JP6542604B2 - Ledランプ - Google Patents

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Description

本発明はLEDランプに関する。
近年、電力消費量が少なく、また長寿命である等の理由により、照明用の光源として、LEDを用いたランプ(以下、「LEDランプ」と呼ぶ。)が使用されるようになってきている。特に、例えば12V用のスポットライト光源の分野では、ハロゲンランプからLEDランプへの置き換え(レトロフィット)が進んでいる(例えば特許文献1参照)。
特許第5647250号公報
ハロゲンランプからLEDランプへのレトロフィットを実現するに当たっては、省資源の観点からも、なるべくハロゲンランプで利用していた設備をそのまま活かしてLEDランプを点灯できるのが望ましい。例えば上記12V用の光源分野では、商用電圧が電子トランスによって低電圧に変換された後、この電圧がハロゲンランプに供給されている。よって、この電子トランスから供給される交流電圧を用いてLEDランプに供給することができれば、電圧変換部を別途設けなくてもよいので効率的である。
上記特許文献1には、上記のようなレトロフィットを実現した場合において、駆動時にフリッカが発生するという課題を解決する技術が開示されている。
ところで、ハロゲンランプからLEDランプに交換するにあたっては、電子トランスの一次側に対して交流電圧を供給したままで交換作業が行われることが想定される。例えば、メインスイッチをオンにした状態でハロゲンランプのソケットを取り外し、LEDランプのソケットを装着するという手順でランプの交換がされることが考えられる。これは、メインスイッチをオフにしてしまうと、全ての照明がいったん落ちてしまうので、暗くなって作業効率性が低下するという事情や、そもそもメインスイッチをいちいちオフにするのが煩わしいという事情によるものである。
本発明者らの鋭意研究によれば、このようにメインスイッチをオンにしたままでハロゲンランプからLEDランプへの置き換えの作業を行うと、LEDランプが点灯しない事態が発生する場合があることが分かった。本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものである。
本発明に係るLEDランプは、
電子トランスの二次側の端子に接続され、入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換部と、
前記AC/DC変換部から出力された直流電圧が入力されるLEDドライバと、
前記LEDドライバによって駆動されるLED素子と、
前記電子トランスの二次側の端子と前記LEDドライバとの間の位置において、前記LED素子側の負荷と並列に接続された不点灯防止回路とを備え、
前記不点灯防止回路は、前記LED素子の点灯開始前における前記LED素子側の負荷のインピーダンスより低く、前記LED素子の点灯時における前記LED素子側の負荷のインピーダンスより高いインピーダンスを有する回路であることを特徴とする。
本発明者らは、鋭意研究により、ハロゲンランプをLEDランプに置き換えたときに不点灯になる原因は、電子トランスに最小負荷電流という条件が課されていることにあることを突き止めた。
図1は、電子トランスの構成の一例を示す図である。図1に示された電子トランス60は、整流回路61、平滑回路62、及び発振回路63を備える。電子トランス60の一次側端子60aには、商用の交流電圧が入力される。整流回路61は、この商用交流電圧を直流電圧に変換する。この直流電圧は、例えばコンデンサC62を含む平滑回路62で平滑化された後、発振回路63に入力される。
発振回路63は、一次巻線LL1、二次巻線LL2、及び三次巻線LL3を有するトランスTr63、スイッチング素子Q63、抵抗R63、及びダイオードD63を備える。スイッチング素子Q63がスイッチングすることにより、トランスTr63の一次巻線LL1に電圧が印加され、二次巻線LL2及び三次巻線LL3に誘起電圧が発生する。三次巻線LL3に発生した電圧はスイッチング素子Q63に正帰還される。これにより、発振回路63は自励式の発振動作を繰り返し、スイッチング素子Q63はスイッチング動作を繰り返す。一例として、電子トランス60の一次側端子60aに、周波数50/60Hz、100Vの交流電圧が印加されると、トランスTr63の二次巻線LL2には、周波数20kHz〜100kHz、12Vの交流電圧が誘起され、この電圧が、電子トランス60の二次側端子60bから取り出される。
電子トランス60は、このように商用電圧よりも低い電圧でランプを点灯させる場合に、商用電圧を降圧させる目的で設けられる。しかし、電子トランス60は、二次側端子60bから負荷に対して、ある程度以上の電流(以下、「最小負荷電流」と呼ぶ。)が流れないと安定した発振を行うことができないという設計上の制約を有している。
更に、LEDは、ドライバが動作し始めるまでの低電圧領域においては、電流が流れない非線形素子である。図2は、LED素子とハロゲンランプの電流電圧特性を模式的に示した図である。図2に示すように、ハロゲンランプは印加される電圧に応じた電流が流れるが、LED素子においては、所定の閾値電圧Vth以下の範囲内では電流が全く又はほとんど流れない。
この事実は、電子トランス60の作動中にハロゲンランプからLEDランプへと置き換えの作業を行った際に、LEDランプが点灯しないという事態が生じることへの理由となる。ハロゲンランプは線形性を有した抵抗素子であるとみなすことができるため、低い電圧を印加しても印加された電圧に応じた低い電流が流れる。よって、二次巻線LL2に電圧を誘起し続けることができ、また、スイッチング素子Q63も安定的に発振させることができる。
ハロゲンランプが点灯している状態で、ハロゲンランプを取り外し、電子トランス60の二次側端子60bにLED素子を含むLEDランプを接続させた場合を考える。ハロゲンランプを取り外した時点において、電子トランス60の二次側端子60bは開放状態となるため、極めて大きなインピーダンスが接続されているのと等価となる。この結果、電子トランス60の二次巻線LL2から負荷側にはほとんど電流が流れない状態となるため、電子トランス60の二次巻線LL2から負荷側に向かう電流が電子トランス60の最小負荷電流を下回り、電子トランス60が安定して発振しない環境になる。すなわち、電子トランス60の二次巻線LL2には電圧が全く又はほとんど誘起されていない状態となる。
この状態で、電子トランス60の二次側端子60bにLED素子を含むLEDランプを接続させる。電子トランス60の二次巻線LL2に電圧が全く又はほとんど誘起されていない状態であるため、LED素子に印加される電圧が閾値電圧Vthを下回っている。この結果、LED素子には電流が流れない。よって、電子トランス60の二次巻線LL2から負荷側にはほとんど電流が流れない状態が継続される。すなわち、電子トランス60の二次巻線LL2から負荷側に向かう電流が、依然として電子トランス60の最小負荷電流を下回るため、引き続き電子トランス60が安定して発振しない環境になる。
この結果、点灯中のハロゲンランプを取り外し、LEDランプを装着した場合に、LEDランプが点灯しないという状態が発現する。
本発明に係るLEDランプは、電子トランスの二次側の端子と、LEDドライバとの間に、LED素子側の負荷と並列に接続された不点灯防止回路を備えている。ここで、LED素子側の負荷とは、不点灯防止回路から見て、LED素子側に接続されている負荷(例えばLEDドライバやLED素子を含む直列回路)を指している。
そして、この不点灯防止回路は、LED素子の点灯開始前におけるLED素子側の負荷のインピーダンスより低く、LED素子の点灯時におけるLED素子側の負荷のインピーダンスより高いインピーダンスを有している。
つまり、不点灯防止回路のインピーダンスは、LED素子に対して閾値電圧以下の電圧が印加されている場合における、LED素子及びLEDドライバを含む、不点灯防止回路よりもLED素子側のインピーダンスより高い。なお、図2に示すように、LED素子は非線形素子であり、閾値電圧以下の電圧がLED素子に印加されている場合におけるLED素子のインピーダンスは、極めて高いインピーダンスを示す。
また、不点灯防止回路のインピーダンスは、LED素子が点灯している場合、すなわちLED素子に対して閾値電圧より高い電圧が印加されている場合における、LED素子及びLEDドライバを含む、不点灯防止回路よりもLED素子側のインピーダンスより低い。
この構成によれば、ハロゲンランプを取り外してLEDランプを取り付けた直後において、LEDランプが備えるLED素子は点灯前の状態であるため、上述したように、極めて高いインピーダンスを示す。点灯前のLED素子を含む負荷インピーダンスよりは低いインピーダンスの不点灯防止回路が、電子トランスの二次側の端子とLEDドライバとの間の位置において、LED素子側の負荷と並列に接続されている。このため、電子トランスの二次側端子にLEDランプが接続されると、電子トランスの二次側端子から、不点灯防止回路を介して電子トランスの二次側端子へと戻る閉回路内を電流が流れる。この結果、電子トランスの最小負荷電流を超える電流が流れ、電子トランスの二次側端子に電圧が誘起する。
そして、誘起した電圧が、LED素子の閾値電圧を超えると、不点灯防止回路のインピーダンスが、LED素子の点灯時におけるLED素子側の負荷インピータンスよりも高いため、電子トランスの二次側端子から、不点灯防止回路と比べて、LED素子側の負荷に向かう電流が多く流れるようになる。これにより、LED素子が点灯する。LED素子に電流が流れることで、電子トランスの最小負荷電流を超える電流が継続的に流れるため、電子トランスの二次側端子には安定的に電圧が誘起される。
不点灯防止回路は、抵抗を含んで構成されることができる。
また、不点灯防止回路は、抵抗に並列に接続されたコンデンサを含む構成とすることができる。この構成によれば、不点灯防止回路が抵抗のみで構成されている場合と比較して、LED点灯時に、不点灯防止回路に流れる電流量を低下させ、消費電力を削減することができる。
また、不点灯防止回路は、更に、抵抗に直列に接続されたダイオードを含む構成とすることができる。
不点灯防止回路を整流回路よりも電子トランス側に配置した場合、不点灯防止回路に対しては交流電圧が印加される。このため、不点灯防止回路が並列RC回路で構成されている場合、Z = R / (1 + jωRC) のインピーダンスを有するため、点灯時において常時不点灯防止回路内に電流が流れる。これに対し、ダイオードを直列に接続することで、コンデンサに充電されるまでは電流が流れるが、コンデンサから放電されるときは、ダイオードによって導通されないため、不点灯防止回路内を電流が流れる期間を限定的にすることができる。この結果、LED点灯時に、不点灯防止回路に流れる電流量を更に低下させることができる。
前記不点灯防止回路は、前記電子トランスの二次側の端子と、前記AC/DC変換部との間に配置され、前記AC/DC変換部と並列に接続されているものとしても構わない。
不点灯防止回路をAC/DC変換部よりもLED素子側に配置すると、電子トランスの二次側の端子に誘起された交流電圧がAC/DC変換部で変換されることで得られた直流電圧が、不点灯防止回路に印加される。AC/DC変換部における電圧変換の際に、電圧が低下する。この結果、LED素子の閾値電圧以上の電圧を不点灯防止回路の両端間に発生させるためには、不点灯防止回路をAC/DC変換部よりも電子トランス側に配置した場合と比較して、より大きな電圧が必要になってしまう。
上記のように、不点灯防止回路をAC/DC変換部よりも電子トランス側に配置することで、ハロゲンランプからLEDランプへの置き換え時に、より早期、且つより確実にLEDランプを点灯させることができる。
前記不点灯防止回路が、
第一抵抗、前記第一抵抗に並列に接続された第一コンデンサ、及び、前記第一抵抗に直列に接続された第一ダイオードを含む第一回路と、
第二抵抗、前記第二抵抗に並列に接続された第二コンデンサ、及び、前記第二抵抗に直列に接続され、前記第一ダイオードと道通方向が反転した第二ダイオードを含み、前記第一回路に並列に接続された第二回路とを含むものとしても構わない。
不点灯防止回路に対して交流電圧が供給される場合において、上記の構成とすることで、電圧の極性が反転しても、LED点灯時に不点灯防止回路内に流れる電流量が抑制でき、消費電力が低減できる。
本発明のLEDランプによれば、ハロゲンランプからの置き換えで設置された場合においても、従来よりも確実に点灯させることができる。
電子トランスの構成の一例を示す図である。 LED素子とハロゲンランプの電流電圧特性を模式的に示した図である。 一実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。 別実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。 別実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。 別実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。 別実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。
本発明のLEDランプの一実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、図1と共通の要素については、同一の符号を付している。
図3は、一実施形態のLEDランプの構成を模式的に示すブロック図である。図3に示されるLEDランプ1は、電子トランス60の二次側端子60bに接続された、AC/DC変換部20と、AC/DC変換部20よりも後段に配置されたLEDドライバ30と、LEDドライバ30から直流電流が供給されて駆動制御が行われるLED素子40とを備える。また、LEDランプ1は、電子トランス60とAC/DC変換部20との間の位置において、AC/DC変換部20と並列に接続された不点灯防止回路10を備える。
本実施形態において、不点灯防止回路10は、第一回路11と第二回路12とを備える。第一回路11は、抵抗R11、抵抗R11に並列に接続されたコンデンサC11、及び抵抗R11に直列に接続されたダイオードD11を備える。第二回路12は、第一回路11と並列に接続されており、抵抗R12、抵抗R12に並列に接続されたコンデンサC12、及び抵抗R12に直列に接続され、ダイオードD11と導通方向が反転したダイオードD12とを備えている。
LED素子40は、上述したように閾値電圧Vth以下の電圧が印加されている間はほとんど電流を流さず、閾値電圧Vthを超える電圧が印加されると導通して発光する。すなわち、LED素子40は、点灯開始前の状態においては極めて高いインピーダンスを有し、点灯時においてインピーダンスが低下する性質を有する。第一回路11及び第二回路12は、いずれも、LED素子40の点灯開始前における、不点灯防止回路10よりもLED素子40側の負荷インピータンスよりは低く、LED素子40の点灯時における、不点灯防止回路10よりもLED素子40側の負荷インピータンスよりは高いインピーダンスとなるように、各回路素子の値が調整されている。なお、LED素子40の点灯開始前においては、LED素子40のインピーダンスが極めて高いため、不点灯防止回路10よりもLED素子40側の負荷インピータンスは、ほぼLED素子40のインピーダンスに依存する。
AC/DC変換部20は、例えば全波整流回路を構成する整流ダイオードによって構成される。LEDドライバ30はLED40を駆動するドライバであり、公知の技術で実現される。
電子トランス60は、ハロゲンランプの電圧源を構成するトランスであるものとしてよい。すなわち、電子トランス60の二次側端子60b以後において、ハロゲンランプ及びその駆動回路が構成されており、それが取り外されて、不点灯防止回路10、AC/DC変換部20、LEDドライバ30、及びLED素子40を含むモジュールが取り付けられるものとすることができる。例えばこのモジュールが一体化され、天井面等に設けられたねじ込み(スクリュー)又はピン等によって、電子トランス60の二次側端子60bと接続される。
電子トランス60の一次側端子60aに対して電圧が供給されたままの状態で、上記モジュールが取り付けられた場合について検討する。このとき、LED素子40は点灯前の状態であるため、極めて高いインピーダンスを示す。よって、電子トランス60の二次側端子60bから、AC/DC変換部20、LEDドライバ30、及びLED素子40を含む直列回路が構成する負荷インピーダンスが大きいため、かかる直列回路にはほとんど電流が流れない。他方、この直列回路と並列に接続されている不点灯防止回路10は、当該直列回路よりもインピーダンスが低いため、電子トランス60の二次側端子60bから不点灯防止回路10に対してある程度の電流が流れる。この結果、電子トランス60の最小負荷電流を超える電流が流れ、二次側端子60bに安定的に電圧が誘起する。
二次側端子60bの誘起電圧がある一定値を超えると、LED素子40への印加電圧が、LED素子40の閾値電圧Vthを超える。このとき、LED素子40に対して電流が流れ始め、LED素子40は点灯する。この後、LED素子40のインピーダンスは低下するため、AC/DC変換部20、LEDドライバ30、及びLED素子40を含む直列回路の負荷インピーダンスが、不点灯防止回路10のインピーダンスよりも低下する。この結果、電子トランス60の二次側端子60bから不点灯防止回路10に向かって流れる電流量は低下し、LED素子40側へと電流が継続的に流れる。これにより、LED素子40は安定的に発光する。
一例として、LED素子40の点灯開始前におけるインピーダンスは14kΩであり、LED素子40の点灯時におけるインピーダンスは17Ωであり、不点灯防止回路10が備える抵抗R11,R12は1kΩである。
以下、説明が重複するため、不点灯防止回路10のうち、第一回路11についてのみ説明する。不点灯防止回路10が、抵抗R11と並列に接続されたコンデンサC11を備えることで、コンデンサC11を備えない場合と比較して、LED素子40の点灯後、コンデンサC11が充電された後は抵抗R11に流れる電流量が低下する。これにより、LED素子40の点灯時における不点灯防止回路10内での消費電力の発生が抑制される。
また、不点灯回路回路10が、抵抗R11と直列に接続されたダイオードD11を備えることで、ダイオードD11を備えない場合と比較して、コンデンサC11に蓄積された電荷が流れだして電力が消費されるのが抑制される。特に、本実施形態では、AC/DC変換部20よりも電子トランス60側に不点灯防止回路10が配置されているため、不点灯防止回路10には交流電圧が供給される。図3に示すように、不点灯防止回路10が、導通方向の異なる2つのダイオードD11,D12を備えることで、電圧の極性によらず、消費電力の発生を抑制することができる。
[別実施形態]
以下、別実施形態について説明する。
図4に示すように、不点灯防止回路10は、第一回路11のみを備える構成であっても構わない。この場合においても、従来構成と比較して、ハロゲンランプからLEDランプ1に置き換えた際に、LEDランプ1が不点灯となる確率を下げることができる。
また、図5に示すように、不点灯防止回路10は、図4の構成において、ダイオードD11を備えない構成としても構わない。なお、図3の構成において、不点灯防止回路10は、ダイオードD11及びD12を備えない構成としても構わない。
更に、図6に示すように、不点灯防止回路10は、図4の構成において、ダイオードD11及びコンデンサC11を備えない構成としても構わない。なお、図3の構成において、不点灯防止回路10は、ダイオードD11及びD12、並びにコンデンサC11及びC12を備えない構成としても構わない。
図5及び図6の構成の場合、図3の構成と比較して、LED素子40の点灯時における不点灯防止回路10内の消費電力は上昇するものの、従来の構成と比べると、LEDランプが不点灯となる確率を下げることができる。
また、図7に示すように、不点灯防止回路10を、AC/DC変換部20とLEDドライバ30との間に配置しても構わない。ただし、この場合、不点灯防止回路10に印加される電圧は、電子トランス60の二次側端子60bに誘起された電圧から、AC/DC変換部20での電圧降下分が差し引かれた電圧となる。このため、LED素子40が導通するのに必要な二次側端子60bの誘起電圧は、図3の構成よりも高くなる。この結果、図3の構成と比較して、LED素子40が発光を開始するまでに要する時間が増える可能性がある。しかし、この構成であっても、従来の構成と比べると、LED素子40が不点灯となる確率を低下させることができる。
なお、不点灯防止回路10が図4〜図6に示される構成である場合において、不点灯防止回路10を、AC/DC変換部20とLEDドライバ30との間に配置しても構わない。
1 : LEDランプ
10 : 不点灯防止回路
11 : 第一回路
12 : 第二回路
20 : AC/DC変換部
30 : LEDドライバ
40 : LED素子
60 : 電子トランス
60a : 電子トランスの一次側端子
60b : 電子トランスの二次側端子
61 : 整流回路
62 : 平滑回路
63 : 発振回路
C11,C12,C62 : コンデンサ
D11,D12,D63 : ダイオード
LL1,LL2,LL3 : 巻線
R11,R12,R63 : 抵抗
Tr63 : トランス
Q63 : スイッチング素子

Claims (2)

  1. 電子トランスの二次側端子に接続され、入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換部と、
    前記AC/DC変換部から出力された直流電圧が入力されるLEDドライバと、
    前記LEDドライバによって駆動されるLED素子と、
    前記電子トランスの二次側の端子と前記LEDドライバとの間の位置において、前記LED素子側の負荷と並列に接続された不点灯防止回路とを備え、
    前記不点灯防止回路は、前記LED素子の点灯開始前における前記LED素子側の負荷のインピーダンスより低く、前記LED素子の点灯時における前記LED素子側の負荷のインピーダンスより高いインピーダンスを有する回路であって、
    前記不点灯防止回路は、前記電子トランスの二次側の端子と、前記AC/DC変換部との間に配置され、前記AC/DC変換部と並列に接続され、
    前記不点灯防止回路が、
    第一抵抗、前記第一抵抗に並列に接続された第一コンデンサ、及び、前記第一抵抗に直列に接続された第一ダイオードを含む第一回路と、
    第二抵抗、前記第二抵抗に並列に接続された第二コンデンサ、及び、前記第二抵抗に直列に接続され、前記第一ダイオードと導通方向が反転した第二ダイオードを含み、前記第一回路に並列に接続された第二回路とを含むことを特徴とするLEDランプ。
  2. 前記第一抵抗は、前記第一ダイオードのカソードに接続され、
    前記第二抵抗は、前記第二ダイオードのカソードに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ。
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