JP6570304B2 - 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム - Google Patents

映像処理装置、映像処理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6570304B2
JP6570304B2 JP2015096828A JP2015096828A JP6570304B2 JP 6570304 B2 JP6570304 B2 JP 6570304B2 JP 2015096828 A JP2015096828 A JP 2015096828A JP 2015096828 A JP2015096828 A JP 2015096828A JP 6570304 B2 JP6570304 B2 JP 6570304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
noise suppression
noise
input
partial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015096828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213714A (ja
Inventor
稔 坂井田
稔 坂井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015096828A priority Critical patent/JP6570304B2/ja
Publication of JP2016213714A publication Critical patent/JP2016213714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6570304B2 publication Critical patent/JP6570304B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、動画に対するノイズ抑制技術に関するものである。
近年、撮像装置の多画素化に伴い、8K×4K(水平7680画素×垂直4320画素)のスーパーハイビジョン(UHD:Ultra High Definition)を始めとした高解像度の映像の撮像が可能となっている。一方で、出力装置である家庭用テレビはフルHD(FHD:Full High Definition)が主流である。そのため、8KのUHDの映像をFHDの出力装置に出力するには、UHDの映像の全画角を縮小して出力するか、UHDの映像からFHDと同じサイズとなる領域を切り出して出力する必要がある。
UHDの映像の構図が変化しても、UHDから切り出すFHDの映像の構図を一定とする方法が公知である(例えば、特許文献1を参照)。これは、元の映像の中から、特定の被写体に注目して、被写体と背景のバランスが最適となるような一定の構図の映像を切り出す方法である。そのため、カメラワーク(ズームやパンニング等の操作)によって、元の映像の構図が変化しても、映像の切り出し位置とリサイズ率を変更することで、一定の構図の映像を出力することが可能となる。
図9は、元の映像の撮像中に、撮像装置のズームレンズの焦点距離をテレ側からワイド側へ変化させた場合を示している。元の映像は、焦点距離の変化に伴って構図が変化するが、そこから切り出した映像は、元の映像に対する切り出し位置とリサイズを適宜変更することで、構図の変化を抑えた映像として出力される。
一方で、近年の撮像装置の多画素化や、再生装置の大型化に伴って、撮像した映像ノイズが検知されやすくなっている。そこで、ノイズを抑圧する手法として、ノイズ成分がフレーム間で相関を有していないことを利用して、予め、1フレーム前の映像をメモリに保持しておき、2つのフレーム間の映像の相関情報を用いて、ノイズ低減を行う技術がある。以降、このノイズ低減技術を巡回型ノイズリダクションと呼ぶこととする。
巡回型ノイズリダクションでは、例えば、2つのフレーム間の映像の差分を示す差分信号を求め、その差分信号を所定のレベルに制限することで、巡回型ノイズリダクションの弊害である残像量を抑える技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−261657 特開2007−158445
特許文献1に開示された技術では、高解像度な映像が撮像されるため、現像処理、ホワイトバランス、ノイズリダクションなどのカメラ信号処理は、高解像度な映像に対して実施される。
しかしながら、高解像度な映像の撮像中に焦点距離を変化させた場合、特許文献2に示すような巡回型ノイズリダクションでは、焦点距離の変化などによる映像の変化を動きの変化として検出してしまうことがある。そのため、被写体に変化が無いにも関わらず、ノイズ抑圧量が小さくなってしまうことがあった。
図10は、高解像度な映像の撮像中に焦点距離をテレ側からワイド側に変化させた場合を示している。高解像度な映像は、焦点距離の変化に伴って構図が変化するため、ノイズの大きさが変化しても違和感が少ない。一方で、高解像度な映像の一部を切り出した部分映像は、構図が変わらないのに、巡回型ノイズリダクション技術で抑制されるノイズレベルが変化するため、違和感を覚えることになる。
そこで、高解像度な映像から構図に応じた部分映像を切り出す場合に、高解像度な映像の構図が変化しても、部分映像のノイズを抑えることができる映像処理装置を提供することが望まれている。
上記課題を解決するため、本願請求項1に係る映像処理装置は、入力端子を介して入力された第1の入力映像と、前記入力映像より前のフレーム映像である第2の入力映像との差分に基づいて、前記第1の入力映像のノイズを抑圧する第1のノイズ抑圧手段と、前記第1のノイズ抑圧手段から出力されたノイズが抑圧された前記第1の入力映像から切り出しを行って第1の部分映像を生成する生成手段と、前記生成手段から出力された前記第1の部分映像と、前記生成手段から出力され、かつ、前記第1の部分映像よりも前のフレーム映像から生成された第2の部分映像との差分映像を求め、前記差分映像に応じて設定した比率で、フィルタを掛ける前の前記第1の部分映像と、前記フィルタを掛けた後の前記第1の部分映像とを加算することで、前記第1の部分映像のノイズを抑圧する第2のノイズ抑圧手段とを有し、前記第2のノイズ抑圧手段は、前記差分映像の絶対値にローパスフィルタを適用して得られた結果から第1のノイズ抑圧率を求め、前記差分映像にローパスフィルタを適用して得られた値の絶対値から第2のノイズ抑圧率を求め、前記第1のノイズ抑圧率と前記第2のノイズ抑圧率に基づいて、前記比率を設定することを特徴とする。
発明によれば、切り出す元の映像の構図が変化した場合であっても、切り出した映像のノイズを適切に抑制することが可能な映像処理装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置のシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るノイズ抑圧処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の第二のノイズ抑圧回路の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の第二のノイズ抑圧回路の原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の抑圧率変換回路の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の抑圧率変換の原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の抑圧率変換回路で求められる2つのノイズ抑圧率を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置の第二の抑圧回路で用いられる2つのノイズ抑圧率を説明するための図である。 映像の切り出しを説明するための図である。 映像の切り出しに伴うノイズレベルの変動を説明するための図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像処理装置のシステム構成図を示している。
第一のノイズ抑圧回路101は、不図示の入力端子を介して受け取ったUHDの高解像度な入力映像に対して、巡回型ノイズリダクション技術を用いたノイズ抑圧処理を実施する。
部分映像生成回路102は、入力された入力映像(全体映像)105に対して切り出し処理やリサイズ処理を行い、元の映像よりも解像度を低くした部分映像を出力する。以下、部分映像生成回路102に入力される入力映像を全体映像、部分映像生成回路102から出力される映像を部分映像と言うことにする。なお、映像信号処理装置が入力端子を介して受け取った映像が既に切り出し処理が施された後の映像であっても良いが、説明を簡潔にするため、このような場合であっても部分映像生成回路102に入力される映像を全体映像と言う。
メモリ104は、全体映像105および部分映像106を保持するメモリであり、メモリインタフェース103を介して各処理回路との間でデータ転送を行う。
減算回路107は、部分映像生成回路102より出力される部分映像111と、メモリ104に保持された部分映像との差分を求める。
第二のノイズ抑圧回路108は、減算回路107より出力される差分映像に基づいて、部分映像生成回路102より出力される部分映像111に対してノイズ抑圧処理を実施する。
中央処理装置(CPU)114は不図示のROMに記憶されたプログラムを読み出して、各回路の動作を制御する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る、全体映像および部分映像のノイズ抑圧処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU114がROMから読み出したプログラムに従って各回路の動作を制御することによって実行される。
ステップS201において、全体映像および部分映像のノイズ抑圧処理が開始される。
ステップS202において、メモリ104から新たに取得したフレーム映像である全体映像105と、この全体映像105の1フレーム前のフレーム映像である全体映像109を、第一のノイズ抑圧回路101に入力する。
ステップS203において、第一のノイズ抑圧回路101が、全体映像105および全体映像109を用いて、巡回型ノイズリダクションを用いたノイズ抑圧処理を実施して、ノイズが抑圧された全体映像110を生成する。具体的には、第一のノイズ抑圧回路101は、全体映像105および全体映像109の差分を求め、その差分の大きさに基づいて、この差分に1以下の係数を乗じた値を全体映像105に加算する。差分が第1の閾値以下であれば係数を1とし、差分が第2の閾値(>第1の閾値)以上であれば係数を0とし、差分が第1の閾値と第2の閾値の間であれば、差分が小さいほど係数が1に近づくように、係数を設定すればよい。
ステップS204において、ステップS203で巡回型ノイズリダクションを用いたノイズ抑圧処理を適用して得られた全体映像110をメモリ104に記憶させる。
ステップS205において、メモリ104から、巡回型ノイズリダクションを用いたノイズ抑圧処理を適用して得られた全体映像110を読み出し、部分映像生成回路102に入力する。
ステップS206において、部分映像生成回路102は、全体映像110より部分映像111を生成する。部分映像生成回路102は、全体映像110に含まれる被写体と背景のバランスが最適な構図となるような切り出し位置とリサイズ率を決定して、全体映像から部分映像を生成している。また、外部から主被写体を指定する指示を行い、指示された被写体が画角の中心となるような切り出し位置とリサイズ率を決定して、全体映像から部分映像を生成しても良い。
ステップS207において、部分映像生成回路102より生成された部分映像111と、メモリ104に保持された部分映像106を減算回路107に入力する。メモリ104に保持された部分映像106は、後述する第二のノイズ抑圧回路108によって処理された、部分映像111よりも1フレーム前の部分映像である。
ステップS208において、減算回路107は、部分映像111と部分映像106の差分映像112を生成する。水平位置(座標)Xおよび垂直位置(座標)Yにおける部分映像111の信号レベルをA[X][Y]とし、部分映像106の信号レベルをB[X][Y]とした場合、差分映像112の信号レベルをDIFF[X][Y]は式(1)で示される。
DIFF[X][Y]=A[X][Y]−B[X][Y] ・・・式(1)
ステップS209において、部分映像111と、ステップS208で求められた差分映像112を第二のノイズ抑圧回路108に入力する。
ステップS210において、第二のノイズ抑圧回路108は、差分映像112に基づいて、部分映像111に対してノイズ抑圧処理を行う。
図3に、第二のノイズ抑圧回路108の構成図を示す。ローパスフィルタ(LPF)301は、入力された部分映像111に対してノイズ抑圧処理を行う。既知のノイズ抑圧処理ができる構成であれば、LPF以外の構成であっても構わない。抑圧率変換回路302は、差分映像112の信号レベルDIFF[X][Y]から、画素毎にノイズ抑圧率FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]を算出する。ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]は、0%〜100%の値で示される。乗算回路304、乗算回路305、および、加算回路306は、ノイズ抑圧率FIL[X][Y]を用いた加重加算処理にて使用する。詳細は後ほど説明する。
第二のノイズ抑圧回路108が行う第二のノイズ抑圧処理について説明する。
図4は、第二のノイズ抑圧回路108による処理の原理を説明するための図である。図4(a−1)と図4(b−1)は時間方向に連続した2枚のフレーム映像であり、図4(c−1)は図4(a−1)と図4(b−1)の差分映像を示したものである。各映像の、あるライン501における水平方向の信号レベルを示したグラフが、図4(a−2)図4、(b−2)、および図4(c−2)である。図4(a−2)、図4(b−2)、および図4(c−2)において、第1の範囲402は、ライン401のうち信号レベルの差が小さい平坦部な映像領域に対応するものである。第2の範囲403は、ライン501のうちエッジ部に相当する映像領域に対応するものである。
部分映像は、上述したように、第一のノイズ抑圧回路101によって巡回型ノイズリダクションが適用された全体映像から生成される。全体映像において、信号レベルの差が小さい平坦部な領域においては、焦点距離の変化などが生じた場合であっても、フレーム間の差分がそれほど大きくならないため、巡回型ノイズリダクションによるノイズ抑圧が強めに掛かる。一方で、エッジ部周辺の領域では、焦点距離の変化などが生じた場合にフレーム間の差分がある程度大きくなるため、巡回型ノイズリダクションによるノイズ抑圧があまり掛からない。
その結果、この全体映像から生成される部分映像は、第1の範囲402においてはノイズ抑圧が為されているのに対して、第2の範囲403では、ノイズが抑圧されていない映像となる。そのため(c−2)を見ると、ノイズ抑圧が為されている第1の範囲402の差分映像の信号レベルは小さくなるのに対して、ノイズ抑圧が為されていない第2の範囲403の差分映像の信号レベルは大きくなる。そこで、本実施形では、この差分映像を第二のノイズ抑圧回路108で参照する。
次に、抑圧率変換回路302の詳細について説明する。
図5は、抑圧率変換回路302の構成図である。絶対値(ABS)回路501と505は、画素レベルを絶対値に変換する。LPF502と504は、例えば3×3の平均値フィルタなどで構成される。第1の抑圧率変換回路503は、ABS501とLPF502によって処理された映像NOISE[X][Y]より、第一の抑圧率を算出する。第2の抑圧率変換回路506は、LPF504とABS505によって処理された映像MOVE[X][Y]より、第二の抑圧率を算出する。
NOISE[X][Y]とMOVE[X][Y]の算出に関して説明する。図6は差分映像のうち、図4と同様にあるラインにおける水平方向の信号レベルを示したものである。図6(a−1)は差分映像DIFF[X][Y]におけるノイズに起因した差分映像の信号レベルを示し、図6(b−1)は差分映像DIFF[X][Y]における被写体の動きに起因した差分映像の信号レベルを示している。
図6(a−2)はノイズに起因した差分映像に対する、NOISE[X][Y]の信号レベルを示したものである。図6(a−3)はノイズに起因した差分映像に対する、MOVE[X][Y]の信号レベルを示したものである。NOISE[X][Y]は、DIFF[X][Y]を絶対値化してからローパスフィルタを掛けることで得られた値である。ノイズ領域の信号レベルが均一化されて、ノイズ領域の信号レベルは大きくなる傾向にある。一方で、MOVE[X][Y]は、DIFF[X][Y]にローパスフィルタをかけてから、絶対値化することで得られた値である。ノイズ領域の画素レベルが抑圧されて、ノイズ領域の信号レベルは小さくなる傾向にある。
図6(b−2)は動きに起因した差分映像に対する、NOISE[X][Y]の信号レベルを示したものである。図6(b−3)は動きに起因した差分映像に対する、MOVE[X][Y]の信号レベルを示したものである。動きに起因した差分映像は、エッジの移動に起因する信号レベルの勾配がはっきりしているため、図6(b−2)と図6(b−3)の結果にほとんど差がない傾向がある。以上より、ノイズ領域におけるNOISE[X][Y]とMOVE[X][Y]の特性を利用することで、部分映像の残像対策を考慮したノイズ抑圧率を算出する。
ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]ならびにFIL2[X][Y]の算出について説明する。図7は各抑圧率変換回路に入力される信号レベルとノイズ抑圧率の関係を示したものである。
図7(a)は、第一の抑圧率変換回路503に入力されるNOISE[X][Y]とノイズ抑圧率FIL1_1[X][Y](グラフ701)の関係を示したものである。ノイズ判定閾値702をNOISELEVELとした場合、ノイズ抑圧率FIL1_1[X][Y]は下記式(2)で示される。
FIL1_1[X][Y]=NOISE[X][Y]−NOISELEVEL
・・・式(2)
ただし、FIL1_1[X][Y]が負の値となった場合にはFIL1_1[X][Y]を0とし、FIL1_1[X][Y]が100を超える場合にはFIL1_1[X][Y]を100とする。
図7(b)は、第二の抑圧率変換回路506に入力されるMOVE[X][Y]とノイズ抑圧率FIL1_2[X][Y](グラフ703)関係を示したものである。動き判定閾値705をMOVELEVELとした場合、ノイズ抑圧率FIL1_2[X][Y]は下記式(3)で示される。
FIL1_2[X][Y]=MOVELEVEL−MOVE[X][Y]
・・・式(3)
ただし、FIL1_2[X][Y]が負の値となった場合にはFIL1_2[X][Y]を0とし、FIL1_2[X][Y]が100を超える場合にはFIL1_2[X][Y]を100とする。
合成回路507は、求められた2つのノイズ抑圧率FIL1_1[X][Y]とFIL1_2[X][Y]を用いて、加重加算演算に使用されるノイズ抑圧率FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]を算出する。
ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]は下記式(4)で示される。
FIL1[X][Y]=FIL1_1[X][Y]×FIL1_2[X][Y]
・・・式(4)
図8は、FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]の関係をグラフに示したものである。FIL1[X][Y]のグラフ801とFIL2[X][Y]のグラフ802は逆比例関係にあり、ノイズ抑圧率FIL2[X][Y]は下記式(5)で示される。
FIL2[X][Y]=100−FIL1[X][Y] ・・・式(5)
次に、ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]を用いた、ノイズ抑圧方法について説明する。部分映像111の信号レベルをA[X][Y]、LPF301から出力された部分映像の信号レベルをC[X][Y]とする。第二のノイズ抑圧回路108は、ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]とFIL2[X][Y]を用いて、A[X][Y]とC[X][Y]を以下の式(6)を用いて加重加算し、その結果D[X][Y]を第二のノイズ抑圧回路108の出力とする。
D[X][Y]=FIL2[X][Y]×A[X][Y]+FIL1[X][Y]×C[X][Y] ・・・式(6)
ノイズ抑圧率FIL1[X][Y]の値が大きいほど、LPF301から出力された部分映像の信号レベルの比率が高くなり、部分映像111に対するノイズの抑圧レベルが高くなる。
ステップS211において、第二のノイズ抑圧回路108にて生成された部分映像113を、メモリ104に出力し、ステップS212において、本フローチャートにおける処理が終了する。
なお、保持されている全ての全体映像に対してステップS202〜S204の処理を実施した後に、それぞれの全体映像に対してステップS205〜S211の処理を実施するようにしてもよい。
このように本実施形態の映像処理装置によれば、巡回型ノイズリダクションを用いたノイズ抑圧処理を実施した映像から部分映像を切り出した部分映像に対して、更なるノイズ抑圧処理を行うようにしている。この更なるノイズ抑圧処理を、フレーム間の部分映像の差分に基づいて行う。こうすることで、焦点距離の変化などによる映像の変化を動きの変化により巡回型ノイズリダクションの効き目が弱まった場合であっても、後段のノイズ抑圧処理でノイズの抑圧処理を補償することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 第一のノイズ抑圧回路
102 部分映像生成回路
103 メモリインタフェース
104 本実施形におけるメモリ
105 全体映像
106 部分映像
107 減算回路
108 本実施形における第二の抑圧回路

Claims (5)

  1. 入力端子を介して入力された第1の入力映像と、前記入力映像より前のフレーム映像である第2の入力映像との差分に基づいて、前記第1の入力映像のノイズを抑圧する第1のノイズ抑圧手段と、
    前記第1のノイズ抑圧手段から出力されたノイズが抑圧された前記第1の入力映像から切り出しを行って第1の部分映像を生成する生成手段と、
    前記生成手段から出力された前記第1の部分映像と、前記生成手段から出力され、かつ、前記第1の部分映像よりも前のフレーム映像から生成された第2の部分映像との差分映像を求め、前記差分映像に応じて設定した比率で、フィルタを掛ける前の前記第1の部分映像と、前記フィルタを掛けた後の前記第1の部分映像とを加算することで、前記第1の部分映像のノイズを抑圧する第2のノイズ抑圧手段とを有し、
    前記第2のノイズ抑圧手段は、前記差分映像の絶対値にローパスフィルタを適用して得られた結果から第1のノイズ抑圧率を求め、前記差分映像にローパスフィルタを適用して得られた値の絶対値から第2のノイズ抑圧率を求め、前記第1のノイズ抑圧率と前記第2のノイズ抑圧率に基づいて、前記比率を設定することを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記第1のノイズ抑圧手段は、前記第1の入力映像と前記第2の入力映像を用いて巡回型ノイズリダクションを行うことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第1の入力映像に含まれる被写体が予め定めた構図となるように、前記第1の入力映像から切り出しを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の映像処理装置。
  4. 入力端子を介して入力された第1の入力映像と、前記入力映像より前のフレーム映像である第2の入力映像との差分に基づいて、前記第1の入力映像のノイズを抑圧する第1のノイズ抑圧工程と、
    前記第1のノイズ抑圧工程においてノイズが抑圧された前記第1の入力映像から切り出しを行って第1の部分映像を生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成された前記第1の部分映像と、前記第1の部分映像よりも前のフレーム映像から前記生成工程において生成された第2の部分映像との差分映像を求め、前記差分映像に応じて設定した比率で、フィルタを掛ける前の前記第1の部分映像と、前記フィルタを掛けた後の前記第1の部分映像とを加算することで、前記第1の部分映像のノイズを抑圧する第2のノイズ抑圧工程とを有し、
    前記第2のノイズ抑圧工程では、前記差分映像の絶対値にローパスフィルタを適用して得られた結果から第1のノイズ抑圧率を求め、前記差分映像にローパスフィルタを適用して得られた値の絶対値から第2のノイズ抑圧率を求め、前記第1のノイズ抑圧率と前記第2のノイズ抑圧率に基づいて、前記比率を設定することを特徴とする映像処理方法。
  5. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の映像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2015096828A 2015-05-11 2015-05-11 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム Expired - Fee Related JP6570304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096828A JP6570304B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096828A JP6570304B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213714A JP2016213714A (ja) 2016-12-15
JP6570304B2 true JP6570304B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=57552194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096828A Expired - Fee Related JP6570304B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6570304B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109525857A (zh) * 2018-12-06 2019-03-26 武汉微梦文化科技有限公司 一种视频处理方法
TWI827725B (zh) 2018-12-07 2024-01-01 日商索尼半導體解決方案公司 圖像處理裝置及圖像處理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016213714A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102182695B1 (ko) 영상 잡음 제거 장치 및 방법
JP5855445B2 (ja) デジタルイメージ安定化のための、ビデオデータ処理方法及びイメージ処理回路、並びにこれを用いるカメラ
KR102605747B1 (ko) 비디오 노이즈 제거 방법, 장치 및 컴퓨터 판독 가능 저장 매체
JP6140171B2 (ja) 受信されたビデオの安定化
JP2016208307A (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
US9172870B2 (en) Real-time image processing method and device enhancing the resolution of successive images
JP2011114407A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2015043495A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2018061130A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6270413B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、および画像処理方法
JP6570304B2 (ja) 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム
KR102003460B1 (ko) 왜곡제거장치 및 방법
JP6282133B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
US20190098216A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, imaging apparatus, and storage medium
JP5893426B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2007179211A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム
JP6016546B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2011130128A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP6381212B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP7118818B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置、およびプログラム
KR20170133909A (ko) 전자 장치 및 그의 제어 방법
JP5701816B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP2014178742A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2018191084A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP5659126B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190806

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6570304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees