JP6575210B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された情報の出力に用いられるプリンタの一態様として、インクジェット方式を採用したプリンタ(以降、インクジェットプリンタとする)がある。インクジェットプリンタは、インクを吐出するノズルを含む記録ヘッドが搭載され、記録ヘッド内のインク液室に圧力を加えて記録媒体である用紙に対してインクを吐出することにより、画像形成を実行する。
このようなインクジェットプリンタにおいては、インクを吐出する記録ヘッドに対向して配置される部分(以降、「対向部材」とする)の上を用紙が搬送され、搬送される用紙に対して記録ヘッドからインクが吐出される。また、記録ヘッドは、用紙が搬送される方向(以降、「副走査方向」とする)とは垂直な方向(以降、「主走査方向」とする)に移動しながらインクを吐出することにより、用紙の全面に対するインクの吐出が実現される。
そのような構成において、対向部材に対してインクが吐出されてしまうことを防止するため、対向部材上を搬送される用紙の主走査方向の両端の位置を検知することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたような技術を用いることにより用紙の端部が検知されると、仮にインクを吐出するべき画像の領域であったとしても、用紙の端部よりも外側の領域は上述した対向部材であるため、インクの吐出が禁止される。これにより、上述したように対向部材に対するインクの吐出が防がれる。
ここで、特許文献1に開示された技術においては、光学式のセンサを用いて記録ヘッドに対向している部分を読み取っている。そして、その読み取り結果の信号強度が高い場合、即ち、対向している部分の輝度が所定の閾値よりも高い場合には、用紙が存在すると判断している。
このような判断は、普通紙のように輝度の高い紙面を有する用紙であれば特に問題なく用紙の有無を判断することが可能である。しかしながら、トレーシングペーパーや濃い色の用紙等、輝度が低く、光学センサによる読み取り結果の信号強度が低くなる場合、判断が難しい。
そのような場合、閾値を下げることによって対向することになるが、閾値を下げ過ぎると上述した対向部材との区別が難しくなってしまう。そして、用紙の紙面上の輝度は一様ではなく、部分によってバラつきがあるため、ある部分では用紙ありと判断されたとしても他の部分では用紙無しと判断されてしまうようなことが起こり得る。
上述したように、用紙有無の判断結果に従ってインクの吐出禁止制御を行うような場合、用紙有無の判断の誤りは、出力される画像の欠陥となってしまう。即ち、上述したような輝度の低い用紙において紙面上の位置に応じた輝度のバラつきにより、検知信号が一時的に閾値を下回ってしまった場合、その位置が用紙の端部として判断されるため、それ以降の範囲には用紙があるにも関わらずインクの吐出が禁止され、画像が形成されなくなってしまう。
尚、このような課題は用紙に限定されるものではなく、画像を形成する対象の記録媒体が、上述したような輝度の低いものであれば同様に課題となり得る。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、表面を読み取ることによる記録媒体の検知処理を高精度に行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、インクを吐出する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出することにより記録媒体上に画像形成出力を行う画像形成装置であって、前記キャリッジに搭載され、前記インクを吐出する方向に対して照射された光の反射光の強度に応じた信号を出力する光学センサと、前記光学センサの出力信号に基づいて前記キャリッジの移動範囲における記録媒体の位置を検知し、記録媒体の位置に対してのみインクが吐出されるように制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記光学センサの出力信号に応じた値が閾値を上回った場合に、前記値が前記閾値を上回ったタイミングにおける光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の開始位置と判断し、前記光学センサの出力信号に応じた値が前記閾値を下回る前記読み取り位置が、前記開始位置が判断された後に前記キャリッジが移動した区間の所定の区間以上で連続したとき、前記値が前記閾値を下回ったタイミングにおける前記光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の終了位置と判断することを特徴とする。
本発明によれば、表面を読み取ることによる記録媒体の検知処理を高精度に行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における画像形成機構を示す図である。 本発明の実施形態に係る対向部材の概観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る対向部材の断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る用紙センサの機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る記録ヘッドからのインクの吐出時におけるキャリッジの移動態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る普通紙の用紙検知結果の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレーシングペーパーの用紙検知結果の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の用紙検知動作を示すフローチャートである、 本発明の実施形態に係る用紙検知動作の過程において生成される情報を示す図である。 本発明の実施形態に係る普通紙の用紙検知結果の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙検知動作によって生成される情報を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレーシングペーパーの用紙検知結果の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るキャリッジの構成と用紙エンドの判定閾値との関係を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る記録ヘッドからのインクの吐出時におけるキャリッジの移動態様を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る用紙検知動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る予め画像が描画された用紙の用紙検知結果の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙検知動作によって生成される情報を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、インクジェット方式を採用する画像形成装置であって、且つ大型の用紙に対する画像形成出力を行う幅広タイプの装置を例として説明する。そのような装置において、キャリッジに設けられたセンサによる用紙有無の検知処理が本実施形態に係る要旨の1つである。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概観を示す斜視図である。本実施形態に係る画像形成装置1はシリアル型インクジェット記録装置であり、図1に示すように記録装置1a及びそれを支持する本体フレーム1bを備えている。記録装置1aの内部にはガイドロッド2が掛け渡され、このガイドロッド2に、キャリッジ3が図中の矢印A方向に動作可能なように保持される。この矢印A方向が主走査方向である。
キャリッジ3はタイミングベルト4の一部に固定されており、主走査モータ5と駆動プーリ6によってタイミングベルト4を駆動させることで主走査方向に往復移動する。タイミングベルト4には加圧コロ7によって張力が掛けられており、たるむことなくキャリッジ3を駆動させることができる。
記録媒体となる用紙はキャリッジ3が往復移動する範囲の直下を図中の矢印B方向、即ち主走査方向に対して垂直且つ紙面に平行な方向へ間欠的に搬送される。この矢印B方向が副走査方向である。キャリッジ3に搭載された記録ヘッドからインクが吐出されることにより、用紙上に画像が形成される。
また、記録装置1aには、記録ヘッドにインクを供給するカートリッジ8及び記録ヘッドをクリーニングする維持機構9が備えられている。キャリッジ3内には、エンコーダセンサが配置されている。キャリッジ3の移動を制御する制御部は、主走査方向に掛け渡されたエンコーダシートの連続的な読み取り結果を参照することにより、キャリッジ3の主走査方向位置を検知しながら駆動する。
図2は、記録装置1aにおける画像形成機構を示す図である。図2に示すように、記録装置1aにおいては、ガイドロッド2が左側板、右側板間に掛け渡され、このガイドロッドにキャリッジが軸受け部により保持され、キャリッジ走査方向に移動可能となっている。
キャリッジ3にはインク滴を吐出する記録ヘッド31C、31M、31Y、31K(以降、総じて記録ヘッド31とする)が搭載されている。また、キャリッジ3には用紙センサ32が搭載されている。そして、キャリッジ3を移動走査する主走査機構は、図1において説明した主走査モータ5、駆動プーリ6、加圧コロ7及びタイミングベルト4によって構成される。
キャリッジ3の主走査方向に沿うようにエンコーダシート10が配置されており、キャリッジ3に搭載されたエンコーダセンサ33によってエンコーダシート10を読み取ることで、キャリッジ3の主走査位置を検知することができる。キャリッジ3が移動する主走査方向の移動範囲の直下には対向部材11が配置されており、この対向部材11上を用紙が搬送される。
図3は、本実施形態に係る対向部材11の概観を示す図である。また、図4は、図3の切断線AAによる断面図である。図3、図4に示すように、対向部材11には凹部11a及び吸気口11bが設けられている。そして、吸気口11bからの吸気により対向部材11上を搬送される用紙が対向部材11に吸い寄せられ、対向部材11からの用紙の浮き上がりを防いでいる。
図5は、本実施形態に係るキャリッジ3の移動態様を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る記録装置1aにおいては、キャリッジ3が図中の矢印の方向に移動しながら記録ヘッド31からインクが吐出されることにより画像形成出力が実行される。
そして図5に示すように、用紙センサ32は、キャリッジ3がインクを吐出しながら移動する際の先頭側、即ち移動方向の下流側に配置されている。これにより、キャリッジ3が記録ヘッド31からインクを吐出しながら移動する際には、用紙センサ32によって用紙が検知されてから記録ヘッド31のノズルが吐出位置に到達することとなる。
次に、本実施形態に係る記録装置1aの機能構成について説明する。図6に示すように、本実施形態に係る記録装置1aは、上述したキャリッジ3、主走査モータ5に加えて、コントローラ100、操作パネル20、副走査モータ12を含む。
操作パネル20は、画像形成装置1に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作部及び表示部として機能するユーザインタフェースである。副走査モータ12は、画像の出力対象である用紙を搬送するためのローラを回転させるモータである。
コントローラ100は、画像形成装置1の動作を制御する制御部であり、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、NVRAM(Non Volatile RAM)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、ホストI/F106、印刷制御部107、モータ駆動部108及びI/O109を含む。
CPU101は演算手段であり、コントローラ100各部の動作を制御する。ROM102は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM103は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU101が情報を処理する際の作業領域として用いられる。NVRAM104は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、制御プログラムや制御用のパラメータが格納される。
ASIC105は、画像形成出力に際して必要な画像処理を実行するハードウェア回路である。ホストI/F106は、画像形成出力の実行命令など、上位の装置から情報を受信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。I/O109は、用紙センサ32やエンコーダセンサ33等の各種センサからの信号をコントローラ100に入力するためのポートである。
印刷制御部107は、キャリッジ3に含まれる記録ヘッド31を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む。モータ駆動部108は、主走査モータ5及び副走査モータ12を駆動する。
出力対象の画像データは、上述したように、コントローラ100においてホストI/F106に入力され、ホストI/F内の受信バッファに格納される。CPU101は、ROM102内のプログラムやRAM103にロードされたプログラムに従って演算を行い、各種の機能を実現する。具体的に、CPU101は、ホストI/F106に含まれる受信バッファ内の画像データを読み出して解析し、ASIC105を制御して必要な画像処理、データの並び替え処理等を行なう。その後、CPU101は、印刷制御部107を制御することにより、ASIC105において処理された画像データを、キャリッジ3の記録ヘッド31に転送する。
印刷制御部107は、上述した画像データをシリアルデータで記録ヘッド31に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号、マスク信号などを記録ヘッド31に出力する。また、印刷制御部107は、ROM102に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部を含み、駆動波形を生成して記録ヘッド31に対して出力する。
記録ヘッド31は、上述したようにインクを吐出するための機構の他、インクの吐出を制御するためのヘッドドライバを含む。ヘッドドライバは、シリアルに入力される1行分の描画データに基づき、印刷制御部107から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を、記録ヘッド31から液滴を吐出させるためのエネルギーを発生する駆動素子に対して選択的に印加することで記録ヘッド31を駆動する。
また、CPU101は、キャリッジ3に設けられたエンコーダセンサ33からの検知パルスをサンプリングして得られる速度判定値及び位置判定値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ5に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部108を介して主走査モータ5を駆動する。また、CPU101は、主走査モータ5を駆動することによるキャリッジ3の動作に応じて副走査モータ12を駆動するための制御をモータ駆動部108に対して行う。
次に、用紙センサ32の構成について図7を参照して説明する。図7は、用紙センサ32の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、用紙センサ32は、発光する発光手段である発光素子326aと、対向部材または用紙からの反射光を受光する受光手段である受光素子326bをホルダに保持してパッケージ化した光学部326を含む光学センサである。
光学部326のホルダの出射部及び入射部にはレンズが設けられており、用紙センサ32内での発光素子326a及び受光素子326bは、キャリッジ3の走査方向に対して直交する方向に配置されている。これにより、キャリッジ3の移動速度変動による検出結果への影響を低減することができる。また、発光素子326aとしてはLEDにより可視光など比較的単純かつ安価な光源を用いることできる。
発光素子326aのスポット径が検出範囲、検出領域となる。本実施形態においては、mm単位の用紙サイズ検知が行えればよいため、高精度のレンズは不要である。用紙センサ32による用紙サイズの検知制御は、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら対向部材11または用紙を読み取ることにより実行される。
具体的には、CPU101によってI/O109を介して発光制御部321に対して発光素子326aを駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)値が設定される。この発光制御部321の出力が平滑回路322を介して駆動回路323に与えられることで、駆動回路323が発光素子326aを発光駆動する。これにより、対向部材11または用紙に対して発光素子326aからの照射光が照射される。
対向部材11または用紙に照射された光の反射光は受光素子326bによって受光される。受光素子326bからの出力信号を、光電変換回路324で光電変換する。この光電変換信号をA/D変換回路325がデジタル値に変換する。このように変換されたデジタル値がI/O109を介してCPU101によって取得される。
CPU101は、このようにして取得したデジタル値の読み取り結果をメモリに保存し、主走査方向の位置毎に取得された読み取り結果に基づいて用紙サイズの判定を行うと共に、判定結果に応じたインクの吐出制御を行う。即ち、CPU101が制御部として機能する。
尚、図7においては、諸々の回路が用紙センサ32に含まれる場合を例として説明しているが、光学部326以外の回路の一部や全部をコントローラ100側に含めるようにしても良い。
主走査方向の位置に応じた読み取り結果の例について説明する。図8は、普通紙及び対向部材11の、主走査位置に応じた読み取り結果を示す図である。図8においては、普通紙の読み取り結果をS、対向部材11の読み取り結果をPで示している。受光素子326bの検知信号は、読み取り対象の色が白に近いほど強くなり、図8に示すように白で最大、黒でゼロとなる。
普通紙の場合、色は白に近いため、読み取り結果は白に近い値となる。但し、用紙の反射率は紙面上の位置によって微小なバラつきがあるため、主走査位置に応じた読み取り結果は図8に示すように完全な直線にはならない。他方、対向部材11は、比較的反射率の低い色で構成されており、その読み取り結果は図8に示すように低い値となる。尚、図3、図4において説明したように、本実施形態に係る対向部材11は凹凸を有するため、主走査位置に応じた読み取り結果は凹凸に応じて変動した値となる。
このように、対向部材11上において用紙が配置された部分は反射率が高いため信号強度が強く、用紙が途切れて対向部材11が見えている部分は反射率が低いために信号強度が弱くなる。従って、図8に示すように閾値を設定することにより、信号強度が閾値よりも高いか低いかに基づいて用紙の有無を検知することが可能であり、主走査方向における用紙の両端部を検知することが可能となる。
これに対して、図9は、本実施形態が問題とする場合の主走査方向の位置に応じた読み取り結果を示す図である。図9においては、例えばトレーシングペーパーのように対向部材11の色が透けてしまう用紙や、元々色が濃く反射率が低い用紙等、読み取り結果の信号強度が弱い用紙を用紙センサ32によって読み取った場合の結果を示している。
図9に示すように、読み取り結果の信号強度が弱い用紙を用紙センサ32によって読み取った場合、信号強度と閾値との差が小さくなる。そして、信号強度のバラつきによっては、図9にsで示すように信号強度が閾値を下回ってしまう場合がある。このような場合、実際には用紙があるにも関わらず用紙がないと判定されてしまう。本実施形態に係る用紙サイズの検知態様においては、このような問題を解決する。
図10は、本実施形態に係る用紙検知動作におけるCPU101の処理を示すフローチャートである。本実施形態に係る用紙検知動作は、画像形成出力動作のためにキャリッジ3を主走査方向に移動させる動作の1ライン目において実行される。図10に示すように、CPU101は、画像形成出力に際して記録ヘッド31からインクを吐出させながらのキャリッジ3の移動制御を開始する(S1001)。そして、それと共に用紙センサ32の検知信号出力の取得を開始する(S1002)。
CPU101は、エンコーダセンサ33の出力に基づき、キャリッジ3の移動位置を把握している。従って、S1002において用紙センサ32の検知信号の取得を開始することにより、CPU101は、図11に示すように、用紙センサ32の検知信号を、キャリッジ3の主走査位置に関連付けて保持することが可能となる。
CPU101は、図11に示すように主走査位置に応じて取得した用紙センサ32の読み取り結果を閾値と比較し、読み取り結果が閾値を上回ったか否か判断する(S1003)。図5に示すように用紙が配置されていることを考えると、キャリッジ3がホームポジションから移動を開始した直後は、まだ用紙センサ32の検知位置は対向部材11上である。従って、読み取り結果は閾値未満となり、CPU101は閾値比較を繰り返す(S1003/NO)。
そして、図5に矢印で示すようにキャリッジ3が移動し、用紙センサ32の検知位置が用紙上に到達すると、読み取り結果である信号強度が閾値以上となる(S1003/YES)。すると、CPU101は、その際のキャリッジ3の主走査位置、即ちエンコーダセンサ33の読み取り値に基づいて判断される位置を、用紙の主走査方向の開始位置、即ち主走査方向の一端であるとして記録する(S1004)。尚、記録されるのはエンコーダセンサ33の読み取り値に基づく値であるが、その意味するところは、用紙センサ32の読み取り位置である。CPU101は、S1004において記録した主走査方向端部を基準として、画像を形成する範囲を判断する。
CPU101は、S1004以降も用紙センサ32の読み取り結果と閾値との比較処理を繰り返し実行する(S1005)。信号強度が閾値以上であれば(S1005/NO)、CPU101は、キャリッジ3は用紙上を移動していると判断して処理を繰り返す。
そのままキャリッジ3が主走査方向に進むと、キャリッジ3が用紙の主走査方向の範囲を通り過ぎる。これにより、用紙センサ32の検知位置が用紙上から対向部材11上に移動する。その結果、用紙センサ32の読み取り結果が閾値未満となる(S1005/YES)。
図12は、そのような場合の主走査位置に応じた読み取り結果をグラフ化した図である。S1003において“YES”となったタイミングにおけるキャリッジ3の位置が図12のXである。また、S1005において“YES”となったタイミングが図12のXである。
S1005において“YES”となると、CPU101は、読み取り結果が閾値未満である状態が所定の期間継続するか判断する(S1006)。この所定の期間については後に詳述するが、このS1006の処理が本実施形態に係る要旨の1つである。
S1006の判断の結果、読み取り結果が閾値未満である状態が所定の期間継続した場合(S1006/YES)、CPU101は、S1005において“YES”となったタイミングにおけるキャリッジ3の位置を記録する(S1007)。S1007において記録した値が、用紙の主走査方向の終了位置、即ち主走査方向の他端である。
このような処理により、図13(a)に示すように、主走査方向の用紙の開始位置、終了位置が記録される。図13(a)に示す情報は、例えばRAM103上に保持される。CPU101は、このように生成された主走査方向における用紙の開始位置及び終了位置に基づいて用紙の位置を判断し、用紙の位置に対してのみインクが吐出されるように記録ヘッド31を制御する。
ここで、図13(a)に示す“Xstart”及び“Xend”は、用紙センサ32の読み取り位置が用紙の端部に到達した際のキャリッジ3の主走査位置である。これに対して、インクの吐出禁止制御は、CMYK各色の記録ヘッド31のノズル、若しくはノズルから吐出されるインクの着弾位置が用紙の端部に到達した際のキャリッジ3の主走査位置に基づいて行われるべきである。
従って、CPU101は、図3(a)に示すような情報を保存した後、用紙センサ32の読み取り位置と各色の記録ヘッド31のノズルとの位置関係に基づき、図13(b)に示すような情報を生成する。図13(b)に示す情報は、図13(a)に示す“Xstart”、“Xend”を、用紙センサ32とCMYK各色の記録ヘッド31のノズルとの位置関係に基づいて変換することにより得られた情報である。
例えば“Xstart―C”、“Xend―C”は、用紙センサ32と記録ヘッド31Cのノズルとの位置関係に基づいて“Xstart”、“Xend”の値を調整することにより得られる。これにより、“Xstart―C”、“Xend―C”は、記録ヘッド31Cのノズルが用紙の端部に到達した際のキャリッジ3の主走査位置、即ちエンコーダセンサ33の検知信号に基づいて判断される位置を示すこととなる。
その後、CPU101は、これ以降のキャリッジ3の進行方向において形成するべき画像が残っているか否か確認する(S1008)。確認の結果、画像が残っていなければ(S1008/NO)、そのまま処理を終了する。他方、画像が残っている場合(S1008/YES)、これ以降の主走査位置には用紙がなく、仮にインクを吐出しても対向部材11上にインクが吐出されてしまうため、インクの出力を禁止して(S1009)、処理を終了する。
尚、S1009におけるインクの出力の禁止処理は、図13(b)に示す情報に基づいて色毎に行われる。このような処理により、用紙センサ32の読み取り結果が正常である場合の動作が完了する。他方、図9において説明したように、用紙センサ32の読み取り結果と閾値との差が小さい場合を考える。この場合、図14のXからXの期間のように、キャリッジ3の位置が用紙の端部に到達していないにも関わらず、読み取り結果が閾値を下回ってしまう場合がある。
このような場合、S1005において読み取り結果が閾値未満となった後(S1005/YES)、上述した所定の期間を経過する前に(S1006/NO)、短いスパンで再度読み取り結果が閾値以上となる(S1006/YES)。このような場合、CPU101は、S1007の処理には進まず、S1005に戻って読み取り結果が閾値未満となるか否かの判断を繰り返す。その結果、図14のXに到達したところでS1006の判断が“YES”となり、用紙の終端を正確に検知することが出来る。
即ち、CPU101は、用紙センサ32の読み取り結果が閾値未満となった場合において、即座に用紙の端部に到達したとは判断せず、その状態が所定期間続いたことをもって用紙の端部に到達したことを判断する。従って、読み取り結果の信号強度と閾値との差が小さく、読み取り結果のバラつきによって一時的に閾値を下回ってしまった場合の誤検知を回避することが出来る。
上述したように、図10に示す動作は、用紙を副走査方向に搬送しながらキャリッジ3を主走査方向に移動させてインクを吐出する動作を繰り返す場合の、1回目のキャリッジ3の移動の際にのみ実行される。その結果図13(b)に示すような情報が生成される。そしてCPU101は、以降の画像形成出力動作においては、図13(b)に示す情報に基づいて主走査方向の用紙の範囲、即ち、インクを吐出するべき範囲を色毎に判断して画像形成出力を実行する。
次に、S1006において判断される所定期間について説明する。図15は、キャリッジ3の構成とキャリッジ3が記録ヘッド31からインクを吐出しながら移動する際の移動方向とを示す図である。上述したように、用紙センサ32は、キャリッジ3の移動方向の先頭側に配置されている。また、各色の記録ヘッド31Y、31C、31M、31Kは主走査方向に配置されている。
また、用紙センサ32の検知位置の副走査方向の位置は、各色の記録ヘッド31のノズルが設けられている位置と一致している。従って、用紙センサ32が読み取る対象の副走査方向の位置は、各色の記録ヘッド31のノズルが配置されている位置である。
図15に示すように、各色の記録ヘッド31Y、31C、31M、31Kのうち最も移動方向先頭側に配置された記録ヘッド31Yのノズル位置と、用紙センサ32の検知位置との間隔はXintvである。従って、CPU101が閾値との比較判断を行った検知信号に対応する主走査位置に記録ヘッド31Yのノズルが到達するまでには、キャリッジ3がXintvの間隔を移動するのに要する期間の猶予がある。
図10において説明したように、S1006において“YES”となり、用紙の終端位置が記録されると、その位置よりも先の主走査位置に対するインクの吐出が禁止される。ここで、記録される用紙の終端位置は、S1005において“YES”となった主走査位置であるため、S1005において“YES”となってからS1006の判断をしている間、即ち、所定期間が経過するまでの間、インクの吐出を禁止するべきか否かの判断が出来ない。
これに対して、S1006において判断される所定期間を、図15に示すXintvの間隔をキャリッジ3が移動する期間以下とすることが考えられる。この条件は、換言すると、S1006において判断される所定期間に対応するキャリッジ3の移動区間が、Xintv以下であることに等しい。
この場合、S1005において“YES”となった後、その主走査位置に記録ヘッド31Yのノズルが到達するまでの間にはS1006の判断が終わっていることになる。また、用紙センサ32による読み取り対象の副走査方向の位置は、記録ヘッド31のノズルが配置された副走査方向の位置に一致している。従って、S1009の出力禁止処理を好適に行うことが可能となる。
図15に示す区間Xintvは、用紙センサ32と記録ヘッド31Yのノズルとの間隔であるが、直接的に判断されるべき間隔は、用紙センサ32による検知位置と、記録ヘッド31Yのノズルから吐出されたインクの着弾位置である。
尚、S1006において判断される所定期間は、キャリッジ3の移動距離を基準として定められるが、実際の判断対象は様々な値を採用することが出来る。例えば、CPU101が用紙センサ32の信号を取得するサンプリングレートに基づき、閾値未満の読み取り信号が連続して取得された回数が所定回数以上となった場合に判断することが出来る。また、キャリッジ3の移動速度に基づき、閾値未満の読み取り信号が連続して取得された期間が所定期間以上となった場合に判断することが出来る。
また、上記実施形態においては、幅広タイプの画像形成装置を例として説明した。A4等の一般的なサイズの画像形成装置の場合、用紙の位置は主走査方向のガイドレール等によってある程度規定することが可能である。そのため、用紙の主走査方向の両端の位置検知はそれほど重要ではない。
これに対して、A0等の大型の用紙を搬送して画像を形成する幅広タイプの画像形成装置の場合、ガイドレールなどによって機械的に用紙の位置を合わせることが困難である。従って、本実施形態に係る技術は、幅広タイプの画像形成装置において特に有効である。
以上、説明したように、本実施形態においては、光学センサの読み取り信号が閾値を下回った場合に即座に用紙の端部を判断するのではなく、読み取り信号が閾値を下回った状態が所定期間連続した場合に用紙の端部を判断する。従って、反射率の低い用紙が検知対象であり、読み取り信号の信号強度と閾値との差が小さい場合における誤検知を防ぐことが出来る。
尚、上記実施形態においては、用紙センサ32の出力信号に応じた値が閾値を下回った状態の信頼性を向上するため、その状態が所定期間連続したことを条件とする場合を例としている。しかしながらこれは一例であり、本件の趣旨は、用紙センサ32の出力信号に応じた値を閾値と比較して用紙を検知する場合において、出力信号に応じた値と閾値とが所定の関係となった状態が所定期間連続したことを条件とするものである。従って、出力信号に応じた値が閾値を下回った状態に限らず、用紙を検知するために条件となる関係であれば適用可能である。
また、所定期間連続したことを条件とする趣旨は、キャリッジの移動における所定の区間連続することを判断するものである。即ち、本実施形態においては、キャリッジ3を移動させながら用紙センサ32の出力信号を取得している。従って、所定期間の趣旨は、キャリッジの移動区間として所定の範囲以上であることを条件とするものである。
また、上記実施形態においては、図9に示すように読み取り結果の信号強度が弱い対象としてトレーシングペーパーのような用紙を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、対向部材11との反射率の差異が小さい対象であれば、同様の効果を得ることが可能である。そのような対象としては、例えばサイングラフィックス用印刷用紙、回路基板、車両等に用いられるオペレーションパネル等である。
実施の形態2.
実施の形態1においては、主走査方向における用紙の両端を検知する態様を例として説明した。本実施形態においては、予め図形や罫線等の画像が予め描画された帳票のフォーマット用紙に対して画像を出力する場合において、画像が予め描画された位置に対するインクの吐出を禁止する態様について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1の全体的な構成は実施の形態1と概ね同様であり、詳細な説明を省略する。図16は、本実施形態に係る画像形成装置1におけるキャリッジ3の移動態様を示す図である。図16に示すように、本実施形態に係る記録装置1aにおいて、キャリッジ3は往復移動しながらインクを吐出する。
そのため、本実施形態に係るキャリッジ3には、主走査方向の両側に用紙センサ32が設けられている。これにより、往復移動に際しても、実施の形態1において説明したように、CPU101が、記録ヘッド31のノズルが主走査方向の夫々の位置に到達するよりも先に用紙センサ32の検知信号を取得することが出来る。
また、図15において説明した、用紙センサ32の検知位置と、夫々の用紙センサ32が設けられた側の記録ヘッド31のノズルとの間隔は、2つの用紙センサ32において共通である。
図17は、本実施形態に係る用紙検知動作を示すフローチャートである。S1701及びS1702については、図10と同様に処理が実行される。ここで、CPU101が取得する用紙センサ32の検知信号は、キャリッジ3が移動する方向の先頭側に設けられている用紙センサ32の検知信号である。これにより、実施の形態1と同様に、CPU101は、用紙センサ32の検知信号と閾値との比較処理を行う(S1703)。
用紙センサ32の検知信号が閾値以上となると(S1703/YES)、CPU101は、その状態が所定期間継続するか否か判断する(S1704)。所定期間経過する前に(S1704/NO)、検知信号が閾値未満となった場合(S1706/YES)、CPU101はS1703からの処理を繰り返す。
他方、検知信号が閾値未満となることなく(S1706/NO)、所定期間が経過した場合(S1704/YES)、CPU101は、インクの吐出を許可するべき範囲であると判断し、S1703において“YES”となったタイミングにおけるキャリッジ3の主走査位置を、吐出許可開始位置として記録する(S1705)。
CPU101は、吐出許可開始位置を記録した後も、用紙センサ32の読み取り結果と閾値との比較処理を繰り返し実行する(S1707/NO)。そして、用紙センサ32の検知信号が閾値未満となると(S1707/YES)、CPU101は、その状態が所定期間継続するか否か判断する(S1708)。所定期間経過する前に(S1708/NO)、検知信号が閾値以上となった場合(S1710/YES)、CPU101はS1707からの処理を繰り返す。
他方、検知信号が閾値未満となることなく(S1710/NO)、所定期間が経過した場合(S1708/YES)、CPU101は、インクの吐出を許可するべき範囲が終了したと判断し、S1707において“YES”となったタイミングにおけるキャリッジ3の主走査位置を、吐出許可終了位置として記録する(S1709)。
図18は、主走査位置に応じた読み取り結果のグラフを、用紙の紙面に対応付けて示す図である。図18においては、画像V、Vが予め描画された用紙に対して画像形成出力を実行した場合を例としており、キャリッジ3は図中の矢印にそって走査される。
図18に示すように、用紙の一端部であるXがS1705において記録されると共に、多端部であるXがS1709において記録される。それに加えて、本実施形態に係る用紙検知動作においては、図18に示す画像V、Vに相当する部分が画像形成対象から外されるように、夫々の主走査位置が記録される。
具体的には、Xの位置がS1709において記録されることにより、XからXの範囲が、画像形成出力可能、即ちインクを吐出可能な範囲として図19に示す吐出許可範囲1として記録される。また、XがS1705において記録されると共に、XがS1709において記録されることにより、その範囲が、吐出許可範囲2として記録される。更に、XがS1705において記録されると共に、XがS1709において記録されることにより、その範囲が、吐出許可範囲3として記録される。
CPU101は、画像形成出力のためにインクの吐出を行っている限り、図17のS1703〜S1710の処理を繰り返し実行する。そして、記録ヘッド31のノズルの到達に先立って図19に示すような吐出可能範囲の情報を生成し、吐出可能範囲に対してのみインクの吐出制御を行う。即ち、吐出可能範囲外に対してはインクが吐出されないようにマスク制御を行う。
このような制御により、画像V、Vのように予め何らかの画像が描画された用紙に対する画像形成出力において、予め描画された画像に対するインクの上書き吐出を避けることが可能となる。尚、図19に示す情報は、図13(a)に示す情報であり、実際の制御に際しては、図19に示す情報に基づいて図13(b)に示すようなCMYK各色についての吐出許可範囲の情報が生成される。
尚、図19においては、“吐出可能範囲”を情報として記録し、吐出可能範囲に対してのみインクの吐出を許可する場合を例としている。これに限らず、画像V、Vのような予め画像が描画された範囲を吐出不可範囲として記録し、その範囲に対するインクの吐出を禁止するように制御しても良い。
1 画像形成装置
2 ガイドロッド
3 キャリッジ
4 タイミングベルト
5 主走査モータ
6 駆動プーリ
7 加圧コロ
8 カートリッジ
9 維持機構
10 エンコーダシート
11 対向部材
11a 凹部
11b 吸気口
12 副走査モータ
20 操作パネル
31 記録ヘッド
32 用紙センサ
33 エンコーダセンサ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 NVRAM
105 ASIC
106 ホストI/F
107 印刷制御部
108 モータ駆動部
109 I/O
321 発光制御部
322 平滑回路
323 駆動回路
324 光電変換回路
325 AD変換回路
326 光学部
326a 発光素子
326b 受光素子
特開平2−281948号公報

Claims (6)

  1. インクを吐出する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出することにより記録媒体上に画像形成出力を行う画像形成装置であって、
    前記キャリッジに搭載され、前記インクを吐出する方向に対して照射された光の反射光の強度に応じた信号を出力する光学センサと、
    前記光学センサの出力信号に基づいて前記キャリッジの移動範囲における記録媒体の位置を検知し、記録媒体の位置に対してのみインクが吐出されるように制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、
    所定の時間間隔で断続的に取得される前記光学センサの出力信号に応じた値が閾値を上回った場合に、前記値が前記閾値を上回ったタイミングにおける光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の開始位置と判断し、
    前記開始位置が判断された後に前記キャリッジが移動した区間の所定の区間において所定の時間間隔で断続的に取得される前記光学センサの出力信号に応じた値が所定回数以上連続して前記閾値を下回ったとき、当該値に係る前記光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の終了位置と判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記キャリッジの移動方向に対して垂直な方向に搬送される記録媒体に対して、前記キャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出させる動作を複数回繰り返すことにより画像形成出力を実行し、複数回繰り返される前記キャリッジの移動の1回目においてのみ前記光学センサの出力信号に基づく前記記録媒体の位置の検知処理を実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記キャリッジの移動方向に対して垂直な方向に搬送される記録媒体に対して、前記キャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出させる動作を複数回繰り返すことにより画像形成出力を実行し、複数回繰り返される前記キャリッジの移動において毎回前記光学センサの出力信号に基づく前記記録媒体の位置の検知処理を実行し、記録媒体の位置に対してのみインクが吐出されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記光学センサは、前記キャリッジにおいて、前記記録ヘッドからインクが吐出されるノズルよりも前記キャリッジの移動方向の下流側に配置されており、前記所定の区間は、前記光学センサの検知位置と前記ノズルから吐出されたインクが着弾する位置との間隔以下であることを特徴とする請求項1乃至いずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. インクを吐出する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出することにより記録媒体上に画像形成出力を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記キャリッジに搭載され、前記インクを吐出する方向に対して照射された光の反射光の強度に応じた信号を出力する光学センサの出力信号に応じた値を、前記キャリッジの移動に応じて取得し、
    前記光学センサの出力信号に応じた値が閾値を上回った場合に、前記値が前記閾値を上回ったタイミングにおける光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の開始位置と判断し、
    前記光学センサの出力信号に応じた値が前記閾値を下回る前記読み取り位置が、前記開始位置が判断された後に前記キャリッジが移動した区間の所定の区間以上で連続したとき、前記値が前記閾値を下回ったタイミングにおける前記光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の終了位置と判断し、
    前記開始位置と前記終了位置との間の記録媒体の位置に対してのみインクが吐出されるように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. インクを吐出する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出することにより記録媒体上に画像形成出力を行う画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記キャリッジに搭載され、前記インクを吐出する方向に対して照射された光の反射光の強度に応じた信号を出力する光学センサの出力信号に応じた値を、前記キャリッジの移動に応じて取得するステップと、
    前記光学センサの出力信号に応じた値が閾値を上回った場合に、前記値が前記閾値を上回ったタイミングにおける光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の開始位置と判断するステップと、
    前記光学センサの出力信号に応じた値が前記閾値を下回る前記読み取り位置が、前記開始位置が判断された後に前記キャリッジが移動した区間の所定の区間以上で連続したとき、前記値が前記閾値を下回ったタイミングにおける前記光学センサの読み取り位置を、前記キャリッジの移動方向における記録媒体の終了位置と判断するステップと、
    前記開始位置と前記終了位置との間の記録媒体の位置に対してのみインクが吐出されるように前記記録ヘッドを制御するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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