JP6572308B2 - 回路パターン形成装置 - Google Patents

回路パターン形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6572308B2
JP6572308B2 JP2017523023A JP2017523023A JP6572308B2 JP 6572308 B2 JP6572308 B2 JP 6572308B2 JP 2017523023 A JP2017523023 A JP 2017523023A JP 2017523023 A JP2017523023 A JP 2017523023A JP 6572308 B2 JP6572308 B2 JP 6572308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
irradiation
light
containing liquid
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017523023A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016199242A1 (ja
Inventor
謙磁 塚田
謙磁 塚田
政利 藤田
政利 藤田
良崇 橋本
良崇 橋本
明宏 川尻
明宏 川尻
雅登 鈴木
雅登 鈴木
克明 牧原
克明 牧原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2016199242A1 publication Critical patent/JPWO2016199242A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6572308B2 publication Critical patent/JP6572308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

本発明は、金属微粒子を含有する金属含有液により配線を形成することで、回路パターンを形成する回路パターン形成装置に関する。
近年、下記特許文献に記載されているように、金属微粒子を含有する金属含有液を吐出し、その吐出された金属含有液を焼成することで、回路パターンを形成するための技術が開発されている。
特開2012−060084号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、ある程度、配線を形成することが可能となる。ただし、金属含有液を線状に吐出するべく、金属含有液の上に金属含有液が吐出される場合があるが、先に吐出されている金属含有液と、その金属含有液の上に吐出された金属含有液とが一体化して、バルジ化する虞がある。金属含有液がバルジ化すると、線状に吐出された金属含有液の一部が膨らんだ状態となり、配線形状の異常化,配線の断線等が生じる虞がある。
このため、従来の技術では、回路基板がヒータ等の加温装置によって加温され、加温された状態の回路基板上に、金属含有液が吐出される。加温された状態の回路基板の上に、金属含有液が吐出されると、金属含有液に含まれる溶媒が乾燥し、金属含有液のバルジ化を防止することが可能となる。しかしながら、ヒータの配設により、回路パターン形成装置の大型化、コストアップ等の問題が生じる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、ヒータ等を配設することなく、金属含有液のバルジ化を防止することが可能な回路パターン形成装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の回路パターン形成装置は、光の照射により硬化する硬化性樹脂を吐出する第1吐出装置と、前記第1吐出装置により吐出された硬化性樹脂に光を照射する第1照射装置と、金属微粒子を含有する金属含有液を吐出する第2吐出装置と、前記第2吐出装置により吐出された金属含有液にレーザ光を照射する、前記第1照射装置とは異なる第2照射装置と、前記第1吐出装置と前記第1照射装置と前記第2吐出装置と前記第2照射装置との各々の作動を制御する制御装置とを備え、回路パターンを形成する回路パターン形成装置において、前記制御装置が、前記第1吐出装置により吐出された硬化性樹脂に、前記第1照射装置により光を照射することで樹脂層を形成する樹脂層形成部と、前記第2吐出装置により吐出された金属含有液に、前記第2照射装置によりレーザ光を照射することで配線を形成する配線形成部とを有し、前記配線形成部が、前記第2吐出装置により吐出された金属含有液に、前記第1照射装置により光を照射する第1照射部と、前記第1照射装置により光が照射された金属含有液に、前記第2照射装置によりレーザ光を照射することで配線を形成する第2照射部とを有することを特徴とする。
本発明の回路パターン形成装置では、第1吐出装置により吐出された硬化性樹脂に、第1照射装置により光を照射することで樹脂層が形成される。また、第2吐出装置により吐出された金属含有液に、第2照射装置によりレーザ光を照射することで配線が形成される。ただし、配線形成時には、第2吐出装置により吐出された金属含有液に、第1照射装置により光が照射される。金属含有液に第1照射装置により光が照射されることで、金属含有液に含まれる溶媒が乾燥し、金属含有液のバルジ化が防止される。このように、本発明の回路パターン形成装置では、ヒータ等の加温装置を新たに設けることなく、樹脂層形成時に用いられる第1照射装置によって、金属含有液の溶媒が乾燥される。これにより、敢えてヒータ等を配設することなく、金属含有液のバルジ化を防止することが可能となる。
回路パターン形成装置を示す図である。 第1造形ユニットの第1印刷部を示す概略図である。 第1造形ユニットの焼成部を示す概略図である。 第2造形ユニットの第2印刷部を示す概略図である。 第2造形ユニットの硬化部を示す概略図である。 制御装置を示すブロック図である。 配線形成の工程を説明するための模式図である。 配線形成の工程を説明するための模式図である。 配線形成の工程を説明するための模式図である。 樹脂層形成の工程を説明するための模式図である。 樹脂層形成の工程を説明するための模式図である。 金属含有液の乾燥工程を説明するための模式図である。 金属含有液の乾燥工程を説明するための模式図である。
図1に回路パターン形成装置10を示す。回路パターン形成装置(以下、「形成装置」と略す場合がある)10は、搬送装置20と、第1造形ユニット22と、第2造形ユニット24と、制御装置(図6参照)26を備える。それら搬送装置20と第1造形ユニット22と第2造形ユニット24とは、形成装置10のベース28の上に配置されている。ベース28は、概して長方形状をなしており、以下の説明では、ベース28の長手方向をX軸方向、ベース28の短手方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向と称して説明する。
搬送装置20は、X軸スライド機構30と、Y軸スライド機構32とを備えている。そのX軸スライド機構30は、X軸スライドレール34とX軸スライダ36とを有している。X軸スライドレール34は、X軸方向に延びるように、ベース28の上に配設されている。X軸スライダ36は、X軸スライドレール34によって、X軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、X軸スライド機構30は、電磁モータ(図6参照)38を有しており、電磁モータ38の駆動により、X軸スライダ36がX軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸スライド機構32は、Y軸スライドレール50とステージ52とを有している。Y軸スライドレール50は、Y軸方向に延びるように、ベース28の上に配設されており、X軸方向に移動可能とされている。そして、Y軸スライドレール50の一端部が、X軸スライダ36に連結されている。そのY軸スライドレール50には、ステージ52が、Y軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、Y軸スライド機構32は、電磁モータ(図6参照)56を有しており、電磁モータ56の駆動により、ステージ52がY軸方向の任意の位置に移動する。これにより、ステージ52は、X軸スライド機構30及びY軸スライド機構32の駆動により、ベース28上の任意の位置に移動する。
ステージ52は、基台60と、保持装置62と、昇降装置64とを有している。基台60は、平板状に形成され、上面に回路基板等が載置される。保持装置62は、基台60のX軸方向の両側部に設けられている。そして、基台60に載置された回路基板等のX軸方向の両縁部が、保持装置62によって挟まれることで、回路基板等が固定的に保持される。また、昇降装置64は、基台60の下方に配設されており、基台60を昇降させる。
第1造形ユニット22は、例えば、ステージ52の基台60に載置された回路基板(図3参照)70の上に配線(図3参照)80を造形するユニットであり、第1印刷部72と、焼成部74とを有している。第1印刷部72は、図2に示すように、インクジェットヘッド76を有しており、基台60に載置された回路基板70の上に、金属インク77を線状に吐出する。金属インク77は、金属の微粒子が溶剤中に分散されたものである。なお、インクジェットヘッド76は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式によって複数のノズルから金属インク77を吐出する。
焼成部74は、図3に示すように、レーザ照射装置78を有している。レーザ照射装置78は、回路基板70の上に吐出された金属インク77にレーザを照射する装置であり、レーザが照射された金属インク77は、焼成し、配線80が形成される。なお、金属インク77の焼成とは、エネルギーを付与することによって、溶媒の気化や金属微粒子保護膜の分解等が行われ、金属微粒子が接触または融着をすることで、導電率が高くなる現象である。そして、金属インク77が焼成することで、金属製の配線80が形成される。
また、第2造形ユニット24は、例えば、ステージ52の基台60に載置された回路基板(図5参照)70の上に樹脂層(図5参照)82を造形するユニットであり、図1に示すように、第2印刷部84と、硬化部86とを有している。第2印刷部84は、図4に示すように、インクジェットヘッド88を有しており、基台60に載置された回路基板70の上に紫外線硬化樹脂90を吐出する。なお、インクジェットヘッド88は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式でもよく、樹脂を加熱して気泡を発生させノズルから吐出するサーマル方式でもよい。
硬化部86は、図5に示すように、平坦化装置96と照射装置98とを有している。平坦化装置96は、インクジェットヘッド88によって回路基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂90の上面を平坦化するものであり、例えば、紫外線硬化樹脂90の表面を均しながら余剰分の樹脂を、ローラもしくはブレードによって掻き取ることで、紫外線硬化樹脂90の厚みを均一させる。また、照射装置98は、光源として水銀ランプを備えており、回路基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂90に紫外線を照射する。これにより、回路基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂90が硬化し、樹脂層82が造形される。
制御装置26は、図6に示すように、コントローラ102と、複数の駆動回路104とを備えている。複数の駆動回路104は、上記電磁モータ38,56、保持装置62、昇降装置64、インクジェットヘッド76、レーザ照射装置78、インクジェットヘッド88、平坦化装置96、照射装置98に接続されている。コントローラ102は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路104に接続されている。これにより、搬送装置20、第1造形ユニット22、第2造形ユニット24の作動が、コントローラ102によって制御される。
<形成装置の作動>
形成装置10では、上述した構成によって、回路基板70上に配線および、樹脂層を形成することで、回路パターンを形成する。具体的には、ステージ52の基台60に回路基板70がセットされる。そして、回路基板70に配線が形成される際には、ステージ52が、第1造形ユニット22の下方に移動され、第1印刷部72において、図7に示すように、インクジェットヘッド76によって回路基板70の上に金属インク77が吐出される。この際、金属インク77は断続的に吐出されている。続いて、断続的に吐出された金属インク77の上に、インクジェットヘッド76によって、さらに、金属インク77が吐出される。これにより、図8に示すように、回路基板70の上に吐出された金属インク77が線状に繋がる。次に、焼成部74において、回路基板70に吐出された金属インク77に、レーザ照射装置78によってレーザが照射される。これにより、金属インク77が焼成し、図9に示すように、回路基板70の上に配線80が形成される。
また、回路基板70に樹脂層が形成される際には、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動され、第2印刷部84において、図10に示すように、インクジェットヘッド88によって、回路基板70の上に紫外線硬化樹脂90が薄膜状に吐出される。次に、硬化部86において、吐出された紫外線硬化樹脂90が、膜厚が均一となるように、平坦化装置96によって平坦化される。そして、照射装置98が、その平坦化された紫外線硬化樹脂90に紫外線を照射する。これにより、図11に示すように、回路基板70の上に薄膜状の樹脂層82が形成される。
このように、形成装置10では、第1造形ユニット22において、配線が形成され、第2造形ユニット24において、樹脂層が形成される。そして、配線と樹脂層とが、回路基板70の上に順次、形成されることで、回路パターンが形成される。ただし、金属インク77は、溶剤中に金属微粒子が分散されたものであり、金属インク77に用いられる溶媒は、高沸点のものが多く、乾燥し難い。このため、配線形成時に、金属インク77の上に、さらに金属インクが吐出された際に、先に吐出されている金属インク77と、その金属インク77に上に吐出された金属インク77とが一体化して、バルジ化する。金属インク77がバルジ化すると、線状に吐出された金属インク77の一部が膨らんだ状態となり、配線形状の異常化,配線の断線等が生じる虞がある。また、金属インク77の焼成時に、金属インク77にレーザ光が照射されるが、金属インク77に含まれる溶媒の量が多いと、レーザ照射量が多くなり、スループットの低下、回路基板の損傷等が生じる虞がある。
このため、従来の回路パターン形成装置では、ステージ52にヒータが配設されており、ヒータによって、回路基板70が加温されている。そして、加温された状態の回路基板70の上に、金属インク77が吐出され、その金属インク77が焼成されることで、配線が形成される。このように、回路基板70を加温して、金属インク77に含まれる溶媒を乾燥させることで、金属インク77のバルジ化を抑制することが可能となる。また、溶媒の乾燥により、レーザ照射量を少なくすることが可能となり、スループットの低下、回路基板の損傷等を防止することが可能となる。
しかしながら、ステージ52へのヒータの配設により、装置の大型化、コストアップ等の問題が生じる。また、ヒータの熱によって、インクジェットヘッド76のノズル面が乾燥し、ノズルが詰まる虞がある。さらに、ヒータにより回路基板70が全体的に加温されることで、回路基板70が損傷する虞がある。このようなことに鑑みて、形成装置10では、配線形成時に、樹脂層形成時に用いられる照射装置98によって、金属インク77を乾燥させる。
具体的には、回路基板70に配線が形成される際に、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。そして、硬化部86において、照射装置98によって、回路基板70に紫外線が照射される。照射装置98は、上述したように、光源として水銀ランプを備えており、水銀ランプは、紫外線だけでなく、可視光、赤外線を含む比較的広域の波長(約200〜2000nm)の光を照射する。このため、照射装置98の光の照射により、回路基板70の上面が加温される。
次に、ステージ52が、第1造形ユニット22の下方に移動され、第1印刷部72において、図7に示すように、インクジェットヘッド76によって、回路基板70の上に金属インク77が吐出される。この際、回路基板70の上面が加温されているため、回路基板70の上に吐出された金属インク77の溶媒は、乾燥し、気化する。なお、インクジェットヘッド76によって吐出される金属インク77には、金属微粒子だけでなく、無機系、若しくは、有機系の微粉末が含まれている。
具体的には、無機系の微粉末として、二酸化チタン,酸化亜鉛,黒色顔料(カーボンブラック,鉄黒(マグネタイト),銅・クロムブラック,コバルトブラック),赤色顔料(鉛丹,酸化鉄赤(ヘマタイト)),黄色顔料(黄鉛,亜鉛黄(亜鉛黄1種,亜鉛黄2種),黄色酸化鉄),青色顔料(ウルトラマリン青,プロシア青(フェロシアン化鉄カリ),コバルトブルー,セルリアンブルー,マンガンブルー,タングステンブルー,エジプトブルー),緑色顔料(酸化クロム,ビリジアン,コバルトグリーン,コバルトクロムグリーン,ビクトリアグリーン,エジプトグリーン,マンガングリーン)等が挙げられる。また、有機系の微粉末として、黄色顔料(イソインドリノン,イソインドリン,アゾメチン,アントラキノン,アントロン,キサンテン),橙色顔料(ジケトピロロピロール,ペリレン,アントラキノン(アントロン),ペリノン,キナクリドン,インジゴイド),赤色顔料(キナクリドン,ジケトピロロピロール,アントラキノン,ペリレン,ペリノン,インジゴイド),紫色顔料(ジオキサジン,キナクリドン,ペリレン,インジゴイド,アントラキノン(アントロン),キサンテン),青色顔料(フタロシアニン,アントラキノン,インジゴイド),緑色顔料(フタロシアニン,アゾメチン,ペリレン)等が挙げられる。なお、微粉末の大きさは、インクジェットヘッド76のノズル径等を考慮して、100〜300nm程度であることが好ましい。
回路基板70の上に金属インク77が吐出されると、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。そして、図12に示すように、硬化部86において、照射装置98によって、回路基板70の上に吐出された金属インク77に、光が照射される。これにより、回路基板70の上に吐出された金属インク77が加温され、金属インク77の溶媒が、さらに、乾燥し、気化する。特に、金属インク77には、上述したように、金属微粒子だけでなく、微粉末も含まれている。この微粉末は、酸化された金属の微粉末、若しくは、着色された微粉末であるため、光を効率的に吸収する。このため、金属インク77は、光の照射によって、効率的に加温され、金属インク77の溶媒が、効率的に乾燥し、気化する。
照射装置98によって光が金属インク77に照射されると、ステージ52が、第1造形ユニット22の下方に移動され、第1印刷部72において、図8に示すように、インクジェットヘッド76によって、先に吐出されている金属インク77の上に金属インク77が吐出される。この際、回路基板70の上に先に吐出されている金属インク77は、照射装置98の光の照射により気化しているため、先に吐出されている金属インク77と、その金属インク77の上に吐出された金属インク77とのバルジ化が防止される。これにより、金属インク77が、膨らみ,断線等の生じていない状態で、線状に繋がる。
回路基板70の上に線状に金属インク77が吐出されると、ステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動され、図13に示すように、硬化部86において、照射装置98によって、回路基板70の上に吐出された金属インク77に、光が照射される。これにより、金属インク77の上に、新たに吐出された金属インク77の溶媒が、乾燥し、気化する。そして、ステージ52が、第1造形ユニット22の下方に移動され、焼成部74において、回路基板70に吐出された金属インク77に、レーザ照射装置78によってレーザが照射され、配線80が形成される。この際、金属インク77に含まれる溶媒の量は、照射装置98の光の照射により、少なくなっているため、少ないレーザ照射量によって、金属インク77は焼成する。これにより、スループットの低下、回路基板の損傷等を防止することが可能となる。
このように、形成装置10では、金属インク77の上に金属インク77が吐出される前に、先に吐出されている金属インク77を照射装置98の光の照射によって乾燥させることで、金属インク77のバルジ化を防止し、配線形状の異常化,配線の断線等を防止することが可能となっている。また、レーザ光によって金属インク77が焼成される前に、金属インク77を照射装置98の光の照射によって乾燥させることで、金属インク77の突沸による飛散を防止し、レーザ照射量を低減させ、スループットの低下、回路基板の損傷等を防止することが可能となっている。さらに、形成装置10では、ヒータ等の加温装置を、新たに配設することなく、樹脂層形成に用いられる照射装置98によって、金属インク77を乾燥させている。これにより、ヒータ等の配設による装置の大型化、コストアップ等の問題が解消される。
また、形成装置10では、照射装置98の光の照射により回路基板70の上に吐出された金属インク77が加温される。このため、ヒータ等により回路基板70全体が加温されるより、回路基板70へのダメージを減らすことが可能となる。さらに、回路基板70の加温によるインクジェットヘッド76の乾燥を防止することが可能となり、ノズル詰まり等を防止することが可能となる。
なお、制御装置26のコントローラ102は、図6に示すように、樹脂層形成部110と、配線形成部112とを有している。樹脂層形成部110は、第2造形ユニット24において樹脂層を形成するための機能部である。配線形成部112は、第1造形ユニット22において配線を形成するための機能部である。また、配線形成部112は、第1照射部116と、第2照射部118とを有している。第1照射部116は、照射装置98によって金属インク77に光を照射するための機能部である。第2照射部118は、レーザ照射装置78によって金属インク77にレーザ光を照射するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、形成装置10は、回路パターン形成装置の一例である。制御装置26は、制御装置の一例である。インクジェットヘッド76は、第2吐出装置の一例である。レーザ照射装置78は、第2照射装置の一例である。インクジェットヘッド88は、第1吐出装置の一例である。照射装置98は、第1照射装置の一例である。樹脂層形成部110は、樹脂層形成部の一例である。配線形成部112は、配線形成部の一例である。第1照射部116は、第1照射部の一例である。第2照射部118は、第2照射部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記実施例では、照射装置98の光源として、水銀ランプが採用されているが、紫外線を照射可能なものであれば、LED等の種々の光源を採用することが可能である。ただし、金属インク77の乾燥を考慮すれば、長い波長を含む光を照射可能な光源を採用することが好ましい。
10:形成装置(回路パターン形成装置) 26:制御装置 76:インクジェットヘッド(第2吐出装置) 78:レーザ照射装置(第2照射装置) 88:インクジェットヘッド(第1吐出装置) 98:照射装置(第1照射装置) 110:樹脂層形成部 112:配線形成部 116:第1照射部 118:第2照射部

Claims (2)

  1. 光の照射により硬化する硬化性樹脂を吐出する第1吐出装置と、
    前記第1吐出装置により吐出された硬化性樹脂に光を照射する第1照射装置と、
    金属微粒子を含有する金属含有液を吐出する第2吐出装置と、
    前記第2吐出装置により吐出された金属含有液にレーザ光を照射する、前記第1照射装置とは異なる第2照射装置と、
    前記第1吐出装置と前記第1照射装置と前記第2吐出装置と前記第2照射装置との各々の作動を制御する制御装置と
    を備え、回路パターンを形成する回路パターン形成装置において、
    前記制御装置が、
    前記第1吐出装置により吐出された硬化性樹脂に、前記第1照射装置により光を照射することで樹脂層を形成する樹脂層形成部と、
    前記第2吐出装置により吐出された金属含有液に、前記第2照射装置によりレーザ光を照射することで配線を形成する配線形成部と
    を有し、
    前記配線形成部が、
    前記第2吐出装置により吐出された金属含有液に、前記第1照射装置により光を照射する第1照射部と、
    前記第1照射装置により光が照射された金属含有液に、前記第2照射装置によりレーザ光を照射することで配線を形成する第2照射部と
    を有することを特徴とする回路パターン形成装置。
  2. 前記第2吐出装置が、
    金属微粒子および、光を吸収する微粉末を含有する金属含有液を吐出することを特徴とする請求項1に記載の回路パターン形成装置。
JP2017523023A 2015-06-10 2015-06-10 回路パターン形成装置 Active JP6572308B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/066734 WO2016199242A1 (ja) 2015-06-10 2015-06-10 回路パターン形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016199242A1 JPWO2016199242A1 (ja) 2018-03-29
JP6572308B2 true JP6572308B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=57503428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017523023A Active JP6572308B2 (ja) 2015-06-10 2015-06-10 回路パターン形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6572308B2 (ja)
WO (1) WO2016199242A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6866198B2 (ja) * 2017-03-16 2021-04-28 株式会社Fuji 回路形成装置
JP6816283B2 (ja) * 2017-07-20 2021-01-20 株式会社Fuji 配線形成方法、および配線形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4244382B2 (ja) * 2003-02-26 2009-03-25 セイコーエプソン株式会社 機能性材料定着方法及びデバイス製造方法
JP3937169B2 (ja) * 2003-09-26 2007-06-27 セイコーエプソン株式会社 バンプ構造体の製造方法およびバンプ構造体の製造装置
JP2006310346A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Seiko Epson Corp 機能性膜パターン形成装置、機能性膜パターンの形成方法及び電子機器
JP2009004669A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Panasonic Corp 金属配線基板の製造方法およびそれを用いて形成した金属配線基板
EP2763517A4 (en) * 2011-09-30 2015-07-08 Meiko Electronics Co Ltd Substrate Preparation Process
US8963135B2 (en) * 2012-11-30 2015-02-24 Intel Corporation Integrated circuits and systems and methods for producing the same
WO2015041189A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 東レエンジニアリング株式会社 多層配線基板の製造方法及びこれに用いる三次元造形装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016199242A1 (ja) 2016-12-15
JPWO2016199242A1 (ja) 2018-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7814862B2 (en) Method of forming structures using drop-on-demand printing
US9310685B2 (en) Method and apparatus for the formation of conductive films on a substrate
CN101821111A (zh) 电子材料的激光印花转印
JP6680878B2 (ja) 回路形成方法
JP2007210167A (ja) 光硬化型インクの硬化方法およびインクジェット記録装置
JP6572308B2 (ja) 回路パターン形成装置
JP6926078B2 (ja) 回路形成方法、および回路形成装置
JP7053832B2 (ja) 回路形成方法、および回路形成装置
JP7197489B2 (ja) 硬化層と金属配線を有する構造物の形成方法及び構造物形成装置
WO2016027796A1 (ja) 3次元造形物の製造方法
JP6341635B2 (ja) 薄膜形成方法及び薄膜形成装置
JP6816283B2 (ja) 配線形成方法、および配線形成装置
JP6818154B2 (ja) 配線形成方法、および配線形成装置
WO2016072011A1 (ja) 配線形成方法
WO2019199273A1 (en) Preheat dyed build materials with preheating sources
JP2010204386A (ja) 球状構造体の製造方法及び装置
JP7250964B2 (ja) 回路形成装置、および回路形成方法
JP6808050B2 (ja) 配線形成方法、および配線形成装置
JP2020077661A (ja) 回路形成方法
WO2017017726A1 (ja) 3次元造形物造形装置
WO2019167156A1 (ja) 配線形成装置および配線形成方法
JP6080869B2 (ja) 金属膜形成方法、および印刷装置
JP6871435B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2015093463A (ja) 画像形成装置
JP2016182703A (ja) インクジェットプリンターおよびインクジェット印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6572308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250