JP6580830B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基材にプラズマ処理を行うプラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、基板の主面に薄膜形成等の表面処理を行う誘導結合方式の装置が開示されている。この装置は、平面形状が矩形の真空容器の4辺の各々に、複数本のアンテナを設け、4辺に設けられた複数本のアンテナに高周波電力を並列に供給する。これにより、この装置はプラズマを発生させて大面積の基板に対する処理を行う。
特許第3751909号公報
例えば、プラズマCVDによる均一な膜厚の薄膜の形成、あるいはプラズマエッチング等による均一なプラズマ処理を行うためには、対象物の主面近傍におけるプラズマイオン密度分布を均一にすることが求められる。
しかしながら、プラズマ処理においては、チャンバー内の反応プロセスが、チャンバー内の圧力、プロセスガスの流量、組成、各アンテナ間の距離、各アンテナとチャンバー内の壁面との距離などに影響を受けた複雑なプロセスとなる。このため、特許文献1のプラズマ処理装置においては、対象物の主面の近傍においてプラズマイオン密度分布を均一化することが困難であるといった問題がある。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたもので、プラズマイオン密度分布の均一性を高めることができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様にかかるプラズマ処理装置は、内部に処理空間を形成するチャンバーと、前記処理空間内で処理対象となる基材を保持する保持部と、前記処理空間内で、前記保持部に保持された前記基材の主面に対向して配置された複数の誘導結合型アンテナと、前記複数の誘導結合型アンテナにそれぞれ高周波電力を供給する高周波電力供給部と、前記処理空間に処理ガスを供給するガス供給部と、を備え、前記複数の誘導結合型アンテナは、前記主面の中央部に対向して配置された少なくとも1つの基準アンテナと、前記主面の端部に対向して配置された複数の補助アンテナと、を有し、前記高周波電力供給部は、前記少なくとも1つの基準アンテナと前記複数の補助アンテナとで異なる高周波電力を供給可能であり、前記主面を視る平面視において互いに直交する第1方向と第2方向とが規定され、前記複数の誘導結合型アンテナが生成する複数の誘導結合プラズマのそれぞれは、前記平面視において前記第1方向に指向しており、前記複数の誘導結合型アンテナの前記第1方向の配置間隔が、前記複数の誘導結合型アンテナの前記第2方向の配置間隔よりも大きく、前記複数の誘導結合プラズマのそれぞれは、前記平面視において前記第1方向を長軸方向とし前記第2方向を短軸方向とする楕円形状の等プラズマ密度線で表現され、前記複数の誘導結合型アンテナのうち相互に隣接する各2つのアンテナの間隔は、前記各2つのアンテナが個別にプラズマを生成する場合の、隣接方向におけるプラズマ密度分布のそれぞれの半値半幅の和以上にされていることを特徴とする。
本発明の第2の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様にかかるプラズマ処理装置であって、前記中央部は前記主面における二次元的な中央に位置し、前記端部は前記中央部の周囲に位置することを特徴とする。
本発明の第3の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様にかかるプラズマ処理装置であって、前記中央部は前記主面における一次元的な中央に位置し、前記端部は前記中央部の両側に位置することを特徴とする。
本発明の第4の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様ないし第3の態様のいずれかにかかるプラズマ処理装置であって、前記高周波電力供給部は、前記複数の補助アンテナのそれぞれについて個別に異なる高周波電力を供給可能であることを特徴とする。
本発明の第5の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様ないし第4の態様のいずれかにかかるプラズマ処理装置であって、前記主面は、前記主面を視る平面視において、幾何学的に対称な形状であり、前記複数の補助アンテナは、前記基材の幾何学的な対称性に対応して対称配置されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第5の態様にかかるプラズマ処理装置であって、前記基材は矩形であり、前記少なくとも1つの基準アンテナは1つの基準アンテナであり、前記複数の補助アンテナは4つの補助アンテナであり、前記1つの基準アンテナは前記基材の前記主面の中心位置に対向して配置され、前記4つの補助アンテナのそれぞれは前記基材の前記主面の4隅のそれぞれに対向して配置されることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様ないし第6の態様のいずれかにかかるプラズマ処理装置であって、前記各2つのアンテナの間隔は300mm以上離れていることを特徴とする。
本発明の第の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様ないし第の態様のいずれかにかかるプラズマ処理装置であって、前記ガス供給部は前記基材の前記主面に膜を形成するためのガスを供給することを特徴とする。
本発明の第の態様にかかるプラズマ処理装置は、本発明の第1の態様ないし第の態様のいずれかにかかるプラズマ処理装置であって、前記ガス供給部は前記基材の前記主面をエッチングするためのガスを供給することを特徴とする。
本発明の第1の態様ないし第の態様では、複数の誘導結合型アンテナが、基材の主面の中央部に対向して配置された少なくとも1つの基準アンテナと、基材の主面の端部に対向して配置された複数の補助アンテナと、を有し、高周波電力供給部は少なくとも1つの基準アンテナと複数の補助アンテナとで異なる高周波電力を供給可能である。このため、基材の主面の中央部と端部とにおいてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
本発明の第4の態様では、高周波電力供給部が、複数の補助アンテナのそれぞれについて個別に異なる高周波電力を供給可能である。このため、基材の主面の近傍においてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
本発明の第5の態様では、基材の主面は該主面を視る平面視において幾何学的に対称な形状であり、複数の補助アンテナは基材の幾何学的な対称性に対応して対称配置されている。このように、処理対象物(基材)の形状に対応して処理主体(アンテナ)が配置されることで、基材の主面の近傍においてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
本発明の第の態様では、基材の主面を視る平面視において互いに直交する第1方向と第2方向とが規定され、複数の誘導結合型アンテナが生成する複数の誘導結合プラズマのそれぞれはこの平面視において第1方向に指向しており、複数の誘導結合型アンテナの第1方向の配置間隔が第2方向の配置間隔よりも大きい。すなわち、生成される誘導結合プラズマの指向性が大きい第1方向で各アンテナが疎に配され、生成される誘導結合プラズマの指向性が小さい第2方向で各アンテナが密に配される。このように、各誘導結合型アンテナの電気的特性に応じて各誘導結合型アンテナの配置密度が定められることで、基材の主面の近傍においてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
本発明の第の態様では、複数の誘導結合型アンテナのうち相互に隣接する各2つのアンテナの間隔が、各2つのアンテナが個別にプラズマを生成する場合の、隣接方向におけるプラズマ密度分布のそれぞれの半値半幅の和以上にされている。このように、隣接する各2つのアンテナの間隔が特定距離以上とされることで、各2つのアンテナ間での相互作用が低減され、基材の主面の近傍においてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。

プラズマ処理装置の概略構成を模式的に示すXZ側面図である。 5個の誘導結合型アンテナと基材との位置関係を模式的に示す上面図である。 1個の誘導結合型アンテナによって生ずるプラズマイオン密度分布を等値線形式で示す上面図である。 360mmの間隔で配置された2本の誘導結合型アンテナを有するプラズマ処理装置におけるプラズマイオン密度分布の測定例をグラフ形式で示す図である。 180mmの間隔で配置された2本の誘導結合型アンテナを有するプラズマ処理装置におけるプラズマイオン密度分布の測定例をグラフ形式で示す図である。 1個の基準アンテナのみを点灯した場合における基材の主面上でのエッチング速度を示す図である。 1個の基準アンテナおよび4個の補助アンテナを点灯した場合における基材の主面上でのエッチング速度を示す図である。 6個の誘導結合型アンテナと基材との位置関係を模式的に示す上面図である。 2個の基準アンテナのみを点灯した場合における基材の主面上でのエッチング速度を示す図である。 2個の基準アンテナおよび4個の補助アンテナを点灯した場合における基材の主面上でのエッチング速度を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図面では同様な構成および機能を有する部分に同じ符号が付され、下記説明では重複説明が省略される。また、各図面は模式的に示されたものである。なお、一部の図面には、方向関係を明確にする目的で、Z軸を鉛直方向の軸としXY平面を水平面とするXYZ直交座標軸が適宜付されている。
<1 第1実施形態>
<1.1 プラズマ処理装置100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係るプラズマ処理装置100の概略構成を模式的に示すXZ側面図である。図2は、5個の誘導結合型アンテナ41と基材9との位置関係を模式的に示す上面図である。
プラズマ処理装置100は、処理対象物である基材の主面Sをエッチングする装置である。プラズマ処理装置100は、内部に処理空間Vを形成する処理チャンバー1と、処理空間V内で基材9を保持する保持部2と、処理空間V内にプラズマを発生させるプラズマ発生部4と、処理空間Vにガスを供給するガス供給部6と、処理空間V内からガスを排気する排気部7と、を備える。また、プラズマ処理装置100は、上記の各構成要素を制御する制御部8を備える。
処理チャンバー1は内部に処理空間Vを有する中空部材である。ここで、処理空間Vとは、複数の誘導結合型アンテナ41によってプラズマ処理(本実施形態では、エッチング処理)が実行される空間である。
処理チャンバー1の天板11には、複数の誘導結合型アンテナ41を鉛直方向に沿って貫通させるための複数の貫通孔が設けられている。各誘導結合型アンテナ41は、側面視において略U字形状のアンテナであり、その円弧状部分が処理空間V側に突出するように天板11に設けられる。誘導結合型アンテナ41のうち鉛直方向に伸びる2箇所が2個の貫通孔を通過し、該誘導結合型アンテナ41が天板11に固定される。本実施形態では、5個の誘導結合型アンテナ41が10個の貫通孔を通じて天板11に固定される。各貫通孔は各誘導結合型アンテナ41によって塞がれており、処理チャンバー1内の密閉性が保たれる。
保持部2は、基材9をその主面Sが上方を向くように水平姿勢で保持する。これにより、保持部2に保持された基材9の主面Sは、5個の誘導結合型アンテナ41と対向して配される。保持部2の下方には、基材9を加熱または冷却するための温調機構(図示せず)が設けられてもよい。
プラズマ発生部4は、処理空間V内においてエッチングガスを励起してプラズマを発生させる。プラズマ発生部4は、誘導結合タイプの高周波アンテナである5個の誘導結合型アンテナ41を備える。各誘導結合型アンテナ41は、金属製のパイプ状導体をU字形状に曲げたものを石英などの誘電体で覆ったものである。誘導結合型アンテナ41は、LIA(Low Inductance Antenna)とも称される。
図2に示されるように、5個の誘導結合型アンテナ41は、水平面に沿って千鳥状に配置される。5個の誘導結合型アンテナ41は、基材9の主面Sの中央部に対向して配置される1個の誘導結合型アンテナ(以下、「基準アンテナ41a」とも呼ぶ)と、基材9の主面Sの端部に対向して配置される4個の誘導結合型アンテナ(以下、「補助アンテナ41b」とも呼ぶ)と、を有する。ここにおいて、主面Sの中央部とは主面Sにおける二次元的な中央に位置する部分であり、主面Sの端部とは中央部の周囲に位置する部分である。なお、図1では、図の断面部分で1個の基準アンテナ41aが描かれ、図の奥側(+Y側)に2個の補助アンテナ41bが描かれている。
基材9は上面視において矩形である。そして、1個の基準アンテナ41aは主面Sの中心位置に対向して配置され、4個の補助アンテナ41bのそれぞれは主面Sの4隅のそれぞれに対向して配置される。各補助アンテナ41bの配置態様には、各補助アンテナ41bが基材9の端部の内側近傍に対向される態様と、各補助アンテナ41bが基材9の端部の外側近傍に対向される態様と、の双方が含まれる。本実施形態では、図2に示すように後者の配置態様が採用されている。また、各誘導結合型アンテナ41は、その両端がX方向に並ぶように配置される。
各誘導結合型アンテナ41の一端は、各マッチングボックス430を介して、各高周波電源440に接続されている。また、各誘導結合型アンテナ41の他端は接地されている。各高周波電源440が交流電圧を印加し、各誘導結合型アンテナ41に高周波電流が流されると、各誘導結合型アンテナ41の周囲の電界により電子が加速されてプラズマ(誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP))が発生する。5個のマッチングボックス430および5個の高周波電源440は、5個の誘導結合型アンテナ41のそれぞれについて個別に異なる高周波電力を供給可能な高周波電力供給部として機能する。このような構成となっているので、制御部8の制御下で各誘導結合型アンテナ41によって個々にプラズマが生成され、処理空間V内におけるプラズマイオン密度分布がより高精度に調整される。
図3は、1個の誘導結合型アンテナ41によって生ずるプラズマイオン密度分布を等値線形式で示す上面図である。図3は、1個の誘導結合型アンテナ41のうち鉛直方向に伸びる2箇所を断面とした上面視で描かれている。図3における濃淡はプラズマイオン密度の高低を示し、濃く描かれている部分は薄く描かれている部分よりもプラズマイオン密度が高い。
図3に示されるように、各誘導結合型アンテナ41によって生成される各誘導結合プラズマはXY平面視においてY方向(第1方向)を長軸方向としX方向(第2方向)を短軸方向とする楕円形状の等プラズマ密度線で表現される。すなわち、楕円中心からY方向に沿って遠ざかる方が、X方向に沿って遠ざかるよりも、プラズマイオン密度の減衰がなだらかである。また、図2に示されるように、各誘導結合型アンテナ41のY方向の配置間隔Dyは、各誘導結合型アンテナ41のX方向の配置間隔Dxよりも大きい。このように、個々の誘導結合型アンテナ41においてプラズマ密度が低下しやすいX方向についてより密に各誘導結合型アンテナ41が配置されているため、処理空間V内におけるプラズマイオン密度がより均一に調整される。
ガス供給部6は、エッチングガスの供給源61と、エッチングガスを処理空間Vに供給する複数のノズル(図示せず)と、供給源61と複数のノズルとを接続する配管62と、配管62の経路途中に設けられたバルブ63とを備えている。複数のノズル(本実施形態では5個のノズル)は、複数の誘導結合型アンテナ41のそれぞれに対応してそれぞれ設けられている。
例えば、エッチングガスとしてアルゴンガス等が各ノズルから処理空間V内に供給される。また、複数種類のガスが各ノズルから処理空間V内に供給されても良い。バルブ63は、配管62を流れるガスの流量を自動調整できるバルブであることが好ましく、例えば、マスフローコントローラ等を含んで構成されることが好ましい。
排気部7は、高真空排気系であり、真空ポンプ71と、排気配管72と、排気バルブ73と備える。排気配管72は、一端が真空ポンプ71に接続され、他端が処理空間Vに連通接続される。また、排気バルブ73は、排気配管72の経路途中に設けられる。排気バルブ73は、例えば、APC(オートプレッシャーコントローラ)等を含んで構成され、排気配管72を流れるガスの流量を自動調整できるバルブである。この構成において、真空ポンプ71が作動された状態で、排気バルブ73が開放されると、処理空間V内の気体が排気される。
制御部8は、プラズマ処理装置100が備える各構成要素と電気的に接続され(図1では簡略的に図示)、これら各構成要素を制御する。制御部8は、例えば、各種演算処理を行うCPU、プログラム等を記憶するROM、演算処理の作業領域となるRAM、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶するハードディスク、LAN等を介したデータ通信機能を有するデータ通信部等がバスラインなどにより互いに接続された、一般的なコンピュータにより構成される。また、制御部8は、各種表示を行うディスプレイ、キーボードおよびマウスなどで構成される入力部等と接続されている。プラズマ処理装置100においては、制御部8の制御下で、基材9に対して定められた処理が実行される。
<1.2 アンテナ間隔とプラズマイオン密度との関係>
図4は、360mmの間隔で配置された2本の誘導結合型アンテナ41を有するプラズマ処理装置におけるプラズマイオン密度分布の測定例をグラフ形式で示す図である。図5は、180mmの間隔で配置された2本の誘導結合型アンテナ41を有するプラズマ処理装置におけるプラズマイオン密度分布の測定例をグラフ形式で示す図である。図4および図5では、黒丸の印を繋ぐ二点鎖線の頂点に対応する位置に一方の誘導結合型アンテナ41が配され、白丸の印を繋ぐ破線の頂点に対応する位置に他方の誘導結合型アンテナ41が配される。また、図中に示されるイオン飽和電流値は、プラズマイオン密度を評価可能な指標値である。
図4および図5において、黒丸の印は、一方の誘導結合型アンテナ41が点灯した場合におけるイオン飽和電流値(実測値1)をプロットしたものである。白丸の印は、他方の誘導結合型アンテナ41が点灯した場合におけるイオン飽和電流値(実測値2)をプロットしたものである。黒菱形の印は、双方の誘導結合型アンテナ41が点灯した場合におけるイオン飽和電流値(実測値3)をプロットしたものである。白菱形の印は、実測値1と実測値2との和で得られる予測値をプロットしたものである。ここにおいて、「誘導結合型アンテナ41が点灯する」とは、誘導結合型アンテナ41に高周波電力が供給され誘導結合型アンテナ41がプラズマを生成することを意味する。
2つの誘導結合型アンテナ41の配置間隔が360mmである場合には、実測値3と予測値とがほぼ一致する(図4)。他方、2つの誘導結合型アンテナ41の配置間隔が180mmである場合には、実測値3が予測値を大きく上回る(図5)。このように実測値3が予測値を上回る現象はアンテナ間隔が短い場合に両アンテナが相互に作用することに起因して生じたものと考えられる。
したがって、隣接する2つのアンテナ間隔が特定距離以上離れていれば、上記現象の発生が抑制され、実測値1と実測値2との和で得られる予測値を基に実測値3が予測可能となる。これにより、複数のアンテナが点灯した場合のプラズマイオン密度が個々のアンテナが点灯した場合のプラズマイオン密度を基に予測可能となり、処理空間V内におけるプラズマイオン密度分布がより高精度に調整される。この特定距離としては、例えば、2つのアンテナのそれぞれが個別にプラズマを生成する場合の、隣接方向におけるプラズマ密度分布のそれぞれの半値半幅の和を採用しうる。また、隣接する2つのアンテナ間隔が特定距離として300mm以上離れていればより望ましい。
<1.3 プラズマイオン密度分布の調整>
図6は、1個の基準アンテナ41aのみを点灯した場合における主面S上でのエッチング速度を示す図である。図6中で薄く描かれている領域はエッチング速度が40〜50μm/時である領域であり、濃く描かれている領域はエッチング速度が30〜40μm/時である領域である。図7は、1個の基準アンテナ41aおよび4個の補助アンテナ41bを点灯した場合における主面S上でのエッチング速度を示す図である。図7中で薄く描かれている領域はエッチング速度が126〜129μm/時である領域であり、濃く描かれている領域はエッチング速度が129〜130μm/時である領域である。なお、図6および図7では、基材9の主面Sが140mm四方である場合について描かれている。
図6に示されるように、1個の基準アンテナ41aのみを点灯する場合には、主面Sのうち該基準アンテナ41aと対向する位置(すなわち、主面Sの中心位置)でエッチング速度が最大値(47.93μm/時)となり、主面Sの周囲に向かうにつれてエッチング速度が低下する。このとき、エッチング速度の最大値(47.93μm/時)と最小値(36.13μm/時)との差は、11.80μm/時となる。他方、図7に示されるように、1個の基準アンテナ41aおよび4個の補助アンテナ41bを点灯する場合には、主面Sの面内でエッチング速度がほぼ均一に調整される。このとき、エッチング速度の最大値(129.26μm/時)と最小値(127.14μm/時)との差は、2.12μm/時となる。
このように、1個の基準アンテナ41aと4個の補助アンテナ41bとを備える本実施形態の態様では、1個の基準アンテナ41aのみを有する他の態様に比べて、処理対象である基材9の主面Sにより均一な速度でエッチング処理を行うことが可能である。
本実施形態の態様において均一な速度でエッチング処理を行うことが可能な理由は以下の通りである。プラズマイオン密度およびエッチング速度は正の相関があることが知られている。このため、より均一な速度でエッチングを行うためには、より均一なプラズマイオン分布で処理空間V内にプラズマを生成すればよい。本実施形態では、1個の基準アンテナ41aが主面Sの中央部に対向して配置され、4個の補助アンテナ41bが主面Sの端部に対向して配置される。より具体的には、1個の基準アンテナ41aが主面Sの中心位置に対向して配置され、4個の補助アンテナ41bのそれぞれが主面Sの4隅のそれぞれに対向して配置される。また、各誘導結合型アンテナ41には個別に所望の高周波電力が供給される。これにより、主面S上の中央部と端部とにおいてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。また、本実施形態では、個々の誘導結合型アンテナ41においてプラズマ密度が低下しやすいX方向についてより密に各誘導結合型アンテナ41が配置されている。これにより、主面S上においてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
基材9へのプラズマ処理に先立って、各誘導結合型アンテナ41へ供給されるべき高周波電力の各値(所望のプラズマ密度分布を得るための高周波電力の各値)が試行錯誤的に取得され、これら各値が制御部8に記憶される。その後、プラズマ処理の際に、上記各値で各誘導結合型アンテナ41が点灯され、所望のエッチング処理が実行される。また別の例として、各誘導結合型アンテナ41へ供給されるべき高周波電力の各値がプラズマ処理中にリアルタイムで確定されてもよい。この場合、処理空間V内に複数のセンサ(例えば、イオン飽和電流値を検出するプローブ)が設けられ、該複数のセンサからの検出結果を基にリアルタイムで上記各値が確定される。
<1.4 プラズマ処理装置の動作>
続いて、プラズマ処理装置100において実行される処理全体の流れについて説明する。以下に説明する処理は、制御部8の制御下で実行される。
まず、図示しない搬送ロボットによって保持部2に基材9が保持される。また、排気部7が処理チャンバー1内の気体を排気して、処理チャンバー1を真空状態とする。処理チャンバー1の内部が真空状態となると、ガス供給部6が処理空間Vへのエッチングガスの供給を開始する。
また、これらのガス供給が開始されるのと同時に、高周波電源440から各誘導結合型アンテナ41に高周波電力が供給される。これにより、誘導結合型アンテナ41の周囲の高周波誘導磁界により電子が加速されて、誘導結合プラズマが発生する。その結果、エッチングガスがプラズマ化して対象物に作用し、処理空間V内で基材9上の主面Sに対してエッチング処理が進行する。この際、上述した原理によって、主面S上で均一にエッチング処理が進行する。
その後、エッチング処理の完了した基材9が搬送ロボットによって保持部2からプラズマ処理装置100の外部へと搬出される。
<2 第2実施形態>
図8は、第2実施形態のプラズマ処理装置100Aにおいて、6個の誘導結合型アンテナ41と基材9との位置関係を模式的に示す上面図である。図9は、2個の基準アンテナ41aのみを点灯した場合における主面S上でのエッチング速度を示す図である。図10は、2個の基準アンテナ41aおよび4個の補助アンテナ41bを点灯した場合における主面S上でのエッチング速度を示す図である。図9および図10において、薄く描かれている領域はエッチング速度が10〜15μm/時である領域であり、濃く描かれている領域はエッチング速度が5〜10μm/時である領域である。なお、図9および図10では、長辺500mm短辺400mmの矩形状の主面Sのうちエッチング処理が施される中心側領域(長辺450mm短辺350mmの矩形状の領域)が描かれている。
以下では、図8〜図10を参照しつつ第2実施形態のプラズマ処理装置100Aについて説明するが、上記実施形態と同一の要素については同一の符号を付し重複説明を省略する。
第2実施形態のプラズマ処理装置100Aでは、誘導結合型アンテナ41の個数および配置に関して、上記第1実施形態のプラズマ処理装置100と異なる。したがって、以下では、主として第2実施形態における誘導結合型アンテナ41の個数および配置に関して説明する。
プラズマ処理装置100Aは、基材9の主面Sの中央部に対向して配置される2個の基準アンテナ41aと、基材9の主面Sの端部に対向して配置される4個の補助アンテナ41bと、を有する。ここにおいて、主面Sの中央部とは主面Sにおける一次元的な中央(Y方向における中央)に位置する部分であり、主面Sの端部とは中央部の両側(±Y側)に位置する部分である。
第2実施形態のように、各基準アンテナ41aおよび各補助アンテナ41bが一次元的に配列される態様は、その配列方向(Y方向)に沿って長い主面Sを有する基材9に対してプラズマ処理を行う場合に特に好適である。他方、第1実施形態のように、基準アンテナ41aおよび各補助アンテナ41bが二次元的に配列される態様は、中心対称か或いは中心対称に近い主面Sを有する基材9に対してプラズマ処理を行う場合に特に好適である。
基材9は上面視において矩形である。そして、4個の補助アンテナ41bのそれぞれは主面Sの4隅のそれぞれ(より具体的には、4隅の内側近傍のそれぞれ)に対向して配置される。2個の基準アンテナ41aは、4個の補助アンテナ41bのY方向中間位置にそれぞれ配置される。また、各誘導結合型アンテナ41は、その両端がX方向に並ぶように配置される。このような配置となっているため、各誘導結合型アンテナ41を点灯することにより、主面S上の中央部と端部とにおいてより均一なプラズマ密度分布でプラズマが生成される。
各誘導結合型アンテナ41の一端は、各マッチングボックス430を介して、各高周波電源440に接続されている。また、各誘導結合型アンテナ41の他端は接地されている。各高周波電源440が交流電圧を印加し、各誘導結合型アンテナ41に高周波電流が流されると、各誘導結合型アンテナ41の周囲の電界により電子が加速されてプラズマ(誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP))が発生する。このような構成となっているので、制御部8の制御下で各誘導結合型アンテナ41によって個々にプラズマが生成され、処理空間V内におけるプラズマイオン密度分布がより高精度に調整される。
図9に示されるように、2個の基準アンテナ41aのみを点灯する場合には、主面SのうちY方向中央側の位置でエッチング速度が最大値(14.1μm/時)となり、主面SのY方向両端側に向かうにつれてエッチング速度が低下する。このとき、エッチング速度の最大値(14.1μm/時)と最小値(7.6μm/時)との差は、6.5μm/時となる。他方、図10に示されるように、2個の基準アンテナ41aおよび4個の補助アンテナ41bを点灯する場合には、主面Sの面内でエッチング速度がほぼ均一に調整される。このとき、エッチング速度の最大値(14.0μm/時)と最小値(11.8μm/時)との差は、2.2μm/時となる。
このように、2個の基準アンテナ41aと4個の補助アンテナ41bとを備える本実施形態の態様では、2個の基準アンテナ41aのみを有する他の態様に比べて、処理対象である基材9の主面Sにより均一な速度でエッチング処理を行うことが可能である。
<3 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上記各実施形態では、プラズマ処理装置をエッチング処理に適用する場合について説明しているが、本発明に係るプラズマ処理装置は種々のプラズマ処理に適用可能である。例えば、ガス供給部6から処理空間V内に供給するガスの種類をエッチングガスから成膜ガスへと変更することで、プラズマ処理装置を成膜処理に適用することが可能である。この場合、上記実施形態のように処理空間V内でプラズマイオン密度分布を平坦化することで、基材9の主面Sに均一な膜厚で成膜処理を行うことができる。
また、上記各実施形態における各部の個数についても変更が可能である。例えば、基準アンテナの個数は少なくとも1つあれば何個であっても構わない。また、補助アンテナの個数も複数であれば何個であっても構わない。
また、上記各実施形態では、高周波電力供給部が複数の誘導結合型アンテナ41のそれぞれについて個別に異なる高周波電力を供給可能な構成について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、高周波電力供給部は少なくとも1つの基準アンテナと複数の補助アンテナとで異なる高周波電力を供給可能であればよく、複数の補助アンテナのそれぞれには同一の高周波電力が供給されても良い。この場合、簡易な制御でプラズマイオン密度分布を調整しうる。なお、プラズマイオン密度分布の調整をより高精度に行う観点から言えば、上記各実施形態のように各誘導結合型アンテナ41について個別に所望の高周波電力が供給される構成のほうが望ましい。
また、上記各実施形態では、基材9の主面Sが矩形状である場合について説明したが、基材9の主面Sは他の形状であってもよい。主面Sを視る平面視において該主面Sが幾何学的に対称な形状の場合、複数の補助アンテナ41bは、主面Sの幾何学的な対称性に対応して対称配置されることが望ましい。例えば、主面Sの形状が円形状であれば、複数の補助アンテナ41bが円の中心点から点対称となるように配置されることが望ましい。これにより、主面Sに対して、プラズマイオン密度分布をより均一に調整することが可能となる。
また、上記第1実施形態では、各誘導結合プラズマが楕円形状の等プラズマ密度線で表現される場合について説明したが、各誘導結合プラズマが他の指向性を有していてもよい。一般に、各誘導結合プラズマが主面Sを見る平面視において第1方向に指向している場合(等プラズマ密度線が第1方向に長くなる場合)、複数の誘導結合型アンテナ41の第1方向の配置間隔が第2方向(上記平面視において第1方向と直交する方向)の配置間隔よりも大きいことが望ましい。これにより、個々の誘導結合型アンテナ41においてプラズマ密度が低下しやすい第2方向についてより密に各誘導結合型アンテナ41が配置され、プラズマイオン密度分布がより均一に調整される。
以上、実施形態およびその変形例に係るプラズマ処理装置について説明したが、これらは本発明に好ましい実施形態の例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。本発明は、その発明の範囲内において、各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 処理チャンバー
2 保持部
4 プラズマ発生部
6 ガス供給部
7 排気部
9 基材
41 誘導結合型アンテナ
41a 基準アンテナ
41b 補助アンテナ
100,100A プラズマ処理装置
Dx,Dy 配置間隔
S 主面

Claims (9)

  1. 内部に処理空間を形成するチャンバーと、
    前記処理空間内で処理対象となる基材を保持する保持部と、
    前記処理空間内で、前記保持部に保持された前記基材の主面に対向して配置された複数の誘導結合型アンテナと、
    前記複数の誘導結合型アンテナにそれぞれ高周波電力を供給する高周波電力供給部と、
    前記処理空間にガスを供給するガス供給部と、
    を備え、
    前記複数の誘導結合型アンテナは、
    前記主面の中央部に対向して配置された少なくとも1つの基準アンテナと、
    前記主面の端部に対向して配置された複数の補助アンテナと、
    を有し、
    前記高周波電力供給部は、前記少なくとも1つの基準アンテナと前記複数の補助アンテナとで異なる高周波電力を供給可能であり、
    前記主面を視る平面視において互いに直交する第1方向と第2方向とが規定され、
    前記複数の誘導結合型アンテナが生成する複数の誘導結合プラズマのそれぞれは、前記平面視において前記第1方向に指向しており、
    前記複数の誘導結合型アンテナの前記第1方向の配置間隔が、前記複数の誘導結合型アンテナの前記第2方向の配置間隔よりも大きく、
    前記複数の誘導結合プラズマのそれぞれは、前記平面視において前記第1方向を長軸方向とし前記第2方向を短軸方向とする楕円形状の等プラズマ密度線で表現され
    前記複数の誘導結合型アンテナのうち相互に隣接する各2つのアンテナの間隔は、前記各2つのアンテナが個別にプラズマを生成する場合の、隣接方向におけるプラズマ密度分布のそれぞれの半値半幅の和以上にされていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記中央部は前記主面における二次元的な中央に位置し、前記端部は前記中央部の周囲に位置することを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項1に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記中央部は前記主面における一次元的な中央に位置し、前記端部は前記中央部の両側に位置することを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記高周波電力供給部は、前記複数の補助アンテナのそれぞれについて個別に異なる高周波電力を供給可能であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記主面は、前記主面を視る平面視において、幾何学的に対称な形状であり、
    前記複数の補助アンテナは、前記基材の幾何学的な対称性に対応して対称配置されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 請求項5に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記基材は矩形であり、
    前記少なくとも1つの基準アンテナは1つの基準アンテナであり、前記複数の補助アンテナは4つの補助アンテナであり、
    前記1つの基準アンテナは前記基材の前記主面の中心位置に対向して配置され、前記4つの補助アンテナのそれぞれは前記基材の前記主面の4隅のそれぞれに対向して配置されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記各2つのアンテナの間隔は300mm以上離れていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記ガス供給部は前記基材の前記主面に膜を形成するためのガスを供給することを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記ガス供給部は前記基材の前記主面をエッチングするためのガスを供給することを特徴とするプラズマ処理装置。
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