JP6572108B2 - トノカバー及びトノカバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トノカバー及びトノカバー装置に関する。
従来から、ハッチバックやステーションワゴン等の自動車には、後部の荷室を開閉するためのバックドアが設けられることがある。このような自動車には、荷室内の荷物等が車外から視認されないようにするため、トノカバーが設けられることがある。トノカバーは荷室の上方位置に略水平方向に展開されるシート状のカバーを有し、シート状のカバーが荷室の下部を遮蔽する。
トノカバーには、ケース体に巻取り軸を設け、ケース体に対するカバーの引出し及び巻取りを可能したタイプや、1枚の可撓性のカバー部材を荷室の所定の位置に取り付けるタイプがある。
後者のタイプのトノカバーは、例えば特許文献1に開示されている。トノカバーの荷室への取付け及び荷室からの取り外しは、手作業で容易に行うことができる。トノカバーは折り畳み可能でかつ軽量であるため、ユーザーは、必要に応じて、トノカバーを取り外した状態で自動車を使用することができる。トノカバーには紐体の一端が固定され、紐体の他端はバックドアに接続されている。このため、トノカバーがバックドアに連動して回動し、バックドアの開放時にユーザーの特別な操作なしで荷室へアクセスすることができる。また、バックドアの閉止時にトノカバーは水平状態に復帰する。
特開2014−108666号公報
上述したトノカバーは、軽量のため風の影響を受けやすい。トノカバーの後部は紐体で吊られているため、バックドアが開いた状態でトノカバーはバックドアに対して所定の位置をとる。すなわち、トノカバーはそれ自身の重力と紐体の張力で所定の位置に静止する。このとき、車両後方から風が車両前方へ向かって吹くと(すなわち、車室内へ風が吹き込むと)、紐体が撓み、紐体の張力が失われ、トノカバーが上述の静止位置よりバックドアに接近する。これによって、例えばトノカバーがバックドアの段部などに拘束され、バックドアを閉めたときに水平状態に戻らなくなる。トノカバーが後部ウィンドウを遮ることで車両後方の視界が狭まり、車両走行時の安全に問題が生じる可能性がある。また、トノカバーが風によって動き、後部座席の乗員に衝突する可能性がある。
本発明は、バックドアの開放時における不要な動きが拘束されたトノカバーを提供することを目的とする。
本発明は車両後方の荷室を覆うトノカバーに関する。トノカバーは、車両の内装部に係止される前方係止部を前方に備え、前方係止部の周りを回動可能なトノカバー本体と、前方係止部より後方でトノカバー本体に接続された第1の接続部と、回動可能なバックドアに係止される第1の係止部と、を有する第1の紐体と、前方係止部より後方でトノカバー本体に接続された第2の接続部と、荷室を構成する車両本体部に係止される第2の係止部と、を有する第2の紐体と、を有している。トノカバー本体は、荷室を覆う折り畳み可能なシートと、シートの外周を取り囲む縁取り部材と、を有している。縁取り部材はシートの外周を延びる変形可能なワイヤを収容している。
バックドアが開けられた状態で、第1の紐体にトノカバー本体の自重による張力が掛かるとともに第2の紐体が弛み、状態において第1の紐体が緩む方向にトノカバー本体が移動した際に、第2の紐体に張力が掛かるようにされている。
本発明によれば、トノカバーの開放時に風などの影響で第1の紐体が緩む方向にトノカバー本体が移動した際に、第2の紐体に張力が掛かる。これによって、トノカバーの過度の動きが抑えられる。従って、本発明によれば、バックドアの開放時における不要な動きが拘束されたトノカバーを提供することができる。
展開状態のトノカバーの概略図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB部拡大図である。 図1のC部拡大図である。 図1のD部拡大図である。 バックドア全開時の荷室とトノカバーを示す概念図である。 バックドア全閉時のトノカバーの状態を示す概念図である。 バックドア全開時のトノカバーの状態を示す概念図である。 バックドア全開時にトノカバーが動いたときの状態を示す概念図である。 比較例のトノカバーの状態を示す概念図である。
本発明のトノカバーとこれを用いたトノカバー装置の実施形態を、図面を参照して説明する。図中、FRは車両前進方向(車両前方側)を、UPは鉛直方向上側を、RHは車両前進方向に対して右側の方向(車幅方向右側)を示す。トノカバーないしトノカバー本体の上面及び下面は車両への取付時を基準とする。
図1はトノカバーの展開状態における下面の概略構成図である。トノカバー1は、トノカバー本体6と、2つの第1の紐体7と、2つの第2の紐体8と、2つの前側係止部13と、を有している。第1の紐体7と第2の紐体8と前側係止部13はトノカバー本体6に取り付けられている。トノカバー本体6は荷室を覆うシート2と、シート2の外周を取り囲み、外周に袋状に縫製される縁取り部材3とを有する。シート2と縁取り部材3は共に、好ましくは、ナイロンやポリエステル等のジャージー織布等からなる伸縮性部材から形成される。トノカバー本体6の下面の車両前方側、車幅方向両端部には前側係止部13が設けられている。前側係止部13はリアシートバック14や車両の側壁部17(図6参照)などの車両の内装部に係止される。トノカバー本体6は前側係止部13の周りを回動することができる。
トノカバー本体6の下面の車両後方側、車幅方向両端部には第1の紐体7と第2の紐体8が設けられている。第1の紐体7と第2の紐体8の素材は限定されないが、本実施形態においてはナイロンを用いている。第1の紐体7の一端には第1の係止部10が設けられている。第1の係止部10は、回動可能なバックドア18(図6参照)に設けられた第1の被係止部23(図6参照)に係止される。第1の紐体7の他端には、トノカバー本体6に接続された第1の接続部28が設けられている。第2の紐体8の一端には第2の係止部11が設けられている。第2の係止部11は、荷室を構成する車両本体部に設けられた第2の被係止部24(図6参照)に係止される。第2の紐体8の他端には、トノカバー本体6に接続された第2の接続部29が設けられている。第1の接続部28と第2の接続部29は前側係止部13より後方に設けられている。図では第1の接続部28が第2の接続部29よりも車両前方方向にあるが、逆でも構わない。第1の係止部10、第2の係止部11は第1の紐体7、第2の紐体8の端部に形成されていなくてもよい。
図2は図1のA−A線に沿った断面図を示す。縁取り部材3の中には屈曲変形可能な金属製のワイヤ4が挿通されている。すなわち、縁取り部材3はシート2の外周を延びる変形可能なワイヤ4を収容している。ワイヤ4をユーザーが手作業でねじり変形させることで、トノカバー1を折り畳み状態と展開状態とを切り替えることができる。シート2と縁取り部材3は縫製部5で縫い付けられており、シート2、縁取り部材3、ワイヤ4、縫製部5によりトノカバー本体6が形成される。
図3は図1のB部拡大図である。本実施形態においては第1の紐体7と第2の紐体8は一本の連続した紐体で一体に形成されている。すなわち、一本の紐体の中間部が縁取り部材3に固定されることで、第1の接続部28と第2の接続部29が形成される。このため、部品点数及び加工工数を低減することができる。第1の紐体7と第2の紐体8は別々に形成してもよい。
第1の紐体7と第2の紐体8のトノカバー1への取付方法は特に限定されない。第1の紐体7と第2の紐体8は、縫製や溶着によって縁取り部材3に直接取り付けてもよいし、固定部材9を用いて縁取り部材3に固定してもよい。本実施形態においては、リボン状の固定部材9の両端を、シート2とともに縁取り部材3の内側に挿入し、縫製部5で縫い合わせている。そして、固定部材9の縁取り部材3から露出した部分で形成されたリング31の中へ紐体(第1の紐体7と第2の紐体8が一体化された紐体)を通し、紐体を固定部材9に縫い合わせている。
図4は図1のC部拡大図である。第1の係止部10及び第2の係止部11は、第1の紐体7及び第2の紐体8の先端部が折り返されたリング状の係止部である。先端部の折り返し部は硬質の留め具12で固定されている。折り返し部は縫製や溶着により固定することもできる。第1の紐体7及び第2の紐体8の先端部にリング状、フック状の硬質な部材を固定して第1の係止部10及び第2の係止部11を形成することもできる。
図5は図1のD部拡大図である。前側係止部13は固定部材9と同様に、リボン状の軟質な部材で形成することができる。具体的には、軟質な部材の両端をシート2とともに縁取り部材3の内側に挿入し、縫製部5で縫い合わせることで、リング状の係止部が形成される。図示は省略するが、前側係止部13として突起を備えた硬質のカバー部材を用いることもできる。この場合、リアシートバック14に溝部を備えた係合部材を設け、突起をスライドさせて溝に係合させることができる。トノカバー1を取り外して折り畳んだときは、両側の突起同士を係合させてトノカバー1の折り畳んだ状態を維持することができる。
第1の紐体7、第2の紐体8、前側係止部13は、本実施形態においてはトノカバー本体6の下面に設けられているが、トノカバー本体6の上面に設けてもよい。しかし、下面に設けることでトノカバー1の使用時に固定部材9、前側係止部13、縁取り部材3の縫製部5が乗員から見えないため、美観が損なわれない。
次に、トノカバー1を配置する荷室について説明する。図6は、バックドア全開時の荷室15とトノカバー1を示す概念図である。車両内部のリアシートバック14の後方には荷室15が設けられている。荷室15はフロア16と、側壁部17と、バックドア18とで区画される。バックドア18は回転軸30の周りを回動することができる。バックドア18はメインウィンドウ19と、メインウィンドウ19の車両下方に位置するサブウィンドウ20とを有している。メインウィンドウ19とサブウィンドウ20の間の荷室15の内側には段部21(図7〜10参照)が形成されている。トノカバー1が略水平に設置されることで荷室15は上下に仕切られ、荷室15のフロア16に載置された荷物が、車室外からメインウィンドウ19とサブウィンドウ20を通して視認できなくなる。
バックドア18の車幅方向にはサイドトリム22が配置されている。バックドア18の車幅方向両側のサイドトリム22には、第1の紐体7の第1の係止部10が係止される第1の被係止部23が設けられている。第1の被係止部23はバックドア18のサイドトリム22以外の部位に設けられてもよい。車両後方側の側壁部17には第2の紐体8の第2の係止部11が係止される第2の被係止部24が設けられている。第2の被係止部24は側壁部17以外の車両本体部に設けられてもよい。リアシートバック14には前側係止部13が係止される第3の被係止部25が設けられている。第3の被係止部25はリアシートバック14以外の車両の内装部に設けられてもよい。トノカバー1と被係止部23,24,25はトノカバー装置27を構成する。
被係止部23,24,25の形状は係止機能が得られる限り特に限定されない。被係止部23,24,25は例えば固定されたピン部材であってよい。被係止部23,24,25は回動式のフック装置であってもよい。フック装置は、トノカバー1の使用時には飛び出すように回動し、係止部10,11,13を係止させ、トノカバー1の不使用時には見えなくなるよう回動し、所定の凹部に収容される。係止部10,11,13を硬質な雄部材で形成し、対応する被係止部23,24,25を雌部材で形成し、互いに嵌め合わせてロックしてもよい。係止部10,11,13は磁石や面ファスナ等で留めてもよい。前側係止部13を硬質の突起部材で形成し、第3の被係止部25を凹部で形成し、互いに嵌め合わせてロックしてもよい。
トノカバー1を車両へ取り付けるには、バックドア18が全開の状態で、ドア開口部から荷室15内へ展開状態のトノカバー1を差し入れる。次に、前側係止部13を第3の被係止部25に係止し、トノカバー1を前側係止部13(第3の被係止部25)を中心軸として回動させる。トノカバー1の車両前後方向における後端部を水平から車両上方向へ上昇させた状態で、第1の紐体7の第1の係止部10をバックドア18の第1の被係止部23に係止する。第1の紐体7の張力でトノカバー1が回動した状態が維持される。さらに、第2の紐体8の第2の係止部11を側壁部17の第2の被係止部24に係止する。この状態でバックドア18を閉じることで、トノカバー1は略水平状態となる。トノカバー1を取り外すときは上記手順を逆にたどる。外したトノカバー1は小さく折り畳むことで、車内もしくは車外の任意の保管場所に保管が可能である。
図7〜図9を参照して、バックドア18の開閉動作に連動してトノカバー1が動作する様子、及び、車室内への風の吹き込み時に第2の紐体8が機能する様子を説明する。図7はバックドア全閉時のトノカバー1の状態を示す。同図(a)はトノカバー1を単独で示す斜視図、同図(b)はバックドア18とトノカバー1を示す側方図である。第1の紐体7はトノカバー1を吊っているため、トノカバー1の自重により張力が掛かっている。バックドア全閉時には、第1の紐体7に張力が掛かった状態でトノカバー1が略水平状態に維持される。これにより、車両後方の荷室15の下部はトノカバー1で覆われる。この時、第2の紐体8には張力が掛からず弛んでいる。
図8はバックドア全開時のトノカバー1の状態を示す。同図(a)はトノカバー1を単独で示す斜視図、同図(b)はバックドア18とトノカバー1を示す側方図である。バックドア18を開く際も、第1の紐体7がトノカバー1を吊っているため、第1の紐体7にはトノカバー1の自重による張力が掛かっている。第1の紐体7の張力でトノカバー1が前側係止部13(第3の被係止部25)を中心軸として回動し、後端部が車両上方へ向かって上昇していき、図8に示す状態となる。トノカバー1の回動に伴い第2の接続部29も上昇していくが、第2の紐体8は弛んだままである。なお、第2の係止部11と第2の被係止部24は固定点であることに留意されたい。バックドア18が開けられた状態では、第1の接続部28と第1の係止部10との間の直線距離L1が、第1の紐体7に沿った第1の接続部28と第1の係止部10との間の距離S1に一致している。また、第2の接続部29と第2の係止部11との間の直線距離L2が、第2の紐体8に沿った第2の接続部29と第2の係止部11との間の距離S2より小さくなっている。図8に示すバックドア18の全開状態からバックドア18を閉じると、第1の紐体7に張力が掛かった状態でトノカバー1の後端部が下降し、図7に示す状態に戻る。
図9はバックドア全開時にトノカバー本体が持ち上げられたときのトノカバーの状態を示す。図8に示すバックドア18の全開状態で、風が車両後方から荷室15内へ吹き込むと、矢印に示すようにトノカバー1の後端部がさらに上昇し第1の紐体7が弛む。トノカバー1が図8に示す状態から回動する原因は風に限定されず、第1の紐体7が緩む方向にトノカバー1が移動する限り、その原因は問わない。第1の紐体7が緩むことは、第1の接続部28と第1の係止部10との間の直線距離L1が、第1の紐体7に沿った第1の接続部28と第1の係止部10との間の距離S1より小さくなることと同義である。このとき、第2の紐体8に弛みがなくなり張力が発生することで、トノカバー1は、後端部がバックドア18に当接することなく上昇が止まり、図9に示す状態となる。第2の接続部29と第2の係止部11との間の直線距離L2は、第2の紐体8に沿った第2の接続部29と第2の係止部11との間の距離S2に一致する。
図10に比較例のトノカバー101の使用状態を示す。比較例は第2の紐体8が設けられていない点を除き、上述した実施形態と同じである。第2の紐体8が緩んでいる状態でのトノカバー101の挙動は実施形態と同じであり、バックドア18の全閉、全開状態でのトノカバー101の挙動は図8,9で説明したのと同じである。図10(a)は、バックドア18の全開状態において、風の吹込みによってトノカバー101の後端部が破線で示す状態から上昇している様子を示している。第2の紐体8が設けられていないため、トノカバー101が図9と比べて大きく回動し、第1の紐体7が大きく弛む。トノカバー101がバックドア18に接触した状態でバックドア18が閉じられると、図10(b)に示すように、トノカバー101の先端がメインウィンドウ19とサブウィンドウ20の間の段部21に嵌ることがある。トノカバー101は後方が持ち上げられた姿勢となるため、運転席から見て(より正確にはバックミラーから見て)サブウィンドウ20がトノカバー101で覆われ、運転者の視界が悪化する。
比較例においては、図10に示すトノカバー101の車両前後方向の長さYがバックドア18の回転軸30と前側係止部13との間の鉛直方向寸法Xよりも長いため、風にあおられたトノカバー101の後端部はバックドア18に当接して止まる。しかし、トノカバーの車両前後方向の長さYが寸法Xよりも短い場合(すなわち、荷室15の車両前後方向長さが短い車両において)、風にあおられたトノカバーは、当接する場所がないため、止まることなく、前側係止部13の周りを回動し続け、後端部がリアシートバック14を越えて乗員の頭部に接触することがある。このため、トノカバー1の車両前後方向の長さYが寸法Xよりも短い場合においては、本発明の第2の紐体8を設けることにより乗員への危害の防止も図られる。
また、本発明によれば、トノカバー1の折り畳み時に第1の紐体7と第2の紐体8をトノカバー1に巻き付けて縛ることができる。これによって、不意に折り畳み状態が解除されないようトノカバー1を拘束することができる。その他、展開状態のトノカバー1をバックドア18や車両フロント部、サイドドア等の窓部に取り付け、サンシェードとして使用することも可能である。この時、第1の紐体7、第2の紐体8、及び前側係止部13は、車内の任意の場所へ巻き付け、または係止させることで、サンシェードの固定具として利用することが可能である。
1 トノカバー
2 シート
3 縁取り部材
4 ワイヤ
5 縫製部
6 トノカバー本体
7 第1の紐体
8 第2の紐体
9 固定部材
10 第1の係止部
11 第2の係止部
12 留め具
13 前側係止部
14 リアシートバック
15 荷室
16 フロア
17 側壁部
18 バックドア
19 メインウィンドウ
20 サブウィンドウ
21 段部
22 サイドトリム
23 第1の被係止部
24 第2の被係止部
25 第3被係止部
26 トノカバー本体後端部
27 トノカバー装置
28 第1の接続部
29 第2の接続部
30 回転軸
31 リング

Claims (4)

  1. 車両後方の荷室を覆うトノカバーであって、
    車両の内装部に係止される前方係止部を前方に備え、前記前方係止部の周りを回動可能なトノカバー本体と、
    前記前方係止部より後方で前記トノカバー本体に接続された第1の接続部と、回動可能なバックドアに係止される第1の係止部と、を有する第1の紐体と、
    前記前方係止部より後方で前記トノカバー本体に接続された第2の接続部と、前記荷室を構成する車両本体部に係止される第2の係止部と、を有する第2の紐体と、を有し、
    前記トノカバー本体は、前記荷室を覆う折り畳み可能なシートと、前記シートの外周を取り囲む縁取り部材と、を有し、前記縁取り部材は前記シートの前記外周を延びる変形可能なワイヤを収容し、
    前記バックドアが開けられた状態で、前記第1の紐体に前記トノカバー本体の自重による張力が掛かるとともに前記第2の紐体が弛み、前記状態において前記第1の紐体が緩む方向に前記トノカバー本体が移動した際に、前記第2の紐体に張力が掛かる、トノカバー。
  2. 車両後方の荷室を覆うトノカバーであって、
    車両の内装部に係止される前方係止部を前方に備え、前記前方係止部の周りを回動可能なトノカバー本体と、
    前記前方係止部より後方で前記トノカバー本体に接続された第1の接続部と、回動可能なバックドアに係止される第1の係止部と、を有する第1の紐体と、
    前記前方係止部より後方で前記トノカバー本体に接続された第2の接続部と、前記荷室を構成する車両本体部に係止される第2の係止部と、を有する第2の紐体と、を有し、
    前記トノカバー本体は、前記荷室を覆う折り畳み可能なシートと、前記シートの外周を取り囲む縁取り部材と、を有し、前記縁取り部材は前記シートの前記外周を延びる変形可能なワイヤを収容し、
    前記バックドアが開けられた状態で、前記第1の接続部と前記第1の係止部との間の直線距離が、前記第1の紐体に沿った前記第1の接続部と前記第1の係止部との間の距離に一致し、前記第2の接続部と前記第2の係止部との間の直線距離が、前記第2の紐体に沿った前記第2の接続部と前記第2の係止部との間の距離より小さく、
    前記状態において、前記第1の接続部と前記第1の係止部との間の直線距離が、前記第1の紐体に沿った前記第1の接続部と前記第1の係止部との間の距離より小さくなるように前記トノカバー本体が移動した際に、前記第2の接続部と前記第2の係止部との間の直線距離が、前記第2の紐体に沿った前記第2の接続部と前記第2の係止部との間の距離に一致する、トノカバー。
  3. 記第1の紐体と前記第2の紐体は一本の連続した紐体で形成され、前記連続した紐体の中間部が前記縁取り部材に固定されて、前記第1の接続部と前記第2の接続部が形成されている、請求項1または2に記載のトノカバー。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のトノカバーと、
    前記バックドアに設けられ、前記第1の係止部が係止される第1の被係止部と
    前記車両本体部に設けられ、前記第2の係止部が係止される第2の被係止部と、
    前記内装部に設けられ、前記前方係止部が係止される第3の被係止部と、を有するトノカバー装置。
JP2015226796A 2015-11-19 2015-11-19 トノカバー及びトノカバー装置 Active JP6572108B2 (ja)

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