JP6536644B2 - 振動アクチュエータ及び光学機器 - Google Patents

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本発明は、振動アクチュエータ及び光学機器に関するものである。
従来技術として、例えば、電気機械変換素子を用いて、移動子を駆動する振動アクチュエータが知られているが(特許文献1)、ベアリングが外周部に配置されており、そのベアリングの摺動音が大きいという問題があった。
一方、このような振動アクチュエータは、静音化を図るために、プラスチックのベアリングを用いることが提案されていた(特許文献2)。
特開昭63−103675号公報 特開2011−10539号公報
上述した従来の振動アクチュエータは、デジタル一眼レフカメラのレンズ鏡筒に用いられているが、レンズ鏡筒の小型化が要請されており、振動アクチュエータの全長を短縮することが望まれていた。
本発明の課題は、レンズ鏡筒の全長の短縮化を図ることを可能にする振動アクチュエータ、光学機器を提供することである。
本発明は、以下のような手段により課題を解決する。
第1の発明は、電気機械変換素子により駆動される振動子と、前記振動子により回転されるロータと、前記ロータの位置を規制するロータホルダと、前記ロータが回転すると回転する、複数のベアリングを備える支持部材と、を備え、前記ロータホルダは、前記ロータ側からの加圧力を受ける第1面と、前記第1面と前記振動子の間で前記ベアリングと接する、前記支持部材の回転軸に交差する第2面とを有する振動アクチュエータである。
第2の発明は、上記振動アクチュエータの中空部に光路が配置される光学機器である。
本発明によれば、振動アクチュエータの全長の短縮化ができるという効果がある。
本発明による振動アクチュエータの実施形態を示す詳細断面図である。 本発明による振動アクチュエータの実施形態を示す断面図である。 本発明による振動アクチュエータの実施形態を示す斜視図である。 本発明による振動アクチュエータの実施形態を示す部分分解図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
まず、本実施形態の振動アクチュエータの基本構造について説明する。
本実施形態の振動アクチュエータは、ステータ11、圧電体12、ロータ13、中筒14、緩衝部材15、吸振材16等を備えている。
ステータ11は、ステンレス材料やインバー材料等の鉄合金や真鍮等の弾性変形が可能な金属材料を用いて形成された略円環形状の部材であり、一方の端面には、圧電体12が設けられ、他方の面には、複数の溝を切って形成された櫛歯部11aが形成されている。この櫛歯部11aの先端面は、圧電体12の励振により、進行波が発生し、ロータ13を駆動する駆動面となる。
圧電体12は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機能を有し、本実施形態では、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を用いて形成され、導電性の接着剤等を用いて、ステータ11に接合されている。圧電体12上には、不図示のフレキシブルプリント基板と電気的に接続された電極が形成されており、このフレキシブルプリント基板から供給される駆動信号によって、圧電体12が励振される。
ロータ13は、略円環形状の部材であり、後述するウェーブワッシャ4の加圧力によってステータ11の駆動面に加圧接触され、ステータ11の進行波によって摩擦駆動される。
中筒14は、本実施形態の振動アクチュエータをレンズ鏡筒に固定する部材である。
緩衝部材15は、ゴム等を用いて形成された略円環形状の部材である。この緩衝部材15は、ステータ11の振動を中筒14側へ伝えないようにする部材であり、ステータ11と中筒14との間に設けられている。
吸振材16は、不織布やフェルト等を用いて形成された略円環形状の部材である。この吸振材16は、ロータ13の振動をウェーブワッシャ4側へ伝えないようにする部材であり、ロータ13と後述するロータホルダ2の外周側フランジ部2aとの間に設けられている。
次に、本実施形態による振動アクチュエータをさらに詳しく説明する。
この振動アクチュエータは、ステータ11とロータ13を圧接させることにより、ステータ11のロータ側面で発生する進行波を、ロータ13に回転力として変換して伝えている。振動アクチュエータは、この圧接力を適切に受けないと出力が落ちてしまい、性能が劣り、かつ、耐久性も劣ってしまう。
そのため、振動アクチュエータは、ベアリングが必要となる。中空状の振動アクチュエータの場合には、ベアリングとしては、大型のスラストベアリングを用いる場合と、3個のミニチュアベアリングを用いる場合の2通りの方法がある。ミニュチュアベアリングの場合には、全長を短縮するのには不向きである。そこで、本実施形態では、振動アクチュエータの回転軸と、スラストベアリングの回転軸が一致するタイプの大型のスラストベアリングを採用し、静音化と全長短縮化を図るようにしたものである。
本実施形態の振動アクチュエータは、前述した基本構造に加え、スラストベアリングリテーナユニット(以下、リテーナユニットという)1と、ロータホルダ2と、軌道体3と、ウェーブワッシャ4と、バヨネット5等とを備えている。
図1、図4に示すように、リテーナユニット1は、ステータ11の回転軸と回転軸が同軸に設けられ、ロータホルダ2の円筒部2cの内周側に配置されている。このリテーナユニット1は、ドーナツ板状のリテーナ1aに複数のベアリング鋼球1bが回転可能に保持されている。
ロータホルダ2は、ロータ13のスラスト方向及びラジアル方向の位置を規制する中空状の部材であり、外周側フランジ部2aと内周側フランジ部2bとが、円筒部2cの両側に形成されている。内周側フランジ部2bは、円筒部2c側(内側)の面が軌道面2dとなっている。また、外周側フランジ部2aは、ロータ13の加圧力を受ける部分であり、外部に出力を取り出す出力取り出し部2eが設けられている。
軌道体3は、ドーナツ板状の部材であり、リテーナユニット1側が軌道面3a,ウェーブワッシャ4側が当たり面3bになっている。軌道面3a及び当たり面3bは、ロータホルダ2の円筒部2cの内側に配置されている。
ウェーブワッシャ4は、ロータ13とステータ11とをスラスト方向に圧接させる加圧部材である。
バヨネット5は、ドーナツ板状の部材であり、内周側に3個の爪部5aが形成されており、中筒14の内周面に形成された溝14a(図4参照)に係合することにより、上記各部材を中筒14に固定することができる。
本実施形態による振動アクチュエータは、上記のように構成されているので、以下のような効果がある。
(1)振動アクチュエータは、以下の3つが音の発生源になっている。
(a)ステータ11とロータ13の摺動面
(b)ベアリングの軌道面2d,3a
(c)ウェーブワッシャ4の当たり面3b
本実施形態は、ベアリング1の2つの軌道面2d,3aが共にロータホルダ2の内周側に配置される。また、軌道体3のウェーブワッシャ4の当たり面3bがロータホルダ2の内周側に配置される。
(b)と(c)の片面(当たり面3b)側まで、ロータホルダ2でカバーされることにより、外部への音の伝達がさえぎられ、静音化が図られた。
(2)軌道体3の材質をプラスチック(可塑性材料)とすることによって、ベアリングから発生する音(b)とウェーブワッシャ4の当たり面3bから発生する音(c)を低減することができる。
また、リテーナ1aの材質をプラスチックとすることによって、ベアリング1から発生する音(b)を低減することができる。
プラスチックとして、好適な例は、POM(ポリアセタール)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等の熱硬化性樹脂である。
(3)ベアリングの軌道面2d,3aから発生する音(b)に関して、スラストベアリングのベアリング鋼球1bの数を変化させて評価したところ、ステータ11の進行波の波数の整数倍では音が大きくなった。そのため、本実地形態では、スラストベアリングのベアリング鋼球1bの数をステータ11に発生する進行波の波数の整数倍でないようにすることにより、静音化が図られた。
(4)ロータホルダ2のロータスラスト受けの外周側フランジ部2aよりも、ロータホルダ2のベアリングの軌道面2dを、ステータ11側に配置したことにより、振動アクチュエータの全長を短縮できた(例えば、従来25〜30mmであったものが、15mmに短縮できた)。
(5)中筒14が中空状であり、内部に光路を通すことができるので、光学機器に用いる振動アクチュエータの全長を短縮化すると共に、静音化に最適である。
以上説明したように、実施の形態によれば、振動アクチュエータのさらなる静音化と全長の短縮化ができると共に、光学機器の動画撮影を好適に行うことができる、という効果がある。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)ロータホルダ2は、内周側フランジ部2bの円筒部2c側(内側)の面が軌道面2dとなっている。このため、軌道面2dにプラスチックの薄板を貼ったり、プラスチック層を形成することにより、さらなる静音化が図れる。
(2)本実施形態では、デジタル一眼レフカメラについて説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタルコンパクトカメラ、ビデオカメラ等にも適用可能である。
1:スラストベアリングリテーナユニット、1a:リテーナ、1b:ベアリング鋼球
2:ロータホルダ、2a,2b:フランジ部、2c:円筒部、2d:軌道面、2e:出力取り出し部、3:軌道体、3a:軌道面、3b:当たり面、4:ウェーブワッシャ、5:バヨネット、11:ステータ、12:圧電体、13:ロータ、14:中筒、15:緩衝部材、16:吸振材

Claims (9)

  1. 電気機械変換素子により駆動される振動子と、
    前記振動子により回転されるロータと、
    前記ロータの位置を規制するロータホルダと、
    前記ロータが回転すると回転する、複数のベアリングを備える支持部材と、
    を備え、
    前記ロータホルダは、
    前記ロータ側からの加圧力を受ける第1面と、前記第1面と前記振動子の間で前記ベアリングと接する、前記支持部材の回転軸に交差する第2面とを有する振動アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記ロータを前記振動子側へ加圧する加圧部材を備え、
    前記ベアリングと前記加圧部材は、前記第1面と第2面との間で接する振動アクチュエータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記ロータホルダは環状であり、前記第1面は、前記第2面よりも外周側で前記ロータの加圧力を受ける振動アクチュエータ。
  4. 請求項2に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記ロータホルダは環状であり、前記第2面及び前記加圧部材は、前記第1面よりも内周側で前記支持部材と接する振動アクチュエータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記第1面は、スラスト方向の加圧力を受ける振動アクチュエータ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記ロータホルダは、前記第2面よりも外周側に設けられた外周側フランジ部と、前記第1面よりも内周側に設けられた内周側フランジ部と、前記外周側フランジ部と前記内周側フランジ部との間の環状の筒部と、を有し、
    前記支持部材は、前記ロータホルダの前記筒部の内周側に配置されている振動アクチュエータ。
  7. 請求項6に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記第2面よりも前記振動子から離れた、前記支持部材が接触する第3面が、前記ロータホルダの前記筒部の内周側に配置されている振動アクチュエータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
    前記支持部材は、スラストベアリングである振動アクチュエータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの中空部に光路が配置される光学機器。
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