JP6555060B2 - 中継装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置とサービス提供装置との間のデータ通信を中継する中継装置に関する。
特許文献1には、機器の消耗品の状態を監視する機器監視装置と、消耗品の不足が機器監視装置から通知されたことに応じて、発注用のWebページを示すURLをメール送信する発注支援装置とを備えるシステムが開示されている。
特開2008−159022号公報
上記構成のシステムにおいて、もし、消耗品発注支援の対象となる機器を識別する機器IDを機器監視装置及び発注支援装置の両方で管理していると、機器の故障等によって機器監視装置による監視対象の機器が変更された場合に、機器監視装置及び発注支援装置の両方で、機器IDを変更する必要がある。
本発明は、画像形成装置とサービス提供装置との通信を中継する中継装置を対象としており、その目的は、画像形成装置の装置情報の変更をサービス提供装置に通知する必要がない構成の中継装置を提供することを目的とする。
本明細書に記載の中継装置は、通信部と、記憶部と、制御部とを備える。前記通信部は、情報処理端末と、画像を形成する複数の画像形成装置と、前記画像形成装置のユーザが利用可能なサービスを提供するサービス提供装置と接続される。前記記憶部は、複数の前記画像形成装置それぞれに固有に割り当てられた第1装置情報と、該中継装置によって発行され且つ複数の前記第1装置情報の1つに対応付けられた第2装置情報とを記憶している。前記制御部は、前記サービス提供装置が提供するサービスを利用するためのサービス利用情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置と通信する第1通信処理と、前記通信部を通じて前記サービス提供装置と前記サービス利用情報を通信する第2通信処理とを実行する。前記サービス提供装置との間で通信される前記サービス利用情報は、前記第1通信処理の通信相手である前記画像形成装置の前記第1装置情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記第2装置情報を含む。前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末から置換要求情報を受信する第1受信処理を実行する。前記置換要求情報は、前記第2装置情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の1つである旧第1装置情報と、前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の他の1つである新第1装置情報とを含む。前記制御部は、前記第2装置情報に対応付けられた前記第1装置情報を、前記旧第1装置情報から前記新第1装置情報に置換する置換処理を実行する。
上記構成によれば、第2装置情報に対応付けられた第1装置情報が、置換処理によって旧第1装置情報から新第1装置情報に置換される。これにより、例えば、画像形成装置の基板を交換したり、サービス提供装置に接続する画像形成装置を変更する場合に、第1装置情報の変更をサービス提供装置に通知する必要がない。
本明細書に記載の通信システムは、中継装置と、情報処理端末と、画像形成装置とを備える。前記中継装置は、前記情報処理端末、複数の前記画像形成装置、及び前記画像形成装置のユーザが利用可能なサービスを提供するサービス提供装置と接続される第1通信部と、複数の前記画像形成装置それぞれに固有に割り当てられた第1装置情報、及び前記中継装置によって発行され且つ複数の前記第1装置情報の1つに対応付けられた第2装置情報を記憶する記憶部と、第1制御部とを備える。前記第1制御部は、前記サービス提供装置が提供するサービスを利用するためのサービス利用情報を、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置と通信する第1通信処理と、前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置と前記サービス利用情報を通信する第2通信処理とを実行する。前記サービス提供装置との間で通信される前記サービス利用情報は、前記第1通信処理の通信相手である前記画像形成装置の前記第1装置情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記第2装置情報を含む。前記第1制御部は、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から置換要求情報を受信する置換要求受信処理を実行する。前記置換要求情報は、前記第2装置情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の1つである旧第1装置情報と、前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の他の1つである新第1装置情報とを含む。前記第1制御部は、前記第2装置情報に対応付けられた前記第1装置情報を、前記旧第1装置情報から前記新第1装置情報に変更する置換処理を実行する。前記画像形成装置は、画像を形成する形成部と、前記中継装置と通信する第2通信部と、前記第2通信部を通じて前記中継装置と前記サービス利用情報を通信する通信処理を実行する第2制御部とを備える。前記情報処理端末は、前記中継装置と通信する第3通信部と、前記第3通信部を通じて前記中継装置に前記置換要求情報を送信する置換要求送信処理を実行する第3制御部とを備える。
図1は、本実施形態に係る通信システム100の概略図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が情報処理端末50のブロック図である。 図3は、中継装置80のブロック図である。 図4は、データ記憶領域92Bに記憶される情報の例であって、(A)はアカウントリストを、(B)はデバイスリストを、(C)はサービスリストを示す。 図5は、デバイスレコードを中継装置80に登録する処理を示すフローチャートである。 図6は、サービスレコードを中継装置80に登録すると共に、第2装置IDをサービス提供装置110に登録する処理を示すフローチャートである。 図7は、サービス提供装置110が提供する翻訳サービスを複合機10Aを通じて利用する処理を示すフローチャートである。 図8は、中継装置80に登録された第1装置IDを置換する処理を示すフローチャートである。 図9は、表示部53の表示例であって、(A)はログイン画面を、(B)はメニュー画面を示す。 図10は、表示部23、53の表示例であって、(A)はPIN表示画面を、(B)はPIN入力画面を示す。 図11は、表示部53の表示例であって、(A)はサービス申請画面を、(B)は装置選択画面を示す。 図12は、表示部53に表示される管理者用のメニュー画面の表示例である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における通信システム100の概略図である。図1に示される通信システム100は、複合機10A、10B(以下、これらを総称して、「複合機10」と表記することがある。)と、情報処理端末50と、中継装置80とで構成される。この通信システム100は、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10のユーザに利用させるためのシステムである。複合機10、情報処理端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。
複合機10及び情報処理端末50は、無線LAN102に属している。また、無線LAN102は、ルータ102Aを通じてインターネット101に接続されている。さらに、中継装置80及びサービス提供装置110は、インターネット101に接続されている。そして、複合機10及び情報処理端末50は、ルータ102Aからインターネット101を経由して、中継装置80及びサービス提供装置110と通信することができる。但し、複合機10及び情報処理端末50は、異なる通信ネットワークに属していてもよい。
ルータ102Aは、例えば、無線LANアクセスポイントとしても機能する。複合機10及び情報処理端末50は、無線LANの接続手順によって、ルータ102Aの無線LAN102側のポートに接続される。ルータ102Aは、無線LANの手順でルータ102Aに接続された機器間の通信を中継する。すなわち、無線LAN102に属しているとは、無線LANの接続手順によってルータ102Aに接続した状態である、とも言える。
ルータ102Aの無線LAN102側のポート、複合機10A、10Bの通信部25、及び情報処理端末50の通信部55には、ローカルIPアドレスが割り当てられている。一方、ルータ102Aのインターネット101側のポート、中継装置80の通信部85、及びサービス提供装置110には、グローバルIPアドレスが割り当てられている。そして、ルータ102Aは、ファイアウォールとして機能する。
より詳細には、ルータ102Aは、複合機10から中継装置80へ送信されるリクエスト、及びリクエストを受信した中継装置80から複合機10へ送信される、リクエストに対するレスポンスを通過させる。一方、当該ルータ102Aは、中継装置80から複合機10へ送信されるリクエストを遮断する。複合機10とサービス提供装置110との通信、情報処理端末50と中継装置80或いはサービス提供装置110との通信についても同様である。すなわち、複合機10A、10B及び情報処理端末50は、ファイアウォールで守られたネットワークに属しており、当該ファイアウォールを介して中継装置80及びサービス提供装置110と通信する。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を介して相互に接続されている。複合機10は画像形成装置の一例であり、プリンタ部11及びスキャナ部12は画像を形成する形成部の一例であり、通信部25は第2通信部の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを形成するスキャン動作を実行する。プリンタ部11は記録部の一例であり、スキャナ部12は読取部の一例である。複合機10は、FAXの送受信を行うFAX動作、記録用紙に記録された画像を読み取って他の記録用紙に記録するコピー動作等をさらに実行してもよい。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有し、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。オブジェクトは、例えば、表示部23に表示された文字列、アイコン、ボタン、リンク等である。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作、及びユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面をx−y平面上とする座標(x,y)として出力される。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。本実施形態では、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作をタッチの一例として説明するが、所謂ロングタッチ操作、スライド操作、フリック操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作等であってもよい。また、入力媒体を表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。
[通信部25]
通信部25は、外部装置と通信を行うためのインタフェースである。具体的には、通信部25は、情報処理端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110と通信することができる。通信部25は、例えば、IEEE802.11規格、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)に準拠した手順で通信を行う。
[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、第2制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。OS34及び制御プログラム35は、バイナリ形式にビルドされたプログラムである。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別するための情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別するための情報とは、例えば、当該データ等を識別するための識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を抽出し、或いは選択する処理も同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を取得する。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、データが記憶された記憶領域からデータを読み出す処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置から送信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置にデータの返信を要求し、外部装置から返信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、OSなどの他のプログラムが出力したデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、他のプログラムにデータの出力を要求し、他のプログラムから出力されたデータを受信する処理を指してもよい。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部23、操作部24、及び通信部25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。
なお、前述したプログラムの基本的な動作の説明は、プログラム記憶領域32Aに記憶されたプログラムのみならず、後述する情報処理端末50及び中継装置80のプログラム記憶領域62A、92Aに記憶された各プログラムにも同様に適用され得る。
図示は省略するが、複合機10は、装置情報を記憶している。装置情報は、例えば、複合機10のシリアル番号、第1装置ID、デバイス名、モデル名等を含む。装置情報に含まれる各種情報は、例えば、複合機10の制御基板、MIB(Management Information Baseの略)、或いはデータ記憶領域32B等に分散して記憶されていてもよい。
シリアル番号は、製造メーカによって複合機10に一意に割り当てられる番号である。第1装置IDは、複合機10A、10Bそれぞれに固有に割り当てられた第1装置情報の一例である。第1装置IDは、例えば、複合機10A、10Bに搭載された制御基板に記録された情報に基づいて生成される。より詳細には、第1装置IDは、複合機10の通信部25に割り当てられたMAC(Media Access Controlの略)アドレスを用いて生成される。すなわち、複合機10の制御基板が交換されると、当該複合機10の第1装置IDが変更される。
デバイス名は、対応する第1装置IDで識別される複合機10の名称である。デバイス名は、複合機10に予め付与されていてもよいし、複合機10のユーザによって任意に割り当てられてもよい。モデル名は、対応する第1装置IDで識別される複合機10のモデル名である。モデル名は、例えば、当該複合機10がどのような機能を有しているかを判断するために用いられる。モデル名は、複合機10に予め付与されている。
本実施形態において、複合機10Aは、第1装置ID“abc”、デバイス名“プリンタ1”、モデル名“MFP−A”を、装置情報として記憶しているものとする。また、複合機10Bは、第1装置ID“def”、デバイス名“プリンタ2”、モデル名“MFP−B”を、装置情報として記憶しているものとする。また、本明細書では、シリアル番号は省略されている。
[情報処理端末50]
情報処理端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。CPU61及び記憶部62は、第3制御部の一例を構成する。通信部55は、第3通信部の一例である。情報処理端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と基本的に共通する様式であるので、再度の説明は省略する。情報処理端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、或いはPC(Personal Computerの略)等であってもよい。また、制御プログラム65は、例えば、ブラウザプログラムである。
[中継装置80]
中継装置80は、図3に示されるように、通信部85と、CPU91と、記憶部92と、通信バス93とを主に備える。CPU91及び記憶部92は、第1制御部の一例を構成する。通信部85は、第1通信部の一例である。中継装置80に含まれる通信部85、CPU91、記憶部92、及び通信バス93は、複合機10に含まれる通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と基本的に共通する様式であるので、再度の説明は省略する。
データ記憶領域92Bは、図4(A)に示されるように、アカウントIDと、第1アカウント情報と、セッションIDと、PIN(Personal Identification Numberの略)と、ユーザ情報とを互いに対応付けて記憶することができる。以下、図4(A)に示される情報を総称して「アカウントリスト」と表記することがあり、図4(A)に示される各レコードを「アカウントレコード」と表記することがある。アカウントリストは、複数のアカウントレコードを含むことができる。
アカウントIDは、対応するユーザ情報で示される複合機10のユーザを識別するためのアカウント識別情報の一例である。アカウントレコードは、アカウントIDによって一意に識別される。第1アカウント情報は、複合機10を中継装置80と通信させる権限を有することを示すために、当該複合機10及び当該情報処理端末50のユーザに中継装置80が発行した情報である。第1アカウント情報は、例えば、ユーザIDとパスワードとを組み合わせであってもよい。
セッションIDは、アカウントIDに対応付けられたアカウント特定情報の一例である。また、セッションIDは、情報処理端末50と中継装置80との間で行われる複数の通信が一連の通信であるかどうかを識別するための情報である。セッションIDは、後述するログイン処理の実行時に中継装置80によって発行され、情報処理端末50に送信される。情報処理端末50は、受信したセッションIDを一時的にデータ記憶領域62Bに記憶させ、中継装置80に送信する情報に付加する。また、セッションIDに代えて或いはセッションIDに加えて、中継装置80によって発行されたトークンが、情報処理端末50から中継装置80に送信される情報に付加されてもよい。なお、セッションIDは、中継装置80によって発行されてから所定時間が経過した後に、削除される場合がある。PINは、ログイン状態の情報処理端末50からの要求に応じて、中継装置80によって発行される仮識別情報の一例である。PINは、例えば、情報処理端末50のユーザが認識可能な数字列或いは文字列である。ユーザ情報は、対応する第1アカウント情報が割り当てられたユーザを示す情報である。
ユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号等の任意の情報を含むことができる。中継装置80は、例えば、前述のユーザ情報の入力を受け付ける画面を定義するHTMLファイルを情報処理端末50に送信し、当該画面を通じて入力されたユーザ情報を情報処理端末50から受信する。次に、中継装置80は、アカウントID及び第1アカウント情報を当該ユーザ情報に対応付けて発行する。そして、中継装置80は、発行したアカウントID及び第1アカウント情報と、情報処理端末50から取得したユーザ情報とを含むアカウントレコードをアカウントリストに登録する。さらに、中継装置80は、発行した第1アカウント情報を情報処理端末50に送信する。これらの処理は、事前に実行されているものとする。
本実施形態では、複合機10A、10B及び情報処理端末50を所持するユーザに、第1アカウント情報“ユーザA”が発行されたものとする。また、アカウントリストは、複合機10の製造メーカのサービスマンに対して発行される第1アカウント情報“管理者”を含むアカウントレコードを含んでもよい。この第1アカウント情報でログインした情報処理端末50は、例えば、一般のユーザに対して発行される第1アカウントでログインした情報処理端末50には許可されていない特別の処理を、中継装置80に実行させることができる。詳細は後述する。
また、データ記憶領域92Bは、図4(B)に示されるように、第1装置IDと、第2装置IDと、デバイス名と、モデル名と、第1トークンと、コネクション情報と、アカウントIDとを互いに対応付けて記憶することができる。以下、図4(B)に示される情報を総称して「デバイスリスト」と表記することがあり、図4(B)に示される各レコードを「デバイスレコード」と表記することがある。デバイスリストは、複数のデバイスレコードを含むことができる。
第1装置ID、デバイス名、及びモデル名は、複合機10A、10Bの装置情報に含まれる情報である。デバイスレコードは、第1装置IDによって一意に識別される。第2装置IDは、複合機10A、10Bそれぞれを識別するために中継装置80によって発行された第2装置情報の一例である。第2装置IDは、第1装置IDと一対一に対応付けられていればよく、どのような形式の情報であってもよい。第2装置情報は、例えば、文字列であってもよい。すなわち、対応する第1装置ID及び第2装置IDは、同一の複合機10を識別する。第1トークンは、後述する第1通信処理を実行する権限を有することを示すために、中継装置80によって発行された第1認証情報の一例である。第1認証情報は、例えば、バイナリデータである。
コネクション情報は、第1通信処理を実行するために複合機10との間に確立されたコネクションを識別するための情報である。より詳細には、コネクション情報は、複合機10と中継装置80との間に確立されたXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocolの略)コネクションを識別するための情報である。通信部85がTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocolの略)に準拠した手順で通信を行う場合において、コネクション情報は、例えば、XMPP接続許可情報のIPヘッダに含まれる送信元IPアドレス、及びXMPP接続許可情報のTCPヘッダに含まれる送信元ポート番号等を含む。一方、XMPPコネクションが確立されていない場合、コネクション情報には、“Disconnect”が設定される。
アカウントIDは、アカウントレコードに含まれるアカウントIDである。すなわち、デバイスレコードは、アカウントIDによってアカウントレコードに対応付けられる。デバイスレコードは、アカウントIDで識別されるユーザが所持する複合機10の情報を含むレコードである。すなわち、複数の複合機10を所持するユーザのアカウントレコードには、複数のデバイスレコードが対応付けられる。デバイスレコードをアカウントレコードに対応付けて記憶させる処理は、後述する。
また、データ記憶領域92Bは、図4(C)に示されるように、第2装置IDと、サービスIDと、第2トークンとを互いに対応付けて記憶することができる。以下、図4(C)に示される情報を総称して「サービスリスト」と表記することがあり、図4(C)に示される各レコードを「サービスレコード」と表記することがある。サービスリストは、複数のサービスレコードを含むことができる。
第2装置IDは、デバイスレコードに含まれる第2装置IDである。サービスIDは、サービス提供装置110が提供するサービスを識別するためのサービス識別情報の一例である。サービスレコードは、第2装置ID及びサービスIDの組み合わせによって、一意に識別される。第2トークンは、後述する第2通信処理を実行する権限を有することを示すために、サービス提供装置110によって発行された第2認証情報の一例である。第2認証情報は、例えば、バイナリデータである。
サービスレコードは、第2装置IDによってデバイスレコードに対応付けられる。サービスレコードは、第2装置IDで識別される複合機10を通じて利用可能なサービスを示す情報を含むレコードである。すなわち、複数のサービスを利用可能な複合機10のデバイスレコードには、複数のサービスレコードが対応付けられる。サービスレコードをデバイスレコードに対応付けて記憶させる処理は、後述する。
さらに図示は省略するが、データ記憶領域92Bは、複合機10のモデル名と、サービスIDとを互いに対応付けて記憶している。このサービスIDは、対応するモデル名の複合機10を通じて利用可能なサービスを示す。すなわち、1つのモデル名には、1つ或いは複数のサービスIDが対応付けられる。これらの情報は、例えば、中継装置80の管理者によって登録される。本実施形態では、複合機10Aのモデル名“MFP−A”にサービスID“サービスA”が対応付けられ、複合機10Bのモデル名“MFP−B”にサービスID“サービスA”、“サービスB”が対応付けられているものとする。
[サービス提供装置110]
サービス提供装置110は、複合機10のユーザが利用可能なサービスを提供する装置である。サービス提供装置110はインターネット上に存在し、複合機10、情報処理端末50、或いは中継装置80からのリクエストに応じて各種サービスを提供する。サービス提供装置110は、単一のサービスを提供するものであってもよいし、複数のサービスを提供するものであってもよい。サービス提供装置110が提供するサービスは、前述のサービスIDによって識別される。
本実施形態に係るサービス提供装置110は、例えば、翻訳サービスを提供する。より詳細には、サービス提供装置110は、スキャナ部12によって生成されたスキャンデータを複合機10から受信し、当該スキャンデータに含まれる第1言語(例えば、英語)の文字列を内容が実質的に同一の第2言語(例えば、日本語)の文字列に変換し、当該第2言語の文字列を含む翻訳データに対するプリント動作を複合機10に実行させる。また、翻訳サービスは、複数のサービスで構成されていてもよい。翻訳サービスは、例えば、翻訳の対象となる文字列を含む画像データのアップロードを指示するサービスと、翻訳データのダウンロードを指示するサービスとを含むと考えることができる。本実施形態において、翻訳サービスのサービスIDを“サービスA”とする。
但し、サービス提供装置110が提供するサービスの具体例はこれに限定されない。サービス提供装置110は、例えば、複合機10の状態を管理するサービス、複合機10の状態を情報処理端末50を通じてユーザに閲覧させるサービス、複合機10の状態を示すレポートを当該複合機10のユーザに送付するサービス、所望のニュースを含むニュース画像データに対するプリント動作を複合機10に実行させるサービス、複合機10の使用に必要な備品を当該複合機10のユーザに送付するサービス等を提供してもよい。
図示は省略するが、サービス提供装置110は、第2アカウント情報と、ユーザ情報と、第2装置IDと、サービスIDと、第2トークンとを対応付けて記憶している。第2アカウント情報は、複合機10をサービス提供装置110と通信させる権限を有することを示すために、当該複合機10のユーザにサービス提供装置110が発行した情報である。第2アカウント情報は、例えば、ユーザIDとパスワードとの組み合わせであってもよい。ユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号等の任意の情報を含むことができる。第2装置IDは、中継装置80によって発行されたものである。すなわち、第2装置IDは、中継装置80及びサービス提供装置110の両方で管理されている。
ユーザ情報を取得して第2アカウント情報を発行するサービス提供装置110の処理は、ユーザ情報を取得して第1アカウント情報を発行する中継装置80の処理と同様であってもよい。但し、中継装置80が保持するユーザ情報に含まれる項目と、サービス提供装置110が保持するユーザ情報に含まれる項目とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。対応する第2装置ID、サービスID、及び第2トークンは、図4(C)に示されるサービスレコードと同一である。第2装置ID、サービスID、及び第2トークンを対応付けて記憶させる処理は、後述する。
サービス提供装置110は、例えば、これらの情報を用いてユーザにサービスを提供し、或いは提供したサービスの費用をユーザに請求する。一例として、サービス提供装置110は、第2装置IDで識別される複合機10から中継装置80を経由して収集した情報に基づいて、当該第2装置IDに対応付けられた住所宛にレポートや備品を送付してもよい。他の例として、サービス提供装置110は、第2装置IDで識別される複合機10を通じて提供したサービスの費用を、当該第2装置IDに対応付けられたクレジットカード番号で決済してもよい。
[通信システム100の動作]
図5〜図12を参照して、本実施形態に係る通信システム100の動作を説明する。本実施形態では、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10のユーザに利用させるための中継装置80の処理を中心に説明する。なお、本実施形態に係る複合機10A、10B及び情報処理端末50は、同一のユーザが所持しているものとする。
まず、図5は、複合機10Aのデバイスレコードを中継装置80に登録する処理を示す。情報処理端末50の制御プログラム65は、ログイン画面を表示部53に表示させる(S11)。ステップS11で表示されるログイン画面は、複合機10Aのユーザに対して発行された第1アカウント情報の入力を受け付けるための画面である。なお、制御プログラム65は、ログイン画面を定義するHTMLファイルを通信部55を通じて中継装置80に要求し、要求に対して中継装置80から返信されたHTMLを受信し、受信したHTMLファイルに従ってログイン画面を表示させる。ログイン画面を定義するHTMLファイルの所在は、例えば、URL(Uniform Resource Locatorの略)によって特定される。
図9(A)は、ログイン画面の一例である。図9(A)に示されるログイン画面は、「ユーザID&パスワードを入力して、[ログイン]を押して下さい。」とのメッセージと、入力されたユーザIDが表示されるテキストボックス121と、入力されたパスワードが表示されるテキストボックス122と、[ログイン]アイコン123とを含む。そして、制御プログラム65は、ユーザID及びパスワード(以下、「第1アカウント情報」と表記する。)を入力するユーザ操作と、[ログイン]アイコン123を選択するユーザ操作とを、操作部54を通じて受け付ける(S12)。
次に、制御プログラム65は、第1アカウント情報の入力と、[ログイン]アイコン123の選択とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S12)、通信部55を通じて中継装置80にログイン要求情報を送信する(S13)。ログイン要求情報は、情報処理端末50をログイン状態にすることを要求する情報である。換言すれば、ログイン要求情報は、セッションIDの送信を要求する情報である。ログイン要求情報は、ステップS12で入力を受け付けた第1アカウント情報を含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からログイン要求情報を受信する(S13)。次に、制御プログラム95は、ログイン要求情報に含まれる第1アカウント情報を含むアカウントレコードが、アカウントリストに登録されているか否かを確認する。そして、制御プログラム95は、当該アカウントレコードが登録されていることに応じて、セッションIDを発行し、当該アカウントレコードに発行したセッションIDを含める。
さらに、制御プログラム95は、メニュー画面を定義するHTMLファイルと、発行したセッションIDとを、通信部85を通じて情報処理端末50に送信する(S14)。一方、図示は省略するが、制御プログラム95は、ログイン要求情報に含まれる第1アカウント情報を含むアカウントレコードが登録されていないことに応じて、通信部85を通じて情報処理端末50にエラー情報を送信する。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からHTMLファイル及びセッションIDを受信する(S14)。次に、制御プログラム65は、受信したセッションIDをデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。また、制御プログラム65は、受信したHTMLファイルに従ってメニュー画面を表示部53に表示させる(S15)。図9(B)は、メニュー画面の一例である。図9(B)に示されるメニュー画面は、[PIN発行]アイコン125と、[サービス申請]アイコン126と、[ID置換]アイコン127とを含む。
なお、メニュー画面を表示部53に表示させる処理として、ステップS15、S41、S91を記載しているが、これらは便宜上、全く同じ処理を違うステップ番号で表記しただけである。すなわち、メニュー画面を表示部53に表示させた制御プログラム65は、[PIN発行]アイコン125の選択を操作部54を通じて受け付けると(S16)、ステップS17に進み、[サービス申請]アイコン126の選択を操作部54を通じて受け付けると(S42)、ステップS43に進み、[ID置換]アイコン127の選択を操作部54を通じて受け付けると(S92)、ステップS93に進む。
次に、制御プログラム65は、[PIN発行]アイコン125の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S16)、通信部55を通じて中継装置80にPIN要求情報を送信する(S17)。PIN要求情報は、ステップS13で送信した第1アカウント情報に対応付けられたPINの発行を、中継装置80に要求する情報である。PIN要求情報は、ステップS14で受信したセッションIDを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からPIN要求情報を受信する(S17)。次に、制御プログラム95は、PINを発行する(S18)。次に、制御プログラム95は、ステップS17で受信したセッションIDを含むアカウントレコードに、ステップS18で発行したPINを含めるよう登録する(S19)。さらに、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50に表示指示情報を送信する(S20)。表示指示情報は、ステップS18で発行したPINを表示部53に表示させることを指示する情報である。表示指示情報は、例えば、PIN表示画面を定義するHTMLファイルである。表示指示情報は、ステップS18で発行したPINを含む。ステップS20の処理は、第3送信処理の一例である。
なお、中継装置80は、中継装置80でセッションIDを発行してから所定時間が経過した場合に、当該セッションIDを削除している場合がある。そのため、PIN要求情報に含まれるセッションIDが中継装置に記憶されていない場合、換言すれば、当該セッションIDが既に削除されている場合、中継装置80の制御プログラム95は、ログイン画面を定義するHTMLファイルを通信部85を通じて情報処理端末50に送信する。また、制御プログラム95は、セッションIDの有効期限が切れたことを報知する報知画面を定義するHTMLファイルを、ログイン画面を定義するHTMLファイルに先立って情報処理端末50に送信してもよい。これにより、情報処理端末50の表示部53には、報知画面が表示された後に再びログイン画面が表示される。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80から表示指示情報を受信する(S20)。次に、制御プログラム65は、表示指示情報に従ってPIN表示画面を表示部53に表示させる(S21)。図10(A)は、PIN表示画面の一例である。図10(A)に示されるPIN表示画面は、「サービスを利用しようとする複合機に、表示されたPINを入力して下さい。」とのメッセージと、ステップS18で発行されたPIN“012”とを含む。
また図示は省略するが、PIN表示画面は、[OK]アイコンと、[終了]アイコンとをさらに含んでもよい。[OK]アイコンは、セッションを継続する指示に対応する。[終了]アイコンは、セッションを終了する指示に対応する。そして、制御プログラム65は、[OK]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、セッションの継続を示すセッション継続情報を、通信部55を通じて中継装置80に送信してもよい。一方、制御プログラム65は、[終了]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、セッションの終了を示すセッション終了情報を、通信部55を通じて中継装置80に送信してもよい。
また、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からセッション継続情報を受信したことに応じて、メニュー画面を定義するHTMLファイルを通信部85を通じて情報処理端末50に送信すればよい。これにより、情報処理端末50の表示部53には、図9(B)に示されるメニュー画面が再び表示される。さらに、制御プログラム95は、メニュー画面の表示前に情報処理端末50の表示部53に別の画面を表示させるために、別の画面を定義するHTMLファイルを情報処理端末50に送信してもよい。一方、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からセッション終了情報を受信したことに応じて、当該セッションを終了すればよい。
次に、複合機10Aの制御プログラム35は、PIN表示画面を確認したユーザによる所定の操作を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、PIN入力画面を表示部23に表示させる(S22)。図10(B)は、PIN入力画面の一例である。図10(B)に示されるPIN入力画面は、「PINを入力してください。」とのメッセージと、入力されたPINが表示されるテキストボックス131と、[送信]アイコン132とを含む。そして、制御プログラム35は、PINを入力するユーザ操作と、[送信]アイコン132を選択するユーザ操作とを、操作部24を通じて受け付ける(S23)。
次に、制御プログラム35は、情報処理端末50の表示部53に表示されたPIN“012”の入力と、[送信]アイコン132の選択とを操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S23)、通信部25を通じて中継装置80に第1登録要求情報を送信する(S24)。第1登録要求情報は、複合機10Aのデバイスレコードの登録を中継装置80に要求する情報である。第1登録要求情報は、複合機10Aの装置情報を含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10Aから第1登録要求情報を受信する(S24)。次に、制御プログラム95は、ステップS24で受信した装置情報を含むデバイスレコードをデバイスリストに登録する(S25)。但し、ステップS25で登録されるデバイスレコードには、アカウントID、第2装置ID、及び第1トークンは含まれておらず、コネクション情報は“Disconnect”である。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10Aに登録完了情報を送信する(S26)。登録完了情報は、デバイスレコードの登録が完了したことを示す情報である。
次に、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80から登録完了情報を受信する(S26)。次に、制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80に第1トークン要求情報を送信する(S27)。第1トークン要求情報は、第1トークンの発行を中継装置80に要求する情報である。第1トークン要求情報は、装置情報に含まれる第1装置IDと、ステップS23で入力を受け付けたPINを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10Aから第1トークン要求情報を受信する(S27)。次に、制御プログラム95は、第1トークンを発行する(S28)。また、制御プログラム95は、ステップS27で受信したPINを含むアカウントレコードをアカウントリストから読み出す。そして、制御プログラム95は、ステップS27で受信した第1装置IDで識別されるデバイスレコードに、ステップS28で発行した第1トークンと、読み出したアカウントレコードに含まれるアカウントIDとを含める(S29)。さらに、制御プログラム95は、ステップS28で発行した第1トークンを、通信部85を通じて複合機10Aに送信する(S30)。
なお、本実施形態に係る第1トークンは、XMPPを用いたサーバプッシュを中継装置80に許可する権限を有することを示す情報も兼ねている。そして、第1トークンを含むXMPP接続許可情報が複合機10Aから中継装置80に送信されることによって、中継装置80から複合機10Aへのサーバプッシュが可能になる。
ステップS24、S27の処理は第4受信処理の一例であり、ステップS28の処理は第2発行処理の一例であり、ステップS25、S29の処理は第3記憶処理の一例であり、ステップS30の処理は第4送信処理の一例である。但し、ステップS24、S27の処理は1つの通信に纏められてもよい。この場合、ステップS25、S29の処理も1つに纏めることができる。また図示は省略するが、制御プログラム95は、ステップS27で受信したPINを含むアカウントレコードが存在しないことに応じて、ステップS28、S29を実行せずに、通信部85を通じて複合機10Aにエラー情報を送信する。
次に、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80から第1トークンを受信する(S30)。次に、制御プログラム35は、ステップS30で受信した第1トークンを、データ記憶領域32Bに記憶させる。さらに、制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80にXMPP接続許可情報を送信する(S31)。XMPP接続許可情報は、中継装置80から複合機10Aへのサーバプッシュによる情報の送信を許可するサーバプッシュ許可情報の一例である。XMPP接続許可情報は、ステップS30で受信した第1トークンを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10AからXMPP接続許可情報を受信する(S31)。そして、制御プログラム95は、ステップS31で受信した第1トークンを含むデバイスレコードに、コネクション情報を追加する。ここで追加されるコネクション情報は、XMPP接続許可情報の送信元の複合機10に情報を送信するための情報である。コネクション情報は、例えば、XMPP接続許可情報のIPヘッダに含まれる送信元IPアドレス、及びXMPP接続許可情報のTCPヘッダに含まれる送信元ポート番号等を含んでもよい。これにより、複合機10Aと中継装置80との間に、XMPPコネクションが確立される。ステップS31の処理は、サーバプッシュ許可処理の一例である。
ステップS31の処理は、XMPP over BOSH(XMPP Over Bidirectional−Streams Over Synchronous HTTPの略)に準拠した手順で実行される。なお、複合機10Aと中継装置80との間にXMPPサーバが介在していてもよい。XMPP over BOSHは、コネクションを確立した状態をほぼ常時維持するプロトコルである。但し、複合機10Aと中継装置80との間でコネクションを確立させるプロトコルは、XMPP over BOSHに限定されず、例えば、接続確立型のプロトコル、常時接続型のプロトコル、或いは接続維持型のプロトコルと呼ばれるプロトコルであればよい。なお、XMPP over BOSHのXMPPコネクション接続許可情報は、HTTP階層レベルでは、HTTPリクエストとして送信される。
XMPPコネクションは、ルータ102Aを経由して中継装置80から複合機10Aにリクエストを送信する(所謂、「プッシュ通知」を指す。)ためのコネクションである。XMPPコネクションを用いて実行される、インターネットの側に居る装置からLANの側に居る装置へルータ102Aを経由したリクエストを、「XMPPリクエスト」とも言う。中継装置80から複合機10Aにリクエストを送信することを、「プッシュ通知」或いは「プッシュ送信」などとも言う。また、HTTPサーバである中継装置80から複合機10Aにリクエストを送信するという意味で「サーバプッシュ」などとも言う。
なお、XMPPコネクションは、予め定められた接続維持期間が経過したことによって切断される。そこで、制御プログラム35は、例えば、接続維持期間より短い再接続期間が経過したことに応じて、中継装置80との間にXMPPコネクションを再び確立する。すなわち、ステップS31の処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。これにより、制御プログラム95は、直近に確立したXMPPコネクションを用いて、任意のデータを任意のタイミングで複合機10Aに送信することができる。
次に、図6は、複合機10Aを通じてユーザが利用するサービスのサービスレコードを中継装置80に登録すると共に、複合機10Aを識別する第2装置IDをサービス提供装置110に登録する処理を示す。なお、図6に示される処理に先立って、図5に示される処理が実行されているものとする。
情報処理端末50の制御プログラム65は、メニュー画面を表示部53に表示させる(S41、すなわち、S15)。メニュー画面を表示させる処理は、図5のステップS11〜S15の処理と同様である。そして、制御プログラム65は、[サービス申請]アイコン126の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S42)、通信部55を通じて中継装置80に申請要求情報を送信する(S43)。申請要求情報は、複合機10A、10Bを通じて利用可能なサービスの一覧を中継装置80に要求する情報である。申請要求情報は、ログイン処理で受信したセッションIDを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50から申請要求情報を受信する(S43)。次に、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50に申請指示情報を送信する(S44)。申請指示情報は、複合機10A、10Bを通じて利用するサービスの選択を指示する情報である。申請指示情報は、例えば、サービス申請画面を定義するHTMLファイルである。
より詳細には、制御プログラム95は、ステップS43で受信したセッションIDを含むアカウントレコードを、アカウントリストから読み出す。また、制御プログラム95は、読み出したアカウントレコードに含まれるアカウントIDを含むデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す。また、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードに含まれる第2装置IDを含むサービスレコードを、サービスリストから読み出す。さらに、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードに含まれるモデル名に対応付けられたサービスIDを読み出す。そして、制御プログラム95は、これらの情報を用いてサービス申請画面を定義するHTMLファイルを生成する。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80から申請指示情報を受信する(S44)。次に、制御プログラム65は、申請指示情報に従ってサービス申請画面を表示部53に表示させる(S45)。図11(A)は、サービス申請画面の一例である。図11(A)に示されるサービス申請画面は、情報処理端末50のユーザが所持する複合機10A、10Bのデバイス名及びモデル名と、各種アイコン135、136、137、138とを含む。そして、制御プログラム65は、サービス申請画面に含まれるアイコン135〜138を選択するユーザ操作を、操作部54を通じて受け付ける(S46)。
アイコン135〜138は、対応する複合機10A、10Bを通じて対応するサービスを利用可能か否かを示すと共に、当該サービスの利用が申請されたか否かを示す。申請アイコン135、137は、複合機10A、10Bを通じてサービスAを利用することができ、且つ当該サービスAの利用が未だ申請されていないことを示す。未対応アイコン136は、複合機10Aを通じてサービスBを利用することができないことを示す。申請済アイコン138は、複合機10Aを通じてサービスBを利用することができ、且つ当該サービスBの利用が既に申請されていることを示す。また、未対応アイコン136及び申請済アイコン138は、選択不能であることを示すために、グレーアウトされている。
制御プログラム65は、例えば申請アイコン135の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S46)、通信部55を通じて中継装置80にサービス申請情報を送信する(S47)。サービス申請情報は、申請アイコン135に対応する複合機10Aを通じたサービスAの利用を申請する情報である。サービス申請情報は、ログイン処理で受信したセッションIDと、申請アイコン135に対応する複合機10Aの第1装置ID“abc”と、申請アイコン135に対応するサービスID“サービスA”とを含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からサービス申請情報を受信する(S47)。次に、制御プログラム95は、ステップS47で受信した第1装置IDで識別されるデバイスレコードに、第2装置IDが含まれているか否かを判断する(S48)。ステップS47の処理は第2受信処理の一例であり、ステップS48の処理は判断処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、第2装置IDが含まれていないと判断したことに応じて(S48:No)、第2装置IDを発行する(S49)。次に、制御プログラム95は、ステップS47で受信した第1装置IDで識別されるデバイスレコードに、ステップS49で発行した第2装置IDを含める(S50)。一方、制御プログラム95は、第2装置IDが含まれていると判断したことに応じて(S48:Yes)、ステップS49、S50の処理を実行せずに、ステップS51以降の処理を実行する。ステップS49の処理は第1発行処理の一例であり、ステップS50の処理は第1記憶処理の一例である。
さらに、制御プログラム95は、ステップS47で受信したサービスID“サービスA”で識別されるサービスを提供するサービス提供装置110に、通信部85を通じてログイン要求情報を送信する(S51)。ログイン要求情報は、第2アカウント情報によるログイン処理の実行をサービス提供装置110に要求する情報である。換言すれば、ログイン要求情報は、第2アカウント情報を入力するためのログイン画面を定義するHTMLファイルの送信を要求する情報である。
そして、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110からログイン指示情報を受信する(S52)。ログイン指示情報は、例えば、ログイン画面を定義するHTMLファイルである。さらに、制御プログラム95は、ステップS52で受信したログイン指示情報を、通信部85を通じて情報処理端末50に送信する(S53)。なお、制御プログラム95は、ステップS53で情報処理端末50に送信するログイン指示情報に、リダイレクトURLを含めてもよい。リダイレクトURLは、第2トークンの送信先を示す情報である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からログイン指示情報を受信する(S53)。次に、制御プログラム65は、ログイン指示情報に従ってログイン画面を表示部53に表示させる(S54)。そして、制御プログラム65は、第2アカウント情報を入力するユーザ操作と、[ログイン]アイコン123を選択するユーザ操作とを、操作部54を通じて受け付ける(S55)。ログイン画面は、例えば図9(A)と同様であってもよい。但し、ステップS54で表示されるログイン画面は、複合機10のユーザに対して発行された第2アカウント情報の入力を受け付けるための画面である点において、ステップS11で表示されるログイン画面と異なる。
次に、制御プログラム65は、第2アカウント情報の入力と、[ログイン]アイコン123の選択とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S55)、通信部55を通じてサービス提供装置110に第2トークン要求情報を送信する(S56)。第2トークン要求情報は、第2トークンの発行をサービス提供装置110に要求する情報である。第2トークン要求情報は、ステップS55で入力を受け付けた第2アカウント情報を含む。そして、制御プログラム65は、第2アカウント情報に対応付けてサービス提供装置110が発行した第2トークン(S57)を、通信部55を通じてサービス提供装置110から受信する(S58)。
次に、制御プログラム65は、ステップS53で受信したリダイレクトURLで示される中継装置80に、通信部55を通じて第2登録要求情報を送信する(S59)。第2登録要求情報は、複合機10Aの第2装置IDのサービス提供装置110への登録を中継装置80に要求する情報である。第2登録要求情報は、ログイン処理で受信したセッションIDと、ステップS47で送信した第1装置IDと、ステップS58で受信した第2トークンとを含む。また、サービス申請情報に含まれる第1装置IDをリダイレクトURLと対応付けて中継装置80が記憶している場合には、第2登録要求情報から第1装置IDを省略することができる。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50から第2登録要求情報を受信する(S59)。次に、制御プログラム95は、ステップS59で受信した第1装置IDで識別されるデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す。そして、制御プログラム95は、読み出したデバイスリストに含まれる第2装置IDと、ステップS47で受信したサービスIDと、ステップS59で受信した第2トークンとを含むサービスレコードを、サービスリストに追加する(S60)。ステップS59の処理は第3受信処理の一例であり、ステップS60の処理は第2記憶処理の一例である。
さらに、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110に登録指示情報を送信する(S61)。登録指示情報は、複合機10Aの第2装置IDを、複合機10Aを通じて利用するサービスのサービスIDと対応付けて登録することを指示する情報である。登録指示情報は、ステップS60で追加したサービスレコードに含まれる情報、すなわち、第2装置ID、サービスID、及び第2トークンを含む。ステップS60の処理は、第2送信処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から登録完了情報を受信する(S62)。登録完了情報は、登録指示情報に含まれる情報を対応付けて登録したことを示す情報である。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50に申請許可情報を送信する(S63)。申請許可情報は、複合機10Aを通じたサービスAの利用が可能になったことを示す情報である。そして、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部85を通じて中継装置80から申請許可情報を受信する(S63)。
また図示は省略するが、申請許可情報は、通知画面を定義するHTMLファイルであってもよい。そして、制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80から申請許可情報を受信したことに応じて(S63)、申請許可情報に従って通知画面を表示部53に表示させてもよい。通知画面は、複合機10Aを通じたサービスAの利用が可能になったことを、ユーザに報知するための画面である。また、通知画面は、PIN表示画面と同様に、[OK]アイコンと、[終了]アイコンとを含んでもよい。そして、PIN表示画面の場合と同様に、[OK]アイコンが選択されたことに応じてメニュー画面が表示部53に再び表示され、[終了]アイコンが選択されたことに応じてセッションが終了されてもよい。
次に、図7は、サービス提供装置110が提供する翻訳サービスを、複合機10Aを通じて利用する処理を示す。なお、図7に示される処理に先立って、図5及び図6に示される処理が実行されているものとする。
まず、複合機10Aの制御プログラム35は、スキャナ部12にスキャン動作を実行させる(S71)。スキャナ部12は、不図示のコンタクトガラス或いはADF(Auto Document Feederの略)にセットされた原稿に記録された画像を読み取って、当該画像を示す画像データを形成する。なお、ステップS71でスキャナ部12に読み取られる原稿は、第1言語の文字列を含むものとする。
次に、制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80に翻訳要求情報をHTTPリクエストとして送信する(S72)。翻訳要求情報は、サービス提供装置110が提供する翻訳サービスを利用するためのサービス利用情報の一例である。翻訳要求情報は、例えば、翻訳サービスのサービスIDと、複合機10Aの第1装置IDと、ステップS30で受信した第1トークンとを含む。翻訳要求情報に含められるサービスIDは、サービス提供装置110による翻訳サービスの提供を要求するサービス要求情報の一例である。複合機10Aが実行するステップS72の処理は、通信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10Aから翻訳要求情報を受信する(S72)。また図示は省略するが、制御プログラム95は、翻訳要求情報を受信したことを示す受信完了情報(例えば、「ACK:ACKnowledgementの略」)をHTTPレスポンスとして、通信部85を通じて複合機10Aに送信する。次に、制御プログラム95は、ステップS72で受信した第1装置IDで識別されるデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す(S73)。また、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードに含まれる第2装置IDと、ステップS72で受信したサービスIDとで識別されるサービスレコードを、サービスリストから読み出す(S73)。中継装置80が実行するステップS72の処理は第1通信処理の一例であり、ステップS73の処理は読出処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110に翻訳要求情報をHTTPリクエストとして送信する(S74)。ステップS74でサービス提供装置110に送信される翻訳要求情報は、例えば、ステップS72で複合機10Aから受信した翻訳要求情報に、読出処理で読み出したデバイスレコードに含まれる第2装置IDを第1装置IDに代えて含め、読出処理で読み出したサービスレコードに含まれる第2トークンを第1トークンに代えて含めたものである。ステップS75の処理は、第2通信処理の一例である。また、制御プログラム95は、翻訳要求情報を含むHTTPリクエストを受信したTCPポートのポート番号を、ステップS72で受信した第1装置IDと対応付けて、データ記憶領域92Bに一時記憶させてもよい。
次に、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から送信指示情報を受信する(S75)。送信指示情報は、翻訳の対象となる文字列を含む画像データの送信を指示するサービス利用情報の一例である。送信指示情報は、例えば、当該画像データの送信先を示す送信先URLと、ステップS74で送信した第2装置IDとを含む。送信先URLは、サービス提供装置110が提供したサービスを示すサービス情報の一例である。ステップS75の処理は、第2通信処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、ステップS75で受信した第2装置IDで識別される複合機10A、より詳細には当該複合機10Aとの通信に必要な情報を特定する(S76)。例えば、制御プログラム95は、ステップS75で受信した第2装置IDを含むデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す。そして、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードに含まれる第1装置IDで識別される複合機10Aとの間に確立されたXMPPコネクションを特定する。すなわち、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードのコネクション情報で示されるIPアドレス及びポート番号を特定する。ステップS76の処理は、特定処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、ステップS76で特定した複合機10Aのコネクション情報に基づいて、通信部85を通じて複合機10Aに、XMPPリクエストとして送信指示情報を送信する(S77)。より詳細には、制御プログラム95は、ステップS76で特定したIPアドレス及びポート番号宛てに、サービス提供装置110からの返信である送信指示情報をサーバプッシュする。ステップS77で複合機10Aに送信される送信指示情報は、例えば、ステップS75でサービス提供装置110から受信した送信指示情報から第2装置IDが省略されたものである。中継装置80が実行するステップS77の処理は、第1通信処理の一例である。
次に、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80から送信指示情報を受信する(S77)。複合機10Aが実行するステップS77の処理は、通信処理の一例である。また図示は省略するが、制御プログラム35は、送信指示情報を受信したことを示す受信完了情報をXMPPレスポンスとして、通信部25を通じて中継装置80に送信する。次に、制御プログラム35は、ステップS77で受信した送信先URLで示されるサービス提供装置110に、通信部25を通じてスキャンデータを送信する(S78)。スキャンデータは、ステップS71でスキャナ部12が生成した画像データである。そして、制御プログラム35は、通信部25を通じてサービス提供装置110から受信完了情報を受信する(S79)。受信完了情報は、翻訳サービスの対象なるスキャンデータを受信したことを示す情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から受信指示情報を受信する(S80)。受信指示情報は、翻訳データの受信を指示するサービス利用情報の一例である。受信指示情報は、翻訳データの所在を示す受信元URLと、ステップS74で送信した第2装置IDとを含む。受信元URLは、サービス提供装置110が提供したサービスを示すサービス情報の一例である。すなわち、受信指示情報は、スキャンデータに含まれる第1言語の文字列を第2言語の文字列に翻訳し終わったことに応じて、サービス提供装置110から送信される。ステップS80の処理は、第2通信処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、特定処理を実行する(S81)。ステップS81の処理は、ステップS76の処理と同様であってもよい。そして、制御プログラム95は、特定処理で特定した複合機10Aに、通信部85を通じて受信指示情報をXMPPリクエストとして送信する(S82)。ステップS82で複合機10Aに送信される受信指示情報は、例えば、ステップS80でサービス提供装置110から受信した受信指示情報から第2装置IDが省略されたものである。中継装置80が実行するステップS82の処理は、第1通信処理の一例である。すなわち、制御プログラム95は、ステップS77、S82において、ステップS72で受信した翻訳要求情報の送信元の複合機10Aに、直近に確立したXMPPコネクションを通じて、送信指示情報或いは受信指示情報を送信する。
次に、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80から受信指示情報を受信する(S82)。複合機10Aが実行するステップS82の処理は、通信処理の一例である。また図示は省略するが、制御プログラム35は、送信指示情報を受信したことを示す受信完了情報をXMPPレスポンスとして、通信部25を通じて中継装置80に送信する。次に、制御プログラム35は、通信部25を通じてサービス提供装置110にデータ要求情報を送信する(S83)。データ要求情報は、ステップS82で受信した受信元URLで示される翻訳データの送信を要求する情報である。
次に、制御プログラム35は、通信部25を通じてサービス提供装置110から翻訳データを受信する(S84)。翻訳データは、例えば、スキャンデータに含まれる第1言語の文字列を第2言語の文字列に翻訳した結果を示すデータである。翻訳データは、第2言語の文字列を含む画像データである。そして、制御プログラム35は、ステップS84で受信した翻訳データに対するプリント動作を、プリンタ部11に実行させる(S85)。すなわち、プリンタ部11は、翻訳データで示される画像を記録用紙に記録する。
次に、図8は、中継装置80に登録された第1装置IDを置換する処理を示す。図8に示される処理は、複合機10A、10Bのユーザによって実行されてもよいし、後述するように、複合機10の製造メーカのサービスマンによって実行されてもよい。
まず、図5のステップS15〜S31の処理がユーザ又はサービスマンによって実行されることにより、置き換えたい新たな複合機10Cが中継装置80に登録される。本実施形態では、第1装置ID“ghi”、デバイス名“プリンタ3”、モデル名“MFP−B”、第1トークン“0x4B7D”、アカウントID“001”を含むデバイスレコードがデバイスリストに追加されたものとする。また、第1装置ID“ghi”で識別される複合機10を「複合機10C」と表記する。
図8に戻って、情報処理端末50の制御プログラム65は、図9(B)のメニュー画面を表示する(S91、すなわちS15)。メニュー画面の[ID置換]アイコン127の選択を、操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S92)、通信部55を通じて中継装置80にデバイスリスト要求情報を送信する(S93)。デバイスリスト要求情報は、複合機10A〜10Cを所持するユーザに対応付けられたデバイスレコードの送信を要求する情報である。デバイスリスト要求情報は、ログイン処理で受信したセッションIDを含む。情報処理端末50が実行するステップS93の処理は、リスト要求送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からデバイスリスト要求情報を受信する(S93)。中継装置80が実行するステップS93の処理は、第5受信処理或いはリスト要求受信処理の一例である。次に、制御プログラム95は、ステップS92で受信したセッションIDを含むアカウントレコードを、アカウントリストから読み出す。また、制御プログラム95は、読み出したアカウントレコードを識別するアカウントIDを含むデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す。さらに、制御プログラム95は、読み出したデバイスレコードに含まれる第2装置IDを含むサービスレコードを、サービスリストから読み出す。
そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50にデバイスリスト情報を送信する(S94)。デバイスリスト情報は、情報処理端末50のユーザ又はサービスマンに、複数の第1装置IDのうちから、旧第1装置ID及び新第1装置IDの選択を行わせるための情報である。デバイスリスト情報は、装置選択画面を定義するHTMLファイルである。制御プログラム95は、読み出したデバイスレコード及びサービスレコードに基づいて、装置選択画面を定義するHTMLファイルを生成する。中継装置80が実行するステップS94の処理は、第3送信処理或いはリスト送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からデバイスリスト情報を受信する(S94)。次に、制御プログラム65は、ステップS94で受信したデバイスリスト情報に従って装置選択画面を表示部53に表示させる(S95)。そして、制御プログラム65は、装置選択画面に対するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S96)。情報処理端末50が実行するステップS94の処理はリスト受信処理の一例であり、ステップS95、S96の処理は受付処理の一例である。
図11(B)は、装置選択画面の一例である。図11(B)に示される装置選択画面は、情報処理端末50のユーザが所持する複合機10A、10B、10Cのデバイス名、モデル名、利用サービス、及びXMPPコネクションの接続状態と、複合機10A、10B、10Cそれぞれに対応付けられた2つのラジオボタンと、[置換]アイコン141と、[キャンセル]アイコン142とを含む。左側のラジオボタンは、対応する複合機10の第1装置IDを、旧第1装置IDに指定する指示に対応する。右側のラジオボタンは、対応する複合機10の第1装置IDを、新第1装置IDに指定する指示に対応する。[置換]アイコン141は、後述する置換処理を中継装置80に実行させる指示に対応する。[キャンセル]アイコン142は、これ以降の処理を実行しない指示に対応する。
そして、制御プログラム65は、左右のラジオボタンそれぞれの選択と、[置換]アイコン141の選択とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S96)、通信部55を通じて中継装置80に置換要求情報を送信する(S97)。置換要求情報は、旧第1装置IDに対応付けられた第2装置IDを、新第1装置IDに対応付けることを要求する情報である。図11(B)のようにラジオボタンが選択された場合の置換要求情報は、旧第1装置ID“def”と、新第1装置ID“ghi”とを含む。情報処理端末50が実行するステップS97の処理は、置換要求送信処理の一例である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50から置換要求情報を受信する(S97)。次に、制御プログラム95は、ステップS97で受信した旧第1装置ID及び新第1装置IDそれぞれで識別されるデバイスレコードを、デバイスリストから読み出す。そして、制御プログラム95は、旧第1装置IDで識別されるデバイスレコードに含まれる第2装置IDを、新第1装置IDで識別されるデバイスレコードに含める。また、制御プログラム95は、旧第1装置IDで識別されるデバイスレコードを、デバイスリストから削除する。中継装置80が実行するステップS97の処理は第1受信処理の一例であり、ステップS98の処理は置換処理の一例である。
さらに、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50に置換完了情報を送信する(S99)。置換完了情報は、置換要求情報に従った置換処理が完了したことを示す情報である。そして、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部85を通じて中継装置80から置換完了情報を受信する(S99)。
また図示は省略するが、置換完了情報は、置換完了画面を定義するHTMLファイルであってもよい。そして、制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80から申請許可情報を受信したことに応じて(S99)、置換完了情報に従って置換完了画面を表示部53に表示させてもよい。置換完了画面は、置換要求情報に従った置換処理が完了したことを、ユーザに報知するための画面である。また、置換完了画面は、PIN表示画面と同様に、[OK]アイコンと、[終了]アイコンとを含んでもよい。そして、PIN表示画面の場合と同様に、[OK]アイコンが選択されたことに応じてメニュー画面が表示部53に再び表示され、[終了]アイコンが選択されたことに応じてセッションが終了されてもよい。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、第2装置IDに対応付けられた第1装置IDが、置換処理(S98)によって旧第1装置IDから新第1装置IDに置換される。これにより、例えば、複合機10Bで利用していたサービスBを複合機10Cで引き続き利用したい場合に、第2装置IDに対応付けられた第1装置IDの変更を、サービス提供装置110に通知する必要がなくなる。そして、上記の実施形態に係る中継装置80は、対応付けられた新第1装置ID及び第2装置IDを用いて、複合機10Cとサービス提供装置110との間の通信を中継する。これにより、複合機10B、10Cのユーザに、複合機10Bを通じて利用していたサービスを、複合機10Cを通じて引き続き利用させることができる。
すなわち、中継装置80は、置換処理の前後において、複合機10B、10Cから受信したサービス要求情報を適切にサービス提供装置110に中継することができ、サービス提供装置110から受信したサービス情報を適切に複合機10B、10Cに中継することができる。その結果、ユーザは、置換処理の前に複合機10Bを通じて利用していたサービスBを、置換処理の後に複合機10Cを通じて引き続き利用することができる。
なお、置換処理において、デバイスレコードを更新する具体的な方法は、前述の例に限定されない。一例として、中継装置80の制御プログラム95は、新第1装置IDで識別されるデバイスレコードに含まれる第1送信ID、デバイス名、モデル名、第1トークンで、旧第1装置IDで識別されるデバイスレコードに含まれる対応する情報を上書きしてもよい。そして、制御プログラム95は、新第1装置IDで識別されるデバイスレコードを、デバイスリストから削除してもよい。
他の例として、中継装置80の制御プログラム95は、旧第1装置IDで識別されるデバイスレコードを削除する代わりに、当該デバイスレコードに含まれる削除フラグに“ON”を設定することによって、当該デバイスレコードを一時的に使用不能としてもよい。そして、制御プログラム95は、複合機10のユーザからの指示によって削除フラグに“OFF”を設定することによって、当該デバイスレコードを再び使用可能としてもよい。これにより、例えば、サービスを利用する画像形成装置を、複合機10Bから複合機10Cに切り替え、その後に再び、複合機10Cから複合機10Bに切り替えることが容易になる。
また、上記の実施形態によれば、デバイスレコードにアカウントIDを含めたので、当該ユーザが所持する複数の複合機10のデバイスレコードを、デバイスリストから抽出することができる。そして、ユーザのアカウントIDに対応付けられたデバイスレコードに基づいて生成された装置選択画面を通じて、旧第1装置ID及び新第1装置IDが選択される。すなわち、第1ユーザの所持する複合機10の第1装置IDが旧装置IDとして指定され、第1ユーザと異なる第2ユーザの所持する複合機10の第1装置IDが新装置IDとして指定されるといった事態が防止される。
また、上記の実施形態によれば、デバイス名、モデル名、利用サービス、接続状態等が装置選択画面に表示されるので、ユーザは、所望の複合機10の第1装置IDを、旧第1装置ID及び新第1装置IDとして指定しやすくなる。但し、装置選択画面に表示させる情報の例はこれに限定されず、例えば、各複合機10を説明するためにユーザが任意に設定した文字列がデバイスレコードに含まれている場合には、当該文字列を装置選択画面に含めてもよい。
また、上記の実施形態によれば、第2装置IDを発行する前に、第1装置IDに対応する第2装置IDが発行済みか否かを判断するので、1つの第1装置IDに複数の第2装置IDが重複して発行されることが防止される。また、上記の実施形態によれば、申請要求情報の送信元である情報処理端末50に第2トークンを取得させ、当該第2トークンと共に第2装置IDをサービス提供装置110に登録する。その結果、サービスを利用する権限のないユーザの複合機10の第2装置IDがサービス提供装置110に登録されることが防止される。
また、上記の実施形態によれば、XMPPコネクションを利用したサーバプッシュとして送信指示情報及び受信指示情報が、中継装置80から複合機10Aに送信されるので、サービス提供装置110による翻訳処理に時間がかかる場合であっても、ファイアウォールに守られた複合機10Aに受信指示情報を適切に中継することができる。但し、XMPPコネクションを利用して中継装置80が複合機10に送信する情報は、上記の例に限定されない。
一例として、複合機10で収集されたステータス情報を中継装置80がサービス提供装置110に中継する場合において、中継装置80は、収集すべきステータス情報の種類及び送信タイミング等を指示する所謂サブスクライブ情報を、XMPPコネクションを利用して複合機10に送信してもよい。他の例として、複合機10のユーザが指定したカテゴリのニュースを配信する所謂サーバプッシュ型のサービスにおいて、中継装置80は、ニュースを示すニュースデータをサービス提供装置110から受信し、受信したニュースデータをXMPPコネクションを利用して複合機10に送信してもよい。
なお、図8に示される処理は、複合機10のユーザに代わって、複合機10の製造メーカのサービスマンによって実行されてもよい。例えば、故障によって複合機10Bの制御基板が交換された場合、図8に示される処理がサービスマンによって実行される。これにより、制御基板が変更される前の複合機10Bの第1装置ID“def”に対応付けられた第2装置ID“β”が、制御基板が変更された後の複合機10B(すなわち、複合機10C)の第1装置ID“ghi”に対応付けられる。以下、図8に示される処理がサービスマンによって実行される場合の処理を、前述の処理との相違点を中心に説明する。
まず、情報処理端末50の制御プログラム65は、ユーザの第1アカウント情報に代えて、管理者の第1アカウント情報の入力を操作部54を通じて受け付ける(S12)。すなわち、中継装置80の制御プログラム95は、管理者の第1アカウント情報を含むログイン要求情報を、通信部85を通じて情報処理端末50から受信する(S13)。そして、制御プログラム95は、管理者用のメニュー画面を定義するHTMLファイル及びセッションIDを、通信部85を通じて情報処理端末50に送信する(S14)。
また、情報処理端末50の制御プログラム65は、ステップS14で受信したHTMLファイルに従って管理者用のメニュー画面を表示部53に表示させる(S15)。図12は、管理者用のメニュー画面の一例である。図12に示されるメニュー画面は、図9(B)に示されるメニュー画面と比較すると、入力された客ユーザIDが表示されるテキストボックス128を含む点において相違し、その他の点において共通する。客ユーザIDは、新デバイス登録処理によって登録される複合機10を所持するユーザの第1アカウント情報に含まれるユーザIDである。客ユーザIDは、アカウントIDに対応付けられたアカウント特定情報の一例である。
また、制御プログラム65は、客ユーザIDを入力するユーザ操作と、[PIN発行]アイコン125を選択するユーザ操作とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S16)、客ユーザIDをさらに含むPIN要求情報を通信部55を通じて中継装置80に送信する(S17)。そして、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS17で受信した客ユーザIDを含むアカウントレコードに、ステップS18で発行したPINを含める(S19)。
さらに、情報処理端末50の制御プログラム65は、ステップS16で入力を受け付けた客ユーザIDをさらに含むデバイスリスト要求情報を、通信部55を通じて中継装置80に送信する(S93)。そして、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS93で受信した客ユーザIDを含むアカウントレコードを、アカウントリストから読み出す。その他の処理は前述の説明と同様であるので、再度の説明は省略する。上記の処理によれば、複合機10Bのユーザに煩雑な操作をさせることなく、修理後の複合機10B(すなわち、複合機10C)を通じてサービスBを利用することができる。
なお、中継装置80は単一の装置であってもよいし、複数の装置の組み合わせであってもよい。一例として、中継装置80は、複合機10との通信を担当する第1装置と、情報処理端末50との通信を担当する第2装置と、サービス提供装置110との通信を担当する第3装置とで構成されていてもよい。他の例として、中継装置80は、複合機10、情報処理端末50、及びサービス提供装置110との通信及び各種判断を実行する第1装置と、図4に示される各種情報を記憶する第2装置とで構成されていてもよい。
また、各実施形態の複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80において、記憶部32、62、92のプログラム記憶領域32A、62A、92Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61、91によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80として実現できるだけでなく、複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを介して複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
31,61,91・・・CPU
23,53・・・表示部
24,54・・・操作部
25,55,85・・・通信部
32,62,92・・・記憶部
35,65,95・・・制御プログラム
50・・・情報処理端末
80・・・中継装置
110・・・サービス提供装置

Claims (11)

  1. 通信部と、記憶部と、制御部とを備える中継装置であって、
    前記通信部は、
    情報処理端末と、
    画像を形成する複数の画像形成装置と、
    前記画像形成装置のユーザが利用可能なサービスを提供するサービス提供装置と接続され、
    前記記憶部は、
    複数の前記画像形成装置それぞれに固有に割り当てられた第1装置情報と、
    該中継装置によって発行され且つ複数の前記第1装置情報の1つに対応付けられた第2装置情報とを記憶しており、
    前記制御部は、
    前記サービス提供装置が提供するサービスを利用するためのサービス利用情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置と通信する第1通信処理と、
    前記通信部を通じて前記サービス提供装置と前記サービス利用情報を通信する第2通信処理とを実行し、前記サービス提供装置との間で通信される前記サービス利用情報は、前記第1通信処理の通信相手である前記画像形成装置の前記第1装置情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記第2装置情報を含み、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末から置換要求情報を受信する第1受信処理を実行し、前記置換要求情報は、前記第2装置情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の1つである旧第1装置情報と、前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の他の1つである新第1装置情報とを含み、
    前記制御部は、前記第2装置情報に対応付けられた前記第1装置情報を、前記旧第1装置情報から前記新第1装置情報に置換する置換処理を実行する中継装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記第1装置情報に対応付けられた第1認証情報と、
    前記第2装置情報に対応付けられた第2認証情報とを記憶しており、
    前記第1認証情報は、前記第1通信処理を実行する権限を有することを示すために、該中継装置が発行したものであり、
    前記第2認証情報は、前記サービス提供装置が提供するサービスを利用する権限を有することを示すために、前記サービス提供装置が発行したものであり、
    前記制御部は、
    前記第1通信処理において、前記サービス提供装置によるサービスの提供を要求するサービス要求情報と、送信元の前記画像形成装置の前記第1装置情報と、当該第1装置情報に対応付けられた前記第1認証情報とを含む前記サービス利用情報を前記通信部を通じて前記画像形成装置から受信し、
    前記制御部は、前記サービス利用情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報、及び当該第2装置情報に対応付けられた前記第2認証情報を前記記憶部から読み出す読出処理を実行し、
    前記制御部は、前記第2通信処理において、前記サービス要求情報と、前記読出処理で読み出した前記第2装置情報及び前記第2認証情報とを含む前記サービス利用情報を、前記通信部を通じて前記サービス提供装置に送信する請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末からサービス申請情報を受信する第2受信処理を実行し、前記サービス申請情報は、前記第1装置情報と、前記サービス提供装置が提供するサービスを識別するサービス識別情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記サービス申請情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判断する判断処理と、
    前記第2装置情報が記憶されていないと前記判断処理で判断したことに応じて、前記第2装置情報を発行する第1発行処理と、
    前記サービス申請情報に含まれる前記第1装置情報、及び前記第1発行処理で発行した前記第2装置情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶処理とを実行し、
    前記読出処理において、前記第1記憶処理で前記記憶部に記憶させ且つ前記サービス利用情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報を、前記記憶部から読み出す請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記制御部は、前記第2装置情報が記憶されていると前記判断処理で判断したことに応じて、前記第1記憶処理を実行せず、
    前記読出処理において、前記記憶部に記憶されていると前記判断処理で判断し且つ前記サービス利用情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報を、前記記憶部から読み出す請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末に取得指示情報を送信する第1送信処理を実行し、前記取得指示情報は、前記サービス識別情報で識別されるサービスに対応する前記第2認証情報の取得を指示する情報であり、
    前記制御部は、前記サービス提供装置への前記第2装置情報の登録を要求する登録要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第3受信処理を実行し、前記登録要求情報は、前記第1装置情報と、前記第2認証情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記登録要求情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報に、前記取得指示情報に含まれる前記サービス識別情報、及び前記登録要求情報に含まれる前記第2認証情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶処理と、
    前記第2装置情報の登録を指示する登録指示情報を、前記通信部を通じて前記サービス提供装置に送信する第2送信処理とを実行し、前記登録指示情報は、前記登録要求情報に含まれる前記第1装置情報に対応付けられた前記第2装置情報と、前記登録要求情報に含まれる前記第2認証情報とを含む請求項3又は4に記載の中継装置。
  6. 前記記憶部は、前記画像形成装置のユーザを識別するアカウント識別情報と、前記アカウント識別情報に対応付けられた仮識別情報とを記憶しており、
    前記制御部は、
    前記通信部を通じて前記情報処理端末に前記仮識別情報を送信する第3送信処理と、
    前記第1認証情報の発行を要求する認証要求情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置から受信する第4受信処理とを実行し、前記認証要求情報は、当該画像形成装置の前記第1装置情報と、前記仮識別情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記認証要求情報に含まれる前記第1装置情報に対応する前記第1認証情報を発行する第2発行処理と、
    前記認証要求情報に含まれる前記仮識別情報に対応付けられた前記アカウント識別情報、前記認証要求情報に含まれる前記第1装置情報、及び前記第2発行処理で発行した前記第1認証情報を、互いに対応付けて前記記憶部に記憶させる第3記憶処理と、
    前記認証要求情報に含まれる前記第1装置情報で識別される前記画像形成装置に、前記第2発行処理で発行した前記第1認証情報を、前記通信部を通じて送信する第4送信処理とを実行する請求項2から5のいずれかに記載の中継装置。
  7. 前記制御部は、
    前記アカウント識別情報に対応付けられたアカウント特定情報を含むデバイスリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第5受信処理と、
    前記通信部を通じて前記情報処理端末にデバイスリスト情報を送信する第5送信処理とを実行し、前記デバイスリスト情報は、前記デバイスリスト要求情報に含まれる前記アカウント特定情報によって特定される前記アカウント識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された複数の前記第1装置情報を含み、
    前記置換要求情報は、前記デバイスリスト情報に含まれる複数の前記第1装置情報の1つを前記旧第1装置情報として含み、他の1つを前記新第1装置情報として含む請求項6に記載の中継装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第2通信処理において、前記サービス提供装置が提供したサービスを示すサービス情報と、前記第2装置情報とを含む前記サービス利用情報を、前記通信部を通じて前記サービス提供装置から受信し、
    前記サービス利用情報に含まれる前記第2装置情報に対応付けられた前記第1装置情報で識別される前記画像形成装置を特定する特定処理を実行し、
    前記第1通信処理において、前記第2通信処理で受信した前記サービス情報を前記サービス利用情報として、前記特定処理で特定した前記画像形成装置に前記通信部を通じて送信する請求項1から7のいずれかに記載の中継装置。
  9. 前記通信部は、ファイアウォールで守られたネットワークに属する前記画像形成装置と、当該ファイアウォールを介して接続されており、
    前記制御部は、サーバプッシュによる情報の送信を許可するサーバプッシュ許可情報を前記通信部を通じて前記画像形成装置から所定の時間間隔で繰り返し受信するサーバプッシュ許可処理を実行し、
    前記制御部は、前記第1通信処理において、前記通信部を通じて前記画像形成装置に前記サービス情報を、直近に受信した前記サーバプッシュ許可情報によって許可されたサーバプッシュで送信する請求項8に記載の中継装置。
  10. 中継装置と、情報処理端末と、画像形成装置とを備える通信システムであって、
    前記中継装置は、
    前記情報処理端末、複数の前記画像形成装置、及び前記画像形成装置のユーザが利用可能なサービスを提供するサービス提供装置と接続される第1通信部と、
    複数の前記画像形成装置それぞれに固有に割り当てられた第1装置情報、及び前記中継装置によって発行され且つ複数の前記第1装置情報の1つに対応付けられた第2装置情報を記憶する記憶部と、
    第1制御部とを備えており、
    前記第1制御部は、
    前記サービス提供装置が提供するサービスを利用するためのサービス利用情報を、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置と通信する第1通信処理と、
    前記第1通信部を通じて前記サービス提供装置と前記サービス利用情報を通信する第2通信処理とを実行し、前記サービス提供装置との間で通信される前記サービス利用情報は、前記第1通信処理の通信相手である前記画像形成装置の前記第1装置情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記第2装置情報を含み、
    前記第1制御部は、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から置換要求情報を受信する置換要求受信処理を実行し、前記置換要求情報は、前記第2装置情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の1つである旧第1装置情報と、前記記憶部に記憶された前記第1装置情報の他の1つである新第1装置情報とを含み、
    前記第1制御部は、前記第2装置情報に対応付けられた前記第1装置情報を、前記旧第1装置情報から前記新第1装置情報に変更する置換処理を実行し、
    前記画像形成装置は、
    画像を形成する形成部と、
    前記中継装置と通信する第2通信部と、
    前記第2通信部を通じて前記中継装置と前記サービス利用情報を通信する通信処理を実行する第2制御部とを備えており、
    前記情報処理端末は、
    前記中継装置と通信する第3通信部と、
    前記第3通信部を通じて前記中継装置に前記置換要求情報を送信する置換要求送信処理を実行する第3制御部とを備える通信システム。
  11. 前記第1制御部は、
    デバイスリストの送信を要求するデバイスリスト要求情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から受信するリスト要求受信処理と、
    前記記憶部に記憶された複数の前記第1装置情報を含むデバイスリスト情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信するリスト送信処理とを実行し、
    前記情報処理端末は、ユーザ操作を受け付ける操作部を備えており、
    前記第3制御部は、
    前記第3通信部を通じて前記中継装置に前記デバイスリスト要求情報を送信するリスト要求送信処理と、
    前記第3通信部を通じて前記中継装置から前記デバイスリスト情報を受信するリスト受信処理と、
    前記デバイスリスト情報に含まれる複数の前記第1装置情報のうちの1つを前記旧第1装置情報として指定し、他の1つを前記新第1装置情報として指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを実行し、
    前記置換要求送信処理において、前記受付処理で指定を受け付けた前記旧第1装置情報及び前記新第1装置情報を含む前記置換要求情報を、前記第3通信部を通じて前記中継装置に送信する請求項10に記載の通信システム。
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