JP6555165B2 - 電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラム - Google Patents

電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラムに関する。
従来、互いに異なる時刻を表示可能な時分針を2組備えた電子時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子時計は、文字板の中心に指針軸が位置する第一分針および第一時針を備えた第一指針と、文字板の中心から6時方向にずれた位置に指針軸が位置する第二分針および第二時針を備えた第二指針とを備えている。この電子時計は、リューズが第一引出位置状態にあると、第一指針の修正を実施する第一指針修正モードに移行し、リューズが第二引出位置状態にあると、第二指針の修正を実施する第二指針修正モードに移行する。
特開2009−8504号公報
しかしながら、特許文献1の電子時計では、ユーザーは、リューズを引き出して第一指針または第二指針を修正する際、リューズの位置と修正モードとの関係を覚えていない場合は、第一指針修正モードが設定されているか、第二指針修正モードが設定されているかを簡単に判断できない。このため、時刻を修正しにくいという問題があった。
本発明の目的は、複数の時刻を表示可能であり、かつ、時刻を修正し易い電子機器、時刻修正方法および時刻修正プログラムを提供することにある。
本発明の電子機器は、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部と、前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定する修正モード設定部と、前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが、操作部の修正モード設定操作を行うと、修正モード設定部は第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードを設定する。そして、表示制御部は、第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が第1指針であることを示す第1指示位置を指示針に指示させ、第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が第2指針であることを示す第2指示位置を指示針に指示させる。
これによれば、ユーザーは、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを、直感的に把握できるため、時刻を修正し易くできる。
本発明の電子機器は、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部と、時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定し、前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定する修正モード設定部と、前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが、操作部の修正モード移行操作を行うと、修正モード設定部は、例えば通常時刻表示モードを切り替えて第1時刻修正モードを設定する。さらに、ユーザーが操作部の修正モード切替操作を行うと、修正モード設定部は第2時刻修正モードを設定し、さらに、ユーザーが操作部の修正モード切替操作を行うと、修正モード設定部は第1時刻修正モードを設定する。
ユーザーは、修正モード移行操作を行った場合に、第1時刻修正モードが設定されることを予め把握していれば、修正モード移行操作を行った場合、指示針が第1指示位置を指示しなくても、第1時刻修正モードが設定されていることを把握できる。
このため、修正モード移行操作によって第1時刻修正モードが設定された場合は、指示針による第1指示位置の指示を行わないことで、ユーザーは、修正モード移行操作を行った後、指示針が移動するのを待つことなく、すぐに第1時刻を修正できる。
また、修正モード移行操作が行われた後に修正モード切替操作が行われたことで、第2時刻修正モードや第1時刻修正モードが設定された場合は、指示針に第1指示位置または第2指示位置を指示させることで、ユーザーは、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを直感的に把握できる。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記指示針に、前記第1指示位置として、前記指示針の指示方向に前記第1指針の指針軸が位置する指示位置を指示させ、前記第2指示位置として、前記指示針の指示方向に前記第2指針の指針軸が位置する指示位置を指示させることが好ましい。
本発明によれば、修正対象の指針が第1指針であるか第2指針であるかを明確に表示できる。
本発明の電子機器において、前記指示針の指針軸は、前記第1指針および前記第2指針の少なくとも一方の指針の先端が描く円の外側に位置し、前記表示制御部は、前記指示針に、修正対象の指針が前記一方の指針であることを示す指示位置として、前記指示針の指示方向に伸びる直線が前記円と交差する範囲の所定位置を指示させることが好ましい。
本発明によれば、修正対象の指針が前記一方の指針であることを表示できる。
なお、表示制御部は、例えば、指示針の指針軸が、他方の指針の先端が描く円(他方円)の外側に位置している場合は、指示針に、修正対象の指針が他方の指針であることを示す指示位置として、指示針の指示方向に伸びる直線が前記他方円と交差する範囲の所定位置を指示させる。また、指示針の指針軸が、前記他方円の内側に位置している場合、指示針の指示方向に他方の指針の指針軸が位置する指示位置を指示させる。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記指示針に前記第1指示位置または前記第2指示位置を指示させた後、予め設定された指示時間が経過すると、前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させることが好ましい。
所定の情報は、例えば、夏時間の設定などである。
本発明によれば、指示針が第1指示位置または第2指示位置を指示した後、ユーザーは、指示時間が経過して移動した指示針を確認することで、所定の情報を把握できる。
これによれば、所定の情報を表示する指針を別途設ける必要がないため、電子機器が備える指針の数を少なくできる。
また、ユーザーは、指示針が第1指示位置または第2指示位置を指示した後、操作部を操作することなく、所定の情報を把握できるため、操作を簡単にできる。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記指示針に前記第1指示位置または前記第2指示位置を指示させている場合、前記操作部の操作に応じて、前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させることが好ましい。
本発明によれば、指示針が第1指示位置または第2指示位置を指示した後、ユーザーは、操作部を操作し、移動した指示針を確認することで、所定の情報を把握できる。
これによれば、所定の情報を表示する指針を別途設ける必要がないため、電子機器が備える指針の数を少なくできる。
本発明の電子機器において、前記所定の情報は、夏時間の設定であることが好ましい。
ユーザーは、例えば、第1時刻または第2時刻を別の地域の時刻に修正する場合、あわせて夏時間の設定を修正したいと考える場合がある。本発明によれば、ユーザーは、第1指示位置または第2指示位置を指示した後に移動した指示針を確認することで、夏時間の設定を確認できる。このため、夏時間の設定を修正する必要がある場合は、例えば操作部を操作することで夏時間の設定を修正できるため、使い易さを向上できる。
本発明の電子機器において、前記第1時刻修正モードが設定されている場合、前記操作部のタイムゾーン修正操作に応じて前記第1時刻のタイムゾーンデータを修正し、前記第2時刻修正モードが設定されている場合、前記操作部の前記タイムゾーン修正操作に応じて前記第2時刻のタイムゾーンデータを修正するタイムゾーン設定部と、修正された前記第1時刻のタイムゾーンデータに基づいて前記第1時刻を修正し、修正された前記第2時刻のタイムゾーンデータに基づいて前記第2時刻を修正する時刻修正部と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、第1時刻または第2時刻を別の地域の時刻に修正する場合、タイムゾーン修正操作を行うことで、この操作に連動して第1時刻または第2時刻を修正できる。このため、操作部を操作して第1指針または第2指針の表示時刻を別の地域の時刻に手動で合わせる場合と比べて、操作を簡単にできる。
本発明の電子機器において、タイムゾーンデータを表示するタイムゾーン指針を備え、前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1時刻のタイムゾーンデータを前記タイムゾーン指針に表示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、前記第2時刻のタイムゾーンデータを前記タイムゾーン指針に表示させることが好ましい。
タイムゾーン指針は、例えば、タイムゾーンデータを表示しない場合に第1時刻および第2時刻の秒を表示する指針であってもよいし、タイムゾーンデータを表示する専用の指針であってもよい。
本発明によれば、ユーザーは、第1時刻修正モードが設定された場合、タイムゾーン指針を確認することで、第1時刻のタイムゾーンデータを把握でき、第2時刻修正モードが設定された場合、タイムゾーン指針を確認することで、第2時刻のタイムゾーンデータを把握できるため、タイムゾーンデータの修正が必要か否かを容易に判断できる。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定され、前記指示針および前記タイムゾーン指針を移動させる場合、前記指示針および前記タイムゾーン指針を同時に移動させることが好ましい。
指示針およびタイムゾーン指針を同時に移動させるとは、指示針の移動期間とタイムゾーン指針の移動期間とが重なっていることを意図する。
本発明によれば、指示針の移動期間とタイムゾーン指針の移動期間とが重なっていない場合と比べて、指示針およびタイムゾーン指針の両方の移動が完了するまでの時間を短縮できる。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定され、前記指示針および前記タイムゾーン指針を移動させる場合、前記指示針を移動させ、前記指示針を移動させた後に前記タイムゾーン指針を移動させ、前記タイムゾーン指針を移動させた後に前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させることが好ましい。
本発明では、指示針の移動期間とタイムゾーン指針の移動期間とは重なっていない。このため、指示針の移動期間とタイムゾーン指針の移動期間とが重なっている場合と比べて、消費電力のピーク値を低減できる。
また、タイムゾーン指針は、第1時刻および第2時刻の両方のタイムゾーンデータを表示可能に構成されているため、タイムゾーン指針が表示するタイムゾーンデータが第1時刻および第2時刻のどちらのタイムゾーンデータかが分からなければ、ユーザーは、タイムゾーンデータを正しく把握できない。
このため、指示針をタイムゾーン指針よりも先に移動させることで、タイムゾーン指針よりも後に移動させる場合と比べて、ユーザーは、タイムゾーンデータを早く把握できる。
また、ユーザーは、タイムゾーン指針が移動した後、再度移動した指示針を確認することで、所定の情報を把握できる。
本発明の電子機器において、文字板を備え、前記第1指針および前記タイムゾーン指針は、指針軸が前記文字板の平面中心に位置していることが好ましい。
本発明によれば、第1指針およびタイムゾーン指針の指針軸が文字板の平面中心から外周側にずれて位置している場合と比べて、第1指針およびタイムゾーン指針の長さ寸法を大きくできる。このため、第1時刻およびタイムゾーンデータをダイナミックな動きで表示できる。
なお、この場合、第2指針の指針軸は、文字板の平面中心から外周側にずれて位置している。
本発明の電子機器において、前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定された場合、前記第1時針、前記第1分針、前記第2時針、前記第2分針を継続して運針させることが好ましい。
本発明によれば、例えば、ユーザーが、第1時刻または第2時刻を、別の地域の時刻に修正する場合、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された後、第1指針または第2指針を確認することで、現在時刻を把握しながら第1時刻または第2時刻を修正できる。
本発明は、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器の時刻修正方法であって、前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定するステップと、前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを、直感的に把握できるため、時刻を修正し易くできる。
本発明は、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器の時刻修正方法であって、時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定するステップと、前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定するステップと、前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、修正モード移行操作を行った後、指示針が移動するのを待つことなく、すぐに第1時刻を修正できる。また、修正モード移行操作が行われた後に修正モード切替操作が行われた場合は、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを直感的に把握できる。
本発明の時刻修正プログラムは、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器に、前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定するステップと、前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを、直感的に把握できるため、時刻を修正し易くできる。
本発明の時刻修正プログラムは、第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器に、時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定するステップと、前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定するステップと、前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、修正モード移行操作を行った後、指示針が移動するのを待つことなく、すぐに第1時刻を修正できる。また、修正モード移行操作が行われた後に修正モード切替操作が行われた場合は、指示針を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを直感的に把握できる。
本発明の第1実施形態に係る電子時計を示す概略図。 第1実施形態における電子時計の正面図。 第1実施形態における電子時計の断面図。 第1実施形態における電子時計の制御ブロック図。 航法メッセージのメインフレーム構成を示す図。 航法メッセージのTLMワード構成を示す図。 航法メッセージのHOWワード構成を示す図。 第1実施形態における記憶装置のデータ構造図。 第1実施形態における制御処理を示すフローチャート。 第1実施形態におけるタイムゾーン設定処理を示すフローチャート。 第1実施形態における修正モード切替処理を示すフローチャート。 第1実施形態における時刻修正処理を示すフローチャート。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 第1実施形態における電子時計の表示の遷移例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る電子時計の表示の遷移例を示す図。 本発明の他の実施形態に係る電子時計を説明する図。 本発明の他の実施形態に係る電子時計を説明する図。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電子時計10を示す概略図である。
電子機器としての電子時計10は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星100のうち、少なくとも1つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して時刻情報を取得し、少なくとも3つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して位置情報を算出して取得するように構成されている。なお、GPS衛星100は、位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星100が周回している。
[電子時計の概略構成]
電子時計10は、第1時刻と第2時刻を表示可能なデュアルタイム表示機能を備えた時計である。
図2は、電子時計10の正面図であり、図3は、電子時計10の概略を示す断面図である。
電子時計10は、図2および図3に示すように、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース31に、セラミックで形成されたベゼル32が嵌合されて構成されている。このベゼル32の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング40を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部分として配置されている。
外装ケース30の側面には、文字板11の平面中心より、2時方向の位置にAボタン51と、4時方向の位置にBボタン52と、3時方向の位置にリューズ55とが設けられている。
電子時計10は、図3に示すように、外装ケース30の二つの開口のうち、表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、指針21,22,23,61,71,81,82,91と、カレンダー車16と、各指針およびカレンダー車16を駆動する駆動機構140などが備えられている。
ダイヤルリング40は、外周端が、ベゼル32の内周面に接触しているとともに、一面がカバーガラス33と並行している平板部分と、内周端が文字板11に接触するように、文字板11側へ傾斜した傾斜部分を備えている。ダイヤルリング40は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング40の平板部分と、傾斜部分と、ベゼル32の内周面とによりドーナツ形状の収納空間が形成されており、この収納空間内には、リング状のアンテナ体110が収納されている。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス33との間に各指針を備え、ダイヤルリング40の内側に配置されている。
文字板11と、駆動機構140が取り付けられている地板125との間には、光発電を行うソーラーパネル135が備えられている。ソーラーパネル135は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。文字板11、ソーラーパネル135および地板125には、指針21,22,23の指針軸25と、指針61の指針軸62と、指針71の指針軸74と、指針81,82の指針軸84と、指針91の指針軸92とが貫通する穴が形成されている。また、文字板11およびソーラーパネル135には、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏面側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸を回転させることにより各指針を駆動する。
駆動機構140は、具体的には、第1〜第6駆動機構を備える。第1駆動機構は指針22および指針23を駆動し、第2駆動機構は指針21を駆動し、第3駆動機構は指針61を駆動し、第4駆動機構は指針71を駆動し、第5駆動機構は指針81,82,91を駆動し、第6駆動機構はカレンダー車16を駆動する。
回路基板120は、受信装置(GPSモジュール)400、制御装置300、記憶装置200を備えている。また、この回路基板120とアンテナ体110とは、アンテナ接続ピン115を用い接続されている。受信装置400、制御装置300、記憶装置200が設けられた回路基板120の裏蓋34側(裏面側)には、これらの回路部品を覆うための回路押さえ122が設けられている。また、リチウムイオン電池などの二次電池130が、地板125と裏蓋34との間に設けられている。二次電池130は、ソーラーパネル135が発電した電力で充電される。
[電子時計の表示機構]
指針21(秒針)、指針22(第1分針)、指針23(第1時針)は、文字板11の平面中心に、文字板11の表裏方向に沿って設けられた指針軸25に取り付けられている。なお、指針軸25は、各指針21,22,23が取り付けられる3つの指針軸で構成されている。
文字板11の外周部を囲むダイヤルリング40の内周側には、図2に示すように、内周を60分割にする目盛が表記されている。この目盛を用いて、指針21は通常時に第1時刻(ローカルタイム:例えば外国にいる場合の現地時刻)の「秒」を表示し、指針22は第1時刻の「分」を表示し、指針23は第1時刻の「時」を表示する。なお、第1時刻の「秒」は、後述する第2時刻の「秒」と同じため、ユーザーは、指針21を確認することで、第2時刻の「秒」も把握できる。
ここで、指針22,23で構成される指針は、第1指針の一例である。
また、ダイヤルリング40には、12分位置にアルファベットの「Y」と、18分位置にアルファベットの「N」の英字が表記されている。この英字は、GPS衛星100から受信した衛星信号に基づく各種情報の受信(取得)結果(Y:受信(取得)成功、N:受信(取得)失敗)を示す。指針21は、「Y」および「N」のいずれか一方を指示し、衛星信号の受信結果を表示する。
指針61(曜日針)は、文字板11の平面中心から2時方向の位置に設けられている指針軸62に取り付けられている。指針61の回転領域の外周には、七曜を示す、「S」、「M」、「T」、「W」、「T」、「F」、「S」の英字が表記されている。指針61は、「S」〜「S」のいずれかを指示することで、第1時刻に対応した、カレンダー情報としての曜日を表示する。
指針71(モード針)は、文字板11の平面中心から8時方向の位置に設けられている指針軸74に取り付けられている。以下、指針71の回転領域の外周の表記について説明するが、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるのは、指針71の指針軸74から回転領域の外周をみたときの方向である。
指針71の回転領域の6時方向から7時方向の範囲の外周には、「DST」の英字と「○」の記号が表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味する。指針71は、これらの英字と記号を指示することで、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表示する。
指針71の回転領域の8時方向から9時方向までの範囲の外周には、円周に沿って、9時方向の基端が太く、8時方向の先端が細い三日月鎌状の記号72が表記されている。この記号72は二次電池130(図3参照)のパワーインジケーターであり、電池残量に応じた位置を指針71が指示することで電池残量が表示される。なお、指針71は、通常時、記号72を指示している。
指針71の回転領域の10時方向の外周には、飛行機形状の記号73が表記されている。この記号は、機内モードを表す。航空機の離着陸時は、航空法によって衛星信号の受信が禁止されている。指針71は、記号73を指示することで、機内モードに設定され、受信が行われないことを表示する。
指針71の回転領域の11時方向から12時方向までの範囲の外周には、「1」の数字と「4+」の記号が表記されている。これらの数字と記号は、衛星信号の受信モードを表す。「1」はGPS時刻情報を受信し内部時刻が修正されること(測時モード)を、「4+」はGPS時刻情報と軌道情報とを受信し、現在位置である位置情報を算出し、内部時刻と後述するタイムゾーンデータとが修正されること(測位モード)を意味する。
また、指針71は、指針81,82の指針軸84を指示可能に設けられている。すなわち、指針71は、指示針の一例である。なお、指針71の詳しい動作については、後述するタイムゾーン設定処理で説明する。
指針81(第2分針)、指針82(第2時針)は、文字板11の平面中心から6時方向の同じ位置に設けられている指針軸84に取り付けられている。なお、指針軸84は、各指針81,82が取り付けられる2つの指針軸で構成されている。指針81は、第2時刻(ホームタイム:例えば外国にいる場合の日本の時刻)の「分」を表示し、指針82は、第2時刻の「時」を表示する。ここで、指針81,82で構成される指針は、第2指針の一例である。
また、指針81,82の回転領域の周囲には、リング状のサブダイヤル83が設けられている。サブダイヤル83には、第2時刻の「時」を表す「1」から「12」までの数字が表記されている。
指針91は、文字板11の平面中心から4時方向の位置に設けられている指針軸92に取り付けられている。指針91は、第2時刻の午前および午後を表示する。
カレンダー小窓15は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部からカレンダー車16に印刷された数字が視認可能となっている。カレンダー車16は、開口部から数字を視認させることで、第1時刻に対応した年月日の「日」を表示する。
ダイヤルリング40には、内周側の目盛に沿って、協定世界時(UTC)との時差を表す時差情報45が、数字と数字以外の記号とで表記されている。数字の時差情報45は整数の時差であり、記号の時差情報45は整数以外の時差であることを表している。指針21,22,23で表示された第1時刻と、UTCとの時差は、後述する時刻修正モードにおいて、指針21が指し示す時差情報45で確認することができる。すなわち、指針21は、タイムゾーンデータを表示するタイムゾーン指針としても用いられる。
また、ダイヤルリング40の周囲に設けられているベゼル32には、ダイヤルリング40に表記されている時差情報45の時差に対応した標準時を使用しているタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報35が、時差情報45に併記されている。ここで、時差情報45や都市情報35の表記をタイムゾーン表示46という。本実施形態では、全世界で使用されているタイムゾーンの数と等しいタイムゾーン表示46が表記されている。
[電子時計の内部構成]
図4は、電子時計10の制御ブロック図である。
電子時計10は、図4に示すように、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)で構成される制御装置300、RAM(Random Access Memory)201やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)202等で構成される記憶装置200、受信装置(GPSモジュール)400、計時装置150、入力装置160、検出装置170、駆動機構140、表示装置141を備えている。これらの各装置は、データバスを介してデータを送受信する。
また、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130を内蔵している。二次電池130は、ソーラーパネル135から充電回路131を介して供給される電力で充電される。
[入力装置]
入力装置160は、図2に示すリューズ55、Aボタン51、Bボタン52を備えて構成される。リューズ55は、0段位置、1段位置、2段位置に移動可能に設けられている。なお、通常時は0段位置に押し込まれている。ここで、入力装置160は、操作部の一例である。
[検出装置]
検出装置170は、各ボタン51,52の押し離しや、リューズ55の引き出し、押し込み、回転操作に基づいて、各種処理の実行を指示する操作を検出し、検出した操作に応じた操作信号を制御装置300に出力する。
例えば、検出装置170は、リューズ55が0段位置または2段位置から1段位置に移動されることで、時刻修正モードに移行させる修正モード移行操作を検出する。そして、修正モード移行操作を検出すると修正モード移行信号を制御装置300に出力する。制御装置300は、修正モード移行信号が入力されると、第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定する。
また、検出装置170は、リューズ55が1段位置の状態で、Bボタン52が押されることで、時刻修正モードの種類を切り替えさせる修正モード切替操作を検出する。そして、修正モード切替操作を検出すると修正モード切替信号を制御装置300に出力する。制御装置300は、修正モード切替信号が入力されると、第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定する。
すなわち、修正モード移行操作および修正モード切替操作は、どちらも時刻修正モードを設定する修正モード設定操作である。
また、検出装置170は、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された状態で、リューズ55が回転操作されることで、タイムゾーン修正操作を検出し、タイムゾーン修正操作を検出すると、タイムゾーン修正信号を制御装置300に出力する。制御装置300は、タイムゾーン修正信号が入力されると、タイムゾーンデータを修正する。
また、検出装置170は、リューズ55が1段位置から0段位置または2段位置に移動されることで、時刻修正モードを終了させる時刻修正終了操作を検出し、時刻修正終了操作を検出すると時刻修正終了信号を制御装置300に出力する。制御装置300は、時刻修正終了信号が入力されると、時刻修正モードを終了する。
[表示装置]
表示装置141は、図2に示す文字板11、サブダイヤル83、ダイヤルリング40、ベゼル32、指針21,22,23,61,71,81,82,91、カレンダー車16等を備えて構成される。
[受信装置]
受信装置400は、アンテナ体110に接続され、アンテナ体110を介して受信した衛星信号を処理してGPS時刻情報や位置情報を取得する。アンテナ体110は、GPS衛星100から送信され、図3に示すカバーガラス33とダイヤルリング40とを通過した衛星信号の電波を受信する。
そして、受信装置400は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星100から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)からGPS時刻情報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得手段とを備えている。
[航法メッセージ]
ここで、前記各取得情報が含まれるGPS衛星100から送信される衛星信号である航法メッセージについて説明する。なお、航法メッセージは、50bpsのデータとして衛星の電波に変調されている。
図5〜図7は、航法メッセージの構成について説明するための図である。
図5に示すように、航法メッセージは、全ビット数1500ビットのメインフレームを1単位とするデータとして構成される。メインフレームは、それぞれ300ビットの5つのサブフレーム1〜5に分割されている。1つのサブフレームのデータは、各GPS衛星100から6秒で送信される。従って、1つのメインフレームのデータは、各GPS衛星100から30秒で送信される。
サブフレーム1には、週番号データ(WN:week number)や衛星補正データが含まれている。
週番号データは、現在のGPS時刻情報が含まれる週を表す情報であり、1週間単位で更新される。
サブフレーム2、3には、エフェメリスパラメーター(各GPS衛星100の詳細な軌道報)が含まれる。また、サブフレーム4、5には、アルマナックパラメーター(全GPS衛星100の概略軌道情報)が含まれている。
さらに、サブフレーム1〜5には、先頭から、30ビットのTLM(Telemetry word)データが格納されたTLM(Telemetry)ワードと30ビットのHOW(hand over word)データが格納されたHOWワードが含まれている。
したがって、TLMワードやHOWワードは、GPS衛星100から6秒間隔で送信されるのに対し、週番号データや衛星補正データ、エフェメリスパラメーター、アルマナックパラメーターは30秒間隔で送信される。
図6に示すように、TLMワードには、プリアンブルデータ、TLMメッセージ、Reservedビット、パリティデータが含まれている。
図7に示すように、HOWワードには、TOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)というGPS時刻情報が含まれている。Zカウントデータは毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、Zカウントデータは、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報である。このZカウントデータは、次のサブフレームデータの先頭ビットが送信されるGPS時刻情報を示す。
したがって、電子時計10は、サブフレーム1に含まれる週番号データとサブフレーム1〜5に含まれるHOWワード(Zカウントデータ)を取得することで、日付情報および時刻情報を取得することができる。ただし、電子時計10は、以前に週番号データを取得し、週番号データを取得した時期からの経過時間を内部でカウントしている場合は、週番号データを取得しなくてもGPS衛星100の現在の過番号データを得ることができる。
したがって、電子時計10は、リセット後や電源投入時のように、内部に週番号データ(日付情報)を記憶していない場合のみ、サブフレーム1の週番号データを取得すれば良い。そして、週番号データを記憶している場合は、電子時計10は、6秒毎に送信されるTOWを取得すれば、現在時刻が分かるようになっている。このため、電子時計10は、通常、時刻情報としてTOWのみを取得する。
[計時装置]
計時装置150は、二次電池130に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
[記憶装置]
記憶装置200は、図8に示すように、時刻データ記憶部210と、タイムゾーンデータ記憶部220とを備えている。
時刻データ記憶部210には、受信時刻データ211と、閏秒更新データ212と、内部時刻データ213と、第1表示用時刻データ214と、第2表示用時刻データ215と、第1タイムゾーンデータ216と、第2タイムゾーンデータ217とが記憶される。
ここで、本実施形態では、受信時刻データ211と、閏秒更新データ212と、内部時刻データ213と、第1表示用時刻データ214と、第2表示用時刻データ215とは、RAM201に記憶され、第1タイムゾーンデータ216と、第2タイムゾーンデータ217とはEEPROM202に記憶される。
受信時刻データ211には、衛星信号から取得した時刻情報(GPS時刻)が記憶される。この受信時刻データ211は、通常は計時装置150によって1秒毎に更新され、衛星信号を受信した際には、取得した時刻情報が記憶される。
閏秒更新データ212には、少なくとも現在の閏秒のデータが記憶される。すなわち、衛星信号のサブフレーム4、ページ18には、閏秒に関するデータとして、「現在の閏秒」、「閏秒の更新週」、「閏秒の更新日」、「更新後の閏秒」の各データが含まれる。このうち、本実施形態では、少なくとも「現在の閏秒」のデータを、閏秒更新データ212に記憶している。
内部時刻データ213には、内部時刻情報が記憶される。この内部時刻情報は、受信時刻データ211に記憶されたGPS時刻と、閏秒更新データ212に記憶している「現在の閏秒」とによって更新される。すなわち、内部時刻データ213には、UTC(協定世界時)が記憶されることになる。受信時刻データ211が計時装置150で更新される際に、この内部時刻情報も更新される。
第1表示用時刻データ214には、内部時刻データ213の内部時刻情報に、第1タイムゾーンデータ216のタイムゾーンデータ(時差情報)を加味した時刻情報が記憶される。第1タイムゾーンデータ216は、ユーザーが手動で選択した場合や測位モードで受信した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第1表示用時刻データ214の時刻情報は、指針21,22,23によって表示される第1時刻に相当する。
第2表示用時刻データ215には、内部時刻データ213の内部時刻情報に、第2タイムゾーンデータ217のタイムゾーンデータを加味した時刻情報が記憶される。第2タイムゾーンデータ217は、ユーザーが手動で選択した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第2表示用時刻データ215の時刻情報は、指針81,82,91によって表示される第2時刻に相当する。
ここで、第1タイムゾーンデータ216および第2タイムゾーンデータ217は、不揮発性メモリーの一種であるEEPROM202に記憶されているため、電子時計10がシステムリセットされた場合でも、第1タイムゾーンデータ216および第2タイムゾーンデータ217に記憶されたタイムゾーンデータは記憶されている。そして、電子時計10が起動する際、第1表示用時刻データ214は、「00:00」に初期化され、第2表示用時刻データ215は、第1タイムゾーンデータ216のタイムゾーンデータと第2タイムゾーンデータ217のタイムゾーンデータとの時差を反映した時刻が設定される。
例えば、第1タイムゾーンデータ216に(+9時間)が設定され、第2タイムゾーンデータ217に(+0時間)が設定されている場合、起動時、第1表示用時刻データ214は、「00:00」に初期化され、第2表示用時刻データ215は、「15:00」に設定される。
また、例えば、第1タイムゾーンデータ216に(+3時間)が設定され、第2タイムゾーンデータ217に(+6時間)が設定されている場合、起動時、第1表示用時刻データ214は、「00:00」に初期化され、第2表示用時刻データ215は、「03:00」に設定される。
また、例えば、第1タイムゾーンデータ216に(+0時間)が設定され、第2タイムゾーンデータ217に(−5時間)が設定されている場合、起動時、第1表示用時刻データ214は、「00:00」に初期化され、第2表示用時刻データ215は、「19:00」に設定される。
このように、電子時計10がシステムリセットされても、第1時刻および第2時刻のタイムゾーンデータが消えずに記憶されているため、起動後にタイムゾーンデータを再設定する必要がない。
また、起動時には、第1時刻が「00:00」に初期化されるため、ユーザーは、時刻修正の必要があると判断できる。
タイムゾーンデータ記憶部220は、EEPROM202で構成されている。タイムゾーンデータ記憶部220は、位置情報(緯度、経度)とタイムゾーンデータ(時差情報)とを関連付けて記憶している。このため、測位モードで位置情報を取得した場合、制御装置300は、その位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを取得できるようにされている。なお、詳しくは後述のタイムゾーン設定処理で説明するが、制御装置300は、リューズ55の操作によっても、タイムゾーンデータ記憶部220からタイムゾーンデータを取得できるようにされている。
[制御装置]
制御装置300は、電子時計10を制御するCPUで構成されている。制御装置300は、記憶装置200に格納された時刻修正プログラムを実行することで、測時部310、測位部320、修正モード設定部330、表示制御部340、タイムゾーン設定部350、時刻修正部360として機能する。
測時部310は、受信装置400を作動して測時モードでの受信処理を実行する。測位部320は、受信装置400を作動して測位モードでの受信処理を実行する。修正モード設定部330は、第1時刻修正モードおよび第2時刻修正モードを設定する。表示制御部340は、各指針の動作を制御する。タイムゾーン設定部350は、第1時刻のタイムゾーンデータおよび第2時刻のタイムゾーンデータを設定する。時刻修正部360は、第1時刻および第2時刻を修正する。なお、各部の機能の詳細は、以降の制御装置300が実行する処理で説明する。
[制御処理]
通常時刻表示モードにおいてボタンが押されたときに制御装置300が実行する制御処理について説明する。図9は制御装置300が実行する制御処理を示すフローチャートである。
通常時刻表示モード(S11)において、制御装置300は、検出装置170から入力される操作信号に基づいて、Aボタン51が操作されたかを常に判定している(S12)。なお、通常時刻表示モードでは、リューズ55は0段位置に押し込まれている。
制御装置300は、Aボタン51が押され、S12でYESと判定した場合、Aボタン51が継続して押された時間を判定する(S13)。
そして、Aボタン51が3秒以上6秒未満押され、測時モードの強制受信操作が行われると、測時部310は、受信装置400を作動して測時モードでの受信処理を行う(S14)。測時モードでの受信処理が行われると、受信装置400は、少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉し、そのGPS衛星100から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得する。
次に、制御装置300は、時刻情報の取得に成功したか否かを判定する(S15)。
S15でYESと判定された場合、表示制御部340は、指針21に「Y」を指示させて受信に成功したことを表示させる。
また、時刻修正部360は、取得した時刻情報を受信時刻データ211に記憶する。これにより、内部時刻データ213、第1表示用時刻データ214、第2表示用時刻データ215が修正される(S16)。
一方、S15でNOと判定された場合、表示制御部340は、指針21に「N」を指示させて受信に失敗したことを表示させる。
S16の処理の後、または、S15でNOと判定された場合、S11で、制御装置300は通常時刻表示モードに戻り、表示制御部340は、指針21に第1時刻の「秒」を表示させる。
また、Aボタン51が6秒以上押され、測位モードの強制受信操作が行われると、測位部320は、受信装置400を作動して測位モードでの受信処理を行う(S17)。測位モードでの受信処理が行われると、受信装置400は、少なくとも3個、好ましくは4個以上のGPS衛星100を捕捉し、各GPS衛星100から送信される衛星信号を受信して位置情報を算出して取得する。また、受信装置400は、衛星信号を受信した際に時刻情報も同時に取得できる。
次に、制御装置300は、位置情報の取得に成功したか否かを判定する(S18)。
S18でYESと判定された場合、表示制御部340は、指針21に「Y」を指示させて受信に成功したことを表示させる。
また、タイムゾーン設定部350は、取得された位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを設定する(S19)。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部220から位置情報に対応するタイムゾーンデータ(時差情報)を選択して取得し、第1タイムゾーンデータ216に記憶(設定)する。
例えば、日本標準時(JST)は、UTCに対して9時間進めた時刻(UTC+9)であるため、取得した位置情報が日本である場合には、タイムゾーン設定部350は、タイムゾーンデータ記憶部220から日本標準時の時差情報(+9時間)を読み出して第1タイムゾーンデータ216に記憶する。
また、時刻修正部360は、取得した時刻情報を受信時刻データ211に記憶する。これにより、内部時刻データ213、第1表示用時刻データ214、第2表示用時刻データ215が修正される。
また、時刻修正部360は、第1表示用時刻データ214を、第1タイムゾーンデータ216を用いて修正する(S20)。このため、第1表示用時刻データ214は、UTCである内部時刻データ213にタイムゾーンデータを加算した時刻となる。
一方、S18でNOと判定された場合、表示制御部340は、指針21に「N」を指示させて受信に失敗したことを表示させる。
S20の処理の後、または、S18でNOと判定された場合、S11で、制御装置300は、通常時刻表示モードに戻り、表示制御部340は、指針21に第1時刻の「秒」を表示させる。
また、Aボタン51が3秒未満押され、受信結果表示操作が行われると、表示制御部340は、指針21に「Y」または「N」を指示させることで、直前の受信処理の受信結果を表示させる(S21)。その後、Bボタン52が押されるか、表示時間(例えば5秒)が経過すると、S11で、制御装置300は、通常時刻表示モードに戻り、表示制御部340は、指針21に第1時刻の「秒」を表示させる。
[タイムゾーン設定処理]
次に、制御装置300が実行するタイムゾーン設定処理について説明する。
図10は、タイムゾーン設定処理を示すフローチャートである。図11は、タイムゾーン設定処理における修正モード切替処理S50を示すフローチャートであり、図12は、タイムゾーン設定処理における時刻修正処理S70を示すフローチャートである。
図10に示すように、修正モード設定部330は、リューズ55が1段位置に移動されたか否かを判定する(S31)。S31でNOと判定された場合は、S31の判定処理を繰り返し実行する。
リューズ55が1段位置に移動され、修正モード移行操作が行われると、S31でYESと判定され、修正モード設定部330は、初期モードとして第1時刻修正モードを設定する(S32)。
第1時刻修正モードが設定されると、表示制御部340は、図13に示すように、指針71(モード針)を反時計回りに移動させて、「DST」または「○」を指示させることで、第1時刻における夏時間の設定を表示させる(S33)。
指針71が「DST」または「○」を指示した後、表示制御部340は、図14に示すように、指針21(秒針)を時計回りに早送りで移動させて、タイムゾーン表示46を指示させることで、第1タイムゾーンデータ216に記憶されているタイムゾーンデータ(第1時刻のタイムゾーンデータ)を表示させる(S34)。
なお、表示制御部340は、指針61(曜日針)に、「S」〜「S」を指示させることで、第1時刻に対応する曜日を継続して表示させる(S35)。
次に、制御装置300は、リューズ55やBボタン52等、入力装置160が操作されたか否かを判定する(S36)。
S36でNOと判定された場合、表示制御部340は、指針22,23が表示する第1時刻の時分、および、指針81,82が表示する第2時刻の時分を更新させる(S37)。その後、制御装置300は、処理をS36に戻す。
一方、S36でYESと判定された場合、制御装置300は、操作の種類を判定する(S38)。
S38で、Bボタン52が押され、修正モード切替操作が行われたと判定された場合、制御装置300は、修正モード切替処理S50を実行する。
図11に示すように、修正モード切替処理S50が実行されると、修正モード設定部330は、Bボタン52が押される直前に設定されていたモードが、第1時刻修正モードか否かを判定する(S51)。最初は、第1時刻修正モードが設定されているため、S51でYESと判定される。
S51でYESと判定された場合、修正モード設定部330は、第2時刻修正モードを設定する(S52)。
そして、表示制御部340は、図15に示すように、夏時間の設定を表示していた指針71を反時計回りに移動させて、修正対象の指針が指針81,82(第2指針)であることを示す第2指示位置を指示させる(S53)。本実施形態では、表示制御部340は、第2指示位置として、指針71の指示方向に指針81,82の指針軸84が位置する指示位置を指示させる。
指針71が第2指示位置を指示した後、表示制御部340は、図16に示すように、第1時刻のタイムゾーンデータを表示していた指針21を時計回りに早送りで移動させ、第2タイムゾーンデータ217に記憶されているタイムゾーンデータ(第2時刻のタイムゾーンデータ)を表示させる(S54)。
そして、指針21が第2時刻のタイムゾーンデータを表示した後、表示制御部340は、図17に示すように、指針71を時計回りに移動させ、第2時刻における夏時間の設定を表示させる(S55)。そして、制御装置300は、修正モード切替処理S50を終了させ、処理をS36に戻す。これにより、S36で、入力装置160が操作されたか否かの判定が行われる。
そして、再度、Bボタン52が押された場合は、S36でYESと判定され、S38で修正モード切替操作が行われたと判定されて、修正モード切替処理S50が実行される。この場合は、直前に設定されていたモードが第2時刻修正モードであるため、S51でNOと判定される。この場合、修正モード設定部330は、第1時刻修正モードを設定する(S56)。
そして、表示制御部340は、図18に示すように、第2時刻における夏時間の設定を表示していた指針71を時計回りに移動させて、修正対象の指針が指針22,23(第1指針)であることを示す第1指示位置を指示させる(S57)。本実施形態では、表示制御部340は、第1指示位置として、指針71の指示方向に指針22,23の指針軸25が位置する指示位置を指示させる。
指針71が第1指示位置を指示した後、表示制御部340は、図19に示すように、指針21を時計回りに早送りで移動させ、第1時刻のタイムゾーンデータを表示させる(S58)。
そして、指針21が第1時刻のタイムゾーンデータを表示した後、表示制御部340は、図20に示すように、指針71を反時計回りに移動させて第1時刻における夏時間の設定を表示させる(S59)。そして、制御装置300は、修正モード切替処理S50を終了させ、処理をS36に戻す。
このように、Bボタン52が押される毎に、修正モード切替処理S50が実行され、S52〜S55の処理、および、S56〜S59の処理が交互に行われる。
S38で、リューズ55が回転操作され、タイムゾーンデータを所定時間(例えば1時間)進めるか所定時間戻すタイムゾーン修正操作が行われたと判定された場合、制御装置300は、時刻修正処理S70を実行する。
図12に示すように、時刻修正処理S70が実行されると、制御装置300は、現在設定されているモードが、第1時刻修正モードか否かを判定する(S71)。
S71でYESと判定された場合、タイムゾーン設定部350は、タイムゾーン修正操作に応じて、第1時刻のタイムゾーンデータを修正(変更)する(S72)。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部220から、タイムゾーン修正操作に応じてタイムゾーンデータを選択して取得し、取得したタイムゾーンデータを第1タイムゾーンデータ216に記憶する。
そして、表示制御部340は、指針21に、第1タイムゾーンデータ216に記憶されたタイムゾーンデータを表示させる(S73)。
また、時刻修正部360は、第1表示用時刻データ214を、第1タイムゾーンデータ216に記憶されたタイムゾーンデータを用いて修正する。そして、表示制御部340は、指針22,23が表示する第1時刻の時分を更新させる(S74)。そして、制御装置300は、時刻修正処理S70を終了させ、処理をS36に戻す。
一方、S71でNOと判定された場合、すなわち、現在設定されているモードが、第2時刻修正モードの場合、タイムゾーン設定部350は、タイムゾーン修正操作に応じて、第2時刻のタイムゾーンデータを修正(変更)する(S75)。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部220から、タイムゾーン修正操作に応じてタイムゾーンデータを選択して取得し、取得したタイムゾーンデータを第2タイムゾーンデータ217に記憶する。
そして、表示制御部340は、指針21に、第2タイムゾーンデータ217に記憶されたタイムゾーンデータを表示させる(S76)。
また、時刻修正部360は、第2表示用時刻データ215を、第2タイムゾーンデータ217に記憶されたタイムゾーンデータを用いて修正する。そして、表示制御部340は、指針81,82が表示する第2時刻の時分を更新させる(S77)。そして、制御装置300は、時刻修正処理S70を終了させ、処理をS36に戻す。
このように、リューズ55が回転操作されてタイムゾーンデータが所定時間進められるか所定時間戻される毎に、表示される第1時刻または第2時刻は修正される。このため、ユーザーは、タイムゾーンデータが反映された時刻を確認しながら、タイムゾーンデータを修正できる。
S38で、リューズ55が1段位置から0段位置に押し込まれるか2段位置に引き出されるかして、時刻修正終了操作が行われたと判定された場合、制御装置300は、タイムゾーン設定処理を終了する。これにより、第1時刻または第2時刻のタイムゾーンデータが設定される。そして、表示制御部340は、指針71を移動させて電池残量を表示させ、指針21を移動させて第1時刻の「秒」を表示させる。
なお、上述のタイムゾーン設定処理では、第1時刻修正モードが設定された状態で、Aボタン51が3秒以上押されると、第1時刻の夏時間のON、OFFが切り替わり、第2時刻修正モードが設定された状態で、Aボタン51が3秒以上押されると、第2時刻の夏時間のON、OFFが切り替わる。
[第1実施形態の作用効果]
電子時計10によれば、ユーザーは、指針71を確認することで、第1時刻修正モードが設定されているのか第2時刻修正モードが設定されているのかを、直感的に把握できるため、時刻を修正し易くできる。
ユーザーは、修正モード移行操作を行った場合に、第1時刻修正モードが設定されることを予め把握していれば、修正モード移行操作を行った場合、指針71が第1指示位置を指示しなくても、第1時刻修正モードが設定されていることを把握できる。このため、修正モード移行操作によって第1時刻修正モードが設定された場合は、指針71による第1指示位置の指示を行わないことで、ユーザーは、修正モード移行操作を行った後、指針71が移動するのを待つことなく、すぐに第1時刻を修正できる。
表示制御部340は、指針71に、第1指示位置として、指針71の指示方向に指針22,23の指針軸25が位置する指示位置を指示させ、第2指示位置として、指針71の指示方向に指針81,82の指針軸84が位置する指示位置を指示させる。これによれば、修正対象の指針が指針22,23であるか指針81,82であるかを明確に表示できる。
ユーザーは、第1時刻または第2時刻を別の地域の時刻に修正する場合、あわせて夏時間の設定を修正したいと考える場合がある。電子時計10によれば、ユーザーは、第1指示位置または第2指示位置を指示した後に移動した指針71を確認することで、夏時間の設定を確認できる。このため、夏時間の設定を修正する必要がある場合は、入力装置160を操作することで夏時間の設定を修正できるため、使い易さを向上できる。また、夏時間の設定を表示する指針を別途設ける必要がないため、電子時計10が備える指針の数を少なくできる。また、ユーザーは、指針71が第1指示位置または第2指示位置を指示した後、入力装置160を操作することなく、夏時間の設定を把握できるため、操作を簡単にできる。
ユーザーは、第1時刻または第2時刻を別の地域の時刻に修正する場合、タイムゾーン修正操作を行うことで、この操作に連動して第1時刻または第2時刻を修正できる。このため、入力装置160を操作して指針22,23または指針81,82の表示時刻を別の地域の時刻に手動で合わせる場合と比べて、操作を簡単にできる。
ユーザーは、第1時刻または第2時刻を修正する場合、タイムゾーンデータを表示する指針21を確認することで、タイムゾーンデータを把握できるため、タイムゾーンデータの修正が必要か否かを容易に判断できる。
表示制御部340は、修正モード切替操作に応じて第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された場合、指針71を移動させて第1指示位置または第2指示位置を指示させ、その後、指針21を移動させてタイムゾーンデータを表示させ、その後、指針71を再度移動させて夏時間の設定を表示させる。
これによれば、指針71の移動期間と指針21の移動期間とが重なっている場合と比べて、消費電力のピーク値を低減できる。
また、指針21は、第1時刻および第2時刻の両方のタイムゾーンデータを表示可能に構成されているため、指針21が表示するタイムゾーンデータが第1時刻および第2時刻のどちらのタイムゾーンデータかが分からなければ、ユーザーは、タイムゾーンデータを正しく把握できない。
このため、指針71を指針21よりも先に移動させることで、指針21よりも後に移動させる場合と比べて、ユーザーは、タイムゾーンデータを早く把握できる。
指針21,22,23は、指針軸25が文字板11の平面中心に位置しているため、指針軸25が文字板11の平面中心から外周側にずれて位置している場合と比べて、長さ寸法を大きくできる。このため、第1時刻およびタイムゾーンデータをダイナミックな動きで表示できる。
表示制御部340は、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された場合、指針22,23,81,82を継続して運針させるため、ユーザーは、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された後、指針22,23または指針81,82を確認することで、現在時刻を把握しながら第1時刻または第2時刻を修正できる。
[第2実施形態]
第1実施形態の電子時計10では、修正モード切替処理S50において第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された場合、表示制御部340は、指針71を移動させて第1指示位置または第2指示位置を指示させた後、指針21を移動させてタイムゾーンデータを表示させている。これに対して、第2実施形態の電子時計では、表示制御部340は、指針71および指針21を同時に移動させる。そして、指針71に第1指示位置または第2指示位置を指示させた後、予め設定された指示時間が経過すると、指針71を移動させて夏時間の設定を表示させる。なお、第2実施形態の電子時計におけるその他の構成は、第1実施形態の電子時計10と同様である。
本実施形態の電子時計では、修正モード切替処理S50において、S52で第2時刻修正モードが設定されると、表示制御部340は、図21に示すように、指針71および指針21の移動を同時に開始させ、指針71に第2指示位置を指示させ、指針21に第2時刻のタイムゾーンデータを表示させる。
そして、表示制御部340は、指針71に第2指示位置を指示させた後、予め設定された指示時間(例えば10秒)が経過すると、指針71を移動させ、第2時刻における夏時間の設定を表示させる。
同様に、S56で第1時刻修正モードが設定されると、表示制御部340は、指針71および指針21の移動を同時に開始させ、指針71に第1指示位置を指示させ、指針21に第1時刻のタイムゾーンデータを表示させる。そして、表示制御部340は、指針71に第1指示位置を指示させた後、前記指示時間が経過すると、指針71を移動させ、第1時刻における夏時間の設定を表示させる。
[第2実施形態の作用効果]
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の構成により同様の作用効果を得ることができる。
また、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された際、指針71の移動期間と指針21の移動期間とが重なっていない場合と比べて、指針71および指針21の両方の移動が完了するまでの時間を短縮できる。
特に、指針71および指針21が移動を開始するタイミングが同じであるため、指針71および指針21の両方の移動が完了するまでの時間を最短にできる。なお、例えば指針71および指針21を、停止するタイミングが同じになるように移動を開始させる場合も、当該時間を最短にできるが、この場合は指針71および指針21の移動を開始させるタイミングを計算する必要があるため、制御が複雑となる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、指針71は、第2指示位置として、指示方向に指針軸84が位置する指示位置を指示しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、指針71によって指針81,82が選択されているとユーザーが判断できる位置を指示していればよい。例えば、図22に示すように、指針71は、第2指示位置として、指示方向に伸びる直線VL1が、指針81(指針81,82の長い方の指針)の先端が描く円VCと交差する範囲の所定位置を指示していればよい。また、前記各実施形態のようなサブダイヤル83を備える場合は、直線VL1がサブダイヤル83の外周縁と交差する範囲の所定位置を指示していればよい。これらの場合も、指針81,82が選択されていることを表示できる。
また、同様に、第1時刻修正モードが設定された場合、指針71は、第1指示位置として、指針71によって指針22,23が選択されているとユーザーが判断できる位置を指示していればよい。
なお、前記各実施形態では、指針71の指針軸74は、指針22(指針22,23の長い方の指針)の先端が描く円の内側に位置しているが、例えば、指針71の指針軸74が、当該円の外側に位置している場合は、指針71は、第1指示位置として、指示方向に伸びる直線が、当該円と交差する範囲の所定位置を指示していればよい。
また、指針71の指示方向に指針軸84が位置する指示位置を第2指針軸指示位置とし、指針71の指示方向に指針軸25が位置する指示位置を第1指針軸指示位置としたとする。この場合、指針71は、第2指針軸指示位置と第1指針軸指示位置との間の範囲において、第2指示位置として、第1指針軸指示位置よりも第2指針軸指示位置に近い範囲の所定位置を指示し、第1指示位置として、第2指針軸指示位置よりも第1指針軸指示位置に近い範囲の所定位置を指示してもよい。
前記各実施形態では、指示針としての指針71は、指針軸が文字板11の平面中心から8時方向にずれた位置に配置されているが、前記平面中心から8時方向以外の方向にずれた位置に配置されていてもよい。
また、前記各実施形態では、モード針である指針71が指示針として用いられているが、例えば、指針61を指示針としてもよいし、指示針として専用の指針を別途設けてもよい。
ただし、指針22,23および指針81,82のどちらが選択されているかを分かり易くするため、指示針の指針軸は、前記各実施形態の指針71のように、指針22,23の指針軸25と、指針81,82の指針軸84とを結ぶ方向における位置が、指針軸25と指針軸84との間に位置していることが好ましい。すなわち、図23に示すように、平面視において、指示針の指針軸は、指針軸25を通り、前記結ぶ方向に直交する直線VL2と、指針軸84を通り、前記結ぶ方向に直交する直線VL3との間に位置していることが好ましい。
また、指針22,23および指針81,82のどちらが選択されているかを分かり易くするため、指示針の指針軸と指針軸25とを結ぶ線分と、指示針の指針軸と指針軸84とを結ぶ線分とがなす角度をθとした場合、θは30度以上であることが好ましい。
前記各実施形態では、指針22,23の指針軸25は、文字板11の平面中心に設けられ、指針81,82の指針軸84は、前記平面中心から6時方向にずれた位置に設けられているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、指針軸25と、指針軸84と、指示針の指針軸とが、互いに異なる位置に配置されていれば、指針22,23,81,82は文字板11においてどこに配置されていてもよい。
前記各実施形態では、表示制御部340は、入力装置160の修正モード移行操作に応じて第1時刻修正モードが設定された場合、指針71に夏時間の設定を表示させ、第1指示位置は指示させていないが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第1指示位置を指示させてもよい。
前記各実施形態では、入力装置160の修正モード移行操作に応じて、第1時刻修正モードが設定されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第2時刻修正モードが設定されてもよい。
ただし、通常、ローカルタイムである第1時刻の方がホームタイムである第2時刻よりも修正頻度は高いと考えられるため、修正モード移行操作に応じて第1時刻修正モードが設定された方が、第2時刻修正モードが設定されるよりも使い勝手がよい。
前記各実施形態では、指針71は、第1指示位置または第2指示位置を指示した後、移動して所定の情報として夏時間の設定を表示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、カレンダー情報など、時刻と関連する他の情報を表示してもよい。また、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが終了するまで、継続して第1指示位置または第2指示位置を指示していてもよい。
また、各実施形態において、指針71は、第1指示位置または第2指示位置を指示している場合、入力装置160の操作があった場合、移動して夏時間の設定などの所定の情報を表示してもよい。これによれば、指針71が第1指示位置または第2指示位置を指示した後、ユーザーは、入力装置160を操作し、移動した指針71を確認することで、所定の情報を把握できる。
前記各実施形態では、タイムゾーン修正操作が行われることで、第1時刻または第2時刻が修正されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、リューズ55を回転操作して、指針22,23または指針81,82の表示時刻を目的の地域の時刻に手動で合わせる構成としてもよい。
前記各実施形態では、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された場合、指針21はタイムゾーンデータを表示するが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第1時刻および第2時刻の「秒」を継続して表示してもよい。
また、指針21とは異なる専用の指針が、タイムゾーンデータを表示してもよい。
前記各実施形態では、第1時刻修正モードまたは第2時刻修正モードが設定された場合、指針22,23および指針81,82は継続して運針するが、本発明はこれに限定されない。すなわち、停止していてもよい。
前記各実施形態において、各指針21,22,23,61,71,81,82,91は、液晶パネル等からなる表示部によって表示された針の画像であってもよい。ただし、この場合は、例えば、指針21,22および81,82のうち、修正対象の指針を点滅表示させることもできるため、当該指針が前記各実施形態のように針部材で構成されている場合の方が、指示針を用いる有用性が高い。
また、指示針としての指針71は、ディスク上に形成された針形状の印刷であってもよい。
前記各実施形態では、2組の時分針が設けられているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、1組以上の時分針が追加して設けられていてもよい。この場合、追加された各時分針の時刻修正モードが設定されると、指針71は、修正対象の指針が当該時分針であることを示す指示位置を指示する。
前記各実施形態では、タイムゾーンデータの修正に連動して、対応する夏時間の設定が指針71によって表示されるものではないが、本発明はこれに限定されない。すなわち、各タイムゾーンデータと夏時間の設定とを記憶しておき、タイムゾーンデータの修正に連動して、対応する夏時間の設定を指針71によって表示させてもよい。
前記各実施形態では、第1タイムゾーンデータ216および第2タイムゾーンデータ217は、EEPROM202にのみ記憶されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、第1タイムゾーンデータ216および第2タイムゾーンデータ217が、EEPROM202だけではなく、RAM201にも記憶される構成としてもよい。
この場合、タイムゾーンデータの修正中は、タイムゾーンデータをRAM201に記憶させておき、タイムゾーンデータが確定した際に、タイムゾーンデータをEEPROM202に記憶させることで、EEPROM202へのアクセスを最小限にできる。
前記各実施形態では、位置情報衛星の例として、GPS衛星100について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、位置情報衛星としては、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、Beidou(中国)などの他の全地球的公航法衛星システム(GNSS)で利用される衛星が適用できる。また、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)などの静止衛星や、準天頂衛星等の特定の地域のみで検索できる地域的衛星測位システム(RNSS)などの衛星も適用できる。
本発明は、衛星信号を受信しない電子時計にも利用できる。また、電子時計だけではなく、リスト型機器や携帯電話など、時刻表示機能を備えている電子機器に広く利用できる。
10…電子時計(電子機器)、11…文字板、21…指針(タイムゾーン指針)、22…指針(第1分針)、23…指針(第1時針)、25,74,84…指針軸、46…タイムゾーン表示、71…指針(指示針)、81…指針(第2分針)、82…指針(第2時針)、130…二次電池、131…充電回路、135…ソーラーパネル、140…駆動機構、141…表示装置、150…計時装置、160…入力装置(操作部)、170…検出装置、200…記憶装置、201…RAM、202…EEPROM、300…制御装置、310…測時部、320…測位部、330…修正モード設定部、340…表示制御部、350…タイムゾーン設定部、360…時刻修正部、400…受信装置。

Claims (17)

  1. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、
    第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、
    前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、
    操作部と、
    前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定する修正モード設定部と、
    前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、
    第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、
    前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、
    操作部と、
    時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定し、前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定する修正モード設定部と、
    前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記指示針に、前記第1指示位置として、前記指示針の指示方向に前記第1指針の指針軸が位置する指示位置を指示させ、前記第2指示位置として、前記指示針の指示方向に前記第2指針の指針軸が位置する指示位置を指示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記指示針の指針軸は、前記第1指針および前記第2指針の少なくとも一方の指針の先端が描く円の外側に位置し、
    前記表示制御部は、前記指示針に、修正対象の指針が前記一方の指針であることを示す指示位置として、前記指示針の指示方向に伸びる直線が前記円と交差する範囲の所定位置を指示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記指示針に前記第1指示位置または前記第2指示位置を指示させた後、予め設定された指示時間が経過すると、前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記指示針に前記第1指示位置または前記第2指示位置を指示させている場合、前記操作部の操作に応じて、前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項5または請求項6に記載の電子機器において、
    前記所定の情報は、夏時間の設定である
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記第1時刻修正モードが設定されている場合、前記操作部のタイムゾーン修正操作に応じて前記第1時刻のタイムゾーンデータを修正し、前記第2時刻修正モードが設定されている場合、前記操作部の前記タイムゾーン修正操作に応じて前記第2時刻のタイムゾーンデータを修正するタイムゾーン設定部と、
    修正された前記第1時刻のタイムゾーンデータに基づいて前記第1時刻を修正し、修正された前記第2時刻のタイムゾーンデータに基づいて前記第2時刻を修正する時刻修正部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    タイムゾーンデータを表示するタイムゾーン指針を備え、
    前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1時刻のタイムゾーンデータを前記タイムゾーン指針に表示させ、前記第2時刻修正モードが設定された場合、前記第2時刻のタイムゾーンデータを前記タイムゾーン指針に表示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定され、前記指示針および前記タイムゾーン指針を移動させる場合、前記指示針および前記タイムゾーン指針を同時に移動させる
    ことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項9に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定され、前記指示針および前記タイムゾーン指針を移動させる場合、前記指示針を移動させ、前記指示針を移動させた後に前記タイムゾーン指針を移動させ、前記タイムゾーン指針を移動させた後に前記指示針に前記第1指示位置および前記第2指示位置とは異なる位置を指示させて所定の情報を表示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の電子機器において、
    文字板を備え、
    前記第1指針および前記タイムゾーン指針は、指針軸が前記文字板の平面中心に位置している
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻修正モードが設定された場合、前記第1時針、前記第1分針、前記第2時針、前記第2分針を継続して運針させる
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器の時刻修正方法であって、
    前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定するステップと、
    前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、
    前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を備える
    ことを特徴とする時刻修正方法。
  15. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器の時刻修正方法であって、
    時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定するステップと、
    前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定するステップと、
    前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、
    前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を備える
    ことを特徴とする時刻修正方法。
  16. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器に、
    前記操作部の修正モード設定操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを設定するステップと、
    前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、
    前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を実行させる
    ことを特徴とする時刻修正プログラム。
  17. 第1時刻を表示する第1時針および第1分針を有する第1指針と、第2時刻を表示する第2時針および第2分針を有し、前記第1指針とは指針軸の位置が異なる第2指針と、前記第1指針および前記第2指針とは指針軸の位置が異なる指示針と、操作部とを備える電子機器に、
    時刻修正モードに移行させる前記操作部の修正モード移行操作に応じて、前記第1時刻を修正する第1時刻修正モードを設定するステップと、
    前記時刻修正モードの種類を切り替えさせる前記操作部の修正モード切替操作に応じて、前記第1時刻修正モードまたは前記第2時刻を修正する第2時刻修正モードを切り替えて設定するステップと、
    前記修正モード移行操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第1指針であることを示す第1指示位置を前記指示針に指示させず、前記修正モード切替操作に応じて前記第1時刻修正モードが設定された場合、前記第1指示位置を前記指示針に指示させるステップと、
    前記第2時刻修正モードが設定された場合、修正対象の指針が前記第2指針であることを示す第2指示位置を前記指示針に指示させるステップと、を実行させる
    ことを特徴とする時刻修正プログラム。
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