JP6541767B1 - 車両移動調整装置、車両移動調整方法及びプログラム - Google Patents

車両移動調整装置、車両移動調整方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】避難場所が限られている場合でも、避難場所へ向かう複数の車両を分散することを可能とする。
【解決手段】車両移動調整装置10は、災害時において、複数の車両の移動を調整し、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両が、避難場所へ発車するタイミングを決定する発車タイミング決定手段21と、発車タイミング決定手段21で決定された発車するタイミングに関する発車タイミング情報を、他の車両に直接送信する送信手段12と、発車タイミング情報を、他の車両から直接受信する受信手段13と、を備え、発車タイミング決定手段21は、複数の車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置に関する。
従来、災害時に、車両を用いることで、迅速に危険な場所から安全な避難場所まで避難することができる。ところが、複数の車両が、同じ避難場所に向かった場合、これらの複数の車両が、避難場所及び目標経路に集中し、交通渋滞が発生する可能性がある。そのため、災害からの適切な避難を行うことが困難となる可能性がある。
そこで、特許文献1には、災害情報と、位置情報と、地図情報とを用いて、対象車両の現在地よりも災害の影響を受け難い方向に存在する分岐路を目的地として決定し、位置情報と、交通情報と、地図情報とを用いて、対象車両の現在地から、決定した目的地までの経路を目標経路として決定し、決定した目的地と目標経路との情報を対象車両の車載装置に送信し、対象車両が現在の目的地に到着する直前に、現在の目的地よりも災害の影響を受け難い方向に存在する複数の他の分岐路のうちから、複数の車両それぞれの目的地が分散されるように一の分岐路を選択して新しい目的地として決定する災害時経路提供装置が開示されている。このような災害時経路提供装置によれば、災害からの避難時に、より適切な目標経路を提供可能となる。
特開2016−50922号公報
しかしながら、避難場所が複数ない場合も多く、仮に複数の避難場所の候補があっても、避難者は、最も安全な避難場所に避難したいという要望がある。このような場合、特許文献1の災害時経路提供装置では、1つの避難場所に車両が、集中してしまい、適切な避難ができないおそれがある。
したがって、本発明では、上記のような課題にかんがみ、避難場所が限られている場合でも、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能な車両移動調整装置、車両移動調整方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような解決手段を提供する。
(1)災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置であって、災害情報に基づき、避難場所を決定する避難場所決定手段と、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ向けて発車するタイミングを決定する発車タイミング決定手段と、前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信する送信手段と、前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信する受信手段と、を備え、前記発車タイミング決定手段は、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記車両の移動可能距離及び前記避難場所までの移動距離に基づいて、並びに/又は、自車両及び他の車両の乗車人数、最大乗車人数に基づいて、乗換可能な車両を抽出し、当該車両の乗車者に乗り替えを示唆する示唆手段と、を備えることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記災害情報を取得したときに、複数の前記車両の車載時計の時刻を補正する時刻補正手段を備えることを特徴とする。
(4)災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置が実行する方法であって、災害情報に基づき、避難場所を決定するステップと、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ発車するタイミングを決定するステップと、前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信するステップと、前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信するステップと、を含み、前記避難場所へ発車するタイミングを決定するステップは、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とする。
(5)災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置を制御するプログラムであって、コンピュータを、災害情報に基づき、避難場所を決定する避難場所決定手段、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ発車するタイミングを決定する発車タイミング決定手段、前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信する送信手段、前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信する受信手段、として機能させ、前記発車タイミング決定手段は、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とする。
本発明によれば、避難場所が限られている場合でも、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能な車両移動調整装置、車両移動調整方法及びプログラムを提供することができる。
本発明が適用される車両移動調整システムの概念を説明する図である。 本発明の実施形態に係る車両移動調整システムにおける車両移動調整装置の機能構成を示す図である。 車両間の位置と通信範囲を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両移動調整装置が実行する乗換示唆(移動不可時)処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る車両移動調整装置が実行する乗換示唆(最大乗車人数に満たない時)処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る車両移動調整装置が実行する車両移動調整処理フローを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。また、機能構成の図において、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表す。
(車両移動調整システムの概要)
まず、本発明が適用されるユーザを認証するための車両移動調整システムの概要について説明する。車両移動調整システムは、災害時において、複数の車両の移動を調整するシステムである。
図1は、本発明が適用される車両移動調整システム1の概念を説明する図である。
車両移動調整システム1は、複数の車両(図1に示す例では、A〜E)にそれぞれ積載された複数の車両移動調整装置10を含む。
本実施形態において、車両A〜Eは、自動運転に関する周知のシステムを備えた車両であってもよいし、車両移動調整システム1を運営するスタッフ又は乗車したユーザ(以下、「運転者」ともいう。)の操作により走行する車両であってもよい。
車両移動調整システム1は、災害時において、例えば、公衆ネットワークがダウンし、インターネットを介した通信ができなくなった場合に、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両移動調整装置10が直接通信(例えば、アドホック通信等)することで、複数の車両を連携させることを可能とするシステムである。ここでいう「互いに直接通信可能」とは、必ずしも1対1の通信を意味するものではなく、メッシュネットワークを用い、相互に通信可能な車同士が間接的に通信することであっても実質的に直接通信と同様であってもよい(以下、同じ)。例えば、車両A、車両B、車両C、車両Dがあるとき、車両Aと車両Eは直接の通信は不可能だが、A→B→C→D→Eと情報の伝達が可能であれば、結果的に直接通信による情報共有が可能となる。このときの車両の位置と通信範囲を図3に示す。ここで、図の点線の円は通信距離を示すが、図の点線の矢印で示すように、通信距離上は、車両Aは車両Bのみ、車両Bは車両Aと車両C、車両Cは車両Bと車両D、車両Dは車両Cと車両E、車両Eは車両Dのみ、と通信可能であるが、すべての車両は、ネットワークの他の車両を経由することで、実質的な「直接通信」が可能である。本システムの車両は、このような「直接通信」可能な複数の車両を「一群」として認識することができるが、これについては後述する。
車両移動調整システム1では、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両移動調整装置10が、それぞれ他の車両移動調整装置10に識別情報(例えば、車両移動調整装置10を識別する情報)を送信する。
図1に示す例では、車両移動調整システム1では、災害時において、例えば、車両Aに積載された車両移動調整装置10が、互いに直接通信可能な範囲Aaに存在する複数の車両(図1に示す例では、B〜D)の避難場所へ発車するタイミングを決定する。以下、「発車するタイミング」又は「発車タイミング」とは、移動体が避難場所に向けて移動開始又は移動を再開するタイミングをいう。この車両移動調整装置10は、複数の車両(図1に示す例では、A〜D)の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定する。具体的には、図1に示す例では、車両移動調整装置10は、車両Cの発車するタイミングを起点として、車両Aの発車するタイミングを5分後に、車両Bの発車するタイミングを10分後に、車両Dの発車するタイミングを15分後に、決定する。
また、このタイミングを決定するのは、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両移動調整装置10のいずれでもよいが、例えば、あらかじめ設定された(例えば、識別情報で規定された)優先順位が高い車両移動調整装置10でもよい。
車両Aに積載された車両移動調整装置10は、決定した発車するタイミングに関する発車タイミング情報を、他の車両(図1に示す例では、B〜D)に送信する。
他の車両(図1に示す例では、B〜D)に積載された車両移動調整装置10は、車両Aに積載された車両移動調整装置10から送信された発車タイミング情報を受信する。各車両における車両の移動を制御する制御手段や、各車両を操作する者は、発車タイミング情報に基づき、車両を避難場所へ発車させる。
また、図1に示す例では、車両Aに積載された車両移動調整装置10と直接通信可能な範囲Aa外であるものの、車両Dに積載された車両移動調整装置10と直接通信可能な範囲Da内に、車両Eが存在する。
このような場合、車両Dに積載された車両移動調整装置10が、車両Eが避難場所へ発車するタイミングを決定する。例えば、車両Dに積載された車両移動調整装置10は、車両Aに積載された車両移動調整装置10から受信した発車タイミング情報に応じて、車両Eの発車するタイミングを決定する。例えば、車両Dに積載された車両移動調整装置10は、車両Aに積載された車両移動調整装置10から受信した発車タイミング情報が示す発車タイミング(図1に示す例では、車両Cの発車後15分後)と異ならせたタイミング(図1に示す例では、車両Cの発車後20分後)に決定する。
車両Dに積載された車両移動調整装置10は、決定した発車するタイミングに関する発車タイミング情報を、他の車両(図1に示す例では、E)に送信する。そして、この他の車両(図1に示す例では、E)に積載された車両移動調整装置10は、車両Dに積載された車両移動調整装置10から送信された発車タイミング情報を受信する。車両Dにおける車両の移動を制御する制御手段や、車両Dを操作する者は、発車タイミング情報に基づき、車両を避難場所へ発車させる。
このような車両移動調整装置10によれば、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両の避難場所へ発車するタイミングを互いに異ならせることができる。したがって、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能な車両移動調整装置を提供できる。また、複数の車両間で直接、避難場所へ発車するタイミングに関する発車タイミング情報を送受信することで、例えば、公衆ネットワークがダウンし、インターネットを介した通信ができなくなった場合でも、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能となる。
(機能構成)
図2は、本発明の実施形態に係る車両移動調整システム1における車両移動調整装置10の機能構成を示す図である。車両移動調整システム1は、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両移動調整装置10により構成される。
(車両移動調整装置10の構成)
車両移動調整装置10は、車両に設けられ、災害情報取得手段11と、送信手段12と、受信手段13と、避難場所決定手段14と、移動可能距離算出手段15と、移動距離算出手段16と、乗車人数検知手段17と、乗車可能人数算出手段18と、乗換車両抽出手段19と、示唆手段20と、発車タイミング決定手段21と、表示手段22と、時刻補正手段23とを備える。
災害情報取得手段11は、外部(例えば、気象庁等の公共機関のサーバ等)から、例えば、公衆ネットワークがダウンする前(例えば、災害発生直後等)に、公衆ネットワークを介して、災害に関する情報である災害情報を取得する。また、災害情報取得手段11は、車両の周囲を撮影する撮像手段(例えば、カメラ等)を有し、この撮像手段により災害の状況等を撮像した画像情報を取得してもよい。この災害情報取得手段11により取得された災害の状況等を撮像した画像情報は、例えば、公衆ネットワークを介して、外部(災害対策を行う機関等のサーバ等)に送信してもよい。
送信手段12は、災害情報取得手段11が災害情報を取得した場合、直接通信可能な範囲(例えば、アドホック通信可能な範囲)に存在する他の車両の車両移動調整装置10に、災害情報を送信する。また、ここで送信する災害情報は、災害情報取得手段11が取得した情報に限らず、自車が撮像した画像又は画像を文字に変換した情報であってもよい。これにより、例えば、災害発生後に公衆ネットワークがダウンしたために、災害情報を受信できなかった車両移動調整装置10に、災害情報を提供できるので、公衆ネットワークがダウンした場合でも、災害情報を伝達していくことが可能となる。
また、送信手段12は、後述する乗車可能人数を示す乗車可能人数情報、発車するタイミングに関する発車タイミング情報、乗り換えする乗車者の人数を示す乗換人数情報等を、当該車両の識別情報とともに、他の車両の車両移動調整装置10に直接送信する。
受信手段13は、災害情報を取得した他の車両の車両移動調整装置10から、災害情報を直接受信する。また、受信手段13は、後述する乗車可能人数を示す乗車可能人数情報、乗り換えする乗車者の人数を示す乗換人数情報等を、他の車両の識別情報とともに、他の車両の車両移動調整装置10から、直接受信する。また、受信手段13は、発車するタイミングを決定した他の車両の車両移動調整装置10から、発車タイミング情報を直接受信する。
送信手段12と受信手段13は、他の車両と通信を繰り返すことによって、前述したように、自車両がどのような「一群」に属しているかを確認することができる。ここで、送信手段12は、所定時間ごとに自車両の識別子を発信し、受信手段12は他の車両からの識別子を受信する。このことによって、通信距離内にある直接通信可能な(所定時刻内に通信した実績がある)車のペア(組み)が把握される。そして、送信手段12は、更に所定時間ごとに、通信距離外の他の車両からの識別子を含んだ受信結果を間接的に発信したことを検知し、受信手段13は、通信距離外の他の車両の識別子を間接的に受信したことを検知する。このことを複数の車両が繰り返すことよって、ネットワーク内の一群の全体像が順次合成されていき、その全体像が間接的に通信可能な車両士で共有されることになる。このとき、各車両には、直接通信可能な車両の識別子の一覧若しくは位置図(ペアを表す)、及び、間接的に通信可能(実質的に直接通信可能)な車両の識別子の一覧若しくは位置図(一群を表す)が、図3で示すように表示される。
避難場所決定手段14は、災害情報取得手段11が取得した災害情報に基づき、避難場所を決定する。避難場所決定手段14は、現在位置から最寄りのあらかじめ設定された避難場所を、車両が向かう避難場所として決定してもよいし、災害が発生した場所から、所定距離離れた場所を、避難場所と決定してもよい。また、避難場所決定手段14は、通信可能な一群の車両同士で避難場所が異なるように決定してもよい。例えば、最初は車両Aも車両Bも避難場所1を目指していた場合、避難場所1が混雑する見込みが取得された場合は、車両Aは避難場所2に移動するという判断がなされてもよい。また、避難場所情報(収容人数など)や通行不要箇所情報に関して、各車が保有する情報の鮮度が異なることがある。そのため、自車が取得した避難場所情報や通行不能箇所情報などは、情報の時刻を比較して、相互に保有情報を更新することが望ましい。
また、避難場所決定手段14は、避難場所となる候補が複数ある場合、災害の種類に応じて、いずれかの避難場所を決定してもよい。例えば、避難場所決定手段14は、災害が津波であれば、海から比較的離れた場所であって、比較的高度が高い場所を避難場所に決定する。
移動可能距離算出手段15は、車両が移動可能な距離である移動可能距離を算出する。詳細には、移動可能距離算出手段15は、車両の燃料の残量(例えば、車両が電気自動車であればバッテリー残量であり、ガソリン車であればガソリン残量等)に、あらかじめ設定された又はあらかじめ計測された車両の単位燃料当りの走行距離を乗算することで、移動可能距離を算出する。ただし、移動可能距離の算出は、避難場所までの正確な距離でなくとも、車両が乗車者を降ろすのに適切な近隣の場所までの距離であってもよい。その近隣の場所から避難場所まで徒歩で移動することも可能だからである。
移動距離算出手段16は、車両の現在位置から、避難場所決定手段14が決定した避難場所までの距離である移動距離を算出する。車両移動調整装置10は、自らが備える又は車両や車両のカーナビゲーションシステムが備えるGPS(Global Positioning System)により、現在位置と避難場所との位置情報(例えば、緯度・経度等で示される情報)を取得し、この取得した位置情報に基づき、移動距離を算出する。
乗車人数検知手段17は、車両に乗車している乗車者の人数である乗車者人数を検知する。乗車人数検知手段17は、例えば、人感センサや重量センサ等の乗車者の人数を検知するセンサを有し、このセンサにより、車両に乗車している乗車者の人数を検知する。
乗車可能人数算出手段18は、あらかじめ設定された車両の最大乗車人数(最大乗車可能人数)から、乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数を減算し、車両にあと何人乗車可能であるかを示す乗車可能人数(乗車余裕人数)を算出する。また、乗車可能人数算出手段18は、受信手段13が、乗り換えする乗車者の人数を示す乗換人数情報を、他の車両の識別情報とともに、他の車両の車両移動調整装置10から、直接受信した場合には、あらかじめ設定された車両の最大乗車人数から、乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数に受信手段13が受信した乗換人数情報が示す人数を加算した人数を減算し、乗車可能人数を算出する。
送信手段12は、乗車可能人数算出手段18が算出した乗車可能人数を示す乗車可能人数情報を、当該車両の識別情報とともに、他の車両の車両移動調整装置10に直接送信する。また、受信手段13は、他の車両の車両移動調整装置10から、乗車可能人数情報を、他の車両の識別情報とともに、直接受信する。
乗換車両抽出手段19は、移動可能距離算出手段15が算出した移動可能距離が、移動距離算出手段16が算出した移動距離以下の場合や、乗車人数検知手段17が検知した自車両の乗車者人数が最大乗車人数でない場合に、乗車者が自車両に乗り換えることが可能な他の車両を抽出する。詳細には、乗換車両抽出手段19は、受信手段13が受信した他の車両の車両移動調整装置10から送信された乗車可能人数情報と、乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数と、に基づき、乗車者が乗り換えることが可能な他の車両を抽出する。
送信手段12は、乗り換えする乗車者の人数(乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数)を示す乗換人数情報を、当該車両の識別情報とともに、乗換車両抽出手段19が抽出した車両の車両移動調整装置10に直接送信する。また、受信手段13は、他の車両の車両移動調整装置10から、乗換人数情報を、他の車両の識別情報とともに、直接受信する。
示唆手段20は、例えば、ディスプレイ等で構成された表示手段や、スピーカ等で構成された発声手段等を有しており、これらの手段により、乗車者に、他の車両への乗り換えを示唆する。ここで、示唆手段20は、移動可能距離算出手段15が算出した移動可能距離が、移動距離算出手段16が算出した移動距離以下の場合、すなわち、避難場所への移動距離が当該車両の移動可能距離を越える場合、乗車者に他の車両(乗換車両抽出手段19が抽出した車両)への乗り換えを示唆する。また、示唆手段20は、乗車人数検知手段17が検知した自車両の乗車者人数が最大乗車人数でない場合には、他の車両の乗車者に自車両への乗り換えを示唆する。
すなわち、示唆手段20は、車両の移動可能距離及び避難場所までの移動距離に基づいて(移動距離勘案)、並びに/又は、自車両及び他の車両の乗車人数、最大乗車可能人数に基づいて(乗車人数勘案)、乗換可能な車両を抽出し、当該車両の乗車者に乗り替えを示唆する。つまり、自車両が燃料不足などで避難場所まで移動できない場合は、乗換可能な同じ避難場所に向かう他の車両を抽出して自車両の乗車者に乗り換えを示唆するが、避難場所まで移動可能で、かつ自車両の乗車可能人数に余裕がある場合は、自車両に乗り替えてもらうことが可能な他の車両を抽出してその車両の乗車者に乗り換えを示唆する。また、乗り換えの示唆をする場合は、乗換候補車の近傍まで車を移動させるようにする。このような乗り換えを示唆することによって、避難場所に向かう車両の数をできるだけ減らして効率化し、渋滞が起きる可能性を少なくすることができる。
また、示唆手段20は、車両の乗車人数と他の車両の乗車人数を比較し、どちらの車両からどちらの車両に乗り替えるのが効率がよいかを判断してもよい。例えば、「5人乗りに2人乗車」の車両と「5人乗りに3人乗車」の車両があるときに、2人が移動する方がよいが、3人が乗り換えるほうががよいか(特に***や一車線の道などで2人が乗る車両の方が前方にある場合)を判断するようにしてもよい。また、示唆手段20は、乗車者の情報を得て、乗り換えを示唆する車両を判断するようにしてもよい。例えば、足が不自由な人など乗り換えが困難な人が乗車していることが情報交換されていれば、その人には乗り換え示唆が届かないようにしてもよい。
さらに、示唆手段20は、この場合、乗車者が降車した後に、最寄りの燃料を補給できるガソリンスタンドや充電基地等の補給場所の位置情報を、車両の移動を制御する制御手段に送信してもよい。これにより、車両は、最寄りの補給場所に移動することが可能となる。
またさらに、示唆手段20は、この場合、乗車者が降車した後に、他の車両の走行の妨げにならない路肩等の位置情報を、車両の移動を制御する制御手段に送信してもよい。これにより、避難場所まで移動できない車両を路肩等に移動することが可能となるので、避難するために使用できない車両が、避難するために使用可能な車両の走行の妨げになることを防止できる。
発車タイミング決定手段21は、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両が、避難場所へ発車するタイミングを決定する。発車タイミング決定手段21は、複数の車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定する。発車タイミング決定手段21は、受信手段13が受信した乗車可能人数情報を受信した他の車両の発車するタイミングを決定する。例えば、発車タイミング決定手段21は、乗車可能人数情報が示す乗車可能人数が少ない車両(乗車人数の多い車両)から順に、所定間隔(例えば、図1に示す例では5分間隔)で発車時間を遅らせたタイミングで、各車両の発車するタイミングを決定する。また、受信した発車タイミングに所定時間を加算した時刻を発車タイミングとして決定するようにしてもよい。また、避難場所までの移動距離に基づいて発車タイミングを決定するようにしてもよい。
発車するタイミングを決定した車両移動調整装置10の送信手段12は、発車タイミング決定手段21が決定したタイミングに関する発車タイミング情報(避難場所へ発車する時間を示す情報)を、当該発車タイミング情報のタイミングで発車させる車両の車両移動調整装置10に直接送信する。当該車両の車両移動調整装置10の受信手段13は、この発車タイミング情報を直接受信する。当該車両における車両の移動を制御する制御手段や、当該車両を操作する者は、発車タイミング情報に基づき、車両を避難場所へ発車させる。なお、一度決定した発車タイミングを変更し、リスケジュールしてもよい。例えば、車車間の直接通信(アドホック通信など)が確立し情報交換するごとに、各車両が持っている情報が変化することがあるので、その場合は、相互に発車タイミングや行先を変更してもよい。
表示手段22は、発車タイミング決定手段21が決定した発車するタイミングを車内に表示させたり、示唆手段20が示唆する情報を車内に表示させたりする。発車するタイミングを表示するのは、乗車者はいつ発車するかが不安だからである。
時刻補正手段23は、災害情報を受信したときなどに、標準電波(標準周波数報時電波)又はGPS衛星からの時刻情報を受信し、車載時計の誤差を自動補正する。あるいは、複数の車両の車載時計の時刻を相互に交換させ、基準となる車載時計に時間合わせをするようにしてもよい。発車タイミングを決定するためには、各車両の時計が整合している必要があり、少なくとも同じ避難場所に向かう車同士について必要だからである。
以上説明した上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラム(例えば、基幹ソフト等)を読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(処理フロー)
図4は、本発明の実施形態に係る車両移動調整装置10が実行する乗換示唆(移動不可時)処理フローを示す図である。なお、以降の処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
ステップS1において、災害情報取得手段11は、例えば、公衆ネットワークを介した外部又は他の車両に設けられた車両移動調整装置10から、災害に関する情報である災害情報を取得する。
ステップS2において、避難場所決定手段14は、ステップS1で災害情報取得手段11が取得した災害情報に基づき、避難場所を決定する。
ステップS3において、移動可能距離算出手段15は、車両が移動可能な距離である移動可能距離を算出する。
ステップS4において、移動距離算出手段16は、車両の現在位置から、ステップS2で避難場所決定手段14が決定した避難場所までの距離である移動距離を算出する。
ステップS5において、車両移動調整装置10は、ステップS3で移動可能距離算出手段15が算出した移動可能距離が、ステップS4で移動距離算出手段16が算出した移動距離以下か否かを判定し、移動距離以下と判定した場合にはステップS6に処理を移し、移動距離以下と判定しない場合には本処理を終了する。
ステップS6において、受信手段13は、他の車両から、当該車両の乗車可能人数を示す乗車可能人数情報を、当該車両の識別情報とともに受信する。
ステップS7において、乗車人数検知手段17は、車両に乗車している乗車者の人数である乗車人数を検知する。
ステップS8において、乗換車両抽出手段19は、ステップS6で受信手段13が受信した乗車可能人数情報及び識別情報と、ステップS7で乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数に基づき、乗車者が乗り換えることが可能な他の車両を抽出する。具体的には、乗換車両抽出手段19は、例えば、乗車者人数が2人であれば、乗車可能人数が2人以上の車両を抽出する。送信手段12は、乗り換えする乗車者の人数(乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数)を示す乗換人数情報を、当該車両の識別情報とともに、乗換車両抽出手段19が抽出した車両の車両移動調整装置10に直接送信する。
ステップS9において、示唆手段20は、表示手段等により、乗車者にステップS8で乗換車両抽出手段19が抽出した車両への乗り換えを示唆する。
図5は、本発明の実施形態に係る車両移動調整装置10が実行する乗換示唆(最大乗車人数に満たない時)処理フローを示す図である。
ステップS11において、災害情報取得手段11は、例えば、公衆ネットワークを介した外部又は他の車両に設けられた車両移動調整装置10から、災害に関する情報である災害情報を取得する。
ステップS12において、乗車人数検知手段17は、車両に乗車している乗車者の人数である乗車人数を検知する。
ステップS13において、乗車可能人数算出手段18は、あらかじめ設定された車両の最大乗車人数から、ステップS12で乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数を減算し、さらに車両に乗車可能な人数である乗車可能人数を算出する。
ステップS14において、送信手段12は、ステップS13で乗車可能人数算出手段18が算出した乗車可能人数を示す乗車可能人数情報を、当該車両の識別情報とともに、他の車両の車両移動調整装置10に直接送信する。
ステップS15において、車両移動調整装置10は、ステップS12で乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数が、あらかじめ設定された車両の最大乗車人数より小さいか否かを判定し、最大乗車人数より小さいと判定した場合にはステップS16に処理を移し、最大乗車人数より小さいと判定しない場合(最大乗車人数が乗車している場合)には本処理を終了する。
ステップS16において、車両移動調整装置10は、受信手段13が、他の車両の車両移動調整装置10から、乗換人数情報を、他の車両の識別情報とともに、直接受信しているか否かを判定し、乗換人数情報を受信していると判定した場合にはステップS16Aに処理を移し、乗換人数情報を受信していないと判定した場合にはステップS17に処理を移す。乗車可能人数算出手段18は、乗換人数情報を受信していると判定した場合には、ステップS16Aの処理において、乗車可能人数から受信手段13が受信した乗換人数情報が示す人数を減算して乗車可能人数を更新する。その後、ステップS14に処理を移す。具体的には、例えば、あらかじめ設定された車両の最大乗車人数が4人であり、ステップS12で検知された乗車者人数が2人であったとすると、その時点の乗車可能人数は1人であるが、受信手段13が受信した乗換人数情報が示す人数が1人あった場合、その乗換人数分を減算して、乗車可能人数を1人に更新する。
ステップS17において、受信手段13は、他の車両から、当該車両の乗車可能人数を示す乗車可能人数情報を、当該車両の識別情報とともに受信する。
ステップS18において、乗換車両抽出手段19は、ステップS17で受信手段13が受信した乗車可能人数情報及び識別情報と、ステップS13で乗車人数検知手段17が検知した乗車者人数及びステップS16で受信手段13が受信した乗換人数情報に基づき、乗車者が乗り換えることが可能な他の車両を抽出する。
ステップS19において、示唆手段20は、表示手段等により、乗車者にステップS18で乗換車両抽出手段19が抽出した車両への乗り換えを示唆する。
図6は、本発明の実施形態に係る車両移動調整装置10が実行する車両移動調整処理フローを示す図である。
ステップS21において、災害情報取得手段11は、例えば、公衆ネットワークを介した外部又は他の車両に設けられた車両移動調整装置10から、災害に関する情報である災害情報を取得する。
ステップS22において、受信手段13は、他の車両から、当該車両の乗車可能人数を示す乗車可能人数情報を、当該車両の識別情報とともに受信する。
ステップS23において、発車タイミング決定手段21は、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両が、避難場所へ発車するタイミングを決定する。発車タイミング決定手段21は、乗車可能人数情報が示す乗車可能人数が少ない車両から順に、所定間隔で発車時間を遅らせたタイミングで、各車両の発車するタイミングを決定する。
ステップS24において、送信手段12は、ステップS23で発車タイミング決定手段21が決定したタイミングに関する発車タイミング情報を、当該発車タイミング情報のタイミングで発車させる車両の識別情報とともに、当該車両の車両移動調整装置10に直接送信する。当該車両の車両移動調整装置10の受信手段13は、この発車タイミング情報を直接受信し、車両の移動を制御する制御手段や、当該車両を操作する者は、発車タイミング情報に基づき、車両を避難場所へ発車させる。
例えば、図1に示す例は、車両Aの乗車可能人数が1人であり、車両Bの乗車可能人数が2人であり、車両Cの乗車可能人数が0人であり、車両Dの乗車可能人数が3人であり、車両Eの乗車可能人数が4人である例である。この場合、例えば、車両Aの車両移動調整装置10の発車タイミング決定手段21は、ステップS23の処理において、車両Cの発車するタイミングを起点として、車両Aの発車するタイミングを5分後に、車両Bの発車するタイミングを10分後に、車両Dの発車するタイミングを15分後に、決定する。また、車両Dの車両移動調整装置10の発車タイミング決定手段21は、車両Eの発車するタイミングを、ステップS24の処理により車両Aの車両移動調整装置10から送信された発車タイミング情報が示す発車タイミングである15分後と異ならせたタイミングである20分後に決定する。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の車両の避難場所へ発車するタイミングを互いに異ならせることができる。したがって、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能な車両移動調整装置、車両移動調整方法及びプログラムを提供できる。また、複数の車両間で直接、避難場所へ発車するタイミングに関する発車タイミング情報を送受信することで、例えば、公衆ネットワークがダウンし、インターネットを介した通信ができなくなった場合でも、避難場所へ向かう複数の車両を分散することが可能となる。
また、車両の移動可能距離が、現在位置から避難場所までの移動距離以下の場合には、乗車者に他の車両への乗り換えを示唆するので、車両が避難場所に向かっている途中で、燃料切れで止まってしまい、避難場所にたどり着けなくなる事態を回避できる。よって、乗車者を確実に避難場所に到着させることが可能となる。
また、ある車両の乗車者人数が最大乗車人数でない場合に、その車両に乗車者が乗り換えることが可能な他の車両を抽出し、この他の車両への乗り換えを示唆するので、乗り換えによって車両をより効率的に使用し、より多くの人を避難場所に運ぶことが可能となる。
また、時刻補正手段を備えることで、各車両で発車タイミングの決定に不整合が起きることをなくすことができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 車両移動調整システム
10 車両移動調整装置
11 災害情報取得手段
12 送信手段
13 受信手段
14 避難場所決定手段
15 移動可能距離算出手段
16 移動距離算出手段
17 乗車人数検知手段
18 乗車可能人数算出手段
19 乗換車両抽出手段
20 示唆手段
21 発車タイミング決定手段
22 表示手段
23 時刻補正手段

Claims (5)

  1. 災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置であって、
    災害情報に基づき、避難場所を決定する避難場所決定手段と、
    互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ向けて発車するタイミングを決定する発車タイミング決定手段と、
    前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信する送信手段と、
    前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信する受信手段と、を備え、
    前記発車タイミング決定手段は、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とする車両移動調整装置。
  2. 前記車両の移動可能距離及び前記避難場所までの移動距離に基づいて、並びに/又は、自車両及び他の車両の乗車人数、最大乗車人数に基づいて、乗換可能な車両を抽出し、当該車両の乗車者に乗り替えを示唆する示唆手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両移動調整装置。
  3. 前記災害情報を取得したときに、複数の前記車両の車載時計の時刻を補正する時刻補正手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両移動調整装置。
  4. 災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置が実行する方法であって、
    災害情報に基づき、避難場所を決定するステップと、
    互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ発車するタイミングを決定するステップと、
    前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信するステップと、
    前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信するステップと、を含み、
    前記避難場所へ発車するタイミングを決定するステップは、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とする車両移動調整方法。
  5. 災害時において、複数の車両の移動を調整する車両移動調整装置を制御するプログラムであって、コンピュータを、
    災害情報に基づき、避難場所を決定する避難場所決定手段、
    互いに直接通信可能な範囲に存在する複数の前記車両が、前記避難場所へ発車するタイミングを決定する発車タイミング決定手段、
    前記決定された発車タイミング情報を、他の前記車両に直接送信する送信手段、
    前記発車タイミング情報を、他の前記車両から直接受信する受信手段、として機能させ、
    前記発車タイミング決定手段は、複数の前記車両の発車するタイミングを、互いに異なるタイミングに決定することを特徴とするプログラム。
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