JP6585349B2 - 送風機ファン、送風機およびレンジフード - Google Patents
送風機ファン、送風機およびレンジフード Download PDFInfo
- Publication number
- JP6585349B2 JP6585349B2 JP2015006265A JP2015006265A JP6585349B2 JP 6585349 B2 JP6585349 B2 JP 6585349B2 JP 2015006265 A JP2015006265 A JP 2015006265A JP 2015006265 A JP2015006265 A JP 2015006265A JP 6585349 B2 JP6585349 B2 JP 6585349B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- impeller
- oil
- attached
- blower fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、十分な風量を確保しつつ空気中の油分の捕集効率を向上させ、羽根車に油分が付着することを低減し、メンテナンス性を向上(清掃/洗浄する手間を軽減)させる送風機ファン、送風機、およびレンジフードを提供することにある。
そこで、本発明では、大規模な装置を用いずに油分が集中的に付着したフィルタを洗浄することで、空気流路における羽根車より下流の設備および羽根車自体のメンテナンス性を向上させる送風機およびレンジフードを提供する。
これによれば、フィルタを取り付ける位置が吸込み口の位置である場合は羽根車の羽根の全域に亘り油分を付着させることを低減し、フィルタを取り付ける位置が羽根の軸方向における中央位置である場合は通気抵抗を高めずに十分な風量を確保して羽根の半分に亘り油分を付着させることを低減し、フィルタを取り付ける位置が羽根の中央位置と吸込み口の中間である場合風量を適度に確保して取り付け位置より下流側の羽根に油分を付着させることを低減することができる。
これによれば、羽根車の内部を流れるほぼすべての空気がフィルタの孔を通過することで、空気中の油分の捕集効率を向上させることができる。
これによれば、必須な部品である動力伝達部材に付属させることで、送風機ファンとしての性能を落とすことなく油分の捕集効率を向上させ、また部材点数が減ることからコスト減に寄与する。
これによれば、メンテナンス時にはフィルタを取り外して洗いやすい状態としてから洗浄すればよくなるため、メンテナンス性が向上する。
これによれば、スリット孔の長軸方向が円周方向(接線方向)だと油捕集率が低下してしまうところ、高い油捕集率を確保すると共に、ブラシなどの清掃用具で洗浄等する場合でも引っ掛かりが少なく、メンテナンス性が向上したフィルタを提供することができる。
これによれば、スリットの長辺が直線である場合に比し、開口率を高くすることができ、その結果通気抵抗を低く抑えることができるので、大きな出力の電動機が不要となり、装置全体の静穏性が向上する。また、開口率を高くしても、フィルタが回転するための強度を確保することが可能となる。
これによれば、簡易な構造によりフィルタを取り付けることができる。
これによれば、フィルタを簡易な構造にすることができる。
これによれば、フィルタの面積が大きくなるため、通気抵抗を小さくして、風量を大きくすることができる。
これによれば、十分な風量を確保しつつ空気中の油分の捕集効率を向上させ、羽根車に油分が付着することを低減すると共に、油分を集中的にフィルタに付着させて、空気流路における羽根車より下流の設備および羽根車自体のメンテナンス性を向上させる送風機を提供できる。
これによれば、十分な風量を確保しつつ空気中の油分の捕集効率を向上させ、羽根車に油分が付着することを低減すると共に、大規模な装置を用いずに油分が集中的に付着したフィルタを洗浄することで、空気流路における羽根車より下流の設備および羽根車自体のメンテナンス性を向上させるレンジフードを提供できる。さらに、油煙から油分を捕獲するフィルタ部を別途設ける必要がなくなり、送風機部分で集中的に油分を捕獲することとなるため、清掃部位が少なくなりメンテナンス性を向上させることができる。
これによれば、レンジフードの中で油分が集中的に付着したフィルタを自動的に洗浄することができ、メンテナンス性を向上させることができる。また、フィルタのみを洗浄すればよいので、洗浄液をノズルから噴射することで簡単に洗浄することが可能となり、大規模な装置を用いる必要がなくなる。
これによれば、汚れた洗浄液は油分を除かれて循環して使用されるので、わずかな洗浄液での洗浄が可能となる。
これによれば、洗浄前に洗浄液をタンクに入れる際に油分吸着部材をタンクにセットすればよく、また、洗浄後はタンク内の汚れた洗浄液を捨てる際に油分吸着部材も廃棄すればよいので、手間を削減することができる。
これによれば、フィルタ面全面に亘り効率よくかつ強く洗浄液を衝突することができるので、効果的にフィルタの汚れを落とすことができる。
<第一実施例>
図1乃至図4は、本発明に係る第一実施例におけるレンジフード1を示す。レンジフード1は、下方で行われる調理によって発生する湯気や油煙等を捕集するための、上方に凹状の内面パネル4を内面に有する薄型のフード部2を有する。フード部2は、そのほぼ中央に位置する連通口6付近で、排気ダクトDに接続された送風機ボックス3と連結される。また、フード部2は、下方に整流板5を備え、フード部2の周囲の風速を高めて、下方から立ち上る油煙等を捕獲しやすくする。さらに、フード部2の底面の背面側寄りに、後述するタンクを収納するためのタンク収納部の蓋44が設けられている。
図15乃至図16を参照し、本実施例における送風機ファン30Aについて説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例との相違点を中心に述べる。送風機ファン30Aは、羽根車32Aと、羽根車32Aに回転力を伝達する動力伝達部材35Aと、羽根車32Aが回転することにより発生する空気の流れを通過させるスリット状の孔34Aを有するフィルタ33Aとを備える点で、上記第一実施例と同じである。
図17乃至図18を参照し、本実施例における送風機ファン30Bについて説明する。なお、重複記載を避けるために、上記実施例との相違点を中心に述べる。送風機ファン30Bは、羽根車32Bと、羽根車32Bに回転力を伝達する動力伝達部材35Bと、羽根車32Bが回転することにより発生する空気の流れを通過させるスリット状の孔34Bを有するフィルタ33Bとを備える点で、上記実施例と同じである。
2 フード部
3 送風機ボックス
4 内面パネル
5 整流板
6 連通口
7 導入部
20 送風機
21 電動機
22 電動機の回転軸
23 ファンケーシング
24 ファンケーシング吸気口
25 ベルマウス
26 ファンケーシング洗浄液排出口
27 ファンケーシング排気口
28 油溜まり
30 送風機ファン
31 羽根
32 羽根車
33 フィルタ
34 孔(スリット)
35 動力伝達部材
36 回転軸
37 吸込み口
40 洗浄機構
41 タンク
42 タンク蓋
43 タンク収納部
44 タンク収納部蓋
45 洗浄液吸上げ口
46 ノズル
47 洗浄液排出口
48 油分吸着部材
49 洗浄液配管
D 排気ダクト
A 空気の流れ
R 内径
P 周囲
C 中心部分
L 羽根車の回転軸方向の長さ
OP 油分
OL 油
Claims (15)
- 円筒状に複数の羽根を配置した羽根車と、
前記羽根車に回転力を伝達する動力伝達部材と、
前記羽根車、前記動力伝達部材、または前記回転力を生ずる電動機の回転軸に取り付けられ、前記羽根車が回転することにより発生する空気の流れを通過させる孔を有するフィルタと、
を備える送風機ファンであって、
前記円筒状に複数の羽根を配置した羽根車の吸込み口から吸い込まれた空気の流れが、前記吸込み口から前記羽根の間の隙間を通って前記フィルタを介さず直接外側に排出されるルートと、前記空気の流れが前記吸込み口からフィルタの孔を通ってその後羽根の間の隙間を通って外側へ排出されるルートの2つのルート
を設けた送風機ファン。 - 前記フィルタが前記動力伝達部材に取り付けられる場合において前記動力伝達部材が前記羽根車に取り付けられる回転軸方向の位置は、空気の流れの上流側吸込み口の位置と吸込み口の位置から回転軸方向の長さの2分の1下流側の位置との間であり、また、
前記フィルタの周囲が前記羽根車に直接取り付けられる場合において、前記フィルタの周囲が羽根に取り付けられる回転軸方向の位置は、空気の流れの上流側吸込み口の位置と吸込み口の位置から回転軸方向の長さの2分の1下流側の位置との間であることを
特徴とする請求項1に記載の送風機ファン。 - 前記フィルタは、前記羽根車の内径全体に亘り設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の送風機ファン。
- 前記フィルタは、前記羽根車または前記動力伝達部材または電動機の回転軸と着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の送風機ファン。
- 前記孔はスリットの形状を有し、前記スリットの長軸方向は、前記フィルタの半径方向の成分を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の送風機ファン。
- 前記スリットの長辺は、前記フィルタの外周側に凸の曲線であり、該曲線は、前記フィルタの外周に近づくほど円周方向の成分を多く含むことを特徴とする請求項5に記載の送風機ファン。
- 前記フィルタまたは前記動力伝達部材が前記羽根車に取り付けられる回転軸方向の位置は前記フィルタの中心部分の回転軸方向の位置と略同じである、または、前記フィルタが電動機の回転軸に取り付けられる回転軸方向の位置はフィルタ外周縁における回転軸方向の位置と略同じであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の送風機ファン。
- 前記フィルタのフィルタ面は前記羽根車の回転軸に略垂直をなすことを特徴とする請求
項1乃至6のいずれかに記載の送風機ファン。 - 前記フィルタは羽根側から回転軸側にわたって設けられ、前記フィルタの羽根側の位置は、前記フィルタの回転軸側の位置より上流側吸込み口から近いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の送風機ファン。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の前記送風機ファンの前記動力伝達部材の中心に回転軸を取り付けた電動機を備え、前記電動機は前記送風機ファンを回転させる送風機。
- 調理により発生する油煙を捕集するレンジフードであって、
請求項10に記載の前記送風機と、
前記送風機を収納する送風機ボックスと、
を備えるレンジフード。 - 洗浄液を溜めるタンクと、
前記タンクからの洗浄液を前記送風機ファンの前記フィルタの空気の流れの上流側のフィルタ面に直接噴射するノズルと、
前記送風機を収めるファンケーシングの下部に洗浄液の排出口と、
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のレンジフード。 - 洗浄液に含まれる油分を吸着する、交換可能な油分吸着部材をさらに備え、
前記タンクは、前記排出口から流出する洗浄液を前記油分吸着部材を介して回収することを特徴とする請求項12に記載のレンジフード。 - 前記油分吸着部材は前記タンクに備えられることを特徴とする請求項13に記載のレンジフード。
- 前記ノズルは、前記フィルタの最小半径位置と最大半径位置を結ぶ範囲を横断する領域に亘り直線状、曲線状、複数の直線状、複数の曲線状、または、その組み合わせにより噴射することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載のレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006265A JP6585349B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 送風機ファン、送風機およびレンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006265A JP6585349B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 送風機ファン、送風機およびレンジフード |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019161187A Division JP6885624B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | 送風機ファン、送風機およびレンジフード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016133001A JP2016133001A (ja) | 2016-07-25 |
JP6585349B2 true JP6585349B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=56437797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015006265A Active JP6585349B2 (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 送風機ファン、送風機およびレンジフード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6585349B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107676303A (zh) * | 2017-09-11 | 2018-02-09 | 佛山市美家生活电器有限公司 | 抽油烟机用的蜗壳风机 |
CN107575405A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-01-12 | 昆山资福机电工程有限公司 | 一种uv漆分离及回收装置 |
CN108223408B (zh) * | 2017-12-29 | 2019-10-01 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 可移动烟机 |
CN109630463B (zh) * | 2018-12-10 | 2020-09-25 | 浙江普森电器有限公司 | 一种集成灶用降噪风轮及其制造方法 |
CN114087218A (zh) * | 2021-09-27 | 2022-02-25 | 深圳市几素科技有限公司 | 加压混流产生器及配置其的手持式无叶风扇 |
CN114110693B (zh) * | 2021-12-01 | 2023-11-21 | 广东万家乐燃气具有限公司 | 一种吸油烟机清洗***及自动清洗方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2604941B2 (ja) * | 1992-05-22 | 1997-04-30 | 松下精工株式会社 | 換気装置 |
JP2001065500A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-16 | Nec Corp | 塵埃除去機能付送風機 |
JP2008286514A (ja) * | 2008-07-31 | 2008-11-27 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP5541013B2 (ja) * | 2010-09-07 | 2014-07-09 | パナソニック株式会社 | レンジフード |
JP5891346B2 (ja) * | 2011-08-24 | 2016-03-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード |
JP6236228B2 (ja) * | 2013-06-12 | 2017-11-22 | 富士工業株式会社 | 着脱構造およびレンジフード |
-
2015
- 2015-01-15 JP JP2015006265A patent/JP6585349B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016133001A (ja) | 2016-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6585349B2 (ja) | 送風機ファン、送風機およびレンジフード | |
TWI570367B (zh) | Ventilator | |
TWI544186B (zh) | Ventilator | |
JP7160394B2 (ja) | 送風機ファン、送風機およびレンジフード | |
JP5530316B2 (ja) | オイルミスト除去装置 | |
JP2008518775A (ja) | 湿式空気清浄機 | |
JP2008520423A (ja) | 湿式空気清浄機 | |
JP2013044470A (ja) | レンジフード | |
WO2013027383A1 (ja) | レンジフード | |
JP5533271B2 (ja) | レンジフード | |
JP6422350B2 (ja) | レンジフード | |
JP2014077622A (ja) | レンジフード | |
JP6640020B2 (ja) | レンジフード | |
JP6609794B2 (ja) | レンジフード | |
JP4429402B2 (ja) | レンジフード | |
JP2016180530A5 (ja) | ||
JP2017187202A (ja) | レンジフード | |
JP2016180530A (ja) | レンジフード | |
JP6730063B2 (ja) | レンジフード | |
JP2019027677A (ja) | フィルタ及びそれを搭載したレンジフード | |
KR20170116324A (ko) | 주방 환기용 후드장치 | |
KR100643888B1 (ko) | 습식 음이온 발생장치가 구비된 공기청정기 | |
JP6730062B2 (ja) | レンジフード | |
JP2017044466A (ja) | レンジフード | |
JP6736333B2 (ja) | レンジフード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6585349 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |