JP6554803B2 - 情報表示端末装置、情報表示方法、状態管理サーバ装置、および、状態管理システム - Google Patents

情報表示端末装置、情報表示方法、状態管理サーバ装置、および、状態管理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報表示端末装置、情報表示方法、状態管理サーバ装置、および、状態管理システムに関する。
工場における部品や製造物、仕分け作業や、病院におけるベッドといった、個数、品質、衛生等の管理対象物の状態を、現場の作業者(オペレータ)が見て把握できるように、管理対象物に対して、管理システムに接続した表示装置が利用されている。例えば、特許文献1には、複数の商品収納部ごとに設けられる個数表示装置と個々に無線通信が可能な端末機を用い、各商品収納部についての情報を該端末機から当該個数表示装置を介してホストコンピュータに送信すると共に、その送信の際に、当該個数表示装置の識別コードを自動的に付加して送信するように構成された商品仕分け設備における情報通信システムが開示されている。
特開2000−85928号公報
しかしながら、特許文献1では、個数表示装置とは別にポータブルな端末機が必要である。上記システムは、これにより複雑化しており、機器としてのコスト高や電力消費の増加以外に、作業者が装置を使いこなすまでに時間がかかったり、操作ミスが生じたりするという問題があった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、作業者の誤操作を防止する情報表示端末装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群の情報を、サーバ装置から取得する状態群取得手段と、1つの前記状態群の各状態に対応した、ユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替手段と、前記状態の確定を受け付ける確定受付手段と、前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を、前記サーバ装置に送信する送信手段と、を備え、前記状態群取得手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を、前記サーバ装置から取得することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1記載の情報表示端末装置において、 前記ユーザの入力を受け付けるボタンスイッチからの入力、および、前記ボタンスイッチが押されるパターンのうち少なくとも1つに基づき、前記表示切替手段が、前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報表示端末装置において、前記状態群取得手段が、前記サーバ装置からの通知によって、遷移した状態に対応する前記状態群の情報を取得することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報表示端末装置において、前記情報表示端末装置のメモリに割り当てられたメモリ領域を示すインデックスであって、前記状態群取得手段が、前記インデックスを含む状態群の情報を取得し、前記取得したインデックスに対応する前記メモリ領域に、前記提示情報を記憶することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、状態群取得手段、表示手段、表示切替手段および送信手段を備えた情報表示端末装置の情報表示方法において、前記状態群取得手段が、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群の情報を、サーバ装置から取得する状態群取得ステップと、前記表示手段が、前記状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示する表示ステップと、前記表示切替手段が、前記表示手段により表示された前記提示情報を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替ステップと、前記送信手段が、前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップと、を有し、前記状態群取得ステップにおいて、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を、前記サーバ装置から取得することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群を特定する状態群特定手段と、前記特定された状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報を、当該各提示情報のうち一提示情報を表示する情報表示端末装置に送信する送信手段と、前記情報表示端末装置において前記状態の確定を受け付たことを示す確定情報を、前記情報表示端末装置から受信する受信手段と、を備え、前記送信手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群において、当該状態群の各状態に対応した前記各提示情報を、前記情報表示端末装置に送信することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、ユーザに提示するための提示情報のうち、一提示情報を表示する情報表示端末装置と、前記情報表示端末装置に、前記提示情報を送信する状態管理サーバ装置と、を備え、前記状態管理サーバ装置が、態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群を1つ特定する状態群特定手段と、前記特定された状態群の各状態に対応した前記各提示情報を、前記情報表示端末装置に送信する送信手段と、を有し、前記情報表示端末装置が、前記提示情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替手段と、前記状態の確定を受け付ける確定受付手段と、前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を、前記状態管理サーバ装置に送信する送信手段と、を有し、前記状態群特定手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を1つ特定することを特徴とする。
本発明によれば、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次に遷移可能な状態により形成される状態群の情報を取得し、状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示し、提示情報の表示を切り替えることにより、一状態から次に遷移可能な状態群に切り替えや表示を限っているので、遷移不可能な状態の情報が表示されることがなく、管理対象に対する作業の間違えを防止できる。
本発明の実施形態に係る状態管理システムの概要構成例を示す模式図である。 図1の表示サーバ装置の概要構成例を示すブロック図である。 図1の情報表示端末装置の概要構成例を示すブロック図である。 図3の情報表示端末装置の一例を示す模式図である。 状態遷移の一例を示す模式図である。 各状態に対応した画像群の一例を示す模式図である。 状態に対応した画像群の一例を示す模式図である。 状態遷移の一例を示す模式図である。 各状態に対応した画像群の一例を示す模式図である。 図2の表示サーバ装置の記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。 図2の表示サーバ装置の記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。 図2の表示サーバ装置の記憶部に構築されたデータベースに記憶された表示データの一例を示す模式図である。 図2の表示サーバ装置の記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。 図3の情報表示端末装置のメモリ領域に対応する格納インデックスの一例を示す模式図である。 図2の表示サーバ装置の記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。 図1の表示サーバ装置から情報表示端末装置に送信されるデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。 図1の表示サーバ装置から情報表示端末装置に送信される画像データのデータフォーマットの一例を示す模式図である。 図1の情報表示端末装置から表示サーバ装置に送信されるデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。 図1の情報表示端末装置から表示サーバ装置に送信される状態遷移のデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。 情報表示端末装置の動作例を示すフローチャートである。 表示サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 在庫管理における状態遷移の一例を示す模式図である。 病院等のベッドに設置された情報表示端末装置の一例を示す模式図である。 病院等のベッド管理における状態遷移の一例を示す模式図である。 製造管理における状態遷移の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、状態管理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.状態管理システムの構成および機能の概要]
まず、本発明の一実施形態に係る状態管理システムの構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る状態管理システムの概要構成例を示す模式図である。
図1に示すように、状態管理システム1は、ユーザの管理対象における状態に応じた提示の表示データを管理する表示サーバ装置10と、表示サーバ装置10に指令を行う上位サーバ装置20と、物品5等の管理対象に取り付けられ、表示サーバ装置10からの表示データを表示する情報表示端末装置30と、を備える。
ここで、管理対象における状態とは、例えば、在庫管理の場合、在庫の有無や量等の在庫の状態を示す状態、ユーザへ注意を促すような通知をする状態、発注等の作業指示を示している状態等が挙げられる。また、製造管理の場合、所定の工程における作業手順を示している状態、検査、解析、待機、出荷、廃棄等を行うように指示をする状態、ユーザへ注意を促すような通知をする状態等が挙げられる。また、ベッド管理の場合、故障中、準備中等の機器の状態を通知する状態、ベッドの清掃が必要なことを通知する状態、ベッドの清掃が可能である状態であることを示す状態、清掃中、使用中等の作業状態を示す状態、ユーザが報告する状態等が挙げられる。
表示サーバ装置10と、各アクセスポイントAPとは、ハブHBを有するLANのようなネットワークを通して接続されている。各アクセスポイントAPと、各情報表示端末装置30とは、近距離無線通信により交信を行う。例えば、各アクセスポイントAPと各情報表示端末装置30とは、2.4GHz帯域の近距離無線通信により、50m〜100mの範囲の交信を行う。
所定位置に設置された無線機の一例であるアクセスポイントAP等は、基地局であり、送信機能と受信機能とを有する。アクセスポイントAP等は、例えば、工場、病院等の施設の天井や壁に設置される。情報表示端末装置30が施設内のどこにあっても通信できるように配置されている。
ここで、一般的に、表示サーバ装置10と情報表示端末装置30との通信はアクセスポイントAPを介して行い、各アクセスポイントAPの通信チャネルは電波の干渉を避けるため近傍のアクセスポイントと異なるように設定する。また、情報表示端末装置30はアクセスポイントから離れるほど電波が弱くなり通信に支障をきたすため、アクセスポイントと通信が行える領域を一部重ねることで、情報表示端末装置30は通信チャネルの受信強度(RSSI(Received Signal Strength Indicator))が弱い場合に、強いRSSIのアクセスポイントに切り替えることで通信を維持する。
表示サーバ装置10は、アクセスポイントAPを介して情報表示端末装置30に表示データを送信したり、情報表示端末装置30の位置を推定したり、情報表示端末装置30の個数を求めたりする。表示サーバ装置10は、情報表示端末装置30からの情報に基づき、物品5等の管理対象管理対象に対する状態の管理を行う。
情報表示端末装置30は、物品5(管理対象物の一例)に取り付けられたり、物品5を運ぶ荷台やコンテナ(対象物の一例)に取り付けられたりする。
[2.各装置の構成および機能]
(2.1 表示サーバ装置10の構成および機能)
次に、表示サーバ装置10の構成および機能について、図2を用いて説明する。
図2は、表示サーバ装置の概要構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、表示サーバ装置10は、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、入出力インターフェース部15と、システム制御部16と、を備えている。そして、システム制御部16と入出力インターフェース部15とは、システムバス17を介して接続されている。
通信部11は、各アクセスポイントAPを通して、情報表示端末装置30との通信を制御する。
記憶部12には、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムおよびプログラム等の各種プログラムや地図情報等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
また、記憶部12には、状態情報データベース12a(以下「状態情報DB12a」とする。)、表示情報データベース12b(以下「表示情報DB12b」とする。)、位置情報データベース12c(以下「位置情報DB12c」とする。)等が構築されている。
状態情報DB12aには、管理対象に対する状態の遷移を示す状態遷移の情報、一状態から次に遷移可能な状態群の情報等が記憶されている。なお、状態情報DB12aの詳細は、状態遷移を説明した後、具体的に説明する。
表示情報DB12bには、各情報表示端末装置30に表示させる表示情報が、状態IDと各情報表示端末装置30の端末IDに関連付けられて記憶されている。例えば、ユーザに指示を与えるための作業指示情報を示す表示情報として、物品の品名、仕様、コード、ロット番号、物品に関する画像等が挙げられる。
位置情報DB12cには、各情報表示端末装置30の位置履歴として、各情報表示端末装置30の位置情報および時刻が、各情報表示端末装置30の端末IDに関連付けられて記憶される。例えば、施設の所定の場所を原点とする座標軸が設定される。
表示部13は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。
操作部14は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。
入出力インターフェース部15は、通信部11等とシステム制御部16との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部16は、CPU(Central Processing Unit)16a、ROM(Read Only Memory)16b、RAM(Random Access Memory)16c等により構成されている。
なお、上位サーバ装置20の構成は、表示サーバ装置10のように、通信部と、記憶部と、表示部と、操作部と、入出力インターフェース部と、システム制御部と、を備えている。上位サーバ装置20は、例えば、在庫管理の場合、工場等の在庫を管理する。製造管理の場合、上位サーバ装置20は、製造工程を管理する。ベッド管理の場合、上位サーバ装置20は、病院の電子カルテ等を管理する。上位サーバ装置20の構成の詳細は、省略する。
(2.2 情報表示端末装置30の構成および機能)
次に、情報表示端末装置30について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、情報表示端末装置30の概要構成例を示すブロック図である。図4は、情報表示端末装置30の一例を示す模式図である。
図3に示すように、コンピュータとして機能する情報表示端末装置30は、通信部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、入出力インターフェース部35と、システム制御部36とを備えている。また、情報表示端末装置30は、小型電池等の電源(図示せず)を備えている。そして、システム制御部36と入出力インターフェース部35とは、システムバス37を介して接続されている。
通信部31は、アンテナを有し、アクセスポイントAP等を通して、表示サーバ装置10等と通信を制御する。アンテナは、通信チャネルを切り替えて各アクセスポイントAPに対応する周波数の電波の送受信ができる機能を有する。また、アンテナは、各アクセスポイントAPからの電波の受信強度を測定する機能を有する。
記憶部32は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等からなり、オペレーティングシステム等のプログラム等を記憶する。また、記憶部32には、情報表示端末装置30自体を示す端末IDが記憶されている。
表示部33(表示手段の一例)は、例えば、電子ペーパ用の素子等によって構成されている。表示部33は、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、電気泳動方式等の電子ペーパである。なお、表示部33は、EL素子等によって構成されてもよい。
図4に示すように、表示部33には、棚コード33a、部品コード33b、メーカコード33c、部品名33d、物品に関する画像33e、各種表示33f等が表示される。これらは、状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報の一例である。
操作部34は、図4に示すように、例えば、操作ボタン34a等によって構成されている。操作ボタン34aの選択、押し方により、次の画面への切り替え、逆順の画面の切り替え、画面の確定、前回の遷移前の状態に戻す(アンドゥ機能)、所定の状態に遷移させる(状態リセット機能)、電源のオン・オフ等の操作が行われる。
操作部34および操作ボタン34aは、提示情報の表示を切り替える表示切替手段の一例である。また、操作部34および操作ボタン34aは、状態の確定を受け付ける確定受付手段の一例である。操作ボタン34aは、ユーザの入力を受け付けるボタンスイッチの一例である。
各操作ボタン34aが押されるパターンに基づき、提示情報の表示を切り替えたり、画面の確定(状態の確定)がされるようになっている。
例えば、操作ボタン34aが1個の場合、短い押下を画面の切替に割り当て、長い押下を画面の確定に割り当てる。また、操作ボタン34aが2個の場合、第1操作ボタン34aの短い押下を画面の切替に、第2操作ボタン34aの短い押下を画面の切替(逆順)に、第1操作ボタン34aの長い押下を画面の確定、第2操作ボタン34aの長い押下を前回の遷移前状態に戻す(アンドゥ機能)等に割り当てる。
また、操作ボタン34aが3個の場合、第1操作ボタン34aの短い押下を画面の切替に、第2操作ボタン34aの短い押下を画面の切替(逆順)に、第3操作ボタン34aの短い押下を画面遷移先から元の画面に戻す機能に、第1操作ボタン34aの長い押下を画面の確定、第2操作ボタン34aの長い押下を前回の遷移前状態に戻す(アンドゥ機能)に、第3操作ボタン34aの長い押下を、初期状態に戻す機能に割り当てる。
入出力インターフェース部35は、通信部31等とシステム制御部36とのインターフェースである。
システム制御部36は、例えば、CPU36aと、ROM36bと、RAM36cとを有する。システム制御部36は、CPU36aが、ROM36bや、RAM36cや、記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
また、図4に示すように、情報表示端末装置30には、読取機により読み取られるコード30aがある。コード30aは、情報表示端末装置30の端末ID等に対応する。なお、情報表示端末装置30は、コード30aの代わりに、ICタグを内蔵してもよい。また、コード30aに、棚コード33a、部品コード33b、メーカコード33c、部品名33d、物品に関する画像33e、各種表示33f等の内容を含ませてもよい。
[3. 遷移状態およびデータベース]
次に、状態遷移および状態遷移に関するデータベースについて図を用いて説明する。
(3.1 状態遷移)
図5および図8は、状態遷移の一例を示す模式図である。図6および図9は、各状態に対応した画像群の一例を示す模式図である。図7は、状態に対応した画像群の一例を示す模式図である。
図5に示すように、管理対象における状態が、例えば、6つの状態の場合、ある状態(一状態)から所定の状態に遷移を示している。なお、”Reset”は、状態リセット機能に対応する。操作ボタン34aの選択、押し方により、各状態から、例えば、”状態1”に遷移できることを示している。
状態の遷移先は、図5に示すように、例えば、”状態1”の場合、”状態2”に遷移可能である。”状態2”の場合、”状態3”、”状態4”、”状態5”、および、(リセットによる)”状態1”に遷移可能である。”状態3”の場合、”状態4”、および、(リセットによる)”状態1”に遷移可能である。”状態4”の場合、”状態5”、”状態6”、および、(リセットによる)”状態1”に遷移可能である。”状態5”の場合、”状態6”、および、(リセットによる)”状態1”に遷移可能である。”状態6”の場合、”状態1”に遷移可能である(リセットでも、次の画面への切り替えでもよい)。
これらの状態の遷移先の状態および遷移元の状態は、状態群(一状態および当該一状態から次に遷移可能な状態により形成される状態群の一例)を形成する。
図6に示すように、状態群の各状態に対応し画像が設定され、各状態に対して、画像群が形成される。ここで、画像群の画像は、状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報の一例である。
図7に示すように、画像群の各画像は、表示部33への表示が、操作ボタン34aの操作により順に入れ替わる。状態の遷移は、操作ボタン34aの操作により、表示部33への表示画像が入れ替わり、操作ボタン34aの操作により確定されると、情報表示端末装置30から、表示サーバ装置10に、確定情報が送信され、表示サーバ装置10等の状態管理サーバ装置において、状態が、確定された状態に遷移する。
また、状態の遷移は、情報表示端末装置30の操作ボタン34aの操作の他に、遷移の経路に基づき表示サーバ装置10による自動遷移でもよいし、上位サーバ装置20からの通知による遷移でもよい。例えば、図8に示すように、例えば、5つの状態の場合において、情報表示端末装置30の操作ボタン34aの操作による遷移、表示サーバ装置10による自動遷移、および、上位サーバ装置20からの通知による遷移の組合せが挙げられる。なお、情報表示端末装置30の操作ボタン34aの操作(例えば、押下)、表示サーバ装置10による遷移の経路判断(自動遷移)、および、上位サーバ装置20からの通知は、状態の遷移を起こすための遷移条件である。
そして、図8の状態遷移図に対応して、図9に示すように、状態”ST-001”、状態”ST-002”、状態”ST-003”、状態”ST-004”、および、状態”ST-005”の各状態において、状態群および画像群が設定される。
ここで、状態”ST-002”の場合、状態群は、状態”ST-001”、状態”ST-002”および、状態”ST-003”であるが、画像群は、状態”ST-001”に対応する画像、および、状態”ST-002”に対応する画像である。状態”ST-002”である場合、上位サーバ装置20からの通知により状態”ST-003”に遷移して、情報表示端末装置30の操作ボタン34aの操作による画像の切り替えが不要なため、状態”ST-003”に対応する画像”image3”が取り除かれている。
また、状態”ST-004”の場合、状態群は、状態”ST-001”、状態”ST-003”、状態”ST-004”、および、状態”ST-005”であるが、画像群は、状態”ST-004”に対応する画像のみである。状態”ST-004”である場合、遷移の経路に依存して、状態”ST-003”、または、状態”ST-005”に自動に遷移して、情報表示端末装置30の操作ボタン34aの操作による画像の切り替えが不要なため、状態”ST-003”に対応する画像”image3”、状態”ST-005”に対応する画像”imgage5”、リセットの操作による状態”ST-001”に対応する画像”image1”が取り除かれている。
(3.2 データベース)
次に、図8の状態遷移図に対応した、データベースについて、図10から図15を用いて説明する。
図10、図11、図13、および、図15は、表示サーバ装置10の記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。図14は、情報表示端末装置30のメモリ領域に対応する格納インデックスの一例を示す模式図である。なお、図8の状態遷移図に基づいた例で、説明する。
図10に示すように、状態情報DB12aには、各状態を特定するステートIDに関連付けられて、遷移条件、遷移先、遷移元等が、記憶されている。
ここで、ステートID”ST-004”における遷移条件”自動遷移”で、遷移先”ST-005”、遷移元”ST-003”は、状態”ST-003”から状態”ST-004”に遷移してきた場合は、状態”ST-005”にすぐに遷移することを示している。また、ステートID”ST-002”における遷移条件”サーバ通知”で遷移先”ST-003”は、上位サーバ装置20から、所定の通知として例えば、”発注あり”という情報を、表示サーバ装置10が受信したら、状態”ST-003に遷移することを示している。
図11に示すように、状態情報DB12aまたは表示情報DB12bには、各状態を特定するステートIDに関連付けられて、状態名、表示部33に表示させる基本的な枠組みの画像であるベース画像の情報、ベース画像に対して状態に応じて変化する情報を示す可変部フォーマット等が、ステート表として記録されている。ステート表は、各状態のときに表示する画像を生成するための情報を格納した表である。
ここで、ベース画像は、例えば、図12に示すように、棚コード、部品コード等の表示部33に表示させる基本的な枠組みの画像である。また、可変部フォーマットの情報は、ベース画像と、重ね合わせる可変情報について記述したフォーマットである。可変部フォーマットの情報は、例えば、ベース画像の情報を取り除いた、図4の表示部33に表示された情報で、可変値の領域に表示する文字や画像の位置やサイズ・大きさについて、XML(Extensible Markup Language)形式の情報である。ここで、ベース画像および可変部フォーマットの情報は、状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報の一例である。
図13に示すように、状態情報DB12aには、各状態に対応した画像群のデータベースが構築されている。状態情報DB12aには、画像群表として、各状態を特定するステートIDに関連付けられて、インデックス毎に各状態に対応した画像ID(ステートID)と、インデックス毎に表示が非表示かのフラグと、ある状態におけるデフォルトで表示する画像(状態)が格納されている初期表示インデックスが記憶されている。
例えば、状態”ST-001”の場合、”Index1”欄に、画像群に対応させて、画像”image1”に対応するステートID”ST-001”、”Index2”欄に、画像”image2”に対応するステートID”ST-002”、”Index3”欄に、画像”image4”に対応するステートID”ST-004”が記憶されている。
また、初期表示インデックスは、ある状態におけるデフォルトで表示する画像(状態)が格納されている場所を示すためのインデックスで、例えば、ST-001のステートに遷移すると、初期表示インデックスがIndex1であるので、Index1に対応するメモリに格納されているST-001が表示される。
ここで、図14に示すように、”Index1”欄、”Index2”欄、および、”Index3”欄のインデックスは、情報表示端末装置30の記憶部32またはRAM36cにある状態を示す画像を格納するために割り当てたメモリ領域を示している。これらのインデックスは、表示サーバ装置10(または、上位サーバ装置20)が、情報表示端末装置30のどのメモリ領域に画像を保存するかを全て把握し、管理するために使用される。これらのインデックスは、各情報表示端末装置30において共通である。
なお、インデックス欄に、記憶部32の画像データを状態に応じて、削除するブランク情報、非表示にするnull情報を記憶してもよい。記憶部32に画像データが存在しても、表示を行うかのフラグが設けられてもよい。
図15に示すように、状態情報DB12aには、情報表示端末装置30の基本的な情報を格納した表として、情報表示端末装置30の端末IDに関連付けられて、情報表示端末装置30が位置に応じて所属が決まるアクセスポイントの所属アクセスポイントID、情報表示端末装置30の状況、バッテリの状況、情報表示端末装置30が取り付けられている管理対象物の管理対象物ID、情報表示端末装置30に示されている遷移状態の状態を示すステートID、表示サーバ装置10との最終の通信時刻等が記憶されている。
[4. 各データのデータフォーマット]
次に、各データのデータフォーマットについて図を用いて説明する。
(4.1 表示サーバ装置から情報表示端末装置に送信されるデータのデータフォーマット)
表示サーバ装置10から情報表示端末装置30に送信されるデータのデータフォーマットについて図16および図17を用いて説明する。
図16および図17は、表示サーバ装置10から情報表示端末装置30に送信されるデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。
図16に示すように、表示サーバ装置10から情報表示端末装置30に送信されるデータのデータフォーマットは、パケットサイズ、通信対象の情報表示端末装置30の端末ID、通信先のアクセスポイントID、通信コマンド、データ等から構成される。
また、画像群を、表示サーバ装置10から情報表示端末装置30に送信するデータフォーマットは、図17に示すように、通信コマンドが画像通信コマンドとなり、画像群データが、パケット分割数、パケット番号、どの画像を表示させるかの初期表示インデックス、画像群の枚数に対応した送信画像数、各画像に関するデータにより構成される。画像に関するデータは、記憶部32のメモリ構造のどこに格納させるかを示す格納インデックス、画像を表示させるか否かの表示フラグ、各画像の画像データの容量、具体的な画像データから構成される。格納させるインデックスは、図13の各インデックス欄に対応したインデックスである。
(4.2 情報表示端末装置から表示サーバ装置に送信されるデータのデータフォーマット)
次に、情報表示端末装置30から表示サーバ装置10に送信されるデータのデータフォーマットについて図18および図19を用いて説明する。
図18は、情報表示端末装置30から表示サーバ装置10に送信されるデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。図19は、情報表示端末装置30から表示サーバ装置10に送信される状態遷移のデータのデータフォーマットの一例を示す模式図である。
図18に示すように、情報表示端末装置30から表示サーバ装置10に送信される状態遷移のデータのデータフォーマットは、パケットサイズ、情報表示端末装置30自体の端末ID、所属するアクセスポイントのアクセスポイントID、通信コマンド、データ等から構成される。
図19に示すように、情報表示端末装置30から表示サーバ装置10に送信されるデータのデータフォーマットは、パケットサイズ、情報表示端末装置30自体の端末ID、所属するアクセスポイントのアクセスポイントID、状態遷移をすることを示す状態遷移コマンド、状態遷移のデータ等から構成される。
また、状態遷移のデータは、パケット分割数、パケット番号、遷移先の画像を示す遷移先画像インデックス、現在の状態を示す画像に対応する遷移元画像インデックスから構成される。
[5.状態管理システム1の動作]
次に、本発明の1実施形態に係る状態管理システム1の動作について図を用いて説明する。
(5.1 情報表示端末装置30の動作例)
まず、情報表示端末装置30の動作例について、図20を用いて説明する。
図20は、情報表示端末装置30の動作例を示すフローチャートである。
情報表示端末装置30が、物品5にセットされ、図20に示すように、情報表示端末装置30の電源がいれられる。
次に、状態管理システム1は、情報表示端末装置30の記憶部32に保存している画像を表示する(ステップS1)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、記憶部32に保存している画像を表示する。
次に、状態管理システム1は、表示サーバ装置10に起動を通知する(ステップS2)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、図18に示すように、情報表示端末装置30自体の端末ID、所属するアクセスポイントID等を含む通信パケットを送信する。
次に、状態管理システム1は、イベントが有るか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、情報表示端末装置30のイベント(例えば、操作ボタン34aが押された)が有るか否か、または、表示サーバ装置10からのイベント(例えば、画像群の送信情報)が有るか否かを判定する。なお、情報表示端末装置30のイベントとして、操作ボタン34aの選択、押し方により、次の画面への切り替えイベント、逆順の画面の切り替えイベント、画面の確定のイベント、前回の遷移前の状態に戻すイベント、所定の状態に遷移させるイベント、電源のオン・オフのイベントが挙げられる。
イベントが無い場合(ステップS3;NO)、情報表示端末装置30は、イベントが有るまで待機する。
イベントが有る場合(ステップS3;YES)、状態管理システム1は、表示サーバ装置10からのイベントか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、表示サーバ装置10からの画像群送信情報か否かを判定する。
表示サーバ装置10からのイベントである場合(ステップS4;YES)、状態管理システム1は、状態群の一例として画像群を受信する(ステップS5)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、表示サーバ装置10から、図17に示したように、状態群の情報と関連付けるインデックスを含む通信パケットのデータを受信する。
このように、情報表示端末装置30は、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次に遷移可能な状態により形成される状態群の情報を取得する状態群取得手段の一例として機能する。また、情報表示端末装置30は、前記インデックスを含む状態群の情報を取得する状態群取得手段の一例として機能する。
次に、状態管理システム1は、情報表示端末装置30の記憶部32に受信した画像群を保存する(ステップS6)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、受信したな通信パケットから画像群の画像データを抽出し、記憶部32に保存する。
表示サーバ装置10からのイベントでない場合(ステップS4;NO)、すなわち、情報表示端末装置30のイベントである場合、状態管理システム1は、画像の切替のイベントか否かの判定を行う(ステップS7)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、操作ボタン34aの操作が画像の切替のイベントか否かの判定を行う。
画像の切替のイベントである場合(ステップS7;YES)、状態管理システム1は、インデックスを更新する(ステップS8)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、記憶部32のインデックスの値を、表示される画像に対応したインデックスの値に変更する。
なお、インデックスが、null情報、ブランク情報の場合は、インデックスの値を次の値に変えてもよい。
次に、状態管理システム1は、記憶部32からインデックスの画像を取得する(ステップS9)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、インデックスに対応した画像を、インデックスに対応する記憶部32のメモリ領域から取得する。
次に、状態管理システム1は、表示画像を更新する(ステップS10)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、取得した画像を表示部33に表示する。そして、表示後、情報表示端末装置30は、ステップ3の処理に戻る。
このように、情報表示端末装置30は、前記状態群の各状態に対応した、ユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示する表示手段の一例として機能する。
画像の切替のイベントで無い場合(ステップS7;NO)、状態管理システム1は、画像の確定のイベントであるか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、操作ボタン34aの操作が画像の確定のイベントか否かの判定を行う。
画像の確定のイベントである場合(ステップS11;YES)、状態管理システム1は、表示サーバ装置10に表示中の画像のインデックスの情報を送信する(ステップS12)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、通信部31を通して、インデックスの情報を、表示サーバ装置10にする。更に具体的には、システム制御部36が、図19に示すように、情報表示端末装置30自体の端末IDと、現在の状態に対応する遷移元画像インデックスと、遷移先画像インデックスとを含む通信パケットを、表示サーバ装置10にする。そして、送信後、情報表示端末装置30は、ステップ3の処理に戻る。
画像の確定のイベントでない場合(ステップS11;NO)、状態管理システム1は、その他の処理を行う(ステップS13)。具体的には、情報表示端末装置30のシステム制御部36が、電源のオン・オフのイベント等のその他のイベントか否かを判定し、判定に従った処理を行う。そして、その他の処理後、情報表示端末装置30は、ステップ3の処理に戻る。
(5.2 表示サーバ装置10の動作例)
次に、表示サーバ装置10の動作例について図21を用いて説明する。
図21は、表示サーバ装置10の動作例を示すフローチャートである。
まず、状態管理システム1は、情報表示端末装置30の起動通知を受信する。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、通信部11を通して、ステップS2の処理で情報表示端末装置30から送信された起動通知の情報を受信する。
次に、状態管理システム1は、初期状態画像を情報表示端末装置30に送信する(ステップS20)。具体的には、情報表示端末装置30の管理の状態に対応した初期状態画像を含む画像群の情報を情報表示端末装置30に送信する。さらに具体的には、表示サーバ装置10が、図17に示すような通信パケットのデータを情報表示端末装置30に送信する。ここで、通信パケットにおいて、初期表示インデックスが、まず、初期状態画像を示している。
次に、状態管理システム1は、イベントが有るか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、表示サーバ装置10が、上位サーバ装置20からのイベントであるか、または、情報表示端末装置30からのイベントで有るか否かを判定する。なお、上位サーバ装置20からのイベントとして、発注情報、入荷情報、退院情報等のシステム全体における管理対象の関する情報の上位サーバ装置20からの通知が挙げられる。情報表示端末装置30からのイベントとして、ステップS12の処理における情報表示端末装置30における画像確定に対応する格納インデックスの受信が挙げられる。
イベントが無い場合(ステップS21;NO)、表示サーバ装置10は、イベントが有るまで待機する。
イベントが有る場合(ステップS21;YES)、状態管理システム1は、情報表示端末装置30からのイベントか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、表示サーバ装置のシステム制御部16が、情報表示端末装置30の画像確定に伴う格納インデックスの受信があったか否かの判定を行う。
情報表示端末装置30からのイベントである場合(ステップS22;YES)、状態管理システム1は、受信したインデックスをデータベースと照合する(ステップS23)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、図19の通信パケットの遷移元画像インデックスと遷移先画像インデックス(格納インデックス)とに基づき、図13に示すような状態情報DB12aを参照する。
次に、状態管理システム1は、状態遷移先の状態をデータベースから取得する(ステップS24)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、遷移元画像インデックスと遷移先画像インデックスとに基づき、図13に示すような状態情報DB12aを参照して、対応するステートID(状態遷移先の状態のステートID)を特定する。図15に示すような状態情報DB12aを参照して、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、端末IDに基づき、情報表示端末装置30の状態を把握する。例えば、端末ID”xxxxx1”の場合、図13に示すような状態情報DB12aを参照して、システム制御部16が、ステートID”ST-001”に対応するレコードを読み取る。受信した遷移元画像インデックスが”Index1”であるならば、現在の状態は、状態”ST-001”であり、受信した遷移先画像インデックスが”Index2”であるならば、遷移先の状態は、状態”ST-002”であり、受信した遷移先画像インデックスが”Index3”であるならば、遷移先の状態は、状態”ST-004”である。次に、受信した遷移先画像インデックスが”Index2”であるならば、図15に示すような状態情報DB12aにおいて、端末ID”xxxxx1”のレコードのステートIDが状態”ST-002”になる。または、受信した遷移先画像インデックスが”Index3”であるならば、端末ID”xxxxx1”のレコードのステートIDが状態”ST-004”になる。
なお、自動遷移の場合もあるので、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、図10に示すような状態情報DB12aを参照して、例えば、遷移元が状態”ST-001”で、ステートID”ST-004”の場合、端末ID”xxxxx1”のレコードのステートIDが状態”ST-003”になる。
このように、表示サーバ装置10は、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次に遷移可能な状態により形成される状態群を特定する状態群特定手段の一例として機能する。
なお、情報表示端末装置30からのイベントでない場合(ステップS22;NO)、すなわち、上位サーバ装置20からのイベントである場合、表示サーバ装置10は、ステップS24の処理を行う。
次に、状態管理システム1は、自動遷移である否かを判定する(ステップS25)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、図10に示すような状態情報DB12aを参照して、遷移元画像インデックスと遷移先画像インデックスとに基づき、遷移条件が、”自動遷移”に該当するか否かを判定する。例えば、遷移元画像インデックスに対応する状態がステートID”ST-003”で、遷移先画像インデックスに対応する状態がステートID”ST-004”である場合、図10に示すような状態情報DB12aのステートIDが”ST-004”で、遷移条件の欄により、自動遷移であることが判定される。なお、上位サーバ装置20からのイベントの場合、遷移条件は、”サーバ通知”に対応する。
自動遷移である場合(ステップS25;YES)、状態管理システム1は、状態遷移先を変更する(ステップS26)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、図10に示すような状態情報DB12aを参照して、遷移先のステートIDを取得する。例えば、遷移元画像インデックスに対応する状態がステートID”ST-003”で、遷移先画像インデックスに対応する状態がステートID”ST-004”である場合、図10に示すような状態情報DB12aのステートIDが”ST-004”で、遷移元が”ST-003”に対応し、次の自動遷移先の状態のステートIDが”ST-005”であることが分かる。そして、状態遷移先が、ステートID”ST-004”から”ST-005”に変更される。
次に、ステップS25の処理に戻り、表示サーバ装置10は、図10に示すような状態情報DB12aを参照して、変更された状態遷移先の状態が、自動遷移であるか否かを判定する。
自動遷移でない場合(ステップS25;NO)、状態管理システム1は、状態遷移先の画像群をデータベースから取得する(ステップS27)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、図13に示すような状態情報DB12aを参照して、状態遷移先の状態のステートIDに基づき、画像群の各画像に対応するステートIDを取得する。そして、システム制御部16が、図11に示すような状態情報DB12aを参照して、画像群の各ステートIDに基づき、画像データ(ベース画像と、可変部フォーマット)を取得する。
なお、既にベース画像が、情報表示端末装置30の記憶部32にある場合、可変部フォーマットのみを送信してもよい。この場合、送信量を削減することができる。状態遷移前の画像群と状態遷移後の画像群との差分の画像の画像データのみを送信してもよい。この場合、送信量を削減することができる。
次に、状態管理システム1は、情報表示端末装置30に画像群を送信する(ステップS28)。具体的には、表示サーバ装置10のシステム制御部16が、データベースから取得した画像群を情報表示端末装置30に送信する。
このように、表示サーバ装置10は、前記特定された状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報を、当該提示情報を表示する情報表示端末装置に送信する送信手段の一例として機能する。
なお、状態管理システム1は、画像群を送信する前に、画像更新が有るか否かを判定してもよい。例えば、情報表示端末装置30に格納されている画像が、状態遷移前の画像群と状態遷移後の画像群とに、共通画像があり、共通画像の更新されていない場合は、表示サーバ装置10は、共通画像を送信しなくてもよい。この場合、送信量を削減することができる。
次に、状態管理システム1は、上位サーバ装置20に通知が有るか否かを判定する(ステップS29)。例えば、状態が、納入待ちになった場合、次の状態に遷移するためには、部品等の納入があるかどうかの情報が必要である。このように、情報表示端末装置30および表示サーバ装置10以外からの情報が必要であるか否かの判定を表示サーバ装置10が行う。
上位サーバ装置20に通知が有る場合(ステップS29;YES)、状態管理システム1は、上位サーバ装置20に状態遷移を通知する(ステップS30)。例えば、状態が、納入待ちになった場合、部品等の納入があるかどうかを、上位サーバ装置20に通知してもらうため、状態が、納入済みの状態に遷移した旨の情報を送信する。
ステップS30の処理の後、または、上位サーバ装置20に通知が無い場合(ステップS29;NO)、表示サーバ装置10は、ステップS21の処理に戻る。
以上、本実施形態によれば、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次に遷移可能な状態により形成される状態群の情報を取得し、状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示し、提示情報の表示を切り替えることにより、一状態から次に遷移可能な状態群に切り替えや表示を限っているので、遷移不可能な状態の情報が表示されることがなく、管理対象に対する作業の間違えを防止できる。
また、一状態から次に遷移可能な状態群に限っているので、状態の状態遷移関係が複雑であっても、次の状態に遷移する際の選択の入力機構がシンプルにすることができる。例えば、操作ボタン34aのみで操作できる。ユーザが装置を使いこなすまでに時間がかからない。
状態の確定を受け付ける確定受付手段の一例として、操作ボタン34aを有し、確定した状態から次に遷移可能な状態群の情報を取得する場合、ユーザの意思を確認して、次の状態に遷移できるので、誤動作が少なくなる。
また、ユーザの入力を受け付けるボタンスイッチ(操作ボタン34a)からの入力に基づき、提示情報の表示を切り替える場合、ユーザが、ボタンスイッチの操作により容易に状態を選択できる。
また、ボタンスイッチ(操作ボタン34a)が押されるパターンに基づき、提示情報の表示を切り替える場合、少ないボタンスイッチで、状態の選択や確定に対応できる。また、部品点数が少なくて済む。
また、情報表示端末装置のメモリに割り当てられたメモリ領域を示すインデックスであって、インデックスを含む状態群の情報を取得し、取得したインデックスに対応するメモリ領域に、提示情報を記憶する場合、送信量を削減することができる。さらに、この場合、最低1個の入力部品(例えば、操作ボタン34a)で、実現可能であり、複雑な遷移図でも適用可能であり、画像を格納しているメモリ領域のサイズやアドレスを考慮しなくてもよい。これが実現できるのは、状態管理サーバ(表示サーバ装置10)側で、図15のように各情報表示端末装置30の現在の状態(ステートID)を把握し、また、図13により現在の状態(ステートID)から情報表示端末装置30に格納されている画像(状態)のメモリ領域のインデックスと遷移先の状態(ステートID)が紐付けられているからである。
情報表示端末装置30がボタン操作によって状態の遷移を表示サーバ装置10に通知するとき、図19に示すように、遷移元の画像が格納されているメモリ領域を表す遷移元画像インデックス(数字)と、遷移先の画像が格納されているメモリ領域を表す遷移先画像インデックス(数字)とを併せて送信するように、2つの数字を送信するだけで状態の遷移を通知できる。
図8に示すような遷移図で、ST-001からST-002に遷移したことを表示サーバ装置10に伝えるときに、インデックスと異なり、文字であれば“ST-001からST-002に遷移”のような文字数(=データ量)が掛かり、また、画像そのものを送信したのでは、遷移元と遷移先の2枚の画像を送る必要があり、データ量が増加してしまう。
インデックスという数字を送信する場合において、情報表示端末装置30における入力には最低1個のボタンで実現可能であることは、例えばインデックスが”10”だとしても、ユーザはメモリ領域”10”に格納されている画像を表示して確定するだけでよいので、”10”という数字は打つ必要がなく、テンキーのような入力装置は不要となる。
図8よりも、より複雑な遷移図であっても適用可能である理由は、どんなに複雑な遷移でも情報表示端末装置30が画像(状態)を格納しなければならないのは現在の状態と、そこから遷移可能な状態の数だけあり、ユーザは複雑な遷移図を意識しなくとも画像を選択して確定するだけでよいからである。例えば、状態が全部で1億個(ST-000000001〜ST-100000000)あるとしても、ある状態からボタン操作で遷移できる状態の数が最大10状態であれば、情報表示端末装置30は、10枚分の画像を保存できるメモリサイズであればよいため、大容量の記録媒体は不要となる。状態の遷移を通知するのは、遷移元インデックス(例:01)と遷移先インデックス(例:08)で良いので、状態の総数がいくら増えても関係がない。
状態管理サーバ装置(表示サーバ装置10)と情報表示端末装置30の状態(画像)のやりとりは、全てインデックスを利用しているため、実際のメモリ領域を意識しなくてもよい。そのため、情報表示端末装置30において、新型と旧型とのメモリ領域に互換性がなくても、新旧混在して運用できる。
また、新型の情報表示端末装置30が、表示画面のサイズ(解像度)が異なる場合でも混在して運用できる。解像度が異なると一般的には画像データの最大サイズも異なるため、格納するメモリ領域も異なる。例えば、解像度が2倍(データ量は最大4倍)になれば、図14のIndex1は0x4000-0x41FFから0x04000-0x107FFに変えて、格納領域を確保しておく必要があるが、Indexは変わらないので、図17および図19に示すようなデータフォーマットはそのまま利用できる。
[6.状態遷移の例]
次に、在庫管理の状態遷移、製造管理の状態遷移、および、病院等のベッド管理の状態遷移について、図を用いて説明する。
(6.1 在庫管理の状態遷移)
まず、在庫管理の状態遷移について、図22を用いて説明する。
図22は、在庫管理における状態遷移の一例を示す模式図である。
一例として、部品であるボルトを保管する各保管箱(物品5)に、各情報表示端末装置30が設置してある例を用いて説明する。
図22に示すように、状態”ST01”の場合の空箱、例えば、保管箱が空の場合、情報表示端末装置30は、ステップS5において、状態”ST01”の1つの状態群の画像群データとして、空箱の表示画面の画像データを受信する。例えば、空箱の表示画面は、図4に示すような表示において、棚コード33aのコードが表示され、各種表示33f”空箱”が表示される。また、画像33eに、部品の画像はまだ表示されず、部品コード33b、メーカコード33c、および、部品名33dの具体的内容は、表示されない。
状態”ST01”から状態”ST02”への遷移は、上位サーバ装置20からの通知による遷移なので、状態”ST01”においては、情報表示端末装置30において表示可能な画像は、状態”ST01”に対応する画像のみで、情報表示端末装置30で操作ボタン34aを操作しても、次の状態に対応する画像が表示されたり、次の状態に遷移が移らない。
表示サーバ装置10が、上位サーバ装置20から”納入待ち”の情報を受信し、ステップS21において、イベント有りとなり、ステップS24で状態遷移先の状態を取得する。図22に示すように、状態”ST01”から状態”ST02”への遷移は、自動遷移でないので、表示サーバ装置10が、ステップS27において、状態”ST02”を含む遷移先の状態群(状態”ST02”、状態”ST03”および状態”ST05”)に対応する画像群を取得して、ステップS28において、情報表示端末装置30に送信する。
次に、情報表示端末装置30は、画像群を格納し、状態”ST02”に対応する画像、例えば、図4に示すような表示において、各種表示33f”4/1納入予定”、画像33e、部品コード33b、メーカコード33c、および、部品名33dの内容を表示する。
部品が納入され、オペレータが、保管箱に部品を納入した後、操作ボタン34aを操作して、画像を切り替え(ステップS7)、部品の数が所定数以上である場合、状態”ST03”に対応する画像で確定され、部品の数が所定数より少ない場合、状態”ST05”に対応する画像で確定される(ステップS11)。
状態”ST03”に対応する画像で確定された場合、状態”ST04”に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST04”および状態”ST05”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST04”に対応する画像を表示する。
部品の在庫数が所定数より少なくなった場合、オペレータは、状態”ST05”に対応する画像に確定し、情報表示端末装置30は、在庫が少ない旨の情報を表示サーバ装置10に送信する。表示サーバ装置10から在庫が少ない旨の情報が、上位サーバ装置20に送信され、上位サーバ装置20は、購買担当に発注を促すように、状態管理システム1を作動させる。
次に、状態”ST06”に自動遷移し、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST06”および状態”ST09”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST06”に対応する画像(各種表示33f”在庫少”)を表示する。
部品が発注された場合、上位サーバ装置20は、表示サーバ装置10に部品が発注された旨の情報を送信し、状態が状態”ST07”に遷移する。情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST07”および状態”ST09”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST07”に対応する画像(各種表示33f”発注中+在庫少”)を表示する。
さらに、部品の納入日が確定された場合、上位サーバ装置20は、表示サーバ装置10に納入日が確定された旨の情報を送信し、状態が状態”ST08”に遷移する。情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST08”および状態”ST09”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST08”に対応する画像(各種表示33f”5/1納入+在庫少”)を表示する。
状態”ST06”、状態”ST07”および状態”ST08”において、在庫がなくなった場合、オペレータは、状態”ST09”に対応する画像に確定する。状態”ST06”から状態”ST09”に遷移した場合、状態”ST10”に自動遷移し、状態”ST07”から状態”ST09”に遷移した場合、状態”ST11”に自動遷移し、状態”ST08”から状態”ST09”に遷移した場合、状態”ST02”に自動遷移する。
(6.2 病院等のベッド管理の例)
次に、病院等のベッド管理の状態遷移について、図23および図24を用いて説明する。
図23は、病院等のベッドに設置された情報表示端末装置の一例を示す模式図である。図24は、病院等のベッド管理における状態遷移の一例を示す模式図である。
図23に示すように、病院のベッドに情報表示端末装置30が設置される。ここで、情報表示端末装置30の表示部33には、ベッドコード、患者名、担当医、入院日数、患者コード等が表示されるようになっている。また、情報表示端末装置30のユーザは、患者、看護師、清掃員の3人とする。
まず、ベッドに情報表示端末装置30が設置され、起動された段階では、状態”ST01”(準備中)であり、表示部33には、ベッドコードおよび”準備中”が表示される。表示部33に表示可能な画像は、図24に示すように、状態群、状態”ST01”、状態”ST02”(準備完了通知)、および、状態”ST10”(故障通知)にそれぞれ対応する画像である。
次に、清掃員等が、ベッドの準備を行い、ベッドの準備が整ったことを上位サーバ装置20へ通知するために、状態”ST02”に対応する画像に確定する。また、ベッド周りの機器に故障等の異常がある場合、清掃員等が、状態”ST10”に対応する画像に確定する。
状態”ST02”に対応する画像で確定された場合、状態”ST03”(使用可)に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST03”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST03”に対応する画像を表示する。表示部33には、ベッドコードおよび”使用可”が表示される。
患者が入院する場合、上位サーバは使用可能なベッドを抽出し、該当ベッドの情報表示端末装置30に対して患者情報を送信し、状態”ST03”(使用可)から状態”ST04”(使用中)に遷移する。情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST04”、状態”ST05”(要清掃通知)および状態”ST10”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST04”に対応する画像(患者情報が記載された画像)を表示する。
ベッドを巡回してきた看護師等が、ベッドの状態を見て、清掃が必要であれば、上位サーバ装置20へ通知するため、看護師等が状態”ST05”に対応する画像に確定する。
状態”ST05”に対応する画像で確定された場合、状態”ST06”(要清掃)に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST06”および状態”ST07”(清掃許可通知))に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST06”に対応する画像を表示する。表示部33には、清掃が必要な旨の情報が表示される。上位サーバ装置20は、は患者の予定から清掃が可能な大まかな時間帯と場所を清掃員へ通知する。
看護師等が、予定時刻に患者と付き添いベッドを離れる時のように、ベッドの清掃が可能になった場合、上位サーバ装置20へ通知するため、看護師等が状態”ST07”に対応する画像に確定する。
状態”ST07”に対応する画像で確定された場合、状態”ST08”(清掃中)に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST08”、状態”ST09”(清掃完了通知)、および、状態”ST10”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST08”に対応する画像を表示する。表示部33には、清掃中の情報が表示される。
清掃員等は、指定された場所のベッドの情報表示端末装置30を見て、通知された情報通りであることを確認し、清掃を行う。清掃が完了した後、清掃員等は、状態”ST09”に対応する画像に確定する。
状態”ST09”に対応する画像で確定された場合、状態”ST04”に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST04”、状態”ST05”、および、状態”ST10”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST04”に対応する画像を表示する。
患者が退院した場合、看護師等が、状態”ST01”にリセットになるように、操作ボタン34aを操作すると、状態”ST01”に遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST01”、状態”ST02”、および、状態”ST10”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST01”に対応する画像を表示する。
(6.3 製造管理の例)
次に、工場等における製造管理の状態遷移について、図25を用いて説明する。
図25は、製造管理における状態遷移の一例を示す模式図である。
パーソナルコンピュータの組み立てを例に説明する。パーソナルコンピュータは、筐体、マザーボード、ハードディスクドライブ、電源、メモリから組み立てられるとする。筐体に情報表示端末装置30が設置されるとする。情報表示端末装置30の表示部33には、機種名、ロット番号、作業の指示内容、取り付ける部品の型番、部品の画像、リーダー等で読み取るコードが表示される。
図25に示すように、A工程の状態”ST01”では、情報表示端末装置30の表示部33には、作業の指示内容”マザーボードの取り付け作業”が表示され、オペレータは、情報表示端末装置30の指示書通りに取り付けを行い、製造途中のパーソナルコンピュータを、次のB工程に流す。なお、上位サーバ装置20からの通知により遷移なので、オペレータは、遷移状態を選択して確定できないように、A工程の状態”ST01”に対応する画像しか見ることができないようになっている。
上位サーバ装置20は、別手段によってこの工程を終えたことを認識し、次のB工程用の画像(状態”ST02”に対応する画像)を、表示サーバ装置10を介して、情報表示端末装置30に送信する。
B工程の状態”ST02”では、情報表示端末装置30の表示部33には、作業の指示内容”HDD&メモリの取り付け作業”、および、ハードディスクドライブおよびメモリの画像等が表示され、オペレータは、情報表示端末装置30の指示書通りに取り付けを行い、製造途中のパーソナルコンピュータを、次のC工程に流す。
上位サーバ装置20は、別手段によってこの工程を終えたことを認識し、次のC工程用の画像(状態”ST03”に対応する画像)を、表示サーバ装置10を介して、情報表示端末装置30に送信する。
C工程の状態”ST03”では、情報表示端末装置30の表示部33には、作業の指示内容”電源の取り付け作業”および電源の画像等が表示され、オペレータは、情報表示端末装置30の指示書通りに取り付けを行い、組み立てが完了したパーソナルコンピュータを、次の検査工程に流す。
上位サーバ装置20は、別手段によってこの工程を終えたことを認識し、検査工程用の画像(状態”ST04”に対応する画像)、良品通知用の画像(状態”ST05”に対応する画像)、および、不良通知用の画像(状態”ST09”に対応する画像)を、表示サーバ装置10を介して、情報表示端末装置30に送信する。情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST04”、状態”ST05” 状態”ST09”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から受信して、状態”ST04”に対応する画像を表示する。
検査工程の状態”ST04”では、情報表示端末装置30の表示部33には、作業の指示内容として、検査項目、およびパーソナルコンピュータの画像等が表示され、オペレータは、情報表示端末装置30の指示書通りに検査を行う。検査結果に基づき、オペレータは、次の工程を選択する。良品ならば、状態”ST05”に対応する画像で確定され、不良品ならば、状態”ST09”に対応する画像で確定されることにより、オペレータは検査結果を上位サーバ装置20へ通知する。
上位サーバ装置20は、受信した情報から製品の状況を把握し、次の状態遷移のための画像を、表示サーバ装置10を介して、情報表示端末装置30に送信する。
良品ならば、状態”ST06”に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST06”および状態”ST07”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST06”に対応する画像を表示する。なお、状態”ST06”(出荷)は、完成品を出荷する準備の工程で、状態”ST07(包装通知)は、完成品の包装が終了したことを通知する工程である。
梱包が終了し、状態”ST07”に対応する画像で確定されることにより、待機する状態”ST08”に自動遷移する。待機状態では、初期画面に戻る。
不良品ならば、状態”ST10”に自動遷移して、情報表示端末装置30は、状態群(状態”ST10”、状態”ST11” 状態”ST12”)に対応する画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST10”に対応する画像を表示する。なお、状態”ST10”(修正)は、不良品をリカバーする工程で、状態”ST11”(修正通知)は、不良品をリカバーできたことを通知する工程で、状態”ST12”(解析通知)は、不良品をリカバーできなかった場合に、解析を行う通知する工程である。
オペレータは、情報表示端末装置30の指示書通りにリカバーを行う。リカバー結果に基づき、オペレータは、次の工程を選択する。リカバーできたならば、状態”ST11”に対応する画像で確定され、リカバーできなければ、状態”ST12”に対応する画像で確定されることにより、オペレータはリカバー結果を上位サーバ装置20へ通知する。
上位サーバ装置20は、受信した情報から製品の状況を把握し、次の状態遷移のため画像を、表示サーバ装置10を介して、情報表示端末装置30に送信する。
リカバーできたならば、状態”ST04”に自動遷移して、もう一度検査をやり直す。リカバーできなければ、状態”ST13”に自動遷移して、情報表示端末装置30は、解析を行う指示の状態”ST13”に対応する画像”と、廃棄の通知を行う状態”ST14”に対応する画像の画像群を表示サーバ装置10から取得して、状態”ST13”に対応する画像を表示する。状態”ST14”に対応する画像を確定することにより、オペレータは解析結果を上位サーバ装置20へ通知する。
状態”ST15”に自動遷移して、再利用できる部品を取り外し廃棄する指示をして、状態”ST16”に対応する画像を確定することにより、待機する状態”ST08”に自動遷移する。
なお、この3つの例以外にも様々な分野に適用可能である。例えば、アンケート回答にも適用可能である。アンケートの1問目の状態と選択肢毎の状態とを状態群と、アンケートの2問目の状態と選択肢毎の状態とを状態群と、・・・とする。情報表示端末装置30にまず、1問目の状態に対応する画像を表示し、回答者が操作ボタン34aを操作して、問に対するいずれかの選択肢に確定したら、次の問いの状態に自動遷移する。オフラインで行う場合、予め状態遷移と対応する画像を保存しておき、選択された画像のインデックスを保存しておく。後ほど、表示サーバ装置10と接続したときに結果のインデックスを報告する。
なお、情報表示端末装置30が、記憶部に32、全ての状態の画像(ベース画像等)を記憶しておき、ステップS5において、状態群の情報として、インデックス情報のみを受信してもよい。更に、情報表示端末装置30が、記画像の更新する際、可変部フォーマットの情報のみを受信するようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1:状態管理システム
5:物品(管理対象)
10:表示サーバ装置
20:上位サーバ装置
30:情報表示端末装置
33:表示部
34:操作部
34a:操作ボタン

Claims (7)

  1. 管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群の情報を、サーバ装置から取得する状態群取得手段と、
    1つの前記状態群の各状態に対応した、ユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替手段と、
    前記状態の確定を受け付ける確定受付手段と、
    前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を、前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    を備え
    前記状態群取得手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を、前記サーバ装置から取得することを特徴とする情報表示端末装置。
  2. 請求項1記載の情報表示端末装置において、
    前記ユーザの入力を受け付けるボタンスイッチからの入力、および、前記ボタンスイッチが押されるパターンのうち少なくとも1つに基づき、前記表示切替手段が、前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替えることを特徴とする情報表示端末装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報表示端末装置において、
    前記状態群取得手段が、前記サーバ装置からの通知によって、遷移した状態に対応する前記状態群の情報を取得することを特徴とする情報表示端末装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報表示端末装置において、
    前記情報表示端末装置のメモリに割り当てられたメモリ領域を示すインデックスであって、
    前記状態群取得手段が、前記インデックスを含む状態群の情報を取得し、
    前記取得したインデックスに対応する前記メモリ領域に、前記提示情報を記憶することを特徴とする情報表示端末装置。
  5. 状態群取得手段、表示手段、表示切替手段および送信手段を備えた情報表示端末装置の情報表示方法において、
    前記状態群取得手段が、管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群の情報を、サーバ装置から取得する状態群取得ステップと、
    前記表示手段が、前記状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報のうち、一提示情報を表示する表示ステップと、
    前記表示切替手段が、前記表示手段により表示された前記提示情報を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替ステップと、
    前記送信手段が、前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
    を有し
    前記状態群取得ステップにおいて、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を、前記サーバ装置から取得することを特徴とする情報表示方法。
  6. 管理対象における状態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群を特定する状態群特定手段と、
    前記特定された状態群の各状態に対応してユーザに提示するための各提示情報を、当該各提示情報のうち一提示情報を表示する情報表示端末装置に送信する送信手段と、
    前記情報表示端末装置において前記状態の確定を受け付たことを示す確定情報を、前記情報表示端末装置から受信する受信手段と、
    を備え
    前記送信手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群において、当該状態群の各状態に対応した前記各提示情報を、前記情報表示端末装置に送信することを特徴とする状態管理サーバ装置。
  7. ユーザに提示するための提示情報のうち、一提示情報を表示する情報表示端末装置と、
    前記情報表示端末装置に、前記提示情報を送信する状態管理サーバ装置と、
    を備え、
    前記状態管理サーバ装置が、
    態の遷移を示す状態遷移において、一状態および当該一状態から次にのみ遷移可能な状態により形成される状態群を1つ特定する状態群特定手段と、
    前記特定された状態群の各状態に対応した前記各提示情報を、前記情報表示端末装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記情報表示端末装置が、
    前記提示情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記提示情報の表示を、前記各提示情報のうちの他の提示情報の表示に切り替える表示切替手段と、
    前記状態の確定を受け付ける確定受付手段と、
    前記状態の確定を受け付けたことを示す確定情報を、前記状態管理サーバ装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記状態群特定手段が、前記確定した状態を前記一状態とした前記状態群の情報を1つ特定することを特徴とする状態管理システム。
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