JP6539457B2 - ロボットの関節構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットの関節構造に関する。
従来、産業用のロボットとして複数のアームを有する多関節型のロボットが知られている。例えば、特許文献1には、複数のアーム(回動部材)を有し、先端のアームに溶接用の溶接トーチが固定された多関節型の溶接ロボットが記載されている。
また、特許文献1には、溶接トーチに電力を供給するためのパワーケーブルの一部の区間を、アームの内部に配置する技術が提案されている。具体的には、特許文献1の多関節型のロボットは、第1アームの内部と第2アームの内部とが筒体によって連通されている。また、パワーケーブルの一端側は第1アームに固定されている。パワーケーブルは、第1アームの内部、筒状体の内側を経て第2アームの内部に引き込まれている。パワーケーブルの他端側は、第2アームに固定されている。このように、第1アームと第2アームとの関節部分において、各アームの内部にパワーケーブルを配置することで、第2アームが第1アームに対して旋回する際に、パワーケーブルが周囲の物体にぶつかったり引っかかったりすることを抑制できる。
特開2011−161571号公報
特許文献1のロボットにおいては、パワーケーブルの一端側が第1アームに固定され、他端側が第2アームに固定されている。したがって、第2アームが第1アームに対して旋回すると、パワーケーブルにねじれが生じる。このようなねじれがパワーケーブルに繰り返し作用すると、パワーケーブルに破損が生じる可能性があり、好ましくない。
本発明は、このような従来技術の事情を鑑みてなされたものであり、パワーケーブルなどのような導電部材を回動可能な回動部材の内部に配置しつつ、その導電部材に生じるねじれを低減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願発明のロボットの関節構造は、固定側部材と当該固定側部材に対して回動可能な回動部材とを備えたロボットの関節構造であって、前記回動部材の回動軸線上には前記固定側部材の内部と前記回動部材の内部とを連通させる連通部が設けられ、前記連通部には、導電部材が挿通され、前記固定側部材及び前記回動部材の少なくとも一方には、前記導電部材と電気的に接続される集電部材が設けられ、前記集電部材には、前記導電部材と電気的に接続されるようにケーブル部材が取り付けられ、前記導電部材は、前記集電部材に対して摺動回転可能に当接していることを特徴とする。
本発明によれば、可動部材が固定側部材に対して回動しても、導電部材にねじれが生じることを低減できる。
多関節型ロボットの側面図。 多関節型ロボットの関節構造の断面図。 固定部材の斜視図。 集電部材の側面図。 集電部材の断面図。
(実施形態の構成)
本発明のロボットの関節構造を、アーク溶接を行う多関節型ロボットR(以下、ロボットRと略記する。)に適用した実施形態を説明する。先ず、ロボットRの概略について説明する。
図1に示すように、ロボットRの基台C1の上部には、第1回動軸心J1を中心として回動可能に旋回台C2が設けられている。旋回台C2の上部には、第1回動軸心J1と直交する第2回動軸心J2を中心として回動可能に第1アームC3が設けられている。第1アームC3の先端部には、第2回動軸心J2と直交する第3回動軸心J3を中心として回動可能に第2アームC4が設けられている。第2アームC4の先端部には、第3回動軸心J3と直交する第4回動軸心J4を中心として回動可能に第3アームC5が設けられている。
図1に示すように、第3アームC5の先端部には、第4回動軸心J4と直交する第5回動軸心J5を中心として回動可能に第4アームC6が設けられている。第4アームC6の先端部には、第5回動軸心J5と直交する第6回動軸心J6を中心として回動可能に第5アームC7が設けられている。第5アームC7の先端には、第6回動軸心J6と直交する第7回動軸心J7を中心として回動可能にツール固定部材C8が設けられている。ツール固定部材C8には、作業ツールとして溶接トーチC9が固定されており、この溶接トーチC9はツール固定部材C8と一体的に回動する。なお、第4アームC6、第5アームC7及びツール固定部材C8は、これら全体で手首組立体と呼称されることもある。旋回台C2、第1アームC3〜第5アームC7及びツール固定部材C8は、それぞれサーボモータを駆動源として回動する。
図1に示すように、ロボットRにおける旋回台C2の外面には、ケーブル部材としての第1パワーケーブルPC1が取り付けられている。第1パワーケーブルPC1の一端部は図示しない溶接電源装置に接続されている。第1パワーケーブルPC1は、旋回台C2及び第1アームC3の外面に沿って延設され、他端部が第1アームC3の内部に引き込まれている。
図1に示すように、ロボットRにおける第3アームC5の外面には、第2パワーケーブルPC2が取り付けられている。図1では図示を省略しているが、第2パワーケーブルPC2の一端部は、溶接トーチC9に接続されている。第2パワーケーブルPC2は、第3アームC5及び第2アームC4の外面に沿って延設され、他端部が第2アームC4の内部に引き込まれている。第1パワーケーブルPC1の他端と第2パワーケーブルPC2の他端とは、第1アームC3及び第2アームC4の内部において電気的に接続されている。したがって、溶接電源装置からの電力は、第1パワーケーブルPC1及び第2パワーケーブルPC2を介して溶接トーチC9に供給される。
次に、ロボットRにおける第1アームC3と第2アームC4との連結構造について説明する。なお、第1アームC3は、第2アームC4よりも固定側(基台C1)側であるため、第2アームC4との関係においては固定側部材に相当する。また、第2アームC4は、第1アームC3に対して回動可能であるため、第1アームC3との関係においては回動部材に相当する。
図2に示すように、第1アームC3の第1ハウジング11は、先端側(図2において上側)に、第1パワーケーブルPC1等を配設可能な中空部11aを有するように形成されている。具体的には、第1ハウジング11は、第3回動軸心J3と直交するように延びる底壁部12と、底壁部12から第2アームC4側へと立設された側壁部13と、側壁部13の先端に連結されて第3回動軸心J3と直交するように延びる上壁部14とを有する。そして、これら底壁部12、側壁部13及び上壁部14によって、第1ハウジング11の中空部11aが区画されている。第1ハウジング11の側壁部13には、2箇所の開口部13aが形成されている。これら開口部13aには、図示しないカバー部材がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。第1ハウジング11の上壁部14には、円形状の貫通孔14aが形成されている。貫通孔14aの中心は、第3回動軸心J3上に位置している。第1ハウジング11の上壁部14の上面には、貫通孔14aを取り囲むように環状の凹部14bが形成されている。
図2に示すように、第1アームC3における第1ハウジング11の上壁部14の上面には、減速機構15が取り付けられている。減速機構15は、全体として、中央に貫通孔15aが形成された略円筒状をなしている。減速機構15の貫通孔15aの内径は、第1ハウジング11の上壁部14における貫通孔14aの内径よりも小さくされている。減速機構15の貫通孔15aの中心は、第3回動軸心J3上に位置している。減速機構15の下面には、貫通孔15aを取り囲むように環状の凸部15bが形成されている。減速機構15の凸部15bは、第1アームC3における上壁部14の凹部14bに対応する寸法に形成されている。そして、減速機構15の凸部15bが、第1アームC3における上壁部14の凹部14bに嵌め合わされることにより、減速機構15及び第1アームC3が互いに位置決めされる。減速機構15の上面には、貫通孔15aを取り囲むように環状の凹部15cが形成されている。減速機構15には、図示しない複数の歯車が内蔵されており、歯車に入力された回転速度を所定の減速比で減速して出力する。そして、減速機構15の第1アームC3側の一部が第1アームC3とともに回動し、第2アームC4側の他部が第2アームとともに回動する。なお、図2では、減速機構15を一体的な部材として簡略化して図示している。
図2に示すように、減速機構15の先端側(図2において上側)には、第2アームC4の第2ハウジング31が取り付けられている。第2アームC4の第2ハウジング31は、基端側(図2において下側)に第2パワーケーブルPC2等を配設可能な中空部31aを有するように形成されている。具体的には、第2ハウジング31は、第2ハウジング31の基端側において第3回動軸心J3と直交するように延びる底壁部32と、底壁部32から第2アームC4の先端側へと立設された側壁部33と、側壁部33の先端側に連結されて第3回動軸心J3と直交するように延びる上壁部34とを有する。そして、これら底壁部32、側壁部33及び上壁部34によって、第2ハウジング31の中空部31aが区画されている。
図2に示すように、第2ハウジング31の底壁部32には、円形状の貫通孔32aが形成されている。貫通孔32aの内径は、減速機構15の貫通孔15aの内径と同一にされている。第2ハウジング31の底壁部32における貫通孔32aの中心は、第3回動軸心J3上に位置している。第2ハウジング31の底壁部32の下面には、貫通孔32aを取り囲むように環状の凸部32bが形成されている。凸部32bは、減速機構15の凹部15cに対応する寸法に形成されている。そして、第2ハウジング31における底壁部32の凸部32bが、減速機構15における凹部15cに嵌め合わされることにより、第2アームC4及び減速機構15が互いに位置決めされる。第2ハウジング31の側壁部33には、2箇所の開口部33aが形成されている。これら開口部33aには、図示しないカバー部材がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。
図2に示すように、第2ハウジング31の底壁部32における貫通孔32aには、全体として円筒状の筒体35が挿通されている。筒体35の上端部には、フランジ部35aが形成されている。筒体35のフランジ部35aは、図示しないねじ等により、第2ハウジング31の底壁部32の上面に固定されている。筒体35は、減速機構15の貫通孔15a、及び第1アームC3の第1ハウジング11における上壁部14の貫通孔14aにも挿通されている。したがって、筒体35は、第1アームC3における第1ハウジング11の中空部11aと第2アームC4における第2ハウジング31の中空部31aとを連通させる連通部として機能する。
図2に示すように、第1アームC3における第1ハウジング11の底壁部12には、集電部材20が設けられている。この集電部材20は第1パワーケーブルPC1と電気的に接続されている。集電部材20には、全体として柱状をなす導電部材50の下端部が収容されている。導電部材50は、集電部材20を介して第1パワーケーブルPC1と電気的に接続されている。導電部材50は、第3回動軸心J3上に延設されるように筒体35に挿通され、上端部が第2アームC4の中空部31aに至っている。導電部材50の上端部は、第2アームC4における第2ハウジング31の上壁部34に設けられた固定部材40に固定されている。固定部材40には、第2パワーケーブルPC2が固定されている。この第2パワーケーブルPC2と導電部材50とは固定部材40を介して電気的に接続されている。このように、本実施形態において第1パワーケーブルPC1は、集電部材20、導電部材50及び固定部材40を介して第2パワーケーブルPC2と電気的に接続されている。したがって、導電部材50は、溶接トーチC9に電力を供給するためのパワーケーブルの一部を構成する。なお、図2では、第1パワーケーブルPC1、集電部材20、導電部材50、固定部材40及び第2パワーケーブルPC2の接続関係を図示するため、これらの部材を断面図としては記載していない。
次に、固定部材40及び集電部材20等のより詳細な構成について説明する。
図2に示すように、固定部材40の支持板41は四角板状をなしており、第2アームC4における第2ハウジング31の上壁部34から、第1アームC3側に向けて延設されている。支持板41は、第2ハウジング31の上壁部34に対して図示しないねじ等で固定されている。
図3に示すように、支持板41の一方側の面(図3において右側の面)には、絶縁性の連結部材42が固定されている。連結部材42は、直方体状の基部42aと、上下方向(図3においてY軸方向)中央において基部42aから突出する突出部42bとを有する。連結部材42の厚み方向(図3においてX軸方向)の寸法は、支持板41の短手方向の寸法と同一になっている。基部42aの上部及び下部には、それぞれ突出部42bの突出方向に沿ってねじ43が挿通されている。このねじ43によって連結部材42が支持板41にねじ止め固定されている。連結部材42の突出部42bには、厚さ方向に貫通する貫通孔42c(図3においては破線で図示)が形成されている。
図3に示すように、第2パワーケーブルPC2の他端部には、当該第2パワーケーブルPC2を連結部材42に固定するための導電性の圧着端子61が取り付けられている。圧着端子61は、第2パワーケーブルPC2の他端部を覆う筒状部61aと筒状部61aから延びて平板状をなす平板部61bとを有する。平板部61bには、ボルト65を挿通するための貫通孔が形成されている。なお、圧着端子61は、第2パワーケーブルPC2の内部配線に電気的に接続されている。
図3に示すように、略円柱状の導電部材50は、導電性の材料(例えば、銅、アルミニウム、又はこれらの合金など)で円柱状に形成された導電部51と導電部51の外周面を覆う絶縁性の被膜部52とを有する。導電部51の上端面には、導電部材50を連結部材42に固定するための端子部55が突出形成されている。端子部55は、導電部51と一体的に形成され、全体として矩形平板状をなしている。端子部55の先端部には、ボルト65を挿通するための貫通孔が形成されている。
図3に示すように、導電性のボルト65は、圧着端子61における平板部61bの貫通孔、ワッシャ67、連結部材42における貫通孔42c、導電部材50における端子部55の貫通孔に挿通されている。また、ボルト65の先端には、導電性のナット66が螺合されている。したがって、第2パワーケーブルPC2の他端部に取り付けられた圧着端子61、固定部材40における連結部材42、及び導電部材50の端子部55は、ボルト65及びナット66に挟まれつつ、互いに固定されている。また、第2パワーケーブルPC2は、圧着端子61、ボルト65、ナット66を介して導電部材50の端子部55と電気的に接続されている。なお、固定部材40は、導電部材50が第3回動軸心J3上に延設されるように、第2ハウジング31の上壁部34に対する固定位置が決められている。
図5に示すように、導電部材50における導電部51の下端部には、被膜部52によって覆われていない露出部51aが形成されている。露出部51aの外径は、導電部51において被膜部52に覆われている部分の外径よりも大きく形成されている。そして、導電部材50において、被膜部52が形成されている部分の外径と露出部51aの外径とはほぼ同一になっている。導電部材50は、導電部51における露出部51aの下端面に取り付けられた導電性の摺動部材53を有する。摺動部材53は、全体として円板状をなしている。摺動部材53の外径は、導電部材50における露出部51aの外径と同一にされている。摺動部材53の下面(図5の上下方向において下側の面)には、凹部53aが形成されている。凹部53aの底面(図5においては上面)にはねじ孔が形成され、このねじ孔に挿通されるねじ54によって摺動部材53が露出部51aの下端面に固定されている。なお、ねじ54は、摺動部材53の凹部53aの内部に位置しているため、ねじ54のねじ頭は、摺動部材53の下端面よりも下側に突出しない。導電部材50において露出部51a及び摺動部材53を含む下端側の一部は、集電部材20に収容されている。
図4に示すように、集電部材20の支持部21は、第1アームC3における第1ハウジング11の底壁部12に固定される固定板部21aと、固定板部21aの縁部から直角に立設された立設板部21bとを有し、側面視略L字状をなしている。図4及び図5に示すように、固定板部21aには、複数(本実施形態では2つ)のねじ22が厚み方向に挿通され、当該ねじ22によって支持部21が第1ハウジング11の底壁部12に固定されている。
図4に示すように、支持部21の立設板部21bには、複数(図4では1つのみ図示)のねじ23が厚み方向に挿通され、当該ねじ23によって絶縁性の収容部24が支持部21に固定されている。収容部24は、全体として直方体形状をなしている。収容部24は、その下端面と支持部21の固定板部21aとが離間するように、支持部21の立設板部21bに対する固定位置が定められている。
図5に示すように集電部材20の収容部24には、上端面から下端面へと貫通する断面円形状の収容孔25が形成されている。収容孔25の中心軸は、第3回動軸心J3上に位置している。収容孔25は、上端面側から順に、大径部25a、大径部25aよりも内径が小さい中径部25b、中径部25bよりも内径が小さい小径部25cを有する。収容孔25の大径部25aの内径は、導電部材50における露出部51aの外径及び摺動部材53の外径と同一に形成されている。収容孔25の大径部25aには、導電部材50における露出部51a及び摺動部材53を含む下端側の一部が収容されている。そして、導電部材50の摺動部材の53の外周面が、収容部24の大径部25aの内周面に対して摺動しつつ回転及び上下移動可能となっている。したがって、この実施形態でいう「内径と外径とが同一」とは、このような摺動関係を満たすような僅かな寸法の差が許容される概念である。
図5に示すように、収容部24の収容孔25には、導電部材50の摺動部材53と電気的に接続される導電性の集電子26が収容されている。集電子26は、円柱状の軸部26aと軸部26aの上端に連結された円板状の円板部26bとを有する。軸部26aの外径は、収容孔25の小径部25cの内径と同一に形成されている。そして、集電子26の軸部26aは収容孔25の小径部25cを貫通していて、軸部26aの下端側の一部が収容部24の下端面側の外部に突出している。集電子26において、円板部26bの外径は、収容孔25の大径部25aの内径と同一に形成されている。円板部26bの上面は、導電部材50における摺動部材53の下面と摺動回転可能に当接している。なお、集電子26は、その外周面が収容部24の収容孔25の内周面に摺動しつつ、上下方向に移動可能となっている。
図5に示すように、収容部24において収容孔25の中径部25bには、付勢部材としてのばね27が収容されている。ばね27はいわゆるコイルスプリングであり、その中心に集電子26の軸部26aが挿通されている。ばね27の下端は、収容孔25における中径部25bと小径部25cとの間の段部に当接されている。ばね27の上端は、集電子26における円板部26bの下面に当接されている。したがって、ばね27は、集電子26を、導電部材50側である上側に付勢している。
図5に示すように、集電子26における軸部26aの下端面には、導電性の取付金具28が取り付けられている。取付金具28は、所定角度に屈曲させた長尺板状をなしている。取付金具28の長手方向一端部(図5において右端部)は、ねじ29により集電子26における軸部26aの下端面に固定されている。取付金具28の長手方向他端部(図5において左端部)には、ボルト75を挿通するための貫通孔28aが形成されている。
図5に示すように、第1パワーケーブルPC1の他端部には、当該第1パワーケーブルPC1を取付金具28に固定するための導電性の圧着端子71が取り付けられている。圧着端子71は、第1パワーケーブルPC1の他端部を覆う筒状部71aと筒状部71aから延びて平板状をなす平板部71bとを有する。平板部71bには、ボルト75を挿通するための貫通孔71cが形成されている。なお、圧着端子71は、第1パワーケーブルPC1の内部配線に電気的に接続されている。
図5に示すように、導電性のボルト75は、ワッシャ77、圧着端子71における平板部71bの貫通孔71c、及び取付金具28における貫通孔28aに挿通されている。また、ボルト75の先端には、導電性のナット76が螺合されている。したがって、第1パワーケーブルPC1の他端部に取り付けられた圧着端子71及び取付金具28は、ボルト75及びナット76に挟まれつつ、互いに固定されている。また、第1パワーケーブルPC1は、圧着端子71、ボルト75、ナット76、取付金具28、及び集電部材20における集電子26を介して、導電部材50に電気的に接続されている。
(実施形態の作用)
上記実施形態の作用について説明する。
本実施形態において導電部材50は、固定部材40を介して第2アームC4の第2ハウジング31に固定されている。したがって、第2アームC4が第3回動軸心J3を中心として第1アームC3に対して回動すると、導電部材50も第3回動軸心J3を中心として回動する。
ここで、仮に、導電部材50の下端部が第1アームC3の第1ハウジング11に固定されているとする。この場合、導電部材50の上端部が第2アームC4とともに回動するのに対して、導電部材50の下端部は第1アームC3に固定されていて回動できない。したがって、導電部材50にはねじれが生じることになる。この点、本願発明では、導電部材50の下端部は、集電部材20の収容部24に収容されているものの固定されてはいない。したがって、導電部材50の全体が第2アームC4とともに回動し、導電部材50にねじれはほとんど生じない。
一方、第2アームC4が第1アームC3に対して回動したとき、導電部材50の摺動部材53は、集電部材20における集電子26の円板部26bに摺動しつつ回動する。すなわち、第2アームC4が回動しても、導電部材50と集電部材20の集電子26とは当接しており、両者の電気的な接続関係は維持される。したがって、第2アームC4が回動するのに伴って、第1パワーケーブルPC1から導電部材50を介した第2パワーケーブルPC2への電力供給が途切れることはない。
(実施形態の特徴)
上記実施形態の特徴を、その効果とともに記載する。
(1)本実施形態では、導電部材50の摺動部材53が集電部材20における集電子26の円板部26bに対して摺動回転可能である。したがって、第2アームC4が第1アームC3に対して回動したとき、導電部材50全体が第2アームC4とともに回動し、その回動力は第1パワーケーブルPC1にはほとんど伝達されない。そのため、導電部材50にねじれが生じることを低減できる。
(2)本実施形態では、導電部材50の下端側の一部が、集電部材20における収容部24に収容されている。したがって、導電部材50の下端部の位置が、第3回動軸心J3からずれてしまうことを抑制できる。
(3)本実施形態では、集電部材20における集電子26がばね27によって導電部材50側へと付勢されている。そのため、例えばロボットRの各アームが回動動作するのに伴って導電部材50が第3回動軸心J3に沿って多少上下動したとしても、その上下動に追従して集電部材20の集電子26も上下動できる。したがって、集電部材20の集電子26と導電部材50の摺動部材53との当接関係維持の確実性が向上する。
(4)本実施形態では、導電部材50の上端部が固定部材40を介して第2アームC4の第2ハウジング31に固定されている。したがって、導電部材50の重量の大半を、第2アームC4の第2ハウジング31に担わせることができ、集電部材20における収容部24や集電子26に過度な重量が作用することを抑制できる。
(5)本実施形態では、導電部材50における摺動部材53の下端面が集電部材20の集電子26に当接する。そして、集電部材20の集電子26から摺動部材53の下端面に作用する力(例えばばね27の付勢力)の方向は、概ね第3回動軸心J3に沿った方向である。したがって、集電部材20の集電子26からの力によって、導電部材50が第3回動軸心J3に対して傾いてしまうことが抑制できる。
(6)本実施形態では、第1アームC3に集電部材20を設け、第2アームC4には集電部材20を設けていない。図1に示すように、基台C1を地面に設置した場合、第2アームC4よりも第1アームC3の方が下側に位置する可能性の方が高い。このように下側に位置するであろうアームに集電部材20を設けることで、集電部材20の集電子26と導電部材50の摺動部材53とが摺動することに伴って発生する摩耗粉を、集電部材20の収容部24に留めおくことができる。
(7)本実施形態では、集電部材20の集電子26に取付金具28を取り付け、この取付金具28に、第1パワーケーブルPC1の他端部に取り付けられた圧着端子71を固定するようにした。したがって、圧着端子71を直接的に集電子26に取り付ける場合に比較して、取り付け作業が行いやすい。
(8)本実施形態では、導電部材50に第1パワーケーブルPC1及び第2パワーケーブルPC2が電気的に接続されており、導電部材50は、溶接トーチC9に電力を供給するためのパワーケーブルの一部として機能する。そして、この種のパワーケーブルには、比較的に大きな電流が流れるため、太くて剛性の高いケーブルが使用される。剛性の高いケーブルに対して繰り返しねじれが生じると、ケーブルの被膜に破れが生じたりケーブルの内部配線に断線が生じたりしやすい。このようなパワーケーブルに関する構成として、上記実施形態の導電部材50や集電部材20の構成を採用することは、特に好適である。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、各変更例を適宜組み合わせて適用してもよい。
・ 上記実施形態では、第1アームC3と第2アームC4との関節構造に、導電部材50及び集電部材20を適用したが、他の関節構造に導電部材50及び集電部材20を適用してもよい。例えば、基台C1と旋回台C2との関節構造、旋回台C2と第1アームC3との関節構造、他のアーム間の関節構造、第5アームC7とツール固定部材C8との関節構造に導電部材50及び集電部材20を適用してもよい。
・ 本発明が適用されるロボットは、少なくとも一つの関節構造を有してれば、上記実施形態の多関節型ロボットRに限らない。例えば、物品を把持して搬送する搬送ロボットやワークの所定箇所を撮影して検査する検査ロボットであってもよい。
・ 上記実施形態では、導電部材50に第1パワーケーブルPC1及び第2パワーケーブルPC2を電気的に接続したが、各パワーケーブルに代えて、制御用のケーブルを導電部材50に電気的に接続するようにしてもよい。この場合、導電部材50は、制御用のケーブルの一部として機能する。なお、制御用のケーブルとしては、例えば、各アームの回動の駆動源となるモータと信号をやり取りするためのケーブル等が挙げられる。
・ 上記実施形態では、固定側部材である第1アームC3側に集電部材20を設け、導電部材50と集電部材20とが摺動回転可能に当接するようにした。このような構成に限らず、回動部材である第2アームC4側に集電部材20を設け、導電部材50と集電部材20とが摺動回転可能に当接するようにしてもよい。この場合、固定側部材である第1アームC3にも集電部材20を設けてもよいし、設けなくともよい。すなわち、固定側部材及び回動部材の少なくともいずれか一方において、導電部材50と集電部材20とが摺動回転可能に当接していればよい。
・ 第1アームC3の第1ハウジング11において固定部材40を固定するための構成(ねじ穴)を設けておき、必要に応じて集電部材20に代えて固定部材40を取り付けることができるようにしてもよい。同様に、第2アームC4の第2ハウジング31において集電部材20を固定するための構成(ねじ穴)を設けておき、必要に応じて固定部材40に代えて集電部材20を取り付けることができるようにしてもよい。この変更例によれば、例えば、ロボットRが設置される姿勢等に応じて、第1アームC3及び第2アームC4のどちらにでも集電部材20を設けることができる。
・ 上記実施形態において、導電部材50における摺動部材53の外周面に、集電部材20の集電子26が当接してもよい。つまり、導電部材50が第3回動軸心J3を中心として回動した場合に、導電部材50の摺動部材53と集電部材20の集電子26との当接関係が維持できるのであれば、どのような態様であってもよい。
・ 上記実施形態において、導電部材50における摺動部材53を省略し、導電部材50の露出部51aが集電部材20の集電子26に直接当接するようにしてもよい。この場合、例えば、導電部材50の露出部51aの下面を、例えば鏡面仕上げのように滑らかに加工することにより、集電部材20の集電子26に対する摩擦力を小さくすることが好ましい。
・ 集電部材20におけるばね27の構成は、上記実施形態のものに限らない。例えば、図5に示す集電部材20における支持部21の固定板部21aと取付金具28との間に板ばねを介在させて、取付金具28とともに集電子26を導電部材50側へ付勢するようにしてもよい。
・ 集電部材20におけるばね27は省略できる。例えば、導電部材50において、摺動部材53に代えて複数の導電線からなる摺動ブラシを採用した場合、摺動ブラシがある程度弾性変形可能である。したがって、ばね27で集電部材20の集電子26を付勢しなくとも、導電部材50の摺動ブラシと集電部材20の集電子26との当接関係は維持できる。
・ 導電部材50において、摺動部材53を集電部材20の集電子26側に付勢するようにしてもよい。具体的には、例えば、導電部材50において、導電部51と摺動部材53との間にばね部材を介在させるようにしてもよい。この場合でも、導電部材50の摺動部材53と集電部材20の集電子26との良好な当接関係を維持できる。
・ 集電部材20において集電部材20の収容部24を導電性の材料で形成し、導電部材50の摺動部材53が集電部材20の収容部24に摺動回転可能に当接するようにしてもよい。この場合、第1パワーケーブルPC1を収容部24に電気的に接続すれば、集電子26を省略することができ、収容部24そのものが集電子の機能を兼ねることになる。
・ 集電部材20において集電部材20の収容部24を省略することもできる。この場合、集電子26を支持部21における立設板部21bに固定することになる。
・ 集電部材20における取付金具28を省略して、第1パワーケーブルPC1の他端部に取り付けられた圧着端子71を集電子26に直接的に取り付けるようにしてもよい。また、集電部材20における取付金具28と圧着端子71との間に、他の金具が介在されていてもよい。すなわち、第1パワーケーブルPC1が集電部材20の集電子26に電気的に接続されるのであれば、その構成は問わない。
・ 上記実施形態において、第2パワーケーブルPC2を筒体35に挿通し、この第2パワーケーブルPC2の他端部が、集電部材20の集電子26と摺動回転可能に当接されるようにしてもよい。この変更例の場合、第2パワーケーブルPC2の他端部において上記実施形態の摺動部材53等の構成を採用すればよい。なお、この変更例の場合においては第2パワーケーブルPC2が、筒体35(連通部)に連通された導電部材に相当する。
・ 導電部材50において、導電部材50を固定部材40に固定できるのであれば、導電部材50の上端部の構成は適宜変更できる。例えば、導電部材50において、導電部51の上端面に端子部55を一体形成するのに代えて、導電部51の上端部に、当該導電部51とは別体の端子部材を固定してもよい。
・ 上記実施形態において、固定部材40の構成は問わない。導電部材50の上端部を第2アームC4の第2ハウジング31に固定でき、且つ、第2パワーケーブルPC2と導電部材50とを電気的に接続できるのであれば、どのような構成であっても固定部材40として採用できる。
上記実施形態及び変更例に基づく技術思想を以下に追記する。
・ ロボットは溶接トーチを有するアーク溶接ロボットであり、導電部材には溶接トーチに電力を供給するためのパワーケーブルが電気的に接続されている。
・ 集電子には導電性の取付金具が固定され、取付金具には導電ケーブルが電気的に接続されている。
R…ロボット、C1…基台、C2…旋回台、C3…第1アーム、C4…第2アーム、C5…第3アーム、C6…第4アーム、C7…第5アーム、C8…ツール固定部材、PC1…第1パワーケーブル、PC2…第2パワーケーブル、J3…第3回動軸心、11…第1ハウジング、20…集電部材、24…収容部、25…収容孔、26…集電子、27…ばね、28…取付金具、31…第2ハウジング、35…筒体、40…固定部材、50…導電部材、53…摺動部材。

Claims (2)

  1. 固定側部材と当該固定側部材に対して回動可能な回動部材とを備えたロボットの関節構造であって、
    前記回動部材の回動軸線上には前記固定側部材の内部と前記回動部材の内部とを連通させる連通部が設けられ、
    前記連通部には、導電部材が挿通され、
    前記固定側部材及び前記回動部材の少なくとも一方には、前記導電部材と電気的に接続される集電部材が設けられ、
    前記集電部材には、前記導電部材と電気的に接続されるようにケーブル部材が取り付けられ、
    前記集電部材は、
    前記導電部材の端部を収容する絶縁性の収容部と、
    前記導電部材の端部に摺動回転可能に当接して当該導電部材の端部と電気的に接続される導電性の集電子と、
    前記集電子を前記導電部材側に向けて付勢する付勢部材とを備える
    ことを特徴とするロボットの関節構造。
  2. 前記固定側部材及び前記回動部材のいずれか一方には、前記導電部材の一端部が電気的に接続される前記集電部材が設けられ、
    前記固定側部材及び前記回動部材のいずれか他方には、前記導電部材の他端部が固定される固定部材が設けられ、
    前記導電部材の一端部における先端面が前記集電部材に対して摺動回転可能に当接している
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボットの関節構造。
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