JP6558749B2 - インナーブーツ - Google Patents

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Description

本発明は、アウターブーツ内に取外し可能に挿入するインナーブーツに関する。
一般に、インナーブーツを用いるものにスポーツ用ブーツがある。スポーツ用ブーツには、例えば、スノーボード用ブーツやスキー用ブーツがある。このスノーボード用ブーツやスキー用ブーツにおいては、アウターブーツと使用者の足の間において、アウターブーツ内にフィットするスポーツ用インナーブーツを用いて装着されるようになっている。スポーツ用インナーブーツは、アウターブーツから取外し可能であったり、アウターブーツに固定されたりしている。
従来のスノーボード用ブーツは、例えば、ブーツ型のインナーブーツとアウターブーツとから構成されている。従来のスノーボード用インナーブーツは、特許文献1に示すように、布地で内外物をラミネートされており、内側が布地のコーティングが施されたアウターブーツ内に挿入されていた。また、インナーブーツとアウターブーツの間の、踵部分の上から足首レベルの上までの範囲、すなわち胴体部分の底部範囲においてクッションが設けられていた(たとえば、特許文献1(段落番号0018参照))。
特開2000−152802号公報
しかしながら、従来のスノーボード又はスキー用インナーブーツにおいては、スノーボード又はスキーをした後に、その内側が極めて高い湿気を滞び、スノーボーダー若しくはスキーヤー自身又はレンタルショップにおいてそれを取り出して乾燥させるのを余儀なくさせていた。
しかもその乾燥には、インナーブーツの布地やクッションを乾かすのに非常に時間がかかるため、手間な作業となっていた。つまり、従来のスノーボード又はスキー用インナーブーツにおいては、手間のかかる作業を嫌い、容易にはインナーブーツの内側を洗うことができなかった。
また、従来のスノーボード又はスキー用インナーブーツにおいては、その内側で水虫菌若しくは白癬菌が繁殖し、別々のスノーボーダー又はスキーヤーに賃貸する際に、真菌症がうつされるおそれもあった。
このように、従来のスノーボード又はスキー用インナーブーツにおいては、スノーボード又はスキー用インナーブーツの使用における衛生上の問題点があった。その他のスポーツ用インナーブーツにおいても、同様の問題点があった。
そこで本発明の目的は、アウターブーツから取り出して容易に内側を洗うことができ、その乾燥時間が比較的短時間でできるインナーブーツを提供することにある。
本発明のインナーブーツは、アウターブーツ内に取外し可能に挿入する熱可塑性プラスチックからなるインナーブーツであって、前記アウターブーツ内に配設される底板部と、該底板部に形成された足包部とを備えており、前記底板部と前記足包部とは一体的に形成されており、前記熱可塑性プラスチックの材料はエチレン酢酸ビニル共重合体材料(EVA)を含有させたものであることを特徴とする。
ここで、本発明のインナーブーツには、例えば、スポーツ用インナーブーツ、作業用インナーブーツが挙げられる。スポーツ用インナーブーツには、スノーボード用インナーブーツ、スキー用インナーブーツ、アルペンスキー用インナーブーツ、スケート用インナーブーツ、アイスホッケー用インナーブーツその他のウインタースポーツ用インナーブーツ、ローラースケート用インナーブーツ、インラインスケート用インナーブーツ、登山用インナーブーツ、バイク用インナーブーツ、ゴルフ用インナーブーツその他のアウトドアスポーツ用インナーブーツが挙げられる。作業用インナーブーツには、防寒靴用インナーブーツ、長靴用インナーブーツその他の作業用インナーブーツが挙げられる。本発明のインナーブーツは、好ましくは、スノーボード、スキー、スケート、ローラースケート、インラインスケート、アイススケートの用途に用いられ、より好ましくは、スノーボード、スキー又はこれらのウォータージャンプの用途に好適である。作業靴用インナーブーツの用途にも使用できる。また、これらのレンタルの用途にも好適である。
エチレン酢酸ビニル共重合体は、任意の形状に成型する形態適合性がよく、また、肉厚を部分部分で変化させることができる。この肉厚を部分部分で変化させることを、いわゆる偏肉構造という。たとえば、使用者の足の形状に沿うように、アウターブーツ側の外側はそのままで内側の肉厚を変化させた偏肉構造のインナーブーツとすることができる。この偏肉構造とした場合には、使用者の足にしっかりフィットすることができ肉厚が薄い部分では衝撃を吸収し難いが、肉厚が厚い部分では衝撃を吸収しやすい。
このインナーブーツの硬度は、25〜55°、好ましくは30°以上45°未満、より好ましくは33〜43°である。硬度が30°未満になると、射出成形する場合にインナーブーツに、いわゆるヒケ発生が生じるときがある。また、硬度が45°を超えると、いわゆる足入れの問題が生じる場合がある。ここで、ヒケとは、金型内にEVA樹脂が充填されず、正確なインナーブーツの製品形状として成形されないことをいう。また、足入れの問題とは、使用者がインナーブーツを履いたときに、硬くて足当たりが悪く痛いと感じる場合があることをいう。
このインナーブーツを、たとえば、スノーボード又はスキーのようなスポーツ用途に用いた場合には、防水性を有するとともに足入れ感がよく、足をしっかりホールドすることができる。このため、特に、力を入れるバランス平衡感覚性、瞬時に動くための俊敏性、クッション性が要求されるスポーツ用途に好適である。また、硬度が30°以上45°未満と比較的柔らかく、かつ、偏肉構造としているので、クッション材を用いることなくインナーブーツのみで耐衝撃性に優れたものとなる。また、柔らかいので肌触りなどの足入れ感がよい。作業靴用インナーブーツの用途に用いた場合には、足をしっかりホールドできるので、保温性、作業性に優れる。尚、足入れ感をさらに良くするために、インナーブーツの表面にシボ、貫通しない凹凸等の表面処理を施してもよい。
また、インナーブーツは、酢酸ビニルの含有率が、10〜45%、好ましくは15%以上45%未満、さらに好ましくは25〜43%であることが好ましい。
また、インナーブーツは、熱可塑性プラスチックの材料が酢酸ビニルの含有率の異なる複数のエチレン酢酸ビニル共重合体を含有させたものであることが好ましい。
また、インナーブーツは、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその前部を口縁から甲部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な前開口部と、この前開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている前開閉体とを備えていてもよい。
また、インナーブーツは、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその後部を口縁から踵部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な後開口部と、この後開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている後開閉体とを備えていてもよい。
また、インナーブーツは、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその側部を口縁から一方の踝部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な側方開口部と、この側方開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている側方開閉体とを備えていてもよい。
本発明の請求項1記載のインナーブーツによれば、アウターブーツ内に取外し可能に挿入する熱可塑性プラスチックからなるインナーブーツであって、アウターブーツ内に配設される底板部と、この底板部に形成された足包部とを備えており、底板部と足包部とは一体的に形成されており、熱可塑性プラスチックの材料はエチレン酢酸ビニル共重合体材料(EVA)を含有させたものであるので、水に安定的であるという特性を有し、アウターブーツから取り出して容易に内側を洗うことができ、その乾燥時間が比較的短時間でできるという効果を奏する。
本発明の請求項2記載のインナーブーツによれば、請求項1記載のインナーブーツの奏する効果に加えて、酢酸ビニルの含有率が、10〜45%であるので、酢酸ビニルの含有率が低いものに比べて結晶性が低下し、柔軟性が増加し、使用者の足を支持するために十分な伸縮性と柔軟性を備えることができるという効果を奏する。
本発明の請求項3記載のインナーブーツによれば、請求項1又は2に記載のインナーブーツの奏する効果に加えて、低温度下でも高い柔軟性を発現させることが可能であり、履き心地を良好なものとすることができる。
本発明の請求項4記載のインナーブーツによれば、請求項1〜3のいずれかに記載のインナーブーツの奏する効果に加えて、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその前部を口縁から甲部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な前開口部と、この前開口部を閉鎖し得るように足包部に一体的に形成されている前開閉体とを備えているので、前開閉体を開いて足を挿入することで、使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできるいう効果を奏する。
本発明の請求項5記載のインナーブーツによれば、請求項1〜3のいずれかに記載のインナーブーツの奏する効果に加えて、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその後部を口縁から踵部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な後開口部と、この後開口部を閉鎖し得るように足包部に一体的に形成されている後開閉体とを備えているので、後開閉体を開いて足を挿入することで、使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできるいう効果を奏する。
本発明の請求項6記載のインナーブーツによれば、請求項1〜3のいずれかに記載のインナーブーツの奏する効果に加えて、足包部の上部を略筒状に形成するとともにその側部を口縁から一方の踝部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な側方開口部と、この側方開口部を閉鎖し得るように足包部に一体的に形成されている側方開閉体とを備えているので、側方開閉体を開いて足を挿入することで、使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできるいう効果を奏する。
図1はスポーツ用インナーブーツの実施の形態を示す斜視図である。 図2は図1のB−B線における部分断面図である。 図3はスポーツ用インナーブーツの使用状態を示す斜視図である。 図4はスポーツ用インナーブーツの第2の実施の形態を示す斜視図である。 図5はスポーツ用インナーブーツの第3の実施の形態を示す斜視図である。 図6はスポーツ用インナーブーツの第4の実施の形態を示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。本実施の形態のスポーツ用インナーブーツ100は、スノーボード又はスキー用インナーブーツに適用した一例である。図1はスノーボード又はスキー用に適用した場合のスポーツ用インナーブーツ100の実施の形態を示す斜視図である。ここで、前部とは、図1に示すA−A線におけるA1側をいい、後部とは、AーA線におけるA2側をいう。また、上部とは図1に占すC−C線におけるC1側をいい、下部とは、C−C線におけるC2側をいう。側部又は側方方向とは、D−D線における方向をいう。
本実施形態のスポーツ用インナーブーツ100は、図1に示すように、底板部10と、足包部20と、前開口部30と、前開閉体40とを備えている。スポーツ用インナーブーツ100は、熱可塑性プラスチックからなり、横断面略管状で、縦断面略L字状に形成されており、スノーボード又はスキー用アウターブーツ内に取外し可能に挿入して使用される。スポーツ用インナーブーツ100の製品硬度は、25〜55°である。
底板部10は、スノーボート又はスキー用のアウターブーツ内に挿入され、使用者の足裏とそのアウターブーツとの間に配設されて使用される。底板部10は、踏み付け部と、踏まず部と、踵部とを備えている。使用者の土踏まずに相当する踏まず部は、他の踏み付け部や踵部と比べて肉厚に形成される偏肉構造を採用している。
足包部20は、使用者の足を包む部位であり、一般的に靴で使用される用語で甲被部又はアッパー部といわれる部位に相当する部分である。足包部20は、底板部10に一体的に形成されている。足包部20は、上面部21と、側面部22と、筒状部23とを備えている。
上面部21は、使用者の足のつま先を覆う部分である。上面部21は、使用者のつま先の第2指に相当する一点A1をピークとするように円弧を描くように形成されている。そして、A1から踵部27の中心A2を通る中心線である図1に示すA−A線において、一点A1をピークにして左右非対称の形状となっている。
側面部22は、使用者の足の側方から後方を覆う部分であり、スポーツ用インナーブーツ100の両側に配設されている。この両側面部22,22は、上面部21に連設し、スポーツ用インナーブーツ100の後方の中央で一体化され、筒状部23に連設される。
筒状部23は、使用者の甲及び脛を被覆する部分であり、足包部20の上部を略筒状に形成するとともに、前開口部30を有している。
前開口部30は、筒状部23の前部を口縁24から甲部25にかけて両切欠き部26,26を形成した拡開可能な足包部20の部分である。筒状部23の後部は、使用者の脹脛にかけての部位である脹脛部29の上端を使用者の脹脛に沿うようにさらに後部側に反らして形成されている。
前開閉体40は、両切欠き部26,26間に設けられ、前開口部30を閉鎖し得るように足包部20の上面部21に前部が一体的に形成されている。前開閉体40は、筒状部23の前開口部30の内側に配設されており、使用の際には、前開閉体40の前部を軸として前方方向に開き、必要に応じて前開口部30を拡開して、使用者の足を筒状部23からスポーツ用インナーブーツ100内に入れることができる。
スポーツ用インナーブーツ100の材料には、エチレンと酢酸ビニル(VA)とを含有するエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂を用いる。エチレン酢酸ビニル共重合体は、エチレンと酢酸ビニルを高温、高圧でラジカル共重合してつくることができる。エチレン酢酸ビニル共重合体は、その特性から独立気泡の気泡体を得られ、多くの材料との混合ができる発泡プラスチックである。この発泡プラスチックは、柔軟性、ゴム弾性に優れた低温特性に富んだ熱可塑性プラスチックである。
本実施形態におけるスポーツ用インナーブーツ100は、まず、何種類かの標準的な人の足サイズの足型を用意し、次いで、この足型に材料を発泡成形することによって製造される。この足型は、いわゆる偏肉構造に対応しており、成型品であるスポーツ用インナーブーツ100が偏肉構造となるようにされている。成型に用いる材料は、低〜中VA含量グレードのエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂が好適である。このスポーツ用インナーブーツ100は、表面硬度が25〜55°、MFR(Melt Flow Rate)値が7.0g/10min〜52.0g/10min、酢酸ビニルの含有率が10%〜45%、EVA99.95%、添加劑0.05%のエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂を含有する。
ここで、このスポーツ用インナーブーツ100を構成するエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂の表面硬度及びスポーツ用インナーブーツ100の製品硬度は、JIS S 6050に従って測定されるSRIS0101(スプリング式 アスカーC型)である。また酢酸ビニルの含有率、材料の構成成分の配合比その他の百分率(%)の単位は、固形分の重量%である。
図2は、図1のB−B線における部分断面図である。スポーツ用インナーブーツ100は、図2に示すように、布地等による内外物のラミネートやコーティングは施されていない単一の材料からなる一体成形インナーブーツである。また、スポーツ用インナーブーツ100を偏肉構造とし、クッション等の別部材は設けられていない単一の材料からなる一体成形インナーブーツである。
スポーツ用インナーブーツ100の偏肉構造は、図2に示すように、使用者の踵を包み込むように形成される踵部27、使用者の踝を包み込むようにその踝に相当する部分である踝部28、踝部28の上方に使用者の脹脛に沿うように延びる脹脛部29に採用している。すなわち、この偏肉構造は、底板部10の踏まず部に加えて踵部27から足首レベルの上を介して脹脛部29までの範囲、すなわち使用者の足全体の範囲において使用者の足にフィットするような構造となっている。より具体的には、まず、踵部27の後部を、略L字状にし、その上方を使用者のアキレス腱を保護するように徐々に肉厚に形成している。そして、踝部28の中心を薄くしつつ周縁にいくにしたがって徐々に肉厚に形成する。さらに、使用者の脹脛の形状に沿うように脹脛部29を徐々に肉薄に形成している。
スポーツ用インナーブーツ100の材料は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリオレフィン、ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性樹脂エラストマー、これらの混合物が好ましい。また、スポーツ用インナーブーツ100の材料の構成成分の配合比は、一のエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)の含有率が0〜28%、他のEVAが13〜4%、ポリオレフィンの含有率が36〜49%、熱可塑性樹脂エラストマーの含有率が6〜16%であることが好ましい。そして、硬度が30°以上45°未満に調整されていることが好ましい。
この材料を用いることによって、成形時の流動性、低温下の耐衝撃性を向上させ、一定の弾性を備えた肉厚部材としての機能を有する完全防水の一体成形のスポーツ用インナーブーツ100を製作することができる。スポーツ用インナーブーツ100の作製方法は、発泡成形により容易に行うことができる。発泡成形法の方法としては、例えば、プレス発泡又は射出発泡が挙げられる。
スポーツ用インナーブーツ100の材料には、発泡剤として、例えば、アゾジカルボンアミドやジニトロシペンタメチレンテトラミンなどを用いることができる。また、架橋剤にはジクミルパーオキサイドなど有機過酸化物を用いることができる。その他に顔料、滑剤、におい消し剤を含有していてもよい。におい消し剤を含有することによって、スポーツ用インナーブーツ100ににおい付けを行うこができ、におい消しの作用を有することとなる。
次に、スポーツ用インナーブーツ100の使用方法について、図3を用いて説明する。図3は、スポーツ用インナーブーツ100の使用状態を示した斜視図である。まず、スポーツ用アウターブーツ1内にスポーツ用インナーブーツ100を挿入して配設する。使用者がスノーボード又はスキーをする際は、このスポーツ用インナーブーツ100をスポーツ用アウターブーツ1内に挿入したまま足を入れる。
ここで、スポーツ用インナーブーツ100に滑り出し用シリコン系スプレーを塗布すると、使用者の足が長靴を履くように、さらに滑らかに内部に入るようになる。滑り出し用シリコンスプレーは、例えば、呉工業株式会社製のシリコン系スプレー(製品番号:E−1420−98A)等を使用することができる。このほかに、フードシリコン系スプレーであってもよい。
スノーボード又はスキーをした後、スノーボーダー又はスキーヤーはスノーボード又はスキー用のアウターブーツ1からスポーツ用インナーブーツ100を取り出すことができる。取り出したスポーツ用インナーブーツ100を乾燥したり、洗ったりすることができる。
本実施形態のスポーツ用インナーブーツ100によれば、底板部10及び足包部20の材料は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)を含有させたものであるので、水や紫外線にも安定的であり、容易に内側を洗うことができる。洗っても水を含まないので、その乾燥時間が比較的短時間でできる。したがって、容易に清潔にすることができる。
しかも、熱可塑性プラスチックの他の材料を用いた場合と比べた場合、例えば発泡ウレタンを材料に用いたときに比べて、設備費を含めた製造コストを低減できる。このようにスポーツ用インナーブーツ100によれば、成形加工性にすぐれ、耐候性、耐ストレスクラック性に優れている。したがって、比較的安価に、かつ、品質の良いスポーツ用インナーブーツ100を提供することができる。
そして、スポーツ用インナーブーツ100によれば、一のエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)の含有率が0〜28%、他のEVAが13〜4%で、エチレン酢酸ビニル共重合体材料(EVA)の製品硬度が30°以上45°未満である場合には、反発性を有するとともに、いわゆる足入れの問題を防止することができる。使用者がインナーブーツを履いたときに、硬くて足当たりが悪く痛いと感じる場合が少なく、足入れ感が良い。
特に、酢酸ビニルの含有率が、10〜45%であるので、酢酸ビニルの含有率が低いものに比べて結晶性が低下し、柔軟性が増加し、使用者の足を支持するために十分な伸縮性と柔軟性を備えることができる。
また、本実施形態のスポーツ用インナーブーツ100によれば、布地等による内外物のラミネートやコーティングは施されていない単一の材料からなる一体成形インナーブーツであるので、防水性を有し、乾燥の際に、表面乾燥で済ませることができ、乾燥時間を短縮化することができる。
また、スポーツ用インナーブーツ100を偏肉構造としているので、スポーツ用インナーブーツ100とアウターブーツの間に、部分的にクッション等の別部材を設ける必要がなく、クッション等に係る乾燥時間が短縮できるとともに製造コストを低くおさえることができる。さらに、クッション等は設けられていない単一の材料からなる一体成形インナーブーツであるので、クッション等の別部材を用いることなく、低コストで使用者の足の形状にフィットすることができる。
また、底板部10は、足包部20に一体的に成形されているので、底板部10がインソールを兼ねることができる。さらに、底板部10の踏まず部は、他の踏み付け部や踵部と比べて肉厚に形成されているので、使用者の足のいわゆる横アーチを崩さずに、開帳足を防止することができるとともに、スノーボード又はスキーに均等にバランス良く体重をかけやすくなっている。
なお、本実施形態のスポーツ用インナーブーツ100においては、その表面にシボ加工が施されていてもよい。また、スポーツ用インナーブーツ100の内側の底板部10の上面の全面又は一部に貫通しない多数の凹部を配列して設けてもよい。この場合には、凹部は、汗を吸収せず、保温性の高い空気層を形成するため、保温性がよい。何度も洗って使用できるので、発汗時にも快適で履き心地が良い。
[成形原料変更テスト]
上記した第1の実施形態のスポーツ用インナーブーツを成形する際に、材質を種々変更し、成形性、および、成形されたスポーツ用インナーブーツの硬度、履き心地を調べた。当該硬度、履き心地の評価方法は以下の通りである。
<成形性>
各実施例においてスポーツ用インナーブーツを成形する際の成形性を、目視によって、下記の3段階で官能評価した。
○:外形の崩れ等が見られず、所望の形状に成形できる。
△:若干の発泡の不具合や型崩れが認められる。
×:発泡の不具合や型崩れが認められる。
<硬度>
各実施例で得られたスポーツ用インナーブーツを、気温−20℃の雰囲気下で5時間放置した後、スポーツ用インナーブーツの硬度を、ゴム・プラスチック硬度計(株式会社テクロック社製デュアルメータ)を用いて、JIS S 6050に従って測定されるSRIS0101に準拠した方法で測定した。
<履き心地>
各実施例で得られたスポーツ用インナーブーツを、気温−20℃の雰囲気下で5時間放置した後に履いた場合の感触を、下記の3段階で官能評価した。
○:適度な柔軟性を有しており良好なフィット感がある。
△:若干の柔軟性が認められるものの、フィット感が不十分である。
×:柔軟性がまったく認められない。
また、成形原料変更テストで用いた原料樹脂は、以下の通りである。
・樹脂A:EVA−1(エチレン74%、酢酸ビニル26% MFR値=7.0g/10min.)
・樹脂B:EVA−2(エチレン60%、酢酸ビニル40% MFR値=52.0g/10min.)
・樹脂C:ポリオレフィン(POLYOLEFIN)
・樹脂D:ポリオレフィンエラストマー(POLYOLEFIN, ELASTOMER)
・樹脂E:熱可塑性樹脂エラストマー−1(THERMOPASTIC ELSTOMER)
・樹脂F:熱可塑性樹脂エラストマー−2(THERMOPASTIC ELSTOMER)
ここで、樹脂Eは、柔らかくなる為に使う素材である。他方、樹脂Fは、商品の弾性が多少良くなる特性があるものである。
なお、上記した原料樹脂中には、予め、酸化亜鉛(ZINC OXIDE)、ステアリン酸亜鉛(ZINC STEARATE)、架橋剤(BIS <TERT-BATYLPEROXYISOPROPYL> BENZINE)、発泡剤(AZOBISFORMAMIDE AZODICARBAMIDE)、促進剤−1(PROMOTER)、促進剤−2(RAPID AGENT)、微細滑石粉(TALCPOWDER)、耐摩剤(WEAR RESISTANT AGENT)、ステアリン酸(STEARIC ACID)、二酸化チタン(TITANIUM DIOXIDE)が添加されている(それらの添加剤の成形品における比率を表1に示す)。
[実施例1]
上記した各合成樹脂を下記の表1の比率になるように混合し、その混合樹脂を用いて通常の方法により所定の温度で射出成形することによって、実施例1のスポーツ用インナーブーツを得た。ここで、成形機のシリンダー温度(EVA樹脂を溶かす温度)は80〜100度(℃)、金型温度は175〜185度(℃)である。そして、得られたスポーツ用インナーブーツの硬度、履き心地を、上記した方法で評価した。評価結果を表2に示す。
[実施例2〜5]
原料樹脂等の比率を表1のように変更し、それ以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜5のスポーツ用インナーブーツを得た。そして、得られたスポーツ用インナーブーツの硬度、履き心地を、上記した方法で評価した。評価結果を表2に示す。
Figure 0006558749
Figure 0006558749
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態のスポーツ用インナーブーツ200を示す斜視図である。第2の実施形態のスポーツ用インナーブーツ200は、図4に示すように、後開口部230を有する足包部220と、後開口部230を閉塞し得るように形成した後開閉体240とを備えている。なお、図1と対応する部分に同一参照番号を付けて示す。
足包部220は、使用者の足を入れるための後開口部230を有する筒状部223を備えている。筒状部223は足包部220の上部が略筒状に形成されている。筒状部223の後部を口縁224から踝部28にかけて切欠き部226を形成して拡開可能な後開口部230を形成する。この後開口部230を閉鎖し得るように後開閉体240を備える。
後開閉体240は、足包部220の踝部28において上部側に延出するように一体的に形成されている。後開閉体240の上部は、脹脛部229の上端を使用者の脹脛に沿うようにさらに後部側に反らして形成されている。
第2の実施形態のスポーツ用インナーブーツ200によれば、スポーツ用アウターブーツ内に挿入して配設されるスポーツ用インナーブーツ200の、後開閉体240の下部を軸として後方方向に開き、必要に応じて後開口部230を拡開して、使用者の足を筒状部223からスポーツ用インナーブーツ200内に入れることができる。このように使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできる。
スノーボード又はスキーをした後、スノーボーダー又はスキーヤーはスノーボード又はスキー用のアウターブーツからスポーツ用インナーブーツ200を取り出すことができる。取り出したスポーツ用インナーブーツ200を乾燥したり、洗ったりすることができる。このスポーツ用インナーブーツ200によれば、第1の実施形態のスポーツ用インナーブーツ100と同様、洗っても水を含まないので、その乾燥時間を比較的短時間にすることができる。したがって、容易に清潔にすることができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態のスポーツ用インナーブーツ300を示す斜視図である。第3の実施形態のスポーツ用インナーブーツ300は、図5に示すように、側方開口部330を有する足包部320と、側方開口部330を閉塞し得るように形成した側方開閉体340とを備えている。なお、図1と対応する部分に同一参照番号を付けて示す。
足包部320は、使用者の足を入れるための側方開口部330を有する筒状部323を備えている。筒状部323は足包部320の上部が略筒状に形成されている。筒状部323の側部を口縁324から一方の踝部28にかけて切欠き部326を形成して拡開可能な側方開口部330を形成する。この側方開口部330を閉鎖し得るように側方開閉体340を備える。
側方開閉体340は、足包部320の踝部28に一体的に形成されている。側方開閉体340は、筒状部323の側方開口部330の内側に配設されており、使用の際には、側方開閉体340の下部を軸として側方方向に開き、必要に応じて側方開口部330を拡開して、使用者の足を筒状部323からスポーツ用インナーブーツ300内に入れることができる。
第3の実施形態のスポーツ用インナーブーツ300によれば、スポーツ用アウターブーツ内に挿入して配設されたスポーツ用インナーブーツ300の、側方開閉体340の下部を軸として側方方向に開き、必要に応じて側方開口部330を拡開して、使用者の足を筒状部323からスポーツ用インナーブーツ300内に入れることができるので、使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできる。
スノーボード又はスキーをした後、スノーボーダー又はスキーヤーはスノーボード又はスキー用のアウターブーツからスポーツ用インナーブーツ300を取り出すことができる。取り出したスポーツ用インナーブーツ300を乾燥したり、洗ったりすることができる。このスポーツ用インナーブーツ300によれば、第1又は第2の実施形態のスポーツ用インナーブーツ100,200と同様、洗っても水を含まないので、その乾燥時間が比較的短時間でできる。したがって、容易に清潔にすることができる。
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態のスポーツ用インナーブーツ400を示す斜視図である。第4の実施形態のスポーツ用インナーブーツ400は、図6に示すように、いわゆる巻き込み型のインナーブーツである。なお、図1と対応する部分に同一参照番号を付けて示す。
いわゆる巻き込み型のインナーブーツとは、図1に示すスポーツ用インナーブーツ100において、両切欠き部26,26のうち一方の切欠き部26を形成せずに前開閉体40の一方側と筒状部23の一方側を連結したままとし、他方のみに切欠き部426を形成して片前開口部430を形成する。この片前開口部430を有する足包部20の上部を筒状部423とする。片前開口部430を閉塞し得るように前開閉体440が筒状部423の切欠き部426に重なるように内側に巻き込むように配設される巻き込み型の構造とした。スポーツ用インナーブーツ400は、この構成の足包部420を備えたものである。
すなわち、足包部420は、上部を略筒状に形成した筒状部423の前部を口縁424から甲部25にかけて一条の切欠き部426を有する。そしてこの切欠き部426によって拡開可能な片前開口部430を形成する。この片前開口部430を閉鎖し得るように片前開口部430の内側に延出して巻き込まれるように配設される巻き込み型の前開閉体440を備える。
巻き込み型の前開閉体440は、足包部420に一体的に形成されている。巻き込み型の前開閉体440は、筒状部423の片前開口部430の内側に巻き込むように配設されており、使用の際には、前開閉体440の下部を軸として片前開口部430を拡開して、使用者の足を筒状部423からスポーツ用インナーブーツ400内に入れることができる。
第4の実施形態のスポーツ用インナーブーツ400によれば、スポーツ用アウターブーツ内に挿入して配設されたスポーツ用インナーブーツ400の、前開閉体440の下部を軸として前方方向に開き、必要に応じて片前開口部430を拡開して、使用者の足を筒状部223からスポーツ用インナーブーツ400内に入れることができるので、使用者が履いたり脱いだりすることが容易にできる。
スノーボード又はスキーをした後、スノーボーダー又はスキーヤーはスノーボード又はスキー用のアウターブーツからスポーツ用インナーブーツ400を取り出すことができる。取り出したスポーツ用インナーブーツ400を乾燥したり、洗ったりすることができる。このスポーツ用インナーブーツ400によれば、第1、第2又は第3の実施形態のスポーツ用インナーブーツ100,200,300と同様、洗っても水を含まないので、その乾燥時間が比較的短時間でできる。したがって、容易に清潔にすることができる。
なお、上記の実施の形態では、スノーボード又はスキー用インナーブーツに適用したスポーツ用インナーブーツについて説明したが、その材料が耐候性、低温可塑性を有しており、−50℃まで可撓性があるので、アルペンスキー用インナーブーツ、スケート用インナーブーツ、アイスホッケー用インナーブーツその他のウインタースポーツ用インナーブーツ、ローラースケート用インナーブーツ、インラインスケート用インナーブーツ、登山用インナーブーツ、バイク用インナーブーツ、ゴルフ用インナーブーツその他のアウトドアスポーツ用インナーブーツにも同様にして適用することができる。また、作業靴用インナーブーツに適用することも同様にしてできる。さらにそれらのレンタルの用途に用いることができる。
また、上記の実施の形態のスノーボード又はスキー用インナーブーツ100,200,300,400を、レンタル用途に用いた場合には、防水性を有し、スポーツ用アウターブーツから取り出して容易に内側を洗うことができ、その乾燥時間が比較的短時間でできるので、何度でも繰り返して使用でき、しかも衛生的に使用できる。
1・・スノーボード又はスキー用のアウターブーツ
10・・底板部
20,220,320,420・・足包部
21・・上面部
22・・側面部
23,223,323、423・・筒状部
24,224,324,424・・口縁
25・・甲部
26,226,326,426・・切欠き部
27・・踵部
28・・踝部
29,229・・脹脛部
30・・前開口部
40,440・・前開閉体
100,200,300,400・・スポーツ用インナーブーツ
230・・後開口部
240・・後開閉体
330・・側方開口部
340・・側方開閉体
430・・片前開口部

Claims (5)

  1. アウターブーツ内に取外し可能に挿入する熱可塑性プラスチックからなるインナーブーツであって、
    前記アウターブーツ内に配設される底板部と、
    該底板部に形成された足包部とを備えており、
    前記底板部と前記足包部とは一体的に形成されており、
    前記熱可塑性プラスチックの材料は酢酸ビニルの含有率の異なる複数のエチレン酢酸ビニル共重合体を含有させたものであり、
    発泡成形されていることを特徴とするインナーブーツ。
  2. 酢酸ビニルの含有率が、10〜45%であることを特徴とする請求項1記載のインナーブーツ。
  3. 前記足包部の上部を略筒状に形成するとともにその前部を口縁から甲部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な前開口部と、
    該前開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている前開閉体とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーブーツ。
  4. 前記足包部の上部を略筒状に形成するとともにその後部を口縁から踵部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な後開口部と、
    該後開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている後開閉体とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーブーツ。
  5. 前記足包部の上部を略筒状に形成するとともにその側部を口縁から一方の踝部にかけて切欠き部を形成した拡開可能な側方開口部と、
    該側方開口部を閉鎖し得るように前記足包部に一体的に形成されている側方開閉体とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインナーブーツ。
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