JP6541814B1 - 電子機器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された、電子機器及びその製造方法が提供され得る。
【解決手段】電子機器は、ディスプレイと、ディスプレイの一方の面を覆うカバー部材と、ケースと、第1接着部材とを備える。ケースは、カバー部材と密接する第1面を含む周縁部と、ディスプレイの他方の面側からディスプレイを収容する収容部とを有する。第1接着部材は、第1方向において、ディスプレイと収容部との間に配置される。
【選択図】図3

Description

本開示は、電子機器及びその製造方法に関する。
従来から、防水構造を有する電子機器が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の電子機器は、第1面及びこれと反対側の第2面を有する筐体と、筐体の第1面側に配置される被接着部材と、筐体の第1面と被接着部材との間に配置される両面接着テープと、接着部材とを備える。特許文献1に記載の電子機器では、接着部材が、両面接着テープの周囲に配置されて、筐体の前記第1面と被接着部材との間を封止する。
特開2014−127878号公報
従来の防水構造を有する電子機器には、改善の余地がある。
本開示は、改善された、電子機器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る電子機器は、ディスプレイと、前記ディスプレイの一方の面を覆うカバー部材と、ケースと、第1接着部材とを備える。前記ケースは、前記カバー部材と密接する第1面を含む周縁部と、前記ディスプレイの他方の面側から前記ディスプレイを収容する収容部とを有する。前記第1接着部材は、第1方向において、前記ディスプレイと前記収容部との双方に接して配置される。
本開示の一実施形態に係る電子機器の製造方法は、組合せ工程と、注入工程と、硬化工程とを含む。前記組合せ工程では、ディスプレイ及び前記ディスプレイの一方の面を覆うカバー部材を、ケースに組合せる。前記ケースは、前記カバー部材と密接する第1面を含む周縁部と、前記ディスプレイの他方の面側から前記ディスプレイを収容する収容部とを有する。前記注入工程では、前記ディスプレイと前記収容部との間に生じるクリアランスに液状接着剤を注入する。前記硬化工程では、前記液状接着剤を硬化させて、前記ディスプレイと前記収容部との双方に接して配置される第1接着部材を形成する。
本開示によれば、改善された、電子機器及びその製造方法が提供され得る。
本開示の一実施形態に係る電子機器の外観斜視図である。 図1に示す電子機器の背面図である。 図1に示すL1−L1線に沿った電子機器の断面の一部を示す図である。 図1に示すL2−L2線に沿った電子機器の断面の一部を示す図である。 図1に示すL3−L3線に沿った電子機器の断面の一部を示す図である。 図3に示す構造において、第1接着部材を配置する前の状態を示す図である。 図4に示す構造において、第1接着部材を配置する前の状態を示す図である。 図5に示す構造において、第1接着部材を配置する前の状態を示す図である。 図1に示すケースの正面図である。 図1に示すケースの背面図である。 図9に示すL4−L4線に沿ったケースの断面図である。 図9に示す部分P1の拡大図である。 図10に示す部分P2の拡大図である。 図12に示すL5−L5線に沿ったケースの断面を示す図である。 図12に示すL6−L6線に沿ったケースの断面を示す図である。 図1に示す電子機器から前面カバーを取り除いた状態を示す図である。 図16に示す構成において、両面テープ及び第1接着部材を配置する前の状態を示す図である。 図16に示すL7−L7線に沿った電子機器の断面の一部を示す図である。 図1に示す電子機器の製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態に係る電子機器及びその製造方法について、図1から図19を参照して説明する。なお、図1に示すL1−L1線の位置は、図9に示すL4−L4線の位置に対応する。図1に示すL2−L2線の位置は、図12に示すL5−L5線の位置に対応する。図1に示すL3−L3線の位置は、図12に示すL3−L3線の位置に対応する。
[電子機器の構成]
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器1は、略板状であり得る。以下、略板状の電子機器1において、電子機器1の短手方向をX軸方向、電子機器1の長手方向をY軸方向、及び、電子機器1の厚さ方向をZ軸方向とする。
以下では、第1方向は、電子機器1の短手方向としてのX軸方向とする。また、第1方向とは異なる第2方向は、電子機器1の長手方向としてのY軸方向とする。ただし、第1方向は、電子機器1の短手方向、長手方向及び厚さ方向の何れであってもよい。例えば、第1方向は、電子機器1の長手方向としてのY軸方向であってもよい。この場合、第1方向と異なる第2方向は、電子機器1の短手方向としてのX軸方向であってよい。
図1に示す電子機器1は、スマートフォンである。ただし、電子機器1は、スマートフォンに限定されない。例えば、電子機器1は、タブレット端末、携帯電話機、ファブレット、タブレットPC、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、リモコン端末、携帯音楽プレイヤー、ゲーム機又は電子書籍リーダ等であってよい。
電子機器1は、図1に示すように、正面側に、カメラ10と、近接センサ11と、レシーバ12と、ディスプレイ13とを備える。電子機器1は、図1に示すように、底面側に、差込口14と、マイク15とを備える。電子機器1は、図2に示すように、背面側に、カメラ16を備える。電子機器1は、筐体として、図1及び図2に示すように、背面カバー20と、前面カバー30(カバー部材)と、ケース40とを備える。電子機器1は、図3から図5に示すように、第1接着部材50A及び第1接着部材50Bを備える。電子機器1は、図16及び図18に示すように、第2接着部材60を備える。
ただし、電子機器1が備える構成要素は、上述の構成要素に限定されない。電子機器1は、任意の構成要素を含んでよい。例えば、電子機器1は、コントローラ、メモリ及びバッテリを含んでよい。コントローラは、電子機器1の全体を制御する。コントローラは、一以上のプロセッサを含んでよい。例えば、コントローラは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、及び特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。メモリは、コントローラが実行するプログラムを格納する。メモリは、半導体メモリ及び磁気メモリを含んでよい。バッテリは、電子機器1の少なくとも1つの構成要素に電力を供給し得る。
図1に示すカメラ10は、前面カバー30に面した物体を撮影する。カメラ10は、デジタルカメラであってよい。
図1に示す近接センサ11は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。例えば、近接センサ11は、通話中のユーザの顔を、近隣の物体として検出する。電子機器1のコントローラは、近接センサ11が近隣の物体の存在を検出すると、ディスプレイ13の表示をオフにする。
図1に示すレシーバ12は、電子機器1のコントローラから送信される音声信号を、音声に変換して出力する。レシーバ12からは、通話中、相手の声が出力され得る。
図1に示すディスプレイ13は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等を含んで構成されてよい。ディスプレイ13は、例えばディスプレイ13の強度を高めるために、板金を含んで構成されてよい。
ディスプレイ13は、タッチスクリーンディスプレイであってよい。タッチスクリーンディスプレイは、指又はスタライスペン等の接触を検出して、その位置を特定する。
ディスプレイ13は、図1に示すように、XY平面に略平行な板状であってよい。板状のディスプレイ13は、図3に示すように、XY平面に略平行な2つの面を含み得る。ディスプレイ13に含まれるXY平面に略平行な2つの面のうち、Z軸の正方向側に位置する面を「面13a」と称し、Z軸の負方向側に位置する面を「面13b」と称する。
図1に示す差込口14には、プラグコネクタが挿入され得る。電子機器1は、差込口14に挿入されたプラグコネクタを介して、外部機器と電気的に接続され得る。
図1に示すマイク15は、通話中、ユーザの声及び近辺の音を、集音する。マイク15は、集音した音を電気信号に変換して、電子機器1のコントローラに出力する。
図2に示すカメラ16は、背面カバー20に面した物体を撮影する。カメラ16は、デジタルカメラであってよい。
図2に示す背面カバー20は、任意の材料で構成されてよい。任意の材料は、金属及び合成樹脂を含んでよい。背面カバー20は、図1に示すケース40と一体として形成されてよい。この場合、背面カバー20は、ケース40の一部であり得る。
図1に示す前面カバー30は、任意の材料で構成されてよい。任意の材料は、ガラス及び合成樹脂を含んでよい。前面カバー30の少なくとも一部は、透明性を有してよい。
前面カバー30は、ディスプレイ13の一方の面を覆う。例えば、図3に示すように、前面カバー30は、ディスプレイ13の面13aを覆う。前面カバー30の面13aを向く面は、ディスプレイ13の面13aと密接し得るように、XY軸平面と略平行であってよい。
図9及び図10に示すケース40は、電子機器1の任意の構成要素を支持又は収容してよい。ケース40は、任意の材料で構成されてよい。任意の材料は、金属及び合成樹脂を含んでよい。
ケース40は、図9及び図10に示すように、XY平面に略平行であってよい。ケース40は、図11に示すように、周縁部41と、収容部43と、収容部43が位置する側とは反対側に位置する外面40aとを有してよい。さらに、ケース40は、図9及び図10に示すように、第1貫通孔46A,46Bと、第2貫通孔47A,47Bと、基部48とを有してよい。
周縁部41は、図11に示すように、周縁部41A,41Bを含む。さらに、周縁部41は、図9及び図10に示すように、周縁部41C,41Dを含む。周縁部41Aは、周縁部41において、Y軸に略平行な部分であって、且つX軸の負方向側に位置する部分である。周縁部41Bは、周縁部41において、Y軸に略平行な部分であって、且つX軸の正方向側に位置する部分である。周縁部41Cは、周縁部41において、X軸に略平行な部分であって、且つY軸の正方向側に位置する部分である。周縁部41Dは、周縁部41において、X軸に略平行な部分であって、且つY軸の負方向側に位置する部分である。
周縁部41Aは、第1面42Aを含む。周縁部41Bは、第1面42Bを含む。図3に示すように、第1面42A,42Bは、それぞれ、前面カバー30と密接する。第1面42A,42Bは、XY平面に略平行な面であってよい。周縁部41A等と同様に、周縁部41C,41Dは、それぞれ、前面カバー30と密接する第1面を含む。
図11に示す収容部43は、ディスプレイ13の他方の面側からディスプレイ13を収容する。例えば、図3に示すように、収容部43は、ディスプレイ13の面13b側から、ディスプレイ13を収容する。
収容部43は、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13及び前面カバー30をケース40に組合せたときに、図6に示すクリアランス1A,1Bが生じるように、形成されてよい。クリアランス1Aは、X軸の負方向側において、ディスプレイ13と収容部43との間に生じる隙間である。クリアランス1Bは、X軸の正方向側において、ディスプレイ13と収容部43との間に生じる隙間である。クリアランス1A,1Bのサイズは、ディスプレイ13及びケース40の設計精度に応じてよい。クリアランス1A,1Bが生じ得るよう、収容部43は、図11に示すように、第2面44A,44Bと、第3面45A,45Bとを含んでよい。
図11に示す第2面44A,44Bは、それぞれ、ディスプレイ13の他方の面と密接する。例えば、第2面44Aは、図3に示すように、ディスプレイ13の面13bのX軸の負方向側に位置する部分と密接する。例えば、第2面44Bは、図3に示すように、ディスプレイ13の面13bのX軸の正方向側に位置する部分と密接する。第2面44A,44Bは、ディスプレイ13の面13bと密接し得るよう、XY平面に略平行な面であってよい。
図11に示す第3面45Aは、第1面42Aと第2面44Aとを接続する。例えば、第3面45Aは、第1面42Aの端部と接続するZY平面に略平行な面と、第2面44Aの端部と接続するXY平面に略平行な面と、当該ZY平面に略平行な面と当該XY平面に略平行な面とを接続する曲面とを含む。
図11に示す第3面45Bは、第1面42Bと第2面44Bとを接続する。例えば、第3面45Bは、第1面42Bの端部と接続するZY平面に略平行な面と、第2面44Bの端部と接続するXY平面に略平行な面と、当該ZY平面に略平行な面と当該XY平面に略平行な面とを接続する曲面とを含む。
このような第2面44A,44B及び第3面45A,45Bによって、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13をケース40に組み合わせると、図6に示すクリアランス1A,1Bが生じ得る。
第1貫通孔46Aは、図9に示すように、ケース40のX軸の負方向側に設けられる。第1貫通孔46Bは、図9に示すように、ケース40のX軸の正方向側に設けられる。複数の第1貫通孔46A,46Bが、ケース40に設けられてよい。
第1貫通孔46Aは、図14に示すように、外面40aと第3面45Aとを貫通する。第1貫通孔46Aと同様に、第1貫通孔46Bは、外面40aと第3面45Bとを貫通する。
第1貫通孔46Aは、電子機器1の製造工程において、図6に示すクリアランス1A内に、図3に示す第1接着部材50Aを形成するために、用いられる。第1貫通孔46Bは、図3に示す第1接着部材50Bを設けるために用いられる。
第1貫通孔46Aは、図14に示すように、第3面45A側の開口部46A−1と、外面40a側の開口部46A−2とを含む。開口部46A−1は、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13及び前面カバー30をケース40に組み合わせたとき、図7に示すように、クリアランス1Aと連通する。第1貫通孔46Aと同様に、第1貫通孔46Bは、第3面45B側の開口部と、外面40a側の開口部とを含む。第3面45B側の開口部は、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13及び前面カバー30をケース40に組み合わせたとき、図6に示すクリアランス1Bと連通する。
図7に示す開口部46A−2には、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13をケース40に組み合わせた後、液状接着剤51Aが注入される。液状接着剤51Aについては後述するが、液状接着剤51Aが硬化することにより、図3及び図4に示す第1接着部材50Aが形成される。図7に示す開口部46A−2から注入された液状接着剤51Aは、図12に示す開口部46A−1から溢れ出る。開口部46A−1から溢れ出た液状接着剤51Aは、図12の破線の矢印で示すように、Y軸の正方向及び負方向のそれぞれへ広がる。このように図12に示す開口部46A−1から溢れ出た液状接着剤51AがY軸の正方向及びY軸の負方向のそれぞれへ広がることで、図6に示すクリアランス1Aに液状接着剤51が充填される。図6に示すクリアランス1Aに充填された液状接着剤51Aが硬化することで、図3及び図4に示す第1接着部材50Aが形成される。
図7に示す開口部46A−2と同様に、第1貫通孔46Bの外面40a側の開口部には、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13をケース40に組み合わせた後、液状接着剤51Bが注入される。上述と同様に、図6に示すクリアランス1Bに充填された液状接着剤51Bが硬化することで、図3に示す第1接着部材50Bが形成される。
第2貫通孔47Aは、図9に示すように、ケース40のX軸の負方向側に設けられる。第2貫通孔47Bは、図9に示すように、ケース40のX軸の正方向側に設けられる。複数の第2貫通孔47A,47Bが、ケース40に設けられてよい。
第2貫通孔47Aは、図15に示すように、外面40aと第3面45Aとを貫通する。第2貫通孔47Aと同様に、第2貫通孔47Bは、外面40aと第3面45Bとを貫通する。
第2貫通孔47Aは、電子機器1の製造工程において、第1貫通孔46Aから注入された液状接着剤51Aがクリアランス1Aに充填されたか否かを確認するために、用いられる。第2貫通孔47Bは、電子機器1の製造工程において、第1貫通孔46Bから注入された液状接着剤51Bがクリアランス1Bに充填されたか否かを確認するために、用いられる。
第2貫通孔47Aは、図15に示すように、第3面45A側の開口部47A−1と、外面40a側の開口部47A−2とを含む。開口部47A−1は、電子機器1の製造工程では、図8に示すように、クリアランス1Aと連通する。第2貫通孔47Aと同様に、第2貫通孔47Bは、第3面45B側の開口部と、外面40a側の開口部とを含む。第3面45B側の開口部は、電子機器1の製造工程では、図6に示すクリアランス1Bと連通する。
上述のように、電子機器1の製造工程では、図7に示す第1貫通孔46Aの開口部46A−2から液状接着剤51Aが注入される。図7に示す開口部46A−2から注入された液状接着剤51Aは、図12に示す開口部46A−1から溢れ出て、Y軸の正方向及びY軸の負方向のそれぞれへ広がる。図12に示す開口部46A−1からY軸の正方向へ広がった液状接着剤51Aは、当該開口部46A−1よりもY軸の正方向側に位置する第2貫通孔47Aの開口部47A−1に流れ込む。一方、図12に示す開口部46A−1からY軸の負方向へ広がった液状接着剤51Aは、当該開口部46A−1よりもY軸の負方向側に位置する開口部47A−1に流れ込む。ここで、開口部47A−1に流れ込んだ液状接着剤51Aは、図5に示すように、開口部47A−2の近辺に到達し得る。つまり、開口部47A−2から液状接着剤51Aを視認することによって、液状接着剤51Aがクリアランス1Aに充填されたか否かを確認することができる。
上述の開口部47A−2と同様に、第2貫通孔47B−2から液状接着剤51Bを視認することによって、液状接着剤51Bがクリアランス1Bに充填されたか否かを確認することができる。
図13に示す第2貫通孔47Aの開口部47A−2の面積は、図13に示す第1貫通孔46Aの開口部46A−2の面積よりも小さくてよい。このような構成とすることで、電子機器1の製造工程にてクリアランス1Aに液状接着剤51Aを注入している間に、開口部47A−2から液状接着剤51Aが漏れ出る蓋然性が低減され得る。第1貫通孔46A及び第2貫通孔47Aと同様の構成が、第1貫通孔46B及び第2貫通孔47Bに採用されてよい。
図8に示す第2貫通孔47Aの開口部47A−2の面積は、図8に示す第2貫通孔47Aの開口部47A−1の面積よりも小さくてよい。開口部47A−2の面積が開口部47A−1の面積よりも小さくなることで、電子機器1の製造工程において、開口部47A−2から液状接着剤51Aが漏れ出る蓋然性が低減され得る。第2貫通孔47Aと同様の構成が、第2貫通孔47Bに採用されてよい。
例えば、図8に示す第2貫通孔47Aの開口部47A−1は、前面カバー30側に向けて開放する凹形状であってよい。この場合、開口部47A−2の面積は、凹形状の開口部47A−1の開放部分の面積よりも小さくてよい。このような構成とすることで、開口部47A−2の面積は、開口部47A−1の面積よりも小さくなり得る。上述のように、開口部47A−2の面積が開口部47A−1の面積よりも小さくなることで、電子機器1の製造工程において、開口部47A−2から液状接着剤51Aが漏れ出る蓋然性が低減され得る。さらに、開口部47A−1が前面カバー30側に向けて開放する凹形状であることにより、電子機器1の製造工程にて、液状接着剤51Aが開口部47A−1に流れ込みやすくなり得る。液状接着剤51Aが開口部47A−1に流れ込みやすくなることで、開口部47A−2から液状接着剤51Aを視認しやすくなり得る。第2貫通孔47Aと同様の構成が、第2貫通孔47Bに採用されてよい。
例えば、第2貫通孔47Aは、外面40aから第3面45Aに向けて徐々に拡径してもよい。このような構成とすることで、開口部47A−2の面積は、開口部47A−1の面積よりも小さくなり得る。上述のように、開口部47A−2の面積が開口部47A−1の面積よりも小さくなることで、電子機器1の製造工程において、開口部47A−2から液状接着剤51Aが漏れ出る蓋然性が低減され得る。さらに、第2貫通孔47Aが外面40aから第3面45Aに向けて徐々に拡径することで、電子機器1の製造工程にて、液状接着剤51Aが開口部47A−1に流れ込みやすくなり得る。液状接着剤51Aが開口部47A−1に流れ込みやすくなることで、開口部47A−2から液状接着剤51Aを視認しやすくなり得る。第2貫通孔47Aと同様の構成が、第2貫通孔47Bに採用されてよい。
図9に示す基部48は、第1方向とは異なる第2方向において、すなわち本実施形態ではY軸方向において、周縁部41と収容部43との間に位置する。基部48は、図9に示すように、基部48Cと、基部48Dとを含んでよい。
基部48Cは、周縁部41Cと、収容部43との間に位置する。基部48Dは、周縁部41Dと、収容部43との間に位置する。基部48C,48Dのそれぞれには、各種の部品が配置され得る。例えば、基部48Cには、図1に示すカメラ10と、近接センサ11と、レシーバ12とが配置される。さらに、基部48Cには、図2に示すカメラ16が配置される。例えば、基部48Dには、図1に示すマイク15が配置される。
図18に示す基部48Cには、第2接着部材60によって、前面カバー30が接着されてよい。基部48Cと同様に、基部48Dには、第2接着部材60によって、前面カバー30が接着されてよい。
以下、図17に示すように、基部48Cに含まれるXY平面に略平行な2つの面のうち、Z軸の正方向側に位置する面を、「面48a」と称する。
Z軸方向において、図17に示す面48aの高さは、ディスプレイ13の面13aの高さと略一致してよい。このような構成によって、基部48Cの面48a及びディスプレイ13の面13aと、前面カバー30との間に生じる隙間が低減され得る。なお、面48aの高さと面13aの高さとを略一致させる場合、図17に示す面48aは、図3に示す第2面44A,44Bよりも、Z軸の正方向側に位置してよい。
図17に示す基部48Cは、溝部49A及び溝部49Bを含んでよい。図17に示す溝部49Aは、図3に示す第3面45AをY軸の正方向へ延長させて形成されてよい。図17に示す溝部49Bは、図3に示す第3面45BをY軸の正方向へ延長させて形成されてよい。基部48Cと同様に、基部48Dは、第3面45AをY軸の負方向へ延長させて形成される溝部と、第3面45BをY軸の負方向へ延長させて形成される溝部とを含んでよい。
例えば、溝部49Aは、図18に示すように、Z軸に略平行な壁部49A−1,49A−2と、壁部49A−1と壁部49A−2との間に位置する底部49A−3とを含んでよい。この場合、壁部49A−1及び底部49A−3は、図3に示す第3面45AをY軸の正方向へ延長させて形成されてよい。溝部49Aと同様に、図17に示す溝部49Bは、Z軸に略平行な2つの壁部と、2つの壁部の間に位置する底部とを含んでよい。溝部49Bの1つの壁部及び底部は、図3に示す第3面45BをY軸の正方向へ延長させて形成されてよい。
このように溝部49Aが図3に示す第3面45Aを延長させて形成されることで、電子機器1の製造工程においてディスプレイ13等をケース40に組み合わせたとき、図17に示す溝部49Aと図6に示すクリアランス1Aとが、連通し得る。電子機器1の製造工程において、溝部49Aとクリアランス1Aとが連通することで、以下に説明するように、溝部49Aには、図18に示すように、接着部材50Aが形成(配置)され得る。
例えば、上述のように、電子機器1の製造工程にて、図7に示す開口部46A−2からクリアランス1Aへ液状接着剤51Aが注入される。クリアランス1Aに液状接着剤51Aが注入されると、クリアランス1Aと連通する溝部49Aにも、液状接着剤51Aが注入される。溝部49Aに液状接着剤51Aが注入されることにより、液状接着剤51Aは、溝部49Aに充填される。溝部49Aに充填された液状接着剤51Aが硬化することにより、溝部49Aに接着部材50Aが形成(配置)される。
溝部49Aと同様に、溝部49Bが図3に示す第3面45Bを延長させて形成されることで、溝部49Bには、接着部材50Bが形成(配置)され得る。
図18に示す底部49A−3は、液状接着剤51Aの性質に応じて、XY平面に対して傾斜してもよいし、XY平面に略平行であってもよい。同様に、溝部49Bに含まれる底部は、液状接着剤51Bの性質に応じて、XY平面に対して傾斜してもよいし、XY平面に略平行であってもよい。
例えば、底部49A−3は、液状接着剤51Aの粘度が高い場合、図17に示すディスプレイ13から周縁部41Cへ進むに連れて、XY平面に対して、Z軸の正方向側又はZ軸の負方向側に、傾斜してもよい。底部49A−3が傾斜することで、液状接着剤51Aの粘度が高い場合でも、液状接着剤51Aは、電子機器1の製造工程において、溝部49Aの末端まで流れ込みやすくなり得る。つまり、液状接着剤51Aは、溝部49Aの末端まで充填されやすくなり得る。溝部49Bについても同様の構成が採用されてよい。
例えば、底部49A−3は、液状接着剤51Aの特性に応じては、XY平面に略平行であってよい。底部49A−3がXY平面に略平行となることで、電子機器1の製造工程において、液状接着剤51Aは、溝部49A内に均一に充填されやすくなり得る。溝部49Bについても同様の構成が採用されてよい。
溝部49Aは、図17に示すように、略板状の電子機器1のX軸の負方向側の角部に沿って形成されてよい。溝部49Bは、図17に示すように、略板状の電子機器1のX軸の正方向側の角部に沿って形成されてよい。このような構成によって、例えば電子機器1が落下して、電子機器1の角部が地面等に衝突しても、電子機器1が破損する蓋然性が低減され得る。
図3に示す接着部材50A,50Bは、X軸方向において、ディスプレイ13とケース40との間に配置される。例えば、接着部材50Aは、図3に示すように、第3面45Aと、第3面45Aを向くディスプレイ13の面との間に配置される。例えば、接着部材50Bは、図3に示すように、第3面45Bと、第3面45Bを向くディスプレイ13の面との間に配置される。このような構成によって、電子機器1の外部から水が電子機器1の内部へ侵入する蓋然性が低減され得る。
接着部材50Aは、電子機器1の製造工程にて、液状接着剤51Aを硬化させることにより、形成されてよい。同様に、接着部材50Bは、電子機器1の製造工程にて、液状接着剤51Bを硬化させることにより、形成されてよい。
液状接着剤51A,51Bは、任意の接着剤であってよい。例えば、液状接着剤51A,51Bは、湿気硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤及び紫外線硬化型接着剤であってよい。湿気硬化型接着剤は、空気中の水分と反応して硬化する。湿気硬化型接着剤は、シアノアクリレート系及びシリコーンゴム系を含んでよい。加熱硬化型接着剤は、加熱されることで硬化する。加熱硬化型接着剤は、エポキシ樹脂系及びアクリル樹脂系を含んでよい。紫外線硬化型接着剤は、紫外線が照射されることにより硬化する。紫外線硬化型接着剤は、アクリル樹脂系及びエポキシ系を含んでよい。
図18に示す第2接着部材60は、基部48Cと前面カバー30とを接着する。第2接着部材60は、基部48Cの面48aに配置される。第2接着部材60は、図16に示すような、両面テープであってよい。ただし、第2接着部材60は、両面テープに限定されない。第2接着部材60は、任意の接着部材であってよい。
以上述べたように、本実施形態に係る電子機器1では、第1接着部材50A,50Bがディスプレイ13と収容部43との間に配置される。このような構成によって、本実施形態では、電子機器1の外部から水が電子機器1の内部へ侵入する蓋然性が低減され得る。さらに、本実施形態に係る電子機器1では、第1接着部材50A,50Bは、図6に示すような、電子機器1の製造工程において生じるクリアランス1A,1Bに設けられる。このような構成によって、本実施形態に係る電子機器1では、第1接着部材50A,50Bを配置させるための専用スペースをケース40等に設けなくてもよい。従って、本実施形態に係る電子機器1では、ディスプレイ13のサイズを維持しつつ、電子機器1のサイズを小さくすることができる。また、本実施形態に係る電子機器1では、電子機器1のサイズを維持しつつ、ディスプレイ13のサイズを大きくすることができる。言い換えると、本開示によれば、ディスプレイ13を囲む枠の幅が小さい、いわゆる狭額縁の電子機器1が提供され得る。よって、本開示によれば、改善された電子機器1が提供され得る。
さらに、本実施形態に係る電子機器1では、図3に示すように、ケース40の第2面44Aがディスプレイ13の面13bのX軸の負方向側に位置する部分と密接する。このような構成とすることで、電子機器1の製造工程において、図6に示すクリアランス1Aに液状接着剤51Aを注入したときに、液状接着剤51Aがディスプレイ13の面13bの下へ流れ込む蓋然性が低減され得る。同様に、本実施形態に係る電子機器1では、図3に示すように、ケース40の第2面44Bは、ディスプレイ13の面13bのX軸の正方向側に位置する部分と密接する。このような構成とすることで、電子機器1の製造工程において、図6に示すクリアランス1Bに液状接着剤51Bを注入したときに、液状接着剤51Bがディスプレイ13の面13bの下へ流れ込む蓋然性が低減され得る。
ここで、上述のように、図9に示す基部48C,48Dには、各種の部品が配置され得る。そのため、基部48C,48Dには、上述の第1貫通孔46A,46Bを設ける箇所が限定される場合がある。このような場合でも、本実施形態に係る電子機器1では、図17に示すように、基部48Cに、溝部49A及び溝部49Bを形成することができる。電子機器1の製造工程において、図17に示す溝部49Aは、図6に示すクリアランス1Aと連通し、図17に示す溝部49Bは、図6に示すクリアランス1Bと連通する。このような構成によって、基部48Cに第1貫通孔46A,第2貫通孔46Bを設けなくても、溝部49A,49Bにそれぞれ第1接着部材50A,50Bを形成(配置)させることができる。
さらに、本実施形態に係る電子機器1では、図18に示すように、基部48Cは、溝部49A,49Bにそれぞれ配置された第1接着部材50A,50Bと、第2接着部材60とによって、前面カバー30に接着され得る。つまり、各種の部品が配置される基部48Cは、第1接着部材50A,50Bと第2接着部材60との2つの接着部材によって、前面カバー30に接着される。電子機器1の外部から水が電子機器1の内部へ侵入する蓋然性がより低減され得る。
加えて、本実施形態では、図18に示すように、基部48Cにおいて、第1接着部材50Aの上に第2接着部材60が配置される。ここで、基部48Cにおいて、第1接着部材50Aが配置される箇所と、第2接着部材60が配置される箇所とを分けると、基部48Cの面積が増加する場合がある。本実施形態では、第1接着部材50Aの上に第2接着部材60を配置することで、第1接着部材50Aが配置される箇所と第2接着部材60が配置される箇所とを分ける構成とするよりも、基部48Cの面積を小さくすることができる。
[電子機器の製造方法]
本開示に係る電子機器1の製造方法は、図19に示すように、組合せ工程S1と、注入工程S2と、確認工程S3と、硬化工程S4とを含む。
図19に示す組合せ工程S1は、ディスプレイ13及び前面カバー30を、ケース40に組み合わせる工程である。組合せ工程S1では、ケース40の収容部43が、図6に示すディスプレイ13の面13b側から、ディスプレイ13を収容する。さらに、ケース40の図6に示す第1面42A,42Bがそれぞれ前面カバー30に密接するように、前面カバー30がケース40に取り付けられる。このとき、第2接着部材60は、図18に示すように、基部48Cと前面カバー30とを接着する。
このような組合せ工程S1によって、図6に示すように、ディスプレイ13と収容部43との間にクリアランス1A,1Bが生じ得る。
図19に示す注入工程S2は、第1貫通孔46Aの開口部46A−2及び第1貫通孔46Bの外面40a側の開口部から、それぞれ、液状接着剤51A,51Bを注入する工程である。開口部46A−2に液状接着剤51Aが注入されることで、図6に示すクリアランス1Aに液状接着剤51Aが注入され得る。クリアランス1Aに液状接着剤51Aが注入されることで、クリアランス1Aに連通する図17に示す溝部49Aにも、液状接着剤51Aが注入される。同様に、第1貫通孔46Bの外面40a側の開口部に液状接着剤51Bが注入されることで、図6に示すクリアランス1B、及び、クリアランス1Bに連通する図17に示す溝部49Bに、液状接着剤51Bが注入される。
確認工程S3は、クリアランス1A,1Bに液状接着剤51A,51Bがそれぞれ充填されたか否か確認する工程である。図5に示す第2貫通孔47Aの開口部47A−2から液状接着剤51Aを視認することによって、液状接着剤51Aがクリアランス1Aに充填されたか否かを確認する。同様に、第2貫通孔47B−2の外面40a側の開口部から液状接着剤51Bを視認することによって、液状接着剤51Bがクリアランス1Bに充填されたか否かを確認する。
このような確認工程S3によって、液状接着剤51A,51Bをそれぞれクリアランス1A,1Bにより確実に充填させることができる。
硬化工程S4は、液状接着剤51A,51Bをそれぞれ硬化させて、ディスプレイ13と収容部43との間に第1接着部材50A,50Bを形成する工程である。硬化工程S4では、液状接着剤51A,51Bに応じた硬化方法が採用されてよい。
例えば、液状接着剤51A,51Bが湿気硬化型接着剤である場合、液状接着剤51A,51Bを空気中の水分と反応させることにより、液状接着剤51A,51Bを硬化させてよい。例えば、液状接着剤51A,51Bが加熱硬化型接着剤である場合、液状接着剤51A,51Bを加熱させることにより、液状接着剤51A,51Bを硬化させてよい。例えば、液状接着剤51A,51Bが紫外線硬化型接着剤である場合、液状接着剤51A,51Bに紫外線を照射することにより、液状接着剤51A,51Bを硬化させてよい。
このように本実施形態に係る電子機器1の製造方法では、組合せ工程S1にて生じるクリアランス1A,1Bに、注入工程S2及び硬化工程S4によって第1接着部材50A,50Bがそれぞれ形成される。このような構成によって、本実施形態に係る電子機器1の製造方法は、第1接着部材50A,50Bを配置させる専用スペースをケース40等に形成する工程を含まなくてよい。従って、本実施形態によれば、改善された、電子機器1の製造方法が提供され得る。
本開示を図面及び実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段又は各工程などに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又は工程などを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 電子機器
1A,1B クリアランス
10 カメラ
11 近接センサ
12 レシーバ
13 ディスプレイ
14 差込口
15 マイク
16 カメラ
20 背面カバー
30 前面カバー(カバー部材)
40 ケース
40a 外面
41,41A,41B,41C,41D 周縁部
42A,42B 第1面
43 収容部
44A,44B 第2面
45A,45B 第3面
46A,46B 第1貫通孔
47A,47B 第2貫通孔
46A−1,46A−2,47A−1,47A−2 開口部
48,48C,48D 基部
48a 面
49A,49B 溝部
50A,50B 第1接着部材
51A,51B 液状接着剤
60 第2接着部材

Claims (12)

  1. ディスプレイと、
    前記ディスプレイの一方の面を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材と密接する第1面を含む周縁部と、前記ディスプレイの他方の面側から前記ディスプレイを収容する収容部とを有するケースと、
    第1方向において、前記ディスプレイと前記収容部との双方に接して配置される第1接着部材と、
    を備える電子機器。
  2. 前記収容部は、前記ディスプレイの他方の面と密着する第2面を含む、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記収容部は前記第1面と前記第2面とを接続する第3面含み、
    前記第1接着部材は、前記第3面と、前記第3面を向く前記ディスプレイの面との双方に接して配置される、請求項に記載の電子機器。
  4. 前記ケースは、前記収容部が位置する側とは反対側の外面と前記第3面とを貫通する第1貫通孔をさらに含む、請求項に記載の電子機器。
  5. 前記ケースは、前記外面と前記第3面とを貫通し、且つ前記第1貫通孔とは異なる第2貫通孔をさらに含む、請求項に記載の電子機器。
  6. 前記第2貫通孔の前記外面側の開口部の面積は、前記第1貫通孔の前記外面側の開口部の面積よりも小さい、請求項に記載の電子機器。
  7. 前記第2貫通孔の前記外面側の開口部の面積は、前記第2貫通孔の前記第3面側の開口部の面積よりも小さい、請求項又はに記載の電子機器。
  8. 前記第2貫通孔の前記第3面側の開口部は、前記カバー部材側に向けて開放する凹形状である、請求項に記載の電子機器。
  9. 前記ケースは、前記第1方向とは異なる第2方向において、前記周縁部と前記収容部との間に位置する基部をさらに含み、
    前記基部は、前記第3面を前記第2方向へ延長させて形成される溝部を含む、請求項乃至7の何れか一項に記載の電子機器。
  10. 前記基部と前記カバー部材とを接着する第2接着部材をさらに備える、請求項に記載の電子機器。
  11. 前記第2接着部材は、両面テープである、請求項10に記載の電子機器。
  12. ディスプレイ及び前記ディスプレイの一方の面を覆うカバー部材を、前記カバー部材と密接する第1面を含む周縁部と前記ディスプレイの他方の面側から前記ディスプレイを収容する収容部とを有するケースに、組み合わせる組合せ工程と、
    前記ディスプレイと前記収容部との間に生じるクリアランスに液状接着剤を注入する注入工程と、
    前記液状接着剤を硬化させて、前記ディスプレイと前記収容部との双方に接して配置される第1接着部材を形成する硬化工程と、
    を含む電子機器の製造方法。
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