JP6574983B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波とヒータとを用いて食品を加熱するグリル機能を有する電子レンジなどの加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、被加熱物である食品に対して、上面から加熱する上面加熱手段、及び、下面から加熱する下面加熱手段を同時または別々に用いて加熱を行い、それぞれの加熱領域を限定して加熱するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1における加熱調理器としての電子レンジの断面構成を示す模式図、図9は同電子レンジの上面加熱手段の構成を示す平面図、図10は同電子レンジの下段加熱手段の構成を示す平面図である。以下、図8〜図10を用いて構成を説明する。
特許文献1の電子レンジ100は、食品を収納する加熱室101の上面から加熱する左右の上面加熱手段102、103と、載置皿104に埋め込まれた左右二つの下面加熱手段105、106と、これら加熱手段102、103、105、106を制御する制御手段107とを備えている。
そして、制御手段107は、上面加熱手段102、103と、下面加熱手段105、106とを制御して、加熱室101内の一部の空間を個別に加熱するゾーン加熱調理を可能としている。
この加熱方法による利点は、加熱室101空間をゾーン分割して複数食材の同時調理や、小型食品の調理時間短縮が挙げられる。
しかしながら、前記従来の構成では、下面加熱手段105、106が埋め込まれた載置皿104は、加熱室101内に取り外し自在に配置する構成のため、下面加熱手段105、106への電力供給を電磁誘導により、非接触の給電構成としている。具体的には、被誘導コイル108、109を載置皿104に埋め込み、加熱室101壁面側に誘導コイル110、111を配置する構成としている。
このように、載置皿104に下面加熱手段105、106や被誘導コイル108、109を埋め込むと、載置皿104の重量やサイズが大きくなり、使い勝手が悪くなる。また、部品点数も増えコスト高にもなるため、実用上採用するのは難しかった。
また、上述の電子レンジの課題であった載置皿の加熱方法を、マイクロ波を吸収して発熱する発熱体を載置皿に配置して解決したものが、現在広く採用されており、この載置皿の加熱方法を用いたゾーン加熱の提案もなされている(例えば、特許文献2参照)。
図11は、特許文献2における加熱調理器としての電子レンジの断面構成を示す模式図である。以下、図11を用いて構成を説明する。
特許文献2の電子レンジ200は、加熱室201を上下に分割するように係止され被加熱物202を載置する載置皿203と、載置皿203の上面側を加熱する複数の管ヒータ204、205、206から成る上面加熱手段と、載置皿203の下面側を加熱する下面加熱手段(マイクロ波吸収発熱体207、アンテナ駆動部208、アンテナ209、マグネトロン210、導波管211)と、上面加熱手段とアンテナ駆動部208とマグネトロ
ン210とを制御する制御手段212とを備え、被加熱物202の載置部分を集中して上下方向から同時に加熱する構成としていた。
この構成により被加熱物が短時間で加熱されるので、調理時間の短縮および消費電力の低減ができるとしている。
特開平6−235527号公報 特開2012−237508号公報
しかしながら、上述のマイクロ波吸収発熱体の加熱は、加熱室201内に発生するマイクロ波の定在波によって発熱分布が大きく影響を受けるため、大まかに分布を変えることはできても、載置皿203の加熱領域を任意に限定するのは難しく、その加熱領域の形状を限定するまでには至っていない。
そのため、特許文献2のように、一部の管ヒータを通電した場合の加熱位置と、マイクロ波による載置皿203の加熱位置を合わせることは難しく、この加熱位置が一致しないことにより、被加熱物202の上下の焼き色にムラができたり、必要以上に加熱しなければ焼けなかったりといった課題があった。
また、管ヒータ204、205、206は加熱室201内に露出するため、管ヒータ204、205、206の周辺の加熱室201内壁面に付着した汚れを掃除するのに手間がかかり、お手入れのための作業性が低いという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、お手入れが簡単で、上面および下面加熱手段の上下方向の平面的加熱領域を略一致させ、対向配置させることにより、調理時間の短縮および消費電力の低減を実現する加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を載置する載置皿と、前記被加熱物と前記載置皿とを収納する加熱室と、前記加熱室内の左右側壁にそれぞれ対向して形成され前記載置皿を支持する係止部と、マイクロ波放射指向性を有し前記加熱室にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記載置皿下面に設けられたマイクロ波吸収発熱体と、前記加熱室の上面の上方に配置し中央側の中央部発熱体と前記中央部発熱体の外周側でかつ前記中央部発熱体を囲むように配置された外周部発熱体とを有する上面加熱手段と、前記被加熱物の種類や数量に応じて前記上面加熱手段の前記中央部発熱体と前記外周部発熱体を切り替え、かつ前記マイクロ波発生手段の出力を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記中央部発熱体に電力を入力し、かつ前記外周部発熱体への電力の入力を停止し、かつ前記マイクロ波発生手段への電力を入力して前記マイクロ波発生手段のマイクロ波出力方向を制御する機能と、前記中央部発熱体への電力の入力を停止し、かつ前記外周部発熱体に電力を入力し、かつ前記マイクロ波発生手段への電力を入力して前記マイクロ波発生手段のマイクロ波出力方向を制御する機能とを前記被加熱物の種類や数量に応じて切り替えるよう構成している。
これによって、マイクロ波により載置皿を加熱する際に、高温となる領域に合わせて、上面加熱手段の複数の発熱体へ選択的に通電を行い、この選択された上面加熱手段の発熱体による加熱と、マイクロ波による載置皿加熱とを同時に行うことによって、前記載置皿の高温となる領域に載置された被加熱物は、上下から集中的に加熱されるので、熱効率がよく、短時間での加熱調理が可能となる。
また、上面加熱手段は、加熱室上面を加熱する構成としているので、加熱室内に発熱体
の露出がなく、たとえ加熱室内上面に汚れが付着しても、簡単に拭き取ることができる。
本発明の加熱調理器は、お手入れが簡単で、上面および下面加熱手段の加熱位置を、被加熱物の平面上で一致させて、被加熱物を加熱できるので、調理時間の短縮および消費電力の低減を実現する加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観斜視図 同加熱調理器の加熱室の内部を側面から観た概略図 同加熱調理器の加熱室の内部を正面から観た概略図 同加熱調理器の上面加熱手段を上面から観た概略図 (a)同加熱調理器の加熱室内の加熱領域を限定しない時の加熱方法を説明するための概念図(b)同加熱調理器の加熱室内の加熱領域限定時の加熱方法を説明するための概念図 (a)同加熱調理器の加熱室内の加熱領域を限定しない時の載置皿上面の加熱分布を表す概念図(b)同加熱調理器の加熱室内の加熱領域限定時の載置皿上面の加熱分布を表す概念図 本発明の実施の形態2における加熱調理器の上面加熱手段を上面から観た概略図 特許文献1における従来の加熱調理器としての電子レンジの断面構成を示す模式図 同電子レンジの上面加熱手段の構成を示す平面図 同電子レンジの下段加熱手段の構成を示す平面図 特許文献2における従来の加熱調理器としての電子レンジの断面構成を示す模式図
第1の発明は、被加熱物を載置する載置皿と、前記被加熱物と前記載置皿とを収納する加熱室と、前記加熱室内の左右側壁にそれぞれ対向して形成され前記載置皿を支持する係止部と、マイクロ波放射指向性を有し前記加熱室にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記載置皿下面に設けられたマイクロ波吸収発熱体と、前記加熱室上面の上方に配置し複数の発熱体を有する上面加熱手段と、前記被加熱物の種類や数量に応じて前記上面加熱手段の前記複数の発熱体を切り替え、かつ前記マイクロ波発生手段の出力を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記上面加熱手段の前記複数の発熱体を切り替えるとともに、前記マイクロ波発生手段のマイクロ波出力方向を制御し、前記上面加熱手段の前記複数の発熱体の加熱領域と前記マイクロ波発生手段による前記載置皿の加熱領域とが対向するよう構成したものである。
これにより、載置皿の加熱位置と上面加熱手段の加熱位置を一致させることができるので、被加熱物を上下から効率よく加熱することができ、調理時間の短縮や消費電力の低減が可能となる。
また、上下加熱の焼ムラが低減できるので、調理の出来栄えも向上する。
さらに、上面加熱手段は加熱室上面の上方に配置して、加熱室上面を加熱する構成としているので、加熱室内部への発熱体の露出がなく、加熱室内壁面に付着する汚れを簡単に拭き取ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記マイクロ波発生手段は、回転軸を中心に回転
し前記マイクロ波を前記加熱室内に放射するアンテナと、前記アンテナを回転するアンテナ駆動部と、を有し、前記制御手段は、前記被加熱物の下方に相当する前記載置皿の下面部分の方向に前記アンテナを向けるよう前記アンテナ駆動部を制御するものである。
これにより、載置皿において、被加熱物が載置される領域の下面に対して、集中してマイクロ波を供給し、この集中して加熱される領域の形状に上面加熱手段の発熱体の形状を適合させるので、更に調理時間の短縮や消費電力の低減を図ることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記上面加熱手段は、中央側の中央部発熱体と前記中央部発熱体の外側でかつ前記中央部発熱体を囲むように外周側に配置された外周部発熱体とを有し、前記制御手段は、前記中央部発熱体と前記外周部発熱体とに選択的に通電するものである。
これにより、分割領域を加熱する場合に、加熱室上面での熱伝導による熱放散の多くなる加熱領域外周部の発熱密度を高くすることにより、被加熱物への均一な加熱が実現できる。
また、被加熱物への輻射熱は、上面加熱手段の加熱領域の対向面積が、中心部が最も広くなるので、多くの輻射熱を受けやすくなり、周辺部は対向面積が狭くなるので、輻射熱を受けにくくなる。したがって、加熱領域外周部の発熱密度を高くして、加熱領域の中心部より、外周部の温度を高くすることで、被加熱物のより均一な加熱ができる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、前記上面加熱手段は、前記外周部発熱体の発熱密度を前記中央部発熱体に比して高くしたものである。
本発明によれば、第3の発明と同様の作用効果が得られる。
第5の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、前記上面加熱手段は、前記外周部発熱体の加熱領域の角部の発熱密度を前記外周部発熱体の角部以外の加熱領域に比して高くしたものである。
これにより、加熱領域を加熱する場合に、加熱室上面での熱伝導による熱放散が最も多くなる加熱領域の角部の発熱密度を高くすることにより、被加熱物への均一な加熱が実現できる。
第6の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、前記上面加熱手段は、前記中央部発熱体の加熱領域の角部の発熱密度を前記中央部発熱体の角部以外の加熱領域に比して高くしたものである。
これにより、加熱領域を加熱する場合に、加熱室上面での熱伝導による熱放散が最も多くなる加熱領域の角部の発熱密度を高くすることにより、被加熱物への均一な加熱が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器1の外観斜視図である。
本実施の形態における加熱調理器1は、前面に開口を有し被加熱物7を収納する加熱室
2に、高周波(マイクロ波)と、輻射熱のうち少なくとも1つを供給して、被加熱物7を加熱する。
なお、本実施の形態においては、加熱室2の前面開口側を前方とし、この前方より後方に向かって右側を右方とし、前方より本体に向かって左側を左方として、以下の説明を行う。
加熱調理器1の本体内には、加熱室2が、設けられている。加熱調理器1の本体の前面には、加熱室2の開口を開閉する投光窓付の扉3が、設置されている。扉3の下端は、加熱調理器1の本体の下端部に、ヒンジを介して枢支されており、上下方向かつ前後方向に、回動可能な構成となっている。また、扉3は、加熱調理器1の外郭の一部を構成している。
扉3には、取手4、加熱条件や被加熱物7の情報を入力する操作ボタン5、そして入力した内容や調理経過状況、被加熱物情報が表示される表示部6が、取り付けられている。
図2は、加熱調理器1の加熱室2の内部を側面から観た概略図、図3は、加熱調理器1の加熱室2の内部を正面から観た概略図、図4は上面加熱手段19を上面から観た概略図である。
同図において、加熱室2の下方には、加熱室2にマイクロ波を供給し、被加熱物7を加熱するマイクロ波発生手段8が、設けられている。このマイクロ波発生手段8は、マグネトロン9が発生したマイクロ波を、マイクロ波攪拌手段であるアンテナ10により、加熱室2内に、攪拌しながら放射している。
アンテナ10は、マイクロ波の出力方向に関して、方向特性を有している。このアンテナ10の方向特性は、放射指向性と呼ばれている。このアンテナ10は、モータを備えたアンテナ駆動部11により、回転軸12を中心に、回転運動を行っている。アンテナ駆動部11は、通常の加熱においては、加熱室2内の被加熱物7を均一に加熱するよう、すなわち、加熱室2内のマイクロ波分布が均一になるよう、連続的にアンテナ10を回転させ、マイクロ波の出力方向を変えている。
ガラスプレート13は、結晶化ガラスでできており、加熱室2の底面に配置されている。このガラスプレート13には、通常のマイクロ波加熱の際、被加熱物7が載置される。
載置皿14は、グリル調理に使用する。載置皿14は、被加熱物7を載置する上面と、この上面とは反対側の面である下面とを有している。載置皿14の下面には、マイクロ波を吸収して発熱する、マイクロ波吸収発熱体15が、貼付されている。
マイクロ波吸収発熱体15が、加熱室2に供給されたマイクロ波を吸収して発熱すると、この発生した熱が、載置皿14の下面から上面へ熱伝導し、載置皿14に載置された被加熱物7が、下方から加熱される。したがって、マイクロ波吸収発熱体15で発生した熱は、マイクロ波を用いた焼き物調理を行うために、用いられる。
加熱室2の右側壁と左側壁とには、載置皿14を支持するために、それぞれ上面が水平な係止部16a、16b、16cが、前後方向に水平に複数段(本実施の形態においたは3段)設けられている。係止部16a、16b、16cは、載置皿14の左右端部を係止し、載置皿14を調理に最適な位置に設置可能な構成とし、載置皿14により、加熱室2内空間を上下に分割している。
マイカヒータ等の平板状の二つの集合体に分けられた発熱体18a、18bから成る上面加熱手段19が、加熱室2の天板を構成する加熱室上面20の上部(加熱室2外側)に、取り付けられている。一つの集合体は、発熱体18b(外周部発熱体)であり、発熱体18bは、中央側の発熱体18a(中央部発熱体)の外周側に、発熱体18aを囲むように配置されている。上面加熱手段19は、発熱体18aが位置する領域と、発熱体18bが位置する領域とに、加熱室上面20を二つに分けて、発熱体18a、18bをそれぞれ単独で、または同時に通電し、加熱室上面20を選択的に加熱できるようにしている。
上面加熱手段19は、断熱材21を介して遮熱板22により、加熱室上面20に、押圧されている。上面加熱手段19は、加熱室上面20に密着することにより、効率よく伝熱するように構成している。
このように、上面加熱手段19は、加熱室2内に露出することがなく、発熱体18a、18bが、マイクロ波による影響を受けないので、スパーク等の問題がない。また、加熱室上面20が平面となるので、食品カスや油等が付着しても、簡単に拭き取ることができ、清潔に保つことができる。
図4に示すように、発熱体18a、18bには、それぞれ電熱線30、31がマイカ板32、33に巻きつけられている。そして、上面加熱手段19は、上下方向から別のマイカ板(図示せず)で挟み構成されている。
載置皿14の下面に貼付されたマイクロ波吸収発熱体15は、マイクロ波を吸収して発熱する際に、発生する熱による温度分布が高温になる高温発熱領域と、この高温領域に比べ比較的低温になる低温発熱領域とを備えている。
上面加熱手段19の中央部の発熱体18aは、載置皿14を挟んで、上述した載置皿14の高温発熱領域に対向する位置に、設けられている。そして、上面加熱手段19の外周部の発熱体18bは、載置皿14を挟んで、上述した載置皿14のマイクロ波吸収発熱体15の低温発熱領域に対向する位置に、設けられている。
一般に、加熱室2内のマイクロ波により、定在波が形成される。これは、アンテナ10を回転させマイクロ波を撹拌しても、回転によって変化する定在波があり、マイクロ波は完全な均一には成り得ないからである。
マイクロ波吸収発熱体15は、この定在波の影響により、強く発熱する箇所と弱く発熱する箇所が発生し、温度分布が形成される。すなわち、発熱体18aの取り付け領域は、マイクロ波吸収発熱体15による載置皿14の高温発熱領域を予め実験的に求め、この高温発熱領域に対向させて設けている。
制御手段23は、領域を限定して被加熱物7を効率的に加熱する場合に、アンテナ10の放射指向性を、被加熱物7の下方に相当する、載置皿14の下面の方向に向けるよう、アンテナ駆動部11を制御する。例えば、アンテナ10を加熱室2の前方、すなわち、扉3に近い側に向ければ、その方向の載置皿14の下面に、マイクロ波を集中し易くなるので、載置皿14の前方を中心に、発熱させることができる。また、上面加熱手段19への通電は、発熱体18aだけを通電制御する。
これにより、載置皿14の前方に載置する被加熱物7を、集中的に加熱することが可能となる。
載置皿14の加熱領域を限定する際に、どの加熱領域を選択するかについては、載置皿
14の扉3に近い側に限定されず、加熱室2の奥側、すなわち扉3から遠い側や、加熱室2の左右いずれかの半分の領域などでも良い。
また、加熱室2内の右奥上部に、温度センサ24が設けられている。温度センサ24は、加熱室2内の温度が予め設定した温度を超えたことを検知すると、制御手段23へ、信号を出力する。この信号を入力した制御手段23は、発熱体18a、18b及びマグネトロン9への電力供給を抑制する。
図5(a)、(b)は、図1における加熱室2内の加熱領域限定時の加熱制御方法を説明するための概念図である。
図5(a)に示されるように、加熱領域を限定しない場合は、アンテナ10を360度回転させるとともに、マイクロ波を加熱室2内に放射する。この場合、上面加熱手段19は、発熱体18a、18bの両方に通電する。ただし、通常、電源容量の制限から、マイクロ波による載置皿14加熱と上面加熱手段19の運転は、交互に切り替えて行う。
これにより、載置皿14の下面全体に、マイクロ波が照射されて、載置皿14の全体(図5(a)に示される領域40)が発熱するとともに、発熱体18a、18bにより、上方から載置皿14の全体を輻射加熱することができる。
図2に示されるように、被加熱物7が、加熱室2の前方、すなわち載置皿14の扉3に近い側に載置され、限定された領域を加熱する時には、図5(b)に示されるように、発熱体18aのみを通電し、発熱体18bへの通電を停止する。
それとともに、載置皿14の扉3に近い側(図5(b)に示される領域41)に、マイクロ波を集中させるようアンテナ10を制御(アンテナ10を加熱室2の前方に向ける)し、被加熱物7の上面と下面から、同時に被加熱物7の載置位置に集中した加熱を行うことで、高効率な調理と調理時間の短縮とを行うことができる。
載置皿14における特定領域の上下同時加熱による効果としては、載置皿14の全体領域の上面加熱、下面加熱を別々に行うよりも、被加熱物7に対して効率よく加熱ができることが挙げられる。
これは、被加熱物7に対して、上面に輻射熱を放射するのは加熱室上面20であり、発熱体18a、18bは、まず加熱室上面20を加熱する必要がある。その分、熱容量や熱抵抗が増加するために、加熱室上面20の温度上昇速度を上げるには、限界がある。
これを上面加熱と下面加熱を別々に行うと、上面加熱による温度上昇遅れが加算されるため、調理時間が長くなってしまう。しかし、単に電力を2分して、上面加熱と下面加熱とを同時に行っても、発熱体18a、18bのワット密度が半減し、昇温速度が遅くなるばかりでなく、被加熱物7の焼色を付けるのに必要な温度が、得られなくなる問題もある。
次に、図5(a)、(b)の発熱体18a、18bの形状設定について、説明する。
図6(a)、(b)は、載置皿14上面の加熱分布を表す概念図であり、図6(a)は、図5(a)に示すように、アンテナ10を360度回転させた場合のマイクロ波による載置皿14の温度分布を表し、図6(b)は、図5(b)に示すように、アンテナ10を載置皿14の扉3に近い側に、マイクロ波を集中させるよう制御した場合の温度分布を表す。なお、図6の温度分布は、色の濃い方が、温度が高いことを表している。
アンテナ10を360度回転させた場合は、図6(a)に示すように、載置皿14上面の温度分布が、アンテナ10の回転によりマイクロ波が撹拌され、ほぼ全面が均一に加熱される。図6の破線42、43、44は、この領域に対する発熱体18a、18b(図5)の発熱領域を示し、この場合、発熱体18a、18b両者の位置が、載置皿14の発熱位置と適合するように設定している。
アンテナ10を載置皿14の扉3に近い側に、マイクロ波を集中させるよう制御した場合は、図6(b)に示すように、載置皿14上面の温度分布は、やや前方(扉3側)寄りに、高温領域が発生している。ただし、アンテナ10により、マイクロ波を前方に集中させるよう制御しても、前方だけにマイクロ波を集中できるわけではなく、比較的前方にマイクロ波が集中し易くなる程度である。
また、マイクロ波の加熱室2内での定在波発生の影響で、加熱領域内でも、高温発熱領域を明確に設定することが難しい。そこで、アンテナ10の角度制御と高温発熱領域との関係を予め実験的に求め、発生する高温発熱領域に合わせて、破線42に示すように、発熱体18a(図5)の形状を設定する。
以上のように、加熱領域を限定する場合、載置皿14の高温発熱領域に合わせて、発熱体18a、18bの配置形状を設定しているので、この高温発熱領域に載置した被加熱物7に対して、上下から効率よく加熱することができる。
なお、上面加熱手段19としては、マイカヒータに限らず、加熱室上面20を上方から加熱するものであれば、セラミックヒータ、シーズヒータ、管ヒータ、マイクロ波発生手段および誘導加熱手段を用いても良い。
また、マグネトロン9からのマイクロ波は、すべてが載置皿14の下面に供給されるわけではなく、一部は載置皿14の上方の空間に供給される。そのため、載置皿14の上方の空間に供給されたマイクロ波により、被加熱物7は、その内部がマイクロ波加熱される。
図2に示すように、マグネトロン9から発生したマイクロ波は、アンテナ10に供給され、アンテナ10を駆動制御することにより、載置皿14における被加熱物7の載置箇所へ、集中的に照射される。
アンテナ10を制御することで、載置皿14における被加熱物7の載置箇所に集中したマイクロ波により、被加熱物7の直下付近のマイクロ波吸収発熱体15が発熱する。このことにより、被加熱物7の下面に焼き色を付けるような調理ができ、さらにマイクロ波加熱の特徴である被加熱物7の内部への直接加熱ができる。
また、制御手段23により、被加熱物7を上面から輻射加熱する、発熱体18a、18bを選択的に通電制御することで、被加熱物7の上面に、効率よく焼き色付けることができる。このように、調理時間の短縮と調理の良好な仕上がりを、確保することができる。
図2から図5において、下方からの加熱領域を限定する方法として、アンテナ10の回転方向と回転速度を制御して、被加熱物7の方向またはその前後にアンテナ10が向いている場合は、それ以外の場合と比べて、アンテナ回転速度を遅くしたり、マグネトロン9への電力を増加させたりする方法がある。これにより、被加熱物7への熱量を増加させ、調理時間を短縮することができる。
また、アンテナ10のマイクロ波放射方向に関して、一定の範囲(例えば、アンテナ10が扉3の右端に向かう方向から、扉3の左端に向かう方向までの間)を往復させるなど、加熱領域の限定の方法には、いろいろな場合が考えられる。
図2および図3において、定格電流値の範囲内で、上面加熱手段19である発熱体18a、18bとマグネトロン9との電力配分を行う必要がある。
一例としては、100V、15A時の定格許容電力値1500Wのうち、被加熱物7の上面加熱重視の加熱時は、1300Wを上面加熱手段19へ入力し、マグネトロン9へは入力を停止する。この時、上面加熱手段19の発熱体18a、18bへの入力は、それぞれ650Wとする。
また、被加熱物7の下面加熱重視の加熱時は、上面加熱手段19を停止して、1300Wをマグネトロン9へ入力する。そして、加熱領域限定時は、上面加熱手段19の発熱体18aに650Wを入力し、マグネトロン9へ残り650Wを入力する。そして、発熱体18bへは、入力を停止する。
上記のように、上面加熱重視の加熱の場合と、加熱領域限定の場合では、発熱体18aへの入力が同じであるので、加熱領域内に載置される被加熱物7への上面からの輻射熱は、ほぼ同等量放射されることになる。しかも、加熱領域限定時は、載置皿14下面もマイクロ波により加熱され、加えて、一部のマイクロ波が、直接に、被加熱物7を内部から温めるため、同じ電力であっても、被加熱物7は上下および内部から加熱され、短時間に調理を完了することができる。
また、被加熱物7の種類によって、各加熱手段の出力を変化させる制御や、加熱時間の制御も考えられる。例えば、トースト調理などでは、加熱初期はマイクロ波加熱の出力を大きくし加熱して水分を減らし、その後、上面加熱手段19の出力を大きくすることで、表面に焼き色をしっかり付け、焼き上げることができる。
このように、被加熱物7の加熱過程で、下面をより加熱したい場合には、発熱体18aに通電せず、発熱体18bのみ通電させると同時に、発熱体18aの電力の余剰分を用いて、定格許容電流値を超えない範囲で、マイクロ波出力を可能な限り大きくすることで、載置皿14のマイクロ波吸収発熱体15からの発熱量が増加するため、被加熱物7の下面加熱が促進される。
同様に、上面をより加熱したい場合は、マイクロ波出力を弱めることにより生じる余剰電力を、上面加熱手段19に投入することで、上面加熱の出力を上げ、被加熱物7の上面加熱が促進される。
被加熱物7に応じて、上記のように加熱構成の組み合わせを変更し、時間配分や入力電力配分を行うことで、被加熱物7の仕上がりを良好にすること、および、調理時間の短縮を、同時に実現することができる。
また、本実施の形態では、発熱体18aの形状を、アンテナ10を載置皿14の扉3に近い側に、マイクロ波を集中させるよう制御した場合の載置皿14表面の高温発熱領域に合わせて設定したが、アンテナ10を360度回転させた場合の載置皿14の温度分布に合わせてもよい。この場合は、大きな温度分布の偏りは発生しないが、一般的に、載置皿14の中央部の温度が、高くなる傾向にある。したがって、発熱体18aの配置形状は、載置皿14の中央を基準に設定することができるので、発熱体18a、18bの形状が前後左右の偏りを少なくでき、設計し易くなる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2における加熱調理器について、上面加熱手段の構成を、図面を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態2における加熱調理器の上面加熱手段50を、上面から観た概略図である。なお、本実施の形態において、前述の実施の形態1と同様の構成や機能については、同じ符号を使い、発明のポイントでない点は、詳細な説明を省略する。また、本実施の形態における、加熱調理器全体の構成は、図1〜図3、図5、図6に示した電子レンジ1の構成と同様である。
図7に示すように、本実施の形態2の上面加熱手段50は、SUS(ステンレス鋼)等の金属箔を図のように打抜いて、上下をマイカ等の絶縁板51で挟み込んで固定し、上面加熱手段50の中央側に発熱体52(中央部発熱体)、その外周側に発熱体53(外周部発熱体)を構成している。そして、端子a54と端子b55との間に、電圧を印加することで、発熱体52に電流が流れ、発熱する。また、端子a54と端子c56との間に電圧を印加すると、発熱体53に電流が流れ、発熱する。そして、発熱体52と発熱体53の両者に電流を流すと、両発熱体52、53全体が発熱する。
発熱体52は、全体的な加熱領域57において、外周側の第1中央部発熱体58の発熱密度を中央側の第2中央部発熱体59に比して高く設定する。例えば、第1中央部発熱体58の発熱密度を2.5W/cmに、第2中央部発熱体59の発熱密度を1.5W/cmに設定する。
発熱体53は、発熱体52と合わせた加熱領域60の外周部の発熱密度を、中央部に比して高く設定する。例えば、中央側の発熱体52の発熱密度は、上記のように設定し、外周側の発熱体53の発熱密度を、2.8W/cmに設定する。
以上のように、加熱領域57または加熱領域60の外周側の発熱密度を高く設定することによって、加熱領域57または加熱領域60を加熱する場合に、加熱室上面20への熱伝導による熱放散割合の多くなる加熱領域外周部の発熱密度を高くすることにより、加熱領域外周部の温度低下を抑え、被加熱物7への均一な加熱が実現できる。
また、被加熱物7への輻射熱は、加熱領域の対向面積が、中央側が最も広くなるので、多くの輻射熱を受け易く、周辺部は対向面積が狭くなるので、輻射熱を受けにくくなる。したがって、加熱領域57または加熱領域60の外周部の発熱密度を高くして、加熱領域の中央部よりも外周部の温度を高くすることで、被加熱物7をより均一に加熱できる。
なお、加熱領域60の外周部の発熱密度を高く設定する方法として、発熱体53と発熱体52とを電力制御を行い、外周側の発熱体53に対して、中央側の発熱体52への電力供給を抑える制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態2では、加熱領域57、60のそれぞれの外周部分である発熱体53、第1中央部発熱体58を、全体的に発熱密度を高めたが、加熱領域の角部(屈曲部)が最も加熱室上面への熱放散が大きいので、加熱領域の角部の発熱密度を角部以外に比して高く設定すると、より被加熱物7を均一に加熱可能となる。
以上のように、本発明はオーブン機能を有する電子レンジ等の加熱調理器に用いることができるものであるが、被加熱物の載置位置に応じた加熱領域に対して、上面加熱手段、
マイクロ波加熱、および、被加熱物の載置皿からの発熱によって、上下面から同時に加熱することで、高効率な加熱を行うことができるので、調理に限らず載置皿からの伝導加熱、マイクロ波による内部加熱、上面加熱手段からの輻射加熱を利用できる全ての被加熱物の加熱に利用することができる。
1 電子レンジ(加熱調理器)
2 加熱室
7 被加熱物
8 マイクロ波発生手段
10 アンテナ
11 アンテナ駆動部
12 回転軸
14 載置皿
15 マイクロ波吸収発熱体
18a、52 発熱体(中央部発熱体)
18b、53 発熱体(外周部発熱体)
19、50 上面加熱手段
20 加熱室上面
23 制御手段

Claims (5)

  1. 被加熱物を載置する載置皿と、
    前記被加熱物と前記載置皿とを収納する加熱室と、
    前記加熱室内の左右側壁にそれぞれ対向して形成され前記載置皿を支持する係止部と、
    マイクロ波放射指向性を有し前記加熱室にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記載置皿下面に設けられたマイクロ波吸収発熱体と、
    前記加熱室の上面の上方に配置し中央側の中央部発熱体と前記中央部発熱体の外周側でかつ前記中央部発熱体を囲むように配置された外周部発熱体とを有する上面加熱手段と、
    前記被加熱物の種類や数量に応じて前記上面加熱手段の前記中央部発熱体と前記外周部発熱体を切り替え、かつ前記マイクロ波発生手段の出力を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記中央部発熱体に電力を入力し、かつ前記外周部発熱体への電力の入力を停止し、かつ前記マイクロ波発生手段への電力を入力して前記マイクロ波発生手段のマイクロ波出力方向を制御する機能と、前記中央部発熱体への電力の入力を停止し、かつ前記外周部発熱体に電力を入力し、かつ前記マイクロ波発生手段への電力を入力して前記マイクロ波発生手段のマイクロ波出力方向を制御する機能とを前記被加熱物の種類や数量に応じて切り替える加熱調理器。
  2. 前記マイクロ波発生手段は、回転軸を中心に回転し前記マイクロ波を前記加熱室内に放射するアンテナと、
    前記アンテナを回転するアンテナ駆動部と、を有し、
    前記制御手段は、前記被加熱物の下方に相当する前記載置皿の下面部分の方向に向けるよう前記アンテナ駆動部を制御する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記上面加熱手段は、前記外周部発熱体の発熱密度を前記中央部発熱体に比して高くした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記上面加熱手段は、前記外周部発熱体の加熱領域の角部の発熱密度を前記外周部発熱体の角部以外の加熱領域に比して高くした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記上面加熱手段は、前記中央部発熱体の加熱領域の角部の発熱密度を前記中央部発熱体の角部以外の加熱領域に比して高くした請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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