JP6560489B2 - 制御コントローラおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラント設備等の自動制御をおこなう制御コントローラに関する。
自動制御向けの制御コントローラとして、CPU(Central Processing Unit)モジュールと複数のリモートIO(Remote Input / Output)モジュール間を伝送ケーブルで接続したシステムがある。その構成は、CPUモジュールが自動制御用の制御プログラムを実行してデジタルデータDO(Digital Output data)を出力し、リモートIOモジュールがCPUモジュールから受信したデジタルデータDOをプラント出力信号に変換してプラント設備の操作端子へ出力するものとなっている。
このリモートIO方式の制御コントローラは、複数の分散配置されたプラント設備の制御を省スペース、低コストで実現できるという長所がある。
例えば、複数設備から構成される上下水道プラントは、上記の制御コントローラが適用され、プラント制御されている。上下水道プラントの各設備は、複数機器から構成され、そして、各機器には、操作端子が備わっている。この操作端子へ外部からプラント出力信号を出力することで、機器の運転や停止を操作することができる。制御コントローラあるいは手動操作装置から操作端子へ適切にプラント出力信号を出力し、機器単体の運転、および、プラント全体の運転を実現している。
上下水道プラントの制御コントローラの誤動作や停止は、水道水断水や都市洪水などを引き起こし、人命や財産を脅かす可能性がある。このため、制御コントローラには、24時間連続した安定的な運転が求められる。
このように、上下水道プラント向けの制御コントローラには高信頼性が求められる。
制御コントローラが異常を検出した場合には、プラントの誤動作を防止するために緊急停止するか、または、プラント機能を異常検出前の状態に維持しながら運転、一部機器を停止しプラント機能を縮退して運転、また手動操作に切替えて運転などを実施しなければならない。
特に、制御コントローラの異常が最も危険度の高いCPUモジュール異常と検出された場合は、CPU誤動作によるデジタルデータDO誤出力というリスクを回避し、プラントを緊急停止する必要がある。
また、上下水道プラントには高圧電気設備、誘導モータ、インバータなどノイズ源となる機器が設置されていることから、リモートIOモジュールの適用時には、CPUモジュールとリモートIOモジュールを接続する伝送ケーブルへのノイズ重畳による一過性の伝送異常が生じる可能性がある。
従来、このような事情に鑑みて、制御コントローラの異常を検知した場合は、外部負荷の供給電源を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示の技術によれば、メインプログラムにより出力されたパルス出力と、リレーとタイマからなる外部電気回路タイマにより異常を検出し、異常検出時には外部負荷の電源供給を遮断あるいは投入することによりフェールセーフ機能を実現している。
また、特許文献2には、MPU11の異常チェック用出力端子を設けて、異常チェックの際のIOユニットの出力端子の出力の状態が、接続されたIO機器をアクティブにしない状態になるようにすることで、事前に故障・異常の有無を検出することができるIOユニットが開示されている。
特開平9−185403号公報 特開2008−310389号公報
上記の特許文献1に開示される技術によれば、パルス出力をオンディレイタイマとオフディレイタイマの組合せにより監視しているので、異常発生から異常検知までに少なくとも2つのプログラムサイクル以上の異常検出待ち時間を要する。そのため、異常検出待ち時間内では、CPU誤動作によるプラントへの誤出力を防止できないという問題がある。
また、特許文献1によれば、CPUモジュール、リモートIOモジュール、メインプログラム、伝送、外部電気回路のどの部位で異常が発生しても、すべて同一の異常として検出されるので、CPU異常という特に危険度の高い異常要因を検出して、検出時にデジタルデータDOを確実に即断できないという問題がある。
また、CPUモジュールとリモートIOモジュールから構成された制御コントローラに必要な伝送異常を検出できない、伝送異常検出時に異常時制御動作を選択して設定できないという課題がある。
上記の特許文献2に開示される技術によれば、事前にIOユニットの故障や異常の有無を検出することができるが、実運用時の故障検出については考慮されておらず、また、PLCのCPUユニットやマスタユニットの故障が考慮されていない問題がある。
このように、特許文献1、2に開示される技術では、上下水道向け制御コントローラに必要な信頼性を実現できない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、CPUモジュールとリモートIOモジュールからなる制御コントローラにおいて、CPU異常に応じて異常時の制御動作を確実に、かつ、選択的におこない、高信頼性を実現できる制御コントローラを提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明のプラントの設備機器の制御をおこなう制御コントローラは、モジュールの異常動作を検出する異常状態検出部を有し、所定の制御周期で前記プラントの複数の設備機器をプログラム制御するCPUモジュールと、前記CPUモジュールにシリアル伝送路によりデイジーチェーン接続して、前記CPUモジュールから前記制御周期毎に伝送されたデジタルデータを変換して前記設備機器に出力する複数のリモートIOモジュールと、を備え、前記リモートIOモジュールは、さらに、前記シリアル伝送路の伝送異常を検出してデジタルデータを変更する伝送異常制御部を有し、前記伝送異常制御部は、伝送異常の検出時に、接続する複数の設備機器ごとに、予め前記シリアル伝送路を介して設定された所定の変更ルールに基づいてデジタルデータを変更し、前記CPUモジュールは、前記異常状態検出部が前記プログラム制御の処理周期を監視し、処理が所定の監視時間を超過することで異常動作を検出したときに、前記シリアル伝送路とは別の前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールをデイジーチェーン接続する信号ケーブルにより、前記リモートIOモジュールにCPU異常を通知し、前記リモートIOモジュールは、前記CPU異常を通知されたときに、前記デジタルデータの出力とは非同期に、前記デジタルデータによる制御とは別に出力を絶縁状態にして前記設備機器のすべてを停止状態にするようにした。
また、本発明のCPUモジュールとプラントの少なくともひとつの設備機器を制御するリモートIOモジュールとを有し、プラントの複数の設備機器の制御をおこなう制御コントローラの制御方法は、前記プラントの複数の設備機器をプログラム制御する前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとをデイジーチェーン接続するシリアル伝送路により、所定の制御周期毎に、前記CPUモジュールから前記リモートIOモジュールに、前記設備機器のプログラム制御の制御情報であるデジタルデータDOを伝送するステップと、前記CPUモジュールが、前記プログラム制御の処理周期を監視し、処理が所定の監視時間を超過したときに異常動作を検出したとして、前記シリアル伝送路とは別の前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとをデイジーチェーン接続する信号ケーブルにCPU状態異常状態を示す信号を出力するステップと、前記複数の設備機器のそれぞれの操作端子をCPUモジュールから通知されたデジタルデータDOに対応して設定する前記リモートIOモジュールが、前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとを接続するシリアル伝送路を所定の制御周期で監視し、伝送異常を検出したときに、前記CPUモジュールから通知されるデジタルデータDOを予め前記シリアル伝送路を介して設定された所定の変更ルールに応じて変更するステップと、前記リモートIOモジュールが、前記CPU状態信号が異常状態を示す時には、デジタルデータD0の出力とは非同期に、デジタルデータDOとは別にすべての前記操作端子を前記設備機器が停止するように絶縁状態に設定し、その時以外には、前記操作端子に前記デジタルデータDOを出力するステップと、を有するようにした。
本発明によれば、制御コントローラの信頼性を向上することができる。
上下水道プラントの制御コントローラの構成図である。 CPUモジュールの構成例を示す図である。 制御プログラムの異常検出処理を説明するタイムチャートである リモートIOモジュールと設備機器の構成例を示す図である。 CPU異常制御部の構成を示す図である。 リモートIOモジュールのIO出力部の構成を示す図である。 CPU異常制御部のタイムチャートの一例を示す図である。 リモートIOモジュールの他の構成を示す図である。 リモートIO伝送部から出力されるデジタルデータDOのタイムチャートの一例を示す図である。 リモートIOモジュールの動作をプログラム処理する場合のフローチャートである。 非同期におこなわれるCPU異常処理のフローチャートである。 水輸送プラントの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
≪実施形態1≫
本実施形態は、ダムや河川から原水を取水して、薬品沈殿、砂ろ過、塩素注入をおこなって水道水を製造する浄水場等の上下水道プラントを例に説明する。
浄水場等の上下水道プラントは、原水ポンプ設備、高圧受電設備、非常用の発電機設備、薬品注入設備、沈殿池設備、ろ過池設備、塩素注入設備、送水ポンプ設備、排水設備などから構成される。そして、これらの各設備には、ポンプ、モータ、バルブ、遮断器、エンジンなどの制御機器と、水位計、流量計、水質センサなどの検出機器を含んでいる。
上記の制御機器の中には、機器の動作状態を外部に出力するための状態接点を備えているものがある。ここで、機器の動作状態には、ポンプの運転中や停止中、バルブの全開や全閉や寸開などの開閉状態、遮断器の入りや切り、機器の故障状態がある。
この状態接点の電気仕様は、例えば、ポンプが運転中であれば電気的に導通状態とし、停止中であれば絶縁状態とする2値の出力となっている。
また、上記の検出機器は、電流、電圧、流量、水位、水圧、開度などのセンサ出力の数値情報を電圧または電流のアナログ信号に変換して外部へ出力するアナログ出力端子を備えている。
また、上記の制御機器の中には、機器の動作を外部から操作するための操作端子を備えているものがある。操作端子を電気的に導通状態や絶縁状態にすることで、ポンプやモータの運転停止、バルブやゲートの開閉、遮断器やコンデンサの入り切りなどを制御する。例えば、外部からポンプの操作端子を電気的に導通状態にするとポンプは運転し、絶縁状態にするとポンプは停止する。上記の操作端子が、外部からのアナログ信号を入力するためのアナログ入力端子であることもあり、この場合には、アナログ入力端子の信号に従い制御機器の開度、回転数などを操作する。
上記の検出機が、アナログ入力端子をもっていることもある。
図1は、上記の制御機器を備えた浄水場等の上下水道プラントの制御コントローラの構成図である。
制御コントローラ1は、CPU(Central Processing Unit)モジュール2と複数のリモートIO(Remote Input / Output)モジュール3a、3b、3c(以下、リモートIOモジュール3と総称する)から構成される。
CPUモジュール2と複数のリモートIOモジュール3は、RS−485等のマルチドロップ方式のシリアル伝送路5でデイジーチェーン接続されている。そして、CPUモジュール2で動作するシーケンスプログラムにより、シリアル伝送路5を介して、リモートIOモジュール3がアクセスされ、制御機器を含む複数の設備機器4a、4b、4c、…4i(以下、設備機器4と総称する)が制御される。
図1のシステム構成図では、リモートIOモジュール3を複数もつ構成を示しているが、ひとつのCPUモジュール2とひとつのリモートIOモジュール3の構成であってもよい。
以下の説明では、シリアル伝送路5を介してCPUモジュール2とリモートIOモジュール3との間で伝送されるデジタルデータを1ビット構成の入力用のデジタルデータDI(DI:Digital Input data)、出力用のデジタルデータDO(DO:Digital Output data)、ワードやロングワード構成のアナログ入力データAI(AI:Analog Input data)、アナログ出力データAO(AO:Analog Output data)、パルス入力データPI(PI:Pulse Input data)などと呼ぶこととする。
リモートIOモジュール3には、複数の設備機器4の状態接点・操作端子・アナログ入力端子・アナログ出力端子が、それぞれ機器接続ケーブル7a、7b、7c、…7i(以下、機器接続ケーブル7と総称する)を介して接続されている。機器接続ケーブル7の電気仕様は、AC100V、AC200V、DC24V、DC48Vなどの電圧出力を有し、導通か絶縁の状態をもっている。または、4〜20mA、1〜5Vなどのアナログ信号である。
この機器接続ケーブル7を介して、設備機器4の状態接点や操作端子やアナログ入力端子やアナログ出力端子がリモートIOモジュール3からアクセスされ、CPUモジュール2は、リモートIOモジュール3により設備機器4を制御する。
より詳細には、リモートIOモジュール3には、機器接続ケーブル7を経由して設備機器4の状態接点の状態が、設備機器からの信号として入力される。入力された設備機器4の状態接点の状態は、リモートIOモジュール3からCPUモジュール2に伝送されるデジタルデータDIに変換される。具体的には、設備機器4の状態接点が、導通状態ならばDIは「1」、絶縁状態ならばDIは「0」に変換される。変換された設備機器4の状態接点のデジタルデータDIは、リモートIOモジュール3からCPUモジュール2に伝送される。また、設備機器4が電圧または電流のレベルを出力するものであれば、設備機器4のアナログ出力端子の状態をAD変換してアナログ入力データAIとし、リモートIOモジュール3からCPUモジュール2に伝送される。
リモートIOモジュール3は、CPUモジュール2からデジタルデータDOが伝送されると、機器接続ケーブル7を導通状態または絶縁状態に駆動して、設備機器4の操作端子を制御する。具体的には、機器接続ケーブル7は、DOが「1」ならば導通状態に駆動され、DOが「0」ならば絶縁状態に駆動される。
また、リモートIOモジュール3は、アナログ出力データAOをDA変換してアナログ信号とし、設備機器4のアナログ入力端子に出力する。
図1では3台の設備機器4が接続されているが、ひとつのリモートIOモジュール3には、8〜64台の設備機器4を接続することができる。CPUモジュール2には、複数のI/Oモジュール3が接続されている。一般に、1台の制御コントローラが入出力する状態接点と操作端子とアナログ入力端子とアナログ出力端子の合計は、数十〜数千点におよんでいる。
機器接続ケーブル7は、状態接点・操作端子・アナログ入力端子・アナログ出力端子ごとに敷設され、数十〜数千本になる。特に大規模なシステムでは、機器接続ケーブル7の敷設が困難になっている。このため、リモートIOモジュール3の適用により、設備機器4の近くにリモートIOモジュール3を設置することで、機器接続ケーブル7の敷設を容易にしているが、シリアル伝送路5の誤伝送時の対応が必要となる。
また、CPUモジュール2の異常動作に対するリモートIOモジュール3の対処が必要となる。
本実施例の制御コントローラ1では、以下のようにして、伝送エラーやCPU異常動作に対処する。
CPUモジュール2は、デジタルデータDIやアナログ入力データAIに基づいて制御プログラムを実行し、実行結果として、デジタルデータDOやアナログ出力データAOを出力している。このとき、本実施例のCPUモジュール2は、ハードウエアやプログラムの状態を監視して動作異常を検出し、CPU状態信号6に異常の有無を出力するようにする。
また、リモートIOモジュール3は、パリティエラー等のシリアル伝送路5のエラー検出手段を有し、伝送エラーを検出したときには、それぞれの設備機器4のDOを「0」(絶縁状態)とするか、または、エラー検出前の状態をホールドするようにする。
また、リモートIOモジュール3は、CPU状態信号6がCPU異常を示す場合には、DOの状態にかかわらず、すべての設備機器4の操作端子を絶縁状態に駆動する。
以下に伝送エラーやCPUの動作異常を処理する構成を詳細に説明する。
図2はCPUモジュール2の構成例を示す図である。CPUモジュール2は、CPU21、メモリ22、CPU伝送部23、異常状態検出部25、異常状態出力部26を有し、CPUシステムバス24により相互に接続されている。メモリ22は、RAM(Random Access Memory)などであり、制御プログラム221、レジスタ222が配置される。
CPU伝送部23は、制御プログラム221の処理に対応した所定の周期で、伝送ケーブル5を経由してリモートIOモジュール3との間でシリアル通信を実行し、デジタルデータDI、デジタルデータDO等を送受信する。また、CPU伝送部23は、システムバス24を経由してレジスタ222との間でデジタルデータDI、デジタルデータDOを送受信することで、リモートIOモジュール3とレジスタ222のデジタルデータを一致化する(リフレッシュ処理と称する)。
制御プログラム221は、設備機器4のシーケンス制御やループ制御のプログラムであり、レジスタ222には、デジタルデータDI、デジタルデータDO、アナログ入力データAI、アナログ出力データAOや、制御プログラムの初期データや演算データなどが格納される。
また、制御プログラム221はCPU21により周期的に実行され、設備機器4の状態接点の内容がリモートIOモジュール3でデジタルデータDIに変換された後に、CPU伝送部23を経由してレジスタ222に格納されて、制御プログラム221の入力となる。
制御プログラム221は、レジスタ222のデジタルデータDIを入力として論理演算や数値演算等のプログラム演算を実行し、デジタルデータDOを実行結果として出力する。そして、制御プログラム221によりレジスタ222に出力されたデジタルデータDOは、CPU伝送部23を経由してリモートIOモジュール3に送信され、設備機器4の操作端子が所定の周期で設定される。
図3は、制御プログラム221の異常検出処理を説明するタイムチャートである。
制御プログラム221は、例えば50ms、100ms、200msなどの制御周期で、処理を繰り返し実行している。
この処理は、リモートIOモジュール3とレジスタ222のデジタルデータを一致化するIOモジュールのリフレッシュ処理と、プログラム演算から構成される。レジスタ222に格納されたプログラム演算の結果は、つぎのサイクルのIOモジュールのリフレッシュ処理で、リモートIOモジュール3に送信される。
CPU21やメモリ22の異常動作や、制御プログラム221のプログラム異常が発生した場合、プログラム演算が所定時間で終了しないことがある。
異常状態検出部25は、制御プログラム221の処理周期を監視し、制御プログラム221の処理周期が、所定の監視時間を超過したならばCPU異常と判定する。
より詳細には、異常状態検出部25に所定の監視時間でオーバーフローする監視タイマを設け、制御プログラム221の先頭で、タイマ初期化とタイマの起動をおこなうようにする。制御プログラム221が正常に動作している場合には、監視タイマのオーバーフローは発生しない。しかし、制御プログラム221が処理遅延して監視タイマのオーバーフローが発生した場合には、CPUの動作異常として判定する。
また、IOモジュールのリフレッシュ処理と制御プログラムとが、独立して実行する構成として、IOモジュールのリフレッシュ処理と制御プログラムの処理周期を監視し、いずれかの処理周期が所定の監視時間を超えたら、CPUの動作異常として判定するようにしてもよい。また、制御プログラムは複数としてもよい。
また、図2の異常状態検出部25は、ROMサムエラー、メモリのビットエラー等のハードウエア異常や、不当命令実行の例外処理によりOS異常や制御プログラム異常等のソフトウエア異常を検出するようにしてもよい。
異常状態出力部26は、異常状態検出部25で検出したCPUモジュール2の異常状態をCPU状態信号6により複数のリモートIOモジュール3に通知する。このため、CPU状態信号6には、シリアル伝送路5と同様に、マルチドロップ接続可能なRS−485等の差動シリアルインターフェイスを使用する。
シリアル伝送路5は、所定の間隔でデータ転送がおこなわれるが、CPU状態信号6は、異常検出したら直ちに、CPUモジュール2の異常状態を出力するようにする。
このように、CPU状態信号6をシリアル伝送路5とは別に設けることにより、CPUモジュール2のCPU伝送部23の動作に関係なく、CPUの異常状態の通信を非同期におこなうことができるので、CPU異常の通知を早くおこなうことができる。
また、CPU状態信号6は、CPU異常を通知できればよいので通信容量は少なくても良く、シリアル伝送路5より通信レートを小さくすることができる。これによりCPU状態信号6の伝送のデータ信頼性を向上することができる。
また、異常状態出力部26は、異常状態検出部25にて検出された状態データを、CPU状態信号6を駆動する信号に変換し、外部に出力するためのCPU状態接点を備えるようにしてもよい。このとき、CPU状態接点は、例えば、半導体リレーや電磁リレーなどから構成される。状態データがCPU正常ならばCPU状態接点を導通状態とし、状態データがCPU異常ならば、CPU状態接点を絶縁状態としてもよい。
この場合には、CPUモジュール2への電源供給が停止した場合には、CPU状態接点は絶縁状態に遷移するので、電源供給停止もCPU異常として出力される。
より具体的には、例えばAC100V、AC200V、DC24V、DC48Vなどの電圧を有し、導通状態か絶縁状態の接点仕様とし、CPU状態信号6を例えば2芯ケーブルとすることで、CPUの異常状態の有無を、外部ノイズの影響を受けずに、確実にCPUモジュール2からリモートIOモジュール3へ出力できる。
または、4〜20mAの電流源をもち、電流の有無状態を接点仕様とし、CPU正常の場合には電流有の状態とするようにしてもよい。
図4はリモートIOモジュール3と設備機器4の構成例を示す図である。
リモートIOモジュール3は、リモートIO伝送部31、IO入力部36、IO出力部34、CPU異常制御部35を有し、システムバス33により相互に接続されている。また、IO入力部36は、設備機器4の制御機器42の状態接点41と機器接続入力ケーブル7−2により接続されており、IO出力手段34は設備機器4の制御機器42の操作端子40と機器接続出力ケーブル7−1により接続されている。
ここで、図4の破線で囲まれたIO入力部36、IO出力部34、CPU異常制御部35は、デジタルデータの1ビット分の構成を示すものであり、当該リモートIOモジュール3が16ビット分のデジタルデータDI・DOに対応するものであれば、16個のIO入力部36、IO出力部34、CPU異常制御部35を含む構成となる。
リモートIO伝送部31は、CPUモジュール2とシリアル伝送路5を介してシリアル伝送を実行し、デジタルデータDI、DOを送受信する。ここで、シリアル伝送されるデジタルデータは、例えば16個のDIを1ワード、または、16個のDOを1ワードとした複数ワードから構成される。
リモートIO伝送部31は、システムバス33経由でIO入力部36から状態接点41の状態に対応するデジタルデータDIを受信し、ワードのデジタルデータに変換してCPUモジュール2に伝送する。
また、リモートIO伝送部31は、CPUモジュール2から伝送されたデジタルデータDOを抽出し、システムバス33に接続されたCPU異常制御部35を経由して、デジタルデータDOをIO出力部34に出力する。
CPU異常制御部35にはCPU状態信号6が接続され、CPUモジュール2の正常または異常の状態が通知されている。CPU異常制御部35は、リモートIOモジュール3が備えるIO出力について、CPUモジュール2の正常または異常の状態と、リモートIO伝送部31から入力されたデジタルデータDOとの間で演算をおこない、演算結果をIO出力部34に出力する。
詳細には、CPUモジュール2が正常な状態であることが通知されている場合には、デジタルデータDOに対応した状態をIO出力部34が出力するようにし、CPUモジュール2が異常な状態であることが通知されている場合には、IO出力部34が絶縁状態を出力するように制御する。
IO出力部34は、機器接続出力ケーブル7−1を介して設備機器4の操作端子40に接続し、CPU異常制御部35の設定に応じて、設備機器4の操作端子40に、導通状態または絶縁状態を通知する。これにより、設備機器4が制御される。
IO入力部36は、機器接続入力ケーブル7−2を介して設備機器4の状態接点41に接続し、状態接点41の導通状態または絶縁状態を取得する。そして、状態接点41が導通状態だった場合には、デジタルデータDIを「1」に設定し、状態接点41が絶縁状態だった場合には、デジタルデータDIを「0」に設定する。設定されたデジタルデータDIは、リモートIO伝送部31を介して、CPUモジュール2に通知される。
図5はCPU異常制御部35の構成を示す図である。
CPU異常制御部35は、第1入力回路351と、第2入力回路352と、論理演算回路353を備える。
第1入力回路351は、CPUモジュール2の異常状態出力部26に、CPU状態信号6を介して接続され、CPU状態信号6の信号レベルをTTL(Transistor Transistor Logic )レベルに変換する。例えば、CPU状態信号6が、CPUモジュール2の異常状態を示す場合にはLowレベルに変換し、CPUモジュール2の正常状態を示す場合にはHighレベルに変換する。
第2入力回路352は、システムバス33に接続し、リモートIO伝送部31で受信したデジタルデータDOをTTLレベルに変換する。例えば、デジタルデータDOが「0」の場合はLowレベル、デジタルデータDOが「1」の場合はHighレベルに変換する。
論理演算回路353は、例えばTTLで構成された論理回路であり、第1入力回路351と第2入力回路352からの信号の論理演算を実行して、制御出力信号を出力する。制御出力信号は論理成立でHighレベル、論理不成立でLowレベルである。
実施例の論理演算回路353は、論理積回路を備えており、つぎのように、制御出力信号を出力する。
CPU状態信号6がCPUモジュール2の正常状態を示し、かつ、デジタルデータDOが「1」の場合には、第1入力回路351の出力はHighレベル、第2入力回路352の出力もHighレベルとなり、論理演算回路353による論理積の結果、論理成立のHighレベルが制御出力信号として出力される。
CPU状態信号6がCPUモジュール2の正常状態を示し、かつ、デジタルデータDOが「0」の場合には、第1入力回路351の出力はHighレベル、第2入力回路352の出力はLowレベルとなり、論理演算回路353による論理積の結果、論理不成立のLowレベルが制御出力信号として出力される。
CPU状態信号6がCPUモジュール2の異常状態を示している場合には、デジタルデータDOが「1」または「0」のいずれであっても、論理演算回路353による論理積の結果、論理不成立のLowレベルが制御出力信号として出力される。
図6は、リモートIOモジュール3のIO出力部34の構成を示す図である。
IO出力部34は、リレー回路341と出力端子342から構成されている。
リレー回路341は、例えば、半導体リレーや電磁リレーなどから構成され、CPU異常制御部35の制御出力信号に応じて、出力側の回路の入り切りをおこなう。例えば、制御出力信号がHighレベルならばリレーをONし、また制御出力信号がLowレベルならばリレーをOFFする。
出力端子342は、機器接続出力ケーブル7−1により設備機器4の操作端子40に接続し、リレー回路341により操作端子40を導通状態または絶縁状態にする。
図7は、CPU異常制御部35のタイムチャートの一例を示す図であり、CPU状態信号とデジタルデータDOと制御出力信号の関係を示している。
CPU状態信号6が正常状態を示している場合には、デジタルデータDOが「1」ならば制御出力信号はHighレベルを出力し、デジタルデータDOが「0」ならば制御出力信号はLowレベルを出力する。これにより、デジタルデータDOの値に対応した制御出力信号が出力され、設備機器4の操作端子40が導通状態または絶縁状態に制御される。
一方、CPU状態信号が異常状態を示している場合には、デジタルデータDOが「1」であるか「0」であるかに関わらず、制御出力信号はLowレベルを出力する。したがって、CPU状態信号が異常状態を示している場合には、設備機器4の操作端子40は絶縁状態に制御される。
上記では、CPU異常制御部35が、1点のデジタルデータDOに対応した構成として説明したが、リモートIOモジュール3が、16点のデジタルデータDOに対応する構成の場合には、図5の第2入力回路352を16個備え、論理積回路353の論理積回路を16個備え、論理積回路353から制御出力信号が16個出力される構成となる。そして、CPU状態信号6によりCPUモジュール2の異常状態が通知されると、16個のIO出力部34のすべてが、接続する制御機器4の操作端子40を絶縁状態に制御する。
制御コントローラ1が、図1に示すように、複数のリモートIOモジュール3をもつ場合には、CPU状態信号6が複数のリモートIOモジュール3にデイジーチェーン接続されているので、CPUモジュール2の異常状態は、すべてのリモートIOモジュール3に通知される。それぞれのリモートIOモジュール3では、上記の処理がおこなわれて、接続する制御機器4の操作端子40を絶縁状態に制御する。これにより、制御コントローラ1の制御対象のすべての設備機器を停止することができる。
《実施形態2》
図8は、リモートIOモジュール3の他の構成を示す図である。
リモートIOモジュール3は、リモートIO伝送部31、伝送異常制御部32、接続する設備機器4ごとに設けられた複数のIO入力部36とIO出力部34、CPU異常制御部35を有し、システムバス33により相互に接続されている。また、IO入力部36は、設備機器4の状態接点41と機器接続入力ケーブル7−2により接続されており、IO出力部34は設備機器4の操作端子40と機器接続出力ケーブル7−1により接続されている。
図4に示したリモートIOモジュール3とは、本実施例のリモートIOモジュール3が伝送異常制御部32を有することが相違しており、以下、相違点を中心に説明する。
伝送異常制御部32は、リモートIOモジュール3とCPUモジュール2を接続するシリアル伝送路5の伝送状態を、リモートIO伝送部31を介して制御周期ごとに監視し、伝送異常を検出したときに、リモートIO伝送部31を制御して、予め設定された変更ルールに従ってデジタルデータDOを変更する。
ここで、伝送異常制御部32で検出する伝送異常は、ケーブル断線等の断線や、送受信が所定時間内に終了しない状態であるタイムアウト検出や、伝送するデジタルデータのCRCエラーやパリティエラー等の誤り検出により判定する。
伝送異常制御部32が制御周期ごとに伝送異常を検出したときにデジタルデータDOを変更する変更ルールは、例えば、DOを「0」に書き換える(ゼロクリア)、異常検出前のデジタルデータDOを維持する(ホールド)などである。
この変更ルールは、デジタルデータDOのビットごと、つまり、制御対象の設備機器4ごとに設定できるようにする。したがって、複数の操作端子をもつ設備機器4が接続するリモートIOモジュールでは、それぞれのデジタルデータDOごとに、CPUモジュール2により変更ルールがコマンド設定される。
リモートIO伝送部31で伝送異常時に変更されたデジタルデータDOは、CPU異常制御部35に送信される。
CPU異常制御部35では、前述のとおり、CPU状態信号6の状態に応じてデジタルデータDOが変更されて、IO出力部34に制御出力信号が出力される。この制御出力信号は、IO出力部34で導通状態または絶縁状態に変換されて、設備機器4の操作端子40に通知される。
図9は、リモートIO伝送部31から出力されるデジタルデータDOのタイムチャートの一例を示す図である。CPUモジュール2から入力されたデジタルデータDOと伝送異常の有無と伝送異常時のデジタルデータの変更ルール別に、CPU異常制御部35の出力の関係を示している。
伝送異常制御部32で伝送ケーブル5の伝送異常が検出されない場合には、デジタルデータDOの変更ルールの設定に関わらず、リモートIO伝送部31からCPU異常制御部35にデジタルデータDOが変更されることなく出力され、CPU異常がなければ、そのまま出力される。
一方、伝送異常が検出された場合には、デジタルデータDOの変更ルールの設定により、CPU異常制御部35に出力されるデジタルデータDOが異なる。ルールがホールド設定であれば、デジタルデータDOは伝送異常の検出前の値(図9では「1」)に変更されて出力される。ルールがゼロクリアであれば、デジタルデータDOが「0」に変更されて出力される。そして、CPU異常がなければ、変更されたデジタルデータDOが出力される。
このように、設備機器4ごとにデジタルデータDOの変更ルールを設けることにより、設備機器4の重要度に応じて、エラー発生時の対応方法を変えることができるので、システムの信頼性の向上を図ることができる。
図10は、リモートIOモジュール3の動作をプログラム処理する場合のフローチャートである。図10のフローは、複数のリモートIOモジュール3のそれぞれで動作する。
まず、自リモートIOモジュール3のデジタルデータDOを受信したかを判定する(S901)。CPUモジュール2から自リモートIOモジュール3宛てのデジタルデータDOが送信されなければ、受信待ちする(S901のNo)。
自宛てのデジタルデータDOを受信した場合には(S901のYes)、受信時の伝送異常の有無を判定する(S902)。詳細には、伝送異常の判定は、パリティチェック、CRCコード、サムチェック等によりおこなう。
異常がない場合には(S902のNo)、正常にデジタルデータDOの伝送がおこなわれたものとして、受信したDOを後述する伝送異常処理のために一時保存し(S909)、S906に進む。
伝送異常があった場合には(S902のYes)、つぎのようにデジタルデータDOの変更をおこなう。
まず、設定されている修正ルールの種類を判定し(S903)、「ゼロクリア」であれば(S903の「ゼロクリア」)、デジタルデータDOをゼロに書き換え(S904)、S906に進む。
S903で「ホールド」であれば(S903の「ホールド」)、デジタルデータDOをS909で一時保存した直前の正常伝送のDOの値に書き換える(S905)。つまり、異常の検出前の値に書き換えた後に、S906に進む。
S906では、CPUモジュール2からCPU異常の通知を検出したか否かを判定する。CPU異常を検出した場合には(S906のYes)、デジタルデータDOを無条件にゼロに書き換え(S907)、S908に進む。
S906でCPU異常の通知を検出しなかった場合には(S906のNo)、S908に進む。
S908では、デジタルデータD0をIO出力部34に設定し、デジタルデータDOの値に応じて、導通状態または絶縁状態を出力する。
上記のフローにより、シリアル伝送路5での伝送異常の発生とCPUモジュール2の異常動作を検知して、デジタルデータDOを変更するので、制御コントローラ1の異常制御を防ぐことができる。
さらに、CPUモジュール2の異常対策を迅速におこなうため、CPUモジュールの異常発生のときの処理を、図10の処理フローとは、非同期におこなえるようにする。
図11は、非同期におこなわれるCPU異常処理のフローチャートである。
図11の処理は、CPU状態信号6の受信データ割り込みにより起動するようにし、割り込み優先レベルを、できる限り高くすることが望ましい。
なお、図11のS906、S907、S908の処理内容は、図10と同一なため、ここでは、説明を省略する。
《実施形態3》
つぎに、伝送異常制御部32で処理されるデジタルデータDOの変更ルールの具体例を図12により説明する。
図12は、ポンプ井8の貯留水を揚水し、目標流量に制御して配管9から流出水として流出させる水輸送プラントの一例を示す図である。
水輸送プラントは、ポンプ井8、配管9、固定速ポンプ42a、流量を調節する電動弁42b、流量計42cから構成されている。そして、固定速ポンプ42aにより吐出された流出水は、流量計42cによって流量測定されて、一定流量になるように、電動弁42bにより制御されている。
この水輸送プラントは、固定速ポンプ42aが含まれる設備機器4aと、電動弁42bが含まれる設備機器4dと、流量計42cが含まれる設備機器4gのそれぞれを、機器接続ケーブル7a、7d、7e、7gによりリモートIOモジュール3a、3b、3cに接続し、CPUモジュール2により流量制御をおこなう。リモートIOモジュール3a、3b、3cは、CPUモジュール2に、シリアル伝送路5とCPU状態信号6により、デイジーチェーン接続している。
設備機器4a、4d、4gの機能を、つぎに説明する。
設備機器4aの固定速ポンプ42aは、回転数一定の仕様であり、運転時には一定流量を吐出し、停止時の吐出し流量はゼロとなる。設備機器4aは、操作端子40aを備え、操作端子40aを電気的に導通状態にすることでポンプ運転を継続し、絶縁状態にするとポンプ運転を停止する。
設備機器4dの電動弁42bは、モータの正回転と逆回転により弁の開動作と閉動作を調節し、固定速ポンプポンプ42aからの吐出し流量を制御する。弁開度は、例えば全閉0%、全開100%とした0〜100%の範囲で動作する。この弁開度の設定は、弁の開動作と閉動作の動作時間を制御することによりおこなう。
具体的には、開動作や閉動作は、例えば1秒間に弁開度5%の速度とすると、全閉状態において開動作を20秒保持すると全開に達して開動作は停止する。逆に、全開状態において20秒間閉動作を保持すると全閉状態となり、閉動作は停止する。
設備機器4dは、操作端子40b(開動作)と操作端子40c(閉動作)とを備え、操作端子40b、40cを電気的に導通状態にすることで開動作または閉動作を継続し、絶縁状態にすると開動作または閉動作を停止する。
設備機器4dの電動弁42bの弁開度は、操作端子40bまたは操作端子40cを導通状態とする時間を調整することにより、目的とする開度に制御される。
設備機器4gの流量計42cは、流出水の流出流量を計測する。
設備機器4gのアナログ出力端子43は、計測された流量値を、4〜20mAの電流信号に変換し、出力する。
CPUモジュール2では、リモートIOモジュール3cを介してアナログ出力端子43の流出流量をアナログ入力データAIとして取得し、このアナログ入力データAIが目標流量になるように、固定速ポンプ42aの運転と停止、電動弁42bの開動作と閉動作を制御する制御プログラムが実行されている。
固定速ポンプ42aは、制御プログラムにより運転または停止の動作指示がデジタルデータDOに記録され、リモートIOモジュール3aを介して、設備機器4aの操作端子40aに設定され、運転または停止指示される。
電動弁42bは、制御プログラムにより開動作と閉動作の動作指示がデジタルデータDOに記録され、リモートIOモジュール3bを介して、設備機器4dの操作端子40b、40cに設定され、弁開度が設定される。
上述のとおり、リモートIOモジュール3a、3bは、デジタルデータDOが転送されるシリアル伝送路5の伝送異常を検出し、所定の変更ルールに基づいてデジタルデータDOを変更している。
本実施例では、伝送異常の検出時に、固定速ポンプ42aと電動弁42bについて、つぎの変更ルールでデジタルデータDOを変更する。
リモートIOモジュール3aでは、固定速ポンプ42aの動作を指示するデジタルデータDOを直前の制御周期の設定状態にホールドする変更ルールとする。つまり、現状の固定速ポンプ42aの運転または停止状態を維持するようにする。
リモートIOモジュール3bでは、電動弁42bの開動作と閉動作の指示するデジタルデータDOをクリア設定(開動作または閉動作しないようにする)する変更ルールとする。つまり、電動弁42bの弁の開動作や閉動作を停止させて弁開度を固定し、現状の流量を維持するようにする。
本実施例の水輸送プラントの固定速ポンプ42aと電動弁42bの伝送異常時のデジタルデータDOの変更ルールを、上記のように設定することにより、伝送異常を検出した制御周期の水輸送を停止することなく、また、伝送正常に復帰した場合には、容易に制御を再開することができる。
上記の変更ルールは、これに固定されるものではなく、伝送異常時の運用仕様に応じて適宜定めることができる。
ところで、図12に示す本実施例の水輸送プラントの制御コントローラ1では、CPU状態信号6により、CPUモジュール2からリモートIOモジュール3a、3b、3cにCPU異常を通知するようにしている。
CPU状態信号6によりCPU異常を通知されたリモートIOモジュール3a、3b、3cは、デジタルデータDOが「0」として、操作端子40a、40b、40cを絶縁状態に設定する。つまり、固定速ポンプ42aはポンプ運転を停止し、電動弁42bは開動作または閉動作を停止するので、流出水の流出が停止する。
CPU異常が検出された場合、制御コントローラの復旧までに時間が掛かることがある。このため、流出水の流出をおこなうために、手動で固定速ポンプ42aと電動弁42bを動作できるようにしておくことが望ましい。
このため、例えば、固定速ポンプ42aの操作端子4aの機器接続ケーブル7aに、切替装置を設けて、リモートIOモジュール3aからの信号と、手動操作装置からの信号を選択できるようにする。
CPU異常により固定速ポンプ42aが停止した際には、切替装置により、固定速ポンプ42aの操作端子4aと手動操作装置を接続するように切替える。そして、手動操作装置により、固定速ポンプ42aの操作端子4aを導通状態にして、ポンプ運転をおこなうようにする。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御コントローラ1はCPUモジュール2の異常という致命的な状態を検出すると、機器接続出力ケーブル7−1を確実に絶縁状態にして、すべての設備機器の動作を停止できるので、プラントの誤動作を防止できる。
また、本実施形態によれば、リモートIOモジュールに、高性能CPUなどの手段を用いずに簡易な論理回路の実装することと、CPUモジュールの状態を通知する信号ケーブルを敷設するのみで、CPU異常時にプラントの運転を確実に停止できるので、低コストで安全性を向上できるという効果がある。
また、CPUモジュール2が正常であれば、シリアル伝送路5の伝送異常の検出時には、制御機器への出力の継続または停止を選択設定できるので、異常発生時でも制御対象機器の重要度と運用方針に柔軟に対応できるという効果がある。
また、CPU異常など特定の重大な異常要因を検出した場合のみ、接続する全ての制御機器の運転を停止するので、自動制御の稼動率が向上し、運転員の手動運転という負担の軽減が期待できる。
本発明に係る制御コントローラは、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変形することができる。以下に、本発明に係る制御コントローラの他の実施形態を列挙する。
前述の実施形態では、リモートIOモジュール3を1点のDI、1点のDOを備えた構成としたが、複数のDI、複数のDOを備えた構成としてもよいし、また、複数のAI、AO、PIを備えた構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、状態接点、操作端子、CPU状態接点をa接点としたが、b接点、c接点としても良い。
また、前述の実施形態に係る制御コントローラ1は、電力、ガス、交通、ダムなどの社会インフラシステムの制御コントローラや、鉄鋼、化学、食品、物流など産業システムの制御コントローラにも適用できる。
また、各機能を実現するプログラム、データ等の情報は、RAM(Random Access Memory)に格納すること以外に、SSD(Solid State Drive)等の記録装置や、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、前述の実施形態に係る各部の構成、機能、CPU、メモリ、システムバスは、それらの全部又は一部を、集積回路で設計されたハードウエアで実現することもできる。
なお、実施形態を説明する図面においては、説明上必要と考えられる制御線や情報線のみを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 制御コントローラ
2 CPUモジュール
3 3a 3b 3c リモートIOモジュール
4 4a 4b 4c 4d 4e 4f 4g 4h 4i 設備機器
5 シリアル伝送路
6 CPU状態信号
7a 7b 7c 7d 7e 7f 7g 7h 7i 機器接続ケーブル

Claims (5)

  1. プラントの設備機器の制御をおこなう制御コントローラにおいて、
    モジュールの異常動作を検出する異常状態検出部を有し、所定の制御周期で前記プラントの複数の設備機器をプログラム制御するCPUモジュールと、
    前記CPUモジュールにシリアル伝送路によりデイジーチェーン接続して、前記CPUモジュールから前記制御周期毎に伝送されたデジタルデータを変換して前記設備機器に出力する複数のリモートIOモジュールと、を備え、
    前記リモートIOモジュールは、さらに、前記シリアル伝送路の伝送異常を検出してデジタルデータを変更する伝送異常制御部を有し、前記伝送異常制御部は、伝送異常の検出時に、接続する複数の設備機器ごとに、予め前記シリアル伝送路を介して設定された所定の変更ルールに基づいてデジタルデータを変更し、
    前記CPUモジュールは、前記異常状態検出部が前記プログラム制御の処理周期を監視し、処理が所定の監視時間を超過することで異常動作を検出したときに、前記シリアル伝送路とは別の前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールをデイジーチェーン接続する信号ケーブルにより、前記リモートIOモジュールにCPU異常を通知し、
    前記リモートIOモジュールは、前記CPU異常を通知されたときに、前記デジタルデータの出力とは非同期に、前記デジタルデータによる制御とは別に出力を絶縁状態にして前記設備機器のすべてを停止状態にする
    ことを特徴とする制御コントローラ。
  2. 請求項1に記載の制御コントローラにおいて、
    前記変更ルールは、デジタルデータを「0」に書き換える(ゼロクリア)か、または、
    伝送異常の検出前のデジタルデータを維持する(ホールド)である
    ことを特徴とする制御コントローラ。
  3. CPUモジュールとプラントの少なくともひとつの設備機器を制御する複数のリモートIOモジュールとを有し、プラントの複数の設備機器の制御をおこなう制御コントローラの制御方法であって、
    前記プラントの複数の設備機器をプログラム制御する前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとをデイジーチェーン接続するシリアル伝送路により、所定の制御周期毎に、前記CPUモジュールから前記リモートIOモジュールに、前記設備機器のプログラム制御の制御情報であるデジタルデータDOを伝送するステップと、
    前記CPUモジュールが、前記プログラム制御の処理周期を監視し、処理が所定の監視時間を超過したときに異常動作を検出したとして、前記シリアル伝送路とは別の前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとをデイジーチェーン接続する信号ケーブルにCPU状態異常状態を示す信号を出力するステップと、
    前記複数の設備機器のそれぞれの操作端子をCPUモジュールから通知されたデジタルデータDOに対応して設定する前記リモートIOモジュールが、
    前記CPUモジュールと前記リモートIOモジュールとを接続するシリアル伝送路を所定の制御周期で監視し、伝送異常を検出したときに、前記CPUモジュールから通知されるデジタルデータDOを予め前記シリアル伝送路を介して設定された所定の変更ルールに応じて変更するステップと、
    前記リモートIOモジュールが、前記CPU状態信号が異常状態を示す時には、デジタルデータD0の出力とは非同期に、デジタルデータDOとは別にすべての前記操作端子を前記設備機器が停止するように絶縁状態に設定し、その時以外には、前記操作端子に前記デジタルデータDOを出力するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  4. 請求項3に記載の制御方法において、
    前記リモートIOモジュールが、前記CPUモジュールからのデジタルデータDOに対応して前記操作端子を設定するタイミングと、前記CPU状態信号の異常状態の示す信号に応じて前記操作端子を設定するタイミングとが異なる
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 請求項3に記載の制御方法において、
    前記リモートIOモジュールは、
    前記CPU状態信号の異常状態の示す信号に応じて前記操作端子を設定するステップを、前記CPUモジュールから通知されるデジタルデータDOを所定の変更ルールに応じて変更して前記操作端子に設定するステップよりも優先して処理する
    ことを特徴とする制御方法。
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