JP6568384B2 - 獣害防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、獣害防止装置に関し、特に鹿などの野生動物による敷地内への侵入を防ぐ獣害防止装置に関する。
近年、鹿などの野生動物により森林内の下層植生が食害を受ける事案が増加している。これによって、対象地域が裸地化し土壌侵食が引き起こされるため、獣害を防止するための有効な技術が求められている。
獣害防止の従来技術には、いわゆるテキサスゲートがある。テキサスゲートとは、敷地に設けた空間に鋼管を等間隔に敷き詰めた格子状の構造物である。鹿等がテキサスゲート上を歩行しようとすると鋼管に足が滑ったり溝に足が挟まるため、鹿等がこれを忌避することで、敷地内への侵入を防止する仕組みである。
しかし、テキサスゲートは、重量が重く、施工に重機が必要となるため、山間部での施工には適さない。また、最低でも4m程度の奥行きが必要となり、施工も大掛かりになるため、労力的にもコスト的にも、山間部において広範囲を囲い込むといった用途に向いていない。
特許文献1には、地面に立てて設置されるフェンス本体と、前記フェンス本体の下端に前記フェンス本体との成す角度を直角を含む範囲で変更可能に設けられ、地面に沿って敷設される敷設フェンス体とを、有する獣害防止装置が開示されている。これはフェンス構造のみによって野生動物の侵入を防ぐ装置である。
特許文献1の獣害防止装置によれば、凹凸がある地面であっても野生動物の侵入を防ぐことができ、地面を掘って侵入する野生動物の侵入も防ぐことができるとしている。
登録実用新案第3180611号公報
上述した従来の獣害防止装置には、次のような欠点があった。
<1>フェンスの高さのみで侵入を防止する垂直構造であるため、フェンス高が十分でない場合、鹿等の跳躍力の高い野生動物がフェンスを飛び越えて侵入する可能性がある。よって、侵入防止効果が低い。
<2>フェンス面に、雪圧や風荷重、野生動物の衝突等による転倒モーメントを受けやすい。そのため、破損しやすい。
<3>野生動物がフェンスに直接接触できるため、衝突、押し倒し、持ち上げ等によって破損しやすい。また、フェンスへの衝突によって野生動物が怪我を負う恐れもある。
<4>フェンスの全範囲にわたって、野生動物の跳躍量以上の高さと衝突に耐えうる強度を確保しなければならない。そのため、設置にかかる手間とコストが大きい。
<5>積雪荷重や野生動物の衝突等によって破損しやすいため、維持管理にかかる手間とコストが大きい。
本発明の目的は、次の効果のうち少なくともひとつを有する、獣害防止装置を提供することにある。
<1>簡易な構造で高い侵入防止効果を得られること。
<2>積雪荷重や動物の衝突により変形しない耐久性と、野生動物に怪我を負わせない安全性を併有すること。
<3>設置にかかる手間とコストが少ないこと。
<4>維持管理に係る手間とコストが少ないこと。
上記のような課題を解決するための、本発明の獣害防止装置は、背面側の敷地への動物の侵入を防ぐ獣害防止装置であって、地盤に設置した越柵防止構造体と、越柵防止構造体の背面側から上方に向けて立設した跳躍防止柵と、を具備し、越柵防止構造体は、水平方向に連結した複数の並設フレームと、複数の並設フレームの上面に展張した歩行防止ネットと、複数の並設フレームに設けた潜入防止手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の獣害防止装置は、歩行防止ネットがラッセル編ネットであるのが望ましい。
本発明の獣害防止装置は、跳躍防止柵が、複数の並設フレームの背面側の支柱頂部に連結した複数の柵支柱と、複数の柵支柱の間に展張した、索状体またはネットを具備するのが望ましい。
本発明の獣害防止装置は、潜入防止手段が、複数の並設フレームの支柱間に展張した、索状体またはネットであることが望ましい。
本発明の獣害防止装置は、以上説明した構成を有するため、次の効果の少なくともひとつを備える。
<1>水平構造の越柵防止構造体の背面に跳躍防止柵を立設しただけの簡易な構造でありながら、これらの組合せにより高い侵入防止効果を奏する。
<2>並設フレームの上面に歩行防止ネットを展張した水平構造を主とするため、転倒モーメントの影響を受けにくい。また、歩行防止ネットは伸縮性を有し、野生動物の体重や積雪荷重に追従して変形するため、破損しにくい。
<3>跳躍防止柵の前面に越柵防止構造体が配置されているため、野生動物が跳躍防止柵に近づき、直接力を加えることができない。よって、破損しにくい上、衝突によって野生動物に怪我を負わせることもない。
<4>簡易な構造であるため、設置にかかる手間とコストが少ない。
<5>破損しにくいため、維持管理に係る手間とコストが少ない。
本発明に係る獣害防止装置の説明図。 越柵防止構造体の説明図。 本発明に係る獣害防止装置の説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の獣害防止装置について詳細に説明する。
[本発明の構成]
<1>全体の構成(図1)。
本発明の獣害防止装置1は、保護区域への野生動物の侵入することを防ぐ装置である。説明にあたり、保護区域側を獣害防止装置の背面、反対側を前面とする。
本例では野生動物として鹿を例示する。但しこれに限られず、各構造体の高さや奥行き等を適宜のものとすれば、他の野生動物にも適用できる。
獣害防止装置1は、地盤に設置した越柵防止構造体10と、越柵防止構造体10の背面側から上方に向けて立設した跳躍防止柵20と、を具備する。
獣害防止装置1は、直線状に連続配置することもできるし、任意の方向に曲折しながら連続配置することもできる。例えば、保護区域全体を獣害防止装置1で囲繞して保護することもできる。
<2>越柵防止構造体(図2)。
越柵防止構造体10は、鹿の歩行による侵入を防ぐ構造体である。
越柵防止構造体10は、水平方向に連続して配置した複数の並設フレーム11と、複数の並設フレーム11の上面に展張した歩行防止ネット12と、複数の並設フレーム11に設けた潜入防止手段13と、を具備する。
越柵防止構造体10の高さは、鹿が上部を乗り越えにくく、かつ、内部を潜り抜けることができない程度の高さとする。具体的には40cmから50cm程度とするのが望ましい。
また、越柵防止構造体10の奥行きは、飛び越えや跳躍防止柵20への助走を妨げるため、1m以上とするのが望ましい。
<2.1>並設フレーム。
並設フレーム11は、越柵防止構造体10の主構造であって、地盤から立設した複数の基礎支柱11Aと、基礎支柱11Aを連結する複数のフレームバー11Bと、からなる枠体である。
本例では、並設フレーム11は、4本の基礎支柱11Aの頭部を4本のフレームバー11Bで接続した平面視矩形の形状を呈する。
<2.1.1>基礎支柱。
基礎支柱11Aは、並設フレーム11の支柱である。
本例では、基礎支柱11Aは、地盤に貫入されるロックボルト11aと、ロックボルト11aに外挿するさや管11bと、さや管11bの下部に設置される基礎プレート11cと、ロックボルト11aに螺着される上部ナット11d(背面側においては上部長ナット11e)、下部ナット11fと、を組んでなる。
さや管11bは並設フレーム11の高さを規定するスペーサの役目をするため、さや管11bの長さは並設フレーム11の高さに対応する。
基礎プレート11cはロックボルト11aを挿通し、プレート部分でさや管11bの下端部を支持すると同時に、下部ナット11fを介してロックボルト11aを支持する支圧板である。本例では中央孔を有する円形の金属プレートを採用する。
ただし、基礎支柱11Aの構造は上記に限られず、公知の各種構造を採用することができる。例えば、基礎プレート11cは矩形の金属プレートであってもよい。
<2.1.2>フレームバー。
フレームバー11Bは、基礎支柱11Aの頭部を連結する部材であって、歩行防止ネット12を展張する枠となる部材である。
本例では、フレームバー11Bとして両端を圧潰し挿通孔を設けたパイプフレームを採用する。
<2.2>歩行防止ネット。
歩行防止ネット12は、鹿が並設フレーム11の上を歩行することを防止するための部材である。
歩行防止ネット12は、並設フレーム11の上面、すなわち4本のフレームバー11Bの間に展張する。
本例では、歩行防止ネット12として、ポリエステル製のラッセル編ネットを採用する。ラッセル編ネットは軽量ながら多軸方向への強度を備え、伸縮性と荷重分散力に優れた素材である。
ただし、歩行防止ネット12はこれに限られず、その他の繊維製ネットや金網など、公知の各種ネットを採用することができる。
<2.2.1>歩行防止ネットの目のサイズ。
歩行防止ネット12の目のサイズが大きすぎると、鹿の脚が網目を通過して並設フレーム11内の地盤に接地できるため、歩いて通過してしまう。
一方、目のサイズが細かすぎると、鹿がその上を歩いて越柵防止構造体10を越えてしまう。
よって、歩行防止ネット12の目のサイズは、鹿の成獣の蹄とほぼ同程度とする。例えばホンシュウジカやキュウシュウジカを対象とする場合、歩行防止ネット12の目のサイズは50mm×50mmから60mm×60mm程度とするのが望ましい。
なお、鹿の幼獣は成獣より脚が小さいため、幼獣の脚はこの程度の目のサイズを通過してしまう。
しかし本例では、前述のとおり、越柵防止構造体10の高さを40cmから50cm程度としているため、幼獣の脚は歩行防止ネット12の網目に深く嵌り、引き抜くことができない。そのため、越柵防止構造体10を越えることができない。
<2.3>潜入防止手段。
潜入防止手段13は、鹿が並設フレーム11の内部を潜り抜けること防ぐための部材である。
本例では、潜入防止手段13として、基礎支柱11A、11A間に展張した鋼線を採用する。ただしこれに限られず、ロープ、金網、繊維製ネット等を展張したり、基礎支柱11A、11Aの中間位置に杭等を打設するなどしてもよい。
<3>跳躍防止柵。
跳躍防止柵20は、鹿の跳躍による侵入を防止するための構造である。
跳躍防止柵20は、越柵防止構造体10背面側から上方に立設した複数の柵支柱21と、柵支柱21間に展張した展張材22と、からなる。
本例では、背面側の基礎支柱11Aの頂部に上部長ナット11eを螺着し、上部長ナット11eの上部孔にロックボルトを螺着して連結し、これを柵支柱21とする(図3)。
ただしこれに限られず、並設フレーム11の背面側の地盤に打設した鋼管パイプ等を柵支柱21とすることもできる。この場合、背面側の基礎支柱11Aに螺着するナットを長ナットとする必要はない。
また、本例では、展張材22として鋼線を採用する。ただしこれに限られず、繊維ロープ等の索状体や、金網、各種の繊維製ネット等を採用してもよい。
後述するように、本発明の跳躍防止柵20は、鹿の跳躍による侵入を物理的に跳ね返すのではなく、鹿を跳躍防止柵20に接触させず、または心理的抵抗を与えることでこれを防ぐ構造である。
よって、従来のフェンスのように強固かつ高く設置する必要はなく、ロックボルト等の柵支柱21に展張材22を数本張っただけの簡単な構造で良い。
[獣害防止装置の設置方法]
引き続き、図面を参照しながら本発明の獣害防止装置の設置方法について説明する。
<1>基礎プレートの配置。
まず、4本のフレームバー11Bの端部を重ねて矩形に組み、地盤に載置する。これは、フレームバー11Bの4つの挿通孔によって、ロックボルト11aの打設位置を位置決めするためである。
続いて、フレームバー11Bの挿通孔の下に基礎プレート11cの中央孔を合わせて、基礎プレート11cを4枚配置する。配置後、フレームバー11Bをいったん撤去する。
<2>ロックボルトの打設。
基礎プレート11cの中央孔を通して、地盤にロックボルト11aを所定深さまで打設する。
ロックボルト11aの打設深さの目安として、ロックボルト11a中間の所定位置に下部ナット11fを螺着しておく。ロックボルト11aに螺着した下部ナット11fが基礎プレート11cに当たって基礎プレート11cを十分に支圧するまで打込む。
同様にして並設フレーム11の四隅にあたる位置にロックボルト11aを打設する。
打設したロックボルト11aの頭部に、上方からさや管11bを外挿する。
<3>フレームバーの組立。
歩行防止ネット12側辺の網目にフレームバー11Bを縫い通す。
つづいて、さや管11bの頂部から突出した4本のロックボルト11aの先端にフレームバー11Bの挿通孔を挿通して、フレームバー11Bを矩形に組む。
フレームバー11Bの両端は、ロックボルト11aに外挿した複数のさや管11bの上端縁に支持されるため、並設フレーム11の高さは地盤から一定に維持される。
組み上がったフレームバー11Bの間には、歩行防止ネット12を展張する。
<4>歩行防止ネットの機能。
本例では、歩行防止ネット12に伸縮性を有するラッセル編ネットを採用する。
従って、展張した歩行防止ネット12には若干の弛みが生じる。
そのため、鹿がフレームバー11Bを乗り越えようと歩行防止ネット12に脚を掛けると、歩行防止ネット12の弛みとネット自体の伸縮から、鹿の体重でネットが下方に沈み込む。しかし、歩行防止ネット12と地盤との間には一定の間隔があるため、ネット越しに脚を接地させることができない。
このため、鹿は歩行防止ネット12を踏み越えることも、これを足場にして飛び越えることもできない。
また、積雪時、並設フレーム11には積雪荷重による沈降圧がかかるが、ラッセル編ネットは伸縮性が高く、沈降圧が歩行防止ネット12全体に分散されるため、並設フレーム11が破損しにくい。歩行防止ネット12は、融雪後に積雪前の状態まで復元する。
<5>並設フレームの連続。
上記<1>〜<4>の工程を繰り返して、並設フレーム11を連続してゆく。
ここで、2つ目以降の並設フレーム11は、2本の基礎支柱11Aと、1本のフレームバー11Bとを、先行する並設フレーム11と共有する。よって、既設の並設フレーム11に、2本の基礎支柱11Aと3本のフレームバー11Bを連結し、歩行防止ネット12を展張してゆけばよい。
<6>フレームバーの締結。
フレームバー11Bの挿通孔から突出したロックボルト11aの頭部には、背面側に上部長ナット11e、前面側に上部ナット11dを螺着し、締結する。
先行する並設フレーム11のフレームバー11Bは、後続する並設フレーム11のフレームバー11Bが組み上がった後に締結する。
あるいは、一定数のフレームバー11Bを組み上げた後に、まとめて締結してもよい。
<7>柵支柱の設置。
並設フレーム11の背面側の上部長ナット11eの上部孔にロックボルトを螺着し、柵支柱21とする。
<8>鋼線の展張。
隣接する柵支柱21の間に展張材22として鋼線を水平方向に展張する。展張材22は上下に一定の間隔を空けて複数本展張することができる。
柵支柱21に展設した展張材22によって、鹿が越柵防止構造体10の上部を跳躍して越柵するのを防止することができる。
<9>潜入防止手段の展張。
獣害防止装置1前面の基礎支柱11A、11Aの間に潜入防止手段13を展張する。
本例では、並設フレーム11の前面に3本の潜入防止手段13を水平方向に張り、隣り合う基礎支柱11A、11Aに連結する。
<10>獣害防止装置の機能。
本発明の獣害防止装置1は、上面に歩行防止ネット12を展設した水平構造の越柵防止構造体10の背面に、垂直構造の跳躍防止柵20を組み合わせることで、簡易かつ効果的に鹿の侵入を防ぐことができる。
(1)鹿が歩行による侵入を試みる場合、並設フレーム11の上面に展張した歩行防止ネット12に脚を取られるため、これを嫌い、この上を歩いて乗り越えることができない。
(2)鹿が跳躍による侵入を試みる場合、一定の奥行きを有する越柵防止構造体10に妨げられ、跳躍防止柵20の直前まで助走をつけて近づくことができない。よって助走を利用して跳躍防止柵20を飛び越えることができない。
また、歩行防止ネット12は一定の弛みもって展張されており、鹿の体重により伸縮するため、その上で脚を踏ん張ることができない。よって、これを足場として跳躍防止柵20を飛び越えることもできない。
さらに、越柵防止構造体10を飛び越えようとしても、着地地点に跳躍防止柵20が設置してあるため、これを恐れて跳躍もできない。
仮に越柵防止構造体10を飛び越えたとしても、跳躍防止柵20の展張材22に跳ね返されるため、侵入することができない。
(3)鹿が並設フレーム10の下部に潜り込もうとする場合、潜入防止手段13によって進路を妨げられるため、侵入できない。
(4)このように、本発明の獣害防止装置1は、鹿による侵入を物理的に跳ね返すだけではなく、そもそもこれに接触させないことによって侵入を防ぐ構造である。よって、簡易な構造でありながら、鹿に怪我をさせずに、効果的にその侵入を防止することができる。
1 獣害防止装置
10 越柵防止構造体
11 並設フレーム
11A 基礎支柱
11B フレームバー
11a ロックボルト
11b さや管
11c 基礎プレート
11d 上部ナット
11e 上部長ナット
11f 下部ナット
12 歩行防止ネット
13 潜入防止手段
20 跳躍防止柵
21 柵支柱
22 展張材

Claims (4)

  1. 背面側の敷地へのシカ科の動物の侵入を防ぐ獣害防止装置であって、
    地盤に設置した越柵防止構造体と、前記越柵防止構造体の背面側から上方に向けて立設した跳躍防止柵と、を具備し、
    前記越柵防止構造体は、水平方向に連結した複数の並設フレームと、前記複数の並設フレームの上面に展張した歩行防止ネットと、前記複数の並設フレームに設けた潜入防止手段と、を具備し、
    前記越柵防止構造体の奥行が1m以上であり、
    前記歩行防止ネットの目合いが、設置場所に生息する鹿の成獣の蹄が通過しない大きさであることを特徴とする、
    獣害防止装置。
  2. 前記歩行防止ネットはラッセル編ネットであることを特徴とする、請求項1に記載の獣害防止装置。
  3. 前記跳躍防止柵は、前記複数の並設フレームの背面側の支柱頂部に連結した複数の柵支柱と、前記複数の柵支柱の間に展張した、索状体またはネットを具備することを特徴とする、請求項1または2に記載の獣害防止装置。
  4. 前記潜入防止手段は、前記複数の並設フレームの支柱間に展張した、索状体またはネットであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の獣害防止装置。
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