JP6573735B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

部品点数を増やさずに水が浸入しにくい構造の室外機を備える空気調和機を提供する。空気調和機(1)は、室外機(10)の筺体(110)を構成する側面板(114)と、側面板(114)を覆うように取り付ける配管カバー(120)と、を備え、配管カバー120は、側面板(114)に面接触する接触面部(131)と、接触面部(131)に設けられ、側面板(114)と接触面部(131)との隙間に浸入した水を保水して流下させる溝(132)と、接触面部(131)に浸入した水を、側面板(114)の第1開口(114c)から離隔した下部空間(139)まで誘導する排水溝(133)と、を有する。

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機の室内機の配管は、屋外に引き出され室外機に接続される。空気調和機の室外機の外板と配管カバーの接触面に雨水等の水が降りかかった際、配管カバー内部の室外機の外板の開口部内部への水の浸入を防ぐ必要がある。
特許文献1には、室外機本体の一側面の上部に設けられたコネクタおよび一側面の下部に設けられた接続バルブ手段を室外機本体の外側方から覆う金属製のカバー部材を備える室外機が記載されている。特許文献1に記載の室外機は、カバー部材が上端部にパッキンを備えることが記載されている。
特開2012−202616号公報
しかしながら、特許文献1の室外機は、パッキン等のシール部材を備えるので、部品点数とシール部材の取付け工数が増えるという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を増やさずに水が浸入しにくい構造の室外機を備える空気調和機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室外機の筺体を構成する外板と、前記外板を覆うように取り付ける配管カバーと、を備え、前記配管カバーは、上下方向に延びて前記外板に面接触する接触面部と、前記接触面部に設けられ、上下方向に延びる溝と、を有し、前記外板は、前記筺体の内部に開口する開口部を有し、上下方向に延びている前記溝は、前記開口部よりも下側において、前記配管カバーの幅方向内側に傾斜し、前記溝の下端は、前記外板と前記配管カバーとの間の空間に臨んでいることとした。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、部品点数を増やさずに水が浸入しにくい構造の室外機を備える空気調和機を提供する。
本発明の実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す構成図である。 上記実施形態に係る空気調和機が備える室内機および室外機の外観構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーを取り付けた外観構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーを取り外した外観構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の筐体の側面板の構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の筐体の側面板に取り付けられる配管カバーの表面側から見た斜視図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の筐体の側面板に取り付けられる配管カバーの裏面側から見た斜視図である。 図5Bに示す配管カバーの裏面の要部拡大図である。 図6Aの溝および排水溝の拡大図である。 図6BのVIC矢視断面図である。 図6AのVII矢視断面図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーの溝幅と水の浸入量との関係を示す図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーの溝深さと水の浸入量との関係を示す図である。 上記実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーの溝幅および溝深さと水の浸入量との関係を示す図である。 上記実施形態に係る空気調和機の変形例1の配管カバーの接触面部の構成を示す正面図である。 上記実施形態に係る空気調和機の変形例2の配管カバーの接触面部の構成を示す正面図である。 上記実施形態に係る空気調和機の変形例3の配管カバーの接触面部の構成を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和機1の冷媒回路Qを示す構成図である。図1の実線矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示し、図3の破線矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示している。
図1に示すように、空気調和機1は、熱源側で室外(非空調空間)に設置される室外機10と、利用側で室内(空調空間)に設置される室内機20とから構成され、接続配管30a,30b(30)によって接続されている。
室外機10は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、室外ファン13と、室外膨張弁14(膨張弁)と、四方弁15と、を備えている。
圧縮機11は、圧縮機モータ11aの駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する機器である。
室外熱交換器12は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室外ファン13から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
室外ファン13は、室外ファンモータ13aによって、室外熱交換器12に外気を送り込むファンであり、室外熱交換器12の付近に設置されている。
室外膨張弁14は、「凝縮器」(室外熱交換器11および室内熱交換器22の一方)で凝縮した冷媒を減圧する機能を有している。なお、室外膨張弁14において減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器12および室内熱交換器21の他方)に導かれる。
四方弁15は、空気調和機1の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。すなわち、冷房運転時(図1の破線矢印を参照)には、圧縮機11、室外熱交換器12(凝縮器)、室外膨張弁14、および室内熱交換器21(蒸発器)が、四方弁15を介して環状に順次接続されてなる冷媒回路Qにおいて、冷凍サイクルで冷媒が循環する。
また、暖房運転時(図1の実線矢印を参照)には、圧縮機11、室内熱交換器21(凝縮器)、室外膨張弁14、および室外熱交換器12(蒸発器)が、四方弁15を介して環状に順次接続されてなる冷媒回路Qにおいて、冷凍サイクルで冷媒が循環する。冷媒回路Qにおいて、前記した「凝縮器」および「蒸発器」の一方は室外熱交換器12であり、他方は室内熱交換器21である。
[室外機10]
図2は、本実施形態に係る空気調和機1が備える室内機20および室外機10の外観構成を示す斜視図である。図3は、室外機10の外観構成を示す斜視図であり、図3Aは、その室外機10の配管カバー120を取り付けた図、図3Bは、その室外機10の配管カバー120を取り外した図である。
図2に示すように、空気調和機1は、室内機20と室外機10とを接続配管30で繋ぎ、図1に示す冷媒サイクルによって、室内機20が設置されている室内を空調する。
図2および図3に示すように、室外機10は、本体ケースを構成する筐体110を備える。筐体110は、内部が中空の直方体の形状に形成され、全体を防食性の塗料で塗装されて覆われた鋼板によって形成されている。
筐体110は、筐体110の下面に設けられた底板111と、底板111上の前端部に立設された前面板112と、底板111の左右端部および左右後端部に立設された側面板113,114(外板)と、前面板112および側面板113,114の上端部に設けられたトップカバー115と、を有する。トップカバー115は、筐体110の上面に設けられた上板である。トップカバー115は、前面板112および側面板113,114の上端部に水平に設けられている。
底板111の下面の前後左右には、室外機10を据え付ける脚部116が固定されている。側面板114には、配管カバー120(後記)が取り付けられる。側面板114に取り付けられた配管カバー120は、側面板113、トップカバー115および底板111とともに室外機10の外郭を構成する。
室外機10は、底板111に圧縮機,室外熱交換器,室外ファン(いずれも図示省略)を搭載し、筐体110で覆い、配管接続バルブ(図示省略)に室内機20からの接続配管30(図2参照)を接続している。筐体110は室外熱交換器に対向する外面に室外空気の吸込み部が設けられ、室外ファンに対向する前面板112に自在に空気の流通ができるファンカバー116が設けられている。室外ファンは室外熱交換器が上流側に、ファンカバー116が下流側になるように回転駆動され、室外空気を室外熱交換器に流通させる。
<側面板114>
図4は、筐体110の側面板114の構成を示す斜視図である。
図4に示すように、側面板114は、筐体110の裏面に曲がる端部114eを有する本体面板114aと、本体面板114aの右列側に形成され、外気を取り入れるための通風口114bと、本体面板114aの左列側の上方に形成された第1開口114c(開口部)と、第1開口114cの下方に形成された第2開口114dと、を備える。筐体110(図2および図3参照)に側面板114が取り付けられた場合、第1開口114c内には、電源線および信号線を引き込むための端子台117(図3B参照)が配置される。また、第2開口114dには、接続配管30(図2参照)の接続端31(図3B参照)が配置される。
本体面板114aの右列側は、第1開口114cおよび第2開口114dを塞ぐように配管カバー120が取り付けられる。
<配管カバー120>
図5は、筐体110の側面板114に取り付けられる配管カバー120の構成を示す斜視図であり、図5Aはその配管カバー120の表面側から見た斜視図、図5Bはその配管カバー120の裏面側から見た斜視図である。図6Aは、図5Bに示す配管カバー120の裏面の要部拡大図であり、図6Bは、図6Aの溝132および排水溝133の拡大図、図6Cは、図6BのVIC矢視断面図である。図7は、図6AのVII矢視断面図である。
配管カバー120は、筐体110(図2および図3参照)の側面板114を外方側から覆う側面部のカバー部材である。
図5Aに示すように、配管カバー120は、側面板114の第1開口114cに配置された端子台117(図3B参照)およびその周辺部を筐体110の外方側から覆うコネクタカバー部121と、コネクタカバー部121の下方で横断面(平断面)円弧状に外方側に膨出し、第2開口114dに設置された接続端31(図3B参照)を覆う膨出部122と、を備える。コネクタカバー部121は、長手方向(上下方向、縦方向)に延びて膨出部122に連接されている。膨出部122には、配管カバー120の長手方向と直交する方向(横方向)に延びる凹設部123が設けられている。コネクタカバー部121の上部には、筐体110の取っ手となる取手部124が設けられている。コネクタカバー部121の膨出部122の側面には、接続配管30(図2参照)を引き込むための切欠き145が設けられている。コネクタカバー部121には、配管カバー120を側面板114にねじ止めするためのねじ孔部121aが設けられている。
配管カバー120は、金属材料で成形されていることから、膨出部122を板金加工などで膨出させ、かつ、凹設部123を設けることで、機械的・物理的強度を向上させることができる。
図5Bおよび図6Aに示すように、配管カバー120の裏面(側面板114への取付面)の両縁には、長手方向(上下方向、縦方向)に延びて側面板114に面接触する接触面部131が設けられている。接触面部131は、配管カバー120の側面の端部から内部の空間138(配管カバー120内部の側面板114の開口部内部)に至るまでの幅(全幅)Dを有し、トップカバー115(図2参照)に近接した位置から底板111に近接した位置まで長手方向(上下方向、縦方向)に直線状に延びている。
接触面部131には、配管カバー120と側面板114との接触面に浸入した水を保水して流下させる溝132が形成されている。溝132は、接触面部131の上部から開溝され、コネクタカバー部121の下方部分まで延びて排水溝133に連通している。溝132は、側面板114の第1開口114c(図3B参照)を覆うコネクタカバー部121部分については少なくとも覆うように形成される。
排水溝133は、溝132に対して1または複数(本実施形態では、1つ)が形成される。排水溝133は、接触面部131に浸入した水を配管カバー120の内部の下部空間139まで誘導するように傾斜する。この傾斜面は曲面であってもよい。
図5Bおよび図6Aに示すように、配管カバー120のコネクタカバー部121の裏面には、側面板114の第1開口114c(図3B参照)を両側から覆う立壁134と、両側の立壁134間を繋ぐ仕切板135,136,137と、を有する。立壁134は、側面板114の第1開口114c(図3B参照)に面する部分がより高い段部134aを有し、両側の立壁134と仕切板135と仕切板136とで区画される上部空間138内への水の浸入を抑制する。仕切板135,136,137は、配管カバー120のコネクタカバー部121の機械的・物理的強度を向上させる。
<溝132の構造>
図6Aに示すように、筐体110の側面板114に接触する配管カバー120の接触面部131には、溝132および排水溝133が開溝されている。溝132は、接触面部131の上部からコネクタカバー部121の下方部分の排水溝133に連通している。溝132は、外部から水が浸入した場合、浸入した水を集めて水流として下方に流す。排水溝133は、溝132に沿って流れてきた水を配管カバー120の内部の下部空間139まで誘導して排出する。なお、溝132および排水溝133に撥水処理加工を施してもよく、水の排出を促進することができる。
図6Bおよび図7に示すように、溝132の幅(溝幅)d1は、接触面部131の上記幅(全幅)Dに対し、20%以上、好ましくは20〜60%、より好ましくは20〜30%である。また、図6Cおよび図7に示すように、溝132の溝深さd2は、例えば1mm以上である。本実施形態では、溝132と排水溝133の溝幅d1および溝深さd2は、同一に形成している。溝を同一に形成することで、溝加工の作業性を高めることができるとともに、溝132から排水溝133に流れ込む水の流速を安定化させることができる。
図8は、溝幅d1および溝深さd2と配管カバー120内部の側面板114の第1開口114cへの水の浸入量との関係を示す図であり、図8Aは、溝幅d1と水の浸入量との関係を示す図、図8Bは、溝深さd2と水の浸入量との関係を示す図である。
上記水の浸入量は、該当箇所に水を吹き掛ける場合の水圧や流量、吹き掛ける角度によって変化する。図8では、上記水を吹き掛ける条件を揃えた上で、溝幅d1または溝深さd2を変えた場合の水の浸入量の実測例を指数化(最大値「5」、最小値「0」)して示した。
図8Aに示すように、溝幅d1が0[mm]の場合、水の浸入量「5」、溝幅d1が1.4[mm]の場合、水の浸入量「4」、溝幅d1が2.6[mm]の場合、水の浸入量「3」である。溝幅d1を大きくとれば、より水の浸入量を防げることが分かった。
図8Bに示すように、溝深さd2が0[mm]の場合、水の浸入量「5」、溝深さd2が0.5[mm]の場合、水の浸入量「4.8」、溝深さd2が1[mm]の場合、水の浸入量「4.6」、溝深さd2が1.5[mm]の場合、水の浸入量「4.4」、溝深さd2が2.5[mm]の場合、水の浸入量「4」である。溝深さd2を深くとれば、より水の浸入量を防げることが分かった。
図9は、溝幅d1および溝深さd2と水の浸入量との関係を示す図である。左縦軸に溝幅d1、右縦軸に溝深さd2、横軸に水の浸入量をとる。
図9に示すように、溝幅d1を大きくとればとるほど、また溝深さd2を深くとればとるほど水の浸入量を減少させることができる。溝幅d1および溝深さd2が0のとき、水の浸入量は最大となる。また、図9の各グラフの傾きを比較すると、溝幅d1に対する水の浸入量と、溝深さd2に対する水の浸入量とでは、前者による水の浸入量防止効果が大きい。このため、溝深さd2を深くするよりも溝幅d1を大きくすることが有効である。そこで、本実施形態では、溝深さd2を所定値(例えば1[mm])とし、溝132の溝幅d1は、接触面部131の上記幅(全幅)Dに対し、20%以上、好ましくは20〜60%、より好ましくは20〜30%とした。
排水溝133の深さは、1mm以上であることが好ましい。1mm未満の深さでは水滴が排水溝133に浸入せず、接触面に広がる。
溝幅d1は、接触面の全幅に対し20%以上であることが好ましい。また、溝幅d1は、最小値は1.4mmであることが好ましい。
溝幅d1および溝深さd2についてさらに考察する。溝幅d1および溝深さd2に上限値(Dに対して、〜60%)を設けているのは、下記の理由からである。
図6Bに示すように、排水溝133は、流下してきた水を配管カバー120の内部の下部空間139に排出する開口部134を有する。開口部134は、接触面部131の端面に開口しており、端面視して、矩形形状である。排水溝133は、配管カバー120の内部の下部空間139に向かって傾斜しているので、開口部134の横幅は、排水溝133の溝幅d1よりも長尺である。
排水溝133の溝幅d1および溝深さd2は、水を排出する流量の観点からは、特に上限値を設ける必要性はない。しかしながら、開口部134の開口面積を大きくすると、虫が這入り込む隙間が生じることが分かった。特に、室外機10では、経年使用している間に、様々な虫が筐体110の内部に這入り込む虞がある。虫が排水溝133や溝132にまで這入り込むと、溝が詰まって水が流れにくくなり、溝132が水を集める効果が減少する。開口部134の開口面積が、上記上限値以下であれば、虫が這入り込む隙間がなく、かかる不具合を未然に防止することができる。
以下、上述のように構成された空気調和機1の室外機10の配管カバー120の作用効果について説明する。
図6Aおよび図6Bの符号aに示すように、室外機10の筐体110の側面板114(外板)(図2および図3参照)と配管カバー120の接触面に雨水等の水が降りかかった際、筐体110の側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に水が浸入する場合がある。
浸入した水は、接触面部131に設けられた溝132に浸透し、ここで所定量が保水される。図6Aおよび図6Bの符号bに示すように、溝132で保水された水は、流れに沿って集められながらまとまって水滴となり溝132を下降する。図6Aおよび図6Bの符号cに示すように、溝132を下降した水は、溝132に連通する排水溝133に沿って流れ、配管カバー120の内部の下部空間139に排出される。
このように、配管カバー120の接触面に雨水等の水が降りかかったとしても、筐体110の側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水は、接触面部131に設けられた溝132に浸透し、溝132および排水溝133に沿って下方に流される。このため、浸入した水は、端子台等、水から保護したい場所である側面板114の第1開口114cへは到達しない。
なお、図6Bの符号a2に示すように、配管カバー120の内部の下部空間139(図6A参照)からも水(例えば、結露水)が側面板114の第1開口114cに浸入する場合がある。配管カバー120の内部の下部空間139から浸入する水に対しても接触面部131に設けられた溝132が、浸入した水を集めて下方に流すので、配管カバー120内部の室外機110の側面板114の第1開口114cへの水の浸入を防止することができる。
このように、配管カバー120の接触面部131に設けられた溝132は、配管カバー120の接触面部131の外側と内側の両面からの水を集めて保水し、流下させる。
以上説明したように、本実施形態の空気調和機1は、室外機10の筺体110を構成する側面板114(外板)と、側面板114を覆うように取り付ける配管カバー120と、を備え、配管カバー120は、側面板114に面接触する接触面部131と、接触面部131に設けられ、側面板114と接触面部131との隙間に浸入した水を保水して流下させる溝132と、接触面部131に浸入した水を、側面板114の第1開口114c(開口部)から離隔した下部空間139まで誘導する排水溝133と、を有する。
この構成により、筐体110の側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水は、溝132に浸透し、溝132および排水溝133に沿って下方に流される。これにより、外部から水が浸入してきても、配管カバー120内部の室外機110の側面板114の第1開口114c内部への水の浸入を防止することができる。
特に、本実施形態では、従来技術のようなパッキン等のシール部材を特に用いることなく、側面板114の第1開口114cへの水の浸入を防ぐことができる。部品点数やシール部材の取付け工数を増やさずに水が浸入しにくい構造の空気調和機を提供することができる。部品点数やシール部材の取付け工数を減少することができるので、従来技術に比べ低コスト化を図ることができ、室外機10を安価に構成することができる。
[変形例]
次に、本発明の実施形態に係る空気調和機1の室外機10の配管カバー120の変形例を説明する。
<変形例1>
図10Aは、変形例1の配管カバー120の接触面部131Aの構成を示す正面図である。
図10Aに示すように、筐体110(図2および図3参照)の側面板114に接触する配管カバー120の接触面部131Aには、溝132と、溝132に連通する複数の排水溝133A1,133A2とが開溝されている。溝132は、接触面部131の上部からコネクタカバー部121の下方部分の排水溝133A1に連通し、さらにその下方の排水溝133A2に連通している。
以上の構成において、図10Aの符号a1に示すように、筐体110(図2および図3参照)の側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水を、接触面部131に設けられた溝132に浸透させることができる。また、図10Aの符号a2に示すように、配管カバー120の内部の下部空間139(図6A参照)から側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水を、接触面部131Aに設けられた溝132に浸透させることができる。
図10Aの符号bに示すように、溝132に浸透した水は、流れに沿って集められながら溝132を下降する。図10Aの符号c1,c2に示すように、溝132を下降した水は、排水溝133A1と、排水溝133A2とに分岐して流れ、配管カバー120の内部の下部空間139に排出される。
変形例1では、溝132に複数の排水溝133A1,A2が連通する構成を採ることで、水の排出をより促進することができる。すなわち、変形例1では、溝132から流下した水を排水溝133A1,133A2に分散して流すので、図6Bに示す排水溝133が1つの場合よりも、溝幅d1や溝深さd2を小さくすることが可能になる。また、溝幅d1や溝深さd2を小さくすることができるので、排水溝133A1,133A2の開口部134A1,134A2の開口面積の前記上限値に収めることが容易となる。
<変形例2>
図10Bは、変形例2の配管カバー120の接触面部131Bの構成を示す正面図である。
図10Bに示すように、筐体110(図2および図3参照)の側面板114に接触する配管カバー120の接触面部131Bには、複数の溝132B1,132B2と、溝132B1,132B2に連通する排水溝133とが開溝されている。溝132B1は、配管カバー120の接触面部131Bの外方において上下方向に開溝し、溝132B2は、溝132B1と並列に、接触面部131Bの内方において上下方向に開溝する。なお、溝132B1と溝132B2とは、異なる溝幅(例えば、溝132B1の溝幅>溝132B1の溝幅)や異なる溝深さ(例えば、溝132B1の溝深さ>溝132B1の溝深さ)であってもよい。
以上の構成において、図10Bの符号a1に示すように、筐体110(図2および図3参照)の側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水を、溝132B1に浸透させることができる。また、図10Bの符号a2に示すように、配管カバー120の内部の下部空間139(図6A参照)から側面板114と配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水を、溝132B2に浸透させることができる。
ここで、配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水が、溝132B1において吸収しきれなかった場合、隣接する溝132B2に浸透し、溝132B2により排出される。
図10Bの符号b1,b2に示すように、溝132B1,132B2に浸透した水は、流れに沿って集められながら溝132B1,132B2をそれぞれ下降する。図10Bの符号cに示すように、溝132B1,132B2を下降した水は、排水溝133で合流し、配管カバー120の内部の下部空間139に排出される。
変形例2では、接触面部131Bの幅(全幅)Dに対し、溝132B1,132B2の各溝幅を合計した寸法を、全溝幅とすることができるので、水の排出をより促進することができる。変形例2は、接触面部131Bの幅Dが広い配管カバー120に適用すると、より確実に水が浸入しにくい構造を実現することができる。
<変形例3>
図10Cは、変形例3の配管カバー120の接触面部131Cの構成を示す正面図である。
図10Cに示すように、筐体110(図2および図3参照)の側面板114に接触する配管カバー120の接触面部131Cは、蛇行する溝132Cを備える。蛇行する溝132Cは、例えば半円状の円環を繋ぎ合せて構成される。
以上の構成において、図10Cの符号a1,a2に示すように、配管カバー120の接触面部131の隙間に浸入した水は、溝132Cに浸透する。図10Cの符号bに示すように、溝132Cに浸透した水は、流れに沿って集められながら溝132Cを蛇行しながら下降する。図10Cの符号cに示すように、溝132Cを蛇行しながら下降した水は、配管カバー120の内部の下部空間139(図6A参照)に排出される。
変形例3では、接触面部131Cに蛇行する溝132Cが設けられる。蛇行する溝132Cは、流路の体積が直線の溝よりも大きい。また、浸入した水が溝132Cに回り込む溝132Cの側面部の長さが直線の溝よりも長いので、浸入した水は溝132Cにより浸透し易い。このため、浸入する水の多少にかかわらず、安定して水を排出することができる。変形例3は、接触面部131Cの幅Dが広い配管カバー120に適用すると、より確実に水が浸入しにくい構造を実現することができる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態および変形例について図面を参照して詳述したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の工程、製造、設計変更等があってもよく、以下にその例を挙げる。
また、ある実施形態および変形例の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 空気調和機
10 室外機
11 圧縮機
12 室外熱交換器
13 室外ファン
14 室外膨張弁(膨張弁)
15 四方弁
20 室内機
30,30a,30b 接続配管
31 接続端
110 筐体
111 底板
112 前面板
113,114 側面板(外板)
115 トップカバー
116 ファンカバー
114a 本体面板
114b 通風口
114c 第1開口(開口部)
114d 第2開口
114e 端部
117 端子台
120 配管カバー
121 コネクタカバー部
122 膨出部
123 凹設部
124 取手部
131,131A,131B,131C 接触面部
132,132B1,132B2,132C 溝
133,133A1,133A2 排水溝
134 開口部
138 上部空間
139 下部空間
D 接触面部の全幅
d1 溝幅
d2 溝深さ

Claims (7)

  1. 室外機の筺体を構成する外板と、前記外板を覆うように取り付ける配管カバーと、を備え、
    前記配管カバーは、上下方向に延びて前記外板に面接触する接触面部と、
    前記接触面部に設けられ、上下方向に延びる溝と、を有し、
    前記外板は、前記筺体の内部に開口する開口部を有し、
    上下方向に延びている前記溝は、前記開口部よりも下側において、前記配管カバーの幅方向内側に傾斜し、前記溝の下端は、前記外板と前記配管カバーとの間の空間に臨んでいる空気調和機。
  2. 前記溝は、前記外板と前記接触面部との隙間に浸入した水を保水して流下させる機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 記接触面部は、前記開口部の外側で面接触し、
    前記溝は、前記接触面部に浸入した水を、前記開口部から離隔した下方の空間まで誘導する排水溝を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記接触面部は、複数列の前記溝を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記接触面部は、前記溝から分岐する複数の前記排水溝を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  6. 前記溝は、直線または蛇行する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記溝は、前記接触面部の全幅に対し、20〜60%の溝幅を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機。
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