JP6551932B2 - ブロー成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ブロー成形金型を使用して、内部に内蔵部品が取付けられるブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形方法に関するものである。
従来、中空状のブロー成形品、例えば、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって中空状の熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
熱可塑性合成樹脂製の中空状の製品の製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、中空体を製造していた。
一方、ブロー成形方法においても、ブロー成形品、例えば、燃料タンクの内部にバルブ類や燃料の流動音を抑制するためのバッフルプレート等の内蔵部品を設けることが求められている場合がある。
そこで、ブロー成形品の内部に内蔵部品を設ける場合には、図22に示すような製造装置を使用している(例えば、特許文献1及び2参照。)。内蔵部品110を内蔵部品保持棒141でブロー成形金型120のキャビティー内に保持して、パリソン8を下降させて、その後、スライドコア126で内蔵部品110を挟持して、ブロー成形金型120を閉じるとともに、ピンチ板135でパリソン8を挟持して、ブロー成形品を成形している。
しかし、この場合において、内蔵部品110が大きくなると、図23に示すように、内蔵部品保持棒241に保持された内蔵部品210をブロー成形金型220で成形するときに、パリソン8内に内蔵部品保持棒241で内蔵部品210を保持して、内蔵部品保持棒241をスライドさせ、内蔵部品210を挿入し、その後、スライドコア226で内蔵部品210を挟持している。
また、ブロー成形品が大型化した場合や、内蔵部品が複数個取付ける場合には、図24と図25に示すように、パリソン8を2枚に分割して、それぞれのブロー成形割型321のキャビティー322の対向する部分にパリソン8を保持させるものがある(例えば、特許文献3参照。)。
この場合には、ブロー成形中子金型330に内蔵部品310を取付けて、2枚のパリソン8の間にブロー成形中子金型330を挿入している。そして、パリソン8をブロー成形割型321のキャビティー322に密着させた後に、内蔵部品310を取付けたスライドシリンダ331をスライドさせて、内蔵部品310をパリソン8の表面に押圧して取付けている。
しかしながら、この場合には、ブロー成形中子金型330にスライドシリンダ331を複数個取付けているため、ブロー成形中子金型330の構造が複雑となり、スライドシリンダ331を制御する工程も複雑となる。
特開平9−174670号公報 特開平8−72129号公報 特許第5026515号公報
そのため、本発明は、内蔵部品を有するブロー成形品の成形方法において、内蔵部品をパリソンに容易に取付けることができる、ブロー成形中子金型の構造が簡単な、内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、ブロー成形金型を使用して、内部に内蔵部品が取付けられるブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形方法において、
ブロー成形金型は、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型を有し、ブロー成形割型は、開閉面にブロー成形品を形成するキャビティーが形成され、ブロー成形割型が開いたときにブロー成形割型の間に位置するブロー成形中子金型を設け、
ブロー成形中子金型に内蔵部品を取付ける中子金型部品保持部と、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧する押圧枠部材と、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に密着させて、気密的に押圧する中子金型気密押部材を設け、
ブロー成形金型をパーティングラインで開き、ブロー成形割型キャビティーが開かれた両側の部分にそれぞれパリソンを位置し、パリソンの間に内蔵部品を取付けたブロー成形中子金型を挿入し、
ブロー成形中子金型の押圧枠部材でパリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧した後、2つのブロー成形割型のキャビティー面からパリソンを吸引してキャビティー面でパリソンを賦形し、
ブロー成形割型をブロー成形中子金型方向に移動させて、中子金型気密押部材をブロー成形中子金型内に後退させて、ブロー成形割型のキャビティーに密着したパリソンの表面にブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品を押圧し、パリソンに内蔵部品を溶着させて、内蔵部品をブロー成形品の内部に取付けることを特徴とする内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項1の本発明では、ブロー成形金型を使用して、内部に内蔵部品が取付けられるブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形方法において、ブロー成形金型は、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型を有し、開閉面にブロー成形品を形成するキャビティーが形成され、ブロー成形割型が開いたときにブロー成形割型の間に位置するブロー成形中子金型を設けている。このため、ブロー成形中子金型に内蔵部品を取付けて、2枚のパリソンの間にブロー成形中子金型を挿入して、パリソン内に内蔵部品を取付けることができる。
ブロー成形中子金型に内蔵部品を取付ける中子金型部品保持部と、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧する押圧枠部材と、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に密着させて、気密的に押圧する中子金型気密押部材を設けている。このため、パリソンを中子金型気密押部材でブロー成形割型の外周面に気密的に保持して、ブロー成形前にパリソンを賦形することができる。
ブロー成形金型をパーティングラインで開き、ブロー成形割型キャビティーが開かれた両側の部分にそれぞれパリソンを位置し、パリソンの間に内蔵部品を取付けたブロー成形中子金型を挿入する。このため、筒状のパリソンの内部に内蔵部品を挿入する必要が無く、パリソンと接触することなく、ブロー成形中子金型に取付けて内蔵部品をブロー成形割型の間におくことができる。
ブロー成形中子金型の押圧枠部材でパリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧した後、2つのブロー成形割型のキャビティー面からパリソンを吸引してキャビティー面でパリソンを賦形する。このため、押圧枠部材でパリソンをブロー成形割型のキャビティーに気密的に取付けることができ、キャビティー面からパリソンを吸引して、キャビティー面に沿ってパリソンを賦形して、ブロー成形することができる。
ブロー成形割型をブロー成形中子金型方向に移動させて、中子金型気密押部材をブロー成形中子金型内に後退させて、ブロー成形割型のキャビティーに密着したパリソンの表面にブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品を押圧し、パリソンに内蔵部品を溶着させて、内蔵部品をブロー成形品の内部に取付ける。このため、内蔵部品は、ブロー成形中子金型に取付けるのみで、スライドする必要が無く、ブロー成形割型を移動させることにより、内蔵部品をパリソンに取付けることができ、ブロー成形中子金型の構造を簡単にすることができる。
請求項2の本発明は、押圧枠部材は、ブロー成形割型の割面のキャビティーの外周の凹凸に沿って三次元的に屈曲して形成された内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項2の本発明では、押圧枠部材は、ブロー成形割型の割面のキャビティーの外周の凹凸に沿って三次元的に屈曲して形成されたため、押圧枠部材によりパリソンをブロー成形割型の割面に機密的に押圧して、保持することができ、パリソンをキャビティー面に吸着させることができる。
請求項3の本発明は、押圧枠部材は、中子金型気密押部材の内側に取付けられた内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項3の本発明では、押圧枠部材は、中子金型気密押部材の内側に取付けられたため、中子金型気密押部材がパリソンを押圧する前に、押圧枠部材がパリソンを保持して、押圧枠部材の外側で、パリソンをブロー成形割型の割面に機密的に押圧して、保持することができ、パリソンをブロー成形割型のキャビティーから吸引して、でキャビティー面に吸着して賦形することができる。
請求項4の本発明は、押圧枠部材は、中子金型気密押部材の先端に摺動可能に取付けられた内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項4の本発明では、押圧枠部材は、中子金型気密押部材の先端に摺動可能に取付けられたため、パリソンの押圧面積を小さくすることができる。押圧面積の部分はブロー成形後に切除するため、パリソンの無駄を少なくすることができる。
請求項5の本発明は、中子金型気密押部材は、パリソンを押圧する第1中子金型気密押部材と、第1中子金型気密押部材の外周を保持する第2中子金型気密押部材で覆われて形成され、第1中子金型気密押部材は、第2中子金型気密押部材との間がシールされて、第1中子金型気密押部材は、第2中子金型気密押部材の内部を摺動可能に保持された内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項5の本発明では、中子金型気密押部材は、パリソンを押圧する第1中子金型気密押部材と、第1中子金型気密押部材の外周を保持する第2中子金型気密押部材で覆われて形成され、第1中子金型気密押部材は、第2中子金型気密押部材との間がシールされて、第1中子金型気密押部材は、第2中子金型気密押部材の内部を摺動可能に保持されている。このため、第1中子金型気密押部材が第2中子金型気密押部材の内部を摺動して、パリソンを押圧することにより、第2中子金型気密押部材の内部から空気を圧入して、パリソンを空気圧でキャビティー面に押圧して賦形することができる。
請求項6の本発明は、中子金型気密押部材を、ブロー成形割型のキャビティーの外周面に位置するパリソンに押圧して、パリソンを中子金型気密押部材とブロー成形割型で挟持して、ブロー成形中子金型とパリソンの間に加圧気体を導入してパリソンをブロー成形割型のキャビティーに押圧した内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項6の本発明では、中子金型気密押部材を、ブロー成形割型のキャビティーの外周面に位置するパリソンに押圧して、パリソンを中子金型気密押部材とブロー成形割型で挟持して、ブロー成形中子金型とパリソンの間に加圧気体を導入してパリソンをブロー成形割型のキャビティーに押圧する。このため、加圧気体によりパリソンをキャビティー面にさらに密着させることができ、キャビティー面に沿ってパリソンをさらに確実に賦形することができる。
請求項7の本発明は、ブロー成形割型のキャビティー面にエア抜き孔を設け、ブロー成形割型のキャビティー面からパリソンを吸引してキャビティー面でパリソンを賦形するときに、エア抜き孔から空気を吸引してパリソンを上記ブロー成形割型キャビティーに密着させたブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項7の本発明では、ブロー成形割型のキャビティー面にエア抜き孔を設け、ブロー成形割型のキャビティー面からパリソンを吸引してキャビティー面でパリソンを賦形するときに、エア抜き孔から空気を吸引してパリソンをブロー成形割型のキャビティーに密着させている。このため、押圧枠部材がパリソンをブロー成形割型の割面の周囲に押圧したときに、パリソンをブロー成形割型のキャビティーの全面に亘りに容易に吸着して賦形することができる。
請求項8の本発明は、ブロー成形割型のキャビティーに密着したパリソンがブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品を押し、パリソンに内蔵部品を溶着させて、内蔵部品をブロー成形品の内部に取付けた後、ブロー成形中子金型をブロー成形割型の間から取出し、ブロー成形割型を閉じてブロー成形した内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法である。
請求項8の本発明では、ブロー成形割型のキャビティーに密着したパリソンがブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品を押し、パリソンに内蔵部品を溶着させて、内蔵部品をブロー成形品の内部に取付けた後、ブロー成形中子金型をブロー成形割型の間から取出し、ブロー成形割型を閉じてブロー成形している。このため、ブロー成形割型をブロー成形中子金型の方向に移動させて、内蔵部品をパリソンに取付けることができ、サイズの大きな内蔵部品を容易にパリソン内に取付けることができ、内蔵部品をパリソンに取付けた後に、ブロー成形品をブロー成形することができる。
ブロー成形中子金型の押圧枠部材でパリソンをブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧した後、ブロー成形割型のキャビティー面からパリソンを吸引してキャビティー面でパリソンを賦形するため、キャビティー面からパリソンを吸引して、キャビティー面に沿ってパリソンを賦形して、ブロー成形することができる。
ブロー成形割型をブロー成形中子金型方向に移動させて、中子金型気密押部材をブロー成形中子金型内に後退させて、ブロー成形割型のキャビティーに密着したパリソンの表面にブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品を押圧し、パリソンに内蔵部品を溶着させて取付けるため、内蔵部品は、ブロー成形中子金型に取付けるのみで、スライドする必要が無く、ブロー成形中子金型の構造を簡単にすることができる。
本発明の実施の形態で使用されるブロー成形金型を開いた状態のブロー成形金型の斜視図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型のブロー成形中子金型の正面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第1の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材が第1中子金型気密押部材に接触している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第1の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材が第1中子金型気密押部材からスライドしてパリソンを押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第1の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材がパリソンを挟持して、ブロー成形中子金型から圧縮空気を入れ、パリソンをブロー成形割型のキャビティー面に押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第1の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、ブロー成形割型がブロー成形中子金型に接近して、内蔵部品にパリソンを押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第2の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材が第1中子金型気密押部材の内部にいる状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第2の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材が第1中子金型気密押部材の内部からスライドしてパリソンを押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第2の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、押圧枠部材と第1中子金型気密押部材がパリソンを挟持して、ブロー成形中子金型から圧縮空気を入れ、パリソンをブロー成形割型のキャビティー面に押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態でされるブロー成形金型の第2の実施の形態のブロー成形中子金型の一部断面図であり、ブロー成形割型がブロー成形中子金型に接近して、内蔵部品にパリソンを押圧している状態の断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形金型が開いて、2枚のパリソンがブロー成形金型内に入った状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形金型が開いて、2枚のパリソンの間にブロー成形中子金型が挿入された状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形中子金型の押圧枠部材がパリソンをブロー成形割型の型面に押圧した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形中子金型の押圧枠部材がパリソンをブロー成形割型の型面に押圧して、パリソンをブロー成形割型のキャビティー面に吸引した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形中子金型の中子金型気密押部材がパリソンをブロー成形割型の型面に押圧して、圧縮空気によりパリソンをブロー成形割型のキャビティー面に押圧した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形割型がブロー成形中子金型に近接するようにスライドして、ブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品をパリソンに押圧した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形中子金型に取付けられた内蔵部品をパリソンに押圧した状態で、パリソンを冷却する状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、内蔵部品をパリソンに取付けて、ブロー成形割型を開いた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形割型の間からブロー成形中子金型を引き出し、ブロー成形割型を閉じて、ブロー成形をした状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で使用するブロー成形装置がブロー成形品を製造する工程の断面図であり、ブロー成形割型を開いて、ブロー成形品を取出す状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態で成形される燃料タンク斜視図である。 従来のブロー成形装置のスライドコアと駆動制御ピンがブロー成形品を製造する装置の斜視図である。 従来の他のブロー成形装置のブロー成形品を製造する工程の断面図であり、パリソンがブロー成形金型内に入った状態を示す断面図である。 従来の他のブロー成形装置のブロー成形品を製造する工程の断面図であり、2枚のパリソンの間に内蔵部品を取付けたブロー成形中子金型が入った状態を示す断面図である。 従来の他のブロー成形装置のブロー成形品を製造する工程の断面図であり、2枚のパリソンの間にブロー成形中子金型が入り、ブロー成形中子金型の内蔵部品をスライドさせて、パリソンに押圧する状態を示す断面図である。
本発明の実施の形態の内部に内蔵部品10が取付けられるブロー成形品のブロー成形方法について、ブロー成形品である自動車用の燃料タンク1を製造するブロー成形方法を例にとり、図1〜図21に基づき説明する。本発明は、内蔵部品10を有する燃料タンク1の成形方法を例にとり説明するが、内蔵部品10を有する他のブロー成形品のブロー成形方法についても使用することができる。
図21は、本発明の実施の形態のブロー成形方法により製造された燃料タンク1の斜視図である。
本発明の実施の形態において、ブロー成形装置で製造される燃料タンク1は、図21に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
また、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付孔6が形成されている。
本実施の形態において成形される燃料タンク1は、後述するブロー成形の製造装置で製造されるが、燃料タンク1の外壁は、ブロー成形で形成され、その外壁は、1層又は多層で形成され、多層の場合は、例えば、外側から順に表皮層、外部本体層、外部接着剤層、バリヤ層、内部接着剤層及び内部本体層から形成されている。
燃料タンク1の内部には、例えば、燃料タンク1の補強のための柱や、燃料の波うちを防止して、波うち音の発生を防止することができるための仕切り板や、燃料ポンプ、キャニスター等を取付ける箱状物等が内蔵部品10として取付けられている。
内蔵部品10は、ポリアセタール、高密度ポリエチレン(HDPE)等の耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂で形成することができる。これにより燃料タンク1の強度を向上させることができるとともに、燃料タンク1の内部に取付けられても、燃料油による膨潤等で剛性が低下することがない。
本発明の実施の形態であるブロー成形方法について、ブロー成形による燃料タンク1の成形方法を、図1〜図20に基づき説明する。
本発明の実施の形態であるに使用するブロー成形装置は、パリソン8を押出するダイコア(図示せず)と、パリソン8を保持するパリソン保持部材40と、ブロー成形品を成形するブロー成形金型20とから構成されている。
ダイコアから押出されたパリソン8は、縦方向に2枚に切断されて、切断されたパリソン8は、先端をパリソン保持部材40で保持されて、ブロー成形金型20まで移動される。
なお、パリソン8は、2枚に切断されることなく、別々にシート状に押出されて、ブロー成形金型20まで移動させることができる。
図1に示すように、ブロー成形金型20は、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型21を有し、開閉面にブロー成形品である燃料タンク1を形成するブロー成形割型21のキャビティー22が形成されている。さらに、ブロー成形割型21が開いたときに、ブロー成形割型21の間に移動するブロー成形中子金型30を設けている。
ブロー成形中子金型30は、図2及び図3〜図10に示すように、ブロー成形割型21に対向する両側の面に内蔵部品10を取付ける中子金型部品保持部36を有する。ブロー成形中子金型30には、両側のそれぞれの面に内蔵部品10を取付ける中子金型部品保持部36を複数個設けることができる。この場合は、複数の内蔵部品10を同時に取付けることができるとともに、大きな内蔵部品10の場合でも、内蔵部品10に取付部を複数個設けて、複数の取付部をそれぞれ複数の中子金型部品保持部36で保持することにより容易にパリソン8内に取付けることができる。
ブロー成形中子金型30に内蔵部品10を取付ける中子金型部品保持部36に加えて、ブロー成形中子金型30の両側の面にそれぞれパリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22の外周面23に押圧する押圧枠部材である三次元中枠31と、パリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22の外周面に密着させて、気密的に押圧する中子金型気密押部材である第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35を設けている。このため、パリソン8を中子金型気密押部材でブロー成形割型21の外周面23に気密的に保持して、ブロー成形前にパリソンを賦形することができる。
ブロー成形中子金型30は、図2及び図3〜図10に示すように、中心部に内蔵部品10を取付ける中子金型部品保持部36が設けられて、ブロー成形割型21のキャビティー22の面の三次元的形状に適合するように形成された押圧枠部材である三次元中枠31と、三次元中枠31を包むように形成された中子金型気密押部材である第1中子金型気密押部材33と、第1中子金型気密押部材33の外側に形成された第2中子金型気密押部材35を有している。図2における点線は、燃料タンク1の外形線である外周リブ2を示している。
第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35の隙間には、中子金型シール部材37が設けられている。第1中子金型気密押部材33の四隅には、第1中子金型気密押部材33をスライドさせるスライドシリンダ34が設けられている。
ブロー成形中子金型30の下部には、図1と図2に示すように、ブロー成形中子金型30をスライドさせる中子金型スライドレール38が設けられている。
ブロー成形金型20をパーティングラインで開き、ブロー成形割型21のキャビティー22が開かれた両側の部分にそれぞれパリソン8を位置し、パリソン8の中に内蔵部品10を取付けたブロー成形中子金型30を挿入する。このため、筒状のパリソン8の内部に内蔵部品10を挿入する必要が無く、パリソン8と接触することなく、ブロー成形中子金型30に取付けて内蔵部品10をブロー成形割型21の間におくことができる。
図3〜図10に基づき、ブロー成形中子金型30の三次元中枠31、第1中子金型気密押部材33及び第2中子金型気密押部材35について詳述する。
図3〜図6は、ブロー成形中子金型30の第1の実施の形態を示し、図7〜図10は、ブロー成形中子金型30の第2の実施の形態を示す。
まず、図3〜図6に基づき、ブロー成形中子金型30の第1の実施の形態を説明する。
図3に示すように、第1の実施の形態では、三次元中枠31は、第1中子金型気密押部材33の先端に取付けられて、先端から移動することができる。三次元中枠31は、第1中子金型気密押部材33の先端に摺動可能に取付けられたため、第1中子金型気密押部材33がパリソン8を押圧することが無く、パリソン8の押圧面積を小さくして、ブロー成形後に切除されるパリソン8の無駄を少なくすることができる。
第1中子金型気密押部材33の外周を覆うように第2中子金型気密押部材35が取付けられて、第1中子金型気密押部材33は、第2中子金型気密押部材35の内部でスライドすることができる。第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35の間、及び三次元中枠31と第1中子金型気密押部材33の間には中子金型シール部材37が設けられている。
図4に示すように、三次元中枠31は、ブロー成形割型21に当接したパリソン8を押圧して、パリソン8を保持することができる。
さらに、図5に示すように、第1中子金型気密押部材33が三次元中枠31を押圧して、さらに強くパリソン8を保持することができる。これにより、パリソン8を気密的に押圧して、後述するように、パリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22に高圧空気で押圧することができる。
そして、図6に示すように、ブロー成形割型21がブロー成形中子金型30に近接するようにスライドすると、第1中子金型気密押部材33が第2中子金型気密押部材35内を後退して、中子金型部品保持部36に取付けられた内蔵部品10がパリソン8と当接することができる。この間、三次元中枠31は、パリソン8を強く押圧して、中子金型シール部材37とともにブロー成形中子金型30の間の気密を保つことができる。
次に、図7〜図10に基づき、ブロー成形中子金型30の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態では、三次元中枠31は、第1中子金型気密押部材33の内側に取付けられて、第1中子金型気密押部材33とは離れてスライドする。
三次元中枠31は、第1中子金型気密押部材33の内側に取付けられたため、第1中子金型気密押部材33がパリソン8を押圧する前に、三次元中枠31がパリソン8を保持して、三次元中枠31の外側で、パリソン8をブロー成形割型21の割面に機密的に押圧して、保持することができ、パリソン8をキャビティー22面から吸引してキャビティー22面に押圧して賦形することができる。
第1中子金型気密押部材33の外周を覆うように第2中子金型気密押部材35が取付けられて、第1中子金型気密押部材33は、第2中子金型気密押部材35の内部でスライドすることができる点は第1の実施の形態と同様である。第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35の間には中子金型シール部材37が設けられている。
図8に示すように、三次元中枠31は、ブロー成形割型21に当接したパリソン8を押圧して、パリソン8を保持することができる。
さらに、図9に示すように、第1中子金型気密押部材33が三次元中枠31の外側でパリソン8を押圧して、さらに強くパリソン8を保持することができる。第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35は、中子金型シール部材37でシールされていりため、高圧空気でパリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22に押圧して、賦形することができる。
そして、図10に示すように、ブロー成形割型21がブロー成形中子金型30に近接するようにスライドすると、第1中子金型気密押部材33が第2中子金型気密押部材35内を後退して、中子金型部品保持部36に取付けられた内蔵部品10がパリソン8と当接することができる。この間、三次元中枠31と第1中子金型気密押部材33は、パリソン8を強く押圧して、中子金型シール部材37とともにブロー成形中子金型30の間の気密を保つことができる。
次に、図11〜図20に基づき、本発明の実施の形態である内蔵部品10を有するブロー成形品のブロー成形方法を説明する。
ブロー成形金型20まで移動したダイコアから押出された2枚のパリソン8は、図11に示すように、ブロー成形金型20がパーティングラインで分割して形成されたブロー成形割型21が左右に開いた状態の間に、それぞれ左右のブロー成形割型21のキャビティー22に対向して位置する。パリソン8は、上部と下部をパリソン保持部材40で挟持されて、保持されている。
次に、図12に示すように、2枚のパリソン8の間にブロー成形中子金型30を挿入する。ブロー成形中子金型30は、図1に示すように、中子金型スライドレール38の上をスライドして移動することができる。ブロー成形中子金型30には、図2に示すように、その両側に、三次元中枠31、第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35が設けられているとともに、内蔵部品10が取付けられている。
三次元中枠31は、スライドシリンダ32によりパリソン8の方向にスライド可能に取付けられている。さらに、三次元中枠31の上部と下部にはガイドピン31aがブロー成形割型21の方向に向けて取付けられている。ブロー成形割型21には、ガイドピン31aが挿入されるガイドピン孔27が形成されている。
次に、図13に示すように、スライドシリンダ32により三次元中枠31がパリソン8を押圧して、ブロー成形割型21のキャビティー22の外周面にパリソン8を密着させる。このとき、三次元中枠31に取付けられたガイドピン31aがブロー成形割型21のガイドピン孔27に挿入されて、三次元中枠31がパリソン8を押圧する位置が安定する。ブロー成形割型21も図13の矢印に示す方向に移動して、ブロー成形中子金型30に近接することができる。
三次元中枠31がパリソン8を押圧している状態を、図4及び図8に示す。
三次元中枠31は、ブロー成形割型21の割面のキャビティー22の外周の凹凸に沿って三次元的に屈曲して形成することが好ましい。この場合には、三次元中枠31によりパリソン8をブロー成形割型21の割面に気密的に押圧して、保持することができ、パリソン8をキャビティー22の面に近接させることができる。
次に、図14に示すように、三次元中枠31でパリソン8を押圧したまま、三次元中枠31でパリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22に気密的に押圧することができる。そして、ブロー成形割型21のキャビティー22に設けたエア抜き孔から図14の矢印に示すように、空気を吸引して、パリソン8をキャビティー22の面に吸引してキャビティー22の面でパリソン8を賦形する。
次に、図15に示すように、第1中子金型気密押部材33を、ブロー成形割型21のキャビティー22の外周面に位置するパリソン8に押圧する。これにより、パリソン8を第1中子金型気密押部材33とブロー成形割型21で挟持して、ブロー成形割型21とパリソン8の間に加圧気体である高圧空気を導入してパリソン8をブロー成形割型21のキャビティー22に押圧する。このため、パリソン8をキャビティー22の面にさらに押圧することができ、キャビティー22の面に沿ってパリソン8をさらに賦形することができる。
第1中子金型気密押部材33がパリソン8を押圧している状態を、図5及び図9に示す。
なお、この加圧気体を導入は、パリソン8の吸引によりパリソン8の賦形が十分な場合は、省略することができる。
本発明の第1の実施の形態では、第1中子金型気密押部材33がパリソン8を押圧する場合を図5に示す。この場合は、第1中子金型気密押部材33は、三次元中枠31を押圧して、三次元中枠31がパリソン8を押圧する力をバックアップすることができる。三次元中枠31と、第1中子金型気密押部材33のシール、及び後述する第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35の加圧空気のシールは中子金型シール部材37で行っている。
本発明の第2の実施の形態では、第1中子金型気密押部材33がパリソン8を押圧する場合を図9に示す。この場合は、第1中子金型気密押部材33は、三次元中枠31とは別に、三次元中枠31の外側のパリソン8を押圧している。第1中子金型気密押部材33と第2中子金型気密押部材35及びパリソン8の間の加圧空気のシールは中子金型シール部材37で行っている。
次に、図16に示すように、両側のブロー成形割型21をブロー成形中子金型30の方向(図11の矢印の方向)に移動させて、第1中子金型気密押部材33を第2中子金型気密押部材35内に後退させる。そして、ブロー成形割型21のキャビティー22に密着したパリソン8の表面に第2中子金型気密押部材35の中子金型部品保持部36に取付けられた内蔵部品10を押圧する。内蔵部品10をパリソン8に押圧した状態を図6と図10に示す。
溶融状態にあるパリソン8の表面に内蔵部品10を溶着させて、内蔵部品10をブロー成形品の内部に取付ける。このため、内蔵部品10は、ブロー成形中子金型30の中子金型部品保持部36に取付けるのみで、スライドする必要が無く、ブロー成形中子金型30の構造を簡単にすることができる。
次に、図17に示すように、第2中子金型気密押部材35から冷却空気を図17の矢印の方向にパリソン8に向けて噴出し、キャビティー22に密着し、内蔵部品10が取付けられたパリソン8を冷却して、パリソン8の形状を固定するとともに内蔵部品10をパリソン8に固定する。冷却空気は、マイナス40度程度のものを使用して、急速に冷却する。
次に、図18に示すように、ブロー成形割型21を開いて、ブロー成形中子金型30をブロー成形割型21の間から移動させる。このとき、パリソン8の内面には内蔵部品10が取付けられている。
ブロー成形中子金型30が移動した後に、ブロー成形割型21に保持されたパリソン8の周辺部である、燃料タンク1として接続されるフランジ部分を加熱する。
次に、図19に示すように、ブロー成形割型21を閉じて、ブロー成形割型21のキャビティー22に保持されたパリソン8を合体させる。パリソン8の周囲は加熱されているため、パリソン8の周囲同士が融着して、内蔵部品10を内部に有するブロー成形品である燃料タンク1が成形される。
次に、図20に示すように、ブロー成形割型21を開いて、ブロー成形割型21のキャビティー22で賦形された2枚のパリソン8が合体した燃料タンク1をパリソン保持部材40で挟持して取出す。
燃料タンク1のフランジ部の融着した部分の余分な部分を切除して外周リブ2を形成し、内蔵部品10が取付けられた燃料タンク1とする。
1 燃料タンク
8 パリソン
10 内蔵部品
20 ブロー成形金型
21 ブロー成形割型
22 キャビティー
30 ブロー成形中子金型30
31 三次元中枠(押圧枠部材)
33 第1中子金型気密押部材
35 第2中子金型気密押部材

Claims (8)

  1. ブロー成形金型を使用して、内部に内蔵部品が取付けられるブロー成形品をパリソンから成形するブロー成形方法において、
    上記ブロー成形金型は、パーティングラインで2つに分割して形成されたブロー成形割型を有し、上記ブロー成形割型は、開閉面に上記ブロー成形品を形成するキャビティーが形成され、上記ブロー成形割型が開いたときに上記ブロー成形割型の間に位置するブロー成形中子金型を設け、
    該ブロー成形中子金型に上記内蔵部品を取付ける中子金型部品保持部と、上記パリソンを上記ブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧する押圧枠部材と、上記パリソンを上記ブロー成形割型のキャビティーの外周面に密着させて、気密的に押圧する中子金型気密押部材を設け、
    上記ブロー成形金型を上記パーティングラインで開き、上記ブロー成形割型キャビティーが開かれた両側の部分にそれぞれ上記パリソンを位置し、上記パリソンの間に上記内蔵部品を取付けたブロー成形中子金型を挿入し、
    上記ブロー成形中子金型の上記押圧枠部材で上記パリソンを上記ブロー成形割型のキャビティーの外周面に押圧した後、2つの上記ブロー成形割型のキャビティー面から上記パリソンを吸引して上記キャビティー面で上記パリソンを賦形し、
    上記ブロー成形割型を上記ブロー成形中子金型方向に移動させて、上記中子金型気密押部材を上記ブロー成形中子金型内に後退させて、上記ブロー成形割型のキャビティーに密着した上記パリソンの表面に上記ブロー成形中子金型に取付けられた上記内蔵部品を押圧し、上記パリソンに上記内蔵部品を溶着させて、上記内蔵部品を上記ブロー成形品の内部に取付けることを特徴とする内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  2. 上記押圧枠部材は、上記ブロー成形割型の割面のキャビティーの外周の凹凸に沿って三次元的に屈曲して形成された請求項1に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  3. 上記押圧枠部材は、上記中子金型気密押部材の内側に取付けられた請求項1又は請求項2に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  4. 上記押圧枠部材は、上記中子金型気密押部材の先端に摺動可能に取付けられた請求項1又は請求項2に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  5. 上記中子金型気密押部材は、上記パリソンを押圧する第1中子金型気密押部材と、該第1中子金型気密押部材の外周を保持する第2中子金型気密押部材で覆われて形成され、上記第1中子金型気密押部材は、上記第2中子金型気密押部材との間がシールされて、上記第1中子金型気密押部材は、上記第2中子金型気密押部材の内部を摺動可能に保持された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  6. 上記中子金型気密押部材を、上記ブロー成形割型のキャビティーの外周面に位置する上記パリソンに押圧して、上記パリソンを上記中子金型気密押部材と上記ブロー成形割型で挟持して、上記ブロー成形中子金型と上記パリソンの間に加圧気体を導入して上記パリソンを上記ブロー成形割型のキャビティーに押圧した請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  7. 上記ブロー成形割型のキャビティー面にエア抜き孔を設け、上記ブロー成形割型のキャビティー面から上記パリソンを吸引して上記キャビティー面で上記パリソンを賦形するときに、該エア抜き孔から空気を吸引して上記パリソンを上記ブロー成形割型キャビティーに密着させた請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
  8. 上記ブロー成形割型のキャビティーに密着した上記パリソンが上記ブロー成形中子金型に取付けられた上記内蔵部品を押し、上記パリソンに上記内蔵部品を溶着させて、上記内蔵部品を上記ブロー成形品の内部に取付けた後、上記ブロー成形中子金型を上記ブロー成形割型の間から取出し、上記ブロー成形割型を閉じてブロー成形した請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の内蔵部品を有するブロー成形品のブロー成形方法。
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