JP6536810B2 - 案内表示装置、案内システム及び案内方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光通信を利用した案内表示装置、案内システム及び案内方法に関する。
従来、可視光通信を利用して道案内を行うシステムが知られている。例えば、特許文献1には、可視光通信機能付きの杖で、照明灯からの誘導情報や警告情報を受信する視覚障害者支援システムが開示されている。
特開2012−55582号公報
可視光通信を利用してユーザを案内する場合、受光した可視光に基づいて、可視光の発信源である照明装置などの位置を確認することができるので、ユーザの現在位置を把握することができる。しかしながら、ユーザの現在位置は分かるものの、照明装置に対してユーザが位置する方向を把握することができない。このため、現在位置から目的地までの経路をユーザに提供したとしても、ユーザが目的地とは逆方向に進んでしまう場合も起こり得る。
そこで、本発明は、ユーザを適切に案内することができる案内表示装置、案内システム及び案内方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る案内表示装置は、可視光通信により所定の情報を送信する案内表示装置であって、前記所定の情報を含む可視光通信用の光を発する光源と、前記光源からの光を透過する第1面を有し、前記光源を覆う筐体と、前記第1面に設けられた第1案内表示と、前記第1面に設けられた第1マークとを備え、前記第1マークの形状は、当該案内表示装置における前記可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状である。
本発明の一態様に係る案内システムは、前記案内表示装置と、携帯機器とを備える案内システムであって、前記携帯機器は、前記第1面を撮影することで、前記第1マークを含む画像を取得し、かつ、前記可視光通信用の光を受光する撮影部と、前記撮影部によって受光された光から前記所定の情報を抽出し、かつ、前記画像から前記第1マークの形状に基づいた形状情報を生成する第1制御部と、ユーザから目的地の入力を受け付ける入力部と、前記目的地を示す目的地情報、前記所定の情報及び前記形状情報を含む案内リクエストをサーバ装置に送信し、前記案内リクエストに対する応答として前記目的地までの案内情報を前記サーバ装置から受信する第1通信部と、前記案内情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る案内方法は、前記案内表示装置を用いた案内方法であって、前記第1面を撮影することで、前記第1マークを含む画像を取得し、かつ、前記可視光通信用の光を受光するステップと、受光された光から前記所定の情報を抽出するステップと、前記画像から前記第1マークの形状に基づいた形状情報を生成するステップと、ユーザから目的地の入力を受け付けるステップと、前記所定の情報と前記形状情報とに基づいて前記ユーザの現在位置を決定するステップと、前記現在位置から前記目的地までの経路を示す案内情報を生成するステップと、前記案内情報を出力するステップとを含む。
本発明に係る案内表示装置などによれば、ユーザを適切に案内することができる。
実施の形態に係る案内システムの適用例を示す模式図である。 実施の形態に係る案内システムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る案内表示装置の第1面側の外観図である。 実施の形態に係る案内表示装置の第2面側の外観図である。 実施の形態に係る対応テーブルの一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が1つの場合の当該案内表示面に付されるマークの一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマークの一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマークの一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が4つの場合の当該4つの案内表示面に付されるマークの一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が1つの場合の当該案内表示面に付されるマークの別の一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマークの別の一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマークの別の一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の案内表示面が4つの場合の当該4つの案内表示面に付されるマークの別の一例を示す図である。 実施の形態に係る案内表示装置の別の例を示す外観図である。 実施の形態に係る携帯機器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る携帯機器の表示部に表示されるカメラ起動確認画面を示す図である。 実施の形態に係る携帯機器の表示部に表示される、撮影部によって撮影された映像を示す図である。 実施の形態に係る携帯機器の表示部に表示される目的地入力画面を示す図である。 実施の形態に係る携帯機器の表示部に表示される地図(案内情報)を示す図である。 実施の形態に係るサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態に係る案内表示装置、案内システム及び案内方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態)
[案内システムの概要]
まず、本実施の形態に係る案内システムの概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る案内システム1の適用例を示す模式図である。図2は、本実施の形態に係る案内システム1の機能構成を示すブロック図である。
案内システム1は、可視光通信を用いて、ユーザ2を目的地まで案内するシステムである。図1に示すように、案内システム1は、案内表示装置10と、携帯機器20とを備える。本実施の形態では、図2に示すように、案内システム1は、さらに、サーバ装置30を備える。
案内表示装置10は、可視光通信により所定の情報を送信する。つまり、案内表示装置10は、所定の情報を含む可視光通信用の光の発信源である。案内表示装置10は、建物の内部、地下街(地下通路)などの屋内に設置される。図1に示すように、案内表示装置10は、例えば、地下通路の天井に取り付けられた案内表示板であり、照明装置としても機能する。なお、案内表示装置10は、屋外に設置されてもよい。
案内表示装置10は、例えば、看板照明などの照明器具である。あるいは、案内表示装置10は、デジタルサイネージなどの映像表示装置でもよい。
携帯機器20は、案内表示装置10との間で可視光通信を行う。具体的には、携帯機器20は、案内表示装置10が出射する可視光を受光し、受光した可視光に含まれる情報に基づいて携帯機器20の位置である現在位置を取得する。携帯機器20は、現在位置から、ユーザ2から入力される目的地までの案内情報を出力する。
携帯機器20は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの携帯情報端末である。あるいは、携帯機器20は、スマートウォッチなどのウェアラブル端末、又は、視覚障害者用の白杖など、ユーザ2が携帯するものであればいかなるものでもよい。
サーバ装置30は、携帯機器20と無線通信を行う。サーバ装置30は、携帯機器20からの案内リクエストを受信し、受信した案内リクエストの応答として案内情報を携帯機器20に送信する。サーバ装置30は、携帯機器20に案内システム1の実行プログラム(アプリケーション)を提供するなどの、案内システム1の管理装置として機能してもよい。サーバ装置30は、例えば、コンピュータなどである。
以下、案内システム1が備える各構成要素について、詳細に説明する。
[案内表示装置]
まず、案内表示装置10について、図2に加えて図3及び図4を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る案内表示装置10の第1面15a側の外観図である。図4は、本実施の形態に係る案内表示装置10の第2面15b側の外観図である。
図3及び図4に示すように、案内表示装置10は、光源11と、筐体15と、第1案内表示16aと、第2案内表示16bと、第1マーク17aと、第2マーク17bとを備える。また、図2に示すように、案内表示装置10は、さらに、制御部12と、記憶部13とを備える。記憶部13には、可視光ID14が記憶されている。
光源11は、所定の情報を含む可視光通信用の光を発する。本実施の形態では、所定の情報は、案内表示装置10に固有の識別情報である。固有の識別情報は、具体的には、記憶部13に記憶された可視光ID14である。可視光ID14は、案内表示装置10に予め割り当てられたシリアル番号などの識別情報、又は、案内表示装置10が設置された位置を示す位置情報である。可視光通信用の光は、具体的には、可視光ID14が重畳された可視光(照明光)である。
光源11は、例えば、直列に接続された複数のLED(Light Emitting Diode)を備える。光源11が出射する可視光(照明光)は、例えば、白色光であるが、特に限定されない。光源11は、照明光を出射することで、当該照明光に重畳された可視光ID14を繰り返し送信する。
光源11は、例えば、可視光ID14を含むフレームを一定の周期で繰り返し送信する。各フレームは、当該フレームの先頭を示すプリアンブルと、当該フレームのタイプを示すタイプ情報と、任意の情報(ここでは、可視光ID14)を示すペイロードと、当該フレームの誤り検出符号(例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号)とを含む固定長のデータである。
制御部12は、光源11を制御するコントローラである。制御部12は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。制御部12は、例えば、マイコン(マイクロコントローラ)である。
本実施の形態では、制御部12は、照明光に可視光ID14を重畳させる。例えば、制御部12は、光源11が備える複数のLEDのうち少なくとも1つのLEDの点灯及び消灯を制御する。これにより、複数のLEDを流れる電流の量が変化し、照明光の明暗が発生する。制御部12は、記憶部13から読み出した可視光ID14を用いてLEDの点灯及び消灯を制御することにより、可視光ID14が照明光の明暗として送信される。つまり、可視光ID14が照明光に重畳される。
具体的には、制御部12は、光強度変調として、N(2以上の整数)値のパルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)が用いられる。例えば、4PPMでは、一定時間長の1シンボルで2ビットが表現される。可視光通信に用いられる変調方法などは、例えば、電子情報技術産業協会規格(JEITA)のCP−1223「可視光ビーコンシステム」に規定されている。
記憶部13は、可視光ID14を記憶するメモリである。記憶部13は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。
筐体15は、光源11からの光を透過する第1面15aを有し、光源11を覆う。図3及び図4に示すように、筐体15は、さらに、光源11からの光を透過する第2面15bを有する。本実施の形態では、筐体15は、看板状(パネル状)の筐体である。第1面15aと第2面15bとは、互いに背向している。筐体15の内部に光源11、制御部12及び記憶部13が収納されており、光源11からの光は、第1面15aと第2面15bとから外部に出射される。
筐体15は、例えば、アクリル(PMMA)又はポリカーボネート(PC)などの透光性の樹脂材料から形成される。なお、第1面15a及び第2面15b以外の部分(例えば、筐体15の側面)は、透光性を有しなくてもよいので、例えば、アルミニウムなどの遮光性を有する金属材料から形成されてもよい。
第1案内表示16aは、第1面15aに設けられた案内表示である。第2案内表示16bは、第2面15bに設けられた案内表示である。案内表示は、ユーザ2を道案内するために、所定の場所までの方向などを示す標識である。所定の場所は、例えば、駅、公園、建物などのランドマーク、又は、市町村、都道府県などの行政区である。第1案内表示16a及び第2案内表示16bはそれぞれ、第1面15a及び第2面15bに印字されていてもよく、あるいは、ステッカー又はラベルなどの、裏面に粘着性材料が付いたプラスチックフィルム又は紙でもよい。
第1案内表示16aは、ユーザ2が案内表示装置10を第1面15a側から見たときに直感的に分かりやすいように、進行方向に存在するランドマーク(例えば「XXX駅」)の名称を上側に表示している。同様に、第2案内表示16bは、ユーザ2が案内表示装置10を第2面15b側から見たときに直感的に分かりやすいように、進行方向に存在するランドマーク(例えば「WWW公園」)の名称を上側に表示している。第1面15aと第2面15bとが互いに背向しているので、第1案内表示16aと第2案内表示16bとは、上下左右が反転した関係を有する。
第1マーク17aは、第1面15aに設けられたマークである。第1マーク17aは、例えば、第1面15aを介して出射される光が可視光通信用の光であることを示す。第1マーク17aの形状は、案内表示装置10における可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状である。具体的には、図3に示すように、第1マーク17aは、上半分の半円である。本実施の形態では、第1マーク17aは、第1面15aの右斜め上の隅に設けられているが、第1面15a内の場所は特に限定されない。
第2マーク17bは、第2面15bに設けられたマークである。第2マーク17bは、第2面15bを介して出射される光が可視光通信用の光であることを示す。第2マーク17bの形状は、案内表示装置10における可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状である。具体的には、図4に示すように、第2マーク17bは、下半分の半円である。本実施の形態では、第2マーク17bは、第2面15bの右斜め上の隅に設けられているが、第2面15b内の場所は特に限定されない。
本実施の形態では、可視光通信用の光の出射面の数は、2つである。すなわち、第1面15aと第2面15bとが可視光通信用の光を出射する。出射面の数は、案内表示の数(案内表示面の数)と同じである。
本実施の形態では、第1マーク17aと第2マーク17bとは、形状が同じで、その向きが異なっている。つまり、第1マーク17aと第2マーク17bとは、合同な図形であり、その向きが異なっている。つまり、第1マーク17aの形状と第2マーク17bの形状との一方を回転させた場合に、他方に重ね合わせることができる。
また、第1マーク17aと第2マーク17bとを組み合わせることで、円形が形成される。言い換えると、第1マーク17aと第2マーク17bとは、案内表示面の数である2を分割数として円形を分割した2つの分割片の各々である。
第1マーク17a及び第2マーク17bはそれぞれ、第1面15a及び第2面15bに印字されていてもよく、あるいは、ステッカー又はラベルなどの、裏面に粘着性材料が付いたプラスチックフィルム又は紙でもよい。
なお、マークの形状の詳細については、後で説明する。
[携帯機器]
次に、携帯機器20について図2を用いて説明する。
図2に示すように、携帯機器20は、撮影部21と、制御部22と、入力部23と、通信部24と、出力部25と、記憶部28とを備える。
撮影部21は、案内表示装置10の案内表示面を撮影することで、マークを含む画像を取得し、かつ、可視光通信用の光を受光する。例えば、ユーザ2が案内表示装置10の第1面15a側に位置する場合、撮影部21は、第1面15aを撮影することで、第1マーク17aを含む画像を取得する。ユーザ2が案内表示装置10の第2面15b側に位置する場合、撮影部21は、第2面15bを撮影することで、第2マーク17bを含む画像を取得する。
撮影部21は、例えば、レンズ及びイメージセンサなどを備える。撮影部21は、撮影により得られた映像データを制御部22に出力する。映像データには、マークを含む画像及び可視光通信用の光が含まれる。
制御部22は、撮影部21によって受光された光から可視光ID14を抽出し、かつ、画像からマークの形状に基づいた形状情報を生成する第1制御部の一例である。具体的には、制御部22は、撮影部21から出力された映像データに含まれる可視光通信用の光(光信号)を復調することで、可視光ID14を抽出する。
本実施の形態では、制御部22は、画像に画像認識処理を行うことで、マークの形状を判定し、判定結果を形状情報として生成する。画像認識処理は、例えば、エッジ検出、パターンマッチングなどである。例えば、制御部22は、撮影部21から出力された映像データからマークを含む1フレームの画像を抽出し、当該画像にエッジ検出などを行うことで、マークの形状を判定する。制御部22は、マークの形状が同じである場合は、その向きも判定する。
判定結果は、具体的には、マークの形状及び向きを示す情報であり、例えば、上半分の半円又は下半分の半円であることを示す情報である。あるいは、判定結果は、撮影されたマークを示す情報でもよい。また、マークの形状及び向きとマークが設けられた面とは対応付けられているので、判定結果は、マークが設けられた面を示す情報でもよい。
例えば、第1マーク17aを撮影部21が撮影した場合、制御部22は、画像認識処理によりマークが上半分の半円であると判定する。制御部22は、上半分の半円であることを示す情報、撮影されたマークが第1マーク17aであることを示す情報、又は、撮影された画像が第1面15aを含むことを示す情報などを、形状情報として生成する。
制御部22は、抽出した可視光ID14、及び、生成した形状情報を、通信部24を介してサーバ装置30に送信する。また、制御部22は、入力部23から出力される目的地情報を、通信部24を介してサーバ装置30に送信する。
制御部22は、携帯機器20を構成する各構成要素を制御するコントローラである。制御部22は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。
入力部23は、ユーザ2からの操作を受け付けるユーザインタフェースである。入力部23は、ユーザ2から目的地の入力を受け付ける。入力部23は、入力された目的地を示す目的地情報を制御部22に出力する。入力部23は、さらに、撮影部21に対する撮影の指示、及び、案内プログラムの起動の指示などをユーザ2から受け付けてもよい。
入力部23は、例えば、タッチパネルディスプレイである。あるいは、入力部23は、携帯機器20の筐体に設けられた物理的なボタンなどでもよい。また、入力部23は、マイクなどの音声入力手段を備えてもよい。
通信部24は、第1通信部の一例であり、案内リクエストをサーバ装置30に送信する。案内リクエストは、目的地を示す目的地情報、可視光ID14及び形状情報を含んでいる。案内リクエストは、さらに、携帯機器20を識別するための携帯機器20に固有の識別情報を含んでいてもよい。
通信部24は、案内リクエストに対する応答として目的地までの案内情報をサーバ装置30から受信する。案内情報は、具体的には、携帯機器20の現在地から目的地までの経路の少なくとも一部を示す地図である。地図には、道路地図、地形図などだけでなく、フロアマップなども含まれる。あるいは、案内情報は、現在地から目的地までの経路を案内する音声案内でもよい。
通信部24は、例えば、無線用のアンテナなどの通信インタフェースである。通信部24は、サーバ装置30の通信部33との間で無線通信を行う。無線通信は、例えば、Wi−Fi又はLTE(Long Term Evolution)などの無線通信規格に基づいた通信である。
出力部25は、案内情報を出力する。図2に示すように、出力部25は、音声出力部26と、表示部27とを有する。
音声出力部26は、案内情報に含まれる音声案内を出力する。音声出力部26は、例えば、スピーカである。
表示部27は、案内情報に含まれる地図を表示する。表示部27は、例えば、タッチパネルディスプレイである。
記憶部28は、案内システム1の実行プログラムなどを記憶するためのメモリである。例えば、記憶部28は、撮影部21によって撮影された映像データを記憶してもよい。あるいは、記憶部28は、例えば、可視光ID14及び形状情報などを記憶してもよい。また、記憶部28は、サーバ装置30から送信される案内情報を記憶してもよい。
記憶部28は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。
[サーバ装置]
次に、サーバ装置30について図2を用いて説明する。
図2に示すように、サーバ装置30は、記憶部31と、通信部33と、制御部34とを備える。
記憶部31は、対応テーブル32を記憶する。記憶部31は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。
対応テーブル32は、所定の情報と、案内表示装置の位置と、マークの形状と、案内表示面が面する方向とを対応付けたテーブルである。図5は、本実施の形態に係る対応テーブル32の一例を示す図である。
図5に示すように、対応テーブル32では、複数の可視光IDの各々に対して、可視光IDに対応する案内表示装置10が設置された位置と、案内表示装置10に設けられた1以上のマークとを対応付けている。図5に示す例では、第1マーク〜第4マークの4つのマークを対応付けている。第1マーク〜第4マークの各々において、マークの形状及び向きと、マークが設けられた面が面する方向とを対応付けている。
例えば、図5に示す対応テーブル32では、可視光IDとして「VL001」が割り当てられた案内表示装置は、「地下街001」で示される位置に設置されていることを示している。なお、「地下街001」は、例えば、地図上の位置を示す位置情報の一例である。さらに、対応テーブル32では、「VL001」の案内表示装置には、第1マークと第2マークとが付されていることが示されている。第1マークは「上半分の半円」であり、第1マークが設けられている面は北側に面しており、第2マークは「下半分の半円」であり、第2マークが設けられている面は南側に面していることが示されている。
通信部33は、第2通信部の一例であり、案内リクエストを受信する。通信部33は、さらに、案内リクエストに対する応答として案内情報を携帯機器20に送信する。
通信部33は、例えば、無線用のアンテナなどの通信インタフェースである。通信部33は、携帯機器20の通信部24との間で無線通信を行う。無線通信は、例えば、Wi−Fi又はLTEなどの無線通信規格に基づいた通信である。
制御部34は、第2制御部の一例であり、対応テーブル32を参照することで、案内リクエストに含まれる所定の情報及び形状情報から携帯機器20の位置である現在位置を決定する。制御部34は、決定した現在位置から目的地情報が示す目的地までの経路を示す情報を案内情報として生成する。
例えば、制御部34は、可視光IDとして「VL002」を含む案内リクエストを受信した場合、対応テーブル32を参照することで、案内表示装置10の位置が「地下街002」であることが分かる。すなわち、制御部34は、当該案内リクエストを送信した携帯機器20のユーザ2が「地下街002」の近傍に居ること、すなわち、ユーザ2のおよその現在位置が分かる。
また、当該案内リクエストに含まれる形状情報が「下向き三角形」を示している場合、制御部34は、図5に示す対応テーブル32を参照することで、ユーザ2が「南側」から案内表示装置10を撮影したことが分かる。つまり、ユーザ2は、案内表示装置10の「南側」に位置し、案内表示装置10を見ている、すなわち、「北側」を向いていることが分かる。
これにより、制御部34は、ユーザ2の現在位置と向いている方向とを把握することができる。制御部34は、案内リクエストに含まれる目的地情報を用いて、現在位置から目的地までの地図を準備する。なお、地図は、例えば、記憶部31に記憶されている。制御部34は、通信部33を介して、準備した地図を案内情報として携帯機器20に送信する。
なお、制御部34は、地図そのものを送信するのではなく、地図を示すURL(Uniform Resource Locator)などのアドレス情報を案内情報として生成して送信してもよい。
なお、記憶部31には、ユーザ2(携帯機器20)毎の履歴情報を記憶してもよい。履歴情報には、例えば、携帯機器20から案内リクエストが送信された日付及び時刻を示す時刻情報と、案内リクエストに含まれる目的地情報と、案内リクエストに含まれる形状情報に基づいて制御部34が決定した携帯機器20の現在地情報とが含まれる。
これにより、サーバ装置30は、ユーザがいつどこに居て、どこに向かっているのかなどをユーザ毎に把握することができる。これにより、サーバ装置30は、例えば、ある施設(目的地)に対する集客状況などを推定することができる。例えば、スポーツの試合又はコンサートなどが開かれるスタジアムなどへの集客状況を把握することで、スタジアムの警備体制の見直しなどに利用することができる。
[マークの形状]
ここで、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面に設けられるマークの形状について説明する。
本実施の形態に係るマークは、案内表示装置10における可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状を有する。すなわち、マークは、案内表示装置10が有する案内表示面の数に対応した形状を有する。具体的には、マークは、その形状をユーザ2が見た場合に、案内表示装置10の案内表示面の数を類推可能な形状を有する。
以下では、マークの形状の具体例について、図6A〜図6Dを用いて説明する。
図6Aは、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が1つの場合の当該案内表示面に付されるマーク100を示す図である。図6B及び図6Cはそれぞれ、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマーク110及び111並びにマーク120及び121を示す図である。図6Dは、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が4つの場合の当該4つの案内表示面に付されるマーク130〜133を示す図である。
図6Aに示すマーク100は、回転対称な図形の一例であり、具体的には、円形である。マーク100は、円形であるので、ユーザ2にとって1つの完成した形、すなわち、均整のとれた欠けがない形であると感覚的に認識される。
一方で、図6Bに示すマーク110の形状及び向き、並びに、マーク111の形状及び向きは、それぞれ特定形状の図形が分割された複数の分割片に含まれる第1分割片及び第2分割片の各々の形状及び向きである。特定形状の図形は、例えば、回転対称な図形であり、図6Bに示す例では、円形である。すなわち、特定形状の図形は、図6Aに示すように、案内表示面が1つのみの案内表示装置の当該案内表示面に付されるマークの形状を有する。
マーク110(第1分割片)及びマーク111(第2分割片)は、円形の図形が左右に均等に2分割された半円である。具体的には、マーク110は、左半分の半円であり、マーク111は、右半分の半円である。
同様に、図6Cに示すマーク120(第1分割片)及びマーク121(第2分割片)は、円形の図形が上下に均等に2分割された半円である。マーク120は、上半分の半円であり、マーク121は、下半分の半円である。
図6Dに示すマーク130〜133は、円形の図形が重心を中心として均等に4分割された1/4円である。マーク130(第1分割片)は、左斜め上の1/4円であり、マーク131(第2分割片)は、右斜め上の1/4円である。マーク132(第3分割片)は、右斜め下の1/4円であり、マーク133(第4分割片)は、左斜め下の1/4円である。なお、図6Dに示す例では、分割線が上下方向及び左右方向である例について示したが、分割線は斜めでもよい。
また、特定形状の図形、すなわち、案内表示面が1つのみの案内表示装置の当該案内表示面に付されるマークは、円形に限らず、例えば、菱形などでもよい。
図7A〜図7Dは、本実施の形態に係る案内表示装置10の光出射面に付されるマークの別の一例を示す図である。具体的には、図7Aは、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が1つの場合の当該案内表示面に付されるマーク150を示す図である。図7B及び図7Cはそれぞれ、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が2つの場合の当該2つの案内表示面に付されるマーク160及び161並びにマーク170及び171を示す図である。図7Dは、本実施の形態に係る案内表示装置10の案内表示面が4つの場合の当該4つの案内表示面に付されるマーク180〜183を示す図である。
図7Aに示すマーク150は、回転対称な図形の一例であり、具体的には、菱形又は正方形である。マーク150は、菱形又は正方形であるので、ユーザ2にとって1つの完成した形、すなわち、均整のとれた欠けがない形であると感覚的に認識される。
一方で、図7Bに示すマーク160の形状及び向き、並びに、マーク161の形状及び向きは、それぞれ特定形状の図形が分割された複数の分割片に含まれる第1分割片及び第2分割片の各々の形状及び向きである。特定形状の図形は、例えば、回転対称な図形であり、図7Bに示す例では、菱形である。
マーク160(第1分割片)及びマーク161(第2分割片)は、菱形の図形が左右に均等に2分割された三角形である。具体的には、マーク160は、左半分の三角形(具体的には二等辺三角形)であり、マーク161は、右半分の三角形(具体的には二等辺三角形)である。
同様に、図7Cに示すマーク170(第1分割片)及びマーク171(第2分割片)は、菱形の図形が上下に均等に2分割された半円である。マーク170は、上半分の三角形(具体的には二等辺三角形)であり、マーク171は、下半分の三角形(具体的には二等辺三角形)である。
図7Dに示すマーク180〜183は、菱形の図形が重心を中心として均等に4分割された三角形である。マーク180(第1分割片)は、左斜め上の直角三角形であり、マーク181(第2分割片)は、右斜め上の直角三角形である。マーク182(第3分割片)は、右斜め下の直角三角形であり、マーク183(第4分割片)は、左斜め下の直角三角形である。なお、図7Dに示す例では、分割線が上下方向及び左右方向である例について示したが、分割線は斜めでもよい。
このように、本実施の形態では、特定形状の図形の分割数によって、案内表示装置10に設けられた案内表示面(すなわち、光出射面)の数を示している。したがって、ユーザ2は、案内表示面に付されたマークを目視によって確認することで、案内表示装置10に他に案内表示が設けられているかどうかを類推することができる。
例えば、図6Aに示すマーク100をユーザ2が確認した場合には、円形という均整の取れた欠けのない図形であると認識されることが期待できる。したがって、他の案内表示面が設けられていないことを、ユーザ2に類推させることができ、本実施の形態に係る案内システム1の実行プログラムの起動を促すことができる。
図8は、本実施の形態に係る案内表示装置の別の例を示す外観図である。
図8に示す案内表示装置210は、筐体215と、案内表示216と、マーク217とを備える。案内表示216は、筐体215の面215aに設けられている。なお、図示しないが、案内表示装置210は、光源11、制御部12及び記憶部13などを備える。
案内表示装置210は、筐体215の1つの面のみに案内表示216を備える。すなわち、案内表示装置210の面215aの反対側の面を含む他のいずれの面にも案内表示が設けられていない。
この場合、マーク217としては、例えば図6Aに示すマーク100が用いられる。あるいは、マーク217としては、図7Aに示すマーク150が用いられてもよい。これにより、ユーザ2は、マーク217を見ることで、他に案内表示面がないことを類推することができる。
また、例えば、図6Bに示すマーク110をユーザ2が確認した場合には、半円という特定図形の一部であるという印象をユーザ2に与えることができる。したがって、ユーザ2が見ている案内表示面(例えば、第1面15a)だけでなく、他の案内表示面(例えば、第2面15b)があることをユーザ2に類推させることができる。これは、図6C及び図6D、並びに、図7B〜図7Dに示すマーク120などについても同様である。
なお、図形の分割方向と、案内表示面が面する方向とを対応付けてもよい。例えば、上下左右を東西南北に対応付けることができる。具体的には、第1面15aと第2面15bとが南北に並んでいる場合、図形を上下に分割してもよい。
例えば、第1面15aが北側に面している場合、第1マーク17aとして上半分のマーク120又はマーク170を用い、第2面15bが南側に面している場合、第2マーク17bとして下半分のマーク121又はマーク171を用いてもよい。同様に、第1面15aと第2面15bとが東西に並んでいる場合、図形を左右に分割する。例えば、第1面15aが東側に面している場合、第1マーク17aとして右半分のマーク111又はマーク161を用い、第2面15bが西側に面している場合、第2マーク17bとして左半分のマーク110又はマーク160を用いてもよい。
案内表示面が東西南北に対応して4つ設けられている場合も、「東」「西」「南」「北」をそれぞれ「右」「左」「下」「上」に対応付けることができる。
なお、特定形状の図形は、円形又は菱形に限らず、正多角形でもよい。例えば、光出射面の数がN(Nは3以上の自然数)である場合に、正N角形を、重心を中心として均等に分割することで、N個の三角形の分割片を形成することができる。つまり、特定の図形が回転対称の図形である場合、回転対称数であるN個に分割することで、N個の合同な分割片を形成することができる。
また、例えば、特定形状の図形が円形である場合、複数の分割片は、図形が重心を中心として出射面の数で等角度で分割された扇形でもよい。これにより、例えば、扇形の中心角が小さい程、多くの案内表示面が案内表示装置に設けられていることをユーザに類推させることができる。
[動作(案内方法)]
続いて、本実施の形態に係る案内システム1の動作、すなわち、案内方法について説明する。本実施の形態に係る案内方法は、可視光通信を利用してユーザ2を目的地まで案内する。
案内方法は、主に携帯機器20とサーバ装置30とによって行われる。なお、案内表示装置10は、可視光ID14を含む所定の情報を繰り返し送信している。
以下では、まず、携帯機器20の動作について図9を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る携帯機器20の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部22は、案内プログラムを起動する(S10)。例えば、入力部23がユーザ2から案内プログラムの起動の指示を受け付けた場合に、制御部22は、記憶部28から案内プログラムを読み出して実行する。
次に、制御部22は、マークの撮影指示を表示部27に表示させる(S12)。図10は、本実施の形態に係る携帯機器20の表示部27に表示されるカメラ起動確認画面300を示す図である。表示部27がカメラ起動確認画面300を表示することで、ユーザ2にマークの撮影を促すことができる。
例えば、カメラ起動確認画面300には、起動ボタン301が含まれている。ユーザ2が起動ボタン301を押下したことを入力部23が検出した場合に、制御部22は、撮影部21を起動させる。なお、カメラ起動確認画面300には、終了ボタン302が含まれている。ユーザ2が終了ボタン302を押下したことを入力部23が検出した場合、制御部22は、当該案内プログラムを終了する。
図11は、本実施の形態に係る携帯機器20の表示部27に表示される、撮影部21によって撮影された映像を示す図である。ユーザ2が案内表示装置10の第1案内表示16aを撮影することで、制御部22は、図11に示すように、第1マーク17aを含む画像と、第1面15aから出射される光とを取得する。なお、ユーザ2がマークを撮影しない場合(S14でNo)、ステップS12に戻り、制御部22は、カメラ起動確認画面300の表示を継続する。
ユーザ2がマークを撮影した場合(S14でYes)、制御部22は、目的地の入力指示を表示部27に表示させる(S16)。図12は、本実施の形態に係る携帯機器20の表示部27に表示される目的地入力画面310を示す図である。
目的地入力画面310には、テキストボックス311が設けられている。ユーザ2は、ソフトウェアキーボード又は音声入力手段などによって目的地をテキストボックス311に入力する。ユーザ2が目的地を入力しない場合(S18でNo)、ステップS16に戻り、制御部22は、目的地入力画面310の表示を継続する。
ユーザ2が目的地を入力した場合(S18でYes)、制御部22は、撮影部21によって撮影された映像データ(光信号)から可視光IDを抽出する(S20)。次に、制御部22は、映像からマークの形状を判定する(S22)。例えば、制御部22は、映像から1フレームの画像を抽出し、当該画像にエッジ検出などの画像認識処理を行うことで、マークの形状及び向きを判定する。判定結果を示す形状情報、及び、可視光IDは、例えば、記憶部28に一時的に記憶される。
次に、制御部22は、通信部24を介して、案内リクエストをサーバ装置30に送信する(S24)。案内リクエストには、可視光IDと、判定結果である形状情報とが含まれる。
次に、制御部22は、通信部24を介して、サーバ装置30から案内情報を受信する(S26)。案内情報には、現在位置から目的地までの経路の少なくとも一部を含む地図が含まれる。
次に、制御部22は、表示部27に案内図(案内用の地図)を表示させる(S28)。図13は、本実施の形態に係る携帯機器20の表示部27に表示される地図(案内情報)を示す図である。
表示部27に表示される地図は、例えば、現在地を略中心として、ユーザ2が向いている方向が上側になる地図である。地図には、目的地(図13に示す例では「駅」)への方向が白抜きの矢印で示されている。
なお、案内情報には、地図の代わりに、又は、地図に加えて、音声データが含まれてもよい。この場合、制御部22は、音声出力部26に案内情報に含まれる音声データを出力させてもよい。
次に、本実施の形態に係るサーバ装置30の動作について図14を用いて説明する。
図14は、本実施の形態に係るサーバ装置30の動作を示すフローチャートである。図14に示すサーバ装置30の動作は、例えば、図9に示すステップS24とステップS26との間に実行される。
まず、制御部34は、通信部33を介して案内リクエストを受信するまで待機する(S40でNo)。通信部33が案内リクエストを受信した場合(S40でYes)、制御部34は、案内リクエストに含まれる可視光ID、形状情報及び目的地情報に基づいて、案内情報を決定する(S42)。
具体的には、制御部34は、可視光IDと形状情報とに基づいてユーザ2(携帯機器20)の現在位置を決定する。本実施の形態では、制御部34は、記憶部31に記憶されている対応テーブル32を参照することで、案内リクエストに含まれる可視光IDと形状情報とに対応する位置と方向とを選択する。例えば、図11に示す例では、第1マーク17aが上半分の半円であるから、可視光IDが「VL001」とすると、図8に示す対応テーブル32を参照することで、ユーザ2の現在位置は「地下街001」であり、「北側」に居ることが分かる。したがって、制御部34は、「地下街001」を中心として、北を上側に表示するような地図を生成する。
また、制御部34は、案内リクエストに含まれる目的地情報が示す目的地を、当該地図に表示する。なお、地図の表示範囲内に目的地が含まれない場合は、例えば、図13に示すように、目的地の方向を矢印で示せばよい。
次に、制御部34は、通信部33を介して、案内リクエストを送信した携帯機器20に、案内情報を送信する(S44)。これにより、携帯機器20の表示部27には、図13に示すような地図が表示される。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る案内表示装置10は、可視光通信により所定の情報を送信する案内表示装置であって、所定の情報を含む可視光通信用の光を発する光源11と、光源11からの光を透過する第1面15aを有し、光源11を覆う筐体15と、第1面15aに設けられた第1案内表示16aと、第1面15aに設けられた第1マーク17aとを備え、第1マーク17aの形状は、案内表示装置10における可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状である。
これにより、第1案内表示16aが設けられた第1面15aに第1マーク17aが設けられているので、ユーザ2は、第1マーク17aを目視により確認することで、案内表示装置10が可視光通信用の光の発信源であることを知ることができる。すなわち、ユーザ2は、例えば携帯機器20を利用して案内表示装置10からの光を受光することにより、可視光通信による現在位置の取得などを行うことができる。
また、例えば、第1マーク17aは、ユーザ2が向いている方向を判定するのに利用することができる。例えば、ユーザ2に第1マーク17aを撮影させることで、少なくとも第1マーク17aを撮影できる方向にユーザ2が存在することが分かる。したがって、案内表示装置10は、可視光通信によって現在位置をユーザ2に知らせるだけでなく、マークの判定によりユーザ2が向いているおよその方向をユーザ2に知らせることができる。
このように、案内表示装置10は、ユーザ2に現在位置とおよその方向とを把握させることができるので、ユーザ2を適切に案内することができる。
また、第1マーク17aの形状が出射面の数に対応しているので、ユーザ2は、マークの形状から出射面(案内表示面)の数を類推することができる。これにより、例えば、複数の案内表示の存在をユーザ2に暗に知らせることができるので、ユーザ2に、複数の案内表示を見るように促すことができる。
なお、ユーザ2に現在位置を知らせるシステムとしては、GPS(Global Positioning System)が知られている。しかしながら、地下街などの屋内、又は、屋外であっても高層ビルに囲まれた場所などでは、GPS衛星からの電波を受けることができない場合がある。このような場合に、本実施の形態に係る案内表示装置10のように可視光通信を利用することで、ユーザ2に現在位置を知らせることができる。また、可視光通信の通信範囲は、可視光を受光可能な範囲に限定されるので、GPSよりも精度良く現在位置を測定することができる。
また、例えば、筐体15は、さらに、光源11からの光を透過する第2面15bを有し、案内表示装置10は、さらに、第2面15bに設けられた第2案内表示16bと、第2面15bに設けられた第2マーク17bとを備え、第2マーク17bの形状は、案内表示装置10における可視光通信用の光の出射面の数に対応した形状である。
これにより、第1マーク17aだけでなく、第2マーク17bも、ユーザ2が向いている方向を判定するのに利用することができる。つまり、例えば、ユーザ2に第1マーク17a又は第2マーク17bを撮影させることで、少なくとも第1マーク17a及び第2マーク17bのいずれかが撮影できる方向にユーザ2が存在することが分かる。したがって、ユーザ2の現在位置とそのおよその方向とが把握できるので、ユーザ2を適切に案内することができる。
また、例えば、第1マーク17aと第2マーク17bとは、形状が同じで、向きが異なる。
これにより、第1マーク17aと第2マーク17bとの向きが異なっているので、マークの向きに基づいて、第1面15a及び第2面15bのいずれ側をユーザ2が見ているのかを把握することができる。つまり、マークの形状及び向きからユーザ2が存在する方向をより精度良く把握することができる。したがって、ユーザ2の現在位置とその方向とが精度良く把握できるので、ユーザ2を適切に案内することができる。
また、例えば、第1マーク17aの形状及び向きは、特定形状の図形が分割された複数の分割片に含まれる第1分割片の形状及び向きであり、第2マーク17bの形状及び向きは、複数の分割片に含まれる第2分割片の形状及び向きである。
これにより、特定形状の図形が分割された分割片の形状をマークの形状に利用するので、ユーザ2は、マークの形状を目視することで、他の案内表示の有無及びその数などを類推することができる。よって、ユーザ2に多くの案内表示を確認するように促すことができるので、ユーザ2自身による現在位置及びその方向の理解を高めることができる。
また、例えば、図形は、円形又は菱形であり、複数の分割片は、図形が上下又は左右に均等に2分割された半円又は三角形である。
また、例えば、図形は、円形又は菱形であり、複数の分割片は、図形が重心を中心として均等に4分割された1/4円又は三角形であってもよい。
また、例えば、図形は、円形であり、複数の分割片は、図形が重心を中心として出射面の数で等角度で分割された扇形である。
これにより、マークの形状から分割数、すなわち、案内表示面の数を類推することができるので、よって、ユーザ2に多くの案内表示を確認するように促すことができるので、ユーザ2自身による現在位置及びその方向の理解を高めることができる。
また、例えば、本実施の形態に係る案内システム1は、案内表示装置10と、携帯機器20とを備える案内システムであって、携帯機器20は、第1面15aを撮影することで、第1マーク17aを含む画像を取得し、かつ、可視光通信用の光を受光する撮影部21と、撮影部21によって受光された光から所定の情報を抽出し、かつ、画像から第1マーク17aの形状に基づいた形状情報を生成する制御部22と、ユーザ2から目的地の入力を受け付ける入力部23と、目的地を示す目的地情報、所定の情報及び形状情報を含む案内リクエストをサーバ装置30に送信し、案内リクエストに対する応答として目的地までの案内情報をサーバ装置30から受信する通信部24と、案内情報を出力する出力部25とを備える。
これにより、可視光通信用の光から抽出した情報に基づいてユーザ2(携帯機器20)の現在位置を取得し、かつ、第1マーク17aの形状に基づいてユーザ2が向いている方向を取得することができる。したがって、ユーザ2の現在位置だけでなく、方向も考慮に入れた正確な案内情報をユーザ2に提示することができるので、ユーザ2を適切に案内することができる。
また、例えば、制御部22は、画像に画像認識処理を行うことで、第1マーク17aの形状を判定し、判定結果を形状情報として生成する。
これにより、画像認識処理によって第1マーク17aの形状を容易に判別することができるので、ユーザ2が向いている方向を容易に取得することができる。
また、例えば、案内システム1は、さらに、サーバ装置30を備え、サーバ装置30は、所定の情報と、案内表示装置10の位置と、第1マーク17aの形状と、第1面15aが面する方向とを対応付けた対応テーブル32を記憶する記憶部31と、案内リクエストを受信する通信部33と、対応テーブル32を参照することで、案内リクエストに含まれる所定の情報及び形状情報から携帯機器20の位置である現在位置を決定し、決定した現在位置から目的地情報が示す目的地までの経路を示す情報を案内情報として生成する制御部34とを備え、通信部33は、さらに、案内情報を携帯機器20に送信する。
これにより、サーバ装置30が案内情報の生成を行うので、携帯機器20の処理負荷を低減することができる。具体的には、携帯機器20はサーバ装置30と通信を行うだけでよい。また、通常、サーバ装置30は携帯機器20に比べて処理能力が高いので、対応テーブル32の参照、及び、案内情報の生成などの負荷の高い処理をサーバ装置30に行わせることで、案内情報をユーザ2に速やかに提供することができる。
また、例えば、案内情報は、携帯機器20の現在地から目的地までの経路の少なくとも一部を示す地図であり、出力部25は、地図を表示する表示部27を有する。
これにより、携帯機器20の表示部27に地図を表示させることで、目的地までの経路を視覚的に分かりやすくユーザ2に提供することができる。
また、例えば、本実施の形態に係る案内方法は、案内表示装置10を用いた案内方法であって、第1面15aを撮影することで、第1マーク17aを含む画像を取得し、かつ、可視光通信用の光を受光するステップと、受光された光から所定の情報を抽出するステップと、画像から第1マーク17aの形状に基づいた形状情報を生成するステップと、ユーザ2から目的地の入力を受け付けるステップと、所定の情報と形状情報とに基づいてユーザ2の現在位置を決定するステップと、現在位置から目的地までの経路を示す案内情報を生成するステップと、案内情報を出力するステップとを含む。
これにより、可視光通信用の光から抽出した情報に基づいてユーザ2(携帯機器20)の現在位置を取得し、かつ、第1マーク17aの形状に基づいてユーザ2が向いている方向を取得することができる。したがって、ユーザ2の現在位置だけでなく、方向も考慮に入れた正確な案内情報をユーザ2に提示することができるので、ユーザ2を適切に案内することができる。
なお、所定の情報は、サーバ装置30によって予め決定されて案内表示装置10に供給された情報であってもよい。すなわち、サーバ装置30が、複数の案内表示装置10の識別情報を管理してもよい。
これにより、例えば、サーバ装置30が識別情報を一括管理することで、新たな案内表示装置10を案内システム1に容易に組み入れることができる。
(その他)
以上、本発明に係る案内表示装置、案内システム及び案内方法について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、2以上の案内表示面に付すマークは、互いに合同であり、組み合わせることで、円形又は菱形などの回転対称な図形になる例を示したが、これに限らない。複数のマークの形状は、互いに異なっていてもよい。例えば、第1マーク17aの形状と第2マーク17bの形状とは、互いに異なっていてもよい。例えば、第1マーク17a及び第2マーク17bは、特定形状の図形が不均等に分割された分割片でもよい。例えば、第1マーク17aの形状が1/4円で、第2マーク17bの形状が3/4円でもよい。
あるいは、マークは、特定形状の図形の分割片に限らない。複数のマークは、互いに異なっており、一連の組み合わせを想起させることができる形状でもよい。例えば、4つの案内表示面に付すマークとして、「スペード」「ダイヤ」「クラブ」「ハート」といったトランプのマークを利用することもできる。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1面15aの全体から可視光通信用の光が出射する例について示したが、これに限らない。例えば、第1マーク17aのみ、又は、第1案内表示16aのみから可視光通信用の光が出射してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1面15aと第2面15bとが背向している例について示したが、これに限らない。例えば、案内表示装置10が直角のコーナ部分に設けられており、第1面15aと第2面15bとが互いに直交する面であってもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、撮影部21がイメージセンサを備え、マークの撮影と、可視光通信用の光の受光とを同時に行ったが、これに限らない。例えば、携帯機器20は、イメージセンサの他にフォトダイオードを備え、フォトダイオードが、可視光通信用の光を受光してもよい。
例えば、上記の実施の形態では、携帯機器20がサーバ装置30と通信することで、案内情報を取得する例について示したが、これに限定されない。例えば、携帯機器20は、予め対応テーブル32を記憶部28に記憶していてもよい。これにより、携帯機器20は、サーバ装置30と通信することなく、対応テーブル32を記憶部28から読み出して参照することで、現在位置を取得することができる。つまり、案内システム1は、サーバ装置30を備えていなくてもよい。
また、上記の各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
なお、本発明は、案内表示装置又は案内システムなどとして実現できるだけでなく、案内表示装置又は案内システムなどの各構成要素が行う処理をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体として実現することもできる。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 案内システム
2 ユーザ
10、210 案内表示装置
11 光源
14 可視光ID(所定の情報)
15、215 筐体
15a 第1面
15b 第2面
16a 第1案内表示
16b 第2案内表示
17a 第1マーク
17b 第2マーク
20 携帯機器
21 撮影部
22 制御部(第1制御部)
23 入力部
24 通信部(第1通信部)
25 出力部
27 表示部
30 サーバ装置
31 記憶部
32 対応テーブル
33 通信部(第2通信部)
34 制御部(第2制御部)
100、150 マーク(図形)
110、120、130、160、170、180 マーク(第1分割片)
111、121、131、161、171、181 マーク(第2分割片)
132、182 マーク(第3分割片)
133、183 マーク(第4分割片)

Claims (13)

  1. 可視光通信により所定の情報を送信する案内表示装置であって、
    前記所定の情報を含む可視光通信用の光を発する光源と、
    前記光源からの光を透過する第1面を有し、前記光源を覆う筐体と、
    前記第1面に設けられた第1案内表示と、
    前記第1面に設けられた第1マークとを備え、
    前記第1マークの形状及び向きは、特定形状の図形が分割された複数の分割片に含まれる第1分割片の形状及び向きであり、
    前記複数の分割片の数は、当該案内表示装置における前記可視光通信用の光の出射面の数に等しい
    案内表示装置。
  2. 前記筐体は、さらに、前記光源からの光を透過する第2面を有し、
    前記案内表示装置は、さらに、
    前記第2面に設けられた第2案内表示と、
    前記第2面に設けられた第2マークとを備え、
    前記第2マークの形状及び向きは、前記複数の分割片に含まれる第2分割片の形状及び向きである
    請求項1に記載の案内表示装置。
  3. 前記第1マークの形状と前記第2マークの形状とは、互いに異なる
    請求項2に記載の案内表示装置。
  4. 前記第1マークと前記第2マークとは、形状が同じで、向きが異なる
    請求項2に記載の案内表示装置。
  5. 前記出射面の数は、2であり、
    前記図形は、円形又は菱形であり、
    前記複数の分割片は、前記図形が上下又は左右に均等に2分割された半円又は三角形である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内表示装置。
  6. 前記出射面の数は、4であり、
    前記図形は、円形又は菱形であり、
    前記複数の分割片は、前記図形が重心を中心として均等に4分割された1/4円又は三角形である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内表示装置。
  7. 前記図形は、円形であり、
    前記複数の分割片は、前記図形が重心を中心として前記出射面の数で等角度で分割された扇形である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内表示装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の案内表示装置と、携帯機器とを備える案内システムであって、
    前記携帯機器は、
    前記第1面を撮影することで、前記第1マークを含む画像を取得し、かつ、前記可視光
    通信用の光を受光する撮影部と、
    前記撮影部によって受光された光から前記所定の情報を抽出し、かつ、前記画像から前記第1マークの形状に基づいた形状情報を生成する第1制御部と、
    ユーザから目的地の入力を受け付ける入力部と、
    前記目的地を示す目的地情報、前記所定の情報及び前記形状情報を含む案内リクエストをサーバ装置に送信し、前記案内リクエストに対する応答として前記目的地までの案内情報を前記サーバ装置から受信する第1通信部と、
    前記案内情報を出力する出力部とを備える
    案内システム。
  9. 前記第1制御部は、前記画像に画像認識処理を行うことで、前記第1マークの形状を判定し、判定結果を前記形状情報として生成する
    請求項に記載の案内システム。
  10. 前記案内システムは、さらに、前記サーバ装置を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記所定の情報と、前記案内表示装置の位置と、前記第1マークの形状と、前記第1面が面する方向とを対応付けた対応テーブルを記憶する記憶部と、
    前記案内リクエストを受信する第2通信部と、
    前記対応テーブルを参照することで、前記案内リクエストに含まれる前記所定の情報及び前記形状情報から前記携帯機器の位置である現在位置を決定し、決定した現在位置から前記目的地情報が示す目的地までの経路を示す情報を前記案内情報として生成する第2制御部とを備え、
    前記第2通信部は、さらに、前記案内情報を前記携帯機器に送信する
    請求項又はに記載の案内システム。
  11. 前記所定の情報は、前記サーバ装置によって予め決定されて前記案内表示装置に供給された情報である
    請求項10のいずれか1項に記載の案内システム。
  12. 前記案内情報は、前記携帯機器の現在地から前記目的地までの経路の少なくとも一部を示す地図であり、
    前記出力部は、前記地図を表示する表示部を有する
    請求項11のいずれか1項に記載の案内システム。
  13. 請求項1〜のいずれか1項に記載の案内表示装置を用いた案内方法であって、
    前記第1面を撮影することで、前記第1マークを含む画像を取得し、かつ、前記可視光通信用の光を受光するステップと、
    受光された光から前記所定の情報を抽出するステップと、
    前記画像から前記第1マークの形状に基づいた形状情報を生成するステップと、
    ユーザから目的地の入力を受け付けるステップと、
    前記所定の情報と前記形状情報とに基づいて前記ユーザの現在位置を決定するステップと、
    前記現在位置から前記目的地までの経路を示す案内情報を生成するステップと、
    前記案内情報を出力するステップとを含む
    案内方法。
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