JP6542148B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、重要インフラに対する攻撃事例の増加に伴い、システム内の脆弱性をできる限り排除することが求められている。脆弱性の有無を確認する手法の1つとして、ファジング検査と呼ばれる検査手法が利用されている。ファジング検査は、検査対象の機器を正常に動作させるための正常データをベースに、正常データの各因子(パラメータ)を書き換えたテストデータを用いて検査を行う手法である。また、ファジング検査を行うためには、因子の書き換えに加え、テストデータ(最終的なパケット)として正しいデータとなるように補正する場合があることが知られている。たとえば、検査に用いるテストデータにCRC32のデータが含まれる場合、書き換えられたデータに対してCRC32の計算を行い、その計算結果を反映させる必要がある。
米国特許出願公開第2007/0203973号明細書 特開2009−116847号公報
しかしながら、ファジング検査を行うための書き換え処理と補正処理の組み合わせによっては、適切に検査できない場合がある。例えばCRC32を含むテストデータを用いた検査において、書き換え処理によってCRC32のデータを書き換えた後に、補正処理によって書き換え後のCRC32のデータを補正すると、書き換え処理の効果が失われてしまい、適切に検査できないといった問題がある。
実施形態の情報処理装置は、書き換え部と補正部と決定部とを備える。書き換え部は、対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する。補正部は、対象装置の検査に用いるテストデータを生成する過程で行う補正処理を実行する。決定部は、書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する。
第1の実施形態の情報処理システムの構成を示す図。 第1の実施形態のテストデータ生成装置のハードウェア構成を示す図。 第1の実施形態のテストデータ生成装置が有する機能を示す図。 第1の実施形態のテストデータ生成装置の動作例を示す図。 第1の実施形態で用いられるデータの具体例を示す図。 第2の実施形態の情報処理システムの構成を示す図。 第2の実施形態の検査対象装置が有する機能を示す図。 第2の実施形態の検査対象装置が処理するデータを示す図。 第2の実施形態のテストデータ生成装置が有する機能を示す図。 第2の実施形態のテストデータ生成装置の動作例を示す図。 第2の実施形態で用いられるデータの具体例を示す図。 第3の実施形態の情報処理システムの構成を示す図。 第3の実施形態の検査対象装置が有する機能を示す図。 第3の実施形態の検査対象装置が処理するデータを示す図。 第3の実施形態のテストデータ生成装置が有する機能を示す図。 第3の実施形態のテストデータ生成装置の動作例を示す図。 第3の実施形態で用いられるデータの具体例を示す図。 第3の実施形態の検査対象装置が処理するデータを示す図。 変形例のテストデータ生成装置が有する機能を示す図。 変形例の雛形データの生成方法を説明するための図。 第4の実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図。 第4の実施形態のテストデータ生成装置が有する機能を示す図。 第4の実施形態の演算依存関係を示す図。 第4の実施形態の正規データを示す図。 第4の実施形態のテストデータ生成装置の動作例を示す図。 第4の実施形態のデータ補正処理を説明するための図。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の情報処理システム10の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム10は、テストデータ生成装置100と、検査対象装置900とを含む。テストデータ生成装置100は、「情報処理装置」の一例であり、検査対象装置900を検査するためのテストデータを生成し、生成したテストデータを検査対象装置900へ送信する。検査対象装置900は、「対象装置」の一例であり、製品としてリリースされる装置を想定している。検査対象装置900は、テストデータ生成装置100からテストデータを受信すると、その受信したテストデータに基づいて動作し、その動作結果を示す動作結果情報をテストデータ生成装置100へ返信する。テストデータ生成装置100は、検査対象装置900から受け取った動作結果情報を解析することで、不具合を引き起こす原因等を推定することができる。
図2は、テストデータ生成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、テストデータ生成装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、表示装置14と、入力装置15と、I/F部16とを備え、これらはバス17を介して相互に接続される。
CPU11は、テストデータ生成装置100の動作を統括的に制御する。ROM12は、プログラムや各種のデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11が実行する各種の演算の処理の作業領域(ワークエリア)として機能する揮発性のメモリである。表示装置14は、各種の情報を表示するディスプレイ装置であり、例えば液晶型ディスプレイ装置で構成される。入力装置15は、各種の操作に用いられる装置であり、例えばマウスやキーボード等で構成される。I/F部16は、検査対象装置900等の外部機器と接続するためのインタフェースである。例えばインターネットなどのネットワークを介して検査対象装置900と接続される形態であってもよい。
図3は、テストデータ生成装置100が有する機能の一例を示す図である。図3に示すように、テストデータ生成装置100は、正規データ記憶部1010、書き換え部分決定部1020、書き換え部1030、決定部1040、補正部1050、テストデータ記憶部1060を有する。
正規データ記憶部1010は、検査対象装置900を正常に動作させるための正規データ(「データ」の一例)を記憶する。テストデータ生成装置100は、この正規データに基づいてテストデータを生成する。
書き換え部分決定部1020は、正規データのうち書き換える部分である書き換え部分を決定する。例えば書き換え部分決定部1020は、正規データに含まれる複数の因子(パラメータ)の中から、書き換え対象の因子をランダムに選択してもよい。このように選択された1以上の因子(書き換え対象の因子)が書き換え部分となる。
書き換え部1030は、正規データに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する。この例では、書き換え部1030は、正規データのうち、書き換え部分決定部1020により決定された書き換え部分に対して書き換え処理を実行する。以下では、書き換え部1030による書き換え処理が行われた正規データを「書き換え済みデータ」と称する場合がある。
決定部1040は、書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分(書き換え部分決定部1020により決定された書き換え部分)と、後述の補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する。ここでは、正規データに含まれる複数の因子のうち、後述の補正処理の対象となる因子は予め定められている。本実施形態では、決定部1040は、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子については後述の補正処理を実行しないことを決定する。そして、その決定結果を示す決定情報を、補正部1050へ送信する。
補正部1050は、検査対象装置900の検査に用いるテストデータ(検査対象装置90に与えて該検査対象装置900を動作させるためのテストデータ)を生成する過程で行う補正処理を実行する。この例では、補正部1050は、決定部1040からの決定情報に基づいて、上述の書き換え済みデータに対して補正処理を実行する。補正部1050は、書き換え済みデータに含まれる複数の因子のうち、予め定められた補正部分であっても、決定情報により補正処理を実行しないことが示されている因子については補正処理を実行しない。すなわち、補正部1050は、書き換え済みデータに含まれる複数の因子のうち、決定情報により補正処理を実行しないことが示されている因子以外の因子であって、かつ、予め定められた補正部分の因子についてのみ補正処理を実行することになる。
補正処理は、典型的には、検査対象装置90との通信に関する補正である。例えば補正処理としては、検査対象装置900との通信に用いる通信情報(シーケンス番号やIPアドレス等の識別子を含む)を修正する処理などが挙げられるが、これに限らず、例えば暗号化や圧縮などを含む可逆変換処理であってもよい。
以上の補正処理が施された書き換え済みデータがテストデータとなり、テストデータ記憶部1060に記憶される。テストデータ生成装置100は、テストデータ記憶部1060に保存されたテストデータを検査対象装置900に送信し、検査を実行する。
以上に説明したテストデータ生成装置100が有する機能(書き換え部分決定部1020、書き換え部1030、決定部1040、補正部1050)は、CPU11がROM12等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば上述した機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(半導体集積回路等)で実現される形態であってもよい。また、上述の正規データ記憶部1010やテストデータ記憶部1060は、例えばROM12で実現されてもよいし、例えばHDDなどの補助記憶装置で実現されてもよい。
図4は、テストデータを生成する場合のテストデータ生成装置100の動作例を示すフローチャートである。図4に示すように、書き換え部分決定部1020は、正規データのうち書き換える部分である書換え部分を決定する(ステップS1500)。そして、書き換え部1030と決定部1040に対して、決定した書き換え部分を通知する。
次に、書き換え部1030は、正規データ記憶部1010から正規データを読み出し(ステップS1510)、書き換え部分決定部1020から通知された書き換え部分に基づいて、正規データを書き換える書き換え処理を実行する(ステップS1520)。これにより得られた書き換え済みデータを補正部1050へ渡す。
次に、決定部1040は、書き換え部分決定部1020から通知された書き換え部分と、予め定められた上述の補正部分とに基づいて、各因子に対する補正処理の実行の可否を決定する(ステップS1530)。上述したように、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子については補正処理を実行しないことを決定する。そして、その決定結果を示す決定情報を補正部1050へ送信する。
補正部1050は、決定部1040から受信した決定情報に基づいて、書き換え部1030から渡された書き換え済みデータに対して補正処理を実行する(ステップS1540)。上述したように、補正部1050は、書き換え済みデータに含まれる複数の因子のうち、決定部1040から受信した決定情報により補正処理を実行しないことが示されている因子以外の因子であって、かつ、予め定められた補正部分の因子についてのみ補正処理を実行することになる。
そして、補正部1050は、ステップS1540の結果で得られたテストデータをテストデータ記憶部1060に保存する(ステップS1550)。
図5は、正規データ1900、書き換え済みデータ(1910,1930)、テストデータ(1920,1940)の一例を示す図である。図5の例では、各データは、4つの因子(パラメータ)を含み、正規データ1900に含まれる4つの因子と、書き換え済みデータ(1910,1930)に含まれる4つの因子と、テストデータ(1920,1940)に含まれる4つの因子とは、互いに対応している。例えば図5の(A)において、正規データ1900に含まれる第1番目の因子1901は、書き換え済みデータ1910に含まれる第1番目の因子1901、および、テストデータ1920に含まれる第1番目の因子1921に対応(それぞれの値は異なるもののパラメータとしては共通)している。他の因子についても同様である。
ここでは、図5の(A)および(B)の何れにおいても、第1番目の因子である第1因子が補正部分である場合を想定している。図5の(A)では、書き換え部分決定部1020は、第2番目の因子である第2因子を書き換え部分として決定し、図5の(B)では、書き換え部分決定部1020は、第1因子を書き換え部分として決定している場合を想定している。
図5の(A)の場合、4つの因子のうち、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子は存在しないので、書き換え部1030は、正規データ1900に含まれる4つの因子のうち第2因子である因子1902を因子1912に書き換えて(パラメータの値を書き換えて)書き換え済みデータ1910を生成する。そして、補正部1050は、書き換え済みデータ1910に含まれる4つの因子のうち第1因子である因子1901を因子1921に補正して(パラメータの値を補正して)テストデータ1920を生成する。
また、図5の(B)の場合、4つの因子のうち、第1因子は、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもあるので、まず書き換え部1030は、正規データ1900に含まれる4つの因子のうち第1因子である因子1901を因子1931に書き換えて(パラメータの値を書き換えて)書き換え済みデータ1930を生成する。そして、補正部1050は、書き換え済みデータ1930に含まれる4つの因子のうち第1因子である因子1931に対する補正処理を行わずに、書き換え済みデータ1930をそのままテストデータ1940とする。
以上に説明したように、本実施形態のテストデータ生成装置100は、書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する。より具体的には、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子については補正処理を実行しない。これにより、補正処理によって書き換え処理の効果が失われてしまうことを回避できるので、検査対象装置900の検査を適切に行うことができるという利点がある。
(第1の実施形態の変形例)
上述の第1の実施形態では、正規データの書き換え処理を実行した後に、書き換え済みデータに含まれる因子の中に、書き換え部分であり、かつ、補正部分である因子が存在するか否かを判定しているが、この順は逆であってもよい。つまり、書き換え部分を決定して、正規データに含まれる因子の中に、書き換え部分であり、かつ、補正部分である因子が存在するか否かを判定した後に、書き換え処理、及び、補正処理を実行する形態であってもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、上述の補正処理として、暗号化などの可逆変換を行う場合を例に挙げて説明する。なお、上述の第1の実施形態と共通する部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図6は、本実施形態の情報処理システム20の概略構成の一例を示す図である。図6に示すように、情報処理システム20は、テストデータ生成装置200と、検査対象装置920とを含む。テストデータ生成装置200は、「情報処理装置」の一例であり、検査対象装置900を検査するためのテストデータを生成し、生成したテストデータを検査対象装置900へ送信する。検査対象装置920は、「対象装置」の一例であり、製品としてリリースされる装置を想定している。検査対象装置920は、テストデータ生成装置200からテストデータを受信すると、その受信したテストデータに基づいて動作し、その動作結果を示す動作結果情報をテストデータ生成装置200へ返信する。テストデータ生成装置200は、検査対象装置920から受け取った動作結果情報を解析することで、不具合を引き起こす原因等を推定することができる。
図7は、検査対象装置920が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、ここでは、検査対象装置920のハードウェア構成は、図2と同様の構成であり、検査対象装置920が有する機能は、CPU11がROM12等に格納されたプログラムを実行することにより実現されてもよいし、専用のハードウェア回路(半導体集積回路等)で実現されてもよい。
図7に示すように、検査対象装置920は、逆変換処理部9210と因子読み出し部9220とを有する。逆変換処理部9210は、テストデータ生成装置200から送られてきたテストデータに対して逆変換処理を行い、逆変換処理により得られたデータを示す逆変換済みデータを因子読み出し部9220へ渡す。因子読み出し部9220は、逆変換処理部9210から受け取った逆変換済みデータに含まれる各因子の値を読み出し、処理を行う。
図8は、テストデータ生成装置200から送られてきたテストデータ、つまり、逆変換処理部9210に入力される入力データ291、および、逆変換処理部9210による逆変換で得られた逆変換済みデータ290の一例を示す図である。図8の例では、入力データ291は、因子2901、因子2912、因子2913、因子2914を含む。因子2912、因子2913、および、因子2914の各々の値は、逆変換に対応する何らかの変換(例えば暗号化等)が施された値である。
一方、逆変換済みデータ290は、因子2901、因子2902、因子2903、因子2904を含む。因子2902、因子2903、および、因子2904の各々の値は、逆変換処理部9210によって逆演算された値であり、たとえば、因子2902の値は、因子2912の値から逆変換された値である。ここで、検査対象装置920の検査という観点からすると、逆変換処理部9210に対する検査を行うためには、因子2912などに対して検査用のデータを与える必要がある一方、因子読み出し部9220に対する検査を行うためには、因子2902などに対して検査用のデータを与える必要がある。つまり、検査対象装置920の各部を検査するためにはそれにあわせた検査が必要となる。特に、検査対象装置920が可逆変換処理を含む場合には、逆変換処理と因子読み出し処理を検査するための因子(パラメータ)が同一の項目(値は異なる)であることから、それぞれを検査するためのテストデータが必要となる。
図9は、テストデータ生成装置200が有する機能の一例を示す図である。図9に示すように、テストデータ生成装置200は、正規データ記憶部1010、書き換え部分決定部1020、決定部2040、データ処理部2100、テストデータ記憶部1060を有する。また、データ処理部2100は、書き換え部1030、補正部2050を有する。
正規データ記憶部1010、書き換え部分決定部1020の機能は上述の第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。決定部2040は、上述の書き換え部分であり、かつ、上述の補正部分でもある因子が存在する場合、2種類のテストデータを生成することを決定する。より具体的には、決定部2040は、正規データに対して書き換え処理を行った後に補正処理を行って得られる第1のテストデータと、正規データに対して補正処理を行った後に書き換え処理を行って得られる第2のテストデータと、を生成することを決定する。本実施形態の補正処理は、可逆変換を行う処理であり、この例では可逆変換は暗号化であるが、これに限らず例えば圧縮であってもよい。決定部2040は、上述の決定の結果を示す決定情報をデータ処理部2100へ渡す。
データ処理部2100は、決定部2040から受け取った決定情報に基づいて、正規データからテストデータを生成する。データ処理部2100は、書き換え部1030および補正部2050を利用してテストデータを生成する。書き換え部1030の機能は上述の第1の実施形態で説明した内容と同様である。また、ここでは、補正部2050が実行する補正処理は、補正部分(補正対象の因子)に対して可逆変換を行う処理である。
図10は、テストデータを生成する場合のテストデータ生成装置200の動作例を示すフローチャートである。図10に示すように、書き換え部分決定部1020は、正規データのうち書き換える部分である書換え部分を決定する(ステップS2500)。そして、書き換え部分決定部1020は、決定部2040に対して、決定した書き換え部分を通知する。
決定部2040は、書き換え部分決定部1020から通知された書換え部分であり、かつ、予め定められた補正部分でもある因子が存在するか否かを判断する(ステップS2510)。この例では、決定部2040は、正規データに含まれる複数の因子の中に、上述の書き換え部分であり、かつ、上述の補正部分でもある因子が存在するか否かを判断する。
ステップS2510の判断結果が肯定の場合(ステップS2510:Yes)、決定部2040は、上述の第1のテストデータおよび上述の第2のテストデータを生成することを決定し(ステップS2520)、その決定結果を示す決定情報をデータ処理部2100へ渡す。この決定情報を受け取ったデータ処理部2100は、決定情報に基づいて、第1のテストデータおよび第2のテストデータを生成する(ステップS2530)。
第1のテストデータを生成する場合の手順は以下のとおりである。データ処理部2100は、正規データ記憶部1010から正規データを読み出し、その読み出した正規データのうち、上述の書き換え部分を書き換える書き換え処理を書き換え部1030に実行させて、書き換え済みデータを得る。なお、データ処理部2100が書き換え部分を把握する方法は任意である。例えば決定部2040から通知される決定情報の中に、書き換え部分を示す情報が含まれていてもよいし、例えば書き換え部分決定部1020から、書き換え部分の通知を受ける形態であってもよい。そして、データ処理部2100は、書き換え済みデータのうち、予め定められた補正部分を補正する補正処理を補正部2050に実行させて、第1のテストデータを得る。
また、第2のテストデータを生成する場合の手順は以下のとおりである。データ処理部2100は、正規データ記憶部1010から正規データを読み出し、その読み出した正規データのうち、予め定められた補正部分を補正する補正処理を補正部2050に実行させて、補正済みデータを得る。そして、データ処理部2100は、補正済みデータのうち、上述の書き換え部分を書き換える書き換え処理を書き換え部1030に実行させて、第2のテストデータを得る。
一方、上述のステップS2510の結果が否定の場合(ステップS2510:No)、決定部2040は、上述の第1のテストデータのみを生成することを決定し(ステップS2540)、その決定結果を示す決定情報をデータ処理部2100へ渡す。この決定情報を受け取ったデータ処理部2100は、決定情報に基づいて、第1のテストデータを生成する(ステップS2550)。第1のテストデータを生成する手順は、上述したとおりである。
そして、データ処理部2100は、上述のステップS2530または上述のステップS2550で得たテストデータをテストデータ記憶部1060に保存する(ステップS2560)。
図11は、正規データ(2900)、書換え済みデータ(2910,2950)、補正済みデータ(2930)、テストデータ(2920,2940,2960)の一例を示す図である。この例では、各データは、4つの因子(パラメータ)を含み、正規データ2900に含まれる4つの因子と、書き換え済みデータ(2910,2950)に含まれる4つの因子と、補正済みデータ2930に含まれる4つの因子と、テストデータ(2920,2940,2960)に含まれる4つの因子とは、互いに対応している。
ここでは、図11の(A)および(B)の何れにおいても、第2番目の因子である第2因子、第3番目の因子である第3因子、第4番目の因子である第4因子が補正部分である場合を想定している。図11の(A)では、書き換え部分決定部1020は、第1番目の因子である第1因子を書き換え部分として決定し、図11の(B)では、書き換え部分決定部1020は、第2因子を書き換え部分として決定している場合を想定している。
図11の(A)の場合、4つの因子のうち、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子は存在しないので、データ処理部2100は、書き換え部1030を利用して、正規データ2900に含まれる4つの因子のうち、第1因子である因子2901を因子2981に書き換えて(パラメータの値を書き換えて)書き換え済みデータ2910を生成する。そして、データ処理部2100は、補正部2050を利用して、書き換え済みデータ2910に含まれる4つの因子のうち、第2因子である因子2902を因子2912に補正(パラメータの値を暗号化)し、第3因子である因子2903を因子2913に補正し、第4因子である因子2904を因子2914に補正して、テストデータ2920を生成する。
また、図11の(B)の場合、4つの因子のうち、第2因子は、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもあるので、データ処理部2100は、補正部2050を利用して、正規データ2900に含まれる4つの因子のうち、第2因子である因子2902を因子2912に補正(パラメータの値を暗号化)し、第3因子である因子2903を因子2913に補正し、第4因子である因子2904を因子2914に補正して、補正済みデータ2930を生成する。また、データ処理部2100は、書き換え部1030を利用して、正規データ2900に含まれる4つの因子のうち、第2因子である因子2902を因子2982に書き換えて書き換え済みデータ2950を生成する。
そして、データ処理部2100は、書き換え部1030を利用して、上述の補正済みデータ2930に含まれる4つの因子のうち、第2因子である因子2912を因子2922に書き換えて第2のテストデータ2940を生成する。また、データ処理部2100は、補正部2050を利用して、上述の書き換え済みデータ2950に含まれる4つの因子のうち、第2因子である因子2982を因子2992に補正し、第3因子である因子2903を因子2913に補正し、第4因子である因子2904を因子2914に補正して、第1のテストデータ2960を生成する。
以上のように、本実施形態のテストデータ生成装置200は、正規データに含まれる因子の中に、書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある因子が存在する場合は、正規データに対して書き換え処理を行った後に補正処理(この例では暗号化)を行って得られる第1のテストデータと、正規データに対して補正処理を行った後に書き換え処理を行って得られる第2のテストデータと、を生成する。これにより、検査対象装置920の各部に合わせたテストデータを生成することができるので、検査対象装置920の各部を適切に検査することを可能にする。
(第2の実施形態の変形例)
上述の第2の実施形態では、補正処理は可逆変換を行う処理であり、可逆変換は暗号化であったが、これに限られるものではなく、補正処理は可逆変換であれば何でもよい。例えば、可逆変換(補正処理)が圧縮であり、逆変換処理部9210による逆変換が解凍であってもよい。
また、上述の第2の実施形態では、データ処理部2100による書き換え処理や補正処理を実行する前に、書き換え部分であり、かつ、補正部分である因子が存在するか否かを判定しているが、この順は逆であってもよい。つまり、上述の第1の実施形態と同様にしてテストデータを生成した後に、書き換え部分であり、かつ、補正部分である因子が存在するか否かを判定してもよい。この判定結果が肯定の場合、追加のテストデータを生成することになる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、所定のデータ(ここでは、上述の正規データに相当するデータ)に含まれる複数の因子のうちの一部の因子に対して補正処理(この例では暗号化)が行われた補正済みデータと、補正前の因子(補正のための計算過程の値を示す因子であってもよいし、補正前の元の値を示す因子であってもよい)と、を含む雛形データが書き換え対象である点で上述の第2の実施形態と相違する。なお、上述の第2の実施形態と共通する部分については、適宜に説明を省略する。
図12は、本実施形態の情報処理システム30の構成の一例を示す図である。図12に示すように、情報処理システム30は、テストデータ生成装置300と、検査対象装置930とを含む。
図13は、検査対象装置930が有する機能の一例を示す図である。検査対象装置930は、逆変換処理部9310と、因子読出し部9320と、因子処理部9340とを有する。
逆変換処理部9310は、テストデータ生成装置300から送られてきたデータに対して逆変換を行い、因子読出し部9320に逆変換済みデータを送信する。因子読出し部9320は、逆変換処理部9310から受信した逆変換済みのデータに対し、各因子の値を読み出し、因子処理部9340に読み出した値を送信する。因子処理部9340は、因子読出し部9320から受信した因子に対して機器固有の処理を行う。
図14は、テストデータ生成装置300から送られてきたデータ、つまり、逆変換処理部9310に入力される入力データ391と、逆変換処理部9310によって逆変換されたデータである逆変換済みデータ390の一例を示している。図14の例では、入力データ391は、因子3901、因子3912を含む。因子3912の値は、何らかの可逆な変換(例えば暗号化演算)が施された値である。一方、逆変換済みデータ390は、因子3901、因子3902を含む。因子3902の値は、逆変換処理部9310によって因子3912から逆演算された値を示す。
ここで検査対象装置930の検査という観点からすると、逆変換処理部9310に対する検査を行うためには、因子3912に対し検査用のデータを与える必要がある。一方、因子処理部9340に対する検査を行うためには、因子3902に対し検査用のデータを与える必要がある。因子3902に検査用のデータを与えるためには、因子3912の値を因子3902から変換した値に設定することにより、逆変換処理部9310に因子3902を生成させなければならない。
図15は、本実施形態のテストデータ生成装置300が有する機能の一例を示す図である。図15に示すように、テストデータ生成装置300は、雛形データ記憶部3010、書き換え部分決定部3020、書き換え部3030、決定部3040、データ処理部3050、抽出部3070、テストデータ記憶部1060を有する。また、データ処理部3050は、補正部3051、置換部3052を有する。
雛形データ記憶部3010は、補正済みデータと、内部データとを含む雛形データを記憶する。この例では、補正済みデータは、上述の各実施形態の正規データに相当する所定のデータに含まれる複数の因子のうちの一部の因子に対して暗号化処理(補正処理の一例)が行われたデータである。また、内部データは、暗号化前の因子(補正前の因子)を含むデータである。なお、暗号化前の因子(補正前の因子の一例)とは、暗号化前の元の値を示す因子であってもよいし、暗号化のための途中の計算過程の値を示す因子であってもよい。
書き換え部分決定部3020は、雛形データのうち書き換える部分である書き換え部分を決定する。書き換え部3030は、書き換え部分に基づいて雛形データを書き換え、書き換え済みデータを生成する。この例では、書き換え部3030は、雛形データのうち、書き換え部分決定部3020により決定された書き換え部分に対して書き換え処理を実行する。ここでは、書き換え部分になりうるのは、雛形データに含まれる補正済みデータまたは内部データ、もしくはその両方である。
決定部3040は、雛形データに含まれる内部データ(補正前の因子)が書き換え部分である場合は、内部データに対して書き換え処理を行った後に補正処理を行って得られる置換データ(置換因子)を、補正済みデータに含まれる因子のうち内部データに対応する因子と置き換えて得られる置換済みデータに基づいて、テストデータを生成することを決定する。
データ処理部3050は、決定部3040の決定に基づいて、書き換え部3030から入力される書き換え済みデータを処理する。例えば決定部3040が、上述の置換済みデータを生成することを決定した場合、データ処理部3050は、補正部3051を利用して、書き換え済みデータに含まれる内部データ(この例では書き換え済みの内部データ)を補正して置換データを生成した後に、置換部3052を利用して、書き換え済みデータに含まれる因子(補正済みデータに含まれる因子と考えてもよい)のうち内部データに対応する因子を置換データに置き換えて置換済みデータを生成する。そして、その生成した置換済みデータを抽出部3070へ渡す。また、例えば決定部3040が、上述の置換済みデータを生成しないことを決定した場合、データ処理部3050は、書き換え部3030から入力される書き換え済みデータに対しては何も処理を行わずに、そのまま抽出部3070へ渡す。
抽出部3070は、データ処理部3050から渡されたデータのうち、内部データ以外の部分をテストデータとして抽出し、テストデータ記憶部1060に保存する。
図16は、テストデータを生成する場合のテストデータ生成装置300の動作例を示すフローチャートである。図16に示すように、書き換え部分決定部3020は、雛形データのうち書き換える部分である書換え部分を決定する(ステップS3500)。そして、書き換え部分決定部3020は、書き換え部3030と決定部3040に対して、決定した書き換え部分を通知する。
次に、書き換え部3030は、雛形データ記憶部3010から雛形データを読み出し(ステップS3510)、書き換え部分決定部3020から通知された書き換え部分に基づいて、雛形データを書き換える書き換え処理を実行する(ステップS3520)。これにより得られた書き換え済みデータをデータ処理部3050へ渡す。
次に、決定部3040は、書き換え部分決定部3020から通知された書き換え部分と、予め定められた補正部分とに基づいて、内部データが書き換え部分であるか否かを判断する(ステップS3530)。ステップS3530の結果が肯定の場合(ステップS3530:Yes)、決定部3040は上述の置換済みデータを生成することを決定し、その決定結果を示す決定情報をデータ処理部3050へ通知する。この通知を受けたデータ処理部3050は、書き換え部3030から渡された書き換え済みデータから、上述の置換済みデータを生成する(ステップS3540)。そして、生成した置換済みデータを抽出部3070へ渡す。
一方、上述のステップS3530の結果が否定の場合(ステップS3530:No)、決定部3040は上述の置換済みデータを生成しないことを決定し、その決定結果を示す決定情報をデータ処理部3050へ通知する。この通知を受けたデータ処理部3050は、書き換え部3030から渡された書き換え済みデータを、そのまま抽出部3070へ渡す。
次に、抽出部3070は、データ処理部3050から渡されたデータから内部データを除外する(ステップS3545)。ここでは、抽出部3070は、データ処理部3050から渡されたデータのうち内部データ以外の部分をテストデータとして抽出し、その抽出したテストデータをテストデータ記憶部1060に保存する(ステップS1550)。
図17は、雛形データ、書き換え済みデータ、置換済みデータ、テストデータの一例を示す図である。この例では、雛形データ3900は、補正済みデータ39001と、内部データ39002とを含む。補正済みデータ39001は、因子3901、3912を含み、内部データ39002は、因子3902を含む。ここでは、内部データ39002に含まれる因子3902は、補正済みデータ39001の第2因子である因子3912を暗号化する前の因子(補正前の因子)である。
図17の(A)では、書き換え部分が、補正済みデータ39001の第1因子であり、補正済みデータ39001の第1因子である因子3901が因子3981に書き換えられて書き換え済みデータ3910が生成されている。図17の(B)では、書き換え部分が、補正済みデータ39001の第2因子であり、補正済みデータ39001の第2因子である因子3912が因子3982に書き換えられて書き換え済みデータ3920が生成されている。図17の(C)では、書き換え部分が、内部データ39002の因子であり、内部データ39002の因子3902が因子3909に書き換えられて書き換え済みデータ3930が生成されている。
図17の(A)の場合、書き換え部分は内部データ39002ではないので、データ処理部3050は、書き換え部3030から渡された書き換え済みデータ3910をそのまま抽出部3070へ渡し、抽出部3070は、書き換え済みデータ3910のうち、内部データに相当する因子3902を除外して、テストデータ39102を生成する。
図17の(B)の場合、書き換え部分は内部データ39002ではないので、データ処理部3050は、書き換え部3030から渡された書き換え済みデータ3920をそのまま抽出部3070へ渡し、抽出部3070は、書き換え済みデータ3920のうち、内部データに相当する因子3902を除外して、テストデータ39202を生成する。
図17の(C)の場合、書き換え部分は内部データ39002であるので、データ処理部3050は、書き換え済みデータ3930に含まれる書き換え済みの内部データ(因子3909)を因子3919に補正(この例では暗号化)し、置換データとする。そして、データ処理部3050は、書き換え済みデータ3930に含まれる因子3901、因子3912(これらは補正済みデータ39001に含まれる因子であると考えることもできる)のうち、内部データ39002に対応する因子3912を置換データ(因子3919)に置き換えて、置換済みデータ39301を生成する。そして、その生成した置換済みデータ39301を抽出部3070へ渡す。抽出部3070は、置換済みデータ39301のうち、内部データに相当する因子3909(この例では書き換え済みの内部データ)を除外して、テストデータ39302を生成する。
図18は、テストデータ生成装置300から検査対象装置930に送られてきたテストデータ、つまり、逆変換処理部9310に入力されるデータと、逆変換処理部9310によって逆変換されたデータの一例を示している。ここでは、テストデータは、図17の(C)で生成されたテストデータ39302を想定している。
逆変換処理部9310は、テストデータ39302を入力とし、因子3919に逆変換を行って因子3909としたデータ39303を出力する。因子読出し部9320は、因子3901および因子3909を読み出す。因子処理部9340は、因子3909の値YYYYを処理する。この値YYYYは、テストデータ生成装置300の書き換え部3030が書き換えた値である。このようにして、因子処理部9340に対して、書き換えた値YYYYを処理させるテストを行うことができる。この例に示すように、検査対象装置930が処理するデータが、テストデータの一部として直接現れない内部データである場合でも、書き換えた内部データを複数の方法で変換した結果をテストデータ39302に含まれるようにすることにより、検査対象装置930に、書き換えた内部データを処理させることができる。
以上に説明したように、本実施形態のテストデータ生成装置300は、補正済みデータと、補正前の因子(内部データ)と、を含む上述の雛形データを書き換えの対象とし、内部データが書き換え部分である場合は、内部データに対して書き換え処理を行った後に補正処理を行って得られる置換データ(置換因子)を、補正済みデータに含まれる因子のうち内部データに対応する因子と置き換えて得られる置換済みデータに基づいて、内部データの値を書き換えた場合の検査を行うためのテストデータを生成する。これにより、検査対象の因子が直接補正済みデータに含まれずに、検査対象の因子から算出された値が該補正済みデータに含まれる場合であっても、検査対象の因子を変化させた検査を行うことができる。
(第3の実施形態の変形例)
例えば図19に示すように、テストデータ生成装置300は、雛形データ生成部3080をさらに備えてもよい。雛形データ生成部3080は、補正済みデータを元に内部データを計算し、雛形データを生成する。例えば、図20のように、補正済みデータ39001の因子3912の値E{5678}に対して逆変換(例えば復号)を行うことにより、「5678」という値を示す因子3902(暗号化前の値を示す因子)を生成し、雛形データ3900を生成することができる。
上述の第3の実施形態では、補正処理は暗号化であったが、他の処理でもよい。たとえば、暗号化に代えて圧縮、BASE64符号化等のいずれかの処理であってもよい。また、補正処理は必ずしも可逆変換処理でなくてもよい。例えば、ハッシュ、チェックサム、CMAC(暗号に基づくメッセージ認証コード)等のいずれかの処理であってもよく、別の因子の長さを計算する処理等、因子の値にもとづき計算を行う任意の処理であってよい。なお、補正処理が可逆変換でない場合は、前述の変形例に示した雛形データ生成部3080が雛形データを生成できないため、テストデータ生成装置300に直接雛形データを与える必要がある。また、上述の第3の実施形態では、補正済みデータおよび内部データを一体の雛形データとして扱い、最後に内部データを除いた部分を抽出しているが、補正済みデータおよび内部データを分けて扱い、補正済みデータを置換して得られる置換済みデータ部分のみをテストデータとして保存する処理を行ってもよい。
(第4の実施形態)
本実施形態では、互いに依存関係を有する複数の因子のうちの何れかが書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある場合は、該因子については補正処理を実行しない点で上述の第1の実施形態と相違する。なお、上述の第1の実施形態と共通する部分については、適宜に説明を省略する。
図21は、本実施の形態の情報処理システム40の構成の一例を示す図である。図21に示すように、情報処理システム40は、テストデータ生成装置400と、検査対象装置940とを含む。
図22は、テストデータ生成装置400が有する機能の一例を示す図である。図22に示すように、テストデータ生成装置400は、正規データ記憶部1010、書き換え部分決定部1020、書き換え部1030、決定部4040、補正部4050、テストデータ記憶部1060、演算依存関係記憶部4070を有する。
演算依存関係記憶部4070は、1または複数の演算依存関係を記憶する。演算依存関係とは、データ内のある因子の値が、別の因子の値から演算により求められることを示す情報である。
本実施形態の決定部4040は、互いに依存関係を有する複数の因子のうちの何れかが書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある場合は、該因子については補正処理を実行しないことを決定する。この例では、決定部4040は、演算依存関係と、書換え部分と、補正部分とに基づいて、補正方法を決定し、補正する部分や補正に用いる演算方法などを示す補正情報を生成し、その生成した補正情報を補正部4050へ渡す。
補正部4050は、決定部4040から受信した補正情報に基づいて、書き換え部1030から受信した書き換え済みデータに対する補正を行う。たとえば、補正情報が、因子Aの値から因子Bの値を、演算Cにより補正することを指示していれば、補正部4050は、書き換え済みデータの因子Aの値を読み出し、読み出した値に対して演算Cを行い、その結果の値を因子Bに格納することにより、補正を行ったデータを生成する。この例では、上述の第1の実施形態と同様に、補正部4050は、補正を行ったデータをテストデータとしてテストデータ記憶部1060に保存する。テストデータ生成装置400は、テストデータ記憶部1060に保存されたテストデータを検査対象装置940に送信し、テストを実行する。
図23は演算依存関係の一例を示す図であり、図24は正規データ4900の一例を示す図である。正規データ4900は、因子4901、因子4902、因子4903、因子4904を含むデータである。以下では、各因子を識別するため、因子4901に対しては「A」、因子4902に対しては「B」、因子4903に対して「C」、因子4904に対して「D」という名前をそれぞれ付して説明する。
また、演算依存関係は、(依存元因子、依存先因子、演算方法)の3つの要素の組で表される情報である。依存元因子は、演算の元になる値を保持する因子であり、依存先因子は、演算した結果の値を保持する因子である。演算方法は、依存元の因子の値から依存先の因子の値を算出する方法を指定する情報である。図23に示す演算依存関係4800は、(B,C,E{})および(C,D,H{})から構成される。これらは、補正処理において、因子Bの値から演算方法E{}により演算した値を、因子Cに格納し、その値をさらに演算H{}により演算した値を、因子Dに格納することを指示している。ここで、演算方法E{}は暗号化、H{}はハッシュ関数である。
図25は、テストデータを生成する場合のテストデータ生成装置400の動作例を示すフローチャートである。上述の第1の実施形態と異なる部分は、ステップS1530およびステップS1540の処理(データ補正処理)を、各依存関係について繰り返し行う(ステップS4560)ことである。ここでは、データ補正処理は依存関係の順に行われる。例えば、B→C→Dの順に依存関係がある場合、先にB→Cの補正を行い、続いてC→Dの補正を行う。
次に、図26を用いて、前述のステップS4560で行われるデータ補正処理の繰り返し処理を具体的に説明する。演算依存関係の集合4800および正規データ4900については、図23および図24で説明したとおりである。
図26に示す書き換え済みデータ4910は、正規データ4900をもとに、因子Bの値を5678からXXXXに書き換えたデータである。決定部4040は、演算依存関係4800にもとづき、因子C,Dを補正することを指示する。補正部4050は、XXXXからE{XXXX}を、さらにE{XXXX}からH{E{XXXX}}を計算し、それぞれ因子C,Dを補正し、テストデータ4920を得る。
また、図26に示す書き換え済みデータ4930は、正規データ4900をもとに、因子Bの値を5678からXXXXに、因子Dの値をH{E{5678}}からYYYYに書き換えたデータである。決定部4040は、因子Dが書き換えられていることを考慮して、演算依存関係4800にもとづき、因子Cのみを補正することを指示する。データ補正処理部4050は、XXXXからE{XXXX}を計算し、因子Cを補正し、テストデータ4940を得る。
以上に説明したように、本実施形態のテストデータ生成装置400は、互いに依存関係を有する複数の因子のうちの何れかが書き換え部分であり、かつ、補正部分でもある場合は、該因子については補正処理を実行しない。これにより、上述の第1の実施形態と同様に、補正処理によって書き換え処理の効果が失われてしまうことを回避できるので、検査対象装置940の検査を適切に行うことができるという利点がある。
(第4の実施形態の変形例)
上述の第4の実施形態では、依存元因子および依存先因子の各々が何れも1つの場合について説明したが、これに限らず、例えば依存元因子が複数の因子の組であってもよい。また、上述の第4の実施形態では、演算依存関係情報の説明において、依存元因子および依存先因子の情報として、因子の名前を用いていたが、因子を識別する方法であればどのような情報であってもよい。例えば、因子の位置および長さを指定する情報、すなわちデータ先頭から数えた因子のオフセット位置と因子の長さの組であってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら新規な実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上述の各実施形態および各変形例の情報処理システムで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上述の各実施形態および各変形例の情報処理システムで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上述の各実施形態および各変形例の情報処理システムで実行されるプログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
さらに、上述の各実施形態および各変形例は、任意に組み合わせることも可能である。
10 情報処理システム
100 テストデータ生成装置
900 検査対象装置
1010 正規データ記憶部
1020 書き換え部分決定部
1030 書き換え部
1040 決定部
1050 補正部
1060 テストデータ記憶部

Claims (17)

  1. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換え部と、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正部と、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定部と、を備え、
    前記決定部は、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子については前記補正処理を実行しないことを決定する、
    情報処理装置。
  2. 前記補正部は、前記書き換え処理により得られる書き換え済みデータに対して前記補正処理を実行して前記テストデータを生成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記補正処理は、前記対象装置との通信に用いる通信情報を修正する処理である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記補正処理は、ハッシュ、チェックサム、メッセージ認証コード、および、因子の長さの少なくとも1つを計算する処理である、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記補正処理は、暗号化および圧縮の少なくとも1つを含む可逆変換である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換え部と、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正部と、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定部と、を備え、
    前記決定部は、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子が存在する場合、2種類の前記テストデータを生成することを決定する、
    情報処理装置。
  7. 前記決定部は、前記データに対して前記書き換え処理を行った後に前記補正処理を行って得られる第1のテストデータと、前記データに対して前記補正処理を行った後に前記書き換え処理を行って得られる第2のテストデータと、を生成することを決定する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記補正処理は、
    暗号化および圧縮の少なくとも1つを含む可逆変換、並びに、
    ハッシュ、チェックサム、メッセージ認証コード、および、因子の長さの少なくとも1つを計算する処理、
    のうち少なくとも1つである、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換え部と、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正部と、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定部と、を備え、
    前記データは、所定のデータに含まれる複数の因子のうちの一部の因子に対して前記補正処理が行われた補正済みデータと、補正前の因子と、を含み、
    前記決定部は、前記補正前の因子が前記書き換え部分である場合は、前記補正前の因子に対して前記書き換え処理を行った後に前記補正処理を行って得られる置換因子を、前記補正済みデータに含まれる因子のうち前記補正前の因子に対応する因子と置き換えて得られる置換済みデータに基づいて、前記テストデータを生成することを決定する、
    情報処理装置。
  10. 前記補正処理は、
    暗号化および圧縮の少なくとも1つを含む可逆変換、並びに、
    ハッシュ、チェックサム、メッセージ認証コード、および、因子の長さの少なくとも1つを計算する処理、
    のうち少なくとも1つである、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記決定部は、互いに依存関係を有する複数の因子のうちの何れかが前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある場合は、該因子については前記補正処理を実行しないことを決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を含み、
    前記決定ステップは、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子については前記補正処理を実行しないことを決定する、
    情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を実行させ、
    前記決定ステップは、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子については前記補正処理を実行しないことを決定する、
    プログラム。
  14. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を含み、
    前記決定ステップは、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子が存在する場合、2種類の前記テストデータを生成することを決定する、
    情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を実行させ、
    前記決定ステップは、前記書き換え部分であり、かつ、前記補正部分でもある因子が存在する場合、2種類の前記テストデータを生成することを決定する、
    プログラム。
  16. 対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を含み、
    前記データは、所定のデータに含まれる複数の因子のうちの一部の因子に対して前記補正処理が行われた補正済みデータと、補正前の因子と、を含み、
    前記決定ステップは、前記補正前の因子が前記書き換え部分である場合は、前記補正前の因子に対して前記書き換え処理を行った後に前記補正処理を行って得られる置換因子を、前記補正済みデータに含まれる因子のうち前記補正前の因子に対応する因子と置き換えて得られる置換済みデータに基づいて、前記テストデータを生成することを決定する、
    情報処理方法。
  17. コンピュータに、
    対象装置を正常に動作させるためのデータに含まれる複数の因子のうちの一部を、正常な値とは異なる値に書き換える書き換え処理を実行する書き換えステップと、
    前記書き換え処理によって書き換えられた因子を含む1以上の因子に依存する因子を演算依存関係に基づいて計算した結果に補正する処理であって、前記書き換え処理とは異なる補正処理を実行する補正ステップと、
    前記書き換え処理の対象となる因子を示す書き換え部分と、前記補正処理の対象となる因子を示す補正部分とに基づいて、テストデータの生成方法を決定する決定ステップと、を実行させ、
    前記データは、所定のデータに含まれる複数の因子のうちの一部の因子に対して前記補正処理が行われた補正済みデータと、補正前の因子と、を含み、
    前記決定ステップは、前記補正前の因子が前記書き換え部分である場合は、前記補正前の因子に対して前記書き換え処理を行った後に前記補正処理を行って得られる置換因子を、前記補正済みデータに含まれる因子のうち前記補正前の因子に対応する因子と置き換えて得られる置換済みデータに基づいて、前記テストデータを生成することを決定する、
    プログラム。
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