JP6555612B2 - 調光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明負荷を調光する調光装置に関する。
従来、照明負荷を調光する調光装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された調光装置は、一対の端子と、制御回路部と、制御回路部に制御電源を供給する制御電源部と、照明負荷の調光レベルを設定する調光操作部とを備えている。
一対の端子間には、制御回路部及び制御電源部それぞれが並列に接続されている。また、一対の端子間には、交流電源と照明負荷との直列回路が接続される。照明負荷は、複数のLED(Light Emitting Diode)素子と、各LED素子を点灯させる電源回路とを備えている。電源回路は、ダイオードと電解コンデンサとの平滑回路を備えている。
制御回路部は、照明負荷に供給する交流電圧を位相制御するスイッチ部と、スイッチ部を駆動するスイッチドライブ部と、スイッチドライブ部及び制御電源部を制御する制御部と、を備えている。
制御電源部は、スイッチ部に並列に接続されている。制御電源部は、交流電源の交流電圧を制御電源に変換する。制御電源部は、制御電源を蓄積する電解コンデンサを備えている。
制御部は、制御電源部から電解コンデンサを通じて制御電源が供給される。制御部は、
マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」)を備えている。マイコンは、調光操作部で設定された調光レベルに応じて、交流電圧の半サイクル毎の期間途中で、照明負荷への給電を遮断する逆位相制御を行う。
特開2013−149498号公報
本発明は、より多くの種類の照明負荷に対応可能な調光装置を提供することを目的とする。
本発明の調光装置は、照明負荷と交流電源との間に電気的に接続される一対の入力端子と、前記一対の入力端子間において、双方向の電流の遮断・通過を切り替えるように構成されている双方向スイッチと、前記照明負荷の光出力の大きさを指定する調光レベルが入力される入力部と、前記一対の入力端子間に電気的に接続され、前記交流電源からの供給電力により制御電源を生成する電源部と、前記電源部から前記制御電源の供給を受けて動作し、前記調光レベルに応じて前記双方向スイッチを制御する制御部と、前記交流電源から前記電源部に規定値以上の電流が流れると、前記電源部での前記制御電源の生成を停止させる電流制限部と、を備える。
本発明は、より多くの種類の照明負荷に対応可能になる、という利点がある。
実施形態1に係る調光装置の構成を示す概略回路図である。 実施形態1に係る調光装置の電源部の構成を示す概略回路図である。 実施形態1に係る調光装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施形態1の変形例1に係る調光装置の構成を示す概略回路図である。
(実施形態1)
(1.1)構成
本実施形態の調光装置1は、図1及び図2に示すように、一対の入力端子11,12と、双方向スイッチ2と、入力部4と、電源部5と、制御部6と、電流制限部53とを備えている。
一対の入力端子11,12は、照明負荷(以下、単に「負荷」という)7と交流電源8との間に電気的に接続される。双方向スイッチ2は、一対の入力端子11,12間において、双方向の電流の遮断・導通を切り替えるように構成されている。入力部4は、負荷7の光出力の大きさを指定する調光レベルが入力される。
電源部5は、一対の入力端子11,12間に電気的に接続され、交流電源8からの供給電力により制御電源を生成する。制御部6は、電源部5から制御電源の供給を受けて動作し、調光レベルに応じて双方向スイッチ2を制御する。電流制限部53は、交流電源8から電源部5に規定値以上の電流が流れると、電源部5での制御電源の生成を停止させる。
なお、ここでいう「入力端子」等の「端子」は、電線等を接続するための部品(端子)として実体を有しなくてもよく、例えば電子部品のリードや、回路基板に含まれる導体の一部であってもよい。
以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。本実施形態の調光装置1は、図1に示すように、一対の入力端子11,12、双方向スイッチ2、位相検出部3、入力部4、電源部5、制御部6、スイッチ駆動部9、及びダイオードD1,D2を備えている。電流制限部53(図2参照)は、電源部5に設けられている。
調光装置1は、2線式の調光装置であって、交流電源8に対して負荷7と電気的に直列に接続された状態で使用される。負荷7は通電時に点灯する。負荷7は、光源としてのLED素子と、LED素子を点灯させる点灯回路と、を備えている。交流電源8は、例えば単相100〔V〕、60〔Hz〕の商用電源である。調光装置1は、一例として壁スイッチ等に適用可能である。
双方向スイッチ2は、入力端子11,12間において、双方向の電流の遮断・通過を切り替えるように構成されている。双方向スイッチ2は、例えば、入力端子11,12間に電気的に直列に接続された第1のスイッチ素子Q1及び第2のスイッチ素子Q2の2個の素子からなる。例えば、スイッチ素子Q1,Q2の各々は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)からなる半導体スイッチ素子である。
スイッチ素子Q1,Q2は、入力端子11,12間において、いわゆる逆直列に接続されている。つまり、スイッチ素子Q1,Q2はソース同士が互いに接続されている。スイッチ素子Q1のドレインは入力端子11に接続され、スイッチ素子Q2のドレインは入力端子12に接続されている。両スイッチ素子Q1,Q2のソースは、電源部5のグランドに接続されている。なお、電源部5のグランドは、調光装置1の内部回路にとって基準電位となる。
双方向スイッチ2は、スイッチ素子Q1,Q2のオン、オフの組み合わせにより、4つの状態を切替可能である。4つの状態には、両スイッチ素子Q1,Q2が共にオフである双方向オフ状態と、両スイッチ素子Q1,Q2が共にオンである双方向オン状態と、スイッチ素子Q1,Q2の一方のみがオンである2種類の一方向オン状態とがある。一方向オン状態では、スイッチ素子Q1,Q2のうち、オンの方のスイッチ素子から、オフの方のスイッチ素子の寄生ダイオードを通して一対の入力端子11,12間が一方向に導通することになる。例えば、スイッチ素子Q1がオン、スイッチ素子Q2がオフの状態では、入力端子11から入力端子12に向けて電流を流す第1の一方向オン状態となる。また、スイッチ素子Q2がオン、スイッチ素子Q1がオフの状態では、入力端子12から入力端子11に向けて電流を流す第2の一方向オン状態となる。そのため、入力端子11,12間に交流電源8から交流電圧Vacが印加される場合、交流電圧Vacの正極性の半周期においては、第1の一方向オン状態が「順方向オン状態」、第2の一方向オン状態が「逆方向オン状態」となる。一方、交流電圧Vacの負極性の半周期においては、第2の一方向オン状態が「順方向オン状態」、第1の一方向オン状態が「逆方向オン状態」となる。
ここで、双方向スイッチ2は、「双方向オン状態」及び「順方向オン状態」の両状態がオン状態であり、「双方向オフ状態」及び「逆方向オン状態」の両状態がオフ状態である。
位相検出部3は、入力端子11,12間に印加される交流電圧Vacの位相を検出する。ここでいう「位相」には、交流電圧Vacのゼロクロス点、交流電圧Vacの極性(正極性、負極性)を含んでいる。位相検出部3は、交流電圧Vacのゼロクロス点を検出すると検出信号を制御部6に出力するように構成されている。位相検出部3は、ダイオードD31と、第1検出部31と、ダイオードD32と、第2検出部32と、を有している。第1検出部31は、ダイオードD31を介して入力端子11に電気的に接続されている。第2検出部32は、ダイオードD32を介して入力端子12に電気的に接続されている。第1検出部31は、交流電圧Vacが負極性の半周期から正極性の半周期に移行する際のゼロクロス点を検出する。第2検出部32は、交流電圧Vacが正極性の半周期から負極性の半周期に移行する際のゼロクロス点を検出する。
すなわち、第1検出部31は、入力端子11を正極とする電圧が規定値未満の状態から基準値以上の状態に移行したことを検出すると、ゼロクロス点と判断する。同様に、第2検出部32は、入力端子12を正極とする電圧が基準値未満の状態から基準値以上の状態に移行したことを検出すると、ゼロクロス点と判断する。基準値は0〔V〕付近に設定された値(絶対値)である。例えば、第1検出部31の基準値は、+数〔V〕程度であり、第2検出部32の基準値は、−数〔V〕程度である。したがって、第1検出部31及び第2検出部32で検出されるゼロクロス点の検出点は、厳密な意味でのゼロクロス点(0〔V〕)から少し時間が遅れる。
入力部4は、ユーザによって操作される操作部から、調光レベルを表す信号を受け付け、制御部6に調光信号として出力する。入力部4は、調光信号を出力するのに際して、受け付けた信号を加工してもよいし、しなくてもよい。調光信号とは、負荷7の光出力の大きさを指定する数値等であって、負荷7を消灯状態とする「OFFレベル」を含む場合もある。なお、操作部は、ユーザの操作を受けて入力部4に調光レベルを表す信号を出力する構成であればよく、例えば可変抵抗器やロータリスイッチ、タッチパネル、リモートコントローラ、あるいはスマートフォン等の通信端末などである。
制御部6は、位相検出部3からの検出信号及び入力部4からの調光信号に基づいて双方向スイッチ2を制御する。制御部6は、スイッチ素子Q1,Q2の各々を別々に制御する。具体的には、制御部6は、第1制御信号にてスイッチ素子Q1を制御し、第2制御信号にてスイッチ素子Q2を制御する。
制御部6は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成として備えている。マイコンは、マイコンのメモリに記録されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行することにより、制御部6としての機能を実現する。プログラムは、予めマイコンのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されたり、電気通信回線を通して提供されたりしてもよい。言い換えれば、上記プログラムは、コンピュータ(ここではマイコン)を、制御部6として機能させるためのプログラムである。
スイッチ駆動部9は、スイッチ素子Q1を駆動(オン/オフ制御)する第1駆動部91と、スイッチ素子Q2を駆動(オン/オフ制御)する第2駆動部92と、を有している。第1駆動部91は、制御部6から第1制御信号を受けて、スイッチ素子Q1にゲート電圧を印加する。これにより、第1駆動部91はスイッチ素子Q1をオン/オフ制御する。同様に、第2駆動部92は、制御部6から第2制御信号を受けて、スイッチ素子Q2にゲート電圧を印加する。これにより、第2駆動部92はスイッチ素子Q2をオン/オフ制御する。第1駆動部91は、スイッチ素子Q1のソースの電位を基準にしてゲート電圧を生成する。第2駆動部92も同様である。
電源部5は、制御電源を生成する制御電源部51と、駆動電源を生成する駆動電源部52と、第1のコンデンサC1と、を有している。駆動電源部52の出力端子は、第1電源端子511を構成する。制御電源部51の出力端子は、第2電源端子512を構成する。電源部5は、第1電源端子511から駆動電源を出力し、第2電源端子512から制御電源を出力する。制御電源は、制御部6の動作用の電源である。駆動電源は、スイッチ駆動部9の駆動用の電源である。コンデンサC1は、制御電源部51の出力端子(第2電源端子512)に電気的に接続されており、制御電源部51の出力電流により充電される。
電源部5は、ダイオードD1を介して入力端子11に電気的に接続され、ダイオードD2を介して入力端子12に電気的に接続されている。これにより、一対のダイオードD1,D2と、2個のスイッチ素子Q1,Q2の各々の寄生ダイオードとで構成されるダイオードブリッジにて、入力端子11,12間に印加される交流電圧Vacが全波整流されて、電源部5に供給される。駆動電源部52は、全波整流された交流電圧Vacを平滑化し、駆動電源を生成する。駆動電源部52は、スイッチ駆動部9及び制御電源部51に、駆動電源を供給する。駆動電源は、例えば10〔V〕である。
駆動電源部52の出力端子(第1電源端子511)には、制御電源部51が電気的に接続されている。制御電源部51は、駆動電源部52から供給された駆動電源を降圧して制御電源を生成し、コンデンサC1に出力する。制御電源は、例えば3〔V〕である。なお、制御電源部51は、駆動電源部52を介さず、全波整流された交流電圧Vacから直接制御電源を生成してもよい。つまり、電源部5は、交流電源8からの供給電力により制御電源及び駆動電源を生成する。電源部5の具体的な構成については、「(1.3)電源部について」の欄で説明する。
なお、負荷7の点灯回路は、調光装置1で位相制御された交流電圧Vacの波形から調光レベルを読み取り、LED素子の光出力の大きさを変化させる。ここで、点灯回路は、一例としてブリーダ回路などの電流確保用の回路を有している。そのため、調光装置1の双方向スイッチ2が非導通となる期間においても、負荷7に電流を流すことが可能である。
(1.2)動作
(1.2.1)起動動作
まず、本実施形態の調光装置1の通電開始時の起動動作について説明する。
上述した構成の調光装置1によれば、入力端子11,12間に負荷7を介して交流電源8が接続されると、交流電源8から入力端子11,12間に印加される交流電圧Vacが整流されて駆動電源部52に供給される。駆動電源部52で生成された駆動電源はスイッチ駆動部9に供給され、かつ制御電源部51に供給される。制御電源部51で生成された制御電源が制御部6に供給されると、制御部6が起動する。
制御部6が起動すると、制御部6は、位相検出部3の検出信号を基に交流電源8の周波数の判定を行う。そして、制御部6は、判定した周波数に応じて、予めメモリに記憶されている数値テーブルを参照し、各種の時間などのパラメータの設定を行う。ここで、入力部4に入力された調光レベルが「OFFレベル」であれば、制御部6は、双方向スイッチ2を双方向オフ状態に維持することで、一対の入力端子11,12間のインピーダンスをハイインピーダンス状態に維持する。これにより、負荷7は消灯状態を維持する。
(1.2.2)調光動作
次に、本実施形態の調光装置1の調光動作について、図3を参照して説明する。図3では、交流電圧Vac、第1制御信号Sb1、及び第2制御信号Sb2を示している。
まず、交流電圧Vacが正極性の半周期における調光装置1の動作について説明する。調光装置1は、位相制御の基準となる交流電圧Vacのゼロクロス点を位相検出部3で検出する。交流電圧Vacが負極性の半周期から正極性の半周期に移行する際には、交流電圧Vacが正極性の基準値に達すると、第1検出部31が第1検出信号を出力する。本実施形態では、第1検出信号の発生時点を「検出点」とし、半周期の始点(ゼロクロス点)t0から検出点までの期間と、検出点から一定時間(例えば300〔μs〕)が経過するまでの期間の合計を、第一の期間T1とする。半周期の始点(ゼロクロス点)t0から第1時間が経過する第1時点t1までの第一の期間T1では、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「OFF」信号にする。これにより、第一の期間T1では、2個のスイッチ素子Q1,Q2がいずれもオフになり、双方向スイッチ2が双方向オフ状態となる。検出点から一定時間(例えば300〔μs〕)が経過した時点、つまり第1時点t1において、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「ON」信号にする。
第2時点t2は、第1時点t1から調光信号に応じた第2時間が経過した時点である。第2時点t2においては、制御部6は、第2制御信号Sb2を「ON」信号に維持したまま、第1制御信号Sb1を「OFF」信号にする。これにより、第1時点t1から第2時点t2までの第二の期間T2には、2個のスイッチ素子Q1,Q2がいずれもオンになり、双方向スイッチ2が双方向オン状態となる。そのため、第二の期間T2には、交流電源8から双方向スイッチ2を介して負荷7へ電力が供給され、負荷7が点灯する。
第3時点t3は、半周期の終点(ゼロクロス点)t4よりも一定時間(例えば300〔μs〕)だけ手前の時間である。第3時点t3においては、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「OFF」信号にする。これにより、第2時点t2から第3時点t3までの第三の期間T3には、2個のスイッチ素子Q1,Q2のうちスイッチ素子Q1のみがオフし、双方向スイッチ2が逆方向オン状態となる。そのため、第三の期間T3には、交流電源8から負荷7への電力が断たれる。
第3時点t3から半周期の終点(ゼロクロス点)t4までの第四の期間T4には、2個のスイッチ素子Q1,Q2がいずれもオフになり、双方向スイッチ2が双方向オフ状態となる。
また、交流電圧Vacが負極性の半周期における調光装置1の動作は、正極性の半周期と基本的に同様の動作となる。
負極性の半周期において、半周期の始点t0(t4)から第1時間が経過する第1時点t1までの第一の期間T1とする。また、第2時点t2は、第1時点t1から調光信号に応じた第2時間が経過した時点であり、第3時点t3は、半周期の終点t4(t0)よりも一定時間(例えば300〔μs〕)だけ手前の時間である。
第一の期間T1では、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「OFF」信号にする。これにより、第一の期間T1には双方向スイッチ2が双方向オフ状態となる。そして、第1時点t1において、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「ON」信号にする。これにより、第1時点t1から第2時点t2までの第二の期間T2には、2個のスイッチ素子Q1,Q2がいずれもオンになり、双方向スイッチ2が双方向オン状態となる。そのため、第二の期間T2には、交流電源8から双方向スイッチ2を介して負荷7へ電力が供給され、負荷7が点灯する。
第2時点t2においては、制御部6は、第1制御信号Sb1を「ON」信号に維持したまま、第2制御信号Sb2を「OFF」信号にする。第3時点t3においては、制御部6は、第1制御信号Sb1及び第2制御信号Sb2を「OFF」信号にする。これにより、第2時点t2から第3時点t3までの第三の期間T3には、2個のスイッチ素子Q1,Q2のうちスイッチ素子Q2のみがオフし、双方向スイッチ2が逆方向オン状態となる。そのため、第三の期間T3には、交流電源8から負荷7への電力が断たれる。
本実施形態の調光装置1は、以上説明した正極性の半周期の動作と負極性の半周期の動作とを交流電圧Vacの半周期ごとに交互に繰り返すことで、負荷7の調光を行う。ここで、第1時点t1から第2時点t2までの時間(第2時間)は、入力部4に入力された調光レベルに応じた時間であるので、半周期において入力端子11,12間が導通する時間は、調光レベルに従って規定されることになる。言い換えれば、制御部6は調光レベルに応じて双方向スイッチ2を制御する。すなわち、負荷7の光出力を小さくする場合には第2時間は短く、負荷7の光出力を大きくする場合には第2時間は長く規定される。そのため、入力部4に入力される調光レベルに応じて、負荷7の光出力の大きさを変えることが可能である。また、交流電圧Vacのゼロクロス点の前後には、それぞれ双方向スイッチ2が双方向オフ状態となる期間(第一の期間T1、第四の期間T4)があるので、調光装置1は、この期間を用いて交流電源8から電源部5への電力供給を確保できる。
(1.3)電源部について
(1.3.1)電源部の構成及び基本動作
電源部5の構成について、さらに詳しく説明する。電源部5は、図2に示すように、電流制限部53を含んでいる。図2の例では、電流制限部53は、駆動電源部52に含まれている。電源入力端子501は、電源部5の入力端子に相当し、ダイオードD1,D2のカソードに電気的に接続される。これにより、双方向スイッチ2がオフ状態にある場合、電源入力端子501とグランド(基準電位点)との間には、全波整流された交流電圧Vac(ダイオードブリッジから出力される脈流電圧)が印加されることになる。第2電源端子512と電気的に等価である電源出力端子502は、電源部5の出力端子に相当し、制御部6に電気的に接続される。なお、図2においては、図1とは左右が反転されており、駆動電源部52が制御電源部51の左方に位置している。
本実施形態では、駆動電源部52は、ツェナダイオードZD1と、トランジスタQ10と、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と、ダイオードD5と、第2のコンデンサC2と、を有している。駆動電源部52は、ツェナダイオードZD1及びトランジスタQ10を含む定電圧回路を構成する。
具体的には、電源入力端子501とグランドとの間においては、抵抗R1、トランジスタQ10、ダイオードD5、及びコンデンサC2が、電気的に直列に接続されている。これにより、抵抗R1、トランジスタQ10、及びダイオードD5の直列回路は、コンデンサC2の充電経路50の一部を構成する。トランジスタQ10とダイオードD5との間には電流制限部53の第3の抵抗R3が介在するが、ここではまず電流制限部53が省略(つまりトランジスタQ10とダイオードD5とが直接接続)されていることとして、駆動電源部52の構成を説明する。
トランジスタQ10は、一例として、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETからなる。トランジスタQ10のドレインは、抵抗R1を介して電源入力端子501に電気的に接続されている。トランジスタQ10の出力端子となるソースは、ダイオードD5のアノードに電気的に接続されている。ダイオードD5のカソードは、コンデンサC2を介してグランドに電気的に接続されている。コンデンサC2の高電位側の端子、つまりダイオードD5との接続点は、駆動電源部52の出力端子としての第1電源端子511と、電気的に等価である。なお、「トランジスタQ10の出力端子」は、トランジスタQ10を上述した定電圧回路として用いた場合に定電圧を出力する端子を意味している。一般的にトランジスタは一対の主端子(MOSFETであればドレイン、ソース)と制御端子(MOSFETであればゲート)とを有しているので、一対の主端子のうちの一方が、ここでいうトランジスタQ10の出力端子に相当する。
抵抗R2及びツェナダイオードZD1は、電源入力端子501とグランドとの間において電気的に直列に接続されている。ツェナダイオードZD1のカソードは、抵抗R2を介して電源入力端子501に電気的に接続されている。ツェナダイオードZD1のアノードはグランドに電気的に接続されている。トランジスタQ10のゲート(制御端子)は、ツェナダイオードZD1のカソードに電気的に接続されている。
上記構成により、駆動電源部52は、交流電源8からの電力供給を受けて、ツェナダイオードZD1のツェナ電圧(降伏電圧)に基づく定電圧にて、コンデンサC2を充電する。すなわち、抵抗R2及びツェナダイオードZD1の直列回路により、トランジスタQ10の閾値電圧以上のゲート電圧がトランジスタQ10のゲート−ソース間に印加されると、トランジスタQ10のソースから定電圧が出力される。このとき、トランジスタQ10のゲートとグランドとの間の電圧は、ツェナダイオードZD1のツェナ電圧にクランプされる。そのため、コンデンサC2の両端間には、ツェナ電圧から、トランジスタQ10のゲート電圧及びダイオードD5の順方向電圧を差し引いた電圧が、印加されることになる。このようにして、駆動電源部52は、第1電源端子511から定電圧の駆動電源を出力する。
制御電源部51は、本実施形態では、三端子レギュレータ(シリーズレギュレータ)からなるレギュレータ510を有している。レギュレータ510の入力端子は、駆動電源部52の出力端子(第1電源端子511)に電気的に接続されている。レギュレータ510の出力端子は、コンデンサC1を介して基準電位的に電気的に接続されている。コンデンサC1の高電位側の端子、つまりレギュレータ510との接続点は、制御電源部51の出力端子としての第2電源端子512と、電気的に等価である。
上記構成により、制御電源部51は、駆動電源部52からの入力電圧をレギュレータ510で降圧した定電圧にて、コンデンサC1を充電する。このようにして、制御電源部51は、第2電源端子512から定電圧の制御電源を出力する。
(1.3.2)電流制限部の構成及び動作
次に、電流制限部53の構成について説明する。本実施形態では、電流制限部53は、入力端子11,12間におけるコンデンサC2の充電経路50に設けられ、充電経路50に規定値上の電流が流れると、充電経路50を遮断することで、電源部5での制御電源の生成を停止させる。ここでいう充電経路50は、コンデンサC2に流れる電流が通る経路を意味し、抵抗R1、トランジスタQ10、及びダイオードD5の直列回路を含んでいる。また、本実施形態では、電流制限部53は、駆動電源部52のトランジスタQ10に規定値以上の電流が流れると、トランジスタQ10をオフすることで、充電経路50を遮断し、電源部5での制御電源の生成を停止させる。
具体的には、電流制限部53は、第3の抵抗R3と、第4の抵抗R4と、第3のスイッチ素子Q11と、を有している。抵抗R3は、トランジスタQ10の出力端子(ソース)に電気的に接続され、トランジスタQ10に流れる電流を検出する検出抵抗として機能する、シャント抵抗である。ここでは、抵抗R3は、駆動電源部52におけるトランジスタQ10のソースとダイオードD5のアノードとの間に、電気的に接続されている。
スイッチ素子Q11は、トランジスタQ10の出力端子(ソース)と制御端子(ゲート)との間に電気的に接続されている。スイッチ素子Q11は、一例として、npn形のバイポーラトランジスタからなる。スイッチ素子Q11のエミッタは、抵抗R3を介してトランジスタQ10のソースに電気的に接続されている。スイッチ素子Q11のコレクタは、トランジスタQ10のゲートに電気的に接続されている。スイッチ素子Q11のベースは、抵抗R4を介してトランジスタQ10のソースに電気的に接続されている。つまり、スイッチ素子Q11のベース−エミッタ間には、抵抗R3及び抵抗R4の直列回路が電気的に接続されている。
上記構成によれば、電流制限部53は、トランジスタQ10を流れる電流(ドレイン電流)が規定値以上になると、抵抗R3の両端電圧にてスイッチ素子Q11がオンし、これによりトランジスタQ10をオフにする。すなわち、トランジスタQ10から抵抗R3に規定値以上の電流が流れると、この電流により抵抗R3に発生する電圧にてスイッチ素子Q11にバイアスがかかり、抵抗R4を通してスイッチ素子Q11のベースに電流が流れ込む。このとき、スイッチ素子Q11がオンすることでトランジスタQ10のゲート−ソース間が短絡し、トランジスタQ10がオフする。これにより、コンデンサC2の充電経路50が遮断され、電源部5での制御電源の生成が停止する。言い換えれば、交流電源8から電源部5に規定値以上の電流が流れると、電流制限部53にて電源入力端子501からコンデンサC2が電気的に切り離され、電源部5での駆動電源及び制御電源の生成が停止する。
また、本実施形態では、コンデンサC2の充電経路50は、コンデンサC1の充電経路50を兼ねているため、電流制限部53は、コンデンサC2の充電経路50だけでなくコンデンサC1の充電経路50も遮断することになる。電流制限部53は、いずれかのコンデンサC1,C2の充電経路50にのみ設けられていてもよく、例えば、駆動電源部52と制御電源部51との間など、コンデンサC1の充電経路50にのみ設けられていてもよい。
ところで、ここでいう規定値は、電流制限部53が作動するときの電源部5の電流値であって、例えば、抵抗R3の抵抗値などの回路定数により任意に設定可能である。本実施形態では、一例として、電源部5の定格電流値に所定のマージンを加えた値を規定値とする。
(1.3.3)比較例との対比
以下、本実施形態から電流制限部53を省略した構成の調光装置を比較例とし、本実施形態と比較例とを対比した場合の、両者の相違点について説明する。ここで示す比較例は、電流制限部がない点で本実施形態とは異なるものの、その他の回路構成については本実施形態と同じであるため、以下、本実施形態と同様の構成要素については共通の符号を付して説明する。
比較例においては、例えば交流電源8の停電からの復旧時など、電源部5のコンデンサC1,C2が殆ど充電されていない状態で、通電(交流電源8からの電力供給)が開始すると、電源部5に定格電流値を超える突入電流が一時的に流れることがある。この場合、電源部5の入力インピーダンスがローインピーダンス状態にあるので、双方向スイッチ2が双方向オフ状態であっても、一対の入力端子11,12間に電流(突入電流)が流れることになる。一対の入力端子11,12間を流れる突入電流は負荷7にも流れる。そのため、負荷7の種類によっては、上記突入電流により負荷7の光源が一時的に点灯する、いわゆるフラッシュ現象が発生する可能性がある。また、電源部5の定格電流値を超える大電流が電源部5に流れることにより、調光装置の構成部品にストレスが掛かる可能性もある。
これに対して、本実施形態では、電源部5に上記突入電流が流れようとすると、電源部5を流れる電流が規定値を超えた時点で電流制限部53が作動し、電源部5での制御電源の生成が停止する。具体的には、電流制限部53のスイッチ素子Q11がオンすることで、コンデンサC2の充電経路50に含まれているトランジスタQ10がオフする。トランジスタQ10がオフすることで、コンデンサC2の充電経路50が遮断され、電源部5での制御電源の生成が停止する。この場合、電源部5の入力インピーダンスがハイインピーダンス状態になるので、双方向スイッチ2が双方向オフ状態であれば、一対の入力端子11,12間に電流(突入電流)が流れなくなる。そのため、本実施形態では、負荷7の種類によらず、上記突入電流に起因した負荷7のフラッシュ現象を防止できる。また、規定値が電源部5の定格電流値に近い値に設定されていれば、定格電流値を超える大電流が電源部5に流れることにより、調光装置1の構成部品にストレスが掛かることも回避できる。
上述した突入電流は一例に過ぎず、本実施形態の調光装置1は、突入電流以外の大電流が電源部5に流れようとした場合でも、電流制限部53が作動して電源部5での制御電源の生成を停止する。要するに、電流制限部53は、規定値以上の電流が電源部5に流れないように、電源部5に流れる電流を制限する機能を有している。
(1.4)利点
本実施形態の調光装置1は、電流制限部53を備えることにより、電源部5に規定値以上の電流が流れた際には、電源部5を停止させて電源部5の入力インピーダンスをハイインピーダンス状態にすることができる。これにより、例えば、上述した突入電流のような大電流が電源部5に流れることにより、負荷7の光源が一時的に点灯するフラッシュ現象の発生が抑制される。したがって、本実施形態の調光装置1によれば、より多くの種類の負荷に対応可能になる、という利点がある。また、電源部5に流れる電流が制限されることにより、調光装置1の構成部品に掛かるストレスを低減できる、という利点もある。
また、本実施形態では、電源部5はコンデンサC1,C2を有している。この場合、電流制限部53は、一対の入力端子11,12間におけるコンデンサC1,C2の充電経路50に設けられ、充電経路50に規定値以上の電流が流れると、充電経路50を遮断するように構成されていることが好ましい。この構成によれば、電流制限部53は、コンデンサC1,C2の充電電流を制限することができる。本実施形態でのコンデンサC1,C2は調光装置1に必須の構成ではなく、コンデンサC1,C2の一方又は両方は適宜省略されていてもよい。
また、本実施形態では、電源部5は、ツェナダイオードZD1及びトランジスタQ10を含む定電圧回路(駆動電源部52)を有している。この場合、電流制限部53は、トランジスタQ10に規定値以上の電流が流れると、トランジスタQ10をオフするように構成されていることが好ましい。この構成によれば、電流制限部53は、トランジスタQ10をオフにすることで、電源部5での制御電源の生成を停止させることができ、比較的簡単な回路構成で電流制限部53が実現可能になる。
また、本実施形態のように、電流制限部53は、トランジスタQ10の出力端子に電気的に接続された抵抗(検出抵抗)R3と、出力端子とトランジスタQ10の制御端子との間に電気的に接続されたスイッチ素子Q11とを有することが好ましい。この場合、電流制限部53は、抵抗R3に規定値以上の電流が流れると、抵抗R3の両端電圧によりスイッチ素子Q11がオンするように構成される。この構成によれば、抵抗R3を、電流の検出と、スイッチ素子Q11の駆動(オン/オフ制御)と、に用いることでき、比較的簡単な回路構成で電流制限部53が実現可能になる。
(1.5)変形例
(1.5.1)変形例1
実施形態1の変形例1に係る調光装置1Aは、図4に示すように、双方向スイッチ2に相当する部分が、実施形態1の調光装置1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本変形例では、双方向スイッチ2Aが、ダブルゲート構造のスイッチ素子Q3を含む。スイッチ素子Q3は、例えばGaN(窒化ガリウム)などのワイドバンドギャップの半導体材料を用いたダブルゲート(デュアルゲート)構造の半導体素子である。さらに、双方向スイッチ2Aは、入力端子11,12間において、いわゆる逆直列に接続された一対のダイオードD3,D4を含んでいる。ダイオードD3のカソードは入力端子11に接続され、ダイオードD4のカソードは入力端子12に接続されている。両ダイオードD3,D4のアノードは、電源部5のグランドに電気的に接続されている。なお、本変形例では、一対のダイオードD3,D4が、一対のダイオードD1,D2と共にダイオードブリッジを構成する。
本変形例の構成によれば、双方向スイッチ2Aは、双方向スイッチ2に比較して導通損失のさらなる低減を図ることができる。
(1.5.2)その他の変形例
以下、上述した変形例1以外の実施形態1の変形例を列挙する。
上述した実施形態1及び変形例1の調光装置は、光源としてLED素子を用いた負荷7に限らず、有機EL(Electroluminescence)素子や放電灯など、様々な光源の負荷7に適用可能である。
また、スイッチ駆動部9は、調光装置1に必須の構成ではなく、適宜省略されていてもよい。スイッチ駆動部9が省略される場合、制御部6が直接的に双方向スイッチ2を駆動する。スイッチ駆動部9が省略される場合には、駆動電源部52が省略される。
双方向スイッチ2の制御においては、「双方向オン状態」の代わりに「順方向オン状態」に制御することも可能であり、逆に「順方向オン状態」の代わりに「双方向オン状態」に制御することも可能である。また、「双方向オフ状態」の代わりに「逆方向オン状態」に制御することも可能であり、「逆方向オン状態」の代わりに「双方向オフ状態」に制御することも可能である。すなわち、双方向スイッチ2が、オン状態又はオフ状態の状態が変わらなければよい。
また、制御部6による双方向スイッチ2の制御方式は、上述した例に限らず、例えば、交流電圧Vacと同じ周期で第1制御信号と第2制御信号とを交互に「ON」信号とする方式であってもよい。この場合、2個のスイッチ素子Q1,Q2のうち、交流電圧Vacの高電位側となるスイッチ素子がオンしている期間に、双方向スイッチ2が導通することになる。つまり、この変形例では、交流電圧Vacのゼロクロス点から半周期の途中までの期間に一対の入力端子11,12間が導通する、いわゆる逆位相制御が実現される。この場合、第1制御信号及び第2制御信号と交流電圧Vacとの位相差を調節することで、双方向スイッチ2の導通時間を調節することができる。
さらに、制御方式として、逆位相制御方式(トレーリングエッジ方式)に限らず、交流電圧Vacの半周期の途中からゼロクロス点までの期間に一対の入力端子11,12間が導通する、正位相制御方式(リーディングエッジ方式)が、採用されてもよい。
また、双方向スイッチ2を構成する2個のスイッチ素子Q1,Q2の各々は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETに限らず、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などであってもよい。さらに、双方向スイッチ2において、一方向オン状態を実現するための整流素子(ダイオード)は、スイッチ素子Q1,Q2の寄生ダイオードに限らず、変形例1のように外付けのダイオードであってもよい。ダイオードは、スイッチ素子Q1,Q2の各々と同一パッケージに内蔵されていてもよい。
電源部5のトランジスタQ10についても、同様に、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETに限らず、例えばnpn型のバイポーラトランジスタであってもよい。この場合、トランジスタQ10のエミッタがトランジスタQ10の出力端子に相当し、トランジスタQ10のベースがトランジスタQ10の制御端子に相当する。
また、電源部5の具体回路は、図2に示す回路に限らず、適宜変更が可能である。例えば、制御電源を駆動電源として兼用する場合には、電源部5は、駆動電源部52と制御電源部51との2段の回路構成ではなく、制御電源部51のみの1段の回路構成となる。駆動電源部52は、例えば、ツェナダイオードZD1及びトランジスタQ10に加え、オペアンプを有する定電圧回路であってもよいし、トランジスタQ10が省略されていてもよい。制御電源部51は、例えば、駆動電源部52と同様に、ツェナダイオード及びトランジスタを含む定電圧回路であってもよい。電源部5のコンデンサが駆動電源や制御電源の出力に設けられている構成に限らず、電源部5の入力にコンデンサが設けられていてもよい。
また、電流制限部53の具体回路は、図2に示す回路に限らず、適宜変更が可能ある。さらに、電流制限部53は、駆動電源部52に含まれる構成に限らず、例えば、制御電源部51に含まれていてもよいし、電源部5とは別に設けられていてもよい。また、電流制限部53は、電源部5に流れる電流を検出する第1機能部と、第1機能部の検出値を受けて電源部5での制御電源の生成を停止させる第2機能部と、が別々に設けられていてもよい。電流制限部53のスイッチ素子Q11は、バイポーラトランジスタに限らず、例えばエンハンスメント形のnチャネルMOSFETなどであってもよい。
また、第1時間は一定長さの時間であればよく、その長さは適宜設定可能である。例えば、半周期の始点(ゼロクロス点)t0から検出点までの期間と、検出点から一定の待機時間が経過するまでの期間の合計が第一の期間T1である場合、待機時間は300〔μs〕に限らず、0〔μs〕〜500〔μs〕の範囲で適宜設定される。
また、第3時点t3は半周期の終点(ゼロクロス点)t4の手前にあればよく、第3時点t3から半周期の終点t4までの長さは適宜設定可能である。例えば、検出点から第3時点t3までの時間長さが、半周期よりも一定の第1規定時間だけ短い場合、第1規定時間は300〔μs〕に限らず、100〔μs〕〜500〔μs〕の範囲で適宜設定される。
なお、実施形態1でのダイオードD1,D2は調光装置1に必須の構成ではなく、ダイオードD1,D2は適宜省略されていてもよい。
また、電源部5を流れる電流及び規定値等の2値間の比較において、「以上」としているところは、2値が等しい場合、及び2値の一方が他方を超えている場合との両方を含む。ただし、これに限らず、ここでいう「以上」は、2値の一方が他方を超えている場合のみを含む「より大きい」と同義であってもよい。つまり、2値が等しい場合を含むか否かは、規定値等の設定次第で任意に変更できるので、「以上」か「より大きい」かに技術上の差異はない。同様に、「未満」においても「以下」と同義であってもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態1(変形例を含む)では、交流電圧Vacの半周期の始点(ゼロクロス点)t0の前後(第一の期間T1、第四の期間T4)に亘って、交流電源8から電源部5への電力供給を確保しているが、これに限られない。
交流電圧Vacの半周期の始点(ゼロクロス点)t0の後(第一の期間T1)のみ、一定時間の間、交流電源8から電源部5への電力供給を確保してもよい。また、交流電圧Vacの半周期の始点(ゼロクロス点)t0の前(第四の期間T4)のみ、一定時間の間、交流電源8から電源部5への電力供給を確保してもよい。この場合においても、交流電源8から電源部5への電力供給の確保を優先して第一の期間T1又は第四の期間T4が設定されるため、入力部4に入力された調光レベルに応じて負荷7へ電力を供給する第二の期間T2が設定されない場合がある。例えば、ユーザが操作部を負荷7の光出力を最大にするように操作する場合である。
上記一定時間を、交流電源8から電源部5への電力供給を十分に行えるように設定することで、電流波形歪みを抑制しつつ、制御部6を安定動作させることができる。
1,1A 調光装置
2,2A 双方向スイッチ
4 入力部
5 電源部
6 制御部
7 負荷(照明負荷)
8 交流電源
11 入力端子
12 入力端子
50 充電経路
52 駆動電源部(定電圧回路)
53 電流制限部
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
Q10 トランジスタ
Q11 スイッチ素子
R3 抵抗(検出抵抗)
ZD1 ツェナダイオード

Claims (4)

  1. 照明負荷と交流電源との間に電気的に接続される一対の入力端子と、
    前記一対の入力端子間において、双方向の電流の遮断・通過を切り替えるように構成されている双方向スイッチと、
    前記照明負荷の光出力の大きさを指定する調光レベルが入力される入力部と、
    前記一対の入力端子間に電気的に接続され、前記交流電源からの供給電力により制御電源を生成する電源部と、
    前記電源部から前記制御電源の供給を受けて動作し、前記調光レベルに応じて前記双方向スイッチを制御する制御部と、
    前記交流電源から前記電源部に規定値以上の電流が流れると、前記電源部での前記制御電源の生成を停止させる電流制限部と、
    を備える調光装置。
  2. 前記電源部はコンデンサを有し、
    前記電流制限部は、前記一対の入力端子間における前記コンデンサの充電経路に設けられ、当該充電経路に前記規定値以上の電流が流れると、前記充電経路を遮断するように構成されている
    請求項1に記載の調光装置。
  3. 前記電源部は、ツェナダイオード及びトランジスタを含む定電圧回路を有しており、
    前記電流制限部は、前記トランジスタに前記規定値以上の電流が流れると、前記トランジスタをオフするように構成されている
    請求項1又は2に記載の調光装置。
  4. 前記電流制限部は、前記トランジスタの出力端子に電気的に接続された検出抵抗と、前記出力端子と前記トランジスタの制御端子との間に電気的に接続されたスイッチ素子とを有し、前記検出抵抗に前記規定値以上の電流が流れると、前記検出抵抗の両端電圧により前記スイッチ素子がオンするように構成されている
    請求項3に記載の調光装置。
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