JP6582741B2 - 中継装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置とサービス提供装置との間でデータ通信を行わせる通信システムに関する。
従来より、インターネット上のサービス提供装置が提供するサービスの提供を受けることができる画像形成装置が知られている。サービス提供装置が提供するサービスとは、例えば、画像形成装置がアップロードしたデータをサービス提供装置に記憶させるサービス、或いはサービス提供装置に記憶されているデータを画像形成装置にダウンロードするサービス等が挙げられる。そして、例えば特許文献1に記載の画像形成装置は、認証情報をウェブサーバに送信することによって認証を受け、当該ウェブサーバからコンテンツデータを受信することができる。
特開2008−229993号公報
サービス提供装置の中には、複数のサービスを提供可能なものもある。このような場合に、複数のサービスのうちから所望のサービスを選択させることは、ユーザに煩雑な作業を要求することになる。特に画像形成装置は、サービス提供装置が提供する全てのサービスを利用できるとは限らず、複数のサービスの一部のみを利用可能な場合もある。そのため、画像形成装置が利用不能なサービスを含む複数のサービスのうちから所望のサービスを選択させることは、ユーザに煩雑な作業を要求することになる。この課題は、サービス提供装置が提供する複数のサービスのうちの1つのみが画像形成装置で利用可能な場合に、特に顕著になる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サービス提供装置が提供する複数のサービスのうちから、画像形成装置に利用させるサービスを指定するユーザの操作を簡素化した中継装置を提供することにある。
(1) 本明細書の一形態に係る中継装置は、通信部と、制御部とを備える。前記通信部は、情報処理端末と、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能である。前記制御部は、認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行する。前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置である。前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行する。前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報である。前記制御部は、前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行する。前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報である。前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行する。前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報である。
上記構成によれば、第1サービス提供装置による認証情報の発行を情報処理端末から要求された場合に、当該第1サービス提供装置が提供する複数のサービスのうちの画像形成装置が利用可能な第1サービスを対象サービスに決定し、当該対象サービスの認証情報を第1サービス提供装置に発行させることができる。その結果、画像形成装置に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
(2) 例えば、前記制御部は、前記特定処理で前記第1サービス提供装置を特定したことに応じて、サービスリストの送信を要求するリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置に送信する第4送信処理と、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置から前記サービスリストを受信する第4受信処理とを実行する。前記サービスリストは、前記第1サービス提供装置が提供可能なサービスを識別する複数のサービス識別情報を含む。前記制御部は、前記決定処理において、前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報で識別されるサービスの1つである前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する。
(3) 例えば、該中継装置は、前記第1サービスの前記サービス識別情報である第1識別情報を含むホワイトリストを記憶する記憶部を備える。前記制御部は、前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報のうち、前記ホワイトリストに含まれている前記サービス識別情報を抽出する抽出処理を実行し、前記決定処理において、前記抽出処理で抽出した前記第1識別情報で識別される前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する。
(4) 好ましくは、前記制御部は、前記抽出処理で複数の前記サービス識別情報を抽出したことに応じて、前記通信部を通じて前記情報処理端末にサービス指定指示情報を送信する第5送信処理を実行する。前記サービス指定指示情報は、前記抽出処理で抽出した複数の前記サービス識別情報を含み、且つ当該サービス識別情報の1つを指定することを指示する情報である。前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末からサービス指定情報を受信する第5受信処理を実行する。前記サービス指定情報は、前記情報処理端末が指定を受け付けた前記サービス情報である前記第1識別情報を含む。前記制御部は、前記決定処理において、前記サービス指定情報に含まれる前記第1識別情報で識別される前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する。
上記構成によれば、サービスリストに含まれるサービス識別情報をホワイトリストでフィルタリングし、フィルタリングされたサービス識別情報のうちから所望のサービスを指定させることができる。これにより、サービスリストに含まれる全てのサービス識別情報のうちから所望のサービスを指定させる場合と比較して、画像形成装置に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
(5) 好ましくは、前記記憶部は、前記第2サービスの前記サービス識別情報である第2識別情報を含み、且つ前記第1サービス提供装置が提供する第3サービスの前記サービス識別情報である第3識別情報を含まないブラックリストをさらに記憶する。前記制御部は、前記抽出処理において、前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報のうち、前記ブラックリストに含まれていない前記サービス識別情報をさらに抽出する。
上記構成のように、画像形成装置が利用可能か否かが不明な第3サービスを選択肢に含めることによって、サービス提供装置が新たに提供するサービスをユーザの判断によって画像形成装置に利用させることができる。
(6) 好ましくは、前記制御部は、前記抽出処理で前記第1識別情報を1つのみ抽出したことに応じて、前記第5送信処理を実行せず、且つ前記決定処理において、当該第1識別情報で識別される前記第1サービスを前記対象サービスに決定する。
(7) 例えば、前記ホワイトリストは、前記第1識別情報を1つのみ含む。
一方、抽出処理で1つのサービス識別情報のみが抽出された場合は、当該サービス識別情報で識別されるサービスを対象サービスに決定することにより、画像形成装置に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
(8) 好ましくは、前記制御部は、前記特定処理で第2サービス提供装置を特定したことに応じて、前記第4送信処理を実行せず、且つ前記決定処理において、第4サービスを前記対象サービスに決定する。前記第2サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第4サービスのみを提供可能で、且つ前記第4サービスに対応する前記認証情報を発行可能な前記サービス提供装置である。
上記構成のように、1つのサービスのみを提供するサービス提供装置が選ばれた場合に、第4送信処理を省略することによって、中継装置の処理負荷が軽減される。
(9) 例えば、前記制御部は、サーバ指定指示情報の送信を要求するサーバリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第6受信処理と、前記通信部を通じて前記情報処理端末に前記サーバ指定指示情報を送信する第6送信処理とを実行する。前記サーバ指定指示情報は、前記画像形成装置が利用可能なサービスを提供する前記サービス提供装置を識別する装置識別情報を含み、且つ当該装置識別情報の1つを指定させる情報である。前記制御部は、前記第1受信処理において、前記情報処理端末のユーザによって指定された前記装置識別情報を含む前記発行要求情報を受信し、前記特定処理において、前記発行要求情報に含まれる前記装置識別情報で識別される前記サービス提供装置を特定する。
(10) 例えば、前記制御部は、前記第2受信処理で受信した前記認証情報を識別する識別情報を発行する発行処理と、前記第2受信処理で受信した前記認証情報、及び前記発行処理で発行した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶処理とを実行し、前記第2送信処理において、前記発行処理で発行した前記識別情報を前記取得指示情報として、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する。
(11) 例えば、前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置から前記識別情報を受信する第7受信処理と、前記第7受信処理で受信した前記識別情報で識別される前記認証情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第7送信処理とを実行する。
(12) 本明細書の他の形態に係る中継装置は、通信部と、制御部とを備える。前記通信部は、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能である。前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第1受信処理を実行する。前記サービス要求情報は、認証情報を含み且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報である。前記制御部は、前記第1受信処理で受信した前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行する。前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つ前記第1サービス及び前記第2サービスの両方を受ける権限を有することを示す前記認証情報を発行可能な前記サービス提供装置である。前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じてサービス指示情報を送信する第1送信処理を実行する。前記サービス指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報、及び前記対象サービスを識別するサービス識別情報とを含み、且つ通信指示情報の送信を指示する情報である。前記制御部は、前記対象サービスを利用する方法を示す前記通信指示情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、前記第2受信処理で受信した前記通信指示情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2送信処理とを実行する。
(13) 本明細書の他の形態に係る中継装置は、通信部と、制御部とを備える。前記通信部は、情報処理端末と、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能である。前記制御部は、認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、前記画像形成装置に利用させる対象サービスを決定する決定処理とを実行する。前記第1サービス提供装置は、複数のサービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置である。前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行する。前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報である。前記制御部は、前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行する。前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報である。前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行する。前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報である。前記制御部は、前記特定処理で前記第1サービス提供装置を特定したことに応じて、さらに、サービスリストの送信を要求するリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置に送信する第4送信処理と、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置から前記サービスリストを受信する第4受信処理とを実行する。前記サービスリストは、前記第1サービス提供装置が提供可能なサービスを識別する複数のサービス識別情報を含む。前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末にサービス指定指示情報を送信する第5送信処理を実行する。前記サービス指定指示情報は、前記サービスリストに含まれる複数の前記サービス識別情報を含み、且つ当該サービス識別情報の1つを指定させる情報である。前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末からサービス指定情報を受信する第5受信処理を実行する。前記サービス指定情報は、前記情報処理端末のユーザによって指定された前記サービス識別情報を含む。前記制御部は、前記決定処理において、前記サービス指定情報に含まれる前記サービス識別情報で識別されるサービスを前記対象サービスに決定する。
(14) 本明細書に記載の通信システムは、中継装置と、情報処理端末と、画像形成装置とを備える。前記中継装置は、前記情報処理端末、前記画像形成装置、及びサービスを提供するサービス提供装置と通信可能な第1通信部と、サーバ制御部とを備える。前記サーバ制御部は、認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行する。前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置である。前記サーバ制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記第1通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行する。前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報である。前記サーバ制御部は、前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記第1通信部を通じて受信する第2受信処理と、前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行する。前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報である。前記サーバ制御部は、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行する。前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報である。前記情報処理端末は、前記中継装置と通信可能な第2通信部と、端末制御部とを備える。前記端末制御部は、前記第2通信部を通じて前記中継装置に前記発行要求情報を送信し、前記第2通信部を通じて前記中継装置から前記取得指示情報を受信する。前記画像形成装置は、画像を形成する形成動作を実行する形成部と、前記中継装置と通信可能な第3通信部と、前記装置制御部とを備える。前記装置制御部は、前記第3通信部を通じて前記中継装置に前記サービス要求情報を送信し、前記第3通信部を通じて前記中継装置から前記通信指示情報を受信する。
本発明によれば、第1サービス提供装置による認証情報の発行を情報処理端末から要求された場合に、当該第1サービス提供装置が提供する複数のサービスのうちの画像形成装置が利用可能な第1サービスの認証情報を第1サービス提供装置に発行させるので、画像形成装置に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
図1は、本実施形態に係る通信システム100の概略図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が情報処理端末50のブロック図である。 図3は、(A)が中継装置80のブロック図であり、(B)がトークンリストの一例を示す図であり、(C)がホワイトリスト及びブラックリストを示す図である。 図4は、情報処理端末50を通じてサービス提供装置110にトークンを発行させる処理を示すフローチャートである。 図5は、(A)がログイン処理のフローチャートであり、(B)が検索処理のフローチャートである。 図6は、サービス決定処理のフローチャートである。 図7は、複合機10が中継装置80からトークンを受信する処理を示すフローチャートである。 図8は、複合機10がサービス提供装置110からサービスの提供を受ける変形例の処理を示すフローチャートである。 図9は、表示部53の表示例であって、(A)はサーバ選択画面を、(B)はログイン画面を示す。 図10は、表示部53の表示例であって、(A)はサービス指定画面を、(B)はTempID表示画面を示す。 図11は、表示部23に表示されるTempID入力画面の一例である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における通信システム100の概略図である。図1に示される通信システム100は、複合機10と、情報処理端末50と、中継装置80とで構成される。この通信システム100は、サービス提供装置110、120からサービスの提供を受けるためのシステムである。複合機10、情報処理端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110、120は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。
複合機10及び情報処理端末50は、無線LAN102に属している。また、無線LAN102は、ルータ102Aを通じてインターネット101に接続されている。さらに、中継装置80及びサービス提供装置110、120は、インターネット101に接続されている。そして、複合機10及び情報処理端末50は、ルータ102Aからインターネット101を経由して、中継装置80及びサービス提供装置110、120と通信することができる。但し、複合機10及び情報処理端末50は、異なる通信ネットワークに属していてもよい。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を介して相互に接続されている。複合機10は画像形成装置の一例であり、プリンタ部11及びスキャナ部12は画像を形成する形成部の一例であり、通信部25は第3通信部の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録する記録動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを形成するスキャン動作を実行する。プリンタ部11は記録部の一例であり、スキャナ部12は読取部の一例である。複合機10は、FAXの送受信を行うFAX動作、記録用紙に記録された画像を読み取って他の記録用紙に記録するコピー動作等をさらに実行してもよい。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部23に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[通信部25]
通信部25は、外部装置と通信を行うためのインタフェースである。具体的には、通信部25は、情報処理端末50、中継装置80、及びサービス提供装置110、120と通信することができる。通信部25は、例えば、IEEE802.11規格、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)に準拠した手順で通信を行う。
[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、装置制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。OS34及び制御プログラム35は、バイナリ形式にビルドされたプログラムである。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。記憶部32は、装置記憶部の一例である。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別する情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別する情報とは、例えば、当該データ等を識別する識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を抽出し、或いは選択する処理も同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を取得する。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、データが記憶された記憶領域からデータを読み出す処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置から送信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部データにデータの返信を要求し、外部装置から返信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、OSなどの他のプログラムが出力したデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、他のプログラムにデータの出力を要求し、他のプログラムから出力されたデータを受信する処理を指してもよい。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部23、操作部24、及び通信部25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。
なお、前述したプログラムの基本的な動作の説明は、プログラム記憶領域32Aに記憶されたプログラムのみならず、後述する情報処理端末50及び中継装置のプログラム記憶領域62A、92Aに記憶された各プログラムにも同様に適用され得る。
[情報処理端末50]
情報処理端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。CPU61及び記憶部62は、端末制御部の一例を構成する。通信部55は、第2通信部の一例である。情報処理端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と基本的に共通する様式であるので、再度の説明は省略する。情報処理端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、或いはPC(Personal Computerの略)等であってもよい。また、制御プログラム65は、例えば、ブラウザプログラムである。
[中継装置80]
中継装置80は、図3(A)に示されるように、通信部85と、CPU91と、記憶部92と、通信バス93とを主に備える。CPU91及び記憶部92は、サーバ制御部の一例を構成する。通信部85は、第1通信部の一例である。中継装置80に含まれる通信部85、CPU91、記憶部92、及び通信バス93は、複合機10に含まれる通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と基本的に共通する様式であるので、再度の説明は省略する。
データ記憶領域92Bは、例えば図3(B)に示されるように、TempIDと、TempIDに対応付けられたトークンとを記憶することができる。以下、図3(B)に示される情報を総称して「トークンリスト」と表記することがあり、図3(B)に示される各レコードを「トークンレコード」と表記することがある。トークンリストは、複数のトークンレコードを含むことができる。
トークンは、サービスを受ける権限を有することを示すために、当該サービスの提供元のサービス提供装置110、120で発行される認証情報の一例である。TempIDは、トークンと対応付けて中継装置80で発行される識別情報の一例である。トークンは、例えば、バイナリデータである。一方、TempIDは、例えば、情報処理端末50のユーザが認識可能な数字列或いは文字列である。
また、データ記憶領域92Bは、例えば図3(C)に示されるように、ホワイトリスト及びブラックリストを記憶する。ホワイトリストは、サービス提供装置110、120が提供するサービスのうち、複合機10が利用可能なサービスのサービスIDを含む。ブラックリストは、サービス提供装置110、120が提供するサービスのうち、複合機10が利用不能なサービスのサービスIDを含む。サービスIDは、サービスを識別するサービス識別情報の一例である。
本実施形態のホワイトリストは、サービス提供装置110が提供するサービスAのサービスID“A”と、サービス提供装置120が提供するサービスDのサービスID“D”とを含む。本実施形態のブラックリストは、サービス提供装置110が提供するサービスBのサービスID“B”を含む。一方、サービス提供装置110が提供するサービスCのサービスID“C”は、ホワイトリスト及びブラックリストのどちらにも含まれない。
なお、ホワイトリスト及びブラックリストに含まれるサービスIDの数は、図3(C)の例に限定されない。例えば、ホワイトリストにサービスID“A”のみが含まれていてもよいし、ブラックリストに複数のサービスIDが含まれていてもよいし、ブラックリストにサービスIDが含まれていなくてもよい。また、ホワイトリスト及びブラックリストは、例えば、中継装置80の管理者によって更新可能であってもよい。
さらに図示は省略するが、データ記憶領域92Bは、サービス提供装置110、120の装置IDと、サービス提供装置110、120が提供可能なサービスのサービスIDとを対応付けて記憶している。すなわち、本実施形態に係るデータ記憶領域92Bは、サービス提供装置110の装置ID“001”と、サービス提供装置110が提供するサービスA〜CのサービスID“A”、“B”、“C”とを対応付けて記憶している。また、データ記憶領域92Bは、サービス提供装置120の装置ID“002”と、サービス提供装置120が提供するサービスDのサービスID“D”とを対応付けて記憶している。
[複合機10及び中継装置80の連携動作]
複合機10及び中継装置80は、連携動作を実行することができる。連携動作は、中継装置80が複合機10に動作を指示し、中継装置80に指示された動作を複合機10が実行し、当該動作の結果を複合機10が中継装置80に報告し、当該報告に基づいて中継装置80が複合機10に次の動作を指示するものである。連携動作において、複合機10から中継装置80への情報はHTTP(HyperText Transfer Protocolの略)リクエストとして送信され、中継装置80から複合機10への情報はHTTPレスポンスとして送信される。
また、中継装置80から複合機10に送信される指示情報は、例えば、XML(eXtensible Markup Languageの略)によって記述されている。そして、当該指示情報は、例えば、表示部23に表示させる画面を定義する画面定義情報と、情報を取得するインタフェース(例えば、操作部24、通信部25等)を特定するインタフェース情報と、次の動作の要求先を特定する次動作URLとを含む。また、指示情報は、当該指示情報を要求するHTTPリクエストに付加されたサービス利用情報をさらに含むことができる。
当該指示情報を受信した複合機10は、画面定義情報で定義された画面を表示部23に表示させ、インタフェース情報で特定されるインタフェースを通じて情報を取得し、次動作URLで示される次の指示情報の送信を要求するHTTPリクエストを送信する。また、複合機10は、当該HTTPリクエストを送信する際に、一連の連携動作において取得したサービス利用情報をGETメソッドによって中継装置80に送信する。すなわち、このときに複合機10が解析するURLは、次動作URLの末尾にサービス利用情報が付加されたものになる。
[サービス提供装置110、120]
サービス提供装置110、120は、複合機10にサービスを提供する装置である。サービス提供装置110、120はインターネット上に存在し、複合機10、情報処理端末50、或いは中継装置80からのリクエストに応じて各種サービスを提供する。本実施形態に係るサービス提供装置110、120は、例えば、複合機10の状態を管理するサービス、アップロードされたデータを記憶するサービス、ダウンロード要求に応じて記憶しているデータを送信するサービス、或いはデータの形式を変換するサービス等を提供してもよい。
サービス提供装置110は、複数のサービスを提供することが可能である。より詳細には、サービス提供装置110は、複合機10が利用可能なサービスA、Cと、複合機10が利用不能なサービスBとを提供する。また、サービス提供装置110は、サービス毎に個別のトークンを発行する。一方、サービス提供装置120は、複合機10が利用可能なサービスDのみを提供する。また、サービス提供装置120は、サービスDに対応するトークンを発行する。サービス提供装置110は第1サービス提供装置の一例であり、サービス提供装置120は第2サービス提供装置の一例である。また、サービス提供装置110を識別する装置ID“001”と、サービス提供装置120を識別する装置ID“002”とは、装置識別情報の一例である。
また、サービスAは第1サービスの一例であり、サービスBは第2サービスの一例であり、サービスCは第3サービスの一例であり、サービスDは第4サービスの一例である。サービスAに対応するトークンは第1認証情報の一例であり、サービスBに対応するトークンは第2認証情報の一例であり、サービスCに対応するトークンは第3認証情報の一例であり、サービスDに対応するトークンは第4認証情報の一例である。サービスAのサービスID“A”は第1識別情報の一例であり、サービスBのサービスID“B”は第2識別情報の一例であり、サービスCのサービスID“C”は第3識別情報の一例であり、サービスDのサービスID“D”は第4識別情報の一例である。
サービス提供装置110、120は、例えば、「Evernote(Evernote Corporationの登録商標)」、「Dropbox(DropBox, Inc.の登録商標)」、「Google Drive(Googleは、Google, Inc.の登録商標)」、SharePoint(Microsoft Corporationの登録商標)、OneDrive for Business(OneDriveは、Microsoft Corporationの登録商標)等のサービスを提供する装置である。
[通信システム100の動作]
図4〜図7を参照して、本実施形態に係る通信システム100の動作を説明する。本実施形態では、サービス提供装置110が提供するサービスを複合機10に利用させるための中継装置80の処理を中心に説明する。
まず、情報処理端末50の制御プログラム65は、操作部54を通じてユーザからトークン発行指示を受け付けたことに応じて、通信部55を通じて中継装置80にサーバリスト要求情報を送信する(S11)。サーバリスト要求情報は、複合機10が利用可能なサービスを提供するサービス提供装置110、120の装置IDの一覧の送信を要求する情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からサーバリスト要求情報を受信する(S11)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50にサーバ指定指示情報を送信する(S12)。サーバ指定指示情報は、データ記憶領域92Bに記憶された装置ID“001”、“002”を含み、且つ当該装置IDの1つを情報処理端末50のユーザに指定させるための情報である。ステップS11の処理は第6受信処理の一例であり、ステップS12の処理は第6送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からサーバ指定指示情報を受信する(S12)。次に、制御プログラム65は、サーバ選択画面を表示部53に表示させる(S13)。図9(A)は、サーバ選択画面の一例である。図9(A)に示されるサーバ選択画面は、サーバ指定指示情報に含まれる装置IDに対応する複数のサーバアイコン131、132を含む。本実施形態では、サーバアイコン131は装置ID“001”に対応し、サーバアイコン132は装置ID“002”に対応する。そして、制御プログラム65は、サーバアイコン131、132の1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S14)。
次に、制御プログラム65は、例えばサーバアイコン131の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S14)、通信部54を通じて中継装置80に発行要求情報を送信する(S15)。発行要求情報は、指定を受け付けたサーバアイコン131に対応する装置ID“001”を含む。そして、発行要求情報は、装置ID“001”で識別されるサービス提供装置110によるトークンの発行を要求する情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50から発行要求情報を受信する(S15)。ステップS15の処理は、第1受信処理の一例である。そして、制御プログラム95は、図5(A)に示されるログイン処理を実行する(S16)。制御プログラム95は、発行要求情報に含まれる装置ID“001”で識別されるサービス提供装置110に、通信部85を通じてログイン要求情報を送信する(S31)。ログイン要求情報は、アクセスURL(Uniform Resource Locatorの略)の送信を要求する情報である。アクセスURLは、情報処理端末50がユーザから取得したアカウント情報の送信先を示す情報である。
次に、サービス提供装置110は、中継装置80からログイン要求情報を受信する(S31)。そして、サービス提供装置110は、アクセスURLを生成し、当該アクセスURLを含むログイン指示情報を中継装置80に送信する(S32)。ログイン指示情報は、例えば、発行したアクセスURLを含み、且つ後述するログイン画面を定義するHTML(HyperText Markup Languageの略)である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110からログイン指示情報を受信する(S32)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50にログイン指示情報を送信する(S33)。なお、制御プログラム95は、例えばステップS33において、ステップS32でサービス提供装置110から受信したログイン指示情報に、リダイレクト情報の送信先を示すリダイレクトURLを含めて、情報処理端末50に送信する。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からログイン指示情報を受信する(S33)。そして、制御プログラム65は、ログイン指示情報に従ってログイン画面を表示部53に表示させる(S34)。図9(B)は、ログイン画面の一例である。図9(B)に示されるログイン画面は、「ユーザID&パスワードを入力して、[ログイン]を押して下さい。」とのメッセージと、操作部54を通じて入力されたユーザIDを表示するテキストボックス135と、操作部54を通じて入力されたパスワードを表示するテキストボックス136と、[ログイン]アイコン137とを含む。そして、制御プログラム65は、ログイン画面に対するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S35)。
次に、制御プログラム65は、ユーザID及びパスワードの入力を操作部54を通じて受け付ける。ユーザID及びパスワードは、サービス提供装置110が提供するサービスを利用させるために、予めサービス提供装置110によって発行されたものである。ユーザID及びパスワードの組み合わせは、アカウント情報の一例である。そして、制御プログラム65は、[ログイン]アイコン137の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S35)、入力を受け付けたアカウント情報を、アクセスURLで示されるサービス提供装置110に通信部55を通じて送信する(S36)。
次に、サービス提供装置110は、情報処理端末50からアカウント情報を受信する(S36)。次に、サービス提供装置110は、受信したアカウント情報が有効か否かを判断する。そして、サービス提供装置110は、アカウント情報が有効だと判断したことに応じて、リダイレクト情報を情報処理端末50に送信する(S37)。リダイレクト情報は、サービス提供装置110によって発行されたトークンを中継装置80に取得させる情報である。換言すれば、リダイレクト情報は、サービス提供装置110によって発行されたトークンの取得先を示すURL等の情報である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じてサービス提供装置110からリダイレクト情報を受信する(S37)。そして、制御プログラム65は、ステップS37で受信したリダイレクト情報を、ステップS33で受信したリダイレクトURLで示される中継装置80に通信部55を通じて送信する(S38)。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からリダイレクト情報を受信する(S38)。なお、ステップS31〜S38の処理は、例えば、OAuthプロトコルに準拠した周知の手順に従って実行されてもよい。そして図4に戻って、制御プログラム95は、発行要求情報に含まれる装置IDで識別されるサービス提供装置110、120を特定する(S17)。換言すれば、制御プログラム95は、発行要求情報で要求されたトークンの発行元のサービス提供装置110、120を特定する。ステップS17の処理は、特定処理の一例である。
そして、制御プログラム95は、複数のサービスを提供するサービス提供装置110を特定したことに応じて(S17:Yes)、検索処理を実行する(S18)。一方、制御プログラム95は、1つのサービスのみを提供するサービス提供装置120を特定したことに応じて(S17:No)、検索処理(S18)の実行を省略する。なお、制御プログラム95は、ステップS17において、サービス提供装置110、120が提供するサービスの数を、装置IDに対応付けてデータ記憶領域92Bに記憶されたサービスIDの数によって判断してもよいし、通信部85を通じてサービス提供装置110、120に問い合わせてもよい。図5(B)を参照して、検索処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム95は、ステップS17で特定したサービス提供装置110に、通信部85を通じて検索用トークン要求情報を送信する(S41)。検索用トークン要求情報は、後述するサービスリスト要求情報に付加する検索用トークンの送信を要求する情報である。次に、サービス提供装置110は、検索用トークン要求情報を中継装置80から受信し、検索用トークンを発行し、当該検索用トークンを中継装置80に送信する。そして、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から検索用トークンを受信する(S42)。
次に、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110にサービスリスト要求情報を送信する(S43)。サービスリスト要求情報は、ステップS42で受信した検索用トークンを含み、且つサービスリストの送信を要求する情報である。サービスリストは、サービス提供装置110が提供するサービスを示す情報である。より詳細には、サービスリストは、サービス提供装置110が提供する複数のサービスのサービスIDを含む。ステップS43の処理は、第4送信処理の一例である。
次に、サービス提供装置110は、サービスリスト要求情報を中継装置80から受信し、サービスリストを中継装置80に送信する。そして、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110からサービスリストを受信する(S44)。本実施形態のサービスリストは、サービスID“A”、“B”、“C”を含む。また、サービスリストは、各サービスIDに対応するトークンを取得するのに必要な情報を含んでもよい。ステップS44の処理は、第4受信処理の一例である。
図4に戻って、中継装置80の制御プログラム95は、サービス決定処理を実行する(S19)。サービス決定処理は、検索処理で発見された複数のサービスのうちの1つを、複合機10に利用させる対象サービスに決定する処理である。図6を参照して、サービス決定処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム95は、サービスリストに含まれるサービスIDと、ホワイトリスト及びブラックリストに含まれるサービスIDとを比較する。そして、制御プログラム95は、サービスリストに含まれるサービスIDのうち、ホワイトリストに含まれるサービスIDと、ホワイトリスト及びブラックリストの両方に含まれていないサービスIDとを抽出する(S51)。ホワイトリストに含まれるサービスIDは、複合機10が利用可能だと中継装置80が認識しているサービスを示す。一方、ホワイトリスト及びブラックリストの両方に含まれていないサービスIDは、複合機10が利用可能か否かを中継装置80が認識していないサービスを示す。本実施形態では、サービスID“A”、“C”が抽出される。ステップS51の処理は、抽出処理の一例である。
次に、制御プログラム95は、ステップS51で複数のサービスを抽出したか否かを判断する(S52)。そして、制御プログラム95は、複数のサービスを抽出したと判断したことに応じて(S52:Yes)、通信部85を通じて情報処理端末50にサービス指定指示情報を送信する(S53)。サービス指定指示情報は、ステップS51で抽出した複数のサービスID“A”、“C”を含み、且つ当該サービスIDの1つを指定することを指示する情報である。ステップS53の処理は、第5送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からサービス指定指示情報を受信する(S53)。次に、制御プログラム65は、サービス指定画面を表示部53に表示させる(S54)。図10(A)は、サービス指定画面の一例である。図10(A)に示されるサービス指定画面は、サービス指定指示情報に含まれるサービスIDに対応する複数のサービスアイコン141、142を含む。本実施形態では、サービスアイコン141はサービスID“A”に対応し、サービスアイコン142はサービスID“C”に対応する。そして、制御プログラム65は、サービスアイコン141、142の1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S55)。
次に、制御プログラム65は、例えばサービスアイコン141の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S55)、通信部55を通じて中継装置80にサービス指定情報を送信する(S56)。サービス指定情報は、指定を受け付けたサービスアイコン141に対応するサービスID“A”を含む。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて情報処理端末50からサービス指定情報を受信する(S56)。そして、制御プログラム95は、サービス指定情報に含まれるサービスID“A”で識別されるサービスAを、対象サービスに決定する(S57)。一方、制御プログラム95は、ステップS51でサービスID“A”のみを抽出したと判断したことに応じて(S52:No)、ステップS53〜S57を実行せず、抽出したサービスID“A”で識別されるサービスAを、対象サービスに決定する(S58)。ステップS56の処理は第5受信処理の一例であり、ステップS57、S58の処理は決定処理の一例である。
再び図4に戻って、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110に発行指示情報を送信する(S20)。発行指示情報は、サービス決定処理で決定した対象サービスAのサービスID“A”を含み、且つ対象サービスAに対応するトークンを発行させる情報である。発行指示情報は、トークンリストに含まれるトークンを取得するのに必要な情報をさらに含んでもよい。ステップS20の処理は、第1送信処理の一例である。次に、サービス提供装置110は、中継装置80から発行指示情報を受信する(S20)。そして、サービス提供装置110は、対象サービスAに対応するトークン“0x18A3”を発行し、当該トークンを中継装置80に送信する(S21)。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、対象サービスAに対応するトークンを通信部85を通じてサービス提供装置110から受信する(S21)。次に、制御プログラム95は、受信したトークン“0x18A3”に対応するTempID“012”を発行する(S22)。そして、制御プログラム95は、図3(B)に示されるように、ステップS21で受信したトークン“0x18A3”と、ステップS22で発行したTempID“012”とを含むトークンレコードを、トークンリストに追加する(S23)。ステップS21の処理は第2受信処理の一例であり、ステップS22の処理は発行処理の一例であり、ステップS23の処理は記憶処理の一例である。
さらに、制御プログラム95は、ステップS22で発行したTempIDを、通信部85を通じて情報処理端末50に送信する(S24)。TempIDは、ステップS21で受信したトークンを複合機10に取得させるための取得指示情報の一例である。ステップS24の処理は、第2送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて中継装置80からTempIDを受信する(S24)。そして、制御プログラム65は、TempID表示画面を表示部53に表示させる(S25)。図10(B)は、TempID表示画面の一例である。図10(B)に示されるTempID表示画面は、「表示されたTempIDを対象サービスを利用する複合機に入力して下さい。」とのメッセージと、TempID“012”とを含む。
次に、複合機10の制御プログラム35は、図7に示されるように、対象サービスAのトークンの取得を指示するユーザ操作を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、TempID入力画面を表示部23に表示させる(S61)。図11は、TempID入力画面の一例である。図11に示されるTempID入力画面は、「TempIDを入力して下さい。」とのメッセージと、操作部24を通じて入力されたTempIDを表示するテキストボックス145と、[送信]アイコン146とを含む。
次に、制御プログラム35は、表示部53に表示されたTempID“012”を入力するユーザ操作を操作部24を通じて受け付ける。そして、制御プログラム35は、[送信]アイコン146の選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S62)、入力を受け付けたTempID“012”を、通信部25を通じて中継装置80に送信する(S63)。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からTempIDを受信する(S63)。次に、制御プログラム95は、受信したTempID“012”に対応付けられたトークン“0x18A3”を、トークンリストから読み出す(S64)。次に、制御プログラム95は、受信したTempID“012”に対応付けられたトークン“0x18A3”がトークンリストに登録されていたことに応じて(S64:Yes)、通信部85を通じて複合機10に当該トークン“0x18A3”を送信する(S65)。ステップS63の処理は第7受信処理の一例であり、ステップS65の処理は第7送信処理の一例である。
また、制御プログラム95は、受信したTempID“012”に対応付けられたトークン“0x18A3”がトークンリストに登録されていないことに応じて(S64:No)、ステップS65の処理を実行せず、且つ通信部85を通じて複合機10にエラー情報を送信する(S67)。エラー情報は、入力されたTempIDに対応するトークンが存在しないことを示す情報である。
一方、複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80からトークンを受信する(S65)。そして、制御プログラム35は、当該トークンを対象サービスAのサービスID“A”と対応付けてデータ記憶領域32Bに記憶させる(S66)。また、制御プログラム35は、エラー情報を受信したことに応じて(S67)、不図示のエラー画面を表示部23に表示させる(S68)。エラー画面は、例えば、「TempIDが間違っています。」等のメッセージを含む。
また、ステップS14において、サーバ選択画面のサーバアイコン132が選択された場合、中継装置80は以下の処理を実行する。まず、制御プログラム95は、装置ID“002”を含む発行要求情報を通信部85を通じて情報処理端末50から受信する(S15)。そして、制御プログラム95は、1つのサービスのみを提供するサービス提供装置120を特定する(S17:No)。そして、制御プログラム95は、検索処理(S18)を実行せず、且つサービス決定処理(S19)において、サービス提供装置120が提供するサービスDを対象サービスに決定する。
さらに、本実施形態に係る通信システム100は、図8のステップS75、S80〜S83の処理を実行することによって、ステップS65で受信したトークンを用いて複合機10に対象サービスAを利用させることができる。
すなわち、複合機10の制御プログラム35は、サービスAの利用を指示するユーザ操作を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、通信部25を通じて中継装置80にサービス要求情報を送信する(S75)。サービス要求情報は、利用しようとするサービスAのサービスID“A”及びトークン“0x18A3”を含み、且つサービス提供装置110によるサービスAの提供を要求する情報である。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からサービス要求情報を受信する(S75)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110にサービス指示情報を送信する(S80)。サービス指示情報は、サービス要求情報に含まれるサービスID及びトークンを含み、且つサービスIDで識別されるサービスAの提供を指示する情報である。ステップS75の処理は、第3受信処理の一例である。
次に、サービス提供装置110は、中継装置80からサービス指示情報を受信する(S80)。そして、サービス提供装置110は、中継装置80に通信指示情報を送信する(S81)。通信指示情報は、サービスAを利用するためのサービス提供装置110との通信の方式を示す情報である。通信指示情報は、例えば、サービスAを利用するためのリクエストの送信先を示すURL等の情報であってもよい。次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から通信指示情報を受信する(S81)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10に通信指示情報を送信する(S82)。ステップS82の処理は、第3送信処理の一例である。
次に、複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて中継装置80から通信指示情報を受信する(S82)。そして、制御プログラム35は、受信した通信指示情報に従ってサービス提供装置110と通信することによって、サービス提供装置110が提供するサービスAを利用することができる。
以下、サービスAの具体例として、複合機10のスキャナ部12が形成した画像データをサービス提供装置110に記憶させるサービス(以下、「スキャンアップロードサービス」と表記する。)と、サービス提供装置110に記憶されているデータを、プリンタ部11に記録させるためにダウンロードするサービス(以下、「ダウンロードプリントサービス」と表記する。)とを説明する。
まず、スキャンアップロードサービスを利用する複合機10の制御プログラム35は、スキャナ部12にスキャン動作を実行させる。スキャナ部12は、不図示のコンタクトガラス或いはADF(Auto Document Feederの略)にセットされた原稿に記録された画像を読み取って、当該画像を示す画像データを形成する。また、スキャンアップロードサービスに対応する通信指示情報は、画像データのアップロード先を示すアップロード先URLを含む。
そして、制御プログラム35は、ステップS83において、スキャン動作で形成された画像データをアップロードデータとして、通信指示情報に含まれるアップロード先URLで示されるサービス提供装置110に通信部25を通じて送信する。また、サービス提供装置110は、複合機10からアップロードデータを受信し、当該アップロードデータを記憶部に記憶させ、アップロード完了情報を複合機10に送信する。そして、複合機10の制御プログラム35は、ステップS83において、通信部25を通じてサービス提供装置110からアップロード完了情報を受信する。アップロード完了情報は、アップロードデータを記憶したことを示す情報である。
また、ダウンロードプリントサービスを利用する複合機10の制御プログラム35は、ステップS75において、ダウンロードデータを識別するデータIDをさらに含むサービス要求情報を、通信部25を通じて中継装置80に送信する。同様に、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS80において、サービス要求情報に含まれるデータIDをさらに含むサービス指示情報を、通信部85を通じてサービス提供装置110に送信する。そして、ダウンロードプリントサービスに対応する通信指示情報は、サービス指示情報に含まれるデータIDで示されるダウンロードデータの所在を示すダウンロード元URLを含む。また、ダウンロードデータは、例えば、JPEG等の画像形式のデータであってもよいし、DOC等の文書形式のデータであってもよいし、その他の任意の形式のデータであってもよい。
そして、複合機10の制御プログラム35は、ステップS83において、通信指示情報に含まれるダウンロード元URLで示されるサービス提供装置110に、通信部25を通じてデータ要求情報を送信する。また、サービス提供装置110は、複合機10からデータ要求情報を受信し、複合機10にダウンロードデータを送信する。そして、複合機10の制御プログラム35は、ステップS83において、通信部25を通じてサービス提供装置110からダウンロードデータを受信する。さらに、制御プログラム35は、ダウンロードデータに対する記録動作をプリンタ部11に実行させる。すなわち、プリンタ部11は、ダウンロードデータで示される画像を記録用紙に記録する。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態の中継装置80によれば、サービス提供装置110によるトークンの発行を情報処理端末50から要求された場合に、当該サービス提供装置110が提供する複数のサービスのうちの複合機10が利用可能なサービスAを対象サービスに決定し、当該対象サービスのトークンをサービス提供装置110に発行させることができる。その結果、複合機10に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
より詳細には、抽出処理で抽出されたサービスIDが1つだけの場合に、当該サービスIDで識別されるサービスが対象サービスに決定される。その結果、複合機10に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。また、1つのサービスのみを提供するサービス提供装置120が特定された場合に、検索処理を省略して、当該サービス提供装置120が提供するサービスDが対象サービスに決定される。これにより、中継装置80の処理負荷が軽減される。
一方、抽出処理で抽出されたサービスIDが複数の場合に、情報処理端末50のユーザが選択したサービスIDで識別されるサービスが対象サービスに決定される。ここで、情報処理端末50のユーザは、ホワイトリスト及びブラックリストを用いてサービスリストから抽出されたサービスIDのうちの1つを選択する。その結果、サービスリストに含まれる全てのサービスIDのうちから所望のサービスを指定させる場合と比較して、複合機10に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
なお、上記の実施形態では、ホワイトリスト及びブラックリストを用いてサービスIDを抽出する例を説明した。これにより、複合機10が利用可能か否かが不明なサービスCが抽出されるので、サービス提供装置110が新たに提供するサービスをユーザの判断によって複合機10に利用させることができる。但し、ブラックリストは省略することができる。この場合、上記の実施形態のステップS51では、サービスAのサービスID“A”のみが抽出される。または、ホワイトリストを省略してもよい。この場合の抽出処理では、サービスID“A”、“C”が抽出される。さらに、ホワイトリスト及びブラックリストの両方を省略してもよい。そして、制御プログラム95は、サービスリストに含まれるサービスIDのうちから、予め定められたサービスID“A”を抽出してもよい。
または、サーバ選択画面において、サービス提供装置110、120が提供するサービスA〜Dに対応するアイコンを、情報処理端末50のユーザに選択させてもよい。そして、複合機10の制御プログラム35は、選択を受け付けたアイコンに対応するサービスのサービスIDを含む発行要求情報を、通信部25を通じて中継装置80に送信してもよい。そして、中継装置80の制御プログラム95は、サービス決定処理において、サービスリストに含まれるサービスIDのうち、発行要求情報に含まれるサービスIDで識別されるサービスを、対象サービスに決定してもよい。
さらに、上記の実施形態において、トークンを取得するのに必要な情報がトークンリストに含まれていない場合、制御プログラム95は、検索処理(S18)の実行を省略してもよい。この場合の制御プログラム95は、サービス提供装置110から受信したサービスリストに代えて、データ記憶領域92Bに記憶されたサービスIDを用いてサービス決定処理(S19)を実行すればよい。
また、上記の実施形態では、情報処理端末50の表示部53に表示されたTempIDを複合機10に入力させることによって、当該複合機10にトークンを取得させる例を説明したが、複合機10がトークンを取得する方法はこれに限定されない。例えば、複合機10及び情報処理端末50がNFC(Near Field Communicationの略)通信を実行可能である場合に、中継装置80は、ステップS24において、通信部85を通じて情報処理端末50にトークンを送信してもよい。そして、複合機10は、ステップS75の直前において、NFC通信部を通じて情報処理端末50からトークンを受信してもよい。NFC通信は、近距離無線通信或いは直接無線通信の一例であって、Bluetooth(登録商標)やBluetooth(登録商標) LE等でも代替可能である。
[変形例1]
次に、図8を参照して、変形例1に係る通信システム100の処理を説明する。なお、上記の実施形態と共通する処理の詳細は省略し、相違点を中心に説明する。変形例1に係る通信システム100は、サービスの利用時に対象サービスを決定する点において、トークンの発行時に対象サービスを決定する上記の実施形態と相違する。
また、変形例1に係るサービス提供装置110は、サービスA、B、Cに共通のトークンを発行可能な点において、サービスA、B、C毎に個別のトークンを発行する上記の実施形態と相違する。すなわち、変形例1でサービス提供装置110が発行するトークンは、サービスA、B、Cの全てを受ける権限を有することを示すものである。
さらに、変形例1に係る通信システム100は、図8に示される処理に先立って、図4及び図7の処理を実行しているものとする。但し、図4のステップS17〜S19の処理は省略される。これにより、複合機10のデータ記憶領域32Bには、サービス提供装置110によって発行されたトークンが記憶されている。
次に、図8のステップS71〜S74の処理は、中継装置80の通信相手が複合機10である点を除いて、図4のステップS11〜S14と共通するので、再度の説明は省略する。そして、複合機10の制御プログラム35は、例えばサーバアイコン131の選択を操作部24を通じて受け付けたことに応じて(S74)、サーバアイコン131に対応する装置ID“001”、及びサービス提供装置110によって発行されたトークンを含むサービス要求情報を、通信部25を通じて中継装置80に送信する(S75)。
次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10からサービス要求情報を受信する(S75)。ステップS75の処理は、第1受信処理の一例である。また、ステップS76〜S79の処理は、図4のステップS16〜S19と共通するので、再度の説明は省略する。そして、制御プログラム95は、ステップS79で決定した対象サービスのサービスID“A”、及びサービス要求情報に含まれるトークンを含むサービス指示情報を、通信部85を通じてサービス提供装置110に送信する(S80)。ステップS80の処理は、第1送信処理の一例である。
次に、サービス提供装置110は、中継装置80からサービス指示情報を受信し、中継装置80に通信指示情報を送信する。次に、中継装置80の制御プログラム95は、通信部85を通じてサービス提供装置110から通信指示情報を受信する(S81)。そして、制御プログラム95は、通信部85を通じて複合機10に通信指示情報を送信する(S82)。ステップS81の処理は第2受信処理の一例であり、ステップS82の処理は第2送信処理の一例である。さらに、ステップS83の処理は、上記の実施形態で説明した処理と共通するので、再度の説明は省略する。
上記の変形例においても、複合機10に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。すなわち、サービス提供装置110がサービス毎に個別のトークンを発行する場合に上記の実施形態が適用可能となり、サービス提供装置110が複数のサービスに共通のトークンを発行する場合に変形例1が適用可能となる。
[変形例2]
また、上記の実施形態及び変形例1のサービス決定処理において、ステップS51の処理を省略してもよい。すなわち、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS53において、サービスリストに含まれる全てのサービスIDを含むサービス指定指示情報を、通信部85を通じて情報処理端末50に送信してもよい。なお、その他の処理は、上記の実施形態及び変形例1と共通するので、再度の説明は省略する。
近年、サービス提供装置110、120において、新たなサービスが続々とリリースされている。そして、当該サービスを利用するための手続も多様化する傾向にある。そのため、上記の実施形態及び変形例1のように、ホワイトリスト及びブラックリストを用いて中継装置80に抽出処理を実行させるとすると、中継装置80の管理者の負担が過度に増大する可能性がある。
そこで、変形例2によれば、ホワイトリスト及びブラックリストを中継装置80で管理する必要がなくなる。その結果、複合機10が利用可能な新たなサービスがリリースされる度に、ホワイトリスト及びブラックリストを更新する必要がなくなるので、中継装置80の管理者の負担を軽減することができる。
[変形例3]
また、中継装置80のデータ記憶領域92Bは、複合機10のモデルを示すモデル情報に対応付けられた複数のホワイトリストを記憶していてもよい。モデル情報は、例えば、複合機10が有するハードウェア(例えば、プリンタ部11、スキャナ部12等)、或いは当該ハードウェアの機能(例えば、プリント可能な記録用紙のサイズ、スキャナ部12が形成可能な画像データの解像度)等を特定する情報である。すなわち、変形例3に係るホワイトリストは、当該ホワイトリストに対応付けられたモデル情報で示されるモデルの複合機10が利用可能なサービスを示す。
そして、情報処理端末50の制御プログラム65は、ステップS13において、複合機10のモデルの一覧をサービス選択画面に表示させてもよい。また、制御プログラム65は、ステップS13において、サービスを利用させる複合機10のモデルを一覧から選択するユーザ操作を、操作部54を通じて受け付けてもよい。さらに、制御プログラム65は、ステップS15において、選択を受け付けたモデルを示すモデル情報を含む発行要求情報を、通信部55を通じて中継装置80に送信してもよい。
また、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS15において、モデル情報を含む発行要求情報を、通信部85を通じて情報処理端末50から受信してもよい。そして、制御プログラム95は、ステップS51において、データ記憶領域92Bに記憶された複数のモデル情報のうち、発行要求情報に含まれるモデル情報に対応付けられたホワイトリストとサービスリストとを比較してもよい。変形例3によれば、複合機10のモデルによって利用可能なサービスが異なる場合であっても、複合機10に利用させるサービスを指定するユーザ操作を簡素化することができる。
[変形例4]
さらに、図4のステップS17〜S19の処理を省略し、図7のステップS64の直後にステップS19の処理を実行してもよい。この場合の発行指示情報は、例えば、サービス提供装置110が提供する全てのサービスに対応するトークンを発行させる情報である。すなわち、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS21において、サービスA、B、Cに対応する3つのトークンを、通信部85を通じてサービス提供装置110から受信すればよい。そして、制御プログラム95は、ステップS23において、複数のトークンをTempIDと対応付けてデータ記憶領域92Bに記憶させればよい。
また、制御プログラム95は、ステップS64の直後に実行されるステップS19において、サービス提供装置110が提供する複数のサービスA、B、Cのうちの1つを対象サービスに決定すればよい。そして、制御プログラム95は、ステップS65において、データ記憶領域92Bに記憶された複数のトークンのうち、対象サービスに対応するトークンを通信部85を通じて複合機10に送信すればよい。
さらに、変形例3、4を組み合わせる場合、複合機10の制御プログラム35は、ステップS63において、モデル情報及びTempIDを通信部25を通じて中継装置80に送信すればよい。モデル情報は、複合機10のデータ記憶領域32Bに予め記憶されている。また、中継装置80の制御プログラム95は、ステップS63において、モデル情報及びTempIDを通信部85を通じて複合機10から受信すればよい。そして、制御プログラム95は、ステップS65の直後に実行されるステップS19において、ステップS63で受信したモデル情報に対応するホワイトリストを用いて、抽出処理を実行すればよい。
これにより、変形例3と比較して、複合機10のモデルを選択するユーザ操作を省略することができる。さらに、変形例1、3を組み合わせても同様の効果を得ることができる。この場合、複合機10の制御プログラム35は、ステップS75において、モデル情報を含むサービス要求情報を、通信部25を通じて中継装置80に送信すればよい。その他の処理は変形例3、4の組み合わせと共通するので、再度の説明は省略する。
また、各実施形態の複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80において、記憶部32、62、92のプログラム記憶領域32A、62A、92Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61、91によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80として実現できるだけでなく、複合機10、情報処理端末50、及び中継装置80に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを介して複合機10、携帯端末50、及び中継装置80に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
31,61,91・・・CPU
23・・・表示部
24・・・操作部
25,55,85・・・通信部
32,62,92・・・記憶部
35,65,95・・・制御プログラム
50・・・情報処理端末
80・・・中継装置
110,120・・・サービス提供装置

Claims (14)

  1. 通信部と、制御部とを備える中継装置であって、
    前記通信部は、情報処理端末と、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能であり、
    前記制御部は、
    認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、
    前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行し、前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置であり、
    前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行し、前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報であり、
    前記制御部は、
    前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、
    前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行し、前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報であり、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行し、前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報である中継装置。
  2. 前記制御部は、
    前記特定処理で前記第1サービス提供装置を特定したことに応じて、サービスリストの送信を要求するリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置に送信する第4送信処理と、
    前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置から前記サービスリストを受信する第4受信処理とを実行し、前記サービスリストは、前記第1サービス提供装置が提供可能なサービスを識別する複数のサービス識別情報を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報で識別されるサービスの1つである前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する請求項1に記載の中継装置。
  3. 該中継装置は、前記第1サービスの前記サービス識別情報である第1識別情報を含むホワイトリストを記憶する記憶部を備えており、
    前記制御部は、
    前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報のうち、前記ホワイトリストに含まれている前記サービス識別情報を抽出する抽出処理を実行し、
    前記決定処理において、前記抽出処理で抽出した前記第1識別情報で識別される前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記制御部は、前記抽出処理で複数の前記サービス識別情報を抽出したことに応じて、前記通信部を通じて前記情報処理端末にサービス指定指示情報を送信する第5送信処理を実行し、前記サービス指定指示情報は、前記抽出処理で抽出した複数の前記サービス識別情報を含み、且つ当該サービス識別情報の1つを指定することを指示する情報であり、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末からサービス指定情報を受信する第5受信処理を実行し、前記サービス指定情報は、前記情報処理端末が指定を受け付けた前記サービス識別情報である前記第1識別情報を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、前記サービス指定情報に含まれる前記第1識別情報で識別される前記第1サービスを、前記対象サービスに決定する請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記記憶部は、前記第2サービスの前記サービス識別情報である第2識別情報を含み、且つ前記第1サービス提供装置が提供する第3サービスの前記サービス識別情報である第3識別情報を含まないブラックリストをさらに記憶し、
    前記制御部は、前記抽出処理において、前記サービスリストに含まれる前記サービス識別情報のうち、前記ブラックリストに含まれていない前記サービス識別情報をさらに抽出する請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記制御部は、前記抽出処理で前記第1識別情報を1つのみ抽出したことに応じて、前記第5送信処理を実行せず、且つ前記決定処理において、当該第1識別情報で識別される前記第1サービスを前記対象サービスに決定する請求項4又は5に記載の中継装置。
  7. 前記ホワイトリストは、前記第1識別情報を1つのみ含む請求項3から6のいずれかに記載の中継装置。
  8. 前記制御部は、前記特定処理で第2サービス提供装置を特定したことに応じて、前記第4送信処理を実行せず、且つ前記決定処理において、第4サービスを前記対象サービスに決定し、前記第2サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第4サービスのみを提供可能で、且つ前記第4サービスに対応する前記認証情報を発行可能な前記サービス提供装置である請求項2から7のいずれかに記載の中継装置。
  9. 前記制御部は、サーバ指定指示情報の送信を要求するサーバリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第6受信処理と、
    前記通信部を通じて前記情報処理端末に前記サーバ指定指示情報を送信する第6送信処理とを実行し、前記サーバ指定指示情報は、前記画像形成装置が利用可能なサービスを提供する前記サービス提供装置を識別する装置識別情報を含み、且つ当該装置識別情報の1つを指定させる情報であり、
    前記制御部は、
    前記第1受信処理において、前記情報処理端末のユーザによって指定された前記装置識別情報を含む前記発行要求情報を受信し、
    前記特定処理において、前記発行要求情報に含まれる前記装置識別情報で識別される前記サービス提供装置を特定する請求項1から8のいずれかに記載の中継装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第2受信処理で受信した前記認証情報を識別する識別情報を発行する発行処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記認証情報、及び前記発行処理で発行した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶処理とを実行し、
    前記第2送信処理において、前記発行処理で発行した前記識別情報を前記取得指示情報として、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する請求項1から9のいずれかに記載の中継装置。
  11. 前記制御部は、
    前記通信部を通じて前記画像形成装置から前記識別情報を受信する第7受信処理と、
    前記第7受信処理で受信した前記識別情報で識別される前記認証情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第7送信処理とを実行する請求項10に記載の中継装置。
  12. 通信部と、制御部とを備える中継装置であって、
    前記通信部は、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能であり、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第1受信処理を実行し、前記サービス要求情報は、認証情報を含み且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報であり、
    前記制御部は、前記第1受信処理で受信した前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、
    前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行し、前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つ前記第1サービス及び前記第2サービスの両方を受ける権限を有することを示す前記認証情報を発行可能な前記サービス提供装置であり、
    前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じてサービス指示情報を送信する第1送信処理を実行し、前記サービス指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報、及び前記対象サービスを識別するサービス識別情報とを含み、且つ通信指示情報の送信を指示する情報であり、
    前記制御部は、
    前記対象サービスを利用する方法を示す前記通信指示情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記通信指示情報を、前記通信部を通じて前記画像形成装置に送信する第2送信処理とを実行する中継装置。
  13. 通信部と、制御部とを備える中継装置であって、
    前記通信部は、情報処理端末と、画像を形成する形成動作を実行する画像形成装置と、サービスを提供するサービス提供装置と通信可能であり、
    前記制御部は、
    認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、
    前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、前記画像形成装置に利用させる対象サービスを決定する決定処理とを実行し、前記第1サービス提供装置は、複数のサービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置であり、
    前記制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行し、前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報であり、
    前記制御部は、
    前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記通信部を通じて受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、
    前記通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行し、前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報であり、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行し、前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報であり、
    前記制御部は、前記特定処理で前記第1サービス提供装置を特定したことに応じて、さらに、
    サービスリストの送信を要求するリスト要求情報を、前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置に送信する第4送信処理と、
    前記通信部を通じて前記第1サービス提供装置から前記サービスリストを受信する第4受信処理とを実行し、前記サービスリストは、前記第1サービス提供装置が提供可能なサービスを識別する複数のサービス識別情報を含み、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末にサービス指定指示情報を送信する第5送信処理を実行し、前記サービス指定指示情報は、前記サービスリストに含まれる複数の前記サービス識別情報を含み、且つ当該サービス識別情報の1つを指定させる情報であり、
    前記制御部は、前記通信部を通じて前記情報処理端末からサービス指定情報を受信する第5受信処理を実行し、前記サービス指定情報は、前記情報処理端末のユーザによって指定された前記サービス識別情報を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、前記サービス指定情報に含まれる前記サービス識別情報で識別されるサービスを前記対象サービスに決定する中継装置。
  14. 中継装置と、情報処理端末と、画像形成装置とを備える通信システムであって、
    前記中継装置は、
    前記情報処理端末、前記画像形成装置、及びサービスを提供するサービス提供装置と通信可能な第1通信部と、
    サーバ制御部とを備えており、
    前記サーバ制御部は、
    認証情報の発行を要求する発行要求情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理で受信した前記発行要求情報で要求された前記認証情報の発行元の前記サービス提供装置を特定する特定処理と、
    前記特定処理で第1サービス提供装置を特定したことに応じて、第1サービスを前記画像形成装置に利用させる対象サービスに決定する決定処理とを実行し、前記第1サービス提供装置は、前記画像形成装置が利用可能な前記第1サービス及び前記画像形成装置が利用不能な第2サービスを提供可能で、且つサービスを受ける権限を有することを示す前記認証情報をサービス毎に発行可能な前記サービス提供装置であり、
    前記サーバ制御部は、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置に前記第1通信部を通じて発行指示情報を送信する第1送信処理を実行し、前記発行指示情報は、前記対象サービスに対応する前記認証情報を発行させる情報であり、
    前記サーバ制御部は、
    前記発行指示情報に従って発行された前記認証情報を、前記特定処理で特定した前記サービス提供装置から前記第1通信部を通じて受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記認証情報を前記画像形成装置に取得させるための取得指示情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第2送信処理と、
    前記第1通信部を通じて前記画像形成装置からサービス要求情報を受信する第3受信処理とを実行し、前記サービス要求情報は、前記取得指示情報を用いて前記画像形成装置が取得した前記認証情報を含み、且つ当該認証情報に対応するサービスの提供を要求する情報であり、
    前記サーバ制御部は、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置に通信指示情報を送信する第3送信処理を実行し、前記通信指示情報は、前記サービス要求情報に含まれる前記認証情報に対応するサービスを利用する方法を示す情報であり、
    前記情報処理端末は、
    前記中継装置と通信可能な第2通信部と、
    端末制御部とを備えており、
    前記端末制御部は、
    前記第2通信部を通じて前記中継装置に前記発行要求情報を送信し、
    前記第2通信部を通じて前記中継装置から前記取得指示情報を受信し、
    前記画像形成装置は、
    画像を形成する形成動作を実行する形成部と、
    前記中継装置と通信可能な第3通信部と、
    置制御部とを備えており、
    前記装置制御部は、
    前記第3通信部を通じて前記中継装置に前記サービス要求情報を送信し、
    前記第3通信部を通じて前記中継装置から前記通信指示情報を受信する通信システム。
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