JP6541551B2 - 吸気ダクト - Google Patents

吸気ダクト Download PDF

Info

Publication number
JP6541551B2
JP6541551B2 JP2015227338A JP2015227338A JP6541551B2 JP 6541551 B2 JP6541551 B2 JP 6541551B2 JP 2015227338 A JP2015227338 A JP 2015227338A JP 2015227338 A JP2015227338 A JP 2015227338A JP 6541551 B2 JP6541551 B2 JP 6541551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
plate
flow path
air
intake duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015227338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017096126A (ja
Inventor
英樹 丹羽
英樹 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2015227338A priority Critical patent/JP6541551B2/ja
Publication of JP2017096126A publication Critical patent/JP2017096126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6541551B2 publication Critical patent/JP6541551B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

本発明は、吸気ダクトに関し、特に、吸気口の各部における風速を平均化できる吸気ダクトに関するものである。
エンジンやモーター等の駆動源を備えた発電機では、作動時の騒音が機外へ漏出することを防止すると共に、屋外における使用時に風雨等に曝されることがないように、金属製の箱である防音箱内に構成機器を収容する。このような発電機では、防音箱内に冷却ファンを配置すると共に、防音箱の側壁に吸気口を開口形成し、冷却ファンの回転により防音箱内を負圧とすることで、吸気口から内部空間へ外気(吸入空気)を導入(吸入)して、構成機器を冷却する。
この場合、防音箱の内面に吸気ダクトを設け、屈曲した流路を形成することで、吸気口から機外へ漏出しようとする騒音を遮断すると共に、雨水や塵芥が侵入することを防止する。ここで、図6を参照して、吸入空気の風速分布を解析した結果を説明する。図6(a)は、従来品の風速分布の解析結果であり、(b)は、従来品の吸気口における風速分布の解析結果である。
図6に示すように、吸気口から吸入される吸入空気は、屈曲した流路の内側(吸気口における吹出口側の縁部)で風速が局所的に速くなる。そのため、防音箱の外壁を滴下した雨滴が吸気ダクト内に吸い込まれやすい。また、風速が局所的に速くされた空気流が壁(エアカーテン)を形成することで、吸気口(屈曲した流路の外側)からの吸入空気の吸入が制限され、吸気口断面積を有効利用できない。
これに対し、特許文献1には、吸気口の各部における風速を平均化することで、雨滴の吸い込みやエアカーテンの形成を抑制する技術が開示される。具体的には、吸気ダクト内に仕切り板を設け、流路を二分割することで、屈曲した流路の内側(吸気口における吹出口側の端部)で生じる局部的な風速の上昇を抑制する。
特開2009−121409号公報(例えば、段落0025,0030、第1図など)
しかしながら、上述した従来の技術であっても、吸気口の各部における風速を十分に平均化できないという問題点があった。そのため、雨滴の吸い込みやエアカーテンの形成を十分に抑制できなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、吸気口の各部における風速を平均化できる吸気ダクトを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の吸気ダクトは、側壁に吸気口が開口形成される発電機用防音箱の前記側壁の内面に装着され、前記吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成するものであり、一辺側が前記側壁の内面に連結されると共に前記吸気口の全面に対峙されつつ他辺側が前記吸気口を越えて延設される背面板と、その背面板の側縁を前記側壁の内面に連結して前記背面板の他辺側が吹出口として開口される流路を前記背面板と共に形成する側連結板と、それら側連結板および背面板により形成される流路を複数の流路に分割する複数枚の仕切り板と、を備え、それら複数枚の仕切り板が、前記背面板に近い流路ほど分割幅が大きくなる位置にそれぞれ配置される。
請求項2記載の吸気ダクトは、請求項1記載の吸気ダクトにおいて、前記仕切り板は、一辺側が前記吸気口を臨むと共に、他辺側が前記吸気口を越えない位置まで延設される。
請求項3記載の吸気ダクトは、請求項1又は2に記載の吸気ダクトにおいて、前記背面板と前記複数枚の仕切り板とがそれぞれ屈曲して形成されると共に、それら背面板の屈曲線と前記複数枚の仕切り板の屈曲線とがそれぞれ1の仮想平面上に位置する。
請求項4記載の吸気ダクトは、請求項1又は2に記載の吸気ダクトにおいて、前記複数枚の仕切り板がそれぞれ前記背面板と略平行な姿勢で配設される。
請求項1記載の吸気ダクトによれば、側連結板および背面板により形成される流路を複数の流路に分割する複数枚の仕切り板を備え、それら複数枚の仕切り板が、背面板に近い流路ほど分割幅が大きくなる位置にそれぞれ配置されるので、分割された各流路における風速を平均化して、吸気口の各部における風速を平均化できる。その結果、雨滴の吸い込みやエアカーテンの形成を抑制できる。
請求項2記載の吸気ダクトによれば、請求項1記載の吸気ダクトの奏する効果に加え、仕切り板を短くして、材料コストを低減できる。即ち、仕切り板の他辺側が吸気口を越えて延設される場合には、仕切り板が長くなり、材料コストが嵩むところ、仕切り板の他辺側が吸気口を越えないので、その分、材料コストを低減できる。
なお、仕切り板の他辺側を、吸気口を越えない位置に配設することは、吸気ダクト内に設けた仕切り板で流路を二分割する従来技術では、不可能であり(即ち、分割された各流路で風速が異なるため、各流路を流通した吸入空気が合流する際に互いが干渉しあい吹出口への流通が妨げられる、或いは、エアカーテンが形成される)、本発明において、複数枚の仕切り板で流路を複数に分割すると共に、背面板に近い流路ほど分割幅を大きくすることで(即ち、分割された各流路の風速を平均化できたことで)、初めて可能となったものである。これにより、仕切り板の無駄な部分を省略して、その分、材料コストを低減できる。
請求項3記載の吸気ダクトによれば、請求項1又は2に記載の吸気ダクトの奏する効果に加え、背面板と複数枚の仕切り板とがそれぞれ屈曲して形成されると共に、それら背面板の屈曲線と複数枚の仕切り板の屈曲線とがそれぞれ1の仮想平面上に位置するので、各流路の分割幅を吸入空気の流通方向に沿って一定とできる。これにより、分割された各流路における風速を平均化して、吸気口の各部における風速を平均化できる。
請求項4記載の吸気ダクトによれば、請求項1又は2に記載の吸気ダクトの奏する効果に加え、複数の仕切り板がそれぞれ背面板と略平行な姿勢で配設されるので、各流路の分割幅を吸入空気の流通方向に沿って一定とできる。これにより、分割された各流路における風速を平均化して、吸気口の各部における風速を平均化できる。
本発明の一実施形態における吸気ダクトが装着された発電機の部分拡大斜視図である。 (a)は、図1の矢印IIa方向視における発電機の部分拡大正面図であり、(b)は、図2(a)のIIb−IIb線における発電機の部分拡大断面図である。 図2(b)のIII部における発電機の部分拡大断面図である。 (a)は、発明品の風速分布の解析結果であり、(b)は、発明品の吸気口における風速分布の解析結果である。 (a)は、比較品の風速分布の解析結果であり、(b)は、比較品の吸気口における風速分布の解析結果である。 (a)は、従来品の風速分布の解析結果であり、(b)は、従来品の吸気口における風速分布の解析結果である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態における吸気ダクト20が装着された発電機1の部分拡大斜視図である。また、図2(a)は、図1の矢印IIa方向視における発電機1の部分拡大正面図であり、図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb線における発電機1の部分拡大断面図である。
なお、図1及び図2では、図面を簡素化して、理解を容易とするために、防音箱10に対する吸気口11a及び吸気ダクト20の大きさが相対的に拡大されて模式的に図示される。
図1及び図2に示すように、発電機1は、エンジンや冷却ファンなどの構成機器(図示せず)を収容する箱状の防音箱10と、その防音箱10の側壁11の内面に装着される吸気ダクト20とを備える。防音箱10には、側壁11に正面視矩形の吸気口11aが開口形成され、吸気口11a及び防音箱10の内部空間へ導入される外気(吸入空気)の流路が吸気ダクト20により形成される。なお、本実施形態では、発電機1が可搬式発電機として形成される。
吸気ダクト20は、背面板21と、その背面板21と共に流路を形成する一対の側連結板22と、それら背面板21及び側連結板22により形成される流路を複数の流路に分割(本実施形態では三分割)する第1仕切り板23及び第2仕切り板24とを備える。
背面板21は、一辺21aが防音箱10における側壁11の内面に連結されると共に吸気口11aの全面に対峙されつつ他辺21b側が吸気口11aの内縁(一辺21aが連結される側と反対側の内縁)を越えて防音箱10の天井壁12へ向けて延設される。なお、本実施形態では、背面板21の他辺21bと防音箱10の天井壁12との間の距離が間隔W1に設定される。
背面板21は、正面視縦長矩形の板を側面視くの字状に屈曲して形成され、他辺21b側の平板状部分が、防音箱10の側壁11と平行に延設される。なお、本実施形態では、背面板21(他辺21b側の平板状部分)と防音箱10の側壁11との間の距離が間隔W2に設定され、背面板21(一辺21a側の平板状部分)と吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁)との間の距離が間隔W3に設定される。間隔W1及び間隔W3は、間隔W2と同等またはそれ以上の距離に設定される(W2≦W1、W2≦W3)。また、背面板21の一辺21a側の平板状部分と防音箱10の側壁11とのなる角度θ1がθ1=60°に設定される。
側連結板22は、背面板21の両側の縁部(一辺21aと他辺21bとを接続する側辺)をそれぞれ防音箱10における側壁11の内面に連結する。これにより、背面板21及び側連結板22と防音箱10の側壁11との間に、背面板21の他辺21b側が吹出口として開口される流路(即ち、吸気口11aから導入された吸入空気を吹出口まで流通させる流路)が形成される。なお、一対の側連結板22の対向間隔(図2(a)左右方向間隔)は、吸気口11aの幅寸法と同等に設定される。
上述したように、背面板21及び側連結板22により形成される流路内には、第1仕切り板23及び第2仕切り板24が配設され、これら第1仕切り板23及び第2仕切り板24によって流路が厚み方向(図2(b)左右方向)に3分割される。ここで、図3を参照して、第1仕切り板23及び第2仕切り板24の詳細構成について説明する。
図3は、図2(b)のIII部における発電機1の部分拡大断面図である。なお、図3では、吸気ダクト20を構成する各部材の板厚寸法が実際よりも大きくされて模式的に図示される。
図3に示すように、第1仕切り板23及び第2仕切り板24は、背面板21と略平行な姿勢で配設され、幅方向(図3紙面垂直方向)両側の縁部(側辺)が側連結板22に連結される。詳細には、第1仕切り板23及び第2仕切り板24は、正面視縦長矩形の板を側面視くの字状に屈曲して形成され、一辺23a,24a側の平板状部分が背面板21の一辺21a側の平板状部分と、他辺23b,24b側の平板状部分が背面板21の他辺21b側の平板状部分と、それぞれ平行に延設される。
本実施形態では、防音箱10の側壁11(側壁11の内面を含む仮想面)と第1仕切り板23(他辺23b側の平板状部分)との間の距離が間隔W4に、第1仕切り板23と第2仕切り板24との間の距離が間隔W5に、第2仕切り板24と背面板21との間の距離が間隔W6に、それぞれ設定される。なお、間隔W4,W5,W6が、請求項1記載の流路の分割幅に対応する。
この場合、間隔W5は間隔W4よりも大きな距離に、間隔W6は間隔W5よりも大きな距離に、それぞれ設定される(W4<W5<W6)。よって、第1仕切り板23及び第2仕切り板24に3分割された流路は、背面板21に近い側(即ち、屈曲外側)の流路ほど分割幅が大きくされる。これにより、3分割された各流路における風速を平均化して、吸気口11aの各部における風速を平均化できる。その結果、雨滴の吸い込みやエアカーテンの形成を抑制できる。
ここで、間隔W4,W5,W6は、W4:W5:W6=1:N:N×N(1<N)の関係式を満たすように設定される。本実施形態では、N=1.15とされる。但し、かかる関係式は一実施形態の例示であり、他の関係式を採用することは当然可能である。
第1仕切り板23及び第2仕切り板24は、一辺23a,24a側が吸気口11aを臨むと共に、他辺23b,24b側が吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁)を越えない位置まで延設される。
本実施形態では、他辺23b,24bと吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁)との間の距離が間隔W7に設定される。よって、吸気口11aを正面視すると、吸気口11aの内縁よりも他辺23b,24bが下方(背面板21の一辺21a側、図2(a)下側)に位置し、これらの間に間隔W7の隙間(空隙)が形成される。但し、間隔W7を設けず(即ち、距離を0として)、吸気口11aの内縁と他辺23b,24bとを同じ位置(正面視において一致する位置)に配設しても良い。
このように、本実施形態では、第1仕切り板23及び第2仕切り板24の他辺23b,24bが吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁)を越えないので、第1仕切り板23及び第2仕切り板24の長さを短くして、その分、材料コストを低減できる。
なお、吸気ダクト内に設けた仕切り板で流路を二分割する従来技術では、仕切り板の他辺側を、吸気口を越えない位置に配設することは、不可能であり(即ち、分割された各流路で風速が異なるため、各流路を流通した吸入空気が合流する際に互いが干渉しあい吹出口への流通が妨げられる、或いは、エアカーテンが形成される)、本発明において、第1仕切り板23及び第2仕切り板24で流路を三分割すると共に、背面板21に近い流路ほど分割幅を大きくすることで(即ち、分割された各流路の風速を平均化できたことで)、初めて可能となったものである。これにより、第1仕切り板23及び第2仕切り板24の無駄な部分(吸気口11aを越えて延設される部分)を省略して、その分、材料コストを低減できる。
第1仕切り板23及び第2仕切り板24の一辺23a,24aは、防音箱10の側壁11(側壁11の内面を含む仮想面)との間に距離を隔てて配設される。これにより、吸気口11aに配設される網状体(例えば、パンチングにより形成され複数の小孔を有するもの)との干渉を避けることができる。但し、一辺23a,24aが吸気口11a内に位置するものであっても良い。
上述したように、背面板21と第1仕切り板23及び第2仕切り板24とは、それぞれ側面視くの字状に屈曲して形成される。この場合、本実施形態では、背面板21の屈曲線(一辺21a側の平板状部分と他辺21b側の平板状部分とが交わる稜線)と、第1仕切り板23の屈曲線(一辺23a側の平板状部分と他辺23b側の平板状部分とが交わる稜線)と、第2仕切り板24の屈曲線(一辺24a側の平板状部分と他辺24b側の平板状部分とが交わる稜線)とが、それぞれ仮想平面S1上に位置される。
これにより、第1仕切り板23及び第2仕切り板24により三分割された各流路の分割幅を吸入空気の流通方向(第1仕切り板23及び第2仕切り板24の延設方向)に沿って一定とできる。これにより、分割された各流路における風速を平均化して、吸気口11aの各部における風速を平均化できる。
次いで、図4及び図5を参照して、吸入空気の風速分布を解析した結果について説明する。
図4(a)は、発明品の風速分布の解析結果であり、図4(b)は、発明品の吸気口11aにおける風速分布の解析結果である。また、図5(a)は、比較品の分速分布の解析結果であり、図5(b)は、比較品の吸気口における風速分布の解析結果である。
なお、図4(a)及び図5(a)の断面は、図2(a)のIIb―IIb線における断面(中央縦断面)に対応し、図4(b)及び図5(b)は、図2(a)の部分拡大図に対応する。
風速分布の解析は、発明品(図4参照)と比較品(図5参照)とに対して行った。発明品は、本実施形態における発電機1(即ち、防音箱10に吸気ダクト20が装着されたもの)である。比較品は、仕切り板の構成が異なる点を除き、その他の構成はそれぞれ発明品と同一とされる。
ここで、比較品は、1枚の仕切り板により流路が二分割され、その仕切り板と背面板21との間の距離(間隔)が、吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される
側と反対側の内縁)との間の距離である間隔W3の半分とされる。よって、比較品は、流路が等間隔に二分割される。
また、比較品の仕切り板は、他辺側が吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁)を越えて延設される。この延設の長さは、背面板21の他辺21bが吸気口11aの内縁を越えて延設される長さの半分とされる。
なお、図6は、仕切り板を備えない(省略される)点を除き、その他の構成は発明品と同一とされるもの(従来品)に対して風速分布を解析した結果である。ここでは、従来品の解析結果についての説明は省略する。
図4及び図5に示すように、吸気口11aの内縁(背面板21の一辺21aが連結される側と反対側の内縁、図4(b)及び図5(b)の上側の縁部)に沿う領域での風速の分布を比較すると、比較品では、11.6m/sを越える風速が上記内縁に沿って分布されるのに対し、発明品では、10.7m/sまでの風速とされ、局所的に風速が速くなる領域が形成されることが抑制できた。
また、比較品では、吸気口11aの上半分(図5(b)上側)に風速が低くされる領域(風速が4.5m/s以下とされる領域)が大きく分布するところ、発明品では、かかる風速(4.5m/s以下)の領域を略半分に低減させることができた。
このように、発明品では、流路を、背面板21に近い側の流路ほど分割幅が大きくなるように不等間隔に分割したことで、比較品と比較して、各流路における風速を平均化して、吸気口11aの各部における風速を平均化できることが確認された。その結果、雨滴の吸い込みを抑制できる。また、吸気口11aからの吸入空気の吸入をスムーズ化できる、即ち、吸気口11aの断面積を有効活用でき、風量を高めることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態で挙げた構成間の距離(間隔)の関係は一例であり、他の関係を採用することは当然可能である。
上記実施形態では、2枚の仕切り板(第1仕切り板23及び第2仕切り板24)により流路を三分割する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、背面板21側の流路ほど分割幅が大きくされるものであれば、3枚以上の仕切り板により流路を四分割以上に分割しても良い。
10 防音箱(発電機用防音箱)
11 側壁
11a 吸気口
20 吸気ダクト
21 背面板
22 側連結板
23 第1仕切り板(仕切り板)
24 第2仕切り板(仕切り板)
21a,23a,24a 一辺
21b,23b,24b 他辺
W4,W5,W6 間隔(分割幅)
S1 仮想平面

Claims (4)

  1. 側壁に吸気口が開口形成される発電機用防音箱の前記側壁の内面に装着され、前記吸気口から内部空間へ導入される吸入空気の流路を形成する吸気ダクトにおいて、
    一辺側が前記側壁の内面に連結されると共に前記吸気口の全面に対峙されつつ他辺側が前記吸気口を越えて延設される背面板と、
    その背面板の側縁を前記側壁の内面に連結して前記背面板の他辺側が吹出口として開口される流路を前記背面板と共に形成する側連結板と、
    それら側連結板および背面板により形成される流路を複数の流路に分割する複数枚の仕切り板と、を備え、
    それら複数枚の仕切り板が、前記背面板に近い流路ほど分割幅が大きくなる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする吸気ダクト。
  2. 前記仕切り板は、一辺側が前記吸気口を臨むと共に、他辺側が前記吸気口を越えない位置まで延設されることを特徴とする請求項1記載の吸気ダクト。
  3. 前記背面板と前記複数枚の仕切り板とがそれぞれ屈曲して形成されると共に、それら背面板の屈曲線と前記複数枚の仕切り板の屈曲線とがそれぞれ1の仮想平面上に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の吸気ダクト。
  4. 前記複数枚の仕切り板がそれぞれ前記背面板と略平行な姿勢で配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸気ダクト。
JP2015227338A 2015-11-20 2015-11-20 吸気ダクト Expired - Fee Related JP6541551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227338A JP6541551B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 吸気ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227338A JP6541551B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 吸気ダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017096126A JP2017096126A (ja) 2017-06-01
JP6541551B2 true JP6541551B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=58817980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015227338A Expired - Fee Related JP6541551B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 吸気ダクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6541551B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1091641B (it) * 1977-12-30 1985-07-06 Fiat Veicoli Ind Dispositivo di presa d aria per motori a combustione interna
US5625172A (en) * 1995-04-18 1997-04-29 Caterpillar Inc. Engine enclosure air inlet/discharge sound attenuator
JP4702330B2 (ja) * 2007-06-21 2011-06-15 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の吸気装置
JP4603573B2 (ja) * 2007-11-16 2010-12-22 北越工業株式会社 防音箱の吸気ダクト
JP6055303B2 (ja) * 2012-12-20 2016-12-27 北越工業株式会社 エンジン駆動型作業機の防音箱
JP6076213B2 (ja) * 2013-07-09 2017-02-08 デンヨー株式会社 エンジン作業機の吸気ダクト

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017096126A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101923759B1 (ko) 건설 기계
JP4594942B2 (ja) 建設機械の冷却構造
JP5594197B2 (ja) 建設機械の冷却構造
WO2009136584A1 (ja) クロスフローファン及びこれを備えた空気調和機
US20140363306A1 (en) Axial-flow fan
ITMI982281A1 (it) Dispsositivo silenziatore e dispositivo di aspirazione dell'aria nel vano motore di una macchina da cantiere
US11396879B2 (en) Cross-flow blower and indoor unit of air-conditioning device equipped with same
JP5474447B2 (ja) 建設機械の冷却構造
JP2017002506A (ja) エンジンを備えた建設機械
JP6234361B2 (ja) 送風装置
JP6616076B2 (ja) 空気調和機
JP6541551B2 (ja) 吸気ダクト
JP6076213B2 (ja) エンジン作業機の吸気ダクト
JP6463168B2 (ja) 送風装置
JP6571422B2 (ja) パッケージ型空冷式スクリュー圧縮機
JP6246118B2 (ja) 送風装置
JP4387789B2 (ja) 建設機械のエンジンルーム構造
WO2014054132A1 (ja) プロペラファン
JP6379788B2 (ja) クロスフローファンおよびそれを備えた空気調和機
JP5932620B2 (ja) 作業車両用フロントグリル
JP2020134014A (ja) 室外機
JP2014095496A (ja) 空気調和機の室内機
JP6355159B2 (ja) 車両前部構造
JP2019078239A (ja) 通気ダクト
JP2018193958A (ja) 送風装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6541551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees