JP6555778B2 - ホイールローダ - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールローダに関する。
ホイールローダにおける作業時の操作は、左手でステアリングホイルを操作し、右手で運転席右側の作業機レバーを操作することが一般的である。前後進切換え操作は、ステアリングコラムに設置された前後進レバー、または作業機レバー周辺に設置された前後進スイッチにより制御される(特許文献1)。さらに近年では、ジョイスティック式のステアリング操作装置を運転席左側に設置し、そのステアリング操作装置の近傍に前後進スイッチが設けられる構成も知られる。
その一方でオペレータは各人の操作の習熟により、ステアリング操作に用いる操作部材、および前後進切換え操作に用いる操作部材およびその配置を選択したいというニーズが存在する。
特許第4373820号公報
特許文献1に記載の発明では、ホイールローダのステアリング操作に用いる操作部材がステアリングホイルに限られ、前後進切換え操作に用いる操作部材も運転席の右側に設けられたものに限られる。仮に、ジョイスティック式のステアリング操作装置と前後進スイッチとを運転席の左側に追加したとしても、オペレータはこれらの操作部材が増える分、どの操作部材が選択されているのか混乱する。
本発明の一態様によるホイールローダは、フロント作業機を備える前部車体と運転室を備える後部車体とで構成されるホイールローダであって、前記運転室に備わった運転席の前方に設けられ操舵角を操作するステアリングホイルと、前記運転席の前方に設けられ前記ホイールローダの前後進を切換え操作する前後進レバーと、前記運転席の右側に設けられ前記フロント作業機を操作する作業機レバーと、前記運転席の右側に設けられ前記前後進レバーに加えて前記前後進を切換える右FRスイッチと、前記運転席の左側に設けられ前記前後進レバーに独立して前記前後進を切換える左FRスイッチと、前記運転席の左側に設けられ前記ステアリングホイルに独立して前記操舵角を操作するジョイスティックと、前記ジョイスティック、前記左FRスイッチ、および前記右FRスイッチの有効無効を切換える操作パターン切換部と、前記ジョイスティック、前記右FRスイッチ、および前記左FRスイッチのうち、有効とされているものを示す表示を行う表示部と、を備え、前記右FRスイッチが有効な状態となっているときに前記前後進レバーを操作することにより、前記右FRスイッチに代わって前記前後進レバーが有効な状態に切り替えられ、前記操作パターン切換部は、前記ジョイスティックおよび前記左FRスイッチを有効とし前記右FRスイッチを無効とする第1操作パターンと、前記右FRスイッチを有効とし前記ジョイスティックおよび前記左FRスイッチを無効とする第2操作パターンと、前記ジョイスティックおよび前記右FRスイッチを有効とし前記左FRスイッチを無効とする第3操作パターンとのいずれかに切換えられるように設定され、設定された操作パターンにより有効とされたものを前記表示部に出力することを特徴とする。
本発明によれば、ホイールローダの運転操作に用いる操作部材の組み合わせを、ジョイスティックによるステアリング操作と作業機レバー周辺の前後進スイッチによる前後進切換え操作の組み合わせである第3操作パターンを含む第1乃至第3操作パターンに切換え可能である。
ホイールローダ100の側面図 運転室121の平面図 ホイールローダ100の操舵および前後進切換えに関するシステム図 第1〜第4の操作パターンにおけるステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206の有効/無効を示す図 操作パターンの遷移、および各操作パターンにおけるモニタ207の表示を示す図 操作パターンの遷移を決定するフローチャート
(実施の形態)
以下、図1〜図4を参照して、本発明にかかるホイールローダの実施の形態を説明する。
(構成)
図1は、本発明にかかるホイールローダの側面図である。図1の右下に示すように、図示左側をホイールローダ100の前方、図示右側をホイールローダ100の後方と定義する。
ホイールローダ100は、フロント作業機を構成するアーム111、およびバケット112、車輪113などを備える前部車体110と、運転室121、エンジン室122、車輪123など備える後部車体120とで構成される。
前部車体110には、上下方向に回動可能にアーム111が連結されており、アーム111はアームシリンダ117の駆動により上下方向に回動(俯仰動)する。アーム111の先端にはバケット112が上下方向に回動可能に連結されており、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。前部車体110と後部車体120とはセンタピン101により互いに回動自在に連結され、後に図3を用いて説明する左操舵用シリンダ312、および右操舵用シリンダ313の伸縮により、後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
図2は、運転室121の平面図である。運転室121は、オペレータが座る運転席210を備える。以下では運転室121の構成を運転席210を中心として説明する。図2の図示上方がホイールローダ100の前方である。
運転室121は、運転席210の前方に、ホイールローダ100の操舵角を制御するステアリングホイル201と、ホイールローダ100の進行方向を制御する前後進レバー202と、オペレータへの情報を提示するモニタ207と、ホイールローダ100を始動・停止させるキースイッチ215とを備える。
キースイッチ215は、OFF、ON、STARTの3状態をとり、エンジンが停止しているOFFの状態において、オペレータがキースイッチ215をSTARTの状態に変化させるとエンジンが始動し、ホイールローダ100が操作可能な状態となる。キースイッチ215はバネの弾性力によりSTARTの状態からONの状態へと移行する。オペレータがキースイッチ215をOFFの状態に変化させると、エンジンが停止する。
運転室121は、運転席210の左側に左アームレスト211を備え、左アームレスト211の前方、すなわちオペレータが腕を左アームレスト211に置いた際の左手の位置には左アームレスト上スイッチボックス213を備える。左アームレスト上スイッチボックス213は、ホイールローダ100の操舵角をステアリングホイル201に独立して制御するジョイスティック204と、ホイールローダ100の進行方向を前後進レバー202に独立して制御する左側前後進スイッチ(以下、「左FRスイッチ」と呼ぶ)205と、後述する操作モードを切換える第1モード切換スイッチ208とを備える。
運転室121は、運転席210の右側に右アームレスト212と右側コンソール214とを備える。右側コンソール214は、アーム111を制御する第一作業機レバー203a、バケット112を制御する第二作業機レバー203bと、ホイールローダ100の進行方向を制御する右側前後進スイッチ(以下、「右FRスイッチ」と呼ぶ)206と、後述する操作モードを切換える第2モード切換スイッチ209とを備える。以下では、第一作業機レバー203aと第二作業機レバー203bをあわせて、作業機レバー203と呼ぶ。
前後進レバー202、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206は、ホイールローダ100の進行方向をF/N/Rの3状態、すなわち、前進/ニュートラル/後退のいずれかに切換え可能である。
第1モード切換スイッチ208、および第2モード切換スイッチ209は、それぞれオン操作およびオフ操作が可能である。
以下では、オペレータにより操作され、ホイールローダ100の運転操作に関わる機器である、ステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206をまとめて手動操作としての「操作部材」と呼ぶ。
モニタ207には、ホイールローダ100のエンジン回転数や車速が表示されるだけでなく、選択的に有効化されている操作部材も表示される。すなわち、後述するジョイスティック204、左側前後進スイッチ205、右側前後進スイッチ206のうち有効とされているものを示す表示画像も表示される。
(システム構成)
図3は、ホイールローダ100の操舵および前後進切換えに関するシステム図である。ホイールローダ100は、前述したステアリングホイル201、前後進レバー202、作業機レバー203(図3において不図示)、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、右FRスイッチ206、およびモニタ207に加えて、コントローラ304と、コントローラ304により制御されるトランスミッションコントロールバルブ303、左操舵用電磁比例弁314、および右操舵用電磁比例弁315と、左操舵用シリンダ312と、右操舵用シリンダ313と、左操舵用電磁比例弁314と、右操舵用電磁比例弁315と、ステアリングバルブ316と、オービットロール318と、ドライブシャフト319とを備える。
ホイールローダ100の操舵は、左操舵用シリンダ312および右操舵用シリンダ313により実現される。左操舵用シリンダ312および右操舵用シリンダ313は、前部車体110と後部車体120との間に設けられる。左操舵用シリンダ312および右操舵用シリンダ313のシリンダチューブは前部車体110に、左操舵用シリンダ312および右操舵用シリンダ313のピストンロッドは後部車体120にそれぞれ連結される。左操舵用シリンダ312が伸長し右操舵用シリンダ313が縮退することによりホイールローダ100は右に旋回し、左操舵用シリンダ312が縮退し右操舵用シリンダ313が伸長することによりホイールローダ100は左に旋回する。
左操舵用シリンダ312および右操舵用シリンダ313へ圧油を供給するステアリングバルブ316は、左操舵用電磁比例弁314、右操舵用電磁比例弁315、およびオービットロール318から供給される圧油により制御される。ただし、オービットロール318から供給される圧油の方が、左操舵用電磁比例弁314および右操舵用電磁比例弁315から供給される圧油よりも優先される。
オービットロール318には不図示の油圧ポンプから圧油が供給され、オペレータによるステアリングホイル201の操作に基づきステアリングバルブ316に圧油を供給する。
左操舵用電磁比例弁314、および右操舵用電磁比例弁315は、不図示の油圧ポンプから圧油が供給され、後述するコントローラ304からの動作指令に基づきステアリングバルブ316に圧油を供給する。
ホイールローダ100の前後進切換えは、トランスミッション302により実現される。トランスミッション302は、エンジン301が発生させた動力を必要に応じてトルク制御や回転方向の逆転を行い、ドライブシャフト319に伝達する。トランスミッション302の動作はトランスミッションコントロールバルブ303から供給される圧油により制御される。
トランスミッションコントロールバルブ303は、コントローラ304から動作指令を受ける複数の電磁弁により構成される。トランスミッションコントロールバルブ303は、不図示の油圧ポンプから圧送された圧油の圧力および流れ方向を電磁弁で制御し、トランスミッション302を制御する圧油として圧送する。
コントローラ304は、CPU、ROM、およびRAMを備えるマイクロコンピュータであり、ROMに保存されているプログラムをRAMに展開して実行する。コントローラ304は、前後進レバー202、作業機レバー203(図2参照)、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、右FRスイッチ206、第1モード切換スイッチ208、および第2モード切換スイッチ209から操作信号が入力され、モニタ207に画像信号を出力する。以下では、第1モード切換スイッチ208または第2モード切換スイッチ209がオペレータによりオン操作/オフ操作された際に、コントローラ304が受信する信号をそれぞれオン操作信号/オフ操作信号と呼ぶ。
コントローラ304は、第1モード切換スイッチ208、および第2モード切換スイッチ209から受信するオン操作信号およびオフ操作信号に基づき、操作パターンを変更する。操作パターンおよびその遷移については後述する。
コントローラ304は操作パターンごとに、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206のそれぞれの有効/無効を切換える。操作部材が「有効」に切換えられると、その操作部材からの入力に基づきコントローラ304が動作指令を出力する。操作部材が「無効」に切換えられると、その操作部材からの入力をコントローラ304が無視する。コントローラ304はさらに、操作パターンごとに、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206のいずれが有効であるかを示す表示をモニタ207に出力する。
オペレータによるホイールローダ100の操舵および前後進切換えをまとめると、以下のとおりである。
オペレータは、ステアリングホイル201またはジョイスティック204の操作によりホイールローダ100の操舵操作が可能である。ただし、ステアリングホイル201はコントローラ304の操作パターンに関わらずステアリングホイル201が操作されれば優先されて有効となるように設定されているが、ジョイスティック204は特定の操作パターンでのみ有効となるように設定してある。
オペレータは、前後進レバー202、左FRスイッチ205、または右FRスイッチ206の操作によりホイールローダ100の前後進切換え操作が可能である。ただし、前後進レバー202はコントローラ304の操作パターンに関わらず前後進レバー20が操作されれば優先されて有効となるが、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206は特定の操作パターンでのみ有効となるように設定してある。
(操作パターン)
コントローラ304が有する操作パターンを説明する。コントローラ304は、オペレータによる第1モード切換スイッチ208、および第2モード切換スイッチ209の操作に基づき操作パターンを切換える。ただし一部の操作パターンでは、前後進レバー202の操作に基づく操作パターンの切換も行われる。
コントローラ304は、第1乃至第4の操作パターンに切換え可能である。オペレータの操作によりある操作パターンに切り替えられると、コントローラ304はその操作パターンが選択された状態となる。ただし以下では「第x操作パターンが選択された状態」を「第x操作パターンに切り替えられた状態」とも呼ぶ。
第1操作パターンでは、左FRスイッチ205およびジョイスティック204が有効に設定され、右FRスイッチ206が無効に設定される。
第2操作パターンでは、右FRスイッチ206が有効に設定され、左FRスイッチ205およびジョイスティック204が無効に設定される。
第3操作パターンでは、右FRスイッチ206およびジョイスティック204が有効に設定され、左FRスイッチ205が無効に設定される。
第4操作パターンでは、左FRスイッチ205、右FRスイッチ206およびジョイスティック204が無効に設定される。
図4は、第1〜第4の操作パターンにおいて、ステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206のいずれが有効であるかをまとめた図である。図4における行は、上から順にステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、右FRスイッチ206をあらわす。図4における列は、左から順に第1操作パターン、第2操作パターン、第3操作パターン、および第4操作パターンをあらわす。
図4における「ON」は有効であることを示し、「OFF」は無効であることを示す。たとえば図4は、ステアリングホイル201、および前後進レバー202はいずれの操作パターンでも有効であり、左FRスイッチ205は第1操作パターンにおいてのみ有効であることを示している。
(操作パターンの遷移)
図5は操作パターンの遷移、および各操作パターンにおけるモニタ207の表示を示す図である。図4を参照して操作パターンの遷移を説明する。図4では、第1モード切換スイッチ208を「第1SW」、第2モード切換スイッチ209を「第2SW」、前後進レバー202を「FRレバー」と略して記載している。
コントローラ304は、ホイールローダ100が操作可能な状態、すなわちキースイッチ215がSTARTの状態(始動時)になると操作パターンを基本状態として上記の第4操作パターンを選択する。
コントローラ304は、第4操作パターンに切換えられている状態において、第1モード切換スイッチ208からオン操作信号を受信すると第1操作パターンに切換え、又は第2モード切換スイッチ209からオン操作信号を受信すると第2操作パターンに切換える。
コントローラ304は、第1操作パターンに切換えられている状態において、第1モード切換スイッチ208からオフ操作信号を受信すると第4操作パターンに切換え、第2モード切換スイッチ209からオン操作信号を受信すると第3操作パターンに切換える。
コントローラ304は、第2操作パターンに切換えられている状態において、第1モード切換スイッチ208からオン操作信号を受信すると第1操作パターンに切換え、又は第2モード切換スイッチ209からオフ操作信号を受信すると第4操作パターンに切換え、もしくは前後進レバー202から何らかの操作信号を受信すると第4操作パターンに切換える。
コントローラ304は、第3操作パターンに切換えられている状態において、第1モード切換スイッチ208からオン操作信号を受信すると第1操作パターンに切換え、又は第1モード切換スイッチ208からオフ操作信号を受信すると第2操作パターンに切換える。
(フローチャート)
上述した操作パターンの遷移は、コントローラ304により実行される図6で示すプログラムにより行われる。ただし図6では、前後進レバー202の操作による操作パターンの切り替えを省略している。以下に説明する各ステップの実行主体は、コントローラ304のCPUである。ホイールローダ100が操作可能な状態、すなわちキースイッチ215がSTARTの状態(始動時)になると、図6で示すプログラムを開始する。
ステップS401では、第4操作パターンに切り替える。すなわち、ステアリングホイル201、および前後進レバー202を有効に設定し、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、右FRスイッチ206を無効に設定する。次にステップS402に進む。
ステップS402では、第1モード切換スイッチ208がオンであるか否かを判断する。オンであると判断する場合はステップS403に進み、オフであると判断する場合はステップS406に進む。
ステップS403では第1操作パターンに切り替える。すなわち、ステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、および左FRスイッチ205を有効に設定し、右FRスイッチ206を無効に設定する。次にステップS404に進む。
ステップS404では、第2モード切換スイッチ209がオンであるか否かを判断する。オンであると判断する場合はステップS405に進み、オフであると判断する場合はステップS402に戻る。
ステップS405では、第3操作パターンに切り替える。すなわち、ステアリングホイル201、前後進レバー202、ジョイスティック204、および右FRスイッチ206を有効に設定し、左FRスイッチ205を無効に設定する。次にステップS402に戻る。
ステップS406では、第2モード切換スイッチ209がオンであるか否かを判断する。オンであると判断する場合はステップS407に進み、オフであると判断する場合はステップS401に戻る。
ステップS407では、第2操作パターンに切り替える。すなわち、ステアリングホイル201、前後進レバー202、および右FRスイッチ206を有効に設定し、ジョイスティック204、および左FRスイッチ205を無効に設定する。次にステップS402に戻る。
(操作パターンごとのモニタの表示)
再び図5を参照して、操作パターンごとのモニタ207の表示を説明する。
コントローラ304は、第1操作パターンに切換えられると、モニタ207に左FRスイッチ205およびジョイスティック204が有効である旨の表示を出力する。
左FRスイッチ205が有効である旨の表示とは、たとえば以下の画像の表示である。その画像は、前方へ進むことを示す上向き矢印の中に前方を意味する「FRONT」の頭文字である「F」を入れ、画像の上部に配置される。また、後方へ進むことを示す下向き矢印の中に後方を意味する「REAR」の頭文字である「R」を入れ、画像の下部に配置される。さらに、進行方向が切換えられることを示すために、画像の中央に2つの矢印を隔てるバーが配置される。そして、運転席210の左の前後進スイッチが有効であるかを示す左向きの三角形が画像の左側に配置される。
ジョイスティック204が有効である旨の表示とは、たとえば以下の画像の表示である。その画像は、ジョイスティック204を示すアイコンが中央に配置され、ジョイスティック204を左右に操作可能であることを示す左向き、および右向きの矢印がそのアイコンの左右に配置された画像である。
コントローラ304は、第2操作パターンに切換えられると、モニタ207に右FRスイッチ206が有効である旨の表示を出力し、ジョイスティック204が有効である旨の表示を消灯する。右FRスイッチ206が有効である旨の表示とは、たとえば以下の画像の表示である。すなわち、左FRスイッチ205が有効であることを示す画像から左向きの三角形を消灯し、運転席210の右の前後進スイッチが有効であることを示す右向きの三角形が画像の右側に追加された画像の表示である。
コントローラ304は、第3操作パターンに切換えられると、モニタ207に右FRスイッチ206およびジョイスティック204が有効である旨の表示を出力する。
コントローラ304は、第4操作パターンに切換えられると、モニタ207にジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206が有効である旨の表示を消灯する。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ホイールローダ100は、運転席210の前方に設けられ操舵角を操作するステアリングホイル201と、運転席210の前方に設けられ前後進を切換え操作する前後進レバー202と、運転席210の右側に設けられ作業機を操作する作業機レバー203と、運転席210の右側に設けられ前後進レバー202に加えて前後進を切換える右FRスイッチ205とを備え、右FRスイッチ205が選択された状態、すなわち右FRスイッチ205が有効な状態において、前後進レバー202を操作することにより前後進レバー202が右FRスイッチ205に優先して選択される、すなわち右FRスイッチ205に代わって前後進レバー202が有効な状態に切り替えられる構成を有する。ホイールローダ100は、運転席210の左側に設けられ前後進レバー202に独立して前後進を切換える左FRスイッチ205と、運転席210の左側に設けられステアリングホイル201に独立して操舵角を操作するジョイスティック204と、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206の有効無効を切換える操作パターン切換部、すなわちコントローラ304とを備える。操作パターン切換部は、ジョイスティック204および左FRスイッチ205を有効とし右FRスイッチ206を無効とする第1操作パターンと、右FRスイッチ206を有効としジョイスティック204および左FRスイッチ205を無効とする第2操作パターンと、ジョイスティック204および右FRスイッチ206を有効とし左FRスイッチ205を無効とする第3操作パターンとのいずれかに切換えられるように設定される。ホイールローダ100は、ジョイスティック204、右FRスイッチ206、および左FRスイッチ205のうち、有効とされているものを示す表示を行う表示部、すなわちモニタ207を備える。
ホイールローダ100をこのように構成したので、ホイールローダ100の運転操作に用いる操作部材の組み合わせを第1乃至第3操作パターンに切換え可能である。特に、ステアリングホイル201と右FRスイッチ206による操作に習熟したオペレータが、ステアリングホイル201に代えてジョイスティック204を使用する場合に第3操作パターンへの切換えが有用である。
また、オペレータはモニタ207の表示を参照することにより、いずれの操作部材が有効であるかを判断できる。すなわちホイールローダ100は複数の操作モードに切換え可能であるが、オペレータがいずれの操作部材が有効な状態であるか判断に迷うことがない。
(2)ホイールローダ100の操作パターン切換部、すなわちコントローラ304は、ジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206のいずれもが無効である第4操作パターンを有し、コントローラ304は、当該ホイールローダの始動時、すなわちキースイッチ215がSTARTの状態にされた時に第4操作パターンが選択されるように設定されている。
そのため、以前にいずれの操作パターンに切換えられていたかに関わらず、当該ホイールローダが操作可能な状態となった直後は第4操作パターンに切換えられるので操作手順が統一され、オペレータが交代した場合に戸惑いが生じない。さらに、第4操作パターンではジョイスティック204、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206のいずれもが無効なので、意図しない操作を防止することができる。
(3)ホイールローダ100は、オペレータによって操作される第1モード切換スイッチ208および第2モード切換スイッチ209を備える。コントローラ304は、第4操作パターンが選択されている状態において第1モード切換スイッチ208のオン操作により第1操作パターンに切換えられ、又は、第4操作パターンが選択されている状態において第2モード切換スイッチ209のオン操作により第2操作パターンに切換えられるように設定されている。
そのため、ホイールローダ100が操作可能な状態から第1操作パターン、および第2操作パターンへの切換えが、1つのモード切換スイッチを1度操作するのみで切換え可能である。この第1操作パターン、および第2操作パターンは、操作に習熟したオペレータが多いと考えられる操作パターンである。さらに、第1モード切換スイッチ208はジョイスティック204および左FRスイッチ205と同様に運転席210の左に配置されるので、オペレータは第1モード切換スイッチ208により有効化される操作部材を直感的に判断できる。第2モード切換スイッチ209は右FRスイッチ206と同様に運転席210の右に配置されるので、オペレータは第2モード切換スイッチ209により有効化される操作部材を直感的に判断できる。
(4)コントローラ304は、第1操作パターンが選択されている状態において第2モード切換スイッチ209のオン操作により第3操作パターンに切換えられるように設定されている。
そのため、ホイールローダ100が操作可能な状態から、第1モード切換スイッチ208および第2モード切換スイッチ209をそれぞれ1回ずつオン操作することにより、第3操作パターンに切換えることができる。すなわち、2つのモード切換スイッチの操作の組み合わせで第3操作パターンに切換えることができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、ジョイスティック204が有効でない場合はジョイスティック204が有効である旨の表示を消灯し、左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206が有効でない場合は、左FRスイッチ205や右FRスイッチ206が有効である旨の表示を消灯した。しかし、有効である旨の表示を消灯する代わりに、無効である旨の表示を行ってもよい。
ジョイスティック204が無効である旨の表示とは、ジョイスティック204を示すアイコンの上に無効を意味する右上から左下に至る取り消し線を有する画像の表示である。
左FRスイッチ205、および右FRスイッチ206が無効である旨の表示とは、たとえば以下の画像の表示である。すなわち、左FRスイッチ205が有効であることを示す画像から左向きの三角形を削除し、無効を意味する右上から左下に至る取り消し線を有する画像の表示である。
(変形例2)
上述した実施の形態では、コントローラ304は、キースイッチ215がSTARTの状態になると第4操作パターンに切換えた。しかし、コントローラ304が第1モード切換スイッチ208や第2モード切換スイッチ209からの信号に基づかず、第4操作パターンに切換える条件はこれに限定されない。
コントローラ304は、キースイッチ215がONの状態に変化したことを検出して第4操作パターンに切換えてもよいし、エンジンが始動されたことを検出して第4操作パターンに切換えてもよい。さらに、コントローラ304の始動時における初期化処理として第4操作パターンに切換えてもよい。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
100 … ホイールローダ
201 … ステアリングホイル
203 … 作業機レバー
204 … ジョイスティック
205 … 左側前後進スイッチ(左FRスイッチ)
206 … 右側前後進スイッチ(右FRスイッチ)
207 … モニタ(表示部)
208 … 第1モード切換スイッチ(第1スイッチ)
209 … 第2モード切換スイッチ(第2スイッチ)
210 … 運転席
304 … コントローラ(操作パターン切換部)

Claims (4)

  1. フロント作業機を備える前部車体と運転室を備える後部車体とで構成されるホイールローダであって、
    前記運転室に備わった運転席の前方に設けられ操舵角を操作するステアリングホイルと、
    前記運転席の前方に設けられ前記ホイールローダの前後進を切換え操作する前後進レバーと、
    前記運転席の右側に設けられ前記フロント作業機を操作する作業機レバーと、
    前記運転席の右側に設けられ前記前後進レバーに加えて前記前後進を切換える右FRスイッチと、
    前記運転席の左側に設けられ前記前後進レバーに独立して前記前後進を切換える左FRスイッチと、
    前記運転席の左側に設けられ前記ステアリングホイルに独立して前記操舵角を操作するジョイスティックと、
    前記ジョイスティック、前記左FRスイッチ、および前記右FRスイッチの有効無効を切換える操作パターン切換部と
    前記ジョイスティック、前記右FRスイッチ、および前記左FRスイッチのうち、有効とされているものを示す表示を行う表示部と、を備え、
    前記右FRスイッチが有効な状態となっているときに前記前後進レバーを操作することにより、前記右FRスイッチに代わって前記前後進レバーが有効な状態に切り替えられ、
    前記操作パターン切換部は、
    前記ジョイスティックおよび前記左FRスイッチを有効とし前記右FRスイッチを無効とする第1操作パターンと、前記右FRスイッチを有効とし前記ジョイスティックおよび前記左FRスイッチを無効とする第2操作パターンと、前記ジョイスティックおよび前記右FRスイッチを有効とし前記左FRスイッチを無効とする第3操作パターンとのいずれかに切換えられるように設定され、設定された操作パターンにより有効とされたものを前記表示部に出力す
    ことを特徴とするホイールローダ。
  2. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記操作パターン切換部は、前記ジョイスティック、前記左FRスイッチ、および前記右FRスイッチのいずれもが無効である第4操作パターンを有し、
    前記操作パターン切換部は、当該ホイールローダの始動時に前記第4操作パターンを選択されるように設定されている
    ことを特徴とするホイールローダ。
  3. 請求項2に記載のホイールローダにおいて、
    オペレータによって操作される第1スイッチおよび第2スイッチを備え、
    前記操作パターン切換部は、
    前記第4操作パターンが選択されている状態において前記第1スイッチの操作により前記第1操作パターンに切換えられ、又は、前記第4操作パターンが選択されている状態において前記第2スイッチの操作により前記第2操作パターンに切換えられるように設定されている
    ことを特徴とするホイールローダ。
  4. 請求項3に記載のホイールローダにおいて、
    前記操作パターン切換部は、前記第1操作パターンが選択されている状態において前記第2スイッチの操作により前記第3操作パターンに切換えられるように設定されている
    ことを特徴とするホイールローダ。
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