JP6557021B2 - コネクタ、及びコネクタアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明の一側面は、コネクタ、及びコネクタアセンブリに関する。
対応する複数の絶縁導体と他の複数の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタとして、従来から様々な種類のものが知られている。下記特許文献1に記載のコネクタは、底部カバーで支持された複数の絶縁導体と、上部カバーで支持された複数の絶縁導体とを、電気接触端子を介して電気的に接続するものである。このコネクタでは、電気接触端子が取り付けられたハウジングを挟む状態にて、上部カバー及び底部カバー同士を係合させている。
特開平08−222291号公報
ここで、複数の絶縁導体と他の複数の絶縁導体とを互いに対応させて接続する場合、上部カバーと底部カバーの2つのカバーが必要となるため、誤組み付けが生じないように作業を行う必要がある。従って、作業者は注意を払って作業を行うことが求められていた。更に、複数の絶縁導体と他の複数の絶縁導体同士での対応関係を揃えた上で、互いに電気的に接続させる必要がある。従って、作業者は、絶縁導体の向きに注意を払って作業を行うことが求められていた。以上より、作業者の作業負担を低減するために、組み付け作業を容易に行うことができるコネクタが要請されていた。
本発明の一側面に係るコネクタは、対応する複数の第1の絶縁導体と複数の第2の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタであって、コネクタはハウジングを備え、ハウジングは、互いに対向する第1の縁部と第2の縁部との間で第1の方向に沿った長さと、第1の方向と直交する第2の方向に沿った幅と、を有するベースと、第1の縁部及び第2の縁部の各々から、上下方向に延びる第1の端壁及び第2の端壁と、ベースの互いに対向する上部主面及び底部主面に設けられ、複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体を各々受容する複数の第1の溝及び複数の第2の溝と、第1の溝及び第2の溝に対応して設けられると共に、第1の溝に受容された第1の絶縁導体及び第2の溝に受容された第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、ハウジングには、第1の方向及び第2の方向と直交する対称軸が設定される。
このような側面においては、ハウジングは、上下方向に延びる第1の端壁及び第2の端壁と、複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体を各々受容する複数の第1の溝及び複数の第2の溝と、複数の電気接触端子と、を有している。従って、ハウジングに複数の第1の絶縁導体と共に上部カバーと組み付け、ハウジングに複数の第2の絶縁導体と共に底部カバーを組み付けることができる。また、複数の第1の溝及び複数の第2の溝で受容した複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体同士を、電気接触端子によって互いに電気的に接続できる。ここで、ハウジングには、第1の方向及び第2の方向と直交する対称軸が設定される。従って、ハウジングの上部に対しては、上部カバーを向きによらずに組み付けることができ、ハウジングの底部に対しては、底部カバーを向きによらずに組み付けることができる。以上によって、コネクタアセンブリの組み付け作業の容易性を向上できる。
本発明の一側面によれば、コネクタアセンブリの組み付け作業の容易性を向上できる。
実施形態に係るコネクタを用いたコネクタアセンブリの斜視図である。 実施形態に係るコネクタアセンブリの展開斜視図である。 実施形態に係るコネクタのハウジングの斜視図である。 実施形態に係るコネクタのハウジングの斜視図である。 実施形態に係るコネクタの上部カバーの斜視図である。 実施形態に係るコネクタの上部カバーの斜視図である。 実施形態に係るコネクタの底部カバーの斜視図である。 実施形態に係るコネクタアセンブリの一部断面斜視図である。 ハウジング及び上部カバーの模式図である。 ハウジング及び底部カバーの模式図である。 誤組み付け防止について説明するための模式図である。 上部カバーの取り付け方向について説明するための模式図である。 支線を上部カバーの両側から引き出した様子を示すコネクタアセンブリの斜視図である。 変形例に係るコネクタを用いたコネクタアセンブリの斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また「X軸方向」、「Y軸方向」及び「Z軸方向」の語は、図示する方向に基づいており便宜的なものである。
図1及び図2に示すように、コネクタアセンブリ100は、ハウジング2と、ハウジング2の上部2Aに着脱可能に組み付けられる上部カバー3と、ハウジング2と上部カバー3との間に配置される複数の第1の絶縁導体4と、ハウジング2の底部2Bに着脱可能に組み付けられる底部カバー6と、ハウジング2と底部カバー6との間に配置される複数の第2の絶縁導体7と、第1の絶縁導体4及び第2の絶縁導体7に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子16と、を備える。このうち、コネクタ1は、ハウジング2と、上部カバー3と、底部カバー6と、電気接触端子16と、を備えた部品として構成される。本実施形態に係るコネクタ1は、対応する複数の第1の絶縁導体4と複数の第2の絶縁導体7との間を電気的に接続するものである。複数の第1の絶縁導体4の束を「支線70」と称し、複数の第2の絶縁導体7の束を「幹線71」と称する。コネクタ1は、ハウジング2の底部2Bに配置される幹線71から、ハウジング2の上部2Aに配置される支線70へ分岐させることができる。なお、本実施形態では、支線70及び幹線71は、4本の絶縁導体4,7で構成されているものとする。ただし、絶縁導体4,7の本数は複数本であれば特に限定されない。
なお、本明細書中においては、支線70及び幹線71が水平方向に延びると共に、幹線71が下側に配置されて支線70が上側に配置されている状態(図1に示す状態)を基準として、「上」「下(底)」の語を用いる。ただし、コネクタ1の使用時においては、向きが限定されるものではない。また、説明のために、コネクタ1のハウジング2に対してXYZ座標系を設定して説明を行う。水平面内において互いに直交する「X軸方向」「Y軸方向」を定義すると共に、X軸方向及びY軸方向に直交する「Z軸方向」を定義する。請求項における「第1の方向」がX軸方向に該当し、「第2の方向」がY軸方向に該当し、「上下方向」がZ軸方向に該当するものとする。上側がZ軸方向正側であり、下側がZ軸方向負側であるものとする。すなわち、「上方」がZ軸正方向に該当し、「下方」がZ軸負方向に該当するものとする。
[ハウジング]
図3及び図4を参照して、ハウジング2の構成について説明する。ハウジング2は、ベース10と、第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12と、第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14と、複数の電気接触端子16と、複数の第1の溝17及び複数の第2の溝18と、を備えている。
ベース10は、ハウジング2の基板として機能する矩形板状の部材である。ベース10は、X軸方向において互いに対向する第1の縁部10a及び第2の縁部10bと、Y軸方向において互いに対向する第3の縁部10c及び第4の縁部10dと、Z軸方向において互いに対向する上部主面10e及び底部主面10fと、を有する。第1の縁部10aはX軸正側の縁部であり、第2の縁部10bはX軸負側の縁部である。第3の縁部10cはY軸正側の縁部であり、第4の縁部10dはY軸負側の縁部である。第3の縁部10c及び第4の縁部10dは、第1の縁部10aと第2の縁部10bとの間でX軸方向に沿って延びる。ベース10は、X軸方向に沿った長さと、Y軸方向に沿った幅と、を有する。
第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12は、ベース10の上部主面10eから上方へ延びて、上部主面10eを挟んで第1の対向方向に対向する。第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14は、ベース10の底部主面10fから下方へ延びて、底部主面10fを挟んで第2の対向方向に対向する。各端壁11,12,13,14は、矩形板状をなしている。本実施形態では、第1の対向方向と第2の対向方向は一致しており、いずれもX軸方向である。従って、第1の上部端壁11と第1の底部端壁13とは、上下方向に連続した第1の端壁15として構成される。第2の上部端壁12と第2の底部端壁14とは、上下方向に連続した第2の端壁19として構成される。各端壁11,12,13,14の位置関係については、後述する。
第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12には、第1の上部開口部21及び第2の上部開口部22が形成される。第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14には、第1の底部開口部23及び第2の底部開口部24が形成される。開口部21,22,23,24は、ベース10のY軸方向における中央位置に形成される、矩形状の貫通孔(X軸方向へ貫通する)によって構成される。ただし、開口部21,22,23,24はY軸方向における中央位置に形成されていなくともよく、当該中央位置からずれた位置に形成されてもよい。また、開口部21,22,23,24は矩形状でなくともよく、形状は特に限定されない。本実施形態では、ベース10の第1の縁部10aが切欠かれることにより、第1の上部開口部21及び第1の底部開口部23が連続する。すなわち、第1の端壁15に長方形状の第1の開口部26が形成される。ただし、開口部21,23は連続していなくともよい。ベース10の第2の縁部10bが切欠かれることにより、第2の上部開口部22及び第2の底部開口部24が連続する。すなわち、第2の端壁19に長方形状の第2の開口部27が形成される。ただし、開口部22,24は連続していなくともよい。なお、開口部21,22,23,24は、各端壁を完全に貫通する貫通孔によって構成されていなくともよく、例えば、端壁の外側の面まで貫通しない有底の溝部によって構成されていてもよい。
第1の上部開口部21及び第2の上部開口部22の上縁は、上部カバー3の係合部と係止するための被係合部21a,22aとして構成される。被係合部21a,22aの上方には、上部端壁11,12の上端部を切り欠くことによってX軸方向内側へ向って下方へ傾斜する傾斜面11a,12aが形成される。第1の底部開口部23及び第2の底部開口部24の上縁は、底部カバー6の係合部と係止するための被係合部23a,24aとして構成される。被係合部23a,24aの下方には、底部端壁13,14の下端部を切り欠くことによってX軸方向内側へ向って上方へ傾斜する傾斜面13a,14aが形成される。底部端壁13,14の外面には、Y軸方向へ延びる突出部によって構成される目印28が形成される。
複数の第1の溝17は、上部主面10eに設けられ、複数の第1の絶縁導体4を各々受容する。複数の第1の溝17は、上部主面10eにおける第3の縁部10c及び第4の縁部10dに設けられている。具体的には、ベース10の第3の縁部10c及び第4の縁部10dには、上方に延びる上側段差部31,32が形成される。上側段差部31,32は、X軸方向における両端部が、第1の縁部10a及び第2の縁部10bからX軸方向内側へ離間した位置に配置される。複数の第1の溝17は、上側段差部31,32の上面を円弧状に切り欠くことによって形成される。複数の第1の溝17は、Y軸方向に沿って延びると共に、X軸方向に等間隔に並設されている。第1の溝17は、上側段差部31,32にのみ形成されている。すなわち、上部主面10eのうち、上側段差部31,32の間の領域には第1の溝17は形成されない。これによって、第1の溝17は、溝長さ方向(Y軸方向)に沿って不連続になる。上側段差部31の複数の第1の溝17と上側段差部32の複数の第1の溝17とは、X軸方向において互いに対応した位置に配置されている。従って、Y軸方向からみた場合、上側段差部31の複数の第1の溝17は、上側段差部32の複数の第1の溝17と重なるように配置される。ただし、第1の溝17は、溝長さ方向(Y軸方向)に沿って連続していてもよい。
複数の第2の溝18は、底部主面10fに設けられ、複数の第2の絶縁導体7を各々受容する。複数の第2の溝18は、底部主面10fにおける第3の縁部10c及び第4の縁部10dに設けられている。具体的には、ベース10の第3の縁部10c及び第4の縁部10dには、下方に延びる下側段差部33,34が形成される。下側段差部33,34は、X軸方向における両端部が、第1の縁部10a及び第2の縁部10bからX軸方向内側へ離間した位置に配置される。複数の第2の溝18は下側段差部33,34の上面を円弧状に切り欠くことによって形成される。複数の第2の溝18は、Y軸方向に沿って延びると共に、X軸方向に等間隔に並設されている。第2の溝18は、下側段差部33,34にのみ形成されている。すなわち、底部主面10fのうち、下側段差部33,34の間の領域には第2の溝18は形成されない。これによって、第2の溝18は、溝長さ方向(Y軸方向)に沿って不連続になる。下側段差部33の複数の第2の溝18と下側段差部34の複数の第2の溝18とは、X軸方向において互いに対応した位置に配置されている。従って、Y軸方向からみた場合、下側段差部33の複数の第2の溝18は、下側段差部34の複数の第2の溝18と重なるように配置される。ただし、第2の溝18は、溝長さ方向(Y軸方向)に沿って連続していてもよい。
複数の第1の溝17及び複数の第2の溝18とは、互いに対応する位置に形成されている。具体的には、複数の第1の溝17と第2の溝18とは、ベース10を挟んで面対称な位置関係にある。Z軸方向から見た場合、上側段差部31,32に形成される複数の第1の溝17は、下側段差部33,34に形成される複数の第2の溝18と重なるように配置される。
複数の電気接触端子16は、第1の溝17及び第2の溝18に対応して設けられると共に、第1の溝17に受容された第1の絶縁導体4及び第2の溝18に受容された第2の絶縁導体7に接触して互いを電気的に接続する導電性の部材である。図8に示すように、電気接触端子16は、第1の溝17及び第2の溝18と対応する位置においてベース10に埋設される中央部36と、中央部36の上端から上方へ延びる第1の接続部37と、中央部36の下端から下方へ延びる第2の接続部38と、を備える。第1の接続部37は、第1の溝17に受容された第1の絶縁導体4と電気的に接続可能である。第2の接続部38は、第2の溝18に受容された第2の絶縁導体7と電気的に接続可能である。複数の電気接触端子16は、ベース10のY軸方向における中央領域に、各溝17,18に対応するようにX軸方向に並設される。複数の電気接触端子16は、千鳥状に配置されている。すなわち、複数の電気接触端子16のうちの一つの電気接触端子16がベース10のY軸方向における中央位置よりもY軸負側に配置されている場合、それとX軸方向において隣り合う電気接触端子16は、Y軸方向における中央位置よりもY軸正側に配置される。なお、複数の電気接触端子16は、千鳥状に配置されていなくともよく、X軸方向に沿って一直線に並ぶように配置されていてもよく、X軸方向に対して傾斜する方向へ斜め一直線に並ぶように配置されていてもよい。
電気接触端子16は、金属板を所定の形状に加工することによって構成されており、実質的に平面状に構成されている。第1の接続部37は、中央部36から上方へ延びる一対の刃部37a,37aによって構成されている。刃部37a,37a同士の間には上方へ延びる隙間37bが形成される。刃部37a,37aは、隙間37bの部分において第1の絶縁導体4の被覆を除去する機能を有する。すなわち、上部カバー3で上方から押圧された第1の絶縁導体4は、隙間37bに入り込むと共に刃部37a,37aで被覆が部分的に切断される。これによって、刃部37a,37aと第1の絶縁導体4の導体4aが接触する。第2の接続部38は、中央部36から下方へ延びる一対の刃部38a,38aによって構成されている。刃部38a,38a同士の間には下方へ延びる隙間38bが形成される。刃部38a,38aは、隙間38bの部分において第2の絶縁導体7の被覆を除去する機能を有する。すなわち、底部カバー6で下方から押圧された第2の絶縁導体7は、隙間38bに入り込むと共に刃部38a,38aで被覆が部分的に切断される。これによって、刃部38a,38aと第2の絶縁導体7の導体7aが接触する。これによって、第1の絶縁導体4の導体4aと第2の絶縁導体7の導体7aとが、電気接触端子16を介して電気的に接続される。なお、第1の絶縁導体4の導体4aよりも第2の絶縁導体7の導体7aの径が太い場合、第1の接続部37の隙間37bの大きさよりも第2の接続部38の隙間38bの大きさが大きくなる。ただし、第1の接続部37の隙間37bの大きさよりも第2の接続部38の隙間38bの大きさが小さくてもよく、同じであってもよい。
図3に示すように、上部主面10eを上方から下方へ向かって(すなわちZ軸負方向へ向かって)見た場合、上部主面10eに設定された上部対称点CP1を基準として、少なくとも第1の上部端壁11と第2の上部端壁12とが点対称をなす。本実施形態では、上部対称点CP1がベース10の上部主面10eの中央位置(X軸方向における中心線とY軸方向における中心線が交差する点)に設定される。従って、ハウジング2の上部2A全体が上部対称点CP1を基準として点対称をなしている。すなわち、ベース10の形状、複数の第1の溝17、及び複数の電気接触端子16の形状及び配置が上部対称点CP1を基準として点対称をなしている。なお、ここでの「点対称」とは、全ての形状が完全に点対称になっている必要はなく、例えばベース10や上部端壁11,12に(コネクタとしての機能に影響がない)リブや穴などが形成されていた場合は、それらの構造を無視してよい。なお、以降の説明において「点対称」という語を用いた場合は、同様に、リブや穴などのコネクタとしての性能に影響を及ぼさない構造については無視してよい。なお、少なくとも上部端壁11,12が点対称であればよく、例えばベース10の形状や電気接触端子16の配置によっては、それらは点対称でなくともよい。以下の部品においても同様である。
図4に示すように、底部主面10fを下方から上方へ向かって(すなわちZ軸正方向へ向かって)見た場合、底部主面10fに設定された底部対称点CP2を基準として、少なくとも第1の底部端壁13と第2の底部端壁14とが点対称をなす。本実施形態では、底部対称点CP2がベース10の底部主面10fの中央位置(X軸方向における中心線とY軸方向における中心線が交差する点)に設定される。従って、ハウジング2の底部2B全体が底部対称点CP2を基準として点対称をなしている。すなわち、ベース10の形状、複数の第2の溝18、及び複数の電気接触端子16の形状及び配置が底部対称点CP2を基準として点対称をなしている。
本実施形態では、上部対称点CP1及び底部対称点CP2は、いずれもベース10の中央位置に設定されており、上下方向から見て対称点CP1,CP2は互いに重なる位置に設定されている。従って、ハウジング2には、X軸方向及びY軸方向と直交する一本の対称軸SL1を設定することができる。対称軸SL1は、上部対称点CP1及び底部対称点CP2を通過する。ここでの「対称軸」とは、ハウジング2を,当該対称軸のまわりに180°回転したとき,回転前の形状と重なり合うような関係が成り立つ軸をいう。対称軸SL1は、ハウジング2に対して設定される仮想面SP1と仮想面SP2とが交差する部分に形成される仮想的な線である。仮想面SP1は、ハウジング2をY軸方向における中央位置で分断する、Y軸と直交するように広がる面である。仮想面SP2は、ハウジング2をX軸方向における中央位置で分断する、X軸と直交するように広がる面である。
次に、図9を参照して、ハウジング2の上部2Aの点対称構造について、より詳細に説明する。図9は、上部主面10eを上方から下方へ向かって(すなわちZ軸負方向へ向かって)見た上部2Aの様子を示す概略図である。図9に示すように、第1の上部端壁11のY軸方向に沿った長さは、ベース10の第1の縁部10aの長さよりも短い。第2の上部端壁12のY軸方向に沿った長さは、ベース10の第2の縁部10bの長さよりも短い。第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12は、いずれも第3の縁部10c及び第4の縁部10dに達していない。すなわち、上部端壁11,12のY軸方向における両端部は、それぞれ縁部10c,10dから離間している。
第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12は、X軸方向において互いに重なり合う部分である共通部11A,12Aを有する。共通部11A,12Aの寸法は寸法A1である。第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12は、Y軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部11B及び第2の上部オフセット部12Bをそれぞれ有する。第1の上部オフセット部11Bのオフセット量と第2の上部オフセット部12Bのオフセット量は同じであり、いずれも寸法B1である。第1の上部オフセット部11B及び第2の上部オフセット部12Bは、上部対称点CP1に対する時計回りの方向を基準としてオフセットしている。なお、「オフセット量」とは、第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12のうち、共通部11A,12AよりもY軸方向における何れか一方にはみ出た部分(すなわちオフセット部)の、Y軸方向に沿った寸法である。以降の、底部端壁13,14、及び溝部43,44,53,54の「オフセット量」も同趣旨である。
上部対称点CP1に対して時計回りの方向を設定した場合、上部対称点CP1よりもX軸正側の領域(第1の縁部10a側の領域)においては、Y軸負方向(第3の縁部10cから第4の縁部10dへ向かう方向)への方向成分が生じる。従って、当該領域に配置されている第1の上部端壁11は、Y軸負方向へオフセットする。第1の上部オフセット部11Bは、共通部11AからY軸負方向へ寸法B1だけ突出する。従って、第1の上部端壁11は、第3の縁部10cに比して第4の縁部10dに近い位置に配置される。一方、上部対称点CP1に対して時計回りの方向を設定した場合、上部対称点CP1よりもX軸負側の領域(第2の縁部10b側の領域)においては、Y軸正方向(第4の縁部10dから第3の縁部10cへ向かう方向)への方向成分が生じる。従って、当該領域に配置されている第2の上部端壁12は、Y軸正方向へオフセットする。第2の上部オフセット部12Bは、共通部12AからY軸正方向へ寸法B1だけ突出する。従って、第2の上部端壁12は、第4の縁部10dに比して第3の縁部10cに近い位置に配置される。
上述のような構成により、図9(a)と図9(b)を比較すれば分かるように、ハウジング2を上部対称点CP1周りに180°回転させた場合の、上部2Aの見た目は同一となる。
次に、図10を参照して、ハウジング2の底部2Bの点対称構造について、より詳細に説明する。図10は、底部主面10fを下方から上方へ向かって(すなわちZ軸正方向へ向かって)見た底部2Bの様子を示す概略図である。図10に示すように、第1の底部端壁14のY軸方向に沿った長さは、ベース10の第1の縁部10aの長さよりも短い。第2の底部端壁14のY軸方向に沿った長さは、ベース10の第2の縁部10bの長さよりも短い。第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14は、いずれも第3の縁部10c及び第4の縁部10dに達していない。すなわち、底部端壁13,14のY軸方向における両端部は、それぞれ縁部10c,10dから離間している。
第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14は、X軸方向において互いに重なり合う部分である共通部13A,14Bを有する。共通部13A,14Bの寸法は寸法A2である。第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14は、Y軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部13B及び第2の底部オフセット部14Bをそれぞれ有する。第1の底部オフセット部13Bのオフセット量と第2の底部オフセット部14Bのオフセット量は同じであり、いずれも寸法B2である。第1の底部オフセット部13B及び第2の底部オフセット部14Bは、底部対称点CP2に対する反時計回りの方向を基準としてオフセットしている。なお、本実施形態では、オフセット量である寸法B2は、上部2A側のオフセット量である寸法B1と同一である。また、共通部13A,14Bの寸法A2も、上部2A側の共通部11A,12Aの寸法A1と同一である。ただし、寸法B2は寸法B1と異なっていてもよく、寸法A2も寸法A1と異なっていてよい。
底部対称点CP2に対して反時計回りの方向を設定した場合、底部対称点CP2よりもX軸正側の領域(第1の縁部10a側の領域)においては、Y軸正方向(第4の縁部10dから第3の縁部10cへ向かう方向)への方向成分が生じる。従って、当該領域に配置されている第1の底部端壁13は、Y軸正方向へオフセットする。第1の底部オフセット部13Bは、共通部13AからY軸正方向へ寸法B2だけ突出する。従って、第1の底部端壁13は、第4の縁部10dに比して第3の縁部10cに近い位置に配置される。一方、底部対称点CP2に対して反時計回りの方向を設定した場合、底部対称点CP2よりもX軸負側の領域(第2の縁部10b側の領域)においては、Y軸負方向(第3の縁部10cから第4の縁部10dへ向かう方向)への方向成分が生じる。従って、当該領域に配置されている第2の底部端壁14は、Y軸負方向へオフセットする。第2の底部オフセット部14Bは、共通部14AからY軸負方向へ寸法B2だけ突出する。従って、第2の底部端壁14は、第3の縁部10cに比して第4の縁部10dに近い位置に配置される。
上述のような構成により、図10(a)と図9(b)を比較すれば分かるように、ハウジング2を底部対称点CP2周りに180°回転させた場合の、底部2Bの見た目は同一となる。
[上部カバー]
図5及び図6を参照して上部カバー3の構成について説明する。なお、上部カバー3は、ハウジング2から独立して移動可能である。従って、説明のために、ハウジング2に対して設定されたXYZ座標とは異なる座標系を上部カバー3に対して設定する。水平面内において互いに直交する「X1軸方向」「Y1軸方向」を定義すると共に、X1軸方向及びY1軸方向に直交する「Z1軸方向」を定義する。上部カバー3は、ハウジング2の上部2Aに着脱可能に組み付けられるカバー部材である。上部カバー3は、第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12と着脱可能に係合する。上部カバー3は、上壁40と、互いに対向する第1の上部カバー側壁41及び第2の上部カバー側壁42と、を備える。
上壁40は、上部カバー3の基板として機能する矩形板状の部材である。上壁40は、X1軸方向において互いに対向する第1の縁部40a及び第2の縁部40bと、Y軸方向において互いに対向する第3の縁部40c及び第4の縁部40dと、Z軸方向において互いに対向する上面40e及び底面40fと、を有する。第1の縁部40aはX1軸正側の縁部であり、第2の縁部40bはX1軸負側の縁部である。第3の縁部40cはY1軸正側の縁部であり、第4の縁部40dはY1軸負側の縁部である。第3の縁部40c及び第4の縁部40dは、第1の縁部40aと第2の縁部40bとの間でX1軸方向に沿って延びる。上壁40は、X1軸方向に沿った長さと、Y1軸方向に沿った幅と、を有する。
第1の上部カバー側壁41及び第2の上部カバー側壁42は、上壁40の底面40fから下方へ延びて、底面40fを挟んでX1軸方向に対向する。第1の上部カバー側壁41及び第2の上部カバー側壁42は、ハウジング2の第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12を受容する上部カバー溝部43,44をそれぞれ有する。上部カバー溝部43,44は、上部端壁11,12と対応する形状を有している。
第1の上部カバー側壁41及び第2の上部カバー側壁42は、ハウジング2の第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12に設けられた被係合部21a,22aに着脱可能に係合する係合部41a,42aをそれぞれ有する。係合部41a,42aは、被係合部21a,22aである開口部21,22の上縁と係合するラッチ部によって構成されている。係合部41a,42aは、上部カバー溝部43,44の側面43a,44aに形成されている。また、係合部41a,42aの下方であって、側面43a,44aの下縁には、上部カバー3をハウジング2に仮止めするための一対の突起部46,47がそれぞれ形成されている。この突起部46,47は、上部カバー3をハウジング2に押圧する前段階において、上部端壁11,12の上縁21a,22aと当接して支持することによって、仮止めを行うものである(図8参照)。
上部カバー3の底面40fには、複数の第1の絶縁導体4を各々受容する複数の溝48が形成されている。溝48は、縁部40c,40dとの間でY1軸方向に沿って略全域にわたって延びている。各溝48には、上部カバー3をハウジングに取り付けたときに、電気接触端子16の刃部37aとの干渉を避けるための穴49が形成されている。また、穴49には、第1の絶縁導体4を刃部37aの隙間に37bに挿入する際の支えのための突起部49aが設けられている(図8参照)。また、底面40fには、溝48に収納された状態の第1の絶縁導体4を上部カバー3に保持するためのフック61が設けられている。
このような構成により、上部カバー3に保持された第1の絶縁導体4は、カバー3の第4の縁部40dの開口部分から引き出される。一方、第3の縁部40c側には、第1の絶縁導体4の端部を当接させることによって引き出しを規制する規制部62が設けられている。規制部62は、第3の縁部40cの開口部分に対してY1軸正方向に離間する壁状部材によって構成されている。なお、規制部62と第3の縁部40cとの間にはスリット63が形成されている。当該スリット63は、上部カバー3に保持された第1の絶縁導体4の状態を確認するための覗き窓として機能する。また、図13に示すように、規制部62はスリット63の部分で容易に切断することができる。従って、規制部62を除去することによって第1の絶縁導体4を、上部カバー3の両側から引き出してもよい。
上部カバー3には、上壁40の中央位置に設定された対称点CP3、及び対称点CP3を通過すると共にX1軸及びY1軸方向に直交する対称軸SL2が設定される。上面40eを上方から下方へ向かって(すなわちZ1軸正方向へ向かって)見た場合、上面40eに設定された対称点CP3を基準として、少なくとも上部カバー溝部43,44が点対称をなす。本実施形態では、上部カバー3全体が対称点CP3を基準として点対称をなしている。ただし、ここでの「点対称」とは、ハウジング2と上部カバー3との組み付けに関係のない、規制部62及びスリット63の構造は無視している。
次に、図9を参照して、上部カバー3の点対称構造について、より詳細に説明する。図9は、上面40eを上方から下方へ向かって(すなわちZ1軸負方向へ向かって)見た様子を示す概略図である。第1の上部カバー溝部43及び第2の上部カバー溝部44は、X1軸方向において互いに重なり合う部分である共通部43A,44Aを有する。共通部43A,44Aの寸法は寸法A1である。第1の上部カバー溝部43及び第2の上部カバー溝部44は、Y1軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部43B及び第2の上部オフセット部44Bをそれぞれ有する。第1の上部オフセット部43Bのオフセット量と第2の上部オフセット部44Bのオフセット量は同じであり、いずれも寸法B1である。第1の上部オフセット部43B及び第2の上部オフセット部44Bは、上部対称点CP3に対する時計回りの方向を基準としてオフセットしている。第1の上部カバー溝部43は、Y1軸負方向へオフセットする。従って、第1の上部オフセット部43Bは、共通部43AからY1軸負方向へ寸法B1だけ延びる。第1の上部カバー溝部43は、第3の縁部40cに比して第4の縁部40dに近い位置に配置される。一方、第2の上部カバー溝部44は、Y1軸正方向へオフセットする。従って、第2の上部オフセット部44Bは、共通部44AからY1軸正方向へ寸法B1だけ延びる。第2の上部カバー溝部44は、第4の縁部40dに比して第3の縁部40cに近い位置に配置される。
上述のような構成により、図9(a)と図9(b)を比較すれば分かるように、上部カバー3を上部対称点CP3周りに180°回転させた場合の見た目は同一となる。
[底部カバー]
図7を参照して底部カバー6の構成について説明する。なお、底部カバー6は、ハウジング2から独立して移動可能である。従って、説明のために、ハウジング2に対して設定されたXYZ座標とは異なる座標系を底部カバー6に対して設定する。水平面内において互いに直交する「X2軸方向」「Y2軸方向」を定義すると共に、X2軸方向及びY2軸方向に直交する「Z2軸方向」を定義する。底部カバー6は、ハウジング2の底部2Bに着脱可能に組み付けられるカバー部材である。底部カバー6は、第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14と着脱可能に係合する。底部カバー6は、底壁50と、互いに対向する第1の底部カバー側壁51及び第2の底部カバー側壁52と、を備える。
底壁50は、底部カバー6の基板として機能する矩形板状の部材である。底壁50は、X2軸方向において互いに対向する第1の縁部50a及び第2の縁部50bと、Y2軸方向において互いに対向する第3の縁部50c及び第4の縁部50dと、Z2軸方向において互いに対向する上面50e及び底面50fと、を有する。第1の縁部50aはX2軸正側の縁部であり、第2の縁部50bはX2軸負側の縁部である。第3の縁部50cはY2軸正側の縁部であり、第4の縁部50dはY2軸負側の縁部である。第3の縁部50c及び第4の縁部50dは、第1の縁部50aと第2の縁部50bとの間でX2軸方向に沿って延びる。底壁50は、X2軸方向に沿った長さと、Y2軸方向に沿った幅と、を有する。
第1の底部カバー側壁51及び第2の底部カバー側壁52は、底壁50の上面50eから上方へ延びて、上面50eを挟んでX2軸方向に対向する。第1の底部カバー側壁51及び第2の底部カバー側壁52は、ハウジング2の第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14を受容する底部カバー溝部53,54をそれぞれ有する。底部カバー溝部53,54は、底部端壁13,14と対応する形状を有している。
第1の底部カバー側壁51及び第2の底部カバー側壁52は、ハウジング2の第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14に設けられた被係合部23a,24aに着脱可能に係合する係合部51a,52aをそれぞれ有する。係合部51a,52aは、被係合部23a,24aである開口部23,24の上縁と係合するラッチ部によって構成されている。係合部51a,52aは、底部カバー溝部53,54の側面53a,54aに形成されている。また、係合部51a,52aの上方であって、側面53a,54aの上縁には、底部カバー6をハウジング2に仮止めするための一対の突起部56,57がそれぞれ形成されている。この突起部56,57は、底部カバー6をハウジング2に押圧する前段階において、底部端壁13,14の上縁23a,24aと当接して支持することによって、仮止めを行うものである(図8参照)。
底部カバー6の上面50eには、複数の第2の絶縁導体7を各々受容する複数の溝58が形成されている。溝58は、縁部50c,50dとの間でY2軸方向に沿って略全域にわたって延びている。なお、上部カバー3と底部カバー6をハウジング2に組み付けたコネクタアセンブリ100の状態においては、上部カバー3及び底部カバー6は、上部カバー3と底部カバー6との間に設定される対称面を基準として、互いに面対称となる構成を有する(面対称の構成の詳細については後述する)。従って、底部カバー6の上面50eの構成は、上部カバー3の底面40fと同趣旨の構成を有しているため、説明を省略する。ただし、底部カバー6は、規制部を有していない。また、底部カバー6のX2軸方向における外面には、目印69が形成されている。
底部カバー6には、底壁50の中央位置に設定された対称点CP4、及び対称点CP4を通過すると共にX2軸及びY2軸方向に直交する対称軸SL3が設定される。底面50fを下方から上方へ向かって(すなわちZ2軸正方向へ向かって)見た場合、底面50fに設定された対称点CP4を基準として、少なくとも底部カバー溝部53,54が点対称をなす。本実施形態では、底部カバー6全体が対称点CP4を基準として点対称をなしている。
次に、図10を参照して、底部カバー6の点対称構造について、より詳細に説明する。図10は、底面50fを下方から上方へ向かって(すなわちZ2軸正方向へ向かって)見た様子を示す概略図である。第1の底部カバー溝部53及び第2の底部カバー溝部54は、X2軸方向において互いに重なり合う部分である共通部53A,54Aを有する。共通部53A,54Aの寸法は寸法A2である。第1の底部カバー溝部53及び第2の底部カバー溝部54は、Y2軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部53B及び第2の底部オフセット部54Bをそれぞれ有する。第1の底部オフセット部53Bのオフセット量と第2の底部オフセット部54Bのオフセット量は同じであり、いずれも寸法B2である。第1の底部オフセット部53B及び第2の底部オフセット部54Bは、底部対称点CP4に対する反時計回りの方向を基準としてオフセットしている。第1の底部カバー溝部53は、Y2軸正方向へオフセットする。従って、第1の底部オフセット部53Bは、共通部53AからY2軸正方向へ寸法B2だけ延びる。第1の底部カバー溝部53は、第4の縁部50dに比して第3の縁部50cに近い位置に配置される。一方、第2の底部カバー溝部54は、Y2軸負方向へオフセットする。第2の底部オフセット部54Bは、共通部54AからY2軸負方向へ寸法B2だけ延びる。従って、第2の底部カバー溝部54は、第3の縁部50cに比して第4の縁部50dに近い位置に配置される。
上述のような構成により、図10(a)と図10(b)を比較すれば分かるように、底部カバー6を上部対称点CP4周りに180°回転させた場合の見た目は同一となる。
上部カバー3と底部カバー6をハウジング2に組み付けたコネクタアセンブリ100の状態においては、図1に示すように、上部カバー3及び底部カバー6は、上部カバー3と底部カバー6との間に設定される対称面SP3を基準として、互いに面対称となる構成を有する。図1の構造においては、ハウジング2のベース10をZ軸方向における中央位置で分断してZ軸と直交するように広がる仮想面が、対称面SP3として設定される。コネクタアセンブリ100においては、ハウジング2の対称軸SL1と、上部カバー3の対象軸SL2と、底部カバー6の対象軸SL3とが一致するように、各部品が配置される。従って、対称面SP3は、対称軸SL1,SL2,SL3と直交するように広がる。なお、ここでの「面対称」とは、上部カバー3と底部カバー6の全ての形状が完全に点対称になっている必要はなく、例えば上壁40及び底壁50やカバー側壁41,42,51,52に(コネクタとしての機能に影響がない)リブや穴などが形成されていた場合は、それらの構造を無視してよい。なお、少なくとも上部カバー側壁41,42と底部カバー側壁51,52とが面対称であればよく、例えば上壁40及び底壁50の形状などによっては、それらは面対称でなくともよい。
次に、図9〜図12を参照して、本発明の作用・効果について説明する。
図9に示すように、ハウジング2の上部主面10eを上方から下方へ向かって(すなわちZ軸負方向へ向かって)見た場合、上部主面10eに設定された上部対称点CP1を基準として、少なくとも第1の上部端壁11と第2の上部端壁12とが点対称をなす。また、上部カバー3の上面40eを上方から下方へ向かって(すなわちZ1軸正方向へ向かって)見た場合、上面40eに設定された対称点CP3を基準として、少なくとも第1の上部カバー溝部43,44が点対称をなす。従って、上部カバー溝部43が第1の上部端壁11を受容すると共に、第2の上部カバー溝部44が第2の上部端壁12を受容した状態で、上部カバー3をハウジング2の上部2Aに組み付けることができる。また、上部カバー溝部43が第2の上部端壁12を受容すると共に、第2の上部カバー溝部44が第1の上部端壁11を受容した状態で、上部カバー3をハウジング2の上部2Aに組み付けることもできる。従って、ハウジング2と上部カバー3との向きによらず、上部カバー3をハウジング2の上部2Aに組み付けることができるため、作業者は向きを気にすることなく取付作業を行うことができる。
図10に示すように、ハウジング2は、底部主面10fを下方から上方へ向かって(すなわちZ軸正方向へ向かって)見た場合、底部主面10fに設定された底部対称点CP2を基準として、少なくとも第1の底部端壁13と第2の底部端壁14とが点対称をなす。また、底面50fを下方から上方へ向かって(すなわちZ2軸正方向へ向かって)見た場合、底面50fに設定された対称点CP4を基準として、少なくとも底部カバー溝部53,54が点対称をなす。従って、底部カバー溝部53が第1の底部端壁13を受容すると共に、第2の底部カバー溝部54が第2の底部端壁14を受容した状態で、底部カバー6をハウジング2の底部2Bに組み付けることができる。また、底部カバー溝部53が第2の底部端壁14を受容すると共に、第2の底部カバー溝部54が第1の底部端壁13を受容した状態で、底部カバー6をハウジング2の底部2Bに組み付けることもできる。従って、ハウジング2と底部カバー6との向きによらず、底部カバー6をハウジング2の底部2Bに組み付けることができるため、作業者は向きを気にすることなく取付作業を行うことができる。従って、作業効率が向上する。
また、第1の上部端壁11及び第2の上部端壁12は、Y軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部11B及び第2の上部オフセット部12Bをそれぞれ有する。第1の底部端壁13及び第2の底部端壁14は、Y軸方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部13B及び第2の底部オフセット部14Bをそれぞれ有する。ここで、第1の上部オフセット部11B及び第2の上部オフセット部12Bは、上部対称点CP1に対する時計回りの方向を基準としてオフセットしている。その一方、第1の底部オフセット部13B及び第2の底部オフセット部14Bは、底部対称点CP2に対する反時計回りの方向を基準としてオフセットしている。このような構成により、図11(a)に示すように、ハウジング2の上部2Aに対して底部カバー6を取り付けようとした場合、上部オフセット部11B,12Bが底部カバー6の縁部50a,50b(底部オフセット部53B,54Bのオフセット方向とは反対側の部分であり、図中Tで示す部分)と干渉する。従って、作業者がハウジング2の上部2Aに対して底部カバー6を誤って組み付けることを防止できる。また、図11(b)に示すように、ハウジング2の底部2Bに対して上部カバー3を取り付けようとした場合、底部オフセット部13B,14Bが上部カバー3の縁部40a,40b(上部オフセット部43B,44Bのオフセット方向とは反対側の部分であり、図中Tで示す部分)と干渉する。従って、作業者がハウジング2の底部2Bに対して上部カバー3を誤って組み付けることを防止できる。従って、作業者は、誤組み付けに対して注意を払う必要がなくなるため、作業効率が向上する。
本実施形態に係るコネクタ1では、上部カバー3に対する支線70の取り付け向き、及び底部カバー6に対する幹線71の取り付け向きに関しても、作業者が注意を払う必要が無くなる。例えば、図12に示すように、作業者が複数の第2の絶縁導体7のうち、色付き(図中、グレースケールで示す第2の絶縁導体7)のものが、X軸負側に配置されるように、底部カバー6及び幹線71を組み付けた場合を考慮する。この場合、色付きの第2の絶縁導体7に対して、色付きの第1の絶縁導体4が電気的に接続されるように、支線70をハウジング2に組み付ける必要がある。しかし、作業者は、支線70を上部カバー3に取り付ける際は、どのような向きで支線70を組み付けてもよい。例えば、色付きの第1の絶縁導体4が、上部カバー3の第1の縁部40a側に配置された場合であっても、第2の縁部40b側に配置された場合であっても、上部カバー3をハウジング2に組み付ける時に上部カバー3を回転させて、正しい方向に調整して組付ければよい。すなわち、作業者は、底部カバー6に幹線71を組み付ける時、底部カバー6をハウジング2に組み付ける時、及び上部カバー3に支線70を組み付ける時には、向きに注意を払う必要はなく、最終的に上部カバー3をハウジング2に組み付ける時にだけ、色付きの絶縁導体4,7を見て、組み付ける向きに注意を払えばよい。以上より、作業の煩わしさ、及び組み付け方向を判断する作業を減少させることができるため、作業効率が向上する。
以上説明したように、本発明の一側面に係るコネクタは、対応する複数の第1の絶縁導体と複数の第2の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタであって、コネクタはハウジングを備え、ハウジングは、互いに対向する第1の縁部と第2の縁部との間で第1の方向に沿った長さと、第1の方向と直交する第2の方向に沿った幅と、を有するベースと、第1の縁部及び第2の縁部の各々から、上下方向に延びる第1の端壁及び第2の端壁と、ベースの互いに対向する上部主面及び底部主面に設けられ、複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体を各々受容する複数の第1の溝及び複数の第2の溝と、第1の溝及び第2の溝に対応して設けられると共に、第1の溝に受容された第1の絶縁導体及び第2の溝に受容された第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、ハウジングには、第1の方向及び第2の方向と直交する対称軸が設定される。
このような側面においては、ハウジングは、上下方向に延びる第1の端壁及び第2の端壁と、複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体を各々受容する複数の第1の溝及び複数の第2の溝と、複数の電気接触端子と、を有している。従って、ハウジングに複数の第1の絶縁導体と共に上部カバーと組み付け、ハウジングに複数の第2の絶縁導体と共に底部カバーを組み付けることができる。また、複数の第1の溝及び複数の第2の溝で受容した複数の第1の絶縁導体及び複数の第2の絶縁導体同士を、電気接触端子によって互いに電気的に接続できる。ここで、ハウジングには、第1の方向及び第2の方向と直交する対称軸が設定される。従って、ハウジングの上部に対しては、上部カバーを向きによらずに組み付けることができ、ハウジングの底部に対しては、底部カバーを向きによらずに組み付けることができる。以上によって、コネクタアセンブリの組み付け作業の容易性を向上できる。
また、他の側面に係るコネクタにおいて、第1の端壁及び第2の端壁は、第2の方向に沿って、互い違いにオフセットしていてよい。これによって、第1の上部端壁及び第2の上部端壁のオフセット方向と、第1の底部端壁及び第2の底部端壁のオフセット方向が異なる構成となる。従って、ハウジングに対する上部カバーと底部カバーとの誤組み付けを防止できる。
また、他の側面に係るコネクタにおいて、ベースは、第1の縁部と第2の縁部との間で第1の方向に沿って延びる、互いに対向する第3の縁部及び第4の縁部を有し、ベースは、上部主面から上方へ突出し、第3の縁部及び第4の縁部に沿って延びる上側段差部と、底部主面から下方へ突出し、第3の縁部及び第4の縁部に沿って延びる下側段差部と、を備え、上側段差部は第1の溝を備え、下側段差部は第2の溝を備えてよい。これによって、上部主面から突出する上側段差部、及び底部主面から突出する下側段差部にて溝で絶縁導体を受容することができる。これによって、絶縁導体をしっかりと支持することができる。
また、他の側面に係るコネクタにおいて、第1の端壁及び第2の端壁におけるベースから上方へ延びる部分と着脱可能に係合する上部カバーと、第1の端壁及び第2の端壁におけるベースから下方へ延びる部分と着脱可能に係合する底部カバーと、を更に備えてよい。
本発明の一側面に係るコネクタアセンブリは、ハウジングと、ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、ハウジングと上部カバーとの間に配置される複数の第1の絶縁導体と、ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、ハウジングと底部カバーとの間に配置される複数の第2の絶縁導体と、第1の絶縁導体及び第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、ハウジングには、対称軸が設定され、上部カバー及び底部カバーは、上部カバーと底部カバーとの間に設定される対称面を基準として、互いに面対称となる構成を有する。
このような側面においては、上述のコネクタと同様な作用・効果を得ることができる。
本発明の一側面に係るコネクタは、対応する複数の第1の絶縁導体と複数の第2の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタであって、コネクタはハウジングを備え、ハウジングは、互いに対向する上部主面及び底部主面を有するベースと、ベースから上方へ延びて、上部主面を挟んで第1の対向方向に対向する第1の上部端壁及び第2の上部端壁と、ベースから下方へ延びて、底部主面を挟んで第2の対向方向に対向する第1の底部端壁及び第2の底部端壁と、ベースに保持され、第1の絶縁導体及び第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、上部主面を上方から下方へ向かって見た場合、上部主面に設定された上部対称点を基準として、第1の上部端壁と第2の上部端壁とが点対称をなし、第1の上部端壁及び第2の上部端壁は、第1の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部及び第2の上部オフセット部をそれぞれ有し、第1の上部オフセット部のオフセット量と第2の上部オフセット部のオフセット量は同じであり、第1の上部オフセット部及び第2の上部オフセット部は、上部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか一方の方向を基準としてオフセットし、底部主面を下方から上方へ向かって見た場合、底部主面に設定された底部対称点を基準として、第1の底部端壁と第2の底部端壁とが点対称をなし、第1の底部端壁及び第2の底部端壁は、第2の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部及び第2の底部オフセット部をそれぞれ有し、第1の底部オフセット部のオフセット量と第2の底部オフセット部のオフセット量は同じであり、第1の底部オフセット部及び第2の底部オフセット部は、底部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか他方の方向を基準としてオフセットする。
このような側面においては、上部主面を上方から下方へ向かって見た場合、上部主面に設定された上部対称点を基準として、第1の上部端壁と第2の上部端壁とが点対称をなしているため、ハウジングの上部に対して、作業者が向きに注意を払う必要なく、上部カバーを組み付けることができる。また、底部主面を下方から上方へ向かって見た場合、底部主面に設定された底部対称点を基準として、第1の底部端壁と第2の底部端壁とが点対称をなしているため、ハウジングの底部に対して、作業者が向きに注意を払う必要なく、底部カバーを組み付けることができる。また、第1の上部端壁及び第2の上部端壁は、第1の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部及び第2の上部オフセット部をそれぞれ有する。第1の底部端壁及び第2の底部端壁は、第2の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部及び第2の底部オフセット部をそれぞれ有する。このような構成において、第1の上部オフセット部及び第2の上部オフセット部は、上部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか一方の方向を基準としてオフセットし、第1の底部オフセット部及び第2の底部オフセット部は、底部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか他方の方向を基準としてオフセットする。従って、上部側と底面側とで、上部オフセット部と底部オフセット部のオフセット方向が互いに異なっているため、作業者は、ハウジングの上部に対して底部カバーを誤組み付けすること、及びハウジングの底部に対して上部カバーを誤組み付けすることを防止することができる。以上によって、コネクタアセンブリの組み付け作業の容易性を向上できる。
また、他の側面に係るコネクタにおいて、第1の対向方向と第2の対向方向が一致すると共に、第1の上部端壁と第1の底部端壁とは、上下方向に連続した端壁として構成され、第2の上部端壁と第2の底部端壁とは、上下方向に連続した端壁として構成されてよい。このような構成においては、上下方向に連続した端壁を形成することで、各上部端壁及び底部端壁を同時に形成できるので、構造をシンプルにすることができる。
また、他の側面に係るコネクタにおいて、ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、を更に備え、上部カバーは、互いに対向する第1の上部カバー側壁及び第2の上部カバー側壁を有し、第1の上部カバー側壁及び第2の上部カバー側壁は、ハウジングの第1の上部端壁及び第2の上部端壁を受容する上部カバー溝部をそれぞれ有し、第1の上部カバー側壁及び第2の上部カバー側壁は、ハウジングの第1の上部端壁及び第2の上部端壁に設けられた被係合部と着脱可能に係合する係合部をそれぞれ有し、底部カバーは、互いに対向する第1の底部カバー側壁及び第2の底部カバー側壁を有し、第1の底部カバー側壁及び第2の底部カバー側壁は、ハウジングの第1の底部端壁及び第2の底部端壁を受容する底部カバー溝部をそれぞれ有し、第1の底部カバー側壁及び第2の底部カバー側壁は、ハウジングの第1の底部端壁及び第2の底部端壁に設けられた被係合部と着脱可能に係合する係合部をそれぞれ有してよい。このように構成された上部カバー及び底部カバーを用いることで、上述したコネクタの作用・効果をより確実に実現できる。
本発明の一側面に係るコネクタアセンブリは、上述のコネクタを用いたコネクタアセンブリであって、ハウジングと、ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、ハウジングと上部カバーとの間に配置される複数の第1の絶縁導体と、ハウジングと底部カバーとの間に配置される複数の第2の絶縁導体と、を備える。
このような側面においては、上述のコネクタと同様な作用・効果を得ることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、上部端壁の対向方向と底部端壁の対向方向が一致している例について説明を行ったが、これらの方向が互いに異なっていてもよい。例えば、図14に示すコネクタ202を用いたコネクタアセンブリ200では、上部端壁の対向方向と底部端壁の対向方向が直交している。ただし、直交していなくともよく、他の角度で交差していてもよい。
また、上述の実施形態では、ハウジングは、絶縁導体を受容するための第1の溝、及び第2の溝を備えていたが、これらの溝を省略してもよい。例えば、幹線及び支線としてフラットケーブルを用いる場合、複数の絶縁導体の束の断面が長方形状となる。従って、ここの絶縁導体を受容する溝は不要となる。この場合、溝を有しない上側段差部及び下側段差部を設けてもよい。
1…コネクタ、2…ハウジング、3…上部カバー、4…第1の絶縁導体、6…底部カバー、7…第2の絶縁導体、10…ベース、11…第1の上部端壁、12…第2の上部端壁、13…第1の底部端壁、14…第2の底部端壁、15…第1の端壁、16…電気接触端子、17…第1の溝、18…第2の溝、19…第2の端壁、31,32…上側段差部、33,34…下側段差部、41…第1の上部カバー側壁、42…第2の上部カバー側壁、43…第1の上部カバー溝部、44…第2の上部カバー溝部、51…第1の底部カバー側壁、52…第2の底部カバー側壁、53…第1の底部カバー溝部、54…第2の底部カバー溝部。

Claims (9)

  1. 対応する複数の第1の絶縁導体と複数の第2の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタであって、
    前記コネクタはハウジングを備え、
    前記ハウジングは、
    互いに対向する第1の縁部と第2の縁部との間で第1の方向に沿った長さと、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った幅と、を有するベースと、
    前記第1の縁部及び前記第2の縁部の各々から、上下方向に延びる第1の端壁及び第2の端壁と、
    前記ベースの互いに対向する上部主面及び底部主面に設けられ、複数の前記第1の絶縁導体及び複数の前記第2の絶縁導体を各々受容する複数の第1の溝及び複数の第2の溝と、
    前記第1の溝及び前記第2の溝に対応して設けられると共に、前記第1の溝に受容された前記第1の絶縁導体及び前記第2の溝に受容された前記第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、
    前記ハウジングには、前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する対称軸が設定され
    前記上下方向から見て、前記ハウジングは線対称ではなく、
    前記ハウジングの上部に対し、上部カバーは前記第2の方向においてどちら向きにしても組み付け可能であり、
    前記ハウジングの底部に対し、底部カバーは前記第2の方向においてどちら向きにしても組み付け可能である、コネクタ。
  2. 前記第1の端壁及び前記第2の端壁は、前記第2の方向に沿って、互い違いにオフセットしている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ベースは、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で前記第1の方向に沿って延びる、互いに対向する第3の縁部及び第4の縁部を有し、
    前記ベースは、
    前記上部主面から上方へ突出し、前記第3の縁部及び前記第4の縁部に沿って延びる上側段差部と、
    前記底部主面から下方へ突出し、前記第3の縁部及び前記第4の縁部に沿って延びる下側段差部と、を備え、
    前記上側段差部は前記第1の溝を備え、前記下側段差部は前記第2の溝を備える、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1の端壁及び前記第2の端壁における前記ベースから上方へ延びる部分と着脱可能に係合する上部カバーと、
    前記第1の端壁及び前記第2の端壁における前記ベースから下方へ延びる部分と着脱可能に係合する底部カバーと、を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載のコネクタ。
  5. ハウジングと、
    前記ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、
    前記ハウジングと前記上部カバーとの間に配置される複数の第1の絶縁導体と、
    前記ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、
    前記ハウジングと前記底部カバーとの間に配置される複数の第2の絶縁導体と、
    前記第1の絶縁導体及び前記第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、
    前記ハウジングには、対称軸が設定され、
    上下方向から見て、前記ハウジングは、線対称ではなく、
    前記上部カバー及び前記底部カバーは、前記上部カバーと前記底部カバーとの間に設定される対称面を基準として、互いに面対称となる構成を有する、コネクタアセンブリ。
  6. 対応する複数の第1の絶縁導体と複数の第2の絶縁導体との間を電気的に接続するコネクタであって、
    前記コネクタはハウジングを備え、
    前記ハウジングは、
    互いに対向する上部主面及び底部主面を有するベースと、
    前記ベースから上方へ延びて、前記上部主面を挟んで第1の対向方向に対向する第1の上部端壁及び第2の上部端壁と、
    前記ベースから下方へ延びて、前記底部主面を挟んで第2の対向方向に対向する第1の底部端壁及び第2の底部端壁と、
    前記ベースに保持され、前記第1の絶縁導体及び前記第2の絶縁導体に接触して互いを電気的に接続する複数の電気接触端子と、を備え、
    前記上部主面を上方から下方へ向かって見た場合、
    前記上部主面に設定された上部対称点を基準として、前記第1の上部端壁と前記第2の上部端壁とが点対称をなし、
    前記第1の上部端壁及び前記第2の上部端壁は、前記第1の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の上部オフセット部及び第2の上部オフセット部をそれぞれ有し、
    前記第1の上部オフセット部のオフセット量と前記第2の上部オフセット部のオフセット量は同じであり、
    前記第1の上部オフセット部及び前記第2の上部オフセット部は、前記上部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか一方の方向を基準としてオフセットし、
    前記底部主面を下方から上方へ向かって見た場合、
    前記底部主面に設定された底部対称点を基準として、前記第1の底部端壁と前記第2の底部端壁とが点対称をなし、
    前記第1の底部端壁及び前記第2の底部端壁は、前記第2の対向方向と直交する方向に沿って、互い違いにオフセットすることによって、第1の底部オフセット部及び第2の底部オフセット部をそれぞれ有し、
    前記第1の底部オフセット部のオフセット量と前記第2の底部オフセット部のオフセット量は同じであり、
    前記第1の底部オフセット部及び前記第2の底部オフセット部は、前記底部対称点に対する時計回り及び反時計回りの何れか他方の方向を基準としてオフセットし、
    前記ハウジングの上部に対し、上部カバーは前記第1の対向方向と直交する方向においてどちら向きにしても組み付け可能であり、
    前記ハウジングの底部に対し、底部カバーは前記第2の対向方向と直交する方向においてどちら向きにしても組み付け可能である、コネクタ。
  7. 前記第1の対向方向と前記第2の対向方向が一致すると共に、前記第1の上部端壁と前記第1の底部端壁とは、上下方向に連続した端壁として構成され、前記第2の上部端壁と前記第2の底部端壁とは、上下方向に連続した端壁として構成される、請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、
    前記ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、を更に備え、
    前記上部カバーは、互いに対向する第1の上部カバー側壁及び第2の上部カバー側壁を有し、
    第1の上部カバー側壁及び前記第2の上部カバー側壁は、前記ハウジングの前記第1の上部端壁及び前記第2の上部端壁を受容する上部カバー溝部をそれぞれ有し、
    前記第1の上部カバー側壁及び前記第2の上部カバー側壁は、前記ハウジングの前記第1の上部端壁及び前記第2の上部端壁に設けられた被係合部と着脱可能に係合する係合部をそれぞれ有し、
    前記底部カバーは、互いに対向する第1の底部カバー側壁及び第2の底部カバー側壁を有し、
    第1の底部カバー側壁及び前記第2の底部カバー側壁は、前記ハウジングの前記第1の底部端壁及び前記第2の底部端壁を受容する底部カバー溝部をそれぞれ有し、
    前記第1の底部カバー側壁及び前記第2の底部カバー側壁は、前記ハウジングの前記第1の底部端壁及び前記第2の底部端壁に設けられた被係合部と着脱可能に係合する係合部をそれぞれ有する、請求項6又は7に記載のコネクタ。
  9. 請求項6に記載のコネクタを用いたコネクタアセンブリであって、
    前記ハウジングと、
    前記ハウジングの上部に着脱可能に組み付けられる上部カバーと、
    前記ハウジングの底部に着脱可能に組み付けられる底部カバーと、
    前記ハウジングと前記上部カバーとの間に配置される複数の前記第1の絶縁導体と、
    前記ハウジングと前記底部カバーとの間に配置される複数の前記第2の絶縁導体と、を備える、コネクタアセンブリ。
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