JP6543561B2 - サンシェード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンシェード装置に関する。
従来、サンシェード装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。下記特許文献1には、リアパッケージトレイに形成された孔を通じて、スクリーンを出し入れ可能なサンシェード装置が記載されている。スクリーンには、スクリーン支持部材が取り付けられており、スクリーン支持部材の端部には、一対のカバー部材がキャップを介して進退可能に取り付けられている。カバー部材は、スクリーンの展開時においてはキャップの内部に収容されており、スクリーンの収容時にスクリーン支持部材から延出する構成となっている。これにより、カバー部材及びスクリーン支持部材によってリアパッケージトレイに形成された孔を全長に亘って塞ぐことができる。また、特許文献1においては、スクリーンを展開させるための一対の回動アームを備えており、回動アームの回動に連動して、カバー部材が進退する構成となっている。
特許第5247536号公報
上記構成においては、回動アームの動力をカバー部材に伝達する伝達機構を備えている。しかしながら、このような伝達機構は、回動アームとカバー部材に亘って設けられるため、装置の大型化や組付性の低下などが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、より簡易な構成でフレームの長さを変えることが可能なサンシェード装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、乗物に設けられたウインドウガラスを覆うことが可能なサンシェード装置であって、前記ウインドウガラスを覆うことが可能なシェードと、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、前記シェードにおける前記巻取軸と反対側の周端部に取り付けられ、前記周端部に沿う長手状をなすと共に長手方向に伸縮可能なフレームと、前記フレームに対して前記フレームの長手方向に沿う軸を回転中心として回転可能に取り付けられたローラと、前記フレームが収容される長手状の開口部を有するボード部材と、前記ローラの回転運動を前記フレームの伸縮運動に変換する運動変換機構と、を備え、前記シェードが前記ウインドウガラスを覆う状態における前記フレームの位置を展開位置とし、前記開口部に収容された状態の前記フレームの位置を収容位置とした場合において、前記フレームが前記展開位置から前記収容位置に移動する過程では、前記ローラが前記ウインドウガラスに当接しつつ回転することで、前記運動変換機構を介して前記フレームの全長が大きくなる構成であることに特徴を有する。
上記構成によれば、ローラの回転運動をフレームの伸縮運動に変換し、フレームの全長を大きくすることができる。仮に、フレームを動作させる駆動装置(モータなど)の動力をフレームに直接的に伝えてフレームを伸縮させる構成とした場合、フレームと駆動装置の間に動力伝達機構を設ける必要があり、複雑な構成となる。これに対して、上記構成によれば、フレームの伸縮運動に係る運動変換機構をフレームとローラの間に配することができ、より簡易な構成とすることができる。また、ローラをウインドウガラスに当接させることで、フレームを安定させることが可能となる。
また、前記フレームは、前記シェードにおける前記周端部に取り付けられる長手状のフレーム本体部と、前記フレーム本体部の長手方向における少なくとも一端部に設けられ、前記フレーム本体部に対して、前記フレーム本体部の前記長手方向に沿ってスライド移動可能なスライド部と、を備え、前記運動変換機構は、前記ローラの回転運動に伴って前記スライド部をスライド移動させる構成であるものとすることができる。このような構成とすれば、スライド部がフレーム本体部に対してスライド移動することで、フレームを伸縮させることができる。
また、前記運動変換機構は、前記ローラに設けられたローラ側ネジ部と、前記スライド部に設けられ、前記ローラ側ネジ部と螺合されるスライド部側ネジ部と、を備え、前記ローラが回転することで、前記ローラ側ネジ部及び前記スライド部側ネジ部を介して、前記スライド部が前記フレーム本体部の前記長手方向に沿って進退する構成であるものとすることができる。
これにより、ローラの回転運動をフレームの伸縮運動に変換することができる。また、ネジ部を用いることで、例えば、ローラの正転時にフレームを伸長させ、ローラの逆転時にフレームを収縮させることができる。
本発明によれば、より簡易な構成でフレームの長さを変えることが可能なサンシェード装置を提供する。
本発明の実施形態1に係るサンシェード装置が設置される車両の車室内を車両前方から視た斜視図 実施形態1に係るサンシェード装置を示す正面図(車両後方から視た図) 車両の後方(リアウインドウガラス周辺)の模式的な断面図 展開位置におけるスライド部を示す断面図(車両後方から視た図) 収容位置におけるスライド部を示す断面図(車両後方から視た図) 実施形態2に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが展開位置) 実施形態3に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが展開位置) 実施形態4に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが展開位置) 実施形態4に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが収容位置) 実施形態5に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが展開位置) 実施形態5に係る運動変換機構を示す断面図(フレームが収容位置)
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図5によって説明する。本実施形態では、車両9のリアウインドウガラス11を覆うことが可能なサンシェード装置30を例示する。図1に示すように、車両9(乗物の一例)の後部には、パッケージトレイ10が配されており、パッケージトレイ10の上方には、リアウインドウガラス11が配されている。リアウインドウガラス11は、ピラーガーニッシュ12,12の間に配され、車両前方に向かうにつれて車両上方に向かう形で傾斜するものとされる。また、リアウインドウガラス11は、図2の2点鎖線で示すように、上端が下端に比べて短い台形状をなしている。
図2は、サンシェード装置30を車室外側(車両後側)から視た図である。図2に示すように、サンシェード装置30は、リアウインドウガラス11を覆うことが可能な台形状のシェード31と、車幅方向(図2の左右方向)に長いベース部材32と、シェード31を巻き取ることが可能な巻取軸33と、シェード31の上端部31A(シェードにおける巻取軸と反対側の周端部、シェードの上底)に取り付けられるフレーム50と、長手状の開口部10Aを有するパッケージトレイ10(ボード部材)と、フレーム50をリアウインドウガラス11の車室内側の面に沿って上下方向に移動させる移動装置40と、を備えている。開口部10Aは、車幅方向に延びるものとされ、フレーム50を収容することが可能となっている。ベース部材32には、後述する移動装置40の構成部品が主に取り付けられる。
シェード31は、可撓性を有するシート状の部材であり、例えば、半透明シート、不透明シート、メッシュシート、織布、不織布等とされる。シェード31の材質としては、例えば、ポリ塩化ビニルやポリプロピレン等の合成樹脂材料を例示することができるが、これに限定されない。巻取軸33は、車幅方向に長い円筒状をなし、図3に示すように、ベース部材32の内部に収容される形でベース部材32に対して取り付けられている。巻取軸33は、その軸線を回動軸として回動可能に取り付けられており、シェード31の下端部が巻取軸33に取り付けられている。また、巻取軸33は、内蔵されたコイルスプリング(図示せず)によって、シェード31を巻き取る方向に回動するように付勢されている。
本実施形態では、移動装置40によってフレーム50が上下動する構成となっており、フレーム50が上下動することで、シェード31は、リアウインドウガラス11を覆う展開状態と、ベース部材32の内部に収容される収容状態の間で変更可能となっている。図2に示すように、巻取軸33及びベース部材32は、パッケージトレイ10(図2では断面をハッチングで示す)の下方に配されており、シェード31は、パッケージトレイ10の開口部10Aを通じて出し入れされる構成となっている。
移動装置40は、図2に示すように、モータ41と、リンクレバー42と、リンク43A,43Bと、アーム45A,45Bと、を備えている。リンクレバー42は、例えば、ベース部材32に対して回動可能に取り付けられており、モータ41が駆動することで回動される構成となっている。リンクレバー42の外周端部には、リンク43Aの一端部と、リンク43Bの一端部がそれぞれ回動可能に取り付けられている。
アーム45Aは、リンク43Aとフレーム50とを連結するもので、アッパーアーム46Aとロアアーム47Aによって分割構成されている。アーム45Bは、リンク43Bとフレーム50とを連結するもので、アッパーアーム46Bとロアアーム47Bによって分割構成されている。ロアアーム47Aは、ベース部材32に対して回動可能に取り付けられており、長手方向の一端部において、リンク43Aの他端部に対して回動可能に取り付けられている。アッパーアーム46Aの一端部は、ロアアーム47Aの他端部に対して回動可能に取り付けられ、アッパーアーム46Aの他端部は、フレーム50のフレーム本体部51(後述)に対して回動可能に取り付けられている。
ロアアーム47Bは、ベース部材32に対して回動可能に取り付けられており、長手方向の一端部において、リンク43Bの他端部に対して回動可能に取り付けられている。アッパーアーム46Bの一端部は、ロアアーム47Bの他端部に対して回動可能に取り付けられ、アッパーアーム46Bの他端部は、フレーム50のフレーム本体部51に対して回動可能に取り付けられている。
図2のシェード31が展開された状態においてモータ41を駆動させ、リンクレバー42を時計回り(図2の矢線R1で示す方向)に回動させると、リンク43A及びリンク43Bがそれぞれリンクレバー42から遠ざかる側(図2の矢線R2、R3で示す方向)にスライド移動する。これにより、ロアアーム47Aが図2の反時計回り(図2の矢線R4で示す方向)に回動し、ロアアーム47Bが図2の時計回り(図2の矢線R5で示す方向)に回動する。
これに連動して、アッパーアーム46Aがロアアーム47Aに対して重なるように回動し、アッパーアーム46Bがロアアーム47Bに対して重なるように回動する(図2の2点鎖線で示す)。この結果、フレーム50が巻取軸33に近づくようにスライド移動(下降)し、シェード31が収容状態となる。なお、シェード31が収容された状態では、図5に示すように、フレーム50がパッケージトレイ10の開口部10Aに嵌合され、開口部10Aを塞いだ状態となっている。このように本実施形態では、モータ41を駆動することで、アーム45A,45Bがそれぞれベース部材32に対して回動し、アーム45A,45Bがそれぞれ折り畳まれることで、フレーム50がベース部材32側(巻取軸33側)に近づく構成となっている。そして、フレーム50が巻取軸33側に近づくことと連動して、巻取軸33によってシェード31が巻き取られ、ベース部材32の内部に収容される。
また、収容状態のシェード31を展開状態(アーム45A,45Bが最大まで伸びた状態)にする場合には、モータ41を駆動させ、リンクレバー42を反時計回り(図2の矢線R6で示す方向)に回動させる。これにより、リンク43A,43B、アーム45A,45Bが、シェード31収容時とは逆方向に作動し、折り畳まれていたアーム45A,45Bがそれぞれ展開する結果、フレーム50が巻取軸33側から遠ざかる側にスライド移動(上昇)する。フレーム50が巻取軸33側から遠ざかる際には、シェード31は、巻取軸33の付勢力に抗して展開され、展開状態となる。
図2に示すように、本実施形態では、台形状をなすリアウインドウガラス11をより確実に覆うためにシェード31が台形状をなしている。また、フレーム50の長さは、ピラーガーニッシュ12,12等との干渉を避けるために、リアウインドウガラス11の上端部の長さよりも小さく設定する必要がある。一方、開口部10Aの長さは、シェード31の下底の長さにより近い値で設定する必要がある。このような事情から、仮に展開状態のフレーム50をそのままの長さで開口部10Aに収容すると、開口部10Aの長さに比してフレーム50の長さが足りず、開口部10Aをフレーム50によって十分に塞ぐことができない。このため、本実施形態のフレーム50は上下動に連動して、長手方向に伸縮可能な構成となっている。
次に、フレーム50の構成について説明する。図4は、シェード31が展開された状態(シェード31がリアウインドウガラス11全体を覆う状態)のフレーム50の一端部を示す断面図であり、図5は、開口部10Aに収容された状態のフレーム50の一端部を示す断面図である。以下の説明では、図3,図4のフレーム50の位置を展開位置と呼び、図5のフレーム50の位置を収容位置と呼ぶものとする。
フレーム50は、シェード31の上端部31A(周端部)に沿う長手状をなしており、図2に示すように、シェード31の上端部31Aに取り付けられる長手状のフレーム本体部51と、長手方向におけるフレーム本体部51の両端部にそれぞれ取り付けられるスライド部52A,52Bと、を備えている。図3に示すように、スライド部52A,52Bは、それぞれフレーム本体部51の端部に外挿されており、フレーム本体部51に対して、その長手方向(図2の左右方向)に沿ってスライド移動可能な構成となっている。一対のスライド部52A、52Bがそれぞれフレーム本体部51に対してスライドすることで、フレーム50は、その長手方向において伸縮可能な構成となっている。
フレーム本体部51の両端には、それぞれローラ61が取り付けられている。ローラ61は、フレーム本体部51の長手方向(図2の左右方向、フレーム50の移動方向と直交する方向)に沿う軸を回転中心として回転可能に取り付けられている。図3に示すように、フレーム50がリアウインドウガラス11に沿って上下動する際には、ローラ61がリアウインドウガラス11に当接する構成となっている。
本実施形態では、自然状態(リアウインドウガラス11が配されていない状態)のアーム45A,45B(図3では例えばアーム45Aを図示)の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)がリアウインドウガラス11の傾斜角度よりも大きくなるように設定されており、ローラ61がリアウインドウガラス11に当接した状態では、アーム45A,45Bが自然状態よりも、わずかに撓んだ状態となっている。このため、ローラ61は、主にアーム45A,45Bの弾性復元力に起因して、リアウインドウガラス11に押し当てられる構成となっている。これにより、展開状態においてフレーム50を保持することができ、例えば、車両走行時などに振動する事態を抑制することができる。
フレーム50が上下動する過程では、リアウインドウガラス11に押し当てられたローラ61が回動することで、ローラ61とリアウインドウガラス11との間に生じる摩擦が低減される構成となっている。なお、本実施形態では、フレーム50が収容位置から展開位置に向かう過程の初期段階では、ローラ61とリアウインドウガラス11とが離間されており、フレーム50が展開位置に向かう途中で、ローラ61がリアウインドウガラス11に当接し、それ以降は、ローラ61が回動しつつ展開位置に達する構成となっている。また、フレーム50が展開位置から収容位置に向かう過程の初期段階では、ローラ61がリアウインドウガラス11に当接されており、フレーム50が収容位置に向かう途中でローラ61がリアウインドウガラス11から離間する構成となっている。
本実施形態では、一対のスライド部52A,52Bの各々が、一対のローラ61,61の各々の回動に連動して、それぞれスライド移動する構成となっている。次に、ローラ61の回転運動をスライド部52A,52Bの直線運動(フレーム50の伸縮運動)に変換する運動変換機構60について、スライド部52Aを例示して説明する。運動変換機構60は、図4に示すように、ローラ61に形成された雌ネジ61Bと、ローラ61とスライド部52Aの間に介在される軸部材62と、を備えている。
ローラ61の中心には、貫通孔61Aが形成されており、雌ネジ61Bは貫通孔61Aの内周面に形成されている。貫通孔61Aには、軸部材62の一端部が挿通されている。軸部材62の一端部には、雌ネジ61Bに螺合される雄ネジ62Bが形成されている。軸部材62の他端部は、スライド部52Aに取り付けられている。ローラ61は、フレーム50の長手方向において固定されている。これにより、ローラ61が回動すると、雌ネジ61B(ローラ側ネジ部)及び雄ネジ62B(スライド部側ネジ部)を介して、軸部材62が進退する構成となっている。つまり、ローラ61の回転運動が軸部材62の直線運動(ひいてはスライド部52Aのスライド移動)に変換される構成となっている。
本実施形態では、図3に示すように、フレーム50が下降する過程(展開位置から収容位置に移動する過程、フレーム50の移動方向を図3の矢線P1で示す)では、ローラ61が反時計回り(図3の矢線R7参照)に回動する構成となっている。雌ネジ61B及び雄ネジ62Bは、ローラ61が反時計回りに回動した際に、軸部材62を外側に押し出す構成(本実施形態では右ネジ)となっている。このような構成とすれば、ローラ61が反時計回りに回動することで、スライド部52Aがフレーム本体部51から遠ざかる方向(図4の矢線P2で示す向き)にスライド移動し、フレーム50の全長が大きくなる。なお、スライド部52Bに係る運動変換機構については、図示しないが、スライド部52Aに係る運動変換機構60と左右対称であること以外、同様の構成である。つまり、スライド部52Bに係る雌ネジ及び雄ネジは、スライド部52Aに係る雌ネジ61B及び雄ネジ62Bと、ネジの締まる方向が逆方向(左ネジ)で設定されている。なお、ローラ61の回転量は、スライド部52A(又はスライド部52B)の進退量に比例しており、雌ネジ61B及び雄ネジ62Bの山数を適宜設定することで、ローラ61の回転量に対するスライド部52A(又はスライド部52B)の進退量を設定することができる。
次に本実施形態の作用について説明する。上述した移動装置40の動作によって、展開位置(図3、図4参照)から収容位置(図5参照)にフレーム50が移動する過程においては、ローラ61,61がリアウインドウガラス11に当接しつつ、反時計回りに回動する。これにより、スライド部52A,52Bがそれぞれフレーム本体部51から遠ざかる方向にスライド移動し、フレーム50の全長が大きくなる。この結果、図5に示すように、収容位置では、フレーム50を展開位置に比べて伸長させることができ、フレーム50によって開口部10Aをより確実に塞ぐことができる。
また、収容位置から展開位置にフレーム50が移動する過程においては、フレーム50が展開位置に向かう途中で、ローラ61,61がリアウインドウガラス11に当接し、それ以降はローラ61が図3の時計回りに回動する。この結果、スライド部52A,52Bがそれぞれフレーム本体部51に近づく方向にスライド移動し、フレーム50の全長が小さくなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、ローラ61の回転運動をフレーム50の伸縮運動に変換し、その全長を大きくすることができる。仮に、フレーム50を動作させる駆動装置(例えばモータ41など)の動力をフレーム50に直接的に伝えてフレーム50を伸縮させる構成とした場合、フレーム50と駆動装置の間に動力伝達機構を設ける必要があり、複雑な構成となる。これに対して、本実施形態によれば、フレーム50の伸縮運動に係る運動変換機構60をフレーム50とローラ61の間に配することができ、より簡易な構成とすることができる。また、ローラ61をリアウインドウガラス11に当接させる(押し当てる)ことで、フレーム50を安定させることが可能となる。
また、フレーム50は、シェード31における上端部31Aに取り付けられる長手状のフレーム本体部51と、フレーム本体部51の長手方向における両端部に設けられ、フレーム本体部51に対して、フレーム本体部51の長手方向に沿ってスライド移動可能なスライド部52A,52Bと、を備え、運動変換機構60は、ローラ61の回転運動に伴ってスライド部52A(又は52B)をスライド移動させる構成とされる。このような構成とすれば、スライド部52A,52Bがフレーム本体部51に対してスライド移動することで、フレーム50を伸縮させることができる。
また、運動変換機構60は、ローラ61に設けられた雌ネジ61Bと、フレーム50に設けられ、雌ネジ61Bと螺合される雄ネジ62Bと、を備え、ローラ61が回転することで、雌ネジ61Bを介して、雄ネジ62Bがフレーム50の長手方向に沿って進退する構成とされる。
ローラ61が回転することで、雌ネジ61Bと螺合されている雄ネジ62Bが進退する。これにより、ローラ61の回転運動をフレーム50の伸縮運動に変換することができる。また、ネジを用いることで、ローラ61の正転時にフレーム50を伸長させ、ローラ61の逆転時にフレーム50を収縮させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図6によって説明する。本実施形態のサンシェード装置では、運動変換機構の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の運動変換機構160は、図6に示すように、ローラ61に設けられた軸部材162と、スライド部52Aに設けられた延設部151と、を備えている。軸部材162はローラ61から外側(スライド部52A側)に延びる長手状をなしており、ローラ61の回転に連動して回転可能となっている。延設部151は、スライド部52Aから内側(ローラ61側)に延びる長手状をなしており、軸部材162が挿入される挿通孔151Aを有している。
挿通孔151Aの内周面には雌ネジ151Bが形成されており、雌ネジ151Bには、軸部材162の外周面に形成された雄ネジ162Aが螺合されている。これにより、ローラ61が回動すると、雄ネジ162A(ローラ側ネジ部)を介して、雌ネジ151B(スライド部側ネジ部)が進退する構成となっている。つまり、ローラ61の回転運動が延設部151の直線運動(ひいてはスライド部52Aのスライド移動)に変換される構成となっている。これにより、フレーム50の上下動に連動して、フレーム50を伸縮させることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図7によって説明する。本実施形態のサンシェード装置では、運動変換機構の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の運動変換機構260は、ローラ61に設けられた軸部材262と、スライド部52Aに設けられた延設部251と、を備えている。軸部材262はローラ61から外側(スライド部52A側)に延びる長手状をなしており、ローラ61の回転に連動して回転可能となっている。
延設部251は、スライド部52Aから内側(ローラ61側)に延びる長手状をなしており、その先端には、ラックギア251Bが設けられている。ラックギア251Bは、軸部材262に設けられたウォームギア262Aに対して噛み合わされている。これにより、ローラ61が回転すると、ウォームギア262A及びラックギア251Bを介して、延設部251を進退させることができる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図8から図9によって説明する。本実施形態のサンシェード装置では、運動変換機構の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の運動変換機構360は、図8に示すように、ローラ61側に設けられたシリンダ362と、スライド部52Aに設けられた延設部351と、ギヤ361A,361B,361Cと、を備えている。シリンダ362は、ギヤ361A,361B,361Cを介して、ローラ61と連結されており、ローラ61の回転と連動して回転する構成となっている。
シリンダ362における延設部351側の面は、シリンダ362の回転軸(図8では左右方向に沿う軸)に対して傾斜する傾斜面362Aとされる。延設部351は、スライド部52Aから、傾斜面362Aに向かって延びており、その先端が傾斜面362Aの周端部に当接されている。これにより、図8の状態からローラ61が回転すると、シリンダ362が回転する結果、傾斜面362Aによって延設部351が押圧され、図9に示すように、スライド部52Aがフレーム本体部51から遠ざかる構成となっている。
なお、本実施形態では、フレーム本体部51とスライド部52Aの間にコイルスプリングなどの付勢部材(図示せず)が介在されており、スライド部52Aがフレーム本体部51側に向かうように付勢されている。これにより、付勢部材によって、図9に示す状態(フレーム50が最も伸長した状態)から図8に示す状態(フレーム50が最も収縮した状態)に復帰することが可能となっている。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図10から図11によって説明する。本実施形態のサンシェード装置では、運動変換機構の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の運動変換機構460は、図10に示すように、ローラ61側に設けられたシリンダ462と、スライド部52Aに設けられた延設部451と、ギヤ361A,361B,361Cと、を備えている。シリンダ462は、ギヤ361A,361B,361Cを介して、ローラ61と連結されており、ローラ61の回転と連動して回転する構成となっている。
シリンダ462の外周面には、その周方向に沿って延びる溝部462Aが形成されている。溝部462Aは、外側(図10の右側)に開口する形状の湾曲部462Bと、内側(ローラ61側、図10の左側)に開口する形状の湾曲部462Cと、を有している。溝部462Aには、延設部451の先端に設けられた突起部451Aが嵌合されている。図10に示すように、フレーム50が最も収縮した状態では、湾曲部462Bの先端部(ローラ61側の端部)に突起部451Aが嵌合されている。これにより、ローラ61の回転に伴ってシリンダ462が回転すると、突起部451Aは溝部462A内を移動して、湾曲部462Cの先端部(図11の右側の端部)に達する(図11参照)。この結果、スライド部52Aがフレーム本体部51から遠ざかる構成となっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、アーム45A,45Bを用いてフレーム50を動作させる構成のサンシェード装置30を例示したが、これに限定されない。例えば、車幅方向に対向配置された一対のレールに沿ってフレームを上下動させる構成としてもよい。なお、上記実施形態のようにアーム45A,45Bを用いた構成とすれば、レールを用いた構成に比べてより簡易な構成となるものの、フレーム50を保持するためにローラ61を備えることが好ましい。本実施形態では、ローラ61を設けることでフレーム50を安定させると共に、そのローラ61の回動を利用してフレーム50を伸縮させることができる。
(2)上記実施形態では、リアウインドウガラス11を覆うサンシェード装置を例示したが、これに限定されない。例えば、サイドウインドウガラスを覆うサンシェード装置に本発明を適用してもよい。また、シェード31の展開方向及び収容方向は上下方向に限定されない。
(3)上記実施形態では、ボード部材として、パッケージトレイ10を例示したが、これに限定されない。ボード部材として、例えば、車両用ドアトリムを構成するトリムボードを例示することができる。
(4)シェード31及びリアウインドウガラス11の形状は、台形状に限定されない。シェード31及びリアウインドウガラス11は、巻取軸33に向かうにつれて幅が広くなる形状をなしていればよい。
(5)上記各実施形態では、フレーム50を移動させる移動装置40を備える構成を例示したが、これに限定されない。例えば、移動装置40を備えていない構成(言い換えると展開位置と収容位置の間のフレーム50の変位を手動で行う構成)としてもよい。
(6)上記各実施形態では、フレーム本体部51の端部にスライド部(52A又は52B)が外挿されている構成を例示したが、これに限定されない。展開位置において、フレーム本体部51の内部にスライド部が収容されている構成としてもよい。
(7)上記各実施形態で例示したサンシェード装置は、車両用に限定されず、ウインドウガラスを備える種々の乗物に搭載することが可能である。
9…車両(乗物)、10…パッケージトレイ(ボード部材)、10A…開口部、11…リアウインドウガラス(ウインドウガラス)、30…サンシェード装置、31…シェード、31A…シェードの上端部(シェードにおける巻取軸と反対側の周端部)、33…巻取軸、50…フレーム、51…フレーム本体部、52A,52B…スライド部、60,160,260,360,460…運動変換機構、61…ローラ、61B…雌ネジ(ローラ側ネジ部)、62B…雄ネジ(スライド部側ネジ部)、151B…雌ネジ(スライド部側ネジ部)、162A…雄ネジ(ローラ側ネジ部)

Claims (3)

  1. 乗物に設けられたウインドウガラスを覆うことが可能なサンシェード装置であって、
    前記ウインドウガラスを覆うことが可能なシェードと、
    前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、
    前記シェードにおける前記巻取軸と反対側の周端部に取り付けられ、前記周端部に沿う長手状をなすと共に長手方向に伸縮可能なフレームと、
    前記フレームに対して前記フレームの長手方向に沿う軸を回転中心として回転可能に取り付けられたローラと、
    前記フレームが収容される長手状の開口部を有するボード部材と、
    前記ローラの回転運動を前記フレームの伸縮運動に変換する運動変換機構と、を備え、
    前記シェードが前記ウインドウガラスを覆う状態における前記フレームの位置を展開位置とし、前記開口部に収容された状態の前記フレームの位置を収容位置とした場合において、
    前記フレームが前記展開位置から前記収容位置に移動する過程では、前記ローラが前記ウインドウガラスに当接しつつ回転することで、前記運動変換機構を介して前記フレームの全長が大きくなる構成であるサンシェード装置。
  2. 前記フレームは、前記シェードにおける前記周端部に取り付けられる長手状のフレーム本体部と、
    前記フレーム本体部の長手方向における少なくとも一端部に設けられ、前記フレーム本体部に対して、前記フレーム本体部の前記長手方向に沿ってスライド移動可能なスライド部と、を備え、
    前記運動変換機構は、前記ローラの回転運動に伴って前記スライド部をスライド移動させる構成である請求項1に記載のサンシェード装置。
  3. 前記運動変換機構は、
    前記ローラに設けられたローラ側ネジ部と、
    前記スライド部に設けられ、前記ローラ側ネジ部と螺合されるスライド部側ネジ部と、を備え、
    前記ローラが回転することで、前記ローラ側ネジ部及び前記スライド部側ネジ部を介して、前記スライド部が前記フレーム本体部の前記長手方向に沿って進退する構成である請求項2に記載のサンシェード装置。
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