例えば操作面Pに円形の軌跡を描くような領域R1が設定される。また、これ以外の領域は、領域R2として設定される。そして、領域R1は、摩擦力の小さい領域として設定され、領域R2は、相対的に摩擦力の大きい領域として設定される。
摩擦力の大小は、振動制御部12fによる振動素子13aの振動状態の制御によって実現される。すなわち、振動制御部12fは、指U1の接触位置が領域R1内である場合においては、例えば振動素子13aが高周波(例えば超音波周波数帯)で振動する電圧信号を生成し、かかる電圧信号によって振動素子13aを振動させる。
また、これに対し、振動制御部12fは、指U1の接触位置が領域R2内である場合においては、領域R1の場合よりも低い周波数帯で振動する電圧信号を生成し、かかる電圧信号によって振動素子13aを振動させる。
これにより、領域R1においては、指U1が滑りやすい触覚をユーザDへフィードバックすることができる(図中の矢印301参照)。また、領域R1から逸れた領域R2においては、指U1が滑りにくい触覚をユーザDへフィードバックすることができる(図中の矢印302参照)。
したがって、ユーザDは、滑りやすい触覚のフィードバックによって領域R1に沿って案内されつつ、指U1で操作面Pに実際のダイヤル調整のイメージに近い円形の軌跡を描くことによって、ボリュームUP/DOWNの機能の操作入力を行うことができる。なお、このとき、表示部40には、図3Aに示すように例えばボリューム調整ダイヤルの画像が視覚的にフィードバックされていてもよい。
これは、例えば視線検出部12bによってユーザDがセンターディスプレイ41を継続して注視していることが明らかである場合等に有効である。すなわち、この場合には、ユーザDが運転動作にないことが想定されるので、触覚に視覚のフィードバックを併用することによって確実な制御対象の操作が可能になる。
一方、例えば視線検出部12bによってユーザDがHUD42を注視していることが明らかである場合は、ユーザDが運転動作にあることが想定されるので、安全性の観点から表示部40への視覚的なフィードバックは限定的にとどめ、操作面Pからの例えばブラインドタッチ操作のみ受け付けることが好ましい。
そのようなブラインドタッチ操作を支援する触覚のフィードバックの例としては、例えば図3Bに示すように、指U1に円形の軌跡を描かせた場合に(図中の矢印303参照)、ボリューム調整ダイヤルの目盛りに対応する位置で「カチッ!」とした境界を乗り越える触覚を与えられるように摩擦力を変化させる制御を行ってもよい。
このとき、例えばスピーカ70を介して「カチッ!」という音を出力してもよく、あるいは振動制御部12fによって振動部13の振動素子13aを可聴領域で振動させることで音を出力するようにしてもよい。
次に図3Cおよび図3Dでは、制御対象がエアコン61の設定温度調整の機能である場合について説明する。したがって、ユーザDが、例えば「エアコン温度」といった発話を行い、制御対象として選択済みであるものとする。
かかる場合、図3Cに示すように、例えば入力装置10の操作面Pには、温度調整のUP/DOWNボタンに見立てた触覚のフィードバックが可能となるように、振動素子13aの振動状態が設定される。
具体的には、かかる場合、例えば操作面PにUPボタンに対応する領域R11とDOWNボタンに対応する領域R12とが設定される。これら領域R11,R12は、摩擦力の大きい領域として設定される。また、領域R11,R12以外の領域は、相対的に摩擦力の小さい領域として設定される。
これにより、領域R11においては、UPボタンが存在する触覚をユーザDへフィードバックすることができる。また、領域R12においては、DOWNボタンが存在する触覚をユーザDへフィードバックすることができる。
そして、ユーザDは、図3Dに示すように、例えば領域R11を押下することによって、エアコン61の設定温度を上げる操作を行うことができる。このとき、例えばユーザDが領域R11から指U1を離したタイミングで(図中の矢印304参照)、スピーカ70から「設定温度はXX℃です」といったガイダンス音声を出力することによって、上述したブラインドタッチ操作を操作性高く確実に行うのに資することができる。
なお、図3Cおよび図3Dでは、温度調整のUP/DOWNボタンに対応する例を示したが、あくまで一例であって、例えば上下に延びる直線状のスライドバーに見立てた領域を設定し、かかる領域の摩擦力を小さくして、指U1をかかる領域で上げ下げすることで操作してもよい。
次に、ジェスチャ操作について、図4A〜図4Cを用いて説明する。これまでは、例えば指U1で円形の軌跡を描く場合や、上下に上げ下げする場合を説明したため、ここではそれ以外の場合を説明する。
図4A〜図4Cは、ジェスチャ操作の具体例を示す図(その1)〜(その3)である。ジェスチャ操作は、上述したように、ユーザDの覚えやすい平易な態様であることが操作性を高めるうえで好ましい。
その一つとして、例えば図4Aに示すように、指U1を操作面Pにおいて、左右方向にスライドさせるジェスチャ操作を挙げることができる。
また、他の一つとして、例えば図4Bに示すように、指U1を操作面Pにおいて、三角形の軌跡を描くようにスライドさせるジェスチャ操作を挙げることができる。
また、他の一つとして、例えば図4Cに示すように、指U1を操作面Pにおいて、×印の軌跡を描くようにスライドさせるジェスチャ操作を挙げることができる。
本実施形態では、これら平易で覚えやすい数個のジェスチャ操作のそれぞれに対応する振動状態の組み合わせを、制御対象によって異なるように設定する。
言い換えれば、本実施形態の入力装置10では、異なる制御対象の間で共通に用いることができる平易なジェスチャ操作のセットによって制御対象をそれぞれ操作し、制御対象が異なれば、その各ジェスチャ操作にはそれぞれ異なる触覚がフィードバックされることとなる。
これにより、ユーザDは、数個の平易なジェスチャ操作を覚えるだけで、多様な制御対象を同様のジェスチャ操作で操作でき、しかも異なる制御対象ごとに異なる触覚のフィードバックを受けることができるので、多様な制御対象を操作性高く操作することができる。
これを実現するための、組み合わせ情報80aおよび振動状態情報80bの具体例について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aは、組み合わせ情報80aの具体例を示す図である。図5Bは、振動状態情報80bの具体例を示す図である。
まず、組み合わせ情報80aは、既に述べたように、ジェスチャ操作のそれぞれに対応する振動素子13aの振動状態の組み合わせが制御対象によって異なるように規定された情報である。
具体的には、図5Aに示すように、組み合わせ情報80aは、例えば制御対象項目と、ジェスチャ操作項目と、機能項目と、振動状態項目とを含んでいる。制御対象項目は例えばさらに機器項目とかかる機器の有するモード項目とに内訳される。
例えばナビ装置は、制御対象としてナビモード、オーディオモードといった複数のモードを有する。各モードには、共通のジェスチャ操作のセットが割り当てられる。例えばここでは、先に示した「上下」、「左右」、「円形」、「三角形」、「×印」の五つのジェスチャ操作のセットを想定している。
そして、ナビ装置のナビモードにおいては、例えば「上下」のジェスチャ操作に地図スクロール(上下)の機能が割り当てられ、振動状態項目にはこれに固有に対応する第1の振動状態が対応付けられる。
一方、ナビ装置のオーディオモードにおいては、同じ「上下」のジェスチャ操作にトラック切替の機能が割り当てられ、振動状態項目にはこれに固有に対応する第6の振動状態が対応付けられる。
同様に、ナビモードおよびオーデイオモードにおける「左右」、「円形」、「三角形」、「×印」の各ジェスチャ操作にもそれぞれ個別の機能が割り当てられ、振動状態項目にはこれらにそれぞれ固有に対応する第2〜5および7〜10の振動状態が対応付けられる。
エアコン61については、例えば「上下」のジェスチャ操作に対し設定温度UP/DOWNの機能が割り当てられ、これに固有に対応する例えば第11の振動状態が対応付けられる。
ところで、制御対象となる各種機器60およびその各モードは、未接続であったり故障中であったりすることで選択自体が無効である場合がある。かかる場合のため、組み合わせ情報80aは、例えば「共通」的に、振動素子13aを振動させない第12の振動状態を含むことができる。
上述した設定部12dは、例えば図5Aのように規定された組み合わせ情報80aを参照し、検出部12eによってジェスチャ操作が検出された場合のこのジェスチャ操作に対応する振動素子13aの振動状態を、選択部12cによって選択された制御対象に応じて設定することとなる。かかる設定は、例えば振動状態情報80bにいずれの振動状態が選択されたかを示す情報を設定部12dが書き込むことによって行われる。
振動状態情報80bは、各振動状態における振動素子13aの制御値を含む情報である。具体的には、図5Bに示すように、振動状態情報80bは、例えば設定中項目と、振動状態項目と、接触位置座標項目と、振動周波数項目とを含んでいる。
振動状態項目は、各振動状態を識別する情報であり、各振動状態には、操作面Pにおける指U1の接触位置座標が定義されている。そして、各接触位置座標には、例えば振動素子13aを振動させる振動周波数が対応付けられる。
そして、設定中項目には、いずれの振動状態が選択されたかを示す情報が設定部12dにより書き込まれる。例えば図5Bには、第1の振動状態にチェックマークが付いている例を示しているが、設定部12dがチェックマークを付けたことにより、第1の振動状態が設定中であることを示すものである。
なお、図5Bには、例えば図5Aで振動素子13aを振動させないとした第12の振動状態に関する例も示している。かかる第12の振動状態では、接触位置座標や振動周波数といった制御値は、例えば定義されない。
振動制御部12fは、このような振動状態情報80bを参照し、設定中である振動状態に対応付けられた接触位置座標および振動周波数といった制御値を用いることによって、振動素子13aを制御することとなる。
なお、図5Aおよび図5Bに示した組み合わせ情報80aおよび振動状態情報80bはあくまで一例であって、その構成を限定するものではない。
次に、実施形態に係る入力装置10が実行する処理手順について、図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る入力装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、入力装置10は、まず選択部12cが、ユーザDの挙動に基づいて制御対象を選択する(ステップS101)。つづいて、設定部12dが、選択部12cの選択した制御対象に応じた振動素子13aの振動状態を設定する(ステップS102)。
つづいて、検出部12eが、操作面Pに対するユーザDの接触操作を検出する(ステップS103)。
そして、振動制御部12fが、設定された振動状態情報80bに基づき、振動部13の振動素子13aを制御する。
このとき振動制御部12fは、操作が有効である場合(ステップS104,Yes)、すなわち制御対象が選択部12cによって有効に選択されていれば、振動状態情報80bに基づいて振動素子13aを振動させることによって制御対象に応じた触覚をフィードバックし(ステップS105)、処理を終了する。
なお、ステップS105にて上述の各ジェスチャ操作に応じた振動状態とするためには、ユーザDが所望するジェスチャ操作に対応する振動状態を選択する必要があるが、例えば上述のマイク20からの音声認識等によって選択すればよい。
音声認識の場合、具体的には、次のような手順を踏むこととなる。まずユーザDが、「円形」のジェスチャ操作を行いたければ、例えば「円」との発話を行い、音声受付部12aがこのときの音声を受け付けて解析結果を選択部12cへ渡す。
選択部12cは、解析結果に基づいて「円形」のジェスチャ操作を選択し、設定部12dへ通知する。設定部12dは、かかる通知を受けて、選択中の制御対象におけるこの「円形」のジェスチャ操作に応じた振動状態を組み合わせ情報80aから選択し、かかる振動状態を「設定中」であると振動状態情報80bへ設定する。
そして、その設定結果に基づき、振動制御部12fが、ユーザDの所望の「円形」のジェスチャ操作に対応する振動状態となるように振動部13の振動素子13aを制御する。後はユーザDは、例えば既に図3Aで示した領域R1に沿って案内されつつ、指U1を動かして「円形」のジェスチャ操作を行えばよい。
また、図6に示すように、振動制御部12fは、操作が無効である場合(ステップS104,No)、すなわち選択部12cによる制御対象の選択が無効であれば、振動状態情報80bに基づいて振動素子13aを振動させないことによって制御対象に応じた触覚をフィードバックせずに(ステップS106)、処理を終了する。
本実施形態に係る統合入力システム1は、図7に一例として示す構成のコンピュータ600で実現することができる。図7は、実施形態に係る統合入力システム1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ600は、CPU(Central Processing Unit)610と、ROM(Read Only Memory)620と、RAM(Random Access Memory)630と、HDD(Hard Disk Drive)640とを備える。また、コンピュータ600は、メディアインターフェイス(I/F)650と、通信インターフェイス(I/F)660と、入出力インターフェイス(I/F)670とを備える。
なお、コンピュータ600は、SSD(Solid State Drive)を備え、かかるSSDがHDD640の一部または全ての機能を実行するようにしてもよい。また、HDD640に代えてSSDを設けることとしてもよい。
CPU610は、ROM620およびHDD640の少なくとも一方に格納されるプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM620は、コンピュータ600の起動時にCPU610によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ600のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。HDD640は、CPU610によって実行されるプログラムおよびかかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。
メディアI/F650は、記憶媒体680に格納されたプログラムやデータを読み取り、RAM630を介してCPU610に提供する。CPU610は、かかるプログラムを、メディアI/F650を介して記憶媒体680からRAM630上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。あるいは、CPU610は、かかるデータを用いてプログラムを実行する。記憶媒体680は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)などの光磁気記録媒体やSDカード、USBメモリなどである。
通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からデータを受信してCPU610に送り、CPU610が生成したデータを、ネットワーク690を介して他の機器へ送信する。あるいは、通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からプログラムを受信してCPU610に送り、CPU610がかかるプログラムを実行する。
CPU610は、入出力I/F670を介して、ディスプレイ等の表示部40、スピーカ70等の出力部、キーボードやマウス、ボタン、操作部11等の入力部を制御する。CPU610は、入出力I/F670を介して、入力部からデータを取得する。また、CPU610は、生成したデータを入出力I/F670を介して表示部40や出力部に出力する。
例えば、コンピュータ600が統合入力システム1として機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、RAM630上にロードされたプログラムを実行することにより、音声受付部12aと、視線検出部12bと、選択部12cと、設定部12dと、検出部12eと、振動制御部12fと、操作処理部12gとを含む入力装置10の制御部12および表示制御部50の各機能を実現する。
コンピュータ600のCPU610は、例えばこれらのプログラムを記憶媒体680から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク690を介してこれらのプログラムを取得してもよい。また、HDD640は、記憶部80が記憶する情報を記憶することができる。
上述してきたように、実施形態に係る入力装置は、一つの操作面と、選択部と、検出部と、少なくとも一つの振動素子と、設定部と、振動制御部とを備える。選択部は、操作面を用いた制御対象をユーザの挙動に基づいて選択する。
検出部は、操作面に対するユーザの所定の接触操作を検出する。振動素子は、操作面を振動させる。設定部は、検出部によって接触操作が検出された場合のかかる接触操作に対応する振動素子の振動状態を、選択部によって選択された制御対象に応じて設定する。
振動制御部は、検出部によって接触操作が検出された場合に、設定部によって設定された振動状態となるように振動素子を制御する。
したがって、実施形態に係る入力装置によれば、多様な制御対象を操作性高く操作することができる。
なお、上述した実施形態では、選択部12cが、マイク20からの音声入力や、ユーザDの視線検出に基づいて制御対象を選択する場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。例えば、入力装置10が、制御対象を切り替えるスイッチを備えることとしたうえで、単にこれを押下して切り替えるユーザDの挙動によって制御対象を選択してもよい。
また、上述した実施形態では、操作面Pが一つである場合を例に挙げたが、かかる一つの操作面Pを複数の領域に分割し、各領域で異なる触覚をフィードバックするように、振動制御部12fが振動素子13aを制御してもよい。
この場合、各領域に、例えばナビ装置の各モードを割り当て、ユーザDがその各領域を触覚のフィードバックに従って選択することによって、選択部12cが操作面Pの制御対象とするモードを選択することとしてもよい。これにより、ユーザDは、音声認識や視線検出によることなく容易に、制御対象とするモード選択操作を行うことができる。
具体的には、操作面Pは、複数の分割領域を有し、分割領域のそれぞれには異なるモードが割り当てられ、振動制御部12fは、分割領域のそれぞれで異なる振動状態となるように振動素子13aを制御する。選択部12cは、ユーザDが分割領域それぞれからの触覚のフィードバックに従って選択した分割領域に対応するモードを選択することとなる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 統合入力システム
10 入力装置
11 操作部
12 制御部
12a 音声受付部
12b 視線検出部
12c 選択部
12d 設定部
12e 検出部
12f 振動制御部
12g 操作処理部
13 振動部
13a 振動素子
20 マイク
30 撮像部
40 表示部
50 表示制御部
60 各種機器
70 スピーカ
80 記憶部
D ユーザ
P 操作面
U1 指

Claims (13)

  1. 一つの操作面と、
    前記操作面を用いた制御対象をユーザの挙動に基づいて選択する選択部と、
    前記操作面に対する前記ユーザの所定の接触操作を検出する検出部と、
    前記操作面を振動させる少なくとも一つの振動素子と、
    前記検出部によって前記接触操作が検出された場合の該接触操作に対応する前記振動素子の振動状態を、前記選択部によって選択された前記制御対象に応じて設定する設定部と、
    前記検出部によって前記接触操作が検出された場合に、前記設定部によって設定された前記振動状態となるように前記振動素子を制御する振動制御部と
    を備え
    前記接触操作は、前記操作面への接触を含む数個の平易なジェスチャ操作であって、
    前記設定部は、
    前記ジェスチャ操作のそれぞれに対応する前記振動状態の組み合わせが前記制御対象によって異なるように規定された組み合わせ情報に基づき、前記選択部によって選択された前記制御対象へ向けて前記ジェスチャ操作のそれぞれが行われた場合における前記振動状態を設定すること
    を特徴とする入力装置。
  2. 前記制御対象は、複数の機器のうちの一つであること
    を特徴とする請求項に記載の入力装置。
  3. 前記制御対象は、一つの機器が有する複数のモードのうちの一つであること
    を特徴とする請求項またはに記載の入力装置。
  4. 音声入力を受け付ける音声受付部
    をさらに備え、
    前記選択部は、
    前記音声受付部によって受け付けられた前記音声入力の内容に基づいて前記制御対象を選択すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の入力装置。
  5. 前記ユーザを撮像する撮像部からの撮像画像に基づいて前記ユーザの視線方向を検出する視線検出部
    をさらに備え、
    前記選択部は、
    前記視線検出部の検出結果に基づいて前記制御対象を選択すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  6. 前記振動制御部は、
    前記選択部によって前記制御対象が有効に選択された場合に、前記検出部により前記制御対象へ向けての前記接触操作が検出されたならば、前記ユーザへ前記操作面から触覚をフィードバックする振動状態となるように前記振動素子を制御すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  7. 前記振動制御部は、
    前記制御対象を前記選択部によって選択することが無効である場合に、前記検出部により前記制御対象へ向けての前記接触操作が検出されたならば、前記ユーザへ前記操作面から触覚をフィードバックしない振動状態となるように前記振動素子を制御すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  8. 前記操作面は、複数の分割領域を有し、前記分割領域のそれぞれには異なる前記制御対象が割り当てられ、
    前記振動制御部は、
    前記分割領域のそれぞれで異なる振動状態となるように前記振動素子を制御し、
    前記選択部は
    前記ユーザが前記分割領域の各々からの触覚のフィードバックに従って選択した該分割領域に対応する前記制御対象を選択すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  9. 前記ユーザへ前記操作面から触覚をフィードバックする場合に、音声出力部によって出力されるガイダンス音声を併用すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  10. 前記振動制御部は、
    所定の前記ジェスチャ操作に対応する所定の軌跡として前記操作面に設定される一の領域から当該一の領域以外の他の領域へ逸れる前記接触操作が前記検出部により検出されたならば、前記他の領域において前記一の領域よりも摩擦力が大きい触覚をフィードバックする振動状態となるように前記振動素子を制御すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の入力装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の入力装置と、
    前記操作面に対する前記ユーザの所定の接触操作に応じた画像を表示する表示部と
    を備えることを特徴とする統合入力システム。
  12. 一つの操作面を備える入力装置の制御方法であって、
    前記操作面を用いた制御対象をユーザの挙動に基づいて選択する選択工程と、
    前記操作面に対する前記ユーザの所定の接触操作を検出する検出工程と、
    少なくとも一つの振動素子によって前記操作面を振動させる振動工程と、
    前記検出工程で前記接触操作が検出された場合の該接触操作に対応する前記振動素子の振動状態を、前記選択工程で選択された前記制御対象に応じて設定する設定工程と、
    前記検出工程で前記接触操作が検出された場合に、前記設定工程で設定された前記振動状態となるように前記振動素子を制御する振動制御工程と
    を含み、
    前記接触操作は、前記操作面への接触を含む数個の平易なジェスチャ操作であって、
    前記設定工程は、
    前記ジェスチャ操作のそれぞれに対応する前記振動状態の組み合わせが前記制御対象によって異なるように規定された組み合わせ情報に基づき、前記選択工程で選択された前記制御対象へ向けて前記ジェスチャ操作のそれぞれが行われた場合における前記振動状態を設定すること
    を特徴とする入力装置の制御方法。
  13. 一つの操作面を用いた制御対象をユーザの挙動に基づいて選択する選択ステップと、
    前記操作面に対する前記ユーザの所定の接触操作を検出する検出ステップと、
    少なくとも一つの振動素子によって前記操作面を振動させる振動ステップと、
    前記検出ステップで前記接触操作が検出された場合の該接触操作に対応する前記振動素子の振動状態を、前記選択ステップで選択された前記制御対象に応じて設定する設定ステップと、
    前記検出ステップで前記接触操作が検出された場合に、前記設定ステップで設定された前記振動状態となるように前記振動素子を制御する振動制御ステップと
    をコンピュータに実行させ
    前記接触操作は、前記操作面への接触を含む数個の平易なジェスチャ操作であって、
    前記設定ステップは、
    前記ジェスチャ操作のそれぞれに対応する前記振動状態の組み合わせが前記制御対象によって異なるように規定された組み合わせ情報に基づき、前記選択ステップで選択された前記制御対象へ向けて前記ジェスチャ操作のそれぞれが行われた場合における前記振動状態を設定す
    ことを特徴とするプログラム。
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