JP6533506B2 - 車両用灯火器構造 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、コスト低減が可能な車両用灯火器構造を提供することにある。
第5の特徴は、前記隔壁(37e)は、側面視で視認可能に配置されることを特徴とする。
第2の特徴によれば、ハイビーム用LED光源が消灯されて、ハイビームリフレクタからハイビーム光が照射されなくても、ハイビームリフレクタからポジションライト光を外部に照射することができる。
第3の特徴によれば、ヘッドライトリフレクタからポジションライト光を効果的に外部に照射することができる。
第5の特徴によれば、車幅方向外側へヘッドライト用LED光源の光を効果的に照射させることができる。
第6の特徴によれば、ポジションライト用LED光源の光を車両の前方から車両の側方に亘って広い範囲に照射することができる。
図1は、本発明に係るヘッドライト31を備える自動二輪車10の正面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム(不図示)の前端部に操舵可能にフロントフォーク12が設けられ、フロントフォーク12の上部にバーハンドル13が取付けられ、フロントフォーク12の下部に車軸14を介して前輪16が支持された鞍乗り型車両である。
フロントフォーク12の上部は、前方からフロントカバー21で覆われている。バーハンドル13は、その中央部がハンドルカバー22で覆われている。バーハンドル13の両端部には、ハンドルグリップ23及びスロットルグリップ24と、ハンドルグリップ23及びスロットルグリップ24のそれぞれに対応したブレーキレバー26,27とが設けられている。前輪16は、上方からフロントフェンダ28で覆われている。
フロントカバー21の上部には、ヘッドライト31及び左右一対のウインカ32,32が設けられ、フロントカバー21の下部には、空気を取り入れるカバー開口部21aが形成され、カバー開口部21a内からフロントフォーク12が下方に突出している。
ヘッドライト31は、フロントカバー21の車幅方向中央に配置されるとともに、ヘッドライト31の下縁31dは、フロントカバー21のカバー開口部21aの上縁21bに連続するように設けられている。
ヘッドライト31の上方には、ヘッドライト31に近接又は隣接するように左右のウインカ32,32が配置されている。ヘッドライト31の下方には、フロントフェンダ28が配置されている。
左右のウインカ32,32は、ヘッドライト31の上方に近接して配置されている。
ヘッドライト31は、側面視で輪郭が3つの辺31a,31b,31cからなる略三角形状に形成されている。ヘッドライト31において、前側の辺31aは、前上がりに傾斜し、上側の辺31bは、上方に凸となるように湾曲しながら後上がりに延び、下側の辺31cは、上方に凸となるように湾曲しながら上側の辺31bよりも急な角度で後上がりに延びている。
ヘッドライト31内には、ポジションライト33の一部を構成する第1ポジションライトLED53及び第2ポジションライトLED54が設けられている。第1ポジションライトLED53及び第2ポジションライトLED54は、それぞれ左右一対設けられる。
ウインカ32は、側面視で輪郭が3つの辺32a,32b,32cからなる略三角形状に形成されている。下側の辺32aは、ヘッドライト31の上側の31bに沿って配置されている。上側の辺32bは、略直線上に後上がりに延びている。後側の辺32cは、ヘッドライト31の下側の辺31cの延長線を形成するように延びている。
このように、上記のヘッドライト31及びウインカ32は、一体的に後上がりに延びている。
ヘッドライト31は、その後部を構成するハウジング35と、ハウジング35の前方を覆うようにハウジング35の前部に取付けられた無色透明なレンズ36とを備える。
レンズ36は、正面視で輪郭が上底36a、下底36b及び左右の斜辺36c,36dからなる略台形状に形成されている。レンズ36の輪郭において、上底36aは下縁、下底36bは上縁、斜辺36c,36dは左右の側縁をそれぞれ構成する。
上底36aは、上方に凸となるように湾曲した形状に形成されている。下底36bは、中央部に下方に窪むように形成された窪み部36eと、窪み部36eの車幅方向外側に、外側方に向かうにつれて次第に高くなるように設けられた左右一対の傾斜部36f,36fとを備える。斜辺36c,36dは、車幅方向外側に向かうにつれて次第に上方に延びるように傾斜している。
ハウジング35は、ヘッドライト31を車体側に取付けるための複数の車体締結部35a,35b,35cを備える。車体締結部35aは、ハウジング35の車幅方向中央の上部に形成され、左右一対の車体締結部35bは、ハウジング35の両側の側縁の上部に形成され、左右一対の車体締結部35cは、ハウジング35の両側の側縁の下部に形成されている。車体締結部35a,35b,35cには、それぞれビスを挿入して取付けるための取付穴35d,35e,35fが開けられている。
ヘッドライト31は、ハウジング35の前部にリフレクタ37及びエクステンション部材38が取付けられている。
リフレクタ37は、一体部品であり、後で詳述するLED光源からの光を外部に反射させるロービームリフレクタ37a、ハイビームリフレクタ37b及びポジションライトリフレクタ37cをそれぞれ左右一対備える。
左右のロービームリフレクタ37a,37aは、リフレクタ37の車幅方向中央側に配置され、左右のハイビームリフレクタ37b,37bは、ロービームリフレクタ37a,37aの車幅方向外側に配置される。ロービームリフレクタ37a,37a及びハイビームリフレクタ37b,37bは、ヘッドライトリフレクタ37dを構成する。
左右のロービームリフレクタ37a,37aの間には、前方に突出するように隔壁37eが形成されている。隔壁37eは、その両側の側面37u(一方の側面37uのみ図示)で光の反射するリフレクタである。左右のロービームリフレクタ37a,37a、左右のハイビームリフレクタ37b,37b及び隔壁37eの上縁には一体に天井壁37fが略水平に設けられる。
天井壁37fには、LED光源からの光を通過させる四角形とされた複数の天井開口部37g,37h,37j,37kが開けられている。
エクステンション部材38は、略台形状の枠部38aと、枠部38aの車幅方向外側に一体に設けられた左右一対の取付側部38b,38bとからなる。
枠部38aは、その上部を構成する枠上部38d、下部を構成する枠下部38e及び左右の側部を構成する一対の枠側部38f,38fからなり、枠部38aは、リフレクタ37よりも前方に突出している。
取付側部38b,38bは、それぞれ上部及び下部に取付穴部38g,38gが形成されている。取付穴部38gには、レンズ36(図3参照)の裏面から突出するように形成されたボス部(不図示)が挿入され、取付穴部38gに後方から貫通するビス41がレンズ36のボス部にねじ込まれて、レンズ36の裏面にエクステンション部材38が締結される。
正面視では、エクステンション部材38の枠部38aの内側に、リフレクタ37のヘッドライトリフレクタ37d及びポジションライトリフレクタ37cが配置されている。リフレクタ37は、反射角度の異なる複数の反射面からなるマルチリフレクタである。
リフレクタ37において、隔壁37eが車幅方向中央に配置され、隔壁37eの両側に一対のロービームリフレクタ37a,37aが配置され、左右のロービームリフレクタ37a,37aの車幅方向外側にハイビームリフレクタ37b,37bが配置される。また、左右のロービームリフレクタ37a,37aの下方にそれぞれポジションライトリフレクタ37cを構成するロービーム下リフレクタ37mが配置されている。また、左右のハイビームリフレクタ37b,37bの下方にそれぞれポジションライトリフレクタ37cを構成するハイビーム下リフレクタ37nが配置されている。
ロービームリフレクタ37a及びハイビームリフレクタ37bは、上下の幅が略同一で、車幅方向内側から車幅方向外側へ向かうにつれて次第に上がっていくように傾斜している。
ポジションライトリフレクタ37cのロービーム下リフレクタ37mは、ロービームリフレクタ37aとの境界である上縁37wが車幅方向外側ほど高くなるように傾斜しているため、車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が上下幅が大きくなっている。ハイビーム下リフレクタ37nは、車幅方向内側から車幅方向外側へ向かうにつれて次第に上がっていくように傾斜している。
枠下部38eは、ほぼ水平か、車幅方向中央部から車幅方向外側に向かうにつれて次第に低くなるように傾斜している。枠側部38fは、上端側が下端側に対して車幅方向外側に位置するように傾斜している。
エクステンション部材38の枠部38aと取付側部38bとの境界は、図3に示したレンズ36の境界線36jと前後方向で重なる、又はほぼ重なっている。
図6に示すように、リフレクタ37は、天井壁37fの前縁から上方に延びる左右一対の起立壁37q,37qが形成されている。起立壁37q,37qは、図5に示したエクステンション部材38の枠上部38dによって前方から覆われる。
図6及び図7に示すように、ハウジング35は、その前面35gに、リフレクタ37を位置決めする左右一対の下部位置決め部35h,35h及び左右一対の側部位置決め部35j,35jと、リフレクタ37を取付ける複数の台座部35kとが形成されている。
下部位置決め部35h,35hは、リフレクタ37の下縁を位置決めするためにハウジング35の下部に前方に突出するように形成されている。下部位置決め部35hの上面35mにリフレクタ37の下縁が当てられる。側部位置決め部35j,35jは、リフレクタ37の側縁を位置決めするためにハウジング35の側部に前方に突出するように形成されている。側部位置決め部35jの内側面35nにリフレクタ37の側縁が当てられる。
このように、左右の下部位置決め部35h,35h及び左右の側部位置決め部35j,35jと、複数の台座部35kとを設けることで、リフレクタ37を車幅方向及び前後方向に位置決めすることができ、ハウジング35に対するリフレクタ37の位置決め精度を高めることができる。これにより、LED光源の光を精度よく所望の方向へ反射させることができる。
エーミング機構45は、ハウジング35に対するリフレクタ37の角度、即ち、ヘッドライト31(図1参照)の光軸を調整する。コネクタ46は、LED基盤50に取付けられた複数のLED光源(図8に示すロービームLED51、ハイビームLED52、第1ポジションライトLED53及び第2ポジションライトLED54)に電力を供給する。
ロービームLED51は、ロービーム(すれ違いビーム)を発するための光源である。ハイビームLED52は、ハイビーム(走行ビーム)を発するための光源である。第1ポジションライトLED53及び第2ポジションライトLED54は、車両の存在及び車幅を示すポジションライト33(図2参照)の光源である。
LED基盤50は、ハウジング35の上縁に沿ってハウジング35の前面35gの前方に左右一対設けられ、リフレクタ37の上部に複数のビス48で取付けられる。LED基盤50は、詳しくは、車幅方向内側よりも車幅方向外側が高くなるように且つ前上がりに傾けられている。LED基盤50の車幅方向外側の縁部は、台座部35kの前方まで延びている。
ヘッドライト31は、その前縁の車幅方向中央部が前方に尖った形状に形成されている。
リフレクタ37のロービームリフレクタ37a及びハイビームリフレクタ37bは、断面が後方に凸となる略円弧状に形成されている。
隔壁37eは、断面が前方に向かうにつれて次第に細くなる先細り形状に形成され、隔壁37eの両側の側面37u,37uは、光の反射面に形成されている。例えば、ロービームLED51から発せられた光は、矢印で示すように、隔壁37eの側面37uで反射され、レンズ36(図3参照)を通して外部に照射される。
側端部リフレクタ37pは、ハイビームリフレクタ37bの外側縁から略前方に延びている。
天井壁37fの後部には、車幅方向内側に天井開口部37g,37gが開けられ、天井開口部37g,37gの車幅方向外側に天井開口部37h,37hが開けられている。天井開口部37g,37gは、底面視で、左右のロービームリフレクタ37a,37aと重なり、天井開口部37h,37hは、左右のハイビームリフレクタ37b,37bと重なっている。
天井壁37fの上方には、左右一対のLED基盤50,50が配置されている。
LED基盤50の下面50aには、底面視で、天井開口部37g,37g、天井開口部37h,37h、天井開口部37j,37j及び天井開口部37k,37kと重なるように、それぞれロービームLED51,51、ハイビームLED52,52、第1ポジションライトLED53,53、第2ポジションライトLED54,54が取付けられている。即ち、ロービームLED51、ハイビームLED52、第1ポジションライトLED53及び第2ポジションライトLED54の光は、それぞれ天井開口部37g,37j,37kを通って下方に進む。
上記したロービームLED51,51及びハイビームLED52,52は、ヘッドライトLED50Hを構成する。また、第1ポジションライトLED53,53、第2ポジションライトLED54,54は、ポジションライトLED50Pを構成する。
LED基盤50の前方は、上方からエクステンション部材38の枠上部38dで覆われる。
ハウジング35は、その後壁35rに凹部35sが形成され、凹部35sの底部に、ヘッドライト31の内外を連通させる通気口35tが設けられている。通気口35tには、土埃や雨水等の浸入を防止するキャップ61が被せられている。通気口35tとキャップ61との間には小さな通気用の隙間が設けられている。
ヘッドライト31内のLED光源が点灯したときには、発熱により内部の空気が膨張するため、ヘッドライト31内の空気が通気口35tを通じて外部に放出される。また、LED光源が消灯したときには、ヘッドライト31内の空気の温度が低下して収縮するため、外気が通気口35tを通じてヘッドライト31内に導入される。
ハウジング35の周縁部35uには、環状溝35vが形成され、環状溝35vに無端状でゴム製のシール部材62が嵌められている。レンズ36は、その周縁部36gがシール部材62を介して環状溝35vに挿入された状態でハウジング35に取付けられる。
リフレクタ37の天井壁37fの上部には、基盤取付部(不図示)が設けられ、基盤取付け部にLED基盤50が取付けられて、天井壁37fに沿うように且つ天井壁37fの上方にLED基盤50が隔てて配置される。
ロービームリフレクタ37aは、断面が後斜め下方に凸となるように且つ天井壁37fから前下がりに延びるロービームリフレクタ主部39aと、断面がロービームリフレクタ主部39aの下縁から前下がりに延びるロービームリフレクタ副部39bとからなる。
ロービームLED51から発せられた光は、天井壁37fの天井開口部37gを通った後に、大部分がロービームリフレクタ主部39a、一部分がロービームリフレクタ副部39bで前方に反射される。図中の符号65はロービームLED51の素子の光軸(素子の表面から垂直に延びる機械的な中心軸であり、以下同じ。)であり、光軸65は、ロービームリフレクタ37a(詳しくは、ロービームリフレクタ主部39a)に交差する。
例えば、ロービームLED51から光軸65に沿って発せられた光は、矢印Aで示すように、ロービームリフレクタ主部39aで反射され、レンズ36を通って外部に照射される。
第1ポジションライトLED53から発せられた光は、天井壁37fの天井開口部37jを通った後に、大部分がロービーム下リフレクタ主部39c、一部分がロービーム下リフレクタ副部39dで前方に反射される。
第1ポジションライトLED53の照射角度(照射角度の最大角度(半値角)では、第1ポジションライトLED53の光軸66上の光度に対して光度が半減する。以下同じ。)は、α(=60°〜100°)である。光軸66は、ロービーム下リフレクタ37m(詳しくは、ロービーム下リフレクタ主部39c)に交差する。また、光軸65,66は、鉛直線に対して後上がりに傾斜している。
エクステンション部材38は、枠上部38dによりリフレクタ37の天井壁37f及びLED基盤50を前方から覆い、枠下部38eによりリフレクタ37のロービーム下リフレクタ副部39dの下方を前方から覆っている。
上記した第1ポジションライトLED53の照射角度は、ロービームリフレクタ37aに重なるため、第1ポジションライトLED53から発せられた光をロービームリフレクタ37aで反射させ、レンズ36を通して外部に照射することも可能である。
リフレクタ37の隔壁37eは、車幅方向中央に前方に突出するように設けられるため、図2に示すように、車両側面視でレンズ36を通して外部から視認可能である。従って、隔壁37eの両側の側面37u,37u(図8参照)で反射した光を車幅方向外側へ照射しやすくなり、ヘッドライト31の照射範囲を確保しやすくできる。
LED基盤50の下面50aには、ハイビームLED52及び第2ポジションライトLED54が取付けられている。ハイビームLED52と第2ポジションライトLED54とは、前後に隔てて配置されている。
ハイビームリフレクタ37bは、断面が後斜め下方に凸となるように且つ天井壁37fから前下がりに延びている。
図中の符号67はハイビームLED52の光軸であり、光軸67は、ハイビームリフレクタ37bに交差する。
例えば、ハイビームLED52から光軸67に沿って発せられた光は、矢印Cで示すように、天井壁37fの天井開口部37hを通った後に、ハイビームリフレクタ37bで前方に反射され、レンズ36を通って外部に照射される。
第2ポジションライトLED54の照射角度は、β(=60°〜100°)である。
ハイビームLED52が点灯するときには、第2ポジションライトLED54は消灯しているが、ロービームLED51(図9参照)が点灯し、ハイビームLED52が消灯しているときには、第2ポジションライトLED54が点灯する。なお、ハイビームLED52が点灯するときには、ロービームLED51も点灯する。また、第1ポジションライトLED53(図9参照)及び第2ポジションライトLED54は、ロービームLED51及びハイビームLED52の両方が消灯している時に点灯可能である。
例えば、第2ポジションライトLED54から光軸68に沿って発せられた光は、矢印Dで示すように、ハイビーム下リフレクタ37nで反射され、レンズ36を通って外部に照射される。また、矢印Eで示すように、第2ポジションライトLED54から発せられた光は、ハイビームリフレクタ37bで反射され、レンズ36を通って外部に照射される。即ち、第2ポジションライトLED54から発せられた光は、ハイビームリフレクタ37bとハイビーム下リフレクタ37nとの両方で反射されて外部に照射される。
また、例えば、リフレクタ37にハイビーム下リフレクタ37nを設けず、第2ポジションライトLED54の光をハイビームリフレクタ37bのみで反射させる構造にした場合には、リフレクタ37を更に小型、軽量にすることができる。これによって、リフレクタ37自体のコストの低減が図れ、ひいては、ヘッドライト31の小型化・軽量化及びコスト低減を図ることができる。
エクステンション部材38は、枠下部38eによりリフレクタ37のハイビーム下リフレクタ37nの下部を前方から覆っている。
ポジションライト33は、ポジションライトリフレクタ37c(図5参照)、ポジションライトLED50P及びレンズ36からなる。
リフレクタ37の後面39eの上部には、複数の基盤取付部39fが一体に形成され、基盤取付部39fに上方に開口するねじ穴39gが開けられている。基盤取付部39fには、LED基盤50が、ねじ穴39gにねじ込まれたビス71で固定されている。
基盤取付部39fの上端面39hは、天井壁37fよりも高い位置に設けられるため、LED基盤50を天井壁37fから上方に隔てて配置することができ、LED基盤50と天井壁37fとの間に隙間72を設けることができる。これにより、LED基盤50周りの通気性を向上させることができ、LED基盤50からの放熱性を高めることができる。また、LED基盤50が前上がりに配置されるため、LED基盤50が水平に配置されているのに比べて、隙間72内の暖められた空気の上昇を促すことができ、より一層放熱性を高めることができる。
エーミング機構45は、調整ボルト75、止め輪76、Oリング77及びナット部材78からなる。
調整ボルト74は、ハウジング35の後壁35rに開けられたボルト挿通穴35wに通され、ボルト挿通穴35wから抜けないように、ハウジング35内に突出する調整ボルト74の軸部に止め輪76が嵌められている。調整ボルト74とボルト挿通穴35wの内周面との間にはOリング77が設けられている。これにより、Oリング77によって調整ボルト74とボルト挿通穴35wの内周面との隙間を密封することができ、ハウジング35内への土埃、雨水等の浸入が防止される。
調整ボルト74を回すことで、リフレクタ37が所定部分を中心にして回動し、光源である複数のLEDに対してリフレクタ37の角度が変更され、ヘッドライト31の光軸が変更される。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
31 ヘッドライト(灯火器)
35 ハウジング
37a ロービームリフレクタ
37b ハイビームリフレクタ
37c ポジションライトリフレクタ
37d ヘッドライトリフレクタ
37e 隔壁
50H ヘッドライトLED(ヘッドライト用LED光源)
50P ポジションライトLED(ポジションライト用LED光源)
51 ロービームLED(ロービーム用LED光源)
52 ハイビームLED(ハイビーム用LED光源)
53 第1ポジションライトLED(第1ポジションライト用LED光源)
54 第2ポジションライトLED(第2ポジションライト用LED光源)
Claims (5)
- ヘッドライト用LED光源(50H)と、ポジションライト用LED光源(50P)と、前記ヘッドライト用LED光源(50H)から照射される光を外部に反射するヘッドライトリフレクタ(37d)とをハウジング(35)内に備える車両用灯火器構造において、
前記ヘッドライトリフレクタ(37d)の上部に取付けられた基盤(50)に前記ヘッドライト用LED光源(50H)及び前記ポジションライト用LED光源(50P)が取付けられ、
前記ヘッドライトリフレクタ(37d)は、前記ポジションライト用LED光源(50P)から照射される光を外部に反射し、
前記ヘッドライト用LED光源(50H)は、ロービーム用LED光源(51)と、前記ロービーム用LED光源(51)が点灯時に消灯可能なハイビーム用LED光源(52)とを備え、
前記ポジションライト用LED光源(50P)は、前記ロービーム用LED光源(51)の前方に配置される第1ポジションライト用LED光源(53)と、前記ハイビーム用LED光源(52)の前方に配置される第2ポジションライト用LED光源(54)とからなり、第1ポジションライト用LED光源(53)は、第2ポジションライト用LED光源(54)よりも前方に配置されることを特徴とする車両用灯火器構造。 - 前記ヘッドライトリフレクタ(37d)は、前記ハイビーム用LED光源(52)の光を反射するハイビームリフレクタ(37b)と、前記ロービーム用LED光源(51)の光を反射するロービームリフレクタ(37a)とを備え、
前記ハイビームリフレクタ(37b)は、前記ロービームリフレクタ(37a)よりも車幅方向外側に配置され、
前記ポジションライト用LED光源(50P)は、前記ロービーム用LED光源(51)が点灯している時に点灯することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯火器構造。 - 前記ヘッドライトリフレクタ(37d)の前方に、前記ポジションライト用LED光源(50P)の光を反射して外部に照射するポジションライトリフレクタ(37c)を前記ヘッドライトリフレクタ(37d)と一体に備え、
前記ポジションライト用LED光源(50P)は、前記ヘッドライト用LED光源(50H)よりも前方に配置され、
前記ヘッドライトリフレクタ(37d)は、前記ポジションライト用LED光源(50P)からの光の一部を反射して外部に照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯火器構造。 - 前記ハウジング(35)の車幅方向中央部に前記ヘッドライトリフレクタ(37d)を左右に分ける隔壁(37e)を備え、前記隔壁(37e)は、前記ヘッドライト用LED光源(50H)の光を左右方向外側へ反射させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用灯火器構造。
- 前記隔壁(37e)は、側面視で視認可能に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用灯火器構造。
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