JP6553372B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP6553372B2
JP6553372B2 JP2015028113A JP2015028113A JP6553372B2 JP 6553372 B2 JP6553372 B2 JP 6553372B2 JP 2015028113 A JP2015028113 A JP 2015028113A JP 2015028113 A JP2015028113 A JP 2015028113A JP 6553372 B2 JP6553372 B2 JP 6553372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
average
talc
cosmetic
powder
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015028113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016150908A (ja
JP2016150908A5 (ja
Inventor
弘子 木村
弘子 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JO Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
JO Cosmetics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JO Cosmetics Co Ltd filed Critical JO Cosmetics Co Ltd
Priority to JP2015028113A priority Critical patent/JP6553372B2/ja
Priority to PCT/JP2016/052418 priority patent/WO2016132841A1/ja
Priority to US15/548,567 priority patent/US10406083B2/en
Priority to CN201680010847.5A priority patent/CN107249549B/zh
Publication of JP2016150908A publication Critical patent/JP2016150908A/ja
Publication of JP2016150908A5 publication Critical patent/JP2016150908A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6553372B2 publication Critical patent/JP6553372B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/25Silicon; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0241Containing particulates characterized by their shape and/or structure
    • A61K8/0254Platelets; Flakes
    • A61K8/0258Layered structure
    • A61K8/0266Characterized by the sequence of layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/06Emulsions
    • A61K8/062Oil-in-water emulsions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/12Face or body powders for grooming, adorning or absorbing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/20Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of the composition as a whole
    • A61K2800/26Optical properties
    • A61K2800/262Transparent; Translucent
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/41Particular ingredients further characterized by their size
    • A61K2800/412Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、合成タルクを含有する使用性および安全性に優れた化粧料に関する。
従来、化粧品にはその目的や用途に応じて各種の粉体が使用されている。それらの粉体としては、官能特性や、使用時の滑らかさなどの使用性などを考慮して、天然もしく合成の粉体、またはそれらを複合化した粉体などから適宜選択して用いられてきた。それらのなかでもタルクは、扁平な板状結晶であって滑石とも称されるように滑りやすい材料であるうえ、透明感があり、かつ、モース硬度が1と極めて柔らかい鉱物であることから、透明性、伸び、滑らかさを向上させる目的で古くから化粧料に配合されてきた。しかし、化粧料に使用されるタルクは、天然に産出する鉱物を粉砕して微粉末としたものであるため、その調製には粉砕や分級等の手間がかかるという問題があった。また、天然タルクを粉砕によって微細化する場合には、微細化が進むにつれて表面の平滑性や偏平な形状が損なわれるようになり、結晶c軸方向の長さ(厚み)に対する結晶(a,b)面の長径の比、すなわち厚みアスペクト比が小さくなる。このように表面の平滑性や扁平性が低下したタルク粉末を化粧料の体質顔料として使用すると、得られる化粧料の透明性や滑らかさが損なわれるという問題があった。
このような問題を解決するため、例えば、特許文献1には、タルク等のケイ酸塩鉱物を粉砕・分級した後、さらに水簸分級工程を加えることによって平均粒径5μm未満の粉末を除去するケイ酸塩鉱物粉末の製造方法が提案されている。そして、この方法によって得られたタルク粉末を化粧料に配合すると、肌表面への塗布時に感じる滑らかさが改善され、ざらつきも低下することが記載されている(同文献の段落0039参照)。
また、特許文献2には、レーザー回折・散乱法によるメディアン径D50が2μmを超えるタルク粉末の粒子をジェット気流により加速して粒子どうし又は衝突板に衝突させることにより、メディアン径D50が0.1〜2μmのタルク微粉末を製造する方法が提案されている(請求項5参照)。そして、この方法によって得られたタルク微粉末は、粒子同士の凝集を防ぐことができると記載されている(段落0009参照)。しかし、タルク粒子を機械的に粉砕して微粉末を得ようとする限り、粒度分布の広幅化、表面平滑性の低下およびアスペクト比の低下を招くことは避けられない。そのため、天然タルクを粉砕して得られる粒子を配合した化粧料は、肌へのなじみやすさや仕上がりのきめ細かさなどの使用性および透明性などにおいて必ずしも満足できるものではなく、その改善が求められていた。
さらに、天然タルクの純度およびそれに含まれる不純物の性質は産出される鉱床によって異なるため、原料に使用する天然タルクの種類によっては、使用が禁止されているクリソタイル(蛇紋石、化学組成MgSi(OH))などの石綿類を含有している懸念があり、安全性への特段の配慮が必要になるという問題があった。
天然由来のタルクに替えて、化学合成したタルク粉末を化粧料に配合する試みも従来から提案されている。例えば、特許文献3には、活性ケイ酸または活性アルミノケイ酸と水酸化マグネシウムを水熱処理することにより、MgOの八面体層を間に挟んで2つのSiOの四面体層でサンドイッチした三層構造を有し、且つ、300m/g以上のBET比表面積を有する合成層状フィロケイ酸塩が得られること、およびその合成層状フィロケイ酸塩が各種乳液、クリーム、ローション等の化粧料用基材として使用し得ることが開示されている。そして、同文献の実施例1〜4には、SiOを含むスラリーと水酸化マグネシウムの水熱合成反応を160℃で行い、反応生成物を冷却・乾燥後、ミルで粉砕した上で試験に供したこと、および実施例で得られた層状フイロケイ酸マグネシウムは、比較例の低結晶性ケイ酸マグネシウムに比べて、積層不整指数、BET比表面積及びメチレンブルー脱色力が大きく、乳化性能に優れたことが開示されている。しかし、同文献の実施例に開示された方法では、微粉末にするために粉砕工程が必要であり、天然タルクの場合と同様に手間がかかるうえ、BET比表面積が非常に大きい値であることからもわかるように極小の粒子を多く含み、粒度分布を制御することは困難である。
特許文献4には、ケイ素−金属ゲルを300〜600℃で水熱処理を行うことにより、天然タルクに極めて類似した粒子の形態であるケイ素−金属鉱物粒子を得る方法が記載されている(請求項1参照)。また、天然タルクが化粧品など多数の工業分野で用いられていることも記載されている(段落0003)。しかしながら、同文献には、合成されたタルクの形状について十分な開示がなく、どのような合成タルクが得られているのかは明らかではない。この方法で合成された合成タルクのX線回折図が図4に示されているが、この図に示されているc軸(001)方向のピークは天然タルクに比較すると明らかにブロードであり、天然タルクに比べて結晶化の程度が低いことを示している。また、同文献には、化粧料用途に用いた具体例の開示がないばかりでなく、どのような物性、特性を有する合成タルクが化粧品分野において有用であるかについても何ら記載されていない。
特許文献5には、特許文献4に記載された方法に関連して、金属鉱物粒子のハイドロゲル前駆体をカルボン酸の存在下に調製する方法が開示され(請求項1参照)、この方法によれば、水熱反応を150℃〜400℃で実施することができると記載されている(請求項12)。しかし、この文献においても、合成されたタルクの形状について十分な開示がなく、どのような合成タルクが得られているのかは明らかではない。
これに対して、特許文献5の発明者らによって執筆された非特許文献1には、特許文献5記載の方法において製造条件を変えた実験によって得られた種々の合成タルクについて、粒子の形状、BET比表面積、熱重量分析データなど、いろいろな物性値が記載されており、それらの実験結果の解析に基づいて以下のように報告されている。
(1)水熱反応の時間が長くなるにつれてc軸方向の長さおよびab平面の長さはともに直線的に増加する。水熱反応時間が1時間のときと1,000時間超のときを比較すると、c軸方向の結晶子の大きさ(CSC:Crystal Size Coherency)は230Åから410Åに、ab平面のCSCは100Å〜400Åにそれぞれ増大する(第363頁右欄および第364頁図3)。
(2)水熱反応時間が60日のときの合成タルクは、c軸方向のCSCが天然タルクの半分であり、ミクロンオーダーの粒子と約200nmの粒子を含んでいる(第363頁右欄、第364頁右欄および第366頁、図5g)。
(3)合成タルクのBET比表面積は水熱反応時間が長くなるにつれて小さくなり、水熱反応時間60日のときには28m/gである。この値は、天然タルクのBET比表面積が最大でも20m/gであるのに対して、依然として大きなものである(第364頁、右欄および第367頁、図6)。
非特許文献1に示されているように、特許文献4および5に開示された方法では、天然タルクに比較してはるかに大きなBET比表面積を有する合成タルクしか得られておらず、その値がもっとも小さくなる水熱処理時間60日のときでも天然タルクの最大値である20m/gを上回る28m/gであり、依然として微小な粒子を多く含むものであった。また、この文献には、得られた合成タルクを化粧品用の原料として使用することについては何も開示されていない。
特開2009−179540号公報 特開2008−088041号公報 特公平3−51651号公報 特表2009−573754号公報 特表2014−520743号公報
Phys Chem Minerals(2013)40:361−373
本発明は、上記の背景技術に鑑み、透明性に優れ、伸び、滑らかさ、仕上がりのきめ細かさなどの使用性に優れ、且つ、安全性にも優れた化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究の結果、特定粒子径および特定組成を有する結晶化の進んだ合成タルクを体質顔料または化粧料の成分として用いることにより、上記課題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、以下の化粧料が提供される。
(1)合成タルクを含有する化粧料であって、該合成タルクが、2枚の四面体シートで八面体シートをサンドイッチした基本構造を有する、下記一般式(1)で表される2:1型層状ケイ酸塩の結晶を含む薄片状粒子であり、該薄片状粒子の体積平均粒子径が0.5〜100μmであり、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)において2θ=9.4°±1°に存在するピークの半値半幅が0.3°以下であり、且つ、実質的にMgSi(OH)を含まないものであることを特徴とする化粧料。
MgSi10(OH) ・・・(1)
(式中、xおよびyは、0.50≦x/y≦1.20および6.5≦x+y≦7.5の条件を満たす値である。)
(2)前記薄片状粒子の粒度分布の変動係数が30%以下である(1)記載の化粧料。
(3)前記薄片状粒子のBET比表面積が2〜25m/gである(1)または(2)載の化粧料。
(4)前記薄片状粒子の、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)における2θ=9.4°±1°に存在するピークの強度が、2θ=60.5°±1°に存在するピークの強度の2倍以上である(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧料。
(5)前記薄片状粒子の結晶(a,b)面の平均短径と平均長径の比(平均短径/平均長径)が0.3〜0.8であり、結晶c軸方向の平均厚さが0.01〜1μmであり、平均アスペクト比(平均長径/平均厚さ)が10〜500である(1)〜(4)のいずれかに記載の化粧料。
(6)前記薄片状粒子の平均摩擦係数(MIU)が0.40以下であり、平均摩擦係数の変動幅(MMD)が0.0035以下である(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧料。
(7)前記薄片状粒子が、水熱合成により得られた未粉砕のものである(1)〜(6)のいずれかに記載の化粧料。
(8)前記薄片状粒子が、粉末状水酸化マグネシウム及び粉末状シリカを含む原料を準備する工程、及び該原料を100〜5,000barの加圧下に500〜800℃に加熱して水熱合成を行う工程、を含む製造方法により得られたものである(1)〜(7)のいずれかに記載の化粧料。
本発明の化粧料においては、従来の天然タルクを含有する化粧料に比べ、透明性、伸び、肌へのなじみ易さ、仕上がりのきめ細かさに優れるという利点がある。また、本発明において使用する合成タルクがクリソタイルのような有害物質を含まないため、安全性にも優れている。
(合成タルク)
本発明に用いられる合成タルクは、2枚の四面体シートで八面体シートをサンドイッチした基本構造を有する、下記一般式(1)で表される2:1型層状ケイ酸塩の結晶を含む薄片状粒子である。この薄片状粒子は、体積平均粒子径が0.5〜100μmであり、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)において2θ=9.4°±1°に存在するピークの半値半幅が0.3°で以下あり、且つ、実質的にMgSi(OH)を含まないものである。
MgSi10(OH) ・・・(1)
(式中、xおよびyは、0.50≦x/y≦1.20および6.5≦x+y≦7.5の条件を満たす値である。)
合成タルクのMgとSiの比率(すなわち、x/y)が上記範囲を外れると平滑な表面を有する扁平な粒子にならず、そのような粒子を用いると化粧料の透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さが低下する。かかる見地から、MgとSiの比率は、0.70≦x/y≦1.15であることがより好ましく、0.80≦x/y≦1.10であることがとくに好ましい。なお、ケイ酸マグネシウム塩の組成式におけるMg/Si(x/y)の化学量論比は0.75である。
合成タルクの体積平均粒子径が0.5μmを下回ると、そのような合成タルクを含む化粧料の透明性、伸び、滑らかさが劣るようになり、逆に、100μmを越えると、肌へ伸ばすときにざらつきを感じるようになり、肌へのなじみ易さが低下する。好ましい体積平均粒子径は1〜50μmであり、より好ましい体積平均粒子径は1〜30μmである。なお、体積平均粒子径はレーザー回折/散乱粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所製LA−950)により測定することができる。
CuのKα線を用いた粉末X線回折測定(XRD)において、2θ=9.4±1°に存在するピークの半値半幅は結晶c軸方向の結晶化の進行度合いを示す指標として知られているが、この値が0.3°を超えると粒子の表面が平滑な板状結晶とはならず、そのような合成タルクを用いた化粧料では、透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さが十分でなくなる。この半値半幅はできるだけ小さい方が好ましいが、その値を小さくしようとすると製造することが難しくなる。そのような観点から、好ましい半値半幅は0.03°〜0.3°であり、さらに好ましい半値半幅は0.05°〜0.2°であり、とくに好ましい半値半幅は0.07°〜0.15°である。
本発明で用いる合成タルクは、クリソタイルを実質的に含まないものである。実質的に含まないとは、厚労省通達「基安化発0828001号」に記載のX線回折法で測定したときに、MgSi(OH)の量が検出限界(0.1質量%)以下であることを意味している。
合成タルクは、レーザー回折/散乱粒度分布測定装置による測定において、粒度分布の変動係数が30%以下、とくに25%以下であることが好ましい。粒度分布の変動係数が過度に大きくなると、微細粒子と粗大粒子の割合が大きくなり、化粧料の透明性や伸び、仕上がりのきめ細かさが不足し易くなる。なお、粒度分布の変動係数は下記式により求められる。
変動係数CV(%)=100x(粒度分布の標準偏差/体積平均粒子径)
また、合成タルクのBET比表面積は、2〜25m/gであることが好ましく、より好ましくは3〜20m/gである。BET比表面積が25m/gを越えると微粉の量が多くなるため化粧料の透明性、伸び、滑らかさが損なわれやすく、2m/gを下回ると肌へ伸ばすときにざらつきを感じるようになり、肌へのなじみ易さも悪くなりがちである。なお、比表面積はBET法により測定することができる。
さらに、合成タルクとしては、結晶(a,b)面の平均長径が0.1〜100μm、好ましくは0.5〜30μmであり、平均短径と平均長径の比(短径/長径)が0.3〜0.8であり、結晶c軸方向の平均厚さが0.01〜1μm、好ましくは0.02〜0.3μmであり、平均アスペクト比(平面の平均長径/平均厚さ)が10〜500、好ましくは15〜300、さらに好ましくは20〜100であるものが好ましく用いられる。平均アスペクト比が過度に小さい場合、平面の平均長径が過度に短い場合、または平均厚さが過度に厚い場合は、その合成タルクを体質顔料として配合した化粧料の透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さが悪くなりがちである。逆に、平均アスペクト比が過度に大きい場合、平面の平均長径が過度に長い場合、または平均厚さが過度に薄い場合は、化粧品の製造工程で粒子が破壊されやすく、品質が安定しにくくなる。
用いられる合成タルクは、CuのKα線を用いた粉末X線回折測定(XRD)において、2θ=9.4±1°に存在するピークの強度が、2θ=60.5°±1°に存在するピークの強度の2倍以上、とくに2.5倍以上であることが好ましい。この比率が2倍未満の場合には、粒子の表面が平滑な板状結晶になりにくく、このような合成タルクを用いると化粧料の透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さは十分でなくなる傾向がある。
本発明で用いる合成タルクは、平均摩擦係数(MIU)が0.40以下であり、平均摩擦係数の変動幅(MMD)が0.0035以下であることが好ましく、とくに平均摩擦係数が0.30以下であり、平均摩擦係数の変動幅が0.0030以下であることがより好ましい。MIUが小さいほど得られる化粧料の伸びおよび滑り性に優れ、MMDが小さいほどざらつきが少なく、滑らかな感触になる。なお、平均摩擦係数(MIU)およびその変動幅(MMD)は摩擦感テスター(カトーテック社製KES−SE)により測定することができる。
本発明で用いる合成タルクは、熱重量解析(TG)において、2.0%質量減少温度が800〜900℃であり、5.0%質量減少温度が900〜1000℃であることが好ましい。質量減少温度が上記よりも低い場合は、粒子の表面が平滑な板状結晶とはならないことがあり、このような合成タルクを用いた化粧料の透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さは十分でなくなる傾向がある。
上記合成タルクは、必要に応じ、シリコーン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、アシル脂肪酸処理、フッ素化合物処理、油剤処理、界面活性剤処理等の表面疎水化処理、あるいは酸、アルカリ、無機塩類による処理、さらには、これらの複合処理を行ったものであってもよい。なかでも表面疎水化処理した合成タルクは、使用時の感触および耐水性の点から好ましいものである。
(合成タルクの製造法)
上記合成タルクは、マグネシウム及びケイ素を含む原料を準備し、該原料を加圧下に高温で加熱する水熱合成法によって得ることができる。上記マグネシウムを含む原料としては、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、マグネシウムのアルコキシド、マグネシウム鉱物であるブルーサイト等を挙げることができる。中でも水酸化マグネシウム、ブルーサイトを用いることが好ましい。上記ケイ素を含む原料としてはシリカ、ケイ酸ナトリウム等が挙げられるが、シリカが好ましく用いられる。マグネシウム及びケイ素を含む原料はそれぞれ粉末状態で用意し、それらを混合した粉末状態で水熱合成装置に供給することが操作性、経済性の点から好ましく、とくに粉末状の水酸化マグネシウムと粉末状のシリカを用いることがより好ましい。
水熱合成における加圧条件は、通常、100〜5,000bar、好ましくは200〜3,000barであり、反応温度は、通常、500℃〜800℃、好ましくは550℃〜700℃である。上記上限温度以下とすることで不純成分の生成を抑制することができる。水熱合成装置としては、テストチューブ型反応容器、モレー型反応容器、オートクレーブ等を使用することができる。反応時間は、通常、1時間〜10日間である。圧力および温度が低い場合や反応時間が短い場合には、結晶化が十分に進行せず、所望の結晶構造、粒子径、粒子形状が得られないため、これらの条件を適切に選択することが必要である。水熱合成反応は、結晶化を効率的に進めるために反応系内の撹拌を行わずに行うことが好ましい。
上記のような水熱合成法により、粒径分布の狭い粒子を合成することができるうえ、天然タルクでは必須とされていた粉砕操作をせずに小粒径の粒子を得ることができる。水熱合成の最大の利点は反応終了時にパウダー状の合成タルクが得られることであり、そのために簡単な解砕操作のみで凝集体を分散することができる。このように粉砕操作を経ずに目的とする合成タルクが得られることから、従来法のように粉砕による微粉の発生がなく、BET比表面積が小さく、粒度分布の変動係数が小さく、且つ、表面の平滑性に優れ、滑りや滑らかさに優れた薄片状粒子を合成することができる。
(化粧料)
本発明の化粧料は、体質顔料または化粧料の主成分として上述した薄片状合成タルクを含有するものである。上記薄片状タルクの配合量は、化粧料の種類によって必ずしも一様ではないが、粉体化粧料の場合には、全量中の1〜99質量%であることが好ましく、5〜80質量%であることがさらに好ましい。また、乳化ファンデーション、乳液状下地化粧料、日焼け止め乳液などの乳液状化粧料の場合には、全量中の0.1〜30質量%であることが好ましく、0.5〜20質量%であることがさらに好ましい。体質顔料として用いる上述した薄片状合成タルクの配合量が上記の範囲にあると、本発明の目的とする透明性、肌への伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さに優れた化粧料を効果的に得ることができる。さらに、ベビーパウダーのような製品においては、他の化粧料原料を用いずに上述した薄片状合成タルクだけで化粧料を構成することができる。
本発明の化粧料は、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、頭髪化粧料、制汗剤、ベビーパウダーなどとして適したものであり、とくにはメイクアップ化粧料、例えばファンデーション、粉白粉、固形白粉、アイシャドー、頬紅、化粧下地、ネイルエナメル、アイライナー、マスカラ、口紅等に好適である。
本発明の化粧料は、上記合成タルクのほかに、化粧品分野において使用することができる成分、たとえば、その他の薄片状粒子、各種着色顔料、体質顔料、水性成分、油性成分などを含有するものであってもよい。
上記着色顔料としては特に限定されず、例えば、無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料 (例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色226号、黄色401号、青色404号など);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等を挙げることができる。
上記体質顔料としては特に限定されず、例えば、マイカ、合成マイカ、セリサイト、上記の合成タルク以外のタルク、カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム等を挙げることができる。
上記水性成分及び油性成分としては特に限定されず、例えば、油分、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、金属イオン封鎖剤、天然及び合成高分子、水溶性及び油溶性高分子、紫外線吸収剤、各種抽出液、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等の成分を含有するものであってもよい。具体的には、以下に列挙した配合成分の1種又は2種以上を任意に配合して常法により目的の化粧料を製造することが可能である。これらの配合成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に限定されない。
上記油分としては特に限定されず、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、ホホバ油、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデリラロウ、カルナウバロウ、流動パラフィン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、合成ワックス、シリコーンオイル等を挙げることができる。
親油性非イオン界面活性剤としては特に限定されず、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等を挙げることができる。
親水性非イオン界面活性剤としては特に限定されず、例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート、POEジステアレート等のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート等のPOE硬化ヒマシ油誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド;POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE 脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等を挙げることができる。
その他の界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン、高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキルエーテル硫酸エステル塩等のアニオン界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体等のカチオン界面活性剤;及び、イミダゾリン系両性界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤を安定性及び皮膚刺激性に問題のない範囲で配合してもよい。
上記保湿剤としては特に限定されず、例えば、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、コラーゲン、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤としては特に限定されず、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1− ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等を挙げることができる。
上記天然の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子を挙げることができ。
半合成の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等を挙げることができる。
合成の水溶性高分子としては特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等を挙げることができる。
無機の増粘剤としては特に限定されず、例えば、ベントナイト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては特に限定されず、例えば、パラメトキシケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]安息香酸エチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等の安息香酸エステル系紫外線吸収剤;サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;エチルヘキシルトリアゾン(2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン)、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等のトリアジン系紫外線吸収剤;4−ターシャリーブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、アントラニル酸メンチル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、オクトクリレン、ジメチコジエチルベンザルマロネート等のその他の紫外線吸収剤等を挙げることができる。
各種の抽出液としては特に限定されず、例えば、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリスエキス、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液、甘草エキス等を挙げることができる。
その他の成分としては特に限定されず、例えば、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、アルコルビン酸リン酸マグネシウム、2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、DL−α−トコフェロール、酢酸DL−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン;アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸;アラントイン、アズレン等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤、;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸およびそのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ストロンチウム塩、バリウム塩等の脂肪酸化合物、;L−メントール、カンフル等の清涼剤などを挙げることができる。
(化粧料の調製法)
本発明の化粧料の形態は、粉末状、ケーキ状、ペンシル状、スティック状、軟膏状、液状、乳液状、クリーム状等であることができる。なかでも粉末状またはケーキ状の粉体化粧料にすると、上記合成タルクに起因する透明性、伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さなどの特長が製品特性として顕著に現れるため好ましい実施態様である。そのような粉体化粧料は、常法により他の粉体と混合した後、必要に応じて油剤等を添加した後、そのまま容器に充填、またはアルミニウム製中皿(パン)等に圧縮成形して製造することができる。
以下に、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例よってなんら限定されるものではない。なお、以下の実施例における部および%は、とくに断りのない限り質量基準である。
<合成タルクの物性評価>
製造例の合成タルク、比較製造例の合成タルクおよび市販の天然タルクについて、以下の方法により評価した。
(粒子形状)
粒子の平均長径および平均短径は、粒子の走査電子顕微鏡(SEM)写真から長径と短径が測定可能な10個の粒子を無作為に選び、長径および短径を測定し、それぞれ平均を求めた。平均厚みは、SEM写真から厚みが測定可能な10個の粒子を無作為に選び、厚みを測定してその平均を求めた。アスペクト比は、粒子の平均長径を平均厚みで除することによって算出した。
(元素分析)
プラズマ発光分析装置(ICP−OES:日本ジャーレル・アッシュ社製IRIS Advantage)を用いてタルク成分中のMgおよびSiを定量し、前記一般式(1)におけるxおよびyの値を求めた。
(粒度分布)
レーザー回折/散乱粒度分布測定装置(堀場製作所製LA−950)を用いて粒度分布を測定し、体積平均粒子径および粒度分布の変動係数を求めた。
(BET比表面積)
比表面積測定装置(QUANTACHROME社製AUTOSORB-1)を用いてBET法にて測定した。
(粉末X線回折測定:XRD)
粉末X線回折装置(Ultima IV、リガク社製)を用いて、CuKα線(波長1.5406Å)を用い、管電圧及び電流値;40kV-30mA、スキャン速度;2°/分、サンプリング幅;0.02°、発散スリット;1/2°、発散縦スリット;10mm、散乱スリット;1/2°、受光スリット;0.3mmの条件で不定方位粒子の粉末X線回折(XRD)を測定した。得られたXRDチャートから、ピーク強度および半値半幅を求めた。
(熱重量解析:TG)
熱重量測定装置(サーモプラス TG8120、リガク社製)を用いて、空気雰囲気下、昇温速度20℃/分で室温から1,000℃の範囲で粒子の熱重量解析を行った。
(平均動摩擦係数試験)
摩擦感テスター(カトーテック製)を用いて平均摩擦係数(MIU)及び平均摩擦係数の変動幅(MMD)の測定を行った。人工皮革(出光テクノファイン製サプラーレ)に試験粉末を0.5mg/cmの割合で塗布して試験試料とした。一方、摩擦感テスターは、試料部に接するセンサー部の接触子表面に、試験試料に用いたものと同じ人工皮革を貼り付けて使用した。測定条件は、荷重25g、試料移動速度1mm/sec、測定距離範囲 20mmである。
<評価用タルクの調製>
製造例1
シリカゲル(高純度化学社製、試薬特級)25部と水酸化マグネシウム(高純度化学社製、試薬特級)25部を自動乳鉢で一時間混合した後、粉末状混合物を金チューブに充填した。次いで、金チューブに精製水50部を注入した後、チューブ口を封入した。この金チューブをテストチューブ型水熱合成装置にセットし、600℃で5日間、1,000barの高圧下に撹拌を行わずに水熱合成処理を行い、粉末状の粒子を得た(試料名;合成タルクA)。
製造例2
シリカゲルと水酸化マグネシウムの使用量をそれぞれ28部、22部とすること以外は製造例1と同様にして粉末状の粒子を得た(試料名;合成タルクB)。
製造例3
水熱合成処理の温度を600℃から500℃に変えること以外は製造例1と同様にして粉末状の粒子を得た(試料名;合成タルクC)。
比較製造例1
水熱合成処理の温度を600℃から300℃に変えること、および反応時間を5日間から7日間に変えること以外は製造例1と同様にして粉末状の粒子を得た(試料名;合成タルクD)。
比較天然タルク1
比較用の天然タルクとして、乾式粉砕品である市販のSW−A(浅田製粉社製)を用意した(試料名;天然タルクA)。
比較天然タルク2
別の天然タルクとして、湿式粉砕品である市販のEX−15(ヤマグチマイカ社製)を用意した(試料名;天然タルクB)。
<合成タルクの評価結果>
製造例および比較製造例の合成タルクならびに比較天然タルクについて、それぞれの物性を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006553372
表1に示す製造例1〜3の合成タルクA〜Cと比較製造例1の合成タルクD、天然タルクAおよびBの対比から、以下のことがわかる。
(1)合成タルクA〜Cは、体積平均粒子径の測定において粒度分布の変動係数が小さく、粒度分布の狭い粉末であること。
(2)合成タルクA〜Cは、天然タルクに比較して厚みが小さく、アスペクト比が大きく、扁平で滑りやすい材料であること。
(3)合成タルクA〜Cは、天然タルクに比較して平均摩擦係数および平均摩擦係数が優れていること。
(4)合成タルクA〜Cは、不定方位粉末X線回折測定(XRD)における2θ=9.4°±1°に存在するピークの半値半幅値が天然タルクに近いものであること。
(5)Mg/Si比のみ異なる合成タルクAと合成タルクBを比較すると、Mgの含有率が大きい合成タルクAの方が平均摩擦係数および平均摩擦係数において優れていること。
実施例1、比較例1 フェイスパウダー
表2に記載した処方のフェイスパウダーを以下に示す製法にて調製し、「伸びの良さ」、「肌へのなじみ」、「仕上がりのきめ細かさ」および「仕上がりの透明感」の各項目について評価した。結果を表2に示した。
< 製造方法>
I : 表2に示す成分1〜10を混合する。
II: 上記Iで得た混合物に成分11〜14を添加し、混合する。
<評価方法>
女性専門パネル10名によりフェイスパウダーを官能評価した。各項目別に「良い(評点:2)」「どちらとも言えない(評点:1)」「悪い(評点:0)」の3段階で評価し、評点の平均点から下記基準で性能の良否を判定した。
[判定] : [評点の平均点]
5 : 1.5以上
4 : 1.2以上1.5未満
3 : 0.8以上1.2未満
2 : 0.3以上0.8未満
1 : 0.3未満
Figure 0006553372
表2の結果から明らかなように、本発明に係る実施例1のフェイスパウダーは、伸びの良さ、肌へのなじみ、仕上がりのきめ細かさの全ての項目において優れたものであった。また、透明感にも優れていた。それに対し、従来の天然タルクを使用した比較例1は、いずれの項目においても十分なものではなかった。
実施例2 パウダーファンデーション
以下に示す配合処方および製造方法にしたがって、パウダーファンデーションを調製した。得られたパウダーファンデーションは、「伸びの良さ」、「肌へのなじみ」、「仕上がりのきめ細かさ」および「透明感」に優れたものであった。
<配合処方>
(成分) (%)
1.製造例2の合成タルクB 15
2.合成マイカ(注2) 10
3.セリサイト 残量
4.ベンガラ 0.7
5.黄酸化鉄 1.5
6.黒酸化鉄 0.3
7.球状シリコーン粉末(注1) 5
8.球状ウレタンパウダー(注3) 5
9.ジメチルポリシロキサン(10CS) 3
10.流動パラフィン 3
11.ワセリン 5
12.セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
13.防腐剤 適量
14.酸化防止剤 適量
注2: PDM−9WA(トピー工業社製)
注3: ダイミックビーズUCN−8070CMクリヤー(大日精化工業社製)
<製造方法>
I : 成分1〜8を混合する。
II : 上記Iで得た混合物に成分9〜14を添加して混合する。
III: 上記IIで得た混合物を中皿に充填し、プレス成形して、パウダーファンデーションを得た。
実施例3 O/W型乳化クリームファンデーション
以下に示す配合処方および製造方法にしたがって、O/W型乳化クリームファンデーションを調製した。得られたO/W型乳化クリームファンデーションは、伸びの良さ、肌へのなじみ、仕上がりのきめ細かさおよび透明感に優れたものであった。
<配合処方>
(成分) (%)
1.実施例1の合成タルクA 8.0
2.セリサイト 7.0
3.マイカ 6.0
4.ナイロンパウダー 3.0
5.酸化チタン 3.0
6.ベンガラ 0.3
7.黄酸化鉄 0.7
8.黒酸化鉄 0.1
9.スクワラン 10.0
10.オリーブ油 10.0
11.パルミチン酸エチルヘキシル 3.0
12.ステアリン酸 2.0
13.グリセリルモノステアレート 2.0
14.POE(40)モノステアリン酸ソルビタン 2.0
15.グリセリン 5.0
16.1,3−ブチレングリコール 5.0
17.トリエタノールアミン 0.5
18.防腐剤 適量
19.精製水 残量
<製造方法>
I : 成分1〜14を加熱溶解し、混合する。
II : 成分15〜19を加熱溶解し、混合する。
III: 上記Iで得た混合物に上記IIで得た混合物を加え、乳化を行い、撹拌しながら冷却し、乳化ファンデーションを得た。
実施例4 W/O型日焼け止め乳液
以下に示す配合処方および製造方法にしたがって、W/O型日焼け止め乳液を調製した。得られたW/O型日焼け止め乳液は、伸びの良さおよび肌へのなじみ性に優れたものであった。
<配合処方>
(成分) (%)
1.実施例1の合成タルクA 3.0
2.シリコーン被覆微粒子酸化チタン 4.0
3.シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛 8.0
4.ナイロンパウダー 3.0
5.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0
7.PEG−10ジメチコン 3.0
8.パルミチン酸エチルヘキシル 3.0
9.ペンチレングリコール 2.0
10.1,3−ブチレングリコール 4.0
11.フェノキシエタノール 0.5
12.精製水 残量
<製造方法>
I : 成分1〜8を混合する。
II : 成分9〜12混合する。
III: 上記Iで得た混合物に上記IIで得た混合物を加えて乳化を行い、日焼け止め乳液を得た。
本発明の化粧料は、肌への伸び、滑らかさ、肌へのなじみ易さおよび透明感に優れており、安全性も高く粉体化粧料に好適である。また、乳化ファンデーション、乳液状下地化粧料、日焼け止め乳液などの乳液状化粧料としても有用である。さらに、ベビーパウダーのように合成タルクを主成分とする化粧料としても有用である。


Claims (6)

  1. 合成タルクを含有する化粧料であって、
    該合成タルクが、2枚の四面体シートで八面体シートをサンドイッチした基本構造を有する、下記一般式(1)で表される2:1型層状ケイ酸塩の結晶を含む薄片状粒子であり、
    該薄片状粒子の体積平均粒子径が0.5〜100μmであり、結晶c軸方向の平均厚さが0.01〜1μmであり、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)において2θ=9.4°±1°に存在するピークの半値半幅が0.3°以下であり、粒度分布の変動係数が30%以下であり、且つ、実質的にMgSi(OH)を含まないものであることを特徴とする化粧料。
    MgSi10(OH) ・・・(1)
    (式中、xおよびyは、0.50≦x/y≦1.20および6.5≦x+y≦7.5の条件を満たす値である。)
  2. 前記一般式(1)におけるx/yが0.80≦x/y≦1.20を満たすものであり、前記薄片状粒子の粒度分布の変動係数が25%以下である請求項1記載の化粧料。
  3. 前記薄片状粒子のBET比表面積が2〜25m/gである請求項1または2記載の化粧料。
  4. 前記薄片状粒子の、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)における2θ=9.4°±1°に存在するピークの強度が、2θ=60.5°±1°に存在するピークの強度の2倍以上である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。
  5. 前記薄片状粒子の結晶(a,b)面の平均短径と平均長径の比(平均短径/平均長径)が0.3〜0.8であり、結晶c軸方向の平均厚さが0.01〜0.3μmであり、平均アスペクト比(平均長径/平均厚さ)が10〜500であり、CuのKα線を用いた不定方位粉末X線回折測定(XRD)において2θ=9.4°±1°に存在するピークの半値半幅が0.05°〜0.2°であり、前記一般式(1)におけるx/yが0.80≦x/y≦1.20を満たすものである請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料。
  6. 前記薄片状粒子の平均摩擦係数(MIU)が0.40以下であり、平均摩擦係数の変動幅(MMD)が0.0035以下である請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料。
JP2015028113A 2015-02-17 2015-02-17 化粧料 Active JP6553372B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028113A JP6553372B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 化粧料
PCT/JP2016/052418 WO2016132841A1 (ja) 2015-02-17 2016-01-28 化粧料
US15/548,567 US10406083B2 (en) 2015-02-17 2016-01-28 Cosmetic
CN201680010847.5A CN107249549B (zh) 2015-02-17 2016-01-28 化妆料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028113A JP6553372B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 化粧料

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016150908A JP2016150908A (ja) 2016-08-22
JP2016150908A5 JP2016150908A5 (ja) 2018-03-08
JP6553372B2 true JP6553372B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=56692551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015028113A Active JP6553372B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 化粧料

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10406083B2 (ja)
JP (1) JP6553372B2 (ja)
CN (1) CN107249549B (ja)
WO (1) WO2016132841A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10085328B2 (en) 2014-08-11 2018-09-25 RAB Lighting Inc. Wireless lighting control systems and methods
US10039174B2 (en) 2014-08-11 2018-07-31 RAB Lighting Inc. Systems and methods for acknowledging broadcast messages in a wireless lighting control network
US10531545B2 (en) 2014-08-11 2020-01-07 RAB Lighting Inc. Commissioning a configurable user control device for a lighting control system
JP6410312B2 (ja) * 2015-02-17 2018-10-24 国立研究開発法人物質・材料研究機構 層状ケイ酸塩の結晶を含む粒子及びその製造方法
JP7132571B2 (ja) * 2019-04-02 2022-09-07 公立大学法人 富山県立大学 タルク粒子及び樹脂組成物
JP7320802B1 (ja) * 2022-11-15 2023-08-04 林化成株式会社 タルク粉末、樹脂物性向上剤、樹脂組成物

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110020A (ja) * 1984-06-22 1986-01-17 Mizusawa Ind Chem Ltd 合成層状フイロケイ酸マグネシウム及びその製法
JPH0725195B2 (ja) * 1984-12-14 1995-03-22 水澤化学工業株式会社 ロイコ色素用顕色剤の製法
JPH0236274A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Kanebo Ltd 被覆顔料およびその製造方法
JPH02271910A (ja) * 1989-04-12 1990-11-06 Mizusawa Ind Chem Ltd 新規フイロケイ酸マグネシウム・カリウム
JPH04210616A (ja) * 1990-12-13 1992-07-31 Kao Corp 化粧料用粉体及びこれを含有する化粧料
DE4121352A1 (de) * 1991-06-28 1993-01-07 Merck Patent Gmbh Oberflaechenmodifizierte plaettchenfoermige pigmente
FR2727312B1 (fr) * 1994-11-24 1997-05-23 Oreal Composition cosmetique sous forme de poudre compacte et procede de preparation
EP0905204B1 (de) * 1997-09-26 2002-11-20 MERCK PATENT GmbH Oberflächenmodifizierte plättchenförmige Substrate
US6022896A (en) * 1998-09-10 2000-02-08 Chesebrough-Pond's Usa Co. Petroselinic acid as an anti-irritant in compositions containing alpha-hydroxy acids
FR2816315B1 (fr) * 2000-11-06 2002-12-20 Oreal Composition stable contenant des silicates mixtes et ses utilisations
JP2007045800A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Sakai Chem Ind Co Ltd 薄片状粒子及び化粧料
FR2903680B1 (fr) 2006-07-17 2008-10-31 Luzenac Europ Sas Soc Par Acti Procede de preparation de compositions talqueuses comprenant des particules minerales silico/germano-metalliques synthetiques.
FR2903682B1 (fr) * 2006-07-17 2008-10-31 Luzenac Europ Sas Soc Par Acti Procede de preparation d'une composition de talc synthetique a partir d'une composition de kerolites.
JP2008088041A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nippon Talc Co Ltd タルク微粉末及びその製造方法
JP2009179540A (ja) 2008-01-31 2009-08-13 Yamaguchi Unmo Kogyosho:Kk ケイ酸塩鉱物粉末の製造方法
FR2969594B1 (fr) * 2010-12-23 2013-01-11 Univ Toulouse 3 Paul Sabatier Procede de preparation d'une composition comprenant des particules minerales synthetiques
FR2977580B1 (fr) * 2011-07-07 2013-08-16 Centre Nat Rech Scient Procede de preparation d'une composition comprenant des particules minerales synthetiques et composition
FR2984872B1 (fr) * 2011-12-22 2015-05-29 Ct Nat De La Rech C N R S Procede de preparation d'une composition talqueuse magnetique et composition talqueuse magnetique

Also Published As

Publication number Publication date
CN107249549B (zh) 2020-06-09
CN107249549A (zh) 2017-10-13
US20180000702A1 (en) 2018-01-04
JP2016150908A (ja) 2016-08-22
WO2016132841A1 (ja) 2016-08-25
US10406083B2 (en) 2019-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6553372B2 (ja) 化粧料
CN103492321B (zh) 氧化锌颗粒、其制造方法、化妆料、散热性填料、散热性树脂组合物、散热性脂膏和散热性涂料组合物
KR101913119B1 (ko) 복합 분체 및 그 제조 방법
WO2018004006A1 (ja) 酸化亜鉛蛍光体及びその製造方法
CN103459318B (zh) 六方柱状氧化锌颗粒、其制造方法、以及混配有该颗粒的化妆料、散热性填料、散热性树脂组合物、散热性脂膏和散热性涂料组合物
WO2012036082A1 (ja) 酸化亜鉛粒子および化粧料
KR20140132328A (ko) 판상 집적형 구상 산화아연 입자, 그들의 제조 방법, 화장료 및 방열성 필러
EP2540670B1 (en) Process for preparing flaky particles coated with a fatty acid metal salt
JPWO2018221406A1 (ja) 中空粒子及び化粧料
JP5983086B2 (ja) 化粧料
JP3795671B2 (ja) シリカ−金属酸化物微粒子複合体を配合した化粧料
JP6954271B2 (ja) 化粧料用組成物、及びそれを含有する化粧料
JPWO2015166895A1 (ja) 化粧料
JP6583273B2 (ja) 化粧料
JP5907248B2 (ja) 炭酸亜鉛塩粒子、酸化亜鉛粒子、それらの製造方法、放熱性フィラー及び化粧料
KR102490404B1 (ko) 화장료 조성물
JP2007176936A (ja) メイクアップ化粧料
JP6051776B2 (ja) 希土類ドープ硫酸バリウムおよび化粧料
JP3771199B2 (ja) 化粧料
JP6051759B2 (ja) 化粧料用酸化チタン粒子の製造方法
JPH01143822A (ja) サンスクリーン化粧料
JP6875099B2 (ja) 粉末化粧料
JP6589724B2 (ja) 複合体の製造方法
WO2023106195A1 (ja) 有機ケイ素表面被覆酸化亜鉛粒子、その製造方法、化粧料、分散体、放熱性フィラー及び樹脂組成物
JP2003155215A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6553372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250