JP6540269B2 - Esd保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ESD保護装置に関する。
従来、ESD保護装置としては、WO2010/101103(特許文献1)やWO2008/146514(特許文献2)に記載されたものがある。
WO2010/101103に開示されるESD保護装置は、素体と、素体に設けられ、互いに対向して配置される第1放電電極および第2放電電極と、第1放電電極と第2放電電極の間に設けられ、第1放電電極と第2放電電極を電気的に接続する放電補助電極とを有する。
WO2008/146514に開示されるESD保護装置は、素体と、素体に設けられた空洞部内で、互いに対向して配置される第1放電電極および第2放電電極とを有する。
WO2010/101103 WO2008/146514
ところで、本願発明者は、前記従来のESD保護装置を実際に使用することで、従来のESD保護装置には絶縁抵抗が劣化するという問題があることを見出した。そして、本願発明者は、この現象を鋭意検討して、以下の原因を突き止めた。
静電気放電が印加されて、第1と第2放電電極の間で放電現象が生じる際に、第1と第2放電電極には大量の熱が発生する。そして、この熱により、放電電極が溶融すると、絶縁抵抗が劣化する。
そこで、本発明の課題は、絶縁抵抗の劣化を改善したESD保護装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のESD保護装置は、
素体と、
前記素体に設けられ、互いに対向して配置される第1放電電極および第2放電電極と、
前記素体に設けられ、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方に隣接して配置される吸熱性物質と
を備える。
本発明のESD保護装置によれば、静電気放電が印加されて、第1と第2放電電極の間で放電現象が生じた際に、放電電極には大量の熱が発生する。このとき、第1放電電極および第2放電電極の少なくとも一方に隣接して、吸熱性物質が配置されているので、吸熱性物質が、その隣接の放電電極に発生する熱を吸収する。したがって、その隣接の放電電極の溶融を抑制して、絶縁抵抗の劣化を改善できる。
また、ESD保護装置の一実施形態では、前記吸熱性物質の融点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも低い。
前記実施形態によれば、吸熱性物質の融点は、第1、第2放電電極の融点よりも低いので、放電時の熱が発生したときに、第1、第2放電電極が溶融する前に、吸熱性物質が融解する。このように、吸熱性物質の融解によって熱を奪うことで、第1、第2放電電極の溶融を抑制することができる。
また、ESD保護装置の一実施形態では、前記吸熱性物質の沸点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも高い。
前記実施形態によれば、ESD保護装置の製造過程で熱が加えられるとき、この熱の温度は、第1、第2放電電極の変形などを防ぐべく第1、第2放電電極の融点よりも高くならない。そして、吸熱性物質の沸点は、第1、第2放電電極の融点よりも高いので、ESD保護装置の製造過程において、吸熱性物質は、気化しない。
また、ESD保護装置の一実施形態では、前記吸熱性物質の沸点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも低い。
前記実施形態によれば、吸熱性物質の沸点は、第1、第2放電電極の融点よりも低いので、放電時の熱が発生したときに、第1、第2放電電極が溶融する前に、吸熱性物質が気化する。このように、吸熱性物質の気化によって熱を奪うことで、第1、第2放電電極の溶融を抑制することができる。つまり、吸熱性物質において、気化反応は、融解反応よりも吸熱熱量が大きくなるため、第1、第2放電電極の溶融を一層確実に抑制することができる。
また、ESD保護装置の一実施形態では、前記素体は、固体状態の前記吸熱性物質に隣接した空間を有する。
前記実施形態によれば、吸熱性物質は、固体状態の吸熱性物質に隣接した空間を有するので、吸熱性物質が融解する際の反応熱をこの空間に効率良く逃がすことができる。したがって、放電電極をより効率良く冷却し、放電電極の溶融を防ぐ効果が高まる。
また、ESD保護装置の一実施形態では、前記吸熱性物質は、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方に接触する。
前記実施形態によれば、吸熱性物質は、第1放電電極および第2放電電極の少なくとも一方に接触するので、吸熱性物質が、放電電極に発生する熱を効率よく吸収する。したがって、放電電極の溶融をより抑制して、絶縁抵抗の劣化をより改善できる。
本発明のESD保護装置によれば、第1放電電極および第2放電電極の少なくとも一方に隣接して、吸熱性物質が配置されているので、吸熱性物質が、放電電極の熱を吸収し、放電電極の溶融を抑制して、絶縁抵抗の劣化を改善できる。
本発明のESD保護装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1AのXZ断面図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 吸熱性物質の配置について説明する説明図である。 吸熱性物質の配置について説明する説明図である。 吸熱性物質の配置について説明する説明図である。 吸熱性物質の配置について説明する説明図である。 吸熱性物質の配置について説明する説明図である。 本発明のESD保護装置の第2実施形態を示す断面図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 ESD保護装置の製造方法について説明する説明図である。 本発明のESD保護装置の第3実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第4実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第5実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第6実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第7実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第8実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第9実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第10実施形態を示す断面図である。 本発明のESD保護装置の第11実施形態を示す断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明のESD保護装置の第1実施形態を示す斜視図である。図1Bは、図1AのXZ断面図である。図1Aと図1Bに示すように、ESD(Electro-Static Discharge:静電気放電)保護装置1は、素体10と、素体10内に設けられた第1放電電極21、第2放電電極22および放電補助電極50と、素体10内に設けられた吸熱性物質30と、素体10の外面に設けられた第1外部電極41および第2外部電極42とを有する。
素体10は、略直方体状に形成され、長さと幅と高さを有する。素体10の長さ方向をX方向とし、素体10の幅方向をY方向とし、素体10の高さ方向をZ方向とする。素体10の外面は、第1端面10aと、第1端面10aの反対側に位置する第2端面10bと、第1端面10aと第2端面10bの間に位置する周面10cとを有する。第1端面10aと第2端面10bとは、X方向に位置する。
素体10は、複数のセラミック層11を積層して構成される。複数のセラミック層11は、Z方向に積層される。セラミック層は、例えば、Ba、Al、Siを主成分として含む低温同時焼成セラミック(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics)から構成される。セラミック層は、アルカリ金属成分およびホウ素成分のうちの少なくとも一方を含んでいてもよく、または、ガラス成分を含んでいてもよい。
第1放電電極21および第2放電電極22は、複数のセラミック層11の積層方向(Z方向)に対向している。第1放電電極21および第2放電電極22は、積層方向に所定の距離をあけて、配置される。第1放電電極21は、第1外部電極41に接続され、第2放電電極22は、第2外部電極42に接続されている。
第1放電電極21と第2放電電極22は、それぞれ、X方向に延在した板状に形成される。第1放電電極21および第2放電電極22は、例えば、Cu、Ag,Pd,Pt,Al,Ni,Wやそれらの少なくとも一種を含む合金などの適宜の材料により構成される。
第1放電電極21の長手方向の第1端部211は、素体10の第1端面10aから露出している。第1放電電極21の長手方向の第2端部212は、素体10内に位置する。第2放電電極22の長手方向の第1端部221は、素体10の第2端面10bから露出している。第2放電電極22の長手方向の第2端部222は、素体10内に位置する。第1放電電極21の第2端部212と、第2放電電極22の第2端部222とは、所定の距離をあけて対向している。
放電補助電極50は、第1放電電極21と第2放電電極22の間に設けられ、第1放電電極21と第2放電電極22を電気的に接続する。放電補助電極50は、第1放電電極21の第2端部212と第2放電電極22の第2端部222とを接続する。放電補助電極50は、第1放電電極21と第2放電電極22の間の素体10の積層方向に貫通されたビアホール12に、配置されている。
放電補助電極50は、例えば、導電材料と絶縁材料との混合物から構成される。導電材料は、例えば、導電体粉である。導電材料は、例えば、Cu、Ag、Pd、Pt、Al、Ni、Wやこれらの組合せでもよく、また、SiC粉等の半導体材料や抵抗材料などの、金属材料よりも導電性の低い材料であってもよい。絶縁材料は、例えば、Al2O3、SiO2、ZrO2、TiO2などの酸化物やSi3N4やAINなどの窒化物や、セラミック基材の構成材料の混合仮焼粉や、ガラス質物質や、これらの組合せでもよい。
吸熱性物質30は、第1放電電極21および第2放電電極22のそれぞれに隣接して配置している。
吸熱性物質30は、第1放電電極21の第2放電電極22の反対側と第2放電電極22の第1放電電極21の反対側とのそれぞれに、設けられている。一方の吸熱性物質30は、第1放電電極21の第2端部212に接触している。他方の吸熱性物質30は、第2放電電極22の第2端部222に接触している。
素体10は、第1放電電極21の第2放電電極22の反対側に、第1放電電極21の第2端部212が面する孔部60を有する。素体10は、第2放電電極22の第1放電電極21の反対側に、第2放電電極22の第2端部222が面する孔部60を有する。吸熱性物質30は、各孔部60に、充填されている。
吸熱性物質30の融点は、第1、第2放電電極21,22の融点よりも低い。吸熱性物質30の沸点は、第1、第2放電電極21,22の融点よりも高い。吸熱性物質30の材料は、例えば、Al、Sb、Yb、Mg、AlF3、InP等である。吸熱性物質30は、例えば、空孔が多く存在するポーラス状態で存在している。つまり、吸熱性物質30は、粒子が細かい粉体状態であり、比表面積が大きく、吸熱反応が促進される。
第1外部電極41は、第1端面10aの全てを覆うと共に周面10cの第1端面10a側の端部を覆う。第1外部電極41は、第1外部電極21の第1端部211に接触して電気的に接続される。第2外部電極42は、第2端面10bの全てを覆うと共に周面10cの第2端面10b側の端部を覆う。第2外部電極42は、第2外部電極22の第1端部221に接触して電気的に接続される。第1外部電極41および第2外部電極42は、例えば、Cu、Ag,Pd,Pt,Al,Ni,Wやそれらの少なくとも一種を含む合金などの適宜の材料により構成される。
次に、前記ESD保護装置1の製造方法について説明する。
図2Aに示すように、第1セラミックシート111に、その両面を貫通するビアホール12を設ける。ビアホール12に、放電補助電極50を充填する。第1セラミックシート111の一面に、第1放電電極21を印刷し、第1放電電極21に吸熱性物質30を印刷する。
また、図2Bに示すように、第2セラミックシート112の一面に、吸熱性物質30を印刷し、吸熱性物質30および第2セラミックシート112の一面に、第2放電電極22を印刷する。
その後、図2Cに示すように、第1セラミックシート111の他面に、第2セラミックシート112の一面を積層し、第1セラミックシート111の一面に、第3セラミックシート113を積層する。さらに、複数のセラミックシートを積層して積層体を形成し、積層体の端面に第1、第2外部電極21,22を設け、全体を焼成して、ESD保護装置1を製造する。
次に、前記ESD保護装置1の動作について説明する。
ESD保護装置1は、例えば、電子機器に用いられ、電子機器に発生する静電気を放電して電子機器の静電気による破壊を抑制する。具体的に述べると、第1外部電極41を電子機器の端子(1次側)に接続し、第2外部電極42をグランド(2次側)に接続したとき、電子機器の静電気は、第1外部電極41および第1放電電極21から、放電補助電極50を介して、第2放電電極22および第2外部電極42に伝わる。1次側は、静電気が入力する側であり、2次側は、静電気が出力する側である。第1放電電極21から第2放電電極22への静電気の放電は、放電補助電極50の内部を流れる電流による放電である。
前記ESD保護装置1によれば、静電気放電が印加されて、第1と第2放電電極21,22の間で放電現象が生じた際に、放電電極21,22には大量の熱が発生する。このとき、第1と第2放電電極21,22に隣接して、吸熱性物質30が配置されているので、吸熱性物質30が、その隣接の放電電極21,22に発生する熱を吸収する。したがって、その隣接の放電電極21,22の溶融を抑制して、絶縁抵抗(IR:Insulation Resistance)の劣化を改善できる。
特に、吸熱性物質30は、第1と第2放電電極21,22に接触するので、吸熱性物質30が、放電電極21,22に発生する熱を効率よく吸収する。したがって、放電電極21,22の溶融をより抑制して、絶縁抵抗の劣化をより改善できる。
前記ESD保護装置1によれば、吸熱性物質30の融点は、第1、第2放電電極21,22の融点よりも低いので、放電時の熱が発生したときに、第1、第2放電電極21,22が溶融する前に、吸熱性物質30が融解する。このように、吸熱性物質30の融解によって熱を奪うことで、第1、第2放電電極21,22の溶融を抑制することができる。
前記ESD保護装置1によれば、ESD保護装置1の製造過程で熱が加えられるとき、この熱の温度は、第1、第2放電電極21,22の変形などを防ぐべく第1、第2放電電極21,22の融点よりも高くならない。つまり、製造過程での最高加工温度は、第1、第2放電電極21,22の融点よりも低い。そして、吸熱性物質30の沸点は、第1、第2放電電極21,22の融点よりも高いので、ESD保護装置1の製造過程において、吸熱性物質30は、気化しない。
次に、吸熱性物質30の配置の範囲について説明する。
図3Aに示すように、XY断面において、吸熱性物質30は、第1放電電極21の第2端部212の外形に一致してもよい。また、図3Bに示すように、吸熱性物質30は、第1放電電極21の第2端部212の外形よりも小さくてもよい。
また、図3Cに示すように、吸熱性物質30は、第1放電電極21の第2端部212の外形よりも大きくてもよい。吸熱性物質30の形状は、矩形である。吸熱性物質30は、第1放電電極21よりもX方向およびY方向にはみ出している。つまり、吸熱性物質30は、X方向のはみ出し部分31と、Y方向のはみ出し部分32とを有する。このように、吸熱性物質30の大きさを大きくするほど、吸熱効果を向上できる。
また、吸熱性物質30が、第1放電電極21の第2端部212の外形よりも大きいとき、図3Dに示すように、吸熱性物質30の形状は、円形であってもよく、図3Eに示すように、吸熱性物質30の形状は、台形であってもよい。
(第2実施形態)
図4は、本発明のESD保護装置の第2実施形態を示す断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、吸熱性物質が位置する素体の孔部の構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の符号は、第1実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図4に示すように、このESD保護装置1Aの素体10は、吸熱性物質30が位置する孔部60Aを有する。孔部60Aの容積は、固体状態の吸熱性物質30の体積よりも大きい。吸熱性物質30は、孔部60A内で、放電電極21,22側に位置している。このため、孔部60Aは、吸熱性物質30に関して放電電極21,22と反対側に、空間61を有する。つまり、素体10は、固体状態の吸熱性物質30に隣接した空間61を有する。
次に、前記ESD保護装置1Aの製造方法について説明する。
図5Aに示すように、第1セラミックシート111に、その両面を貫通するビアホール12を設ける。ビアホール12に、放電補助電極50を充填する。第1セラミックシート111の一面に、第1放電電極21を印刷し、第1放電電極21に吸熱性物質30を印刷し、吸熱性物質30に空間用ペースト62を印刷する。空間用ペースト62は、焼成時に気化して、空間61を形成する。
また、図5Bに示すように、第2セラミックシート112の一面に空間用ペースト62を印刷し、空間用ペースト62に吸熱性物質30を印刷し、吸熱性物質30および第2セラミックシート112の一面に、第2放電電極22を印刷する。
その後、図5Cに示すように、第1セラミックシート111の他面に、第2セラミックシート112の一面を積層し、第1セラミックシート111の一面に、第3セラミックシート113を積層する。その後、複数のセラミックシートを積層した積層体の端面に、第1、第2外部電極21,22を設け、全体を焼成して、ESD保護装置1Aを製造する。
前記ESD保護装置1Aによれば、吸熱性物質30は、固体状態の吸熱性物質30に隣接した空間61を有するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱をこの空間61に効率良く逃がすことができる。したがって、放電電極21,22をより効率良く冷却し、放電電極21,22の溶融を防ぐ効果が高まる。
(第3実施形態)
図6は、本発明のESD保護装置の第3実施形態を示す断面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、放電電極の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同一の符号は、第1実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図6に示すように、このESD保護装置1Bでは、第1放電電極21は、素体10の表面に位置し、第2放電電極22は、素体10の内部に位置する。第1放電電極21に隣接して配置される吸熱性物質30は、素体10の外部に位置する。
前記ESD保護装置1Bによれば、第1実施形態の効果に加え、さらに、第1放電電極21は、素体10の表面に位置するので、第1放電電極21の熱を素体10の外部に放出することができる。また、第1放電電極21側の吸熱性物質30は、素体10の外部に位置するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱を素体10の外部に放出することができる。したがって、第1放電電極21を一層冷却できる。
(第4実施形態)
図7は、本発明のESD保護装置の第4実施形態を示す断面図である。第4実施形態は、第2実施形態とは、放電電極の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第4実施形態において、第2実施形態と同一の符号は、第2実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図7に示すように、このESD保護装置1Cでは、第1放電電極21は、素体10の表面に位置し、第2放電電極22は、素体10の内部に位置する。第1放電電極21に隣接して配置される吸熱性物質30は、素体10の外部に位置する。第2放電電極22に隣接して配置される吸熱物質30には、空間61が隣接する。
前記ESD保護装置1Cによれば、第2実施形態の効果に加え、さらに、第1放電電極21は、素体10の表面に位置するので、第1放電電極21の熱を素体10の外部に放出することができる。また、第1放電電極21側の吸熱性物質30は、素体10の外部に位置するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱を素体10の外部に放出することができる。したがって、第1放電電極21を一層冷却できる。また、第2放電電極22側の吸熱性物質30も空間61に隣接するため、第3実施形態に比べて、第2放電電極22を一層冷却できる。
(第5実施形態)
図8は、本発明のESD保護装置の第5実施形態を示す断面図である。第5実施形態は、第1実施形態とは、放電補助電極の代わりに空洞部を有する構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第5実施形態において、第1実施形態と同一の符号は、第1実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図8に示すように、このESD保護装置1Dでは、素体10は、第1放電電極21と第2放電電極22との間に、空洞部70を有する。空洞部70は、ビアホール12により構成される。つまり、このESD保護装置1Dは、第1実施形態の放電補助電極50を省いた構成である。そして、第1放電電極21から第2放電電極22への静電気の放電は、空洞部70を伝わる気中放電である。
前記ESD保護装置1Dによれば、第1実施形態の効果と同様の効果を有する。
(第6実施形態)
図9は、本発明のESD保護装置の第6実施形態を示す断面図である。第6実施形態は、第5実施形態とは、第2実施形態の空間を有する構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第6実施形態において、第5実施形態と同一の符号は、第5実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図9に示すように、このESD保護装置1Eの素体10は、固体状態の吸熱性物質30に隣接した第2実施形態の空間61を有する。空間61を含む孔部60Aの構成や製造は、第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
前記ESD保護装置1Eによれば、吸熱性物質30は、固体状態の吸熱性物質30に隣接した空間61を有するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱をこの空間61に効率良く逃がすことができる。したがって、放電電極21,22をより効率良く冷却し、放電電極21,22の溶融を防ぐ効果が高まる。
(第7実施形態)
図10は、本発明のESD保護装置の第7実施形態を示す断面図である。第7実施形態は、第5実施形態とは、放電電極の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第7実施形態において、第5実施形態と同一の符号は、第5実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図10に示すように、このESD保護装置1Fでは、第1放電電極21は、素体10の表面に位置し、第2放電電極22は、素体10の内部に位置する。第1放電電極21に隣接して配置される吸熱性物質30は、素体10の外部に位置する。
前記ESD保護装置1Fによれば、第5実施形態の効果に加え、さらに、第1放電電極21は、素体10の表面に位置するので、第1放電電極21の熱を素体10の外部に放出することができる。また、第1放電電極21側の吸熱性物質30は、素体10の外部に位置するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱を素体10の外部に放出することができる。したがって、第1放電電極21を一層冷却できる。
(第8実施形態)
図11は、本発明のESD保護装置の第8実施形態を示す断面図である。第8実施形態は、第6実施形態とは、放電電極の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第8実施形態において、第6実施形態と同一の符号は、第6実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図11に示すように、このESD保護装置1Gでは、第1放電電極21は、素体10の表面に位置し、第2放電電極22は、素体10の内部に位置する。第1放電電極21に隣接して配置される吸熱性物質30は、素体10の外部に位置する。第2放電電極22に隣接して配置される吸熱物質30には、空間61が隣接する。
前記ESD保護装置1Gによれば、第6実施形態の効果に加え、さらに、第1放電電極21は、素体10の表面に位置するので、第1放電電極21の熱を素体10の外部に放出することができる。また、第1放電電極21側の吸熱性物質30は、素体10の外部に位置するので、吸熱性物質30が融解する際の反応熱を素体10の外部に放出することができる。したがって、第1放電電極21を一層冷却できる。また、第2放電電極22側の吸熱性物質30も空間61に隣接するため、第7実施形態に比べて、第2放電電極22を一層冷却できる。
(第9実施形態)
図12は、本発明のESD保護装置の第9実施形態を示す断面図である。第9実施形態は、第2実施形態とは、放電電極の位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第9実施形態において、第2実施形態と同一の符号は、第2実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図12に示すように、このESD保護装置1Hでは、第1放電電極21および第2放電電極22は、複数のセラミック層の積層方向(Z方向)と交差する平面(XY面)方向に対向している。第1放電電極21および第2放電電極22は、X方向に対向している。第1放電電極21および第2放電電極22は、素体10内に同一平面(XY面)上に設けられている。放電補助電極50は、第1放電電極21と第2放電電極22の間に設けられ、第1放電電極21と第2放電電極22を電気的に接続する。吸熱性物質30および孔部60A(空間61)は、放電電極21,22に関してZ方向の同じ側に位置する。
前記ESD保護装置1Hによれば、第2実施形態の効果と同様の効果を有する。
(第10実施形態)
図13は、本発明のESD保護装置の第10実施形態を示す断面図である。第10実施形態は、第9実施形態とは、放電補助電極とともに空洞部を有する構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第10実施形態において、第9実施形態と同一の符号は、第9実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図13に示すように、このESD保護装置1Iでは、素体10は、第1放電電極21と第2放電電極22との間に、放電補助電極50とともに空洞部70を有する。そして、第1放電電極21から第2放電電極22への静電気の放電には、空洞部70を伝わる気中放電と、放電補助電極50を伝わる放電とがある。
前記ESD保護装置1Iによれば、第9実施形態の効果と同様の効果を有する。
(第11実施形態)
図14は、本発明のESD保護装置の第11実施形態を示す断面図である。第11実施形態は、第2実施形態とは、吸熱性物質および孔部(空間)の数および位置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。なお、第11実施形態において、第2実施形態と同一の符号は、第2実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図14に示すように、このESD保護装置1Jでは、第1放電電極21側の吸熱性物質30および孔部60Aは、第1放電電極21との間にセラミック層を介して第1放電電極21に隣接して配置されている。同様に、第2放電電極22側の吸熱性物質30および孔部60Aは、第2放電電極22との間にセラミック層を介して第2放電電極22に隣接して配置されている。
また、放電補助電極50のX方向の両側のそれぞれに隣接して、吸熱性物質30および孔部60Aが設けられている。吸熱性物質30および孔部60Aは、放電補助電極50との間にセラミック層を介して放電補助電極50に隣接して配置されている。
前記ESD保護装置1Jによれば、第2実施形態の効果に加えて、さらに、放電補助電極50に隣接して吸熱性物質30を設けているので、吸熱性物質30は、放電補助電極50の熱を吸収できる。なお、全ての吸熱性物質30のうちの少なくとも一つが、電極21,22,50に接触するようにしてもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第11実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記実施形態では、吸熱性物質は、第1放電電極および第2放電電極に隣接して配置しているが、第1放電電極または第2放電電極に隣接して配置してもよい。
前記実施形態によれば、吸熱性物質の沸点は、第1、第2放電電極の融点よりも高いが、低くてもよい。これにより、放電時の熱が発生したときに、第1、第2放電電極が溶融する前に、吸熱性物質が気化する。このように、吸熱性物質の気化によって熱を奪うことで、第1、第2放電電極の溶融を抑制することができる。つまり、吸熱性物質において、気化反応は、融解反応よりも吸熱熱量が大きくなるため、第1、第2放電電極の溶融を一層確実に抑制することができる。
前記実施形態では、吸熱性物質は、第1、第2放電電極のそれぞれに、1つずつ配置しているが、複数配置するようにしてもよい。このとき、複数の吸熱性物質は、それぞれ、同一形状、同一サイズでなくてもよい。
前記実施形態では、第1放電電極は、1次側に接続され、第2放電電極は、2次側に接続されているが、第1放電電極は、2次側に接続され、第2放電電極は、1次側に接続されていてもよい。
[第1実施例]
次に、前記第2実施形態の製造方法の実施例について説明する。
(1)セラミックシートの準備
セラミックシートの材料となるセラミック材料には、Ba、Al、Siを中心とした組成からなる材料(BAS材)を用いた。各素材を所定の組成になるよう調合、混合し、800℃〜1000℃で仮焼した。得られた仮焼粉末をジルコニアボールミルで12時間粉砕し、セラミック粉末を得た。このセラミック粉末に、トルエン・エキネンなどの有機溶媒を加え混合した。さらに、バインダー、可塑剤を加え混合しスラリーを得た。このようにして得られたスラリーをドクターブレード法により成形し、厚さ50μmのセラミックシートを得た。
(2)印刷ペーストの準備
(2−1)放電補助電極用ペーストの準備
放電補助電極を形成するための混合ペーストは、平均粒径約2.5μmのCuAl合金粉と、平均粒径約1μmのBaO−SiO2−Al2O3系ガラスセラミック粉末系材仮焼粉を所定の割合で調合し、バインダー樹脂と溶剤を添加し3本ロールで撹拌、混合することで得た。混合ペーストは、バインダー樹脂と溶剤を20wt%とし、残りの80wt%をCuAl合金粉とBAS系材仮焼粉とした。
(2−2)放電電極用ペーストの準備
平均粒径1μmのCu粉末を40重量%と、平均粒径3μmのCu粉末を40重量%と、エチルセルロースをターピネオールに溶解して作製した有機ビヒクルを20重量%とを調合し、3本ロールにより混合することにより、放電電極用ペーストを作製した。
(2−3)空間形成用ペーストの準備
平均粒径1μmの架橋アクリル樹脂ビーズ38重量%と、ターピネオール中にエトセル樹脂を10wt%溶解した有機ビヒクル62重量%とを調合し、3本ロールにより混合することにより、空間形成用ペーストを作製した。
(2−4)外部電極用ペーストの準備
平均粒径が約1μmのCu粉末を80重量%と、転移点620℃、軟化点720℃で平均粒径が約1μmのホウケイ酸アルカリ系ガラスフリットを5重量%と、エチルセルロースをターピネオールに溶解して作製した有機ビヒクルを15重量%とを調合し、3本ロールにより混合することにより、外部電極用ペーストを作製した。
(2−5)吸熱性物質用ペーストの準備
吸熱性物質の沸点は、放電電極の融点よりも高い、つまり、製造過程での最高加工温度よりも高い。吸熱性物質の融点は、放電電極の融点よりも低い。本実施例では、素体の材料は、LTCC(焼成温度1000℃以下)であり、放電電極の材料は、Cu(融点1085℃)である。吸熱性物質の材料は、Al(融点660℃、沸点2520℃)、Sb(融点631℃、沸点1587℃)、Yb(融点824℃、沸点1196℃)、Mg(融点650℃、沸点1095℃)、AlF3(融点1040℃、沸点1260℃)、InP(融点1062℃)等である。なお、吸熱性物質の材料に、吸熱性物質の沸点がCuの融点よりも低い材料を用いると、融解反応よりも吸熱熱量が大きくなるため、吸熱性物質としての効果は大きい。
この実施例では、吸熱性物質の材料としてAlを使用し、下記の手順でペーストを準備した。平均粒径3μmのAl粉末を20重量%と、エチルセルロースをターピネオールに溶解して作製した有機ビヒクルを80重量%とを調合し、3本ロールにより混合することにより、放電電極用ペーストを作製した。
(3)放電電極および放電補助電極の形成
図5Aに示すように、第1セラミックシート111にビアホール12をあけた。そのビアホール12に放電補助電極用ペースト50を充填し、その上から順に、放電電極用ペースト22、吸熱性物質用ペースト30および空間用ペースト62の順で印刷した。なお、この実施例では、第1セラミックシート111の厚みを12.5μmとし、ビアホール12の直径を0.2mmとした。
図5Bに示すように、第2セラミックシート112に、空間用ペースト62、吸熱性物質用ペースト30および放電電極用ペースト22の順で印刷した。
なお、吸熱性物質用ペーストと放電電極用ペーストの間に、セラミックシートを挟めば、放電電極と吸熱性物質が非接触な構造をつくることができる。また、第11実施形態(図14)に示されるように、放電補助電極との間にセラミック層を介して吸熱性物質を隣接して配置した構造をつくる場合、例えば、放電補助電極を充填するビアホールを3層のビアホールで形成し、最下層のビアホールを形成するセラミックシート上に、吸熱性物質用ペーストと空間用ペーストを印刷した状態で積層すればよい。
(4)積層および圧着
図5Cに示すように、第1セラミックシート111および第2セラミックシート112を積層し、他のセラミックシートと合わせて、0.3mmの厚みとなるように積層および圧着した。この際、積み順によって、放電電極を素体内部に配置することも、素体表面に配置することも可能である。
(5)カット
LCフィルタのようなチップタイプの電子部品と同様に、マイクロカッタでカットして、各チップにわけた。ここでは、1.0mmx0.5mmになるようにカットした。
(6)焼成
次いで、チップをN2雰囲気中で焼成した。酸化しない電極材料の場合には、大気雰囲気でも構わない。
(7)外部電極の塗布および焼き付け
チップの焼成後、チップの端面に外部電極用ペーストを塗布し焼き付けて、外部電極を形成した。
(8)めっき
LCフィルタのようなチップタイプの電子部品と同様に、外部電極上に電解Ni−Snめっきを行った。
(9)完成
以上により、ESD保護装置を完成した。
なお、セラミックシートに用いるセラミック材料は、特に上記の材料に限定されるものではなく、Al2O3、コーディエライト、ムライト、フォレステライト、CaZrO3にガラスなどを加えたLTCC材料や、Al2O3、コーディエライト、ムライト、フォレストライトなどのHTCC材料、フェライト材料、誘電体材料、樹脂材料でもよい。
放電電極の材料は、Cu以外に、Ag,Pd,Pt,Al,Ni,Wや、これらの組合せでもよいが、熱伝導率が高いCu,Agが望ましい。この実施例の製法では、素体にセラミックを用いたが、他には、例えばプリント基板でもよい。
[第2実施例]
次に、前記第3実施形態の製造方法の実施例について説明する。
まず、第1実施例の(1)〜(3)を行った。
(4)積層および圧着
第1実施例と積み順を変えて、放電電極を素体表面に配置されるように、積層して圧着した。
その後、第1実施例の(5)〜(7)を行った。
(8)部分めっき用マスキング剤のコーティング
チップ表層部に露出させた放電電極と吸熱性物質は、めっきの非対象部分である。後工程でのめっき付きを避けるため、この部分にマスキング剤を塗布した。
(9)めっき
LCフィルタのようなチップタイプの電子部品と同様に、外部電極上に電解Ni−Snめっきを行った。表層の放電電極および吸熱性物質は、マスキング剤でコーティングされているため、めっきされない。
(10)マスキング剤の除去
マスキング剤を除去液によって剥離した。
(11)完成
以上により、ESD保護装置を完成した。
1,1A〜1J ESD保護装置
10 素体
11 セラミック層
12 ビアホール
21 第1放電電極
22 第2放電電極
30 吸熱性物質
41 第1外部電極
42 第2外部電極
50 放電補助電極
60,60A 孔部
61 空間
70 空洞部

Claims (5)

  1. 素体と、
    前記素体に設けられ、互いに対向して配置される第1放電電極および第2放電電極と、
    前記素体に設けられ、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方に隣接して配置される吸熱性物質と
    を備え
    前記素体は、固体状態の前記吸熱性物質に隣接した空間を有する、ESD保護装置。
  2. 前記吸熱性物質の融点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも低い、請求項1に記載のESD保護装置。
  3. 前記吸熱性物質の沸点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも高い、請求項1または2に記載のESD保護装置。
  4. 前記吸熱性物質の沸点は、前記第1、前記第2放電電極の融点よりも低い、請求項1または2に記載のESD保護装置。
  5. 前記吸熱性物質は、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方に接触する、請求項1から4の何れか一つに記載のESD保護装置。
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