JP2008159311A - 分岐コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送波形の歪みを改善するためのフィルタ材の個数を低減すると共に、該フィルタ材のコネクタハウジングへの挿入作業を容易にする。
【解決手段】通信回路を構成する幹線から支線が分岐接続する位置に設ける分岐コネクタであって、コネクタハウジング内の一側部に、長尺なジョイント部と、該ジョイント部の長さ方向に間隔をあけて突出させた複数の電線接続用端子部を有するバスバーと、前記電線接続用端子部を貫通させる端子孔を複数穿設した板状の磁性体からなるフィルタ材が収容され、前記コネクタハウジングの内面にガイド突起が設けられている一方、前記フィルタ材に前記ガイド突起に沿う形状の凹部あるいは貫通孔からなる被ガイド部が設けられ、
前記フィルタ材は、コネクタハウジングの他側の相手方コネクタの嵌合部から前記被ガイド部を前記ガイド突起に沿って挿入されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、分岐コネクタに関し、詳しくは、車載LAN等の通信ネットワークの幹線から支線を分岐する分岐接続部に生じる伝送波形歪みを緩和する機能を備えた分岐コネクタに関するものである。
車載ネットワーク等の通信ネットワークにおいて、1つの通信機器から別の通信機器へ信号を伝送する際に、電気的または磁気的ノイズによって伝送波形に歪みが発生して通信が正常に行われないという問題がある。この波形歪みは主としてインピーダンスの不整合に起因する信号の反射によっても発生し、通信線の分岐点や通信機器内に収容した基板との接続点においてはインピーダンス不整合が発生することは避けられなかった。そのため、従来より分岐点や通信機器との接続点での波形歪みを改善するための種々の技術が提案されている。
例えば、特開平6−76886号公報(特許文献1)では、図8に示すように、コネクタハウジング1内に収容した端子2を円筒状のフェライトコア3に通すことにより伝送波形の歪みを改善している。
しかしながら、特許文献1では、各端子2をぞれぞれ別体のフェライトコア3に貫通させているため、部品点数が多く、かつ、生産性が良くない問題がある。
そこで、1つのフェライトコアに複数の貫通孔を設け、該貫通孔にそれぞれ端子を貫通させることにより、フェライトコアの個数を低減することができる。
しかし、このように複数の端子を一括挿入するフェライトコアでは、コネクタハウジング内に挿入する際に、フェライトコアが傾いて、コネクタハウジングの所定位置まで挿入される前に詰まってしまい、この場合にもコネクタの組立作業性が良くない問題がある。
特開平6−76886号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、伝送波形の歪みを改善するためのフィルタ材の個数を低減すると共に、該フィルタ材がコネクタハウジング内において傾かずに正規位置に取り付けられる構成とすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、通信回路を構成する幹線から支線が分岐接続する位置に設ける分岐コネクタであって、
コネクタハウジング内の一側部に、
長尺なジョイント部と、該ジョイント部の長さ方向に間隔をあけて突出させた複数の電線接続用端子部を有するバスバーと、
前記電線接続用端子部を貫通させる端子孔を複数穿設した板状の磁性体からなるフィルタ材が収容され、
前記コネクタハウジングの内面にガイド突起が設けられている一方、前記フィルタ材に前記ガイド突起に沿う形状の凹部あるいは貫通孔からなる被ガイド部が設けられ、
前記フィルタ材は、コネクタハウジングの他側の相手方コネクタの嵌合穴から前記被ガイド部を前記ガイド突起に沿って挿入されていることを特徴とする分岐コネクタを提供している。
前記構成からなる本発明の分岐コネクタでは、分岐接続部を形成するバスバーの電線接続用端子部を磁性体からなるフィルタ材に通しているため、該フィルタ材が分岐接続部近傍に発生する磁界を吸収して熱に変え、分岐部のインピーダンス不整合から増大した高周波成分を低減することができ、分岐接続部で生じやすい伝送波形の歪みを改善することができる。
また、1つのフィルタ材に複数の端子孔を設けて複数の電線接続用端子部を貫通させているため、フィルタ材の個数を減らして部品点数を低減することができる。
さらに、1つのフィルタ材に複数の電線接続用端子部を一括で貫通させるようにして、フィルタ材を大型化しているが、フィルタ材の被ガイド部をコネクタハウジングのガイド突起に沿わせて、コネクタハウジング内で傾かないように規制しながらフィルタ材をコネクタハウジング内にスライド挿入する際に、フィルタ材を水平状態に保持しながら挿入でき、傾いて挿入できなくなるのが防止できるため組付作業性を高めることができると共に、フィルタ材を正規の水平状態としてコネクタハウジング内に位置させることができる。
前記コネクタハウジングのガイド突起およびフィルタ材の被ガイド部は、少なくとも前記フィルタ材のコネクタハウジングへの挿入方向と直交する方向のコネクタハウジング断面の中心を挟んだ対向位置に設けられていることが好ましい。
前記構成によれば、コネクタハウジングのガイド突起とフィルタ材の被ガイド部をそれぞれ対称位置に設けているため、コネクタハウジングへの挿入時におけるフィルタ材の傾きをより確実に防止することができる。
なお、前記コネクタハウジングのガイド突起およびフィルタ材の被ガイド部は、前記中心を挟んで対向位置に設けた1組に加えて複数組設けてもよく、また、前記中心を挟んで対向させたものに加えて任意の部位にガイド突起と被ガイド部を設けてもよい。
前記コネクタハウジングに前記電線接続端子部を貫通させると共に前記フィルタ材を位置決めするガイド筒が設けられ、該ガイド筒の外周面は円錐形状とされ、前記フィルタ材の端子孔の内周面が前記ガイド筒の外周面に当接され、該端子穴と電線接続端子部とがセンタリングされていることが好ましい。
前記構成によれば、フィルタ材の挿入を容易にするため電線接続端子部とフィルタ材の端子孔との間に大きなクリアランスを設定しておいても、コネクタハウジングに設けたガイド筒によりフィルタ材をコネクタハウジング内に挿入した時に、該フィルタ材の端子孔がガイド筒の外周面に沿って挿入され、前記電線接続用端子部とフィルタ材の端子孔とが自動的にセンタリングされる。よって、各電線接続用端子部とフィルタ材との間隔を一定として各電線接続用端子部に対するフィルタ性能を均一に保持できる。
前記フィルタ材は、フェライト、ケイ素鋼板あるいはパーマロイからなる。
前述したように、本発明によれば、1つのフィルタ材に複数の端子孔を設けて複数の電線接続用端子部を貫通させているため、フィルタ材の個数を減らして部品点数を低減することができる。
また、フィルタ材の被ガイド部をコネクタハウジングのガイド突起に沿わせて、コネクタハウジング内で傾かないように規制しながらフィルタ材をコネクタハウジング内にスライド挿入しているため、フィルタ材をコネクタハウジング内に挿入する際に傾いて挿入できなくなることを防止でき、分岐コネクタの組立作業を効率良く行うことができると共に、フィルタ材を正規位置に確実に配置することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は、本発明の実施形態を示し、分岐コネクタ10は、CAN通信(差動伝送方式)を行う車載LANにおいて、幹線から支線が分岐する分岐部を形成するものであり、図1に示すように、差動伝送線路を構成するツイストペア電線40の端末に接続されたコネクタ30(30A、30B)と嵌合接続するものである。
分岐コネクタ10の樹脂成形品からなるコネクタハウジング11は、図2及び図5に示すように、一側部に左右方向Xに延在するバスバー収容部11aを上下方向Yに2段で並設する一方、他側に相手方コネクタの嵌合部11bを設けている。これらバスバー収容部11aとコネクタ嵌合部11bは、コネクタ嵌合部11bの底壁11cで仕切っており、該底壁11cに左右方向Xに間隔をあけてバスバー収容部11aとコネクタ嵌合部11bに連通する端子孔11dを穿設している。
前記コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11b内には、図3に示すように、後述するフィルタ材21のコネクタ嵌合部11bへの挿入方向Zと直交する断面の中心Oを挟んだ対向位置である隅部に一対のガイド突起11eを設けている。該ガイド突起11eは、外面を円弧面とした前記挿入方向Xに延在する柱状とし、コネクタ嵌合部11bの開口端からコネクタ嵌合部11bの所要位置まで延在させている。
また、コネクタ嵌合部11bの底壁11cに設けた端子孔11dの周縁から円筒状のガイド筒11fを突設しており、端子孔11dとガイド筒11fの中空部11gとを連通させている。該ガイド筒11fの外周面は先端に向けて縮径した円錐形状とし、底壁11cから突出した基端の径を後述するフィルタ材21に設けた端子孔21aの径より大としている。
前記コネクタハウジング11のバスバー収容部11aに収容するバスバー20は、長尺なジョイント部20aと、該ジョイント部20aの長さ方向に間隔をあけて突出させた複数の電線接続用端子部20bからなる。
バスバー20のジョイント部20aをコネクタハウジング11のバスバー収容部11aに収容する一方、電線接続用端子部20bはコネクタハウジング11の端子孔11dとガイド筒11fの中空部11gを貫通させて、先端部をコネクタ嵌合部11b内に突出させている。このとき、電線接続用端子部20bの先端はコネクタ嵌合部11bに設けたガイド突起11eの奥端よりもコネクタ嵌合部11bの開口端側に位置する。
このように、コネクタハウジング11内にバスバー20を収容した状態で、バスバー収容部11aを設けたコネクタハウジング11の一側にコネクタカバー12をロック結合して、バスバー収容部11aの開口端を閉鎖している。
前記コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bには、磁性体であるフェライトからなるフィルタ材21と、該フィルタ材21をコネクタ嵌合部11b内に固定する押さえ部材22を収容している。
前記押さえ部材22は、図2に示すように、底壁22aの一面の両側に押さえリブ22bを突設する一方、他面には複数の仕切り壁22cを突設し、該仕切り壁22cによりコネクタ嵌合部11bを複数に分割している。該押さえ部材22の底壁22aはコネクタ嵌合部11bの内面に設けた係止爪11hで係止してハウジング11内に固定している。
前記フィルタ材21は矩形板状とし、図3に示すように、所要箇所にバスバー20の電線接続用端子部20bを貫通できる径の端子孔21aを複数穿設している。フィルタ材21の中心Oを挟んで対向する隅部に一対の円弧状の凹部からなる被ガイド部21bを設けている。該被ガイド部21bはコネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bに設けたガイド突起11eの円弧面に沿う形状としている。また、コネクタ嵌合部11bの内周面とフィルタ材21の外周面との間には、1mm以上の隙間を設け、フィルタ材21がコネクタ嵌合部11bの開口端から所定位置までフィルタ材21の自重で落下する構成としている。
次に、前記フィルタ材21および押さえ部材22をコネクタハウジング11に挿入して組み立てる作業手順を説明する。
コネクタハウジング11内には予めバスバー20を収容してコネクタカバー12を結合している。
この状態で、フィルタ材21はコネクタ嵌合部11bの先端開口から挿入し、その際、フィルタ材21の被ガイド部21bをコネクタ嵌合部11bのガイド突起11eに沿わせてスライドさせて挿入する。このように、フィルタ材21の対象位置の隅部の被ガイド部21bを、コネクタハウジング11内のガイド突起11eに沿わせてスライド挿入しているため、フィルタ材21は傾かず水平状態を維持しながらコネクタ嵌合部11b内に挿入される。
前記フィルタ材21をコネクタ嵌合部11b内に更にスライド挿入していくと、図4(A)に示すように、フィルタ材21の端子孔21aに電線接続端子部20bが挿入される。その際、端子孔21aは電線接続端子部20bの外形よりも大きくしていると共にフィルタ材21は水平状態を保持しながら挿入されるため、電線接続端子部20bと端子孔21aとが位置ずれすることはなく、電線接続端子部20bと干渉して変形を生じさせることはない。
さらに、フィルタ材21をスライド挿入していくと、フィルタ材21の端子孔21aは電線接続用端子部20bを貫通させたガイド筒11fの先端位置に達する。其の際、図4(A)に示すように、端子孔21aの内周面の一部がガイド筒11fの円錐形状の外周面に当接しても、この円錐形状の外周面に沿ってフィルタ材21の端子孔21aが挿入されていくことで自動的にセンタリングされていく。図4(B)に示すように、ガイド筒11fの外径が端子孔21aの内径と一致した位置で、端子孔21aの周縁全周がガイド筒11fの外周面に当接して停止し、この状態で端子孔21aと電線接続端子部20bとの中心が一致した状態となり、確実にセンタリングされた状態となる。
前記のように、フィルタ材21をコネクタハウジング11内に収容後、前記押さえ部材22をコネクタ嵌合部11bに挿入し、底壁22aを係止爪11hで係止する。この状態で、押さえ部材22の押さえリブ22bの先端がフィルタ材21の図中上面の周縁に押し当てられ、該フィルタ材21はコネクタ嵌合部11b内に固定される。
前記のように、コネクタハウジング11内にフィルタ材21、押さえ部材22が挿入して組み立てた構成からなる分岐コネクタ10のコネクタ嵌合部11bには、図1に示すように、コネクタ30(30A、30B)が嵌合接続される。
前記コネクタ30は、図5に示すように、コネクタハウジング31に上下方向Yに2つの端子収容室31aを並設している。該コネクタ30は、前記したように、差動伝送線路を構成するツイストペア電線40の端末に接続され、上方の端子収容室31a−1には、ツイストペア電線40の第1通信線41A(CAN_H)の端末に接続した端子42Aが挿入係止されている一方、下方の端子収容室31a−2には、ツイストペア電線40の第2通信線41B(CAN_L)の端末に接続した端子42Bが挿入係止されている。
本実施形態では、通信回路の幹線を構成する2組のツイストペア電線40Aと支線を構成する2組のツイストペア電線40Bの端末に接続されたコネクタ30A、30Bを分岐コネクタ10のコネクタ嵌合部11bに夫々嵌合している。このとき、コネクタ30の端子42A、42Bが分岐コネクタ10内のバスバー20の電線接続用端子部20bとそれぞれ雌雄嵌合接続され、ツイストペア電線40の第1通信線41A同士、第2通信線41B同士がそれぞれバスバー20を介して接続される。
前記コネクタ30A、30Bと接続した分岐コネクタ10では、分岐接続部を形成するバスバー20の電線接続用端子部20bを磁性体からなるフィルタ材21に通しているため、該フィルタ材21が分岐接続部近傍に発生する磁界を吸収し、分岐部のインピーダンス不整合から増大した高周波成分を低減することができ、分岐接続部で生じやすい伝送波形の歪みを改善することができる。
また、本発明の分岐コネクタ10では、1つのフィルタ材21に複数の端子孔21aを設けて複数の電線接続用端子部20bを貫通させているため、フィルタ材21の個数を減らして部品点数を低減することができる。
さらに、1つのフィルタ材21に複数の電線接続用端子部20bを一括で貫通させるようにして、フィルタ材21を大型の板状としているが、フィルタ材21の被ガイド部21bをコネクタ嵌合部11bのガイド突起11eに沿わせてフィルタ材を挿入しているため、該挿入時におけるフィルタ材の傾きを発生させず、フィルタ材をスムーズにコネクタ嵌合部11b内に挿入でき、分岐コネクタ10の組立作業性を高めることができる。
さらにまた、コネクタ嵌合部11bに設けたガイド筒11fによりフィルタ材21の端子孔21aと電線接続端子部20aとが自動的にセンタリングされて組み立てられるため、フィルタ性能を保証して、伝送波形の歪みをより効率良く改善することができる。
なお、フィルタ材21は、ケイ素鋼板やパーマロイにより形成してもよい。
また、本実施形態では、分岐コネクタ10に差動伝送線路を構成するツイストペア電線40を接続しているため、コネクタハウジング11内にバスバー20を2段で配置しているが、ペア電線以外の電線を接続する場合には、コネクタハウジング11に1段あるいは3段以上でバスバーを配置してもよい。
図6(A)(B)に本発明の実施形態の第1変形例を示す。
本変形例では、コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bに設けたガイド突起11eとフィルタ材21に設けた被ガイド部21bの形状を前記実施形態と相違させている。
具体的には、図6(A)に示すように、ガイド突起11eの前記挿入方向Zに直交する断面を矩形状とする一方、被ガイド部21bをガイド突起11eの外面に沿う矩形状に切り欠いた凹部としている。
また、図6(B)に示すように、ガイド突起11eを円柱状とする一方、被ガイド部21bを円形の貫通孔としてもよい。
即ち、ガイド突起11eと被ガイド部21bの形状は、互いに沿うことにより挿入時のフィルタ材21の傾きが防止できればどのような形状であってもよい。
なお、図6では、フィルタ材21の端子孔およびバスバーの電線接続用端子部の図示を省略している。
また、他の構成及び作用効果は前記実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図7(A)(B)に本発明の実施形態の第2変形例を示す。
本変形例では、コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bに設けたガイド突起11eとフィルタ材21に設けた被ガイド部21bの位置を前記実施形態と相違させている。
具体的には、図7(A)に示すように、コネクタ嵌合部11bの長辺の中央に前記挿入方向Zに直交する断面を半円形状とした一対のガイド突起11eを対向させて設ける一方、フィルタ材21の長辺の中央に半円形状に切り欠いた一対の凹部からなる被ガイド部21bを対向させて設けている。
また、図7(B)に示すように、コネクタ嵌合部11bの短辺の中央に前記挿入方向Zに直交する断面を半円形状とした一対のガイド突起11eを対向させて設ける一方、フィルタ材21の短辺の中央に半円形状に切り欠いた一対の凹部からなる被ガイド部21bを対向させて設けてもよい。
即ち、ガイド突起11eと被ガイド部21bを設ける位置は、前記挿入方向Zと直交する方向のコネクタハウジング11(コネクタ嵌合部11b)の断面の中心Oを挟んだ対向位置であればよく、また、一対に限らず複数組設けてもよい。
なお、前記第1変形例で示した矩形状もしくは円形状のガイド突起11eと被ガイド部21bを第2変形例で示した箇所に設けてもよい。
また、図7では、フィルタ材21の端子孔およびバスバーの電線接続用端子部の図示を省略している。
さらに、他の構成及び作用効果は前記実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の通信線の分岐接続構造は、車載LAN・OA(Office Automation)・FA(Factory Automation)等の通信回路に好適に用いられるものである。
本発明の実施形態の分岐コネクタと、該分岐コネクタに接続するコネクタを示す図面である。 分岐コネクタの断面図である。 コネクタハウジングにフィルタ材を取り付けた状態を示す図面である。 (A)(B)は、コネクタハウジングにフィルタ材を取り付ける方法を示す図面である。 分岐コネクタにコネクタを接続した状態を示す断面図である。 (A)(B)は、本発明の実施形態の第1変形例を示す図面である。 (A)(B)は、本発明の実施形態の第2変形例を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 分岐コネクタ
11 コネクタハウジング
11b コネクタ嵌合部
11e ガイド突起
11f ガイド筒
12 コネクタカバー
20 バスバー
20a ジョイント部
20b 電線接続用端子部
21 フィルタ材
21a 端子孔
21b 被ガイド部

Claims (4)

  1. 通信回路を構成する幹線から支線が分岐接続する位置に設ける分岐コネクタであって、
    コネクタハウジング内の一側部に、
    長尺なジョイント部と、該ジョイント部の長さ方向に間隔をあけて突出させた複数の電線接続用端子部を有するバスバーと、
    前記電線接続用端子部を貫通させる端子孔を複数穿設した板状の磁性体からなるフィルタ材が収容され、
    前記コネクタハウジングの内面にガイド突起が設けられている一方、前記フィルタ材に前記ガイド突起に沿う形状の凹部あるいは貫通孔からなる被ガイド部が設けられ、
    前記フィルタ材は、コネクタハウジングの他側の相手方コネクタの嵌合部から前記被ガイド部を前記ガイド突起に沿って挿入されていることを特徴とする分岐コネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングのガイド突起およびフィルタ材の被ガイド部は、少なくとも前記フィルタ材のコネクタハウジングへの挿入方向と直交する方向のコネクタハウジング断面の中心を挟んだ対向位置に設けられている請求項1に記載の分岐コネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングに前記電線接続端子部を貫通させると共に前記フィルタ材を位置決めするガイド筒が設けられ、該ガイド筒の外周面は円錐形状とされ、前記フィルタ材の端子孔の内周面が前記ガイド筒の外周面に当接され、該端子穴と電線接続端子部とがセンタリングされている請求項1または請求項2に記載の分岐コネクタ。
  4. 前記フィルタ材は、フェライト、ケイ素鋼板あるいはパーマロイからなる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の分岐コネクタ。
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