JP6541705B2 - 知識共有支援装置および知識共有支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、知識共有支援装置および知識共有支援プログラムに関するものである。
特許文献1に記載の技術では、複数のバージョンが存在する構造化文書について、互いに前後するバージョン間から抽出される差分が要約されて出力される。具体的には、指定されたXML文書の前後するバージョン間の差分が抽出され、抽出された差分のうち要素名が共通する集合が作業範囲と判定される。そして、最新の作業範囲を要約せず、過去の作業範囲を要約した差分情報が生成され、表示される。「XML」は、Extensible Markup Languageの略語である。
特開2015−204076号公報
システム開発のプロセスでは、開発者間で要件等の知識を共有するために様々な文書が作成され、利用される。しかし、設計時等の上流工程でまだ認識されておらず不明だった要件が現地設置等の下流工程で明らかになり、修正に至ったことについての充分な説明なしに現地修正結果等が文書に反映されると、明らかになった要件が暗黙知となって開発者に共有されない。
例えば、要件定義で挙げられた候補製品が、後の工程で機能的に不十分であるといった理由により不適と判断されることがある。あるいは、製品の通信インタフェースがFTPだけでなく、HTTPにも対応していることが開発途中で判明し、設計段階で仕様が修正されることがある。いずれのケースにおいても、文書に変更点だけを記載したのでは、別のプロジェクトで同じ手戻りが発生する可能性がある。そのため、そのような変更がなぜ発生したのかを、理由を含めた充分な説明として記録しておくことが求められる。「FTP」は、File Transfer Protocolの略語である。「HTTP」は、Hypertext Transfer Protocolの略語である。
従来技術では、バージョンごとの文書の差分情報に暗黙知が含まれるかどうかは利用者が判断する必要があり、暗黙知の手入力以上に手間がかかる。
本発明は、暗黙知が文書に含まれているかどうかの判断を効率化することを目的とする。
本発明の一態様に係る知識共有支援装置は、
業務の第1工程で作成された文書が前記業務の前記第1工程よりも後の第2工程で改訂された場合における前記文書の内容の変更について前記第2工程で記述された補足説明を解析し、解析結果から、前記補足説明が記述された度合いである説明度を算出する解析部と、
前記文書の内容が前記第2工程で変更された度合いである変更度と、前記解析部により算出された説明度とを比較し、比較結果から、前記第2工程で得られたにも関わらず前記第2工程で説明されていない知識である暗黙知が前記文書に含まれているかどうかを判断する判断部とを備える。
本発明では、文書の内容の変更度と文書の内容の変更についての説明度との比較結果から、暗黙知が文書に含まれているかどうかが判断される。このため、暗黙知が文書に含まれているかどうかの判断を効率化することができる。
実施の形態1に係る知識共有支援装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る知識共有支援装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る知識共有支援装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る知識共有支援装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る知識共有支援装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態のうち、2つ以上の実施の形態が組み合わせられて実施されても構わない。あるいは、以下に説明する実施の形態のうち、1つの実施の形態または2つ以上の実施の形態の組み合わせが部分的に実施されても構わない。
実施の形態1.
本実施の形態について、図1および図2を用いて説明する。
***構成の説明***
図1を参照して、本実施の形態に係る知識共有支援装置100の構成を説明する。
知識共有支援装置100は、コンピュータである。知識共有支援装置100は、プロセッサ101を備えるとともに、メモリ102、入力装置103、ディスプレイ104および通信装置105といった他のハードウェアを備える。プロセッサ101は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
知識共有支援装置100は、機能要素として、入力部110と、解析部120と、判断部130と、通知部140とを備える。入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ101は、各種処理を行うICである。「IC」は、Integrated Circuitの略語である。プロセッサ101は、例えば、CPUである。「CPU」は、Central Processing Unitの略語である。
メモリ102は、例えば、フラッシュメモリまたはRAMである。「RAM」は、Random Access Memoryの略語である。
入力装置103は、例えば、マウス、キーボードまたはタッチパネルである。
ディスプレイ104は、例えば、LCDである。「LCD」は、Liquid Crystal Displayの略語である。
通信装置105は、データを受信するレシーバおよびデータを送信するトランスミッタを含む。通信装置105は、例えば、通信チップまたはNICである。「NIC」は、Network Interface Cardの略語である。
メモリ102には、複数の文書200が記憶されている。これら複数の文書200は、知識共有支援装置100の外部から入力装置103または通信装置105を介して入力または受信され、メモリ102にあらかじめ保存されている。
また、メモリ102には、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能を実現するプログラムである知識共有支援プログラムが記憶されている。知識共有支援プログラムは、プロセッサ101に読み込まれ、プロセッサ101によって実行される。メモリ102には、OSも記憶されている。「OS」は、Operating Systemの略語である。プロセッサ101は、OSを実行しながら、知識共有支援プログラムを実行する。なお、知識共有支援プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
知識共有支援プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、フラッシュメモリまたはHDDである。「HDD」は、Hard Disk Driveの略語である。補助記憶装置に記憶されている知識共有支援プログラムおよびOSは、メモリ102にロードされ、プロセッサ101によって実行される。
知識共有支援装置100は、プロセッサ101を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、知識共有支援プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ101と同じように、各種処理を行うICである。
入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の処理の結果を示す情報、データ、信号値および変数値は、メモリ102、補助記憶装置、または、プロセッサ101内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
知識共有支援プログラムは、磁気ディスクおよび光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
***動作の説明***
図2を参照して、本実施の形態に係る知識共有支援装置100の動作を説明する。知識共有支援装置100の動作は、本実施の形態に係る知識共有支援方法に相当する。
ステップS11において、入力部110は、メモリ102に記憶されている複数の文書200の中から、文書D1と、文書D1の改訂版である文書D2とを取得する。入力部110は、取得した文書D1と文書D2とを解析部120に入力する。
具体的には、入力部110は、あらかじめ指定された位置に置かれた新たな文書200を検知すると、その新たな文書200を文書D2としてメモリ102に読み込むとともに、文書D2の改訂前の文書200を検索して文書D1を取得する。入力部110は、取得した文書D1と、検知した文書D2とを入力データとして解析部120に入力する。「あらかじめ指定された位置」は、例えば、特定のフォルダである。
文書D1は、ある業務の第1工程で作成された文書200である。文書D2は、その業務の第2工程で改訂された文書200である。「業務」は、任意の業務でよいが、本実施の形態ではシステム開発である。「第1工程」は、任意の工程でよいが、本実施の形態では設計等の上流工程である。「第2工程」は、第1工程よりも後の工程であればよいが、本実施の形態では現地設置等の下流工程である。
ステップS12において、解析部120は、入力部110により入力された文書200を解析する。
具体的には、解析部120は、ステップS11で入力された改訂前後の文書200である文書D1と文書D2とを比較して、閾値以上の変化量がある箇所を文書D1と文書D2との差分として抽出し、抽出した差分を解析する。変化量の閾値は、「0」よりも大きく設定されていればよいが、チューニングによって適宜調整されることが望ましい。
より具体的には、解析部120は、文書D1の本文と文書D2の本文とを比較して、テキストおよび図の変化量を測定し、閾値以上の変化量がある箇所を文書D1の本文と文書D2の本文との差分として抽出する。「本文」は、文書200の全体から注釈を除いた部分である。「注釈」は、改訂欄、フッタおよび脚注の少なくともいずれかであり、本実施の形態では改訂欄、フッタおよび脚注のすべてである。脚注は、例えば、文書200の各ページの、フッタを除く最下部に記載されたテキスト、あるいは、文書200の各ページにおいて「※」等の参照記号を付けて記載されたテキストである。変化量の閾値としては、テキストの変化量の閾値、図の変化量の閾値といった具合に複数種類の閾値が設定されてもよい。解析部120は、文書D1の本文と文書D2の本文との差分を文書200の内容の変更として解析する。ステップS12における、テキストおよび図の変化量の測定方法としては、任意の方法を用いることができるが、例えば、テキストおよび図の増減に応じて変化量を算出する方法を用いる場合は、文書D2でテキストまたは図が削除されても変化量がマイナスにならないように、変化量は絶対値として算出する。
なお、解析部120は、改訂欄、フッタおよび脚注だけでなく、文書D2の本文中にある、決まった表現を含む語句を注釈として扱ってもよい。「決まった表現」の具体例としては、文書200の内容の変更理由を説明する「・・・のため」および「・・・により」といった表現がある。例えば、「製品の生産終了のため、A製品をB製品に変更」というテキストは、「製品の生産終了のため」という注釈と、「A製品をB製品に変更」という本文に分解される。「顧客要求により、A製品をB製品に変更」というテキストは、「顧客要求により」という注釈と、「A製品をB製品に変更」という本文に分解される。このように、決まった表現作法を文書改訂時の規則として作成者が意識して文書に改訂を加えることで、最終的な解析精度の向上も期待できる。
解析部120は、テキストおよび図の変化量を測定する代わりに、テキストのみ、あるいは、図のみの変化量を測定してもよい。
ステップS13において、解析部120は、ステップS12の解析結果から、変更度を算出する。変更度は、文書200の内容が下流工程で変更された度合いである。具体的には、変更度は、文書200の本文が変更された程度を表す数値である。変更度の算出方法あるいは算出式としては、任意の方法あるいは式を用いることができるが、後述するステップS16の判断の精度を高めるために、チューニングによって適宜調整されることが望ましい。本実施の形態では、主に、ステップS12で文書D1の本文と文書D2の本文との差分として抽出されたテキストの長さを数値化する方法が用いられる。すなわち、解析部120は、ステップS12で抽出した差分のテキストが長いほど、変更度を高く算出する。
ステップS14において、解析部120は、システム開発の上流工程で作成された文書200がシステム開発の下流工程で改訂された場合における文書200の内容の変更について下流工程で記述された補足説明を解析する。
具体的には、解析部120は、ステップS11で入力された文書D2の改訂欄、フッタおよび脚注の少なくともいずれかから補足説明を抽出し、抽出した補足説明を解析する。本実施の形態では、解析部120は、文書D2の改訂欄、フッタおよび脚注のすべてから補足説明を抽出し、抽出した補足説明を解析する。
より具体的には、解析部120は、文書D1の注釈と文書D2の注釈とを比較して、テキストおよび図の変化量を測定し、閾値以上の変化量がある箇所を文書D1の注釈と文書D2の注釈との差分として抽出する。変化量の閾値は、ステップS12で用いられる閾値と同じでもよいが、別途設定されることが望ましい。別途設定される閾値は、「0」よりも大きく設定されていればよいが、チューニングによって適宜調整されることが望ましい。ステップS12で用いられる閾値と同様に、変化量の閾値としては、テキストの変化量の閾値、図の変化量の閾値といった具合に複数種類の閾値が設定されてもよい。解析部120は、文書D1の注釈と文書D2の注釈との差分を補足説明として解析する。ステップS14における、テキストおよび図の変化量の測定方法としては、任意の方法を用いることができるが、例えば、テキストおよび図の増減に応じて変化量を算出する方法を用いる場合は、文書D2でテキストまたは図が削除されても変化量がマイナスにならないように、変化量は絶対値として算出する。
なお、解析部120は、決まった表現を含む語句を注釈として扱う場合、文書D2から、該当する表現を含む語句を補足説明として抽出し、抽出した補足説明を解析する。
解析部120は、入力部110により入力された文書200とは別の文書から補足説明を抽出し、抽出した補足説明を解析してもよい。解析部120は、別の文書から補足説明を抽出する場合、ステップS12では、文書D1の全体と文書D2の全体とを比較して、文書D1の全体と文書D2の全体との差分を抽出し、抽出した差分を解析する。「別の文書」は、例えば、入力部110により入力された文書200がソースコードであればリリースノートであり、入力部110により入力された文書200が仕様書または設計書であればレビューシートである。
ステップS15において、解析部120は、ステップS14の解析結果から、説明度を算出する。説明度は、補足説明が記述された度合いである。具体的には、説明度は、文書200を変更した理由を説明する程度を表す数値である。説明度の算出方法あるいは算出式としては、任意の方法あるいは式を用いることができるが、後述するステップS16の判断の精度を高めるために、チューニングによって適宜調整されることが望ましい。本実施の形態では、主に、ステップS14で文書D1の注釈と文書D2の注釈との差分として抽出されたテキストの長さを数値化する方法が用いられる。すなわち、解析部120は、ステップS14で抽出した差分のテキストが長いほど、説明度を高く算出する。前述したように、ステップS14の解析結果は、別の文書から得られてもよい。すなわち、説明度の算出には、別の文書を用いることが可能である。
なお、ステップS14で文書D1の注釈と文書D2の注釈との差分として抽出されたテキストに、文書D2内で文書D1から変更されたページまたは図表の番号への参照があるかどうかによって、説明度を高くしたり、低くしたりしてもよい。すなわち、解析部120は、ステップS14で抽出した差分の中に、ステップS12で抽出した差分に該当する箇所への参照があれば、説明度をより高い数値に調整してもよい。
ステップS16において、判断部130は、解析部120により算出された変更度と説明度とを比較する。判断部130は、比較結果から、下流工程で得られたにも関わらず下流工程で説明されていない知識である暗黙知が文書D2に含まれているかどうかを判断する。
具体的には、判断部130は、ステップS15で算出された変更度と説明度とのいずれが高いかによって、暗黙知が文書D2に含まれているかどうかを判断する。すなわち、判断部130は、変更度が説明度よりも高い場合、暗黙知が文書D2に含まれていると判断し、そうでない場合、変更に関する説明が文書D2に充分に記載されており、暗黙知が文書D2に含まれていないと判断する。判断部130により暗黙知が文書D2に含まれていると判断された場合、ステップS17の処理が行われる。判断部130により暗黙知が文書D2に含まれていないと判断された場合、動作が終了する。
ステップS17において、通知部140は、暗黙知の説明を記述するよう促すメッセージをユーザに通知する。
具体的には、通知部140は、暗黙知が文書D2に含まれていること、および、文書D2に補足説明を追加すべきであることを通知するメッセージを、ディスプレイ104の画面に出力する。あるいは、通知部140は、暗黙知が文書D2に含まれていること、および、文書D2に補足説明を追加すべきであることを通知するメールを、通信装置105を介してユーザに送信する。
通知部140により通知されるメッセージは、メモリ102または補助記憶装置に構築されたデータベース、あるいは、知識共有支援装置100の外部のデータベースに、検索可能な形式で蓄積されることが望ましい。
なお、変更度は、知識共有支援装置100の外部から入力装置103または通信装置105を介して与えられてもよい。すなわち、ステップS12およびステップS13の処理は省略可能である。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、文書200の内容の変更度と文書200の内容の変更についての説明度との比較結果から、暗黙知が文書200に含まれているかどうかが判断される。このため、暗黙知が文書200に含まれているかどうかの判断を効率化することができる。
本実施の形態では、変更度が説明度よりも高い場合、文書200を変更した理由が充分に説明されておらず、文書200が暗黙知を含む可能性があるとして、ユーザに注意を喚起することができる。その結果、文書200の作成者に更新後の文書200に暗黙知が含まれている可能性を気付かせることができ、暗黙知の文書化を促し、知識共有を推進することができる。
***他の構成***
本実施の形態では、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能の一部が専用の電子回路により実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
専用の電子回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGAまたはASICである。「GA」は、Gate Arrayの略語である。「FPGA」は、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。「ASIC」は、Application Specific Integrated Circuitの略語である。
プロセッサ101、メモリ102および専用の電子回路を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能がソフトウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、入力部110、解析部120、判断部130および通知部140の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図3および図4を用いて説明する。
***構成の説明***
図3を参照して、本実施の形態に係る知識共有支援装置100の構成を説明する。
知識共有支援装置100の構成については、図1に示した実施の形態1のものと同じであるが、本実施の形態では、メモリ102にスケジュール情報300が記憶されている。スケジュール情報300は、知識共有支援装置100の外部から入力装置103または通信装置105を介して入力または受信され、メモリ102にあらかじめ保存されている。
***動作の説明***
図4を参照して、本実施の形態に係る知識共有支援装置100の動作を説明する。知識共有支援装置100の動作は、本実施の形態に係る知識共有支援方法に相当する。
ステップS21において、入力部110は、メモリ102に記憶されている複数の文書200の中から、文書D1と、文書D1の改訂版である文書D2とを取得する。入力部110は、メモリ102に記憶されているスケジュール情報300も取得する。入力部110は、取得した文書D1と文書D2とスケジュール情報300とを解析部120に入力する。
スケジュール情報300は、文書200の内容に沿って業務の第2工程で実施される作業の実施予定を示す情報である。本実施の形態では、スケジュール情報300は、文書D1の内容に沿ってシステム開発の下流工程で実施される現地設置等の作業の実施予定日を示す情報である。
ステップS22からステップS25の処理については、ステップS11からステップS15の処理と同じであるため、説明を省略する。
ステップS26において、解析部120は、入力部110により入力されたスケジュール情報300に基づいて、変更度を重み付けする。
具体的には、解析部120は、ステップS21で入力されたスケジュール情報300に示されている実施予定日が過ぎている場合、すでに文書D1の内容に沿って作業が実施され、その結果、文書D1の内容の変更が文書D2に反映されていると推定する。一方、解析部120は、ステップS21で入力されたスケジュール情報300に示されている実施予定日が過ぎていない場合、まだ文書D1の内容に沿って作業が実施されておらず、実質的な内容が文書D1と文書D2とで変化していないと推定する。解析部120は、推定結果に応じて、ステップS23で算出した変更度を重み付けする。すなわち、解析部120は、文書D1の内容の変更が文書D2に反映されていると推定した場合、変更度をより高い数値に調整する。解析部120は、実質的な内容が文書D1と文書D2とで変化していないと推定した場合、変更度をそのままとするか、あるいは、変更度をより低い数値に調整する。
なお、解析部120は、推定結果に応じて、ステップS23で算出した変更度の代わりに、ステップS25で算出した説明度を重み付けしてもよい。すなわち、解析部120は、文書D1の内容の変更が文書D2に反映されていると推定した場合、説明度をより低い数値に調整する。解析部120は、実質的な内容が文書D1と文書D2とで変化していないと推定した場合、説明度をそのままとするか、あるいは、説明度をより高い数値に調整する。
ステップS27およびステップS28の処理については、ステップS16およびステップS17の処理と同じであるため、説明を省略する。
なお、スケジュール情報300の代わりに、文書200の内容に沿って業務の第2工程で実施される作業の実施結果を示す情報である実績情報がメモリ102に記憶され、ステップS21で解析部120に入力されてもよい。実績情報の具体例としては、作業日報がある。実績情報が入力される場合、ステップS26において、解析部120は、実績情報に示されている実施結果から、文書D1の実質的な内容の変更が生じているかどうかを推定し、推定結果に応じて、ステップS23で算出した変更度、または、ステップS25で算出した説明度を重み付けする。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、文書200の本文に変更が生じる可能性が高い作業の実施予定日が過ぎた場合に、暗黙知がある可能性が高くなっていることを考慮して暗黙知が文書200に含まれているかどうかを判断することで、判断の精度を向上させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を、図5を用いて説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係る知識共有支援装置100の構成については、図3に示した実施の形態2のものと同じであるため、説明を省略する。
***動作の説明***
図5を参照して、本実施の形態に係る知識共有支援装置100の動作を説明する。知識共有支援装置100の動作は、本実施の形態に係る知識共有支援方法に相当する。
ステップS31の処理については、ステップS21の処理と同じであるため、説明を省略する。
ステップS32において、解析部120は、入力部110により入力されたスケジュール情報300に基づいて、変更度を算出する。変更度の算出方法あるいは算出式としては、任意の方法あるいは式を用いることができるが、後述するステップS36の判断の精度を高めるために、チューニングによって適宜調整されることが望ましい。本実施の形態では、ステップS21で入力されたスケジュール情報300に示されている実施予定日が過ぎているかどうかによって固定値を設定する方法が用いられる。すなわち、解析部120は、スケジュール情報300に示されている実施予定日が過ぎている場合、変更度を第1固定値に決定する。解析部120は、スケジュール情報300に示されている実施予定日が過ぎていない場合、変更度を第1固定値よりも小さい第2固定値に決定する。第1固定値および第2固定値の具体例は、それぞれ「1」および「0」である。
ステップS33およびステップS34の処理については、ステップS24およびステップS25の処理と同じであるため、説明を省略する。
ステップS35およびステップS36の処理については、ステップS27およびステップS28の処理と同じであるため、説明を省略する。
なお、スケジュール情報300の代わりに、文書200の内容に沿って業務の第2工程で実施される作業の実施結果を示す情報である実績情報がメモリ102に記憶され、ステップS31で解析部120に入力されてもよい。実績情報の具体例としては、作業日報がある。実績情報が入力される場合、ステップS32において、解析部120は、実績情報に示されている実施結果から、文書D1の実質的な内容の変更が生じているかどうかを推定し、推定結果に応じて、変更度を算出する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、文書200の本文に変更が生じる可能性が高い作業の実施予定日が過ぎても、文書200の注釈に追記がない場合に、暗黙知があると推定することで、暗黙知が文書200に含まれているかどうかの判断を効率化することができる。
100 知識共有支援装置、101 プロセッサ、102 メモリ、103 入力装置、104 ディスプレイ、105 通信装置、110 入力部、120 解析部、130 判断部、140 通知部、200 文書、300 スケジュール情報。

Claims (10)

  1. 業務の第1工程で作成された文書が前記業務の前記第1工程よりも後の第2工程で改訂された場合における前記文書の内容の変更について第1工程で作成された文書と前記第2工程で改訂された文書との補足説明を解析し、解析結果から、前記補足説明が記述された度合いである説明度を算出する解析部と、
    前記文書の内容が前記第2工程で変更された度合いである変更度と、前記解析部により算出された説明度とを比較し、比較結果から、前記第2工程で得られたにも関わらず前記第2工程で説明されていない知識である暗黙知が前記文書に含まれているかどうかを判断する判断部と
    を備え、
    前記解析部は、
    改訂前後の前記文書の注釈を前記補足説明として抽出し、
    改訂前後の前記文書の注釈の差分を数値化することにより前記説明度を算出し、
    前記判断部は、
    前記変更度が前記説明度よりも高い場合、前記暗黙知が前記文書に含まれていると判断し、
    前記変更度が前記説明度よりも高くない場合、前記暗黙知が前記文書に含まれていないと判断する知識共有支援装置。
  2. 前記解析部は、改訂前後の前記文書の本文の差分を数値化することにより、前記変更度を算出し、
    前記判断部は、前記解析部により算出された前記変更度と前記説明度とを比較する請求項1に記載の知識共有支援装置。
  3. 前記解析部は、改訂前後の前記文書の本文を比較して、閾値以上の変化量がある箇所を前記本文の差分として抽出し、抽出した箇所を解析し、解析結果から、前記変更度を算出する請求項2に記載の知識共有支援装置。
  4. 前記文書の内容に沿って前記第2工程で実施される作業の実施予定を示す情報を前記解析部に入力する入力部をさらに備え、
    前記解析部は、
    前記入力部により入力された情報に基づいて、前記変更度および前記説明度のいずれかを重み付けし、
    前記解析部は、
    前記入力部により入力された情報に示されている実施予定日が過ぎている場合、前記変更度および前記説明度のいずれかをより高い数値に調整し、
    前記入力部により入力された情報に示されている実施予定日が過ぎていない場合、前記変更度および前記説明度のいずれかをそのままとするか、あるいは、より低い数値に調整する請求項2または3に記載の知識共有支援装置。
  5. 前記文書の内容に沿って前記第2工程で実施される作業の実施予定を示す情報を前記解析部に入力する入力部をさらに備え、
    前記解析部は、前記入力部により入力された情報に基づいて、前記変更度を算出し、
    前記判断部は、前記解析部により算出された前記変更度と前記説明度とを比較し、
    前記解析部は、
    前記入力部により入力された情報に示されている実施予定日が過ぎている場合、前記変更度を第1固定値に決定し、
    前記入力部により入力された情報に示されている実施予定日が過ぎていない場合、前記変更度を第1固定値よりも小さい第2固定値に決定する請求項1に記載の知識共有支援装置。
  6. 前記解析部は、前記文書の改訂欄、フッタおよび脚注の少なくともいずれかから前記補足説明を抽出し、抽出した前記補足説明を解析する請求項1からのいずれか1項に記載の知識共有支援装置。
  7. 前記解析部は、さらに、前記文書から、決まった表現を含む語句を前記補足説明として抽出し、抽出した前記補足説明を解析する請求項1からのいずれか1項に記載の知識共有支援装置。
  8. 前記解析部は、前記文書とは別の文書から前記補足説明を抽出し、抽出した前記補足説明を解析する請求項1からのいずれか1項に記載の知識共有支援装置。
  9. 前記判断部により前記暗黙知が前記文書に含まれていると判断された場合、前記暗黙知の説明を記述するよう促すメッセージをユーザに通知する通知部をさらに備える請求項1からのいずれか1項に記載の知識共有支援装置。
  10. コンピュータに、
    業務の第1工程で作成された文書が前記業務の前記第1工程よりも後の第2工程で改訂された場合における前記文書の内容の変更について第1工程で作成された文書と前記第2工程で改訂された文書との補足説明を解析し、解析結果から、前記補足説明が記述された度合いである説明度を算出する処理と、
    前記文書の内容が前記第2工程で変更された度合いである変更度と、前記説明度とを比較し、比較結果から、前記第2工程で得られたにも関わらず前記第2工程で説明されていない知識である暗黙知が前記文書に含まれているかどうかを判断する処理と
    を実行させ、
    前記説明度を算出する処理は、
    改訂前後の前記文書の注釈を前記補足説明として抽出し、
    改訂前後の前記文書の注釈の差分を数値化することにより前記説明度を算出し、
    前記判断する処理は、
    前記変更度が前記説明度よりも高い場合、前記暗黙知が前記文書に含まれていると判断し、
    前記変更度が前記説明度よりも高くない場合、前記暗黙知が前記文書に含まれていないと判断する知識共有支援プログラム。
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