JP6556118B2 - アンテナ構成 - Google Patents

アンテナ構成 Download PDF

Info

Publication number
JP6556118B2
JP6556118B2 JP2016503722A JP2016503722A JP6556118B2 JP 6556118 B2 JP6556118 B2 JP 6556118B2 JP 2016503722 A JP2016503722 A JP 2016503722A JP 2016503722 A JP2016503722 A JP 2016503722A JP 6556118 B2 JP6556118 B2 JP 6556118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
antenna
signal
polarization
configuration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016503722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016517225A (ja
Inventor
ジョン ボイヤー
ジョン ボイヤー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
British Broadcasting Corp
Original Assignee
British Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by British Broadcasting Corp filed Critical British Broadcasting Corp
Publication of JP2016517225A publication Critical patent/JP2016517225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6556118B2 publication Critical patent/JP6556118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/24Combinations of antenna units polarised in different directions for transmitting or receiving circularly and elliptically polarised waves or waves linearly polarised in any direction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/20Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a curvilinear path
    • H01Q21/205Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a curvilinear path providing an omnidirectional coverage
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/24Combinations of antenna units polarised in different directions for transmitting or receiving circularly and elliptically polarised waves or waves linearly polarised in any direction
    • H01Q21/26Turnstile or like antennas comprising arrangements of three or more elongated elements disposed radially and symmetrically in a horizontal plane about a common centre
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/29Combinations of different interacting antenna units for giving a desired directional characteristic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0478Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with means for suppressing spurious modes, e.g. cross polarisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/20Two collinear substantially straight active elements; Substantially straight single active elements
    • H01Q9/22Rigid rod or equivalent tubular element or elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • H01Q9/32Vertical arrangement of element
    • H01Q9/38Vertical arrangement of element with counterpoise

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、アンテナに関し、特にRF電波の複数の偏波を生成するためのアンテナに関する。
RF電波の垂直偏波、水平偏波、右旋円偏波又は左旋円偏波を生成する様々な形状のRFアンテナが知られている。図1に、水平偏波RF波を生成するための2つの構成を示す。図1aには、シリンダ内のスロットに結合された同軸線上でRF信号を受け取るスロット付きシリンダ構成を示す。図1bには、各々が平面内に配置され誘電体によって分離された2つの平行な導体を有する、アルフォードループとして知られているプリント回路アンテナを示す。
図2には、垂直偏波用アンテナの様々な構成を示す。図2aはディスコーン構成であり、図2bはモノポール構成であり、図2cはスリーブ付きダイポール構成である。
円偏波アンテナは、円偏波を生成するように90°位相シフトした水平に配向された交差ダイポールで形成することができる。
本発明者らは、RF波の複数の偏波を生成できるコンパクトなアンテナ構成の必要性を理解している。
本発明の改善点は、以下の独立請求項に定められ、以下ではこれを参照することができる。従属請求項には有利な特徴を示す。
大まかに言えば、本発明を具体化する構成は、水平偏波を生成するためのアンテナと、垂直偏波を生成するためのアンテナとを、水平偏波用アンテナが垂直偏波用アンテナの接地として機能するように互いに組み合わせたものを含む。
添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を一例としてさらに詳細に説明する。
水平偏波を生成するための既知の構成を示す図である。 垂直偏波を生成するための既知の構成を示す図である。 本発明を具体化する構成を示す図である。 図3のアンテナ構成との接続部を示す概略図である。 図3のアンテナを組み込んだシステムを示すシステム図である。 各アンテナ入力及び2つの入力間のカップリングについて計算したリターンロス(入力整合)を示す性能プロットである。 左偏波、右偏波、左旋円偏波及び右旋円偏波のそれぞれについて方位角を用いて計算した性能を示す一組の極線図である。
電波の異なる偏波を生成するためのアンテナ構成は、様々な異なるシステムで使用されている。本発明のこの実施形態は、ラジオ、テレビ、データ送信、及び複数の偏波を必要とし得る実質的にあらゆるシステムを含む多くのこのようなシステムに適用可能である。1つのこのようなシステムに、カメラが複数の偏波を送受信する無線カメラ構成がある。
無線カメラは、その携帯性が特に有用である。無線カメラは、360°のパンが可能であり、恐らくは±30°又はそれ以上傾くことができ、撮影対象領域内を動き回ることができる必要がある。この動作のための1つの要件は、送信アンテナが必要な方角全体に放射を行うことである。従来のSISO(単入力単出力)システムでは、ディスコーンアンテナ又は直線アンテナ列などの全方向性直線偏波アンテナが使用され、円偏波システムでは、(フォースクエアダイポールアンテナとしても知られている)リンデンブラッドアレイなどのアンテナアレイが使用される。
このような無線カメラの改善は、SISOシステムに比べて2倍近いスペクトル効率を実現し、MIMO(多入力多出力)技術を用いてこれを行う、いわゆる「halfRF HDラジオカメラ」がある。このカメラは、複数の偏波の使用を必要とし、このためアンテナの設計過程が複雑になる。MIMOシステムは、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを有し、データを複数のストリームにコーディングする。各ストリームは、1又はそれ以上のアンテナから放射することができる。屋内で使用される多くのシステムは、環境からの散乱に依拠して送信アンテナと受信アンテナの間に多くの様々な無相関経路をもたらす。無線カメラを屋外で使用すると、透過散乱がはるかに少なく、従って交差偏波システムを用いて送信アンテナと受信アンテナの間に異なる経路をもたらす。
halfRF HD無線カメラシステムは、DVB−T、DVB−T2及び新たなDVB−NGH規格などの様々なDVB規格からの技術を使用することができる。DVB−NGHは、MIMOを含む多くの高度無線周波数技術を用いて、テレビの堅固なハンドヘルド受信を実現する。DVB−NGHで使用される1つの特定の技術は、地上の直線偏波(水平及び垂直)MIMO通信を衛星からの円偏波(左旋及び右旋)MIMO送信と組み合わせて送信ダイバーシティを提供するものである。これを可能にする1つの方法は、水平偏波アンテナ、垂直偏波アンテナ、左旋円偏波アンテナ及び右旋円偏波アンテナという4つの別個のアンテナを使用することであり、これらのアンテナの各々には多くの周知の選択肢が存在する。
図1には、様々な偏波を生成するための既知の構成を示している。全方向性水平偏波アンテナの既知の解決策は、水平偏波を生成するためのプリントアルフォードループ(図1b)又はスロット付きシリンダ(図1a)であり、垂直偏波については、考えられるアンテナとして、スリーブ付きダイポール、直線アンテナ列(図2b)、ディスコーンアンテナ(図2a)又はモノポールアンテナ(図2c)がある。
円偏波アンテナは、リンデンブラッドアレイ、又は水平に配向された一対の交差ダイポール(これらの位相シフトは90°)よって製造することができる。2つの円偏波の各々には、1つの円偏波アンテナが必要となる。2本巻き螺旋を用いて全方向性傾斜偏波又は円偏波放射を生成することもできるが、これには同軸ケーブルを巧妙に曲げる必要があり、偏波毎に1つの2本巻きアンテナが必要となる。
上記の各アンテナは比較的単純かつコンパクトであるが、4つのアンテナが必要になり、かさばる上にコストが掛かってしまう。
別の全方向パターン生成法は、(各々が約90°の水平ビーム幅の)放射状に分布する要素のアレイを用いて、準全方向パターンを合成することである。この技術は、VHF及びUHF放送で一般的に使用されている。実際のアレイの実装では、各アンテナ素子に給電を行うために電力分割器が必要になるが、このアレイは極めて柔軟であり、各アンテナへの入力の位相に応じてあらゆる偏波を放射することができ、ダイポールも、傾斜するのではなく水平及び垂直であることができる。
この実装は、VHF及びUHFでは理想的な技術であるが、このようなダイポールアレイの構築は、2GHzなどの他の周波数では容易でなく、7GHzでは極めて難しく、これらの周波数では、パッチ素子を用いてアレイを構築する方が賢明である。この実装には、回路基板の外側、又はスクエア内の電力分割器にプリントできる何らかの給電ネットワークも必要になる。各アプローチには、その問題が伴う。例えば、高周波数ではボックスの内寸が小さくなり、従って工具によるアクセスが問題となり、折り畳んだPCBの外側の給電線は、隅部に不連続部を有する。
上述したように、halfRFシステムは、4つの偏波を必要とする。本発明者らは、多くの用途にとって理想的なアンテナシステムは、アンテナ間の位相を変化させることによってあらゆる必要な偏波を生成するように使用できる、共同配置された全方向性直交偏波アンテナを有するものになると理解している。この位相変化は、ベースバンドに適当な位相シフトを加えることによって実現することができ、そうすると必要なアンテナが4つから2つになり、各アンテナ対はさらにコンパクトになる。2つの直線偏波アンテナは間隔を空けることができず、依然として円偏波を生成する。これらのアンテナ間のあらゆる距離は、生成されるあらゆるパターンに深いヌルを形成する。2つの直交アンテナは、実質的に同じ空間内に存在する必要がある。この2つのアンテナを何らかの形で組み合わせることができれば、非常にコンパクトな構築しやすい二重偏波アンテナを形成することができる。
本発明者らは、このような二重偏波アンテナを、図3の本発明の実施形態に示すように設計できると理解している。この実施形態では、プリントダイポールアレイ及び給電線はモノポールアンテナの接地面と大差ないように思われるという概念を用いており、従って帯域幅を強化するように修正して下側トレースをモノポール接地面として使用できるように修正したダイポールアレイを使用する。
このアンテナ構成は、誘電体の上面に配置された第1の導体1を含む。ここでは、誘電体は、プリント基板4であり、導体は、プリント基板上に敷設されたトラックである。プリント基板4の下面には、上面の第1のトラックと平行な部分を有する第2の導体2が配置される。第1の導体1が存在する平面は、第2の導体2が存在する平面と平行である。
第1の導体1には、中心位置から互いに反対方向に延びるトラックが配置される。この導体は、互いに反対方向に延びるこれらのトラックと直交して中心位置から十字形を形成するように広がるトラックも有する。第1の導体は、十字形の各端部に、アンテナの周波数の生成調整を可能にするように設けられたフィラメント導体8も有する。第2の導体2は第1の導体1に類似し、ここではプリント基板である誘電体の下面に存在する。第2の導体も、中心位置から互いに反対方向に延びる部分と、ほぼ十字形の構成を形成するように第1の部分と直角に互いに反対方向に延びる追加部分とを有する。また、第2の導体の中心領域7は、同軸コネクタ5及び6からの接続空間を提供するように拡大される。従って、領域7は接続領域と見なすことができる。
PCBの平面とほぼ垂直に、従って第1及び第2の導体とほぼ垂直に、第3の導体3が延びる。この第3の導体は、同軸ケーブル内の導体の延長部などのワイヤ又は同様のフィラメント部品とすることができる。第3の導体は、第1及び第2の導体の中心位置7から延びる。
このアンテナには、水平放射と垂直放射を同時に生成するように2つの独立した給電線を用いて給電することも、或いは左旋円(LHCP)放射と右旋円(RCHP)放射を同時に提供するように複合信号を用いて給電することもできる。構造は、プリント基板に接続する2つの等しい長さの同軸ケーブルと、垂直モノポールの機能を果たす短いワイヤ片とを必要とするという点で非常に単純である。
フィラメント導体8を含む説明した第1及び第2の導体は、RF波の水平全方向性偏波を生成するダイポールアレイを協働的に形成する。第3の導体は、垂直偏波を生成するためのモノポールである。第2の導体は、以下で図4に接続部を示して説明するように、第3の導体の接地としての機能を果たす。図4で分かるように、同軸テーブル5は、下面の2つの導体2のうちの下側の導体への外側接続部と、プリント基板に接続されずに貫通して延びて第3の導体3を形成する中心導体とを有する。他方の同軸コネクタ6は、下面の第2の導体2への外側接続部を有し、同軸コネクタの中心部は、上面の上側導体1に接続される。従って、これらの同軸ケーブルは、下面の第2の導体2への共通の外側接続部を有する。このようにして、第2の導体は、第3の導体の接地としての機能を果たす。
従って、共同配置された2つの部品を有するコンパクトな二重極性全方向性アンテナが提供される。一方の部品は、水平偏波放射を生成し、他方の部品は、垂直偏波放射を生成する。このことは、2つの半部品間に90°の位相シフトを加えることによって円偏波を生成できることを意味する。この設計では、水平アンテナが垂直アンテナの一部を形成し、2つの半部品間の距離を最小化することができる。
本発明者らは、このようなアプローチには、垂直偏波と水平偏波の間のカップリングが増加するという点でコストが掛かり得ることを理解している。しかしながら、このシステムでは、水平及び垂直信号を、円偏波に必要な位相シフトを生成するようにプリコーディングし、このプリコーディングを、偏波間のカップリングを打ち消すように修正することができる。
水平アンテナが垂直偏波アンテナの接地面を形成してアンテナの共同配置を可能にするという共通の特徴を有する他の実施形態も可能である。ある実施形態では、コンパクトな全方向性円偏波アンテナを形成することができる。このようなコンパクト性は、携帯用途にとって特に有用である。
図5に、画像センサ、電子部品及びストレージを収容する本体11とレンズ10とを有し、後部12に2つのアンテナが取り付けられたカメラを含む、本発明を具体化するカメラシステムを示す。これらのアンテナは、各々が上記の図3に関連して図示し説明した構成を有する上側アンテナ13及び下側アンテナ14を含むように構成される。2つのアンテナの一方は、別個の水平偏波及び垂直偏波を放送するように別個の信号を用いて給電される。他方のアンテナは、90°の位相シフトを有する信号を用いて給電され、これによって左旋円偏波及び右旋円偏波が生成される。これにより、このシステムは、2つの小型アンテナから、水平偏波、垂直偏波、左旋円偏波及び右旋円偏波という4つの別個の偏波を生成する。カメラ後部12は、異なるアンテナ構成を容易に所定位置に入れ換え可能な、アンテナが取り付けられた着脱可能ユニットとすることができる。
アンテナ同士を近接して配置すると、性能に若干の影響が生じる。図6は、各アンテナ入力及び2つの入力間のカップリングについて計算したリターンロス(入力整合)を示す性能プロットである(カップリングは相互依存性によって両方向で同じなので、1方向のみを示す)。このグラフでは、y軸上に0〜−30dBまでのリターンロスをdBで示し、x軸上に周波数をGHzで示す。
図形からは、2つの偏波の近接性に起因して予想される若干のカップリングが偏波間に存在することが分かるが、このカップリングは大きなものではなく、このことは、放射パターンに示される交差偏波放射の欠如に反映されている。必要であれば、MIMOコーディングを上述したように修正することにより、交差偏波放射のレベルを低下させることもできる。
図6に示す性能からは、アンテナの2つの部分(上側の曲線20が水平部分であり、下側の曲線22が垂直部分である)の各々が、約10%の帯域幅で−10dBよりも良好な入力整合を有することが分かる。2つのアンテナ間のカップリング(プロット24)は、アンテナ同士の近接性に起因して理想よりも高い。
図7に示す計算した放射パターンは、各所望の入力を用いて給電した時の計算したアンテナ利得を示す。これらのパターンは、全て非常に似た利得を示しており、方位変動が非常に少ない。水平アンテナ又は垂直アンテナのいずれかのみに通電した時には、望ましくない交差偏波放射が低い。左旋円偏波又は右旋円偏波のいずれかを形成するように両アンテナに通電した時には、利得のみに交差偏波放射が加わり、非常に低い交差偏波放射が達成される。
DVB−NGH(次世代ハンドヘルド)規格では、改善されたサービス耐久性及び容量を実現するために多くの高度RF技術が使用される。マルチパスチャネルにおける信号フェージングは、有意な信号損失を引き起こす可能性があり、これに対処するための1つの方法は、送信ダイバーシティを導入することである。複数の送信機によって伝送路間に十分な非相関性が生じると、フェージングが低下してシステムの信頼性が高まる。
DVB−NGHは、地上送信機からの直線偏波された2×2のMIMOと、衛星からの円偏波された2×2のMIMOとを生成し、コーディングに応じてスループットの強化又は送信ダイバーシティのいずれかに使用できる4×4のMIMOスキームを生成することによって送信ダイバーシティを実装する。
MIMOは、1又はそれ以上のデータストリームを取得し、MIMOコーディングマトリクスを乗じることによって生成される。このマトリクスは、線状アンテナから円偏波を生成するために必要な90°を生じるための位相項を含むように修正することができる。各ストリームは、独立した位相シフトを有することができ、従って1つの交差偏波アンテナ対から左旋円偏波放射と右旋円偏波放射を同時に得ることができる。
直線偏波アンテナを用いて円偏波を生成すると、望ましくない偏波間カップリング、従って望ましくない交差偏波放射が生じる可能性がある。このカップリングは、ベースバンドに逆アンテナカップリングを加えて実際の望ましくない交差偏波放射を打ち消すようにコーディングマトリクスのさらなる修正を修正することによって除去することができる。
以下、1つのコーディングマトリクス修正法について説明する。
以下のマトリクスMの形を取る直線偏波のためのMIMO回転プリコーディングを用いて交差極性MIMOシステム性能を高めることができる。
Figure 0006556118
(1)
このマトリクスを、(成分s0及びs1を有する)元々の複合ベースバンド信号sに以下のように適用する。
Figure 0006556118
(2)
すなわち、
Figure 0006556118
(3)
式中、
Figure 0006556118
及び
Figure 0006556118
は、結果として得られるプリコーディング信号である。
アンテナは、それ自体が非理想的であり、以下の交差カップリングマトリクスPによって特徴付けられると仮定する。
Figure 0006556118
(4)
ここでは、
Figure 0006556118
(5)
であり、xV及びxHは、それぞれ所望の垂直項及び水平項であり、
Figure 0006556118
及び
Figure 0006556118
は、マトリクスPによる望ましくない交差カップリング後の実際の信号である。
この場合、Pが可逆的であると仮定すると、この回転プリコーディングマトリクスは、以下の補償を行うように修正することができる。
Figure 0006556118
(6)
式中、
Figure 0006556118
(7)である。
直線(H/P)アンテナアレイに(さらなる)円偏波を与えるための補足的プリコーディングは、以下のように記述することができる。
Figure 0006556118
(8)
式中、
Figure 0006556118
及び
Figure 0006556118
は、上述した回転プリコーディング信号であり、
Figure 0006556118
及び
Figure 0006556118
は、所望の円偏波をさらに特徴付ける。
この場合、交差結合マトリクスPの存在下で、本発明者らは、プリコーディング全体を以下のように修正することができる。
Figure 0006556118
(9)
従って、ある実施形態では、説明したような交差カップリング係数を選択することにより、2つのアンテナの近接性に起因する交差カップリングを打ち消すことができる。
カメラシステムに関連してアンテナ構成を説明したが、誤解のないように言えば、基地局、放送システム、テレビ放送装置、モバイル装置、携帯電話機、及び複数の偏波を生成できるアンテナを使用する実質的にあらゆるシステム又は装置を含む他のシステムも、説明したアンテナ構成の1つ又はそれ以上を使用することができると想定される。
1 第1の導体
2 第2の導体
3 第3の導体
4 プリント基板
5 同軸コネクタ
6 同軸コネクタ
7 接続領域
8 フィラメント導体

Claims (7)

  1. 無線信号の2又はそれ以上の偏波を送信するためのRFアンテナ構成を有する放送システムであって、
    プリント基板上に敷設されたトラックを含み、前記プリント基板によって分離された平行面上に配置され、水平偏波RF信号を生成するためのRF給電線のための接続部を有する第1の導体及び第2の導体を含むダイポールアレイと、
    前記平行面と実質的に直交し、前記第1の導体及び前記第2の導体の中心位置から延び、垂直偏波RF信号を生成するためのRF給電線のための接続部を有する第3の導体を含むモノポール構成と、
    を備え、前記モノポール構成の前記接続部は、前記第1の導体又は前記第2の導体の一方が前記第3の導体の接地としての機能を果たすことによってコンパクトな2極性全方向性アンテナを提供するようになっており、
    前記アンテナ構成を2つ有し、該アンテナ構成の一方は、水平偏波及び垂直偏波のために構成され、前記アンテナ構成の他方は、左旋円偏波及び右旋円偏波のために構成される放送システム。
  2. 前記アンテナ構成は、MIMO信号を放送するように構成される、
    請求項に記載の放送システム。
  3. 前記放送システムは、DVB規格の1つに合わせて構成される、
    請求項に記載の放送システム。
  4. 無線信号の2又はそれ以上の偏波を送信するためのRFアンテナ構成であって、
    プリント基板上に敷設されたトラックを含み、前記プリント基板によって分離された平行面上に配置され、水平偏波RF信号を生成するためのRF給電線のための接続部を有する第1の導体及び第2の導体を含むダイポールアレイと、
    前記平行面と実質的に直交し、前記第1の導体及び前記第2の導体の中心位置から延び、垂直偏波RF信号を生成するためのRF給電線のための接続部を有する第3の導体を含むモノポール構成と、
    を備え、前記モノポール構成の前記接続部は、前記第1の導体又は前記第2の導体の一方が前記第3の導体の接地としての機能を果たすことによってコンパクトな2極性全方向性アンテナを提供するようになっている、ことを特徴とするRFアンテナ構成を2つ有し、該アンテナ構成の一方は、水平偏波及び垂直偏波のために構成され、前記アンテナ構成の他方は、左旋円偏波及び右旋円偏波のために構成されることを特徴とするテレビカメラ。
  5. 前記2つのアンテナ構成は、使用時に一方が他方から垂直に変位して接近して取り付けられる、
    請求項に記載のテレビカメラ。
  6. 前記アンテナ構成は、MIMO信号を放送するように構成される、
    請求項に記載のテレビカメラ。
  7. MIMO信号をプリコーディングするように構成された回路を有する、請求項に記載のテレビカメラ。
JP2016503722A 2013-03-20 2014-03-20 アンテナ構成 Active JP6556118B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1305164.4A GB2512111B (en) 2013-03-20 2013-03-20 Antenna arrangement for transmitting two or more polarisations of radio signal
GB1305164.4 2013-03-20
PCT/GB2014/050871 WO2014147401A1 (en) 2013-03-20 2014-03-20 Antenna arrangement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016517225A JP2016517225A (ja) 2016-06-09
JP6556118B2 true JP6556118B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=48226782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016503722A Active JP6556118B2 (ja) 2013-03-20 2014-03-20 アンテナ構成

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10153561B2 (ja)
EP (1) EP2976808A1 (ja)
JP (1) JP6556118B2 (ja)
GB (1) GB2512111B (ja)
WO (1) WO2014147401A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014110508A1 (en) * 2013-01-11 2014-07-17 Chi-Chih Chen Multiple-input multiple-output ultra-wideband antennas
KR101685540B1 (ko) * 2015-10-22 2016-12-12 현대자동차주식회사 V2x 안테나 및 이를 포함하는 v2x 통신 시스템
MX2018005078A (es) * 2015-10-30 2018-09-18 Lutron Electronics Co Dispositivo de comunicacion inalambrica de antena doble en un sistema de control de carga.
CA2968566C (en) * 2016-05-27 2021-01-26 TrueRC Canada Inc. Compact polarized omnidirectional helical antenna
CN106384871B (zh) * 2016-09-05 2018-02-06 哈尔滨工业大学 F型加载改进地板的宽带全向圆极化印刷天线
CN107611601B (zh) * 2017-08-08 2023-11-24 广东通宇通讯股份有限公司 小型化高增益双极化全向天线
US10084241B1 (en) * 2018-02-23 2018-09-25 Qualcomm Incorporated Dual-polarization antenna system
WO2020051091A1 (en) * 2018-09-04 2020-03-12 Laird Technologies, Inc. Low profile, low passive intermodulation (pim), wideband, and/or multiple input multiple output (mimo) antenna systems
CN109888472A (zh) * 2019-01-29 2019-06-14 广东曼克维通信科技有限公司 全向圆极化天线
US11165167B2 (en) * 2020-02-07 2021-11-02 Deere & Company Antenna system for circularly polarized signals
CN113708068B (zh) 2020-05-20 2023-04-04 华为技术有限公司 天线及通信设备
CN112072288B (zh) * 2020-09-03 2022-11-01 武汉凡谷电子技术股份有限公司 一种双极化天线模块
CN112768886B (zh) * 2020-12-18 2023-08-25 深圳市南斗星科技有限公司 全向双极化天线和无线设备
WO2023232232A1 (en) * 2022-05-31 2023-12-07 Huawei Technologies Co., Ltd. Dual polarity antenna

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1427745A (fr) * 1964-11-13 1966-02-11 Thomson Houston Comp Francaise Perfectionnements aux antennes pour véhicules spatiaux
US3521286A (en) * 1967-04-21 1970-07-21 Gen Dynamics Corp Orthogonal array antenna system
FR2644937B1 (fr) * 1989-03-22 1991-09-27 Bourdier Jean Antenne omnidirective en polarisation circulaire transversale a maximum de gain sous l'horizon
US5300936A (en) * 1992-09-30 1994-04-05 Loral Aerospace Corp. Multiple band antenna
US5564082A (en) * 1994-05-06 1996-10-08 At&T Corp. Diversity antenna for a wrist telephone
JP3927680B2 (ja) * 1998-03-10 2007-06-13 電気興業株式会社 偏波ダイバーシチアンテナ装置
US6313801B1 (en) * 2000-08-25 2001-11-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Antenna structures including orthogonally oriented antennas and related communications devices
TW580779B (en) * 2003-04-23 2004-03-21 Wistron Neweb Corp Combined antenna
FR2854739A1 (fr) * 2003-05-06 2004-11-12 France Telecom Dispositif formant antenne, capteur ou sonde electromagnetique
WO2005079158A2 (en) * 2004-02-23 2005-09-01 Galtronics Ltd. Conical beam cross-slot antenna
JP5004187B2 (ja) * 2008-03-19 2012-08-22 Dxアンテナ株式会社 アンテナ装置
US20100123637A1 (en) * 2008-11-14 2010-05-20 Smartant Telecom Co., Ltd. Antenna
KR20100097923A (ko) * 2009-02-27 2010-09-06 한국항공대학교산학협력단 광대역 원형 편파 턴스타일 안테나
DE102009011542A1 (de) * 2009-03-03 2010-09-09 Heinz Prof. Dr.-Ing. Lindenmeier Antenne für den Empfang zirkular in einer Drehrichtung der Polarisation ausgestrahlter Satellitenfunksignale
US20100315195A1 (en) * 2009-06-12 2010-12-16 Symbol Technologies, Inc. Methods and apparatus for a dual polarization antenna system
AU2012210173A1 (en) * 2011-01-27 2013-08-29 Galtronics Corporation Ltd. Broadband dual-polarized antenna
CN102683853B (zh) * 2012-04-28 2015-08-05 深圳光启创新技术有限公司 参差驻波合成对偶极振子天线

Also Published As

Publication number Publication date
GB2512111B (en) 2017-02-15
EP2976808A1 (en) 2016-01-27
GB201305164D0 (en) 2013-05-01
US10153561B2 (en) 2018-12-11
WO2014147401A1 (en) 2014-09-25
JP2016517225A (ja) 2016-06-09
GB2512111A (en) 2014-09-24
US20160072196A1 (en) 2016-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6556118B2 (ja) アンテナ構成
US20230275634A1 (en) Small cell beam-forming antennas
EP3491697B1 (en) Multi-band access point antenna array
US7505009B2 (en) Polarization-diverse antenna array and associated methods
JP6384550B2 (ja) 無線通信モジュール
US8482478B2 (en) MIMO antenna system
EP1782499B1 (en) System and method for an omnidirectional planar antenna apparatus with selectable elements
US7362280B2 (en) System and method for a minimized antenna apparatus with selectable elements
US10355342B2 (en) Omnidirectional antenna for mobile communication service
US9729213B2 (en) MIMO antenna system
US8847832B2 (en) Multiple polarization loop antenna and associated methods
US8289218B2 (en) Cross-dipole antenna combination
US20220320756A1 (en) Single port orthogonally polarized antenna for handsets, iot terminals, and vehicles
US8669913B2 (en) MIMO antenna system
US9118116B2 (en) Compact cylindrically symmetric UHF SATCOM antenna
JP4952789B2 (ja) 二偏波アンテナ
US20170237174A1 (en) Broad Band Diversity Antenna System
CN105703084A (zh) 一种室分天线
GB2526282A (en) Selective antenna system combining phased array and lens devices
US20230299486A1 (en) Antenna subarray and base station antenna
KR101412135B1 (ko) Mimo용 수평 편파 무지향성 안테나
US10985458B2 (en) Antenna apparatus and terminal device
JP4295938B2 (ja) 信号送信及び/若しくは受信装置
KR20090046590A (ko) 마이크로스트립 패치 타입의 안테나
CN115917879A (zh) 具有改进辐射方向性的天线设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180314

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190212

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6556118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250