JP6556860B2 - 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア Download PDF

Info

Publication number
JP6556860B2
JP6556860B2 JP2017549938A JP2017549938A JP6556860B2 JP 6556860 B2 JP6556860 B2 JP 6556860B2 JP 2017549938 A JP2017549938 A JP 2017549938A JP 2017549938 A JP2017549938 A JP 2017549938A JP 6556860 B2 JP6556860 B2 JP 6556860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
signal
peak
unit
biological
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017549938A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017081793A1 (ja
Inventor
泰生 菰田
泰生 菰田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jins Holdings Inc
Original Assignee
Jins Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jins Holdings Inc filed Critical Jins Holdings Inc
Publication of JPWO2017081793A1 publication Critical patent/JPWO2017081793A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6556860B2 publication Critical patent/JP6556860B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6802Sensor mounted on worn items
    • A61B5/6803Head-worn items, e.g. helmets, masks, headphones or goggles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/398Electrooculography [EOG], e.g. detecting nystagmus; Electroretinography [ERG]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/113Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining or recording eye movement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2503/00Evaluating a particular growth phase or type of persons or animals
    • A61B2503/20Workers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1103Detecting eye twinkling
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/389Electromyography [EMG]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4806Sleep evaluation
    • A61B5/4809Sleep detection, i.e. determining whether a subject is asleep or not

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエアに関する。
フレーム部分に複数の電極を設け、各電極から眼電位信号を取得するアイウエアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2004/0070729号明細書
ここで、従来技術のように、複数の信号が取得される場合、複数の信号間において、対応するピークを抽出することがある。例えば、各信号のピークが、同じイベントに基づくピークであるか否かを調べる方法として、ピーク同士の発生時間を比較し、対応するピークを抽出する方法がある。
この場合、一般的な方法として、複数の信号に対して各信号のピーク値を求め、複数の信号から任意の2つの信号の組み合わせを決め、この2つの信号の各ピーク値の時刻差が所定時間内であるか否かを基に、対応するピークを抽出することが考えられる。しかしながら、この方法によれば、判定対象の信号数nが増えると、任意の2つの信号の組み合わせの数が(n‐1)!で増えていくため、メモリ量や計算量などの処理コストが膨大になってしまう。そのため、複数の信号間において、対応するピークを抽出する際、処理コストを低減することが求められている。
そこで、開示技術は、複数の信号間において、対応するピークを抽出する際、処理コストを低減することを目的とする。
開示技術の一態様における情報処理方法は、制御部を有するコンピュータが実行する情報処理方法であって、前記制御部は、複数の生体信号を取得すること、所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出すること、前記生体信号ごとに、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与する、少なくとも2つの生体信号の前記時間単位ごとの識別情報に基づいて、前記少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出すること、を実行する。
開示技術によれば、複数の信号間において、対応するピークを抽出する際、処理コストを低減するができる。
実施例におけるメガネの前方からの一例を示す斜視図である。 実施例におけるメガネの後方からの一例を示す斜視図である。 実施例における処理装置の一例を示すブロック図である。 使用者に対する電極の接触位置を概略的に示す図である。 実施例における増幅部の構成の一例を示す図である。 バッファアンプを設ける理由を説明するための図である。 実施例における増幅部の構成の他の例を示す図である。 実施例における外部装置の構成の一例を示すブロック図である。 左眼の眼電位信号の一例をグラフ化した図である。 右眼の眼電位信号の一例をグラフ化した図である。 6軸センサから検出される鉛直方向(Z方向)の加速度を示すセンサ信号の一例をグラフ化した図である。 3つの生体信号、及び各信号に付与された識別情報の一例を示す図である。 信号Aの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。 信号Bの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。 信号Cの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。 比較例における処理コストの一例を説明するための図である。 実施例における処理コストの一例を説明するための図である。 実施例における抽出処理Aの一例を示すフローチャートである。 実施例における抽出処理Bの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施例]
本実施例では、生体信号として眼電位信号を例にし、理論的に同様の信号を測定可能な電極の位置としては、メガネに設けられる一対のノーズパッドを例にする。図1は、実施例におけるメガネ100の前方からの一例を示す斜視図である。図2は、実施例におけるメガネ100の後方からの一例を示す斜視図である。メガネ100は、レンズ110及びフレーム120を備える。メガネ100及びフレーム120は、アイウエアの一例である。
フレーム120は、一対のレンズ110を支持する。フレーム120は、リム122と、眉間部(例えばブリッジ)124と、ヨロイ126と、丁番128と、テンプル130と、モダン132と、一対のノーズパッド140と、第1電極152と、第2電極154と、第3電極156と、電線(不図示)と、処理装置200と、増幅部250とを有する。なお、メガネ100の種類によっては、一枚レンズを用いることでフレームのブリッジ部分がない場合がある。この場合、一枚レンズの眉間部分を眉間部とする。
一対のノーズパッド140は、右ノーズパッド142及び左ノーズパッド144を含む。リム122、ヨロイ126、丁番128、テンプル130、及びモダン132は、それぞれ左右一対に設けられる。
リム122は、レンズ110を保持する。ヨロイ126は、リム122の外側に設けられ、丁番128によりテンプル130を回転可能に保持する。テンプル130は、使用者の耳の上部を押圧して、この部位を挟持する。モダン132は、テンプル130の先端に設けられる。モダン132は、使用者の耳の上部に接触する。なお、モダン132は、必ずしもメガネ100に設ける必要はない。
第1電極152及び第2電極154は、一対のノーズパッド140のそれぞれの表面に設けられ、眼電位を検出する。例えば、第1電極152は、右ノーズパッド142に設けられ、第2電極154は、左ノーズパッド144に設けられる。
第1電極152は、使用者の右眼の眼電位を検出する。第2電極154は、使用者の左眼の眼電位を検出する。このように、眼電位を検出するための電極を、使用者の皮膚に必然的に接触するノーズパッドの表面に設ける。これにより、使用者の眼の周囲に二対の電極を接触させるのに比べて、使用者の皮膚に与える負担を軽減することができる。
第3電極156は、眉間部124の表面に設けられ、眼電位を検出する。接地電極(不図示)は、設けられなくてもよいし、モダン132の表面に設けられてもよい。メガネ100にモダン132がない場合は、接地電極は、テンプル130の先に設けられる。実施例において、第1電極152、第2電極154及び第3電極156が検出する電位は、接地電極が検出する電位を基準としてもよい。
処理装置200は、例えば、テンプル130に設けてもよい。これにより、メガネ100を正面から見たときのデザイン性を損なうことがない。処理装置200の設置位置は、必ずしもテンプル130である必要はないが、メガネ100を装着した際のバランスを考慮して位置決めすればよい。処理装置200は、電線を介して増幅部250に接続される。なお、処理装置200と、増幅部250とは、無線を介して接続されてもよい。
増幅部250は、第1電極152、第2電極154及び第3電極156の近傍に設けられ、増幅対象の各電極と電線を介して接続される。増幅部250は、各電極が検出した眼電位を示す眼電位信号を取得する。例えば、増幅部250は、第1電極152、第2電極154及び第3電極156により検出された眼電位を示す眼電位信号を増幅する。
また、増幅部250は、眼電位信号を演算する処理部を有していれば、増幅する前又は増幅した後の各眼電位信号に対し、加減処理を行ってもよい。例えば、増幅部250は、第3電極156を基準とした第1電極152の電位を示す基準眼電位信号を求めてもよい。また、増幅部250は、第3電極156を基準とした第2電極154の電位を示す基準眼電位信号を求めてもよい。増幅部250により増幅又は処理された信号は、処理装置200に出力される。
外部装置300は、通信機能を有する情報処理装置である。例えば、外部装置300は、使用者が所持する携帯電話及びスマートフォン等の携帯通信端末やパーソナルコンピュータ等である。外部装置300は、図3に示す送信部204から受信した眼電位信号に基づく処理を実行する。例えば、外部装置300は、受信した眼電位信号から、瞬目や視線移動を検出する。瞬目を検出する場合の応答として、外部装置300は、使用者の瞬目の回数が増加していることを検出した場合などに、居眠りを防止するための警告を発する。外部装置300の詳細については後述する。また、外部装置300は、検出した視線移動に基づいて、アプリケーションを操作することを可能にしてもよい。また、外部装置300は、処理装置200において眼電位信号に基づく所定の判定が行われる場合、判定結果を処理装置200から取得し、この判定結果に基づく処理を行ってもよい。所定の判定とは、例えば、瞬目や視線移動などである。
<処理装置200の構成>
図3は、実施例における処理装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、処理装置200は、処理部202、送信部204、6軸センサ206、及び電源部208を有する。また、各生体電極31、33、35は、例えば増幅部を介して電線を用いて処理部202に接続される。なお、処理装置200の各部は、一方のテンプルに設けられるのではなく、一対のテンプルに分散して設けられてもよい。
6軸センサ206は、3軸加速度センサ及び3軸角速度センサである。また、これらの各センサは別個に設けられてもよい。6軸センサ206は、検出したセンサ信号(又は検出データとも称す)を処理部202に出力する。
処理部202は、例えばプロセッサやメモリを含み、増幅部250から増幅された眼電位信号を取得し、処理する。例えば、処理部202は、第3電極156を基準とした第1電極152の電位を示す基準眼電位信号を処理してもよい。なお、基準眼電位信号は、説明の便宜上「基準」を付したが、概念としては眼電位信号に含まれる。また、処理部202は、第3電極156を基準とした第2電極154の電位を示す基準眼電位信号を処理してもよい。
このとき、処理部202は、右眼及び左眼において、各電極から検出された眼電位に基づいて、眼の垂直方向及び/又は水平方向の動きを示す眼電位信号となるように処理を行ってもよい。例えば、処理部202は、第1電極152の電位から第2電極154の電位を減算して垂直方向の眼電位信号を生成したり、第1電極152の電位と、第2電極154の電位との平均を算出して水平方向の眼電位信号を生成したりしてもよい。
他にも、処理部202は、取得した眼電位信号がデジタル化されていなければ、デジタル化処理を行ったり、各電極から増幅された眼電位信号を取得した場合には、眼電位信号の加減処理を行ったりする。また、処理部202は、増幅部250から取得した眼電位信号をそのまま送信部204に送信してもよい。
また、処理部202は、6軸センサ206から得られる各軸のセンサ信号を必要に応じて処理し、送信部204に出力する。例えば、処理部202は、各軸のセンサ信号を取得し、必要に応じて、ピッチ(Pitch)角を示す第1信号、ロール(Roll)角を示す第2信号等を生成してもよい。ピッチ角は、例えば頭の前後のブレを示し、ロール角は、例えば頭の左右のブレを示す。ピッチ角、及びロール角については、公知の技術を用いて算出すればよい。また、処理部202は、6軸センサ206から得られる各軸のセンサ信号を増幅等するだけでもよい。なお、以下では、各眼電位信号、各軸のセンサ信号、及びこれらの信号から処理された信号等をまとめて生体信号とも称する。
送信部204は、処理部202によって処理された各生体信号を外部装置300に送信する。例えば、送信部204は、Bluetooth(登録商標)及び無線LAN等の無線通信、又は有線通信によって各生体信号を外部装置300に送信する。電源部208は、処理部202、送信部204、6軸センサ206等に電力を供給する。
図4は、使用者に対する電極の接触位置を概略的に示す図である。第1接触位置452は、第1電極152の接触位置を表す。第2接触位置454は、第2電極154の接触位置を表す。第3接触位置456は、第3電極156の接触位置を表す。水平中心線460は、右眼402の中心と左眼404の中心とを結んだ水平方向の中心線を表す。垂直中心線462は、右眼402と左眼404との中心において水平中心線460と直交する中心線を表す。
第1接触位置452及び第2接触位置454は、水平中心線460よりも下側に位置することが望ましい。また、第1接触位置452及び第2接触位置454は、第1接触位置452と第2接触位置454との中心を結ぶ線分が、水平中心線460と平行になるべく配置されることが望ましい。
また、第1接触位置452及び第2接触位置454は、第1接触位置452から右眼402への距離と、第2接触位置454と左眼404との距離が等しくなるべく配置されることが望ましい。また、第1接触位置452及び第2接触位置454は、互いに一定の距離以上離間していることが望ましい。
第3接触位置456は、垂直中心線462上に位置することが望ましい。また、第3接触位置456は、水平中心線460よりも上側であって、第1接触位置452及び第2接触位置454から離れた位置であることが望ましい。また、例えば、第3接触位置456と右眼402との距離は、右眼402と第1接触位置452との距離よりも離間させ、左眼404との距離は、左眼404と第2接触位置454との距離よりも離間させてよい。
眼球は、角膜側が正に帯電しており、網膜側が負に帯電している。したがって、視線が上に移動した場合、第3電極156を基準とした第1電極152の電位及び第3電極156を基準とした第2電極154の電位が負となる。視線が下に移動した場合、第3電極156を基準とした第1電極152の電位及び第3電極156を基準とした第2電極154の電位が正となる。
視線が右に移動した場合、第3電極156を基準とした第1電極152の電位が負となり、第3電極156を基準とした第2電極154の電位が正となる。視線が左に移動した場合、第3電極156を基準とした第1電極152の電位が正となり、第3電極156を基準とした第2電極154の電位が負となる。
第3電極156を基準とした第1電極152の電位及び第3電極156を基準とした第2電極154の電位を検出することによって、好適にノイズの影響を軽減することができる。第3接触位置456を第1接触位置452及び第2接触位置454から可能な限り離間させるべく、眉間部124は、リム122の上端又はその近傍に配置されてもよい。また、眉間部124の中心よりも上側に第3電極156は設けられてもよい。この場合、第3電極156の配置位置として、縦幅の広い眉間部124を採用することが望ましい。
なお、処理部202は、第3電極156を基準とした第1電極152の電位を検出する代わりに、基準電極を基準とした第1電極152の電位から、基準電極を基準とした第3電極156の電位を減じてもよい。そして同様に、処理部202は、第3電極156を基準とした第2電極154の電位を検出する代わりに、基準電極を基準とした第2電極154の電位から、基準電極を基準とした第3電極156の電位を減じてもよい。
基準電極としては、接地電極を用いてもよい。また、メガネ100の、第1電極152、第2電極154及び第3電極156から離間した位置に、別途基準電極を設けてもよい。例えば、基準電極は、右側のモダン132に設けられてもよい。また、基準電極は、右側のテンプル130の使用者の肌に接する部位に設けられてもよい。
なお、基準電極を基準とした第1電極152の電位から第3電極156の電位を減じる処理、及び基準電極を基準とした第2電極154の電位から第3電極156の電位を減じる処理は、処理部202が実行してもよく、増幅部250又は外部装置300が実行してもよい。この場合、処理対象の電位を示す信号は、増幅部250により増幅されている。
<増幅部の構成>
次に、増幅部250の構成について説明する。図5は、実施例における増幅部250の構成の一例を示す図である。図5に示すように、増幅部250は、第1アンプ260及び第2アンプ270を有する。第1アンプ260は、第2アンプ270の前段に位置し、バッファアンプとして機能するアンプである。以下、第1アンプ260をバッファアンプ260とも称する。第2アンプ270は、メインのアンプとして機能するアンプである。以下、第2アンプ270は、メインアンプ270とも称する。メインアンプ270により増幅された信号は処理装置200に有線又は無線を用いて出力される。
増幅部250の設置位置は、眉間部124部分であることが望ましい。なお、増幅部250は、眉間部124に埋め込むようにして設けてもよい。前述したとおり、各電極は可能な限り離間させた方が望ましいが、各電極の設置位置はフレーム120の形状に依存してしまうため、離間させるにしても限界がある。
このため、各電極の電位差が十分な大きさにならない場合があり、各電極で検出された小さい電位を示す眼電位信号にノイズが混入してしまうと、十分な精度の電位を検出することが困難になってしまう。
そこで、実施例においては、検出された眼電位信号にノイズが混入する前に増幅することを目的として、増幅部250は、第1電極152、第2電極154及び第3電極156の近傍に設けられる。例えば、増幅部250は、各電極に近く、フレーム120にスペースが存在する眉間部124部分に設けることが好ましい。これにより、各電極により検出された眼電位信号が電線を通過する間に、ノイズが混入して眼電位信号の精度を低下させるリスクを減らすことができる。
次に、メインアンプ270の前段の位置にバッファアンプ260を設ける理由を、図6を用いて説明する。図6は、バッファアンプ260を設ける理由を説明するための図である。図6に示す例は、第3電極156を用いるが、第1電極152及び第2電極154においても同様である。
第3電極156は、メガネ100を装着した際、人肌に触れるため、グランドとの間に抵抗(接触抵抗)Rが存在すると考えてよい。このとき、抵抗Rは、例えば数100kΩである。また、メインアンプ270には、内部抵抗Rが存在する。このとき、メインアンプ270として通常のアンプを用いると、内部抵抗Rは、数10kΩ〜数100kΩである。
ここで、理想的にはメインアンプ270に電流が流れ込まないことであるが、内部抵抗Rが抵抗Rよりも小さいと、電流がメインアンプ270側に流れ込む。そうすると、電極の電圧Viとメインアンプ270の電圧Vxとが分圧されて観測されてしまう。そこで、メインアンプ270の前段の位置にバッファアンプ260を設けてメインアンプ270側に電流が流れ込まないようにする。
図7は、実施例における増幅部の構成の他の例を示す図である。図7に示す増幅部は、符号250Aと表記される。増幅部250Aは、バッファアンプ260、メインアンプ270、A/D変換部280、及び無線通信部290を有する。バッファアンプ260及びメインアンプ270は、図5に示す機能と同様であるため、以下では、A/D変換部280及び無線通信部290について主に説明する。
A/D変換部280は、メインアンプ270により増幅された信号をアナログからデジタルに変換する。A/D変換部280は、デジタル変換した信号を無線通信部290に出力する。
無線通信部290は、A/D変換部280により変換されたデジタル信号を、無線通信を用いて処理装置200に送信する。よって、無線通信部290は、送信部として機能する。無線通信部290は、例えばBluetooth(登録商標)及び無線LAN等の無線通信を用いる。また、無線通信部290は、外部装置300にデジタル信号を直接送信してもよい。
なお、実施例では、バッファアンプ260及びメインアンプ270を1つ設ける例を示したが、この場合は各電極からの眼電位信号に対して順番を決めて増幅していけばよい。また、各電極それぞれにバッファアンプ260及びメインアンプ270を設けてもよい。
<外部装置の構成>
次に、外部装置300の構成について説明する。図8は、実施例における外部装置300の構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、外部装置300は、通信部310、記憶部320、及び制御部330を有する。
通信部310は、例えば通信インターフェースであり、Bluetooth(登録商標)及び無線LAN等の無線通信、又は有線通信によって各生体信号等を受信する。通信部310は、処理装置200の送信部204から受信した各生体信号等を記憶部320及び/又は制御部330に出力する。
記憶部320は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)であり、生体信号の処理に関するデータ等を記憶する。記憶部320は、例えば信号記憶部322を含み、信号記憶部322は、制御部330により処理される及び/又は処理された右眼及び左眼の眼電位信号、各センサ信号等の生体信号等を記憶する。
また、記憶部320は、後述する信号処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する。このプログラムは、インターネット、又はSDカードなどの記録媒体を介して外部装置300にインストールされてもよいし、プリインストールされていてもよい。また、このプログラムを記憶する記憶部は、記憶部320とは別であってもよい。
制御部330は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、各部の制御を行ったり、各種の演算処理を行ったりする。図8に示す例では、制御部330は、少なくとも取得部332、検出部334、付与部336、抽出部338、受付部340、及び特定部342を有する。
取得部332は、複数の異なる生体信号を、記憶部320又は通信部310から取得する。複数の異なる生体信号は、対象者の眼周辺に接触する各電極により検出される眼電位に基づく眼電位信号や、6軸センサ206からの各軸のセンサ信号を含む。以下では、取得された眼電位信号は、第1電極152及び第2電極154からの各眼電位信号を例にして説明する。なお、各眼電位信号は、例えば第3電極156や接地電極を基準にした、第1電極152及び第2電極154からの各眼電位信号でもよい。なお、各生体信号は、所定の時間単位(サンプリング間隔)で取得された信号値を含む。
検出部334は、所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出する。「ピーク部分」とは、ピーク又はピークを含むピーク周辺を意味する。例えば、検出部334は、各サンプリング時点の各生体信号の信号値が、第1閾値以上又は第2閾値以下となるピーク部分を検出する。第1及び第2閾値は、生体信号毎に適切な値が設定されればよい。なお、検出部334は、生体信号の絶対値を用いて閾値判定を行ってもよい。
また、検出部334は、取得部332により取得された各生体信号の極値を求め、この極値に基づきピーク部分を検出してもよい。例えば、検出部334は、極値からサンプリングの数時点以内はピーク部分として検出する。極値は、公知の求め方を用いて算出されればよい。また、検出部334は、検出したピーク部分を付与部336に知らせる。
付与部336は、生体信号毎に、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じピークの識別情報を付与する。また、付与部336は、異なるピークには異なる識別情報を付与する。例えば、付与部336は、生体信号毎に、同じピークには、同じID又はラベル等を付与し、異なるピークには、異なるID又はラベル等を付与する。例えば、付与部336は、同じピークであるか否かについて、信号値が連続して第1閾値以上であるか否か、又は第2閾値以下であるか否か等により判別できる。より具体的には、付与部336は、連続して第1閾値以上又は第2閾値以下となる信号値のピーク部分を、同一ピークであると判定する。
抽出部338は、少なくとも2つの生体信号の所定の時間単位ごとの識別情報に基づいて、少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出する。ここで、「対応するピークの組み合わせ」とは、例えば、異なる信号間において、同一イベントに基づいて発生したとみられるピークの組み合わせを意味する。
例えば、抽出部338は、或るサンプリング時点の所定の生体信号の識別情報に対し、同じサンプリング時点の他の生体信号に識別情報が付与されているか否かを用いて、対応するピークの組み合わせを抽出することができる。これにより、時間単位ごとにピーク部分の識別情報の対応関係を比較するだけでよいので、従来技術のような任意の信号間のピーク同士の時間差の判定等を行う必要がなくなり、処理コストを低減することができる。なお、処理コストの低減を示す具体例については、図12及び図13を用いて後述する。
また、抽出部338は、後述する受付部340により受け付けられた複数の生体信号それぞれのピーク部分が同一イベントに基づくピークであるか否かを判定することを含んでもよい。例えば、抽出部338は、同じサンプリング時点の各生体信号に識別情報が全て付与されていれば、その各生体信号のピーク部分は、同一イベントに基づくピークであると判定してもよい。
また、抽出部338は、時間単位ごとに、識別情報が付与されているピーク部分を有する生体情報が複数ある場合、この複数の生体信号記識別情報を対応付けて、「対応するピークの組み合わせ」としてもよい。これにより、識別情報の対応付けを用いて、ピークの組み合わせを表現することができる。
受付部340は、複数の生体信号から、少なくとも2つの生体信号の指定を受け付ける。例えば、受付部340は、外部装置300に設けられた入力装置(不図示)により指定された少なくとも2つの生体信号を受け付ける。受け付けられた生体信号は、抽出部338において、抽出対象の生体信号として設定される。より具体的には、受付部340は、複数の生体信号の中から、右眼の眼電位信号、左眼の眼電位信号の指定を受け付けたりしてもよい。
この場合、抽出部338は、受付部340により受け付けられた少なくとも2つの生体信号の識別信号に基づいて抽出処理を行う。これにより、ユーザは、抽出目的に応じて複数の生体信号を指定することができ、その結果、複数の生体信号のうち、所望の各生体信号に対して抽出処理を実行することができるようになる。
特定部342は、少なくとも2つの生体信号の中から1つの第1生体信号を特定する。例えば、特定部342は、抽出対象の生体信号の中から、基準となる生体信号を特定する。この特定については、受付部340を介してユーザにより特定されてもよいし、抽出対象の中から自動的に1つの生体信号を特定されてもよい。また、特定する生体信号は、1つだけに限らず、所定順に1つずつ生体信号が特定されてもよい。これにより、抽出の基準にしたい生体信号が決まっている場合、その生体信号を基準にして、抽出処理を行うことができるようになる。例えば、ユーザがアイウエア100を装着して走っている場合、上下のブレが眼電位信号に影響を与えるため、加速度センサにおける鉛直方向のセンサ信号を基準にして、各眼電位信号を比較することができる。
また、抽出部338は、抽出対象の生体信号のうち、特定された第1生体信号とは異なる他の生体信号の各識別情報から、第1生体信号の各識別情報に対応する識別情報を抽出する。例えば、抽出部338は、ここで、「第1生体信号の各識別情報に対応する識別情報」とは、識別情報が付与されている第1生体信号のサンプリング時点と同時点に付与されている他の生体信号の識別情報をいう。
この場合、抽出部338は、抽出された識別情報の抽出結果に基づいて、対応するピークの抽出処理を行う。これにより、予め識別情報が付与されたピーク部分を用いて、ピーク間の比較を行うことで、容易にピークの組み合わせを抽出することができる。
また、抽出部338は、識別情報を抽出する場合、同一ピーク内のピーク部分の信号値のうち、最大の信号値をピーク値として抽出結果に含めてもよい。これにより、ピーク値を用いたピーク間の比較が行われる場合に、抽出結果から容易にピーク値を取り出し、ピーク値の比較に用いることができる。
<信号値の具体例>
図9A〜Cは、信号記憶部322に記憶される各生体信号の値の例を示す。なお、図9A〜Cに示す例では、所定のサンプリングレートでサンプリングされた生体信号の値が記憶される。図9A〜Cに示す例では、横軸が時間(サンプリング時点)を表し、縦軸が、信号強度を表す。
図9Aは、左眼の眼電位信号の一例をグラフ化した図である。図9Aに示す例において、所定のピーク部分を検出するための第1閾値Th1が表記されている。図9Aに示す例では、検出部334が、第1閾値以上となる左眼の眼電位信号の信号値をピーク部分として検出し、付与部336が、ピーク毎に、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に識別情報を付与する。
図9Bは、右眼の眼電位信号の一例をグラフ化した図である。図9Bに示す例において、所定のピーク部分を検出するための第2閾値Th2が表記されている。図9Bに示す例では、検出部334が、第2閾値以下となる右眼の眼電位信号の信号値をピーク部分として検出し、付与部336が、ピーク毎に、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に識別情報を付与する。
図9Cは、6軸センサ206から検出される鉛直方向(Z方向)の加速度を示すセンサ信号の一例をグラフ化した図である。図9Cに示す例において、所定のピーク部分を検出するための第3閾値Th3が表記されている。図9Cに示す例では、検出部334が、第3閾値以下となるセンサ信号の信号値をピーク部分として検出し、付与部336が、ピーク毎に、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に識別情報を付与する。
なお、図9A〜Cに示す例では、検出部334において、1つの生体信号に1つの閾値を用いる例を示したが、複数の閾値を用いて、極大値を形成するピーク部分と、極小値を形成するピーク部分とが検出されるようにしてもよい。
<記憶されるデータ例>
次に、図10及び図11を用いて、図9A〜Cに示す生体信号とは異なる3つの生体信号、及び識別情報が信号記憶部322に記憶された例について説明する。図10は、3つの生体信号、及び各信号に付与された識別情報の一例を示す図である。図10に示すテーブルでは、一行目に各生体信号及び各識別情報が項目として挙げられている。例えば、生体信号として、信号A(ChA Signal)、信号B(ChB Signal)、信号C(ChC Signal)、識別情報として、識別情報A(ChA peakID)、識別情報B(ChB peakID)、識別情報C(ChC peakID)を含む。
図10に示すテーブルの各行には、サンプリング時点ごとに、各信号値が記憶される。例えば、サンプリング時点1において、信号Aには、「12」、信号Bには、「4」、信号Cには、「63」が記憶される。このとき、検出部334は、信号Cの値「63」が、所定の閾値を超えたと判定し、この信号値をピーク部分として検出したとする。次に、付与部336は、信号値「63」に、識別情報「1C」を関連付けて付与する。サンプリング時点6まで、同様の処理が行われると、図10に示すデータが信号記憶部322に記憶される。
図11A〜Cは、抽出部338による抽出結果を説明するための図である。図11Aは、信号Aの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。図11Aに示す例では、抽出部338は、信号Aの識別情報「1A」が付与されているサンプリング時点2、3に対し、サンプリング時点2で信号Cの識別情報「1C」を抽出し、サンプリング時点3で信号Bの識別情報「1B」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号B、Cの識別情報「1B」、「1C」をまとめて、1つの識別情報「1A」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「1A」が付与されている信号Aの値のうち、最大値「33」を抽出し、識別情報「1A」に関連付けておく。
次に、抽出部338は、信号Aの識別情報「2A」が付与されているサンプリング時点5、6に対し、サンプリング時点5で信号Bの識別情報「2B」を抽出し、サンプリング時点6で信号Bの識別情報「2B」及び信号Cの識別情報「3C」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号B、Cの識別情報「2B」、「3C」をまとめて、1つの識別情報「2A」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「2A」が付与されている信号Aの値のうち、最大値「64」を抽出し、識別情報「2A」に関連付けておく。
図11Bは、信号Bの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。図11Bに示す例では、抽出部338は、信号Bの識別情報「1B」が付与されているサンプリング時点3で、信号Aの識別情報「1A」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号Aの識別情報「1A」を、1つの識別情報「1B」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「1B」が付与されている信号Bの値「33」を抽出し、識別情報「1B」に関連付けておく。
次に、抽出部338は、信号Bの識別情報「2B」が付与されているサンプリング時点5、6に対し、サンプリング時点5で信号Aの識別情報「2A」を抽出し、サンプリング時点6で信号Aの識別情報「2A」及び信号Cの識別情報「3C」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号A、Cの識別情報「2A」、「3C」をまとめて、1つの識別情報「2B」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「2B」が付与されている信号Bの値のうち、最大値「42」を抽出し、識別情報「2B」に関連付けておく。
図11Cは、信号Cの識別情報を基準にして、他の信号の識別情報を抽出した結果を示す図である。図11Cに示す例では、抽出部338は、信号Cの識別情報「1C」が付与されているサンプリング時点1、2において、サンプリング時点2で信号Aの識別情報「1A」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号Aの識別情報「1A」を、1つの識別情報「1C」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「1C」が付与されている信号Cの値「63」を抽出し、識別情報「1C」に関連付けておく。
次に、抽出部338は、信号Cの識別情報「2C」が付与されているサンプリング時点4で、対応する他の信号の識別情報がないため、識別情報の抽出を行わない。また、抽出部338は、識別情報「2C」が付与されている信号Cの値のうち、最大値「33」を抽出し、識別情報「2C」に関連付けておく。
次に、抽出部338は、信号Cの識別情報「3C」が付与されているサンプリング時点6で信号Aの識別情報「2A」及び信号Bの識別情報「2B」を抽出する。抽出部338は、抽出された信号A、Bの識別情報「2A」、「2B」をまとめて、1つの識別情報「3C」に対応付ける。また、抽出部338は、識別情報「3C」が付与されている信号Cの値のうち、最大値「52」を抽出し、識別情報「3C」に関連付けておく。
これにより、抽出部338は、識別情報の抽出結果を示す各テーブルにおいて、或るサンプリング時点において、識別情報が全ての信号で付与されている場合、その識別情報に対応する各信号のピーク部分は、同一イベントに基づくピークであると判定する。これにより、この識別情報の抽出結果を用いることで、所望の各信号のピークが同一イベントに基づくものであるか否かなどを、処理コストを減らしつつ容易に求めることができる。
なお、抽出部338は、全ての信号に識別情報が付与されていることを求めたい場合、図10に示すテーブルから、同時点の全ての信号に識別情報が付与されていることを判定するようにしてもよい。これにより、抽出処理を行う処理コストを減らすことができる。
<処理コストの低減例>
次に、一般的なピークの同期処理を表す比較例における処理コストと、実施例における処理コストとを比較する。図12は、比較例における処理コストの一例を説明するための図である。ここで、「一般的なピークの同期処理」とは、(1)信号毎に閾値判定を行い、(2)ピークを検出し、(3)最後にピーク同士の時間差を判定して、対応するピークを抽出する方法である。
図12に示す比較例の条件としては次のとおりである。
・データ区間:300秒
・解像度(サンプリング数):200Hz
・含まれる(検出される)ピーク:400ピーク
・チャネル数(信号数):3チャネル
・同じピークであると判断する間隔:0.1sec
(1)上記条件の下、まず、1つの信号に対して、ピークか否かの判定をするのに、次の計算量がかかる。計算量は、処理名(又はデータ):計算コストで表記する。
・センサデータ:200(Hz)×300(秒)=60000
・ピーク越え判定(閾値判定):1(条件分岐(閾値以上か否か)の計算量を1とする。)
・ピーク毎合計:60000×1=60000
(2)次に、ピーク越え(閾値超え)した判定結果に対するピークの特徴点の抽出集計をするのに、次の計算量がかかる。
・ピーク越えの判定結果を有するか否かの処理:60000
・ピーク毎の特徴点抽出集計:0.5(条件分岐の半分の計算量)
・ピーク毎合計:60000×0.5=30000
・(1)+(2)の全チャネルの合計:(60000+30000)×3=270000
(3)次に、抽出されたピークが同じ事象(イベント)であるか否かを判定するのに、次の計算量がかかる。
・ピーク数:400
・1つのピークに対して同じ事象であるか否かの判定:800(計算量は2とする。計算量×他のピーク数=2×400)
・他の信号との組み合わせ:(n−1)!=2
・合計:400×800×2=640000
よって、比較例における計算量の合計は、((1)+(2)の全チャネルの合計)+(3)であり、270000+640000=910000である。ここで、比較例の方法が用いられると、信号数nが増加するにつれ、組み合わせ数(n−1)!が膨大になってしまう。
図13は、実施例における処理コストの一例を説明するための図である。図13に示す実施例の条件としては、図12に示す条件と同じである。
(1)上記条件の下、まず、1つの信号に対して、ピーク部分か否かの判定をするのに、次の計算量がかかる。
・センサデータ:200(Hz)×300(秒)=60000
・ピーク越え判定を各チャネルで行う:3(条件分岐×3=1×3)
・合計:60000×3=180000
(2)次に、ピーク越えした(ピーク部分として検出された)判定結果に対するピークの特徴点の抽出集計をするのに、次の計算量がかかる。
・ピーク越えの判定結果を有するか否かの処理:60000
・ピーク毎の特徴点抽出集計:1.0(0.5(条件分岐の半分の処理負荷)×2(全てのチャネルに対応するピークがあるわけではないため、単純に3倍にはならない))
・全チャネルの合計:60000×1.0×3=180000
よって、実施例における処理量の合計は、(1)+(2)であり、180000+180000=360000である。
図12に示す比較例の処理コスト(910000)と、図13に示す実施例の処理コスト(360000)とを比較することで、実施例における処理コストが大幅に削減できていることが分かる。
<動作>
次に、実施例における外部装置300の動作について説明する。図14は、実施例における抽出処理Aの一例を示すフローチャートである。抽出処理Aは、上述した抽出処理の中でシンプルな抽出処理を表す。図14に示すフローチャートは、例えば、使用者がメガネ100を装着して、第1電極152、第2電極154、及び第3電極156が使用者の皮膚に接触した状態であって、外部装置300が信号取得モードである動作モード(通常モード)に設定された場合に開始する。
図14に示すステップS102で、取得部332は、メガネ100から、複数の生体信号の取得を開始する。
ステップS104で、検出部334は、所定の時間単位ごとの各生体信号の絶対値が、閾値以上となるか否かを判定する。絶対値が閾値以上であれば(ステップS104−YES)、処理はステップS106に進み、絶対値が閾値未満であれば(ステップS104−NO)、処理はステップS112に進む。
ステップS106で、検出部334は、閾値以上となる信号値をピーク部分として検出する。なお、ピーク部分の検出としては他の方法を用いてもよい。
ステップS108で、付与部336は、生体信号ごとに、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与する。この識別情報は、ピークを識別する情報である。このとき、付与部336は、ピークが異なるごとに、異なる識別情報を付与する。
ステップS110で、抽出部338は、抽出対象となる少なくとも2つの生体信号の時間単位ごとの識別情報を用いて、抽出対象の生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出する。
ステップS112で、制御部330は、処理を終了させる指示があるか否かを判定する。終了指示があれば(ステップS112−YES)、処理は終了し、終了指示がなければ(ステップS112−NO)、処理はステップS102に戻る。これにより、識別情報を用いて、対応するピークを抽出することができ、処理コストを削減することが可能になる。
図15は、実施例における抽出処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すステップS202で、受付部340は、複数の生体信号から、少なくとも2つの生体信号の指定を受け付けたか否かを判定する。指定が受け付けられれば(ステップS202−YES)、処理はステップS204に進み、指定が受け付けられなければ(ステップS202−NO)、処理はステップS202に戻る。
ステップS204で、特定部342は、少なくとも2つの生体信号の中から1つの第1生体信号を特定する。
ステップS206で、抽出部338は、少なくとも2つの生体信号の中の他の生体信号の各識別情報から、第1生体信号の各識別情報に対応する識別情報を抽出する。
ステップS208で、制御部330は、少なくとも2つの生体信号全てで、抽出処理が行われたか否かを判定する。抽出処理が全て行われていれば(ステップS208−YES)、処理はステップS210に進み、抽出処理が全て行われていなければ(ステップS208−NO)、処理はステップS204に進み、別の生体信号が特定される。
ステップS210で、抽出部338は、識別情報の抽出結果に基づいて比較処理を行う。これにより、特定の生体信号を基準にして、所望の生体信号との識別情報同士の比較を行い、対応するピークの組み合わせを抽出することができる。
なお、図14〜15で説明した処理のフローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
以上、実施例によれば、複数の信号間において、対応するピークを抽出する際、処理コストを低減することができる。
実施例において、対応するピーク同士を抽出した場合、対応するピーク同士のピーク値を用いて後段の処理が実行されてもよい。例えば、左眼の眼電位信号及び右眼の眼電位信号それぞれにおいて、同一イベントとして抽出されたピーク値を用いて、瞬目や視線移動等を判定する処理に用いることができる。
<ピークの幅判定>
瞬目や視線移動等の判定する前処理として、ピークの幅判定について説明する。例えば、ピークの幅判定部(不図示)は、抽出された左眼の眼電位信号及び右眼の眼電位信号それぞれのピーク値において、第1閾値以上又は第2閾値以下である時間を示すピークの幅を特定する。
<瞬目判定>
瞬目の判定について説明する。例えば、瞬目判定部(不図示)は、眉間の第3電極156を基準とした第1電極152の電位と第2電極154の電位が同位相の負であり、かつ、ピークの幅が所定時間(例えば、0.25秒)以内である場合、瞬目と判定する。
<視線移動判定>
視線移動の判定について説明する。例えば、視線移動判定部(不図示)は、眉間の第3電極156を基準とした第1電極152の電位と第2電極154の電位が同位相でピークの幅が所定時間(例えば、0.25秒)以内でない場合、上下方向の視線移動と判定する。具体的には、視線移動判定部は、第1電極152の電位及び第2電極154の電位が負の電位である場合、視線が上に移動したと判定する。一方、視線移動判定部は、第1電極152の電位及び第2電極154の電位が正の電位である場合、視線が下に移動したと判定する。
なお、実施例において、アイウエアがメガネである場合について説明した。しかし、アイウエアはこれに限定されない。アイウエアは、眼に関連する装具であればよく、メガネ、サングラス、ゴーグル及びヘッドマウントディスプレイならびにこれらのフレームなどの顔面装着具又は頭部装着具であってよい。
実施例において、メガネ100が第3電極156を備える例を挙げて説明した。しかし、メガネ100はこれに限定されない。メガネ100が、第3電極156を備えなくてもよい。この場合、基準電極を基準とした第1電極152の電位が示す眼電図及び基準電極を基準とした第2電極154の電位が示す眼電図が、外部装置300に送信されればよい。ここで、接地電極を第3電極156の位置に設けて、基準電極としてもよい。また、左モダンに設けられた接地電極を基準電極として用いてもよいし、第1電極152及び第2電極154から離間した位置に、別途設けられた電極を基準電極として用いてもよい。
実施例において、メガネ100が、リム122と一体になっているノーズパッド140を備える例を挙げて説明した。しかし、メガネ100はこれに限定されない。メガネ100が、リム122に備え付けられたクリングスと、クリングスに取り付けられたノーズパッド140とを備えてもよい。この場合、ノーズパッド140の表面に設けられた電極は、クリングスを介して、フレームに埋設された電線と電気的に接続される。
実施例において、第1電極152及び第2電極154をノーズパッド140の中心よりも下側に設ける例を挙げて説明した。しかし、これに限定されない。ノーズパッド140が下側に延伸する延伸部を備え、第1電極152及び第2電極154を延伸部に設けてもよい。これにより、眼及び鼻の位置の個人差によってノーズパッドが眼の真横に位置してしまう使用者であっても、第1電極152及び第2電極154を眼の位置よりも下に接触させることができる。
実施例において、第3電極156を眉間部124の表面に設ける例を挙げて説明した。しかし、これに限定されない。眉間部124が、上側に延伸する延伸部を備え、延伸部に第3電極156を設けてもよい。またさらに、延伸部と眉間部124との間に延伸部を上下に可動させる可動部を備え、第3電極156の位置を上下に調整可能としてもよい。これにより、眼の位置の個人差によって、第3電極156の接触位置が眼の近傍になってしまう使用者であっても、調整により第3電極156の接触位置を眼から離間させることができる。また、本実施例において、各電極の位置は前述した位置に限られず、眼の垂直方向及び水平方向の動きを示す眼電位信号が取得できる位置に配置されていればよい。
実施例において、眼電位信号を例に用いて説明したが、眼電位信号の差分信号や極値差信号を用いて処理がなされてもよい。差分信号とは、所定の眼電位信号と、この眼電位信号の所定時間前の眼電位信号との差分を表す信号である。所定時間は、例えば5msecなどである。信号の差分を取ることにより、ノイズ耐性を強くすることができる。なお、これらの信号の差分をとることは、微分を行うことと同義であるとする。
極値差信号とは、眼電位信号又は差分信号の隣り合う極値(ピーク値)の差分を表す信号である。この極値差信号を取ることにより、眼が動く直前の信号レベルなどに影響を受けることなく、視線移動などの判定を適切に行うことができる。
実施例において、生体信号は、脈拍、心拍、脳波、呼吸、発汗などの生体現象をセンサによって数値化したものであれば適用可能である。また、実施例において、生体信号に限らず、所定のイベント発生時にピークを有する信号であれば適用可能である。
実施例では、外部装置300の例として、処理装置200と別体の、携帯電話及びスマートフォン等の携帯通信端末やパーソナルコンピュータを挙げて説明した。しかし、これに限定されない。外部装置300を、処理装置200と一体のユニットとしてもよい。この場合、外部装置300は、アイウエアに一体として設けられる。また、外部装置300の任意の各部の機能を、処理装置200に組み込んでもよい。
また、本実施例では、電線としてシールドケーブルを用いることで、ノイズの混入を防ぐようにしてもよい。
また、実施例では、図1において3つの電極を用いる構成を例示したが、4つ以上の電極を用いる構成であってもよい。この場合、メガネは、上部電極と、下部電極と、左部電極と、右部電極とを有する。例えば、上部電極及び下部電極は、図1に示すリム122に設けられ、左部電極は、左テンプル130に設けられ、右部電極は、右テンプル130に設けられるが、必ずしもこの位置にある必要はない。なお、これらの電極は、顔の一部に接触しているとする。また、メガネは、第1電極152、第2電極154、第3電極156の位置に2つの電極を有したりしてもよい。
4つの電極の例では、上部電極及び下部電極の電圧差により、眼の上下方向を検知することができ、左部電極及び右部電極の電圧差により、眼の左右方向を検知することができる。
以上、本発明について実施例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例に記載の範囲には限定されない。上記実施例に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 メガネ
120 フレーム
124 眉間部
140 ノーズパッド
152 第1電極
154 第2電極
156 第3電極
200 処理装置
300 外部装置
320 記憶部
330 制御部
332 取得部
334 検出部
336 付与部
338 抽出部
340 受付部
342 特定部

Claims (9)

  1. 制御部を有するコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    前記制御部は、
    複数の生体信号を取得すること、
    所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出すること、
    前記生体信号ごとに、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与すること、
    少なくとも2つの生体信号の前記時間単位ごとの識別情報に基づいて、前記少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出すること、
    を実行する情報処理方法。
  2. 前記抽出することは、
    前記時間単位ごとに、前記識別情報が付与されているピーク部分を有する生体情報が複数ある場合、該複数の生体信号の前記識別情報を対応付けて、前記対応するピークの組み合わせとすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記検出することは、
    前記時間単位ごとの各生体信号の信号値が、第1閾値以上又は第2閾値以下の場合に、前記信号値を前記ピーク部分として検出し、
    前記付与することは、
    連続して前記第1閾値以上又は前記第2閾値以下となる信号値のピーク部分を、前記同一ピークであると判定することを含む、請求項1又は2に記載の情報処理方法。
  4. 前記制御部は、
    前記複数の生体信号から、少なくとも2つの生体信号の指定を受け付けることをさらに実行し、
    前記抽出することは、
    受付けられた少なくとも2つの生体信号の識別信号に基づいて抽出処理を行う、請求項1乃至3いずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記制御部は、
    前記少なくとも2つの生体信号の中から1つの第1生体信号を特定することをさらに実行し、
    前記抽出することは、
    前記少なくとも2つの生体信号の中の他の生体信号の各識別情報から、前記第1生体信号の各識別情報に対応する識別情報を抽出すること、
    前記識別情報の抽出結果に基づいて、前記対応するピークの抽出処理を行うことを含む、請求項1乃至4いずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. 前記抽出することは、
    前記識別情報の抽出結果に、前記第1生体信号のピーク値を含めることを含む、請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 複数の生体信号を取得する取得部と、
    所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出する検出部と、
    前記生体信号ごとに、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与する付与部と、
    少なくとも2つの生体信号の前記時間単位ごとの識別情報に基づいて、前記少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出する抽出部と、
    を備える情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    複数の生体信号を取得すること、
    所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出すること、
    前記生体信号ごとに、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与すること、
    少なくとも2つの生体信号の前記時間単位ごとの識別情報に基づいて、前記少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出すること、
    を実行させるプログラム。
  9. フレームと、
    前記フレームに設けられる一対のノーズパッドと、
    前記一対のノーズパッドに設けられる各電極と、
    前記フレームに設けられる加速度センサ及び/又は角速度センサと、
    前記各電極、前記加速度センサ/角速度センサから各生体信号を取得する取得部と、
    所定の時間単位ごとに各生体信号のピーク部分を検出する検出部と、
    前記生体信号ごとに、ピークの識別情報を付与する場合、同一ピークを形成する1又は複数のピーク部分に、同じ識別情報を付与する付与部と、
    少なくとも2つの生体信号の前記時間単位ごとの識別情報に基づいて、前記少なくとも2つの生体信号から、対応するピークの組み合わせを抽出する抽出部と、
    を備えるアイウエア。

JP2017549938A 2015-11-12 2015-11-12 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア Active JP6556860B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/081865 WO2017081793A1 (ja) 2015-11-12 2015-11-12 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017081793A1 JPWO2017081793A1 (ja) 2018-08-23
JP6556860B2 true JP6556860B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=58694840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017549938A Active JP6556860B2 (ja) 2015-11-12 2015-11-12 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10966651B2 (ja)
JP (1) JP6556860B2 (ja)
WO (1) WO2017081793A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD1017678S1 (en) 2023-02-21 2024-03-12 Vuzix Corporation Smart glasses

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6431705B1 (en) * 1999-11-10 2002-08-13 Infoeye Eyewear heart rate monitor
US20040070729A1 (en) 2001-02-19 2004-04-15 Peter Wiebe Device and method for determining the viewing direction in terms of a fix reference co-ordinates system
US8036743B2 (en) 2005-03-31 2011-10-11 Proteus Biomedical, Inc. Automated optimization of multi-electrode pacing for cardiac resynchronization
JP5734740B2 (ja) * 2011-05-23 2015-06-17 株式会社豊田中央研究所 弾性波検出装置及び弾性波検出プログラム
JP2014124308A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Panasonic Corp 眼電位生成装置、眼電位生成方法およびビューワー

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017081793A1 (ja) 2018-08-23
US20180344196A1 (en) 2018-12-06
US10966651B2 (en) 2021-04-06
WO2017081793A1 (ja) 2017-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2668898B1 (en) Eyewear
US20160070122A1 (en) Computerized replacement temple for standard eyewear
JP2015213734A (ja) プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
KR20160108967A (ko) 생체신호 측정장치 및 이를 이용한 생체신호 측정방법
EP3586733B1 (en) Information processing method, information processing device, and program
JP6687639B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア
JP6656166B2 (ja) プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
JP6556860B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置、プログラム及びアイウエア
WO2015159851A1 (ja) 検出ユニット、アイウエア、及び眼電位検出システム
JP6594953B2 (ja) 視線移動検出方法、プログラム、情報処理装置及びアイウエア
WO2016076268A1 (ja) プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
WO2016072395A1 (ja) プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
WO2017064800A1 (ja) プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
KR102306111B1 (ko) 장시간 안구 움직임 검출을 위한 기준선 드리프트 제거 알고리즘을 이용한 eog 기반 안구 추적 프로토콜의 방법 및 장치
Barbara et al. Comparative performance analysis of a commercial wearable EOG glasses for an asynchronous virtual keyboard
WO2017064799A1 (ja) アイウエア
WO2016152849A1 (ja) 信号処理方法、プログラム、情報処理装置及びアイウエア
WO2017150148A1 (ja) 瞬目検出装置、眼鏡型電子機器、瞬目検出方法およびプログラム
WO2021260829A1 (ja) 情報入力装置
EP3725221A1 (en) System, device and method for eye activity monitoring
CA2824972A1 (en) Eyewear

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6556860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250