JP6572820B2 - 電源供給構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電源供給構造に関する。
従来、サーバ装置内部におけるCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどへの電源供給は、同一プリント基板内の電源生成回路から生成される電源プリント基板の銅箔を利用してCPU及びメモリなどの電子部品へ供給することで実現されていた。
ところが、近年、CPUの高速化や高密度化の要求に伴い、消費電流の増加や電源種の増加が求められている。電源種が増加することで、電源生成回路の数も増加の一途を辿っている。そして、多数の電源生成回路を配置することで、同一プリント基板上への電源生成回路及び他の電子部品の搭載には限界が来ている。
そこで、電源供給方式として、負荷となる電子部品等を搭載する負荷ボードと電源生成回路を搭載し電源供給を行う電源ボードにボードを分けて、バスバーで負荷ボードと電源ボードを連結する構造が存在している。
具体的には、電源ボード上に配置されたDC/DC(Direct Current)コンバータで生成された電源を供給するパッド及び接地(Ground:以下、GNDと略して記載する。)に接続するパッドに、給電用のバスバー及びGND用のバスバーをそれぞれ接触させネジで固定する。給電用のバスバーとGND用のバスバーとは位置ずれを防ぐため金具で補強され相互に固定される。また、負荷ボード上に配置された各パッドに給電用及びGND用のバスバーを接触させネジで固定する。そして、負荷へ繋がるバスバーに固定された2つのクランプを給電用のバスバー及びGND用のバスバーのそれぞれに差し込む。これにより、バスバーで負荷ボードと電源ボードとを連結する構造が完成する。この場合、給電用のバスバーからクランプを経由して負荷に繋がるバスバーに電流が流れ、負荷ボードに電源が供給される。その後、負荷から出力された電流は、負荷に繋がるバスバーからクランプを経由してGND用のバスバーへ流れ、GNDに流される。
また、電源ボードから負荷ボードへ電力を供給する技術として、半導体素子が実装されたプリント基板と、プリント基板の背面から張架された電源バーとの間に配置された電源ブロックを介して電源供給を行う従来技術がある。
なお、金属製のスペーサーをプリント基板間に挿入してネジ止めすることで、基板間のスペースを維持する従来技術がある。さらに、低融点金属を絶縁体で囲むようにブロックを配置して、半導体基板と実装基板との間に挿入し、低融点金属を融解させて接合する従来技術がある。
特開昭63−152196号公報 特開2001−156221号公報 特開2000−59000号公報
しかしながら、バスバーで電源ボードと給電ボードとを接続する場合、バスバーを各ボードの端部に配置したり、コの字型のバスバーをネジ止めしたりすることになり、給電経路が長くなり、給電導体の抵抗値が大きくなってしまう。そのため、大電流を供給する場合、電圧降下や発熱により適切な給電を行うことが困難になる。
さらに、給電経路が長く給電用のバスバーとGND用のバスバーとの間隔が広いため、給電経路上で大きいインダクタンス成分が発生する。そして、抵抗及びインダクタンスが大きい場合、給電経路のインピーダンスが高くなる。負荷に供給される電圧の変動量は、電流変動量及びインピーダンスに比例して増加する。そして、電圧の変動が電源ノイズとなるため、インピーダンスが大きければ負荷端のノイズが大きくなる。電子部品の動作電圧が年々低下している中、電源ノイズによる電子部品の動作への影響は問題視されており、電源ノイズは軽減することが好ましい。そこで、電圧の変動を抑える方法として、コンデンサを多量に搭載する方法が考えられるが、部品点数増となり省スペース及び低コストの実現が困難となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、電子部品が高密度実装されたボードに対する大電流供給時の電源ノイズを低減する電源供給構造を提供することを目的とする。
本願の開示する電源供給構造の一つの態様において、第1板部材は、負荷を搭載し、前記負荷に接続する第1配線を有する。第2板部材は、前記負荷に電力を供給する電源供給部が配置され、前記電源供給部に接続する第2配線を有する。ブロック部材は、導電性で且つ柱状の導電部材が間隙を有して並べて固定された部材であって、前記第1板部材及び前記第2板部材に前記導電部材の端面が接触するように挟持され、隣り合う2つの前記導電部材の一方には前記第2板部材から前記第1板部材の向きに電流が流れ、他方には前記第1板部材から前記第2板部材の向きに電流が流れるように、前記第1配線及び前記第2配線にそれぞれ接続される。
本願の開示する電源供給構造の一つの態様によれば、電子部品が高密度実装されたボードに対する大電流供給時の電源ノイズを低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係る電源供給構造の斜視図である。 図2は、実施例に係るバスブロックの斜視図である。 図3は、四角柱のブロック状導体の斜視図である。 図4は、ブロック状導体の接続状態を説明するための図である。 図5は、電源供給経路を説明するための概略断面図である。 図6は、平行平板におけるインダクタンスを説明するための図である。 図7は、隣接面の形状によるインダクタンスへの影響を説明するための図である。 図8は、四角柱形状のGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された構成を説明するための図である。 図9は、四角柱形状のGND用ブロック同士及び給電用ブロック同士を並べた場合の構成を説明するための図である。 図10は、四角柱形状のGND用ブロック同士及び給電用ブロック同士を並べた場合とGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された場合のインダクタンスの比較を説明するための図である。 図11は、円柱形状のGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された構成を説明するための図である。 図12は、四角柱形状のブロックを使用した場合と円柱形状のブロックを使用した場合のインダクタンスの比較を説明するための図である。 図13は、実施例に係るバスブロックの電源供給先を説明するための図である。 図14は、GND用ブロックと給電用ブロックの他の配置例を表す図である。
以下に、本願の開示する電源供給構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する電源供給構造が限定されるものではない。
図1は、実施例に係る電源供給構造の斜視図である。電源供給構造3は、負荷ボード1、電源ボード2、並びに、バスブロック100A及び100Bを有する。
負荷ボード1には、負荷の例として、メモリやCPUなどの電子部品10が搭載される。図1では、電子部品10の一例としてDDR(Dual Data Rate)のメモリが記載されている。負荷ボード1は、例えばマザーボードである。
電源ボード2には、図示していないDC/DCコンバータなどの電源供給部が搭載される。さらに、電源ボード2には、ヒートシンクなどが搭載されてもよい。電源供給部からは、低電圧且つ大電流の電力が出力される。低電圧とは、例えば、1.2Vである。また、大電流とは、例えば、120Aである。
バスブロック100A及び100Bは、負荷ボード1と電源ボード2とにより挟持される。そして、バスブロック100A及び100Bは、負荷ボード1にネジ101により固定される。また、バスブロック100A及び100Bは、電源ボード2にネジ102により固定される。以下では、バスブロック100A及び100Bを区別しない場合、単に「バスブロック100」という。
バスブロック100は、電源ボード2に搭載された電源供給部から供給された電流を負荷ボード1上の電子部品10へ送り、電子部品10からGNDへ流すためのGND用の導電経路を提供する。図1では、バスブロック100A及び100Bという2つのバスブロック100を記載したが、バスブロック100の数は供給電流の大きさや電源種の数に応じて決定されることが好ましい。例えば、供給電流が大きい場合、より多くのバスブロック100が配置されることが好ましい。また、電源種の数が多い場合、より多くのバスブロック100が配置されることが好ましい。
図2は、実施例に係るバスブロックの斜視図である。バスブロック100は、ブロック状導体111〜122を有する。ブロック状導体111〜122は、銅で形成された角柱形状を有する導電体である。ブロック状導体111〜122は、いずれも同じ構造を有する。
本実施例では、ブロック状導体111〜122は、1列に配置される。そして、バスブロック100では、ブロック状導体111〜122は絶縁体130でそれぞれ回りが囲われるようにまとめられる。すなわち、バスブロック100は、各ブロック状導体111〜122の間に隙間が空いており、絶縁体130がその隙間に配置されてブロック状導体111〜122同士が接触しないように形成されている。
図3は、ブロック状導体の斜視図である。ブロック状導体111〜122は、いずれも同様の構造を有するので、ここでは、ブロック状導体111を例に構造を説明する。図3は、ブロック状導体111をバスブロック100から取り出した状態を示す。ブロック状導体111は、図3に示すように、四角柱の形状を有する。そして、ブロック状導体111は、負荷ボード1及び電源ボード2に接触する2つの面113及び114を有する。この面113及び114が、「一方の端面」及び「他方の端面」の一例にあたる。
そして、面113から面114の方向に向かってネジ穴115が設けられている。また、図3では、図示ししていないが面114にも同様に面113の方向に向かってネジ穴が設けられている。面114に設けられたネジ穴は、ネジ穴113と繋がっていてもよいし、それぞれ分かれていてもよい。本実施例では、面114に設けられたネジ穴は、ネジ穴113と繋がっている場合で説明する。すなわち、面113及び114の何れにもネジ穴115が存在する。
ここで、ブロック状導体111を四角柱形状にすることにより、隣接するブロック状導体121と向かい合う面である隣接面が四角形となり、ブロック状導体121と向かい合う面積を大きくすることができる。
図4は、ブロック状導体の接続状態を説明するための図である。図4に示すように、ブロック状導体111〜122は、負荷ボード1と電源ボード2とで挟まれる。そして、ブロック状導体111〜122は、それぞれ一方の端面が負荷ボード1に接触し、他方の端面が電源ボード2に接触する。図4における電源ボード2は、説明の都合上、ネジ102と接触する側の面が見られるように記載されている。
電源ボード2と負荷ボード1とによりバスブロック100が挟まれた状態での、電源ボード2のブロック状導体111〜122と接触する側の面には、電源ボード2と負荷ボード1の配線(配線パターン)に繋がる電源パッド21が配置されている。この電源パッド21が、「電極」の一例にあたる。
電源ボード2上に配置された電源パッド21は、ブロック状導体111〜122と電源ボード2に配設された配線とを確実に接続するための部材である。電源ボード2上に配置された電源パッド21は、それぞれブロック状導体111〜122の面114に接触する。そして、ブロック状導体111及び112に接触する電源パッド21は、電源に繋がる。また、ブロック状導体121及び122に接触する電源パッド21は、GNDに繋がる。この電源及びグランドと電源パッド21とを繋げる電源ボード2上の配線が、「第2配線」の一例にあたる。
また、電源ボード2と負荷ボード1とによりバスブロック100が挟まれた状態での、負荷ボード1のブロック状導体111〜122と接触する側の面にも、電源ボード2と同様に、電源ボード2と負荷ボード1との配線(配線パターン)に繋がる電源パッドが配置されている。負荷ボード1の電源パッドは、それぞれブロック状導体111〜122の面113に接触する。そして、ブロック状導体111及び112に接触する負荷ボード1の電源パッドは、負荷ボード1上に搭載された電子部品の電源端子に繋がる。電源端子には、電子部品へ電気を供給するための端子である「入力端子」と、電子部品から電気が出力される端子である「出力端子」とが存在する。また、ブロック状導体121及び122に接触する負荷ボード1の電源パッドは、負荷ボード1上に搭載された電子部品のGND端子に繋がる。この電子部品と電源パッドとを繋げる負荷ボード1上の配線が、「第1配線」の一例にあたる。
すなわち、ブロック状導体111及び112は、負荷ボード1上の電子部品に対する電源供給部品であり、ブロック状導体121及び122は、負荷ボード1上の電子部品に対するGNDへ繋がるGND用経路となる。そこで、以下では、各ブロック状導体111〜122のそれぞれの役割を分かり易くするため、電源供給部品であるブロック状導体111及び112を、「給電用ブロック111及び112」と呼ぶ場合がある。また、GND用経路となるブロック状導体121及び122を、「GND用ブロック121及び122」と呼ぶ場合がある。
給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とは、交互に並ぶように負荷ボード1及び電源ボード2の間に配置される。すなわち、本実施例に係るバスブロック100では、給電用ブロック111と給電用ブロック112と、GND用ブロック121とGND用ブロック122とが連続して並ばないように配置される。そして、バスブロック100Aとバスブロック100Bとの間においても、給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とが交互に並ぶように配置される。すなわち、バスブロック100Aとバスブロック100Bとをブロック状導体111〜122が一列に並ぶように配置した場合、バスブロック100AのGND用ブロック122とバスブロック100Bの給電用ブロック111とが隣に並ぶよう配置される。
この配置状態を、接続関係で言い換えれば、以下のように表すことができる。すなわち、電源用ボード2から負荷ボード1へ電流が流れるように接続された給電用ブロック111及び112と、負荷ボード1から電源ボード2へ電流が流れるように接続されたGND用ブロックとが交互に並べられる。
そして、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、それぞれが有するネジ穴115に負荷ボード1側からネジ101が挿入され、負荷ボード1に固定される。また、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、それぞれが有するネジ穴115に電源ボード2側からネジ102が挿入され、電源ボード2に固定される。
図5は、電源供給経路を説明するための概略断面図である。図5は、負荷ボード1及び電源ボード2に固定された状態の給電用ブロック111及びGND用ブロック121を示している。
負荷ボード1には、給電層12及びGND層13が配置されている。さらに、負荷ボード1には、電子部品10が搭載されている。また、電源ボード2には、給電層22及びGND層23が配置されている。さらに、電源ボード2には、DC/DCコンバータ20が搭載されている。
さらに、ネジ101と負荷ボード1との間には、電源パッド11Aが配置され、負荷ボード1と給電用ブロック111及びGND用ブロック121との間には、電源パッド11Bが配置される。また、ネジ102と電源ボード2との間には、電源パッド21Aが配置され、電源ボード2と給電用ブロック111及びGND用ブロック121との間には、電源パッド21Bが配置される。電源パッド11A,11B,12A及び21Bは、銅や金のメッキなどの耐食性や導電性の優れた材料で形成される。
電源パッド11B及び21Bは、後述する電源ビア14及び24、並びに、GNDビア15及び25の給電用ブロック111及びGND用ブロック121に対する接触面積を大きくするために配置される。直接GNDビア15及び25と給電用ブロック111及びGND用ブロック121とを接触させた場合、接触面積が小さく、接触抵抗が大きくなるため、電圧降下や接点の発熱が起こる可能性がある。これに対して、電気パッド11B及び21Bを配置して接触面積を大きくすることで接触抵抗を小さくすることができる。
電源ボード2に搭載されたDC/DCコンバータ20は、電源パッド241及び242に接続される。電源パッド241は、GNDビア25でGND層23に接続される。また、電源パッド242は、電源ビア24で給電層22に接続される。また、給電層22は、電源ビア24で電源パッド21Bを介して給電用ブロック111に接続される。また、GND層23は、GNDビア25で電源パッド21Bを介してGND用ブロック121に接続される。
負荷ボード1に搭載された電子部品10は、電源パッド141及び142に接続される。電源パッド141は、GNDビア15でGND層13に接続される。また、電源パッド142は、電源ビア14で給電層12に接続される。また、給電層12は、電源ビア14で電源パッド11Bを介して給電用ブロック111に接続する。また、GND層13は、GNDビア15で電源パッド11Bを介してGND用ブロック121に接続される。
DC/DCコンバータ20で生成された電気は、電源 供給経路を介して電子部品に給電する。電源供給経路は、DC/DCコンバータ20から電子部品10までの給電経路と電子部品10からGNDまでの導電経路で構築される。
本実施例では、給電経路上には、電源パッド242、電源ビア24、給電層22、電源ビア24、電源パッド21B、給電用ブロック111、電源パッド11B、負荷ボード1の電源ビア14、給電層12が、配置されている。また、本実施例では、導電経路上には、電源パッド141、GNDビア15、GND層13、GNDビア14、電源パッド11B、GND用ブロック121、電源パッド21B、電源ボード2のGNDビア24、GND層23、GNDビア24、電源パッド241、DC/DCコンバータ20が、配置されている。
そして、DC/DCコンバータ20から出力された電流は、電源パッド242及び電源ビア24を経由して給電層22へ流れ込む。給電層22に流れた電流は、電源ビア24及び電源パッド21Bを経由して給電用ブロック111へ流れ込む。給電用ブロック111に流れた電流は、電源パッド11B及び負荷ボード1の電源ビア14を経由して給電層12に流れ込む。給電層12に流れた電流は、電源ビア14及び電源パッド142を経由して、電子部品10へ流れ込む。
その後、電子部品10から出力された電流は、電源パッド141及びGNDビア15を経由してGND層13に流れ込む。GND層13に流れ込んだ電流は、GNDビア14及び電源パッド11Bを経由してGND用ブロック121へ流れ込む。GND用ブロック121へ流れ込んだ電流は、電源パッド21B及び電源ボード2のGNDビア24を介してGND層23へ流れ込む。GND層23へ流れ込んだ電流は、GNDビア24及び電源パッド241を経由してDC/DCコンバータ20に流れ込み、最終的にGNDに流れる。
このように電源は、給電用ブロック111及び112を経由して電子部品10へ供給され、GND用ブロック121及び122を経由してGNDに落とされる。すなわち、DC/DCコンバータ20から出力された低電圧且つ大電流の電源が、給電用ブロック111及び112並びにGND用ブロック121及び122を用いて、電子部品10に供給される。
ここで、給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とでは、電流の流れる向きが逆になる。そして、電流の流れる向きが逆の給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とが交互に配置されていることで、電流によって発生する磁界が打ち消される。これにより、給電経路である給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122によるインダクタンス成分を小さくすることができる。
ここで、給電経路の抵抗及びインダクタンスと給電経路のインピーダンスとの関係は次の式(1)で表される。
Z=R+jωL ・・・(1)
ここで、Zは、給電経路のインピーダンスを表し、Rは給電経路の抵抗を表し、Lは給電経路のインダクタンスを表す。すなわち、給電経路の抵抗やインダクタンスが大きいほど、給電経路のインピーダンスは大きくなる。
さらに、給電経路のインピーダンスと、電子部品10へ供給される電圧の変動量及び電流の変動量の関係は次の式(2)で表される。
ΔV=ΔI*Z ・・・(2)
ここで、ΔVは、電子部品10へ供給される電圧の変動量を表し、ΔIは、電子部品10へ供給される電流の変動量を表す。すなわち、電圧の変動量は、電流の変動量及び給電経路のインピーダンスに比例して増加する。そして、電圧の変動が、電源ノイズとなる。そこで、電源ノイズを抑えるには、電圧の変動を抑えることが好ましい。
このことから、給電経路のインダクタンスを抑えることで、電源ノイズを軽減することができる。したがって、本実施例のように、電流の流れる向きが逆の給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とを交互に配置することで、給電経路のインダクタンスを抑えることができ、電源ノイズを軽減することができる。
また、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、四角柱の形状を有する。そのため、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122の中の隣り合う者同士は、四角形の面が対向する状態となる。
ここで、図6で表される平行平板301及び302のインダクタンスについて説明する。図6は、平行平板のインダクタンスを説明するための図である。平行平板301及び302は、無限の広がりを有しつつ対向する2つの平板の一部を表している。図6に表される平行平板301及び302は、導体幅L1及び導体長L2を有する。また、平行平板301と302との間の距離は、距離L3である。さらに、平行平板301及び302は、図6において、導体長L2が伸びる方向に互いに逆向きに電流が流れる。すなわち、矢印Q1及びQ2の方向に電流が流れる。この場合、平行平板301及び302のインダクタンスは次の式(3)で表される。
L=μ*L3*L2/L1 ・・・(3)
ここで、μは、絶縁体130の透磁率である。また、L1、L2及びL3は、図6で表される各長さである。そして、式(3)で示されるように、導体幅L1が長いほどインダクタンスが小さくなり、導体長L2が短いほどインダクタンスが小さくなる。また、距離L3が短いほどインダクタンスLは小さくなる。
ここで、図7を参照して、四角柱の形状の給電用ブロック111及びGND用ブロック121のインダクタンスについて説明する。図7は、隣接面の形状によるインダクタンスへの影響を説明するための図である。図7に示すように、距離dは、例えば、給電用ブロック111及びGND用ブロック121のお互いの対向面の間の距離である。また、高さhは、給電用ブロック111及びGND用ブロック121のお互いの対向面における、負荷ボード1と電源ボード2とに挟持された状態で電気が流れる方向の辺の長さである。また、幅wは、給電用ブロック111及びGND用ブロック121のお互いの対向面の高さhと直交する辺である。
ここで、図7の給電用ブロック111及びGND用ブロック121の互いに対向する面の中央寄りの微細面について考える。この微細面は、図6における平行平板301及び302の状態とほぼ同じ状態として考えることができ、インダクタンスについても平行平板301及び302におけるインダクタンスに近似して考えることができる。すなわち、幅wは導体幅L1と考えることができ、高さhは導体長L2と考えることができ、距離dは距離L3と考えることができる。この場合、給電用ブロック111及びGND用ブロック121で発生するインダクタンスも式(3)で近似して考えることができる。
すなわち、距離dが短いほどインダクタンスLは小さくなる。ここで、本実施例に係るバスブロック100では、給電用ブロック111とGND用ブロック121との間には絶縁体130が挟まれており、近くに配置した場合の位置ずれによるショートの発生を防止することができる。そのため、本実施例に係るバスブロック100は、給電用ブロック111とGND用ブロック121との間の距離を短くすることが可能となる。これにより、インダクタンスを小さく抑えることができ、電源ノイズを軽減することができる。
また、高さhが短いほどインダクタンスが小さくなり、幅wが長いほどインダクタンスが小さくなる。ここで、縦方向は給電用ブロック111及びGND用ブロック121の電気の伝送距離を短くするため、なるべく短くすることが求められる。そこで、高さhを最短距離に決定すると、給電用ブロック111及びGND用ブロック121のお互いの対向面の面積が大きいほど、すなわち給電用ブロック111及びGND用ブロック121の隣接面積が大きいほど、インダクタンスが小さくなるといえる。ここで、給電用ブロック111及びGND用ブロック121は、四角柱の形状であり、例えば円柱などに比べて隣接面積が大きいといえる。そのため、給電用ブロック111及びGND用ブロック121を四角柱の形状にすることで、インダクタンスを抑えることができ、電源ノイズを軽減することができる。
ここで、図8〜12を参照して、本実施例に係る電源供給構造3を用いた場合のインダクタンスを、他の構成の場合のインダクタンスと比較して説明する。図8は、四角柱形状のGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された構成を説明するための図である。図9は、円柱形状のGND用ブロック同士及び給電用ブロック同士を並べた場合の構成を説明するための図である。図10は、四角柱形状のGND用ブロック同士及び給電用ブロック同士を並べた場合とGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された場合のインダクタンスの比較を説明するための図である。図10は、図8及び図9の構成を用いた場合を想定したシミュレーション結果である。
また、図11は、円柱形状のGND用ブロック及び給電用ブロックが交互に配置された構成を説明するための図である。図12は、四角柱形状のブロックを使用した場合と円柱形状のブロックを使用した場合のインダクタンスの比較を説明するための図である。図12は、図8及び図11の構成を用いた場合を想定したシミュレーション結果である。ここでは、電圧が1.2Vであり電流が135Aの場合で説明する。さらに、電源供給を行った場合の温度上昇は20℃であるとする。
図10の、縦軸は、インダクタンスの大きさを表す。また、横軸は、周波数を表す。そして、線201が、図8の構成の場合の各周波数に対応するインダクタンスを表し、線202が、図9の構成の場合の各周波数に対応するインダクタンスを表す。
すなわち、線201で表されるインダクタンスとなる場合の構成は以下の構成となる。図8に示すように、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、いずれも高さL12が7mmであり導体径が8mmである四角柱形状を有する。そして、電源ボード2の電源パッド21Bは、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122のそれぞれに対応させて配置される。また、負荷ボード1にも同様の電源パッドが配置される。そして、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、ネジ101により負荷ボード1に固定され、ネジ102により電源ボード2に固定される。さらに、各給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、図8の場合と同様に中心軸間の間隔L31が12mmに配置される。言い換えれば、各給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、導体間間隔が4mmである。この図8は、実施例で説明した構成の一例にあたる。
また、線202で表されるインダクタンスとなる場合の構成は以下の構成となる。図9に示すように、給電用ブロック31は、高さL22が7mmであり導体径が8mmの四角柱形状を有する。また、給電用ブロック32、並びに、GND用ブロック33及び34は、いずれも給電用ブロック31と同様の四角柱形状を有する。そして、給電用ブロック31と給電用ブロック32とは、隣り合うように配置される。また、GND用ブロック33とGND用ブロック34とは、隣り合うように配置される。電源ボード2の電源パッド35は、給電用ブロック31及び32の双方が接触するように1枚配置され、さらに、GND用ブロック33及び34の双方が接触するように1枚配置される。この場合、給電経路同士及びGND経路同士が隣接するため、それぞれ1枚の電源パッド35とすることができる。また、負荷ボード1にも同様の電源パッドが配置される。そして、給電用ブロック31及び32、並びに、GND用ブロック33及び34は、ネジ101により負荷ボード1に固定され、ネジ102により電源ボード2に固定される。さらに、各給電用ブロック31及び32、並びに、GND用ブロック33及び34は、中心軸間の間隔L21が12mmに配置される。言い換えれば、各給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、導体間間隔が4mmである。すなわち、図8の構成と、図9の構成とでは、給電用ブロック31と32とが隣接し、GND用ブロック33と34とが隣接しているか、給電用ブロック41及び42とGND用ブロック43及び44とが交互に並んでいるかが異なる。
そして、図10に示すように、線201で表される図8の構成のインダクタンスの方が、線202で表される図9の構成のインダクタンスよりも小さい。すなわち、給電用ブロック41及び42とGND用ブロック43及び44とを交互に並べた場合の方が、給電用ブロック31と32とを隣接させ、GND用ブロック33と34とを隣接させた場合よりも、磁界の発生が抑えられ、インダクタンスが小さくなる。具体的には、隣接して同方向に電流が流れる場合、給電用ブロック31及び32、並びに、GND用ブロック33及び34の間の磁界がキャンセルされるが、周囲が増加されるため、全体として磁界が増える。これに対して、隣接する電流が逆方向に流れる場合、給電用ブロック41及び42、並びに、GND用ブロック43及び44の間の磁界が増加されるが、周囲がキャンセルされるため、全体として磁界が減る。特に、本実施例に係る電源供給構造3は、給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122との間の隙間を極力なくすことによって、磁界の増加を抑えることができる。
次に、給電用ブロック41及び42、並びに、GND用ブロック43及び44の形状を変えた場合のインダクタンスについて説明する。ここでは、図8の構成と図11の構成とを比較して説明する。
図11の構成において、給電用ブロック41は、高さL32が7mmであり導体径が8mmの円柱形状を有する。また、給電用ブロック42、並びに、GND用ブロック43及び44は、いずれも給電用ブロック41と同様の円柱形状を有する。そして、電源ボード2の電源パッド45は、給電用ブロック41及び42、並びに、GND用ブロック43及び44のそれぞれに対応させて配置される。また、負荷ボード1にも同様の電源パッドが配置される。そして、給電用ブロック41及び42、並びに、GND用ブロック43及び44は、ネジ101により負荷ボード1に固定され、ネジ102により電源ボード2に固定される。さらに、各給電用ブロック41及び42、並びに、GND用ブロック43及び44は、図7の場合と同様に中心軸間の間隔L31が12mmに配置される。言い換えれば、各給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122は、導体間間隔が4mmである。すなわち、図8の構成と、図11の構成とでは、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122の形状が四角柱と円柱とで異なる。
そして、図12に示すように、線201で表される図8の構成、すなわち本実施例の一例である構成のインダクタンスの方が、線203で表される図11の構成のインダクタンスよりも小さい。すなわち、四角柱の給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122を用いた方が、円柱の給電用ブロック41及び42、及び、GND用ブロック43及び44を用いた場合よりも、インダクタンスが小さくなる。すなわち、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122を四角柱にして、隣接面積を大きくすることで、インダクタンスを小さくすることができる。このように、隣接面積を変更したシミュレーション結果からも、隣接面積が大きくなるとインダクタンスが小さくなることが分かる。すなわち、給電用ブロック111及び112、並びに、GND用ブロック121及び122の場合のインダクタンスは、平行平板301及び302のインダクタンスを表す式(3)により近似して表すことができるといえる。
このように、本実施例に係る電源供給構造3は、四角柱の給電用ブロック111及び112とGND用ブロック121及び122とを交互に並べることで、インダクタンスをより小さくすることができ、電源ノイズを低減させることができる。
以上に説明したように、本実施例に係る電源供給構造は、給電用ブロックとGND用ブロックとが並べられた状態で固定されたバスブロックを電源ボードから負荷ボードへの電源供給に用いる。これにより、給電用ブロックとGND用ブロックとが隣接せず、隣接経路に流れる電流の方向を逆にすることができる。これにより、磁界によって発生する磁界を打ち消し合わせることができ、インダクタンスを低減させて、電源ノイズを低減させることができる。
また、給電距離は同等で、給電用ブロック及びGND用ブロックを四角柱とした場合と円柱とした場合とを比較した場合、四角柱であれば隣接面積を大きくすることができ、インダクタンスを低減させて、電源ノイズを低減させることができる。また、大電流を供給する場合でも、四角柱は、円柱と比較して、接触抵抗が大きくできるため、電圧降下や発熱の影響を低減することができる。なお、柱形状は、図示のような四角柱に限定されず、隣接面積を大きくすることができる柱形状であれば、適宜アレンジ可能である。
さらに、給電用ブロックとGND用ブロックとを絶縁体でまとめた一体構造とすることで、位置ずれによる隣接ブロック間におけるショートを回避することができる。
さらに、従来のようにバスバーを用いた場合、ボードの端部にバスバーを配置することが考えられ、電子部品までの電源経路が長くなる。また、ボードの内側にバスバーを配置する場合、バーをネジ止めするために大きな領域を確保するため、電子部品を高密度に配置することが困難となる。これに対して、本実施例に係るバスブロックを用いた場合、ブロックの上下をネジ止めすることで固定する構成なので、ボードの内側の狭いスペースに配置することができる。これにより、高密度に配置された電子部品に対して短い電源経路で電源を供給することができ、高密度に配置された電子部品に対する電源供給における発熱を低減し、電圧降下を小さくすることができる。
ここで、給電用ブロック111と給電用ブロック112の電源種は、同じであってもよいし、異なってもよい。図13は、実施例に係るバスブロックの電源供給先を説明するための図である。そして、図13におけるV1、V2及びV3は、異なる電圧を表す。また、図13におけるGがGND用ブロックを表す。例えば、図13のバスブロック151のように、給電用ブロック111及び112は、同じ電圧V1を供給してもよい。また、バスブロック152のように、給電用ブロック111の供給する電圧がV2であり、給電用ブロック112の供給する電圧がV3のように、異なる電源種であってもよい。したがって、給電用ブロック111と給電用ブロック112の電源供給先となる電子部品10は、同じ部品であってもよいし、異なる部品であってもよい。
(変形例)
本実施例では、直列に給電用ブロックとGND用ブロックとを交互に配置する場合で説明したが、給電用ブロックとGND用ブロックとが交互に配置されれば磁界は打ち消されるため、直列に配置しなくてもよい。
図14は、給電用ブロックとGND用ブロックの他の配置例を表す図である。図13におけるVが給電用ブロックを表し、GがGND用ブロックを表す。
例えば、配置160のように、給電用ブロックとGND用ブロックを2つ並べてもよい。この場合も、電流により発生する磁界が打ち消し合うことでインダクタンスが低減し、電源ノイズを低減させることができる。
また、例えば、配置170のように、市松模様状に給電用ブロックとGND用ブロックとを並べてもよい。この場合も、電流により発生する磁界が打ち消し合うことでインダクタンスが低減し、電源ノイズを低減させることができる。
さらに、隣接する面積を大きくできれば四角柱でなくてもよい。隣接する面積は隣接面が四角形であれば大きくできるので、例えば、配置180のように、側面が四角形となる扇型の柱の形状のブロックを用いて、円環状にならべてもよい。この場合も、電流により発生する磁界が打ち消し合うことでインダクタンスが低減し、さらに、隣接面積が大きくなることでインダクタンスを低減でき、電源ノイズを低減させることができる。
また、例えば、配置190のように、配置180の中央にGND用ブロックを配置する構成としてもよい。この場合も、電流により発生する磁界が打ち消し合うことでインダクタンスが低減し、電源ノイズを低減させることができる。
さらに、隣合うブロック状導体において電流の流れる向きが逆になればよく、同じ電源で用いられる給電用ブロックとGND用ブロックとが隣接してもよいし、異なる電源で用いられる給電用ブロックとGND用ブロックとが隣接してもよい。
以上に説明したように、給電用ブロックとGND用ブロックとが交互に配置される構成であれば、他の構成をとることもでき、その場合も、インダクタンスを抑えることができ、電源ノイズを低減させることができる。さらに、四角柱の形状でなくても、隣接面を四角形にすれば、インダクタンスを低減させることができ、電源ノイズを低減させることができる。
1 負荷ボード
2 電源ボード
3 電源供給構造
10 電子部品
20 DC/DCコンバータ
11,21,35,141,142,241,242 電源パッド
12,22 給電層
13,23 GND層
14,24 ビア
41,42 円柱のブロック状導体(給電用ブロック)
43,44 円柱のブロック状導体(GND用ブロック)
100,100A,100B バスブロック
101,102 ネジ
111,112 四角柱のブロック状導体(給電用ブロック)
121,122 四角柱のブロック状導体(GND用ブロック)
113,114 面
115 ネジ穴
130 絶縁体

Claims (5)

  1. 負荷を搭載し、前記負荷に接続する第1配線を有する第1板部材と、
    前記負荷に電力を供給する電源供給部が配置され、前記電源供給部に接続する第2配線を有する第2板部材と、
    導電性で且つ柱状の導電部材が間隙を有して並べて固定された部材であって、前記第1板部材及び前記第2板部材に前記導電部材の端面が接触するように挟持され、隣り合う2つの前記導電部材の一方には前記第2板部材から前記第1板部材の向きに電流が流れ、他方には前記第1板部材から前記第2板部材の向きに電流が流れるように、前記第1配線及び前記第2配線にそれぞれ接続されるブロック部材と
    を備えたことを特徴とする電源供給構造。
  2. 前記ブロック部材は、
    前記第2板部材から前記第1板部材の向きに電流が流れる前記導電部材の一方の端面が前記第2配線に繋がる前記第2板部材上の電極に接続し、他方の端面が前記負荷の入力端子に接続された前記第1配線へ繋がる前記第1板部材上の電極に接続し、
    前記第1板部材から前記第2板部材の向きに電流が流れる前記導電部材の一方の端面が前記負荷の出力端子に接続された前記第1配線に繋がる前記第1板部材上の電極に接続し、他方の端面がグランドに接続された前記第2配線に繋がる前記第2板部材上の端子に接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源供給構造。
  3. 前記導電部材は角柱状であり、隣り合う前記導電部材は、互いの側面が対向するように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源供給構造。
  4. 前記ブロック部材は、前記間隙に絶縁体が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電源供給構造。
  5. 前記ブロック部材は、直列に並ぶ2つ以上の前記導電部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電源供給構造。
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