JP6536176B2 - サファイア用研磨液、貯蔵液及び研磨方法 - Google Patents

サファイア用研磨液、貯蔵液及び研磨方法 Download PDF

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Description

本発明は、サファイアを研磨するために使用されるサファイア用研磨液、当該研磨液を得るための貯蔵液、及び、これらを使用した研磨方法に関する。
サファイアは、従来からLEDの基体用途に主に用いられてきたが、透明で高い硬度を有し、傷がつきにくいことから、近年、スマートフォンに代表される電子機器筐体等のフロントカバーガラスやカメラカバーガラス等にも用いられるようになり、年々その需要が増している。
サファイア基体の製造方法としては、まずベルヌーイ法やチョクラルスキー法、EFG(Edge−defined Film−fed Growth Method)法等でサファイアの塊を作り、次に基体状にくりぬき、薄くスライスして製造する方法が挙げられる。スライスするときには、ダイヤモンド粒が付着した細いワイヤー等(例えばマルチワイヤーソー)を使用して切り出すため、切り出した表面には細かい傷が存在する。
LED基体は、サファイア基体上にGaNを結晶成長させて製造されるため、その用途上、サファイア表面は非常に平滑であることが求められる。また、サファイア基体を電子機器筐体のカバーガラス等に用いる場合でも、サファイア表面に傷等があると意匠性が低下し、見た目にも美しくないことから、サファイア表面は、傷等が無く平滑であることが求められる。
このようなサファイア表面の傷等を除去し、平滑にするためにはCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)が必要不可欠である。CMPは、研磨液によって化学的に被加工物の表面を研磨し易く変質させながら、研磨液に含まれる砥粒と研磨パッド(研磨布)とにより機械的に研磨する技術である。しかし、サファイアは、化学的及び熱的に非常に安定であり、硬度も高いため、CMPが難しく、加工時間が長くかかり、生産コストが高いという問題がある。
その生産コストを下げるため、研磨工程でのサファイアの研磨速度を向上させ、研磨時間を短縮することが望まれている。研磨速度は研磨時の圧力を上げることで高めることができる。しかし、加工時間を短くするため、CMPの際に圧力を上げて研磨装置に負担がかかる条件で研磨しようとすると、研磨装置が振動を起こす不具合が生じることがある。この研磨装置の振動は「ビビリ」と呼ばれており、ビビリを起こしたまま長時間研磨を継続すると、装置が壊れる等の不具合が生ずる恐れがある。このため、研磨に用いられる研磨液を改善することで、研磨装置の振動を抑制し、研磨速度を向上させることが望まれている。
サファイア用の研磨液はいくつか知られているが、その種類は豊富とは言えない。例えば、特許文献1には、高濃度のコロイダルシリカを含む研磨液によってサファイアを研磨することが記載されている。また、特許文献2には、サファイア用研磨液組成物が、必要に応じて、界面活性剤、清浄剤、防錆剤、表面改質剤、粘度調製剤、抗菌剤、分散剤等を含有してもよいことが記載されている。
特開2008−44078号公報 特許第5384037号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された研磨液、又は、上記特許文献2に記載された研磨液組成物を用いてサファイアを研磨したとしても、研磨装置の振動を抑えることはできず、また、サファイアの研磨速度も充分とはいえない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制できると共に、サファイアを速い研磨速度で研磨できるサファイア用研磨液、その貯蔵液、及び、これらを用いた研磨方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ラクトン化合物と、シリカを含む砥粒と、液状媒体と、を含有し、ラクトン化合物の含有量が研磨液の全質量基準で0.02質量%以上であるサファイア用研磨液に関する。このような研磨液を用いることにより、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制できると共に、サファイアを速い研磨速度で研磨することができる。さらに、前記研磨液を用いることにより、サファイアを速い研磨速度で平滑に研磨することもできる。
本発明の一態様では、上記研磨液のpHが7.0〜10.5であることが好ましい。この場合、CMP工程における研磨装置の振動の発生を更に抑制できると共に、サファイアを更に速い研磨速度で研磨することができる。
本発明の一態様では、シリカがコロイダルシリカであり、砥粒の平均粒径が20〜160nmであることが好ましい。この場合、CMP工程における研磨装置の振動の発生を更に抑制できると共に、サファイアを更に速い研磨速度で研磨することができる。
本発明の一態様では、砥粒の含有量が研磨液の全質量基準で1〜40質量%であることが好ましい。この場合、CMP工程における研磨装置の振動の発生を更に抑制できると共に、サファイアを更に速い研磨速度で研磨することができる。
本発明の一態様は、上記研磨液を得るための貯蔵液であって、液状媒体で希釈することにより上記研磨液が得られる、貯蔵液に関する。このような貯蔵液によれば、研磨液の貯蔵・運搬等に係るコストを低減できる。
本発明の一態様は、上記研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する工程を備える、研磨方法に関する。このような研磨方法によれば、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制できると共に、サファイアを速い研磨速度で研磨することができる。
本発明の一態様は、上記貯蔵液を液状媒体で希釈することにより得られる研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する工程を備える、研磨方法に関する。このような研磨方法によれば、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制できると共に、サファイアを速い研磨速度で研磨することができる。また、研磨液の貯蔵・運搬・保管等に係るコストを抑制できるため、総合的な製造コストを低減することができる。
本発明によれば、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制できると共に、サファイアを速い研磨速度で研磨できるサファイア用研磨液、その貯蔵液、及び、これらを用いた研磨方法を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は下記実施形態に何ら限定されるものではない。
<研磨液>
本実施形態に係る研磨液は、サファイア用研磨液であり、サファイアの研磨に用いられる。本実施形態に係る研磨液は、ラクトン化合物と、シリカを含む砥粒と、液状媒体と、を含有し、ラクトン化合物の含有量が研磨液の全質量基準で0.02質量%以上である。
(ラクトン化合物)
ラクトン化合物は、分子内に少なくとも一つのラクトン構造を有する化合物である。ラクトン化合物としては、3員環ラクトン化合物(3員環ラクトン構造を有する化合物)、4員環ラクトン化合物(4員環ラクトン構造を有する化合物)、5員環ラクトン化合物(5員環ラクトン構造を有する化合物)、6員環ラクトン化合物(6員環ラクトン構造を有する化合物)等が挙げられる。3員環ラクトン化合物としては、α−アセトラクトン等が挙げられる。4員環ラクトン化合物としては、β−プロピオラクトン等が挙げられる。5員環ラクトン化合物としては、γ−ブチロラクトン、α−アセチル−γ−ブチロラクトン等が挙げられる。6員環ラクトン化合物としては、δ−バレロラクトン等が挙げられる。これらの中でも、CMP工程における研磨装置の振動の発生を更に抑制する観点、及び、サファイアを更に速い研磨速度で平滑に研磨する観点から、γ−ブチロラクトンが好ましい。ラクトン化合物は、1種類単独で又は2種類以上を組み合わせて使用できる。
研磨液におけるラクトン化合物の含有量は、研磨液の全質量基準で、0.02質量%以上である。ラクトン化合物の含有量が0.02質量%未満であると、研磨装置の振動を抑制する効果を得ることが困難になる。ラクトン化合物の含有量の下限は、研磨装置の振動の発生を更に抑制する観点から、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。ラクトン化合物の含有量の上限は、40℃を超える高温雰囲気下におけるゲル化の発生を抑制する観点から、2.0質量%未満が好ましく、1.5質量%未満がより好ましく、1.0質量%未満が更に好ましい。
研磨液がラクトン化合物を0.02質量%以上含有することで、CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制する効果が得られる理由についての明確な知見は得られていないが、本発明者らは以下のように推定している。
サファイアのCMPにおける研磨装置の振動の発生は、サファイアを含む被研磨面と研磨パッドとの界面で発生する摩擦が大きくなり、この応力を、サファイアを含む被研磨面(例えば、研磨装置のヘッドに装着されている基体の被研磨面)と研磨パッド(例えば、研磨装置の定盤に装着され回転している研磨パッド)の表面とで逃がしきれなくなることで発生すると考えられる。このため、研磨装置の定盤の回転数が低いほど、また、ヘッドの圧力が高いほど、振動は発生し易くなる。
ここで、研磨液中の砥粒は、サファイアを含む被研磨面と研磨パッドとの界面の摩擦を緩和する役割を担っていると考えられる。そして、充分量のラクトン化合物は、研磨液中の砥粒等の、サファイアを含む被研磨面と研磨パッドとの界面の摩擦を緩和する能力を好適に補う作用を奏すると考えられる。この機構については、砥粒を緩やかに結合させるように砥粒間に介在することや、砥粒存在下の被研磨面と研磨パッドとの摩擦を低減させる滑材のように作用すること等、及び、これらの組み合わせによって研磨装置の振動を低減する効果が発揮されると推定されるが、その真偽については、更なる研究を要する。
(砥粒)
砥粒は、シリカを含む。砥粒の構成成分としては、従来から、シリカ、アルミナ、セリアがよく知られているが、この中でも、シリカを用いることにより、サファイアを含む被研磨面を優れた研磨速度で平滑に研磨することができる。砥粒としては、平均粒径、形状、構成材料等の異なる二種以上の砥粒を混合して使用することができる。
シリカとしては、コロイダルシリカ、フュームドシリカ等が挙げられる。シリカの中でも、サファイアを更に優れた研磨速度で平滑に研磨する観点から、コロイダルシリカが好ましい。シリカは、1種類単独で又は2種類以上を組み合わせて使用できる。
砥粒におけるシリカの含有量は、砥粒の全質量を基準として、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、90質量%以上が更に好ましい。砥粒は、例えば、シリカ粒子(シリカからなる粒子)であってもよい。
砥粒の平均粒径は、サファイアの研磨速度が更に向上する観点、研磨後のサファイアを含む被研磨面の平滑性が更に優れる観点、及び、研磨装置の振動の発生を更に抑制する観点から、20〜160nmが好ましく、30〜130nmがより好ましく、40〜80nmが更に好ましい。
ここで、平均粒径は、動的光散乱方式粒度分布計で測定したD50の値(体積分布のメジアン径、累積中央値)を意味する。具体的には、例えば、適量の研磨液を、必要とする散乱光強度の範囲に入るように必要に応じて水で希釈して測定サンプルを調製し、この測定サンプルを、動的光散乱方式粒度分布計に投入して、D50として得られる値である。このような機能を有する動的光散乱方式の粒度分布計としては、例えばCOULTER Electronics社製の光回折散乱式粒度分布計(商品名COULTER N5型)が挙げられる。この動的光散乱方式粒度分布計で得られる平均粒径の値は、研磨液を適宜薄めてサンプルステージ上で乾燥させた後に走査型電子顕微鏡等で観察して測定される平均一次粒径に比べて大きく、概ね、平均一次粒径の2倍近くの値となる。
研磨液における砥粒の含有量は、サファイアの研磨速度が更に向上する観点、及び、研磨装置の振動の発生を更に抑制する観点から、研磨液の全質量基準で、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、4質量%以上が更に好ましい。砥粒の含有量は、研磨液内で砥粒が凝集しにくくなる等により貯蔵安定性が向上する観点から、研磨液の全質量基準で、40質量%以下が好ましく、40質量%未満がより好ましく、30質量%以下が更に好ましく、20質量%以下が特に好ましい。砥粒の含有量は、研磨液のコストに直接影響する因子であるため、砥粒の含有量が少ないほどコストを低減することができる。
CMP工程における研磨装置の振動は、砥粒の平均粒径が小さいほど、また、研磨液における砥粒の含有量が少ないほど発生し易くなる傾向がある。この理由についての明確な知見は得られていないが、本発明者らは以下のように推定している。すなわち、砥粒の平均粒径が小さいほど、また、研磨液における砥粒の含有量が少ないほど、サファイアを含む被研磨面と研磨パッドとの界面の摩擦を緩和する能力が足りなくなるため、研磨装置の振動が発生し易くなる傾向があると考えられる。
(副添加剤)
本実施形態に係る研磨液は、必要に応じて、本発明の効果(CMP工程における研磨装置の振動の発生を抑制すると共に、サファイアを含む被研磨面を速い研磨速度で研磨すること)を阻害しない範囲で、pH調整剤、界面活性剤、清浄剤、防錆剤、表面改質剤、粘度調製剤、抗菌剤、分散剤等の副添加剤を含有してもよい。
[pH調整剤]
pH調整剤としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸等の無機酸;酢酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、ピコリン酸等の有機酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、イミダゾール等のアルカリ成分などが挙げられる。これらのpH調整剤によって研磨液のpHを調整することができる。また、pHを安定化させるため、研磨液は緩衝液を含有してもよい。このような緩衝液としては、例えば、酢酸塩緩衝液、フタル酸塩緩衝液等が挙げられる。
(液状媒体)
本実施形態に係る研磨液は、液状媒体を含有する。液状媒体は、砥粒の分散媒として作用する。液状媒体としては、水等が挙げられる。水としては、より具体的には、脱イオン水、イオン交換水、超純水等が好ましい。
(pH)
本実施形態に係る研磨液のpHは、サファイアの研磨速度が向上し易い観点、及び、研磨液の貯蔵安定性に優れる観点から、7.0〜10.5が好ましく、7.3〜10.2がより好ましく、7.5〜10.0が更に好ましく、8.0〜9.8が特に好ましい。pHは、液温25℃におけるpHと定義する。
研磨液のpHは、pHメーター(例えば、株式会社堀場製作所製、型番:pH METE F−50)で測定することができる。pHの測定値としては、標準緩衝液(フタル酸塩pH緩衝液 pH:4.01(25℃)、中性リン酸塩pH緩衝液 pH:6.86(25℃)、ホウ酸塩pH緩衝液 pH:9.18(25℃))を用いて、3点校正した後、電極を研磨液に入れて、2分以上経過して安定した後の値を採用する。
<貯蔵液>
本実施形態に係る研磨液は、使用時に水等の液状媒体で希釈されて使用される貯蔵液として保管することができる。すなわち、本実施形態に係る貯蔵液は、上述の研磨液を得るための貯蔵液であり、液状媒体で希釈する(例えば、質量基準で2倍以上に希釈する)ことにより研磨液が得られる。研磨液を貯蔵液として保管することにより、貯蔵・運搬・保管等に係るコストを抑制できる。貯蔵液は、研磨の直前に液状媒体で希釈して研磨液としてもよいし、研磨定盤上に貯蔵液と液状媒体とを供給し、研磨定盤上で研磨液を調製するようにしてもよい。
貯蔵液の希釈倍率が高いほど貯蔵・運搬・保管等に係るコストの抑制効果が高いため、貯蔵液の希釈倍率の下限は、質量基準で、2倍以上が好ましく、3倍以上がより好ましい。また、貯蔵液の希釈倍率の上限は、特に制限はないが、質量基準で、10倍以下が好ましく、7倍以下がより好ましく、5倍以下が更に好ましい。希釈倍率がこれらの上限値以下である場合、貯蔵液に含まれる砥粒の含有量が高くなり過ぎることを抑制し、保管中の貯蔵液の安定性を維持し易い傾向がある。なお、希釈倍率をdとするとき、貯蔵液中の砥粒及びラクトン化合物の各含有量は、研磨液中の砥粒及びラクトン化合物の各含有量のd倍である。
<研磨方法>
本実施形態に係る研磨方法(サファイアの研磨方法)は、上述した研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する研磨工程を備える。研磨工程は、上述した貯蔵液を液状媒体で希釈することにより得られる研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する工程を備える工程であってもよい。
本実施形態に係る研磨方法では、公知の研磨装置を広く用いることができる。例えば、サファイアを含む被研磨面を有する基体(サファイア基体)を研磨する場合、使用できる研磨装置としては、ヘッドにサファイア基体を保持するためのホルダーと、回転数が変更可能なモータ等と接続され且つ研磨パッドを貼り付けた定盤と、を有する一般的な研磨装置を使用できる。
研磨パッドとしては、特に限定されないが、一般的な不織布、発泡ポリウレタン、多孔質フッ素樹脂等が挙げられる。基体の研磨条件に制限はないが、基体の飛び出しを防止し易い観点から、定盤の回転数は200min−1以下であることが好ましい。研磨後の基体表面における傷の発生を抑制し易い観点から、研磨荷重は700gf/cm以下であることが好ましい。
本実施形態に係る研磨方法では、例えば、定盤に貼り付けられた研磨パッドに、サファイア基体を押圧した状態で、研磨液を被研磨面と研磨パッドとの間にポンプ等により供給しながら、基体と定盤とを相対的に動かす。これらの操作により、サファイアを含む被研磨面を研磨する。研磨液を研磨装置に供給する方法は、研磨の間、研磨液を研磨パッドに連続的に供給できる方法であれば、特に限定されない。研磨液の供給量に制限はないが、研磨パッドの表面が常に研磨液で覆われていることが好ましい。貯蔵液と水等の液状媒体とを被研磨面と研磨パッドとの間に供給し、研磨定盤上で貯蔵液を希釈(例えば、質量基準で2倍以上に希釈)しながら研磨を行ってもよい。また、供給した研磨液を回収して再度研磨パッドに供給し、循環して使用してもよい。
研磨終了後の基体は、水、エタノール、イソプロピルアルコールや、その他洗浄剤等で洗浄後、スピンドライヤ等を用いて、基体上に付着した水滴を払い落としてから乾燥させることが好ましい。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
<砥粒の平均粒径>
実施例及び比較例に使用する砥粒(シリカA及びシリカB)の平均粒径をCOULTER Electronics社製の光回折散乱式粒度分布計(商品名COULTER N5型)で測定した。シリカAの平均粒径は68nmであり、シリカBの平均粒径は44nmであった。なお、シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P(「カタロイド」は登録商標、以下同じ。日揮触媒化成株式会社製、平均一次粒径45nm、コロイダルシリカの含有量40質量%)を使用し、シリカB及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−50(日揮触媒化成株式会社製、平均一次粒径25nm、コロイダルシリカの含有量48質量%)を使用した。
<実施例1>
(貯蔵液1)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、γ−ブチロラクトン1.0質量部と、脱イオン水2.62質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.06質量部とを溶解混合し貯蔵液1を作製した。
(研磨液1)
1質量部の貯蔵液1と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液1を4倍に希釈して研磨液1を調製した。研磨液1におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、γ−ブチロラクトンの含有量は0.250質量%であった。なお、「含有量」とは研磨液の全質量基準の含有量である(以下同じ)。
<実施例2>
(貯蔵液2)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、γ−ブチロラクトン0.1質量部と、脱イオン水3.50質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液2を作製した。
(研磨液2)
1質量部の貯蔵液2と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液2を4倍に希釈して研磨液2を調製した。研磨液2におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、γ−ブチロラクトンの含有量は0.025質量%であった。
<実施例3>
(貯蔵液3)
貯蔵液1と同様の貯蔵液3を作製した。
(研磨液3)
1質量部の貯蔵液3と5質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液3を6倍に希釈して研磨液3を調製した。研磨液3におけるシリカAの含有量は6.400質量%であり、γ−ブチロラクトンの含有量は0.167質量%であった。
<実施例4>
(貯蔵液4)
シリカB及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−50 80質量部と、γ−ブチロラクトン1.0質量部と、脱イオン水18.62質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.06質量部とを溶解混合し貯蔵液4を作製した。
(研磨液4)
1質量部の貯蔵液4と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液4を4倍に希釈して研磨液4を調製した。研磨液4におけるシリカBの含有量は9.600質量%であり、γ−ブチロラクトンの含有量は0.250質量%であった。
<比較例1>
(貯蔵液X1)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、脱イオン水3.60質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X1を作製した。
(研磨液X1)
1質量部の貯蔵液X1と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X1を4倍に希釈して研磨液X1を調製した。研磨液X1におけるシリカAの含有量は9.600質量%であった。
<比較例2>
(貯蔵液X2)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、γ−ブチロラクトン0.072質量部と、脱イオン水3.528質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X2を作製した。
(研磨液X2)
1質量部の貯蔵液X2と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X2を4倍に希釈して研磨液X2を調製した。研磨液X2におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、γ−ブチロラクトンの含有量は0.018質量%であった。
<比較例3>
(貯蔵液X3)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、ジエチレングリコール1.0質量部と、脱イオン水2.60質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X3を作製した。
(研磨液X3)
1質量部の貯蔵液X3と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X3を4倍に希釈して研磨液X3を調製した。研磨液X3におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、ジエチレングリコールの含有量は0.250質量%であった。
<比較例4>
(貯蔵液X4)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、1,3−ブタンジオール1.0質量部と、脱イオン水2.60質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X4を作製した。
(研磨液X4)
1質量部の貯蔵液X4と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X4を4倍に希釈して研磨液X4を調製した。研磨液X4におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、1,3−ブタンジオールの含有量は0.250質量%であった。
<比較例5>
(貯蔵液X5)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウラート0.016質量部と、脱イオン水3.584質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X5を作製した。
(研磨液X5)
1質量部の貯蔵液X5と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X5を4倍に希釈して研磨液X5を調製した。研磨液X5におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウラートの含有量は0.004質量%であった。
<比較例6>
(貯蔵液X6)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、ポリアクリル酸としてジュリマーAC−10LP(「ジュリマー」は登録商標、日本純薬株式会社製)0.4質量部と、脱イオン水3.20質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X6を作製した。
(研磨液X6)
1質量部の貯蔵液X6と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X6を4倍に希釈して研磨液X6を調製した。研磨液X6におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、ポリアクリル酸の含有量は0.100質量%であった。
<比較例7>
(貯蔵液X7)
シリカA及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−45P 96質量部と、ポリグリセリンとしてPGL X(「PGL X」は商品名、株式会社ダイセル製、20量体)0.4質量部と、脱イオン水3.20質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X7を作製した。
(研磨液X7)
1質量部の貯蔵液X7と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X7を4倍に希釈して研磨液X7を調製した。研磨液X7におけるシリカAの含有量は9.600質量%であり、ポリグリセリンの含有量は0.100質量%であった。
<比較例8>
(貯蔵液X8)
貯蔵液X1と同様の貯蔵液X8を作製した。
(研磨液X8)
1質量部の貯蔵液X8と5質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X8を6倍に希釈して研磨液X8を調製した。研磨液X8におけるシリカAの含有量は6.400質量%であった。
<比較例9>
(貯蔵液X9)
シリカB及び水から構成される分散液としてカタロイドSI−50 80質量部と、脱イオン水19.60質量部と、1,2,4−トリアゾール0.32質量部と、リンゴ酸0.08質量部とを溶解混合し貯蔵液X9を作製した。
(研磨液X9)
1質量部の貯蔵液X9と3質量部の脱イオン水とを混合することにより貯蔵液X9を4倍に希釈して研磨液X9を調製した。研磨液X9におけるシリカBの含有量は9.600質量%であった。
<研磨液のpH測定及びpH調整>
実施例及び比較例の研磨液の25℃におけるpHを株式会社堀場製作所製のpH測定器「pH METE F−50」を用いて測定した。研磨液のpHが9.2〜9.3である場合は、そのまま研磨液として使用し、9.3を超えて高かった場合は、20質量%リンゴ酸水溶液をpH調整液として若干量加えることでpHを9.2〜9.3に調整した。実施例及び比較例においてpHが9.2を下回ることはなかった。20質量%リンゴ酸水溶液は、リンゴ酸20質量部を脱イオン水80質量部に室温で溶解することで作製した。なお、pH調整液を加えた研磨液におけるリンゴ酸の量は、pH調整液を加える前の研磨液におけるリンゴ酸の量と同等であった。
<CMP評価に用いるサファイア基体>
CMP評価では、サファイア基体として、直径50.8mm(2インチ)、厚さ0.43mmの面方位C面サファイアウエハを使用した。研磨前の平均表面粗さ(Ra)は0.2nmであった。平均表面粗さ(Ra)は、走査型プローブ顕微鏡(セイコーインスツルメンツ株式会社製「SPI3800N/SPA500」を用い、測定領域1ミクロンで測定した。
<CMP工程における研磨装置の振動評価>
上記で得た研磨液1〜4及び研磨液X1〜X9を、定盤に貼り付けたパッドに滴下しながら、下記に示す研磨条件(研磨条件1及び研磨条件2)でCMP処理を行い、研磨装置の振動評価を行った。なお、研磨条件2における、研磨定盤の回転速度以外の研磨条件は、研磨条件1と同様とした。振動が発生しなかった場合を「○」と評価し、振動が発生した場合を「×」と評価した。評価結果を表1及び表2に示す。振動評価は、研磨条件1において「○」である場合を良好であると評価した。
(研磨条件1)
研磨装置:不二越機械工業株式会社製、RDP−500
研磨パッド:ローム・アンド・ハース社製、IC1000XY−Groove
研磨圧力:600gf/cm
研磨液の流量:500ml/min(研磨液1000mlを循環させた。)
研磨時間:1分
サファイア基体:5枚
研磨定盤の回転速度:40min−1
(研磨条件2)
研磨定盤の回転速度:30min−1
<CMPによるサファイア研磨速度の評価>
上記で得た研磨液1〜4及び研磨液X1〜X9を、定盤に貼り付けたパッドに滴下しながら、下記に示す研磨条件3でCMP処理を行い、研磨速度及び平均表面粗さ(Ra)の評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
(研磨条件3)
研磨装置:株式会社ナノファクター製、FACT−200
研磨パッド:ローム・アンド・ハース社製、IC1000K−Groove
研磨圧力:300gf/cm
研磨液の流量:100ml/min(研磨液125mlを循環させた。)
研磨時間:30分
サファイア基体:5枚
研磨定盤の回転速度:90min−1
(研磨速度)
研磨速度は、CMP処理前後の基体の質量を測定することで、研磨されたサファイアの質量を求め、そこから基体の被研磨面の面積とサファイアの密度3.97g/cmとを用いて膜厚に換算し、減少した膜厚と研磨時間との関係から算出した。研磨速度は、1.0μm/h以上を良好であると評価した。
(平均表面粗さ(Ra))
上記<CMP評価に用いるサファイア基体>に記載した方法と同様の方法で平均表面粗さ(Ra)を測定した。平均表面粗さ(Ra)は、0.3nm未満を良好であると評価した。
Figure 0006536176
Figure 0006536176
実施例の結果から明らかなように、研磨液がラクトン化合物を0.02質量%以上含有すると、CMP工程で研磨装置の振動の発生が抑制されると共に、サファイアを含む被研磨面を速い研磨速度で平滑に研磨できた。
比較例1及び2の結果から明らかなように、ラクトン化合物の含有量が0.02質量%未満では、CMP工程で研磨装置の振動の発生を抑えることができなかった。比較例3及び4の結果から明らかなように、ラクトン化合物以外の有機溶媒を用いても、CMP工程で研磨装置の振動の発生を抑えることができなかった。比較例5〜7の結果から明らかなように、ラクトン化合物に代えて界面活性剤を用いても、CMP工程で研磨装置の振動の発生を抑えることができなかった。
実施例3及び比較例8の結果から明らかなように、砥粒の含有量を9.600質量%よりも少ない6.400質量%とした場合であっても、研磨液がラクトン化合物を0.02質量%以上含有することにより、CMP工程で研磨装置の振動の発生が抑制されると共に、サファイアを含む被研磨面を速い研磨速度で平滑に研磨できた。
実施例4及び比較例9の結果から明らかなように、砥粒の平均粒径を68nmより小さい44nmとした場合であっても、研磨液がラクトン化合物を0.02質量%以上含有することにより、CMP工程で研磨装置の振動の発生が抑制されると共に、サファイアを含む被研磨面を速い研磨速度で平滑に研磨できた。
本発明に係るサファイア用研磨液(CMP用研磨液)、貯蔵液、及び、これらを用いた研磨方法は、サファイアを含む被研磨面のCMPに好適であり、LED基体、スマートフォン等の電子機器表示部カバーに用いられるサファイア基体(サファイアを含む被研磨面を有する基体)のCMPに好適である。

Claims (7)

  1. ラクトン化合物と、シリカを含む砥粒と、液状媒体と、を含有し、
    前記ラクトン化合物の含有量が研磨液の全質量基準で0.02質量%以上であり、
    前記ラクトン化合物が、α−アセトラクトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、α−アセチル−γ−ブチロラクトン及びδ−バレロラクトンからなる群より選択される少なくとも一種である、サファイア用研磨液。
  2. pHが7.0〜10.5である、請求項1に記載の研磨液。
  3. 前記シリカがコロイダルシリカであり、
    前記砥粒の平均粒径が20〜160nmである、請求項1又は2に記載の研磨液。
  4. 前記砥粒の含有量が研磨液の全質量基準で1〜40質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の研磨液。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の研磨液を得るための貯蔵液であって、
    液状媒体で希釈することにより前記研磨液が得られる、貯蔵液。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する工程を備える、研磨方法。
  7. 請求項5に記載の貯蔵液を液状媒体で希釈することにより得られる研磨液を用いて、サファイアを含む被研磨面を研磨する工程を備える、研磨方法。
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