JP6552997B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された作業機は、原動機と、操作された操作量に基づいて原動機の目標回転数を設定可能なアクセルと、アクセルの操作量を検出する検出装置とを備えている。
そこで、本発明は、アクセルの操作量と原動機の目標回転数との関係の調整が容易であり、且つ、アクセルの操作量と原動機の目標回転数との関係を運転者のアクセルの操作傾向に相応させることが可能な作業機を提供することを目的とする。
本発明の作業機は、原動機と、操作された操作量に基づいて前記原動機の目標回転数を設定可能なアクセルと、前記アクセルの操作量を検出する検出装置と、前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係に基づいて前記原動機の回転数を制御する制御部と、前記検出装置で検出された前記アクセルの操作量である検出操作量が所定値以上であるか否かを判断する判断部と、前記検出操作量が所定値以上であると前記判断部が判断した場合に、前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更する変更部とを有する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記原動機が駆動すると、予め設定されたアクセルの操作量と原動機の目標回転数との関係を示す初期データを読み込み、前記検出操作量が所定値以上であると前記判断部が判断した場合、当該検出操作量をアクセルの操作量の最大値としてセットし、当該検出操作量がアクセルの操作量の最大値としてセットされると、前記所定値をセットされた最大値に設定し、現在の検出操作量がセットされた最大値を超えている場合は、この最大値を超える検出操作量をアクセルの操作量の最大値として再セットし、現在の検出操作量が前回の検出操作量未満であると前記判断部が判断した場合、前記前回の検出操作量がアクセルの操作量の最大値としてセットされたか否かを判断し、前記最大値としてセットされていると判断した場合、前記前回の検出操作量に基づいて前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更し、セットされていないと判断した場合、前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係として初期データを使用する。
また、前記変更部は、前記制御部による原動機の回転数の制御が行われていないときに、前記関係における前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更する。
また、前記変更部は、前記判断部が所定値以上であると判断した前記検出操作量を、アクセルの最大の操作量として設定し、且つ、当該検出操作量での原動機の目標回転数を、前記最大の操作量に対応する最大の目標回転数に設定し、前記最大の操作量及び最大の目標回転数に基づいて、前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係を変更する。
また、前記制御装置は、前記原動機を停止させた際に、前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係を、初期状態に戻す。
ルの操作傾向に相応させることができる。
また、変更部は、制御部による原動機の回転数の制御が行われていないときに、関係におけるアクセルの操作量と目標回転数との関係を変更する。これにより、必要に応じて様々な場合に、アクセルの操作量と目標回転数との関係を変更することができる。
また、制御装置は、原動機を停止させた際に、アクセルの操作量と原動機の目標回転数との関係を、初期状態に戻すことができる。
図1は、本発明が採用される作業機1の全体側面を示す概略図である。図2は、作業機1の全体平面を示す概略図である。本実施形態では、作業機1としてホイールローダを例示している。このホイールローダ1は、アーティキュレート式の作業機である。
図1、図2に示すように、ホイールローダ1は、機体2と、フロントフレーム(フレーム部材)3と、キャビン4と、走行装置5と、作業装置6とを備えている。
なお、本発明の実施形態において、運転席7に着座した運転者の前側(図1、図2の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図1、図2の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図2の矢印B1方向)を左方、運転者の右側(図2の矢印B2方向)を右方として説明する。
連結体10(機体2)とフロントフレーム3とにわたってステアリングシリンダ12が設けられている。ステアリングシリンダ12は、複動型の油圧シリンダによって構成されている。ステアリングシリンダ12を伸縮させることにより、機体2に対してフロントフレーム3が左又は右に揺動する。これによって、ホイールローダ1が左又は右に旋回可能とされている。
図2に示すように、フロントフレーム3には、エアコン用のコンデンサ354を有するコンデンサユニット17が設けられている。
ステアリングバルブ24等を覆うカバーである。コラムカバー25は、第1コラムカバー25aと、第2コラムカバー25bと、第3コラムカバー25cとに分割されている。コラムカバー25を分割することにより、組み付け性の向上が図られている。
また、コラムカバー25内の上部には、燃料切れを報知する報知ブザー427が設けられている。
操縦装置21の右側には、ホイールローダ1の車速を増減するアクセル装置33が設けられている。運転席7の側方(右側)には、複数の操作部材34,35が設けられている。複数の操作部材34,35は、第1操作レバー34と、第2操作レバー35とを含む。第1操作レバー34は、リフトシリンダ15L,15R及びバケットシリンダ16を操作するレバーである。第2操作レバー35は、バケット14の代わりに取り付けられるアタッチメントを操作するレバーであって、アタッチメントに装備された油圧アクチュエータを操作するレバーである。
ータ42は、エンジン28を始動させるモータである。このスタータ42は、エンジン28の左側の下部に設けられている。燃料フィルタ43は、エンジン28の燃料用のフィルタである。この燃料フィルタ43は、エンジン28の後部の左側上部に設けられている。
エアクリーナ41は、ボンネット19の内側に位置している。エアクリーナ41の前方には、エアクリーナ41の汚れを表示するインジケータ91が設けられている。インジケータ91は、カバー部材18の上面よりも上方に位置する。したがって、ボンネット19を開くと、インジケータ91は、側方(機体2の左側)から視認可能とされている。また、図1に示すように、インジケータ91は、キャビン4の左側の乗降ドア31の後部下端側の機体内方に位置している。これにより、左側の乗降ドア31を開いた状態でボンネット19を開くと、インジケータ91は、側方から視認可能とされている。
ロックピン267とにわたってバネ部材275が設けられている。バネ部材275は、引張りコイルバネによって形成されている。ロックピン267が第1溝264、第2溝265、第3溝266のいずれかに嵌っている状態では、バネ部材275は、ロックピン267を、第1溝264、第2溝265、第3溝266のいずれかに嵌る方向に付勢する。この状態から、操作ロッド273を引き上げると、ロックピン267が、第1溝264、第2溝265、第3溝266のいずれかから、離脱する。操作ロッド273を引き上げた状態では、バネ部材275は、ロックピン267を、第1溝264、第2溝265、第3溝266のいずれから、離脱する方向に付勢する。
図6、図7に示すように、レバー軸259の基部259aには、取付アーム278の上端が固定されている。したがって、取付アーム278は第2操作レバー35と共に揺動(一体揺動)する。取付アーム278の下部は、機体幅方向において検出センサ276の検出部276aに対応する位置に位置している(取付アーム278の下部は、検出センサ276の検出部276aの右方に位置している)。取付アーム278の下部であって、検出部276aに対向する側には、検出部材279が取り付けられている。検出部材279は、マグネットによって構成されている。検出部材279の前側には、第1規制部材280が設けられている。検出部材279の後側には、第2規制部材281が設けられている。第1規制部材280及び第2規制部材281は、検出部材279に接当し、検出部材279の位置決めをする。検出センサ276は、第2制御装置27に接続されている。第2操作レバー35を中立位置に操作した状態では、検出部材279が検出部276aに対向する。検出部材279が検出部276aに対向することにより、検出部276aが検出部材279を検出する。したがって、検出センサ276によって、第2操作レバー35の中立位置(アタッチメント用制御弁の中立状態)を検出することができる。第2操作レバー35を中立位置から一方又は他方に操作した状態では、検出センサ276は検出部材279を検出しない。
支持基板282の機体幅方向の中央部には、操縦装置21が設置されている。支持基板282の右側部であって、操縦装置21の右側方は、アクセル装置33を取り付ける取付部287とされている。
図9に示すように、アクセルペダル288は、運転者が踏み込み操作する操作部材であって、収容カバー295の後方に配置されている。アクセルペダル288は、前方に行くに従って上方に移行する傾斜状に支持されている。
固定部301は、ベース板296の左側の後部に設けられている。第3固定部302は、ベース板296の右側の前後中途部に設けられている。第1固定部300、第2固定部301及び第3固定部302は、収容カバー295の外側に設けられている。前部板297は、ベース板296の前部に設けられている。前部板297は、縦壁297aと、上壁297bとを有する。縦壁297aは、ベース板296の前部に立設されている。上壁297bは、縦壁297aの上端から後方に延出されている。後部板298は、ベース板296の後部に設けられている。後部板298は、縦板部298aと、上板部298bとを有する。縦板部298aは、ベース板296の後部に立設されている。上板部298bは、縦板部298aの上端から前方に行くに従って上方に移行する傾斜状とされている。前部板297の上壁297b後端と、後部板298の上板部298b上端との間は間隔が設けられている。この上板部298bには、当たり303が設けられている。この当たり303は、アクセルペダル288を踏み込んだ際に、アクセルペダル288が接当することで、アクセルペダル288の踏み込みを規制する部材である。側部板299は、縦板部298aの前面左側と、縦壁297aの左端とを連結している。
けられている。第2枢軸319は、第1リンク314の他端側(後部)に機体幅方向の軸心回りに回転自在に連結されている。これによって、第2リンク315の他端側が第1リンク314の他端側に枢支されている。図11、図12に示すように、第2リンク315は、アクセルペダル288の踏み面とは反対側に配置されている。これによって、第2リンク315がアクセルペダル288によって覆われている。
また、連動機構292が、検出装置291に連結された第1リンク314と、アクセルペダル288と第1リンク314とを連結する第2リンク315とを有して構成されることにより、連動機構292の簡素化を図ることができる。
、第1リンク314が規制され、これによって、アクセルペダル288に対する踏み込みを解除した状態でアクセルペダル288を規制することができる。
ストッパ部293bを、第1リンク314の一部分で構成することにより、部材の兼用化を図ることができる。
アクセルブラケット289が、取付部287に取り付けられる固定部300,301,302であって、収容カバー295の外側に設けられた固定部300,301,302を有することにより、収容カバー295を取り外さなくても、アクセル装置33を取付部287から取り外すことができる。
第1制御装置26には、検出センサ276と、ブレーキセンサ431と、ニュートラルセンサ432と、報知装置433とが接続されている。検出センサ276は、前述したように、第2操作レバー35が中立位置であることを検出するセンサである。ブレーキセンサ431は、駐車ブレーキが作動されていることを検出するセンサである。ニュートラルセンサ432は、ホイールローダ1を前進状態又は後進状態に切り換える切換え装置のニュートラル位置を検出するセンサである。報知装置433は、第2操作レバー35が中立位置にないことを外部に知らせる装置である。検出センサ276、ブレーキセンサ431及びニュートラルセンサ432の信号(検出値)は、第1制御装置26に入力される。
第1制御装置26は、始動判断部434を有する。始動判断部434は、第1制御装置26に組み込まれたプログラム、電気・電子部品等から構成されている。始動判断部434は、エンジン28の始動を判断する。始動判断部434は、例えば、イグニッションスイッチが操作された信号が入力された状態で、第2操作レバー35が中立であることを示す信号が検出センサ276から第1制御装置26に入力された場合、始動判断部434は、エンジン28の始動を行ってよいと判断して、エンジン28の始動の許可を示す許可信号を第2制御装置27に出力する。一方、イグニッションスイッチが操作された信号が入力された状態で、第2操作レバー35が中立であることを示す信号が第1制御装置26に入力されなかった場合、始動判断部434は、エンジン28の始動は行わないと判断して、エンジン28の始動の許可を示す許可信号を第2制御装置27に出力しない。
制御部435は、エンジン28を制御するもので、例えば、スタータ42にエンジン28を始動させる始動信号を出力したり、エンジンの回転数を制御する。
先ず、第1制御装置26の始動判断部434は、エンジン28を始動するための操作(始動操作)が行われたか否かを判断する(ステップS1)。例えば、始動判断部434は、イグニッションスイッチが操作されたか否かを判断する。イグニッションスイッチの操作(始動操作)がされない場合(ステップS1、No)は、始動判断部434は、始動操作がされるまで待機する。始動判断部434は、始動操作がされたと判断されると(ステップS1、yes)、第2操作レバー35が中立であるか否かを判断する(ステップS2)。始動判断部434は、第2操作レバー35が中立でない場合(ステップS2、No)は、許可信号を第2制御装置27に出力しない(ステップS3)。なお、第2操作レバー35が中立でない場合は、始動判断部434は、エンジンを始動できないことを第2制御
装置27に通知してもよい。
第2制御装置27の制御部435は、第1制御装置26からの許可信号を取得したか否かを判断し(ステップS5)、許可信号を取得した場合(ステップS5、yes)は、スタータ42にエンジン28を始動させる始動信号を出力する。これによって、エンジン28を始動することができる(ステップS6)。
なお、第2操作レバー35の中立位置の検出に加えて、駐車ブレーキが作動されている状態でエンジン28が始動できるようにしてもよい。また、第2操作レバー35の中立位置の検出及び駐車ブレーキの作動の検出に加えて、ニュートラルセンサ432が切換え装置のニュートラル位置を検出した状態で、エンジン28を始動できるようにしてもよい。また、第2操作レバー35の中立位置の検出と、切換え装置のニュートラル位置の検出とを条件に、エンジン28を始動できるようにしてもよい。
変更部437は、判断部436において、検出操作量が所定以上であると判断した場合に、検出装置291で検出した検出操作量に基づいて、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係(アクセルエンジン特性)を変更する。
以下、変更部437によるアクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係(アクセルエンジン特性)の変更について、図16を用いて詳しく説明する。
例えば、検出装置291で検出されたアクセルの検出操作量が初期設定値N3以上であって、当該検出操作量がN2であったとする。変更部437は、判断部436が初期設定値以上であると判断した検出操作量N2を、アクセルの最大操作量として設定する。また、変更部437は、検出操作量N2に対応するエンジンの目標回転数を、最大操作量N2に対応する最大の目標回転数(最大目標回転数MAX)に設定する。変更部437は、最大操作量N2及び最大目標回転数MAXに基づいて、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を変更する。即ち、変更部437は、最大操作量N2及び最大目標回転数MAXと、検出操作量が零であってエンジンがアイドリング時の回転数M1とを通る第2特性ラインL2を作成する。第2特性ラインL2は、制御部435が記憶する。
また、第2制御装置27は、変更部437におけるアクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係の変更後は、変更後の関係(第2特性ラインL2)を、エンジン28が停止するまで保持する。即ち、第2制御装置27は、第2特性ラインL2が設定された後は、アクセルの操作量(検出操作量)が最大操作量N2を超えない限り、イグニッションスイッチがオフするまで、当該第2特性ラインL2を保持して、第2特性ラインL2に基づき、エンジンの回転数を制御する。一方、第2制御装置27は、エンジン28を停止させた際には、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を、初期状態に戻す。即ち、第2制御装置27は、イグニッションスイッチがオフされると、制御部435に記憶している第2特性ラインL2を消去(クリア)にして、再始動の際は、第1特性ラインL1に戻す。
超えたと判断する。この場合、変更部437は、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数とを再設定する。変更部437は、検出操作量N1に対応するエンジンの目標回転数を、最大操作量N1に対応する最大の目標回転数(最大目標回転数MAX)に設定する。変更部437は、最大操作量N1及び最大目標回転数MAXに基づいて、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を変更する。即ち、変更部437は、最大操作量N1及び最大目標回転数MAXと、検出操作量が零であってエンジンがアイドリング時の回転数M1とを通る第3特性ラインL3を作成する。第3特性ラインL3は、制御部435が記憶する。アクセルの最大操作量とは、アクセルペダル288に連結するストッパ部293bが規制部323に接当したときの操作量である。
先ず、エンジン28が始動すると(ステップS11)、第2制御装置27は、初期データを読み込む(ステップS12)。初期データは、予め設定されたアクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を示す第1特性ラインL1である。次に、判断部436は、アクセルの操作量(検出操作量)が所定以上であるか否か判断する(ステップS13)。検出操作量が所定以上であると判断される(S13、yes)と、当該検出操作量をアクセルの操作量の最大値としてセットする(ステップS14)。ステップS14において、検出操作量がアクセルの操作量の最大値としてセットされると、判断部436は、判断するための所定値を、セットされた最大値に設定し、ステップS13に移行する。ステップS13において、現在のアクセルの踏み込み量(検出操作量)が、ステップS14でセットされた最大値を超えている場合(S13、yes)は、再び、ステップ14に移行して、当該検出操作量をアクセルの操作量の最大値として再セットする。即ち、前回判断した(アクセルの操作量の最大値としてセットされた)検出操作量を超える場合は、この前回の検出操作量を超える検出操作量を、ステップS14において、アクセルの操作量の最大値としてセットする。
ップS20)。その後、エンジン28を始動すると、ステップS11からステップS17までのフロー、及び、ステップS11からステップS18までのフローを行う。なお、図15のフローチャートでは、変更部437によるアクセルの操作量と目標回転数との変更を1回行っているが、エンジン停止前(ステップS19に移行する前)に、複数回行っても良い。即ち、ステップS17及びステップ18の処理後、エンジンが停止していなければ、ステップS13に戻り、S13〜S18までを繰り返してもよい。
具体的には、変更部437は、判断部436が所定以上であると判断した検出操作量を、最大の操作量として設定し、且つ、当該検出操作量でのエンジンの目標回転数を、最大の操作量に対応する最大の目標回転数に設定し、最大の操作量及び最大の目標回転数に基づいて、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を変更している。これにより、アクセル(アクセルペダル288)の操作量とエンジン28の目標回転数との関係の調整を容易に行える。また、アクセルペダル288の操作量とエンジン28の目標回転数との関係を運転者のアクセルペダル288の操作傾向に相応させることができる。
また、第2制御装置27は、変更部437におけるアクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係の変更後は、変更後の関係を保持する。例えば、変更後は、運転者のアクセルペダル288の操作傾向を反映して、エンジンの回転数を制御することができ、運転者は自分自身に合った操作感覚で運転することができる。
また、第2制御装置27は、エンジン28を停止させた際に、アクセルの操作量とエンジンの目標回転数との関係を初期状態に戻す。これにより、運転者が変わった場合に、アクセルペダル288の操作量とエンジン28の目標回転数との関係を当該運転者のアクセルペダル288の操作傾向に相応させることができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
28 原動機
288 アクセル(アクセルペダル)
291 検出装置
436 判断部
437 変更部
Claims (6)
- 原動機と、
操作された操作量に基づいて前記原動機の目標回転数を設定可能なアクセルと、
前記アクセルの操作量を検出する検出装置と、
前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係に基づいて前記原動機の回転数を制御する制御部と、前記検出装置で検出された前記アクセルの操作量である検出操作量が所定値以上であるか否かを判断する判断部と、前記検出操作量が所定値以上であると前記判断部が判断した場合に、前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更する変更部とを有する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記原動機が駆動すると、予め設定されたアクセルの操作量と原動機の目標回転数との関係を示す初期データを読み込み、
前記検出操作量が所定値以上であると前記判断部が判断した場合、当該検出操作量をアクセルの操作量の最大値としてセットし、当該検出操作量がアクセルの操作量の最大値としてセットされると、前記所定値をセットされた最大値に設定し、
現在の検出操作量がセットされた最大値を超えている場合は、この最大値を超える検出操作量をアクセルの操作量の最大値として再セットし、
現在の検出操作量が前回の検出操作量未満であると前記判断部が判断した場合、前記前回の検出操作量がアクセルの操作量の最大値としてセットされたか否かを判断し、
前記最大値としてセットされていると判断した場合、前記前回の検出操作量に基づいて前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更し、セットされていないと判断した場合、前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係として初期データを使用する作業機。 - 前記変更部は、前記検出装置で検出した前記検出操作量に基づいて、前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更する請求項1に記載の作業機。
- 前記変更部は、前記制御部による原動機の回転数の制御が行われていないときに、前記関係における前記アクセルの操作量と前記目標回転数との関係を変更する請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記変更部は、前記判断部が所定値以上であると判断した前記検出操作量を、アクセルの最大の操作量として設定し、且つ、当該検出操作量での原動機の目標回転数を、前記最大の操作量に対応する最大の目標回転数に設定し、前記最大の操作量及び最大の目標回転数に基づいて、前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係を変更する請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記変更部における前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係の変更後は、前記変更後の関係を保持する請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機を停止させた際に、前記アクセルの操作量と前記原動機の目標回転数との関係を、初期状態に戻す請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。
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