JP6567398B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成システムに関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
このような画像形成装置と、当該画像形成装置によりトナー像が形成されたラベル紙(記録媒体)にラミネート処理(接着処理)を施すためのラミネート処理部とを、備えた画像形成システムの実用化が進められている。ラベル紙は、主に表面層、接着層および剥離層の3層からなり、表面層上へトナー像を形成した後、後工程において、接着層を有するラミネート部(表面部材)とともに加圧・加熱後に裁断され、ラミネート加工ラベルシールとして、対象商品に貼り付けられて用いられる。また、ラミネート加工ラベルシールは、広告、工業製品、食品、飲料、医薬品等に用いられ、ラベル紙にラミネート加工をすることで耐久性、耐水性、視認性等を向上させている。
また、このような画像形成装置に用いられるトナーには、定着部における部材、例えば定着ベルトに対する分離性を確保するためにワックスや離型剤が含まれている。例えば、特許文献1には、用紙に形成した有色トナーからなるトナー像の表面に、ワックス成分を含有した透明トナー層を有している。
特開2006−11218号公報
しかしながら、画像形成の際に、定着工程における熱の影響でワックスや離型剤がトナーから染み出す場合がある。ラベル紙の表面層に形成されたトナー像からワックスや離型剤が染み出すと、ラベル紙の表面層におけるトナー像がラミネート部の接着層に対して離型しやすくなるので、ラベル紙の表面層とラミネート部の接着層との接着力が低下する。
そのため、特許文献1に記載のトナーをラミネート加工用のラベル紙に適用した場合、ラベル紙からラベルシールになる部分を裁断した際に、ラベル紙からラミネート部が剥がれるおそれがあった。
本発明の目的は、表面部材を記録媒体の表面に接着処理を行った際に、表面部材が記録媒体から剥がれるのを抑制することが可能な画像形成装置および画像形成システムを提供することである。
本発明に係る画像形成システムは、
感光体ドラムと、
トナー像を記録媒体に形成するための有色トナーであって、前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される表面部材に対して離型性を有する前記有色トナーにより形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する中間転写ベルトと、
前記有色トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する有色トナー供給部と、
前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される前記表面部材に対して離型性を有しない透明トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する透明トナー供給部と、
前記透明トナー供給部により前記透明トナーを前記中間転写ベルトに供給した後、前記有色トナー供給部により前記透明トナーに重ねて前記有色トナーを前記中間転写ベルトに供給することで、前記有色トナーの上に前記透明トナーを重ねて前記記録媒体に供給するように前記有色トナー供給部および前記透明トナー供給部を制御する制御部と、を備える画像形成装置と、
前記記録媒体の前記トナー像が形成された側の面に前記表面部材を接着処理する接着処理装置と、
を備える。
本発明によれば、表面部材を記録媒体の表面に接着処理を行った際に、表面部材が記録媒体から剥がれるのを抑制することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態に係るラミネート加工装置の全体構成を概略的に示す図である。 ラミネート部を加工処理されたラベル紙の断面図である。 裁断処理されたラベル紙を示す図である。 透明トナーが配置されたトナー像が形成されたラベル紙の断面図である。 パッチ画像が形成された中間転写ベルトの断面図である。 透明トナーの配置例1に係るトナー像が形成されたラベル紙の断面図である。 透明トナーの配置例2に係るトナー像が形成されたラベル紙の断面図である。 透明トナーの配置例3に係るトナー像が形成されたラベル紙の断面図である。 透明トナーの配置例4に係るトナー像が形成されたラベル紙の断面図である。 円形の裁断線に沿って透明トナーを配置した例を示す図である。 四角形の裁断線に沿って透明トナーを配置した例を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置およびラミネート加工装置を含む画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
画像形成装置1は、図1において太線で示す連続紙や長尺紙等のラベル紙Pまたは用紙S(非ラベル紙)を使用し、ラベル紙Pまたは用紙S上に画像を形成する装置である。ラベル紙Pは、表面層、接着層および剥離層の3層からなり、例えば、画像形成装置1とは別に構成された給紙装置2から画像形成装置1内に給紙される。ラベル紙Pは、本発明の「記録媒体」に対応する。
図1,2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、ラベル紙Pまたは用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20,画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(WideArea Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいてラベル紙Pまたは用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、CまたはKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード415A等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
また、本実施の形態では、透明トナー用の画像形成ユニット41Tが設けられている。画像形成ユニット41Tは、その他の有色トナー用の画像形成ユニット41と同様の構成となっており、有色トナーの上層に透明トナーを供給可能な位置に配置されている。
また、画像形成ユニット41Y,41M,41C,41Kに収容される有色トナーには、ワックス、離型剤が含まれているが、画像形成ユニット41Tに収容される透明トナーには、ワックス、離型剤が含まれていない。なお、画像形成ユニット41Y,41M,41C,41K,41Tを含む画像形成部40は、本発明の「有色トナー供給部」および「透明トナー供給部」に対応する。
透明トナーは、現像可能なものであり、着色剤を含有しない、例えばスチレン系単量体、アクリル酸エステル類単量体、およびメタクリル酸エステル類単量体の共重合により得られるスチレン−アクリル系共重合体等の樹脂からなる。透明トナーとしては、例えばポリエステル樹脂等の熱可塑性、熱硬化性を有する樹脂を用いても良い。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424およびベルトクリーニング装置426等を備える。中間転写ベルト421は、本発明の「像担持体」に対応する。
中間転写ユニット42は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向の下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写ニップにおけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421からラベル紙Pまたは用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり、一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、ラベル紙Pまたは用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像がラベル紙Pまたは用紙Sに二次転写される。具体的には、バックアップローラー423Bに二次転写バイアスを印加し、ラベル紙Pまたは用紙Sの表面側、つまり、中間転写ベルト421と当接する側にトナーと同極性の電荷を付与することにより、トナー像はラベル紙Pまたは用紙Sに静電的に転写され、当該ラベル紙Pまたは用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成いわゆるベルト方式の二次転写ユニットを採用しても良い。
定着部60は、ラベル紙Pまたは用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、ラベル紙Pまたは用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、ラベル紙Pまたは用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきたラベル紙Pまたは用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、ラベル紙Pまたは用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材または裏面側支持部材からラベル紙Pまたは用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー体53a等の複数の搬送ローラーを有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。
また、給紙装置2から画像形成装置1へ給紙されたラベル紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像がラベル紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sまたはラベル紙Pは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
機外に排紙されたラベル紙Pは、例えば巻き取り装置等によりロール状に巻き取られた後、ラミネート加工が施される場合、ラミネート加工装置3に収容される。図3は、本実施の形態に係るラミネート加工装置3の全体構成を概略的に示す図である。図4は、ラミネート部Lを加工処理されたラベル紙Pの断面図である。
図3に示すように、ラミネート加工装置3は、ラミネート搬送部4と、ラミネート処理部5と、ダイカット処理部6とを備えている。ラミネート処理部5は、本発明の「接着処理装置」に対応し、ダイカット処理部6は、本発明の「裁断処理装置」に対応する。
ラミネート搬送部4は、ラミネート部Lをロール状に巻いた第1ロール部4Aと、トナー像が形成されたラベル紙Pをロール状に巻いた第2ロール部4Bとが収容されており、ラミネート部Lおよびラベル紙Pをそれぞれラミネート処理部5に向けて搬送する。なお、第2ロール部4Bは、ユーザーによってラミネート搬送部4内に配置される。
図4に示すように、ラミネート部Lは、加熱処理されることで、ラベル紙Pの上に張られる透明なフィルムシートであり、表層L1と、接着層L2とを有している。表層L1は、ポリエステル、ポリエチレンおよびポリプロピレン等の材料からなる。ラミネート部Lは、本発明の「表面部材」に対応する。
ラベル紙Pは、トナー像が形成される表面層P01と、接着層P02と、剥離層P03とを有している。表面層P01および剥離層P03は、接着層P02により接着されており、表面層P01には、ラミネート部Lの接着層L2がのせられる。
図3に示すように、ラミネート部Lおよびラベル紙Pは、符号を省略して示す搬送ローラー等により搬送されて、ラベル紙Pのトナー像が形成された側の面にラミネート部Lが重ね合わされた状態で、ラミネート処理部5に向けて搬送される。
ラミネート処理部5は、加熱ローラー5Aと、加圧ローラー5Bとを備えている。ラミネート処理部5は、加熱ローラー5Aと加圧ローラー5Bのニップ位置をラミネート部Lおよびラベル紙Pが通過することにより、ラベル紙Pにラミネート部Lを熱定着することでラミネート加工を施す。
ダイカット処理部6は、ダイカットローラー6Aと、対向ローラー6Bとを備えている。ダイカットローラー6Aの表面には、円形や四角形等のシールの形状に合わせてラミネート部Lおよびラベル紙Pを裁断可能なダイカット刃6Cが設けられている。ダイカット刃6Cは、ダイカットローラー6Aの周方向および軸方向に複数並んでいる。なお、図3では、ダイカット刃6Cを便宜上ダイカットローラー6Aの周方向における1つだけ図示している。
ダイカットローラー6Aおよび対向ローラー6Bが回転することで、ダイカットローラー6Aと対向ローラー6Bとのニップ位置に移動したダイカット刃6Cにより、ラミネート部Lおよびラベル紙Pが裁断される。
例えば、ダイカット刃6Cが円形の場合、図5に示すように、円形の裁断線C内のトナー像領域である第1部分P1と、それ以外の部分である第2部分P2とでラベル紙Pが分離される。
図4に示すように、ダイカット刃6Cは、剥離層P03以外の部分、つまり、ラミネート部L、ラベル紙Pの表面層P01およびラベル紙Pの接着層P02までを裁断する。
図3および図4に示すように、ダイカット処理部6を通過したラベル紙Pは、図示しない巻き取り装置により巻き取られる。より詳細に、ラベル紙Pは、ダイカット処理部6を通過後、剥離層P03から第2部分P2が剥がされた上で、ラベル紙Pの剥離層P03に貼り付いたままの第1部分P1と、剥離層P03から剥がされた第2部分P2とが別々に巻き取られる。
つまり、剥離層P03を、ラベル紙Pの接着層P02から剥がすことで、ラベルシールとなる部分である第1部分P1を剥離層P03に残したまま、第1部分P1と第2部分P2を分離できるので、ラベル紙Pにおける第1部分P1のみを回収することが可能となる。そして、第1部分P1における剥離層P03以外の部分が検品され、良品が商品等に貼られる。
ところで、ラベル紙PにのせられるトナーTは、定着部60における部材である定着ベルトに対する分離性を確保するため、ワックスや離型剤を有している。このようなワックスや離型剤は、定着工程における熱の影響により、ラベル紙Pの最上層のトナーT内のワックスや離型剤がラベル紙Pから染み出すことがある。
ラベル紙Pからワックスや離型剤が染み出すと、ラミネート部Lの接着層L2が、ワックスや離型剤の影響でラベル紙Pの表面層P01に対して滑りやすくなり、ラミネート部Lの接着層L2とラベル紙Pの表面層P01との接着力が低下する。そのため、ラベルシールとなる部分の検品時に裁断線Cの部分でラミネート部Lがラベル紙Pの表面層P01から剥がれるおそれがあった。
そこで、本実施の形態では、図6に示すように、制御部101が、画像形成部40によりラベル紙Pに供給された有色トナーT1の上に透明トナーT2を重ねて供給するように画像形成部40を制御する。具体的に、制御部101は、ラベル紙Pの、有色トナーT1からなるトナー像領域の各位置において、透明トナーT2が最上層となるように透明トナーT2を供給するように画像形成部40を制御する。なお、図6〜図11においては、図5における第1部分P1の中心を通る線で切った断面図となっており、図面の見やすさを考慮してラミネート部Lを省略して図示している。
透明トナーT2は、ワックスや離型剤等を有していないので、ラミネート部Lに対して離型性を有さない。そのため、本実施の形態では、定着工程における熱の影響でワックスや離型剤がトナー像領域から染み出して、染み出したワックスや離型剤により、ラミネート部Lの接着層L2がラベル紙Pの表面層P01に対して滑ることがない。そのため、ラミネート部Lの接着層L2とラベル紙Pの表面層P01との接着力が維持されるので、ラベルシールとなる部分の検品時にラミネート部Lがラベル紙Pの表面層P01から剥がれるのを抑制することができる。
制御部101は、有色トナーT1および透明トナーT2からなるトナー像の厚さが均一になるように透明トナーT2の供給量を制御する。これにより、ラミネートした際において、トナー像において部分的に段差が生じるのを抑制することができる。
図7に示すように、制御部101は、例えば、トナー像の濃度ムラを補正するためのパッチ画像を中間転写ベルト421に形成した際に、透明トナーT2を中間転写ベルト421に供給しないように画像形成部40を制御する。パッチ画像はラベル紙Pにのらないので、このようなパッチ画像における有色トナーT1の上に透明トナーT2をのせないことにより、透明トナーT2を無駄に消費するのを抑制することができる。
また、従来、トナーにワックスや離型剤を含有されることで、定着部60における分離性が確保されてきたが、透明トナーが離型性を有しないことにより、定着部60においてオフセットする可能性がある。しかしながら、ユーザーが視認しにくい透明トナーであること、およびラベル紙Pにラミネート処理が施されることにより、ラベル紙Pから透明トナーがオフセットしていても、例えば光沢段差の発生を判断できる程目立った不具合とはならない。
また、定着部60には、従来公知のウェブローラー等のクリーニング部材を設けることで、定着部60における定着ベルトにおいてオフセットした透明トナーを除去することが可能である。また、定着部60において透明トナーがオフセットしても、随時透明トナーがラベル紙Pに転移するので、定着部60から透明トナーが除去される。ラベル紙Pに転移した透明トナーは、ラミネート処理されることにより光沢段差の発生を判断できる程目立たない。以上のことから、透明トナーにワックスや離型剤を有しないことによる副作用があっても、トナー像の品質に影響を及ぼすものではない。
なお、上記実施の形態では、トナー像領域内における全ての位置に透明トナーT2を供給していたが、本発明はこれに限定されず、全ての位置に供給しなくても良い。
例えば、図8に示すように、制御部101は、トナー像領域内において有色トナーT1が形成された部分にのみ透明トナーT2を供給するように画像形成部40を制御しても良い。これによれば、図6と比較して透明トナーT2の供給量を削減することができる。
また、図9に示すように、制御部101は、有色トナーT1が供給された各位置における透明トナーT2の厚さが同じになるように画像形成部40を制御しても良い。図9では、有色トナーT1が供給された各位置において、透明トナーT2を1つずつ配置した例を示している。これによれば、図8と比較して透明トナーT2の供給量をさらに削減することができる。
また、上記実施の形態では、トナー像領域内の有色トナーT1の上に透明トナーT2を配置していたが、本発明はこれに限定されず、図10に示すように、ラベル紙Pの裁断線Cの部分、つまり、裁断部分の端部にのみ透明トナーT2を供給しても良い。ラベル紙Pの裁断線Cの部分は、ラベルシールの縁の部分であるので、当該部分の接着性が確保されていれば、その他の部分を接着しなくても、ラベル紙Pからラミネート部が剥がれにくくなる。
そのため、当該部分にのみ透明トナーT2を配置することで、ラベル紙Pからラミネート部Lが剥がれるのを抑制しつつ、透明トナーT2を特に必要な部分のみに配置するので、透明トナーT2の供給量を削減することができる。
また、図10では、裁断線C、つまり、裁断部分の縁から内側に所定範囲(例えば、2mm)の部分にのみ透明トナーT2が配置されている。これによれば、ダイカット刃による裁断が裁断線Cから内側にずれても、透明トナーT2が配置されていることにより、裁断線Cの部分におけるワックスや離型剤の染み出しを抑制することができる。
なお、図10における配置例として、透明トナーT2が、裁断線C上に位置し、その一部が裁断線Cより外側に位置しているものを例示しているが、透明トナーT2の外側端が裁断線C上に位置していても良い。
また、図11に示すように、裁断線Cから外側に所定範囲(例えば、2mm)の部分にのみ透明トナーT2を配置するようにしても良い。これによれば、ダイカット刃による裁断が裁断線Cから外側にずれても、透明トナーT2が配置されていることにより、裁断線Cの部分におけるワックスや離型剤の染み出しを抑制することができる。
なお、図11における配置例として、透明トナーT2が裁断線C上に位置し、その一部が裁断線Cよりも内側に位置しているものを例示しているが、透明トナーT2の内側端が裁断線C上に位置していても良い。
また、裁断部分において、所定の割合で透明トナーを間引いて供給するようにしても良い。図12Aは、円形の裁断線C1に沿って透明トナーT2を間引かずに配置した例を示す図であり、図12Bは、円形の裁断線C1に沿って透明トナーT2を80%の割合で間引いて配置した例を示す図である。図13Aは、四角形の裁断線C2に沿って透明トナーT2を間引かずに配置した例を示す図であり、図13Bは、四角形の裁断線C2に沿って透明トナーT2を80%の割合で間引いて配置した例を示す図である。
図12Aおよび図13Aに示すように、裁断線C1,C2の部分全てに透明トナーT2を配置することで、十分に透明トナーT2の供給量を減らすことが可能であるが、図12Bおよび図13Bに示すように、所定の割合(間引かない場合の80%)で透明トナーT2を間引いても、一定の範囲においてまとまって透明トナーT2を配置することができれば、ある程度の接着性を維持させることができる。そのため、所定の割合で透明トナーT2を間引くことで、透明トナーT2の供給量をさらに減らすことができる。
また、上記実施の形態では、画像形成装置1とラミネート加工装置3とを有した画像形成システム100に適用することができる。図14は、本実施の形態に係る画像形成装置1およびラミネート加工装置3を含む画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。
図14に示すように、画像形成システム100は、図1における画像形成装置1および給紙装置2と、図3におけるラミネート加工装置3とを備えている。ラミネート加工装置3におけるラミネート搬送部4には、第2ロール部4Bが設けられておらず、排紙部52から排紙されたラベル紙Pがラミネート搬送部4を通過して直接ラミネート処理部5に向けて搬送されるようになっている。
このような構成であっても、上記実施の形態と同様に透明トナーによりラミネートの剥がれを抑制することができる。また、この画像形成システム100では、ラミネート加工装置3が、ダイカット処理部6を有していたが、例えばラミネート処理するだけでよい場合、ダイカット処理部6を有していなくても良い。
また、上記実施の形態では、表面部材としてラベル紙にラミネート処理されるラミネート部Lを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、表面部材を、用紙に箔押し加工処理される金箔等の箔を用いても良い。また、この場合、接着処理装置として、例えば箔押し加工装置を用いる。
用紙に箔押し加工処理される箔は、用紙の表面に形成されたトナー像の上に配置されるため、トナーのワックスや離型剤が染み出した場合、ラミネートと同様に箔の剥がれが発生するので、上記の画像形成装置1により箔の剥がれを抑制することができる。
また、上記実施の形態では、裁断処理装置としてダイカット処理部6を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばレーザーによりラベル紙を裁断するような装置を用いても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
最後に、本実施の形態に係る画像形成装置1における評価実験について説明する。
本実験では、図1に示す画像形成装置1および図3に示すラミネート加工装置3を用いてトナー像が形成されたラベル紙Pにラミネート加工処理を行った際に、ラミネート剥がれが発生するかについて確認した。具体的には、ラベル紙Pを、図5に示すように、ラミネート加工処理により、円形に裁断した後、ラベル紙P上に規定の粘着テープを貼り付け、粘着テープを剥離したときにラミネート剥がれが発生するかについて確認した。
現像装置としては、2成分逆転方式の現像装置を用い、トナーとしては、粒径が6μmのものを用い、感光体ドラムとしては、外径が60mmのものを用い、プロセス速度は、315mm/secに設定した。
また、中間転写ベルトは、ポリイミド製のベルトのものを用い、ベルトクリーニング装置のブレードは、厚みt=2mm、当接力20N、当接角15°としたウレタンゴムブレードのものを用いた。二次転写ローラーは、外径25mmの発泡ウレタンローラーを用い、バックアップローラーは、外径30mmのアルミニウム製のものを用いた。
また、上側定着部において、定着ベルトをポリイミド製の基材、シリコン製の弾性層およびテトラフルオロエチレン製の表層からなるものを用い、上側定着部加熱ローラーとして、ポリテトラフルオロエチレン製の表層を有し、外径52mmのものを用いた。また、上側加圧ローラーとして外径60mmのものを用い、下側加圧ローラーとしてテトラフルオロエチレン製の表層を有し、外径60mmのものを用いた。
各実施例の条件を表1および表2に示す。具体的に、表1は、各実施例におけるトナー像の形成条件を示し、表2は、各実施例における透明トナーの供給条件を示している。また、比較例は、トナー領域内に透明トナーを供給していないものを示している。
Figure 0006567398
なお、有色トナー形成条件におけるトナー像領域の全面は、例えば図5における第1部分P1、つまり、トナー像領域全てに有色トナーが供給されている場合を示し、トナー像領域全体の80%は、図5における第1部分P1の80%に有色トナーが供給され、残りの20%は、無色領域であることを示している。また、透明トナー形成条件における各実施例における括弧書きは、各実施例が括弧書きの図面の形態に対応していることを示している。
Figure 0006567398
なお、供給における有色トナー+透明トナー=一定とは、有色トナーと透明トナーを合わせた厚さが、透明トナーを供給した各位置において均一であることを示している。また、透明トナーが一定とは、透明トナーを供給した各位置における透明トナーの量が一定であることを示している。また、間引きにおける80%は、裁断部分の端部において間引かずに透明トナーを供給した場合に対して透明トナーの供給量を80%としたものを示している。
表3に評価結果を示す。
Figure 0006567398
なお、評価結果における「○」は、ラミネート剥がれが発生しないことを示し、「×」は、ラミネート剥がれが発生したことを示している。
上記結果から、比較例においてラミネート剥がれが発生したのに対し、パッチ画像上に透明トナーを供給しない実施例5を除いた各実施例においてラミネート剥がれが発生していないことが確認できた。
1 画像形成装置
40 画像形成部
101 制御部
T1 有色トナー
T2 透明トナー
P ラベル紙

Claims (6)

  1. 感光体ドラムと、
    トナー像を記録媒体に形成するための有色トナーであって、前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される表面部材に対して離型性を有する前記有色トナーにより形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する中間転写ベルトと、
    前記有色トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する有色トナー供給部と、
    前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される前記表面部材に対して離型性を有しない透明トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する透明トナー供給部と、
    前記透明トナー供給部により前記透明トナーを前記中間転写ベルトに供給した後、前記有色トナー供給部により前記透明トナーに重ねて前記有色トナーを前記中間転写ベルトに供給することで、前記有色トナーの上に前記透明トナーを重ねて前記記録媒体に供給するように前記有色トナー供給部および前記透明トナー供給部を制御する制御部と、を備える画像形成装置と、
    前記記録媒体の前記トナー像が形成された側の面に前記表面部材を接着処理する接着処理装置と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記有色トナーが形成された部分にのみ前記透明トナーを供給するように前記透明トナー供給部を制御する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記トナー像の領域における前記透明トナーが供給される各位置において、前記有色トナーおよび前記透明トナーを合わせた厚さが均一になるように前記透明トナーの供給量を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記トナー像の領域における前記透明トナーが供給される各位置において、前記透明トナーの厚さが同じになるように前記透明トナー供給部を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  5. 記制御部は、パッチ画像を前記中間転写ベルトに形成するように前記有色トナー供給部を制御し、前記パッチ画像が前記中間転写ベルトに形成されるとき、前記透明トナーを前記中間転写ベルトに供給しないように前記透明トナー供給部を制御する、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成システム。
  6. 感光体ドラムと、
    トナー像を記録媒体に形成するための有色トナーであって、前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される表面部材に対して離型性を有する前記有色トナーにより形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する中間転写ベルトと、
    前記有色トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する有色トナー供給部と、
    前記記録媒体の前記トナー像が形成された面に接着処理される前記表面部材に対して離型性を有しない透明トナーを前記感光体ドラムを介して前記中間転写ベルトに供給する透明トナー供給部と、
    前記透明トナー供給部により前記透明トナーを前記中間転写ベルトに供給した後、前記有色トナー供給部により前記透明トナーに重ねて前記有色トナーを前記中間転写ベルトに供給することで、前記有色トナーの上に前記透明トナーを重ねて前記記録媒体に供給するように前記有色トナー供給部および前記透明トナー供給部を制御する制御部と、を有する画像形成装置と、
    前記記録媒体の前記トナー像が形成された側の面に前記表面部材を接着処理する接着処理装置と、
    前記接着処理装置により前記表面部材が接着処理された前記記録媒体を所定のサイズに裁断する裁断処理装置と、
    を備え、
    前記トナー像の領域は、裁断処理される前記記録媒体の裁断線上に形成され、
    前記制御部は、前記裁断線上に前記有色トナーを供給するように前記有色トナー供給部を制御し、
    前記制御部は、前記裁断線上に前記透明トナーを供給するように前記透明トナー供給部を制御する、
    画像形成システム。
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