JP6540081B2 - コイルおよび磁気コア - Google Patents

コイルおよび磁気コア

Info

Publication number
JP6540081B2
JP6540081B2 JP2015029946A JP2015029946A JP6540081B2 JP 6540081 B2 JP6540081 B2 JP 6540081B2 JP 2015029946 A JP2015029946 A JP 2015029946A JP 2015029946 A JP2015029946 A JP 2015029946A JP 6540081 B2 JP6540081 B2 JP 6540081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection portion
magnetic
magnetic core
magnet
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015029946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016152361A (ja
Inventor
達哉 廣瀬
達哉 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015029946A priority Critical patent/JP6540081B2/ja
Publication of JP2016152361A publication Critical patent/JP2016152361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6540081B2 publication Critical patent/JP6540081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

本発明は、コイルおよび磁気コアに関する。
電源回路等に使用される変圧器(トランス)は、磁気コアに巻線を巻いたコイルを有する(例えば、特許文献1参照)。例えば、巻線が巻かれた2つの磁気コアをプラスチック等の部材を挟んで対向配置した変圧器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、照明機器、携帯端末、パーソナルコンピュータ等の電気機器の小型化に伴い、電気機器に用いられる変圧器の小型化が進んでいる。例えば、放電管を点灯させるためのインバータ回路等に用いられるトランスを小型化する構成が提案されている(例えば、特許文献3−5参照)。
特表2005−525705号公報 特開2012−039074号公報 特開平7−67357号公報 特開平6−163160号公報 特開平8−273862号公報
ところで、近年、電気機器においては、デザインの観点から様々な形状を有する製品が普及している。しかしながら、変圧器に使用される磁気コアの大きさおよび形状の制約により、変圧器を含む電気機器の機能および美観を両立させることは、困難な場合がある。例えば、変圧器は、珪素鋼(鉄に珪素が混在した合金)等の磁性材料を焼結によって硬化させた磁気コアを有する。このため、棒状、U字形状等の形状に硬化した磁気コアの形状を変更することは、困難である。したがって、変圧器に使用される磁気コアの大きさおよび形状の制約により、インテリア等の形状を重視するような照明機器等の電気機器を所望のデザインにできないおそれがある。
1つの側面では、本件開示のコイルおよび磁気コアは、コイルの形状の変更を可能にすることを目的とする。
一観点によれば、コイルは、複数の磁気コアと、複数の磁気コアの少なくとも1つに巻かれる巻線とを有し、複数の磁気コアの各々は、磁性体と、磁性体の内部に設けられた磁石と、磁石のS極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられた第1接続部と、磁石のN極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられ、他の磁気コアの第1接続部と接触可能な第2接続部とを有し、複数の磁気コアの1つの第1接続部と複数の磁気コアの他の1つの第2接続部とが磁石の磁力により互いに接続されることで、複数の磁気コアが接続される。
別の観点によれば、コイルに使用される磁気コアは、磁性体と、磁性体の内部に設けられた磁石と、磁石のS極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられた第1接続部と、磁石のN極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられ、他の磁気コアの第1接続部と接触可能な第2接続部とを有する。
本件開示のコイルおよび磁気コアは、コイルの形状の変更を可能にできる。
コイルおよび磁気コアの一実施形態を示す図である。 コイルおよび磁気コアの別の実施形態を示す図である。 図2に示した磁気コアの製造方法の一例を示す図である。 図2に示した磁気コアの可動範囲の一例を示す図である。 図2に示した磁気コアを用いたコイルを含む電源回路の一例を示す図である。 図5に示した電源回路が用いられる電気機器の一例を示す図である。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、コイルおよび磁気コアの一実施形態を示す。先ず、コイル(インダクタ)10に使用される磁気コア20について説明する。
磁気コア20は、磁性体22と、磁性体22の内部に設けられた磁石24と、磁石24のS極側の端部に対応する磁気コア20の表面に設けられた第1接続部26と、磁石24のN極側の端部に対応する磁気コア20の表面に設けられた第2接続部28とを有する。
磁性体22は、例えば、磁区の方位の乱れを抑制するために、珪素鋼(鉄に珪素が混在した合金)等の磁性材料を焼結によって硬化させることにより得られる。なお、磁性材料は、珪素鋼に限定されない。例えば、磁気コア20は、フェライト系の磁性材料を焼結によって硬化させた磁性体22を有してもよい。図1に示す例では、磁性体22は、磁気コア20の形状が四角柱形状になるように硬化される。
磁石24は、例えば、四角柱形状の永久磁石である。磁石24は、S極側の端面を除く5面が磁性体22で覆われる。図では、磁性体22に覆われている部分の磁石24(磁性体22の内部の部分)を一点鎖線で示している。なお、磁石24は、N極側の端面を除く5面が磁性体22で覆われてもよいし、N極およびS極側の端面を除く4面(側面)が磁性体22で覆われてもよい。あるいは、磁石24は、全部の面が磁性体22で覆われてもよい。
第1接続部26は、磁気コア20の表面において、磁石24のS極に対応する位置(磁気コア20の端面と側面)に設けられる。第2接続部28は、磁気コア20の表面において、磁石24のN極に対応する位置(磁気コア20の端面と側面)に設けられる。そして、磁気コア20の第2接続部28は、他の磁気コア20の第1接続部26に、互いに反対の極性の磁石24から発生する磁力により接続される。換言すれば、磁気コア20の第1接続部26は、他の磁気コア20の第2接続部28に、互いに反対の極性の磁石24から発生する磁力により接続される。複数の磁気コア20が接続されることにより、コイル10が組み立てられる。
コイル10は、例えば、電源回路等の電気回路に使用される。コイル10は、複数の磁気コア20(20a、20b、20c)と、複数の磁気コア20の少なくとも1つ(図1に示す例では、磁気コア20a)に巻かれる巻線30とを有する。なお、図1に示す形状1および形状2では、複数の磁気コア20を区別するために、符号の末尾にアルファベット(a、b、c)を付している。また、磁気コア20が有する各要素についても、磁気コア20に付したアルファベットと同じアルファベットを符号の末尾に付している。
例えば、図1に示す形状1および形状2では、磁気コア20aの第2接続部28aと磁気コア20bの第1接続部26bとは、磁気コア20aの磁石24aのN極から磁気コア20bの磁石24bのS極に向かう磁力(図の破線の矢印)により、互いに接続される。また、磁気コア20bの第2接続部28bと磁気コア20cの第1接続部26cとは、磁気コア20bの磁石24bのN極から磁気コア20cの磁石24cのS極に向かう磁力(図の破線の矢印)により、互いに接続される。
なお、図1に示す形状1では、磁気コア20aのN極側の端面(第2接続部28a)と磁気コア20bのS極側の端面(第1接続部26b)とが互いに接触して接続される。そして、磁気コア20bのN極側の端面(第2接続部28b)と磁気コア20cのS極側の端面(第1接続部26c)とが互いに接触して接続される。このように、図1に示す形状1では、磁気コア20a、20b、20cは、全体の形状が棒状になるように接続される。
また、図2に示す形状2では、磁気コア20aのN極側の端面(第2接続部28a)は、形状1と同様に、磁気コア20bのS極側の端面(第1接続部26b)に接触して接続される。そして、磁気コア20bのN極側の側面の1つ(第2接続部28b)と磁気コア20cのS極側の端面(第1接続部26c)とが互いに接触して接続される。すなわち、図1に示す形状2では、磁気コア20a、20b、20cは、全体の形状がL字状になるように接続される。このように、四角柱形状の複数の磁気コア20の接続の仕方を変更することにより、コイル10の形状は、変更される。
図1に示す例では、巻線30は、磁気コア20aに巻かれる。コイル10は、巻線30に流れる電流の大きさに応じた磁力を発生する。なお、図1に示した破線の矢印は、巻線30に流れる電流の有無に拘わらず、磁石24から発生する磁力を示している。
コイル10および磁気コア20の構成は、図1に示す例に限定されない。例えば、巻線30は、複数の磁気コア20の全体に巻かれてもよい。あるいは、複数の巻線30が磁気コア20に巻かれてもよい。
また、例えば、磁気コア20の第1接続部26は、他の磁気コア20のうちの複数の磁気コア20の第2接続部28に接触して接続されてもよい。同様に、磁気コア20の第2接続部28は、他の磁気コア20のうちの複数の磁気コア20の第1接続部26に接触して接続されてもよい。
また、磁気コア20の形状は、四角柱に限定されない。例えば、磁気コア20の形状は、円柱でもよい。さらに、円柱形状の磁気コア20は、半球状に突出した第1接続部26と半球状に突出した第2接続部28とを有してもよい。この場合、半球状に突出した第1接続部26と半球状に突出した第2接続部28とが互いに接触することにより、複数の磁気コア20が接続される。また、磁石24の形状は、四角柱に限定されない。例えば、磁石24の形状は、円柱でもよい。この場合、磁石24の端部は、半球状に突出してもよい。
以上、図1に示す実施形態では、複数の磁気コア20の接続の仕方を変更することにより、複数の磁気コア20の全体の形状(すなわち、コイル10の形状)を所望の形状に変更できる。例えば、互いに接続される磁気コア20において、互いに接触する面の組み合わせを変更することにより、複数の磁気コア20の全体の形状を自在に変更できる。
図2は、コイルおよび磁気コアの別の実施形態を示す。図1で説明した要素と同一または同様の要素については、同一または同様の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。図2に示した破線の矢印および一点鎖線の意味は、図1と同様である。先ず、コイル100に使用される磁気コア200について説明する。図2に示す磁気コア200は、形状を除いて、図1に示した磁気コア20と同一または同様である。
磁気コア200(200a、200b)は、磁性体220(220a、220b)と、磁性体220の内部に設けられた磁石240(240a、240b)とを有する。さらに、磁気コア200は、磁石240のS極側およびN極側のそれぞれの端部に対応する磁気コア200の表面に設けられた第1接続部260(260a、260b)および第2接続部280(280a、280b)を有する。なお、図2の下側に示した磁気コア200では、複数の磁気コア200を区別するために、符号の末尾にアルファベット(a、b)を付している。また、磁気コア200が有する各要素についても、磁気コア200に付したアルファベットと同じアルファベットを符号の末尾に付している。
磁性体220は、例えば、磁区の方位の乱れを抑制するために、珪素鋼等の磁性材料を焼結によって硬化させることにより得られる。なお、磁性材料は、珪素鋼に限定されない。例えば、磁気コア200は、フェライト系の磁性材料を焼結によって硬化させた磁性体220を有してもよい。図2に示す例では、磁性体220は、両端部のそれぞれの形状が第1接続部260の形状(凹形状)および第2接続部280の形状(凸形状)になるように硬化される。
磁石240は、例えば、横断面が円形の棒状の永久磁石である。磁石240は、S極側の端面を除く5面が磁性体220で覆われる。図では、磁性体220に覆われている部分の磁石240(磁性体220の内部の部分)を一点鎖線で示している。例えば、磁石240のN極側の端面は、半球状に突出している。また、磁石240のS極側の端面は、半球状に窪んでいる。これにより、例えば、磁気コア200aの磁石240aのS極側の端面は、他の磁気コア200bの第2接続部280bの一部と面接触可能である。図2では、磁気コア200bの第2接続部280bのうち、他の磁気コア200aに隠れている部分を二点鎖線で示している。
第1接続部260は、磁気コア200の表面において、磁石240のS極に対応する位置(磁気コア200の端面)に設けられる。第2接続部280は、磁気コア200の表面において、磁石240のN極に対応する位置(磁気コア200の端面と側面)に設けられる。図2に示す例では、磁気コア200は、凹形状の第1接続部260および凸形状の第2接続部280を有する。
例えば、第1接続部260の形状である凹形状の表面は、所定の曲率を有する曲面であり、第2接続部280の形状である凸形状の表面は、第1接続部260の曲率と同じ(またはほぼ同じ)曲率を有する曲面である。すなわち、磁気コア200の第2接続部280は、第1接続部260の凹形状に対応する凸形状を有する。このように、磁気コア200は、第1接続部260と、他の磁気コア200の第1接続部260に面接触可能な第2接続部280とを有する。
これにより、磁気コア200の第2接続部280は、他の磁気コア200の第1接続部260に、互いに反対の極性の磁石240から発生する磁力(図の破線の矢印)により接続される。換言すれば、磁気コア200の第1接続部260は、他の磁気コア200の第2接続部280に、互いに反対の極性の磁石240から発生する磁力により接続される。例えば、磁気コア200aの第1接続部260aと磁気コア200bの第2接続部280bとは、磁気コア200bの磁石240bのN極から磁気コア200aの磁石240aのS極に向かう磁力(図の破線の矢印)により、互いに接続される。
なお、磁気コア200では、互いに接続される第1接続部260と第2接続部280とが面接触するため、第1接続部260と第2接続部280との接続部分で磁力が弱くなることを抑制できる。複数の磁気コア200が接続されることにより、コイル100が組み立てられる。
コイル100は、例えば、電源回路等の電気回路に使用される。コイル100は、複数の磁気コア200と、磁気コア200に巻かれる巻線300、302、304とを有する。巻線300は、互いに接続された第1接続部260および第2接続部280を含む領域に巻かれ、入力端子に接続される。すなわち、巻線300は、入力側のコイルに含まれる。
巻線302は、互いに接続された第1接続部260および第2接続部280を含む領域に巻かれ、第1出力端子に接続される。すなわち、巻線302は、出力側の2つのコイルの一方に含まれる。巻線304は、互いに接続された第1接続部260および第2接続部280を含む領域に巻かれ、第2出力端子に接続される。すなわち、巻線304は、出力側の2つのコイルの他方に含まれる。コイル100は、巻線300に流れる電流の大きさに応じた磁力を発生し、巻線300により発生した磁力に応じた電流を巻線302、304に流す。これにより、第1出力端子および第2出力端子に電圧が発生する。
2つの磁気コア200は、図4で説明する可動範囲において、任意の角度で互いに接続される。また、磁気コア200の第2接続部280は、図2に示すように、他の磁気コア200のうちの複数の磁気コア200の第1接続部260に接続可能である。例えば、図2に示した例では、コイル100は、巻線300が巻かれた磁気コア200の右側の磁気コア200で2方向(巻線302が巻かれる磁気コア200に向かう方向と巻線304が巻かれる磁気コア200に向かう方向)に分岐する。このように、複数の磁気コア200の接続の仕方を変更することにより、コイル100の形状は、自在に変更される。
なお、図2に示すように、互いに接続された第1接続部260および第2接続部280をまたいで巻線300等を巻くことにより、互いに接触する磁気コア200の接続を補強することができる。
コイル100および磁気コア200の構成は、図2に示す例に限定されない。例えば、巻線は、1つでもよいし、2つでもよい。あるは、巻線は、4つ以上でもよい。また、巻線300等は、1つの磁気コア200のみに巻かれてもよいし、3つ以上の磁気コア200(例えば、複数の磁気コア200の全体)に巻かれてもよい。
また、凹形状の第1接続部260および凸形状の第2接続部280は、複数の凹部(あるいは、凸部)および凹部に対応する複数の凸部(あるいは、凸部に対応する凹部)をそれぞれ有してもよい。例えば、2つの磁気コア200は、凹形状の第1接続部260の表面に設けられた凹部と凸形状の第2接続部280の表面に設けられた凸部とを互いに合わせて(嵌めて)接続される。この場合、互いに接続された磁気コア200がなす角度が変形時の角度からずれることを抑制できる。
また、例えば、磁気コア200に含まれる磁石240は、S極とN極とが図2に示した例と逆になるように配置されてもよい。すなわち、磁気コア200は、磁石240のS極に対応する位置(磁気コア200の端面と側面)に、凸形状の第1接続部260を有してもよい。この場合、磁気コア200は、磁石240のN極に対応する位置(磁気コア200の端面)に、凹形状の第2接続部280を有してもよい。
また、コイル100は、互いに接続された第1接続部260および第2接続部280を含む領域に巻かれ、入力側のコイルおよび出力側のコイルのいずれにも使用されない巻線(以下、接続補強用の巻線とも称する)を有してもよい。例えば、巻線300、302、304が巻かれていない複数の磁気コア200に接続補強用の巻線を巻くことにより、巻線300、302、304が巻かれていない複数の磁気コア200の接続を補強することができる。
図3は、図2に示した磁気コア200の製造方法の一例を示す。図3の上側は、磁気コア200(または、磁性体220)の平面を示し、図3の下側は、平面図のA−A’線に沿う断面を示す。
先ず、図3に示す形状加工において、グリーンシート状の磁性材料(磁性体220)は、横断面が円形の棒の一方の端面を球冠状に突出させた形状(図3に示す磁性体220の形状)に加工される。そして、図3に示す磁性体220の形状に加工された磁性材料は、焼結によって硬化される。これにより、所定の曲率で突出した曲面を有する第2接続部280が得られる。なお、グリーンシート状の磁性材料は、焼結後に、図3に示す磁性体220の形状に切削加工されてもよい。磁性材料は、例えば、珪素鋼、パーマロイ(ニッケルと鉄の混合)、センダスト、マンガン錫、ニッケル錫、アモルファスコバルト系、フェライト系等である。
次に、図3に示す中心部穴空けにおいて、磁性体220の端部のうち、第2接続部280の反対側の端面(以下、上面とも称する)の中央に、第2接続部280の中心付近までの深さを有する穴222が空けられる。穴222は、例えば、磁石240の形状(横断面が円形の棒状でN極側の端部が半球状の形状)に合わせた形状に加工される。
次に、図3に示す磁石挿入において、磁性体220の上面は、第2接続部280の曲率に合う凹部状の曲面に加工される。そして、横断面が円形の棒状でN極側の端部が半球状の磁石240が、磁性体220の穴222に挿入される。例えば、磁石240の特性としては、磁界強度が大きいほどよく、また、周囲温度の変化に対する磁力の変化が小さいほどよい。磁石240の磁界強度が大きいほど、2つの磁気コア200を互いに接続する力は強くなる。
次に、図3に示す凹部加工において、磁石240が挿入された磁性体220の上面は、第2接続部280の曲率に一致するように、磁石240の端面も含めて凹部状の曲面に加工される。これにより、所定の曲率で窪んだ曲面を有する第1接続部260が、磁気コア200の上面に設けられる。
このように、磁気コア200の磁性体220は、磁区の方位の乱れを抑制するために、磁性材料を焼結によって硬化させることにより得られる。これにより、交流電流を巻線300等に流した場合の電力損失を低減することができる。例えば、形状を変形し易くするために、原子間(または分子間)の結合力を弱くした磁気コアでは、磁区の方位が乱れるおそれがある。磁区の方位が乱れやすい磁性体では、巻線に流れる交流電流に対して位相のずれた信号伝搬が発生する。これにより、磁気コアが発熱し、電力損失が発生する。
これに対し、磁区の方位の乱れが抑制された磁性体220では、巻線300等に流れる交流電流に対して位相のずれた信号伝搬が発生することを抑制する。これにより、磁気コア200の電力損失を低減することができる。すなわち、図2に示したコイル100では、電力損失が大きくなることを抑制しつつ、複数の磁気コア200の全体の形状を変更できる。
なお、磁気コア200の製造方法は、図3に示す例に限定されない。例えば、図3に示す磁石挿入では、磁性体220の上面を第2接続部280の曲率に合う凹部状の曲面に加工する工程が省かれてもよい。この場合、例えば、図3に示す凹部加工において、磁性体220の上面および磁石240の端面を含む磁気コア200の上面が、第2接続部280の曲率に一致するように、凹部状の曲面に加工される。
図4は、図2に示した磁気コア200の可動範囲の一例を示す。図4に示した一点鎖線および二点鎖線の意味は、図2と同様である。符号270は、第1接続部260と第2接続部280との間の円柱部分(以下、軸とも称する)を示す。また、中心Cは、第2接続部280の球面に一致する球面を有する球の中心に対応する。以下、中心Cは、第2接続部280の中心とも称される。磁気コア200の可動範囲θは、互いに接続された磁気コア200がなす角度の変更可能な範囲の最大値に対応する。
例えば、磁気コア200の可動範囲θは、軸270の直径d(すなわち、第1接続部260の直径d)が第2接続部280の曲率半径r1の2倍より小さい場合、角度φを用いて、式(1)で表される。また、角度φは、軸270の直径dおよび第2接続部280の曲率半径r1を用いて、(式2)で表される。なお、式(1)および式(2)の”*”は、乗算を示す。
θ=2*(π−φ) ・・・(1)
φ=2*sin−1(d/(2*r1)) ・・・(2)
なお、角度φは、例えば、軸270と第2接続部280との接合部における軸270の円周と軸270の中心を通る直線との交点を点P1、P2とした場合、点P1、P2と第2接続部280の中心Cと結ぶ線のなす角度である。
このように、第1接続部260が所定の曲率で窪んだ曲面を有し、かつ、第2接続部280が第1接続部260の曲率と同じ曲率で突出した曲面を有する場合、磁気コア200を含むコイル100等は、図1に示すコイル10に比べて自在に形状を変更できる。
図5は、図2に示した磁気コア200を用いたコイル110、120、121を含む電源回路400の一例を示す。図5に示す例では、降圧用の変圧器(以下、トランスとも称する)470に含まれるコイル110、120、121は、図2に示した磁気コア200に巻線が巻かれたコイルである。
電源回路400は、AC(Alternating Current)電源からAC電源信号(AC電流、AC電圧)を受け、DC(Direct Current)電源信号(DC電流、DC電圧)を出力する。例えば、日本の関東地区では、電源回路400は、周波数が50Hzで実効値が100VのAC電圧をAC電源から受け、DC電圧を生成する。
例えば、電源回路400は、整流器420、昇圧器440、降圧器460、帰還器480、500および整流器520を有する。整流器420は、AC電源から受けたAC電源信号(AC電流、AC電圧)を整流して、正の電気信号(電圧、電流)を生成する。例えば、整流器420は、ACラインフィルタ422、ダイオードブリッジ424等を有する。ACラインフィルタ422は、例えば、同相信号を除去して差動信号を出力するコモンモードチョークフィルタである。
昇圧器440は、整流器420で整流された電気信号の電圧を任意の電圧(例えば、国際規格で決まっている電圧値(約380Vから約420Vの間の電圧))に昇圧する。例えば、昇圧器440は、コイル(インダクタ)442、ダイオード444、スイッチング素子として動作するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ446等を有する。MOSトランジスタ446は、ドレインがコイル442の一端およびダイオード444のアノードに接続され、ソースが接地される。そして、MOSトランジスタ446は、スイッチング用の制御信号をゲートで受ける。
降圧器460は、昇圧器440により電圧が昇圧された電気信号(電流、電圧)を、昇圧器440の出力電圧より低い所定の電圧の電気信号(電流、電圧)に変換する。すなわち、降圧器460は、昇圧器440の出力電圧を降圧する。例えば、降圧器460は、抵抗462、キャパシタ464、ダイオード466、スイッチング素子として動作するMOSトランジスタ468、降圧用のトランス470等を有する。トランス470は、入力側のコイル110(以下、一次コイル110とも称する)および出力側のコイル120、121(以下、二次コイル120、121とも称する)を有する。コイル120とコイル121との接続点は、接地される。
抵抗462、キャパシタ464およびコイル110のそれぞれの一端は、互いに接続される。例えば、抵抗462、キャパシタ464およびコイル110のそれぞれの一端は、昇圧器440のダイオード444のカソードに接続される。そして、抵抗462およびキャパシタ464の他端は、ダイオード466のカソードに接続され、コイル110の他端は、ダイオード466のアノードおよびMOSトランジスタ468のドレインに接続される。また、MOSトランジスタ468のソースは、接地される。そして、MOSトランジスタ468は、スイッチング用の制御信号をゲートで受ける。
例えば、降圧器460は、コイル110に電流を流し、コイル110に流れる電流により発生する磁力に応じた電圧を、コイル120、121に発生させる。
帰還器480は、昇圧器440の出力信号の一部を受け、昇圧器440の出力信号が所定の値になるように、昇圧器440のMOSトランジスタ446の導通/非導通を切り替える。例えば、帰還器480は、MOSトランジスタ446のゲートに出力するスイッチング用の制御信号のデューティ比を、昇圧器440の出力信号が所定の値になるように調整する。なお、昇圧器440および帰還器480を含む回路は、整流されたAC電源信号(整流器420の出力信号)の電流波形および電圧波形の平均位相をスイッチングによって一致させることもできるため、力率改善回路の機能を有する。
帰還器500は、降圧器460の出力信号の一部を受け、降圧器460の出力信号が所定の値になるように、降圧器460のMOSトランジスタ468の導通/非導通を切り替える。例えば、帰還器500は、MOSトランジスタ468のゲートに出力するスイッチング用の制御信号のデューティ比を、降圧器460の出力信号が所定の値になるように調整する。
整流器520は、トランス470から出力される電気信号を整流し、DC電源信号(DC電流、DC電圧)を出力する。これにより、電源回路400が用いられる電気機器内の回路等に、DC電源信号が供給される。
ここで、トランス470は、整流器420が受けるAC電源信号(AC電流、AC電圧)と整流器520から出力されるDC電源信号(DC電流、DC電圧)との間を電気的に絶縁するための絶縁器としても機能する。
したがって、図5以降では、トランス470の入力側の回路410は、入力スイッチング回路410とも称され、トランス470の出力側の回路510は、出力スイッチング回路510とも称される。例えば、入力スイッチング回路410は、整流器420、昇圧器440、降圧器460の一部(降圧器460のうち、トランス470を除いた部分)、帰還器480、500を有する。また、出力スイッチング回路510は、整流器520を有する。
なお、電源回路400の構成は、図5に示す例に限定されない。例えば、帰還器500は、整流器520の出力信号(DC電源信号)の一部を受け、整流器520の出力信号が所定の値になるように、降圧器460のMOSトランジスタ468の導通/非導通を切り替えてもよい。
また、図2に示した磁気コア200が用いられるコイルは、トランス470のコイル110、120、121に限定されない。例えば、磁気コア200は、整流器420のACラインフィルタ422に使用されるコイルに用いられてもよいし、昇圧器440に含まれるコイル442に用いられてもよい。あるいは、磁気コア200は、電源回路400以外の電気回路に含まれるコイルに用いられてもよい。
図6は、図5に示した電源回路400が用いられる電気機器600の一例を示す。すなわち、図6は、図2に示した磁気コア200が用いられる電気機器600の一例を示す。電気機器600は、例えば、照明機器である。以下、電気機器600は、照明機器600とも称される。照明機器600は、AC電源のコンセントに差し込む電源プラグ610と、電源プラグ610に接続された電源コード620と、電源コード620に接続された電源回路400と、LED(Light Emitting Diode)を光源とするLEDライト630とを有する。
電源回路400は、図5で説明したように、入力スイッチング回路410、トランス470および出力スイッチング回路510を有する。入力スイッチング回路410は、AC電源から電源プラグ610および電源コード620を介してAC電源信号(AC電流、AC電圧)を受ける。トランス470は、一次コイル110と、二次コイル120、121と、接地用の導体402とを有する。
例えば、一次コイル110は、縦続接続された複数の磁気コア200のうちの一部の磁気コア200に巻かれた巻線310を有し、巻線310に流れる電流の大きさに応じた磁力を発生する。なお、巻線310の両端は、入力スイッチング回路410に接続され、入力スイッチング回路410の出力信号を受ける。すなわち、トランス470は、入力スイッチング回路410の出力信号に対応する電流を巻線310に流す。
また、二次コイル120、121は、縦続接続された複数の磁気コア200のうちの一部の磁気コア200に巻かれた巻線320、321をそれぞれ有する。なお、図6に示す例では、巻線320の一端と巻線321の一端とは互いに接続される。さらに、巻線320と巻線321との接続点は、接地用の導体402に接続され、接地される。
これにより、例えば、二次コイル120、121は、巻線310により発生した磁力に応じた電流を巻線320、321に流す。すなわち、二次コイル120、121は、巻線310により発生した磁力に応じた電圧を、巻線320の他端と巻線321の他端との間に発生させる。巻線320の他端および巻線321の他端は、出力スイッチング回路510に接続される。このように、トランス470は、入力スイッチング回路410から受けた電気信号の電圧を所定の電圧に変圧し、変圧した電圧を出力スイッチング回路510に供給する。
出力スイッチング回路510は、トランス470から出力される電気信号を整流し、DC電源信号(DC電流、DC電圧)をLEDライト630に出力する。これにより、電源回路400からLEDライト630にDC電源信号が供給される。LEDライト630は、電源回路400から供給されるDC電源信号を電源として、LEDを駆動する。これにより、LEDライト630に含まれるLEDが発光する。
複数の磁気コア200を含むトランス470の形状は、図2、図4等で説明したように、互いに接触する磁気コア200がなす角度を自在に変更することにより、自在に変更される。なお、電源回路400が用いられる電気機器600(すなわち、図2に示した磁気コア200が用いられる電気機器600)の構成は、図6に示す例に限定されない。
以上、図2から図6に示す実施形態においても、図1に示した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、複数の磁気コア200の接続の仕方を変更することにより、複数の磁気コア200の全体の形状(すなわち、コイル100等の形状)を所望の形状に変更できる。例えば、互いに接続される磁気コア200において、互いに接触する磁気コア200がなす角度を自在に変更することにより、複数の磁気コア200の全体の形状を自在に変更できる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10、100、110、120、121、442‥コイル;20、200‥磁気コア;30、300、302、304、310、320、321‥巻線;22、220‥磁性体;24、240‥磁石;26、260‥第1接続部;28、280‥第2接続部;400‥電源回路;402‥導体;410‥入力スイッチング回路;420、520‥整流器;422‥ACラインフィルタ;424‥ダイオードブリッジ;440‥昇圧器;444、466‥ダイオード;446、468‥MOSトランジスタ;460‥降圧器;462‥抵抗;464‥キャパシタ;470‥トランス;480、500‥帰還器;510‥出力スイッチング回路;600‥照明機器;610‥電源プラグ;620‥電源コード;630‥LEDライト

Claims (11)

  1. 複数の磁気コアと、
    前記複数の磁気コアの少なくとも1つに巻かれる巻線とを有し、
    前記複数の磁気コアの各々は、
    磁性体と、
    前記磁性体の内部に設けられた磁石と、
    前記磁石のS極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられた第1接続部と、
    前記磁石のN極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられ、他の磁気コアの前記第1接続部と接触可能な第2接続部とを有し、
    前記複数の磁気コアの1つの前記第1接続部と前記複数の磁気コアの他の1つの前記第2接続部とが前記磁石の磁力により互いに接続されることで、前記複数の磁気コアが接続されることを特徴とするコイル。
  2. 請求項1に記載のコイルにおいて、
    前記磁石は、一端側がS極で他端側がN極の棒形状を有し、
    前記磁性体は、前記棒形状に対応する形状を有し、さらに、前記磁石のS極とN極とが一端側と他端側とに配置される内部空間と、前記磁石が配置された前記内部空間の周囲に前記巻線が巻かれる巻回部とを有することを特徴とするコイル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコイルにおいて、
    前記複数の磁気コアの2つは、前記第1接続部と前記第2接続部とが面接触することにより互いに接続されることを特徴とするコイル。
  4. 請求項3に記載のコイルにおいて、
    前記第1接続部および前記第2接続部の一方は、凹形状を有し、前記第1接続部および前記第2接続部の他方は、前記凹形状に対応する凸形状を有することを特徴とするコイル。
  5. 請求項4に記載のコイルにおいて、
    前記凹形状の表面は、所定の曲率を有する曲面であり、前記凸形状の表面は、前記所定の曲率を有する曲面であることを特徴とするコイル。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のコイルにおいて、
    前記巻線は、互いに接続された前記第1接続部および前記第2接続部を含む領域に巻かれることを特徴とするコイル。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のコイルにおいて、
    前記磁石は、永久磁石であることを特徴とするコイル。
  8. コイルに使用される磁気コアにおいて、
    磁性体と、
    前記磁性体の内部に設けられた磁石と、
    前記磁石のS極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられた第1接続部と、
    前記磁石のN極側の端部に対応する磁気コアの表面に設けられ、他の磁気コアの前記第1接続部と接触可能な第2接続部と
    を有することを特徴とする磁気コア。
  9. 請求項8に記載の磁気コアにおいて、
    前記磁石は、一端がS極で他端がN極の棒形状を有し、
    前記磁性体は、前記棒形状に対応する形状を有し、さらに、前記磁石のS極とN極とが一端側と他端側とに配置される内部空間と、前記磁石が配置された前記内部空間の周囲に巻線が巻かれる巻回部とを有することを特徴とする磁気コア。
  10. 請求項8または請求項9に記載の磁気コアにおいて、
    前記第1接続部および前記第2接続部の一方は、凹形状を有し、前記第1接続部および前記第2接続部の他方は、前記凹形状に対応する凸形状を有することを特徴とする磁気コア。
  11. 請求項10に記載の磁気コアにおいて、
    前記凹形状の表面は、所定の曲率を有する曲面であり、前記凸形状の表面は、前記所定の曲率を有する曲面であることを特徴とする磁気コア。
JP2015029946A 2015-02-18 2015-02-18 コイルおよび磁気コア Active JP6540081B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029946A JP6540081B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 コイルおよび磁気コア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029946A JP6540081B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 コイルおよび磁気コア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152361A JP2016152361A (ja) 2016-08-22
JP6540081B2 true JP6540081B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=56695533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015029946A Active JP6540081B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 コイルおよび磁気コア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6540081B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3089176B1 (en) * 2016-03-04 2018-05-09 Premo, S.L. Elongated flexible inductor and elongated flexible low frequency antenna

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919944A (ja) * 1972-06-12 1974-02-21
JPS5060193U (ja) * 1973-10-08 1975-06-03
JPH01270804A (ja) * 1988-04-23 1989-10-30 Katsumi Sato 磁気を有する留具及びその留具のある衣服
JPH02172209A (ja) * 1988-12-24 1990-07-03 Tokin Corp インダクタンス装置
JP3110497B2 (ja) * 1991-06-28 2000-11-20 松下電工株式会社 充電式電気機器
JPH0736556U (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 株式会社ユー・アール・ディー 無結線電力授受装置
ITMI981109A1 (it) * 1998-05-20 1999-11-20 Claudio Vicentelli Moduli per la realizzazione di assiemi di ancoraggio magnetico e relativi assiemi
JP2001326127A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Nissin Electric Co Ltd 3相変圧器
JP2005259742A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Tokin Corp コイル部品
AU2010203798A1 (en) * 2009-01-06 2011-07-14 Access Business Group International Llc Inductive power supply
JP5839257B2 (ja) * 2011-03-22 2016-01-06 日立金属株式会社 コイル部品並びにそれを用いた給電装置及び充電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016152361A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10923966B2 (en) Coil structures for alignment and inductive wireless power transfer
US9876396B2 (en) Wireless power transmitting apparatus and wireless power transmission system
US20150116068A1 (en) Coil component
KR102644869B1 (ko) 무선 전력 전송 모듈 및 이를 구비하는 전자 기기
JP5811353B2 (ja) 非接触給電システム
JP2016058495A (ja) コモンモードチョークコイル、コモンモードフィルタ、および電力変換装置
JP4900525B1 (ja) 非接触充電モジュール及びこれを備えた送信側非接触充電機器と受信側非接触充電機器
US9123466B2 (en) Wireless power transfer systems containing foil-type transmitter and receiver coils
JP2022137082A (ja) 磁気コンポーネント、共振電気回路、電気コンバータ、および電気システム
JP6540081B2 (ja) コイルおよび磁気コア
KR101039276B1 (ko) 슬림형 고전압 트랜스포머
US20180301276A1 (en) Multiple winding inductor assembly
JP6093908B2 (ja) 無線電力受信装置
JP5113554B2 (ja) 平面コイル、及びこれを用いた電気機器、電力供給装置、非接触電力伝送システム
JP2014027880A (ja) 非接触充電モジュール及び非接触充電機器
US20170179728A1 (en) Electromagnetic induction apparatus for power transfer
JP6187806B2 (ja) トランス
JP2016105464A (ja) 磁気部品、および、電力伝送装置
US20150109086A1 (en) Core and coil component including the same
JP2014017978A (ja) 電磁部品
US20130154781A1 (en) Windings and Formation Methods for Transformers
US11223222B2 (en) Contactless charging apparatus and method for contactless charging
JP3189315U (ja) 二軸鉄芯の薄型変圧器構成
US10892088B1 (en) Stationary device for contactless electrical energy transmission
KR20130124851A (ko) 일체형 pfc 변압기

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170803

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170803

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6540081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150